JP2012007980A - カメラのキャリブレーション方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】人手によるミスの排除、処理時間の短縮、精度の向上を図る。
【解決手段】市松模様のチェックパターン4Aの中心部のマス目に基準マーク4Bを設けてキャリブレーションパターン4とする。基準マーク4Bが入るようにキャリブレーションパターン4を少なくとも3方向から撮影する。画像処理装置5は、自動的に、撮像されたキャリブレーションパターン4のそれぞれにおいて、任意の四角形を形成するように任意のマス目の交点座標を検出し、この検出された交点座標に基づいて各マス目の交点候補位置を算出し、算出した交点候補位置から各マス目の交点座標を推定し、推定した各マス目の交点座標に基づいて、基準マーク4Bの位置を座標基準として、撮像されたキャリブレーションパターン4と実際のキャリブレーションパターン4との間のH行列の本行列を算出し、これら算出した本行列からキャリブレーションパラメータを算出する。
【選択図】 図18

Description

この発明は、カメラの位置や向き、カメラが持つ画像中心やスケールなどのカメラの校正パラメータを算出するカメラのキャリブレーション方法に関するものである。
従来より、撮像された2枚の画像に基づいて測定対象物の3次元形状の計測を行うためのカメラとして、ステレオカメラが用いられている。このステレオカメラでは、その取り付け位置のずれが直接、撮像データ間のずれに影響するため、生産時や現場への取り付け時に高精度の位置調整が要求される。
そこで、ステレオカメラを用いた3次元計測においては、カメラの位置や向き、カメラが持つ画像中心やスケールなどのカメラの校正パラメータを求めることが必須となる。このカメラの校正パラメータを求めることをキャリブレーションと呼んでいる。また、このキャリブレーションによって求める校正パラメータをキャリブレーションパラメータと呼んでいる。
〔キャリブレーションパラメータ〕
図19にステレオカメラを用いた3次元計測の概要を示す。この図において、G1は左カメラの画像、G2は右カメラの画像である。今、空間上の点を
Figure 2012007980
、左カメラの画像G1上の点を
Figure 2012007980
とし、空間上の点Mが左カメラの画像G1上の点mの位置に映ったとする。
この場合、Mとmには以下の関係がある。
sm=A〔Rt〕M=PM ・・・・(1)
ここで、sはスケールパラメータを表す。Rはカメラの姿勢を表す3×3の回転行列、tはカメラの位置を表す3×1の並進ベクトルである。2つを合わせた3×4の行列〔Rt〕を外部パラメータと呼ぶ。Aは下記(2)式で表される3×3の行列である。
Figure 2012007980
ここで、〔u0,v0〕は画像中心、αuとαvはそれぞれ、u軸、v軸のスケール因子を表し、bは2つの軸のねじれを表す。u軸は画像の横方向、v軸は画像の縦方向を表しており、画像の左上が原点である。行列Aはカメラの内部変数のみによって構成されており、カメラの内部パラメータと呼ばれる。
また、行列P=A〔Rt〕は3次元中の点(3次元データ)を画像上の点(2次元データ)に投影する3×4の行列であり、P行列と呼ばれる。キャリブレーションではこのP行列を、すなわち内部パラメータと外部パラメータとから構成されるP行列を、キャリブレーションパターンとして求める。
なお、上記(1)式の関係はピンホールカメラモデルを仮定したものである(詳細は非特許文献1を参照)。
〔3次元計測の原理〕
次に、2つのカメラで3次元物体を撮像し得られた画像から、もとの3次元物体の形状を計測する方法を述べる。3次元点M=〔X,Y,Z,1〕Tを2つのカメラで撮像し、左カメラに投影された点をm=〔u,v,1〕T 、右カメラに投影された点をm’= 〔u’,v’,1〕T とすると、sm=PM、sm’=PM’というような関係がある。但し、
Figure 2012007980
であり、それぞれのカメラのP行列を表している。上記の関係は下記の(3)式に変形できる。
Figure 2012007980
この連立方程式は未知数の数が3に対して、方程式の数は4なので、空間上の点Mを計算することができる。
以上から、ステレオカメラそれぞれのP行列が分かっていれば、2つのカメラで観測した点m=〔u,v,1〕T およびm’= 〔u’,v’,1〕T から3次元点M=〔X,Y,Z,1〕Tを求めることができる。なお、ここでは、2枚の画像上の点mとm’との対応は分かっていることを前提としている。
〔内部パラメータの計算〕
3次元空間の座標を、3次元平面がZ=0となるように置くと、上記(1)式は下記(4)式のように変形できる。
sm=A〔Rt〕〔X,Y,0,1〕T=A〔r12t〕〔X,Y,1〕T ・・・・(4)
ここで、回転行列RをR=〔r123〕としている。また、3次元平面がZ=0ととなるように置くという意味は、後述するキャリブレーションパターンと垂直な方向をZ軸と考え、キャリブレーションパターンの位置がZ軸の原点、つまりZ=0となるように座標系を取ることである。
ここで、射影変換行列としてH=A〔r12t〕を定義すると、上記(4)式は下記(5)式となる。
s〔u,v,1〕T=H〔X,Y,1〕T ・・・・(5)
射影変換行列はHomography行列とも呼ばれ、平面座標から平面座標への変換を表す。以下、射影変換行列をH行列と呼ぶ。このH行列は3次元平面上と画像上の対応点が4つ以上あれば、計算することができる。ここで、〔h123〕=λA〔r12t〕とおき、r1とr2が直交する単位ベクトルであることを利用すると以下の式が得られる。
Figure 2012007980
1枚の画像からは上記の2つのカメラ内部変数に関する拘束式が得られる。5つのカメラ内部変数を解く場合は、少なくとも3枚の画像が必要となる。このために、後述するように、異なる視点からキャリブレーションパラメータを3回以上撮像する必要がある。行列B=A-T-1を定義し、その要素を並べたベクトルをb=〔B11,B12,B22,B13,B23,B33Tと定義すると、
i TBhj=vij Tb ・・・・(7)
となる。
ここで、
Figure 2012007980
である。さらに、上記(6)式と(7)式は、下記(8)式となる。
Figure 2012007980
上記(8)式は1つのH行列から得られる式である。もし3つ以上のH行列が得られば、それらを積み重ねることによりbを計算できる。bが求まれば、内部パラメータは次式から算出できる。
Figure 2012007980
〔外部パラメータの計算〕
外部パラメータR=〔r123〕およびtについては、内部パラメータAが求まれば、以下の式により計算できる。
Figure 2012007980
このようにして、内部パラメータと外部パラメータとを計算することができ、この内部パラメータと外部パラメータとによってキャリブレーションパラメータであるP行列を求めることができる。このP行列を求めるにあたっては、上述の説明から分かるように、撮像画像と撮像する平面物体との対応であるH行列を求めることが重要となる。
〔キャリブレーションパターン〕
図20にステレオカメラのキャリブレーションに用いられている従来のキャリブレーションパターンの一例を示す。このキャリブレーションパターン1は、交互にそのマス目内の色が反転するように配色された格子状の平面パターンとされ、この例では白と黒とのマス目を交互に格子状に並べた市松模様のパターンとされている。
図21にこのキャリブレーションパターン1を用いたキャリブレーションの流れ図を示す。図22にこの流れ図に従ってキャリブレーションを実施するシステムの概略を示す。このシステムでは、キャリブレーションパターン1をステレオカメラ2で撮影(撮像)し、このステレオカメラ2で撮像された画像を画像処理装置3へ送る。画像処理装置3は半自動でステレオカメラ2のキャリブレーションを実施する。
なお、ここでは、説明を簡単とするため、ステレオカメラ2の左カメラのキャリブレーションが行われる様子を説明する。右カメラのキャリブレーションも同様にして行われる。
先ず、操作者は、キャリブレーションパターン1をステレオカメラ2で任意の方向から撮影(撮像)する(ステップS101)。図23にステレオカメラ2で撮像されたキャリブレーションパターン1の画像例(左カメラの画像)を示す。この画像は画像処理装置3へ送られる。
操作者は、この撮像されたキャリブレーションパターン1において、そのパターン内のマス目の交点を4点手動で指定する(ステップS102)。ここでは、図23に示すように、4隅のマス目の交点X1,X2,X3,X4を指定する。
画像処理装置3は、交点X1,X2,X3,X4が指定されると、その指定された4つの交点の内部にある交点の座標を全て検出(自動検出)する(ステップS103)。
次に、操作者は、カメラの方向を変えて(ステップS105)、キャリブレーションパターン1を撮影(撮像)し(ステップS101)、上述と同様にして、その撮像されたキャリブレーションパターン1において、そのパターン内のマス目の交点を4点手動で指定する(ステップS102)。
すると、画像処理装置3は、上述と同様にして、指定された4つの交点の内部にある交点の座標を全て検出(自動検出)する(ステップS103)。
操作者は、このようにして、少なくとも3方向からキャリブレーションパターン1を撮像し、その撮像されたキャリブレーションパターン1における任意のマス目の交点の手動指定を繰り返す。
画像処理装置3は、N枚以上(この例では、1眼につき3枚以上)の撮像されたキャリブレーションパターン1について、その交点座標の自動検出が終了すると(ステップS104のYES)、その検出された交点座標に基づいてキャリブレーションパラメータの計算を行う(ステップS106)。
この場合、画像処理装置3は、N方向から撮像されたキャリブレーションパターン1の各々について、実際のキャリブレーションパターン1との間の交点座標を対応付けてH行列を各個に算出し(図24参照)、これら算出されたH行列から左カメラのキャリブレーションパラメータを算出する。
特開2003−307466号公報
写真から作る3次元CG,徐剛(著),近代科学社会,2001。 「OpenCV、カメラキャリブレーション]、〔平成22年5月13日検索〕、インターネット<URL:http://opencv.jp/sample/camera_calibration.html#calibration> C. Harris and M. Stephens: "A Combined Corner And Edge Detector", The Plessey Company plc. 1988.
しかしながら、上述したキャリブレーション方法(以下、従来方式と呼ぶ)によると、撮像されたキャリブレーションパターンに対して手動で任意のマス目の交点を指定しなければならず、キャリブレーションの処理時間が増大するという問題があった。また、交点の指定を手作業で行うために、人手によるミスが発生する虞もあった。また、キャリブレーションパターンの4隅が映るように撮影を行う必要があり、撮影時の調整に手間を要する。また、キャリブレーションパターンを画面全体に映すことができないため(画面に背景が入る)、キャリブレーションの精度の低下を招くという問題もあった。
なお、特許文献1では、キャリブレーションパターンとして2種類のマークを使用し、一方のパターンの位置を人手で指定し、その結果に基づいてもう一方のパターンを自動で認識し、精密な対応づけを行うようにしている。しかし、この特許文献1に示された方法では、精度の高いパターンの認識が可能であること、カメラのレンズ歪みへ対応できるなどの特徴があるが、上述した従来方式と同様に、人手による作業が含まれるため、処理の自動化が難しく、人手によるミスが発生する虞もある。
また、非特許文献2では、キャリブレーションパターンの認識を自動化するようにしているが、この非特許文献2に示された方法では、対象となるパターンに映っている市松模様の数が分かっていること、またそのパターン全てが映っていることが前提とされる。このため、上述した従来方式と同様、撮影時の調整に手間を要し、また、キャリブレーションパターンを画面全体に映すことができず(画面に背景が入る)、キャリブレーションの精度の低下を招くなどの問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、人手によるミスの排除、処理時間の短縮、精度の向上を図ることが可能なカメラのキャリブレーション方法を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、交互にそのマス目内の色が反転するように配色された格子状の平面パターンと、この平面パターン内の所定の位置に設けられた基準マークとを有するキャリブレーションパターンを少なくとも3方向からカメラで撮像し、この撮像された各キャリブレーションパターンと実際のキャリブレーションパターンとの間の射影変換行列(H行列)の本行列を各個に算出し、これら算出されたH行列の本行列からカメラの校正パラメータを算出するカメラのキャリブレーション方法であって、基準マークが入るようにカメラによってキャリブレーションパターンを撮像するパターン撮像ステップと、このパターン撮像ステップによって撮像されたキャリブレーションパターンより任意の四角形を形成するようにそのキャリブレーションパターン中の任意のマス目の交点座標を検出する交点座標検出ステップと、この交点座標検出ステップによって検出された交点座標に基づいて、パターン撮像ステップによって撮像されたキャリブレーションパターンと実際のキャリブレーションパターンとの間のH行列を仮のH行列として算出する仮行列算出ステップと、この仮行列算出ステップによって算出された仮のH行列に基づいて、パターン撮像ステップによって撮像されたキャリブレーションパターン中の各マス目の交点候補位置を算出し、この各マス目の交点候補位置のそれぞれについて実際に交点になっているか否かを確認し、この確認結果に基づいて各マス目の交点座標を推定する交点座標推定ステップと、パターン撮像ステップによって撮像されたキャリブレーションパターン中の基準マークを検出する基準マーク検出ステップと、この基準マーク検出ステップによって検出された基準マークの位置を座標基準とし、交点座標推定ステップによって推定された各マス目の交点座標に基づいて、パターン撮像ステップによって撮像されたキャリブレーションパターンと実際のキャリブレーションパターンとの間のH行列の本行列を算出する本行列算出ステップとを設けたことを特徴とする。
本発明において、キャリブレーションパターンは、交互にそのマス目内の色が反転するように配色された格子状の平面パターン(以下、この平面パターンをチェックパターンと呼ぶ)と、このチェックパターン内の所定の位置に設けられた基準マークとから構成されている。このキャリブレーションパターンにおいて、基準マークはチェックパターンと区別することができればよく、ドットマークとしたり、三角形としたり、×印としたりしてもよい。また、例えば、チェックパターンのマス目の1つを色を変えて、その色を変えたマス目を基準マークとするなどとしてもよい。
本発明では、この基準マークが入るように、少なくとも3方向からキャリブレーションパターンをカメラで撮像する。そして、撮像された各キャリブレーションパターンについて、実際のキャリブレーションパターンとの間のH行列の本行列を各個に算出する。このH行列の本行列の算出は次のようにして行う。
先ず、撮像されたキャリブレーションパターンより、任意の四角形を形成するようにそのキャリブレーションパターン中の任意のマス目の交点座標を検出する。例えば、撮像されたキャリブレーションパターンの中心付近でマス目の交点を1つ見つけ、見つけた交点付近で3つ以上の交点を見つけるというようにして、任意の四角形を形成するようにキャリブレーションパターン中の任意のマス目の交点座標を検出する。そして、この検出した交点座標に基づいて、撮像されたキャリブレーションパターンと実際のキャリブレーションパターンとの間のH行列を仮のH行列として算出し、この算出した仮のH行列に基づいて撮像されたキャリブレーションパターン中の各マス目の交点候補位置を算出する。
この場合、各マス目の交点候補位置は、実際に各マス目の交点になっているとは限らない。そこで、各マス目の交点候補位置のそれぞれについて、実際に交点になっているか否かを確認し、この確認結果に基づいて各マス目の交点座標を推定する。例えば、各マス目の交点候補位置のそれぞれについて、その交点候補位置を中心とした小領域を抽出し、その小領域の画像データを2値化し、この2値化した小領域の画像データに基づいて実際に交点になっているか否かを判定し、実際に交点になっていると判定された交点候補位置についてのみその交点座標の推定を行う。そして、撮像されたキャリブレーションパターン中の基準マークを検出し、この検出した基準マークの位置を座標基準とし、各マス目の推定された交点座標に基づいて、実際のキャリブレーションパターンとの間のH行列の本行列を算出する。
このようにして、本発明では、撮像された各キャリブレーションパターンと実際のキャリブレーションパターンとの間のH行列の本行列を各個に算出し、これら算出されたH行列の本行列からカメラの校正パラメータ(キャリブレーションパラメータ)を算出する。
本発明によれば、基準マークが入るように撮像されたキャリブレーションパターンより、任意の四角形を形成するようにそのキャリブレーションパターン中の任意のマス目の交点座標が検出され、この検出された交点座標に基づいて各マス目の交点候補位置が算出され、この算出された交点候補位置から各マス目の交点座標が推定され、この推定された各マス目の交点座標に基づいて、基準マークの位置を座標基準とし、撮像されたキャリブレーションパターンと実際のキャリブレーションパターンとの間のH行列の本行列が算出されるものとなり、手動で交点座標の指定を行うことなく、全自動でカメラの校正パラメータを求めることができるようになり、人手によるミスを排除し、処理時間の短縮を図ることが可能となる。
また、本発明によれば、基準マークが入るようにキャリブレーションパターンを撮像すればよく、キャリブレーションパターン全体の撮像は不要であるので(チェックパターンは画面からはみ出てもよい)、撮像時の調整の手間を大幅に削減することができるようになる。また、画面全体にキャリブレーションパターンを映すことができ(画面に背景が含まれない)、キャリブレーションの精度を向上させることが可能となる。
本発明に係るカメラのキャリブレーション方法で用いるキャリブレーションパターンの一例を示す図である。 このキャリブレーションパターンを用いて実施されるキャリブレーションの流れ図である。 この流れ図に従ってキャリブレーションを実施するシステムの概略を示す図である。 ステレオカメラで撮像されたキャリブレーションパターンの画像例を示す図である。 撮像されたキャリブレーションパターンと実際のキャリブレーションパターンとの間のH行列の本行列の算出処理の流れ図である。 撮像されたキャリブレーションパターンの画像の中心付近で1つの交点が検出される様子を示す図である。 検出した1つの交点付近で4角形を形成するように3つ以上の交点が検出される様子を示す図である。 4角形を形成するように交点を検出する他の例を示す図である。 撮像されたキャリブレーションパターンと実際のキャリブレーションパターンとの間の仮のH行列を算出する際の交点座標の対応を示す図である。 算出された仮のH行列に基づいて算出された撮像されたキャリブレーションパターン中の交点候補位置を示す図である。 算出された交点候補位置について実際に交点になっているか否かを判定する交点判定処理の流れ図である。 撮像されたキャリブレーションパターンの画像から交点候補位置を中心とした小領域の画像ブロックが切り出される様子を示す図である。 切り出した小領域の画像ブロックの画像データに対して輝度値に連動した2値化処理が行われる様子を示す図である。 2値化された小領域の画像ブロックに交点が含まれるか否かの判定処理が行われる様子を示す図である。 実際に交点が含まれると判定された小領域の画像ブロックにおいて交点位置が高精度で推定される様子を示す図である。 撮像されたキャリブレーションパターン中の推定された交点座標を示す図である。 撮像されたキャリブレーションパターンと実際のキャリブレーションパターンとの間のH行列の本行列を算出する際の交点座標の対応を示す図である。 画像処理装置の要部の機能ブロック図である。 ステレオカメラを用いた3次元計測の概要を示す図である。 ステレオカメラのキャリブレーションに用いられている従来のキャリブレーションパターンの一例を示す図である。 このキャリブレーションパターンを用いたキャリブレーションの流れ図(従来方式)である。 この流れ図に従ってキャリブレーションを実施するシステムの概略を示す図である。 ステレオカメラで撮像されたキャリブレーションパターンの画像例を示す図である。 撮像されたキャリブレーションパターンと実際のキャリブレーションパターンとの間のH行列を算出する際の交点座標の対応を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔キャリブレーションパターン〕
図1は本発明に係るカメラのキャリブレーション方法で用いるキャリブレーションパターンの一例を示す図である。このキャリブレーションパターン4は、交互にそのマス目内の色が反転するように配色された格子状の平面パターン(チェックパターン)4Aと、このチェックパターン4A内の所定の位置に設けられた基準マーク4Bとから構成されている。
この実施の形態において、チェックパターン4Aは、白と黒とのマス目を交互に格子状に並べた市松模様のパターンとされている。また、基準マーク4Bは、チェックパターン4Aの中心部のマス目の中にドットマークとして記されている。
なお、基準マーク4Bは、チェックパターン4Aと区別することができればよく、三角形としたり、×印としたりしてもよい。また、チェックパターン4Aのマス目の色を変え(灰色、赤など)、その色を変えたマス目を基準マークとして用いるようにしてもよい。
図2にこのキャリブレーションパターン4を用いて実施されるキャリブレーションの流れ図を示す。図3にこの流れ図に従ってキャリブレーションを実施するシステムの概略を示す。このシステムでは、キャリブレーションパターン4をステレオカメラ2で撮影(撮像)し、このステレオカメラ2で撮像された画像を画像処理装置5へ送る。画像処理装置5は全自動でステレオカメラ2のキャリブレーションを実施する。
画像処理装置5は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現され、本実施の形態特有の機能として自動キャリブレーション機能を有している。
なお、ここでは、説明を簡単とするため、ステレオカメラ2の右カメラのキャリブレーションが行われる様子を説明する。左カメラのキャリブレーションも同様にして行われる。
先ず、操作者は、少なくとも3方向から基準マーク4Bが入るようにステレオカメラ2でキャリブレーションパターン4を撮影(撮像)する(ステップS201)。図4にステレオカメラ2によって撮像されたキャリブレーションパターン4の画像例(右カメラで撮像された画像)を示す。この画像は画像処理装置5へ送られる。
すると、画像処理装置5は、撮像された各キャリブレーションパターン4と実際のキャリブレーションパターン4との間のH行列の本行列を各個に算出し(ステップS202)、これら算出されたH行列の本行列から右カメラのキャリブレーションパラメータを算出する(ステップS203)。
〔H行列の本行列の算出〕
図5にステップS202でのH行列の本行列の算出処理の流れ図を示す。画像処理装置5は、この流れ図に従い、先ずH行列の仮行列を算出し、この算出したH行列の仮行列から撮像されたキャリブレーションパターン中の交点候補位置を算出し、この交点候補位置から交点座標を推定し、この推定した交点座標に基づいて基準マークの位置を座標基準としてH行列の本行列を求める以下、その詳細について述べる。
〔交点の検出〕
画像処理装置5は、撮像されたキャリブレーションパターン4の画像の中心付近で、その画像に含まれているキャリブレーションパターン4のマス目の交点を1つ見つける(ステップS301)。図6に示すP1が検出された交点である。なお、図6中、×印は交点でないと判断されたものである。また、探索範囲は画像中心付近で、探索のための刻み幅は切り出しブロックサイズの1/3程度である。
次に、画像処理装置5は、ステップS301で見つけた交点付近で3つ以上の交点を見つける(ステップS302)。このとき、得られた点の少なくとも4点で4角形をなすように交点を見つける。
この場合、例えば、交点が1直線に並ぶように点を取ってはいけない。また、見つかった交点の相対的な位置関係が分かっている必要がある。これらの制約はH行列の計算に必須の条件である。
図7に四角形をなすように交点を見つけた例を示す。この例では、最初に見つけた交点P1付近で、任意の四角形を形成するように交点P2,P3,P4,P5を見つけている。なお、図8(a)に示すように、1つのマス目の4つの角を交点P1,P2,P3,P4として見つけるようにしてもよいし、図8(b)に示すように、4つのマス目で構成される四角形を形成するように、交点P2〜P9を見つけるようにしてもよい。
〔仮のH行列の算出〕
画像処理装置5は、ステップS301,S302で検出した交点P1,P2,P3,P4,P5の交点の座標(交点座標)に基づいて、撮像されたキャリブレーションパターン4と実際のキャリブレーションパターン4との間のH行列を仮のH行列として算出する(ステップS303:図9参照)。
この場合、H行列は、前述した式(5)から算出できる。ここで、H行列を仮としている理由は、実際のキャリブレーションパターン4と撮像されたキャリブレーションパターン4とで対応する交点の位置がずれているからである。最終的には、撮像されたキャリブレーションパターン4の中にある基準マーク4Bの位置を座標基準として、双方の交点座標を対応づける。この処理は、後述するステップS307,S308で実施する。
〔交点候補位置の算出〕
次に、画像処理装置5は、ステップS303で算出した仮のH行列に基づいて、撮像されたキャリブレーションパターン4中の各マス目の交点候補位置を算出する(ステップS304)。図10に算出された交点候補位置(図中の×印)を示す。
H行列が分かると前述した式(5)と実際のキャリブレーションパターン4の交点座標から撮像されたキャリブレーションパターン4上の交点座標を推定できる。実際のキャリブレーションパターン4の交点座標については、あらかじめ決められたマス目のサイズをそのまま用いればよい。
図10に示されている結果から分かるように、交点候補と思われる位置には、全て×印がつけられている。ここでは、画像内に含まれる交点候補位置をすべて表示しているため、画像端などパターンが途切れている部分がある。また、図からは視認し難いが、交点候補位置と実際の交点の位置には微妙なずれがある。この問題点は続くステップS305,S306の処理で解消する。
〔交点の判定〕
画像処理装置5は、ステップS304で算出した各マス目の交点候補位置のそれぞれについて、実際に交点になっているか否かを判定する(ステップS305)。図11にこの場合の交点判定処理の流れ図を示す。
画像処理装置5は、撮像されたキャリブレーションパターン4の画像から、各マス目の交点候補位置のそれぞれについて、その交点候補位置を中心とした小領域の画像ブロックBLを切り出す(ステップS401:図12参照)。
この例では、画像ブロックBLのサイズを11×11ピクセル以上としている。ブロックサイズが小さい方が画像上のマス目のサイズが小さくても検出できるようになるが、11×11ピクセルより小さくなると検出精度が悪くなるためこの値とした。また、キャリブレーションパターン4は、画像上でのマス目のサイズが20×20以上にするのが望ましい。なお、キャリブレーションパターン4のマス目のサイズは自由に決めることができる。
次に、画像処理装置5は、ステップS401で切り出した小領域の画像ブロックBLのそれぞれに対して、輝度値に連動した2値化処理を行う(ステップS402、図13参照)。具体的には、画像ブロックBL内の平均輝度値を使って2値化する。対象となるパターンは常に一定の明るさで撮影されるとは限らないので、この処理により、正しく白のパターンと黒のパターンに分けることができる。
そして、画像処理装置5は、2値化された画像の4隅の領域を時計回りに見て、黒→白→黒→白、もしくは白→黒→白→黒と並ぶかによって、抽出した画像ブロックBLに交点が含まれるか否かを判定する(ステップS403、図14参照)。すなわち、黒→白→黒→白、もしくは白→黒→白→黒と並んでいれば、その小領域の画像ブロックBLの抽出元の交点候補位置が実際に交点になっていると判定する。
ここで、処理を安定させるために、4隅の4点の値だけではなく、4隅から2×2の小ブロックをそれぞれ切り出し、その結果を投票して判定する。全体としては、2×2の小ブロックが4つの合計16点のデータが得られ、その中で14点以上が黒白の判定条件に一致していれば交点と判断する。この処理は、4隅のデータがたまたま条件に合致して誤判定するのを防ぐ効果がある。
なお、対象となるマス目のパターンがカメラの視線方向の軸(Z軸)を基準にして45度など大きく回転していると、交点判定ができない。しかしながら、対象パターンを大きく回転させてキャリブレーションすることがないため、考慮しないこととする。
〔交点座標の推定〕
次に、画像処理装置5は、ステップS305において実際に交点になっていると判定された交点候補位置についてのみ、その画像ブロックBL中の交点位置を高精度で推定し(図15参照)、推定した交点座標を交点位置として更新する(ステップS306)。
なお、このステップS306での交点位置の高精度推定は、ハリスコーナ検出器(非特許文献3参照)によって行う。ハリスコーナ検出器の基本的な考え方は、縦方向と横方向の輝度値の勾配を見て、一番変化が激しい部分を検出するものである。もし画像中に交点があれば、その点が縦方向にも横方向にも輝度変化が大きくなるため検出されるという仕組みである。
図16にステップS306で推定された交点座標(図中の●印)を示す。ステップS305での交点判定によって、図10では交点候補位置(図中の×印)となっていた画像の端の点がはじかれて、無くなっているのが分かる。
〔基準マークの検出〕
次に、画像処理装置5は、撮像されたキャリブレーションパターン4中の基準マーク4Bを検出する(ステップS307)。この処理では、1つ1つのマス目の位置が分かっているため、白色のマス目の中にドットマークがあるかどうかによって基準マーク4Bを見つけている。この処理で基準マーク4Bが見つかるため、実際のキャリブレーションパターン4と撮像されたキャリブレーションパターン4との間の交点の正しい対応が分かる。
〔H行列の本行列の計算〕
次に、画像処理装置5は、基準マーク4Bの位置を座標基準とし、ステップS306によって推定された各マス目の交点座標に基づいて、撮像されたキャリブレーションパターン4と実際のキャリブレーションパターン4との間のH行列の本行列を算出する(ステップS308)。
これにより、基準マーク4Bが設けられているマス目の交点座標を基準点として、撮像されたキャリブレーションパターン4と実際のキャリブレーションパターン4との間のH行列の本行列が算出される(図17参照)
以上の説明から分かるように、本実施の形態では、基準マーク4Bが入るように撮像されたキャリブレーションパターン4より、自動的に、任意の四角形を形成するようにそのキャリブレーションパターン4中の任意のマス目の交点座標が検出され、この検出された交点座標に基づいて各マス目の交点候補位置が算出され、この算出された交点候補位置から各マス目の交点座標が推定され、この推定された各マス目の交点座標に基づいて、基準マーク4Bの位置を座標基準として、撮像されたキャリブレーションパターン4と実際のキャリブレーションパターン4との間のH行列の本行列が算出されるものとなる。これにより、手動で交点座標の指定を行うことなく、全自動でキャリブレーションパラメータが求められるものとなり、人手によるミスを排除し、処理時間の短縮を図ることができるようになる。
また、本実施の形態によれば、基準マーク4Bが入るようにキャリブレーションパターン4を撮影すればよく、キャリブレーションパターン4全体の撮影は不要であるので(チェックパターン4Aは画面からはみ出てもよい)、撮影時の調整の手間を大幅に削減することができる。すなわち、従来方式では、画面全体にキャリブレーションパターンを映そうとすると、手動で指定する4点が画像端ぎりぎりになるように調整する作業が必要となるが、本実施の形態によれば、基準マーク4Bさえ映っていればよく、キャリブレーションパターン4を映す調整の手間を大幅に削減できる。また、画面全体にキャリブレーションパターン4を映すことができるので(画面に背景が含まれない)、キャリブレーションの精度を向上させることができる。
図18に画像処理装置5の要部の機能ブロック図を示す。画像処理装置5は、実際のキャリブレーションパターン4の各マス目の交点座標や基準マーク4Bの位置などのデータを実パターンのデータとして記憶する実パターン記憶部51と、ステレオカメラ2によって撮像されたキャリブレーションパターン4の画像を取り込む画像取込部52と、この画像取込部52によって取り込まれた画像より任意の四角形を形成するように撮像されたキャリブレーションパターン4の任意のマス目の交点座標を検出する交点座標検出部53とを備えている。なお、ステレオカメラ2でキャリブレーションパターン4を撮影する際には、基準マーク4Bが入るようにキャリブレーションパターン4を撮影するようにし、撮像されたキャリブレーションパターン4に必ず基準マーク4Bが含まれるものとする。
また、画像処理装置5は、交点座標検出部53によって検出された交点座標に基づいて、撮像されたキャリブレーションパターン4と実際のキャリブレーションパターン4との間のH行列を仮のH行列として算出する仮行列算出部54と、仮行列算出部54によって算出された仮のH行列に基づいて、撮像されたキャリブレーションパターン4中の各マス目の交点候補位置を算出し、この各マス目の交点候補位置のそれぞれについて実際に交点になっているか否かを確認し、この確認結果に基づいて各マス目の交点座標を推定する交点座標推定部55と、撮像されたキャリブレーションパターン4中の基準マーク4Bを検出する基準マーク検出部56とを備えている。
また、画像処理装置5は、基準マーク検出部56によって検出された基準マーク4Bの位置を座標基準とし、交点座標推定部55によって推定された各マス目の交点座標に基づいて、撮像されたキャリブレーションパターン4と実際のキャリブレーションパターン4との間のH行列の本行列を算出する本行列算出部57と、本行列算出部57によって算出された少なくとも3つのH行列の本行列からステレオカメラ2のキャリブレーションパラメータを算出するキャリブレーションパラメータ算出部58とを備えている。
また、画像処理装置5において、交点座標推定部55は、各マス目の交点候補位置のそれぞれについて実際に交点になっているか否かを判定する交点判定部55Aと、交点判定部55Aによって実際に交点になっていると判定された交点候補位置についてのみその交点座標の推定を行う交点推定部55Bとを備えている。交点判定部55Aは、各マス目の交点候補位置のそれぞれについて、その交点候補位置を中心とした小領域を抽出する小領域抽出部55A1と、小領域抽出部55A1によって抽出された小領域のそれぞれについて、当該小領域の画像データを2値化する2値化処理部55A2と、2値化処理部55A2によって2値化された小領域の画像データに基づいて、その小領域の抽出元の交点候補位置が実際に交点になっているか否かを判定する判定部55A3とを備えている。
本発明のカメラのキャリブレーション方法は、カメラの位置や向き、カメラが持つ画像中心やスケールなどのカメラの校正パラメータを算出するカメラのキャリブレーション方法として、ステレオカメラなど各種のカメラに適用することができ、処理の高速化、人手によるミスの排除、性能向上など様々な利点を期待できるる。また、ステレオカメラの量産化への対応、現場での簡便なキャリブレーションの実現が可能になる。
2…ステレオカメラ、4…キャリブレーションパターン、4A…平面パターン(チェックパターン)、4B…基準マーク、5…画像処理装置、51…実パターン記憶部、52…画像取込部、53…交点座標検出部、54…仮行列算出部、55…交点座標推定部、55A…交点判定部、55A1…小領域抽出部、55A2…2値化処理部、55A3…判定部、55B…交点推定部、56…基準マーク検出部、57…本行列算出部、58…キャリブレーションパラメータ算出部、BL(BL1,BL2)…画像ブロック、G1…左カメラの画像、G2…右カメラの画像、P1〜P9…交点。

Claims (3)

  1. 交互にそのマス目内の色が反転するように配色された格子状の平面パターンと、この平面パターン内の所定の位置に設けられた基準マークとを有するキャリブレーションパターンを少なくとも3方向からカメラで撮像し、この撮像された各キャリブレーションパターンと実際のキャリブレーションパターンとの間の射影変換行列の本行列を各個に算出し、これら算出された射影変換行列の本行列から前記カメラの校正パラメータを算出するカメラのキャリブレーション方法であって、
    前記基準マークが入るように前記カメラによって前記キャリブレーションパターンを撮像するパターン撮像ステップと、
    このパターン撮像ステップによって撮像されたキャリブレーションパターンより任意の四角形を形成するようにそのキャリブレーションパターン中の任意のマス目の交点座標を検出する交点座標検出ステップと、
    この交点座標検出ステップによって検出された交点座標に基づいて、前記パターン撮像ステップによって撮像されたキャリブレーションパターンと前記実際のキャリブレーションパターンとの間の射影変換行列を仮の射影変換行列として算出する仮行列算出ステップと、
    この仮行列算出ステップによって算出された仮の射影変換行列に基づいて、前記パターン撮像ステップによって撮像されたキャリブレーションパターン中の各マス目の交点候補位置を算出し、この各マス目の交点候補位置のそれぞれについて実際に交点になっているか否かを確認し、この確認結果に基づいて各マス目の交点座標を推定する交点座標推定ステップと、
    前記パターン撮像ステップによって撮像されたキャリブレーションパターン中の前記基準マークを検出する基準マーク検出ステップと、
    この基準マーク検出ステップによって検出された基準マークの位置を座標基準とし、前記交点座標推定ステップによって推定された各マス目の交点座標に基づいて、前記パターン撮像ステップによって撮像されたキャリブレーションパターンと前記実際のキャリブレーションパターンとの間の射影変換行列の本行列を算出する本行列算出ステップと
    を備えることを特徴とするカメラのキャリブレーション方法。
  2. 請求項1に記載されたカメラのキャリブレーション方法において、
    前記交点座標推定ステップは、
    前記各マス目の交点候補位置のそれぞれについて実際に交点になっているか否かを判定する交点判定ステップと、
    この交点判定ステップによって実際に交点になっていると判定された交点候補位置についてのみその交点座標の推定を行う交点推定ステップと
    を備えることを特徴とするカメラのキャリブレーション方法。
  3. 請求項2に記載されたカメラのキャリブレーション方法において、
    前記交点判定ステップは、
    前記各マス目の交点候補位置のそれぞれについて、その交点候補位置を中心とした小領域を抽出する小領域抽出ステップと、
    この小領域抽出ステップによって抽出された小領域のそれぞれについて、当該小領域の画像データを2値化する2値化処理ステップと、
    この2値化処理ステップによって2値化された前記小領域の画像データに基づいて、その小領域の抽出元の交点候補位置が実際に交点になっているか否かを判定する判定ステップと
    を備えることを特徴とするカメラのキャリブレーション方法。
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