JP2012020012A - Endoscope insertion device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、挿入装置挿入部内に配置した内視鏡を、管内の深部に導入する内視鏡挿入装置に関する。 The present invention relates to an endoscope insertion device that introduces an endoscope disposed in an insertion device insertion portion into a deep portion in a tube.
近年、医療分野において、細長で可撓性を有する挿入部を備えた内視鏡が利用されている。この内視鏡の挿入部には一般に、先端側の先端部に観察光学系及び照明光学系が設けられ、その先端部の後方側に上下の二方向、或いは上下及び左右の四方向等に湾曲する湾曲部が設けられている。このような構成の内視鏡によれば、観察光学系で管内の観察をしつつ、湾曲部を適宜湾曲操作して、挿入操作を行うことにより、挿入部を管内の深部に向けて導入することが可能になる。 In recent years, in the medical field, an endoscope provided with an elongated and flexible insertion portion has been used. In general, the insertion portion of this endoscope is provided with an observation optical system and an illumination optical system at the distal end, and is curved in two directions up and down or four directions up and down and left and right on the rear side of the distal end. A bending portion is provided. According to the endoscope having such a configuration, while the observation optical system observes the inside of the tube, the bending portion is appropriately operated by bending, and the insertion portion is introduced toward the deep portion in the tube. It becomes possible.
しかし、可撓性を有する挿入部を例えば小腸等へ挿入する場合、術者は、腸管が複雑に屈曲していること、および、患者への負担を軽減する目的で、挿入力量を小さく抑えて挿入操作を行うようにしている。そのため、術者が、単に挿入操作を行うだけでは小腸深部への挿入が困難であった。 However, when inserting a flexible insertion portion into, for example, the small intestine, the surgeon must keep the amount of insertion force small for the purpose of reducing the burden on the patient because the intestinal tract is bent in a complex manner. An insertion operation is performed. For this reason, it has been difficult for the surgeon to simply insert into the small intestine.
このため、内視鏡挿入手技においては、湾曲操作に加えて、捻り操作、たぐり寄せ操作、軸保持などの技術を要するとともに、管腔を拡げるための送気装置、或いは挿入状態を確認するX線装置等を併用して効率よく挿入を行えるように工夫がなされている。 For this reason, in the endoscope insertion procedure, in addition to the bending operation, a technique such as a twisting operation, a dragging operation, and a shaft holding is required, and an air supply device for expanding a lumen or an insertion state is confirmed. A device has been devised so that the insertion can be performed efficiently by using a wire device or the like.
例えば、特許文献1には、簡単な操作で深部へ内視鏡機能を有する医療器具が挿入可能な内視鏡挿入装置が示されている。この内視鏡挿入装置においては、以下の操作を繰り返すことで確実に内視鏡機能を有する医療器具を深部に挿通できるようにしている。
まず、術者は、医療器具のバルーン部を膨張させて腸壁に固定した状態において、収縮状態のバルーン部を備えるオーバーチューブを膨張している医療器具のバルーン部より腸深部に挿入する操作を行う。続いて、術者は、オーバーチューブのバルーン部を膨張させて腸壁に固定する一方、医療器具のバルーン部を収縮させ、その収縮状態のバルーン部を備える医療器具を膨張しているオーバーチューブのバルーン部より腸深部に挿入する操作を行う。引き続き、術者は、医療器具のバルーン部を膨張させて腸壁に固定する一方、オーバーチューブのバルーン部を収縮させ、その収縮状態のバルーン部を備えるオーバーチューブを膨張している医療器具のバルーン部より腸深部に挿入する操作を行う。
For example,
First, in the state where the balloon part of the medical instrument is inflated and fixed to the intestinal wall, the operator performs an operation of inserting the overtube including the contracted balloon part into the deep intestine from the balloon part of the medical instrument that is inflated. Do. Subsequently, the surgeon inflates the balloon portion of the overtube and fixes it to the intestinal wall, while deflating the balloon portion of the medical instrument and inflating the medical instrument including the balloon portion in the contracted state. Insert into the deep intestine from the balloon. Subsequently, the surgeon inflates the balloon part of the medical instrument and fixes it to the intestinal wall, while contracting the balloon part of the overtube and inflating the overtube including the balloon part in the contracted state. Insert into the deep part of the intestine from the center.
しかしながら、特許文献1の内視鏡挿入装置においては、各バルーン部を膨張或いは収縮させる作業と、収縮されているバルーン部を有する第1医療器具又はオーバーチューブを腸深部に挿入する作業とを繰り返し行う必要が生じるため、挿入操作が煩雑である。
However, in the endoscope insertion device of
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、内視鏡挿入部の深部への挿入操作を容易且つスムーズに行え、かつ、挿入操作の際に挿入装置挿入部の内部に異物が侵入して操作性が損なわれることを防止した内視鏡挿入装置を提供することを目的にしている。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and the insertion operation into the deep portion of the endoscope insertion portion can be performed easily and smoothly, and a foreign object enters the insertion device insertion portion during the insertion operation. An object of the present invention is to provide an endoscope insertion device that prevents the operability from being impaired.
本発明の内視鏡挿入装置は、内視鏡を管の深部に挿入するための内視鏡挿入装置であって、挿入軸の方向に移動自在な第1開閉ユニットと、前記第1開閉ユニットと同一軸上を移動自在な第2開閉ユニットと、前記第1開閉ユニットに設けられた、径方向に拡径及び縮径自在且つ拡径した際に前記管内と当接する当接部材を備えた第1開閉部と、前記第2開閉ユニットに設けられた、径方向に拡径及び縮径自在且つ拡径した際に前記管内と当接する当接部材を備えた第2開閉部と、前記第1開閉部及び前記第2開閉部の開閉状態を切り替える開閉状態切替手段と、を具備する内視鏡挿入装置において、
前記挿入軸の方向に移動する第1開閉ユニット又は第2開閉ユニットの内面側、及び前記第1開閉ユニット及び前記第2開閉ユニットの外面側に、異物の侵入を防止する弾性部材を備えることを特徴とする。
An endoscope insertion apparatus according to the present invention is an endoscope insertion apparatus for inserting an endoscope into a deep part of a tube, the first opening / closing unit being movable in the direction of an insertion axis, and the first opening / closing unit. A second opening / closing unit that is movable on the same axis, and a contact member that is provided in the first opening / closing unit and that abuts against the inside of the pipe when the diameter is increased and decreased in the radial direction. A first opening / closing portion; a second opening / closing portion provided in the second opening / closing unit; and a second opening / closing portion provided with a contact member that comes into contact with the inside of the pipe when the diameter is increased and decreased in a radial direction. In an endoscope insertion device comprising: an opening / closing state switching means for switching an opening / closing state of one opening / closing portion and the second opening / closing portion,
Provided with an elastic member for preventing intrusion of foreign matter on the inner surface side of the first opening / closing unit or the second opening / closing unit moving in the direction of the insertion shaft and on the outer surface side of the first opening / closing unit and the second opening / closing unit. Features.
本発明によれば、内視鏡挿入部の深部への挿入操作を容易且つスムーズに行え、かつ、挿入操作の際に挿入装置挿入部の内部に異物が侵入して操作性が損なわれることを防止した内視鏡挿入装置を実現できる。 According to the present invention, the insertion operation to the deep part of the endoscope insertion part can be performed easily and smoothly, and the operability is impaired due to the entry of foreign matter into the insertion apparatus insertion part during the insertion operation. An endoscope insertion device that can be prevented can be realized.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1−図12を参照して内視鏡挿入装置1の構成を説明する。
図1に示すように内視鏡挿入装置1は、先端部に位置する摺動操作連動開閉ユニット(以下、連動開閉ユニットと略記する)2と、連動開閉ユニット2に連接する挿入装置挿入部3とを備えて主に構成されている。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
The configuration of the
As shown in FIG. 1, an
挿入装置挿入部3は、第1摺動部材4と第2摺動部材5とを備えて構成されている。第1摺動部材4と第2摺動部材5とは摺動自在である。連動開閉ユニット2は、開閉機構部を有する第1開閉ユニット10と、第2開閉ユニット20とを主に備えて構成されている。
The insertion
第1摺動部材4及び第2摺動部材5は、長手軸方向の貫通孔を有する管部材である。
第1摺動部材4は、例えば可撓性を有する可撓管、或いは硬質な硬性管である。第1摺動部材4の先端部には第1開閉ユニット10が固設され、第1摺動部材4の基端部には第1のグリップ部6が一体に固設される。
The first sliding
The first sliding
一方、第2摺動部材5は、例えば可撓性を有する可撓管、或いは硬質な硬性管である。第2摺動部材5の先端部には第2開閉ユニット20が固設され、第2摺動部材5の基端部には第2のグリップ部7が一体に固設される。
On the other hand, the second sliding
内視鏡挿入装置1は、第1のグリップ部6と第2のグリップ部7とによって操作部8が構成される。
なお、本実施形態において第1摺動部材4及び第2摺動部材5は可撓管として説明を行う。また、本実施形態においては、第1摺動部材4が、第2摺動部材5の管内に摺動自在に配置される。
In the
In the present embodiment, the first sliding
図1、図2に示すように第1摺動部材4及び第2摺動部材5の断面形状は、例えば円形、或いは四角形、六角形等の角形であり、本実施形態において断面形状は、円形である。また、第1のグリップ部6及び第2のグリップ部7の断面形状は、第1摺動部材4及び第2摺動部材5の断面形状と同一であり、本実施形態においては円形である。
As shown in FIGS. 1 and 2, the cross-sectional shapes of the first sliding
第1摺動部材4は、第2摺動部材5及び第2のグリップ部7の貫通孔内に摺動自在に配置される。この構成において、第1のグリップ部6が一体な第1摺動部材4の長さ寸法は、第2のグリップ部7が一体な第2摺動部材5の長さ寸法より長く設定されている。第1のグリップ部6の貫通孔及び第1摺動部材4の貫通孔内には、後述する内視鏡の挿入部が挿通されるようになっている。
The first sliding
符号4aは、第1摺動部材4の先端開口を構成する第1開閉ユニット連結部材(以下、第1連結部材と略記する)である。第1連結部材4aは、第1摺動部材4の先端に例えば螺合、接着等によって一体に固設される。第1連結部材4aには連動開閉ユニット2を構成する第1開閉ユニット10の後述する連動開閉ユニット本体(以下、ユニット本体と略記する)12が例えば締結部材である組付ネジ2m1によって一体に固定されるようになっている。
一方、符号5aは、第2摺動部材5の先端開口を構成する第2開閉ユニット連結部材(以下、第2連結部材と略記する)である。第2連結部材5aは、第2摺動部材5の先端に例えば螺合、接着等によって一体に固設される。第2連結部材5aには連動開閉ユニット2を構成する第2開閉ユニット20の後述する基端部構成フレーム22が例えば組付ネジ2m2によって一体に固定されるようになっている。
On the other hand, a
連動開閉ユニット2を構成する第1開閉ユニット10は、開閉状態切替手段として、複数、例えば4つの第1開閉部組11を備えている。一方、連動開閉ユニット2を構成する第2開閉ユニット20は、開閉状態切替手段として、複数、例えば4つの第2開閉部組21を備えている。
The first opening /
図に示すように連動開閉ユニット2には、第1開閉部組11と第2開閉部組21とが周方向に対して交互に配列して構成されている。
なお、図に示す第1開閉部組11及び第2開閉部組21はそれぞれ閉状態(初期状態とも記載する)である。
As shown in the figure, the interlocking opening /
In addition, the 1st opening-and-closing
符号9は、先端カバー部材である。先端カバー9は、中央部に後述する内視鏡挿入部(図13の符号51参照)が通過可能な貫通孔である内視鏡通過孔9aを備えている。先端カバー9は、第1開閉ユニット10に弾性部材である例えば先端バネ9bを介して取り付けられる。
先端バネ9bの先端側端部は、溶接、或いは半田等のろう付け、或いは接着によって先端カバー9の内視鏡通過孔9aの周囲に一体に固定される。先端バネ9bのコイル内径寸法は、内視鏡挿入部51が通過可能に設定されている。
先端バネ9bの基端側端部は、ユニット本体12の内孔12aの先端開口周囲に、接着、或いは溶接、或いは半田等のろう付けによって、該ユニット本体12に一体的に固定されるようになっている。
なお、先端バネ9bのコイル内径寸法は、内視鏡通過孔9aの内径寸法より、予め定められた寸法大径である。
The distal end side end of the
The proximal end of the
The coil inner diameter of the
第1開閉ユニット10の複数の第1開閉部組11及び第2開閉ユニット20の複数の第2開閉部組21は、基端部構成フレーム22とユニット本体12との相対的な位置が変化することによって、例えば図3に示すように全ての開閉部が拡開したな全開状態等を得られる構成になっている。第2開閉ユニット20に固定される基端部構成フレーム22は、第1開閉ユニット10に対しては摺動自在な構成である。
In the plurality of first opening / closing part sets 11 of the first opening /
図4に示すように連動開閉ユニット2は、先端バネ9bが一体に固定される先端カバー9と、第1開閉ユニット10と、第2開閉ユニット20とに分解される。符号2fは、先端部構成フレームである。
As shown in FIG. 4, the interlocking opening /
先端部構成フレーム2fは、第1環状部材であって、第2開閉ユニット20を構成する第2開閉部組21の後述する第2部組本体24の先端側に一体に固定されて、第1開閉ユニット10を構成するユニット本体12に摺動自在に配置される。
The front
図5−図12を参照して連動開閉ユニット2の構成を説明する。
なお、以下の説明において、図中の上側を一面側、図中の下側を他面側、図中の左側を先端側、図中の右側を基端側としている。
The structure of the interlocking opening /
In the following description, the upper side in the figure is one side, the lower side in the figure is the other side, the left side in the figure is the distal side, and the right side in the figure is the proximal side.
図5に示すように第1開閉ユニット10は、例えば4つの第1開閉部組11と、ユニット本体12とを主に備えて構成されている。
ユニット本体12は、貫通孔である内孔12aを有する細長な管部材である。該ユニット本体12の外形形状は、多角形形状であって、第1開閉部組11及び第2開閉部組21の数を考慮して設定され、本実施形態においては八角形形状である。つまり、ユニット本体12は、外表面に、第1開閉部組11及び第2開閉部組21を配設するための配設部となる、例えば8つの平面12pを周方向に配列して有している。
As shown in FIG. 5, the first opening /
The unit
これに対して、ユニット本体12の軸方向貫通孔である内孔12aの形状は、円形であり、内視鏡挿入部51が挿通可能に内径が設定されている。
On the other hand, the shape of the
先端カバー9は、先端バネ9bの付勢力によって先端カバー9のカバー基端面をユニット本体12の先端面に近接されている。先端バネ9bは、付勢力に抗して先端方向に予め定められた距離、移動する弾性変形量を備えた引っ張りコイルバネで構成されている。
The
なお、先端カバー9のカバー基端面は、ユニット本体12の先端面に近接されると共に、初期状態において、先端部構成フレーム2fの先端面に当接するように形作られている。
The cover base end surface of the
ユニット本体12の8つの平面12pのうち、4つの配設部は、第1開閉部組11を固定するための第1開閉部組固定用平面(以下、第1平面と略記する)12p1であり、その他の4つの配設部は、第2開閉部組21を配置するための第2開閉部組配置用平面(第2平面と略記する)12p2である。第1平面12p1と第2平面12p2とは、軸方向に細長な平面であって、内孔12aの周方向に対して交互に設けられている。
Of the eight planes 12p of the unit
各第1開閉部組11は、ユニット本体12のそれぞれの第1平面12p1に、溶接、或いは半田等のろう付け、或いは接着によって一体的に固定されるようになっている。
Each first opening /
なお、図5の符号23は、突き当て部材である。図6に示すように突き当て部材23は、略直方体形状であって、一面側の両側部に摺動溝23dが形成されている。摺動溝23dには、摺動突起24arが配置される。また、突き当て部材23には、ピン当接部23cが形成されている。ピン当接部23cには突き当てピン37が当接配置される。符号23pは、固定面であり、突き当て部材23は、ユニット本体12の第2平面12p2の予め定められた位置に固定面23pを配置した後、接着、或いは溶接、或いは半田等のろう付けによって一体的に固定されるようになっている。突き当て部材23には、後述する突き当てピン37が当接する。
In addition, the code |
図7を参照して第1開閉部組11の構成を説明する。
第1開閉部組11は、主に、第1開閉部組本体(以下、第1部組本体と略記する)14と、第1開閉リンク機構部15と、第1開閉保持部16とを備えて構成されている。符号17はリンク用バネ、符号18は保持部用バネ、符号30は当接部材、符号31−35は連結ピン、符号36は固定ネジである。
The configuration of the first opening / closing
The first opening / closing section set 11 mainly includes a first opening / closing section assembly main body (hereinafter abbreviated as a first section assembly main body) 14, a first opening / closing
リンク用バネ17は、両端部にフック部17fを備える引っ張りコイルバネであり、予め定められたバネ定数を有し、第1開閉リンク機構部15を閉状態にする付勢力を有する。保持部用バネ18は、圧縮コイルバネであり、予め定められたバネ定数を有する。
The
当接部材30は、体内の管腔壁等に当接する部分であり、扁平な直方体形状に形作られている。当接部材30は、内視鏡挿入装置1が体内に挿入される場合、生体適合性を有する金属製、或いは樹脂製である。一方、当接部材30は、管内挿入デバイス1がガス或いは水道等の配管等である場合、剛性を備えた金属製或いは樹脂製、或いは弾性を備えた樹脂製である。符号30aは、段付き穴であり、固定ネジ36が挿通して配置される。
The abutting
第1開閉リンク機構部15について説明する。
第1開閉リンク機構部15は、第1開閉部材15aと、第1連結棒部材15bと、スライダー15cとで主に構成されている。
The first opening /
The first opening / closing
第1開閉部材15aは、第1開閉部である。第1開閉部材15aは、ユニット本体12に対して横たわって当接部材30が第1部組本体14上に配置された閉状態と、ユニット本体12に対して立ち上がって当接部材30が第1部組本体14から離間した開状態とに変化する。第1開閉部材15aは、中央部に長孔15a1を備えた細長な板状部材である。長孔15a1は、一面側の外部と他面側の外部とを連通する貫通孔である。長孔15a1の長さ寸法及び幅寸法は、予め定められた寸法に設定されており、幅寸法に関しては、第1連結棒部材15bの幅寸法よりも幅広である。
The first opening / closing
符号15ah1は、第1連結ピン固定孔であり、第1連結ピン31が挿通する貫通孔であり、長孔15a1を挟んで対設して形成されている。第1連結ピン固定孔15ah1の長手軸と、第1開閉部材15aの長手軸とは上方から見て直交する位置関係(以下、直交関係と略記する)である。第1連結ピン固定孔15ah1には、回転軸と保持部とを構成する第1連結ピン31が挿通配置される。第1連結ピン31の長さ寸法は、第1開閉部材15aの幅寸法と略同一、或いはそれより所定の寸法、短く設定されている。
Reference numeral 15ah1 denotes a first connecting pin fixing hole, which is a through hole through which the first connecting
第1開閉部材15aの一面側であって、長孔15a1より先端側には、切り欠き面15a2が形成されている。切り欠き面15a2は、当接部材30を配置するための段部の平面であり、固定ネジ36が螺合するネジ孔15afが予め定められた位置に形成されている。
A notch surface 15a2 is formed on one surface side of the first opening / closing
一方、第1開閉部材15aの基端側には、複数の歯を配設した第1歯部15agを有する第1係合部15a3が形成されている。第1歯部15agは、係止機構部の一つであるラチェット機構の歯車部に相当する。第1歯部15agには、第1開閉保持部16が備える後述する第1係止部16a1の第1ノッチ部16anが係合して係止状態を得られる構成になっている。第1歯部15ag及び第1ノッチ部16anは第1係止機構部である。
On the other hand, a first engagement portion 15a3 having a first tooth portion 15ag having a plurality of teeth is formed on the proximal end side of the first opening / closing
第1開閉部材15aの他面側には、設置面15a4と、リンク凸部15a5とが備えられている。設置面15a4は、第1部組本体14の一面上に配置される平面である。リンク凸部15a5は、第1歯部15agの反対側面に位置して第1係合部15a3を構成する。リンク凸部15a5は、設置面15a4より予め定めた寸法突出した凸部である。リンク凸部15a5には、第4連結ピン34が挿通される第4連結ピン挿通孔15ah4が形成されている。第4連結ピン挿通孔15ah4の長手軸と、第1開閉部材15aの長手軸とは直交関係である。
On the other surface side of the first opening / closing
第1連結棒部材15bは、細長な棒状部材である。第1連結棒部材15bの先端部は、回転軸を構成する第2連結ピン32を介してスライダー15cに回動自在に連結される構成である。一方、第1連結棒部材15bの基端部は、第1連結ピン31を介して第1開閉部材15aに回動自在に連結される構成になっている。
The first connecting
第1連結棒部材15bは、先端部に第2連結ピン32が挿通配置される第2連結ピン挿通孔15bh2を有し、基端部に第1連結ピン31が挿通配置される第1連結ピン挿通孔15bh1を有する。第2連結ピン挿通孔15bh2の長手軸と第1連結棒部材15bの長手軸とは直交関係であり、第1連結ピン挿通孔15bh1の長手軸と第1連結棒部材15bの長手軸とは直交関係である。 第1連結棒部材15bの基端側には、基端面中央から先端方向に向かって切り欠いて形成した隙間15b1が設けられている。隙間15b1は、リンク用バネ17のフック部17fを配置するための空間であり、隙間15b1の幅は該バネ17の線経より大きい。
なお、第1連結ピン挿通孔15bh1は、第1連結棒部材15bの基端側に形成した隙間15b1によって分割され、隙間15b1を挟んで対設している。
The first connecting
The first connecting pin insertion hole 15bh1 is divided by a gap 15b1 formed on the base end side of the first connecting
スライダー15cは、第1摺動体であって、摺動部15c1と、一対の係入突起15c2と、長孔15c3とを備えて構成されている。
摺動部15c1は、略直方体形状であって、予め設定した幅寸法、長さ寸法及び高さ寸法に設定されている。摺動部15c1の幅寸法は、第1部組本体14の幅寸法と略同寸法、或いはそれ以下に設定されている。摺動部15c1の他面は、摺動面15cpであって、第1平面12p1上に配置される。
The
The sliding portion 15c1 has a substantially rectangular parallelepiped shape, and is set to a preset width dimension, length dimension, and height dimension. The width dimension of the sliding part 15c1 is set to be approximately the same as or smaller than the width dimension of the
係入突起15c2は、摺動部15c1の基端部側部に対向して設けられた一対の凸部である。係入突起15c2は、摺動部15c1の一面である上面15cuより予め定めた寸法、突出している。この構成によれば、スライダー15cは、一対の係入突起15c2で第1部組本体14の側面を挟持した状態で配置される。この配置状態において、スライダー15cは、第1部組本体14に沿って摺動自在となる。なお、係入突起15c2の先端面は、先端部構成フレーム2fの基端面が当接する面として構成されている。
The engaging protrusion 15c2 is a pair of convex portions provided to face the base end side portion of the sliding portion 15c1. The engaging protrusion 15c2 protrudes from the upper surface 15cu, which is one surface of the sliding portion 15c1, by a predetermined size. According to this configuration, the
長孔15c3は、摺動部15c1に形成されている。長孔15c3は、摺動部15c1の一面側の外部と他面側の外部とを連通する貫通孔である。長孔15c3内には、第1連結棒部材15bの先端部が配置される。長孔15c3の長さ寸法及び幅寸法は予め定められた寸法に設定されており、幅寸法に関しては、第1連結棒部材15bの幅寸法よりも幅広である。
The long hole 15c3 is formed in the sliding portion 15c1. The long hole 15c3 is a through hole that communicates the outside on one side of the sliding portion 15c1 with the outside on the other side. A distal end portion of the first connecting
符号15ch2は、第2連結ピン固定孔であり、第2連結ピン32が挿通する貫通孔であり、長孔15c3を挟んで対設して形成されている。第2連結ピン固定孔15ch2の長手軸と、スライダー15cの長手軸とは直交関係である。第2連結ピン固定孔15ch2には、第2連結ピン32が挿通配置される。第2連結ピン32の長さ寸法は、摺動部15c1の幅寸法と略同一、或いはそれより所定の寸法、短く設定されている。
Reference numeral 15ch2 is a second connecting pin fixing hole, which is a through-hole through which the second connecting
第1開閉保持部16は、保持部本体16aと、一対の羽根部材16bと、凸部16cとを備えて構成されている。
保持部本体16aは、予め設定した形状に形作られており、幅寸法は第1開閉部材15aの幅寸法と略同寸法である。保持部本体16aは、その先端面に第1ノッチ部16anを備えた傾斜面で構成された第1係止部16a1を備えている。第1ノッチ部16anは、ラチェット機構の係止爪に相当し、第1開閉部材15aの第1歯部15agに噛み合う歯部が配列されている。
なお、保持部本体16aの他面側には、該他面に開口を有する、有底の穴16ahが形成されている。穴16ahは、保持部用バネ18の一端部が配置される穴であり、深さ寸法が所定寸法に設定されている。
The first opening /
The holding part
A bottomed hole 16ah having an opening on the other surface is formed on the other surface side of the holding portion
羽根部材16bは、保持部本体16aの基端部側の両側面16asに突出する係止状態解除部材である。羽根部材16bの基端側は、例えば、保持部本体16aの基端面から突出するように構成されている。羽根部材16bは、くさび形状に形成されており、第1当接面16b1と、第2当接面16b2と、傾斜面16b3とを備えている。傾斜面16b3は、羽根部材16bの一面側に予め設定した角度で傾いて形成され、第1当接面16b1及び第2当接面16b2は、羽根部材16bの他面側に予め設定した角度で傾いた傾斜面として形成されている。
The
羽根部材16bは、保持部本体16aの側面16asより予め定めた寸法、突出している。
凸部16cは、保持部本体16aの他面から予め定めた寸法突出している。凸部16cには第5連結ピン35が挿通される第5連結ピン挿通孔16ch5が形成されている。第5連結ピン挿通孔16ch5の長手軸と、保持部本体16aの長手軸とは直交関係である。
The
The
第1部組本体14は、細長な板状部材である。第1部組本体14の他面は、第1平面12p1に設置されて固定される固定面14aである。第1部組本体14の幅寸法は、第1平面12p1の幅寸法を基準に予め定めた寸法に設定されている。
The first assembly
第1部組本体14は、切り欠き溝14b、第1長孔14c、第2長孔14d、バネ用穴14e、切り欠き部14f、複数の連結ピン固定孔14h3、14h4、14h5を備えている。
切り欠き溝14bは、固定面14a側に開口を有する。切り欠き溝14bは、第1部組本体14の先端面から予め設定した距離、離れた位置から予め設定した幅寸法及び深さ寸法で形成されている。切り欠き溝14bにはスライダー15cの摺動部15c1が摺動自在に配置される。したがって、切り欠き溝14bの深さ寸法は、摺動部15c1の厚み寸法に比べて予め大きく設定してある。
The
The
第1長孔14cは、第1連通孔14c1と、第2連通孔14c2とを有して構成されている。第1連通孔14c1は、切り欠き溝14bの底面と一面側の外部と連通する。第2連通孔14c2は、固定面14a側の外部と一面側の外部とを連通する。
The first
第1連通孔14c1内には、第1連結棒部材15bが配置される。これに対して、第2連通孔14c2は、リンク用バネ17の基端部に形成されたフック部17fが配置されるフック配置空間を形成する。そして、第1長孔14cの幅寸法は、第1連結棒部材15bの幅寸法及びリンク用バネ17の外形より、予め定めた寸法、幅広に設定してある。
A first connecting
本実施形態において、スライダー15cの摺動部15c1、第1連結棒部材15b、及びリンク用バネ17は、第1長孔14cを含む切り欠き溝14b内に予め定めた状態で収容されるように構成されている。
In the present embodiment, the sliding portion 15c1, the first connecting
第2長孔14dは、第1長孔14cに隣接して設けられ、予め定めた長さ寸法に設定されている。第2長孔14dは、固定面14a側の外部と一面側の外部とを連通する連通孔である。
The second
第2長孔14d内には、第1開閉部材15aの第1係合部15a3と、第1開閉保持部16の凸部16cとが配置されるようになっている。そして、第2長孔14dの幅寸法は、第1係合部15a3の幅寸法及び凸部16cの外形寸法より幅広に設定されている。
A first engagement portion 15a3 of the first opening / closing
第3連結ピン固定孔14h3は、第3連結ピン33が挿通する貫通孔であり、第2連通孔14c2を挟んで対設して形成されている。第3連結ピン固定孔14h3の長手軸と、第1部組本体14の長手軸とは直交関係である。
The third connection pin fixing hole 14h3 is a through-hole through which the
第4連結ピン固定孔14h4は、第4連結ピン34が挿通する貫通孔であり、第5連結ピン固定孔14h5は、第5連結ピン35が挿通する貫通孔である。第4連結ピン固定孔14h4及び第5連結ピン固定孔14h5は、第2長孔14dを挟んで対設して形成されている。第4連結ピン固定孔14h4の長手軸と第5連結ピン固定孔14h5の長手軸とは、予め定めた間隔で形成されている。第4連結ピン固定孔14h4の長手軸と、第1部組本体14の長手軸とは直交関係であり、第5連結ピン固定孔14h5の長手軸と、第1部組本体14の長手軸とは直交関係である。
The fourth connecting pin fixing hole 14h4 is a through hole through which the fourth connecting
バネ用穴14eは、保持部用バネ18の他端部が配置される穴であり、深さ寸法が所定寸法に設定されている。
切り欠き部14fは、第1連結部材4aの一面が第1部組本体14の一面より出っ張ることを防止する逃がし部を構成する。符号14fhは、ネジ挿通孔であり、第1組付ネジ2m1のネジ部が挿通する。
The
The
第1開閉部組11の組み立てについて説明する。
第1開閉部組11は、第1開閉部組組み付け工程を経て、組み立てられる。この第1開閉部組組み付け工程は、当接部材組付工程、リンク部材基端部組付工程、リンク部材先端部組付工程、リンク用バネ組付工程、開閉部材基端部組付工程、及び開閉保持部組付工程を含んでいる。なお、第1開閉部組11を組み付ける順序は、工程表によって適宜、設定される。
The assembly of the first opening / closing part set 11 will be described.
The first opening / closing
以下、各組付工程について説明する。
まず、当接部材組付工程を説明する。当接部材組付工程は、当接部材30を第1開閉部材15aに組み付ける工程である。
この工程において、作業者は、当接部材30を矢印Y6aに示すように第1開閉部材15aの切り欠き面15a2上の予め定められた位置に配置する。
この後、作業者は、矢印Y6bに示すように固定ネジ36を段付き穴30aを介してネジ孔15afに螺合する。
このことによって、第1開閉部材15aの所定位置に当接部材30が一体的に固定される。
Hereinafter, each assembly process will be described.
First, the contact member assembling process will be described. The contact member assembling step is a step of assembling the
In this step, the worker arranges the
Thereafter, the operator screws the fixing
As a result, the
次に、リンク部材基端部組付工程を説明する。リンク部材基端部組付工程は、第1連結棒部材15bの基端部を第1開閉部材15aに回動自在に組み付ける工程である。
この工程において、作業者は、予め、第1連結棒部材15bの隙間15b1内に、矢印Y6cに示すようにリンク用バネ17の先端部に形成されたフック部17fを配置する。
この後、作業者は、フック部17fが隙間15b1に配置されている第1連結棒部材15bの基端部を、矢印Y6dに示すように長孔15a1内に配置する。
Next, the link member base end assembly process will be described. The link member base end portion assembly step is a step in which the base end portion of the first connecting
In this step, the worker previously arranges a
Thereafter, the worker arranges the proximal end portion of the first connecting
この配置状態において作業者は、第1連結ピン31を矢印Y6eに示すように第1開閉部材15aの第1連結ピン固定孔15ah1、第1連結棒部材15bの第1連結ピン挿通孔15bh1、リンク用バネ17のフック部17f、第1連結ピン挿通孔15bh1、第1連結ピン固定孔15ah1の順に挿通する。
第1連結ピン挿通後、作業者は、第1開閉部材15aのそれぞれの第1連結ピン固定孔15ah1に接着剤を塗布して、或いは溶接等の手段により第1連結ピン31のそれぞれの端部を第1開閉部材15aに一体的に固定する。
In this arrangement state, the operator connects the first connecting
After inserting the first connecting pin, the operator applies an adhesive to each first connecting pin fixing hole 15ah1 of the first opening / closing
このことによって、第1連結棒部材15bの基端部は、第1開閉部材15aの長孔15a1内に設けられた第1連結ピン31を中心に回動自在に第1開閉部材15aに取り付けられる。また、リンク用バネ17のフック部17fは、第1連結ピン31に引っ掛け配置される。
Thus, the base end portion of the first connecting
なお、上述の工程においては、予め、リンク用バネ17のフック部17fを、第1連結棒部材15bの隙間15b1内に配置するとしている。しかし、作業者は、第1連結ピン31を第1連結棒部材15bの第1連結ピン挿通孔15bh1及び第1開閉部材15aの第1連結ピン固定孔15ah1に挿通して、第1連結ピン31のそれぞれの端部を第1開閉部材15aに一体的に固定した後、リンク用バネ17のフック部17fを隙間15b1を介して第1連結ピン31に引っ掛けるようにしてもよい。
In the above-described process, the
次に、リンク部材先端部組付工程を説明する。リンク部材先端部組付工程は、第1連結棒部材15bの先端部をスライダー15cに回動自在に組み付ける工程である。
作業者は、リンク部材基端部組付工程後に、リンク部材先端部組付工程に取りかかる場合、第1連結棒部材15bの先端部を矢印Y6fに示すように第1部組本体14の連通孔14c1を通過させて、スライダー15cの長孔15c3内に配置する。
なお、リンク部材先端部組付工程をリンク部材基端部組付工程前に行う場合には、第1連結棒部材15bの先端部をスライダー15cの長孔15c3内に配置する。
Next, the link member tip part assembly step will be described. The link member tip portion assembly step is a step of rotatably assembling the tip portion of the first connecting
When the operator starts the link member distal end portion assembly step after the link member proximal end assembly step, the distal end portion of the first connecting
In addition, when performing a link member front-end | tip part assembly process before a link member base end part assembly | attachment process, the front-end | tip part of the 1st connecting
第1連結棒部材15bの先端部を長孔15c3内に配置した後、作業者は、第2連結ピン32を矢印Y6gに示すようにスライダー15cの第2連結ピン固定孔15ch2、第1連結棒部材15bの第2連結ピン挿通孔15bh2、第2連結ピン固定孔15ch2の順に挿通する。
第2連結ピン挿通後、作業者は、スライダー15cのそれぞれの第2連結ピン固定孔15ch2に接着剤を塗布して、或いは溶接等の手段により第2連結ピン32のそれぞれの端部をスライダー15cに一体的に固定する。
このことによって、第1連結棒部材15bの先端部は、スライダー15cの長孔15c3内に設けられた第2連結ピン32を中心に回動自在にスライダー15cに取り付けられる。
After the tip of the first connecting
After inserting the second connecting pin, the operator applies an adhesive to each second connecting pin fixing hole 15ch2 of the
Thus, the tip of the first connecting
なお、リンク部材先端部組付工程後に、リンク部材基端部組付工程を行う場合、作業者は、第1連結棒部材15bの基端部を矢印Y6fとは逆方向に第1部組本体14の第1連通孔14c1を通過させた後に、第1開閉部材15aの長孔15a1内に配置する。
In addition, when performing a link member base end part assembly | attachment process after a link member front-end | tip part assembly | attachment process, an operator sets the base end part of the 1st
次に、リンク用バネ組付工程を説明する。リンク用バネ組付工程は、リンク用バネ17の基端側のフック部17fを第1部組本体14に組み付ける工程である。
作業者は、リンク用バネ17の基端側のフック部17fを、矢印Y6hに示すように第2連通孔14c2内に配置する。
Next, the link spring assembly process will be described. The link spring assembly step is a step of assembling the
The worker arranges the
この配置状態において作業者は、第3連結ピン33を矢印Y6kに示すように第1部組本体14の第3連結ピン固定孔14h3、フック部17f、第3連結ピン固定孔14h3の順に挿通する。
第3連結ピン挿通後、作業者は、第1部組本体14のそれぞれの第3連結ピン固定孔14h3に接着剤を塗布して、或いは溶接等の手段により第3連結ピン33のそれぞれの端部を第1部組本体14に一体的に固定する。
このことによって、リンク用バネ17の基端部に形成されているフック部17fは、第3連結ピン33に引っ掛け配置される。
In this arrangement state, the operator inserts the
After inserting the third connection pin, the operator applies an adhesive to each third connection pin fixing hole 14h3 of the
As a result, the
なお、上述の工程においては、予め、リンク用バネ17のフック部17fを、第2連通孔14c2内に配置するとしている。しかし、作業者は、第1部組本体14の第3連結ピン固定孔14h3に挿通した第3連結ピン33のそれぞれの端部を第3連結ピン固定孔14h3にそれぞれ一体的に固定した後、リンク用バネ17のフック部17fを第2連通孔14c2を介して第3連結ピン33に引っ掛けるようにしてもよい。
In the above-described process, the
次に、開閉部材基端部組付工程を説明する。開閉部材基端部組付工程は、第1開閉部材15aの第1係合部15a3を第1部組本体14に回動自在に組み付ける工程である。
作業者は、第1係合部15a3を矢印Y6mに示すように第2長孔14d内の先端側に配置する。
Next, the opening / closing member base end assembly process will be described. The opening / closing member base end assembly step is a step in which the first engaging portion 15a3 of the first opening / closing
An operator arrange | positions the 1st engaging part 15a3 in the front end side in 14d of 2nd long holes, as shown by arrow Y6m.
この配置状態において作業者は、第4連結ピン34を矢印Y6nに示すように第1部組本体14の第4連結ピン固定孔14h4、第1開閉部材15aの第4連結ピン挿通孔15ah4、第4連結ピン固定孔14h4の順に挿通する。
第4連結ピン挿通後、作業者は、第1部組本体14のそれぞれの第4連結ピン固定孔14h4に接着剤を塗布して、或いは溶接等の手段により第4連結ピン34のそれぞれの端部を第1部組本体14に一体的に固定する。
このことによって、第1開閉部材15aが第4連結ピン34を中心に回動自在に第1部組本体14に取り付けられる。
In this arrangement state, the operator places the fourth connecting
After inserting the fourth connecting pin, the operator applies an adhesive to each of the fourth connecting pin fixing holes 14h4 of the
Thus, the first opening / closing
なお、開閉部材基端部組付工程は、上述した当接部材組付工程、リンク部材基端部組付工程、リンク部材先端部組付工程、及びリンク用バネ組付工程完了後に行う、或いは当接部材組付工程完了後に行う、当接部材組付工程及びリンク部材基端部組付工程完了後等に行うことが可能である。 The opening / closing member base end assembly step is performed after completion of the above-described contact member assembly step, link member base end assembly step, link member tip end assembly step, and link spring assembly step, or It can be performed after completion of the contact member assembly process and the link member base end assembly process performed after completion of the contact member assembly process.
最後に、開閉保持部組付工程を説明する。開閉保持部組付工程は、第1開閉保持部16の凸部16cを第1部組本体14に回動自在に組み付ける工程である。
作業者は、第1開閉保持部16の凸部16cを矢印Y6pに示すように第2長孔14d内の基端側に配置する際、予め、矢印Y6rに示すように保持部用バネ18の他端部をバネ用穴14e内に配置しておく。
保持用バネ18の端部がバネ用穴14eに配置された状態で、作業者は、凸部16cを矢印Y6pに示すように第2長孔14d内の基端側に配置する。このとき、作業者は、保持部用バネ18の一端部を第1開閉保持部16の穴16ah内に配置させる。
Finally, the opening / closing holding part assembling step will be described. The opening / closing holding portion assembly step is a step in which the
When the operator arranges the
In a state where the end of the holding
ここで、作業者は、保持用バネ18の付勢力に抗して凸部16cを第2長孔14d内の基端側に配置させると共に、第1係止部16a1の第1ノッチ部16anを第1係合部15a3の第1歯部15agに対して所定の係止状態で係止させる。
この後、作業者は、第5連結ピン35を矢印Y6sに示すように第1部組本体14の第5連結ピン固定孔14h5、第1開閉保持部16の第5連結ピン挿通孔16ch5、第5連結ピン固定孔14h5の順に挿通する。
第5連結ピン挿通後、作業者は、第1部組本体14のそれぞれの第5連結ピン固定孔14h5に接着剤を塗布して、或いは溶接等の手段により第5連結ピン35のそれぞれの端部を第1部組本体14に一体的に固定する。
Here, the operator arranges the
Thereafter, the operator connects the fifth connecting
After inserting the fifth connecting pin, the operator applies an adhesive to each fifth connecting pin fixing hole 14h5 of the
このことによって、第1開閉保持部16が第5連結ピン35を中心に回動自在に第1部組本体14に取り付けられる。この取り付け状態において、保持用バネ18が凸部16cより基端側に位置していることによって、第1係止部16a1は、保持用バネ18の付勢力によって第1係合部15a3側に押圧されて、第1ノッチ部16anが第1歯部15agに係合した状態になる。
Thus, the first opening /
なお、本実施形態において、第1ノッチ部16an及び第1歯部15agの形状は、係合状態において、第1開閉部材15aが第4連結ピン34を中心に図中上方向から左方向である反時計方向に回転することを防止して開状態を保持する一方、第1開閉部材15aが時計方向へ回転してさらに立ち上がることは可能となるように形作られている。
In the present embodiment, the shape of the first notch portion 16an and the first tooth portion 15ag is such that, in the engaged state, the first opening / closing
また、上述においては、開閉保持部組付工程を開閉部材基端部組付工程後に行う場合を説明している。しかし、開閉保持部組付工程を開閉部材基端部組付工程前に行うようにしてもよい。この場合、第1係合部15a3の第1歯部15agを第1係止部16a1の第1ノッチ部16anに対して所定の状態で係止させる作業は、開閉部材基端部組付工程で行われる。 Moreover, in the above, the case where the opening / closing holding | maintenance part assembly | attachment process is performed after the opening / closing member base end part assembly | attachment process is demonstrated. However, you may make it perform an opening-and-closing holding part assembly | attachment process before an opening-and-closing member base end part assembly | attachment process. In this case, the operation of locking the first tooth portion 15ag of the first engagement portion 15a3 in a predetermined state with respect to the first notch portion 16an of the first locking portion 16a1 is performed in the opening / closing member base end portion assembly step. Done.
上述した開閉部組組み付け工程を経て組み立てられた第1開閉部組11は、図8に示すようにユニット本体12に設けられているそれぞれの第1平面12p1に対して固設される。このことによって図4に示す第1開閉ユニット10が構成される。
なお、突き当て部材23は、ユニット本体12の第2平面12p2の予め定められた位置に接着剤を塗布して、或いは溶接、或いは半田等のろう付けによって一体的に固定されている。
The first opening /
The abutting
第1開閉ユニット10を構成する第1開閉部組11の第1開閉部材15aを閉状態にしたとき、スライダー15cの摺動部15c1の先端面は、切り欠き溝14bの先端側立ち上がり面に近接して配置される。また、該第1開閉部材15aが閉状態のとき、第1連結棒部材15b及びリンク用バネ17は、第1長孔14c及び切り欠き溝14bで構成される空間内に横たわるように収容される。
When the first opening / closing
第1開閉部材15aは、スライダー15cの基端側への移動に伴って、徐々に開状態に変化するように構成されている。具体的に、スライダー15cが図8の実線に示す位置から第1部組本体14に沿って基端方向に移動していくことにより、第1連結棒部材15bの先端部が第2連結ピン32を中心に回転されると共に、第1連結棒部材15bの基端部が第1連結ピン31を中心に回転される。
The first opening / closing
この結果、スライダー15cの基端側への移動に伴って、第1長孔14c及び切り欠き溝14bで構成される空間内に収容されていた第1連結棒部材15bが徐々に立ち上げられる。また、第1連結棒部材15bの立ち上がりに伴って、第1開閉部材15aが、リンク用バネ17の付勢力に抗して第4連結ピン34を中心に矢印Y7に示すように図中左方向から上方向である時計方向に回転して立ち上がっていく。この第1開閉部材15aの回転移動に伴って、第1歯部15agと第1ノッチ部16anとの係合状態が、一歯毎に変化する。このように係合状態が変化することによって、第1開閉部材15aは、閉状態から開状態に段階的に切り換えられ、切り換わった状態に保持される。
As a result, as the
第1開閉部材15aは、摺動部15c1の基端面が切り欠き溝14bの基端側立ち上がり面に当接することによって、最大の開状態になる。第1開閉部材15aは、最大開状態、或いは、摺動部15c1が切り欠き溝14bの中途部に位置している状態において、第1歯部15agに第1ノッチ部16anが係合していることによって、第1開閉部材15aが反時計方向へ回転することが規制されている。このため、スライダー15cの移動距離に対応する開状態に保持される。
The first opening / closing
そして、第1開閉部材15aは、第1歯部15agと第1ノッチ部16anとの係合状態が保持用バネ18の付勢力に抗して解除されたとき、リンク用バネ17の付勢力によってスライダー15cを先端側に移動させて閉状態に復帰する。
When the engagement state between the first tooth portion 15ag and the first notch portion 16an is released against the biasing force of the holding
図9に示すように第2開閉ユニット20は、例えば4つの第2開閉部組21と、基端部構成フレーム22とを主に備えて構成されている。
基端部構成フレーム22は、第2環状部材である。基端部構成フレーム22の内孔22aの形状は、第1開閉部組11が固設されたユニット本体12の外形形状を考慮して設定され、本実施形態において八角形形状である。また、基端部構成フレーム22の外形形状も多角形形状であって、本実施形態において八角形形状である。
As shown in FIG. 9, the second opening /
The base
基端部構成フレーム22は、外表に、固定面22p1と、締結面22p2とを交互に有している。固定面22p1は、第2開閉部組21を一体的に固定するための平面である。締結面22p2は、組付ネジ2m2のネジ部が螺合されるネジ孔22pfを予め定められた位置に備える平面である。本実施形態において、固定面22p1及び締結面22p2は、4つずつ設けられている。
The base
基端部構成フレーム22の内孔22aの内面は、第1摺動面22a1と第2摺動面22a2とを交互に有して構成されている。
第1摺動面22a1は、締結面22p2の裏面を構成する。第1摺動面22a1は、ユニット本体12の第1平面12p1に固設された第1開閉部組11の第1部組本体14の一面上に摺動自在に配置されるように構成されている。
第2摺動面22a2は、固定面22p1の裏面を構成している。
The inner surface of the
The first sliding surface 22a1 constitutes the back surface of the fastening surface 22p2. The first sliding surface 22a1 is configured to be slidably disposed on one surface of the
The second sliding surface 22a2 constitutes the back surface of the fixed surface 22p1.
なお、締結面22p2は、予め定められた数のネジ山を得られるように、外表面より外側に突出して構成されている。このため、締結面22p2の厚みは、固定面22p1の厚みより厚くなっている。 The fastening surface 22p2 is configured to protrude outward from the outer surface so as to obtain a predetermined number of threads. For this reason, the thickness of the fastening surface 22p2 is thicker than the thickness of the fixed surface 22p1.
図10を参照して第2開閉部組21の構成を説明する。なお、第1開閉部組11と同部材には同符号を付して説明を省略する。
第2開閉部組21は、第2開閉部組本体(以下、第2部組本体と略記する)24と、第2開閉リンク機構部25と、第2開閉保持部26と、リンク用バネ17、保持部用バネ18、当接部材30、連結ピン31、33、34、35、固定ネジ36、及び突き当てピン37を備えて構成されている。
The configuration of the second opening / closing
The second opening /
第2開閉部組21において、第2開閉リンク機構部25は、第2開閉部材25aと、第2連結棒部材25bと、突き当てピン37とで主に構成されている。
第2開閉部組21を構成する第2開閉リンク機構部25の第2開閉部材25aと、第1開閉リンク機構部15の第1開閉部材15aとは同部材である。また、第2開閉リンク機構部25の第2連結棒部材25bと第1開閉リンク機構部15の第1連結棒部材15bとは同部材である。さらに、第2開閉保持部26と第1開閉保持部16とは同部材である。
このように、本実施形態の連動開閉ユニット2においては、部品の共通化を図って部品点数の低減を実現している。
In the second opening / closing
The second opening / closing
As described above, in the interlocking opening /
なお、上述した第2開閉部材25aと第1開閉部材15aとは同部材であるが、第2開閉部組21用の開閉部材と第1開閉部組11用の開閉部材との区別を図るため、第2開閉部組21用の第2開閉部材に符号25aを付して第1開閉部材15aと区別可能にしている。同様に、第2リンク部材については符号25bを付して第1連結棒部材15bと区別可能にし、第2開閉保持部については符号26を付して第1開閉保持部16と区別可能にしている。
The second opening / closing
第2開閉部材25aは、第2開閉部である。第2開閉部材25aは、第2部組本体24に対して横たわって当接部材30が第2部組本体24上に配置された閉状態と、第2部組本体24に対して立ち上がって当接部材30が第2部組本体24から離間した開状態とに変化する。第2開閉部材25aは、前記第1開閉部材15aと同様な構成であり、長孔25a1、第1連結ピン固定孔25ah1、切り欠き面25a2、ネジ孔25af、複数の歯を配設した第2係止機構部を構成する第2歯部25agを配列した第2係合部25a3、設置面25a4、リンク凸部25a5及び第4連結ピン挿通孔25ah4を備えて構成されている。
The second opening / closing
一方、第2連結棒部材25bは、第1連結棒部材15bとは異なり、、ピン固定孔25bh2、第1連結ピン挿通孔25bh1、隙間25b1とを備えて構成されている。
On the other hand, unlike the first connecting
突き当てピン37は、第2摺動体であって、ピン固定孔25bh2に固設される。突き当てピン37の長さ寸法は、その両端部がそれぞれ第2連結棒部材25bの側面から予め定められた長さ突出するように設定されている。
The abutting
第2開閉保持部26は、第1開閉保持部16と同様な構成であり、保持部本体26aと、一対の羽根部材26bと、凸部26cとを備えて構成されている。保持部本体26aは、第2係止機構部を構成する第2ノッチ部26anを備えた第2係止部26a1、有底の穴26ah、両側面26asに設けられ羽根部材26bを備えて構成されている。
The second opening /
羽根部材26bは、保持部本体26aの基端部側の両側面26asに突出する係止状態解除部材である。羽根部材26bは、ユニット本体12に固設された第1部組本体14の羽根部材16bと当接する位置関係となるように配置されている。
凸部26cには、第5連結ピン挿通孔26ch5が形成されている。
The
A fifth connecting pin insertion hole 26ch5 is formed in the
第2部組本体24は、第1部組本体14と異なり、クランク形状の角柱部材であって、先端部24a1と、屈曲部24a2と、基端部24a3とを備えている。第2部組本体24の幅寸法は、第2平面12p2の幅寸法を基準に予め定めた寸法に設定されている。
Unlike the
第2部組本体24は、第1切り欠き部24ap、第1長孔24c、第2長孔24d、バネ用穴24e、第2切り欠き部24f、複数の連結ピン固定孔24h3、24h4、24h5、を備えている。
The
先端部24a1の一面側先端部は、先端接合面24bとして構成されている。先端部24a1の他面は、第2平面12p2上に摺動自在に配置される摺動面である。先端部24a1の摺動面先端側には、突き当てピン37が配置される空間を構成する先端側切り欠き部24ap(以下、第1切り欠き部と記載する)が形成されている。
The front end portion on one surface side of the front end portion 24a1 is configured as a front end
第1切り欠き部24apの長さ寸法は、突き当てピン37の移動距離を考慮して設定される。一方、第1切り欠き部24apの深さ寸法は、第2連結棒部材25bの厚み寸法及び突き当てピン37の位置を考慮して設定される。符号24aeは、立ち上がり面であって、突き当てピン37が当接する面である。
The length dimension of the first notch 24ap is set in consideration of the moving distance of the butting
第1切り欠き部24apには、軸方向溝24adが形成されている。軸方向溝24adは、第1切り欠き部24apの他面中央部に細長に形成され、第1切り欠き部24apの両側部に突出する摺動突起24arを構成する。軸方向溝24adは、第2部組本体24の先端から第2長孔24dに至る溝である。
An axial groove 24ad is formed in the first notch 24ap. The axial groove 24ad is formed in an elongated shape at the center of the other surface of the first notch 24ap, and constitutes a sliding protrusion 24ar projecting on both sides of the first notch 24ap. The axial groove 24ad is a groove extending from the tip of the
第1長孔24cは、第1連通孔24c1と、第2連通孔24c2とを有して構成されている。第1連通孔24c1は、第1切り欠き部24apと一面側の外部と連通する。第2連通孔24c2は、摺動面側の外部と一面側の外部とを連通する。 The first long hole 24c includes a first communication hole 24c1 and a second communication hole 24c2. The first communication hole 24c1 communicates with the first cutout portion 24ap and the outside on the one surface side. The second communication hole 24c2 communicates the outside on the sliding surface side and the outside on the one surface side.
第1連通孔24c1内には、第2連結棒部材25bが配置される。これに対して、第2連通孔24c2は、リンク用バネ17の基端部に形成されたフック部17fが配置されるフック配置空間を形成する。そして、第1長孔24cの幅寸法は、第2連結棒部材25bの幅寸法及びリンク用バネ17の外形より、予め定めた寸法、幅広に設定してある。
A second connecting
本実施形態において、突き当てピン37を固設した第2連結棒部材25b及びリンク用バネ17は、第1長孔24c及び第1切り欠き部24ap内に予め定めた状態で収容されるように構成されている。
In the present embodiment, the second connecting
第2長孔24dは、第1長孔24cに隣接して設けられ、予め定めた長さ寸法に設定されている。第2長孔24dは、摺動面側の外部と一面側の外部とを連通する連通孔である。
The second
第2長孔24d内には、第2開閉部材25aの第2係合部25a3と、第1開閉保持部26の凸部26cとが配置されるようになっている。そして、第2長孔24dの幅寸法は、第2係合部25a3の幅寸法及び凸部26cの外形寸法より幅広に設定されている。
A second engaging portion 25a3 of the second opening / closing
第3連結ピン固定孔24h3は、第3連結ピン33が挿通する貫通孔であり、第2連通孔24c2を挟んで対設して形成されている。第3連結ピン固定孔24h3の長手軸と、第2部組本体24の長手軸とは直交関係である。
The third connection pin fixing hole 24h3 is a through-hole through which the
第4連結ピン固定孔24h4は、第4連結ピン34が挿通する貫通孔であり、第5連結ピン固定孔24h5は、第5連結ピン35が挿通する貫通孔である。第4連結ピン固定孔24h4及び第5連結ピン固定孔24h5は、第2長孔24dを挟んで対設して形成されている。第4連結ピン固定孔24h4の長手軸と第5連結ピン固定孔24h5の長手軸とは、予め定めた間隔で形成されている。第4連結ピン固定孔24h4の長手軸と、第2部組本体24の長手軸とは直交関係であり、第5連結ピン固定孔24h5の長手軸と、第2部組本体24の長手軸とは直交関係である。
The fourth connecting pin fixing hole 24h4 is a through hole through which the fourth connecting
バネ用穴24eは、保持部用バネ18の他端部が配置される穴であり、深さ寸法が所定寸法に設定されている。
第2切り欠き部24fは、基端部構成フレーム22の固定面22p1に配置される接合面を有する。第2部組本体24は、第2切り欠き部24fの接合面を固定面22p1に例えば溶接によって接合して、基端部構成フレーム22に一体に固設されるようになっている。
The
The
第2開閉部組21の組み立てについて説明する。
第2開閉部組21は、第2開閉部組組み付け工程を経て、組み立てられる。この第2開閉部組組み付け工程は、第1開閉部組組み付け工程で説明した当接部材組付工程、リンク部材基端部組付工程、リンク用バネ組付工程、開閉部材基端部組付工程、及び開閉保持部組付工程と、第2開閉部組21特有の組付工程であるリンク部材先端部組付工程とを含んでいる。
The assembly of the second opening / closing
The 2nd opening-and-closing
以下、各組付工程について説明する。
当接部材組付工程は、当接部材30を第2開閉部材25aに組み付ける工程である。
この工程において、作業者は、当接部材30を矢印Y9aに示すように第2開閉部材25aの切り欠き面25a2上の予め定められた位置に配置する。
この後、作業者は、矢印Y9bに示すように固定ネジ36を、段付き穴30aを介してネジ孔25afに螺合する。
このことによって、第2開閉部材25aの所定位置に当接部材30が一体的に固定される。
Hereinafter, each assembly process will be described.
The contact member assembly step is a step of assembling the
In this step, the operator places the
Thereafter, the operator screws the fixing
As a result, the
リンク部材基端部組付工程は、第2連結棒部材25bの基端部を第2開閉部材25aに回動自在に組み付ける工程である。
この工程において、作業者は、予め、第2連結棒部材25bの隙間25b1内に、矢印Y9cに示すようにリンク用バネ17の先端部に形成されたフック部17fを配置する。
この後、作業者は、フック部17fが隙間25b1に配置されている第2連結棒部材25bの基端部を、矢印Y9dに示すように長孔25a1内に配置する。
The link member base end portion assembly step is a step in which the base end portion of the second connecting
In this step, the worker arranges in advance a
Thereafter, the worker arranges the proximal end portion of the second connecting
この配置状態において作業者は、第1連結ピン31を矢印Y9eに示すように第2開閉部材25aの第1連結ピン固定孔25ah1、第2連結棒部材25bの第1連結ピン挿通孔25bh1、リンク用バネ17のフック部17f、第1連結ピン挿通孔25bh1、第1連結ピン固定孔25ah1の順に挿通する。
In this arrangement state, the operator places the first connecting
第1連結ピン挿通後、作業者は、第2開閉部材25aのそれぞれの第1連結ピン固定孔25ah1に接着剤を塗布して、或いは溶接等の手段により第1連結ピン31のそれぞれの端部を第2開閉部材25aに一体的に固定する。
このことによって、第2連結棒部材25bの基端部は、第2開閉部材25aの長孔25a1内に設けられた第1連結ピン31を中心に回動自在に第2開閉部材25aに取り付けられる。また、リンク用バネ17のフック部17fは、第1連結ピン31に引っ掛け配置される。
After inserting the first connecting pin, the operator applies an adhesive to each first connecting pin fixing hole 25ah1 of the second opening / closing
Thus, the base end portion of the second connecting
なお、上述の工程においては、予め、リンク用バネ17のフック部17fを、第2連結棒部材25bの隙間25b1内に配置するとしている。しかし、作業者は、第1連結ピン31を第2連結棒部材25bの第1連結ピン挿通孔25bh1及び第2開閉部材25aの第1連結ピン固定孔25ah1に挿通して、第1連結ピン31のそれぞれの端部を第2開閉部材25aに一体的に固定した後、リンク用バネ17のフック部17fを、隙間25b1を介して第1連結ピン31に引っ掛けるようにしてもよい。
In the above-described process, the
次に、リンク部材先端部組付工程を説明する。リンク部材先端部組付工程は、第2連結棒部材25bの先端部に突き当てピン37を組み付ける工程である。
作業者は、リンク部材基端部組付工程後に、リンク部材先端部組付工程に取りかかる場合、第2連結棒部材25bの先端部を矢印Y9fに示すように第2部組本体24の第1連通孔24c1を通過させて、第2連結棒部材25bの先端部を第1切り欠き部24ap側に配置する。
Next, the link member tip part assembly step will be described. The link member tip portion assembly step is a step of assembling the abutting
When the operator starts the link member tip end assembly step after the link member base end assembly step, the first end of the second assembly
作業者は、第2連結棒部材25bの先端部を第1切り欠き部24ap側に配置した後、突き当てピン37を矢印Y9gに示すように第2連結棒部材25bのピン固定孔25bh2に挿通する。このとき、突き当てピン37の両端部を略均等に第2連結棒部材25bの側面から突出させる。
After the tip of the second connecting
突き当てピン挿通後、作業者は、ピン固定孔25bh2に接着剤を塗布して、或いは溶接等の手段により突き当てピン37を第2連結棒部材25bに一体的に固定する。
このことによって、第2連結棒部材25bの先端部に固設された突き当てピン37が、第1切り欠き部24ap側に配置されて、第2連結棒部材25bの先端部が第1切り欠き部24ap側の所定位置に摺動自在に配置される。
After inserting the abutting pin, the operator applies the adhesive to the pin fixing hole 25bh2 or fixes the abutting
As a result, the
なお、リンク部材先端部組付工程後に、リンク部材基端部組付工程を行う場合、作業者は、第2連結棒部材25bの基端部を矢印Y9fとは逆方向に第2部組本体24の第1連通孔24c1を通過させ、その後、第2開閉部材25aの長孔25a1内に配置する。
In addition, when performing a link member base end part assembly | attachment process after a link member front-end | tip part assembly | attachment process, an operator sets the base end part of the 2nd connecting
リンク用バネ組付工程は、リンク用バネ17の基端側のフック部17fを第2部組本体24に組み付ける工程である。
作業者は、リンク用バネ17の基端側のフック部17fを、矢印Y9hに示すように第2連通孔24c2内に配置する。
The link spring assembly step is a step of assembling the
The worker arranges the
この配置状態において作業者は、第3連結ピン33を矢印Y9kに示すように第2部組本体24の第3連結ピン固定孔24h3、フック部17f、第3連結ピン固定孔24h3の順に挿通する。
第3連結ピン挿通後、作業者は、第2部組本体24のそれぞれの第3連結ピン固定孔24h3に接着剤を塗布して、或いは溶接等の手段により第3連結ピン33のそれぞれの端部を第2部組本体24に一体的に固定する。
このことによって、リンク用バネ17の基端部に形成されているフック部17fは、第3連結ピン33に引っ掛け配置される。
In this arrangement state, the operator inserts the third connecting
After inserting the third connecting pin, the operator applies an adhesive to each third connecting pin fixing hole 24h3 of the
As a result, the
なお、上述の工程においては、予め、リンク用バネ17のフック部17fを、第2挿通孔24c2内に配置するとしている。しかし、作業者は、第2部組本体24の第3連結ピン固定孔24h3に挿通した第3連結ピン33のそれぞれの端部を第3連結ピン固定孔24h3にそれぞれ一体的に固定した後、リンク用バネ17のフック部17fを第2連通孔24c2を介して第3連結ピン33に引っ掛けるようにしてもよい。
In the above-described process, the
次に、開閉部材基端部組付工程は、第2開閉部材25aのリンク凸部25a5を第2部組本体24に回動自在に組み付ける工程である。
作業者は、第2係合部25a3を矢印Y9mに示すように第2長孔24d内の先端側に配置する。
Next, the opening / closing member base end portion assembly step is a step in which the link convex portion 25a5 of the second opening / closing
An operator arrange | positions the 2nd engaging part 25a3 in the front end side in the 2nd
この配置状態において作業者は、第4連結ピン34を矢印Y9nに示すように第2部組本体24の第4連結ピン固定孔24h4、第2開閉部材25aの第4連結ピン挿通孔25ah4、第4連結ピン固定孔24h4の順に挿通する。
第4連結ピン挿通後、作業者は、第2部組本体24のそれぞれの第4連結ピン固定孔24h4に接着剤を塗布して、或いは溶接等の手段により第4連結ピン34のそれぞれの端部を第2部組本体24に一体的に固定する。
このことによって、第2開閉部材25aが第4連結ピン34を中心に回動自在に第2部組本体24に取り付けられる。
In this arrangement state, the operator places the
After inserting the fourth connection pin, the operator applies an adhesive to each fourth connection pin fixing hole 24h4 of the
Thus, the second opening / closing
なお、開閉部材基端部組付工程は、上述した当接部材組付工程、リンク部材基端部組付工程、リンク部材先端部組付工程、及びリンク用バネ組付工程完了後に行う、或いは当接部材組付工程完了後に行う、当接部材組付工程及びリンク部材基端部組付工程完了後等に行うことが可能である。 The opening / closing member base end assembly step is performed after completion of the above-described contact member assembly step, link member base end assembly step, link member tip end assembly step, and link spring assembly step, or It can be performed after completion of the contact member assembly process and the link member base end assembly process performed after completion of the contact member assembly process.
開閉保持部組付工程は、第2開閉保持部26の凸部26cを第2部組本体24に回動自在に組み付ける工程である。
作業者は、第1開閉保持部26の凸部26cを矢印Y9pに示すように第2長孔24d内の基端側に配置する際、予め、矢印Y9rに示すように保持部用バネ18の他端部をバネ用穴24e内に配置しておく。
保持部用バネ18の端部がバネ用穴24eに配置された状態で、作業者は、凸部26cを矢印Y9pに示すように第2長孔24d内の基端側に配置する。このとき、作業者は、保持部用バネ18の一端部を第2開閉保持部26の穴26ah内に配置させる。
The opening / closing holding portion assembly step is a step in which the
When the operator arranges the
With the end portion of the holding
ここで、作業者は、保持用バネ18の付勢力に抗して凸部26cを第2長孔24d内の基端側に配置させると共に、第2係止部26a1の第2ノッチ部26anを第2係合部25a3の第2歯部25agに対して所定の係止状態で係止させる。
この後、作業者は、第5連結ピン35を矢印Y9sに示すように第2部組本体24の第5連結ピン固定孔24h5、第2開閉保持部26の第5連結ピン挿通孔26ch5、第5連結ピン固定孔24h5の順に挿通する。
第5連結ピン挿通後、作業者は、第2部組本体24のそれぞれの第5連結ピン固定孔24h5に接着剤を塗布して、或いは溶接等の手段により第5連結ピン35のそれぞれの端部を第2部組本体24に一体的に固定する。
このことによって、第2開閉保持部26が第5連結ピン35を中心に回動自在に第2部組本体24に取り付けられる。この取り付け状態において、保持用バネ18が凸部26cより基端側に位置していることによって、第2係止部26a1は、保持用バネ18の付勢力によって第2係合部25a3側に押圧されて、第2ノッチ部26anが第2歯部25agに係合した状態になる。
Here, the operator arranges the
Thereafter, the operator connects the fifth connecting
After inserting the fifth connecting pin, the operator applies an adhesive to each fifth connecting pin fixing hole 24h5 of the
As a result, the second opening /
なお、本実施形態において、第2ノッチ部26an及び第2歯部25agの形状は、係合状態において、第2開閉部材25aが第4連結ピン34を中心に図中上方向から左方向である反時計方向に回転することを防止して開状態を保持する一方、第2開閉部材25aが時計方向へ回転してさらに立ち上がることは可能となるように形作られている。
In the present embodiment, the shape of the second notch portion 26an and the second tooth portion 25ag is such that, in the engaged state, the second opening / closing
また、上述においては、開閉保持部組付工程を開閉部材基端部組付工程後に行う場合を説明している。しかし、開閉保持部組付工程を開閉部材基端部組付工程前に行うようにしてもよい。この場合、第2係合部25a3の第2歯部25agを第2係止部26a1の第2ノッチ部26anに対して所定の状態で係止させる作業は、開閉部材基端部組付工程で行われる。 Moreover, in the above, the case where the opening / closing holding | maintenance part assembly | attachment process is performed after the opening / closing member base end part assembly | attachment process is demonstrated. However, you may make it perform an opening-and-closing holding part assembly | attachment process before an opening-and-closing member base end part assembly | attachment process. In this case, the operation of locking the second tooth portion 25ag of the second engagement portion 25a3 in a predetermined state with respect to the second notch portion 26an of the second locking portion 26a1 is performed in the opening / closing member base end portion assembly step. Done.
上述した第2開閉部組組み付け工程を経て組み立てられた第2開閉部組21は、図11に示すように基端部構成フレーム22に設けられているそれぞれの固定面22p1に対して固設される。このことによって、図4に示す第2開閉ユニット20が構成される。
The second opening / closing
第2開閉ユニット20を構成する第2開閉部組21の第2開閉部材25aを閉状態にしたとき、第2連結棒部材25bに設けられた突き当てピン37は、第1切り欠き部24ap内の予め定められた位置に配置される。また、第2開閉部材25aが閉状態のとき、第2連結棒部材25b及びリンク用バネ17は、第1長孔24c及び切り欠き部24apで構成される空間内に横たわるように収容される。
When the second opening / closing
第2開閉部材25aは、突き当てピン37が切り欠き部24apの立ち上がり面24ae方向への移動に伴って、徐々に開状態に変化するように構成されている。具体的に、突き当てピン37が図11の第1切り欠き部24ap内を実線に示す位置から破線に示すように移動すると、第2連結棒部材25bの先端部が第2連結ピン32を中心に回転されると共に、第2連結棒部材25bの基端部が第3連結ピン33を中心に回転される。
The second opening / closing
この結果、突き当てピン37の基端側への移動に伴って、第1連通孔24c1及び切り欠き部24apで構成された空間内に収容されていた第2連結棒部材25bが徐々に立ち上げられる。また、第2連結棒部材25bの立ち上りに伴って、第2開閉部材25aが、リンク用バネ17の付勢力に抗して第4連結ピン34を中心に矢印Y10に示すように図中左方向から上方向である時計方向に回転して立ち上がっていく。この第2開閉部材25aの回転移動に伴って、第2歯部25agと第2ノッチ部26anとの係合状態が、一歯毎に変化する。このように係合状態が変化することによって、第2開閉部材25aは、閉状態から開状態に段階的に切り換えられ、切り換わった状態に保持される。
As a result, with the movement of the abutting
第2開閉部材25aは、突き当てピン37が切り欠き部24apの立ち上がり面24aeに当接することによって、最大の開状態になる。第2開閉部材25aは、最大開状態、或いは突き当てピン37が切り欠き部24apの中途部に位置している状態において、第2歯部25agに第2ノッチ部26anが係合していることによって、第2開閉部材25aが反時計方向へ回転することが規制されている。このため、突き当てピン37の移動距離に対応する開状態が保持される。
The second opening / closing
そして、第2開閉部材25aは、第2歯部25agと第2ノッチ部26anとの係合状態が保持用バネ18の付勢力に抗して解除されたとき、リンク用バネ17の付勢力によって突き当てピン37を先端側に移動させて閉状態に復帰する。
When the engagement state of the second tooth portion 25ag and the second notch portion 26an is released against the biasing force of the holding
なお、図12に示すように先端部構成フレーム2fは、内面側に、第1部組本体配置凹部2f1と第2部組本体固定凹部2f2とを交互に4つずつ備えている。
In addition, as shown in FIG. 12, the front-end | tip
第1部組本体配置凹部2f1内には、第1部組本体14が摺動自在に配置される。第1部組本体配置凹部2f1の基端側には第1連結棒部材15bが配置される逃げ部2f3が形成されている。
一方、第2部組本体固定凹部2f2は、底面2f4を備え、その底面2f4には第2部組本体24の先端接合面24bが配置される。
The
On the other hand, the second assembly main body fixing recess 2f2 has a bottom surface 2f4, and the tip
第1部組本体配置凹部2f1と第2部組本体固定凹部2f2とは壁部2f5によって区分されている。壁部2f5は、前記第1開閉部組11の第1開閉リンク機構部15を構成するスライダー15cの係入突起15c2に当接する当接部として構成されている。
The first part body arrangement recess 2f1 and the second part body fixing recess 2f2 are separated by a wall 2f5. The wall portion 2f5 is configured as an abutting portion that abuts on the engaging protrusion 15c2 of the
ここで、連動開閉ユニット2の組み立てについて説明する。
作業者は、連動開閉ユニット2を組み立てるに当たって、先端バネ9bが一体に固定された先端カバー9と、先端部構成フレーム2fと、第1開閉ユニット10と、第2開閉ユニット20とを用意する。作業者は、第2開閉ユニット20の第2部組本体24を、第1開閉ユニット10の基端側からユニット本体12に設けられているそれぞれの第2平面12p2上に所定の状態となるように嵌め合わせる。
Here, the assembly of the interlocking opening /
In assembling the interlocking opening /
次に、作業者は、先端部構成フレーム2fを、ユニット本体12に嵌め合わされている第2開閉ユニット20の先端側に嵌め合わせる。つまり、第2部組本体固定凹部2f2内に第2部組本体24の先端接合面24bを配置させる。そして、作業者は、第2部組本体24の先端接合面24bと、先端部構成フレーム2fの底面2f4とを、例えば溶接によって接合する。
Next, the operator fits the front end
このことによって、第2開閉ユニット20を構成する第2部組本体24の先端側に先端部構成フレーム2fが一体に固設される。
ここで、作業者は、第2開閉ユニット20を第1開閉ユニット10の軸方向に対して摺動させて、第1開閉保持部16の羽根部材16bと第2開閉保持部26の羽根部材26bとの当接状態及び非当接状態における作用等を確認する。
As a result, the distal
Here, the operator slides the second opening /
具体的に、作業者は、まず、先端部構成フレーム2fに固設された第2部組本体24の摺動突起24arが、ユニット本体12の第2平面12p2に固設された突き当て部材23の摺動溝23dに配置されているか否かを確認する。その後、作業者は、摺動突起24arが摺動溝23dをスムーズに移動するか否かを確認する。
Specifically, the operator firstly has the abutting
また、作業者は、先端部構成フレーム2fがユニット本体12に対して基端側に移動することによって、壁部2f5の基端面が係入突起15c2の先端面に当接して、スライダー15cをユニット本体12に対して基端側に移動させて、第1開閉部材15aを閉状態から開状態に変化させるか否かを確認する。
Further, the operator moves the distal end
また、作業者は、先端部構成フレーム2fがユニット本体12の先端面より先端側に移動することによって、突き当てピン37がピン当接部23cに当接して、突き当てピン37をユニット本体12に対して基端側に移動させて、第2開閉部材25aを閉状態から開状態に変化させるか否かを確認する。
Further, the operator moves the tip
また、作業者は、羽根部材16bと羽根部材26bとが非当接状態のとき、保持用バネ18の付勢力によって、第1係止部16a1の第1ノッチ部16anと第1係合部15a3の第1歯部15agとが係合する係止状態を得られるか否かの確認、及び第2ノッチ部26anと第2歯部25agとが係合する係止状態を得られるか否かを確認する。
Further, when the
また、作業者は、第2開閉ユニット20を第1開閉ユニット10の先端側から基端側に向けて移動させて、羽根部材26bの第2当接面26b2と羽根部材16bの傾斜面16b3とが当接するか否かを確認する。その後、作業者は、羽根部材26bの第2当接面26b2及び第1当接面26b1が該傾斜面16b3上を当接して通過することによって、第1係止部16a1の第1ノッチ部16anと第1係合部15a3の第1歯部15agとの係止状態を解除する第1当接状態を得られるか否かを確認する。
In addition, the operator moves the second opening /
このとき、先端側に配置されていた第1開閉部材15aと基端側に配置されていた第2開閉部材25aとの位置関係が入れ替わる。すなわち、第1開閉部材15aと第2開閉部材25aとの前後の位置関係が切り替わる。
At this time, the positional relationship between the first opening / closing
また、作業者は、第2開閉ユニット20を第1開閉ユニット10の基端側から先端側に向けて移動させて、羽根部材26bの傾斜面26b3と羽根部材16bの第2当接面16b2とが当接するか否かを確認する。その後、作業者は、羽根部材26bの傾斜面26b3が、羽根部材16bの第2当接面16b2及び第1当接面16b1を当接して通過することによって、第2ノッチ部26anと第2歯部25agとの係止状態を解除する第2当接状態を得られるか否かを確認する。このとき、第2開閉部材25aと第1開閉部材15aの前後の位置関係が再び切り替わる。
In addition, the operator moves the second opening /
次に、作業者は、先端カバー9に取り付けられている先端バネ9bをユニット本体12の先端側から内孔12a内に配置し、接着剤を塗布して、或いは溶接等の手段により先端バネ9bを内孔12a内に一体的に接着固定する。
Next, the operator places the
ここで、作業者は、先端部構成フレーム2fをユニット本体12の先端面より先端側に移動させたとき、先端カバー9が先端バネ9bの付勢力に抗して先端部構成フレーム2fと一体で移動するか否かを確認する。また、作業者は、ユニット本体12の先端面より先端側に移動していた先端部構成フレーム2fを基端側に移動させたとき、先端カバー9が先端バネ9bの付勢力によって先端部構成フレーム2fと一体で移動するか否かを確認する。
この確認を終了して、連動開閉ユニット2を得られる。
Here, when the operator moves the tip
After completing this confirmation, the interlocking opening /
次いで、作業者は、連動開閉ユニット2の第1開閉ユニット10及び第2開閉ユニット20を前記図2に示す第1摺動部材4に固設された第1連結部材4a及び第2摺動部材5に固設された第2連結部材5aに連結固定する組み付け作業を行う。
Next, the operator connects the first opening /
具体的に、作業者は、第1連結部材4aと、第1開閉ユニット10のユニット本体12の基端部とを第1組付けネジ2m1によって締結固定する。そして、最後に、作業者は、第2連結部材5aと、第2開閉ユニット20の第2部組本体24の基端部に固設された基端部構成フレーム22とを第2組付けネジ2m2によって締結固定する。
Specifically, the operator fastens and fixes the first connecting
ここで、作業者は、操作部8を適宜操作して、連動開閉ユニット2が予め定められた動作をするか否かを確認する。
この確認を終了して、内視鏡挿入装置1を得られる。
Here, the operator appropriately operates the
After the confirmation, the
上述のように構成した内視鏡挿入装置1の作用を説明する。
図13に示すように内視鏡挿入装置1は、内視鏡50と組み合わせて内視鏡システム100として構成される。内視鏡50の挿入部51は、第1のグリップ部6の基端開口から第1摺動部材4の有する貫通孔に挿入される。そして、挿入部51は、ユニット本体12の内孔、先端バネ9bの内孔、連動開閉ユニット2の先端部を構成する先端カバー9の内視鏡通過孔9aを介して外部に突出される。
The operation of the
As shown in FIG. 13, the
本実施形態においては、挿入部51の先端部52、湾曲部53及び可撓管部54の先端側部を内視鏡通過孔9aから突出させる。このことによって、内視鏡50の図示しない操作部に備えられた湾曲操作手段を、術者が適宜操作することによって、湾曲部を例えば上下左右方向に湾曲させることが可能である。
In the present embodiment, the
また、挿入部51の可撓管部54の外周面は、第1摺動部材4の内面に略密着している。このため、内視鏡50の挿入部51と内視鏡挿入装置1とが略一体で移動可能である。
The outer peripheral surface of the
また、内視鏡挿入装置1の連動開閉ユニット2の第1開閉部組11及び第2開閉ユニット20の第2開閉部組21を共に閉状態にし、第1のグリップ部6と第2のグリップ部7と間隔を距離Lに保持することによって、連動開閉ユニット2の第1開閉部組11の閉状態及び第2開閉部組21の閉状態が保持される。
In addition, the first opening / closing
上述のように構成した内視鏡システム100の管内への挿入例を図を参照して説明する。
図14A及び図14Bを参照して内視鏡システム100を、例えば細長な配管90内に挿入する場合を説明する。なお、内視鏡システム100の内視鏡50は、例えば工業用の内視鏡である。
An example of insertion of the
A case where the
作業者は、内視鏡システム100を図14Aに示す配管90内に挿入する際、操作部8を構成する第1のグリップ部6と第2のグリップ部7と間隔を距離Lに保持しておく。そして、作業者は、挿入部51の先端側が先端カバー9の先端面から突出している挿入装置挿入部3を配管90内に配置する。
When the operator inserts the
その後、作業者は、第1のグリップ部6及び第2のグリップ部7を左右の手で把持して、内視鏡挿入装置1の挿入装置挿入部3を配管90の深部に向けて挿入していく。このことによって、図14Bに示すように挿入装置挿入部3及び先端カバー9の先端面から突出している挿入部51の先端部52が配管90の深部に挿入される。
Thereafter, the operator holds the
このように、内視鏡挿入装置1と内視鏡50とを組み合わせた内視鏡システム100においては、内視鏡挿入装置1の連動開閉ユニット2の第1開閉部組11及び第2開閉部組21を共に閉状態にし、第1のグリップ部6と第2のグリップ部7と間隔を距離Lに保持して挿入装置挿入部3の挿入を行うことによって、連動開閉ユニット2の第1開閉部組11の閉状態及び第2開閉部組21の閉状態を変化させることなく、内視鏡50の先端部52を配管90の深部に導入することができる。
Thus, in the
なお、内視鏡システム100の内視鏡50は、工業用の内視鏡に限定されるものではなく、大腸等に挿入される医療用の内視鏡であっても良く。術者は、内視鏡挿入装置1の連動開閉ユニット2の第1開閉部組11及び第2開閉部組21を共に閉状態にし、第1のグリップ部6と第2のグリップ部7と間隔を距離Lに保持して挿入装置挿入部3の挿入を行うことによって、連動開閉ユニット2の第1開閉部組11の閉状態及び第2開閉部組21の閉状態を変化させることなく、内視鏡50の先端部52を大腸内の深部に導入するようにしてもよい。
The
図15乃至図31を参照して内視鏡システム100を、例えば患者の大腸99内に挿入する手技を説明する。なお、本実施形態で使用する内視鏡システム100の内視鏡50は、医療用の内視鏡である。
A procedure for inserting the
内視鏡システム100において、内視鏡50の先端部52を大腸99の深部に挿入する場合、術者は、内視鏡挿入装置1が備える連動開閉ユニット2の有する開閉機構部を例えば以下のように使用する。
In the
術者は、図15に示すように連動開閉ユニット2の有する開閉機構部を使用することなく、つまり、術者は、第1のグリップ部6と第2のグリップ部7と間隔を上述したように距離Lに保持して、内視鏡の挿入部51及び挿入装置挿入部3(以下、システム挿入部101と記載する)を肛門98から大腸99の深部に向けて挿入していく。 そして、術者は、システム挿入部101の更なる挿入が難しくなったと判断したとき、操作部8の第1のグリップ部6及び第2のグリップ部7を適宜進退操作して、図16の(A)、(B)、(C)に示すように大腸の襞のたぐり寄せを行って大腸の直線化を図る。その後、術者は、直線化された大腸に対して、第1のグリップ部6及び第2のグリップ部7を適宜進退操作して図17の(A)、(B)に示すようにシステム挿入部101の深部への挿入を行う。
The surgeon does not use the opening / closing mechanism portion of the interlocking opening /
なお、内視鏡システム100の内視鏡50は、医療用の内視鏡に限定されるものではなく、配管等に挿入される工業用の内視鏡であっても良く。作業者は、配管内において、上述したようにシステム挿入部101の更なる挿入が難しくなったと判断したとき、操作部8の第1のグリップ部6及び第2のグリップ部7を適宜進退操作して、システム挿入部101の配管深部への挿入を行うようにしてもよい。
Note that the
ここで、大腸の襞のたぐり寄せ操作について説明する。
図18−図29を参照して、腸管の襞をたぐり寄せる操作を行う際の操作部の操作状態と、第1開閉ユニット10の動作状態及び第2開閉ユニット20の動作状態との関係を説明する。
Here, the operation for gathering the large intestine folds will be described.
With reference to FIGS. 18-29, the relationship between the operation state of the operation part at the time of performing the operation of dragging the intestinal fold and the operation state of the first opening /
なお、図18の(A)−図18の(I)においては、第1摺動部材4に第1のグリップ部6が含まれ、第2摺動部材5に第2のグリップ部7が含まれているものとする。また、図19−図29において、第1開閉ユニット10が備える複数の第1開閉部組11のうち1つの第1開閉部組11を図示して第1開閉部材15aの開閉動作等を説明すると共に、第2開閉ユニット20が備える複数の第2開閉部組21のうち1つの第2開閉部組21を図示して第1開閉部材25a等の開閉動作を説明する。さらに、図19−図29において先端バネ9b、第1摺動部材4、第2摺動部材5の図示は省略している。
In FIGS. 18A to 18I, the first sliding
ここで、たぐり寄せ操作開始時について説明する。
たぐり寄せ操作開始時、つまり、連動開閉ユニット2の有する開閉機構部を使用することなく、システム挿入部101の更なる挿入が難しくなったと判断したとき、操作部8は、図18の(A)の操作部初期状態の図に示すように第1摺動部材4の基端と第2摺動部材5の基端とが距離L、離間している。このとき、図19に示すように第1開閉部組11の第1開閉部材15a及び第2開閉部組21の第2開閉部材25aが共に閉状態である。このとき、第2ノッチ部26anと第2歯部25agとは非係止状態である。
Here, a description will be given of the start of the dragging operation.
When it is determined that the further insertion of the
たぐり寄せ操作を行うに当たって術者は、例えば、第1摺動部材4の基端の位置を変化させることなく、図18の(B)の矢印Y18Aに示すように第2摺動部材5を先端側に向けて移動する。
In performing the dragging operation, for example, the surgeon moves the second sliding
すると、第1摺動部材4の基端と第2摺動部材5の基端との間隔が距離Lより徐々に大きくなっていく。このとき、図20に示すように第2開閉ユニット20及びその先端側に固設されている先端部構成フレーム2fが先端側に移動していく。
Then, the distance between the base end of the first sliding
先端部構成フレーム2fの先端側への移動に伴い、ユニット本体12の先端面に配置されていた先端カバー(不図示)は、先端部構成フレーム2fに押圧されて、先端バネ9bの付勢力に抗して先端部構成フレーム2fと共に先端側に移動していく。また、第2開閉ユニット20の先端側への移動に伴い第2開閉保持部26が先端側に移動することにより、第2開閉保持部26の羽根部材26bと第1開閉保持部16の羽根部材16bとの当接状態が徐々に解除されていくとともに、突き当てピン37がユニット本体12に固設された突き当て部材23のピン当接部23cに向かって移動していく。
As the distal
術者が、引き続き、第2摺動部材5を先端側に移動させていくことによって、先端カバー9が先端部構成フレーム2fと共に先端側に移動する。また、第2摺動部材5の移動に伴って、第2開閉保持部26の羽根部材26bと第1開閉保持部16の羽根部材16bとの当接状態が解除され、突き当てピン37がピン当接部23cに当接し、その後、該ピン37が第1切り欠き部24ap内を立ち上がり面24aeに向けて移動されていく。
When the surgeon continues to move the second sliding
突き当てピン37が立ち上がり面24aeに向けて移動されることによって、第2開閉ユニット20の第2連結棒部材25bが徐々に立ち上げられていく。すると、第2開閉部材25aは、閉状態から最大開状態に向かって立ち上げっていく。このことによって、当接部材30は、ユニット本体12の内孔12aの径方向外側に、徐々に襞に当接する。そして、突き当てピン37が立ち上がり面24aeに近接、或いは当接して、図21に示すように第2開閉ユニット20の第2開閉部材25aが最大開状態になったとき、当接部材30が襞に対して確実に当接配置される。第2開閉部材25aの最大開状態は、第2係止部26a1の第2ノッチ部26anが第2係合部25a3の第2歯部25agに係止していることによって保持される。このとき、図18の(B)の第2摺動部材最大前進状態の図に示すように第1摺動部材4の基端と第2摺動部材5の基端との間隔が距離(L+M)離間した最大離間状態になる。
なお、開状態のとき、当接部材30のそれぞれの拡径状態、すなわち開き量は、図示されていないが腸など被挿入部の内径によって変化する。
As the abutting
In the open state, the diameter-expanded state of each
次に、術者は、図18の(C)の矢印Y18Bに示すように第2摺動部材5を手元側に引き寄せる操作を行う。すると、第2開閉ユニット20及びその先端側に固設されている先端部構成フレーム2fが基端側に移動していく。
Next, the surgeon performs an operation of pulling the second sliding
先端部構成フレーム2fの基端側への移動に伴い、先端カバー9は、先端バネ9bの付勢力によって先端部構成フレーム2fに密着した状態で基端側に移動していく。また、第2開閉ユニット20の基端側への移動に伴い第2開閉保持部26が基端側に移動して、図22に示すように第2開閉保持部26の羽根部材26bの第2当接面26b2が第1開閉保持部16の羽根部材16bの傾斜面16b3に当接する。すなわち、図18の(C)は、第1開閉保持部当接状態であって、第2開閉保持部26の羽根部材26bが後退して第1開閉保持部16の羽根部材16bに当接した状態である。
As the distal
第1開閉保持部当接状態から術者が、引き続き第2摺動部材5を基端側に移動させていくことによって、先端カバー9が先端部構成フレーム2fと共に基端側に移動するとともに、羽根部材26bの第2当接面26b2が羽根部材16bの傾斜面16b3上を当接しながら保持用バネ18の付勢力に抗して移動していく。そして、操作部8が図18の(D)に示す位置関係になったとき、図23に示すように第1係止部16a1の第1ノッチ部16anと第1係合部15a3の第1歯部15agとの係止状態が非係止状態に変化する。すると、第1開閉部材15aは、リンク用バネ17の付勢力によって閉状態になる。ただし、直前の状態である図22において第1開閉部材15aは、既に閉状態であるため、ここでは、変化はみられない。すなわち、図18の(D)は、第1当接状態であって、第1開閉ユニット10の第1ノッチ部16anと第1歯部15agとの係止状態が非係止状態に変化した状態である。
When the surgeon continues to move the second sliding
第1当接状態から術者が、引き続き第2摺動部材5を基端側に移動させていくことによって、第1摺動部材4の基端と第2摺動部材5の基端との間隔が再び距離Lになる。このとき、先端カバー9は、再び、ユニット本体12の先端面に当接する。
The surgeon continues to move the second sliding
そして、その後の第2摺動部材5の基端側への移動に伴って、第1摺動部材4の基端と第2摺動部材5の基端との間隔が徐々に距離Lより小さくなっていく。この間隔が、徐々に小さくなるにつれて、先端部構成フレーム2fがユニット本体12上を移動して図24に示すようにスライダー15cの係入突起15c2の先端面に当接する。このとき、第2開閉保持部26は、第1開閉保持部16よりも基端側に位置する。
Then, with the subsequent movement of the second sliding
先端部構成フレーム2fの基端部が係入突起15c2の先端面に当接した状態から、術者が引き続き、第2摺動部材5を基端側に移動させると、先端部構成フレーム2fが基端側に移動してスライダー15cが切り欠き溝14b内を基端側立ち上がり面に向かって移動していく。このスライダー15cの移動に伴って、第1開閉ユニット10の第1連結棒部材15bが徐々に立ち上げられていく。すると、第1開閉部材15aは、閉状態から最大開状態に向かって立ち上がっていく。
When the surgeon continues to move the second sliding
このことによって、当接部材30は、内径12aの径方向外側に徐々に拡径して襞に当接する。そして、スライダー15cの基端面が切り欠き溝14bの基端面に近接する或いは当接して、図25及び前記図3に示すように第2開閉部材25aと共に、第1開閉部材15aが最大開状態になったとき、当接部材30が襞に対して確実に当接配置される。
As a result, the
なお、最大開状態においても、当接部材30のそれぞれの開き量は、腸など被挿入部の内径によって変化する。つまり、腸の径寸法が小さな場合には、図示されている開状態よりも小さな開き量で最大開状態になる。
第1開閉部材15aの最大開状態は、第1係止部16a1の第1ノッチ部16anが第1係合部15a3の第1歯部15agに係止していることによって保持される。このとき、操作部8は、図18の(E)に示すように第1摺動部材4の基端と第2摺動部材5の基端との間隔が距離S、離間した最小離間状態になる。
Even in the maximum open state, each opening amount of the
The maximum open state of the first opening / closing
上述したように操作部8を、図18の(B)の状態から図18の(E)に示す状態まで変化させることによって、最大開状態の第2開閉部材25aが距離((L+M)−S)移動して、大腸の襞のたぐり寄せを行うことができる。また、このとき、第1開閉部材15aが最大開状態になることによって、第2開閉部材25aによってたぐり寄せた襞は、第2開閉部材25a及び第1開閉部材15aによってたぐり寄せた状態が保持される。
As described above, by changing the
この最小離間状態から術者が、第2摺動部材5を再び、先端側に押し出す操作を行うと、図18の(F)の矢印Y18Cに示すように第1摺動部材4の基端と第2摺動部材5の基端との間隔が距離Sから距離Lに徐々に近づいてくる。そして、第2開閉ユニット20及びその先端側に固設されている先端部構成フレーム2fが、ユニット本体12上を先端側に向かって移動していく。
When the surgeon performs an operation of pushing the second sliding
先端部構成フレーム2fの先端側への移動に伴い、第2開閉保持部26が先端側に移動する。すると、図26に示すように第2開閉保持部26の羽根部材26bの傾斜面26b3が第1開閉保持部16の羽根部材16bの第2当接面16b2に当接する。すなわち、図18の(F)は、第2開閉保持部26の羽根部材26bが前進して第1開閉保持部16の羽根部材16bに当接した状態である。
The second opening /
第2開閉保持部26の羽根部材26bが前進して第1開閉保持部16の羽根部材16bに当接した状態において、術者が、引き続き、第2摺動部材5を先端側に移動させていくことによって、羽根部材26bの傾斜面26b3が羽根部材16bの第2当接面16b2上、第1当接面16b1上を当接しながら保持用バネ18の付勢力に抗して移動していく。すると、図27に示すように第2係止部26a1の第2ノッチ部26anと第2係合部25a3の第2歯部25agとの係止状態が非係止状態に変化して、第2開閉部材25aが開状態から破線に示す閉状態に変化する。言い換えれば、拡径していた当接部材30が一気に縮径される。
In a state where the
このことによって、第2開閉部材25aに固定された当接部材30の襞に対する当接配置状態が解除される。このとき、第2開閉部材25aによってたぐり寄せた襞は、第1開閉部材15aによってたぐり寄せ状態のまま保持される。なお、図18の(G)は、第2当接状態であって、第2開閉ユニット20の第2ノッチ部26anと第2歯部25agとの係止状態が非係止状態に変化した状態である。
As a result, the contact arrangement state of the
この第2当接状態から術者が、引き続き、第2摺動部材5を先端側に移動させることによって、第1摺動部材4の基端と第2摺動部材5の基端との間隔が再び距離Lになり、その後、第1摺動部材4の基端と第2摺動部材5の基端との間隔が徐々に距離Lより大きくなっていく。
The operator continues to move the second sliding
第2摺動部材5の先端側への移動に伴って、先端部構成フレーム2fは、ユニット本体12の先端側に向かって移動していく。また、突き当てピン37は、突き当て部材23に向かって移動していく。そして、先端カバー9が先端部構成フレーム2fの移動と共に先端側に移動するとともに、突き当てピン37が再度、ユニット本体12に固設された突き当て部材23のピン当接部23cに当接する。
As the second sliding
ここで、術者によって、引き続き、第2摺動部材5が先端側に移動されて図18の(H)に示す第2摺動部材最大前進状態に向けて移動されていくと、突き当てピン37が第1切り欠き部24ap内を立ち上がり面24aeに向けて移動されていく。この結果、上述したように、第2開閉ユニット20の第2連結棒部材25bが徐々に立ち上げられて、第2開閉部材25aが閉状態から最大開状態に向かって変化する。
Here, when the second sliding
このことによって、当接部材30が徐々に拡径して襞に当接する。そして、突き当てピン37が立ち上がり面24aeに近接、或いは当接して、図29に示すように第1開閉部材15aと共に、第2開閉部材25aが最大開状態になる。第2開閉部材25aが最大開状態になることにより、当接部材30が襞に対して確実に当接配置される。
As a result, the abutting
この後、術者は、図18の(C)、図18の(D)で示したように操作部8を操作する。このとき、第1開閉部材15aが最大開状態で、最大開状態に変化した第2開閉部材25aを備える第2開閉ユニット20が基端側に移動させていく。
Thereafter, the operator operates the
そして、図30に示すように第2開閉保持部26の羽根部材26bの第2当接面26b2が第1開閉保持部16の羽根部材16bの傾斜面16b3に当接する。ここで、術者が、引き続き、第2摺動部材5を基端側に移動させることによって、第1開閉保持部16が第5連結ピン35を中心に時計方向に回転されて図31に示すように第1係止部16a1の第1ノッチ部16anと第1係合部15a3の第1歯部15agとの係止状態が非係止状態に変化する。
Then, as shown in FIG. 30, the
すると、第1開閉部材15aに固定された当接部材30は、縮径されて襞に対する当接配置状態が解除される。このとき、最大開状態の第2開閉部材25aの当接部材30が襞に当接配置状態であるため、第1開閉部材15aに保持されていた襞のたぐり寄せ状態が該第2開閉部材25aで保持される。
Then, the
そして、引き続き、図18の(E)−図18の(H)に示す操作を行うことにより、最大開状態の第2開閉部材25aの移動によって、2度目の大腸の襞のたぐり寄せを行うことができると共に、第1開閉部材15aが最大開状態になって、襞のたぐり寄せ状態を保持することができる。
Then, by subsequently performing the operations shown in FIGS. 18E to 18H, the second opening / closing
この後、術者が、図18の(C)−図18の(H)に示す操作を繰り返し行うことによって、言い換えれば、第1開閉部材15aと第2開閉部材25aとの前後関係を切り替える操作を繰り返し行った回数分、襞のたぐり寄せを行って図16の(B)に示すようなたぐり寄せ状態を得ることができる。
Thereafter, the surgeon repeatedly performs the operations shown in FIGS. 18C to 18H, in other words, an operation for switching the front-rear relationship between the first opening / closing
また、第1開閉部材15aに固設されている当接部材30、又は第2開閉部材25aに固設されている当接部材30の少なくとも一方が、腸壁に当接配置されている状態において、術者が操作部8を肛門から離間させるように操作を行うことによって、大腸のひっぱり操作を行って、図16の(C)に示すような大腸の直線化を行うことができる。
In the state where at least one of the
図16の(c)に示すように直線化した大腸に対してシステム挿入部101を大腸深部に向けて挿入する場合、術者は、図18の(C)−図18の(H)で示したように患者の肛門から操作部8までの距離を変化させることなく繰り返しの手元操作を行うのではなく、図18の(I)に示すように第2開閉部材25aの当接部材30が襞に当接配置されている状態で、操作部の位置、具体的に第1摺動部材4の基端の位置を図の矢印Y18Dに示すように進行方向(肛門側)に向けて移動させる押し込み操作を行う。
When the
つまり、術者が、図18の(C)−図18の(H)に示す操作を行いつつ、この図18の(I)に示すように第1摺動部材4の基端の位置を進行方向に向けて移動する操作を繰り返し行うことによって、図17の(A)、(B)に示すようにシステム挿入部101を前進させることができる。
That is, the operator advances the position of the base end of the first sliding
なお、第1開閉部材15a及び第2開閉部材25aを共に閉状態にする場合、第1当接状態を得て第1開閉部材15aを閉状態にした後、第2当接状態を得て第1開閉部材25aを閉状態にする、或いは第2当接状態を得て第1開閉部材25aを閉状態にした後、第1当接状態を得て第1開閉部材15aを閉状態にする。このことによって、第1開閉部材15a及び第2開閉部材25aを共に閉状態にすることができるようになっている。
When both the first opening / closing
また、上述した実施形態においては、たぐり寄せ操作開始時、つまり、システム挿入部101の更なる挿入が難しくなったと判断したときに、第1摺動部材4の基端の位置を変化させることなく、例えば図18の(B)の矢印Y18Aに示すように第2摺動部材5を先端側に向けて移動する、としている。
Further, in the above-described embodiment, when the dragging operation starts, that is, when it is determined that further insertion of the
しかし、システム挿入部101の更なる挿入が難しくなったと判断したとき、術者は、第1摺動部材4の基端の位置を変化させることなく、第2摺動部材5を基端側に向けて移動させて、図18の(E)に示す状態を得た後、第2摺動部材5を移動させる操作を行って襞のたぐり寄せ操作を行うようにする、或いは、第2摺動部材5の基端の位置を変化させることなく、第1摺動部材4を先端側に向けて移動させて、図18の(E)に示す状態を得た後、第1摺動部材4を移動させて襞のたぐり寄せ操作を行うようにする、或いは、第2摺動部材5の基端の位置を変化させることなく、第1摺動部材4を基端側に向けて移動させて、図18の(B)に示す状態を得た後、第1摺動部材4を移動させて襞のたぐり寄せ操作を行うようにしてもよい。
However, when it is determined that further insertion of the
さらに、本実施形態で使用する内視鏡挿入装置1において、先端バネ9bの内周面を、図32に示すように伸縮カバー103によって覆うとともに、弾性チューブ体104の先端部を先端カバー9の外周側に一体に密着固定する一方、その基端部を図33に示すように第2摺動部材5の先端部の外周に一体に密着固定する。
伸縮カバー103は、弾性変形可能な第1の弾性部材で形成され、弾性チューブ体104は伸縮性を有し、弾性変形可能な第2の弾性部材で形成されている。
伸縮カバー103の端部は、それぞれ先端カバー9の内面の予め定められた位置、及びユニット本体12の先端内面の予め定められた位置にそれぞれ密着固定している。
Furthermore, in the
The
The end portions of the expansion and
このように、内視鏡挿入装置1においては、第1摺動部材4と、第2摺動部材5との相対位置を適宜、変化させることによって、第1摺動部材4の先端側に設けられている第1開閉ユニット10と第2摺動部材5の先端側に設けられている第2開閉ユニット20との相対的な位置を変化させて、第1開閉部組11に設けられた第1開閉部材15aと、第2開閉部組21に設けられた第2開閉部材25aとを開状態、或いは閉状態に切り替えて、腸壁の襞をたぐり寄せる手元操作、及び挿入装置挿入部3を進退させる手元操作を実現することができる。
Thus, in the
また、第1開閉ユニット10と第2開閉ユニット20との相対的な位置を変化させて、第1開閉部組11に設けられた第1開閉部材15aと、第2開閉部組21に設けられた第2開閉部材25aとを開状態、或いは閉状態に切り替える際、第2開閉部組21の先端側に固設された先端部構成フレーム2fがユニット本体12の先端面より先端側に移動する構成にしたことによって、内視鏡挿入装置1の硬質長の短縮化を図ることができる。
Further, the first opening and
また、第1開閉ユニット10と第2開閉ユニット20との相対的な位置を変化させて、先端カバー9を先端部構成フレーム2fと共に先端側に移動させたとき、先端バネ9bの内周面が伸縮カバー103で覆われ、かつ弾性チューブ体104の先端部が先端カバー9の外周面に固定され、その基端部が第2摺動部材5の先端外周に固定されているので、配管内に付着している汚泥、或いは大腸内の体液や汚物等の異物が内視鏡挿入部51の深部への前進に伴って、第1開閉ユニット10と第2開閉ユニット20との内外面に付着すること、及び第1開閉ユニット10と第2開閉ユニット20との隙間、および第1摺動部材4と第2摺動部材5との間を介して挿入装置挿入部に侵入することを確実に防止することができる。
また、図33に示すように弾性チューブ体104を当接部材30に一体に固定することにより、当接部材30を弾性チューブ体104越しに体壁等に確実に当接させることを確実に防止することができる。
Further, when the relative position between the first opening /
Also, as shown in FIG. 33, the
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the invention.
1…内視鏡挿入装置 2…連動開閉ユニット 2f…先端部構成フレーム
2f1…第1部組本体配置凹部 2f2…第2部組本体固定凹部 2f3…逃げ部
2f4…底面 2f5…壁部 2m1…組付ネジ 2m2…組付ネジ
3…挿入装置挿入部 4…第1摺動部材 4a…第1連結部材 5…第2摺動部材
5a…第2連結部材 6…第1のグリップ部6 7…第2のグリップ部
8…操作部 9…先端カバー 9a…内視鏡通過孔 9b…先端バネ
10…第1開閉ユニット 11…第1開閉部組
12…連動開閉ユニット本体(ユニット本体)12a…内孔 12p…平面 12p1…第1平面 12p2…第2平面 14…第1部組本体 14a…固定面
14b…切り欠き溝 14c…第1長孔 14c1…第1連通孔
14c2…第2連通孔 14d…第2長孔 14e…バネ用穴
14f…切り欠き部 14fh…ネジ挿通孔 14h3…第3連結ピン固定孔
14h4…第4連結ピン固定孔 14h5…第5連結ピン固定孔
15…第1開閉リンク機構部 15a…第1開閉部材 15a1…長孔
15a2…切り欠き面 15a3…係合部 15a4…設置面
15a5…リンク凸部 15af…ネジ孔 15ag…歯部
15ah1…第1連結ピン固定孔 15ah4…第4連結ピン挿通孔
15b…第1連結棒部材 15b1…隙間 15bh1…第1連結ピン挿通孔
15bh2…第2連結ピン挿通孔 15c…スライダー 15c1…摺動部
15c2…係入突起 15c3…長孔 15ch2…第2連結ピン固定孔
15cp…摺動面 15cu…上面 16…第1開閉保持部 16a…保持部本体
16a…保持部本体 16a1…係止部 16ah…穴 16an…ノッチ部
16as…側面 16b…羽根部材 16b1…第1当接面
16b2…第2当接面 16b3…傾斜面 16c…凸部
16ch5…第5連結ピン挿通孔 17…リンク用バネ 17f…フック部
18…保持部用バネ 20…第2開閉ユニット 21…第2開閉部組
22…基端部構成フレーム 22a…内孔 22a1…第1摺動面
22a2…第2摺動面 22p1…固定面 22p2…締結面 22pf…ネジ孔
23…突き当て部 23c…ピン当接部 23d…摺動溝 23p…固定面
24…第2部組本体 24a1…先端部 24a2…屈曲部 24a3…基端部
24ad…軸方向溝 24ae…立ち上がり面 24ap…切り欠き部
24ar…摺動突起 24b…先端接合面 24c…第1長孔
24c1…第1連通孔 24c2…第2連通孔 24d…第2長孔
24e…バネ用穴 24f…第2切り欠き部 24h3…第3連結ピン固定孔
24h4…第4連結ピン固定孔 24h5…第5連結ピン固定孔
25…第2開閉リンク機構部 25a…第2開閉部材 25a1…長孔
25a2…切り欠き面 25a3…係合部 25a4…設置面
25a5…リンク凸部 25af…ネジ孔 25ag…歯部
25ah1…第1連結ピン固定孔 25ah4…第4ピン相通孔
25b…第2連結棒部材 25b1…隙間 25bh1…第1連結ピン挿通孔
25bh2…ピン固定孔 26…第2開閉保持部 26a…保持部本体
26a1…係止部 26ah…穴 26an…ノッチ部
26as…側面 26b…羽根部材 26b1…第1当接面
26b2…第2当接面 26b3…傾斜面 26c…凸部
26ch5…第5連結ピン挿通孔 30…当接部材 30a…段付き穴
31…第1連結ピン 32…第2連結ピン 33…第3連結ピン
34…第4連結ピン 35…第5連結ピン 36…固定ネジ 37…突き当てピン
50…内視鏡 51…挿入部 52…先端部 53…湾曲部 54…可撓管部
90…配管 98…肛門 99…大腸 100…内視鏡システム
101…システム挿入部 103…伸縮カバー 104…弾性チューブ体
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
14b ...
14c2 ... 2nd communicating
14f ... Notch 14fh ... Screw insertion hole 14h3 ... Third connecting pin fixing hole
14h4 ... Fourth connecting pin fixing hole 14h5 ... Fifth connecting pin fixing hole
DESCRIPTION OF
15a2 ... Notch surface 15a3 ... Engagement part 15a4 ... Installation surface 15a5 ... Link convex part 15af ... Screw hole 15ag ... Tooth part
15ah1 ... 1st connecting pin fixing hole 15ah4 ... 4th connecting pin insertion hole
15b ... first connecting rod member 15b1 ... gap 15bh1 ... first connecting pin insertion hole 15bh2 ... second connecting
15 cp ... sliding
16ch5 ... fifth connecting
22 ... Base
24c1 ... 1st communication hole 24c2 ...
24e ...
25 ... 2nd opening-and-closing
25a5 ... Link convex part 25af ... Screw hole 25ag ... Tooth part
25ah1 ... first connecting pin fixing hole 25ah4 ... fourth
26b2 ... second contact surface 26b3 ... inclined
26ch5 ... fifth connecting
31 ...
34 ... Fourth connecting
DESCRIPTION OF
Claims (7)
挿入軸の方向に移動自在な第1開閉ユニットと、
前記第1開閉ユニットと同一軸上を移動自在な第2開閉ユニットと、
前記第1開閉ユニットに設けられた、径方向に拡径及び縮径自在且つ拡径した際に前記管内と当接する当接部材を備えた第1開閉部と、
前記第2開閉ユニットに設けられた、径方向に拡径及び縮径自在且つ拡径した際に前記管内と当接する当接部材を備えた第2開閉部と、
前記第1開閉部及び前記第2開閉部の開閉状態を切り替える開閉状態切替手段と、を具備する内視鏡挿入装置において、
前記挿入軸の方向に移動する第1開閉ユニット又は第2開閉ユニットの内面側、及び前記第1開閉ユニット及び前記第2開閉ユニットの外面側に、異物の侵入を防止する弾性部材を備えることを特徴とする内視鏡挿入装置。 An endoscope insertion device for inserting an endoscope into a deep part of a tube,
A first opening / closing unit movable in the direction of the insertion shaft;
A second opening / closing unit movable on the same axis as the first opening / closing unit;
A first opening / closing portion provided on the first opening / closing unit, the first opening / closing portion including a contact member that comes into contact with the inside of the pipe when the diameter is increased and reduced in a radial direction;
A second opening / closing portion provided on the second opening / closing unit, the second opening / closing portion including a contact member that comes into contact with the inside of the pipe when the diameter is increased and decreased in a radial direction and the diameter is increased;
In an endoscope insertion device comprising: an opening / closing state switching means for switching an opening / closing state of the first opening / closing portion and the second opening / closing portion,
Provided with an elastic member for preventing intrusion of foreign matter on the inner surface side of the first opening / closing unit or the second opening / closing unit moving in the direction of the insertion shaft and on the outer surface side of the first opening / closing unit and the second opening / closing unit. Endoscope insertion device characterized.
前記第1摺動部材が挿通可能な貫通孔を備え、該貫通孔に摺動自在に挿入される前記第1摺動部材より長さ寸法が短い第2摺動部材と、
前記第1摺動部材の先端側に一体的に固設される、前記挿入部が挿通可能な軸方向貫通孔および外表面の周方向に第1配設部と第2配設部とを交互に配列したユニット本体、及び前記第1配設部に固設される、回転軸を中心に回動されて閉状態と開状態とに変化する第1開閉部を有する第1開閉部組を備える第1開閉ユニットと、
前記第2摺動部材の先端部に一体的に固設される、前記ユニット本体の外表面側を軸方向に対して摺動自在な環状部材、及び前記環状部材に先端側部が固設され、前記ユニット本体の第2配設部に摺動自在に配置される、回転軸を中心に回動されて開状態と閉状態とに変化する第2開閉部を有する第2開閉部組を備えて構成された、前記第1摺動部材と前記第2摺動部材との相対的な位置を変化させることによって、前記環状部材および前記第2開閉部組が一体で該開閉ユニット本体上を摺動する、第2開閉ユニットと、
前記内視鏡の挿入部が通過可能な貫通孔を備え、前記ユニット本体の貫通孔の開口が形成された先端面に密着配置可能で、且つ前記第2開閉ユニットの環状部材に当接配置される端面を備える先端カバー部材と、
前記内視鏡の挿入部が通過可能な内径を有し、一端部が前記先端カバー部材の貫通孔の周囲に固定され、他端部が前記ユニット本体の貫通孔の開口周囲に固定される、前記先端カバー部材を該ユニット本体の先端面に密着配置させる付勢力を備え、且つ、前記第1摺動部材と前記第2摺動部材との相対的な位置を変化させて前記第2開閉ユニットを前記ユニット本体の先端面より先端側に移動させたとき、前記先端カバー部材と該第2開閉ユニットとを一体で進退させる弾性変形量を備える、弾性部材と、
前記先端カバー部材の内面に一端部が密着固定され、他端部が前記ユニット本体の軸方向貫通孔の内面に密着固定される弾性変形可能な第1の弾性部材と、
前記先端カバー部材の外周面に一端部が密着固定され、他端部が前記第2摺動部材の先端部外周面に密着固定される弾性変形可能な第2の弾性部材と、
を具備することを特徴とする内視鏡挿入装置。 A first sliding member having a through-hole through which an insertion portion of the endoscope can be inserted;
A second sliding member having a through-hole through which the first sliding member can be inserted and having a length dimension shorter than that of the first sliding member inserted slidably into the through-hole;
An axial through-hole through which the insertion portion can be inserted and a first placement portion and a second placement portion are alternately arranged in the circumferential direction of the outer surface, which are integrally fixed to the distal end side of the first sliding member. And a first opening / closing portion set having a first opening / closing portion that is fixed to the first disposing portion and is rotated around a rotation shaft to change between a closed state and an open state. A first opening / closing unit;
An annular member that is integrally fixed to a distal end portion of the second sliding member and is slidable in an axial direction on an outer surface side of the unit main body, and a distal end side portion is fixed to the annular member. A second opening / closing portion set having a second opening / closing portion that is slidably disposed on the second arrangement portion of the unit main body and that changes between an open state and a closed state by being rotated about a rotation shaft. By changing the relative positions of the first sliding member and the second sliding member, the annular member and the second opening / closing part set are integrally slid on the opening / closing unit main body. A second opening and closing unit that moves;
The endoscope has a through-hole through which the insertion portion can pass, can be placed in close contact with the front end surface of the unit body where the opening of the through-hole is formed, and is placed in contact with the annular member of the second opening / closing unit. A tip cover member having an end surface,
The endoscope has an inner diameter through which the insertion portion can pass, one end is fixed around the through hole of the tip cover member, and the other end is fixed around the opening of the through hole of the unit body. The second opening / closing unit has an urging force for closely arranging the tip cover member to the tip surface of the unit body, and changes the relative position between the first sliding member and the second sliding member. An elastic member provided with an elastic deformation amount for moving the front end cover member and the second opening / closing unit together when the front end surface of the unit main body is moved from the front end surface to the front end side.
An elastically deformable first elastic member, one end of which is tightly fixed to the inner surface of the tip cover member and the other end is fixedly fixed to the inner surface of the axial through hole of the unit body;
An elastically deformable second elastic member, one end of which is closely fixed to the outer peripheral surface of the tip cover member and the other end is fixed to the outer peripheral surface of the second sliding member;
An endoscope insertion apparatus comprising the endoscope.
前記第2開閉部組は前記開閉状態切替手段であって、前記第2開閉部と、前記第2開閉部組が前記ユニット本体の第2配設部上を前記先端カバー部材側に移動されるとき、前記第2配設部上を前記第2開閉部の回転軸側に摺動する第2摺動体と、該第2摺動体と前記第2開閉部材とを連結する第2連結棒部材とを備えて構成される第2開閉リンク機構部を具備する、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡挿入装置。 The first opening / closing part group is the opening / closing state switching means, and the first opening / closing part and the annular member move on the outer surface side of the unit body to the first sliding member side, thereby A first sliding body that slides on the one opening portion toward the rotation axis of the first opening / closing portion; and a first connecting rod member that connects the first sliding body and the first opening / closing member. Comprising a first opening / closing link mechanism portion,
The second opening / closing portion set is the opening / closing state switching means, and the second opening / closing portion and the second opening / closing portion set are moved to the tip cover member side on the second arrangement portion of the unit body. A second sliding member that slides on the second arrangement portion toward the rotation shaft of the second opening / closing portion, and a second connecting rod member that connects the second sliding member and the second opening / closing member. Comprising a second opening / closing link mechanism configured with
The endoscope insertion apparatus according to claim 1 or 2, wherein the endoscope insertion apparatus is provided.
前記引っ張りコイルバネは、伸縮性を備え、弾性変形可能な第1の弾性部材で内面側が被覆されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の内視鏡挿入装置。 The elastic member is a tension coil spring,
The endoscope insertion apparatus according to any one of claims 1 to 5, wherein the tension coil spring is stretchable and covered on an inner surface side with a first elastic member that can be elastically deformed. .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2010161034A Pending JP2012020012A (en) | 2010-07-15 | 2010-07-15 | Endoscope insertion device |
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Country | Link |
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