JP2011528519A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、接地面と、給電素子と、給電素子に結合された放射素子であって、接地面と略平行で、かつ給電素子及び短絡素子によって当該接地面から垂直方向に離間された放射素子と、を備える新規のアンテナ装置に関する。アンテナは、スイッチ素子によって接地面と結合された導電性部であって、接地面のサイズを変更するように構成された導電性部をさらに備える。
【選択図】図3
【選択図】図3
Description
本発明は、アンテナに関するものであり、特にハイバンド(High Band)への影響なしに、例えばGSM850とGSM900とを切り替える、切り替え技術を備える、半平面型逆Fアンテナ(PIFA:semi-Planar Inverted F-Antenna)に関する。
例えば携帯電話や他の無線電話、無線ネットワーク(WiLAN)コンポーネント、GPS受信機、移動体無線装置、ページャ等の無線通信装置は、複数の無線通信周波数帯において無線信号を送受信するマルチバンドアンテナを使用している。故に、無線デバイスの重要な構成要素の1つはアンテナであり、アンテナは高い信号強度、弱い信号の良好な受信、拡張された(必要に応じて狭められた)帯域、及び小型化という高いパフォーマンスについての要求を満たすべきである。
平面逆Fアンテナ(PIFA)は多くの利点を有する。当該アンテナは、簡単に組み立てられ、単純構造を有し、製造コストもわずかである。今日、PIFAは例えば携帯電話等の小型通信デバイスにおいて幅広く使用されている。これは、PIFAのサイズが小型であるため、保護されたアンテナを提供するデバイス筐体への実装が容易だからである。PIFAは、暴露の点について、例えば一般的なホイップアンテナに対しても更なる利点を提供する。ホイップアンテナが全方向性の放射場を有するのに対し、PIFAはユーザに向かう放射場を比較的制限している。PIFAは一般的にλ/4共鳴構造であり、導電性の壁、板、あるいは柱を用いて、放射素子を接地面に短絡させることにより実現されている。従って、従前のPIFA構造は、接地面に対して平行に配置された導電性の放射素子から構成され、通常は空気である誘電体により接地面と絶縁されている。当該放射素子は、通常は素子の一端に向かって配置される2つのピンに接続され、側面からみたときに逆”F”字状の外観を与える。第1のピンは接地面に放射素子を電気的に接続し、第2のピンはアンテナ給電装置を導く。PIFAの周波数帯域幅、ゲイン、及び共振周波数は、導電性放射素子の高さ、幅、及び奥行きと、放射素子及び接地面に接続された第1のピンとアンテナ給電装置に接続された第2のピンとの距離とに依存する。
図2は、従前のPIFA(200)の構造を示している。従前のPIFA(200)はアンテナの放射素子(209)を形成する導電性の板を含む。放射素子(209)は基板(211)上に形成された接地面(210)に対して略平行に配置される。放射素子(209)と接地面(210)とのを平行に配置することで最適なパフォーマンスを提供するが、他の配置関係としてもよい。放射素子(209)は、同調素子または短絡素子(212)を介して接地面(210)に電気的に接続される。大抵の場合、同調素子または短絡素子(212)は、放射素子及び給電素子の一方に配置される。給電素子(213)は、接地面(210)から電気的に多少絶縁されている。接地面(210)上に取り付けられた放射素子(209)に対して、給電素子(213)を介して電流が供給されると、放射素子(209)及び接地面(210)は励起され、放射デバイスとして機能する。PIFA(200)の動作周波数あるいは共振周波数は、放射素子(209)の大きさ及び形状の調整、あるいは同調素子(212)に対する給電素子(213)位置の移動により変更されうる。共振周波数は同調素子(212)の高さ及び幅を変更することによっても、若干変更可能である。従って、従前のPIFAにおいて、動作周波数または共振周波数は、給電素子(213)、同調素子(212)、あるいは放射素子(209)それぞれの、サイズ、形状、あるいは位置により決定される。PIFA(200)の帯域幅を変更するために、PIFA(200)の高さを増加させる必要がある。このことは、アンテナ全体のサイズにおける好ましくない増加を導くであろう。
現在、世界の異なる地域において、様々な周波数帯域幅が使用されている。GSM(Global System for Mobile communication)ネットワークは、4つの異なる周波数領域で動作している。大抵のGSMネットワークは、900MHzあるいは1800MHzにおいて動作している。しかしながら、南北アメリカのいくつかの国(カナダ及び米国を含む)は、900MHz及び1800MHz周波数帯は既に割り当てられているため、850MHz及び1900MHzを使用している。
しかしながら、PIFAは移動通信端末内の空間により制限されるため、結果としてアンテナ周波数特性は制限される。従って、通常PIFAは、必要な複数の周波数帯域の1つの周波数を最大化するように設計される。
故に、本発明の目的は、移動通信端末において、高い信号強度、弱い信号の良好な受信、及び小型化についてのパフォーマンスを妥協することなく、複数の周波数環境における様々な周波数の特性を満たしうるPIFAデバイス、及び当該PIFAデバイスの制御方法を提供することである。
様々な送信周波数、例えばGSM850及び900(−6dB S11における帯域幅)の両方をカバーするために、ローバンドの共振は、アンテナの接地クリアランス領域においてa×bの大きさを有するマイクロストリップを用いて、アンテナから見た接地面の長さを変更することにより、異なる周波数間、例えばGSM850と900との間で切り替え可能である。この切り替えは、ハイバンドに影響しない。
本発明の目的は、接地面と、給電素子と、給電素子に接続された放射素子であって、接地面と略平行をなし、給電素子及び短絡素子により当該接地面から垂直に配置された放射素子と、を備えるアンテナを用いることにより達成される。アンテナは、スイッチ素子を介して接地面と結合された導電性部であって、接地面のサイズを変更するように構成された導電性部をさらに備える。好ましくは、導電性部はマイクロストリップである。一実施形態によれば、導電性部は、接地クリアランス領域に配置される。導電性部は、アンテナの共振周波数を変更するように構成される。一実施形態において、導電性部は、接地面に接続された場合に、アンテナの共振周波数を低い周波数にシフトする。
また、発明はアンテナを備える無線通信装置に関し、当該アンテナは、接地面と、給電素子と、給電素子に結合された放射素子であって、接地面と略平行をなし、給電素子及び短絡素子により当該接地面から垂直に配置された放射素子と、を備える。アンテナは、スイッチ素子を介して接地面に結合された導電性部であって、接地面のサイズを変更するように構成された導電性部をさらに備える。
また、発明は無線通信装置内のアンテナを制御する方法に関し、当該アンテナは、接地面と、給電素子と、給電素子に結合された放射素子であって、接地面と略平行をなし、給電素子、短絡素子、及びスイッチ素子を介して接地面に結合された導電性部であって、接地面のサイズを変更するように構成された導電性部により、当該接地面から垂直に配置された放射素子と、を備え、方法は、接地面の共振周波数を変更するために、スイッチ素子を介して導電性部を接地面に結合させることにより、アンテナの動作周波数を変更する工程を備える。
本明細書に組み込まれ、かつ本明細書の一部を構成する添付の図面は、本発明の実施形態を図示すると共に、図面の説明とともに本発明を説明する。
以下の詳細な説明に記載されるアンテナ構造は、「平面」アンテナである。「平面」アンテナは、概して平面に沿った状態である幅のある形状を有する。即ち、アンテナは3次元形状を有しうるが、1つの次元は他の2つの次元よりも少ないオーダーを有する。
図1は、例示的な無線通信デバイス(10)のブロック図を示している。無線通信デバイス(10)は、制御器(101)、メモリ(102)、ユーザインタフェース(103)、送受信機(104)、キー入力ユニット(105)、表示ユニット(106)、及びマルチバンドアンテナ(100)を、筐体(11)内に備える。送受信機(104)は、アンテナ(100)を用いて、無線通信デバイス(10)を無線ネットワークに接続する。送受信機(104)は、本技術分野に属する当業者に既知の1以上の任意の既知の無線通信標準に従って信号を送受信しうる。制御器(101)は、メモリ(102)に格納されたプログラム、及びインタフェース(103)を介してユーザによりなされた指示に応じて、無線通信デバイス(10)の動作を制御する。
本発明に係るPIFAの構造は、アンテナサイズまたは他の周波数帯域の動作を妥協せずに、所望の共振動作周波数あるいは要求された共振周波数にアンテナを同調させることを可能にする。
説明のために、以下、例えば、GSMのローバンドにおける850MHzと900MHz間の切り替え、及びGSMのハイバンドにおける1800MHzと1900MHz間の切り替えが生じるローバンド及びハイバンドに関してアンテナ(100)を詳述する。しかしながら、アンテナ(100)は、追加の、あるいは代替的な無線通信周波数帯域をカバーするように構成されうることが理解されよう。
図3は、本発明に係るPIFAを示している。PIFA(300)は、基板(311)上に形成された接地面(310)を含む。本実施形態では、接地面(310)は基板(311)上に直接組み込まれているように示されている(即ち、プリント回路基板(PCB:printed circuit board))。また、当該基板(311)は、デバイスの他の電子構成部品を有していてもよい。このことは、アンテナがPCBの比較的近くに実装されうるという利点をもたらし、故に無線デバイス内の体積を抑えることができる。PIFAは、具体的にはローバンド放射素子及びハイバンド放射素子のそれぞれで構成されている、放射素子(309)をさらに備える。放射素子(309)は、いかなる既知の構成や形態であってよく、帯域幅、動作周波数、放射パターン等を最適化するため、様々なサイズを有する。放射素子(309)は、同調素子あるいは短絡素子(312)を介して接地面(310)に電気的に接続される。給電素子(313)は、無線あるいは他のRF送信機、受信機、あるいは送信機(不図示)から放射素子(309)に対して、信号源を接続する。給電素子(313)は、そこから接地されないように、接地面(310)から多少電気的に絶縁されることが好ましい。
例えばGSM850及びGSM900(−6dB S11における帯域幅)の両方をカバーするように、接地面のサイズ、好ましくはアンテナから見た接地面(310)の長さを、アンテナ接地クリアランスに配置され、スイッチ素子307を用いて接地面に接続される、特定の大きさ(a×b)を有するマイクロストリップ(316)を用いて変更することにより、ローバンドの共振周波数をこれらの2つの帯域幅の間で切り替える。
狭帯域のワイドビームアンテナであってよい、発明に係るマイクロストリップアンテナは、接地面を形成する基板に接着された連続する金属層とともに、絶縁された誘電体の基板に接着された金属配線にアンテナ素子パターンをエッチングすることにより作られる。一般的なマイクロストリップアンテナの放射素子の形状は正方形、矩形、円形、及び楕円形であるが、あらゆる連続的な形状が可能である。最も一般的に採用されているマイクロストリップアンテナは、矩形パッチである。矩形パッチアンテナは矩形マイクロストリップ伝送ラインの約1/2波長部分である。アンテナ基板が空気の場合、矩形パッチアンテナは、自由空間波の約1/2波長である。アンテナは基板としての誘電体を有しているため、回路の比誘電率が増加するにつれて、アンテナの長さは短くなる。
給電素子(313)及び短絡素子(312)対する、マイクロストリップ(316)の相対的な方向及び位置により、アンテナスイッチ素子(307)がマイクロストリップ(316)を接地面(310)に接続した際に、給電素子(313)、短絡素子(312)、及びマイクロストリップ(316)間の電磁相互作用が発生する。当該電磁相互作用は、給電素子(313)の短絡素子(312)への容量結合をマイクロストリップ(316)に引き起こさせる。実際には、当該カップリングは、給電点を放射素子(309)と接地面(310)との間で移動することにより、アンテナ(300)の全体の電磁インピーダンスを変更する。マイクロストリップ(316)は、ローバンドの第1の周波数帯域(例えば850MHz)において、アンテナ(300)のインピーダンスを改善するように構成されるが、ハイバンドにおけるアンテナのインピーダンスに影響を与えないであろう。従って、アンテナが第2の周波数帯域(例えば900MHz)での動作を要求された場合、接地面(310)からマイクロストリップ(316)を切断することにより、アンテナスイッチ素子(307)は、マイクロストリップ(316)及び接地面(310)間の電磁結合を選択的に解除し、第2の周波数帯における通常のアンテナとして動作することを可能にする。この場合も、ハイバンドへの影響を与えない。
マイクロストリップのサイズ(即ち、長さ及び幅)が十分でない場合、マイクロストリップをPCBの裏面に、あるいは適切な方向に延ばすことが可能である。このことは図7に示されており、316’及び316’’は、PCB311の端部及び裏面のそれぞれに亘る非励振素子316の延長部分を意味している。非励振素子316”は、ビアホールを通じて延長されてもよい。追加のスイッチが、いくつかのマイクロストリップを接続するように構成され、マイクロストリップの全体サイズを変更するようにしてもよい。
アンテナスイッチ素子(307)は、マイクロストリップ(316)と接地面(310)との間の接続を選択的に制御することにより、電磁結合を選択的に制御する。当該接続は、アンテナがローバンドの2つの周波数間で切り替えることを要求された場合に、インピーダンス接続を引き起こす、あらゆる手段を用いて制御されてもよい。アンテナスイッチ素子(307)は、制御器(301)により制御されてもよい。スイッチ(307)の閉鎖は、インピーダンス接続を引き起こす。スイッチ素子は、いかなる機械的素子、あるいはMOSやCMOSトランジスタ等のような電気素子であってよい。
図4は、本発明の実施形態に基づく、無線通信端末(40)の構造を図示したブロック図である。図4を参照すると、無線通信端末(40)は、メモリ(402)、キー入力ユニット(405)、表示ユニット(406)、送受信機(404)、PIFA(400)、アンテナスイッチ素子(407)、及び制御器(401)を備える。制御器(401)は、音声信号、及び通話プロトコル、データ通信、あるいは無線インターネットアクセスに係るデータを処理する。さらに、制御器(401)は、キー入力ユニット(405)からキー入力を受信し、当該キー入力に応じた画像情報を生成及び提供するように表示ユニット(406)を制御する。制御器(401)はユーザあるいはBSから現在位置情報を受信する。受信された位置情報を介して、制御器(401)はメモリ(402)内に含まれる地域周波数メモリ(408)から、現在位置に割り当てられた周波数帯域を特定する。制御器(401)は、周波数帯域の変更が要求されたかを判断する。周波数帯域の変更が要求された場合、制御器(401)は、マイクロストリップ(416)の接地面(410)への接続、あるいは接地面(410)からの切断を選択的に行うように、アンテナスイッチ素子(407)を制御する。
図5は、ユーザあるいはBSからの現在位置情報を受信し、当該位置情報に基づいて周波数帯域を変更する例示的な動作を示したフローチャートである。図4の構造を参照すると、移動通信端末(40)の制御器(401)は、位置情報がユーザから既に入力されているかを判断するステップ(500)に移る。位置情報がユーザから既に入力されている場合、制御器はステップ(503)に移る。ステップ(503)で、制御器(401)は、ユーザにより入力された位置情報に対応する地域の周波数帯域の情報を、メモリ(402)の地域周波数メモリ(408)から読み出し、周波数帯域の変更が必要であるかを判断する。
位置情報が存在しない場合、制御器(401)は、ローミングサービスが起動されているかを判断するステップ(501)に移る。ローミングサービスが起動されていない場合、制御器(01)は、現在位置に係る周波数帯域の変更が必要でないと判断する。
しかしながら、ステップ(501)の判断の結果、ローミングサービスが既に起動されている場合、制御器(401)は現在のローミングサービスが起動されているセルのBSから、現在の地域の位置情報を受信するステップ(502)に移る。そして制御器(401)は、アンテナスイッチ素子(407)を制御し、位置している地域の周波数帯域に従って、マイクロストリップ(416)の接地面(410)への接続、あるいはマイクロストリップ(416)の接地面(410)からの切断を選択的に行うステップ(504)に移る。
図6の曲線(1)及び(2)は、マイクロストリップ(416)が接地面(410)に接続されていない場合の、周波数に対するアンテナ(402)の反射率を示している。曲線は、900MHz(1)及び1900MHz(2)の周波数において共振している。曲線(3)及び(4)は、マイクロストリップ(409)が接地面(410)に接続されている場合の、周波数に対する反射率を示している。ここで、曲線は、850MHz(3)及び1800MHz(4)の周波数において共振を示している。本例で用いられたマイクロストリップ(416)のサイズは4×7mmである。反射曲線(1)及び(3)により示されているように、マイクロストリップ(416)を接地面(410)に容量結合するためにマイクロストリップ(416)を用いることは、約900MHzから約850MHzへの、ローバンドにおける(矢印で示された)40MHzの周波数シフトを生じさせる。ハイバンドにおける曲線は、事実上影響を受けていない。
「備える」という文言は、列挙された以外の他の要素あるいはステップの存在を排除するものでなく、要素に先立った「ある」や「1つの」という文言は、複数の当該要素の存在を排除するものではないことは留意されるべきである。さらに、いかなる参照符号も特許請求の範囲を限定するものではないこと、発明がその少なくとも一部をハードウェア及びソフトウェアの両方によって実施されうること、また、複数の「手段」、「ユニット」、あるいは「デバイス」は同一のハードウェアにより表されうるものであることは留意されるべきである。
上述した実施形態は、例示としてのみ提供されたものであり、本発明を限定するものであってはならない。以下に請求される本発明の範囲に含まれる他の解決方法、使用、目的、及び機能は、本技術分野に属する当業者にとって明らかである。
本発明は、アンテナに関するものであり、特に高帯域周波数への影響なしに、例えばGSM850とGSM900とを切り替える、切り替え技術を備える、平面型逆Fアンテナ(PIFA:Planar Inverted F-Antenna)に関する。
Claims (7)
- 接地面(310)と、
給電素子(313)と、
前記給電素子(313)に結合された放射素子(309)であって、前記接地面(310)と略平行で、かつ前記給電素子及び短絡素子によって前記接地面(310)から垂直方向に離間された放射素子(309)と、を備えるアンテナ(300、400)であって、
スイッチ素子(307、407)によって前記接地面(310)と結合された導電性部(316、416)であって、前記接地面のサイズを変更するように構成された導電性部をさらに備えることを特徴とするアンテナ。 - 前記導電性部は、マイクロストリップであることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
- 前記導電性部は、接地クリアランス領域に配置されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
- 前記導電性部は、前記アンテナの共振周波数を変更するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
- 前記導電性部は、前記接地面に接続された場合に、前記アンテナの共振周波数を低い周波数にシフトするように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
- アンテナ(300、400)を備える無線通信装置(400)であって、
前記アンテナは、
接地面(310)と、
給電素子(313)と、
前記給電素子に結合された放射素子(309)であって、前記接地面と略平行で、かつ前記給電素子及び短絡素子によって前記接地面(310)から垂直方向に離間された放射素子と、を備え、
前記アンテナ(300、400)は、スイッチ素子(307、407)によって前記接地面に結合された導電性部(316、416)であって、前記接地面のサイズを変更するように構成された導電性部をさらに備えることを特徴とする無線通信装置。 - 無線通信装置内のアンテナを制御する方法であって、
前記アンテナは、
接地面と、
給電素子と、
前記給電素子に結合された放射素子であって、前記接地面と略平行で、かつ前記給電素子、短絡素子、及びスイッチ素子によって前記接地面に結合された導電性部であって、前記接地面のサイズを変更するように構成された導電性部によって、前記接地面から垂直方向に離間された放射素子と、
を備え、
前記方法は、
前記接地面の共振周波数を変更するために、前記スイッチ素子によって前記導電性部を前記接地面に結合させることにより、前記アンテナの動作周波数を変更する工程を備えることを特徴とする方法。
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