JP2012014317A - 複製装置、複製方法、メモリメディア、プログラム - Google Patents

複製装置、複製方法、メモリメディア、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マスターメディアと複製先メディアとの間で記憶容量が異なる場合であっても適正なコピーが行われるようにでき且つコピーの高速性を維持できる複製手法。
【解決手段】マスターメディアのイメージファイルとメディア固有情報(記憶容量情報)とを記憶すると共に、イメージファイルに含まれるデータをオペレーティングシステムにファイル・フォルダ単位で扱うことができるように認識させる。複製先メディアに記憶されるメディア固有情報とマスターの固有情報とを比較し、マスターと複製先の記憶容量が一致する場合、イメージファイルをそのままコピーし、異なる場合、イメージファイルのデータをファイル・フォルダ単位でコピーする。容量が異なる場合にイメージファイルをコピーすると不正となる点が防止される。またコピー速度がマスターメディアのデータ転送レートや読み取り装置の速度に依存することがなく、コピーの高速化が図られる。
【選択図】図7

Description

本発明は、データを記憶するメモリ部を備えたメモリメディアに関して、マスターメディアとしての上記メモリメディアに記憶されたデータを複製先メディアとしての上記メモリメディアにコピーする複製装置とその方法に関する。また、そのような複製方法によりデータがコピーされたメモリメディアと、上記複製装置にて実行されるべきプログラムに関する。
特開2004−334650号公報 特開2005−242985号公報 特開平2−294814号公報
例えば映画等のビデオコンテンツを収録したDVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc:登録商標)等のパッケージメディアが広く販売されている。
近年、このようなパッケージメディアの特典商品(おまけ商品)などとして、メモリカード(例えばSDカードやmicroSDカード等)にビデオなどのコンテンツを収録したものを添付して販売するということが行われている。
このような特典商品などとしてのメモリカードは、オーサリングにより作成したビデオコンテンツを先ずはマスターとしてのメモリカードに記録し、当該マスターとしてのメモリカードを用いて、複製装置によりその記録内容を複製先としての各メモリカードにコピーすることで生成される。
ここで、このようにマスターとしてのメモリカードの記憶データをコピーして上記特典商品などとしてのメモリカードを大量生産する際の具体的な複製手法としては、例えば以下の各手法が考えられる。

1)マスターとしてのメモリカードからアーカイブソフトを用いてフォルダ、ファイルのみを抽出してアーカイブしておき(zip.やtar.等でまとめて1ファイルで保存)、複製の直前に、複製装置が備えるSSD(Solid State Drive)等の高速ストレージに展開し、そこから複製先メディアにそれぞれコピーする手法。

この1)の手法によれば、高速ストレージに展開されたデータを複製先としてのメモリカードにコピーすればよいので、その分高速なコピーを実現できる。
但し、この1)の手法では、ファイルが展開された状態で比較的長時間置ストレージ上に置かれることになるので、複製先にコピーすべきコンテンツデータにウィルス感染の危険性が高まるという問題がある。
このとき、ウィルス保護対策をとることも考えられるが、そのような対策を行うとシステムが複雑化し、コピー速度の低下を招く虞がある。
またこの1)の手法では、ファイル、フォルダ単位での記録になるので、コピー時にメモリカードに記録すべきファイルシステム情報等を別途作成する処理負担が必ず生じ、その分、コピー時間を要するものとなってしまう。
また、アーカイブソフトによっては日付データの一部しか保存しないものもあり、別途、データを保存しなければならい可能性がある。

2)マスターとしてのメモリカードからデータを読み出しつつ、それを複製先としてのメモリカードにコピーする手法。

マスターのメモリカードから直接データを読み出して複製先のメモリカードにコピー(コピー装置のメモリに一時保持されるのみ)することで、ウイルス感染の可能性は極めて低くすることができる。
しかしながら、当該2)の手法では、同時に複数のメモリカードにコピーするとコピー速度が低下し、またマスターとしてのメモリカードの転送レートや読出装置の性能に依存してコピー速度が低下する虞がある。
また、製品の生産数をまかなうため複数の複製装置を用いるとした場合には、マスターのメモリカードを複数作成しなくてはならず、またマスターのメモリカードを物理的にハンドリングしなければならない場合もある。

3)マスターメディアの内容をイメージデータファイルとして抽出し、例えばDVDなどの所要のメディアに保存しておく。複製直前に複製装置が備える高速ストレージに当該イメージデータファイルを配置し、それを各複製先のメモリカードにそのままコピーする手法。

高速ストレージからイメージデータファイルをそのまま各メモリカードに書き込むので、最も高速なコピーが可能となる。また、各カードに書き込むべきデータはコピー直前に高速ストレージに置くので、ウィルス感染の可能性も低くできる。
しかしながら、上記3)の手法は、マスターとしてのメモリカードのイメージデータファイルをそのまま複製する手法であるため、マスターメディアと複製先メディアとで記憶容量が1バイトでも異なる場合には、適正にコピーを行うことができなくなってしまう問題がある。
例えば、複製先のメモリカードの方が記憶容量が小であるケースでは、コンテンツデータの容量的にはコピーが可能であったとしても、それらのコピーを行うことができなくなってしまうといった問題が生じ得る。
或いは、複製先のメモリカードの記憶容量の方が大であったとしても、イメージデータファイル内のファイルシステム情報が記憶容量の小さいマスターに対応して作成されたものとなっているため、当該イメージデータファイルがコピーされた複製先メモリカードとしては、実際には記録可能であるのに認識されない記憶領域が存在するものとして扱われてしまうものとなる。
また、このケースでは、ファイルシステム情報に記載される記憶容量情報と、メモリカードの管理データ領域(カード固有情報を記憶する書換不能の領域)に記憶された記憶容量情報とが一致しないことになるが、その場合は、メモリカードの再生システム(オペレーティングシステムやアプリケーションソフト)によっては規格違反として扱われてしまい、その結果、当該メモリカードの再生が不能な状態となってしまう虞がある。
例えばSDカードなどのメモリカード媒体では、たとえ同一の製造メーカーによる同一商品であっても、生産ロットの違い(調達先の違い)等により内部に備えられるフラッシュメモリ部の記憶容量が異なるといったケースがある。
従って、上記のような問題は、前述の特典商品の生産にあたりマスター・複製先として用いるメモリカードとして同一製造メーカーによる同容量とされる製品を仕入れたとしても、起こり得る問題となる。
本発明は上記のような問題点に鑑みなされたもので、例えばマスターメディアとしてのメモリカード等のメモリメディアに記憶されたコンテンツを複製したメモリメディア製品を大量に生産するなどといった場合において、上記マスターメディアと複製先のメモリメディアとの間で記憶容量が異なる場合であっても適正なコピーが行われるようにするという点と、コピーの高速性を維持するという点との両立を図ることをその目的とする。
このため、本発明では複製装置として以下のように構成することとした。
すなわち、本発明の複製装置は、データを記憶するメモリ部を備えたメモリメディアであり当該メモリメディアの固有情報が記憶された管理データ領域とユーザデータの書き込みが行われるユーザデータ領域とを有するようにされたメモリメディアに関して、マスターメディアとしての上記メモリメディアに記憶されたデータを、複製先メディアとしての上記メモリメディアにコピーするための複製装置であって、上記マスターメディアについてのイメージデータファイルと上記マスターメディアの上記管理データ領域に記憶されていた上記固有情報を記憶する記憶手段を備える。
また、装着された上記複製先メディアに対するデータの書き込み/読み出しを行う書込/読出部を備える。
また、アプリケーションプログラムに基づきオペレーティングシステムが動作することで所要の制御・処理を実行するように構成された制御部を備える。
そして、上記制御部が、
上記記憶手段が記憶した上記イメージデータファイルに含まれるデータを上記オペレーティングシステムにファイル・フォルダ単位で扱うことができるように認識させるファイル・フォルダ認識化処理と、
上記複製先メディアの上記管理データ領域に記憶されている上記固有情報についての読み出しを上記書込/読出部に実行させ、当該読み出させた上記複製先メディアについての上記固有情報と、上記記憶手段が記憶した上記マスターメディアについての上記固有情報とを比較した結果に基づき、上記イメージデータファイルが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するイメージファイル書込制御と、上記ファイル・フォルダ認識化処理により上記オペレーティングシステムに認識させた上記ファイル・フォルダ単位で上記イメージデータファイルに含まれるデータが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するファイル・フォルダ単位書込制御とを選択的に行う書込制御処理とを実行するものである。
上記のように本発明では、マスターメディアについてのイメージデータファイルとメディア固有情報とを記憶すると共に、当該イメージデータファイルに含まれるデータをオペレーティングシステムにファイル・フォルダ単位で扱うことができるように認識させるようにしている。
その上で、複製先メディアに記憶されるメディア固有情報とマスターメディアのメディア固有情報とを比較した結果に基づき、上記イメージデータファイルが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するイメージファイル書込制御と、上記ファイル・フォルダ認識化処理により上記オペレーティングシステムに認識させた上記ファイル・フォルダ単位で上記イメージデータファイルに含まれるデータが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するファイル・フォルダ単位書込制御とを選択的に行うものとしている。
このような本発明によれば、マスターメディアと複製先メディアとで記憶容量が一致する場合には、イメージデータファイルをそのままコピーし、異なる場合には上記イメージデータファイル内のデータをファイル・フォルダ単位でコピーするといったことができる。
これによりマスターと複製先とで記憶容量が異なる場合であっても適正にコピーが行われるようにできる。
なお且つ、本発明の複製手法は先の2)として説明したような従来手法のようにコピー速度がマスターメディアのデータ転送レートや読み取り装置の速度に依存したりといったことがなく、その点で高速なコピーが実現される。
上記のように本発明によれば、マスターメディアと複製先メディアとの間で記憶容量が異なる場合であっても適正なコピーが行われるようにすることができると共に、コピーの高速性を維持することができる。
実施の形態の複製メディアの生産手法の概要について説明するための図である。 マスターメディア、複製先メディアの内部構成例を示した図である。 イメージファイル作成用コンピュータの内部構成例を示した図である。 実施の形態の複製装置が備える書込/読出部(リーダ/ライター)の内部構成例を示した図である。 実施の形態の複製装置が備える情報処理装置(制御部)の内部構成例を示した図である。 イメージデータファイルについてのファイル・フォルダ認識化処理について説明するための図である。 実施の形態としての書込制御手法について説明するための図である。 マスターメディアのイメージデータファイル等必要情報の生成時に対応して実行されるべき具体的な処理の手順を示したフローチャートである。 実施の形態の複製装置において実行されるべき具体的な処理の手順を示したフローチャートである。 同じく、実施の形態の複製装置において実行されるべき具体的な処理の手順を示したフローチャートである。 複数のメモリメディアに並行してコピーを行うための構成に係る変形例について説明するための図である。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明していく。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。

<1.実施の形態の複製メディア生産手法の概要>
<2.各部の内部構成>
[2-1.メモリメディアの内部構成]
[2-2.イメージファイル作成用コンピュータの内部構成]
[2-3.実施の形態の複製装置が備える書込/読出部の内部構成]
[2-4.実施の形態の複製装置が備える制御部の内部構成]
<3.実施の形態としての複製手法>
<4.処理手順>
<5.実施の形態のまとめ>
<6.変形例>
<1.実施の形態の複製メディア生産手法の概要>

図1は、実施の形態としての複製メディア生産手法の概要について説明するための図である。
本実施の形態の複製メディア生産手法は、大別して、図のようにマスター作成工程と、イメージデータファイル等必要情報の作成工程と、複製メディアの作成工程とに分けることができる。
マスター作成工程では、コンテンツデータの作成(<1>)とそのマスターメディアMmへの記録(<2>)を行う。
本実施の形態の場合、コンテンツデータとしてはビデオコンテンツデータを作成する。このため<1>のコンテンツデータの作成においては、オーサリング等を行って最終製品としての複製メディアに収録されるべきビデオコンテンツデータを作成する。
なお、マスターメディアに記録するコンテンツデータとしてはビデオコンテンツデータに限定されるべきものではなく、例えばアプリケーションプログラムデータ等の他のデータも記録することができる。
また本実施の形態において、マスターメディアMmは例えばSDカードやmicroSDカードなどの可搬性を有するメモリカードメディアとされる。
このようなメモリカードメディアとしてのマスターメディアMmは、所定のファイルシステムでフォーマットが行われている。本例の場合、例えばFAT32(FAT:File Allocation Tables)によりフォーマットされているとする。
続いて、イメージファイル等必要情報の作成工程では、上記のようにコンテンツデータが記録(記憶)されたマスターメディアMmに基づき、必要な情報の作成を行う。
当該イメージファイル等必要情報の作成工程は、図中に示すイメージファイル作成用コンピュータIMCを用いて行われる。
具体的に、このイメージファイル等必要情報の作成工程では、イメージデータファイルの作成(<3>)を行う。すなわち、先の<2>でコンテンツデータが記憶されたマスターメディアMmについてのイメージデータファイル(イメージファイル)を作成するものである。
ここで、周知のようにイメージファイルとは、ファイルシステムの完全な内容と構造を1つのファイルに格納したデータを指すものである。
また、イメージファイル等必要情報の作成工程では、マスターメディア情報ファイルの作成(<4>)を行う。
つまり、マスターメディアMmに記憶されているメディアID、メーカーコード、記憶容量情報などのメディア固有情報と、マスターメディアMmのファイルシステム情報と、ハッシュ値とを含むマスターメディア情報ファイルを作成するものである。
ここで、上記メディア固有情報としてのメディアID、メーカーコード、記憶容量情報等は、マスターメディアMmが備える後述するフラッシュメモリ部10の管理データ領域内に記憶されており、イメージファイル作成用コンピュータIMCは当該管理データ領域に記憶されているこれらメディア固有情報を読み出す。
また、上記ハッシュ値は、後述する複製装置1が複製時に用いるイメージデータファイルにデータの破損や改ざんが無いか否かなど、イメージデータファイルの同一性をチェックするために用いられるものであり、<3>で作成したイメージデータファイルのデータ内容に基づき所定の計算手法で算出する。
<4>の作成工程では、このようなハッシュ値と、上記メディアID、メーカーコード、記憶容量情報などのメディア固有情報と、マスターメディアMmのファイルシステム情報とを含むファイルを、マスターメディア情報ファイルとして作成する。
なお、マスターメディア情報ファイルが含む上記各種の情報は、1つのファイルとして作成してもよいし、或いは別々のファイルとして生成することもできる。
そして、イメージファイル等必要情報の作成工程では、このように作成したマスターメディアと<3>で作成したイメージデータファイルとを、必要情報として例えばDVD等の所要のメディアMdに記録する。
本実施の形態の複製手法では、このようにメディアMdに記録されたイメージファイル等必要情報を用いて、複製メディアの作成工程を行う。
この複製メディアの作成工程は、図のように情報処理装置1Aとメモリカードリーダ/ライタ部1rwとを備える複製装置1を用いて行う。
このとき、複製装置1が備えるメモリカードリーダ/ライタ部1rwは、複数の複製先メディアMcを着脱可能に構成されており、装着された複数の複製先メディアMcに対して並行してデータ書き込み(及び読み出し)を行うことが可能に構成されている。これにより複製メディアの生産を効率的に行うことができるように図られている。
ここで、複製先メディアMcとしても、マスターメディアMmと同様に例えばSDカードやmicroSDカードなどのメモリカードメディアとされ、規格上定められた所定のファイルシステムによりフォーマットが行われるものであるとする。
またこの複製先メディアMcとしても、マスターメディアMmと同様に、そのメモリ部(フラッシュメモリ部10)における管理データ領域にはメディアID、メーカーコード、記憶容量情報等のメディア固有情報が予め記憶されているとする。
複製メディアの作成工程では、先ず、イメージファイル等必要情報の取り込みを行う(<6>)。つまり、複製装置1内の情報処理装置1Aが、先の<5>で得られたメディアMdに記録されたイメージファイル等必要情報を読み出し、これを内部の例えばSSD(Solid State Drive)などによる高速ストレージデバイスに保存するものである。
その上で、このように取り込んだイメージファイル等必要情報に基づき、マスターメディアMmの収録コンテンツを複製先メディアMcにコピーする(<7>)。
本実施の形態の複製手法(複製メディア生産手法)としては、このようにイメージファイル等必要情報に基づき、マスターメディアMmの収録コンテンツを複製先メディアMcにコピーする部分で特徴を有するものとなるが、その具体的な内容については後に改めて説明する。
<2.各部の内部構成>
[2-1.メモリメディアの内部構成]

図2は、本実施の形態で用いるメモリメディアの内部構成例を示している。具体的には、マスターメディアMm、複製先メディアMcの内部構成を示したものである。
マスターメディアMm、複製先メディアMcは、フラッシュメモリ部10、コントローラ11、及び端子部18を備える。
フラッシュメモリ部10は、不揮発性メモリとされ、コントローラ11により各種のデータの書き込み/読み出しが行われる。
当該フラッシュメモリ部10には、メモリ領域として、前述したビデオコンテンツデータ等のユーザデータの書き込み/読み出しが行われるユーザデータ領域と、同じく前述したメディア固有情報としてのメディアID、メーカーコード、記憶容量情報等が予め記憶される管理データ領域とが形成されている。
コントローラ11は、図のようにCPU(Central Processing Unit)12、ROM(Read Only Memory)13、RAM(Random Access Memory)14、バッファメモリ15、メモリインターフェース(I/F)16、及びメモリカードインターフェース17を備える。
CPU12は、ROM13、RAM14、バッファメモリ15、メモリインターフェース16、メモリカードインターフェース17の各部と接続されている。
CPU12は、マスターメディアMm、複製先メディアMcとしてのメモリカードが電源供給を受けた際、ROM13に格納されたファームウエア(プログラム)をRAM14にロードし、当該ファームウエアに従った処理を実行することで、メモリカードの全体制御を行う。
例えば、ホスト機器側(本例ではイメージファイル作成用コンピュータIMCや情報処理装置1Aに相当)からの書き込みコマンドや読み出しコマンドに応じてフラッシュメモリ部10の所定のアドレスへの書き込み、読み出しを行ったり、バッファメモリ15を通じたデータの転送処理などを実行する。
メモリインターフェース16は、CPU12とフラッシュメモリ部10との間のインターフェース処理を行う。
またメモリカードインターフェース17には、図のように端子部18が接続され、当該端子部18を介して通信可能に接続された機器側とCPU12との間のインターフェース処理を行う。
[2-2.イメージファイル作成用コンピュータの内部構成]

図3は、イメージファイル作成用コンピュータIMCの内部構成を示している。
イメージファイル作成用コンピュータIMCには、CPU20、ROM21、RAM22、システムバス23、システムメモリ24、ストレージインターフェース25、ストレージ部26、ドライブインターフェース27、メディアドライブ28、ユーザ入力インターフェース29、ネットワークインターフェース30、ビデオインターフェース31、USB(Universal Serial Bus)インターフェース32が備えられている。
また、各種の端子部として、マウス端子Tm、キーボード端子Tk、ディスプレイ端子Td、ネットワーク端子Tn、及びUSB端子Tuが備えられる。
CPU20は、ROM21、RAM22を備え、システムバス23を介してシステムメモリ24、ストレージインターフェース25、ドライブインターフェース27、ユーザ入力インターフェース29、ネットワークインターフェース30、ビデオインターフェース31、及びUSBインターフェース32の各部と通信可能に接続されている。
CPU20は、ストレージ部26に記憶されたオペレーティングシステム(以下、OSと略称することもある)26Aとしてのプログラムや、アプリケーションプログラム26Bに従った処理動作を実行することで、イメージファイル作成用コンピュータIMCの全体制御を行う。
ここで、ストレージ部26は、例えばHDD(Hard Disc Drive)やSSDなどのストレージデバイスとされる。ストレージ部26は、ストレージインターフェース25を介してシステムバス23に接続され、これによりCPU20は、ストレージ部26に対する各種データの書き込みやストレージ部26に記憶されたデータの読み出しを指示することができる。
図中では、ストレージ部26に記憶されたオペレーティングシステム26Aがシステムメモリ24上においてオペレーティングシステム24Aとして展開された状態を示している。これは、OSが起動中であることを表している。
また、ストレージ部26に記憶されたアプリケーションプログラム26Bについても同様に、システムメモリ24上にアプリケーションソプログラム24Bとして展開され、当該アプリケーションプログラム26Bが起動中であることを表している。
システムメモリ24は、例えばRAMで構成される。
メディアドライブ28は、例えばDVD等の光ディスク記録媒体や光磁気ディスク記録媒体等、リムーバブルメディアについてのドライブ装置として構成されたものとなる。
本実施の形態の場合、当該メディアドライブ28は、前述したメディアMdがDVDであることに対応させて、DVDについての記録/再生が可能に構成されたものとなっている。
メディアドライブ28はドライブインターフェース27を介してシステムバス23と接続されており、これによりCPU20はメディアドライブ28に装着されたリムーバブルメディアに対するデータの記録/再生を指示することができる。
ユーザ入力インターフェース29に対しては、図のようにマウス端子Tmを介してマウスMが、またキーボード端子Tkを介してキーボードKがそれぞれ接続される。ユーザ入力インターフェース29は、これらマウスMやキーボードKからの入力信号をCPU20に対する入力情報として伝達するためのインターフェース処理を行う。
CPU20は、マウスMやキーボードKからの入力情報に応じた処理を実行する。
またネットワークインターフェース30は、ネットワーク端子Tnを介してネットワーク経由で接続された外部機器との間でデータ通信を行うためのインターフェース処理を行う。
ビデオインターフェース31は、システムバス23を介して供給されるビデオデータや画像データをディスプレイ端子Tdを介して接続されたディスプレイDに表示するためのインターフェース処理を行う。
USBインターフェース32は、USB端子Tuを介して接続されたUSB機器とCPU20との間でデータ通信を行うためのインターフェース処理を行う。
本例の場合、USB端子Tuに対しては図中のメモリカードリーダ/ライタ35が接続され、CPU20は、USBインターフェース32を介して、当該メモリカードリーダ/ライタ35との間で各種のコマンドのやりとりやデータ通信を行うようにされる。
ここで、メモリカードリーダ/ライタ35は、前述したマスターメディアMmとしてのメモリカードの規格に対応したリーダ/ライタとされ、前述したようにイメージファイル作成用コンピュータIMCがマスターメディアMmに記憶されたデータに基づきイメージデータファイルを作成する際に用いられるものとなる。
つまりイメージファイル作成用コンピュータIMCは、当該メモリカードリーダ/ライタ35に装着されたマスターメディアMmより読み出したデータに基づき、マスターメディアMmについてのイメージデータファイルを作成するものである。
なお、このようにマスターメディアMmについてのイメージデータファイルを作成する処理や、前述したマスターメディア情報ファイルの生成処理は、図中にアプリケーションプログラム26B(24B)として示した「抽出用アプリケーション」により実現されるものとなるが、当該抽出用アプリケーションにより実現されるこれらイメージデータファイルの生成処理やマスターメディア情報ファイルの生成処理の具体的な内容については後述する。
[2-3.実施の形態の複製装置が備える書込/読出部の内部構成]

図4は、実施の形態の複製装置1が備えるメモリカードリーダ/ライタ部1rwの内部構成を示している。
メモリカードリーダ/ライタ部1rwには、複製装置1内の情報処理装置1Aが備える後述のUSB端子Tu-1に対してUSBケーブルを介して接続されるべきUSB端子Tu-2と、当該USB端子Tu-2と接続されたUSBインターフェース40が備えられる。
またメモリカードリーダ/ライタ部1rwには、CPU41、ROM42、RAM43、バッファメモリ44が備えられると共に、第1メモリカードインターフェース45-1〜第nメモリカードインターフェース45-nまでのn個のメモリカードインターフェース45が備えられる。図示するようにこれら第1メモリカードインターフェース45-1、第2メモリカードインターフェース45-2、・・・、第nメモリカードインターフェース4-nに対しては、第1端子部46-1、第2端子部45-2、・・・、第n端子部46-nが設けられている。確認のために述べておくと、これら端子部46は、複製先メディアMcとしてのメモリカードの端子部18と接続されるべきものである。
図のようにCPU41は、ROM42、RAM43、バッファメモリ44、USBインターフェース40、及び各メモリカードインターフェース45と接続されている。
USBインターフェース40は、USB端子Tu-2を介して接続される外部機器の制御部(この場合は情報処理装置1Aが備えるCPU50)とCPU41との間のインターフェース処理を行う。
また、各メモリカードインターフェース45は、CPU41と、端子部46を介して接続された複製先メディアMc(CPU12)との間のインターフェース処理を行う。
CPU41は、ROM42に格納されたファームウエアに従った処理を実行することで、メモリカードリーダ/ライタ部1rwの全体制御を行う。
例えば、ホスト機器側(情報処理装置1A側)から或る複製先メディアMcに対する書き込みコマンドや読み出しコマンドが受信された場合に、当該コマンドを該当する複製先メディアMcに転送する処理を実行する。また、ホスト機器側からの或る複製先メディアMcに対する書き込みデータが受信された場合には、当該データを該当する複製先メディアMcに転送する処理を実行する。或いは、複製先メディアMcから上記読み出しコマンドに応じた読み出しデータが受信された場合は、ホスト機器側に当該データを転送する処理を実行する。
この際、RAM43はCPU41のワーク領域などとして用いられる。
またバッファメモリ44は、転送データを一時保持するために用いられる。
[2-4.実施の形態の複製装置が備える制御部の内部構成]

図5は、複製装置1が備える情報処理装置1Aの内部構成主に示した図である。
図5において、情報処理装置1A内には、CPU50、ROM51、RAM52、システムバス53、システムメモリ54、ストレージインターフェース55、ストレージ部56、ドライブインターフェース57、メディアドライブ58、ユーザ入力インターフェース59、ネットワークインターフェース60、ビデオインターフェース61、USBインターフェース62が備えられている。
また、先のイメージファイル作成用コンピュータIMCと同様に、各種の端子部としてマウス端子Tm、キーボード端子Tk、ディスプレイ端子Td、ネットワーク端子Tnが備えられる。また、USB端子Tu-1が備えられている。
CPU50は、ROM51、RAM52を備え、システムバス53を介してシステムメモリ54、ストレージインターフェース55、ドライブインターフェース57、ユーザ入力インターフェース59、ネットワークインターフェース60、ビデオインターフェース61、及びUSBインターフェース62の各部と通信可能に接続されている。
CPU50は、ストレージ部56に記憶されたオペレーティングシステム56Aとしてのプログラムや、アプリケーションプログラム56Bに従った処理動作を実行することで、情報処理装置1Aの全体制御を行う。
この場合のストレージ部56は、例えばSSDなどの高速ストレージデバイスで構成される。
ストレージ部56は、ストレージインターフェース55を介してシステムバス53に接続され、これによりCPU50は、ストレージ部56に対する各種データの書き込みやストレージ部56に記憶されたデータの読み出しを指示することができる。
ここで、この場合も先の図3の場合と同様に、ストレージ部56に記憶されたオペレーティングシステム56Aがシステムメモリ54上においてオペレーティングシステム54Aとして展開され、OSが起動中であるものとして表している。
また、ストレージ部56に記憶されたアプリケーションプログラム56Bについても同様に、システムメモリ54上にアプリケーションプログラム54Bとして展開され、当該アプリケーションプログラム56Bが起動中であることを表している。
なお、システムメモリ54は、先のシステムメモリ24と同様に例えばRAMで構成される。
メディアドライブ58は、例えばDVD等の光ディスク記録媒体や光磁気ディスク記録媒体等、リムーバブルメディアについてのドライブ装置として構成されたものである。
本例の場合、このメディアドライブ58としても、先のメディアドライブ28と同様に、前述したメディアMdがDVDであることに対応させてDVDについての記録/再生が可能に構成されたものとされている。
メディアドライブ58は、ドライブインターフェース57を介してシステムバス53と接続されており、これによりCPU50はメディアドライブ58に装着されたリムーバブルメディアに対するデータの記録/再生を指示することができる。
ユーザ入力インターフェース59に対しては、マウス端子Tmを介してマウス1Mが接続され、またキーボード端子Tkを介してキーボード1Kが接続されている。ユーザ入力インターフェース59は、これらマウス1Mやキーボード1Kからの入力信号をCPU50に対する入力情報として伝達するためのインターフェース処理を行う。
CPU50は、マウス1Mやキーボード1Kからの入力情報に応じた処理を実行する。
またネットワークインターフェース60は、ネットワーク端子Tnを介してネットワーク経由で接続された外部機器との間で各種データ通信を行うためのインターフェース処理を行う。
ビデオインターフェース61は、システムバス53を介して供給されるビデオデータや画像データをディスプレイ端子Tdを介して接続されたディスプレイ1Dに表示するためのインターフェース処理を行う。
またUSBインターフェース62は、USB端子Tu-1を介して接続されたUSB機器(特にこの場合は図4に示したメモリカードリーダ/ライタ部1rw)とCPU50との間のインターフェース処理を行う。
ここで、情報処理装置1A(CPU50)は、図中にアプリケーションプログラム56B(54B)として示した「複製用アプリケーション」により以下で説明するような実施の形態としての各種の動作を行うようにされるが、そのような実施の形態としての動作を実現するにあたり上記複製用アプリケーションとしてのアプリケーションプログラム56B(54B)に従ってCPU50が実行する具体的な処理の手順については後述する。
<3.実施の形態としての複製手法>

これまでの説明からも理解されるように、本実施の形態では、マスターメディアMmについてのイメージデータファイルを生成し、これを複製装置1に取り込むものとしている。
ここで、先に3)として説明した従来手法では、このように複製装置に取り込んだイメージデータファイルを複製先となるメディアにそのままコピーすることで、コピー速度の高速化を図るようにしていた。
しかしながら当該3)の従来手法では、マスターメディアと複製先メディアとで記憶容量が1バイトでも異なる場合には、適正にコピーを行うことができなくなってしまうという問題があった。
このような問題点に鑑み、本実施の形態では、単純にイメージデータファイルをそのままコピーするのではなく、マスターメディアと記憶容量が異なるメディアに対しては、イメージデータファイル内のデータをファイル・フォルダ単位でコピーするという手法を採る。
つまり具体的には、複製装置1(情報処理装置1A)において、取り込んだイメージデータファイルについてファイル・フォルダ認識化処理を行うことで、OSがイメージデータファイル内のデータをファイル・フォルダ単位で認識できるようにしておく。そして、マスターメディアと記憶容量が異なる複製先メディアMcについては、このように認識させたファイル・フォルダ単位でのデータコピーを行うというものである。
図6は、イメージデータファイルについてのファイル・フォルダ認識化処理について説明するための図である。
この図では、アプリケーションプログラム54B、オペレーティングシステム54A、及びストレージ部56を示している。なおこの図に示されるように、アプリケーションプログラム54Bは、オペレーティングシステム54A上で動作するものとして表すことができる。
ここで、以下の説明において、情報処理装置1Aに取り込まれたイメージデータファイル(この場合は図1のメディアMdを経由して取り込まれる)については、イメージデータファイルIMGと表記する。
先ず、図中においては、イメージデータファイルIMG内におけるディレクトリ構造(マスターメディアMmにおけるディレクトリ構造)を、フォルダを表す記号とファイルを表す記号(四角形状)とを用いて表現しているが、当該ディレクトリ構造を破線により示しているのは、イメージデータファイルIMGの状態では、オペレーティングシステム54Aがその内部のデータをファイル・フォルダ単位で認識できないということを表すためである。
このようにオペレーティングシステム54AはイメージデータファイルIMGそのままの状態では内部のデータをファイル・フォルダ単位で認識できないことから、ファイル・フォルダ認識化処理として、イメージデータファイルIMGに含まれるデータを、オペレーティングシステム54Aにファイル・フォルダ単位で扱うことができるように認識させる処理を行う。
このようなファイル・フォルダ認識化処理の具体的な手法としては、イメージデータファイルIMG内のファイルシステム情報を参照し、該ファイルシステム情報に基づいてイメージデータファイルIMG内のデータをファイル・フォルダ単位でOS54Aが認識できるようにする共有化情報CIを作成するという手法を挙げることができる。つまりこの場合、OS54Aは、当該共有化情報ICを参照することにより、イメージデータファイルIMG内におけるファイル・フォルダを、あたかも図のような仮想領域56Cにおいて存在するファイル・フォルダとして扱うことができるようになる。
ここで、このようにファイル・フォルダ認識化処理によって仮想領域56Cにおいて存在するものとして扱われるに至ったイメージデータファイルIMG内におけるファイル・フォルダ(つまりイメージデータファイルIMGとの間で共有化されるものとしてみなすことのできるファイル・フォルダ)については、図のようにマスター内ファイル・フォルダMFとおく。
或いは、ファイル・フォルダ認識化処理としては、一般的に行われているマウント処理とすることもできる。すなわち、仮想ドライバにより、イメージデータファイルIMGがあたかも1つのボリュームを形成しているかのようにOS54Aに認識させるというものである。
この場合は、上記仮想ドライバを実現するための情報が、共有化情報CIに相当することとなる。
なお確認のために述べておくと、上記のようなファイル・フォルダ認識化処理は、アプリケーションプログラム54Bがオペレーティングシステム54Aに実行させるものである。
図7は、実施の形態としての書込制御手法について説明するための図である。
上記によるファイル・フォルダ認識化処理が実行されることで、複製装置1(情報処理装置1A)内においては、図のようにマスターメディアMmについてのイメージデータファイルIMGと、マスター内ファイル・フォルダMFとが並存しているとみなせる状態となる。
本実施の形態の複製装置1では、複製先メディアMcの記憶容量情報とマスターメディアMmの記憶容量情報とを比較した結果に基づき、イメージデータファイルIMGをコピーするか、或いはマスター内ファイル・フォルダMFをコピーする(イメージデータファイルIMG内のデータをファイル・フォルダ単位でコピーする)かを選択する。
具体的には、メモリカードリーダ/ライタ部1rwに装着された複製先メディアMcからそれらの記憶容量情報を読み出すと共に、先に説明したマスターメディア情報ファイル内からマスターメディアMmの記憶容量情報を取得し、それらを比較する。そして、マスターメディアMmと記憶容量が一致する複製先メディアMcについては、イメージデータファイルIMGをコピーし、マスターメディアと記憶容量が一致しない複製先メディアMcについては、マスター内ファイル・フォルダMFをコピーする。
このように記憶容量が不一致の場合にイメージデータファイルIMG内のデータをフォルダ・ファイル単位でコピーするようにしたことで、記憶容量が不一致のメディアにイメージデータファイルIMGをそのままコピーしてしまう従来手法3)のように、コピー後のメディアが規格違反となってしまう等の問題は生じないものとでき、結果、マスターメディアMmと容量の異なる複製先メディアMcについても適正なコピーが行われるようにすることができる。
また、このような本実施の形態の書込制御(複製手法)によれば、複製先メディアMcの記憶容量がコピーすべきコンテンツデータのデータ容量よりも大であれば、如何なる容量の複製先メディアMcに対しても適正なコピーを行うことができる。
ここで、複製先メディアMcの記憶容量が、コピーされるべきコンテンツデータ(マスターメディアMmに記憶されていたコンテンツデータ)のデータ容量よりも小であるというケースも考えられ得る。
このようなケースでは、複製先メディアMcにコンテンツデータを完全にコピーすることは物理的に不可能である。そこでこの場合には、当該複製先メディアMcに対するコピーは中止するものとする。
ところで、上記により説明した本実施の形態の複製手法によると、情報処理装置1Aにおいて、ファイル・フォルダ認識化処理でオペレーティングシステム54Aに認識させたマスター内ファイル・フォルダMFは、例えば複製メディアの生産完了までの期間など所要の期間にわたって情報処理装置1A上に保持されている状態となる。
このようにマスター内ファイル・フォルダMFが保持されている期間において、当該マスター内ファイル・フォルダMFがウイルス感染等によりデータ破壊やデータの改ざんがなされてしまう可能性は皆無と言えない。
そこで本実施の形態では、前述したファイル・フォルダ認識化処理として、マスター内ファイル・フォルダMFが、オペレーティングシステム54AにRead Only(読み出しのみ可)のファイル・フォルダとして認識されるようにする処理を行う。
これにより、情報処理装置1Aにおいて保持されるマスター内ファイル・フォルダMFが、ウィルス感染等によりデータ破壊、データ改ざんされてしまうことを効果的に予防できる。
また、本実施の形態では、先に述べたマスターメディア情報ファイル内に格納されるハッシュ値を用いて、情報処理装置1Aに取り込まれたイメージデータファイルIMGについてデータ破損や改ざんが為されていないか否かを確認するという処理も行うものとしている。
具体的には、イメージデータファイルIMGについて、先に説明した「所定の計算手法」(イメージファイル作成用コンピュータIMCがマスターメディア情報ファイルに格納したハッシュ値の計算時に用いた計算手法)と同様の計算手法でハッシュ値を計算し、該計算したハッシュ値と、マスターメディア情報ファイル内に格納されるハッシュ値とが一致するか否かを確認する。
より具体的には、両ハッシュ値が一致しているか否かを判別し、一致している場合には、前述したファイル・フォルダ認識化処理及び書込制御処理を実行し、一致していない場合には、エラー処理として、メディアMdからのイメージデータファイルIMGの再取り込みを促すための処理を行う。例えばこのエラー処理としては、イメージデータファイルIMGに異常がある旨のメッセージをディスプレイ1D上に表示させる処理を行う。
これにより、不良品が製造されてしまうことを効果的に防止できる。
<4.処理手順>

続いて、図8〜図10のフローチャートを参照し、上記により説明した実施の形態としての複製手法を実現するために実行されるべき具体的な処理の手順について説明する。
先ず、図8は、イメージファイル作成用コンピュータIMCにおいて、マスターメディアのイメージデータファイル等必要情報の生成時に対応して実行されるべき具体的な処理の手順を示している。
なお、この図8に示す処理は、図3に示したCPU20が、アプリケーションプログラム26B(24B)として示した「抽出用アプリケーション」による処理として実行するものである。
図8において、ステップS101では、マスターメディアMmが装着されるまで待機する。すなわち、マスターメディアMmが装着されたか否かについての判別処理を、肯定結果が得られるまで実行する。
具体的にこのステップS101では、図3に示したUSB端子Tuを介して接続されたメモリカードリーダ/ライタ35にマスターメディアMmが装着されたか否かを判別する。
そして、マスターメディアMmが装着されたとして肯定結果が得られた場合は、ステップS102に処理を進める。
ステップS102では、マスターメディアMmから全データを抽出し、イメージデータファイルを作成・保存する処理を実行する。
つまり、USBインターフェース32を介して、メモリカードリーダ/ライタ35にマスターメディアMm(ユーザデータ領域)に記憶されている全データの読み出しを実行させ、それにより読み出されたデータに基づいてマスターメディアMmについてのイメージデータファイルを作成し、これを例えばストレージ部26などの所要の記憶装置に保存する。
このとき、マスターメディアMmから読み出されたデータにはマスターメディアMmのファイルシステム情報が含まれている。当該ファイルシステム情報については、後述するステップS105により作成するマスターメディア情報ファイルに含ませるため、当該ステップS102においてはこれを抽出し例えばシステムメモリ24などの所要の記憶装置に保存(一時保持)しておく。
続くステップS103では、マスターメディアからメディアID、メーカーコード、記憶容量の情報を読み出すための処理を実行する。
つまり、メモリカードリーダ/ライタ35にマスターメディアMmの管理データ領域内において記憶されているメディアID、メーカーコード、記憶容量の各情報の読み出し実行させ、それにより読み出された各情報を例えばシステムメモリ24に一時保持する。
次のステップS104では、イメージデータファイルからハッシュ値を計算する。
そして、当該ハッシュ値を計算した後は、ステップS105において、ファイルシステム情報、メディアID、メーカーコード、記憶容量、ハッシュ値を含むマスターメディア情報ファイルの作成・保存処理を実行する。
すなわち、先のステップS102にて一時保持したマスターメディアMmのファイルシステム情報と、ステップS103にて一時保持したメディアID、メーカーコード、記憶容量の情報と、ステップS104にて計算したハッシュ値の情報とを含むマスターメディア情報ファイルを作成し、これを例えばストレージ部26に保存する。
上記ステップS105により、この図に示す「抽出用アプリケーション」による処理は終了となる。
ここで、先の図1の説明によれば、上記のように生成されたイメージデータファイル、及びマスターメディア情報ファイルは、メディアMdにコピーされるべきものとなるが、これらイメージデータファイル及びマスターメディア情報ファイルのメディアMdへのコピーは、例えば作業員等がマウスM等を操作してイメージファイル作成用コンピュータIMCに実行させることになる。具体的には、メディアMdをメディアドライブ28に装着させた状態で、上記作業員等がマウスM等の操作により例えばオペレーティングシステム26A(24A)が有する書込機能等を利用してメディアMdにイメージデータファイル及びマスターメディア情報ファイルの書き込みを実行させるといった手法を挙げることができる。
図9及び図10は、実施の形態の複製装置1(情報処理装置1A)において、複製先メディアMcに対するデータコピーの実行時に対応して実行されるべき具体的な処理の手順を示している。
なお、これら図9及び図10に示す処理は、図5に示したCPU50がアプリケーションプログラム56B(54B)として示した「複製用アプリケーション」による処理として実行するものである。
また、これら図9及び図10に示す処理の実行時には、既に情報処理装置1AにおいてメディアMdからのイメージデータファイル及びマスターメディア情報ファイルの取り込みが完了しているものとする。このようなイメージデータファイル及びマスターメディア情報ファイルの情報処理装置1Aへの取り込みについても、例えば作業員等がマウス1M等の操作により情報処理装置1Aに実行させるものとする。先の図6を参照して分かるように、この場合のイメージデータファイル(IMG)の取り込みはストレージ部56に対して行う。また、マスターメディア情報ファイルについても、例えばストレージ56に取り込むものとする。
先ず図9において、ステップS201では、マスターメディア情報ファイルの読み出し処理を実行する。すなわち、例えば上記のようにストレージ部56に取り込まれた(記憶された)マスターメディア情報ファイルを読み出してシステムメモリ54に保持する処理を行う。
そして、続くステップS202では、イメージデータファイルIMGのハッシュ値を計算する。すなわち、ストレージ部56にて記憶されるイメージデータファイルIMGについて、前述した所定の計算手法と同様の計算手法によりハッシュ値を計算する。
次のステップS203では、計算したハッシュ値とマスターメディア情報ファイルのハッシュ値とを比較する。
そしてステップS204において、ハッシュ値が等しいか否かを判別する。
ステップS204において、ハッシュ値が等しくないとして否定結果が得られた場合は、図示するようにエラー処理を実行する。前述もしたように、当該エラー処理としては、例えばイメージデータファイルIMGに異常がある旨のメッセージをディスプレイ1D上に表示させる処理を行う。
一方、ステップS204において、ハッシュ値が等しいとして肯定結果が得られた場合は、ステップS205に進み、イメージデータファイルIMGのファイル・フォルダ認識化処理を行う。
すなわち先に説明したようにして、イメージデータファイルIMGに含まれるデータを、オペレーティングシステム54Aにファイル・フォルダ単位で扱うことができるように認識させる処理を行うものである。
先に述べたように、本例の場合のファイル・フォルダ認識化処理は、当該ファイル・フォルダ認識化処理で認識されるマスター内ファイル・フォルダMFが、Read Onlyのファイル・フォルダとしてオペレーティングシステム54Aに認識させるように行う。
続くステップS206では、複製先メディアMcの装着処理を実行する。
このステップS206による装着処理は、メモリカードリーダ/ライタ部1rwに対する各複製先メディアMcの装着が例えば作業員の手によらず所要の動力機構を用いて自動的に行われるように構成されている場合には、上記動力機構を制御する制御部に対して各複製先メディアMcの装着を実行させるように指示を行う処理となる。
或いは、作業員による手動での装着を行うようにされた場合にあっては、例えばディスプレイ1D上に複製先メディアMcの装着を促すためのメッセージを表示させるといった処理となる。
ステップS206による装着処理を実行した後は、ステップS207において、装着が完了するまで待機する。
すなわち、メモリカードリーダ/ライタ部1rwにおける全ての端子部46に対し複製先メディアMc(端子部18)が接続された状態(つまり通信可能に接続された状態)となるまで待機するものである。
ステップS207において、複製先メディアMcの装着が完了したとして肯定結果が得られた場合は、ステップS208において、各メディアの記憶容量情報の読み出し処理を実行する。
つまり、メモリカードリーダ/ライタ部1rwに対し各複製先メディアMcからの記憶容量情報の読み出しを指示し、これに応じて読み出された各複製先メディアMcからの記憶容情報を例えばシステムメモリ54に一時保持する。
続くステップS209では、マスターメディアの記憶容量情報との比較を行う。つまり、ステップS208で読み出された各複製先メディアMcの記憶容量情報と、先のステップS201にて一時保持したマスターメディア情報ファイル内に格納されるマスターメディアMmの記憶容量情報とを比較する。
そして、次のステップS210においては、容量が一致しないメディアがあるか否かを判別する。
ステップS210において、容量が一致しないメディアは無いとして否定結果が得られた場合は、ステップS211に進み、各メディアにイメージデータファイルIMGの内容を全てコピーするための処理を行う。すなわち、メモリカードリーダ/ライタ部1rwにおいて、装着された全ての複製先メディアMcに対してイメージデータファイルIMGの内容が全て書き込まれるようにする処理を行う。
次のステップS215においては、コピーが完了するまで待機する。
そして、コピーが完了したとして肯定結果が得られた場合は、ステップS216において、終了条件が成立したか否かを判別する。つまり、例えば予め設定された生産数分の複製先メディアMcへのコピーが完了する、或いは外部からの終了指示信号が供給される等、予め設定された所定の終了条件が成立したか否かを判別するものである。
ステップS216において、終了条件が成立していないとして否定結果が得られた場合は、先のステップS206における装着処理に戻るようにされる。これにより終了条件の成立まで新たな複製先メディアMcに対する複製動作が繰り返される。
また、先のステップS210において、容量が一致しないメディアがあるとして肯定結果が得られた場合は、図10に示すステップS212に処理を進める。
図10において、ステップS212では、空き容量がコンテンツ容量より小さいメディアがあるか否かを判別する。
ここで、コンテンツのデータ容量は、マスターメディア情報ファイル内に格納されるマスターメディアMmのファイルシステム情報に基づき特定することができる。また空き容量とは、各複製先メディアMcについてのユーザデータ領域の空き記憶容量を指すものである。
ステップS212では、このような空き容量が、上記のように特定されるコンテンツのデータ容量よりも小さい複製先メディアMcがあるか否かを判別する。
ステップS212において、空き容量がコンテンツ容量よりも小さい複製先メディアMcがあるとして肯定結果が得られた場合は、ステップS213に進み、該当メディアについての複製中止処理を行う。
この複製中止処理としては、該当する複製先メディアMcについてのデータコピーが中止されるようにする処理であれば特に限定されるべきものではないが、一例としては、該当する複製先メディアMcの取り外し(通信可能な接続状態を解除するというソフトウエア的な取り外し、或いは前述のように複製先メディアMcの装着を自動で行うように構成される場合にあっては前述の制御部に該当する複製先メディアMcの物理的な取り外しを指示するものであってもよい)を行い、且つ該当する複製先メディアMcについてのコピーを中止した旨を表すメッセージをディスプレイ1D上に表示させるという処理を挙げることができる。
ステップS213による複製中止処理を実行した後は、ステップS214に進む。
また先のステップS212において、空き容量がコンテンツ容量よりも小さいメディアは無いとして否定結果が得られた場合としても、ステップS214に処理を進める。
ステップS214においては、容量が一致するメディアについてはイメージデータファイルIMGの内容を全てコピーし、容量が一致しないメディアについては、ファイル・フォルダ単位によるデータコピーを行う。
つまり、マスターメディアMmと記憶容量が一致する複製先メディアMcに対しては、先のステップS211と同様にイメージデータファイルIMGの内容が全て書き込まれるようにする処理を行う。
また、マスターメディアMmと記憶容量が一致しないとされた複製先メディアMcについては、先に説明したマスター内ファイル・フォルダMFが書き込まれるようにする処理を行う。つまり、先のステップS205にてオペレーティングシステム54Aに認識させたファイル・フォルダ単位で、イメージデータファイルIMGのデータがコピーされるようにするものである。
なお確認のために述べておくと、このようなイメージデータファイルIMGのファイル・フォルダ単位によるデータ書き込み処理時には、該当する複製先メディアMcに対し、ファイルシステム情報も書き込むことになるが、当該ファイルシステム情報の生成・書き込み機能は、通常はOS側が有する機能であり、アプリケーション側で実行するものではない。
ステップS214のコピー処理の実行後は、図9に示したステップS215に進み、コピー完了まで待機する。そして、コピー完了後は、ステップS216において終了条件が成立したか否かを判別する。先に述べたように、ステップS216において終了条件が成立していないとして否定結果が得られた場合はステップS206の装着処理に戻るようにされる。
一方、ステップS216において終了条件が成立したとして肯定結果が得られた場合は、図9及び図10に示した「複製用アプリケーション」による処理は終了となる。
なお、上記により説明した図8〜図10の処理手順において、その順序を入れ替えても問題のない処理については、順序を入れ替えることができる。
例えば図8において、ステップS103とステップS104の処理はその順序を入れ替えてもよい。また図9においては、ハッシュ値の一致を確認した後に、複製先メディアMcを装着するものとしたが、これらの順序は前後させてもよい。
また、図9においては、ステップS207の待機処理により、全ての端子部46に対して複製先メディアMcが装着された場合にそれら複製先メディアMcへのコピーのための処理が実行されるものとしたが、例えば製品の生産枚数によっては、一部の端子部46に複製先メディアMcを接続せずにコピーを行いたい場合も考えられる。
例えばこのような点を考慮し、装着が確認された複製先メディアMcから順にステップS208以降のコピーのための処理に移るように処理を変更することもできる。
或いは、ステップS207の待機処理を、全ての端子部46に複製先メディアMcが装着されるか、或いはステップS206の装着処理後から所定時間が経過するかの何れかの条件が成立するまで待機する処理に変更して、全ての端子部46に複製先メディアMcが装着されない場合にも次処理に移行できるようにしてもよい。
<5.実施の形態のまとめ>

上記により説明した実施の形態の複製手法(複製メディア生産手法)によれば、マスターメディアMmと複製先メディアMcの記憶容量が異なる場合(記憶容量がコピーされるべきコンテンツデータの容量よりも小さい場合は除く)であっても、複製先メディアMcにマスターメディアMmに記憶されたコンテンツが適正にコピーされるようにできる。
また同時に、本実施の形態の複製手法によれば、先に2)として説明したような従来手法のようにコピー速度がマスターメディアのデータ転送レートや読み取り装置の速度に依存したりといったことがなく、その点で高速なコピーが実現される。
また、これと共に、記憶容量が同じ場合にはイメージデータファイルIMGをそのまま複製先メディアMcにコピーできるので、この面で従来手法3)のようなコピー速度の高速性を維持することができる。
また、本実施の形態の複製手法では、マスターメディアMmから抽出したデータは一度DVD等のメディアMdに移しておくものとしているので、先の従来手法1)のように複製装置にコピーすべきデータが長時間置かれてしまうといったことの防止を図ることができ、この点で、ウィルス感染に伴うデータ破壊や改ざんの発生可能性を低くできる。
また、本実施の形態の複製手法では、イメージデータファイルIMGをファイル・フォルダ単位でOSに認識させるにあたり、Read Onlyのファイル・フォルダとして認識させるようにしており、この点で、ウィルス感染によるデータ破壊や改ざんの発生を効果的に予防できる。
また本実施の形態の複製手法によれば、従来手法1)で用いていたようなアーカイブソフトは使用せずに済むので、マスターメディアMmに記憶されるファイルについてのファイル属性データや日付データもそのまま残すことができる。
ところで、記憶容量が異なる場合に適正なコピーが行われなくなってしまうことへの対策としては、複製前に、それぞれの記憶容量に応じた複数のイメージデータファイルIMGを用意しておくという手法を挙げることができる。
すなわち、マスターメディアMmの記憶容量に対応した1つのイメージデータファイルIMGのみを用意しておくのではなく、そこから記憶容量の設定を変更したイメージデータファイルIMGも用意しておき、それら容量の設定の異なる複数のイメージデータファイルIMGから実際の複製先メディアMcの記憶容量に応じたものを選択的にコピーするという手法である。
しかしながらこのような手法を採る場合には、仮に複製先メディアMcとしてその記憶容量の種類が多い場合には、その分、用意すべきイメージデータファイルIMGの数も多くなり、これらを保持しておくストレージ部の記憶容量をその分無駄に消費することとなったり、或いはより大容量(ひいては高コスト)なストレージ部を用いなければならないこととなる。
また、実施の形態で例示したようにマスターメディアMmから抽出したイメージデータファイルIMGのみを保持した状態から複製装置1が複製処理をスタートするときには、各種容量に対応したイメージデータファイルIMGを作成する間は複製先メディアMcに対する複製動作を行うことができず、その分、複製メディアの生成に時間を要するという点も問題となる。
特に、イメージデータファイルIMGの種類によっては容量設定の異なるイメージデータファイルIMGへの変換に長時間を要するものもあり、その場合には複製メディアの生成時間の遅れが甚大となる虞がある。
また、容量設定の異なるイメージデータファイルIMGが作成できたとしても、それらのファイルシステムが複製先メディアMcの規格上非対応とされるファイルシステムであった場合には、適正なコピーを行うことができない虞がある。
例えば、作成したイメージデータファイルIMGがFAT32に対応するものであったとして、複製先メディアMcがexFATに対応するものであった場合には、そのイメージデータファイルIMGをそのまま複製先メディアにコピーしてしまうと、ファイルシステムがFAT32に置き換えられてしまうこととなるが、このことによって、当該コピー後の複製先メディアMcが規格違反など不正なメディアとして扱われてしまうケースも考えられ、この面で、適正なコピーが行われていないものとなってしまう。
本実施の形態のようにファイル・フォルダ単位でのコピーを行うものとすれば、複製先メディアMcの空き容量がコピーすべきコンテンツの容量を下回るものでなければ、どのような容量のものであっても対応することができ、従って上記のように容量ごとに異なるイメージデータファイルIMGを用意しておくという必要がなく、ストレージ部の容量は少なくとも1つのイメージデータファイルIMGを保持可能な程度の容量に抑えることができる。
また複数のイメージデータファイルIMGを作成する必要がないので、その分、複製メディアの生成時間も短いものとできる。
さらには、マスターメディアMmと複製先メディアMcとで採用すべきファイルシステムが異なる場合であっても、その違いはOSにより吸収されるようにできるので、適正なコピーが行われるようにできる。
<6.変形例>

以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明としてはこれまでに説明した具体例に限定されるべきものではない。
例えばこれまでの説明では、記憶容量情報に基づいてイメージデータファイルIMGのコピーを行うかファイル・フォルダ単位でのコピーを行うかを選択するものとしたが、場合によっては、メディアに記憶されるメーカーコードの情報(フラッシュメモリ部10の製造メーカーを表すコード情報)が、記憶容量の違いを表すといったケースも考えられる。
このような場合には、上記メーカーコードの違いが記憶容量の違いとみなせるので、マスターメディアMmについてのメーカーコードと複製先メディアMcから読み出したメーカーコードとを比較した結果に基づき、上記の選択を行うようにもできる。
或いは、メディアIDの数値範囲が異なるものである場合に記憶容量が異なるといったケースも考えられ得る。
この場合には、メディアIDの数値範囲の違いが記憶容量の違いとみなせるので、マスターメディアMmについてのメディアIDの数値範囲と複製先メディアMcから読み出したメディアIDの数値範囲とを比較した結果に基づき、上記の選択を行うようにしてもよい。
このように、マスターメディアMmとの容量の違いに起因して複製先メディアMcに対するコピーが適正に行われなくなってしまうことの防止を図る上では、少なくとも、メディア固有情報を比較した結果に基づき、イメージデータファイルIMGのコピーを行うかファイル・フォルダ単位でのコピーを行うかを選択するものとすればよい。
またこれまでの説明では、イメージファイル作成用コンピュータIMCにて生成されたイメージデータファイルやマスターメディア情報ファイルがメディアMdを介して複製装置1(情報処理装置1A)に取り込まれるようにする場合を例示したが、これらの情報はネットワーク経由で情報処理装置1Aが取り込むようにすることもできる。
またこれまでの説明では、情報処理装置1Aにおいて、メディアMdから読み出したイメージデータファイルとマスターメディア情報ファイル(マスターメディアMmの固有情報)とをストレージ部56としての同一の記憶装置に記憶するものとしたが、これらは別々の記憶装置に記憶するものとしてもよい。
またこれまでの説明では、イメージデータファイルのRead Onlyによるファイル・フォルダ認識化処理として、ファイルとフォルダの双方をRead Onlyで認識させるものとしたが、ファイルのみ又はフォルダのみをRead Onlyとして認識させることもできる。
或いは、イメージデータファイルIMGを仮想ドライバにより1つのボリュームとしてマウントする場合においては、当該ボリューム自体をRead Onlyで認識させることもできる。
また、これまでの説明では、マスターメディアMmについてのイメージデータファイルの生成と複製先メディアMcに対するコピーとをそれぞれ別々の装置で行うようにする場合を例示したが、これらを複製装置1単体で行うようにすることも勿論可能である。
この場合には、情報処理装置1Aが、図8に示した抽出用アプリケーションとしての処理も実行するように構成すればよい。
またこれまでの説明では特に言及しなかったが、複製装置1が複製先メディアMcに対して行う複製処理を、予め設定された複製条件に従って実行させるようにすることもできる。
例えば、上記複製条件として、複製前の複製先メディアMcのフォーマット有無、メディア種別のチェックの有無、容量チェックの有無、コピー後のイメージデータファイルとのデータ比較の有無などを予め設定しておき、複製装置1では、これらの複製条件に従って複製先メディアMcに対する複製処理を実行する。
このとき、複製条件の設定は、イメージファイル作成用コンピュータIMC側で行ってもよいし、複製装置1側で行ってもよい。イメージファイル作成用コンピュータIMC側で複製条件の設定を行う場合は、設定条件を表す情報(設定条件情報)を例えばマスターメディア情報ファイル等と共にメディアMdに記録し、複製装置1側では、当該メディアMdから読み出した設定条件情報に従って、複製先メディアMcに対する複製処理を実行するようにすればよい。
またこれまでの説明では、複製装置1において複数の複製先メディアMcに対し並行してコピーを行うにあたり、先の図4に示したようにメモリカードインターフェース45・端子部46の組を複数備えるメモリカードリーダ/ライタ部1rwを1つのみ情報処理装置1Aに接続する構成を例示したが、これに代えて、例えば図11(a)に示されるようにメモリカードインターフェース45・端子部46の組を1組のみ備えるメモリカードリーダ/ライタ部1rw’を用いるものとして、その複数台を図11(b)のように情報処理装置1Aに対して接続するという構成を採ることもできる。
なおこの場合において、情報処理装置1Aに接続されるメモリカードリーダ/ライタ部としては、メモリカードインターフェース45・端子部46の組を複数備えるメモリカードリーダ/ライタ部1rwを混在させてもよい。或いは、メモリカードリーダ/ライタ部1rwを複数台接続するといった構成を採ることもできる。
またこれまでの説明では、イメージファイル作成用コンピュータIMCが備えるメモリカードリーダ/ライタ35についてのインターフェース、及び情報処理装置1Aが備えるメモリカードリーダ/ライタ部1rw(又は1rw’)についてのインターフェースがUSBインターフェースとされる場合を例示したが、これらのインターフェースについては、例えばPCカードインターフェースやExpress Cardインターフェースなどの他の規格によるインターフェースを用いることもでき、また異なる規格によるインターフェースを混在させた構成とすることもできる。
またこれまでの説明では、マスターメディア及び複製先メディアが例えばSDカードやmicroSDカード等のメモリカード媒体とされる場合を例示したが、マスターメディア及び複製先メディアとしては、例えば半導体メモリ装置などデータを記憶するメモリ装置を備えるメディアであれば、他のメディアとすることもできる。
例えば、いわゆるUSBメモリと呼ばれるものであってもよい。なお、USBメモリとする場合、複製装置における情報処理装置がUSBインターフェースを備えていれば、メモリカードリーダ/ライタ部1rwのような別途の書き込み/読み出し装置の使用は不要となる。
Mm マスターメディア、Mc 複製先メデイア、IMC イメージファイル作成用コンピュータ、1 複製装置、1A 情報処理装置、1rw,1rw’ メモリカードリーダ/ライタ部、10 フラッシュメモリ部、11 コントローラ、12,20,41,50 CPU、13,21,42,51 ROM、14,22,43,52 RAM、15,44 バッファメモリ、16 メモリインターフェース、17 メモリカードインターフェース、18 端子部、23,53 システムバス、24,54 システムメモリ、24A,26A,54A,56A オペレーティングシステム、24B,26B,54B,56B アプリケーションプログラム、25,55 ストレージインターフェース、26,56 ストレージ部、27,57 ドライブインターフェース、28,58 メディアドライブ、29,59 ユーザ入力インターフェース、30,60 ネットワークインターフェース、31,61 ビデオインターフェース、32,40,62 USBインターフェース、35 メモリカードリーダ/ライタ、45-1〜45-n 第1メモリカードインターフェース〜第nメモリカードインターフェース、46-1〜46-n 第1端子部〜第n端子部、IMG イメージデータファイル、MF マスター内ファイル・フォルダ、CI 共有化情報

Claims (8)

  1. データを記憶するメモリ部を備えたメモリメディアであり当該メモリメディアの固有情報が記憶された管理データ領域とユーザデータの書き込みが行われるユーザデータ領域とを有するようにされたメモリメディアに関して、マスターメディアとしての上記メモリメディアに記憶されたデータを、複製先メディアとしての上記メモリメディアにコピーするための複製装置であって、
    上記マスターメディアについてのイメージデータファイルと上記マスターメディアの上記管理データ領域に記憶されていた上記固有情報を記憶する記憶手段と、
    装着された上記複製先メディアに対するデータの書き込み/読み出しを行う書込/読出部と、
    アプリケーションプログラムに基づきオペレーティングシステムが動作することで所要の制御・処理を実行するように構成された制御部とを備えると共に、
    上記制御部は、
    上記記憶手段が記憶した上記イメージデータファイルに含まれるデータを上記オペレーティングシステムにファイル・フォルダ単位で扱うことができるように認識させるファイル・フォルダ認識化処理と、
    上記複製先メディアの上記管理データ領域に記憶されている上記固有情報についての読み出しを上記書込/読出部に実行させ、当該読み出させた上記複製先メディアについての上記固有情報と、上記記憶手段が記憶した上記マスターメディアについての上記固有情報とを比較した結果に基づき、上記イメージデータファイルが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するイメージファイル書込制御と、上記ファイル・フォルダ認識化処理により上記オペレーティングシステムに認識させた上記ファイル・フォルダ単位で上記イメージデータファイルに含まれるデータが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するファイル・フォルダ単位書込制御とを選択的に行う書込制御処理とを実行する
    複製装置。
  2. 上記書込制御処理では、
    上記複製先メディアについての上記固有情報と上記マスターメディアについての上記固有情報とが一致しているか否かを判別し、その結果両固有情報が一致するとされた場合は、上記イメージファイル書込制御を行い、両固有情報が一致しないとされた場合は上記ファイル・フォルダ単位書込制御を行う
    請求項1に記載の複製装置。
  3. 上記固有情報は上記メモリメディアの記憶容量情報とされ、
    上記書込制御処理では、
    上記複製先メディアについての記憶容量情報と上記マスターメディアについての記憶容量情報とが一致しているか否かを判別し、その結果に基づき上記イメージファイル書込制御と上記ファイル・フォルダ単位書込制御とを選択的に行う
    請求項2に記載の複製装置。
  4. 上記ファイル・フォルダ認識化処理では、
    上記オペレーティングシステムに上記イメージデータファイルに含まれるデータをファイル・フォルダ単位で扱うことができるように認識させる際、少なくともファイルについてはリードオンリーとして扱われるように認識させる
    請求項1に記載の複製装置。
  5. 上記書込/読出部は、
    装着された複数の上記複製先メディアに対にするデータの書き込み/読み出しを並行して行うことが可能に構成され、
    上記書込制御処理では、
    上記書込/読出部が書込を行う各複製先メディアごとに、上記固有情報の比較を行い且つその結果に基づき上記イメージファイル書込制御と上記ファイル・フォルダ単位書込制御とを選択的に行う
    請求項1に記載の複製装置。
  6. データを記憶するメモリ部を備えたメモリメディアであり当該メモリメディアの固有情報が記憶された管理データ領域とユーザデータの書き込みが行われるユーザデータ領域とを有するようにされたメモリメディアに関して、マスターメディアとしての上記メモリメディアに記憶されたデータを、複製先メディアとしての上記メモリメディアにコピーするための複製装置として、装着された上記複製先メディアに対するデータの書き込み/読み出しを行う書込/読出部と、アプリケーションプログラムに基づきオペレーティングシステムが動作することで所要の制御・処理を実行するように構成された制御部とを備える複製装置における複製方法であって、
    上記マスターメディアについてのイメージデータファイルと上記マスターメディアの上記管理データ領域に記憶されていた上記固有情報を記憶する記憶ステップと、
    上記記憶手段が記憶した上記イメージデータファイルに含まれるデータを上記オペレーティングシステムにファイル・フォルダ単位で扱うことができるように認識させるファイル・フォルダ認識化ステップと、
    上記複製先メディアの上記管理データ領域に記憶されている上記固有情報についての読み出しを上記書込/読出部に実行させ、当該読み出させた上記複製先メディアについての上記固有情報と、上記記憶ステップにより記憶した上記マスターメディアについての上記固有情報とを比較した結果に基づき、上記イメージデータファイルが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するイメージファイル書込制御と、上記ファイル・フォルダ認識化ステップにより上記オペレーティングシステムに認識させた上記ファイル・フォルダ単位で上記イメージデータファイルに含まれるデータが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するファイル・フォルダ単位書込制御とを選択的に行う書込制御ステップと
    を有する複製方法。
  7. データを記憶するメモリ部を備えたメモリメディアであり当該メモリメディアの固有情報が記憶された管理データ領域とユーザデータの書き込みが行われるユーザデータ領域とを有するようにされたメモリメディアに関して、マスターメディアとしての上記メモリメディアに記憶されたデータを、複製先メディアとしての上記メモリメディアにコピーするための複製装置として、装着された上記複製先メディアに対するデータの書き込み/読み出しを行う書込/読出部と、アプリケーションプログラムに基づきオペレーティングシステムが動作することで所要の制御・処理を実行するように構成された制御部とを備える複製装置を用いた複製方法によってデータがコピーされたメモリメディアであって、
    上記マスターメディアについてのイメージデータファイルと上記マスターメディアの上記管理データ領域に記憶されていた上記固有情報を記憶する記憶ステップと、
    上記記憶ステップにより記憶した上記イメージデータファイルに含まれるデータを上記オペレーティングシステムにファイル・フォルダ単位で扱うことができるように認識させるファイル・フォルダ認識化ステップと、
    上記複製先メディアの上記管理データ領域に記憶されている上記固有情報についての読み出しを上記書込/読出部に実行させ、当該読み出させた上記複製先メディアについての上記固有情報と、上記記憶ステップにより記憶した上記マスターメディアについての上記固有情報とを比較した結果に基づき、上記イメージデータファイルが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するイメージファイル書込制御と、上記ファイル・フォルダ認識化ステップにより上記オペレーティングシステムに認識させた上記ファイル・フォルダ単位で上記イメージデータファイルに含まれるデータが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するファイル・フォルダ単位書込制御とを選択的に行う書込制御ステップと
    を有する上記複製方法により上記マスターメディアに記憶されたデータがコピーされたメモリメディア。
  8. データを記憶するメモリ部を備えたメモリメディアであり当該メモリメディアの固有情報が記憶された管理データ領域とユーザデータの書き込みが行われるユーザデータ領域とを有するようにされたメモリメディアに関して、マスターメディアとしての上記メモリメディアに記憶されたデータを、複製先メディアとしての上記メモリメディアにコピーするための複製装置として、上記マスターメディアについてのイメージデータファイルと上記マスターメディアの上記管理データ領域に記憶されていた上記固有情報を記憶する記憶手段と、装着された上記複製先メディアに対するデータの書き込み/読み出しを行う書込/読出部と、アプリケーションプログラムに基づきオペレーティングシステムが動作することで所要の制御・処理を実行するように構成された制御部とを備える複製装置において実行されるべきプログラムであって、
    上記記憶手段が記憶した上記イメージデータファイルに含まれるデータを上記オペレーティングシステムにファイル・フォルダ単位で扱うことができるように認識させるファイル・フォルダ認識化処理と、
    上記複製先メディアの上記管理データ領域に記憶されている上記固有情報についての読み出しを上記書込/読出部に実行させ、当該読み出させた上記複製先メディアについての上記固有情報と、上記記憶ステップにより記憶した上記マスターメディアについての上記固有情報とを比較した結果に基づき、上記イメージデータファイルが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するイメージファイル書込制御と、上記ファイル・フォルダ認識化処理により上記オペレーティングシステムに認識させた上記ファイル・フォルダ単位で上記イメージデータファイルに含まれるデータが上記複製先メディアに対して書き込まれるように制御するファイル・フォルダ単位書込制御とを選択的に行う書込制御処理と
    を上記制御部に実行させるプログラム。
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