JP2012021506A - 排気ガス浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ガス浄化装置に関し、簡素な構成で、還元剤供給手段から噴射される還元剤が、排気管に形成された還元剤を通過させる開口部に流れ込むことを抑制する。
【解決手段】内燃機関の排気系に設けられ、還元剤供給手段から供給される還元剤によって窒素化合物を還元浄化する後処理装置を含む排気ガス浄化装置であって、排気を導出する第1の排気管部13と、有底筒状に形成されるとともに、底部の他端側を後処理装置に連接され、底部に還元剤を通過させる開口部60を有するとともに、底部と隣接する側部に第1の排気管部13と連通する導入口40を有する第2の排気管部14とを備え、底部の内側面53に、開口部60の周囲を囲むように隆起した環状隆起部51を設けた。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関から排出される排気ガス中の窒素酸化物等を還元剤により還元浄化する後処理装置を有する排気ガス浄化装置に関する。
ディーゼルエンジン(内燃機関)から排出される排気ガス中の窒素化合物(以下、NOx)を還元浄化する後処理装置として、例えば、選択還元型NOx触媒(以下、SCR触媒)や、吸蔵還元型NOx触媒(以下、LNT触媒)が知られている。
SCR触媒は、還元剤として供給されるアンモニア(NH3)とNOxとの還元反応を促進することで、排気ガス中のNOxを還元浄化する。また、LNT触媒は、排気ガスをリーン雰囲気にして排気ガス中のNOxを吸蔵するとともに、還元剤として供給される未燃燃料(HC)で排気ガスをリッチ雰囲気にして、吸蔵したNOxを放出することにより、排気ガス中のCO、HC、H2等でNOxを還元浄化する。
このような還元剤としてのアンモニアや未燃燃料を後処理装置に供給すべく、後処理装置の上流側の排気管に還元剤噴射弁を設けた構造が採用される。
しかし、排気ガス浄化装置を設けることができる車体のスペースは限られている。そのため、例えば、特許文献1に示されるように、排気管をL字状に屈曲させて、排気管筒内を流れる排気ガスに旋回流を生じさせるとともに、この屈曲部に還元剤噴射手段と、噴射される還元剤を通過させる開口部とを設け、排気管内の旋回流に還元剤を噴射して混合させることで、排気管の下流側に設けた後処理装置に効率よく還元剤を供給する構造が知られている。
特開2009−36109号公報
ところで、上述のような、還元剤噴射弁から噴射された還元剤を、排気管の屈曲部に設けられた開口部を通過させて、排気管筒内を流れる排気ガスの旋回流と混合させる構造においては、噴射された還元剤が旋回流に流されて開口部近傍の排気管筒面に向けて押される傾向にある。
そのため、噴射された還元剤の一部が開口部近傍の排気管筒面に付着して、筒面を伝わりながら開口部へと流れ込む場合がある。そして、開口部に還元剤が流れ込むと、この開口部周縁の排気管や還元剤噴射弁の腐食を引き起こす可能性がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、簡素な構成で、還元剤供給手段から噴射される還元剤が、排気管に形成された還元剤を通過させる開口部に流れ込むことを抑制するとともに、開口部に流れ込む還元剤によって開口部周縁の排気管が腐食することを効果的に防止できる排気ガス浄化装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の排気ガス浄化装置は、内燃機関の排気系に設けられ、還元剤供給手段から供給される還元剤によって排気中の窒素化合物を還元浄化する後処理装置を含む排気ガス浄化装置であって、前記内燃機関から排出される排気を導出する第1の排気管部と、有底筒状に形成されるとともに、底部の他端側を前記後処理装置に連接され、前記底部に前記還元剤供給手段から噴射される還元剤を通過させる開口部を有するとともに、前記底部と隣接する側部に前記第1の排気管部と連通する導入口を有する第2の排気管部とを備え、前記底部の内側面には、前記開口部の周囲を囲むように隆起した環状隆起部が設けられることを特徴とする。
また、前記環状隆起部は、前記内側面の外縁から前記環状隆起部の頂上部に向かって傾斜する側面傾斜部を有するようにしてもよい。
また、前記第2の排気管部には、前記底部の外側面との間に空間を形成する板部材が設けられるとともに、前記還元剤供給手段は、前記板部材の外側部に固定されるようにしてもよい。
本発明の排気ガス浄化装置によれば、簡素な構成で、還元剤供給手段から噴射される還元剤が、排気管に形成された還元剤を通過させる開口部に流れ込むことを抑制することができるとともに、開口部に流れ込む還元剤によって開口部周縁の排気管が腐食することを効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化装置を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化装置の要部の一部を示す、図1のA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化装置の要部の一部断面を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化装置の要部の一部断面を示す上視図である。 本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化装置の要部の一部を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化装置の要部の一部を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る排気ガス浄化装置を示す概略図である。 本発明の他の実施形態に係る排気ガス浄化装置の要部の一部を示す、図7のB−B断面図である。
以下、図1〜6に基づいて、本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、排気ガス浄化装置1は、排気ガス流れの上流側から順に、内燃機関であるディーゼルエンジン(以下、エンジン)10と、エンジン10から排出される排気ガスを導出する接続管11と、前段酸化触媒(以下、前段DOC触媒)31とディーゼル・パティキュレート・フィルタ(以下、DPF触媒)32とを有する前段後処理装置12と、前段後処理装置12に対して長手方向が略90度に位置して配置される排気ガス整流室13と、上流端に尿素水噴射手段(還元剤供給手段)16が設けられる排気管(第2の排気管部)14と、選択還元型NOx触媒(以下、SCR触媒)33と後段酸化触媒(以下、後段DOC触媒)34とを有する後段後処理装置(後処理装置)15とを備え構成されている。
なお、本実施形態に係る接続管11と前段後処理装置12と排気ガス整流室13とは、本発明の第1の排気管部を構成する。
接続管11は、図1に示すように、上流側をエンジン10の排気マニホールド(不図示)に接続され、下流側は屈曲部11aを介して前段後処理装置12に接続されている。
前段後処理装置12のDPF触媒32は、接続管11から流れ込む排気ガス中の粒子状物質(以下、PM)を捕集する。また、DPF触媒32は、排気管内噴射手段(不図示)の排気噴射やエンジン10のポスト噴射によって、上流側に設けた前段DOC触媒31に燃料が供給され、この前段DOC31触媒が酸化反応によって昇温されることで、堆積したPMを燃焼除去する。
排気ガス整流室13は、図2に示すように、前段後処理装置12の下流側に接続される前段整流室13aと、排気管14が接続される後段整流室13bとを備えている。また、この前段整流室13aと後段整流室13bとの間には、前段整流室13aの排気ガスを後段整流室13bへと導出する連通部13cが設けられる。すなわち、排気ガス整流室13は、上流側から順に配置された前段整流室13aと、連通部13cと、後段整流室13bとによって一体に形成されている。
また、後段整流室13bの壁面部には、図3,4に示すように、排気管14の上流側面部14aを挿通する2つの取付け孔20,21が形成されている。また、後段整流室13bの内側壁面には、図2に示すように、排気ガスの流れを導入口40に向けて整流する3つのフィン13e,13f,13gが設けられている。この3つのフィン13e,13f,13gは、導入口40に排気ガスを排気管14の接線方向から流し入れることで、排気管14筒内の排気ガスに旋回流(図2の矢印X)を生じさせる。
排気管(第2の排気管部)14は、図3,4に示すように、有底円筒状に形成されており、上流側面部14aには排気ガス整流室13から排気ガスを導入する導入口40が設けられている。
導入口40は、図4に示すように、排気管14の軸方向に延びる右側縁部41と、排気管14の周方向に延びる上流側縁部42と、排気管14の軸方向に延びるとともに下方に傾斜した左側縁部43と、排気管14の周方向に向かって延びるとともに下流側へ傾斜した下流側縁部44とを有して方形に形成されている。
左側縁部43は、図5に示すように、排気管14を排気ガス整流室13の上流側から側面視した場合に、上流端43aが下流端43bよりも上方に位置するように傾斜する。また、下流側縁部44は、図4に示すように、左側縁部43の下流端43b(以下、下流側縁部44の左端43bともいう)から、左側縁部43の相対対辺である右側縁部41に向かって延びるとともに、排気管14の下流側に傾斜する。すなわち、図4に示すように、導入口40を上方から平面視した場合に、下流側縁部44の左端43bは右側端44cに対して排気管14の上流側に位置する。
また、図4に示すように、左側縁部43と下流側縁部44との間には、導入口40の他の角部よりも曲率半径の大きい曲線部Rが設けられている。この曲線部Rによって、左側縁部43と下流側縁部44とは滑らかに連続するように形成されている。
排気管14の上流側面部14aは、図3に示すように、導入口40を下方にした状態で、排気ガス整流室13の取付け孔20,21に挿通される。すなわち、排気管14は、排気ガス整流室13と互いに長手方向が交差(例えば、90度)するように後段整流室13bに接続されている。このように、排気管14と排気ガス整流室13とを互いに長手方向が交差するように接続することによって、排気ガス整流室13から導入口40を介して排気管14内に流入する排気ガスに、排気管14筒内で旋回流が生じる。
排気管14の上流端筒内には、図3,4に示すように、排気管14の底部を形成する蓋部材50が設けられている。この蓋部材50は、有底円筒状に形成されており、図3に示すように蓋部材50底部の外側面53を排気管14の下流側に向けた状態で、排気管14の上流端筒内(導入口40に隣接する排気管14の筒内)に嵌挿される。すなわち、蓋部材50底部の外側面53は、蓋部材50が排気管14の筒内に嵌挿された状態で、排気管14底部の内側面を形成する。
蓋部材50の中心部には、図6に示すように、後述する尿素水噴射手段16から排気管14の軸方向に略円錐状に噴射される尿素水を通過させる開口部60が、所定の径で形成されている。ここで、開口部60の所定の径は、尿素水噴射手段16から略円錐状に噴射される尿素水の径に合わせて適宜調整して設定することができる。また、蓋部材50底部の外側面(排気管14底部の内側面)53には、開口部60の周囲を囲むように環状に隆起するとともに、排気管14の軸方向下流側に突出した環状隆起部51が形成されている。
環状隆起部51は、図6に示すように、蓋部材50底部の外側面(排気管14底部の内側面)53から所定の高さHに突出して形成されている。なお、所定の高さHは、導入口40の開口面積に応じて適宜調整して設定することができる。 環状隆起部51の外側面には、排気管14の上流側筒内で旋回する排気ガス流(図6の矢印X)を軸方向下流へ滑らかに指向させるように、蓋部材50底部の外側面(排気管14底部の内側面)53外縁から頂上部51aに向かって傾斜する外側傾斜部(側面傾斜部)51bが形成されている。また、環状隆起部51の内側面には、尿素水噴射手段16から略円錐状に噴射される尿素水が当たらないように、開口部60の周縁部から頂上部51aに向かって傾斜する内側傾斜部51cが形成されている。
蓋部材50の筒内には、図4に示すように、蓋部材50底部の内側面54との間に空間を形成する平板円盤状のプレート(板部材)70が嵌挿されている。このプレート70の背面側には、後述する尿素水噴射手段16が、図示しないボルト等によって取り付けられている。また、プレート70の中心部には、尿素水噴射手段16から排気管14の軸方向に略円錐状に噴射される尿素水を通過させる噴射孔71が設けられている。なお、プレート70は、必ずしも蓋部材50の筒内に嵌挿される必要はなく、例えば、蓋部材50よりも上流側に位置する排気管14の筒内に嵌挿されてもよい。
尿素水噴射手段(還元剤供給手段)16は、図示しない尿素水供給管、尿素水戻り管、フィードポンプ、圧力制御弁、貯留タンク等を備え構成されている。この尿素水噴射手段16は、後段後処理装置15のSCR触媒33に還元剤であるアンモニアを供給すべく、排気管14の軸方向下流に向けて尿素水を略円錐状に噴射する。
一方、排気管14の下流側には、図1に示すように、屈曲部14bを介して後段後処理装置15が接続されている。後段後処理装置(後処理装置)15のSCR触媒33は、排気管14から流入する排気ガス中に含まれるNOxの還元反応を促進する。具体的には、尿素水噴射手段16から噴射された尿素水は排気ガスによって加水分解されてアンモニアに生成される。SCR触媒33は、この生成されたアンモニアを吸着するとともに、排気ガスがSCR触媒33内を通過する際に吸着したアンモニアでNOxを還元浄化する。
また、SCR触媒33の下流側に配設された後段DOC触媒34は、SCR触媒33から余剰のアンモニアがスリップすると、排気ガス中からこの余剰のアンモニアを酸化除去する。
上述のような構成により、本発明の一実施形態に係る排気ガス浄化装置1によれば以下のような作用・効果を奏する。
エンジン10から排出された排気ガスは、接続管11を介して前段後処理装置12へと導入される。前段後処理装置12に流入した排気ガスは、DPF触媒32によって排気ガス中のPMを捕集されながら、排気ガス整流室13へと導入される。
排気ガス整流室13の前段整流室13aに流入した排気ガスは、図2に示すように、連通部13cを介して後段整流室13bへと流れ込み、3つのフィン13e,13f,13gによって整流されながら導入口40へと導入される。
導入口40から排気管14筒内へと流れ込む大部分の排気ガスは、3つのフィン13e,13f,13gによって排気管14の接線方向から流入する。この接線方向から流入した排気ガスは、排気管14の上流部筒内で旋回しながら、蓋部材50に形成された環状隆起部51の外側傾斜部51bによって上昇され、排気管14の軸方向下流へと流される(図4の矢印Y参照)。
この様な状態で、尿素水噴射手段16から尿素水が噴射されると、大部分の尿素水は外側傾斜部51bに当たって排気管14の軸方向下流へと流される上昇流(図4の矢印Y)によって、排気管14の下流側に流される。その後、下流側に流された尿素水は、排気管14筒内を旋回しながら下流に進む排気ガス(図4の矢印Z)によって更に下流側へと流される。尿素水は、この排気ガス中で加水分解されてアンモニアに生成されSCR触媒33へと供給される。
また、尿素水噴射手段16から噴射された一部の尿素水は、排気管14の上流部筒内を流れる旋回流(図4の矢印X)によって排気管14の筒内に付着するが、その付着する位置は、上昇流(図4の矢印Y)によって、蓋部材(排気管14の底部)50から離間した下流側の筒内(例えば、図4のA点)まで到達する。
したがって、尿素水噴射手段16から噴射される尿素水が、蓋部材50近傍の排気管14筒内に付着することが抑制されるので、付着した尿素水が蓋部材50の外側面53を伝わって開口部60へと流れ込むことを抑止できるとともに、尿素水によって開口部60周縁の排気管14や、プレート70の噴射孔71が腐食することを効果的に防止することができる。当然ながら、尿素水噴射手段16が開口部60や噴射孔71に流れ込む尿素水によって腐食を引き起こすことも防止することができる。
また、尿素水噴射手段16は、蓋部材50との間に空間を形成するプレート70の背面にボルト等で取り付けられることで、排気管14の上流端部に設けられている。
したがって、尿素水噴射手段16が、排気ガスの熱によって影響を受けることや、排気ガスの熱によって故障することを効果的に防止することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上述の実施形態において、環状隆起部51は外側面に外側傾斜部51bを有するものとし説明したが、必ずしも側面を傾斜させる必要はなく、例えば、蓋部材50底部の外側面(排気管14底部の内側面)53に略垂直な縦壁とすることもできる。
また、上述の実施形態において、排気管14の底部は、蓋部材50が排気管14の上流側筒内に嵌挿されることで形成されるものとして説明したが、この蓋部材50を排気管14の一部として一体に形成してもよい。この場合も、上述の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、上述の実施形態において、排気管14は円筒状のものとして説明したが、必ずしも円筒状である必要はなく、断面が方形の排気管等を用いてもよい。この場合も、上述の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、上述の実施形態において、後段後処理装置15はSCR触媒33を備えるものとして説明したが、このSCR触媒33に替えて、例えば、吸蔵還元型NOx触媒(LNT触媒)を適用することもできる。LNT触媒の場合は、尿素水噴射手段16ではなく、未燃燃料を供給する排気管内噴射手段を用いればよい。この場合も、未燃燃料の開口部60への流れ込みを効果的に防止することができる。
また、前段後処理装置12は必ずしも必須ではなく、例えば、図7,8に示すように、前段後処理装置12と排気ガス整流室13とを省略して、接続管(第1の排気管部)11でエンジン10の吸気マニホールド(不図示)と排気管14とを直接接続するように構成することもできる。この場合は、排気管14と接続管11とを、互いに軸が交差するように接続するか、もしくは、互いに軸がねじれの位置となるように接続すればよい。
1 排気ガス浄化装置
10 エンジン(内燃機関)
11 接続管(第1の排気管部)
12 前段後処理装置(第1の排気管部)
13 排気ガス整流室(第1の排気管部)
14 排気管(第2の排気管部)
15 後段後処理装置(後処理装置)
16 尿素水噴射手段(還元剤供給手段)
40 導入口
50 蓋部材(第2の排気管部の底部)
51 環状隆起部
51b 外側傾斜部(側面傾斜部)
60 開口部
70 プレート(板部材)

Claims (3)

  1. 内燃機関の排気系に設けられ、還元剤供給手段から供給される還元剤によって排気中の窒素化合物を還元浄化する後処理装置を含む排気ガス浄化装置であって、
    前記内燃機関から排出される排気を導出する第1の排気管部と、
    有底筒状に形成されるとともに、底部の他端側を前記後処理装置に連接され、前記底部に前記還元剤供給手段から噴射される還元剤を通過させる開口部を有するとともに、前記底部と隣接する側部に前記第1の排気管部と連通する導入口を有する第2の排気管部と、を備え、
    前記底部の内側面には、前記開口部の周囲を囲むように隆起した環状隆起部が設けられる
    ことを特徴とする排気ガス浄化装置。
  2. 前記環状隆起部は、前記内側面の外縁から前記環状隆起部の頂上部に向かって傾斜する側面傾斜部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の排気ガス浄化装置。
  3. 前記第2の排気管部には、前記底部の外側面との間に空間を形成する板部材が設けられるとともに、前記還元剤供給手段は、前記板部材の外側部に固定される
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の排気ガス浄化装置。
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