JP2012003496A - シミュレーション装置およびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ニュースに対する評価を行うことによって、世界が良い方向に変化しているのか悪い方向に変化していくのかをシミュレーションできるようにする。
【解決手段】自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因とを示す多数の項目同士について、その影響関係と影響度合とがデータベースとして作成、記憶されている。また各項目について、良い・悪いの現在の評価値がデータベースとして記憶されている。サーバ装置SBからユーザ端末UCに対して、ニュースとこれに関連する関連項目とが配信される。ユーザは、配信されたニュースが関連項目について与える良い・悪いの評価値を入力する。入力されたユーザの評価値は、サーバ装置SBに送信されて、多数の項目同士の影響関係とその影響度合とから、評価値が変化する各項目についての現在評価値が更新される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自然の変化や人間活動によって生じる変化によって世界がどのような方向に変えられていくのかをシミュレーションできるようにしたシミュレーション装置およびそのプログラムに関するものである。
最近では、種々の分野でシミュレーションが行われている。特許文献1には、シミュレーションを利用して車両の運転訓練を行うものが開示されている。
特開2007−72224号公報
ところで、人間が生活する世界は、自然の変化要因や人間の活動による変化要因によって種々変化される。例えば、鉄鉱石が値上がりすれば、鉄鉱石を産出する国や鉱山会社にとっては良い方向への変化となる一方、製鉄会社や鉄の消費国にとっては原料や鉄製品の値上がりとなって好ましくないものとなる。自然の変化要因としては、例えば、気温、湿度、降水量、積雪量、日照時間等々多数あり、また、人間の活動による変化要因は、平均株価、為替相場、出生率、漁獲量等々多数ある。そして、数多くある自然の変化要因や人間の活動による変化要因は複雑に絡み合って互いに影響しあっているものである。
自然の変化や人間の活動による変化は、ニュースとして一般に広く提供されるものであり、人間はニュースに対して、特に自分が興味を持つ分野においては敏感である。したがって、あるニュースについての良い・悪いの評価を行うことを積み重ねることにより、世界が良い方向に変化していくのかあるいは悪い方向に変化していくのかを予測することが可能となる。そして、このような予測を行うことにより、日常的に行っている人間生活を反省する材料が得られることになり、また今後どのように活動していくべきか等の参考材料となるものともなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、ニュースに対する評価を行うことによって、世界が良い方向に変化しているのか悪い方向に変化していくのかをシミュレーションできるようにしたシミュレーション装置およびそのプログラムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明におけるシミュレーション装置にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因との少なくとの一方について多数の項目が設定されて、該多数の項目について良い・悪いについての現在評価値を記憶すると共に、該多数の項目同士での良い・悪いに関する影響度合の相関関係をデータベースとして記憶した記憶手段と、
ニュースと前記多数の項目のうち該ニュースと関連する項目をニュース関連項目として対応づけてユーザの表示画面に提供するニュース提供手段と、
前記提供されたニュースが前記ニュース関連項目に対して与える良い・悪いについてのユーザの評価度合を入力する評価入力手段と、
入力された評価結果に基づいて、前記ニュース関連項目についての前記現在評価値を更新すると共に、該ニュース関連項目に関連する他の項目についても前記影響度合を勘案して前記現在評価値を更新する評価値更新手段と、
記憶されている現在評価値を前記表示画面に表示させるための評価値表示手段と、
を備えているようにしてある。
上記解決手法によれば、提供されたニュースについて、ニュース関連項目に対して与える影響として良い・悪いの評価を行うことにより、このニュース関連項目のみならず、これに関連した他の項目についても互いの影響度合を勘案されつつ評価されることになる。このような評価を積み重ねることにより、多数の項目の個々についてそれぞれ良い方向に進んでいるのかあるいは悪い方向に進んでいるのかを予測することができ、また多数の項目や複数の項目で構築される世界が全体的に良い方向に進んでいるのかあるいは悪い方向に進んでいるのかをシミュレーションすることができる。
以上に加えて、次のような種々の利点を奏するものとなる。まず、1つのニュースについて多ユーザによる評価を行うことによって、他人の評価も影響し合うことから、インタラクティブ性を有することにもなる。シミュレーションに参加するユーザは、ニュースや世界の動きに対して敏感となり、また良い方向あるいは悪い方向に影響を与える原因を知ることにもなり、積極的に世界を良い方向へ変える材料(機会)を得ることにもなる。勿論、ゲーム感覚で楽しく参加することができることから、上述したような効果をより一層十分に発揮する上で好ましいものとなる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
1つのニュースについての多数ユーザからの多数の評価度合の平均値を求める評価平均値決定手段を備え、
前記評価値更新手段は、前記平均値に基づいて現在評価値を更新する、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、多数ユーザによる評価に基づいたシミュレーションを行って、偏見のない説得性のある評価結果を得る上で好ましいものとなる。
1つのニュースについて多数ユーザから入力された多数の評価度合の平均値を求める評価平均値決定手段を備え、
前記データベースとして、特定ユーザ専用の現在評価値を記憶した専用データベースと、多数ユーザ共通の現在評価値を記憶した共通データベースと、を有し、
前記評価値更新手段は、前記特定ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記専用データベースについて行い、多数ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記評価平均値決定手段で決定された平均値に基づいて前記共通データベースについて行う、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、請求項2に対応した効果に加えて、特定ユーザによる評価結果と多数ユーザによる評価結果との両方を知ることができる。
前記データベースとして、仮想ニュースに基づく現在評価値を記憶した仮想用データベースをさらに有し、
前記評価入力手段によって仮想ニュースについての評価度合を入力したとき、前記評価値更新手段は、前記仮想用データベースについての現在評価値を更新する、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、仮想的なニュースの評価結果から、良い方向へと変化させるためにはどのような活動をすればよいのか等の反省材料(機会)を得る等の上で好ましいものとなる。
通信手段を介して、サーバ装置と前記表示画面を備えた多数のユーザ端末とが接続され、
前記サーバ装置に、前記記憶手段とニュース提供手段と評価値更新手段とが構成されており、
前記サーバ装置から、前記通信手段を介して、前記ユーザ端末に対してニュース、前記ニュース関連項目および前記現在評価値が送信され、
前記ユーザ端末から、前記通信手段を介して、前記評価度合が送信される、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、主たる機能をサーバ装置側に負担させることにより、ユーザ端末側の負担を小さくする上で好ましいものとなる。
前記多数の項目が、多数の国毎に、自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因との両方について設定され、
前記相関関係が、多数の国間での多数の項目同士についても設定され、
前記評価値表示手段による現在評価値の表示が、一部の項目について国別に表示を行う表示態様と、1つの国について多数の項目についての表示を行う表示態様とが選択可能とされている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、国別の表示態様と項目別の表示態様とを選択することができる。
前記目的を達成するため、本発明におけるシミュレーション装置用プログラムにあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項7に記載のように、
自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因との少なくとの一方について設定された多数の項目について良い・悪いについての現在評価値をシミュレーションするためにコンピュータに実行させるためのシミュレーション装置用プログラムであって、
ニュースと前記多数の項目のうち該ニュースと関連する項目をニュース関連項目として対応づけて表示画面に提供するニュース提供のステップと、
前記提供されたニュースが前記ニュース関連項目に対して与える良い・悪いについての評価度合の入力を受け付ける評価入力受付のステップと、
入力された評価結果に基づいて、前記ニュース関連項目についての前記現在評価値を更新すると共に、前記多数の項目同士での良い・悪いに関する影響度合の相関関係が記憶されたデータベースに照合して該ニュース関連項目に関連する他の項目についての現在評価値を更新する評価値更新のステップと、
記憶されている現在評価値を前記表示画面に表示させるステップと、
を備えているようにしてある。上記解決手法によれば、請求項1に対応したシミュレーション装置用のプログラムが提供される。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項8に記載のとおりである。すなわち、
1つのニュースについて多数ユーザから入力された多数の評価度合の平均値を求める評価平均値決定のステップを備え、
前記データベースとして特定ユーザ専用の現在評価値を記憶した専用データベースと多数ユーザ共通の現在評価値を記憶した共通データベースとが設定されて、前記評価値更新のステップでは、前記特定ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記専用データベースについて行い、多数ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記評価平均値決定手段で決定された平均値に基づいて前記共通データベースについて行う、
ようにしてある(請求項8対応)。この場合、請求項3に対応したシミュレーション装置用のプログラムが提供される。
本発明によれば、ユーザがニュースを評価することによって、多数の項目の個々について、また多数の項目から構築される世界について、良い方向に進んでいるのか悪い方向に進んでいるのかをシミュレーションすることができる。
本発明が適用されるネットワークの一例を示す図。 メイン画面の表示例を示す図。 多数の項目同士が互いに影響しあっている関係例を示す図。 情報通信事業が他の事業に及ぼす影響度合の一例を示す図。 多数の項目同士の影響度合を記憶しているデータベース例の一部を示す図。 多数の項目についての現在評価値を記憶しているデータベース例の一例を示す図。 ある項目X1についてαの評価をしたときに、影響度合に応じた関連項目の評価を算出する一例を示す図。 表示画面に表示される評価結果(変動された現在評価値)の一例を示す図。 表示画面に表示される評価結果(変動された現在評価値)の一例を示す図。 サーバ装置での制御例を示すフローチャート。 サーバ装置での制御例を示すフローチャート。 サーバ装置での制御例を示すフローチャート。
図1において、1はネットワークである。このネットワーク1は、実施形態ではインターネットとされているが、例えば電話回線等の専用回線等、適宜のものを選択し得る。このネットワーク1には、コンピュータを利用して構成されたサーバ装置SB、ニュース配信源NHおよび多数のユーザ端末UC1、UC2、UC3・・・が接続されている。ニュース配信源NHは、例えば新聞社や放送局等に装備されたニュース配信用のサーバ装置とされている。なお、以下の説明で、各ユーザ端末を区別する必要のないときは、ユーザ端末を単に「UC」の符合でもって示すこととする。
図1では、4つのユーザ端末UCのみが示されるが、実際には数十〜数万あるいはそれ以上のユーザ端末UCが接続されているものである。ユーザ端末UCは、表示画面1と入力手段としてキーボード2を有する他、ネットワーク1を介しての通信機能と、閲覧ソフト(ブラウザ)を有している。なお、入力手段2としては、キーボード以外に、マウス、マイク等適宜のものあるいはこれらの組み合わせとすることができる。また、ユーザ端末UCは、主としてパーソナルコンピュータ(パソコン)が用いられるが、表示画面、入力手段、通信機能およびブラウザ機能を有するものであれば、ゲーム機、携帯電話機等、適宜の機器類を用いることができる。
ニュース源NHからは、ネットワークNWを介して、サーバ装置SBに対して、ニュースが送信される。ニュースを受信したサーバ装置SBは、ニュースが後述するどの国のどの項目に対応するかを関連づけて記憶することになる。ニュースとこれに関連した関連ニュース(1つのニュースに対して関連項目が1つのときもあれば複数のときもある)とは、対応づけられた状態で、サーバ装置SBにデータベースとして記憶される。なお、サーバ装置SBは、既知のように、ハードディスク等の大容量の記憶装置や、ネットワークNWを利用した通信機能を有する他、各種の処理を行うためのCPU等を有して、XTML文書(画像を含む)やXML文書の配信を行うことが可能となっている。
図2は、ユーザ端末UCがサーバ装置SBにアクセスしたときに、サーバ装置SBから提供されるメイン画面の一例を示す。この図2において、行列欄10が表示されて、最上段となる第1行に、国別の表示が行われている。また、国別表示欄のすぐ下の第2行に、「全グラフ」の表示がされている。第3行以下は、各国毎に、「気温」、「降水量」等の自然の変化要因に関する項目が記載され、また「平均株価」「為替」等の人間の活動による変化要因となる項目が記載されている。国の表示ついては、スクロールボタン11を操作することによる横スクロールによって、設定されている全ての国が表示可能となっている。さらに、自然の変化要因や人間の活動による変化要因となる項目は、極めて多数設定されていて、スクロールボタン12を操作することによる縦スクロールによって、設定されている全ての項目が表示可能となっている。
自然の変化要因としては、上述した他、「日照時間」、「海水温度」、「湿度」等々、多数設定されている。また、人間の活動による変化要因としては、上述した他、例えば経済、政治、社会、文化、環境、技術、産業等々に関する項目として「財政赤字」、「GDP」、「出生率」、「教育普及率」、「進学率」、「犯罪発生率」等々極めて多数の項目が設定されている。このような項目としては、例えば経済、政治、文化、宗教等の大項目、大項目の下位概念となる「中項目」、中項目の下位概念となる「小項目」のように分類できるが、極力もっとも下位概念となる「小項目」でもって設定するのが好ましいものである。
多数の項目同士は、互いに影響しあうことになる。例えば、前述したように、鉄鉱石が値上がりすれば、鉄鉱石を産出する国や鉱山会社にとっては良い方向への変化となる一方、製鉄会社や鉄の消費国にとっては原料や鉄製品の値上がりとなって好ましくないものとなる。また、別の例としては、降水量が少なくなると、例えば農産物の出荷量の減少や砂漠化という悪い方向へと変化する可能性が高いものとなる。このように、多数の項目同士は、他の多の項目あるいは一部の項目と互いに影響し合うことになる。このような項目同士間での影響は、良い方向への変化あるいは悪い方向への変化というように対応付けることができる。図3は、多数の項目同士が互いに影響しあっている状況の部分例を示すものである。
また、ある項目が他の項目に与える影響度合は、他の項目が相違すれば相違することも多いものである。図4には、情報通信事業が、他の事業に与える影響度合の一例を示すものである。図5は、多数の項目をA、B、C、D・・・・というように区別して示した場合に、他の項目に対する影響度合を記憶したデータベース例を示すものである。すなわち、図5において、項目Aは、項目Bに対して「βAB」の影響度合を有し、項目Dに対しては「−βAD」の影響度合を有することを示している。なお、βは、「0よりも大きい値〜1.0」の範囲で設定される(「1.0」のときが影響度合100%ということ)。また、「β」の添え字ABは、項目Aから項目Bに与える影響ということを意味して、したがって、「βBC」は、項目Bが項目Cに与える影響ということを意味する。
さらに「β」の前に「−」の符合を示したときは悪い方向への影響であることを意味し、「−」の符合が無い場合は良い方向への影響であることを意味する。具体的には、例えば項目Aに対して良い方向の評価「α」が与えられた場合、項目Bに対する影響度合は「βAB」となっているので、項目Bに対しては良い方向への影響となる。これに対して、項目Aの項目Dに対する影響度合は「−βAD」となっているので、項目Aに良い方向への評価を行った場合、項目Dに対しては悪い方向への影響となることを示す。
図6は、各項目A、B、C・・・について、現在評価値を記憶したデータベース例を示す。現在評価値は、初期値は所定値(例えば良くも悪くもない中立値)に設定されている。そして、多数の項目A、B、C・・・・について良い・悪いの評価が行われる毎に、多数の項目の一部あるいは全部の現在評価値が変化されることになる。この図6に示すデータベースには、現在評価値として、「共通用」と「個人用(特定ユーザ用)」と「仮想ニュース用」との3種類設定されている。「共通用」のデータベースは、多数ユーザによる評価結果を反映した値である。「個人用」は、ある特定のユーザ専用の評価結果のみを反映した値である。「仮想ニュース用」は、現実のニュースではなく、仮想的に作成されたニュースに基づく評価結果を反映した値である。なお、「仮想ニュース用」は、実施形態では多数ユーザによる評価結果を反映した値としてあるが、ある特定のユーザ専用の評価結果を反映したものでもよい。さらに、「仮想ニュース」について、さらに「共通用」(多数ユーザの評価結果反映)と「個人用」(特定ユーザのみの評価結果反映)との両方を設け得るようにしてもよい。なお、ユーザ端末UCには例えば識別用のIDが付与されて、サーバ装置SBは、ユーザ端末US(つまりユーザ)を1台づつ区別できるようになっている。
図6のデータベースでは、さらに、現在評価値の変動に大きな影響を与えたニュースが、関連ニュースとして複数(例えば上位3つ)記憶されるようになっている。この記憶される関連ニュースは、「共通用」のデータベースに対応したものとなっているが、「個人用」、「仮想ニュース用」にも対応付けて記憶させておくようにしてもよい。
図6に示すデータベースに記憶されている現在評価値の初期値は、全項目について例えば「0」に設定されている。この現在評価値が、ユーザのニュース評価が行われる毎に、後述するように変更(更新)されることになる。現在評価値は、良い方向への上限値が例えば1000(+1000ということ)に設定され、悪い方向への上限値が例えば「−1000」に設定されている。つまり、現在評価値が+1000に近づくほど良い方向へ変化していると判断することができる。
ここで、ユーザが評価する良い・悪いについての評価度合となる評価値「α」は、現在評価値を変更する変動値となる。この評価値「α」は、例えば次のように設定される。まず、重要度が、例えば「1〜5」の5段階設定されて、数値が大きいほど重要度が高いとされる。また、評価が例えば「0」を中心値として「プラス側へ5段階」、「マイナス側へ5段階」設定されている。評価の「プラス」は良い方向への評価であり、評価の「マイナス」は悪い方向への評価となる。ユーザによるニュースの評価操作は、上記重要度と評価との両方を選択することにより行われる。前述した評価値「α」は、重要度を示す数値と評価を示す数値(0以外はプラスとマイナス有り)とを乗算した値とされる。例えば、重要度として「3」を選択し、評価として「4」を選択したときは、「α」は3×4の「12」となる。同様に、例えば、重要度として「1」を選択し、評価として「−3」を選択したときは、「α」は1×(−3)の「−3」となる。なお、1回あたりの評価値αの最大値は、現在評価値の最大値を勘案して設定すればよく、現在評価値の最大値(例えば1000)に対して評価値αの割合が大きいほど、現在評価値を早く(大きく)変動させることができる。なお、図5,図6に示すデータベースは、サーバ装置SBの記憶手段に記憶されているものである。
図7は、項目Aに対してユーザが行った評価結果が評価値αである場合について、項目Aから影響を受ける他の項目B、C等の評価値をどのように設定するかについて説明したものである。この図7は、図5に示すデータベースに対応している。また、図7において、項目を区別するA、B、C等の右横にアンダーラインを付して表示される式が、その評価値である。また、図7は、説明の簡単化のために、項目としては、図5に示す項目A、B、C、Dに限定してる。
まず、項目Aそのものについて、ユーザの評価結果αそのものが設定される。図5のデータベースからして、項目Aから直接影響を受ける項目Bの評価値は、評価値「α」に対して影響度合「βAB」を乗算した「α・βAB」とされる。同様に、項目Aから直接影響を受ける項目Dについての評価値は、「α」に対して「−βAD」を乗算した「α・(−βAD)」とされる。以下同様にして評価値が算出される。
項目Aから影響を受ける項目Bは、項目Cに対して影響を与えることになる。このため、項目Cの評価値が、上述した項目Bの評価値「α・βAB」に対して「−βBC」を乗算した「α・βAB・(−βBC)」として設定される。項目Cは、項目Aに対して影響を与えることになり、このため、項目Cの評価値「α・βAB・(−βBC)」に対して「βCA」を乗算することにより、項目Aの評価値が別途「α・βAB・(−βBC)・βCA」として算出される。このような評価値の算出は、全ての「行」(全ての項目)について実行して終了される。
図7に示すようにして算出された項目A、B、C、Dについての評価値は、例えば項目Aについては、ユーザによる直接評価値となる「α」と、影響関係から項目Cからも影響を受ける「α・βAB・(−βBC)・βCA」との2種類存在する。そして、項目Aについては最終評価値は、項目Aについての全ての(図7での説明の場合は2種類)評価値を加算した、「α+α・βAB・(−βBC)・βCA」となる。同様に、項目Bについては、「α・βAB+α・βAB・(−βBC)・βCD・βDB」となる。項目Cについては、「α・βAB・(−βBC)」のままとなる。項目Dについては、「α・(−βAD)+α・βAB・(−βBC)・βCD」となる。上記のようにして算出された各項目A、B、C、Dについての評価値(最終評価値)は、図6に記憶されている現在評価値に加算されて、現在評価値が更新される。最終評価値の算出つまり現在評価値の更新に際して用いられる評価値「α」としては、共通用データベースについては多数のユーザの評価値を相加平均した値が用いられ、個人用データベースについては特定ユーザの評価値がそのまま用いられる。
現在評価値は、ユーザの選択によって、例えばグラフ式に表示画面1に表示される。現在評価値を表示させるには、図2において、例えば共通評価のボタン表示22をクリックした後、国毎に設定された全グラフを選択するボタン表示25の1つをクリックする。その後、送信のボタン表示20をクリックすることにより、上記選択された内容の現在評価値についての送信要求信号がサーバ装置SBに送信される。この送信要求信号を受けたサーバ装置SBは、選択された内容の現在評価値をユーザ端末UCに送信する。ユーザ端末USの表示画面1に表示される現在評価値の表示例が、図8に示される。この図8の例では、選択されたある国(例えば日本国という同一国)について、多数の項目についての良い・悪いの現在評価値を棒グラフ式に示している。また、ボタン表示25の代わりに、項目選択用のボタン表示26をクリックすることにより、クリックされた項目に関する全ての国の現在評価値が図9のように表示される。この図9は、例えば「降水量」の項目について、国別に良い・悪いの現在評価値を棒グラフ式に示している。
個人用データベースに記憶、更新されている現在評価値を表示させるには、前述した説明において、「共通評価」用のボタン表示22をクリックする代わりに「個人評価」のボタン表示23をクリックすればよい。同様に、仮想ニュース用のデータベースに記憶、更新されている現在評価値を表示させるには、「共通評価」用のボタン表示22をクリックする代わりに「仮想ニュース」のボタン表示24をクリックすればよい。
現在評価値に基づく表示は、小項目をまとめた中項目について行うことができる。例えば、多数の小項目(図5〜図7に示す項目A、B、C・・・に相当)のうち、中項目の概念に含まれる複数の小項目について現在評価値を相加平均することによって、中項目についての現在評価値として示すことができる。この場合、多数の小項目同士の間での重み付けを行って、中項目の現在評価値を算出するようにしてもよい。
同様に、現在評価値に基づく表示を、中項目を集合させた大項目について行うことができる。この場合、大項目に含まれる全ての小項目の現在評価値を相加平均することによって、大項目についての現在評価値を得ることができる。なお、多数の小項目同士の間での重み付けを行って、大項目の現在評価値を算出するようにしてもよい。なお、項目は、大・中・小の3段階に限らず、1段階、2段階あるいは4段階以上に分類する等、適宜設定できるものである。
次に、ニュース(関連ニュース)の配信要求および評価を行う点について、図2,図10参照しつつ説明する。まず、ニュース配信要求は、図2において、例えば「ニュース」のボタン表示21をクリックした後、ある国についての気温、降水量等の項目列に対応したボタン表示26をクリックし、その後、送信のボタン表示20をクリックする。これにより、クリックされたボタン表示に対応した国および項目に対応した関連ニュースについての送信要求信号が、サーバ装置SBに送信される。この送信要求信号を受けたサーバ装置SBは、選択された国および項目に関連したニュースをユーザ端末UCに送信する。これに伴って、表示画面1に例えば図10に示すように関連ニュースが表示される。関連ニュースが複数存在する場合は、ニュース1,ニュース2・・・・のように順次表示されて、表示画面に表示しきれない関連ニュースは、縦スクロール用のスクロールボタン表示31を操作することによって表示可能とされる。なお、図10の表示では、ニュースに関連した関連項目を合わせて表示するようにしてある。
図10における各関連ニュース1には、それぞれ、その左位置に選択欄32が表示されると共に、右位置に、重要度と評価を記入(選択)するための欄33,34が合わせて表示される。ユーザは、表示されている関連ニュースのうち、評価対象とするものを選択欄32にチェックを入れることにより行い、重要度の欄33に重要度を示す数値を記入し、評価の欄34に評価を示す数値を記入する。別の関連ニュースをさらに選択して評価するときは、上記のような手順を繰り返して行えばよい。そして、最後に、送信ボタン表示36を送信することにより、選択された関連ニュースとその評価結果(重要度と評価)とが対応付けられた状態でサーバ装置SBに送信される。
図10において、「戻る」のボタン表示37をクリックすることにより、図2に示すメイン画面に復帰される。そして、図2において、「終了」のボタン表示29をクリックすることにより、表示が終了される。
仮想ニュースについては、ユーザ端末US側でもって仮想ニュースの作成とその評価とが行われて、その結果がサーバ装置SBに送信される。すなわち、図2の「仮想ニュース」のボタン表示24をクリックすると共に、仮想ニュースが関連する関連項目を項目のボタン表示26をクリックする。これに伴って、ユーザ端末USの表示画面に、図10に対応した表示が行われる。この場合、表示画面1には、関連項目の表示の他、仮想ニュースを作成する欄と、評価のための重要度と評価を記入する欄とが表示される。表示された各欄に必要事項を記入等した後、「送信」のボタン表示をクリックすることにより、仮想ニュースとその関連項目とその評価結果とがサーバ装置SBに送信される。勿論、サーバ装置SBが受信した内容は、仮想ニュース用のデータベースにおける現在評価値の更新用等として用いられることになる。
図11、図12は、サーバ装置SBによる制御内容を示すフローチャートであり。以下このフローチャートについて説明するが、以下の説明でSはステップを示す。まず図11のS1において、ニュース発信源NHから、ネットワークNWを介して、ニュースが受信される。この後、S2において、受信したニュースに関連する項目が対応付けられて、データベースとして記憶される。この関連付けは、例えばニュース中に含まれる用語(特に重要用語)を分析して、この用語を含むあるいはこの用語と関連度合の高い用語を含む項目が、関連項目として設定される(1つのニュースに対して複数の関連項目が設定される場合あり)。
S2の後、S3において、ユーザ端末UCからニュース配信の要求があるか否かが判別される。このS3の判別でNOのときは、S1に戻る。S3の判別でYESのときは、S4において、ニュースと関連項目とを対応付けて、ユーザ端末UCに送信される(ユーザ端末UCの表示画面1に図10のような表示が行われる)。
S4の後、S5において、ユーザ端末UCからの評価結果が受信したか否かが判別される。このS5の判別でNOのときは、S4に戻る。S5の判別でYESのときは、S6において、受信した評価結果に基づいて、ニュースに直接関連した関連項目と、この関連項目に関連してくる他の他の項目全てについて、その評価値が算出される(図7に示すような評価の実行)。その後、S6で算出された評価値でもって、個人用データベースについての現在評価値が更新される。
S7の後、S8において、今回評価対象となったニュースについての評価数が所定数(例えば50)以上であるか否かが判別される。S8での判別は、つまるところ、1つのニュースについて、所定数以上のユーザからの評価が行われたか否かの判別となる。このS8の判別でNOのときは、S9において、配信されたニュースの1番始めの配信開始から所定期間(例えば48時間)が経過したか否かが判別される。このS9の判別でNOのときは、S8に戻る。
前記S8の判別でYESのときは、S10において、所定数以上の評価値を相加平均して、平均値が算出される。この後、S11において、S10で算出された平均値に基づいて、関連する項目全てについての評価値が算出さる(S6対応)。この後、S12において、S11で算出された各項目の評価値でもって、共通データベースの現在評価値が更新される(S7対応)。なお、S9の判別でYESのときは、そのまま終了される(所定期間内に所定数以上の評価値がえられなかったときで、このときは、共通データベースの現在評価値の更新が行われないことになる)。
図2における終了のボタン表示29がクリックされたときは、図11の制御は終了される。なお、仮想ニュースに基づく評価と現在評価値の更新は、上記と同様にして行われるので、その説明は省略する。
図12は、現在評価値を表示画面1に表示させるための制御例を示すものである。この図12においては、図2における共通評価の表示ボタン22がクリックされているときに対応している(共通データベースにおける現在評価値を表示する制御)。まずS21において、共通用データベースが読み出される。この後、S22において、共通用データベースから、ユーザによって表示要求されている対象となる国や項目についての現在評価値が抽出される。この後、S23において、読み出された現在評価値の変動に大きな影響を与えたニュースが抽出される。そして、S24において、S22,S23で抽出された内容が、ユーザ端末UCに送信される(図8,図9のような表示が行われる)。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。実施形態では、多数の項目を、ほぼ全ての国を対象として設定したが、一部あるいは1つの国のみを対象として設定もよい。また、多数の項目設定に際しては、国以外に、もっと小さい地域、例えば東京都とか、市町村等を対象としたり、ある組織(例えば会社や学校)を対象として設定してもよい。項目設定される地域範囲が狭いほど、ユーザの範囲が限定されて、より身近な小さなニュースを評価対象に含めることができる(例えば地域の環境改善等に利用する)。
設定される多数の項目としては、自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因とのいずれか一方のみとしてもよい。ただし、最近では、地球温暖化等、自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因との相関関係が深くなっているので、この両方の変化要因について多数の項目を設定するのが好ましい。現在評価値の表示は種々の態様で行うことができ、地図を利用した表示を行うこともできる。具体的には、例えば、世界地図上での国別表示を行って、各国毎の良い・悪いを色分けして示すことができる。また、ある1つの国についての地図上で地域別表示を行って、各地域毎の良い・悪いを色分けして表示する等のこともできる。
本発明は、図11、図12に示すような制御を行うシミュレーション装置用プログラムを提供するものであることは勿論のことである。ユーザ端末UCとサーバ装置SBとの役割分担を変えて、例えば、ニュースとその関連項目の配信のみをサーバ装置SBが行う一方、それ以外の制御(例えば図11のS3以下の制御に対応した制御)を、ユーザ端末UC側で行うようにしてもよい(この場合は、制御用プログラムをサーバ装置SBからユーザ端末UCにダウンロードさせることもできる)。また、全ての機能をユーザ端末UCに持たせるようにすることもできる。本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、多数の項目について、ニュースが与える良い・悪いの影響のシミュレーションすることができる。
NW:ネットワーク
SB:サーバ装置
NH:ニュース発信源
UC:ユーザ端末
1:表示画面
2:キーボード(入力手段)
20:表示ボタン(送信用)
21:表示ボタン(ニュース配信用)
22:表示ボタン(共通データベースに基づく表示用)
23:表示ボタン(個人データベースに基づく表示用)
24:表示ボタン(仮想ニュース用)
25:表示ボタン(全項目選択用)
26:表示ボタン(個別項目選択用)
32:表示ボタン(ニュース選択用)
33:表示ボタン(重要度入力用)
34:表示ボタン(評価入力用)
36:表示ボタン(送信用)
α:評価値(関連項目についての直接の評価値)
β:項目間での影響度合
本発明は、自然の変化や人間活動によって生じる変化によって世界がどのような方向に変えられていくのかをシミュレーションできるようにしたシミュレーション装置およびそのプログラムに関するものである。
最近では、種々の分野でシミュレーションが行われている。特許文献1には、シミュレーションを利用して車両の運転訓練を行うものが開示されている。
特開2007−72224号公報
ところで、人間が生活する世界は、自然の変化要因や人間の活動による変化要因によって種々変化される。例えば、鉄鉱石が値上がりすれば、鉄鉱石を産出する国や鉱山会社にとっては良い方向への変化となる一方、製鉄会社や鉄の消費国にとっては原料や鉄製品の値上がりとなって好ましくないものとなる。自然の変化要因としては、例えば、気温、湿度、降水量、積雪量、日照時間等々多数あり、また、人間の活動による変化要因は、平均株価、為替相場、出生率、漁獲量等々多数ある。そして、数多くある自然の変化要因や人間の活動による変化要因は複雑に絡み合って互いに影響しあっているものである。
自然の変化や人間の活動による変化は、ニュースとして一般に広く提供されるものであり、人間はニュースに対して、特に自分が興味を持つ分野においては敏感である。したがって、あるニュースについての良い・悪いの評価を行うことを積み重ねることにより、世界が良い方向に変化していくのかあるいは悪い方向に変化していくのかを予測することが可能となる。そして、このような予測を行うことにより、日常的に行っている人間生活を反省する材料が得られることになり、また今後どのように活動していくべきか等の参考材料となるものともなる。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、ニュースに対する評価を行うことによって、世界が良い方向に変化しているのか悪い方向に変化していくのかをシミュレーションできるようにしたシミュレーション装置およびそのプログラムを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明におけるシミュレーション装置にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因との少なくと一方について多数の項目が設定されて、該多数の項目について良い・悪いについての現在評価値を記憶すると共に、該多数の項目同士での良い・悪いに関する影響度合の相関関係をデータベースとして記憶した記憶手段と、
ニュースと前記多数の項目のうち該ニュースと関連する項目をニュース関連項目として対応づけた状態でユーザの表示画面に提供するニュース提供手段と、
前記提供されたニュースが前記ニュース関連項目に対して与える良い・悪いについてのユーザの評価度合を入力する評価入力手段と、
入力された評価結果に基づいて、前記ニュース関連項目についての前記現在評価値を更新すると共に、該ニュース関連項目に関連する他の項目についても該評価結果と前記影響度合とに基づいて前記現在評価値を更新する評価値更新手段と、
記憶されている現在評価値を前記表示画面に表示させるための評価値表示手段と、
を備えているようにしてある。
上記解決手法によれば、提供されたニュースについて、ニュース関連項目に対して与える影響として良い・悪いの評価を行うことにより、このニュース関連項目のみならず、これに関連した他の項目についても互いの影響度合を勘案されつつ評価されることになる。このような評価を積み重ねることにより、多数の項目の個々についてそれぞれ良い方向に進んでいるのかあるいは悪い方向に進んでいるのかを予測することができ、また多数の項目や複数の項目で構築される世界が全体的に良い方向に進んでいるのかあるいは悪い方向に進んでいるのかをシミュレーションすることができる。
以上に加えて、次のような種々の利点を奏するものとなる。まず、1つのニュースについて多ユーザによる評価を行うことによって、他人の評価も影響し合うことから、インタラクティブ性を有することにもなる。シミュレーションに参加するユーザは、ニュースや世界の動きに対して敏感となり、また良い方向あるいは悪い方向に影響を与える原因を知ることにもなり、積極的に世界を良い方向へ変える材料(機会)を得ることにもなる。勿論、ゲーム感覚で楽しく参加することができることから、上述したような効果をより一層十分に発揮する上で好ましいものとなる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
1つのニュースについての多数ユーザからの多数の評価度合の平均値を求める評価平均値決定手段を備え、
前記評価値更新手段は、前記平均値に基づいて現在評価値を更新する、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、多数ユーザによる評価に基づいたシミュレーションを行って、偏見のない説得性のある評価結果を得る上で好ましいものとなる。
1つのニュースについて多数ユーザから入力された多数の評価度合の平均値を求める評価平均値決定手段を備え、
前記データベースとして、特定ユーザ専用の現在評価値を記憶した専用データベースと、多数ユーザ共通の現在評価値を記憶した共通データベースと、を有し、
前記評価値更新手段は、前記特定ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記専用データベースについて行い、多数ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記評価平均値決定手段で決定された平均値に基づいて前記共通データベースについて行う、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、請求項2に対応した効果に加えて、特定ユーザによる評価結果と多数ユーザによる評価結果との両方を知ることができる。
前記データベースとして、仮想的なニュースとなる仮想ニュースに基づく現在評価値を記憶した仮想用データベースをさらに有し、
前記評価入力手段によって仮想ニュースについての評価度合を入力したとき、前記評価値更新手段は、前記仮想用データベースについての現在評価値を更新する、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、仮想的なニュースの評価結果から、良い方向へと変化させるためにはどのような活動をすればよいのか等の反省材料(機会)を得る等の上で好ましいものとなる。
通信手段を介して、サーバ装置と前記表示画面を備えた多数のユーザ端末とが接続され、
前記サーバ装置に、前記記憶手段とニュース提供手段と評価値更新手段とが構成されており、
前記サーバ装置から、前記通信手段を介して、前記ユーザ端末に対してニュース、前記ニュース関連項目および前記現在評価値が送信され、
前記ユーザ端末から、前記通信手段を介して、前記評価度合が送信される、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、主たる機能をサーバ装置側に負担させることにより、ユーザ端末側の負担を小さくする上で好ましいものとなる。
前記多数の項目が、多数の国毎に、自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因との両方について設定され、
前記相関関係が、多数の国間での多数の項目同士についても設定され、
前記評価値表示手段による現在評価値の表示が、一部の項目について国別に表示を行う表示態様と、1つの国について多数の項目についての表示を行う表示態様とが選択可能とされている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、国別の表示態様と項目別の表示態様とを選択することができる。
前記目的を達成するため、本発明におけるシミュレーション装置用プログラムにあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項7に記載のように、
自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因との少なくと一方について設定された多数の項目について良い・悪いについての現在評価値をシミュレーションするためにコンピュータに実行させるためのシミュレーション装置用プログラムであって、
ニュースと前記多数の項目のうち該ニュースと関連する項目をニュース関連項目として対応づけた状態で表示画面に提供するニュース提供のステップと、
前記提供されたニュースが前記ニュース関連項目に対して与える良い・悪いについての評価度合の入力を受け付ける評価入力受付のステップと、
入力された評価結果に基づいて、前記ニュース関連項目についての前記現在評価値を更新すると共に、前記多数の項目同士での良い・悪いに関する影響度合の相関関係が記憶されたデータベースに照合して該ニュース関連項目に関連する他の項目についての現在評価値を該評価結果と該影響度合とに基づいて更新する評価値更新のステップと、
記憶されている現在評価値を前記表示画面に表示させるステップと、
を備えているようにしてある。上記解決手法によれば、請求項1に対応したシミュレーション装置用のプログラムが提供される。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項8に記載のとおりである。すなわち、
1つのニュースについて多数ユーザから入力された多数の評価度合の平均値を求める評価平均値決定のステップを備え、
前記データベースとして特定ユーザ専用の現在評価値を記憶した専用データベースと多数ユーザ共通の現在評価値を記憶した共通データベースとが設定されて、前記評価値更新のステップでは、前記特定ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記専用データベースについて行い、多数ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記評価平均値決定手段で決定された平均値に基づいて前記共通データベースについて行う、
ようにしてある(請求項8対応)。この場合、請求項3に対応したシミュレーション装置用のプログラムが提供される。
本発明によれば、ユーザがニュースを評価することによって、多数の項目の個々について、また多数の項目から構築される世界について、良い方向に進んでいるのか悪い方向に進んでいるのかをシミュレーションすることができる。
本発明が適用されるネットワークの一例を示す図。 メイン画面の表示例を示す図。 多数の項目同士が互いに影響しあっている関係例を示す図。 情報通信事業が他の事業に及ぼす影響度合の一例を示す図。 多数の項目同士の影響度合を記憶しているデータベース例の一部を示す図。 多数の項目についての現在評価値を記憶しているデータベース例の一例を示す図。 ある項目X1についてαの評価をしたときに、影響度合に応じた関連項目の評価を算出する一例を示す図。 表示画面に表示される評価結果(変動された現在評価値)の一例を示す図。 表示画面に表示される評価結果(変動された現在評価値)の一例を示す図。 サーバ装置での制御例を示すフローチャート。 サーバ装置での制御例を示すフローチャート。 サーバ装置での制御例を示すフローチャート。
図1において、1はネットワークである。このネットワーク1は、実施形態ではインターネットとされているが、例えば電話回線等の専用回線等、適宜のものを選択し得る。このネットワーク1には、コンピュータを利用して構成されたサーバ装置SB、ニュース配信源NHおよび多数のユーザ端末UC1、UC2、UC3・・・が接続されている。ニュース配信源NHは、例えば新聞社や放送局等に装備されたニュース配信用のサーバ装置とされている。なお、以下の説明で、各ユーザ端末を区別する必要のないときは、ユーザ端末を単に「UC」の符合でもって示すこととする。
図1では、4つのユーザ端末UCのみが示されるが、実際には数十〜数万あるいはそれ以上のユーザ端末UCが接続されているものである。ユーザ端末UCは、表示画面1と入力手段としてキーボード2を有する他、ネットワーク1を介しての通信機能と、閲覧ソフト(ブラウザ)を有している。なお、入力手段2としては、キーボード以外に、マウス、マイク等適宜のものあるいはこれらの組み合わせとすることができる。また、ユーザ端末UCは、主としてパーソナルコンピュータ(パソコン)が用いられるが、表示画面、入力手段、通信機能およびブラウザ機能を有するものであれば、ゲーム機、携帯電話機等、適宜の機器類を用いることができる。
ニュース源NHからは、ネットワークNWを介して、サーバ装置SBに対して、ニュースが送信される。ニュースを受信したサーバ装置SBは、ニュースが後述するどの国のどの項目に対応するかを関連づけて記憶することになる。ニュースとこれに関連した関連ニュース(1つのニュースに対して関連項目が1つのときもあれば複数のときもある)とは、対応づけられた状態で、サーバ装置SBにデータベースとして記憶される。なお、サーバ装置SBは、既知のように、ハードディスク等の大容量の記憶装置や、ネットワークNWを利用した通信機能を有する他、各種の処理を行うためのCPU等を有して、XTML文書(画像を含む)やXML文書の配信を行うことが可能となっている。
図2は、ユーザ端末UCがサーバ装置SBにアクセスしたときに、サーバ装置SBから提供されるメイン画面の一例を示す。この図2において、行列欄10が表示されて、最上段となる第1行に、国別の表示が行われている。また、国別表示欄のすぐ下の第2行に、「全グラフ」の表示がされている。第3行以下は、各国毎に、「気温」、「降水量」等の自然の変化要因に関する項目が記載され、また「平均株価」「為替」等の人間の活動による変化要因となる項目が記載されている。国の表示ついては、スクロールボタン11を操作することによる横スクロールによって、設定されている全ての国が表示可能となっている。さらに、自然の変化要因や人間の活動による変化要因となる項目は、極めて多数設定されていて、スクロールボタン12を操作することによる縦スクロールによって、設定されている全ての項目が表示可能となっている。
自然の変化要因としては、上述した他、「日照時間」、「海水温度」、「湿度」等々、多数設定されている。また、人間の活動による変化要因としては、上述した他、例えば経済、政治、社会、文化、環境、技術、産業等々に関する項目として「財政赤字」、「GDP」、「出生率」、「教育普及率」、「進学率」、「犯罪発生率」等々極めて多数の項目が設定されている。このような項目としては、例えば経済、政治、文化、宗教等の大項目、大項目の下位概念となる「中項目」、中項目の下位概念となる「小項目」のように分類できるが、極力もっとも下位概念となる「小項目」でもって設定するのが好ましいものである。
多数の項目同士は、互いに影響しあうことになる。例えば、前述したように、鉄鉱石が値上がりすれば、鉄鉱石を産出する国や鉱山会社にとっては良い方向への変化となる一方、製鉄会社や鉄の消費国にとっては原料や鉄製品の値上がりとなって好ましくないものとなる。また、別の例としては、降水量が少なくなると、例えば農産物の出荷量の減少や砂漠化という悪い方向へと変化する可能性が高いものとなる。このように、多数の項目同士は、他の多の項目あるいは一部の項目と互いに影響し合うことになる。このような項目同士間での影響は、良い方向への変化あるいは悪い方向への変化というように対応付けることができる。図3は、多数の項目同士が互いに影響しあっている状況の部分例を示すものである。
また、ある項目が他の項目に与える影響度合は、他の項目が相違すれば相違することも多いものである。図4には、情報通信事業が、他の事業に与える影響度合の一例を示すものである。図5は、多数の項目をA、B、C、D・・・・というように区別して示した場合に、他の項目に対する影響度合を記憶したデータベース例を示すものである。すなわち、図5において、項目Aは、項目Bに対して「βAB」の影響度合を有し、項目Dに対しては「−βAD」の影響度合を有することを示している。なお、βは、「0よりも大きい値〜1.0」の範囲で設定される(「1.0」のときが影響度合100%ということ)。また、「β」の添え字ABは、項目Aから項目Bに与える影響ということを意味して、したがって、「βBC」は、項目Bが項目Cに与える影響ということを意味する。
さらに「β」の前に「−」の符合を示したときは悪い方向への影響であることを意味し、「−」の符合が無い場合は良い方向への影響であることを意味する。具体的には、例えば項目Aに対して良い方向の評価「α」が与えられた場合、項目Bに対する影響度合は「βAB」となっているので、項目Bに対しては良い方向への影響となる。これに対して、項目Aの項目Dに対する影響度合は「−βAD」となっているので、項目Aに良い方向への評価を行った場合、項目Dに対しては悪い方向への影響となることを示す。
図6は、各項目A、B、C・・・について、現在評価値を記憶したデータベース例を示す。現在評価値は、初期値は所定値(例えば良くも悪くもない中立値)に設定されている。そして、多数の項目A、B、C・・・・について良い・悪いの評価が行われる毎に、多数の項目の一部あるいは全部の現在評価値が変化されることになる。この図6に示すデータベースには、現在評価値として、「共通用」と「個人用(特定ユーザ用)」と「仮想ニュース用」との3種類設定されている。「共通用」のデータベースは、多数ユーザによる評価結果を反映した値である。「個人用」は、ある特定のユーザ専用の評価結果のみを反映した値である。「仮想ニュース用」は、現実のニュースではなく、仮想的に作成されたニュースに基づく評価結果を反映した値である。なお、「仮想ニュース用」は、実施形態では多数ユーザによる評価結果を反映した値としてあるが、ある特定のユーザ専用の評価結果を反映したものでもよい。さらに、「仮想ニュース」について、さらに「共通用」(多数ユーザの評価結果反映)と「個人用」(特定ユーザのみの評価結果反映)との両方を設け得るようにしてもよい。なお、ユーザ端末UCには例えば識別用のIDが付与されて、サーバ装置SBは、ユーザ端末US(つまりユーザ)を1台づつ区別できるようになっている。
図6のデータベースでは、さらに、現在評価値の変動に大きな影響を与えたニュースが、関連ニュースとして複数(例えば上位3つ)記憶されるようになっている。この記憶される関連ニュースは、「共通用」のデータベースに対応したものとなっているが、「個人用」、「仮想ニュース用」にも対応付けて記憶させておくようにしてもよい。
図6に示すデータベースに記憶されている現在評価値の初期値は、全項目について例えば「0」に設定されている。この現在評価値が、ユーザのニュース評価が行われる毎に、後述するように変更(更新)されることになる。現在評価値は、良い方向への上限値が例えば1000(+1000ということ)に設定され、悪い方向への上限値が例えば「−1000」に設定されている。つまり、現在評価値が+1000に近づくほど良い方向へ変化していると判断することができる。
ここで、ユーザが評価する良い・悪いについての評価度合となる評価値「α」は、現在評価値を変更する変動値となる。この評価値「α」は、例えば次のように設定される。まず、重要度が、例えば「1〜5」の5段階設定されて、数値が大きいほど重要度が高いとされる。また、評価が例えば「0」を中心値として「プラス側へ5段階」、「マイナス側へ5段階」設定されている。評価の「プラス」は良い方向への評価であり、評価の「マイナス」は悪い方向への評価となる。ユーザによるニュースの評価操作は、上記重要度と評価との両方を選択することにより行われる。前述した評価値「α」は、重要度を示す数値と評価を示す数値(0以外はプラスとマイナス有り)とを乗算した値とされる。例えば、重要度として「3」を選択し、評価として「4」を選択したときは、「α」は3×4の「12」となる。同様に、例えば、重要度として「1」を選択し、評価として「−3」を選択したときは、「α」は1×(−3)の「−3」となる。なお、1回あたりの評価値αの最大値は、現在評価値の最大値を勘案して設定すればよく、現在評価値の最大値(例えば1000)に対して評価値αの割合が大きいほど、現在評価値を早く(大きく)変動させることができる。なお、図5,図6に示すデータベースは、サーバ装置SBの記憶手段に記憶されているものである。
図7は、項目Aに対してユーザが行った評価結果が評価値αである場合について、項目Aから影響を受ける他の項目B、C等の評価値をどのように設定するかについて説明したものである。この図7は、図5に示すデータベースに対応している。また、図7において、項目を区別するA、B、C等の右横にアンダーラインを付して表示される式が、その評価値である。また、図7は、説明の簡単化のために、項目としては、図5に示す項目A、B、C、Dに限定してる。
まず、項目Aそのものについて、ユーザの評価結果αそのものが設定される。図5のデータベースからして、項目Aから直接影響を受ける項目Bの評価値は、評価値「α」に対して影響度合「βAB」を乗算した「α・βAB」とされる。同様に、項目Aから直接影響を受ける項目Dについての評価値は、「α」に対して「−βAD」を乗算した「α・(−βAD)」とされる。以下同様にして評価値が算出される。
項目Aから影響を受ける項目Bは、項目Cに対して影響を与えることになる。このため、項目Cの評価値が、上述した項目Bの評価値「α・βAB」に対して「−βBC」を乗算した「α・βAB・(−βBC)」として設定される。項目Cは、項目Aに対して影響を与えることになり、このため、項目Cの評価値「α・βAB・(−βBC)」に対して「βCA」を乗算することにより、項目Aの評価値が別途「α・βAB・(−βBC)・βCA」として算出される。このような評価値の算出は、全ての「行」(全ての項目)について実行して終了される。
図7に示すようにして算出された項目A、B、C、Dについての評価値は、例えば項目Aについては、ユーザによる直接評価値となる「α」と、影響関係から項目Cからも影響を受ける「α・βAB・(−βBC)・βCA」との2種類存在する。そして、項目Aについては最終評価値は、項目Aについての全ての(図7での説明の場合は2種類)評価値を加算した、「α+α・βAB・(−βBC)・βCA」となる。同様に、項目Bについては、「α・βAB+α・βAB・(−βBC)・βCD・βDB」となる。項目Cについては、「α・βAB・(−βBC)」のままとなる。項目Dについては、「α・(−βAD)+α・βAB・(−βBC)・βCD」となる。上記のようにして算出された各項目A、B、C、Dについての評価値(最終評価値)は、図6に記憶されている現在評価値に加算されて、現在評価値が更新される。最終評価値の算出つまり現在評価値の更新に際して用いられる評価値「α」としては、共通用データベースについては多数のユーザの評価値を相加平均した値が用いられ、個人用データベースについては特定ユーザの評価値がそのまま用いられる。
現在評価値は、ユーザの選択によって、例えばグラフ式に表示画面1に表示される。現在評価値を表示させるには、図2において、例えば共通評価のボタン表示22をクリックした後、国毎に設定された全グラフを選択するボタン表示25の1つをクリックする。その後、送信のボタン表示20をクリックすることにより、上記選択された内容の現在評価値についての送信要求信号がサーバ装置SBに送信される。この送信要求信号を受けたサーバ装置SBは、選択された内容の現在評価値をユーザ端末UCに送信する。ユーザ端末USの表示画面1に表示される現在評価値の表示例が、図8に示される。この図8の例では、選択されたある国(例えば日本国という同一国)について、多数の項目についての良い・悪いの現在評価値を棒グラフ式に示している。また、ボタン表示25の代わりに、項目選択用のボタン表示26をクリックすることにより、クリックされた項目に関する全ての国の現在評価値が図9のように表示される。この図9は、例えば「降水量」の項目について、国別に良い・悪いの現在評価値を棒グラフ式に示している。
個人用データベースに記憶、更新されている現在評価値を表示させるには、前述した説明において、「共通評価」用のボタン表示22をクリックする代わりに「個人評価」のボタン表示23をクリックすればよい。同様に、仮想ニュース用のデータベースに記憶、更新されている現在評価値を表示させるには、「共通評価」用のボタン表示22をクリックする代わりに「仮想ニュース」のボタン表示24をクリックすればよい。
現在評価値に基づく表示は、小項目をまとめた中項目について行うことができる。例えば、多数の小項目(図5〜図7に示す項目A、B、C・・・に相当)のうち、中項目の概念に含まれる複数の小項目について現在評価値を相加平均することによって、中項目についての現在評価値として示すことができる。この場合、多数の小項目同士の間での重み付けを行って、中項目の現在評価値を算出するようにしてもよい。
同様に、現在評価値に基づく表示を、中項目を集合させた大項目について行うことができる。この場合、大項目に含まれる全ての小項目の現在評価値を相加平均することによって、大項目についての現在評価値を得ることができる。なお、多数の小項目同士の間での重み付けを行って、大項目の現在評価値を算出するようにしてもよい。なお、項目は、大・中・小の3段階に限らず、1段階、2段階あるいは4段階以上に分類する等、適宜設定できるものである。
次に、ニュース(関連ニュース)の配信要求および評価を行う点について、図2,図10参照しつつ説明する。まず、ニュース配信要求は、図2において、例えば「ニュース」のボタン表示21をクリックした後、ある国についての気温、降水量等の項目列に対応したボタン表示26をクリックし、その後、送信のボタン表示20をクリックする。これにより、クリックされたボタン表示に対応した国および項目に対応した関連ニュースについての送信要求信号が、サーバ装置SBに送信される。この送信要求信号を受けたサーバ装置SBは、選択された国および項目に関連したニュースをユーザ端末UCに送信する。これに伴って、表示画面1に例えば図10に示すように関連ニュースが表示される。関連ニュースが複数存在する場合は、ニュース1,ニュース2・・・・のように順次表示されて、表示画面に表示しきれない関連ニュースは、縦スクロール用のスクロールボタン表示31を操作することによって表示可能とされる。なお、図10の表示では、ニュースに関連した関連項目を合わせて表示するようにしてある。
図10における各関連ニュース1には、それぞれ、その左位置に選択欄32が表示されると共に、右位置に、重要度と評価を記入(選択)するための欄33,34が合わせて表示される。ユーザは、表示されている関連ニュースのうち、評価対象とするものを選択欄32にチェックを入れることにより行い、重要度の欄33に重要度を示す数値を記入し、評価の欄34に評価を示す数値を記入する。別の関連ニュースをさらに選択して評価するときは、上記のような手順を繰り返して行えばよい。そして、最後に、送信ボタン表示36を送信することにより、選択された関連ニュースとその評価結果(重要度と評価)とが対応付けられた状態でサーバ装置SBに送信される。
図10において、「戻る」のボタン表示37をクリックすることにより、図2に示すメイン画面に復帰される。そして、図2において、「終了」のボタン表示29をクリックすることにより、表示が終了される。
仮想ニュースについては、ユーザ端末US側でもって仮想ニュースの作成とその評価とが行われて、その結果がサーバ装置SBに送信される。すなわち、図2の「仮想ニュース」のボタン表示24をクリックすると共に、仮想ニュースが関連する関連項目を項目のボタン表示26をクリックする。これに伴って、ユーザ端末USの表示画面に、図10に対応した表示が行われる。この場合、表示画面1には、関連項目の表示の他、仮想ニュースを作成する欄と、評価のための重要度と評価を記入する欄とが表示される。表示された各欄に必要事項を記入等した後、「送信」のボタン表示をクリックすることにより、仮想ニュースとその関連項目とその評価結果とがサーバ装置SBに送信される。勿論、サーバ装置SBが受信した内容は、仮想ニュース用のデータベースにおける現在評価値の更新用等として用いられることになる。
図11、図12は、サーバ装置SBによる制御内容を示すフローチャートであり。以下このフローチャートについて説明するが、以下の説明でSはステップを示す。まず図11のS1において、ニュース発信源NHから、ネットワークNWを介して、ニュースが受信される。この後、S2において、受信したニュースに関連する項目が対応付けられて、データベースとして記憶される。この関連付けは、例えばニュース中に含まれる用語(特に重要用語)を分析して、この用語を含むあるいはこの用語と関連度合の高い用語を含む項目が、関連項目として設定される(1つのニュースに対して複数の関連項目が設定される場合あり)。
S2の後、S3において、ユーザ端末UCからニュース配信の要求があるか否かが判別される。このS3の判別でNOのときは、S1に戻る。S3の判別でYESのときは、S4において、ニュースと関連項目とを対応付けて、ユーザ端末UCに送信される(ユーザ端末UCの表示画面1に図10のような表示が行われる)。
S4の後、S5において、ユーザ端末UCからの評価結果が受信したか否かが判別される。このS5の判別でNOのときは、S4に戻る。S5の判別でYESのときは、S6において、受信した評価結果に基づいて、ニュースに直接関連した関連項目と、この関連項目に関連してくる他の他の項目全てについて、その評価値が算出される(図7に示すような評価の実行)。その後、S6で算出された評価値でもって、個人用データベースについての現在評価値が更新される。
S7の後、S8において、今回評価対象となったニュースについての評価数が所定数(例えば50)以上であるか否かが判別される。S8での判別は、つまるところ、1つのニュースについて、所定数以上のユーザからの評価が行われたか否かの判別となる。このS8の判別でNOのときは、S9において、配信されたニュースの1番始めの配信開始から所定期間(例えば48時間)が経過したか否かが判別される。このS9の判別でNOのときは、S8に戻る。
前記S8の判別でYESのときは、S10において、所定数以上の評価値を相加平均して、平均値が算出される。この後、S11において、S10で算出された平均値に基づいて、関連する項目全てについての評価値が算出さる(S6対応)。この後、S12において、S11で算出された各項目の評価値でもって、共通データベースの現在評価値が更新される(S7対応)。なお、S9の判別でYESのときは、そのまま終了される(所定期間内に所定数以上の評価値がえられなかったときで、このときは、共通データベースの現在評価値の更新が行われないことになる)。
図2における終了のボタン表示29がクリックされたときは、図11の制御は終了される。なお、仮想ニュースに基づく評価と現在評価値の更新は、上記と同様にして行われるので、その説明は省略する。
図12は、現在評価値を表示画面1に表示させるための制御例を示すものである。この図12においては、図2における共通評価の表示ボタン22がクリックされているときに対応している(共通データベースにおける現在評価値を表示する制御)。まずS21において、共通用データベースが読み出される。この後、S22において、共通用データベースから、ユーザによって表示要求されている対象となる国や項目についての現在評価値が抽出される。この後、S23において、読み出された現在評価値の変動に大きな影響を与えたニュースが抽出される。そして、S24において、S22,S23で抽出された内容が、ユーザ端末UCに送信される(図8,図9のような表示が行われる)。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。実施形態では、多数の項目を、ほぼ全ての国を対象として設定したが、一部あるいは1つの国のみを対象として設定もよい。また、多数の項目設定に際しては、国以外に、もっと小さい地域、例えば東京都とか、市町村等を対象としたり、ある組織(例えば会社や学校)を対象として設定してもよい。項目設定される地域範囲が狭いほど、ユーザの範囲が限定されて、より身近な小さなニュースを評価対象に含めることができる(例えば地域の環境改善等に利用する)。
設定される多数の項目としては、自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因とのいずれか一方のみとしてもよい。ただし、最近では、地球温暖化等、自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因との相関関係が深くなっているので、この両方の変化要因について多数の項目を設定するのが好ましい。現在評価値の表示は種々の態様で行うことができ、地図を利用した表示を行うこともできる。具体的には、例えば、世界地図上での国別表示を行って、各国毎の良い・悪いを色分けして示すことができる。また、ある1つの国についての地図上で地域別表示を行って、各地域毎の良い・悪いを色分けして表示する等のこともできる。
本発明は、図11、図12に示すような制御を行うシミュレーション装置用プログラムを提供するものであることは勿論のことである。ユーザ端末UCとサーバ装置SBとの役割分担を変えて、例えば、ニュースとその関連項目の配信のみをサーバ装置SBが行う一方、それ以外の制御(例えば図11のS3以下の制御に対応した制御)を、ユーザ端末UC側で行うようにしてもよい(この場合は、制御用プログラムをサーバ装置SBからユーザ端末UCにダウンロードさせることもできる)。また、全ての機能をユーザ端末UCに持たせるようにすることもできる。本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、多数の項目について、ニュースが与える良い・悪いの影響のシミュレーションすることができる。
NW:ネットワーク
SB:サーバ装置
NH:ニュース発信源
UC:ユーザ端末
1:表示画面
2:キーボード(入力手段)
20:表示ボタン(送信用)
21:表示ボタン(ニュース配信用)
22:表示ボタン(共通データベースに基づく表示用)
23:表示ボタン(個人データベースに基づく表示用)
24:表示ボタン(仮想ニュース用)
25:表示ボタン(全項目選択用)
26:表示ボタン(個別項目選択用)
32:表示ボタン(ニュース選択用)
33:表示ボタン(重要度入力用)
34:表示ボタン(評価入力用)
36:表示ボタン(送信用)
α:評価値(関連項目についての直接の評価値)
β:項目間での影響度合

Claims (8)

  1. 自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因との少なくとの一方について多数の項目が設定されて、該多数の項目について良い・悪いについての現在評価値を記憶すると共に、該多数の項目同士での良い・悪いに関する影響度合の相関関係をデータベースとして記憶した記憶手段と、
    ニュースと前記多数の項目のうち該ニュースと関連する項目をニュース関連項目として対応づけてユーザの表示画面に提供するニュース提供手段と、
    前記提供されたニュースが前記ニュース関連項目に対して与える良い・悪いについてのユーザの評価度合を入力する評価入力手段と、
    入力された評価結果に基づいて、前記ニュース関連項目についての前記現在評価値を更新すると共に、該ニュース関連項目に関連する他の項目についても前記影響度合を勘案して前記現在評価値を更新する評価値更新手段と、
    記憶されている現在評価値を前記表示画面に表示させるための評価値表示手段と、
    を備えていることを特徴とするシミュレーション装置。
  2. 請求項1において、
    1つのニュースについての多数ユーザからの多数の評価度合の平均値を求める評価平均値決定手段を備え、
    前記評価値更新手段は、前記平均値に基づいて現在評価値を更新する、
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
  3. 請求項1において、
    1つのニュースについて多数ユーザから入力された多数の評価度合の平均値を求める評価平均値決定手段を備え、
    前記データベースとして、特定ユーザ専用の現在評価値を記憶した専用データベースと、多数ユーザ共通の現在評価値を記憶した共通データベースと、を有し、
    前記評価値更新手段は、前記特定ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記専用データベースについて行い、多数ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記評価平均値決定手段で決定された平均値に基づいて前記共通データベースについて行う、
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記データベースとして、仮想ニュースに基づく現在評価値を記憶した仮想用データベースをさらに有し、
    前記評価入力手段によって仮想ニュースについての評価度合を入力したとき、前記評価値更新手段は、前記仮想用データベースについての現在評価値を更新する、
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    通信手段を介して、サーバ装置と前記表示画面を備えた多数のユーザ端末とが接続され、
    前記サーバ装置に、前記記憶手段とニュース提供手段と評価値更新手段とが構成されており、
    前記サーバ装置から、前記通信手段を介して、前記ユーザ端末に対してニュース、前記ニュース関連項目および前記現在評価値が送信され、
    前記ユーザ端末から、前記通信手段を介して、前記評価度合が送信される、
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
    前記多数の項目が、多数の国毎に、自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因との両方について設定され、
    前記相関関係が、多数の国間での多数の項目同士についても設定され、
    前記評価値表示手段による現在評価値の表示が、一部の項目について国別に表示を行う表示態様と、1つの国について多数の項目についての表示を行う表示態様とが選択可能とされている、
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
  7. 自然に関する変化要因と人間の活動による変化要因との少なくとの一方について設定された多数の項目について良い・悪いについての現在評価値をシミュレーションするためにコンピュータに実行させるためのシミュレーション装置用プログラムであって、
    ニュースと前記多数の項目のうち該ニュースと関連する項目をニュース関連項目として対応づけて表示画面に提供するニュース提供のステップと、
    前記提供されたニュースが前記ニュース関連項目に対して与える良い・悪いについての評価度合の入力を受け付ける評価入力受付のステップと、
    入力された評価結果に基づいて、前記ニュース関連項目についての前記現在評価値を更新すると共に、前記多数の項目同士での良い・悪いに関する影響度合の相関関係が記憶されたデータベースに照合して該ニュース関連項目に関連する他の項目についての現在評価値を更新する評価値更新のステップと、
    記憶されている現在評価値を前記表示画面に表示させるステップと、
    を備えていることを特徴とするシミュレーション装置用プログラム。
  8. 請求項7において、
    1つのニュースについて多数ユーザから入力された多数の評価度合の平均値を求める評価平均値決定のステップを備え、
    前記データベースとして特定ユーザ専用の現在評価値を記憶した専用データベースと多数ユーザ共通の現在評価値を記憶した共通データベースとが設定されて、前記評価値更新のステップでは、前記特定ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記専用データベースについて行い、多数ユーザによる評価度合の入力に基づく前記現在評価値の更新は前記評価平均値決定手段で決定された平均値に基づいて前記共通データベースについて行う、
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
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