JP2011530264A - フェムト・セルをサポートするための強化されたアイドル・ハンドオフ - Google Patents

フェムト・セルをサポートするための強化されたアイドル・ハンドオフ Download PDF

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Abstract

無線通信環境においてアイドル・ハンドオフを実行することを容易にするシステムおよび方法が記載される。基地局から受信したパイロットの信号品質が測定され、パイロットが受信された基地局のタイプ(例えば、フェムト、マクロ)が識別される。例によれば、基地局のタイプが、フェムト・セル基地局であると識別された場合、この基地局は、好ましいか、あるいは、好ましくないかの何れかであると認識されうる。さらに、パイロットの信号品質が、エントリしきい値を上回り、この基地局がフェムト・セル基地局であると識別された場合、リンガ・タイマが起動されうる。さらに、リンガ・タイマが終了すると、基地局から受信したパイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値に応じて、基地局へのアイドル・ハンドオフが実行されうる。

Description

優先権主張
本願は、本明細書に参照によって明確に組み込まれ、本願の譲受人に譲渡され、2008年8月4日に出願され、“SYSTEM AND METHOD FOR ENHANCED IDLE HANDOFF TO SUPPORT FEMTO CELLS”と題された仮出願61/086,11号に対する優先権を主張する。
以下の記載は、一般に、無線通信に関し、さらに詳しくは、無線通信環境において、モバイル・デバイスによって有効とされたアイドル・ハンドオフを強化するために、リンガ・タイマ(linger timer)を導入することに関する。
無線通信システムは、例えば、音声、データ等のようなさまざまなタイプの通信コンテンツを提供するために広く開発された。一般的な無線通信システムは、利用可能なシステム・リソース(例えば、帯域幅、送信電力等)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムでありうる。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム等を含む。さらに、これらシステムは、例えば、第3世代パートナシップ計画(3GPP)、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、および/または、例えばイボリューション・データ・オプティマイズド(EV−DO)のようなマルチ・キャリア無線仕様、あるいはこれら技術の1または複数の改訂技術等に準拠しうる。
通常、無線多元接続通信システムは、複数のモバイル・デバイスのための通信を同時にサポートすることができる。おのおののモバイル・デバイスは、順方向リンクおよび逆方向リンクによる送信を介して、1または複数の基地局と通信することができる。順方向リンク(すなわち、ダウンリンク)は、基地局からモバイル・デバイスへの通信リンクを称し、逆方向リンク(すなわち、アップリンク)は、モバイル・デバイスから基地局への通信リンクを称する。さらに、モバイル・デバイスと基地局との間の通信は、単一入力単一出力(SISO)システム、複数入力単一出力(MISO)システム、複数入力複数出力(MIMO)システム等によって確立されうる。さらに、モバイル・デバイスは、ピア・ツー・ピア無線ネットワーク構成で、他のモバイル・デバイスと(および/または基地局が他の基地局と)通信することができる。
ヘテロジニアスな無線通信システムは一般に、さまざまなタイプの基地局を含みうる。それらのおのおのは、異なるセル・サイズに関連付けられうる。例えば、マクロ・セル基地局は、一般に、マスト、屋上、その他の既存の構造等の上に搭載されたアンテナ(単数または複数)を導入する。さらに、マクロ・セル基地局はしばしば、数10ワットのオーダの電力出力を有しており、広いエリアのために有効通信範囲を提供しうる。フェムト・セル基地局は、最近出現した別のクラスの基地局である。フェムト・セル基地局は一般に、住居または小規模なビジネス環境のために設計されており、バックホールのための既存のブロードバンド・インターネット接続(例えば、デジタル加入者ライン(DSL)、ケーブル)やモバイル・デバイスと通信するために、無線技術(例えば、3GPPユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)またはロング・ターム・イボリューション(LTE)、1xイボリューション・データ・オプティマイズド(1xEV−DO))を用いて、モバイル・デバイスに無線有効通信範囲を提供しうる。フェムト・セル基地局はまた、ホーム・ノードB(HNB)、フェムト・セル等とも称される。他のタイプの基地局の例は、ピコ・セル基地局、ミクロ・セル基地局等を含む。
さまざまなタイプの基地局を含んでいる無線通信システムでは、モバイル・デバイスは、フェムト・セル基地局に関連付けられた有効通信範囲エリアに繰り返し出入りしうる。車によるシナリオ、あるいは、徒歩によるシナリオの下では、モバイル・デバイスは、頻繁にフェムト・セル基地局に遭遇する場合があり、フェムト・ネットワークとマクロ・ネットワークとの間で切り替わる可能性がある。例えば、モバイル・デバイスは、従来、フェムト・セル基地局に登録し、その後、直ちに、フェムト・セル基地局を離れうる(例えば、近くのマクロ・セル基地局に登録する)。したがって、再選択および登録が不必要に実行されうる。これは、(例えば、近くのマクロ・セル基地局から)フェムト・セル基地局に入ること、および、(近くのマクロ・セル基地局へ戻るために)フェムト・セル基地局を出ること、に対応するネットワーク・トラフィック(例えば、登録に関連付けられた負荷)の増加をもたらす。さらに、不必要な再選択および登録は、モバイル・デバイスの待機時間(例えば、バッテリ寿命)に不利なインパクトを与えうる。
さらに、モバイル・デバイスのモビリティを評価するための一般的なメトリックは、信頼性が低い。例えば、セル内での高いモビリティが、低いモビリティと見なされる一方、静止しているモバイル・デバイスが、ラジオ周波数(RF)の変動によって、高いモビリティを有するものと宣言されることがある。したがって、従来技術は、モバイル・デバイスのモビリティを十分に説明することができない。別の例によれば、モバイル・デバイスが、フェムト・セル基地局を無視する(例えば、マクロ・セル基地局からフェムト・セル基地局への引渡しを控える)場合、例えば、欠落コール、喪失ページ等をもたらすさまざまな問題が生じる。
以下は、1または複数の態様の基本的な理解を与えるために、そのような態様の簡略化された概要を示す。この概要は、考えられるすべての態様の広範囲な概観ではなく、すべての態様の重要要素や決定的要素を特定することも、何れかまたは全ての態様のスコープを線引きすることも意図されていない。その唯一の目的は、後に示されるより詳細な記載に対する前置きとして、簡略化された形式で1または複数の態様のいくつかの概念を表すことである。
1または複数の実施形態および対応する開示によれば、さまざまな態様は、無線通信環境においてアイドル・ハンドオフを実行することに関して記載される。受信された、基地局からのパイロットの信号品質が測定され、このパイロットが送信された基地局のタイプ(例えば、フェムト・セル)が識別される。例によれば、基地局のタイプが、フェムト・セル基地局であると識別された場合、この基地局は、好ましいか、あるいは、好ましくないかの何れかであると認識されうる。さらに、パイロットの信号品質が、エントリしきい値を超え、基地局がフェムト・セル基地局であると識別された場合、リンガ・タイマが起動されうる。さらに、リンガ・タイマが終了すると、基地局から受信したパイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値に応じて、基地局へのアイドル・ハンドオフが実行されうる。
関連する態様によれば、本明細書では、方法が記載される。この方法は、受信された、基地局からのパイロットの信号品質を測定することを含みうる。さらに、この方法は、パイロットが受信された基地局が、フェムト・セル基地局であるか、マクロ・セル基地局であるかを識別することを含みうる。さらに、この方法は、パイロットの信号品質が、エントリしきい値を超え、基地局が、フェムト・セル基地局であると識別された場合、リンガ・タイマを起動することを備えうる。この方法はまた、リンガ・タイマが終了すると、基地局から受信したパイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値に応じて、基地局へのアイドル・ハンドオフを実行することを含みうる。
別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、少なくとも1つのプロセッサを含みうる。少なくとも1つのプロセッサは、受信された、基地局からのパイロットの信号品質をモニタするように構成されうる。この少なくとも1つのプロセッサはまた、パイロットが受信された基地局のタイプを識別するように構成されうる。さらに、この少なくとも1つのプロセッサは、基地局のタイプが、フェムト・セル基地局であると識別された場合、この基地局は、好ましいか、あるいは、好ましくないと認識されるように構成されうる。さらに、少なくとも1つのプロセッサは、このパイロットの信号品質がエントリしきい値を上回り、基地局のタイプが、フェムト・セル基地局であると識別された場合、リンガ・タイマを起動するように構成されうる。この少なくとも1つのプロセッサはさらに、リンガ・タイマが終了すると、基地局から受信したパイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値と、この基地局が好ましいか、あるいは好ましくないと認識されたかに応じて、基地局へのアイドル・ハンドオフを有効にするように構成されうる。
また、別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、基地局から取得したパイロットの信号品質を測定する手段を含みうる。さらに、この無線通信装置は、パイロットが取得された基地局のタイプを認識する手段を含みうる。さらに、この無線通信装置は、パイロットの信号品質がエントリしきい値を上回り、基地局が、フェムト・セル基地局であると認識された場合、リンガ・タイマを起動する手段を含みうる。さらに、この無線通信装置は、リンガ・タイマが終了すると、基地局から取得されたパイロットの信号品質の1または複数のその後の測定値に基づいて、基地局へのアイドル・ハンドオフを有効にする手段を備えうる。
また、別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を備えうるコンピュータ・プログラム製品に関する。このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、基地局からの、受信されたパイロットの信号品質を測定させるためのコードを含みうる。このコンピュータ読取可能媒体はさらに、少なくとも1つのコンピュータに対して、パイロットが受信された基地局が、フェムト・セル基地局であるか、マクロ・セル基地局であるかを識別させるためのコードを備えうる。さらに、このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、パイロットの信号品質がエントリしきい値を超え、基地局がフェムト・セル基地局であると識別された場合、リンガ・タイマを起動させるためのコードを含みうる。さらに、このコンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、リンガ・タイマが終了すると、基地局から受信したパイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値に応じて、基地局へのアイドル・ハンドオフを実行させるためのコードを含みうる。
さらに別の態様は、1または複数の基地局から受信したおのおののパイロットの信号品質を評価するパイロット強度測定構成要素を含む装置に関する。さらに、この装置は、受信したおのおののパイロットが、フェムト・セル基地局に対応するか、あるいは、マクロ・セル基地局に対応するかを検出するタイプ識別構成要素を含みうる。この装置はまた、エントリしきい値を超えるものとパイロット強度測定要素によって検出された信号品質を持つフェムト・セル基地局に対応すると認識された特定のパイロットについて、リンガ・タイマを起動する、タイマ構成要素を含みうる。さらに、この装置は、リンガ・タイマの終了時に、フェムト・セル基地局へのアイドル・ハンドオーバを実行するかを評価するハンドオーバ選択構成要素を含みうる。
前述した目的および関連する目的を達成するために、1または複数の実施形態は、後に十分に記載され、特許請求の範囲において特に指摘されている特徴を備える。次の記載および添付図面は、1または複数の態様のある例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、さまざまな態様の原理が適用されるさまざまな方式のうちの極く一部しか示しておらず、本説明は、そのような態様およびそれらの均等物の全てを含むことが意図されている。
図1は、本明細書に記載されたさまざまな態様にしたがう無線通信システムの例示である。 図2は、無線通信環境におけるアイドル・ハンドオフに関連してリンガ・タイマを適用するシステムの例示である。 図3は、無線通信環境において、基地局のタイプを認識することを容易にするシステムの例示である。 図4は、無線通信環境において、リンガ・タイマを導入することによって、モバイル・デバイスが、ソース基地局から別の基地局へハンドオフできるようにするシステムの例示である。 図5は、無線通信環境において、モバイル・デバイスが、他の基地局(例えば、好ましくないフェムト・セル基地局、マクロ・セル基地局)に優先して、好ましいフェムト・セル基地局に引き続き関連付けられるようにするシステムの例示である。 図6は、無線通信環境において、アイドル・ハンドオフ手順に関連してオフ周波数スキャン(off frequency scans)を実行するシステムの例示である。 図7は、無線通信環境において、アイドル・ハンドオフを有効にするかを評価することを容易にする方法の例示である。 図8は、無線通信環境において、好ましいフェムト・セル基地局との関連付け維持することを容易にする方法の例示である。 図9は、無線通信環境において、好ましいフェムト・セル基地局のセットのために第1のリンガ・タイマを、好ましくないフェムト・セル基地局のセットのために第2のリンガ・タイマを利用することを容易にする方法の例示である。 図10は、無線通信システムにおいて、アイドル・ハンドオフを実行するかを評価するモバイル・デバイスの例示である。 図11は、無線通信環境においてパイロットを送信するシステムの例示である。 図12は、本明細書の教示が実現される、多くのユーザをサポートするように構成された無線通信システムの例示である。 図13は、ネットワーク環境内に1または複数のフェムト・ノードが適用される通信システムの例示である。 図14は、おのおのがいくつかのマクロ有効通信範囲エリアを含んでいるいくつかのトラッキング・エリア(あるいは、ルーティング・エリアまたはロケーション・エリア)が定義されている有効通信範囲マップの例示である。 図15は、本明細書で開示されたされたさまざまなシステムおよび方法と共に適用されうる無線ネットワーク環境の例示である。 図16は、無線通信環境において、アイドル・ハンドオフを有効にすることを可能にするシステムの例示である。
さまざまな態様が、図面を参照して記載される。以下の記載では、説明の目的のために、1または複数の態様の完全な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が述べられる。しかしながら、そのような態様は、これら具体的な詳細無しで実現されうることが明確である。
本願で使用されるように、用語「構成要素」、「モジュール」、「システム」等は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、あるいは実行中のソフトウェアのうちの何れかであるコンピュータ関連エンティティを含むことが意図されている。例えば、構成要素は、限定される訳ではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行形式、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでありうる。例示によれば、コンピュータ・デバイス上で実行中のアプリケーションと、コンピュータ・デバイスとの両方が構成要素になりえる。1または複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在し、構成要素は、1つのコンピュータに局在化されるか、および/または、複数のコンピュータに分散されうる。さらに、これらの構成要素は、さまざまなデータ構造を格納したさまざまなコンピュータ読取可能媒体から実行可能である。これら構成要素は、(例えば、信号によってローカル・システムや分散システム内の他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータ、および/または、他のシステムを備えた例えばインターネットのようなネットワークを介して他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータのような)1または複数のデータのパケットを有する信号にしたがって、ローカル処理および/またはリモート処理によって通信することができる。
さらに、本明細書では、さまざまな態様が、有線端末または無線端末でありうる端末に関連して開示される。端末は、システム、デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、モバイル・デバイス、遠隔局、遠隔端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末、通信デバイス、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、またはユーザ機器(UE)とも称されうる。無線端末は、セルラ電話、衛星電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、無線ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、コンピュータ・デバイス、あるいは無線モデムに接続されたその他の処理デバイスでありうる。さらに、本明細書では、さまざまな態様が、基地局に関して記載される。基地局は、無線端末と通信するために利用することができ、アクセス・ポイント、ノードB、イボルブド・ノードB(eNode B、eNB)、あるいはその他のいくつかの用語で称されうる。
さらに、用語「または」は、排他的な「または」ではなく、包括的な「または」を意味することが意図されている。すなわち、別に示されていない場合、あるいは、文脈から明らかではない場合、「XはAまたはBを適用する」という句は、自然な包括的な置き換えのうちの何れかを意味することが意図されている。すなわち、「XはAまたはBを使用する。」という句は、以下の例のうちの何れによっても満足される。XはAを使用する。XはBを使用する。あるいは、XはAとBとの両方を使用する。さらに、本願および特許請求の範囲で使用されているような冠詞“a”および“an”は、特に指定されていない場合、あるいは、単数を対象としていることが文脈から明らかではない場合、一般に、「1または複数」を意味するものと解釈されるべきである。
本明細書に記述された技術は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、およびその他のシステムのようなさまざまな無線通信システムに使用することができる。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば置換可能に使用される。CDMAシステムは、例えばユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000等のようなラジオ技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAのその他の変形を含んでいる。さらに、CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、例えばイボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実現することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、ダウンリンクではOFDMAを適用し、アップリンクではSC−FDMAを適用するE−UTRAを用いるUMTSのリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、およびGSMは、「第3世代パートナシップ計画プロジェクト」(3GPP)と命名された組織からのドキュメントに記述されている。それに加えて、CDMA2000およびウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)は、“第3世代パートナシップ計画2”(3GPP2)と命名された機構からの文書に記載されている。さらに、そのような無線通信システムは、アンペア(unpaired)な無許可のスペクトルをしばしば用いるピア・トゥ・ピア(例えば、モバイル・トゥ・モバイル)アド・ホック・ネットワーク・システム、802.xx無線LAN、Bluetooth(登録商標)、および、その他任意の短距離または長距離の無線通信技術を含みうる。
シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、シングル・キャリア変調および周波数ドメイン等値化を用いる。SC−FDMAは、OFDMAシステムと類似の性能を有し、本質的に全体的に同等の複雑さを有する。SC−FDMA信号は、その固有のシングル・キャリア構造により、より低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、例えば、より低いPAPRが送信電力効率の観点からアクセス端末に非常に役立つアップリンク通信で使用されうる。したがって、SC−FDMAは、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)すなわちイボルブドUTRAにおけるアップリンク多元接続性スキームとして実施されうる。
本明細書に記載されたさまざまな態様または特徴は、標準的なプログラミング技術および/またはエンジニアリング技術を用いた方法、装置、または製造物品として実現されうる。本明細書で使用される用語「製造物品」は、任意のコンピュータ読取可能デバイス、キャリア、または媒体からアクセスすることが可能なコンピュータ・プログラムを含むことが意図される。例えば、コンピュータ読取可能媒体は、限定される訳ではないが、磁気記憶装置(例えば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなど)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、DVDなど)、スマート・カード、およびフラッシュ・メモリ・デバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キー・ドライブなど)を含みうる。さらに、本明細書に記載されたさまざまな記憶媒体は、情報を格納するための1または複数のデバイス、および/または、その他の機械読取可能媒体を表すことができる。用語「機械読取可能媒体」は、限定されることなく、無線チャネル、および、命令群および/またはデータを格納、包含、および/または搬送することができるその他任意の媒体を含みうる。
図1に示すように、本明細書に記載されたさまざまな実施形態にしたがった無線通信システム100が例示されている。システム100は、複数のアンテナ・グループを含むことができる基地局102を含む。例えば、1つのアンテナ・グループは、アンテナ104およびアンテナ106を含むことができ、別のグループはアンテナ108およびアンテナ110を備えることができ、さらに別のグループはアンテナ112およびアンテナ114を含むことができる。おのおののアンテナ・グループについて2本のアンテナしか例示されていないが、2本より多いアンテナ、または2本より少ないアンテナも、各グループのために利用されうる。基地局102はさらに、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含みうる。それらおのおのは、当業者によって理解されるように、信号の送信および受信に関連する複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナなど)を備えうる。
基地局102は、例えばモバイル・デバイス116およびモバイル・デバイス122のような1または複数のモバイル・デバイスと通信しうる。しかしながら、基地局102は、モバイル・デバイス116およびモバイル・デバイス122に類似した実質的に任意の数のモバイル・デバイスと通信しうることが理解されるべきである。モバイル・デバイス116、122は例えば、セルラ電話、スマート・フォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド・コンピュータ・デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、および/または、無線通信システム100を介して通信するのに適切なその他任意のデバイスでありうる。図示するように、モバイル・デバイス116は、アンテナ112およびアンテナ114と通信している。ここで、アンテナ112およびアンテナ114は、順方向リンク118によってアクセス端末116へ情報を送信し、逆方向リンク120によってアクセス端末116から情報を受信する。さらに、モバイル・デバイス122はアンテナ104およびアンテナ106と通信している。ここで、アンテナ104およびアンテナ106は、順方向リンク124でアクセス端末122へ情報を送信し、逆方向リンク126でアクセス端末122から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、例えば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用し、順方向リンク124は、逆方向リンク126によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することができる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、順方向リンク118および逆方向リンク120は、共通の周波数帯域を使用し、順方向リンク124および逆方向リンク126は、共通の周波数帯域を使用することができる。
通信するように指定された領域および/またはアンテナのおのおののグループは、基地局102のセクタと称されうる。例えば、基地局102によってカバーされる領域のセクタ内のアクセス端末に通信するように、複数のアンテナが設計されうる。順方向リンク118および順方向リンク124による通信では、基地局102の送信アンテナは、アクセス端末116およびアクセス端末122のための順方向リンク118および順方向リンク124の信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを適用することができる。また、基地局102が、関連付けられた有効通信範囲にランダムに散在したモバイル・デバイス116、122に送信するためにビームフォーミングを利用している間、近隣セル内のモバイル・デバイスは、すべてのモバイル・デバイスに対して単一のアンテナによって送信している基地局に比べて、少ない干渉しか被らない。
システム100は、アイドル・ハンドオフ手順の効率的なパフォーマンスを支援しうる。例えば、基地局102は、マクロ・セル基地局、フェムト・セル基地局等でありうる。さらに、近隣基地局(単数または複数)(図示せず)は、基地局102の近傍に位置しており、これら近傍基地局(単数または複数)は、マクロ・セル基地局(単数または複数)、フェムト・セル基地局(単数または複数)等でありうる。モバイル・デバイス116、122はおのおの、基地局102および近隣基地局(単数または複数)によってそれぞれ送信されたパイロットを取得しうる。例えば、パイロットは、モバイル・デバイス116、122によって実行されたアイドル・モード探索中に受信されうる。さらに、モバイル・デバイス116、122は、取得したパイロットの強度、信号品質等を測定しうる。
さらに、モバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス116、モバイル・デバイス122)は、受信したパイロットが、マクロ・セル基地局から発せされたものであるか、フェムト・セル基地局から発せされたものであるか(例えば、受信したパイロットが、マクロ・パイロットであるか、あるいは、フェムト・パイロットであるか)を識別しうる。フェムト・セル基地局から送信されたパイロットの強度、信号品質等が、エントリしきい値を上回ることを検出すると、モバイル・デバイスは、リンガ・タイマを起動しうる。リンガ・タイマが終了すると、モバイル・デバイスは、フェムト・セル基地局から受信したパイロットに関連する、1または複数のその後の強度測定値、信号品質等に少なくとも部分的に基づいて、フェムト・セル基地局へのアイドル・ハンドオフを実行するかを分析しうる。
したがって、(例えば、基地局102、近隣基地局のような)ソース基地局にキャンプした場合、フェムト・セル基地局は、フェムト・セル基地局に対応するパイロットが、エントリしきい値を上回っていると検出された時点において、モバイル・デバイスによって、ハンドオフの候補として識別されうる。そして、モバイル・デバイスは、その時点において、リンガ・タイマを起動しうる。例えば、ソース基地局が、マクロ・セル基地局である(例えば、マクロ・セル基地局から、識別されたフェムト・セル基地局へと移行した)場合、あるいは、別のネットワークに属するフェムト・セル基地局へと移行した(例えば、第1のネットワークに属するフェムト・セル基地局から、別の第2のネットワークに属する、識別されたフェムト・セル基地局へ移行した)場合、リンガ・タイマが適用されうる。モバイル・デバイスは、リンガ・タイマに関連付けられた期間の終了まで待って、フェムト・セル基地局へのハンドオフを行うか、および/または、フェムト・セル基地局へのハンドオフを有効にするかを評価する。したがって、モバイル・デバイスは、リンガ・タイマに関連付けられた期間中、ソース基地局にキャンプし続ける。ソース基地局へのキャンプし続けることによって、フェムト・セル基地局へのハンドオフと、モバイル・デバイスがモビリティ・シナリオの下で動作している場合に従来技術を適用しているとしばしば遭遇する、ソース基地局への復帰との間の迅速な移行とが緩和されうる。モバイル・デバイスは、再選択および/または登録を有効にする前に、リンガ・タイマによって示された少なくとも最短期間の間、フェムト・セル基地局を認識することができる。前述したリンガ・タイマを導入することによって、モバイル・デバイスの待機時間が、著しく改善されうる。さらに、フェムト・セル基地局への不必要な登録に対応する高価な量のネットワーク・トラフィックが、前述したリンガ・タイマを利用することによって低減されうる。
さらに、フェムト・セル基地局は、モバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス116、モバイル・デバイス122)のために好ましいか、あるいは、好ましくはない。したがって、モバイル・デバイスは、好ましいフェムト・セル基地局と、好ましくないフェムト・セル基地局とを区別しうる。さらに、好ましいフェムト・セル基地局のサービスが強化された(例えば、好ましいフェムト・セル基地局が、モバイル・デバイスのために好ましい課金に関連付けられうる)と仮定すると、モバイル・デバイスは、好ましいフェムト・セル基地局に積極的に関連する。さらに、モバイル・デバイスは、好ましいフェムト・セル基地局において有効なサービスがサポートされている限り、好ましいフェムト・セル基地局からのパイロットが、(例えば、好ましくないフェムト・セル基地局(単数または複数)、マクロ・セル基地局(単数または複数)からの)他のパイロットよりも弱い場合であっても、好ましいフェムト・セル基地局からのハンドオフを差し控えうる。
図2に示すように、無線通信環境において、アイドル・ハンドオフに関連するリンガ・タイマを適用するシステム200が例示されている。システム200は、情報、信号、データ、命令群、コマンド、ビット、シンボル等を送信および/または受信しうるモバイル・デバイス202を含む。モバイル・デバイス202は、順方向リンクおよび/または逆方向リンクによって、ソース基地局204と通信しうる。ソース基地局204は、情報、信号、データ、命令群、コマンド、ビット、シンボル等を送信および/または受信しうる。ソース基地局204は、任意のタイプの基地局(例えばフェムト・セル基地局、ピコ・セル基地局、ミクロ・セル基地局、マクロ・セル基地局)でありうる。さらに、システム200は、任意の数の他の基地局(例えば、他の基地局1 206、・・・、他の基地局X 208、ここで、Xは、実質的に任意の整数でありうる)を含みうる。これら他の基地局206−208はおのおの、ソース基地局204に実質的に類似しうる。他の基地局206−208はおのおの、任意のタイプの基地局(例えばフェムト・セル基地局、ピコ・セル基地局、ミクロ・セル基地局、マクロ・セル基地局)でありうることが認識されるべきである。さらに、図示していないが、モバイル・デバイス202に類似の任意の数のモバイル・デバイスが、システム200に含まれうることが考慮される。
モバイル・デバイス202は、ソース基地局204にキャンプしうる。さらに、モバイル・デバイス202は、アイドル・モードにある間、近くに位置する別の基地局(単数または複数)206−208から送信されたパイロットを求める探索を有効にしうる。本明細書においてより詳細に説明されるように、探索の一部として受信されたパイロット(例えば、発見されたパイロット(単数または複数)、ソース基地局204および/または別の基地局(単数または複数)206−208からのパイロット(単数または複数))に少なくとも部分的に基づいて、モバイル・デバイス202は、他の基地局(単数または複数)206−208のうちの特定の1つへのハンドオフを選択しうる。
モバイル・デバイス202は、受信したおのおののパイロットの信号品質を評価しうるパイロット強度測定構成要素210を含みうる(例えば、パイロット(単数または複数)は、ソース基地局204、他の基地局1 206、・・・、他の基地局X 208のうちの1または複数から受信されうる)。例によれば、パイロット強度測定構成要素210は、おのおのの得られたパイロットに関連付けられた強度を測定しうる。さらなる例によれば、パイロット強度測定構成要素210は、受信したパイロットの信号品質を、受信した合計の信号強度に対する、受信したパイロット強度として分析しうる。この例によれば、パイロット強度測定構成要素210は、受信したおのおののパイロットの信号品質(Ecp/Io)を導出するために、キャリアで受信したパイロット信号強度(Ecp)と、合計の信号強度(Io)とを測定する。しかしながら、パイロットに関連するその他任意のタイプの測定値も、特許請求の範囲のスコープ内に含まれることが意図されるものと認識されるべきである。
さらに、モバイル・デバイス202は、受信したおのおののパイロットが、フェムト・セル基地局に対応しているか、マクロ・セル基地局に対応しているか(例えば、受信したおのおののパイロットが、フェムト・セル基地局によって送信されたか、あるいは、マクロ・セル基地局によって送信されたか、受信したおのおののパイロットが、フェムト・パイロットであるか、あるいは、マクロ・パイロットであるか)を検出するタイプ識別構成要素212を含みうる。したがって、パイロットが、モバイル・デバイス202によって他の基地局1 206から取得された場合、タイプ識別構成要素212は、他の基地局1 206が、フェムト・セル基地局であるか、あるいは、マクロ・セル基地局であるかを判別しうる。例えば、タイプ識別構成要素212は、好適ユーザ・ゾーン・リスト(PUZL)、フェムト近隣リスト・メッセージ(FNLM)、および/または、その他任意の学習技術を利用することによって、マクロ・パイロットであるパイロットと、所与の領域内のフェムト・パイロットとを識別しうる。
モバイル・デバイス202は、さらにリンガ・タイマを実現するタイマ構成要素214を含みうる。リンガ・タイマは、モバイル・デバイス202が、フェムト・セル基地局の有効通信範囲エリア内にある期間を測定するために利用されうる。例によれば、タイマ構成要素214は、パイロット強度測定構成要素210によって、エントリしきい値を上回っていると検出された信号品質を持つ(例えば、タイプ識別構成要素212によって識別された)パイロットをフェムト・セル基地局から受信すると、リンガ・タイマを起動しうる(例えば、フェムト・セル基地局に関連付けられた検出された信号品質は、フェムト・セル基地局が、再選択に適切であることを意味する)。例えば、モバイル・デバイス202は、リンガ・タイマに関連付けられた期間中、不連続受信(DRX)アクティビティを再開しうる。さらに、タイマ構成要素214によって制御され、リンガ・タイマが終了すると、モバイル・デバイス202は、そのようなパイロットの信号品質のその後の1または複数の測定値に基づいて、受信したパイロットに関連付けられたフェムト・セル基地局へのアイドル・ハンドオフを実行するかを評価しうる。
(例えば、他の基地局206−208のうちの1つである)フェムト・セル基地局へハンドオフするかを選択する場合、タイマ構成要素214は、リンガ・タイマを実行する一方、(例えば、モバイル・デバイス202がハンドオフすることを選択する他の基地局206−208のうちの1つである)マクロ・セル基地局へハンドオフするかを評価する場合、タイマ構成要素214は、リンガ・タイマを適用する必要は無い。リンガ・タイマは、マクロ・セル基地局からハンドオフする(例えば、ソース基地局204が、マクロ・セル基地局である)場合に、タイマ構成要素214によって実行されうる。しかしながら、そのようなフェムト・セル基地局が、共有のネットワークに属しており。1つのフェムト・セル基地局から、他のフェムト・セル基地局へハンドオフする場合、リンガリングは、適用される必要は無い(例えば、共有のキャンパス規模のネットワークにともに含まれるフェムト・セル基地局を超えて移動する場合、従来のアイドル・ハンドオフ手順が使用されうる)。したがって、モバイル・デバイス202が、現在、好ましいフェムト・セル基地局(例えば、ソース基地局204)にキャンプしている場合、タイマ構成要素214は、近くの好ましいフェムト・セル基地局へハンドオフすることに関連して使用されるべきリンガ・タイマを提供する必要は無い。そうではなく、近くの好ましいフェムト・セル基地局(例えば、他の基地局206−208のうちの1つ)が、好ましいフェムト・セル・ソース基地局204からのパイロットと比較して高い信号品質を持つパイロットに関連付けられている場合、モバイル・デバイス202は、リンガ・タイマを用いることなく、近くの好ましいフェムト・セル基地局へとハンドオフしうる。
タイマ構成要素214によって実現されるリンガ・タイマを用いることによって、フェムト・セル基地局の再選択と、歩行や車による移動に関するその後の登録を回避することができる。したがって、マクロ・セル基地局とフェムト・セル基地局との間のピン・ポン選択が緩和され、これによって、モバイル・デバイス202の待機時間を改善し、不必要なネットワーク・トラフィックを低減させる。
例によれば、タイマ構成要素214によって設定されるリンガ・タイマの期間は、3分未満(例えば、180秒未満、60乃至180秒、1分)である。しかしながら、権利主張される主題は、リンガ・タイマの任意の期間をカバーすることが意図されることが考慮されるべきである。さらに、リンガ・タイマの期間は、事前設定されたり、動的に決定されたり、(例えば、オペレータによって)設定可能とされる等されうる。さらに、リンガ・タイマの期間は、固定されたり、異なる時間において、所与のフェムト・セル基地局に入る場合に変更されたり、別のフェムト・セル基地局に入る場合に変更されたり等されうる。別の例によれば、タイマ構成要素214によって管理されるリンガ・タイマは、一連のサンプリング時間に対応しうる。したがって、タイマ構成要素214によって制御されるように、N個のサンプルのシリーズからなるパイロット品質が、パイロット強度測定構成要素210によって生成されうる。ここで、Nは、実質的に任意の整数でありうる。
タイマ構成要素214によって提供されるリンガ・タイマは、例えば、パイロット毎ベースで適用されうる。この例によれば、複数のフェムト・セル基地局(例えば、複数の他の基地局206−208)からの複数のパイロットが、おのおのエントリしきい値を上回ると認識された場合、これら複数のパイロットのおのおのについて、それぞれのリンガ・タイマが導入されうる。これらリンガ・タイマのうちの1つが終了すると、モバイル・デバイス202は、対応するフェムト・セル基地局へハンドオフするかを評価しうる(例えば、モバイル・デバイス202は、対応するフェムト・セル基地局へハンドオフし、その後、フェムト・セル基地局のうちの他の1つが、より高い信号品質を有している場合には、これらフェムト・セル基地局のうちの他の1つへとハンドオフしうる)。別の例示によれば、複数のリンガ・タイマのうちの1つが終了すると、モバイル・デバイス202は、ハンドオフ決定を有効にする前に、他のリンガ・タイマのうちの1または複数が終了するのを待つ(例えば、ハンドオフするかを分析する前に、より高い信号品質を持つパイロットに関連付けられたリンガ・タイマが終了するのを待つ)。さらなる例によれば、タイマ構成要素214は、すべてのパイロットに対して1つのリンガ・タイマを、基地局のおのおののタイプ毎に1つのリンガ・タイマを(例えば、好ましいフェムト・セル基地局について1つのリンガ・タイマを、好ましくないフェムト・セル基地局について他のリンガ・タイマを)適用する等を行う。
さらに、モバイル・デバイス202は、リンガ・タイマの終了時に、ソース基地局204からフェムト・セル基地局へのアイドル・ハンドオフを実行するかに関する前述した評価を有効にしうるハンドオーバ選択構成要素216を含みうる。ハンドオーバ選択構成要素216は、例えば、フェムト・セル基地局からのパイロットの信号品質のその後の1または複数の測定値に応じて、フェムト・セル基地局へのハンドオフを選択しうる。さらに、ハンドオーバ選択構成要素216は、フェムト・セル基地局が、好ましいか、あるいは、好ましくないかに基づいて、アイドル・ハンドオフを有効にすべきかを評価しうる。別の例示によれば、ハンドオーバ選択構成要素216は、ソース基地局204から、他のタイプの基地局へハンドオフすることを選択しうる。さらに、ハンドオーバ選択構成要素216は、前述したハンドオフに関連する評価に基づいて、ソース基地局204から、他の基地局206−208(単数または複数)のうちの特定の1つへハンドオフを有効にしうる。
例によれば、ハンドオーバ選択構成要素216は、リンガ・タイマの終了時または終了後に獲得されたフェムト・セル基地局からのパイロットの信号品質のその後の測定値に基づいて、ハンドオフを有効にするかを分析しうる。別の例によれば、フェムト・セル基地局からのパイロットの信号品質が、リンガ・タイマに関連付けられた期間中に連続的に測定され、ハンドオーバ選択構成要素216が、これら連続的な測定値に基づいて、ハンドオフを実行すべきかを評価しうる。別の例によれば、リンガ・タイマの起動後(例えば、リンガ・タイマに関連付けられた期間中、および/または、リンガ・タイマの終了時/終了後)、フェムト・セル基地局から、パイロットの信号品質の多くのサンプルが収集され、ハンドオーバ選択構成要素216が、これら多くのサンプルに基づいて、フェムト・セル基地局へハンドオフすべきかを分析しうる。この例によれば、(例えば、所与の周期内に、あるいは、予め定めた期間内に)N個のサンプルが取得され、実質的に任意の方式で処理されうる。ここで、Nは、実質的に任意の整数である。例えば、これらN個のサンプルは平均化されうる。さらに、フィルタリングが適用され、N個のサンプルのうちの少なくともM個がエントリしきい値を上回っているかが認識されうる。ここで、Mは、N以下になるような実質的に任意の整数である。しかしながら、権利主張される主題は、前述した例に限定されないことが認識されるべきである。
次に図3に示すように、無線通信環境において、基地局のタイプを認識することを容易にするシステム300が例示される。システム300は、モバイル・デバイス202、ソース基地局204、および1または複数の他の基地局206−208を含む。モバイル・デバイス202は、ソース基地局204、および/または、1または複数の他の基地局(単数または複数)206−208からのパイロットの探索および発見を行いうる。モバイル・デバイス202はさらに、タイプ識別構成要素212を含みうる。これは、おのおののパイロットが取得される基地局のタイプを識別しうる。したがって、タイプ識別構成要素212は、おのおののパイロットがフェムト・セル基地局からのものであるか、マクロ・セル基地局からのものであるかを評価しうる。
モバイル・デバイス202はさらに、フェムト・セル基地局が、好ましいフェムト・セル基地局であるか、あるいは、好ましくないフェムト・セル基地局であるかを検出するプリファランス認識構成要素302を含みうる。例えば、モバイル・デバイス202は、他の基地局1 206から送信されたパイロットに遭遇しうる。また、タイプ識別構成要素212は、他の基地局1 206が、フェムト・セル基地局であるか、マクロ・セル基地局であるかを検出しうる。この例にしたがい、かつ、他の基地局1 206が、タイプ識別構成要素212によって、フェムト・セル基地局であると認識されたと仮定すると、プリファランス認識構成要素302は、他の基地局1 206が、モバイル・デバイス202に好ましいフェムト・セル基地局であるか、好ましくないフェムト・セル基地局であるかを分析しうる。
別の例によれば、好ましいフェムト・セル基地局が、モバイル・デバイス202によって差別的にサポートされているかを規定する設定が指定される。例えば、これら設定は、オペレータによって制御されるか、モバイル・デバイス202のユーザによってイネーブルされる等される。この設定がイネーブルされると、モバイル・デバイス202は、水平方向の近傍および垂直方向の近傍の両方において、好ましいフェムト・セル基地局を積極的に探索しうる。さらに、そのような設定がイネーブルされた場合、好ましいフェムト・セル基地局との積極的な関連付けをイネーブルするしきい値が、モバイル・デバイス202によって導入されうる。
例によれば、タイプ識別構成要素212は、パイロットに関連付けられたプライマリ同期符号(PSC)に応じて、(例えば、モバイル・デバイス202によって受信される)パイロットを送信した基地局(例えば、ソース基地局204、他の基地局1 206、・・・、他の基地局X 208)が、フェムト・セル基地局であるか、マクロ・セル基地局であるかを検出しうる。例えば、無線通信環境内の基地局によってPSCのセットが導入されうる。前述した例によれば、PSCのサブセットが、フェムト・セル基地局による使用のために確保される一方、他のPSCが、マクロ・セル基地局によって適用される。したがって、タイプ識別構成要素212は、受信したパイロットに対応する特定のPSCが、フェムト・セル基地局による利用のために確保されているか否かを判別しうる。特定のPSCが、フェムト・セル基地局による使用のために確保されていると識別された場合、そのパイロットが受信された基地局が、タイプ識別構成要素212によって、フェムト・セル基地局として認識されうる。そうでない場合、そのパイロットが取得された基地局が、タイプ識別構成要素212によって、マクロ・セル基地局として識別されうる。フェムト・セル基地局による利用のために確保されたPSCのサブセットを指定する情報は、マクロ・ブロードキャストによって、モバイル・デバイス202(および/または、他のモバイル・デバイス(単数または複数))へ配信され、これら情報等が、モバイル・デバイス202にプロビジョン等されうることが認識されうる。
モバイル・デバイス202はさらに、発見構成要素304、メッセージ評価構成要素306、データベース分析構成要素308、および/または、メモリ310を含みうる。例示によれば、タイプ識別構成要素212は、発見構成要素304、メッセージ評価構成要素306、および/または、フェムト・セル基地局からのパイロットとマクロ・セル基地局からのパイロットとを見分けるデータベース分析構成要素308のうちの1または複数を導入しうる。
発見構成要素304は、モバイル・デバイス202(例えば、タイプ識別構成要素212)が、基地局によって送信されたアクセス・ポイント識別メッセージ(APIDM)(例えば、フェムト識別メッセージ(FIDM))を評価することによって、そのパイロットが取得された基地局がフェムト・セル基地局であるか、あるいは、マクロ・セル基地局であるかを発見できるようにする。ソース基地局204および他の基地局(単数または複数)206−208はおのおの、それぞれのAPIDMを送信しうる。発見構成要素304は、送信されたAPIDM(複数)のうちの1または複数を受信し、対応するAPDIMに含まれる情報に基づいて、そのAPDIMが取得されたおのおのの基地局に関連付けられた各タイプ(例えば、マクロ・セル基地局、フェムト・セル基地局)を検出しうる。
メッセージ評価構成要素306は、基地局のタイプを検出するために、受信したフェムト近隣リスト・メッセージ(FNLM)を調べうる。例えば、基地局(例えば、ソース基地局204、他の基地局1 206、・・・、他の基地局X 208)は、その近傍内のフェムト・セル基地局(単数または複数)を特定するフェムト近隣リストに含まれうる。さらに、フェムト近隣リストは、その近傍内のフェムト・セル基地局(単数または複数)によって利用されているパラメータを示しうる。これらパラメータの例は、疑似雑音(PN)オフセット、周波数、チャネル等を含みうる。したがって、基地局は、フェムト近隣リストに関する情報を含むFNLMを生成し、このFNLMが、モバイル・デバイス202(および/または、その他任意のモバイル・デバイス(単数または複数))へ送信されうる。したがって、メッセージ評価構成要素306は、フェムト・セル基地局(単数または複数)に対応するパラメータ(単数または複数)を識別するために、受信したFNLMを分析しうる。さらに、メッセージ評価構成要素306は、パイロットに関連付けられたパラメータ(単数または複数)を、FNLM(または受信された複数のFNLM)で指定されたパラメータと比較することによって、基地局(例えば、他の基地局1 206、・・・、他の基地局X 208)から受信したパイロットが、フェムト・パイロットであるか、あるいは、マクロ・パイロットであるかを区別しうる。
データベース分析構成要素308は、基地局が、フェムト・セル基地局であるか、マクロ・セル基地局であるかを区別するために、好適ユーザ・ゾーン・リスト(PUZL)を評価しうる。PUZLは、タイプ識別構成要素212が、マクロ・セル基地局からフェムト・セル基地局を識別することを支援する、メモリ310に保持されたデータベースでありうる。そのようなフェムト・セル基地局を識別するために、マクロ・ゾーン内の利用可能なフェムト・セル基地局のみならず、メトリックをも示すために、PUZLがプロビジョンされる。別の例示によれば、メモリ310に保持されたPUZLに含まれるエントリが、モバイル・デバイス202によって学習されうる。
さらに、プリファランス認識構成要素302は、好ましいフェムト・セル基地局と、好ましくないフェムト・セル基地局とを区別するために、発見構成要素304、メッセージ評価構成要素306、および/または、データベース分析構成要素308のうちの1または複数を導入しうることが考慮される。さらに、あるいは、その代わりに、プリファランス認識構成要素302は、フェムト・セル基地局から取得したパイロットに関連付けられたPSCに基づいて、このフェムト・セル基地局が、好ましいか、好ましくないかを識別しうる。例えば、(例えば、そのパイロットが受信された)他の基地局1 206が、フェムト・セル基地局であると認識される(タイプ識別構成要素212によって有効とされる)と、プリファランス認識構成要素302は、他の基地局1 206が、好ましいフェムト・セル基地局であるか、あるいは、好ましくないフェムト・セル基地局であるかを認識するために、データベース分析構成要素308を用いて、メモリ310に保持されたPUZLデータベースを評価しうる。しかしながら、権利主張される主題は、前述の例に限定されないことが認識されるべきである。
さらなる例によれば、プリファランス認識構成要素302は、フェムト・セル基地局へのアイドル・ハンドオフを実行することなく、フェムト・セル基地局のページング・チャネルを読み取ることによって、フェムト・セル基地局が、好ましいか、あるいは、好ましくないかを検出しうる。したがって、このフェムト・セル基地局が、好ましいか、あるいは、好ましくないかを区別するために、プリファランス認識構成要素302によって、オーバヘッド情報が読み取られうる。この例によれば、喪失ページを避けるために、モバイル・デバイス202のスリープ・サイクルの間、ページング・チャネルの読み取りが有効とされうる。したがって、モバイル・デバイス202が、ソース基地局204からのページをモニタしていない期間や、モバイル・デバイス202が一般にスリープ・モードへ移行する期間が、代わりに、他の基地局(単数または複数)206−208のページング・チャネルを読み取るために使用され、好ましいフェムト・セル基地局と好ましくないフェムト・セル基地局とを区別するために、プリファランス認識構成要素302によって使用される情報が収集される。例示によれば、モバイル・デバイス202は、モバイル・デバイス202が現在キャンプしているソース基地局204のみならず、他の基地局(単数または複数)206−208からのページを取得するために、単一の受信機を利用しうる。しかしながら、権利主張される主題は、それに限定されない。さらに、好ましいフェムト・セル基地局への可能性のあるアイドル・ハンドオフを実行する前に、ブロードキャストされた情報を読み取ることによって、好ましいフェムト・セル基地局の誤検出を減らしうる。さらなる例によれば、モバイル・デバイス202によって開始されたコールによって、前の動作が放棄されうる。さらに、1Xページング・スロットおよびDOページング・スロットに関連付けられた同時問題を考慮するために、APIDM送信(例えば、FIDM送信)が調整されうる(例えば、近隣において可能性のあるパイロットの情報を読み取るためにハイブリッド・モード動作が導入され、例えば同じAPIDMのような同じ情報を得るために、1XおよびDOが読み取られうる。)。
図4に移って、無線通信環境において、リンガ・タイマを導入することによって、モバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス202)が、ソース基地局(例えば、ソース基地局204)から他の基地局(例えば、他の基地局(単数または複数)206−208のうちの1つ)へハンドオフすることを可能にするシステム400が例示される。モバイル・デバイス202は、本明細書に記載されているように、パイロット強度測定構成要素21、タイプ識別構成要素212、タイマ構成要素214、ハンドオーバ選択構成要素216、および、プリファランス認識構成要素302を含みうる。
モバイル・デバイス202は、ソース基地局204にキャンプすることができる。ソース基地局204にキャンプしている間、モバイル・デバイス202は、他の基地局206−208からのパイロットを発見しうる。パイロットを取得すると、パイロット強度測定構成要素210は、これらパイロットのおのおのの信号品質をそれぞれ評価しうる。さらに、タイプ識別構成要素212は、おのおののパイロットが、フェムト・パイロットであるか、あるいは、マクロ・パイロットであるか(例えば、所与のパイロットがそれぞれ送信される他の基地局206−208のうちの対応する1つが、フェムト・セル基地局であるか、あるいは、マクロ・セル基地局であるか)を識別しうる。
ハンドオーバ選択構成要素216は、パイロットの信号品質をエントリしきい値と比較するしきい値分析構成要素402を含みうる。この比較に基づいて、ハンドオーバ選択構成要素216は、そのパイロットが取得された基地局を、ハンドオフのターゲットとして好ましい候補であると識別しうる。例えば、フェムト・セル基地局からの特定のパイロットの信号品質が、エントリしきい値を超えるものとしきい値分析構成要素402が認識した場合、タイマ構成要素214は、(例えば、しきい値分析構成要素402がこの信号品質を、エントリしきい値と比較した時点において、特定のパイロットに対応するフェムト・セル基地局へとハンドオフすることなく)特定のパイロットに対応するリンガ・タイマを起動しうる。このリンガ・タイマに関連付けられた期間の終了後、ハンドオーバ選択構成要素216は、この特定のパイロットに関連付けられたフェムト・セル基地局へハンドオフするかを評価しうる。さらに、モバイル・デバイス202は、リンガ・タイマに関連付けられた期間が終了するまで、ソース基地局204にキャンプし続けうる。
例によれば、しきい値分析構成要素402は、そのパイロットが送信された基地局のタイプ、あるいは、この基地局が好ましいか、好ましくないかに関わらず、同じエントリしきい値を導入しうる(例えば、好ましいフェムト・セル基地局、好ましくないフェムト・セル基地局、およびマクロ・セル基地局のために共通のエントリしきい値が使用されうる。)。別の例によれば、しきい値分析構成要素402は、パイロットを送信した基地局のタイプ、および/または、この基地局が好ましいか、あるいは、好ましくないかに依存して、異なるエントリしきい値を利用することができる(例えば、好ましいフェムト・セル基地局と、好ましくないフェムト・セル基地局とで、異なるエントリしきい値が使用され、フェムト・セル基地局と、マクロ・セル基地局とで、異なるエントリしきい値が使用されうる。)。したがって、この例によれば、しきい値分析構成要素402が、タイプ識別構成要素212によって認識されたパイロットの基地局タイプ、および/または、プリファランス認識構成要素302によって識別されたように、基地局が好ましいか、あるいは、好ましくないか、に対応して、適切なエントリしきい値を適用しうる。
さらに、ハンドオーバ選択構成要素216は、リンガ・タイマに関連付けられた期間が終了すると、基地局へのハンドオフを有効にするかを選択するエントリ構成要素404を含みうる。例によれば、リンガ・タイマが終了した場合、エントリ構成要素404は、リンガ・タイマの終了時、あるいは、終了後に、好ましいフェムト・セル基地局からのパイロットの信号品質が、(例えば、パイロット強度測定構成要素210によって評価されたような)エントリしきい値を上回っている限り、好ましいフェムト・セル基地局(例えば、タイプ識別構成要素212によって、フェムト・セル基地局であると識別され、プリファランス認識構成要素302によってモバイル・デバイス202に好ましいと識別された、他の基地局1 206、・・・、他の基地局X 208のうちの1つ)へハンドオフすることを選択しうる。この例によれば、エントリ構成要素404は、ソース基地局204またはその他の近隣基地局(例えば、モバイル・デバイス202がハンドオフする好ましいフェムト・セル基地局以外の他の基地局(単数または複数)206−208)の信号品質に関わらず、好ましいフェムト・セル基地局へハンドオフすることを選択しうる。
別の例によれば、エントリ構成要素404は、関連するリンガ・タイマが終了した場合、好ましくないフェムト・セル基地局(例えば、タイプ識別構成要素212によってフェムト・セル基地局であると識別され、プリファランス認識構成要素302によって、モバイル・デバイス202のために好ましくないと識別された、他の基地局1 206、・・・、他の基地局X 208のうちの1つ)へハンドオフすることを選択するアイドル・ハンドオフ条件を評価しうる。アイドル・ハンドオフ条件が満足されているとエントリ構成要素404が認識すると、モバイル・デバイス202は、好ましくないフェムト・セル基地局へ入りうる。同様に、エントリ構成要素404は、マクロ・セル基地局(例えば、タイプ識別構成要素212によってマクロ・セル基地局であると識別された、他の基地局1 206、・・・、他の基地局X 208のうちの1つ)へハンドオフするかを評価する場合に、アイドル・ハンドオフ条件を分析しうる。したがって、好ましくないフェムト・セル基地局、あるいは、マクロ・セル基地局へ入るかを選択する場合、エントリ構成要素404によって、アイドル・ハンドオフ条件(例えば、アイドル・ハンドオフ基準、マクロ・セル基地局および好ましくないフェムト・セル基地局のための現在のアイドル・ハンドオフしきい値)が導入されうる。一方、好ましいフェムト・セル基地局へ入るかを評価する場合、エントリ構成要素404は、アイドル・ハンドオフ条件を考慮する必要はない(例えば、モバイル・デバイス202は、リンガ・タイマの終了後、フェムト・セル基地局からのパイロットの信号品質と、エントリしきい値との比較に基づいて、アイドル・ハンドオフ条件を考慮することなく、好ましいフェムト・セル基地局へ入る。)。
エントリ構成要素404によって考慮されるアイドル・ハンドオフ条件は、(例えば、他の基地局206−208に関連付けられた)近隣タイプでありうる。例えば、近隣タイプの例は、安価な近隣(例えば、オーバヘッド情報が利用可能な近隣)、高価な近隣(例えば、オーバヘッド情報が利用可能ではない近隣)、および、登録近隣(例えば、モバイル・デバイス202が、そのような近隣への移行への登録を実行する)を含みうる。さらに、エントリ構成要素404は、好ましいフェムト・セル近隣および好ましくないフェムト・セル近隣に関連するさらなる近隣タイプを考慮しうる。
例によれば、ソース基地局204は、マクロ・セル基地局であることができ、モバイル・デバイス202は、(例えば、他の基地局206−208のうちの1つのような)好ましくないフェムト・セル基地局からパイロットを取得しうる。パイロット強度測定構成要素210は、パイロットの信号品質が、エントリしきい値を上回っているとして測定し、タイプ識別構成要素212は、このパイロットが、フェムト・セル基地局から発信されたものであると認識し、プリファランス認識構成要素302は、このフェムト・セル基地局が、好ましくないと識別しうる。(例えば、しきい値分析構成要素402によって評価されるように)信号品質が、エントリしきい値を超えていると評価されると、タイマ構成要素214が、リンガ・タイマを起動しうる。リンガ・タイマが終了すると、エントリ構成要素404は、アイドル・ハンドオフ条件を評価しうる。特に、エントリ構成要素404は、好ましくないフェムト・セル基地局からのパイロットの信号品質が、ソース基地局204(例えば、マクロ・セル基地局)からのパイロットの信号品質を少なくとも3dB(あるいは、その他任意のヒステリシス・レベル)上回っているかを分析しうる。好ましくないフェムト・セル基地局からのパイロットの信号品質が、ソース基地局204からのパイロットの信号品質よりも、少なくとも3dB大きい場合、エントリ構成要素404は、モバイル・デバイス202を、好ましくないフェムト・セル基地局へ入らせうる。そのようなシナリオの下では、マクロ・セル基地局にある間、喪失ページを減らすために、好ましくないフェムト・セル基地局へと入れられる。しかしながら、権利主張される主題は、前述の例に限定されないことが認識されるべきである。
ハンドオーバ選択構成要素216はさらに、キャンプ・パイロット低下構成要素406を含みうる。キャンプ・パイロット低下構成要素406は、モバイル・デバイス202が現在キャンプしているソース基地局204からのパイロットに関連付けられた信号品質が、予め定めたレベルを下回っていることを識別しうる。したがって、キャンプ・パイロット低下構成要素406は、タイマ構成要素214によって設定されたリンガ・タイマが無視されるようにする。リンガ・タイマをディセーブルすることによって、ハンドオーバ選択構成要素216は、ソース基地局204からの信号品質が、最小しきい値レベルよりも低下し、モバイル・デバイス202のためのサービスに不適切になった場合、遅れることなく、(例えば、他の基地局(単数または複数)206−208のうちの1つである)ターゲット基地局へハンドオフしうる。
別の例によれば、ハンドオーバ選択構成要素216は、モバイル・デバイス202が、(例えば、他の基地局(単数または複数)206−208のうちの1つである)好ましいフェムト・セル基地局の近傍内でコールを発信した場合に、リンガ・タイマをディセーブルするコール開始構成要素408を含みうる。モバイル・デバイス202は、コールを開始する前に、(例えば、ソース基地局204のような)マクロ・セル基地局へキャンプしうる。好ましいフェムト・セル基地局にある間にモバイル・デバイス202によってなされたコールは、マクロ・セル基地局にある間にモバイル・デバイス202によってなされたコールと比べて、優先的に課金されうる(例えば、無料であったり、定額料金に含まれる)。したがって、パイロット強度測定構成要素210によって、エントリしきい値を上回ると測定された(例えば、しきい値分析構成要素402によって認識された)信号品質を持つモバイル・デバイス202が、(例えば、他の基地局(単数または複数)206−208のうちの1つのような)好ましいフェムト・セル基地局の近傍内にある場合、コール開始構成要素408は、リンガ・タイマの終了を待つことなく、モバイル・デバイス202によって開始されるべきコールを行うために、好ましいフェムト・セル基地局に入ることを可能にしうる。したがって、コール開始構成要素408を適用することによって、モバイル・デバイス202は、好ましいフェムト・セル基地局へハンドオフする前に、好ましいフェムト・セル基地局からの干渉(例えば、干渉によってコールを喪失する可能性のあること)に遭遇しながら、かつ、コールについて高いレートで課金されながら、マクロ・セル基地局においてコールを開始する必要はない。さらに、コール開始構成要素408は、モバイル・デバイス202で終了するコールにも同様に適用可能でありうることが考慮される。さらなる例によれば、モバイル・デバイス202によって発信されたか、あるいは、モバイル・デバイス202において終了する、マクロ・ネットワークを介して確立されたコールに関するフェムト・セル基地局における利用可能性を組み込むためのアクティブ・コール・ハンド・インがサポートされうることが認識されるべきである。
例によれば、アイドル・モード探索中、モバイル・デバイス202は、再選択のために適切な、最高ランク(例えば、パイロット強度測定構成要素210によって測定されたような最強のパイロット、最高の信号品質等)に関連付けられた(例えば、他の基地局206−208のうちの1つである)特定のフェムト・セル基地局からのパイロットに遭遇しうる。したがって、タイマ構成要素214は、ある期間、リンガ・タイマを設定しうる(例えば、モバイル・デバイス202は、この期間中、DRXサイクル・アクティビティを再開しうる)。さらに、特定のフェムト・セル基地局からのパイロットが、リンガ・タイマの終了後であっても、(例えば、パイロット強度測定構成要素210によって測定されたように)未だに最高位にランクしているのであれば、エントリ構成要素404は、特定のフェムト・セル基地局の再選択を可能にしうる。別の例によれば、エントリ構成要素404は、フィルタリング・アルゴリズムを適用しうる。ここでは、リンガ・タイマに関連付けられた期間中、パイロット強度測定構成要素210によって、パイロット強度/信号品質のN個のサンプルが収集されうる。そして、MとNとはそれぞれ整数であり、Mは、N以下である場合、特定のフェムト・セル基地局からのパイロットが、N個のサンプルのうちの少なくともM個について最高位にランクしている限り、この特定のフェムト・セル基地局が再選択されうる。しかしながら、権利主張される主題は、前述の例に限定されないことが認識されるべきである。
別の例によれば、(例えば、他の基地局206−208のうちの1つである)所与のフェムト・セル基地局からの特定のパイロットの信号品質が、エントリしきい値を超えていることを、しきい値分析構成要素402が識別する。これに基づいて、タイマ構成要素214が、リンガ・タイマを起動しうる。この例によれば、リンガ・タイマが動作している間、特定のパイロットの信号品質が、エントリしきい値よりも低下した場合(例えば、特定のパイロットの信号品質の連続的な測定値が使用される場合)、タイマ構成要素214は、有効通信範囲の品質が、エントリしきい値を再び上回るまで、リンガ・タイマを停止し、所与のフェムト・セル基地局の選択が(例えば、エントリ構成要素404によって)キャンセルされうる。例えば、タイマ構成要素214は、信号品質がエントリしきい値を超えるまで、リンガ・タイマを休止させうる。別の例示によれば、タイマ構成要素214は、リンガ・タイマを最初の期間へと再起動させることができる。繰り返すが、権利主張される主題は、前述の例に限定されないことが認識されるべきである。
図5を参照して、無線通信環境において、モバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス202)を、他の基地局206−208(例えば、好ましくないフェムト・セル基地局、マクロ・セル基地局)に優先して、好ましいフェムト・セル基地局(例えば、ソース基地局204)に引き続き関連付けることを可能にするシステム500が例示される。システム500は、ソース基地局204に関連付けられうるモバイル・デバイス202を含む。例によれば、ソース基地局204は、(例えば、タイプ識別構成要素212およびプリファランス認識構成要素302によって認識されたような)好ましいフェムト・セル基地局でありうる。さらに、他の基地局206−208が、モバイル・デバイス202の近傍内に存在しうる。
モバイル・デバイス202は、好ましいフェムト・セル基地局において、効果的なページングおよびトラフィック動作が取り扱われる限り、(例えば、ソース基地局204のような)好ましいフェムト・セル基地局に引き続き関連付けられうる。例によれば、パイロット強度測定構成要素210によってモニタされたような、他の基地局206−208(例えば、近隣のマクロ・セル基地局(単数または複数)、好ましくないフェムト・セル基地局(単数または複数))からのパイロットの信号品質に関わらず、ハンドオーバ選択構成要素216(例えば、エントリ構成要素404)によって、モバイル・デバイス202は、好ましいフェムト・セル基地局に引き続き関連付けられうる。したがって、好ましいフェムト・セル基地局のプリファランスがサポートされうる。例えば、モバイル・デバイス202は、好ましいフェムト・セル基地局に関連付けられると、好ましいフェムト・セル基地局が、ドロップしきい値(例えば、−16dBのTdropしきい値)よりも高い値を維持している限り、好ましいフェムト・セル基地局に残り、これによって、好ましいフェムト・セル基地局にスティッキーに関連付けられることが可能となる。さらに、ハンドオーバ選択構成要素216によって使用されるしきい値は、好ましいフェムト・セル基地局との積極的な関連付けを可能にしうる。
エントリ構成要素404はさらに、ソース基地局204からハンドオフするかを評価する場合に、適用されるべきヒステリシス・レベルを実施するヒステリシス構成要素502を含みうる。したがって、エントリ構成要素404は、他の基地局206−208のうちの特定の1つからのパイロットの信号品質、ソース基地局204からのパイロットの信号品質、およびヒステリシス・レベルに応じて、ソース基地局204から、他の基地局206−208のうちの特定の1つへハンドオフするかを選択しうる。例として、エントリ構成要素404は、他の基地局206−208のうちの特定の1つの信号品質を、ソース基地局204の信号品質に、ヒステリシス構成要素502によって提供されたヒステリシス・レベルを加えたものと比較しうる。エントリ構成要素404は、他の基地局206−208のうちの特定の1つの信号品質が、ソース基地局ソース基地局204の信号品質に、ヒステリシス・レベルを加えたものを超える場合、他の基地局206−208のうちの特定の1つに登録することを選択しうる。そうではない場合、エントリ構成要素404は、モバイル・デバイス202を、引き続きソース基地局204に関連付けさせうる。
ヒステリシス構成要素502によって利用されるヒステリシス・レベルは、ソース基地局204のタイプに応じうる。例えば、マクロ・セル基地局にキャンプしている場合には、ヒステリシス・レベルは、3dBでありうる一方、フェムト・セル基地局にキャンプしている場合には、6dBでありうる。さらに、好ましいフェムト・セル基地局と、好ましくないフェムト・セル基地局とが、異なるヒステリシス・レベルに関連付けられうることが考慮される。ヒステリシス構成要素502によって提供される異なるヒステリシス・レベルを導入することによって、好ましいフェムト・セル基地局に入るためのしきい値と、出るためのしきい値とは異なりうる。これによって、モバイル・デバイス202は、有効なサービスがモバイル・デバイス202へ提供されている限り、引き続き好ましいフェムト・セル基地局へ関連付けられるようになる。
図6に移って、無線通信環境において、アイドル・ハンドオフ手順に関連するオフ周波数スキャン(OFS)を実行するシステム600が例示される。システム600は、モバイル・デバイス202、ソース基地局204、および他の基地局206−208を含む。本明細書で説明するように、モバイル・デバイス202は、パイロット強度測定構成要素210、タイプ識別構成要素212、タイマ構成要素214、およびハンドオーバ選択構成要素216を含みうる。
モバイル・デバイス202はさらに、所与の地理的領域内で、複数の動作チャネルが適用される場合、ソース基地局204に関連付けられたチャネル以外のチャネル(単数または複数)で、他の基地局206−208からのパイロット(単数または複数)を発見するために、オフ周波数スキャンを有効にしうる。オフ周波数スキャン構成要素602は、例えば、受信されたフェムト近隣リスト・メッセージ(FNLM)に含まれるインジケーションに基づいてオフ周波数スキャンを実行しうる。この例によれば、FNLMは、好ましいフェムト・セル基地局が近くに位置しており、所与のチャネルで操作することを明示しうる。
さらに、FNLMは、モバイル・デバイス202が、オフ周波数フェムト・セル基地局近隣を求めてスキャンを実行することになっている場合、(例えば、オフ周波数スキャン構成要素602によって区別されるように)TRUE(真)に設定されたFemto_Preferred parameter(好ましいフェムト・パラメータ)のための値と、モバイル・デバイス202がそのようなオフ周波数スキャンを実行しないことになっている場合、(例えば、オフ周波数スキャン構成要素602によって認識されるように)FALSE(偽)に設定されたFemto_Preferred parameter(好ましいフェムト・パラメータ)のための値とを含みうるFemto_PreferredがFALSEに設定されている場合、モバイル・デバイス202は、好ましくないフェムト・セル基地局を求めるオフ周波数スキャンの実行をスキップしうる。したがって、このようなシナリオの下では、モバイル・デバイス202は、水平方向の近傍を見つけるためにFNLMを使用しうる。さらに、Femto_PreferredがTRUEに設定されている場合、モバイル・デバイス202は、FNLMに提供された情報に基づいて、水平方向および垂直方向のフェムト近隣(例えば、好ましくないフェムト・セル基地局)を探索しうる。さらに、現在のシステム低下に基づいて、モバイル・デバイス202は、フェムト・オフ周波数近隣を、マクロ・オフ周波数近隣として取り扱い、マクロ・オフ周波数スキャンを実行することに類似したオフ周波数スキャンを実行しうる。
さらなる例によれば、オフ周波数スキャン構成要素602は、オフ周波数パイロットを求めて定期的にスキャンしうる。したがって、例えば、オフ周波数スキャン構成要素602は、(例えば、好ましいフェムト・セル基地局のゾーン内にある場合)NOFSFemtoNeighborウェイクアップ・サイクル毎に一度、好ましいフェムト・セル基地局を求めて、オフ周波数スキャンを実行しうる。ここで、NOFSFemtoNeighborは、実質的に1以上の任意の整数でありうる。他の例によれば、オフ周波数スキャン構成要素602は、現在の周波数におけるパイロットが、あるしきい値を下回り、現在のチャネルで送信された少なくとも1つのオフ周波数パイロットが存在し、モバイル・デバイス202がハンドオフするであろう少なくとも1つのオフ周波数近隣が存在する可能性があることを示す場合、オフ周波数スキャンを有効にしうる。
その他さまざまな態様が、本明細書に記載された主題に関連付けられうる。例によれば、モバイル・デバイス(例えば、モバイル・デバイス202)は、1Xフェムト・セル基地局に関連付けられ、EV−DOシステムを取り扱うために、さまざまな可能な構成が使用されうる。例えば、1Xフェムト・セル基地局は、関連付けられたEV−DOシステム無しで動作しうる。他の例によれば、1Xフェムト・セル基地局と、EV−DOマクロ・セル基地局とを用いたハイブリッド・モードがサポートされうる。他の例によれば、ハイブリッド・モードは、1Xフェムト・セル基地局とEV−DOフェムト・セル基地局とを用いてサポートされうる。しかしながら、権利主張された主題は、前述したものに限定されないと認識されるべきである。
図7乃至図9に示すように、無線通信環境において、フェムト・セル基地局に関する強化されたアイドル・ハンドオフ手順を有効にすることに関連する方法が図示される。説明を単純にする目的で、これら方法は、一連の動作として示され説明されているが、これら方法は、1または複数の実施形態にしたがって、幾つかの動作が本明細書で示され記載されたものとは異なる順序で、あるいは他の動作と同時に生じうるので、動作の順序によって限定されないことが理解され認識されるべきである。例えば、当業者であれば、これら方法はその代わりに、例えば状態図におけるように、一連の相互関連する状態またはイベントとして表されうることを理解し認識するだろう。さらに、1または複数の実施形態にしたがって方法を実現するために、必ずしも例示されたすべての動作が必要とされる訳ではない。
図7に移って、無線通信環境において、アイドル・ハンドオフを有効にするかを評価することを容易にする方法700が例示される。702では、基地局から受信したパイロットの信号品質が測定されうる。例えば、信号品質は、パイロットの強度でありうる。別の例示によれば、信号品質は、キャリアで受信された合計の信号強度に対する、受信したパイロットの強度でありうる。例によれば、パイロットは、モバイル・デバイスがソース基地局に関連付けられている(例えば、キャンプしている)間に、モバイル・デバイスによって、近隣の基地局から受信されうる。さらに、複数の近隣の基地局から受信した複数のパイロットの各信号品質が測定されうることが考慮される。
704では、パイロットが受信された基地局が、フェムト・セル基地局であるか、あるいは、マクロ・セル基地局であるかに関する識別が有効とされうる。例えば、基地局タイプは、好ましいユーザ・ゾーン・リスト(PUZL)、フェムト近隣リスト・メッセージ(FNLM)、アクセス・ポイント識別メッセージ(APIDM)、プライマリ同期コード(PSC)、これらの組み合わせ等に基づいて識別されうる。さらに、基地局が、フェムト・セル基地局であると識別された場合、フェムト・セル基地局が、好ましいか、あるいは、好ましくないかが認識されうる。例えば、フェムト・セル基地局が、好ましいフェムト・セル基地局であるか、あるいは、好ましくないフェムト・セル基地局であるかは、アイドル・ハンドオフを実行することなく、フェムト・セル基地局からのページング・チャネルを読み取ることによって識別されうる。この例によれば、喪失ページを回避するために、スリープ・サイクルの間、フェムト・セル基地局のページング・チャネルが読み取られうる。
706では、パイロットの信号品質が、エントリしきい値を超え、基地局がフェムト・セル基地局であると識別された場合、リンガ・タイマが起動されうる。例示によれば、リンガ・タイマは、パイロット毎ベースで実施されうる。したがって、それぞれのリンガ・タイマは、エントリしきい値を上回る対応する信号品質に関連付けられた各受信パイロットについて起動される。他の例によれば、受信されたすべてのパイロットについて、共通のリンガ・タイマが使用されたり(例えば、共通のリンガ・タイマが、受信した最強のパイロットに関連付けられたり)、好ましいフェムト・セル基地局のために第1のリンガ・タイマが利用され、好ましくないフェムト・セル基地局のために第2のリンガ・タイマが利用されたり等しうる。リンガ・タイマに関連付けられた期間中、モバイル・デバイスは、リンガ・タイマを起動したパイロットに対応する、フェムト・セル基地局であると識別された基地局へハンドオフすることなく、ソース基地局に引き続き関連付けられうる。
708では、リンガ・タイマが終了すると、基地局から受信したパイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値に応じて、基地局へのハンドオフが実行されうる。例によれば、パイロットのその後の1つの測定値が、リンガ・タイマの終了時または終了後に取得されうる。この例によれば、パイロットの信号品質のその後の1つの測定値が、エントリしきい値を上回っており、かつ、この基地局が、好ましいフェムト・セル基地局であると認識されたのであれば、リンガ・タイマの終了時に、基地局へのハンドオフが有効とされうる。さらに、基地局が、好ましくないフェムト・セル基地局として識別された場合、パイロットの信号品質のその後の1つの測定値が、エントリしきい値を上回っていれば、基地局へのアイドル・ハンドオフを実行するかを検出するために、リンガ・タイマが終了すると、少なくとも1つのアイドル・ハンドオフ条件が評価されうる。
別の例によれば、リンガ・タイマが起動されると、リンガ・タイマが終了するまで、パイロットの信号品質が連続的に測定されうる。この例によれば、パイロットの信号品質が、エントリしきい値を下回ると検出された場合、リンガ・タイマは、信号品質が、エントリしきい値を超えるレベルに戻るまで停止され、エントリしきい値を超えると、再び起動される等がなされうる。
さらなる例によれば、リンガ・タイマが起動されると、パイロットの信号品質が、N回測定されうる。ここで、Nは、実質的に任意の整数でありうる。例えば、パイロットの信号品質が、定期的にモニタされうる。この例によれば、基地局へのアイドル・ハンドオフを実行するかの判定は、N個のサンプルの平均がしきい値を超えるかに少なくとも部分的に基づいて有効とされうる。あるいは、基地局へのアイドル・ハンドオフが実行されるかは、N個のサンプルのうちの少なくともM個が、エントリしきい値を上回るかに少なくとも部分的に基づきうる。ここで、Mは、N以下の整数でありうる。
別の例によれば、リンガ・タイマが無視され、現在モバイル・デバイスに関連付けられているソース基地局から受信した現在のパイロットの条件が、あるレベルを下回る場合に、基地局へのアイドル・ハンドオフが、実行されうる。別の例によれば、好ましいフェムト・セル基地局の近傍内にあり、ソース基地局がマクロ・セル基地局である場合、モバイル・デバイスによって開始されるべきコールを行うために、リンガ・タイマの終了を待つことなく、フェムト・セル基地局へと入られる。
図8に示すように、無線通信環境において、好ましいフェムト・セル基地局との関連付けを保つことを容易にする方法800が例示される。802では、好ましいソース・フェムト・セル基地局から受信されたパイロットの信号品質が測定されうる。804では、好ましいソース・フェムト・セル基地局から受信したパイロットの信号品質が、近隣の好ましくないフェムト・セル基地局または近隣のマクロ・セル基地局のうちの少なくとも1つからのパイロットの信号品質と独立しているドロップしきい値を上回り続けている間、モバイル・デバイスは、好ましいソース・フェムト・セル基地局に引き続き関連付けられうる。したがって、好ましいソース・フェムト・セル基地局において、効果的なページングおよびトラフィック動作が取り扱われている限り、モバイル・デバイスは、好ましくない近隣のフェムト・セル基地局、あるいは、近隣のマクロ・セル基地局へハンドオフするのではなく、好ましいソース・フェムト・セル基地局に引き続き関連付けられうる。806では、好ましいソース・フェムト基地局から受信したパイロットの信号品質よりも良好な信号品質を持つ他のパイロットに関連付けられた近隣の好ましいフェムト・セル基地局へのハンドオフが、リンガ・タイマを用いることなく有効とされうる。
例によれば、モバイル・デバイスは、マクロ・セル基地局から、(例えば、図7で説明したように)好ましい第1のフェムト・セル基地局へのアイドル・ハンドオフを有効としうる。好ましい第1のフェムト・セル基地局(例えば、好ましいソース・フェムト・セル基地局)へ接続されると、モバイル・デバイスは、好ましい第2のフェムト・セル基地局(例えば、好ましい近隣のフェムト・セル基地局)へハンドオフするために、リンガ・タイマを適用する必要はない。この例によれば、好ましいフェムト・セル基地局のために、1より多くのリンガ・タイマが使用される(例えば、図7の方法700にしたがって、リンガ・タイマが、パイロット毎ベースで適用される)場合、モバイル・デバイスは、たとえ、好ましい第1のフェムト・セル基地局からのパイロットの信号品質が、好ましい第2のフェムト・セル基地局からのパイロットの信号品質よりも低い場合(例えば、対応するリンガ・タイマの終了時に、好ましい第1のフェムト・セル基地局からのパイロットの信号品質が、エントリしきい値を上回っている限り、好ましい第1のフェムト・セル基地局に関連付けられたリンガ・タイマが終了したときに、好ましい第2のフェムト・セル基地局に関連付けられたリンガ・タイマが、まだ終了していない場合)であっても、対応するリンガ・タイマが終了すると、マクロ・セル基地局から、好ましい第1のフェムト・セル基地局へ入りうる。その後、モバイル・デバイスは、リンガ・タイマを実施することに関連付けられた遅れ無しで、好ましい第1のフェムト・セル基地局から、好ましい第2のフェムト・セル基地局へハンドオフしうる。
図9に移って、無線通信環境において、好ましいフェムト・セル基地局のセットについて第1のリンガ・タイマを利用し、好ましくないフェムト・セル基地局のセットについて第2のリンガ・タイマを利用することを容易にする方法900が例示される。902では、リンガ・タイマ(例えばT_idle_timer)が、最大値(例えば、T_MAX)に設定されうる。904では、現在のマクロ近隣パイロット強度、およびフェムト近隣パイロット強度が測定されうる。例えば、これら測定値は、ウェイクアップ・サイクル毎に収集されうる。さらに、最小しきい信号品質(例えば、Ecp/Io)_idle_min)を上回るPNオフセットを求めて、フェムト・ターゲット・パイロット強度がフィルタされうる。(Ecp/Io)_idle_minは、リンガ・タイマをディセーブルすることによってアイドル・ハンドオフがトリガされる最小のEcp/Ioレベル(例えば、−12dB)でありうる。906では、モバイル・デバイスが現在キャンプしている基地局のPNオフセット(例えばPN_camp)が、最強のパイロットに関連付けられるかが判定されうる。PN_campが、最強のパイロットに関連付けられている場合、方法900は902に戻り、そうではない場合、方法900は908に移る。
908では、モバイル・デバイスが現在キャンプしている基地局に関連付けられたパイロットの信号品質(例えば、(Ecp/Io)_camp)が、最小しきい値信号品質(例えば(Ecp/Io)_idle_min)と比較されうる。(Ecp/Io)_campが、(Ecp/Io)_idle_minよりも大きい場合、方法900は、910へ進み、そうではない場合、方法は、(例えば、モバイル・デバイスが現在キャンプしている基地局に関連付けられた信号品質が低下したことを考慮して、直ちにハンドオフするために、)926へ進みうる。910では、モバイル・デバイスが現在キャンプしている基地局以外の基地局からのパイロットの信号品質(例えばPN_(Ecp/Io))が、モバイル・デバイスが現在キャンプしている基地局に関連付けられたパイロットの信号品質(例えば、(Ecp/Io)_camp)に、ヒステリシス・レベル(例えば、Hys_camp)が加えられたものと比較されうる。ヒステリシス・レベルは、モバイル・デバイスがキャンプしている基地局のタイプに応じうる(例えば、マクロ・セル基地局にキャンプしている場合、3dBであり、フェムト・セル基地局にキャンプしている場合、6dBでありうる)。さらに、何れかのPN_(Ecp/Io)が、(Ecp/Io)_campに、Hys_campを加えたものよりも大きい場合、方法900は、912に進み、そうではない場合、方法900は、902へ戻る。
912では、マクロ・セル基地局、好ましいフェムト・セル基地局、および好ましくないフェムト・セル基地局について、ループが独立して実行されうる。例えば、方法900は、マクロ・セル基地局の場合、926へ進む。さらに、好ましいフェムト・セル基地局の場合、方法900は、914へ続く。914では、最強のパイロットを有する好ましいフェムト・セル基地局が、方法900の前のループと異なる場合、好ましいフェムト・セル基地局のリンガ・タイマが、T_MAXに設定されうる。916では、好ましいフェムト・セル基地局のリンガ・タイマが、1単位ずつデクリメント(例えば、好ましいT_idle_timer=T_idle_timer−1)されうる。918では、好ましいフェムト・セル基地局のリンガ・タイマが0に等しい場合、方法900は、926へ続く。そうではない場合、方法900は、904へ戻って、別のループを実行する。同様に、好ましくないフェムト・セル基地局の場合、方法900は、912から920へ続く。920では、最強のパイロットを持つ好ましくないフェムト・セル基地局が、方法900の前のループと異なる場合、好ましくないフェムト・セル基地局のリンガ・タイマが、T_MAXに設定されうる。922では、好ましくないフェムト・セル基地局のリンガ・タイマが、1単位ずつデクリメント(例えば、好ましくないT_idle_timer=T_idle_timer−1)されうる。924では、好ましくないフェムト・セル基地局のリンガ・タイマが0に等しい場合、方法900は、926へ進む。そうではなく、好ましくないフェムト・セル基地局のリンガ・タイマが0に等しくない場合、方法900は、他のループを実行するために、904へ戻る。926では、アイドル・ハンドオフが、以下の優先順にしたがって実行されうる。1)好ましいフェムト・セル基地局が利用可能になる。2)好ましくないフェムト・セル基地局が利用可能になり、Femto_Aggressive_Acqが設定される。3)利用可能な最強のパイロット。Femto_Aggressive_Acqが設定されると、モバイル・デバイスは、例えば、FNLMに提供された情報に基づいて、オフ周波数フェムト近隣を求めるスキャンを実行する。方法900は926から902へ戻る。
しかしながら、権利主張される主題は、図9に示される例に限定されないことが認識されるべきである。むしろ、方法900は、単に例示目的のために示されており、権利主張される主題は、それに限定されないことが考慮されるべきである。例えば、リンガ・タイマは、おのおののパイロットのために独立して適用され、これらパイロットの信号品質は、連続的に、定期的に、あるいは、リンガ・タイマが終了したとき等に測定されうることが考慮される。
本明細書に記載された1または複数態様によれば、無線通信環境において、フェムト・セル基地局に関連してアイドル・ハンドオフを実行することに関して推論がなされうることが認識されるだろう。本明細書で使用されるように、「推論する」または「推論」なる用語は一般に、イベントおよび/またはデータによって取得されたような観察のセットから、システム、環境、および/または、ユーザの状態の推論あるいはそれらに関する推理のプロセスを称する。推論は、特定のコンテキストまたは動作を特定するために適用されるか、あるいは、例えば状態にわたる確率分布を生成しうる。推論は、確率論的、すなわち、データおよびイベントの考慮に基づいて、該当する状態にわたる確率分布を計算することでありうる。推論はまた、イベントおよび/またはデータのセットから、より高いレベルのイベントを構築するために適用される技術を称することができる。そのような推論によって、イベントが時間的に近接していようといまいと、これらイベントおよびデータが1または幾つかのイベント・ソースおよびデータ・ソースに由来していようと、観察されたイベントおよび/または格納されたイベント・データのセットから、新たなイベントまたは動作を構築することができる。
例によれば、上述した1または複数の方法は、パイロットが受信された基地局のタイプ、および/または、(例えば、この基地局が、フェムト・セル基地局である場合、)この基地局が好ましいか、あるいは、好ましくないかを判定することに関する推論を行うことを含みうる。さらなる例によれば、アイドル・ハンドオフを有効にするかを選択することに関して推論がなされうる。前述した例は本質的には例示的であり、本明細書に記載されたさまざまな実施形態および/または方法と連携してなされうる推論の数、あるいは、そのような推論がなされる方式を限定することは意図されていないことが認識されるだろう。
図10は、無線通信システムにおいてアイドル・ハンドオフを実行するかを評価するモバイル・デバイス1000の例示である。モバイル・デバイス1000は、例えば受信アンテナ(図示せず)から信号を受信し、受信した信号について一般的な動作(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート等)を実行し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを得る受信機1002を備える。受信機1002は、例えばMMSE受信機であり、受信したシンボルを復調し、それらをチャネル推定のためにプロセッサ1006へ送る復調器1004を備えうる。プロセッサ1006は、受信機1002によって受信された情報の分析、および/または、送信機1016による送信のための情報の生成に特化されたプロセッサであるか、モバイル・デバイス1000の1または複数の構成要素を制御するプロセッサであるか、および/または、受信機1002によって受信された情報の分析と、送信機1016による送信のための情報の生成と、モバイル・デバイス1000の1または複数の構成要素の制御との両方を行うプロセッサでありうる。
モバイル・デバイス1000はさらに、プロセッサ1006に動作可能に接続され、送信されるべきデータ、受信したデータ、および、本明細書に記載されたさまざまな動作および機能を実行することに関連するその他任意の適切な情報を格納しうるメモリ1008(例えば、メモリ310)を備えうる。メモリ1008は、例えば、受信したパイロットの信号品質を測定すること、基地局のタイプを識別すること、フェムト・セル基地局が好ましいか、好ましくないかを認識すること、リンガ・タイマの起動および/または制御を行うとこと等に関連するプロトコルおよび/またはアルゴリズムを格納しうる。さらに、メモリ1008は、アイドル・ハンドオフを実行するかを選択することに関連付けられたプロトコルおよび/またはアルゴリズムを格納しうる。
本明細書に記載されたデータ・ストア(例えば、メモリ1008)は、揮発性メモリであるか、あるいは不揮発性メモリである。あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含みうることが認識されるだろう。限定ではなく例示によって、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電子的プログラマブルROM(EPROM)、電子的消去可能PROM(EEPROM)、あるいはフラッシュ・メモリを含みうる。揮発性メモリは、外部キャッシュ・メモリとして動作するランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含みうる。限定ではなく例示によって、RAMは、例えばシンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM)のような多くの形態で利用可能である。主題となるシステムおよび方法のメモリ1008は、限定される訳ではないが、これらおよびその他任意の適切なタイプのメモリを備えることが意図される。
プロセッサ1006は、タイマ構成要素1010および/またはハンドオーバ選択構成要素1012へ動作可能に接続されうる。タイマ構成要素1010は、図2のタイマ構成要素214に実質的に類似しうるか、および/または、ハンドオーバ選択構成要素1012は、図2のハンドオーバ選択構成要素216に実質的に類似しうる。モバイル・デバイス1000が、近隣基地局から、エントリしきい値を超えるパイロットの信号品質を検出すると、タイマ構成要素1010は、リンガ・タイマを起動しうる。さらに、リンガ・タイマが終了すると、ハンドオーバ選択構成要素1012は、近隣基地局からのパイロットに関連付けられた信号品質の1または複数のその後の測定値に少なくとも部分的に基づいて、近隣基地局へハンドオーバするかを評価しうる。図示していないが、モバイル・デバイス1000はさらに、(例えば、図2のパイロット強度測定構成要素210に実質的に類似した)パイロット強度測定構成要素、(例えば、図2のタイプ識別構成要素212に実質的に類似した)タイプ識別構成要素、(例えば、図3のプリファランス認識構成要素302に実質的に類似した)プリファランス認識構成要素、(例えば、図3の発見構成要素304に実質的に類似した)発見構成要素、(例えば、図3のメッセージ評価構成要素306に実質的に類似した)メッセージ評価構成要素、(例えば、図3のデータベース分析構成要素308に実質的に類似した)データベース分析構成要素、(例えば、図4のしきい値分析構成要素402に実質的に類似した)しきい値分析構成要素、(例えば、図4のエントリ構成要素404に実質的に類似した)エントリ構成要素、(例えば、図4のキャンプ・パイロット低下構成要素406に実質的に類似した)キャンプ・パイロット低下構成要素、(例えば、図4のコール開始構成要素408に実質的に類似した)コール開始構成要素、(例えば、図5のヒステリシス構成要素502に実質的に類似した)ヒステリシス構成要素、および/または、(例えば、図6のオフ周波数スキャン構成要素602に実質的に類似した)オフ周波数スキャン構成要素を含みうる。モバイル・デバイス1000はさらに、変調器1014と、データ、信号等を基地局へ送信する送信機1016とを備える。プロセッサ1006と別に示されているが、タイマ構成要素1010、ハンドオーバ選択構成要素1012、および/または、変調器1014は、プロセッサ1006または複数のプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが認識されるべきである。
図11は、無線通信環境においてパイロットを送信するシステム1100の例示である。システム1100は、複数の受信アンテナ1106を介して1または複数のモバイル・デバイス1104から信号(単数または複数)を受信する受信機1110と、送信アンテナ1108を介して1または複数のモバイル・デバイス1104へ送信する送信機1120と、を有する基地局1102(例えば、アクセス・ポイント)を備える。受信機1110は、受信アンテナ1106から情報を受信する。さらに、受信した情報を復調する復調器1112と動作可能に関連付けられている。復調されたシンボルは、図10に関して上述されたプロセッサに類似しており、モバイル・デバイス(単数または複数)1104へ送信されるべきデータ、または、モバイル・デバイス(単数または複数)1104から受信したデータ、および/または、本明細書に記載されたさまざまな動作および機能を実行することに関連するその他任意の適切な情報を格納するメモリ1116に接続されているプロセッサ1114によって分析される。プロセッサ1114はさらに、変調器1118に接続されている。変調器1118は、前述した記載にしたがって、送信機1120によってアンテナ1108を介してモバイル・デバイス(単数または複数)1104へ送信されるフレームを多重化しうる。プロセッサ1114と別に示されているが、変調器1118は、プロセッサ1114または多くのプロセッサ(図示せず)のうちの一部でありうることが認識されるべきである。
いくつかの態様では、本明細書に記載された技術は、マクロ・スケールの有効通信範囲(例えば、一般にマクロ・セル・ネットワークと称される3Gネットワークのような大規模なセルラ・ネットワーク)およびより小規模な有効通信範囲(例えば、住宅ベースまたはビルディング・ベースのネットワーク環境)を含むネットワーク内に適用されうる。アクセス端末(“AT”)(例えば、モバイル・デバイス)が、そのようなネットワークの中を移動すると、マクロ有効通信範囲を提供するアクセス・ノード(“AN”)(例えば、基地局)によって、特定の場所においてサービス提供される一方、小規模な有効通信範囲を提供するアクセス・ノードによって、その他の場所においてサービス提供されうる。いくつかの態様では、増加する容量成長、ビルディング内の有効通信範囲、および、(例えば、より強固なユーザ経験のための)その他のサービスを提供するために、小規模な有効通信範囲ノードが使用される。本明細書に記載された説明では、比較的広範囲にわたる有効通信範囲を提供するノードは、マクロ・ノード(例えば、マクロ・セル基地局)と称されうる。比較的小さな領域(例えば、住宅)にわたって有効通信範囲を提供するノードは、フェムト・ノード(例えば、フェムト・セル基地局)と称される。マクロ領域よりも小さく、フェムト領域よりも大きな領域にわたって有効通信範囲を提供するノードは、(例えば、商業ビルディング内に有効通信範囲を提供する)ピコ・ノードと称される。
マクロ・ノード、フェムト・ノードあるいはピコ・ノードに関連付けられたセルは、マクロ・セル、フェムト・セル、あるいはピコ・セルとそれぞれ称される。いくつかの実施例では、おのおののセルがさらに、1または複数のセクタに関連付けられる(分割される)。
さまざまなアプリケーションでは、マクロ・ノード、フェムト・ノード、あるいはピコ・ノードを称して、その他の用語が使用されうる。例えば、マクロ・ノードは、アクセス・ノード、基地局、アクセス・ポイント、eノードB、マクロ・セル、マクロ・セル基地局等として構成または参照されうる。さらに、フェムト・ノードは、ホーム・ノードB、ホームeノードB、アクセス・ポイント基地局、フェムト・セル、フェムト・セル基地局等として構成または参照されうる。
図12は、多くのユーザをサポートするように構成され、本明細書に記載された教示が実施される無線通信システム1200を例示する。システム1200は、例えば、マクロ・セル1202A−1202Gのような複数のセル1202のための通信を提供する。ここで、おのおののセルは、対応するアクセス・ノード1204(例えば、アクセス・ノード1204A−1204G)によってサービス提供されている。図12に示すように、アクセス端末1206(例えばアクセス端末1206A−1206L)は、時間にわたって、システム1200中のさまざまな場所に分散されうる。アクセス端末1206はおのおのの、例えば、アクセス端末1200がアクティブであるか、および、ソフト・ハンドオフにあるかに依存して、所与の時間において、順方向リンク(“FL”)および/または逆方向リンク(“RL”)で、1または複数のアクセス・ノード1204と通信しうる。無線通信システム1200は、大規模な地理的領域にわたってサービスを提供することができる。例えば、マクロ・セル1202A−1202Gは、近隣における少数のブロックしかカバーしないかもしれない。
図13は、ネットワーク環境において、1または複数のフェムト・ノードがネットワーク環境内で展開されている典型的な通信システム1300を例示する。特に、システム1300は、(例えば、1または複数のユーザ住居1330内の)比較的小規模なネットワーク環境に備えられた複数のフェムト・ノード1310(例えば、フェムト・ノード1310A、1310B)を含む。おのおののフェムト・ノード1310は、DSLルータ、ケーブル・モデム、無線リンク、あるいは(図示しない)その他の接続手段を介して、広域ネットワーク1340(例えば、インターネット)およびモバイル・オペレータ・コア・ネットワーク1350へ接続されうる。以下に説明するように、おのおののフェムト・ノード1310は、関連付けられたアクセス端末1320(例えば、アクセス端末1320A)と、オプションとして、エイリアン・アクセス端末1320(例えば、アクセス端末1320B)にサービス提供するように構成されうる。言い換えると、フェムト・ノード1310へのアクセスが制限され、これによって、所与のアクセス端末1320が、指定された(例えば、住宅)フェムト・ノード(単数または複数)1310のセットによってサービス提供されるが、指定されていない何れのフェムト・ノード1310(例えば、近隣のフェムト・ノード1310)によってもサービス提供されない。
図14は、おのおのがいくつかのマクロ有効通信範囲エリアを含むいくつかのトラッキング・エリア1402(または、ルーティング・エリアあるいはロケーション・エリア)が定義された有効通信範囲マップ1400の例を示す。ここでは、トラッキング・エリア1402A、1402B、1402Cに関連付けられた有効通信範囲のエリアが、太線で示され、マクロ有効通信範囲エリア1404が、六角形によって示されている。トラッキング・エリア1402は、フェムト有効通信範囲エリア1406をも含んでいる。この例において、フェムト有効通信範囲エリア1406(例えば、フェムト有効通信範囲エリア1406C)のおのおのは、マクロ有効通信範囲エリア1404(例えば、マクロ有効通信範囲エリア1404B)内に示されている。しかしながら、フェムト有効通信範囲エリア1406は、マクロ有効通信範囲エリア1404内に全体的に位置していなくても良いことが認識されるべきである。実際、所与のトラッキング・エリア1402またはマクロ有効通信範囲エリア1404を用いて、極めて多くのフェムト有効通信範囲エリア1406が定義される。さらに、1または複数のピコ有効通信範囲エリア(図示せず)が、所与のトラッキング・エリア1402あるいはマクロ有効通信範囲エリア1404内で定義されうる。
図13に再び示すように、フェムト・ノード1310の所有者は、モバイル・オペレータ・コア・ネットワーク1350によって提供される、例えば、3Gモバイル・サービスのようなモバイル・サービスへ申し込むことができる。さらに、アクセス端末1320は、マクロ環境と、小規模(例えば、住宅)ネットワーク環境との両方において動作可能でありうる。言い換えれば、アクセス端末1320の現在の場所に依存して、アクセス端末1320は、マクロ・セル・モバイル・ネットワーク1350のアクセス・ノード1360によって、あるいは、フェムト・ノード1310のセットのうちの何れか1つ(例えば、対応するユーザ住居1330内に存在するフェムト・ノード1310A、1310B)によってサービス提供されうる。例えば、加入者が、住宅の外にいる場合、標準的なマクロ・アクセス・ノード(例えば、ノード1360)によってサービス提供され、住宅の中にいる場合、フェムト・ノード(例えば、ノード1310A)によってサービス提供される。ここで、フェムト・ノード1310は、既存のアクセス端末1320との下位互換性を有しうることが認識されるべきである。
フェムト・ノード1310は、単一の周波数で、あるいは、代替例では、複数の周波数で、展開される。特定の構成に依存して、単一の周波数、あるいは、多くの周波数のうちの1または複数は、マクロ・ノード(例えば、ノード1360)によって使用される1または複数の周波数とオーバラップしうる。
いくつかの態様では、アクセス端末1320は、そのような接続が可能な場合にはいつでも、好ましいフェムト・ノード(例えば、アクセス端末1320のホーム・フェムト・ノード)に接続するように構成されうる。例えば、アクセス端末1320が、ユーザの住宅1330内に存在する場合には常に、アクセス端末1320は、ホーム・フェムト・ノード1310のみと通信することが望まれうる。
いくつかの態様では、アクセス端末1320がマクロ・セルラ・ネットワーク1350内で動作するが、(好ましいローミング・リストで定義されたような)最も好ましいネットワークに存在していない場合、アクセス端末1320は、ベター・システム再選択(“BSR”)を用いて、最も好ましいネットワーク(例えば、好ましいフェムト・ノード1310)を求める探索を続けることができる。これは、より良い(ベターな)システムが現在利用可能であるかを判定するために利用可能なシステムの定期的なスキャンと、そのように好ましいシステムと関連付けるためのその後の努力とを含みうる。アクセス端末1320は、獲得エントリを用いて、特定の帯域およびチャネルを求める探索を制限することができる。例えば、最も好ましいシステムを求める探索が、定期的に繰り返される。好ましいフェムト・ノード1310が発見されると、アクセス端末1320は、その有効通信範囲エリア内にキャンプするためのフェムト・ノード1310を選択する。
フェムト・ノードは、いくつかの態様では、制限されうる。例えば、所与のフェムト・ノードは、あるアクセス端末に対してしか、あるサービスを提供することができない。いわゆる制限された(あるいは、クローズされた)関連付けを持つ構成では、所与のアクセス端末は、マクロ・セル・モバイル・ネットワーク、および、定義されたフェムト・セルのセット(例えば、対応するユーザ住居1330内に存在するフェムト・ノード1310)によってしかサービス提供されない。いくつかの実施例では、ノードは、少なくとも1つのノードについて、シグナリング、データ・アクセス、登録、ページング、あるいはサービスのうちの少なくとも1つを提供しないように制限される。
いくつかの態様では、(クローズド加入者グループ・ホーム・ノードBとも称されうる)制限されたフェムト・ノードは、プロビジョンされた、制限されたアクセス端末のセットへサービスを提供する1つである。このセットは、必要な場合、一時的にあるいは永久に拡張されうる。いくつかの態様では、クローズド加入者グループ(“CSG”)は、アクセス端末の共通アクセス制御リストを共有するアクセス・ノード(例えば、フェムト・ノード)のセットとして定義されうる。領域内のすべてのフェムト・ノード(あるいは、制限されたすべてのフェムト・ノード)が動作するチャネルは、フェムト・チャネルと称される。
したがって、所与のフェムト・ノードと、所与のアクセス端末との間には、さまざまな関係が存在する。例えば、アクセス端末の観点からは、オープンなフェムト・ノードは、制限された関連付けのないフェムト・ノードと称することができる。制限されたフェムト・ノードは、(例えば、関連付けおよび/または登録について制限されるように、)いくつかの方式で制限される。ホーム・フェムト・ノードは、アクセス端末がアクセスおよび動作を許可されているフェムト・ノードと称することができる。ゲスト・フェムト・ノードは、アクセス端末が、アクセスまたは動作が一時的にしか許可されていないフェムト・ノードを称することができる。エイリアン・フェムト・ノードは、アクセス端末が、恐らくは緊急事態(例えば、911コール)を除いて、アクセスまたは動作することを許可されていないフェムト・ノードを称することができる。
制限されたフェムト・ノードの観点からは、ホーム・アクセス端末は、制限されたフェムト・ノードへアクセスすることを許可したアクセス端末を称することができる。ゲスト・アクセス端末は、制限されたフェムト・セルへの一時的なアクセスを有するアクセス端末を称することができる。エイリアン・アクセス端末は、例えば911コールのような緊急事態を除いて、制限されたフェムト・ノードへアクセスする許可を有しないアクセス端末(例えば、制限されたフェムト・ノードへ登録するための信用証書も許可も持たないアクセス端末)を称することができる。
便宜上、本明細書における開示は、フェムト・ノードのコンテキストにおけるさまざまな機能について説明している。しかしながら、ピコ・ノードは、より大きな有効通信範囲エリアのためにも同じあるいは類似の機能を提供しうることが認識されるべきである。例えば、ピコ・ノードが制限され、所与のアクセス端末についてホーム・ピコ・ノードが定義される等である。
無線多元接続通信システムは、複数の無線アクセス端末のための通信を同時にサポートすることができる。前述したように、おのおのの端末は、順方向リンクおよび逆方向リンクによる送信を介して1または複数の基地局と通信することができる。順方向リンク(すなわちダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクを称し、逆方向リンク(すなわちアップリンク)は、端末から基地局への通信リンクを称する。この通信リンクは、単一入力単一出力システム、複数入力複数出力(“MIMO”)システム、あるいは、その他いくつかのタイプのシステムによって確立されうる。
MIMOシステムは、データ送信のために、複数(N個)の送信アンテナと、複数(N個)の受信アンテナとを使用する。N個の送信アンテナおよびN個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも称されるN個の独立チャネルへ分解されうる。ここで、N≦min{N,N}である。N個の独立チャネルのおのおのは、ディメンションに相当する。MIMOシステムは、複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって形成された追加のディメンションが利用される場合、向上された性能(例えば、より高いスループット、および/または、より高い信頼性)を与えることができる。
MIMOシステムは、時分割デュプレクス(“TDD”)および周波数分割デュプレクス(“FDD”)をサポートしうる。TDDシステムでは、相互原理によって、逆方向リンク・チャネルから順方向リンク・チャネルを推定できるように、順方向リンク送信および逆方向リンク送信が、同じ周波数領域にある。これによって、アクセス・ポイントは、アクセス・ポイントにおいて複数のアンテナが利用可能である場合、順方向リンクで、ビームフォーミング利得を送信できるようになる。
図15は、無線通信システム1500の例を示す。無線通信システム1500は、簡潔さの目的で、1つの基地局1510と1つのモバイル・デバイス1550としか示していない。しかしながら、システム1500は、1より多い基地局、および/または、1より多いモバイル・デバイスを含むことができ、これら追加の基地局および/またはモバイル・デバイスは、以下に説明する基地局1510およびモバイル・デバイス1550の例と実質的に同じでも、別のものでもありうることが認識されるべきである。さらに、基地局1510および/またはモバイル・デバイス1550は、その間の無線通信を容易にするために、システム(図1乃至6、10乃至14、16)および/または方法(図7乃至9)を適用しうることが認識されるべきである。
基地局1510では、多くのデータ・ストリームのためのトラフィック・データが、データ・ソース1512から送信(TX)データ・プロセッサ1514へ提供される。一例によれば、おのおののデータ・ストリームが、それぞれのアンテナを介して送信される。TXデータ・プロセッサ1514は、トラフィック・データ・ストリームをフォーマットし、このデータ・ストリームのために選択された特定の符合化スキームに基づいて符号化し、インタリーブして、符合化されたデータを提供する。
おのおののデータ・ストリームの符合化されたデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。さらに、あるいは、その代わりに、パイロット・シンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、あるいは符号分割多重化(CDM)されうる。パイロット・データは一般に、既知の方法で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するためにモバイル・デバイス1550において使用されうる。おのおののデータ・ストリームについて多重化されたパイロットおよび符号化されたデータは、データ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BPSK)、直交フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)、Mフェーズ・シフト・キーイング(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM)等)に基づいて変調(例えば、シンボル・マップ)され、変調シンボルが提供される。おのおののデータ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、プロセッサ1530によって実行または提供される指示によって決定されうる。メモリ1532は、プロセッサ1530、あるいは、基地局1510のその他の構成要素によって使用されるプログラム・コード、データ、およびその他の情報を格納しうる。
データ・ストリームの変調シンボルは、(例えば、OFDMのために)変調シンボルを処理するTX MIMOプロセッサ1520に提供される。TX MIMOプロセッサ1520はその後、N個の変調シンボル・ストリームをN個の送信機(TMTR)1522a乃至1522tへ提供する。さまざまな実施形態において、TX MIMOプロセッサ1520は、データ・ストリームのシンボル、および、そのシンボルが送信されるアンテナへ、ビームフォーミング重みを適用する。
おのおのの送信機1522は、1または複数のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、さらには、MIMOチャネルを介した送信に適切な変調信号を提供するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)する。さらに、送信機1522a乃至1522tからのN個の変調信号が、N個のアンテナ1524a乃至1524tからそれぞれ送信される。
モバイル・デバイス1550では、送信された変調された信号が、N個のアンテナ1552a乃至1552rによって受信され、おのおののアンテナ1552からの受信された信号が、それぞれの受信機(RCVR)1554a乃至1554rへ提供される。おのおのの受信機1554は、それぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにこのサンプルを処理して、対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。
RXデータ・プロセッサ1560は、N個の受信機1554からN個のシンボル・ストリームを受信し、受信されたこれらシンボル・ストリームを、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、N個の「検出された」シンボル・ストリームを提供する。RXデータ・プロセッサ1560は、検出されたおのおののシンボル・ストリームを復調し、デインタリーブし、復号して、そのデータ・ストリームのためのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ1560による処理は、基地局1510におけるTX MIMOプロセッサ1520およびTXデータ・プロセッサ1514によって実行されるものと相補的である。
プロセッサ1570は、上述したように、どの事前符合化行列を使用するのかを定期的に決定する。さらに、プロセッサ1570は、行列インデクス部およびランク値部を備えた逆方向リンク・メッセージを規定することができる。
逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータ・ストリームに関するさまざまなタイプの情報を備えうる。逆方向リンク・メッセージは、多くのデータ・ストリームのトラフィック・データをデータ・ソース1536から受信するTXデータ・プロセッサ1538によって処理され、変調器1580によって変調され、送信機1554a乃至1554rによって調整され、基地局1510へ送り戻される。
基地局1510では、モバイル・デバイス1550からの変調された信号が、受信機1522によって調整され、復調器1540によって復調され、RXデータ・プロセッサ1542によって処理されることにより、モバイル・デバイス1550によって送信された逆方向リンク・メッセージが抽出される。さらに、プロセッサ1530は、ビームフォーミング重みを決定するためにどの事前符合化行列を使用するかを決定するために、この抽出されたメッセージを処理する。
プロセッサ1530およびプロセッサ1570は、基地局1510およびモバイル・デバイス1550それぞれにおける動作を指示(例えば、制御、調整、管理等)する。プロセッサ1530およびプロセッサ1570はそれぞれ、プログラム・コードおよびデータを格納するメモリ1532およびメモリ1572に関連付けられうる。プロセッサ1530およびプロセッサ1570はまた、アップリンクおよびダウンリンクそれぞれのための周波数およびインパルス応答推定値を導出する計算をも実行する。
本明細書に記載された実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、あるいはこれらの任意の組み合わせで実現されうることが理解されるべきである。ハードウェアで実現する場合、処理ユニットは、1または複数の特定用途向けIC(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理回路(PLD)、フィールドプログラム可能ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書に記載の機能を実行するために設計されたその他の電子ユニット、あるいはこれらの組み合わせ内に実装されうる。
これら実施形態が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアあるいはマイクロコード、プログラム・コードあるいはコード・セグメントで実現される場合、これらは、例えば記憶素子のような機械読取可能媒体に格納されうる。コード・セグメントは、手順、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、または、命令、データ構造、あるいはプログラム文からなる任意の組み合わせを表すことができる。コード・セグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、あるいは記憶内容の引渡および/または受信を行うことによって、他のコード・セグメントまたはハードウェア回路に接続されうる。情報、引数、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージ引渡し、トークン引渡、ネットワーク送信などを含む任意の適切な手段を用いて引渡、転送、あるいは送信されうる。
ソフトウェアで実現する場合、本明細書に記載のこれら技術は、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、手続き、機能等)を用いて実現されうる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット内に格納され、プロセッサによって実行されうる。メモリ・ユニットは、プロセッサ内部またはプロセッサ外部に実装されうる。プロセッサ外部に実装される場合、メモリ・ユニットは、当該技術分野で周知のさまざまな手段によってプロセッサと通信可能に接続されうる。
図16を参照して、無線通信環境において、アイドル・ハンドオフを有効にすることを可能にするシステム1600が例示される。例えば、システム1600は、モバイル・デバイス内に存在しうる。システム1600は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして示されることが認識されるべきである。システム1600は、連携して動作しうる電子構成要素の論理グループ1602を含む。例えば、論理グループ1602は、基地局から取得したパイロットの信号品質を測定するための電子構成要素1604を含みうる。このパイロットは、他のソース基地局にキャンプしている間に、基地局から取得されうる。さらに、論理グループ1602は、パイロットが取得された基地局のタイプを認識するための電子構成要素1606を含みうる。例えば、基地局のタイプは、フェムト・セル基地局あるいはマクロ・セル基地局でありうる。さらに、論理グループ1602は、パイロットの信号品質がエントリしきい値を上回り、基地局がフェムト・セル基地局であると認識された場合に、リンガ・タイマを起動するための電子構成要素1608を含みうる。論理グループ1602はさらに、リンガ・タイマが終了すると、基地局から取得されたパイロットの信号品質のその後の1または複数の測定値に基づいて、基地局へのアイドル・ハンドオフを有効にするための電子構成要素1610を含みうる。論理グループ1602はまた、オプションとして、この基地局が好ましいか、好ましくないかを識別するための電子構成要素1612を含みうる。さらに、論理グループ1602は、オプションとして、パイロットの信号品質がドロップしきい値を下回っている間、基地局が、好ましいフェムト・セル基地局である場合、この基地局に引き続き関連付けるための電子構成要素1614を含みうる。さらに、システム1600は、電子構成要素1604、1606、1608、1610、1612、1614に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ1616を含みうる。メモリ1616の外側にあると示されているが、電子構成要素1604、1606、1608、1610、1612、1614のうちの1または複数は、メモリ1616内に存在しうることが理解されるべきである。
本明細書で開示された実施形態に関連して記述されたさまざまな例示的なロジック、論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、あるいはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲートあるいはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、または上述された機能を実現するために設計された上記何れかの組み合わせを用いて実現または実施されうる。汎用プロセッサとしてマイクロプロセッサを用いることが可能であるが、代わりに、従来技術によるプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは順序回路を用いることも可能である。プロセッサは、例えばDSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1または複数のマイクロプロセッサ、またはその他任意のこのような構成である計算デバイスの組み合わせとして実現することも可能である。それに加えて、少なくとも1つのプロセッサは、上述したステップおよび/または動作のうちの1または複数を実行するように動作可能な1または複数のモジュールを備えうる。
さらに、本明細書に開示された態様に関して記述された方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作は、ハードウェアによって直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、あるいは、これら2つの組み合わせによって具体化されうる。ソフトウェア・モジュールは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、あるいは、当該技術で周知のその他任意の形態の記憶媒体内に存在しうる。典型的な記憶媒体は、プロセッサに結合されており、これによって、プロセッサは、記憶媒体との間で情報を読み書きできるようになる。あるいは、この記憶媒体は、プロセッサに統合されうる。さらに、ある態様では、プロセッサと記憶媒体が、ASIC内に存在しうる。さらに、ASICは、ユーザ端末に存在することができる。あるいは、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内のディスクリートな構成要素として存在することができる。それに加えて、いくつかの態様では、方法またはアルゴリズムのステップおよび/または動作が、コンピュータ・プログラム製品に組み込まれうるマシン読取可能媒体および/またはコンピュータ読取可能媒体における命令群および/またはコードのうちの1つまたは任意の組み合わせまたはセットとして存在しうる。
1または複数の態様では、 説明された機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実現されうる。ソフトウェアで実現される場合、これら機能はコンピュータ読取可能媒体に格納されうるか、あるいは、コンピュータ読取可能媒体上の1または複数の命令群またはコードとして送信されうる。コンピュータ読取可能媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。これらは、コンピュータ・プログラムのある場所から別の場所への転送を容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされる利用可能な任意の媒体でありうる。例として、限定することなく、そのようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたはその他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置またはその他の磁気記憶デバイス、あるいは、所望のプログラム・コード手段を命令群またはデータ構造の形式で搬送または格納するために使用され、しかも、コンピュータによってアクセスされうるその他任意の媒体を備えうる。さらに、いかなる接続も、コンピュータ読取可能媒体と適切に称される。同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、デジタル加入者線(DSL)、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他の遠隔ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバ・ケーブル、ツイスト・ペア、DSL、あるいは、例えば赤外線、無線およびマイクロ波のような無線技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるdiskおよびdiscは、コンパクト・ディスク(disc)(CD)、レーザ・ディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多目的ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイ・ディスク(disc)を含む。通常、diskは、データを磁気的に再生し、discは、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ読取可能媒体の範囲内に含まれるべきである。
前述した開示は、例示的な態様および/または実施形態を開示しているが、さまざまな変更および修正が、特許請求の範囲で定義されたような説明された態様および/または実施形態の範囲から逸脱することなくなされうることが注目されるべきである。さらに、説明された態様および/または実施の構成要素は、単数形で記載または特許請求されているが、もしも単数であると明示的に述べられていないのであれば、複数が考慮される。さらに、任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部は、特に述べられていないのであれば、その他任意の態様および/または実施形態のすべてまたは一部とともに利用されうる。

Claims (42)

  1. 方法であって、
    受信された、基地局からのパイロットの信号品質を測定することと、
    前記パイロットが受信された基地局が、フェムト・セル基地局であるか、マクロ・セル基地局であるかを識別することと、
    前記パイロットの信号品質が、エントリしきい値を超え、前記基地局が、フェムト・セル基地局であると識別された場合、リンガ・タイマを起動することと、
    前記リンガ・タイマが終了すると、前記基地局から受信したパイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値に応じて、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを実行することと
    を備える方法。
  2. 前記信号品質は、キャリアで受信された合計の信号強度に対する、受信したパイロットの強度である請求項1に記載の方法。
  3. 前記パイロットが受信された基地局が、フェムト・セル基地局であるか、あるいは、マクロ・セル基地局であるかを、好ましいユーザ・ゾーン・リスト(PUZL)、フェムト近隣リスト・メッセージ(FNLM)、アクセス・ポイント識別メッセージ(APIDM)、あるいは、プライマリ同期コード(PSC)のうちの少なくとも1つに基づいて識別することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  4. 前記基地局が、フェムト・セル基地局であると識別された場合、前記基地局が好ましいか、好ましくないかを認識することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  5. 前記基地局が好ましいか、好ましくないかを区別するために、スリープ・サイクルの間、前記基地局のページング・チャネルを読み取ることをさらに備える請求項4に記載の方法。
  6. 前記リンガ・タイマはパイロット毎ベースで実施される請求項1に記載の方法。
  7. 前記リンガ・タイマに関連付けられた期間中、モバイル・デバイスは、前記リンガ・タイマが起動されているパイロットに対応する基地局へハンドオフすることなく、引き続きソース基地局に関連付けられている請求項1に記載の方法。
  8. 前記パイロットの信号品質のその後の1つの測定値を取得することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  9. 前記パイロットの信号品質のその後の1つの測定値が前記エントリしきい値を上回り、前記基地局が、好ましいフェムト・セル基地局であると認識された場合、前記リンガ・タイマが終了すると、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを有効にすることをさらに備える請求項8に記載の方法。
  10. 前記パイロットの信号品質のその後の1つの測定値が、前記エントリしきい値を上回り、前記基地局が、好ましくないフェムト・セル基地局であると識別された場合、前記リンガ・タイマが終了すると、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを実行するかを検出するために、少なくとも1つのアイドル・ハンドオフ条件を評価することをさらに備える請求項8に記載の方法。
  11. 前記リンガ・タイマが起動されると、前記リンガ・タイマが終了するまで、前記パイロットの信号品質を連続的に測定することと、
    前記パイロットの信号品質が、前記エントリしきい値を下回ったことが検出されると、前記リンガ・タイマを休止させることと
    をさらに備える請求項1に記載の方法。
  12. 前記リンガ・タイマが起動されると、前記パイロットの信号品質をN回測定することをさらに備え、Nは整数である請求項1に記載の方法。
  13. N個のサンプルの平均がしきい値を超えるかに少なくとも部分的に基づいて、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを有効にするかを判定することをさらに備える請求項12に記載の方法。
  14. 前記N個のサンプルのうちの少なくともM個が、前記エントリしきい値を上回っているかに少なくとも部分的に応じて、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを実行するかを選択することをさらに備え、Mは、N以下の整数である請求項12に記載の方法。
  15. モバイル・デバイスが現在キャンプしているソース基地局から受信した現在のパイロットの条件が、あるレベルを下回る場合、前記リンガ・タイマを無視することをさらに備える請求項1に記載の方法。
  16. 前記基地局が好ましいフェムト・セル基地局である場合、前記モバイル・デバイスによって開始されるべきコールを行うために、前記リンガ・タイマの終了を待つことなく前記基地局に入ることをさらに備える請求項1に記載の方法。
  17. 前記リンガ・タイマが終了すると、マクロ・セル基地局から、好ましい第1のフェムト・セル基地局として識別された前記基地局へハンドオフすることをさらに備える請求項1に記載の方法。
  18. 前記好ましい第1のフェムト・セル基地局から受信したパイロットの測定された信号品質が、好ましくない近隣のフェムト・セル基地局または近隣のマクロ・セル基地局のうちの少なくとも1つからのパイロットの信号品質と独立しているドロップしきい値を上回っている間、前記好ましい第1のフェムト・セル基地局に引き続き関連付けられることをさらに備える請求項17に記載の方法。
  19. リンガ・タイマを実施することなく、前記好ましい第1のフェムト・セル基地局から受信したパイロットの、測定された信号品質よりも高い信号品質を持つ他のパイロットに関連付けられた、好ましい第2のフェムト・セル基地局へハンドオフすることをさらに備える請求項17に記載の方法。
  20. 無線通信装置であって、
    受信された、基地局からのパイロットの信号品質をモニタし、
    前記パイロットが受信された基地局のタイプを識別し、
    前記基地局のタイプが、フェムト・セル基地局であると識別された場合、前記基地局が、好ましいか、あるいは、好ましくないかを認識し、
    前記パイロットの信号品質がエントリしきい値を上回り、前記基地局のタイプが、フェムト・セル基地局であると識別された場合、リンガ・タイマを起動し、
    前記リンガ・タイマが終了すると、前記基地局から受信したパイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値と、前記基地局が好ましいか、あるいは好ましくないと認識されたかに応じて、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを有効にする
    ように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える無線通信装置。
  21. 前記パイロットが受信された基地局のタイプを、好ましいユーザ・ゾーン・リスト(PUZL)、フェムト近隣リスト・メッセージ(FNLM)、アクセス・ポイント識別メッセージ(APIDM)、あるいは、プライマリ同期コード(PSC)のうちの少なくとも1つに基づいて識別するように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項20に記載の無線通信装置。
  22. 前記基地局が好ましいか、好ましくないかを認識するために、スリープ・サイクルの間、前記基地局のページング・チャネルを読み取るように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項20に記載の無線通信装置。
  23. 前記リンガ・タイマはパイロット毎ベースで実施される請求項20に記載の無線通信装置。
  24. 前記パイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値が前記エントリしきい値を上回り、前記基地局が、好ましいフェムト・セル基地局であると認識された場合、前記リンガ・タイマが終了すると、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを有効にするように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項20に記載の無線通信装置。
  25. 前記パイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値が、前記エントリしきい値を上回り、前記基地局が、好ましくないフェムト・セル基地局であると識別された場合、前記リンガ・タイマが終了すると、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを実行するかを検出するために、少なくとも1つのアイドル・ハンドオフ条件を評価するように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項20に記載の無線通信装置。
  26. モバイル・デバイスが現在キャンプしているソース基地局から受信した現在のパイロットの信号品質が、あるレベルを下回る場合、前記リンガ・タイマを無視するように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項20に記載の無線通信装置。
  27. 前記基地局が好ましいフェムト・セル基地局である場合、前記モバイル・デバイスによって開始されるべきコールを行うために、前記リンガ・タイマの終了を待つことなく前記基地局に入るように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項20に記載の無線通信装置。
  28. 前記好ましいフェムト・セル基地局からのパイロットの信号品質が、ドロップしきい値を上回っている限り、好ましくないフェムト・セル基地局またはマクロ・セル基地局のうちの1つへハンドオフするのではなく、好ましいフェムト・セル基地局へキャンプし続けるように構成された少なくとも1つのプロセッサをさらに備える請求項20に記載の無線通信装置。
  29. 装置であって、
    基地局から取得したパイロットの信号品質を測定する手段と、
    前記パイロットが取得された前記基地局のタイプを認識する手段と、
    前記パイロットの信号品質がエントリしきい値を上回り、前記基地局が、フェムト・セル基地局であると認識された場合、リンガ・タイマを起動する手段と、
    前記リンガ・タイマが終了すると、前記基地局から取得されたパイロットの信号品質の1または複数のその後の測定値に基づいて、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを有効にする手段と
    を備える装置。
  30. 前記基地局が好ましいか、好ましくないかを識別する手段をさらに備える請求項29に記載の装置。
  31. 前記パイロットの信号品質がドロップしきい値を上回っている間、前記基地局が好ましいフェムト・セル基地局である場合、引き続き前記基地局に関連付ける手段をさらに備える請求項30に記載の装置。
  32. 前記リンガ・タイマはパイロット毎ベースで適用される請求項29に記載の装置。
  33. 前記信号品質は、キャリアで受信された合計の信号強度に対する、受信したパイロットの強度である請求項29に記載の装置。
  34. コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、
    前記コンピュータ読取可能媒体は、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、基地局からの、受信されたパイロットの信号品質を測定させるためのコードと、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、前記パイロットが受信された基地局が、フェムト・セル基地局であるか、マクロ・セル基地局であるかを識別させるためのコードと、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、前記パイロットの信号品質がエントリしきい値を超え、前記基地局がフェムト・セル基地局であると識別された場合、リンガ・タイマを起動させるためのコードと、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、前記リンガ・タイマが終了すると、前記基地局から受信したパイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値に応じて、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを実行させるためのコードと
    を備えるコンピュータ・プログラム製品。
  35. 前記コンピュータ読取可能媒体は、
    少なくとも1つのコンピュータに対して、前記パイロットが受信された基地局が、フェムト・セル基地局であるか、あるいは、マクロ・セル基地局であるかを、好ましいユーザ・ゾーン・リスト(PUZL)、フェムト近隣リスト・メッセージ(FNLM)、アクセス・ポイント識別メッセージ(APIDM)、あるいは、プライマリ同期コード(PSC)のうちの少なくとも1つに基づいて識別させるためのコードをさらに備える請求項34に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  36. 前記コンピュータ読取可能媒体は、前記基地局が、フェムト・セル基地局であると識別された場合、少なくとも1つのコンピュータに対して、前記基地局が好ましいか、好ましくないかを認識させるためのコードをさらに備える請求項34に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  37. 前記リンガ・タイマに関連付けられた期間中、モバイル・デバイスは、前記リンガ・タイマが起動されているパイロットに対応する基地局へハンドオフすることなく、引き続きソース基地局に関連付けられる請求項34に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  38. 前記コンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのプロセッサに対して、前記パイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値が前記エントリしきい値を上回り、前記基地局が、好ましいフェムト・セル基地局であると認識された場合、前記リンガ・タイマが終了すると、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを有効にさせるためのコードをさらに備える請求項34に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  39. 前記コンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、前記パイロットの信号品質のその後の少なくとも1つの測定値が、前記エントリしきい値を上回り、前記基地局が、好ましくないフェムト・セル基地局であると識別された場合、前記リンガ・タイマが終了すると、前記基地局へのアイドル・ハンドオフを実行するかを検出するために、少なくとも1つのアイドル・ハンドオフ条件を評価させるためのコードをさらに備える請求項34に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  40. 前記コンピュータ読取可能媒体は、少なくとも1つのコンピュータに対して、好ましくないフェムト・セル基地局またはマクロ・セル基地局に優先して、好ましいフェムト・セル基地局との関連付けを維持させるためのコードをさらに備える請求項34に記載のコンピュータ・プログラム製品。
  41. 装置であって、
    1または複数の基地局から受信したおのおののパイロットの信号品質を評価するパイロット強度測定構成要素と、
    前記受信したおのおののパイロットが、フェムト・セル基地局に対応するか、あるいは、マクロ・セル基地局に対応するかを検出するタイプ識別構成要素と、
    エントリしきい値を超えるものと前記パイロット強度測定要素によって検出された信号品質を持つフェムト・セル基地局に対応すると認識された特定のパイロットについて、リンガ・タイマを起動する、タイマ構成要素と、
    前記リンガ・タイマの終了時に、前記フェムト・セル基地局へのアイドル・ハンドオーバを実行するかを評価するハンドオーバ選択構成要素と
    を備える装置。
  42. 前記フェムト・セル基地局が、好ましいフェムト・セル基地局であるか、好ましくないフェムト・セル基地局であるかを検出するプリファレンス認識構成要素をさらに備える請求項41に記載の装置。
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