JP2012014580A - 情報提供方法及び情報提供システム - Google Patents

Abstract

【課題】インターネットを介した情報提供について、提供件数の向上とともに高い提供効果を確保できるようにする。
【解決手段】インターネット回線１００を介し所定のウェブサイトにアクセスしたインターネット端末としてのコンピュータ３ａ，３ｂ，３ｃ，・・・、携帯電話機４ａ，４ｂ，・・・の視聴者に対し所定の情報を提供する度に、ウェブサイトを管理・運営する管理サーバ１０Ａがその視聴者について抽選を行い、当選者にウェブサイト上で当選を通知するものとした懸賞機能付きの情報提供方法において、その提供する情報が、時間の経過による進行又は閲覧画面の展開による進行が必須のものとされ、視聴者がウェブサイト上でその情報を最初から最後まで視聴したと管理サーバ１０Ａが判定した場合にのみ、抽選を行う。
【選択図】図１

Description

本発明は、情報提供方法及び情報提供システムに関し、殊に、インターネット回線を介しインターネット端末の視聴者に所定の情報を提供するためのものであって、情報の提供件数及び提供効率を高めるための機能を備えた情報提供方法及び情報提供システムに関する。

近年、インターネットバナー広告等の企業による提供情報の視聴件数を増加させるため、ウェブ画面の情報提供部分に懸賞機能を付設することで視聴動機に繋げる手法が普及している。また、インターネットを介したコンテンツや閲覧画面の視聴後に、作品についてのアンケートや評価を視聴者から取得する際に、その取得を促進する目的で景品や賞金が当たる懸賞方式を採用したものも知られている。

例えば特開２００１−２８２９６１号公報には、テレビ又はインターネット端末による番組視聴者に、インターネット端末から情報収集システムサーバのホームページにアクセスさせて番組に関するアンケートを行い、アンケートの回答者にインターネットを介しゲームを行わせて景品の抽選を行うものとした懸賞機能付き情報収集システムが提案されており、視聴者にとって面倒な記入作業を伴うものであってもアンケート回収率の向上を可能としている。

また、特開２００１−２８３０９７号公報には、ホームページ上の背景画面を全面広告にして、その画面の中で景品が当たるゲームを視聴者に行わせることにより、ゲームをしている間中インターネット端末使用者に無意識のうちに広告を見続けさせる方式を採用した情報提供システムも提案されている。

しかし、前者のシステムにおいては、アンケート回答者が実際に番組を見ていないか或いは途中で番組の視聴をやめてしまった場合でもアンケートに回答できることから、アンケートを行う前提としての番組情報の提供が有効に行われていない畏れがあるため、アンケート結果の価値にも疑問が残りやすい。一方、後者のシステムはインターネット端末視聴者の潜在意識に情報（広告）を残すことを目的としているが、ゲームに夢中になっている視聴者の記憶に残る情報量は極めて限定されるため、情報提供による効果面で不充分と言わざるを得ない。

特開２００１−２８２９６１号公報 特開２００１−２８３０９７号公報

本発明は、上記のような問題を解決しようとするものであり、インターネットを介した情報提供について、提供件数の向上とともに高い提供効果を確保できるようにすることを課題とする。

そこで、本発明は、インターネット回線を介し所定のウェブサイトにアクセスしたインターネット端末の視聴者に対し所定の情報を提供する度に、ウェブサイトを管理・運営す
る管理サーバがその視聴者について抽選を行い、当選者にウェブサイト上で当選を通知するものとした懸賞機能付きの情報提供方法において、その提供する情報は、時間の経過による進行又は閲覧画面の展開による進行が必須のものとされ、視聴者がウェブサイト上でその情報を最初から最後まで視聴したと管理サーバが判定した場合にのみ、抽選を行うことを特徴とするものとした。

このように、提供情報としての動画や複数展開する閲覧画面を全て視聴した場合にのみ抽選を実施する方式としたことにより、懸賞の獲得が視聴の動機付けになって情報の提供件数が増加することに加え、視聴者が情報を全て視聴するための動機付けとなるため、情報提供による効果が高いレベルで確実に達成されやすいものとなる。

また、この情報提供方法において、その管理サーバによる判定は、その情報を構成するデータを接続したインターネット端末に対し連続的に全て送信したか否かによるものとされ、その抽選は視聴完了後直ちに自動的に行われ、当選の場合にその視聴者に対しウェブサイト上で直ちに通知される、ことを特徴としたものとすれば、視聴者の手間を要することなく手続きが進行して視聴者が直ぐに結果を知ることができるため、視聴者が利用しやすくなって視聴件数の増大が見込まれるものとなる。

さらに、上述した情報提供方法において、当選の場合には、当選の通知とともに当選者毎に特有の数字又は文字の少なくとも一方の組み合わせによる識別ワードが付与されてウェブサイト上に表示され、この識別ワードを自己のメールアドレスとともに記入させて送信させることにより、当選の利益を受ける意思表示として扱うとともに当選が確定する、ことを特徴としたものとすれば、当選者の意思により当選の利益を受けるか否かを決定できることで気楽に視聴しやすくなるとともに、他人による当選者のなりすましを防止しやすいものとなり、且つ、その後にメール通信にて手続きを行うことで景品又は賞金の受け渡しがスムースに進行しやすいものとなる。

さらにまた、上述した情報提供方法において、その提供する情報には、動画または音声または動画と音声の組み合わせによるコンテンツの配信が含まれる、ことを特徴としたものとすれば、このようなコンテンツの視聴件数の確保に極めて有効なものとなる。

加えて、インターネット回線と、これに接続可能な情報提供者用の管理サーバと、インターネット回線に接続可能な視聴者用のインターネット端末とを備え、その管理サーバには前記情報の提供を行うウェブサイトを管理・運営するための管理プログラムがインストールされているとともに提供用の情報データが格納されており、上述した情報提供方法を実施することを特徴とする情報提供システムを構築することにより、上述した情報提供方法を実現することができる。

提供情報を全て視聴した場合にのみ抽選を行う方式とした本発明によると、提供件数の向上とともに高い提供効果を確保することができる。

本発明における情報提供システムのシステム構成図である。 図１の管理サーバの機能的な構成を示す機能ブロック図である。 図１の管理サーバの動作手順を示すフローチャートである。 図１の管理サーバのウェブ画面による情報提供の一例を示すウェブ画面である。 図４のウェブ画面を視聴して当選した場合の当選通知の一例を示すウェブ画面である。

以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を説明する。尚、本発明において、視聴には動画や音声付き動画または楽曲等のコンテンツを視たり聴いたりすることのほか、静的な画面を閲覧することも含まれ、さらに、コンテンツには視聴者の操作により異なる画面が連続的に表示されるビデオゲームも含まれるものとする。

図１は、本実施の形態の情報提供システム１のシステム構成図を示している。インターネット回線１００には、本発明の情報提供方法の中心部分をなすとともに情報提供用のウェブサイトを管理・運営する管理サーバ１０Ａが接続されている。そして、この管理サーバ１０Ａには、視聴者用のインターネット端末であるコンピュータ３ａ，３ｂ，３ｄ（３ｄはタブレットコンピュータ）、携帯電話機４ａ，４ｂ，４ｃ（４ｃはスマートフォン）がインターネット回線１００を介して接続可能な状態となっており、これらで本実施の形態の情報提供システム１のハードウエアが構成されている。

本実施の形態の情報提供システム１は、提供する情報が音声を含む動画コンテンツの場合の一例を示しており、システムの会員である動画の制作者（クリエイター）が作成した動画ファイルを管理サーバ１０Ａに送信して保管させ、これを動画配信用のウェブサイトで適宜配信することにより、接続したインターネット端末の視聴者に視聴させるためのものであり、視聴者による視聴件数を増やすために懸賞機能が付設されており、その懸賞機能の内容に本発明の特徴があるものである。

図２は、図１に示した管理サーバ１０Ａの機能的な構成を示す機能ブロック図であるが、この管理サーバ１０Ａのハード構成は通常のサーバコンピュータと共通しており、インターネット上のサーバ機能を発揮するためのものであるが、そのバードウエアとこれにインストールされた管理プログラムにより、図のような各機能部分を構成している。

即ち、管理サーバ１０Ａは、大きく分けて制御部１１、データ記憶部１２、送受信手段１３の３つの機能部分からなり、制御部１１にはウェブ画面生成手段１１ａ、動画を時間割に従って自動配信するためのタイムテーブル作成・更新手段１１ｂ、会員（動画制作者）の管理を行うための登録・管理・計数手段１１ｃ、懸賞の抽選を行うための抽選手段１１ｄを備え、データ記憶部１２には会員情報ファイル１２ａと動画ファイルを格納する動画データベース１２ｂを備えている。

本実施の形態の情報提供方法は管理サーバ１０Ａが中心となって行われ、インターネット回線１００を介して動画提供用のウェブサイトにアクセスしたインターネット端末の視聴者に、例えば動画コンテンツを情報として提供する度に、管理サーバ１０Ａがその視聴者について抽選を行ない、当選者に対しウェブサイト上で当選を通知する懸賞機能付きの情報提供方法であり、下記の点がその特徴部分となっている。

即ち、従来例においては、提供する情報の全てを視聴しなくても懸賞に参加することができたため、情報提供者における本来の目的が充分に達成されにくいという問題があった。これに対し、本発明では、提供する情報がその提供にあたり時間の経過による進行が必須のものである動画コンテンツに限定され、視聴者がそのウェブサイト上でその動画を最初から最後まで視聴したと管理サーバ１０Ａにより判定した場合にのみ、抽選を行うことを特徴としている。そのため、懸賞に参加するためには動画を全て視聴することが必要であり、情報提供による本来の効果が達成されやすくなっている。

また、全てを視聴したか否かの判定は、接続したインターネット端末に対し、その動画ファイルを構成するデータを全て送信したか否かについて管理サーバ１０Ａが行うもので
あり、その後の抽選は視聴完了（同時に全て視聴したと判定）後に直ちに自動的に行われて、当選の場合にはウェブサイト上でその視聴者に対し直ちに通知されるようになっている。これにより、視聴者に手間をかけさせずに直ぐに結果が分かることから、視聴者に短時間で多くの動画を視聴させる動機付けにもなるため、視聴件数の拡大にきわめて有効なものとなっている。

そして、当選の通知の際には、当選者ごとに特有の数字又は文字の組み合わせによる識別ワードが付与・表示され（画像認証）、これを自己のメールアドレスとともに画面の所定箇所に記入させて送信させることにより、これをもって当選の利益を受ける意思表示として扱うとともに当選が確定するようになっている。したがって、他人による当選者のなりすましを防止しやすいとともに、その後にメール通信にて景品又は賞金の受け渡しがスムースに進みやすくなり、且つ、視聴者は当選に応ずる意思表示を行うまで一切の個人情報の提供を要しないものとなる。

さらに、当選者は自身の決定により当選を辞退することを選択し、例えばウェブ画面上の「当選を辞退する」等の表示を設けたボタンを押す操作等により、辞退の意思表示を行えるようにすることが好ましい。加えて、上述した視聴者からの当選の利益を受けるための意思表示（送信）についても、所定の時間を任意に設定できるようにして、その時間内に規定の方法による送信がない場合は自動的に辞退（当選の権利を放棄）扱いにしても良い。

尚、当選者数設定についても、日数や時間を指定して任意に割り振れるようにしておくことが好ましく、任意の時間ごとに選出された当選者数を例えば１日単位ごとに集計できるようにしておけば良い。また、当選確率は例えば１０００分の１から１０００分の９９９の間で任意に設定できるようにしておけば便利である。

以下に、視聴者用インターネット端末のディスプレイに表示される動画部分を含むウェブ画面の一例である図４、及びそのディスプレイに表示される当選表示のウェブ画面の一例である図５を引用しながら、図３のフローチャートを用いて本実施の形態の情報提供方法を実現する管理サーバ１０Ａによる動作例について詳細に説明する。

図３を参照して、視聴者が当該ウェブサイトにアクセスし図４の動画提供用のウェブ画面を表示させて所定の操作を行うことにより動画の視聴が開始される。その後、動画を全て視聴したか否かを判定するが（Ｓ１）、全て視聴してなかった場合はそのまま終了し、全て視聴したと判定したら抽選を開始する（Ｓ２）。その後、抽選により当該視聴者が当選したか否かを判定し（Ｓ３）、当選しなかった場合はそのまま終了し、当選した場合は図５の当選画面を表示して、視聴者に入力を要求する（Ｓ４）。

図５に示すように、当選画面の入力を要求する部分には当選を辞退するボタンも配置されているため、先に当選者が当選を辞退したか否かを判定して（Ｓ５）、辞退した場合はそのまま終了し、辞退しなかった場合は所定の時間（例えば５分〜１０分）内に手続きが完了したか否かを判定し（Ｓ６）、完了していなければ辞退とみなしてそのまま終了し、完了していれば登録者リストに登録して当選を確定させて（Ｓ７）、一旦終了する。その後、図５の当選画面に記載したように、当選確定者の中からさらに本抽選を行って当選等級を決定するものとし、決定した等級やその他の連絡事項は、送信された当選者のメールアドレスに送られる。

尚、上述した実施の形態では、情報の提供が投稿または依頼により配信される動画コンテンツの場合を説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばネット授業やネット研修のような動画も含まれ、また、提供する情報には音声による楽曲コンテンツやゲームも含
まれる。さらに、写真や画像によるスライドショー用ファイル、電子書籍や説明文等を含む展開可能な複数の閲覧画面からなる閲覧用ファイル、或いはこれらの組み合わせも含まれる。加えて、情報提供の目的についても、各種宣伝やプロモーション、アンケート情報の収集など、様々な態様が想定される。

以上、述べたように、インターネットを介した情報提供について、本発明により、提供件数の向上に加えて高い提供効果を確保できるようになった。

１ 情報提供システム、３ａ，３ｂ，３ｃ コンピュータ、４ａ，４ｂ，４ｃ 携帯電話機、１０Ａ 管理サーバ、１００ インターネット回線

Claims (5)

1. インターネット回線を介し所定のウェブサイトにアクセスしたインターネット端末の視聴者に対し所定の情報を提供する度に、前記ウェブサイトを管理・運営する管理サーバが前記視聴者について抽選を行い、当選者に前記ウェブサイト上で当選を通知するものとした懸賞機能付きの情報提供方法において、前記提供する情報は、時間の経過による進行又は閲覧画面の展開による進行が必須のものとされ、前記視聴者が前記ウェブサイト上で前記情報を最初から最後まで視聴したと前記管理サーバが判定した場合にのみ抽選を行うことを特徴とする情報提供方法。
2. 前記判定は、前記情報を構成するデータを前記インターネット端末に対し連続的に全て送信したか否かによるものとされ、前記抽選は視聴完了後直ちに自動的に行われ、当選の場合に前記視聴者に対し前記ウェブサイト上で直ちに通知されることを特徴とする請求項１に記載した情報提供方法。
3. 前記当選の場合に、当選の通知とともに当選者毎に特有の数字又は文字の少なくとも一方の組み合わせによる識別ワードが付与されて前記ウェブサイト上に表示され、前記識別ワードを自己のメールアドレスとともに記入させて送信させることにより、当選の利益を受ける意思表示として扱うとともに当選が確定することを特徴とする請求項１または２に記載した情報提供方法。
4. 前記提供する情報には、動画または音声または動画と音声の組み合わせによるコンテンツの配信が含まれることを特徴とする請求項１，２または３に記載した情報提供方法。
5. 前記インターネット回線と、該インターネット回線に接続可能な情報提供者用の前記管理サーバと、前記インターネット回線に接続可能な視聴者用の前記インターネット端末とを備え、前記管理サーバには前記情報の提供を行う前記ウェブサイトを管理・運営するための管理プログラムがインストールされているとともに提供用の情報データが格納されており請求項１，２，３または４に記載した情報提供方法を実施することを特徴とする情報提供システム。

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