JP2012007755A - Refrigerator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。 Embodiments of the present invention relate to a refrigerator.
従来、例えば家庭用の冷蔵庫において、冷蔵室内の収納性を向上させるために、冷蔵室内に取外可能な庫内棚を設けることが一般的に行われている。この場合、庫内棚の傾きや回転、又は脱落を防止するために、庫内棚の左右両端部からフックを突出させて設け、この庫内棚を支持する棚受部に前記フックを係合させたものがある(例えば、特許文献1)。 2. Description of the Related Art Conventionally, for example, in a refrigerator for home use, in order to improve the storage performance in a refrigerated room, it is generally performed to provide a removable shelf in the refrigerated room. In this case, in order to prevent the inside shelf from tilting, rotating, or falling off, hooks are provided to protrude from both left and right ends of the inside shelf, and the hook is engaged with a shelf receiving portion that supports the inside shelf. (For example, Patent Document 1).
ところで、冷蔵庫においては、冷蔵室内を照明するようにしており、その照明器は天井に設けられたり、内壁に設けられたり、またはその両方に設けられたりする。このような照明器として、庫内棚の前端から前方に若干離れて位置したものが提案されている(例えば、特許文献2)。 By the way, in the refrigerator, the refrigerator compartment is illuminated, and the illuminator is provided on the ceiling, the inner wall, or both. As such an illuminator, an illuminator that is located slightly away from the front end of the internal shelf has been proposed (for example, Patent Document 2).
このような構成の照明器においては、各庫内棚の後部に照明の光が届き難く、庫内棚の後方部が暗くなり易いという事情があった。このため、照明器を、庫内棚の奥行方向における中央付近の左右側壁に設けることで、前記庫内棚上面全体を照らして視認性の向上を図ることが考えられる。しかし、庫内棚の左右に位置する冷蔵室側壁に、冷蔵室の内方に突出させて照明器などの構造物を設けると、この構造物と庫内棚のフックとが干渉して庫内棚の取付けや取外しが困難になるなどの問題が懸念される。 In the illuminator having such a configuration, there is a circumstance that it is difficult for illumination light to reach the rear part of each shelf, and the rear part of the shelf is easily darkened. For this reason, it is possible to improve visibility by illuminating the entire upper surface of the internal shelf by providing the illuminators on the left and right side walls near the center in the depth direction of the internal shelf. However, if a structure such as an illuminator is provided on the side walls of the refrigerator compartment that are located on the left and right sides of the shelf in the warehouse, the structure and the hooks of the cabinet shelves interfere with each other. There are concerns about problems such as difficulty in attaching and removing the shelves.
そこで、庫内棚の左右側壁に、冷蔵室内方に突出した構造物を設けるものにおいて、庫内棚の傾きや回転、脱落を防止することができる冷蔵庫を提供する。 Accordingly, a refrigerator capable of preventing tilting, rotation, and falling off of the shelf inside the refrigerator is provided in the structure in which the left and right side walls of the cabinet shelf are provided with structures projecting toward the refrigerator compartment.
本実施形態の冷蔵庫は、前面に開口部を有する貯蔵室と、前記貯蔵室を上下に仕切るように配置される庫内棚と、前記貯蔵室の内側側壁に設けられて、前記庫内棚を支持する載置部と、前記載置部より前方に位置して、前記貯蔵室の内側側壁に設けられて、前記庫内棚を支持する支持部とを備え、前記支持部は、前記庫内棚の上下方向の移動を規制することを特徴とする。 The refrigerator of the present embodiment is provided in a storage room having an opening on the front surface, an internal shelf arranged so as to partition the storage room up and down, an inner side wall of the storage room, and the internal shelf A mounting unit for supporting, and a support unit that is positioned in front of the mounting unit and that is provided on the inner side wall of the storage chamber and supports the shelf in the cabinet; It is characterized by restricting the vertical movement of the shelf.
以下、一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1において、本実施形態に係る冷蔵庫1の断熱箱体2は、前面を開口させた縦長矩形箱状をなしている。この断熱箱体2は、鋼板製の外箱3と、この外箱3の内部に離間して収容された合成樹脂製の内箱4との間に、例えばウレタンのような発泡断熱材を発泡充填させて構成されている。詳しい説明は省略するが、この断熱箱体2には、冷凍サイクル(図示せず)などが組込まれている。
Hereinafter, an embodiment will be described with reference to the drawings.
In FIG. 1, the
冷蔵庫1は、断熱箱体2の内部が複数に区画されて、前面に開口部を有する複数の貯蔵室を備えて構成される。具体的には、冷蔵庫1は、最上部に位置して容積が最も大きい冷蔵室5と、この冷蔵室5の下方に配置された野菜室6と、野菜室6の下方の左側に配置された製氷室7と、製氷室7の右側に配置された小冷凍室8と、これら製氷室7及び小冷凍室8の下方に配置された冷凍室9とを備えて構成されている。
The
各貯蔵室の前面には、これら貯蔵室の開口部を開閉させるように、例えばウレタンのような発泡断熱材を発泡充填させた断熱扉が設けられている。具体的には、冷蔵室5の前面の開口部5dには、観音開式の左扉10及び右扉11が設けられている。これら左扉10及び右扉11は、それぞれ図示しないヒンジにより左右方向に回動可能に枢支されている。そして、左扉10の周囲にはガスケット10aが設けられて、右扉11の周囲にはガスケット11aが設けられている。これにより、冷蔵室5内部の冷気が外部に漏れることを防いでいる。また、左扉10は右扉11よりも左右方向の幅寸法が短く設定されている。左扉10の内側(冷蔵室5側)には、冷蔵室5側へ突出するように左ドアポケット12が上下方向に3段設けられている。同様に、右扉11の内側(冷蔵室5側)にも、冷蔵室5側へ突出するように右ドアポケット13が上下方向に3段設けられている。
A heat insulating door filled with a foam heat insulating material such as urethane is provided on the front surface of each storage chamber so as to open and close the openings of these storage chambers. Specifically, a
野菜室6、製氷室7、小冷凍室8及び冷凍室9の前面には、それぞれ引出し式の扉6a,7a,8a,9aが設けられている。この場合、製氷室7の扉7aと小冷凍室8の扉8aとは、左扉10と右扉11とが分割された位置とほぼ同じ左右方向の位置で分割されている。なお、冷蔵庫1の下部後部に配置された図示しない圧縮機により前記冷凍サイクルが駆動され、これにより冷却された冷気が各貯蔵室に送られて、各貯蔵室が冷却される。
Drawer-
冷蔵室5内の最下段には、肉や魚などを収納するためのチルドケース14や、卵などを収納する小物ケース15、製氷用の水を貯留する給水タンク16が配設されている。そして、冷蔵室5内において、チルドケース14、小物ケース15、給水タンク16の直ぐ上方にはチルドルーム天井板17が配設されている。さらに、チルドルーム天井板17の上方には一枚の固定棚18が設けられている。チルドルーム天井板17及び固定棚18は、いずれもガラス製で、冷蔵室5内の左側面と右側面との間を水平状態に掛け渡すように配置されている。なお、チルドルーム天井板17及び固定棚18は、合成樹脂製としても良い。
A chilled
固定棚18の上方には、冷蔵室5内を上下に仕切るように、庫内棚たる可動棚が複数段、この場合上下方向に2段にして、上段の可動棚19及び下段の可動棚20が配置されている(図2参照)。これにより、冷蔵室5内における固定棚18の上方は、2枚の可動棚19,20によって、上から上段部5aと、中段部5bと、下段部5cとに仕切られる。この可動棚19(及び可動棚20)は、冷蔵室5内の左右両側壁の後方に設けられた上段の内箱ビード21(及び下段の内箱ビード22)と、この内箱ビード21(及び内箱ビード22)の前方に位置して設けられた後述する照明ユニット23(照明手段)とで支持されている(図3参照)。
Above the
この可動棚19(及び可動棚20)は、図8に示すように、例えば、合成樹脂製の枠体19a(及び可動棚20a)に矩形状のガラス製板19b(及びガラス製板20b)を組込んで構成されている。この場合、可動棚19(及び可動棚20)にガラスを用いると、合成樹脂を用いた場合に比べて重量が増すことになるが、これにともない、重量感や高級感が演出される。この可動棚19(及び可動棚20)は全体として、該可動棚19(及び可動棚20)の後方縁部が切欠いて形成される幅狭部19c(及び幅狭部20c)と、この幅狭部19c(及び幅狭部20c)の前方に位置して前記幅狭部19c(及び幅狭部20c)よりも幅広となる幅広部19d(及び幅広部20d)とを有して構成される。この幅狭部19c(及び幅狭部20c)の左右方向の寸法は、冷蔵室5内の左右側壁に設けられた後述する照明ユニット23のカバー24が冷蔵室5内方に最も突出している部分の間の距離よりも、短く設定されている(図3参照)。この場合、幅狭部19c(及び幅狭部20c)の両側縁部は、後述する内箱ビード21(及び内箱ビード22)には支持されるが、溝部25(及び溝部26)には支持されない幅で構成される。また、幅広部19d(及び幅広部20d)の左右方向の寸法は、冷蔵室5の左右側壁間の距離よりも若干短い寸法に設定されている。
As shown in FIG. 8, the movable shelf 19 (and the movable shelf 20) includes, for example, a
次に、載置部たる内箱ビード21,22について詳述する。図2に示すように、上段の内箱ビード21は、冷蔵室5内を上段部5aと中段部5bとに仕切る上段の可動棚19を支持するように、冷蔵室5内の上方に設けられている。この上段の内箱ビード21は、高さ調整用に若干離間させて2段に設けられた、上側の内箱ビード21aと下側の内箱ビード21bとから構成される。同様に、下段の内箱ビード22は、冷蔵室5内を中段部5bと下段部5cとに仕切る下段の可動棚20を支持するように、冷蔵室5内において固定棚18の上方であって上段の内箱ビード21の下方に設けられている。この下段の内箱ビード22も、高さ調整用に若干離間させて2段に設けられた、上側の内箱ビード22aと下側の内箱ビード22bとから構成される。
Next, the
ここで、これら上段の内箱ビード21(上側の内箱ビード21a及び下側の内箱ビード21b)と、下段の内箱ビード22(上側の内箱ビード22a及び下側の内箱ビード22b)とは、その配置以外の構成は同じであるため、上側上段の内箱ビード21aを代表させて具体的構成について説明する。
内箱ビード21aは、冷蔵室5の後方の左右両側壁(内箱4の内側側壁)に、後述する照明ユニット23のカバー24よりも冷蔵室5の内方に突出させて設けられている(図3参照)。また、内箱ビード21aは、その上面が平面をなして可動棚19が載置されるとともに、下部はいわゆる三角リブ形状となっている(図4参照)。この内箱ビード21aは、内箱4に一体に成形されていて、組立前(発泡断熱材の充填前)においてはその内部は中空となっている。そして、断熱箱体2の組立の際に、この内箱ビード21aの内部にまで発泡断熱材を発泡充填させることで構造上の強度を増している。
Here, these upper inner box beads 21 (upper
The
また、内箱ビード21aの奥行方向の寸法は、可動棚19の前端から冷蔵室5の前面の開口部5dの前端までの寸法より、若干長く設定されている。このようにすることで、可動棚19を冷蔵室5の前面の開口部5d前端まで引出したときでも、可動棚19後部の左右両角部が内箱ビード21aに若干支持されるようになっている。これにより、使用者が可動棚19の前端を持って該可動棚19をスライドさせて引出す際に、内箱ビード21aによる可動棚19の支持が急に無くなって該可動棚19が落下してしまうことを防止することができる。このため、比較的重いガラス製の可動棚19においても、安全に引出して取出すことができる。
Further, the dimension in the depth direction of the
照明手段たる照明ユニット23は、前記内箱ビード21,22の前方であって可動棚19,20の前端縁部より奥側に位置する左右両側の側壁、即ち、冷蔵室5内の前後方向の中央よりやや前方寄りであって可動棚19,20の左右に位置する左右両側の側壁(内箱4の内側側壁)にそれぞれ設けられている(図3参照)。この照明ユニット23は、後述するカバー24に設けられた溝部25,26により可動棚19,20を支持するとともに、内部にはこれら2枚の可動棚19,20を跨ぐように複数の光源を有している。これにより、照明ユニット23は、冷蔵室5の内部、特に固定棚18及び可動棚19,20の上面を照らす構成となっている。
The
具体的には、照明ユニット23は、全体として縦長の矩形状をなし、回路基板27が設けられた基板取付部材たる後板30に、支持部たるカバー24が被せされて構成されている(図4〜7参照)。このカバー24は、アクリルなどの透明又は半透明の樹脂から構成されていて、冷蔵室5の内側側壁よりも冷蔵室5の内方に凸状の曲線形状(いわゆる、アーチ形状)となるように突出して設けられている(図7参照)。また、カバー24には、図2で示すように、載置部たる内箱ビード21,22の上面とほぼ同じ高さとなるように凹溝形状に形成された、上段の可動棚19用の溝部25(上側の溝部25aと下側の溝部25b)と、下段の可動棚20用の溝部26(上側の溝部26aと下側の溝部26b)とが形成されている。可動棚19,20は、該可動棚19,20の左右側縁部がカバー24の凹溝形状の溝部25,26に入り込むことにより、該可動棚19,20の上下方向の移動が規制された状態で支持される。この場合、可動棚19,20は、内箱ビード21,22及びカバー24の溝部25,26にそれぞれ支持されているだけなので、凹溝形状の溝部25,26にスライドさせて出し入れすることができる。ここで、カバー24は、溝部25,26が後述する基板取付部材としての後板30の保持部30cに載置された形態で、後板30に固定されている(図4参照)。
Specifically, the
カバー24内側において、溝部25,26を除く部分には、光拡散部24aが形成されている。この光拡散部24aは、例えば、左右方向に延びる溝形状が上下方向に多数設けられて、この光拡散部24aを通った光が拡散するように構成されている。この光拡散部24aによって、照明ユニット23は、指向性の強い発光ダイオードなどの光源からの光が拡散されてより均一な面光源となり、冷蔵室5内をまんべんなく照らすことができる。なお、この光拡散部24aは、例えば、シボ加工を施して光源からの光を拡散するようにしても良い。
On the inner side of the
回路基板27は、縦長の矩形状の一枚の基板28に、光源たる発光ダイオード29が複数個実装されるとともに、これら発光ダイオード29を駆動させるための駆動回路(図示せず)を有して構成されている。この場合、基板28には、3個の発光ダイオード29a,29b,29cが、可動棚19及び可動棚20をそれぞれ跨るように、つまり、カバー24の溝部25及び溝部26をそれぞれ跨るようにして配設される(図4参照)。これにより、冷蔵室5内において、上段部5aと、中段部5bと、下段部5cとの空間に発光ダイオード29a,29b,29cからの光がそれぞれ照射されて、固定棚18及び可動棚19,20の上面がまんべんなく照らされる。ここで、基板28の左右両縁部には、左右高さを違えてコ字状の切欠部28aが複数個設けられている。
The
後板30は、縦長の矩形状であって冷蔵室5の外側(図4では、右側)に凸状をなしている。また、後板30の上部の裏面(内箱4側)は、緩やかな傾斜部30aを有して構成されている。後板30の前面(冷蔵室5内方)には、基板28に設けられたそれぞれの切欠部28aに対応して、冷蔵室5内方に向かって前方上方に突出したL字形状の係止部30bが設けられている(図6参照)。回路基板27は、基板28に形成された切欠部28aが前記係止部30bに係止されることにより、左右方向及び上下方向に位置決めされて後板30に取付けられる。また、後板30の前面(冷蔵室5内方)における回路基板27の左右両側には、肉厚となる保持部30cが設けられている。この保持部30cには、前記カバー24の溝部25,26が載置される。
The
後板30は、保持部30cの裏面(内箱4側)にボス部30dが形成されていて、内箱4の外側(外箱3側)から挿入される固定ねじ32によって内箱4の側壁にねじ固定される。具体的には、冷蔵室5内における内箱4の左右両側の側壁には、照明ユニット23の後板30の裏面形状に沿って、内箱4の内側側壁を外側に凹ませた収容部31が形成されている。照明ユニット23は、後板30部分が収容部31に収容される形態で配設される。そして、内箱4の外側(外箱3側)から後板30のボス部30dに対して固定ねじ32がねじ込まれることにより、照明ユニット23が内箱4に固定される。この場合、収容部31の壁面には、固定ねじ32用の複数の穴33が形成されている。また、後板30においては、ボス部30dを基準として保持部30cが配置されている。これにより、収容部31に照明ユニット23の後板30を取付ける際に、穴33を基準として、内箱ビード21(及び22)と保持部30cとの相対的な位置関係が決まることになる。
The
また、照明ユニット23の後板30に設けられた回路基板27は、可動棚19,20の左右側縁よりも外側に位置して、内箱4を外側に凹ませた収容部31内に収容されるように配置され、冷蔵室5の左右側壁(内箱4の内側側壁)とほぼ並行して設けられることになる。さらに、カバー24は、可動棚19,20を支持する凹溝形状の溝部25,26における最凹部が、冷蔵室5の左右側壁とほぼ同一面上に位置するように設けられている。
Further, the
ところで、本実施形態における左右の観音開式の扉10,11は、左右それぞれ前方に最大135度程度開くように設定されている。しかし、冷蔵庫1が設置される部屋の間取りや家具などのレイアウトによっては、冷蔵庫1の左右どちらか、若しくは両側に位置して、冷蔵庫1の前面より前方に延びる壁や家具などが存在してしまうことがある。この場合、左右の観音開式の扉10,11は、壁や家具などと干渉して最大開位置まで開くことができなくなる。このような状況も考慮して、冷蔵室5内に配設されて使用者により作業される部品(清掃や配置変更などが必要な部品)は、少なくとも左右の扉10,11が90度開いた状態で冷蔵室5外へ取出せることが望ましい。
By the way, the left and
ここで、左右の扉10,11を90度開いた状態において、可動棚19,20を取外して冷蔵室5内から取出す手順について、図9及び図10も参照して説明する。なお、可動棚19,20の取外し、取出し手順は同じであるため、可動棚19を代表させて説明する。
通常の使用状態(第1の状態とする)においては、図9(a)及び図10(a)で示すように、可動棚19は冷蔵室5の奥側に押し込まれて配置されている。この状態においては、可動棚19の後部の幅狭部19cは、その左右両縁部が内箱ビード21に支持されている。また、可動棚19の前部の幅広部19dは、その左右両縁部が照明ユニット23のカバー24に設けられた溝部25に支持されている。そして、この場合、可動棚19は、図2で示したように、溝部25によってその上下方向の移動が規制されている。このように可動棚19の上下方向の移動が規制されることにより、可動棚19に予期せぬ衝撃が加えられた場合、例えば、中身の入ったペットボトルなどが可動棚19の上に落とされてしまった場合に、可動棚19がその衝撃で浮き上がって溝部25から外れてしまい、これによる可動棚19の傾きや脱落を防止することができる。
Here, the procedure of removing the
In a normal use state (first state), as shown in FIGS. 9A and 10A, the
次に、可動棚19を冷蔵室5内から取出す場合には、まず、図9(b)で示すように、左右の扉10,11を開いた状態(図9では、90度開いた状態)で、可動棚19の前端を使用者が手で持って、該可動棚19の前端が冷蔵室5の前端の開口部5dに位置するまで前方にスライドさせて引出す(図10(b)も参照)。この場合、可動棚19の幅広部19dは、溝部25より前方に位置して、この溝部25の支持から外れた状態になっている。即ち、この状態においては、可動棚19は上下方向の移動が規制されていないため、上下方向に回動可能となっていて、可動棚19を取外すことのできる取外可能状態(第2の状態とする)となる。
Next, when the
なお、この第2の状態では、可動棚19の幅狭部19cの左右両端部、つまり、可動棚19後部の左右両角部は、内箱ビード21の前部に若干支持された状態になっている。この場合、可動棚19を前方にスライドさせるために、必然的に可動棚19の前端を使用者が持っているから、該可動棚19の後部が支持されていることで、該可動棚19の落下を防止することができる。
In the second state, the left and right end portions of the
ここで、可動棚19を冷蔵室5内から取出そうとして、第2の状態から該冷蔵室5の前端よりもさらに前方にそのまま引出そうとすると、左右の扉10,11のドアポケット12,13と干渉して取出すことができない。そこで、第2の状態において、図10(b)の矢印Fで示すように、可動棚19を前方に回動させる。そして、該可動棚19を、左右のドアポケット12,13を避けながら前方斜め下方に引出すことで、ドアポケット12,13と干渉せずに取出すことができる。
Here, if the
このような本実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
本実施形態の構成によれば、冷蔵室5内の左右両側壁の後方には、上段の内箱ビード21(及び下段の内箱ビード22)が設けられている。また、この内箱ビード21(及び内箱ビード22)より前方に位置して冷蔵室5内の左右両側壁には、冷蔵室5内方に突出して照明ユニット23が設けられている。そして、可動棚19(及び可動棚20)は、前記内箱ビード21(及び内箱ビード22)と、照明ユニット23の支持部たるカバー24に設けられた溝部25(及び溝部26)とで支持されるとともに、この溝部25(及び溝部26)によって上下方向の移動が規制されている。これによれば、冷蔵室5内の左右側壁に、冷蔵室5内方に突出して照明ユニット23を設けた場合であっても、可動棚19(及び可動棚20)の上下方向の移動を規制することができ、従って可動棚19(及び可動棚20)に衝撃が加わった場合でも傾きや回転、脱落を防止することができる。
According to this embodiment, the following effects can be obtained.
According to the configuration of the present embodiment, the upper inner bead 21 (and the lower inner bead 22) is provided behind the left and right side walls in the
また、前記支持部たるカバー24に設けられた溝部25(及び溝部26)は、溝形状から構成され、該溝部25(及び溝部26)に、可動棚19(及び可動棚20)がスライドされて出し入れされる。これによれば、可動棚19(及び可動棚20)の左右側壁に、冷蔵室5内方に突出した構造物(照明ユニット23)が設けられる場合であっても、該可動棚19(及び可動棚20)を冷蔵室5外に取出すことが可能になる。
Further, the groove 25 (and the groove 26) provided in the
本実施形態において、可動棚19(及び可動棚20)は、該可動棚19(及び可動棚20)の後方縁部が切欠いて形成される幅狭部19c(及び幅狭部20c)と、この幅狭部19c(及び幅狭部20c)の前方に位置して前記幅狭部19c(及び幅狭部20c)よりも幅広となる幅広部19d(及び幅広部20d)とを有して構成されている。そして、この幅狭部19c(及び幅狭部20c)の左右方向の寸法は、冷蔵室5内の左右側壁に設けられたそれぞれの照明ユニット23のカバー24が冷蔵室5内方に最も突出している部分の間の距離よりも、短く設定されている。これによれば、幅狭部19c(及び幅狭部20c)が、カバー24の溝部25(及び溝部26)と接触せずに、可動棚19(及び可動棚20)を回動させて取外すことができる。
In the present embodiment, the movable shelf 19 (and the movable shelf 20) includes a
内箱ビード21(及び内箱ビード22)は、照明ユニット23のカバー24よりも冷蔵室5の内方に突出して設けられている。また、可動棚19(及び可動棚20)の幅狭部19c(及び幅狭部20c)は、内箱ビード21(及び内箱ビード22)には支持されるが、溝部25(及び溝部26)には支持されない幅で構成されている。そして、該可動棚19(及び可動棚20)を前方にスライドさせたときに、幅広部19d(及び幅広部20d)は溝部25(及び溝部26)の前方に位置するとともに、幅狭部19c(及び幅狭部20c)の一部は内箱ビード21(及び内箱ビード22)の前端に支持されて、該可動棚19(及び可動棚20)が冷蔵室5外に取外し可能な第2の状態となる。これによれば、可動棚19(及び可動棚20)を第2の状態にした際に、該可動棚19が落下してしまうことを防止することができ、比較的重いガラス製の可動棚19(及び可動棚20)においても、安全に引出して取出すことができる。
The inner box bead 21 (and the inner box bead 22) is provided so as to protrude inward of the
さらに、冷蔵室5の前面の開口部5dには、ドアポケット12,13を有する観音開式の扉10,11が設けられ、この扉10,11が90度開かれて前記可動棚19(及び可動棚20)を前方にスライドさせたときに、可動棚19(及び可動棚20)は回動可能となって取外し可能な第2の状態になる。これによれば、ドアポケット12,13を有する観音開式の扉10,11が、周囲の壁や家具などによって90度程度しか開くことができない場合であっても、可動棚19(及び可動棚20)をドアポケット12,13と干渉させずに安全に冷蔵室5外へ取出すことができる。
Furthermore, the
この場合、可動棚19(及び可動棚20)は、該可動棚19(及び可動棚20)の前方が扉10,11と干渉する前に、第2の状態となる方が良い。つまり、ドアポケット12,13の周囲にガスケット10a,11aが設けられている本実施形態においては、可動棚19(及び可動棚20)は、該可動棚19(及び可動棚20)の前端がガスケット10a、11aに位置したときに、第2の状態となることが望ましい。これによれば、可動棚19(及び可動棚20)の前方が扉10,11と干渉する前に、取外し可能な第2の状態となるため、より円滑に可動棚19(及び可動棚20)を取外すことができる。
In this case, the movable shelf 19 (and the movable shelf 20) is preferably in the second state before the front of the movable shelf 19 (and the movable shelf 20) interferes with the
なお、本実施形態においては、可動棚19(及び可動棚20)の前端が冷蔵室5の前端に位置するまで前方にスライドさせて引出したときに、該可動棚19(及び可動棚20)は取外し可能な第2の状態となる。これによれば、冷蔵室5の前面に設けられる扉は観音開式の扉10,11に限られず、ドアポケットを有する片開きの扉においても同様の作用効果を得ることができる。
In this embodiment, when the movable shelf 19 (and the movable shelf 20) is pulled forward until the front end of the movable shelf 19 (and the movable shelf 20) is positioned at the front end of the
以上のように、本実施形態の冷蔵庫によれば、貯蔵室を上下に仕切るように配置される庫内棚は、貯蔵室の内側側壁に設けられた載置部と、前記載置部より前方に位置して前記貯蔵室の内側側壁に設けられた支持部とで支持されるとともに、該支持部によって上下方向の移動を規制される。これによれば、貯蔵室内方に突出した構造物、例えば照明器などを設けるものにおいても、庫内棚の傾きや回転、脱落を防止することがきる。 As described above, according to the refrigerator of the present embodiment, the internal shelf arranged so as to partition the storage chamber in the vertical direction is forward of the mounting portion provided on the inner side wall of the storage chamber and the above-described mounting portion. And is supported by a support portion provided on the inner side wall of the storage chamber, and the vertical movement is restricted by the support portion. According to this, even in a structure provided with a structure protruding toward the inside of the storage room, for example, an illuminator, it is possible to prevent the inclination, rotation, and dropout of the shelf in the cabinet.
本発明の実施形態を説明したが、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although the embodiment of the present invention has been described, this embodiment is presented as an example and is not intended to limit the scope of the invention. The novel embodiment can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. This embodiment and its modifications are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
図面中、1は冷蔵庫、5は冷蔵室(貯蔵室)、5dは開口部、10観音開式の左扉、11は観音開式の右扉、12は左ドアポケット、13は右ドアポケット、19,20は可動棚(庫内棚)、19c,20cは幅狭部、19d,20dは幅広部、21,22は内箱ビード(載置部)、24はカバー(支持部)、25,26は溝部を示す。
In the drawings, 1 is a refrigerator, 5 is a refrigerator compartment (storage room), 5d is an opening, 10 a left door with an open door, 11 is a right door with an open door, 12 is a left door pocket, 13 is a right door pocket, 19 and 20 are movable shelves (inside cabinet shelves), 19c and 20c are narrow portions, 19d and 20d are wide portions, 21 and 22 are inner box beads (mounting portions), 24 is a cover (support portion), 25,
Claims (7)
前記貯蔵室を上下に仕切るように配置される庫内棚と、
前記貯蔵室の内側側壁に設けられて、前記庫内棚を支持する載置部と、
前記載置部より前方に位置して、前記貯蔵室の内側側壁に設けられて、前記庫内棚を支持する支持部とを備え、
前記支持部は、前記庫内棚の上下方向の移動を規制することを特徴とする冷蔵庫。 A storage room having an opening on the front surface;
A cabinet shelf arranged to partition the storage room up and down;
A mounting portion that is provided on an inner side wall of the storage chamber and supports the shelf in the cabinet;
Located on the front side of the placement unit, provided on the inner side wall of the storage chamber, and a support unit for supporting the shelf in the warehouse,
The said support part regulates the movement of the up-down direction of the said shelf in a store | warehouse | chamber, The refrigerator characterized by the above-mentioned.
前記庫内棚は、前記溝部にスライドさせて出し入れされることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 The support part has a groove part for supporting the shelf in the cabinet,
2. The refrigerator according to claim 1, wherein the internal shelf is slid into and out of the groove.
前記庫内棚の前記幅狭部は、前記載置部には支持されるが前記支持部には支持されない幅で構成されていることを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫。 The mounting portion is provided to protrude inward of the storage chamber as compared to the support portion,
4. The refrigerator according to claim 3, wherein the narrow portion of the inner shelf is configured to have a width that is supported by the mounting portion but is not supported by the support portion.
前記扉が90度開かれて前記庫内棚を前方にスライドさせたときに、前記取外可能状態となることを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。 The front opening of the storage room is provided with an open door with a door pocket,
The refrigerator according to claim 5, wherein the removable state is established when the door is opened 90 degrees and the shelf in the cabinet is slid forward.
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