JP2012022030A - ペンタ光学素子ユニット及びこのペンタ光学素子ユニットを使った面形状測定装置 - Google Patents

ペンタ光学素子ユニット及びこのペンタ光学素子ユニットを使った面形状測定装置 Download PDF

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聡 川戸
Yuichi Sugitani
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Abstract

【課題】 製造及び加工が容易なペンタ光学素子ユニット及びペンタ光学素子ユニットを用いた面形状測定装置を提供する。
【解決手段】 ペンタ光学素子ユニット(110)は、入射光の一部の光を反射させるとともに入射光の一部の光を透過させるハーフミラー面(11)と、このハーフミラー面から所定角度傾いて配置されハーフミラー面で反射された光を反射させる第1ミラー面(21)とを有する第1ペンタ光学素子(111)と、ハーフミラー面に対して所定の頂角(α)をなす透過面(12)を有するくさび光学素子(10)と、ハーフミラー面及び透過面を透過した光を反射させる第2ミラー面(31)と第2ミラー面で反射された光を反射させる第3ミラー面(41)とを有する第2ペンタ光学素子(112)と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、ペンタ光学素子を有するペンタ光学素子ユニットに関する。また大型の平面ミラーの表面形状を測定するペンタ光学素子ユニットを使った面形状測定装置に関する。
ペンタミラーは、一般的には2枚のミラーの角度が配置されており、入射光は2枚のミラーによって2回の反射し入射光を90度偏向させて射出する。ペンタミラーは、入射光が1つ目のミラーに入射する角度にかかわらずその入射光を90度偏向させて射出させるという特徴を有する。それぞれのミラーがちょうど45度を傾くように2枚のミラーは金物等で固定されるが、その金物等はミラーを固定する角度がちょうど45度になるように正確に製造されている。
また、上記のようなペンタミラー等のペンタ光学素子を2つ組み合わせることにより、被測定物の傾斜角度を測定する方法が知られている。非特許文献1には、リファレンス用のペンタプリズムと、測定用のペンタプリズムとの2組のペンタ光学素子から成るペンタ光学素子ユニットを使用した面形状測定装置が示されている。
J.H.Burge,et al."Optical surface measurements for very large flat mirrors" in Advanced Optical and Mechanical Technologies in Telescopes and instrumentation, edited by Eli Atad-Ettedgui,Dietrich Lemke,Proc.of SPIE Vol.7018,701817,(2008)
しかし、このようなペンタ光学素子ユニットにおける各ペンタ光学素子の反射面及び透過面は、高い精度で互いの配置角度が調整されなければならず、そのために金物等の製造公差を厳しくする必要があり、その作製はきわめて困難である。さらにこのことは装置全体のコストアップになっていた。
第1観点のペンタ光学素子ユニットは、入射光の一部の光を反射させるとともに入射光の一部の光を透過させるハーフミラー面と、このハーフミラー面から所定角度傾いて配置されハーフミラー面で反射された光を反射させる第1ミラー面とを有する第1ペンタ光学素子と、ハーフミラー面に対して所定の頂角をなす透過面を有するくさび光学素子と、ハーフミラー面及び透過面を透過した光を反射させる第2ミラー面と第2ミラー面で反射された光を反射させる第3ミラー面とを有する第2ペンタ光学素子と、を備える。
第2観点の面形状測定装置は、被測定面の面形状を測定する面形状測定装置であって、所定波長の光を照射する光源部と、光を分岐するビームスプリッタと、ビームスプリッタから光をコリメートするコリメータレンズと、コリメータレンズからの一部の光を反射させるとともに一部の光を透過させるハーフミラー面と、このハーフミラー面から所定角度傾いて配置されハーフミラー面で反射された光を反射させる第1ミラー面とを有する第1ペンタ光学素子と、ハーフミラー面に対して所定の頂角をなす透過面を有するくさび光学素子と、ハーフミラー面を透過した光を反射させる第2ミラー面と第2ミラー面で反射された光を反射させる第3ミラー面とを有する第2ペンタ光学素子と、第1ミラー面で反射された光と第3ミラー面で反射された光とが被測定面に投射され、被測定面からの反射光をコリメータレンズ及びビームスプリッタを介して受光する受光部と、を備える。
本発明の態様によれば、製造及び加工が容易なペンタ光学素子ユニット、及びペンタ光学素子ユニットを用いた面形状測定装置を提供することができる。
面形状測定装置1000の概略構成図である。 面形状測定装置1000による面形状測定のフローチャートである。 オートコリメータ90及び第2ペンタ光学素子102の拡大図である。 ペンタミラーユニット110の概略構成図である。 くさび光学素子10の拡大図である。 ペンタプリズムユニット200の概略構成図である。 ペンタミラーユニット300の概略構成図である。 頂角可変ペンタミラー400の概略構成図である。 (a)は、ペンタミラー500の概略構成図である。 (b)は、くさび光学素子510の概略構成図である。 (a)は、色消しプリズムペンタミラー600の概略構成図である。 (b)は、くさび光学素子610の分解概略図である。 色消しプリズムペンタミラー700の概略構成図である。 射出される光束が互いに非平行なペンタミラーユニット800の概略構成図である。
<面形状測定装置1000>
図1は、面形状測定装置1000の概略構成図である。図1には、参考のために一部の光路を1点鎖線で示している。以下、入射光の進む方向をX軸方向、紙面の奥行き方向をY軸方向、上下方向でありX軸Y軸方向に垂直な方向をZ軸方向としてとして説明する。
面形状測定装置1000は、主に、オートコリメータ90と、レーザー測長装置99と、ペンタ光学素子ユニット100とにより構成されている。ペンタ光学素子ユニット100は、第1ペンタ光学素子101と第2ペンタ光学素子102とにより構成されている。ペンタ光学素子ユニット100は、第2ペンタ光学素子102をX軸方向に移動させる移動機構(不図示)を有している。移動機構は、望遠鏡や露光装置に使用される大型の平面反射鏡などの被測定物1003に対して第2ペンタ光学素子102をX軸方向に移動させる。また移動機構は被測定物1003に対して面形状測定装置1000をY軸方向に移動させる。
第1ペンタ光学素子101及び第2ペンタ光学素子102は、オートコリメータ90から発せられた光を入射光とし、この入射光を90度偏向させて−Z軸方向に射出する。第1ペンタ光学素子101と被測定物1003との間には第1シャッタ91が配置されており、必要に応じて開閉される。第2ペンタ光学素子102と被測定物1003との間には第2シャッタ92が配置されており、必要に応じて開閉される。第1シャッタ91又は第2シャッタ92の下側(−Z軸方向)には被測定物1003が配置される。
オートコリメータ90から射出された光は第1ペンタ光学素子101に入射し、−Z軸方向に光を反射する。反射された光は被測定物1003の一部の領域に照射される。この照射領域は被測定物1003の基準面1001となる。基準面1001で反射された光は第1ペンタ光学素子101を通ってオートコリメータ90に戻る。
また、オートコリメータ90より射出された光は第1ペンタ光学素子101を通りぬけて第2ペンタ光学素子102に入射し、−Z軸方向に光を反射する。反射された光は被測定物1003の一部の領域に照射される。この照射領域は被測定物1003の測定面1002となる。測定面1002で反射された光は第2ペンタ光学素子102及び第1ペンタ光学素子101を通ってオートコリメータ90に戻る。図1では、第2ペンタ光学素子102で反射された入射光が第2シャッタ92により遮られている状態が示されている。
オートコリメータ90では、基準面1001から戻った光と測定面1002から戻った光とが計測され、それらの戻った光の計測位置の違いにより基準面1001に対する測定面1002の傾きを求めることができる。また、レーザー測長装置99は、第2ペンタ光学素子102に設けられた移動鏡98にレーザーを照射し、移動鏡98から反射して戻ってきた光から第2ペンタ光学素子102までの距離を測定することができ、第2ペンタ光学素子102からの光の照射位置を特定することができる。
図2は、面形状測定装置1000による面形状測定のフローチャートである。
まず、ステップS101で、第1シャッタ91を開き第2シャッタ92を閉じた状態にする。これにより、オートコリメータ90からの光が第1ペンタ光学素子101で反射され、被測定物1003の基準面1001に照射される。基準面1001で反射された光は、再び第1ペンタ光学素子101で反射され、オートコリメータ90内に配置された受光部96(図3参照)に集光する。オートコリメータ90は集光された光の位置を測定する。集光する位置の位置情報はオートコリメータ90の計算部97(図3参照)へ送られる。
ステップS102では、第1シャッタ91を閉じ第2シャッタ92を開いて状態にする。これにより、オートコリメータ90からの光が第1ペンタ光学素子101を透過し、第2ペンタ光学素子102で反射され、被測定物1003の測定面1002に照射される。測定面1002で反射された光は、再び第2ペンタ光学素子102で反射され第1ペンタ光学素子101を透過し、オートコリメータ90内に配置された受光部96(図3参照)に集光する。オートコリメータ90は集光された光の位置を測定する。集光する位置の位置情報はオートコリメータ90の計算部97(図3参照)へ送られる。
ステップS103では、第2ペンタ光学素子102の位置の測定を行う。レーザー測長装置99から第2ペンタ光学素子102の移動鏡98に照射される光と反射されて戻ってきた光とを干渉させる。これにより、第2ペンタ光学素子102の位置を特定する。第2ペンタ光学素子102の位置情報は計算部97に送られる。
ステップS104では、被測定物1003の測定面1002がすべて測定し終わったか判断する。すべての測定面1002が測定し終わったらステップS106に進み、測定し終わっていないならステップS105に進む。
ステップS105では、不図示の移送機構によって第2ペンタ光学素子102が±X軸方向に移動する。また必要に応じて不図示の移送機構は被測定物1003を±Y軸方向に移動させる。
ステップS106では、計算部97で測定面1002の基準面1001に対する傾きζが計算される。以上のようなステップにより、被測定物1003上の複数の測定面1002の基準面1001に対する傾きを求めることができる。
図3は、オートコリメータ90、レーザー測長装置99及び第2ペンタ光学素子102の概略構成図である。図3では、測定面1002が基準面1001に対して0度の傾きではなく、傾きζだけ傾いている。集光点96aと集光点96bとが異なる位置に集光される様子が示されている。図3では、第2ペンタ光学素子102の−Z軸方向に基準面1001は無いが、傾きζを示すために点線で基準面1001を示している。
オートコリメータ90は、光源部93、ビームスプリッタ94、コリメータレンズ95、受光部96及び計算部97により構成されている。光源部93は例えば633nmの波長を射出するHe−Neレーザーである。光源部93から発せられた光は、ビームスプリッタ94を通りコリメータレンズ95により平行光にされ、ペンタ光学素子ユニット100に向かう。また、基準面1001からオートコリメータ90へ戻った光は、コリメータレンズ95で集光され、ビームスプリッタ94で反射されて受光部96の集光点96aに入射する。他方、測定面1002により反射されてオートコリメータ90に戻る戻り光は、コリメータレンズ95で集光され、ビームスプリッタ94で反射されて受光部96の集光点96bに入射する。集光点96a及び集光点96bの位置情報は計算部97に送られる。
図3では、光源部93から測定面1002へ向かう光の光路及び基準面1001からの戻り光が受光部96に集光するまでの光路の一部を点線で示している。また、測定面1002により反射され、受光部96に集光するまでの光の光路を1点鎖線で示している。集光点96aと集光点96bとの位置情報から集光点96aと集光点96bとの距離A1が求められ、距離A1から傾きζが計算部97により計算される。レーザー測長装置99からの第2ペンタ光学素子102の位置情報とともに傾きζが計算部97に記憶される。
面形状測定装置1000は、測定面1002が基準面1001に対して傾きζを測定するものである。このため、傾きζの精度を向上させるためには、第1ペンタ光学素子101から基準面1001に照射される光と第2ペンタ光学素子102から基準面1002に照射される光とが平行にすることが重要である。
<ペンタミラーユニット110>
面形状測定装置1000に用いられるペンタ光学素子ユニット100には、2つのペンタミラーを組み合わせたペンタミラーユニット110を用いることができる。以下にペンタミラーユニット110について説明する。
図4は、ペンタミラーユニット110の概略構成図である。ペンタミラーユニット110は、主に、第1ペンタミラー111と、第2ペンタミラー112とにより構成されている。第1ペンタミラー111は主に、ハーフミラー面11と透過面12とを有するくさび光学素子10と、第1ミラー面21を有する第1ミラー20とにより構成される。くさび光学素子10と第1ミラー20とは、ハーフミラー面11と第1ミラー面21とが角度γ1を成すように金物(不図示)に固定されている。また、くさび光学素子10は、ハーフミラー面11と透過面12との頂角が角度αとなるように形成されている。
第2ペンタミラー112は、第2ミラー面31を有する第2ミラー30と第3ミラー面41を有する第3ミラー40とにより構成されている。第2ミラー30と第3ミラー40とは、第2ミラー面31と第3ミラー面41とが角度γ2を成すように金物に固定されている。
ペンタミラーユニット110は、外部(例えば図1で示されたオートコリメータ90)からの入射光が第1ペンタミラー111に入射されて用いられる。外部からのペンタミラーユニット110への入射光LW11は、第1ペンタミラー111に入射する。入射光LW11は、くさび光学素子10のハーフミラー面11で反射され、光束LW12となって第1ミラー20に向かう。光束LW12は第1ミラー20の反射面21で反射され、光束LW13となる。角度γ1が45度である時、光束LW13は入射光LW11と90度の方向に射出される。
他方、入射光LW11はくさび光学素子10を通過し、透過面12から射出して光束LW21となり、第2ペンタミラー112に向かう。光束LW21は第2ミラー30の第2ミラー面31で反射されて光束LW22となる。光束LW22は第3ミラー40に向かい、第3ミラー40の第3ミラー面41で反射されて光束LW23となる。角度γ2が45度である時、光束LW23は、光束LW21と90度の方向に射出される。
くさび光学素子10の角度αが0度であり、角度γ1が正確に45度で、角度γ2が正確に45度になっていた場合、光束LW13と光束LW23とは平行光となる。しかし、角度γ1及び角度γ2が正確に45度になるように金物を作製するのは困難であり、費用もかかる。ペンタミラーユニット110では、角度γ1又は角度γ2が正確に45度になっていなくてもくさび光学素子10の角度αを調節することで光束LW13と光束LW23とを平行光とすることができる。
図5は、くさび光学素子10の拡大図である。入射光LW11がくさび光学素子10のハーフミラー面11に入射して光束LW11’となってくさび光学素子10内を進む。光束LW11のハーフミラー面11への入射角をθ1、光束LW11のハーフミラー面11での屈折角をθ2、くさび光学素子10の屈折率をnとすると、以下の式が成り立つ。
sinθ1=n×sinθ2・・・(1)
光束LW11’の透過面12への入射角をθ3、光束LW11’の透過面12での屈折角をθ4とすると、以下の式が成り立つ。
n×sinθ3=sinθ4・・・(2)
また、屈折角θ2、入射角θ3及びくさび光学素子10の頂角αは、以下の関係が成り立っている。
θ2+θ3=α・・・(3)
さらに、入射角θ1、屈折角θ4、頂角αおよび透過偏角εは、以下の関係が成り立っている。
ε=θ1+θ4−α・・・(4)
屈折角θ4は式(2)により入射角θ3で決まり、入射角θ3は式(3)により屈折角θ2と頂角αとにより決まり、屈折角θ2は入射角θ1により決まる。つまり屈折角θ4は入射角θ1と頂角αとにより決まる。そのため、式(4)より、透過偏角εは入射角θ1と頂角αとにより決まることが示される。
入射角θ1を固定とした場合、透過偏角εはくさび光学素子10の頂角αにより制御することができる。すなわち、第1ペンタ光学素子111を反射した光束LW13と、第2ペンタ光学素子112を反射した光束LW23との相対角度をくさび光学素子10の頂角αにより制御することができる。
以上から、くさび光学素子10の頂角αの製造公差のみを精度を高くして調節すればその他のペンタミラーユニット110の製造公差の精度を低くしても、光束LW13と光束LW23との相対角度を調節することが可能であることがわかる。結果としてペンタミラーユニット110全体の製造を容易にすることができる。
またくさび光学素子10の頂角αが0度でない時には、透過偏角εは第1ペンタミラー111をY軸中心で回転させ、入射角θ1を変化させることでも制御可能である。第1ペンタミラー111をY軸中心で回転させても、第1ペンタミラー111への入射光LW11と、第1ペンタミラー111から射出される光束LW13との相対角度は変わらない。しかし式(4)より、くさび光学素子10への入射角θ1が変わることにより透過偏角εは変化する。そのため、ペンタミラーユニット110を作製した後にも透過偏角εの微調整が可能となる。
<ペンタプリズムユニット200>
面形状測定装置1000に用いられるペンタ光学素子ユニット100には、2つのペンタプリズムを組み合わせたペンタプリズムユニット200を用いることもできる。以下にペンタプリズムユニット200について説明する。
図6は、ペンタプリズムユニット200の概略構成図である。ペンタプリズムユニット200は、主に、第1ペンタプリズム201と、第2ペンタプリズム202とにより構成されている。第1ペンタプリズム201にはハーフミラー面211と第1ミラー面221とが形成されている。第1ペンタプリズム201に入射した入射光LW11は、ハーフミラー面211と第1ミラー面221とで反射されて光束LW13を射出する。また、第1ペンタプリズム201のハーフミラー面211にはくさび光学素子210が組み合わせられている。くさび光学素子210は、光束を射出または入射する透過面212とハーフミラー面211とが頂角αをなすように形成されているプリズムである。入射光LW11はハーフミラー面211からくさび光学素子210に入射し、透過面212から光束LW21を射出する。第2ペンタプリズム202は、第2ミラー面231と第3ミラー面241とを有している。第2ペンタプリズム201に入射する光束LW21は、第2ミラー面231と第3ミラー面241とで反射されて光束LW23として第2ペンタプリズム202を射出する。
頂角α=22.5°のとき、透過偏角は0°であるが、ペンタミラーユニット110と同じく、ペンタプリズムユニット200も、光束LW13と光束LW23との相対角度をくさび光学素子210の頂角αを調節することにより制御することができる。
<ペンタミラーユニット300>
ペンタ光学素子ユニットは3つ以上のペンタ光学素子を組み合わされて形成しても良い。以下に3つのペンタミラーが組み合わされたペンタミラーユニット300について説明する。
図7は、ペンタミラーユニット300の概略構成図である。ペンタミラーユニット300は、第1ペンタミラー301と、第2ペンタミラー302と、第3ペンタミラー303とにより構成されている。第1ペンタミラー301は、ハーフミラー面311と透過面312とが頂角α1となるように形成されたくさび光学素子310と、第1ミラー面321を有する第1ミラー320とにより構成される。第2ペンタミラー302は、ハーフミラー面331と透過面332とが頂角α2となるように形成されたくさび光学素子330と、第1ミラー面341を有する第1ミラー340とにより構成される。第3ペンタミラー303は、第2ミラー面351を有する第2ミラー350と、第3ミラー面361を有する第3ミラー360とにより構成される。
第1ペンタミラー301に入射する入射光LW11は、ハーフミラー面311及び第1ミラー面321により反射されて光束LW13となり第1ペンタミラー301を射出される。また、入射光LW11はハーフミラー面311からくさび光学素子310に入射し、透過面312より光束LW21となって射出される。光束LW21は第2ペンタミラー302に入射する。光束LW21は、ハーフミラー面331及び第1ミラー面341により反射されて光束LW23となり第2ペンタミラー302を射出される。また、光束LW21はハーフミラー面331からくさび光学素子330に入射し、透過面332より光束LW31となって射出される。光束LW31は第3ペンタミラー303に入射する。光束LW31は、第2ミラー351及び第3ミラー361により反射されて光束LW33となって第3ペンタミラー303を射出される。
ペンタミラーユニット300は、くさび光学素子310の頂角α1を調節することにより光束LW21が透過面312を射出する角度が制御され、くさび光学素子320の頂角α2を調節することにより光束LW31が透過面332を射出する角度が制御される。光束LW21及び光束LW31の射出される角度が制御されることにより、それぞれ光束LW23及び光束LW33の射出される角度が制御される。そのため、光束LW13、光束LW23および光束LW33の各光束の相対角度を制御することが可能となり、3本の平行光束を生成することができる。このように、複数のペンタミラーを組み合わせてペンタミラーユニットを形成することで、複数の平行光束を生成することができる。
<頂角可変ペンタミラー400>
図4に示したペンタミラーユニット110の第1ペンタミラー111には、頂角αを自由に変えることができる頂角可変ペンタミラー400を用いても良い。以下に頂角可変ペンタミラー400について説明する。
図8は、頂角可変ペンタミラー400の概略構成図である。頂角可変ペンタミラー400は、くさび光学素子410と第1ミラー420とにより構成されている。くさび光学素子410は第1光学レンズ415と第2光学レンズ416とにより形成されている。第1光学レンズ415はハーフミラー面411及び凸型の円筒面である第1面413を有している平凸レンズである。また、第2光学レンズ416は第1面413と正負同符号の同一曲率を有する凹型の円筒面である第2面414及び透過面412を有している平凹レンズである。くさび光学素子410は、ハーフミラー面411と透過面412とにより頂角αが形成されている。第1光学レンズ415及び第2光学レンズ416は、第1面413及び第2面414が重なるように組み合わされており、第2光学レンズ416を、第1面413上を滑るように移動させることによりくさび光学素子410の頂角αを変化させることができる。また、第1ミラー420には、第1ミラー面421が形成されている。
頂角可変ペンタミラー400に入射する入射光LW11は、ハーフミラー面411及び第1ミラー面421で反射して光束LW13を射出する。また、入射光LW11は、ハーフミラー面411からくさび光学素子410内に入射し、透過面412より光束LW21を射出する。頂角可変ペンタミラー400は、光束LW21を射出する方向を、第2光学レンズ416を移動させて頂角αを調節することにより制御することができる。くさび光学素子410の構成では、第1光学レンズ415を平凹レンズとし、第2光学レンズ416を平凸レンズとして作製しても良い。
<偏角可変ペンタミラー500>
図4に示したペンタミラーユニット110の第1ペンタミラー111には、2つのプリズムを用いて偏角を自由に変えることができる偏角可変ペンタミラー500を用いても良い。以下に、偏角可変ペンタミラー500について説明する。
図9(a)は、偏角可変ペンタミラー500の概略構成図である。偏角可変ペンタミラー500は、くさび光学素子510と第1ミラー520とにより構成されている。また、くさび光学素子510は、第1光学ガラス515と第2光学ガラス516との2つのプリズムにより構成されている。第1光学ガラス515にはハーフミラー面511が形成されており、第2光学ガラス516には透過面512が形成されている。また、第1ミラー520には、第1ミラー面521が形成されている。
偏角可変ペンタミラー500に入射する入射光LW11は、ハーフミラー面511及び第1ミラー面521で反射して光束LW13を射出する。また、入射光LW11は、ハーフミラー面511からくさび光学素子510内に入射し、透過面512より光束LW21を射出する。偏角可変ペンタミラー500では第2光学ガラス516がY軸を回転中心として自由に回転できるように形成されており、光束LW21の偏向方向を第2光学ガラス516の回転により制御することができる。
図9(b)は、くさび光学素子510の概略構成図である。第1光学ガラス515はハーフミラー面511と第3面513とを有し、第2光学ガラス516は第4面514と透過面512とを有する。くさび光学素子510のハーフミラー面511に入射する光束LW11は、第3面513から射出され、光束LW14となって第2光学ガラス516の第4面514に入射する。光束LW14は光束LW21となって透過面512を射出される。また、第2光学ガラス516を回転させた場合(点線で示された第2光学ガラス516’)は、光束LW21は光束LW21と透過偏角εを成す光束LW21’となって透過面512を射出される。式(4)で示されたように、透過偏角εは、第2光学ガラス516の頂角と光束LW14の第4面514への入射角によって決まる。くさび光学素子510では第2光学ガラス516を回転させることにより光束LW14の第4面514への入射角を変化させて透過偏角εを制御することができる。
<色消しプリズムペンタミラー600>
図1及び図3において、面形状測定装置1000の光源部93は単波長の光を前提に説明してきた。光源部93に多波長、又は白色光を射出するハロゲンランプを用いることもできる。光源部93に多波長光源である場合、ペンタ光学素子ユニット100には複数の波長を有する光が入射することになる。そのため第1ペンタ光学素子101にくさび光学素子を用いると、くさび光学素子で光が分散し、分散された各光がそれぞれ異なる透過偏角を有してしまうため、頂角αが大きい場合やくさび光学素子への入射角が大きい場合に問題となる可能性がある。そのため、例えば図4に示したペンタミラーユニット110の第1ペンタミラー111のくさび光学素子に色収差補正光学素子を使用することにより入射光の色収差を補正しても良い。以下に、色収差補正光学素子を使用した色消しプリズムペンタミラー600について説明する。
図10(a)は、色消しプリズムペンタミラー600の概略構成図である。色消しプリズムペンタミラー600は、くさび光学素子610と第1ミラー620とにより構成される。くさび光学素子610は色収差補正光学素子であり、第1プリズム615と第2プリズム616とにより構成されている。くさび光学素子610は、ハーフミラー面611と透過面612とを有しており、頂角αが形成されている。また、第1ミラー620は第1ミラー面621を有している。
色消しプリズムペンタミラー600に入射する入射光LW11が2種類の波長を有しているとする。入射光LW11はハーフミラー面611及び第1ミラー面621で反射され、光束LW13を射出する。また、入射光LW11は、ハーフミラー面611からくさび光学素子610内に入射し、透過面612より互いに平行で異なる波長を有する光束LW21aと光束LW21bとを射出する。
図10(b)は、くさび光学素子610の分解概略図である。実際は、第1プリズム615と第2プリズム616とは互いに重なり合って配置されてもよく離れて配置されてもよい。第1プリズム615に入射する入射光LW11は、互いに異なる波長を有する光束LW11a及び光束LW11bとなって互いに異なる角度で第1プリズム615を射出される。そして、光束LW11a及び光束LW11bは互いに異なる角度で第2プリズム616に入射し、光束LW21a及び光束LW21bとなって射出される。光束LW11と光束LW11a及び光束LW11bとはそれぞれ角度δ1及び角度δ2を有しており、光束LW11a及び光束LW11bと光束LW21a及び光束LW21bとはそれぞれ角度δ3及び角度δ4を有している。この時、以下の式(5)を満たすようにくさび光学素子610を形成した時に光束LW21aと光束LW21bとを互いに平行にする事ができる。
δ2−δ1=δ4−δ3・・・(5)
このように、くさび光学素子610を色収差補正光学素子として形成することにより、入射光LW11の色収差を補正することができる。
<色消しプリズムペンタミラー700>
図4に示したペンタミラーユニット110の第1ペンタミラー111には、図9で示したような透過偏角を自由に変えることができる機能と、図10で示した色収差を補正する機能とを有している色消しプリズムペンタミラー700を用いても良い。以下に、色消しプリズムペンタミラー700について説明する。
図11は、色消しプリズムペンタミラー700の概略構成図である。色消しプリズムペンタミラー700は、くさび光学素子710と第1ミラー720とにより構成されている。また、くさび光学素子710は、第1色消しプリズム715と第2色消しプリズム716との2つの色消しプリズムにより構成されている。各色消しプリズムは図10(b)で説明したような色収差を補正することができる色収差補正光学素子である。また、各色消しプリズムは図10(b)で説明したように2つのプリズムにより形成されている。第1色消しプリズム715にはハーフミラー面711及び第5面713が形成されており、第2色消しプリズム716には第6面714及び透過面712が形成されている。また、第1ミラー520には、第1ミラー面521が形成されている。
色消しプリズムペンタミラー700に入射する入射光LW11が2種類の波長を有しているとする。入射光LW11はハーフミラー面711及び第1ミラー面721で反射され、光束LW13として色消しプリズムペンタミラー700から射出される。また、入射光LW11は、ハーフミラー面711から第1色消しプリズム715に入射し、第5面713より異なる波長を有する光束LW11a及び光束LW11bを射出する。光束LW11a及び光束LW11bは、第1色消しプリズムと第2色消しプリズムの組み合わせを特定の条件に指定することで第2色消しプリズム716の第6面714に入射し、互いに第2色消しレンズのY軸中心とした回転角によらず平行な光束LW21a及び光束LW21bとなって透過面712より射出される。光束LW21a及び光束LW21bの透過偏角は、第2色消しプリズム716をY軸を中心として回転させることにより制御することができる。
<射出される光束が互いに非平行なペンタミラーユニット800>
図4に示したペンタミラーユニット110の第1ペンタミラー111と第2ペンタミラー112とから射出される光束は互いに平行に調整されていた。しかし、これらの光束は互いに任意の方向に射出するように調整することができる。以下に、射出される光束が互いに非平行なペンタミラーユニット800について説明する。
図12は、射出される光束が互いに非平行なペンタミラーユニット800の概略構成図である。射出される光束が互いに非平行なペンタミラーユニット800は、第1ペンタミラー801と第2ペンタミラー802とにより構成されている。第1ペンタミラー801は、ハーフミラー面811と透過面812とを有するくさび光学素子810と、第1ミラー面821を有する第1ミラー820とにより構成される。くさび光学素子810と第1ミラー820とは、ハーフミラー面811と第1ミラー面821とが角度γ3を成すように金物に固定されている。また、くさび光学素子810は、ハーフミラー面811と透過面812との頂角が角度αとなるように形成されている。第2ペンタミラー802は、第2ミラー面831を有する第2ミラー830と、第3ミラー面841を有する第3ミラー840とにより構成されている。第2ミラー830と第3ミラー840とは、第2ミラー面831と第3ミラー面841とが角度γ4を成すように金物に固定されている。また、ペンタミラーユニット800は、外部からの入射光が第1ペンタミラー801に入射されて用いられる。
ペンタミラーユニット800への入射光LW11は、第1ペンタミラー801に入射する。入射光LW11は、くさび光学素子810のハーフミラー面811及び第1ミラー面821で反射され、光束LW13となって第1ペンタミラー801を射出する。また、入射光LW11は、ハーフミラー面811からくさび光学素子810に入射し、透過面812より光束LW21となって射出される。光束LW21は、第2ミラー面831及び第3ミラー面841を反射して、光束LW23として第2ペンタミラー802から射出される。
入射光LW11と光束LW13との成す角度をθ5とすると、角度θ5はハーフミラー面811と第1ミラー面821との成す角度γ3によって決まる。そのため、角度γ3を調節することにより、角度θ5を制御することができる。第2ペンタミラー802に関しても同様に、光束LW21と光束LW23との成す角度をθ6とすると、角度θ6は第2ミラー面831と第3ミラー面841との成す角度γ4によって決まる。そのため、角度γ4を調節することにより、角度θ6を制御することができる。また、ペンタミラーユニット110と同様に、くさび光学素子810の頂角αを調節することにより光束LW21の透過偏角を制御することができ、それにより光束LW13と光束LW23との相対角度の調整を行うことができる。
以上、本発明の最適な実施形態について説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施例に様々な変更を加えて実施することができる。
10 くさび光学素子
11 ハーフミラー面
12 透過面
20 第1ミラー
21 第1ミラー面
30 第2ミラー
31 第2ミラー面
40 第3ミラー
41 第3ミラー面
90 オートコリメータ
91 第1シャッタ、 92 第2シャッタ
93 光源部
94 ビームスプリッタ
95 コリメータレンズ
96 受光部
97 計算部
99 レーザー測長装置
100 ペンタ光学素子ユニット
101 第1ペンタ光学素子
102 第2ペンタ光学素子
110、300、800 ペンタミラーユニット
111 第1ペンタミラー
112 第2ペンタミラー
200 ペンタプリズムユニット
400 頂角可変ペンタミラー
500 ペンタミラー
600 色消しプリズムペンタミラー
700 色消しプリズムペンタミラー
1000 面形状測定装置
1001 基準面
1002 測定面
1003 被測定物
α くさび光学素子の頂角
ε 透過偏角

Claims (15)

  1. 入射光の一部の光を反射させるとともに前記入射光の一部の光を透過させるハーフミラー面と、このハーフミラー面から所定角度傾いて配置され前記ハーフミラー面で反射された光を反射させる第1ミラー面とを有する第1ペンタ光学素子と、
    前記ハーフミラー面に対して所定の頂角をなす透過面を有するくさび光学素子と、
    前記ハーフミラー面及び前記透過面を透過した光を反射させる第2ミラー面と前記第2ミラー面で反射された光を反射させる第3ミラー面とを有する第2ペンタ光学素子と、
    を備えるペンタ光学素子ユニット。
  2. 前記第1ミラー面で反射された光と前記第3ミラー面で反射された光とが平行になるように前記頂角が設定される請求項1に記載のペンタ光学素子ユニット。
  3. 前記頂角が可変である請求項1又は請求項2に記載のペンタ光学素子ユニット。
  4. 前記くさび光学素子は、前記ハーフミラー面と所定曲率を有する円筒面である第1面とを有する第1光学レンズと、前記第1面と正負同符号の同一曲率を有する円筒面である第2面と前記透過面とを有する第2光学レンズとからなり、
    前記第1光学レンズと前記第2光学レンズとが相対的に移動することで前記頂角が可変である請求項3に記載のペンタ光学素子ユニット。
  5. 前記くさび光学素子は、前記ハーフミラー面を有する第1光学ガラスと、前記透過面を有し前記第1光学ガラスを透過した光を偏向させる第2光学ガラスとからなり、
    前記第2光学ガラスの回転によって光の偏向方向を変える請求項3に記載のペンタ光学素子ユニット。
  6. 前記ハーフミラー面は前記入射光の色収差を補正する色収差補正光学素子を含む請求項1から請求項5に記載のペンタ光学素子ユニット。
  7. 被測定面の面形状を測定する面形状測定装置であって、
    所定波長の光を照射する光源部と、
    前記光を分岐するビームスプリッタと、
    前記ビームスプリッタから光をコリメートするコリメータレンズと、
    前記コリメータレンズからの一部の光を反射させるとともに一部の光を透過させるハーフミラー面と、このハーフミラー面から所定角度傾いて配置され前記ハーフミラー面で反射された光を反射させる第1ミラー面とを有する第1ペンタ光学素子と、
    前記ハーフミラー面に対して所定の頂角をなす透過面を有するくさび光学素子と、
    前記ハーフミラー面を透過した光を反射させる第2ミラー面と前記第2ミラー面で反射された光を反射させる第3ミラー面とを有する第2ペンタ光学素子と、
    前記第1ミラー面で反射された光と前記第3ミラー面で反射された光とが前記被測定面に投射され、前記被測定面からの反射光を前記コリメータレンズ及び前記ビームスプリッタを介して受光する受光部と、
    を備える面形状測定装置。
  8. 前記第1ミラー面で反射された光と前記被測定面との間に配置された第1シャッタと、
    前記第3ミラー面で反射された光と前記被測定面との間に配置された第2シャッタと、
    をさらに備える請求項7に記載の面形状測定装置。
  9. 前記第1ペンタ光学素子は前記被測定面に対して固定位置に配置され、
    前記第2ペンタ光学素子は前記第1ペンタ光学素子に対して移動可能である請求項7又は請求項8に記載の面形状測定装置。
  10. 前記第2ペンタ光学素子はレーザー測長装置によって前記第2ペンタ光学素子の移動量が計測される請求項9に記載の面形状測定装置。
  11. 前記第1ミラー面で反射された光と前記第3ミラー面で反射された光とが平行になるように前記頂角が設定される請求項7から請求項10のいずれか一項に記載の面形状測定装置。
  12. 前記頂角が可変である請求項7から請求項11のいずれか一項に記載の面形状測定装置。
  13. 前記くさび光学素子は、前記ハーフミラー面と所定曲率を有する円筒面である第1面とを有する第1光学レンズと、前記第1面と正負同符号の同一曲率を有する円筒面である第2面と前記透過面とを有する第2光学レンズとからなり、
    前記第1光学レンズと前記第2光学レンズとが相対的に移動することで前記頂角が可変である請求項12に記載の面形状測定装置。
  14. 前記くさび光学素子は、前記ハーフミラー面を有する第1光学ガラスと、前記透過面を有し前記第1光学ガラスを透過した光を偏向させる第2光学ガラスとからなり、
    前記第2光学ガラスの回転によって光の偏向方向を変える請求項11に記載の面形状測定装置。
  15. 前記ハーフミラー面は前記入射光の色収差を補正する色収差補正光学素子を含む請求項7から請求項14に記載の面形状測定装置。


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