JP2012024354A - Foam generating device - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、高膨張泡消火装置に用いられる発泡機に関し、特には、耐震性を損なうことなく優れた発泡性能を確保しようとするものに関する。 The present invention relates to a foaming machine used for a high expansion foam fire extinguishing apparatus, and more particularly, to a machine intended to ensure excellent foaming performance without impairing earthquake resistance.
高膨張泡消火装置は、界面活性剤や安定剤を含む発泡剤を放射ノズルから放出し、周囲の空気を同伴しつつ発泡剤を発泡メッシュに衝突させることにより発泡させ、この泡による冷却および窒息効果により火災を消火するものである。高膨張泡消火装置は、ハロゲンガスやCO2ガスを用いた消火装置に比べて安全性が高く環境にも優しいことから、船舶の機関室やポンプ室内などの局所的な火災に対する消火装置として多用されつつある。そして、このような高膨張泡消火装置に用いられる発泡機としては、従来、筒状に形成された発泡機本体と、該発泡機本体の先端側に設けられた発泡用網と、発泡機本体内部に設けられ、発泡用網に向かって発泡剤を放射する放射ノズルとからなるものが提案されている(特許文献1参照。)。 High expansion foam fire extinguishing equipment releases foaming agent including surfactant and stabilizer from the radiation nozzle, foams by blowing foaming agent against foaming mesh while entraining surrounding air, and cooling and suffocation by this foam The fire is extinguished by the effect. High-expansion foam fire extinguishing equipment is safer and more environmentally friendly than fire extinguishing equipment using halogen gas or CO2 gas, so it is widely used as a fire extinguishing device for local fires such as engine rooms and pump rooms in ships. It's getting on. And as a foaming machine used for such a high expansion foam fire extinguishing apparatus, conventionally, a foaming machine main body formed in a cylindrical shape, a foaming net provided on the tip side of the foaming machine main body, and a foaming machine main body There has been proposed a radiation nozzle that is provided inside and radiates a foaming agent toward a foaming net (see Patent Document 1).
ところで、特許文献1にて提案されたような発泡機は、放射ノズルが発泡機本体内部に設けられていることから、充分な空気吸引量を確保するためには発泡機本体の長さを長くしなければならず、このようにした場合、発泡機全体の重量が増し振動発生時に応力箇所にかかる慣性力が増大することから、所期の耐震性が得られないという問題がある。特に、上述したような発泡機では、発泡機本体が空洞であることから、発泡機本体の半径方向の剛性が低く、振動が加わるたびに、たわみによる曲げ応力が発泡用網の取付け部に加わって、発泡用網が破損する。
By the way, in the foaming machine as proposed in
それゆえ、この発明は、耐震性を損なうことなく優れた発泡性能を発揮可能な発泡機を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a foaming machine capable of exhibiting excellent foaming performance without impairing earthquake resistance.
上記課題を解決するため、この発明の発泡機は、中空円筒状の胴体と、上記胴体の軸方向の一端における開口を覆う発泡メッシュと、上記胴体の軸方向の他端側に設けられ、上記胴体の内側を通じて上記発泡メッシュに向かって発泡剤を放射する放射ノズルと、を備えた発泡機であって、上記胴体の他端から上記軸方向に沿って伸延し、上記放射ノズルを胴体から離間させて支持する少なくとも2本の支持ロッドと、上記胴体に各々上記胴体の周方向に沿って環状に延びるとともに上記軸方向に相互に間隔をおいて位置する2以上の補強部材と、を備えることを特徴とするものである。 In order to solve the above problems, a foaming machine according to the present invention is provided on a hollow cylindrical body, a foam mesh covering an opening at one end of the body in the axial direction, and the other end side in the axial direction of the body. A foaming nozzle that radiates a foaming agent toward the foamed mesh through the inside of the fuselage, extending from the other end of the fuselage along the axial direction, and separating the radiation nozzle from the fuselage And at least two support rods to be supported, and two or more reinforcing members extending annularly along the circumferential direction of the body and spaced apart from each other in the axial direction. It is characterized by.
かかる発泡機にあっては、支持ロッドによって放射ノズルを胴体から充分離間させているので、放射ノズルから発泡剤を放射すると、所期の放射形態で発泡メッシュに衝突させることができるとともに、胴体と放射ノズルの間から充分な空気を吸引することができるので、優れた発泡性能(発泡倍率)を実現することができる。このとき、胴体に軸方向に相互に離間させて設けた環状の補強部材が胴体を半径方向に補強するため、放射ノズルを胴体から離間して配置してもなお、所期の耐震性を確保することができる。 In such a foaming machine, since the radiation nozzle is sufficiently separated from the fuselage by the support rod, when the foaming agent is radiated from the radiation nozzle, the foaming mesh can be made to collide with the foamed mesh in the desired radiation form, Since sufficient air can be sucked from between the radiation nozzles, excellent foaming performance (foaming ratio) can be realized. At this time, since the annular reinforcing members provided on the fuselage axially apart from each other reinforce the fuselage in the radial direction, even if the radiation nozzle is arranged away from the fuselage, the desired earthquake resistance is ensured. can do.
したがって、この発明の発泡機によれば、耐震性を損なうことなく優れた発泡性能を発揮することができる。 Therefore, according to the foaming machine of the present invention, excellent foaming performance can be exhibited without impairing the earthquake resistance.
なお、この発明の発泡機にあっては、上記補強部材のうち少なくとも一つは、胴体の内側から外側に向けてあるいは胴体の外側から内側に向けて凸形状をなす補強リブで構成されていることが好ましい。 In the foaming machine according to the present invention, at least one of the reinforcing members is composed of a reinforcing rib having a convex shape from the inside of the body toward the outside or from the outside of the body to the inside. It is preferable.
また、この発明の発泡機にあっては、上記胴体は2つの上記補強部材を有し、該2つの補強部材のうちの一方は、上記胴体の一端と該一端から胴体の軸方向長さの2.9〜20%の位置との間に配置されてなり、上記2つの補強部材のうちの他方は、上記胴体の他端と該他端から胴体の軸方向長さの2.9〜20%の位置との間に配置されてなることが好ましい。 Further, in the foaming machine of the present invention, the body has the two reinforcing members, and one of the two reinforcing members has one end of the body and the axial length of the body from the one end. The other of the two reinforcing members is 2.9-20% of the other end of the body and the axial length of the body from the other end. It is preferable that it is arrange | positioned between% positions.
さらに、この発明の発泡機にあっては、上記胴体は、上記胴体の軸方向の他端から半径方向外方に向けて延出し、該他端を全周に亘って取り囲む鍔部を有することが好ましい。 Furthermore, in the foaming machine according to the present invention, the body has a flange that extends radially outward from the other axial end of the body and surrounds the other end over the entire circumference. Is preferred.
さらに、この発明の発泡機にあっては、上記胴体の軸方向の他端から放射ノズルまでの距離をL1とし、上記発泡機の先端から上記放射ノズルまでの距離をL2としたとき、
0.25≦L1/L2≦0.48を満たすことが好ましい。
Furthermore, in the foaming machine of the present invention, when the distance from the other axial end of the body to the radiation nozzle is L1, and the distance from the tip of the foaming machine to the radiation nozzle is L2,
It is preferable to satisfy 0.25 ≦ L1 / L2 ≦ 0.48.
しかも、この発明の発泡機にあっては、上記胴体は、構造物への固定用のブラケットを有し、該ブラケットの幅は、胴体の周長の10%以上であることが好ましい。 And in the foaming machine of this invention, it is preferable that the said fuselage has a bracket for fixing to a structure, and the width | variety of this bracket is 10% or more of the periphery of a fuselage.
この発明によれば、耐震性を損なうことなく優れた発泡性能を発揮可能な発泡機を提供することができる。 According to this invention, it is possible to provide a foaming machine capable of exhibiting excellent foaming performance without impairing earthquake resistance.
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1に示すように、発泡機1は、中空円筒状の胴体2と、胴体2の軸方向Sの一端における開口を覆う発泡メッシュ3と、胴体2の軸方向Sの他端側に設けられ、胴体2の内側を通じて発泡メッシュ3に向かって発泡剤を放射する放射ノズル4と、を備えてなる。
As shown in FIG. 1, the
発泡メッシュ3は、円錐形状をなしその円錐角θ(図2参照。)は30°以上180未満°とすることができる。また発泡メッシュ3は、放射ノズル4から放射された発泡剤を貫通させる多数の孔を有していればよく、例えば金属製のパンチングプレートや金網で構成されたものを用いることができる。
The
胴体2は、軸方向Sの略中央位置に構造物への固定用のブラケット6を有しており、このブラケット6を介して船舶の機関室やポンプ室内の天井等に発泡機1を取り付けることができる。この例では、ブラケット6の幅W(ブラケット6の周方向の一端から他端までの直線距離)は、胴体2の周長の10%である。図中、符号6aは、構造物に固定する際に用いるボルト等を貫通させる穴を示している。
The
また胴体2には、胴体2の他端から軸方向Sに沿って伸延する少なくとも2本(ここでは3本)の帯状の支持ロッド7が設けられ、これにより放射ノズル4は胴体2から離間して支持されている。各支持ロッド7の先端は、放射ノズル4につながる配管P1(図4参照。)との接続に供するフランジ9に固定されている。このフランジ9には、上記配管P1を通って供給される発泡剤を各放射ノズル4に分岐する分岐ヘッド10が取り付けられている。
The
さらに胴体2には、各々胴体2の周方向に沿って環状に延びるとともに軸方向Sに相互に間隔をおいて位置する2以上(ここでは2つ)の補強部材11が設けられている。各補強部材11は、胴体2の内側から外側に向けて凸形状をなす補強リブで構成されている。なお、図示は省略するが、各補強部材11は、これに限らず胴体2の外側から内側に向けて凸形状をなす補強リブとしてもよく、あるいは金属製のリングもしくは等辺山形鋼をリング状に曲げ加工した部材としてもよい(図示省略)。
Further, the
また、2つの補強部材11のうちの一方は、胴体2の一端と該一端から胴体2の軸方向長さL3の2.9〜20%の位置との間に配置し、2つの補強部材11のうちの他方は、胴体2の他端と該他端から胴体2の軸方向長さL3の2.9〜20%の位置との間に配置することが所期の耐震性を確実に得る上で好ましい。この例では、2つの補強部材11のうちの一方を、胴体2の一端から胴体2の軸方向長さL3の14.3%の位置に配置し、2つの補強部材11のうちの他方を、胴体2の他端から胴体2の軸方向長さL3の14.3%の位置に配置している。
One of the two reinforcing
次いで、この発泡機1の作動について説明する。
Next, the operation of the
図4に示すように、発泡機1の放射ノズル4には配管P1が接続されており、この配管P1の上流側には図示しない発泡剤タンクやポンプ、弁、計装等が設けられている。なお、発泡機1は船舶の機関室の天井にボルトによって固定されているものとする。ここで、ポンプを起動すると発泡剤タンク内の発泡剤は配管P1を通って放射ノズル4から所定の圧力(例えば0.3〜0.5MPa)で放射される。放射された発泡剤は、周囲の空気を吸引しながら発泡メッシュ3に衝突する。このとき、放射ノズル4は支持ロッド7によって胴体2から充分離間して配置されているので、発泡剤を所期の放射形態で発泡メッシュ3に衝突させることができるとともに、胴体2と放射ノズル4の間から充分な空気を吸引することができるので、良好な発泡性能を得ることができる。また、胴体2には、軸方向Sに相互に間隔おいて環状の補強リブ11が設けられおり、この補強リブ11が胴体2を径方向に補強するため、放射ノズル4を胴体2から離間して配置してもなお、所期の耐震性を確保することができる。
As shown in FIG. 4, a pipe P1 is connected to the
また、上記実施形態の発泡機1においては、補強部材11を、胴体2の内側から外側に向けて凸形状をなす補強リブで構成したことから、重量を増加させることなく補強部材11を構成することができ、リングや等辺山形鋼をリング状に加工した部材を別途設ける場合と比べて振動時の慣性力を小さく抑えることができるので、より優れた耐震性を実現することができる。
Moreover, in the foaming
さらに、上記実施形態の発泡機1においては、2つの補強部材11のうちの一方は、胴体2の一端と該一端から胴体2の軸方向長さの2.9〜20%の位置との間に配置し、2つの補強部材11のうちの他方を、胴体2の他端と該他端から胴体2の軸方向長さの2.9〜20%の位置との間に配置したことから、半径方向の剛性が比較的低くなる胴体2の両開口端の近傍領域を確実に補強することが可能となり、所期の耐震性を確実に確保することができる。
Further, in the foaming
なお、この発明において、胴体2の軸方向Sの他端から放射ノズル4までの距離をL1とし、発泡メッシュ3の先端から放射ノズル4までの距離をL2としたとき、0.25≦L1/L2≦0.48とすることが好ましく、0.39≦L1/L2≦0.48とすることがより好ましい。これによれば発泡性能と耐震性とをさらに高次元で両立させることができる。L1/L2が0.25未満の場合には、胴体2と放射ノズル4との距離が小さすぎ発泡剤の放射時に充分な空気を吸引、同伴することが困難となって発泡性能が低下するおそれがある。一方、L1/L2が0.48を超える場合には、放射ノズル4から発泡メッシュ3までの距離が大きくなり過ぎて所期の放射形態で発泡メッシュ3に衝突させることができなくなり発泡性能が低下するのに加えて、発泡機1の全長が長くなる結果、振動発生時の慣性力が過大となり耐震性が低下するおそれがある。
In the present invention, when the distance from the other end in the axial direction S of the
また、この発明において、ブラケット6の幅Wは、胴体2の周長の10%以上とすることが好ましく、15%以上とすることがより好ましい。これによれば、振動時の胴体2の変形量をより小さくすることができるので、耐震性をより一層高めることができる。
In the present invention, the width W of the
次いで、この発明にしたがう他の実施形態について説明する。図5に示す実施形態の発泡機1においては、胴体2に、胴体2の軸方向Sの他端から半径方向外方に向けて延出し、該他端を全周に亘って取り囲む鍔部12が設けられている。このように支持ロッド7が連結されている胴体2の他端に鍔部12を設けることにより、支持ロッド7が連結され振動時の慣性力が増大する胴体2の他端における径方向剛性を効果的に高めることができ、耐震性をより高めることができる。
Next, another embodiment according to the present invention will be described. In the foaming
以上、図示例に基づきこの発明を説明したが、この発明は上述の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載内で適宜変更することができる。例えば、上記実施形態では、補強部材11は胴体2に2つ設けると説明したが3つ以上設けてもよい。また、図5の例において、鍔部12は胴体2の他端にのみ設けているが、発泡メッシュ3が配置されている、胴体2の一端にも同様の鍔部を設けてもよい(図示省略)。
Although the present invention has been described based on the illustrated examples, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately changed within the scope of the claims. For example, in the above embodiment, it has been described that two reinforcing
次に、この発明の効果を確認するため種々の性能試験を行ったので以下説明する。 Next, various performance tests were conducted to confirm the effects of the present invention, which will be described below.
実施例1の発泡機は、図5に示す構成を備え、発泡メッシュの円錐角θは88°である。胴体には、胴体の軸方向の一端から胴体の軸方向長さL3の約14.3%の位置と、胴体の軸方向の他端から胴体の軸方向長さL3の約14.3%の位置とにそれぞれ補強リブが設けられている。また、胴体の軸方向の他端から放射ノズルまでの距離L1と、発泡メッシュの先端から放射ノズルまでの距離L2との比であるL1/L2は、0.43である。
また、胴体には、胴体の軸方向の他端から半径方向外方に向けて延出し、該他端を全周に亘って取り囲む鍔部が設けられている。
The foaming machine of Example 1 has the configuration shown in FIG. 5, and the cone angle θ of the foamed mesh is 88 °. The fuselage has a position of about 14.3% of the axial length L3 of the fuselage from one axial end of the fuselage and about 14.3% of the axial length L3 of the fuselage from the other axial end of the fuselage. Reinforcing ribs are provided at each position. Further, L1 / L2 which is a ratio of the distance L1 from the other end in the axial direction of the trunk to the radiation nozzle and the distance L2 from the tip of the foam mesh to the radiation nozzle is 0.43.
Further, the trunk is provided with a collar portion that extends radially outward from the other axial end of the trunk and surrounds the other end over the entire circumference.
実施例2の発泡機は、胴体の軸方向の他端から放射ノズルまでの距離L1を実施例1の発泡機に比べて小さくしたものであり、L1/L2は0.39である。その他の構成は実施例1の発泡機と同様である。 In the foaming machine of Example 2, the distance L1 from the other end in the axial direction of the trunk to the radiation nozzle is made smaller than that of the foaming machine of Example 1, and L1 / L2 is 0.39. Other configurations are the same as those of the foaming machine of the first embodiment.
実施例3の発泡機は、胴体の軸方向の他端から放射ノズルまでの距離L1を実施例1の発泡機に比べて大きくしたものであり、L1/L2は0.48である。その他の構成は実施例1の発泡機と同様である。 In the foaming machine of Example 3, the distance L1 from the other end in the axial direction of the trunk to the radiation nozzle is made larger than that of the foaming machine of Example 1, and L1 / L2 is 0.48. Other configurations are the same as those of the foaming machine of the first embodiment.
比較例1の発泡機は、胴体に補強リブおよび鍔部を有していないことを除いて、実施例1の発泡機と同様の構成を備えるものである。 The foaming machine of Comparative Example 1 has the same configuration as the foaming machine of Example 1 except that the fuselage does not have reinforcing ribs and flanges.
(胴体剛性に関する試験)
補強リブを有する実施例1の発泡機と補強リブおよび鍔部を有さない比較例1の発泡機に対して、胴体に半径方向の荷重を加えた場合の半径方向のたわみ量を計測した。試験結果を図6に示す。補強リブを設けた実施例1の方が、特に60kg以上の高荷重領域において、特に変形量が少なくなっており、振動に対しても変形量が小さくできることが分かる。
(Test on fuselage stiffness)
The amount of deflection in the radial direction when a radial load was applied to the fuselage was measured for the foaming machine of Example 1 having reinforcing ribs and the foaming machine of Comparative Example 1 having no reinforcing ribs and flanges. The test results are shown in FIG. It can be seen that in Example 1 provided with the reinforcing rib, the amount of deformation is particularly small in a high load region of 60 kg or more, and the amount of deformation can be reduced even with respect to vibration.
(振動試験)
実施例1および比較例1の発泡機につき以下の方法により振動試験を行った。振動試験は、IMO(国際海事機関)で定められる規則(MSC/Cire.1165 4.15)に準拠して行うものとする。具体的には、共振周波数にて120分振動させ、耐震性を評価する。なお、共振周波数は、振幅1mm(最大振幅値の1/2)で、5Hzから40Hzにかけて5分/オクターブの割合で連続して振動させることにより調査する。試験結果を図7(a)、(b)および図8(a)、(b)並びに表1に示す。図7(a)および図8(a)は、発泡機の胴体に取り付けられた加速度センサのデータを示しており、図7(b)および図8(b)は、発泡機の放射ノズルに取り付けられた加速度センサのデータを示している。また図7および8において、グラフの横軸は振動数(Hz)であり、縦軸は加速度(G)である。表1には、図7および8から読み取った各発泡機における共振振動数と最大加速度を示す。なお、表1中の振幅は、以下の数式により加速度と振動数により算出された値である。ここで、数式中、「D.A」は振幅(mm)であり、「G」は加速度(G)であり、「Hz」は共振振動数(Hz)である。
(Vibration test)
A vibration test was performed on the foaming machines of Example 1 and Comparative Example 1 by the following method. The vibration test shall be conducted in accordance with the rules (MSC / Cire. 1165 4.15) established by IMO (International Maritime Organization). Specifically, vibration resistance is evaluated for 120 minutes at the resonance frequency. The resonance frequency is investigated by continuously vibrating at a rate of 5 minutes / octave from 5 Hz to 40 Hz with an amplitude of 1 mm (1/2 of the maximum amplitude value). The test results are shown in FIGS. 7A and 7B, FIGS. 8A and 8B, and Table 1. FIG. FIGS. 7 (a) and 8 (a) show data of an acceleration sensor attached to the body of the foaming machine, and FIGS. 7 (b) and 8 (b) are attached to the radiation nozzle of the foaming machine. The data of the obtained acceleration sensor is shown. 7 and 8, the horizontal axis of the graph is the frequency (Hz), and the vertical axis is the acceleration (G). Table 1 shows the resonance frequency and the maximum acceleration in each foaming machine read from FIGS. In addition, the amplitude in Table 1 is a value calculated from acceleration and vibration frequency by the following mathematical formula. Here, in the formula, “DA” is an amplitude (mm), “G” is an acceleration (G), and “Hz” is a resonance frequency (Hz).
表1に示す結果から、補強リブおよび鍔部を設けていない比較例1の発泡機の振幅が35.2mmであるのに対して、補強リブおよび鍔部を設けた実施例1の発泡機の振幅は10.6mmである。実施例1の発泡機の最大振幅は、比較例1の発泡機の約30%にまで小さくなっており、この最大振幅の低下によって、振動により発泡機が損傷する問題が解決されることが分かる。また、実施例1および比較例1の発泡機につき、目視による検査および浸透探傷試験を行ったところ、実施例1の発泡機には損傷が発生していなかったのに対し、比較例1の発泡機では、発泡メッシュの取付け部に破断が生じ、また支持ロッドやブラケットと胴体との連結箇所に亀裂が発生するのが確認された。 From the results shown in Table 1, the amplitude of the foaming machine of Comparative Example 1 without the reinforcing rib and the flange portion is 35.2 mm, whereas the amplitude of the foaming machine of Example 1 with the reinforcing rib and the flange portion is shown. The amplitude is 10.6 mm. The maximum amplitude of the foaming machine of Example 1 is reduced to about 30% of the foaming machine of Comparative Example 1, and it can be seen that the problem of damaging the foaming machine due to vibration is solved by the reduction of the maximum amplitude. . Further, when the visual inspection and the penetrant flaw detection test were performed on the foaming machine of Example 1 and Comparative Example 1, the foaming machine of Example 1 was not damaged, whereas the foaming of Comparative Example 1 In the machine, it was confirmed that the attachment part of the foamed mesh was broken, and cracks were generated at the connection points between the support rod and bracket and the fuselage.
(固定用のブラケットの幅が胴体強度に及ぼす影響の調査試験)
固定用のブラケットの幅Wが胴体強度に及ぼす影響を調べるため、図5に示す構造の発泡機につきブラケットの幅Wを様々に変更したものを試作して試験を行った。試験は、発泡機をブラケットを介して構造物に固定した状態で、ブラケットに対向する位置A(図3参照)に接線方向の荷重Fを加えてA点における変位量(mm)を測定することにより行った。図9に試験結果を示す。なお、グラフの縦軸は単位荷重あたりの変化量を示し、グラフの横軸は胴体の周長に対するブラケットの幅の割合(%)を示している。このグラフから、胴体のブラケットの幅を大きくすればするほど、胴体の変形量は小さくなることが分かる。
(Investigation test of the effect of fixing bracket width on fuselage strength)
In order to investigate the influence of the fixing bracket width W on the fuselage strength, a variety of foaming machines having the structure shown in FIG. The test is to measure the displacement (mm) at point A by applying a tangential load F to the position A (see FIG. 3) facing the bracket with the foaming machine fixed to the structure via the bracket. It went by. FIG. 9 shows the test results. The vertical axis of the graph represents the amount of change per unit load, and the horizontal axis of the graph represents the ratio (%) of the width of the bracket to the circumference of the body. From this graph, it can be seen that the larger the width of the body bracket, the smaller the amount of deformation of the body.
(発泡性能試験)
実施例1〜3の発泡機につき以下の方法により発泡性能(発泡倍率)試験を行った。発泡性能試験は、容積V(L)の容器内部に高膨張泡を放出して、泡が容器を満たすまでの時間t(秒)を計測する方法で行った。放射ノズルの放射圧力P(MPa)における流量をQ(L/分)とすると、発泡倍率Eは次の計算式から求められる。
(Foaming performance test)
The foaming performance (foaming ratio) test of the foaming machines of Examples 1 to 3 was performed by the following method. The foaming performance test was carried out by a method of measuring time t (seconds) until the foam fills the container by releasing the highly expanded foam inside the container having the volume V (L). When the flow rate at the radiation pressure P (MPa) of the radiation nozzle is Q (L / min), the expansion ratio E can be obtained from the following calculation formula.
各仕様の発泡機において、放射ノズルの放射圧力Pを変えて発泡倍率の計測を行い、発泡性能を評価した。試験結果を図10のグラフに示す。なお、図10のグラフ中、縦軸は基準発泡倍率に対する計測した発泡倍率の比を示し、横軸は基準圧力に対する放射ノズルの圧力の比を示しており、縦軸の数値が大きくなるほど発泡性能が良好であることを示している。 In the foaming machine of each specification, the foaming ratio was measured by changing the radiation pressure P of the radiation nozzle, and the foaming performance was evaluated. The test results are shown in the graph of FIG. In the graph of FIG. 10, the vertical axis represents the ratio of the measured foaming ratio to the reference foaming ratio, the horizontal axis represents the ratio of the pressure of the radiation nozzle to the reference pressure, and the larger the numerical value on the vertical axis, the larger the foaming performance. Is good.
以上の試験結果からも明らかなように、支持ロッドによって、放射ノズルを胴体から離間させて支持するとともに、胴体に補強部材を設けることによって、耐震性と発泡性能の両立を図ることができる。特に、図10のグラフからも明らかなように、L1/L2の値を適正化することにより、発泡性能をより一層高めることができることが確認される。 As is clear from the above test results, both the earthquake resistance and the foaming performance can be achieved by supporting the radiation nozzle by separating it from the body with the support rod and providing the reinforcing member on the body. In particular, as is clear from the graph of FIG. 10, it is confirmed that the foaming performance can be further improved by optimizing the value of L1 / L2.
この発明によって、耐震性を損なうことなく優れた発泡性能を発揮可能な発泡機を提供することが可能となった。 By this invention, it has become possible to provide a foaming machine capable of exhibiting excellent foaming performance without impairing the earthquake resistance.
1 発泡機
2 胴体
3 発泡メッシュ
4 放射ノズル
6 ブラケット
7 支持ロッド
9 フランジ
10 分岐ヘッド
11 補強部材(補強リブ)
12 鍔部
DESCRIPTION OF
12 Buttocks
Claims (6)
前記胴体の他端から前記軸方向に沿って伸延し、前記放射ノズルを胴体から離間させて支持する少なくとも2本の支持ロッドと、
前記胴体に各々前記胴体の周方向に沿って環状に延びるとともに前記軸方向に相互に間隔をおいて位置する2以上の補強部材と、を備えることを特徴とする発泡機。 A hollow cylindrical body, a foam mesh covering an opening at one end in the axial direction of the body, and provided on the other end side in the axial direction of the body, radiating a foaming agent toward the foam mesh through the inside of the body A foaming machine comprising:
At least two support rods extending from the other end of the body along the axial direction and supporting the radiation nozzle away from the body;
A foaming machine comprising: two or more reinforcing members that extend annularly along the circumferential direction of the body and are spaced apart from each other in the axial direction.
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JP2010166341A JP2012024354A (en) | 2010-07-23 | 2010-07-23 | Foam generating device |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016067948A (en) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 日本ドライケミカル株式会社 | Foaming device for foam extinguishment facility |
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-
2010
- 2010-07-23 JP JP2010166341A patent/JP2012024354A/en not_active Withdrawn
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