JP2011526006A - 全世界の歴史的データベースのためのシステムおよび方法 - Google Patents

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JP2011526006A JP2010546788A JP2010546788A JP2011526006A JP 2011526006 A JP2011526006 A JP 2011526006A JP 2010546788 A JP2010546788 A JP 2010546788A JP 2010546788 A JP2010546788 A JP 2010546788A JP 2011526006 A JP2011526006 A JP 2011526006A
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Abstract

多くの実施形態によれば、本明細書は、任意の数の歴史的または科学的主題に関連するデータを入力し、協調フォーマットでデータを保存し、任意の数の静的または動的なフォーマットのデータを出力するのに使用できる革新的なシステムおよび方法を提示する(図2)。様々な実施形態では、この方法は、地球の全歴史を符号化し、人間文化の全歴史を符号化し、すべての入力データが汎用データフォーマットに確実に従うようにする革新的な手段を提供することができる。それは、データの入力(図3)、保存(図4)、分類(図5A乃至図5V)、ソート(図6A)、フィルタリング(図6B)、検証(図6C)、編集(図8)、更新(図9)、カスタマイズ(図11)および公開(図12)のための数多くの革新的で協調的な手順を提供および明示する。また、それは、全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図を作成するための手段を提供することができる(図10A乃至図10V、図11A乃至図11E)。それは、限定される訳ではないが、教育、ジャーナリズム、政治、国際ビジネスおよび国際関係を含む様々な応用において広く使用することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般に、コンピュータプログラミングと教育のカテゴリに関する。コンピュータプログラミングにおいては、特に、データベース構造とデータベース管理のためのコンピュータプログラミングに関する。教育においては、特に、社会科、社会科学、および学際的研究として“人文地理学”の現代の定義の下で含まれる可能性のあるすべての様々な分野における教育に関するものであり、上記様々な分野には、世界史、文明学、グローバリゼーション、宗教研究、政治学、政治、市政学、経済学、文化人類学、考古学、言語学、遺伝学、生物学、エコロジー、風土学、環境科学、地理学および地球科学が含まれるが、それらに限定されるものではない。
なお、特許または出願ファイルは、カラーで作成された少なくとも1つの図面を含んでいる。このカラー図面を有する特許または特許出願公報のコピーは、請求および必要な手数料の支払いにより、USPTOによって提供されるであろう。
本願は、発明者であるDouglas Michael Blashにより2008年2月14日に出願された米国仮特許出願番号61/064,070の利益を主張するものであり、そのすべてが引用により援用されるものである。
現代の標準GISベースのシステムはすべて、地図データの要素を取得し、それらを関連するテキストとともにポリゴンデータ、ラインデータおよびポイントデータのレイヤに配列し、正確な表示のために仮想的な地球の周囲をそれらで包み、データの様々な種類の空間的分析を行うように設計されている。それらシステムは、多くの場合、単純化されたインターフェースにより、近年非常に一般的なものとなってきている。GISベースのシステムはすべて、仮想空間における地図データの操作を含み、それらの多くが、異なる時間のデータの操作も可能とするものである。
その殆どすべては、複数のデータレイヤを含むが、それらの中で、教育、ジャーナリズム、政治、国際ビジネスおよび国際関係で使用される完全に機能的なツールを作成するために必要とされることとなる、特定の種類のデータ、特定のデータ構造および特定のデータ管理プロトコルを可能とするものはない。
地理情報システム(GIS)のための基本システムおよび方法は、ミサイル追跡および情報図で使用するために、政府および軍事的機関によって、1950年代の終わりまたは1960年代の初めには早くも開発されていた。最初に一般に知られ、完全に実現されたGISベースのシステムは、土地管理で使用するために、カナダの林業省によって1962年に開発され、それと同様のシステムが、米国地質調査所(USGS)によって同時に開発された。民間企業の最初のGISベースのシステムは、1980年代のかなり初期に開発され、それには、環境システム研究所(ESRI)によって1982年にリリースされたARC/INFOが含まれる。
今日、最も良く知られたGISベースのシステムは、米航空宇宙局(NASA)によって2004年にリリースされたWorldWind、2005年にGoogle社によりリリースされたGoogle Earth、2005年の終わりにMicrosoft社によりリリースされたMicrosoft Virtual Earthである。図1は、地図領域(100)および説明領域(102)を強調した、NASAのWorldWindの画面例を示している。NASAのWorldWindは最も科学的な試みであると考えることができる一方、Microsoft Virtual Earthは最も商用的な試みであると考えることができ、Google Earthは、現在最も一般的なものである。特に教育的な様々な試みも存在するが、それらの中で、上述したように、教育、ジャーナリズム、政治、国際ビジネスおよび国際関係で使用される完全に機能的なツールを作成するために必要とされることとなる、特定の種類のデータ、特定のデータ構造および特定のデータ管理プロトコルを可能とするものは存在しない。
具体的に、すべての従来技術は、幾つもの設計上の欠陥または不都合、すなわち、1)それらはどれも、地球の全歴史を符号化するための手段を提供しない;2)それらはどれも、人間の文化の全歴史を符号化するための手段を提供しない;3)それらは、汎用データ形式のための手段を提供することができない;4)それらは、一定の期間に制限される可能性がある;5)それらは、一定の地理的領域に制限される可能性がある;6)それらは、時系列に移動するための如何なる手段も提供することができない;7)それらは、過去の地勢を正確に与えるための如何なる手段も提供することができない;8)それらは、ユーザが作成したコンテンツのための如何なる手段も提供することができない;9)それらは、誘導グラフィックユーザインタフェースでデータを入力するための如何なる手段も提供することができない;10)それらは、聴衆が理解する用意ができているデータまたは理解することができるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すための手段を提供することができない;11)それらは、予めプログラムされたグレードレベルの設定のための手段を与えることができない;12)それらは、聴衆が十分に重要であると考えるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すための手段を提供することができない;13)それらは、事象の重要度の強調表示のための手段を提供することができない;14)それらは、適当な分野において専門知識が所望のレベルに達した人々によって綿密に調べられたデータのみをユーザまたはインストラクタが示すための手段を提供することができない;15)それらは、専門知識ベースのデータ調査のための手段を提供することができない;16)それらは、データにおける議論を解決するための手順を提供することができない;17)それらは、今後データを連続的に更新するための手順を提供することができない;18)それらはどれも、完全に機能的な全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図を作成またはカスタマイズするための手段を提供しない、ということに悩まされている。
本明細書は、当業者に開示されるときに、新規で、有用で、驚くほど意外な、それら設計要素のすべておよびさらに多くを実現するためのシステムおよび方法を詳述することとする。
多くの実施形態によれば、本明細書は、任意の数の歴史的または科学的主題に関連するデータを入力し、協調的な形式でデータを保存し、任意の数の静的または動的な形式のデータを出力するのに使用できる革新的なシステムおよび方法を提示する。様々な実施形態では、この方法は、地球の全歴史を符号化し、人間文化の全歴史を符号化し、すべての入力データが汎用データ形式に確実に従うようにする革新的な手段を提供することができる。それは、データを入力、保存、分類、ソート、フィルタリング、検証、編集、更新、カスタマイズおよび公開するための数多くの革新的で協調的な手順を提供および明示する。また、それは、革新的な形式の全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図を作成するための手段を提供することができる。それは、限定される訳ではないが、教育、ジャーナリズム、政治、国際ビジネスおよび国際関係を含む様々な応用において広く使用することができる。
特許または出願ファイルは、カラーで作成された少なくとも1つの図面を含んでいる。このカラー図面を有する特許または特許出願公報のコピーは、請求および必要な手数料の支払いにより、USPTOによって提供されるであろう。
図1は、従来技術であって、NASAのWorldWindの出力例を示すスクリーンショットである。 図2は、完全なシステムおよび方法の概要を時間的順序で示すネットワーク図である。 図3は、地理的に参照された歴史的データを入力するための革新的なプロセスを示すフローチャートである。 図4は、すべてのデータレイヤに含まれる可能性のある情報タイプを示すテーブルである。 図5Aは、すべてのデータレイヤの一般構造を示す分類木である。 図5Bは、文明データレイヤの構造を示す分類木である。 図5Cは、宗教データレイヤの構造を示す分類木である。 図5Dは、政治データレイヤの構造を示す分類木である。 図5Eは、経済データレイヤの構造を示す分類木である。 図5Fは、科学技術/食糧生産データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Gは、科学技術/工業生産データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Hは、言語/母国語データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Iは、言語/公用語データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Jは、遺伝学/ミトコンドリアDNAデータサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Kは、遺伝学/Y染色体DNAデータサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Lは、生物学/バイオームデータサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Mは、生物学/土地利用データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Nは、生物学/植物相データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Oは、生物学/動物相データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Pは、気候/気温データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Qは、気候/年間降水量データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Rは、気候/海面温度データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Sは、気候/海水位および湖水位データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Tは、気候/CO濃度データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Uは、地質学/地形学データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図5Vは、地質学/地質年代データサブレイヤの構造を示す分類木である。 図6Aは、予めプログラムされたグレードレベル設定用のデフォルトオプションを示すテーブルである。 図6Bは、事象の重要性の強調表示のためのレベルを示すテーブルである。 図6Cは、専門知識ベースのデータ調査のためのレベルを示すテーブルである。 図7は、データ管理のための協調作業の手順を示すネットワーク図である。 図8は、地図内の不一致および重複を解決するための手順を示すフローチャートである。 図9は、データ木内のカテゴリを更新するための手順を示すフローチャートである。 図10Aは、メイン画面とインタフェース要素を示すスクリーンショットである。 図10Bは、文明データレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Cは、宗教データレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Dは、政治データレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Eは、経済データレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Fは、科学技術/食糧生産データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Gは、科学技術/工業生産データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Hは、言語/母国語データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Iは、言語/公用語データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Jは、遺伝学/ミトコンドリアDNAデータサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Kは、遺伝学/Y染色体DNAデータサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Lは、生物学/バイオームデータサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Mは、生物学/土地利用データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Nは、生物学/植物相データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Oは、生物学/動物相データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Pは、気候/気温データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Qは、気候/年間降水量データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Rは、気候/海面温度データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Sは、気候/海水位および湖水位データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Tは、気候/CO濃度データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Uは、地質学/地形学データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図10Vは、地質学/地質年代データサブレイヤのための出力の一例を示すスクリーンショットである。 図11Aは、詳細にカスタマイズされた出力の一例を示すスクリーンショットである。 図11Bは、“WorldView 360°”可視化(北向き)の一例の1フレームを示すスクリーンショットである。 図11Cは、“WorldView 360°”可視化(東向き)の一例の1フレームを示すスクリーンショットである。 図11Dは、“WorldView 360°”可視化(南向き)の一例の1フレームを示すスクリーンショットである。 図11Eは、“WorldView 360°”可視化(西向き)の一例の1フレームを示すスクリーンショットである。 図12は、本システムと方法を使用して、複数種類の出力を作成するために使用される可能性のあるデータタイプを示すマトリックスである。
[符号の説明]
図1:従来技術:NASAのWorldWindの出力例を示すスクリーンショット
100 従来技術:NASA WorldWind用の地図領域
102 従来技術:NASA WorldWind用の説明領域
図2:概要:完全なシステムおよび方法を時間的順序で示すネットワーク図
200 すべての学問分野の研究者
202 文明データレイヤ
204 宗教データレイヤ
206 政治データレイヤ
208 経済データレイヤ
210 科学技術データレイヤ
210A 食糧生産データサブレイヤ
210B 工業生産データサブレイヤ
212 言語データレイヤ
212A 母国語データサブレイヤ
212B 公用語データサブレイヤ
214 遺伝学データレイヤ
214A ミトコンドリアDNAデータサブレイヤ
214B Y染色体DNAデータサブレイヤ
216 生物学データレイヤ
216A バイオームデータサブレイヤ
216B 土地利用データサブレイヤ
216C 植物相データサブレイヤ
216D 動物相データサブレイヤ
218 気候データレイヤ
218A 気温データサブレイヤ
218B 年間降水量データサブレイヤ
218C 海面温度データサブレイヤ
218D 海および湖水位データサブレイヤ
218E CO濃度データサブレイヤ
220 地質学データレイヤ
220A 地形学データサブレイヤ
220B 地質年代データサブレイヤ
222 地図データ
224 テキストデータ
226 入力フェーズの工程
228 構造化サブフェーズの工程
230 分類サブフェーズの工程
232 ソートサブフェーズの工程
234 フィルタリングサブフェーズの工程
236 検証サブフェーズの工程
238 保存フェーズの工程
240 編集サブフェーズの工程
242 更新サブフェーズの工程
244 出力フェーズの工程
246 カスタマイズサブフェーズの工程
248 公開サブフェーズの工程
250 全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図
252 図表およびスライドショー
254 アニメーションおよびビデオ
256 ボックスアイテムおよびカリキュラムモジュール
258 学術的論文
260 カスタマイズ可能なテキストブック
262 すべての国および年齢の学生
図3:入力:地理的に参照された歴史的データを入力するための革新的なプロセスを示すフローチャート
300−344(順番に示されたフローチャートのステップ)
図4:構造化:すべてのデータレイヤに含まれる情報タイプを示すテーブル
400 主なデータレイヤの名称
402 ポリゴンデータ
404 ライン、ポイントおよびテキストデータ
406 高度な学問的知識の詳細な分野
図5A乃至図5V:分類:すべてのデータレイヤの一般構造を示す分類木
500 データ木構造
502 データサブレイヤの名称
504 予めプログラムされたグレードレベル設定
506 幼稚園児向けの予めプログラムされたグレードレベル設定
508 第3グレード向けの予めプログラムされたグレードレベル設定
510 第6グレード向けの予めプログラムされたグレードレベル設定
512 第9グレード向けの予めプログラムされたグレードレベル設定
514 AP/101/大学生向けの予めプログラムされたグレードレベル設定
516 大学院生向けの予めプログラムされたグレードレベル設定
518 教授向けの予めプログラムされたグレードレベル設定
520 専門家向けの予めプログラムされたグレードレベル設定
図6A:ソート:予めプログラムされたグレードレベル設定用のデフォルトオプションを示すテーブル
600 言語の専門用語変更トリガ/母国語データレイヤ
602 言語の専門用語変更トリガ/公用語データレイヤ
604 遺伝学の専門用語変更トリガ/ミトコンドリアDNAデータレイヤ
606 遺伝学の専門用語変更トリガ/Y染色体DNAデータレイヤ
608 生物学の専門用語変更トリガ/植物相言語データレイヤ
610 生物学の専門用語変更トリガ/動物相データレイヤ
図6B:フィルタリング:事象の重要性の強調表示のためのレベルを示すテーブル
612 事象重要性ランキングについての影響の領域
614 事象重要性ランキングについての影響の程度
616 事象重要性ランキングについての説明
618 事象重要性ランキングについてのレベル
図6C:検証:専門知識ベースのデータ調査のためのレベルを示すテーブル
620 専門知識ベースのデータ調査についての説明
622 専門知識ベースのデータ調査のためのレベル
図7:保存:データ管理のための協調関係を示すネットワーク図
700 教育機関
702 コントリビュータ
704 プログラミング組織
706 コーディネータ
708 データベース
710 教師および生徒
図8:編集:地図上の不一致を解決するプロセスを示すフローチャート
800−824(順番に示されたフローチャートのステップ)
図9:更新:データ木に新たなカテゴリを追加するプロセスを示すフローチャート
900−918(順番に示されたフローチャートのステップ)
図10A:出力:メイン画面とインタフェース要素を示すスクリーンショット
1000 地図領域
1002 ナビゲーションツール
1004 コンパスリング
1006 ナビゲーションボタン
1008 ズームボタン
1010 タイムラインツール
1012 日付情報
1014 歴史的時間インジケータ
1016 前の事象に戻るボタン
1018 反転ボタン
1020 再生/休止ボタン
1022 早送りボタン
1024 次の事象に進むボタン
1026 ニュースティッカー
1028 気候データインジケータウィンドウ
1030 気温データインジケータ
1032 海水位データインジケータ
1034 CO濃度データインジケータ
1036 メニュー領域
1038 “スペース”ボタン
1040 “タイム”ボタン
1042 “グレード”ボタン
1044 “事象”ボタン
1046 “専門家”ボタン
1048 “ファイル”ボタン
1050 “ビュー”ボタン
1052 “サーチ”ボタン
1054 “ペディア”ボタン
1056 “オンライン”ボタン
1058 “ヘルプ”ボタン
1060 レイヤ選択ウィンドウ
1062 “CIV”ボタン
1064 “REL”ボタン
1066 “GOVT”ボタン
1068 “ECON”ボタン
1070 “TECH”ボタン
1072 “LANG”ボタン
1074 “GENE”ボタン
1076 “BIO”ボタン
1078 “CLIM”ボタン
1080 “GEO”ボタン
1082 “ZONE”列
1084 “LINE”列
1086 “POINT”列
1088 “TEXT”列
1090 “EVENT”列
1092 説明ウィンドウ
1094 説明タイトル
1096 説明木
図10B乃至図10V:出力:すべてのデータレイヤの出力の一例を示すスクリーンショット
1100A 文明データレイヤの出力例のための地図
1100B 文明データレイヤの出力例のための説明
1102A 宗教データレイヤの出力例のための地図
1102B 宗教データレイヤの出力例のための説明
1104A 政治データレイヤの出力例のための地図
1104B 政治データレイヤの出力例のための説明
1106A 経済データレイヤの出力例のための地図
1106B 経済データレイヤの出力例のための説明
1108A 科学技術/食糧生産データサブレイヤの出力例のための地図
1108B 科学技術/食糧生産データサブレイヤの出力例のための説明
1110A 科学技術/工業生産データサブレイヤの出力例のための地図
1110B 科学技術/工業生産データサブレイヤの出力例のための説明
1112A 言語/母国語データサブレイヤの出力例のための地図
1112B 言語/母国語データサブレイヤの出力例のための説明
1114A 言語/公用語データサブレイヤの出力例のための地図
1114B 言語/公用語データサブレイヤの出力例のための説明
1116A 遺伝学/ミトコンドリアDNAデータサブレイヤの出力例のための地図
1116B 遺伝学/ミトコンドリアDNAデータサブレイヤの出力例のための説明
1118A 遺伝学/Y染色体DNAデータサブレイヤの出力例のための地図
1118B 遺伝学/Y染色体DNAデータサブレイヤの出力例のための説明
1120A 生物学/バイオームデータサブレイヤの出力例のための地図
1120B 生物学/バイオームデータサブレイヤの出力例のための説明
1122A 生物学/土地利用データサブレイヤの出力例のための地図
1122B 生物学/土地利用データサブレイヤの出力例のための説明
1124A 生物学/植物相データサブレイヤの出力例のための地図
1124B 生物学/植物相データサブレイヤの出力例のための説明
1126A 生物学/動物相データサブレイヤの出力例のための地図
1126B 生物学/動物相データサブレイヤの出力例のための説明
1128A 気候/気温データサブレイヤの出力例のための地図
1128B 気候/気温データサブレイヤの出力例のための説明
1130A 気候/年間降水量データサブレイヤの出力例のための地図
1130B 気候/年間降水量データサブレイヤの出力例のための説明
1132A 気候/海面温度データサブレイヤの出力例のための地図
1132B 気候/海面温度データサブレイヤの出力例のための説明
1134A 気候/海および湖水位データサブレイヤの出力例のための地図
1134B 気候/海および湖水位データサブレイヤの出力例のための説明
1136A 気候/CO濃度データサブレイヤの出力例のための地図
1136B 気候/CO濃度データサブレイヤの出力例のための説明
1138A 地質学/地形学データサブレイヤの出力例のための地図
1138B 地質学/地形学データサブレイヤの出力例のための説明
1140A 地質学/地質年代データサブレイヤの出力例のための地図
1140B 地質学/地質年代データサブレイヤの出力例のための説明
図11A:カスタマイズ:詳細にカスタマイズされた出力の一例を示すスクリーンショット
1150A 政治データレイヤを使用してカスタマイズされた出力例のための地図
1150B 政治データレイヤを使用してカスタマイズされた出力例のための説明
1152 文明バナー
1154 “イスラム”宗教のためのアイコン
1156 “紛争が生じている”政府のためのアイコン
1158 “王国”政府のためのアイコン
1160 “独裁主義”政府のためのアイコン、
1162 “共和国”政府のためのアイコン
1164 “神権”政府のためのアイコン
1166 “資本主義”経済のためのアイコン
1168 “動物の力を用いた灌漑”食糧生産のためのアイコン
1170 “機械力を用いた灌漑”食糧生産のためのアイコン
1172 “鉱業”工業生産のためのアイコン
1174 “精錬”工業生産のためのアイコン
1176 “製造”工業生産のためのアイコン
1178 地理的および時間的に参照された事象ポップアップ
1180 内部百科事典および外部情報源へのハイパーリンク
1182 暴力または戦闘のためのアイコン
1184 現代陸軍のためのアイコン
1186 現代海軍のためのアイコン
1188 現代空軍のためのアイコン
図11B乃至図11E:カスタマイズ:“WorldView 360°”可視化(北、東、南、西)の一例を示すスクリーンショット
1190A 宗教データレイヤを使用した“WorldView 360°”可視化の一例のための地図(北向き)
1190B 宗教データレイヤを使用した“WorldView 360°”可視化の一例のための説明(北向き)
1192A 宗教データレイヤを使用した“WorldView 360°”可視化の一例のための地図(東向き)
1192B 宗教データレイヤを使用した“WorldView 360°”可視化の一例のための説明(東向き)
1194A 宗教データレイヤを使用した“WorldView 360°”可視化の一例のための地図(南向き)
1194B 宗教データレイヤを使用した“WorldView 360°”可視化の一例のための説明(南向き)
1196A 宗教データレイヤを使用した“WorldView 360°”可視化の一例のための地図(西向き)
1196B 宗教データレイヤを使用した“WorldView 360°”可視化の一例のための説明(西向き)
図12:公開:複数種類の出力を作成するために使用されるデータタイプを示すマトリックス
1200 追加データ
1202 緯度境界制御
1204 経度境界制御
1206 高度制御
1208 角度調整
1210 空間方向制御
1212 空間速度制御
1214 時間方向制御
1216 時間速度制御
1218 追加的テキスト/対話型キャプション
1220 追加的オーディオ/対話型のチュートリアル
[序論]
多くの実施形態によれば、本明細書は、任意の数の歴史的または科学的主題に関連するデータを入力し、協調的な形式でデータを保存し、任意の数の静的または動的な形式のデータを出力するのに使用できる革新的なシステムおよび方法を提示する。様々な実施形態では、この方法は、地球の全歴史を符号化し、人間文化の全歴史を符号化し、すべての入力データが汎用データ形式に確実に従うようにする革新的な手段を提供することができる。それは、データを入力、保存、分類、ソート、フィルタリング、検証、編集、更新、カスタマイズおよび公開するための数多くの革新的で協調的な手順を提供および明示する。また、それは、革新的な形式の全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図を作成するための手段を提供することができる。それは、限定される訳ではないが、教育、ジャーナリズム、政治、国際ビジネスおよび国際関係を含む様々な応用において広く使用することができる。
また、それは、視覚的なテンプレートベースのデータ入力のための手段に、誘導グラフィックユーザインタフェース、分類されたデータ木、カスタマイズ可能な詳細の深度、予めプログラムされたグレードレベル設定、事象の重要性の強調表示および専門知識ベースのデータ調査を提供する誘導グラフィックユーザインタフェースを含むことができる。それは、カリキュラム開発用ツール、または多種多様なインタラクティブマルチメディアプレゼンテーションを作成するために使用することができる。
これらの技術革新は、焦点となる任意の領域を選び、または任意の期間を選び、または任意の研究のカテゴリを選択し、または詳細の任意のインタラクティブレベルに任意のタイプの情報を示す能力により、または任意の所望のグレードレベルで、または任意の特定レベルの歴史的重要性の範囲内で、または科学的正確さのために専門化による十分なレベルの調査により、インストラクタまたはユーザが、容易に視覚化および研究することができる仮想的な地球上の人類についての歴史上の知識の全体を見ることを許容することができる。
それは、様々な実施形態にある方法により、様々なパラメータを使用して、より少ない誤りおよびより少ない反復的な試みで、以前よりも正確に、より視覚的に、より直観的に、より理解可能に、より保持可能に、より教示可能に、より知識の広い、よりグローバル化され、よりカスタマイズ可能に、より統一され、より更新可能に、より拡張可能に、より伝達可能に、より迅速でより安価に入手可能に、現代世界のすべての市民が知る必要のある情報を提示することができる。
このデータベースは、学究的な調査に常に開放され、常に拡張しており、常により正確でより詳細なものとされる協調的なドキュメントとすることができる。成功すれば、このシステムと方法は、インターネット上のコア基準サイトの1つとなる可能性がある。地球のすべての場所とすべての千年間の歴史を埋めるのにある程度の時間がかかるかもしれないが、一度完成したら、それは、国際的な歴史家および環境科学者にとってヒトゲノム計画に匹敵するものとなる可能性がある。
それは、従来のGISまたは地理情報システム、主に、都市計画および環境影響評価のために、地理的に参照されるデータベースを作成するために典型的に使用されるプラットフォームに基づくものであってもよいが、それは、これまではそのようなシステムに適切に体系化されていない数多くの追加事項および改善を含む可能性がある。この明細書においては、明瞭さを最大化するために、1980年代の初め以来良く知られているGISベースのシステムの標準的な確立された慣習および用語を可能な限り使用して、実施形態を記載する。
しかしながら、これは、GISベースのシステムが実施形態を実現する唯一の方法であるということを示すものではない。例えば、FORTRAN、C、C++、Perl、パスカル、アセンブリ言語、Java(登録商標)言語、JavaScript、Java(登録商標)アプレット技術、Smalltalk、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)、ダイナミック・ハイパーテキストマークアップ言語(DHTML)、拡張マークアップ言語(XML)、拡張スタイル言語(XLS)、スケーラブルベクトルグラフィックス(SVG)、ベクターマークアップ言語(VML)、マクロメディア社のフラッシュ技術などのような任意の数のコンピュータプログラミング言語を本発明の態様を実践するために使用することができる。さらに、手続き的な手法、オブジェクト指向の手法または人工知能の手法のような、様々なプログラミングアプローチは個々の具体的な実施要件に依存して使用することができる。
現代の標準的なGISベースのシステムはすべて、地図データの要素を取得し、それらを関連するテキストとともにポリゴンデータ、ラインデータおよびポイントデータのレイヤに配列し、正確な表示のために仮想的な地球の周囲をそれらで包み、データの様々な種類の空間的分析を行うように設計されている。それらシステムは、多くの場合、単純化されたインターフェースにより、近年非常に一般的なものとなってきている。GISベースのシステムはすべて、仮想空間における地図データの操作を含み、それらの多くが、異なる時間のデータの操作も可能とするものである。その殆どすべてが、複数のデータレイヤを含むが、それらの中で、教育、ジャーナリズム、政治、国際ビジネスおよび国際関係で使用される完全に機能的なツールを作成するために必要とされることとなる、特定の種類のデータ、特定のデータ構造および特定のデータ管理プロトコルを可能とするものは存在しない。
本明細書の筆者である発明者は、アメリカと中東における数年間に及ぶ研究経験を有する考古学者である。彼は、陸上、潮、海岸の水面下のサイトにおける多種多様な掘削孔で働き、数多くのリモートセンシング調査を行ない、数多くのGISデータベースを設計してきた。彼は、7,000,000年間の歴史に及ぶ、世界のすべての主要な文化的地域に亘る相対的な全世界の歴史的発展を網羅するコアカリキュラムを研究してきた。彼は12ヶ国以上の国から来た教授および学生と仕事をしてきた。そのため、実施形態は、可能な限り普遍的なものとして設計されている。しかしながら、これは、与えられたまさにその実施例、与えられたまさにそのデータレイヤ、与えられたまさにそのデータ構造および与えられたまさにその手順が、実施形態を実現する唯一の可能な方法であるということを示すものではない。無数の変更が可能であり、無数の選択肢が、この開示を解釈する利点とともに想像されるものである。
[静的部分の説明]
最大限明確にするために、このセクションでは、静的部分の説明から開始し、すべての構成要素の構造および繋がりについて説明することとする。その後、すべての動作説明に移って、作動中の構成要素についてさらに説明することとする。それら説明はともに、同じアウトラインに従うとともに、同じ図面を使用して、全く同じ符号を使用することとする。
図1は、最も関係がある従来技術を示している。これは、先に詳細に説明した通りである。
図2は、この実施形態に係る完全なシステムおよび方法の序論および概要を時間的順序で示している。すべての学術的な分野の研究者(200)は、複数の学術的および科学的な主題領域におけるデータを提供して入力することができる。これらは、本実施形態では、10の主なデータレイヤに分割されているものとして示されており、そのうちの6つが、2またはそれ以上の関連するデータサブレイヤにさらに分割されている。この実施形態におけるデータレイヤおよびサブレイヤの詳細な構造および内容は、本明細書において後で一連の図面の中で十分詳細に示される(図4、図5A乃至5Vおよび図6A乃至6Cを参照されたい)。
この実施形態では、データレイヤとして、以下のものを含むが、それらに限定される訳ではない。
文明データレイヤ(202)
宗教データレイヤ(204)
政治データレイヤ(206)
経済データレイヤ(208)
科学技術データレイヤ(210A−B)
食糧生産データサブレイヤ(210A)
工業生産データサブレイヤ(210B)
言語データレイヤ(212A−B)
母国語データサブレイヤ(212A)
公用語データサブレイヤ(212B)
遺伝学データレイヤ(214A−B)
ミトコンドリアDNAデータサブレイヤ(214A)
Y染色体DNAデータサブレイヤ(214B)
生物学データレイヤ(216A−D)
バイオームデータサブレイヤ(216A)
土地利用データサブレイヤ(216B)
植物相データサブレイヤ(216C)
動物相データサブレイヤ(216D)
気候データレイヤ(218A−E)
気温データサブレイヤ(218A)
年間降水量データサブレイヤ(218B)
海面温度データサブレイヤ(218C)
海および湖水位データサブレイヤ(218D)
CO2濃度データサブレイヤ(218E)
地質学データレイヤ(220A−B)
地形学データサブレイヤ(220A)
地質年代データサブレイヤ(220B)
これはマルチメディアプラットホームであるので、データ入力は、既存の紙とディジタル地図の形態の地図データ(222)と、一次資料、二次資料の形態のテキストデータ(224)と、任意の形態の研究データおよび刊行物を含むことができる。
この実施形態では、データベースは、協調的な形式で維持および更新することができるが、本明細書に概説される手順の後に、専門の研究者により提案を評価および審査することができる。このように、データベースは、内容品質の基準および科学的正確さを維持するために、専門の学術誌が評価および審査されるのと実質的に同じ方法で評価および審査されるものであってもよい(図6A−図6C、図7、図8、図9)。
このシステムおよび方法は、オペレーションの複数のフェーズおよびサブフェーズを経ることとなる。それらは、本実施形態では、3つの主要なフェーズの工程に分割されるものとして示されており、そのすべてが、2またはそれ以上の関連するサブフェーズにさらに分割されている。それらのフェーズおよびサブフェーズの詳細な内容は、時間的順序で詳細に述べられ、これは、静的部分および動作の説明のための概要を構成するものとなるであろう。
この実施形態では、フェーズとして、以下のものを含むが、それらに限定される訳ではない。
入力フェーズの工程(226)
構造化サブフェーズの工程(228)
分類サブフェーズの工程(230)
ソートサブフェーズの工程(232)
フィルタリングサブフェーズの工程(234)
検証サブフェーズの工程(236)
保存フェーズの工程(238)
編集サブフェーズの工程(240)
更新サブフェーズの工程(242)
出力フェーズの工程(244)
カスタマイズサブフェーズの工程(246)
公開サブフェーズの工程(248)
これはマルチメディアプラットホームであるので、様々な形式で出力を作成することができる。
この実施形態では、出力の詳細な形式として、以下のものを含むが、それらに限定される訳ではない。
全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図の出力(250)
図表およびスライドショーの出力(252)
アニメーションおよびビデオの出力(254)
ボックスアイテムおよびカリキュラムモジュールの出力(256)
学術的論文の出力(258)
カスタマイズ可能なテキストブックの出力(260)
これは伝達可能なデータベースであるので、データを、すべての年齢および国の学生(262)に複数のフォーマットで送ることができ、それには、様々な種類のデータの包含または排除、データのインプットの変更、データ構造の変更、データの保存の変更、データの出力の変更、データの提示の変更、外国語へのデータベースの翻訳、より若い学生およびインストラクタのための単純化されたインターフェース、さらに上級の学生およびインストラクタのためのより複雑なインターフェース、出力を選択およびカスタマイズするための音声作動のインタフェース、ユーザが追加のレイヤを加える機能、内部使用のみとするために追加のレイヤを制限または暗号化する機能、マウスの1クリックのみまたはユーザからの最小限の入力のみで実行される自動バージョンの地図の視覚化、地理学的に参照された地図データおよび領域をパンゲアを含む以前のそれらのテクトニクス位置に視覚的に戻す機能を含むことができる過去の地質時代のデータ、過去の事象についての仮定シナリオ、過去の事象についての複数の同時仮定シナリオ、将来の事象についての仮定シナリオ、将来の事象についての複数の同時仮定シナリオ、宗教的歴史を示す代替的シナリオ、神話的歴史を示す代替的シナリオ、様々な歴史的または宗教的世界観を有するユーザのためのデータベース構造の変更、様々な歴史的または宗教的世界観を有するユーザのためのデータベース内容の変更、特別なメガネを含むことができる3Dバージョン、ツーリストおよび旅行者のための可動式バージョン、最新のニュース供給のデータベースへの統合、ゲームおよびアクティビティの開発、カリキュラムの一部としてこの方法の任意の要素を学生が使用することを可能にする教材とコンピュータベースまたは非コンピュータベースのフォーマットでこの方法の任意の要素を学生が使用することを可能にする教材とを含むすべてのフォーマットの教材の開発が含まれるが、それらに限定されるものではない。
[入力]
図3は、本実施形態の入力フェーズの工程(226)の序論および概要を手続き順に示し、地理的に参照された歴史的データを入力するためのプロセスを詳述している。これは、誘導グラフィックユーザインタフェースを使用する視覚的なテンプレートベースのデータ入力の方法のための革新的な手段を提供することができる。そのステップはフローチャート上でラベル表示される(300−344)。これは、この明細書の動作説明セクションにおいて十分詳細に説明することとする。
[構造化]
図4は、本実施形態における構造化サブフェーズの工程(228)を示している。この図は、この実施形態のすべてのデータレイヤにどの情報タイプが含まれるのかを示すテーブルである。
第1列は、データレイヤの名称(400)を示している。データレイヤの名称は、以下にリスト表示される(202−220)。第2列は、どのようなポリゴンデータ(402)が各データレイヤ(202−220)に現われる可能性があるのかを示している。地理情報システムデータベースのコンテキストにおいて、ポリゴンデータは、地図上の領域の境界を符号化する二次元データである。それら領域は、国、大陸、海洋、または任意の種類の自然あるいは人工のゾーンを表すことができる。この明細書においては、特に地図を参照するときに、殆どの読み手にとって“ゾーンデータ”の方がポリゴンデータよりも明確であるので、ポリゴンデータのことを“ゾーンデータ”と呼ぶこともある。第3列は、どのライン(線)、ポイント(点)およびテキストデータ(404)が各データレイヤ(200−220)に示される可能性があるのかを示している。地理情報システムデータベースのコンテキストにおいて、ラインデータは、地図上のラインを符号化する一次元データである。それらラインは、道路、海流、通商路または任意の種類のベクトルを表わすことができる。ポイントデータは地図上のポイントを符号化するゼロ次元データである。それらポイントは、都市、事象、データ標本または任意の種類の位置を表わすことができる。テキストデータは、地図上のゾーン、ポリゴン、ラインまたはポイントに付けられるラベルを含み、ユーザに追加的情報を提供するために画面上に表示されることがある。第4列は、各データレイヤ(202−220)についての学術的な専門知識(406)の詳細な分野を示している。特定の分野で教育を受けるコントリビュータは、対応するデータレイヤの主要なコントリビュータとなり得、図6Cにおいて後で詳述するように、専門知識ベースのデータ調査のためにまさに彼らの専門分野のためにデータを入力していると考えられる。
文明データレイヤ(202)は、どの社会が特定の時に特定の地域を支配しているかを示すこととなる。これは、社会と文明の境界、帝国とその領土を示すこととなる。図5Bに例示されるように、社会の特定は、国境、民族の自己の同定、あるいは必要に応じて、考古学的名称に基づくものとすることができる。このレイヤは自然に、従来の政治地図の外観を再形成することがあり、多くの情報を自然に伝えることがある。
文明データレイヤ(202)においては、ポリゴンデータ(402)が文明、帝国、領土などを含むようにしてもよい。図5Bに詳述されるように、ポリゴンデータの詳細度を増加させることにより、より小さな領土および管轄地域を示すことができる。ポイント、ラインおよびテキストデータ(404)は、都市、戦争、文化的業績等を示す事象を含むようにしてもよい。学術的な専門知識(406)の分野には、歴史、考古学、人文学などが含まれる。それら分野には、このレイヤのデータ調査の際に優先度を与えるようにしてもよい。
宗教データレイヤ(204)は、どの宗教が地域に存在しているのかを示すこととなる。分類は、図5Cに例示されるように、世界的宗教とそれら分派の従来の分類、歴史家により推定されるような、それらの分岐する相互の発展的関係に基づいて行うことができる。そのような分類が不確かまたは未知であるときは常に、図9に詳述されるフローチャートに従って解決することができる。
宗教データレイヤ(202)においては、ポリゴンデータ(402)が、宗教、宗派、分派などを含むようにしてもよい。図5Cに詳述されるように、ポリゴンデータの詳細度を増加させることにより、より小さな宗派および分派を示すことができる。ポイント、ラインおよびテキストデータ(404)は、宗教的重要性、改宗、宗教対立などの事象を含むようにしてもよい。学術的な専門知識(406)の分野には、歴史、考古学、宗教研究などが含まれる。それら分野には、このレイヤのデータ調査の際に優先度を与えるようにしてもよい。
政治データレイヤ(206)は、どのタイプの政府により地域が治められているのかを示すこととなる。分類は、図5Dに例示されるように、君主制、植民地支配的、独裁制、代議制、神権政治などを含むことができる。そのような分類が不確かまたは未知であるときは常に、図9に詳述されるフローチャートに従って解決することができる。
政治データレイヤ(206)においては、ポリゴンデータ(402)が、政治タイプ、国際同盟、政党提携、過去の選挙結果、現在進行中の選挙結果などを含むようにしてもよい。図5Dに詳述されるように、ポリゴンデータの詳細度を増加させることにより、より詳細な政治タイプの定義を示すことができる。ポイント、ラインおよびテキストデータ(404)は、即位、革命、憲法などの事象を含むようにしてもよい。学術的な専門知識(406)の分野には、歴史、考古学、政治学などが含まれる。それら分野には、このレイヤのデータ調査の際に優先度を与えるようにしてもよい。
経済データレイヤ(208)は、文明が如何に資源を分配および消費するのかという観点から、どのタイプの経済システムが地域に存在しているのかを示すこととなる。分類は、図5Eに例示されるように、社会的に階層化されたもの、社会的に不動なもの、社会主義、共産主義、民営化されたもの、資本主義などを含むことができる。そのような分類が不確かまたは未知であるときは常に、図9に詳述されるフローチャートに従って解決することができる。
経済データレイヤ(208)においては、ポリゴンデータ(402)が、経済システムタイプ、国際的な共同市場などを含むようにしてもよい。図5Eに詳述されるように、ポリゴンデータの詳細度を増加させることにより、より詳細な経済システムタイプの定義を示すことができる。ポイント、ラインおよびテキストデータ(404)は、経済的重要性、市場の崩壊、国際的な貿易条約などの事象を含むようにしてもよい。学術的な専門知識(406)の分野には、歴史、考古学、経済学などが含まれる。それら分野には、このレイヤのデータ調査の際に優先度を与えるようにしてもよい。
科学技術データレイヤ(210)は、どのような技術的水準または工業が地域で支配的であるかを示すこととなる。分類は、図5Fおよび図5Gに例示されるように、狩猟採集民、牧畜民、農業、工業などを含むことができる。そのような分類が不確かまたは未知であるときは常に、図9に詳述されるフローチャートに従って解決することができる。
科学技術データレイヤ(210)においては、ポリゴンデータ(402)が技術水準などを含むようにしてもよい。図5Fおよび図5Gに詳述されるように、ポリゴンデータの詳細度を増加させることにより、より詳細な技術水準の定義を示すことができる。ポイント、ラインおよびテキストデータ(404)は、技術的進歩、新技術の採用、偉大な発明などを含むようにしてもよい。学術的な専門知識(406)の分野には、歴史、考古学、科学、医学、化学、物理学、数学、コンピュータ演算、エンジニアリングなどが含まれる。それら分野には、このレイヤのデータ調査の際に優先度を与えるようにしてもよい。
言語データレイヤ(212)は、どの言語が地域で支配的であるかを示すこととなる。分類は、図5Hおよび図5Iに例示されるように、言語とそれらの方言の従来の言語学的分類、言語学者によって推定されるような、それらの分岐する相互の発展的関係に基づいて行うことができる。そのような分類が不確かまたは未知であるときは常に、図9に詳述されるフローチャートに従って解決することができる。
言語データ層(212)においては、ポリゴンデータ(402)が言語グループなどを含むようにしてもよい。図5Hおよび図5Iに詳述されるように、ポリゴンデータの詳細度を増加させることにより、より詳細な言語グループの定義を示すことができる。ポイント、ラインおよびテキストデータ(404)は、文字の起源、暗黒時代の始まりと終わりなどを含むようにしてもよい。学術的な専門知識(406)の分野には、言語学、言語人類学、地域研究などが含まれる。それら分野には、このレイヤのデータ調査の際に優先度を与えるようにしてもよい。
遺伝学データレイヤ(214)は、どの遺伝的特徴および民族が地域に存在するのかを示すこととなる。分類は、図5Jおよび図5Kに例示されるように、遺伝学者によって同定されるようなミトコンドリアDNAおよびY染色体DNAの同定可能な突然変異に基づく分類であるDNAハプログループの識別に基づいて行うことができる。ある場合には、自己同定の民族、あるいは必要に応じて考古学的に同定される民族に基づいて分類を行うこともできる。そのような分類が不確かまたは未知であるときは常に、図9に詳述されるフローチャートに従って解決することができる。
遺伝学データレイヤ(214)においては、ポリゴンデータ(402)が、自己同定の民族または考古学的に同定される民族などに加えて、科学的に判定されたDNAハプログループを含むことができる。図5Jおよび図5Kに詳述されるように、ポリゴンデータの詳細度を増加させることにより、より詳細な遺伝的特徴および民族を示すことができる。ポイント、ラインおよびテキストデータ(404)は、重要な遺伝子突然変異のマーカに加えて、民族の移住、民族浄化、大虐殺などに関連する事象を含むようにしてもよい。学術的な専門知識(406)の分野には、遺伝学、生物学的人類学、地域研究などが含まれる。それら分野には、このレイヤのデータ調査の際に優先度を与えるようにしてもよい。
生物学データレイヤ(216)は、地域に存在する環境、土地利用、植物相および動物相の種類に関する様々なデータを提示する。分類は、図5L乃至図5Oに例示されるように、必要に応じて、環境保護団体、開発庁および生物学者により使用されるものに基づいて行うことができる。そのような分類が不確かまたは未知であるときは常に、図9に詳述されるフローチャートに従って解決することができる。
生物学データレイヤ(216)においては、ポリゴンデータ(402)が環境タイプ、バイオーム、バイオリージョン、生態系、生態地域、土地利用タイプ、植物相の範囲、動物相の範囲などを含むことができる。図5L乃至図5Oに詳述されるように、必要に応じて、ポリゴンデータの詳細度を増加させることにより、より詳細なゾーンタイプまたは分類学的な種を示すことができる。ポイント、ラインおよびテキストデータ(404)は、絶滅危惧種、絶滅、化石サイトなどを含むようにしてもよい。学術的な専門知識(406)の分野には、環境科学、生態学、生物学、動物学、古生物学などが含まれる。それら分野には、このレイヤのデータ調査の際に優先度を与えるようにしてもよい。
気候データレイヤ(218)は、地球の大気および水圏の相互作用に関する様々なデータを示すこととなる。分類は、図5P乃至図5Tに例示されるように、単に、各レイヤの適当な数字尺度とすることができる。どのレイヤも同様に、分類が不確かまたは未知であるときは常に、図9に詳述されるフローチャートに従って解決することができる。
気候データレイヤ(218)においては、ポリゴンデータ(402)が、平均気温、年間降水量、海面温度、海水位、湖水位、温室効果ガス濃度などを含むことができる。図5P乃至図5Tに示されるように、ポリゴンデータの詳細度を増加させることにより、より詳細な測定尺度を示すことができる。ポイント、ラインおよびテキストデータ(404)は、気候事象、汚染事象、自然災害、ハリケーン、洪水、干ばつ、氷河期の始めと終わりなどを含むようにしてもよい。学術的な専門知識(406)の分野には、環境科学、気象学、気候学などが含まれる。それら分野には、このレイヤのデータ調査の際に優先度を与えるようにしてもよい。
地質学データレイヤ(220)は、地球のリソスフェアまたは岩石圏に関する様々なデータを提示することとなる。図5Uおよび図5Vに例示されるように、分類は、地質学者および古生物学者によって特定されるような地球の地質年代を反映させることができる。そのような分類が不確かまたは未知であるときは常に、図9に詳述されるフローチャートに従って解決することができる。
地質学のデータレイヤ(220)においては、ポリゴンデータ(402)が、構造プレート、地理的および等深線の評価、各地域における露出する堆積物または埋没堆積物の地質年代、岩および岩石層の種類、天然資源などを含むことができる。図5Uおよび図5Vに示されるように、ポリゴンデータの詳細度を増加させることにより、必要に応じて、より詳細な測定尺度を示すことができる。ポイント、ラインおよびテキストデータ(404)は、地質学的事象、火山噴火、地震、津波などを含むようにしてもよい。学術的な専門知識(406)の分野には、地球科学、地質学、地理学などが含まれる。それら分野には、このレイヤのデータ調査の際に優先度を与えるようにしてもよい。
[分類]
図5A乃至図5Vは、この実施形態の分類サブフェーズの工程(230)を示している。それら図面は、この実施形態のデータレイヤすべての詳細な構造を示す分類木である。
図5Aは、この実施形態のデータレイヤすべての一般構造を示している。前述したように、すべての学術的な分野(200)における研究者は、複数の学術的および科学的主題領域のデータに貢献するとともに、そのデータを入力することができる。これらは、本実施形態では、10の主なデータレイヤ(202−220)に分割されているものとして示されており、そのうちの6つが、2またはそれ以上の関連するデータサブレイヤにさらに分割されている。各データレイヤまたはサブレイヤは、分類木(図5B乃至図5V)と、レイヤの出力の基本例を示すスクリーンショット(図10A乃至図10V)により示すこととする。
データ木構造(500)は、ディレクトリツリーまたは系統樹としても知られる階層データ樹形図により明白に示されている。これは、データを分類するための標準形式であり、任意のデータベース設計者または生物学者にすぐに知られるものになると考えられる。右への各列は、階層のレベルの深さまたは分岐を表しており、生物学者が界、門、網、目、科、属および種の分類学的な指定に使用するのと同じ方法で、分類学的な指定が与えられるものとなる。右に向かって移動すると、先ず、最初の指名分類レベル(400)として、最初の列に主要データレイヤがあり、その後に、次の指名分類レベル(502)として、データサブレイヤがある。
図5B乃至図5Vは、この実施形態における個別の各データレイヤおよびサブレイヤの具体的構造を示す一連の図面である。各データ木は、主題に適当なものとなるように、地域的、累計的、進化的または数値的構造の何れかを使用する。これらの図においては、右に向かって移動すると、各分類学的階級が、推奨グレードレベル(504)の一段下に縦に下がることが分かる。それら推奨グレードレベルは、図6Aにおいて後で詳細に述べるように、予めプログラムされたグレードレベルを有効にするために使用されるのを助けることとなる。
最初の列のカテゴリおよび概念は、幼稚園児のグレードレベル(506)に適切なように、提案することができる。次の列のカテゴリおよび概念は、3番目のグレードレベル(508)に適切なように、提案することができる。次の列のカテゴリおよび概念は、6番目のグレードレベル(510)に適切なように、提案することができる。次の列のカテゴリおよび概念は、9番目のグレードレベル(512)に適切なように、提案することができる。次の列のカテゴリおよび概念は、12番目のグレードレベル、アドバンストプレースメント(AP)コース、大学レベル101のコースまたは大学生のレベルコース(514)に適切なように、提案することができる。次の列のカテゴリおよび概念は、大学院学生レベル(516)に適切なように、提案することができる。次の列のカテゴリおよび概念は、教授のレベル(506)に適切なように、提案することができる。次の列のカテゴリおよび概念は、専門家レベル(506)に適切なように、提案することができる。さらに、専門家レベルは、“SPEC0l”、“SPEC02”、“SPEC03”などのような一連の連続番号の付いたレベルを単に作成することにより、無限に拡大することができる。これは言語学、遺伝学および生物学のような主題に対応するのに必要であり、それらのデータを体系化するために、非常に深く詳述された階層構造を使用する。そうした場合、木は2組の別個の用語のセットも使用することができ、その一方が、より若い学生のために適切に単純化され、他方が上級学生向けに適切に複雑なものとされる。これは、この実施形態中に示されているように、言語データレイヤ(212)、遺伝学データレイヤ(214)および生物学データレイヤ(216)における場合である。
前述したように、新しい情報が明らかになるに連れて、すべてのレイヤ木は絶えず更新することができる。これには、類似のカテゴリを組み合わせること、新しいカテゴリを加えて区別すること、分類が不確かな状況について議論することが含まれる。この性質の変更は、システムと方法が既に使用された後に、事後的に行なうこともできる。これは、政治データレイヤ(206)および経済データレイヤ(208)については、それらの主題のデータを分類する普遍的で標準的な方法がまだ存在しないため、最初のうちはかなり頻繁に行われる可能性がある。遺伝学データレイヤ(214)および生物学データレイヤ(216)はともに絶えず更新して、絶え間なく変わり絶え間なく拡大する階層データ構造の統一された修正を流布する必要があるため、これは、遺伝学データレイヤ(214)および生物学データレイヤ(216)にとって間違いなく有用な利点になるであろう。このため、本発明の範囲および実施形態は、提供した実施例によって決められるものではなく、添付の請求の範囲およびその法的な均等物によって決められる必要がある。
[ソート]
図6Aは、この実施形態のソートのサブフェーズの工程(232)を示している。これは、この実施形態における予めプログラムされたグレードレベル設定用のデフォルトオプションを示すテーブルである。
予めプログラムされたグレードレベル設定は、聴衆が理解する用意ができているデータまたは理解することができるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すのを可能にすることとなる。これは、初等教育の設定に非常に役立つ可能性がある。
図6Aにおいては、第1列は、主要なデータレイヤ(400)およびデータサブレイヤ(502)のすべてをリストアップしている。右の列は、予めプログラムされたグレードレベル(506−520)で、どのレイヤが見えるようになるのかを示している。また、それは、あるレイヤがより高度な専門用語(600−610)へと切り替えがなされる正確な時点も示している。この実施形態においては、それら切替のすべてが卒業生レベル(516)で生じる。これらの特徴は、本明細書の動作説明セクションにおいて十分詳細に検討することとする。
[フィルタリング]
図6Bは、この実施形態のフィルタリングサブフェーズの工程(234)を示している。これは、この実施形態における事象の重要性の強調表示のためのレベルを示すテーブルである。
事象の重要性の強調設定は、聴衆が十分に重要であると考えるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すのを可能にすることとなる。これは任意の聴衆にとって非常に有用である可能性がある。
図6Bでは、第1列は、事象に帰する影響の領域(612)をリストアップしている。第2列は、事象に帰する影響の程度(614)をリストアップしている。最大限明確にするために、第3列は、影響の範囲および程度の言葉の説明(616)を繰り返している。第4列は、どの対応事象重要性ランキング(618)が事象に帰する可能性があるのかを示している。これらの特徴は、本明細書の動作説明セクションにおいて十分詳細に検討することとする。
[検証]
図6Cは、この実施形態の検証サブフェーズの工程(236)を示している。これは、この実施形態における専門知識ベースのデータ調査のためのレベルを示すテーブルである。
専門知識ベースのデータ調査ランキングは、適当な分野において専門知識が所望のレベルに達した人々によって提供されたデータのみをユーザまたはインストラクタが示すのを可能にすることとなる。これは上級の大学設定において非常に役立つ可能性がある。
図6Cにおいて、第1列は、コントリビュータの説明(620)をリストアップしている。第2列は、どの対応専門知識ベースのデータ調査ランキング(622)がその人に帰する可能性があるのかを示している。これらの特徴は、本明細書の動作説明セクションにおいて十分詳細に検討することとする。
[保存]
図7は、この実施形態の保存フェーズの工程(238)の序論と概要を示している。これは、この実施形態におけるデータ管理のための協調作業の包括的な手順を示している。
教育の組織(700)は、コンテンツコントリビュータ(702)の形で学究的な専門知識を提供することがある。プログラミング組織(704)は、コンテンツコーディネータ(706)の形でデータベース設計およびメンテナンス専門知識を提供する。コーディネータ(706)およびコントリビュータ(702)は、一緒に、図8のフローチャート上に概要が示される手順を使用して地図データ(222)を編集するとともに、図9のフローチャート上に概要が示される手順を使用して木データ(224)を更新することに取り組む。このデータは、データベースサーバ(708)に保存され、順次、インターネットを経由して教師および学生(710)のもとに送られる。
これは、全世界の歴史的で協調的な動画を使用した地図データベースを管理するために最適に構成されたシステムを提供する。それら手順は、本明細書の動作説明セクションにおいて十分詳細に検討することとする。
[編集]
図8は、この実施形態の編集サブフェーズの工程(240)を示している。これは、地図上の不一致および重複を解決するための手順を示すフローチャートである。これは、すべての実際の矛盾が解決されている、完全に統合された全世界の歴史的で協調的な動画を使用した地図データベースを可能にする。それらステップはフローチャート上にラベル(800−824)が付されている。それらは、本明細書の動作説明セクションにおいて十分詳細に検討することとする。
[更新]
図9は、この実施形態の更新サブフェーズの工程(242)を示している。これは、データ木内のカテゴリを更新するための手順を示すフローチャートである。これは、概念および定義に関するすべての不一致が解決された、完全に統合された全世界の歴史的なカリキュラムを可能にする。それらステップはフローチャート上にラベル(900−918)が付されている。それらは、本明細書の動作説明セクションにおいて十分詳細に検討することとする。
[出力]
図10A乃至図10Vは、この実施形態の出力フェーズの工程(244)の序論と概要を示している。これら図面は、この実施形態に詳述されるデータレイヤおよびデータサブレイヤのすべての実施例を含んでいる。
図10Aは、この実施形態におけるメイン画面とインタフェース要素のスクリーンショットを示しており、これには、この実施形態における出力フェーズの工程(224)の間に使用されるすべてのメニューオプションが含まれる。
スクリーンの中心は、与えられた出力データを見ることができる地図領域(1000)を含む。ナビゲーションツール(1002)は、仮想地理空間におけるユーザの位置を制御するために使用することができ、方向を制御するためのコンパスリング(1004)と、移動を制御するナビゲーションボタン(1006)と、高度を制御するためのズームボタン(1008)とを含む。飛行機または高度な宇宙船内のように、ユーザが回転角、垂直角および水平角を制御することを可能にするために、追加の制御装置を加えるようにしてもよい。
タイムラインツール(1010)は、仮想の歴史的な時間におけるユーザの位置を制御するために使用することができる。ユーザが、ユダヤ人およびイスラム教徒のタイムラインのような非キリスト教徒のタイムラインを示すための選択肢を持つようにしてもよい。5,769年以上前のデータをユーザが見たい場合には、ユダヤ人のタイムラインは、負の数として表現された年を単に表示するものであってもよい。
タイムライン(1010)それ自体に加えて、インターフェースのこのセクションは、日付読み出し(1012)、歴史上の期間インジケータ(1014)および複数のボタンを含むことができ、それらボタンには、“前の事象に戻る”ボタン(1016)、“反転”ボタン(1018)、“再生/休止”ボタン(1020)、“早送り”ボタン(1022)、“次の事象に進む”ボタン(1024)が含まれる。
また、ニュースティッカー(1026)は、ユーザが知りたいカテゴリに適合する事象を関連付けるために、画面の一番下に提供することもできる。それらはタイムライン(1010)が設定される歴史的時間中に生じた事象であってもよく、あるいは、地図画面上に現在は現れない世界の他の部分で起きていた事象に関連付けるようにしてもよい。ニュースティッカー上でスクロールされる事象は、衝撃と興奮を高めるために、ニュースのヘッドラインの言葉で表現するようにしてもよい。
ユーザが望む場合には、気候データインジケータウィンドウ(1036)を示すようにしてもよい。これは、本実施形態で一覧表示された任意の気候データレイヤ(218A−E)のデータ、あるいは視覚化される任意のその他の気候データを、複数の色分けされた温度計、例えば、従来の温度計に似ている赤色の気温データインジケータ(1030)、青色の海水位データインジケータ(1032)および緑色のCO濃度データインジケータとして示すことができる。それらは、出力で与えられる測定値のすべての単位と同様、ユーザが望むときはいつでも、アメリカ人によく知られている英国式の標準系とメートル法との間で切り替えることができる。それらは、最近の数十年間に最も良く変更の量を伝えて、仮想未来データとして符号化される極端な気候シナリオに対して十分な余地を残しておくために、更新世または最も最近の氷河期の平均値が最も下端またはその近傍となり、完新世または産業革命以前の時代が中央に位置するように、較正することもできる。気候データインジケータウィンドウ(1036)は、ユーザがそれを必要としない場合、あるいはユーザが地図領域(1000)中により広い領域を持つことを単に望む場合には、閉じることもできる。残りのスクリーンショットは気候データウィンドウ(1036)を閉じた状態で示すこととする。
メニュー領域(1036)は、複数のインターフェースボタンを特徴付けるために使用することができる。この実施形態では、それは、地図領域(1000)の直ぐ下に示されている。“スペース”ボタン(1038)は、地理的な空間および地図レンダリングに関連するオプションにアクセスするために使用することができる。“時間”ボタン(1040)は、歴史上の時間およびタイムラインレンダリングと関連するオプションにアクセスするために使用することができる。“グレード”ボタン(1042)は、グレードレベルまたは予めプログラムされたグレードレベル設定と関連するオプションにアクセスするために使用することができる。“事象”ボタン(1044)は、事象または事象の重要性強調表示と関連するオプションにアクセスするために使用することができる。“エキスパート”ボタン(1046)は、専門知識ベースのデータ調査と関連するオプションにアクセスするために使用することができる。“ファイル”ボタン(1048)は、予め記録されたアニメーションまたはカリキュラムモジュールを保存するために、あるいはそれらにアクセスするために使用することができる。“ビュー”ボタン(1050)は、画面またはインターフェース外観に関連するオプションにアクセスするために使用することができる。“検索”ボタン(1052)は、ユーザにより指定された任意の概念またはキーワードを、データベースまたは内蔵の百科事典内で探すために使用することができる“ペディア”ボタン(1054)は、データ木内で符号化された任意の文明、任意の地域、任意の事象または任意のカテゴリまたは概念に関するより多くの情報を求めて内蔵の百科事典を自由に探索するために使用することができる。“オンライン”ボタン(1056)は、より深い検索のために、インターネットを通じて、選択された外部情報源にハイパーリンクを張るために使用することができる。“ヘルプ”ボタン(1058)は、ユーザフレンドリな方法、動画を使用した方法またはインタラクティブな方法でヘルプを求めるために使用することができる。
レイヤ選択ウィンドウ(1060)は、地図データ(222)内でどのデータレイヤおよびデータサブレイヤを見えるようにするのか、あるいは隠すのかをユーザが容易かつ迅速に選択するのを可能にするために使用することができる。この実施形態では、それは地図領域(1000)の右上に示されている。“CIV”ボタン(1062)は、文明データレイヤを前面に持ってくるために使用することができる。“REL”ボタン(1064)は、宗教データレイヤを前面に持ってくるために使用することができる。“GOVT”ボタン(1066)は、政治データレイヤを前面に持ってくるために使用することができる。“ECON”ボタン(1068)は、経済データレイヤを前面に持ってくるために使用することができる。“TECH”ボタン(1070)は、科学技術データサブレイヤを前面にサイクルさせるために使用することができる。“LANG”ボタン(1072)は、言語データサブレイヤを前面にサイクルさせるために使用することができる。“GENE”ボタン(1074)は、遺伝学データサブレイヤを前面にサイクルさせるために使用することができる。“BIO”ボタン(1076)は、生物学データサブレイヤを前面にサイクルさせるために使用することができる。“CLIM”ボタン(1078)は、気候データサブレイヤを前面にサイクルさせるために使用することができる。“GEO”ボタン(1080)は、地質学データサブレイヤを前面にサイクルさせるために使用することができる。“ZONE”列(1082)は、任意のレイヤで見えるようにするかあるいは隠すようにするポリゴンまたはゾーンデータを選択するために使用することができる。“LINE”列(1084)は、任意のレイヤで見えるようにするかあるいは隠すようにするラインデータを選択するために使用することができる。“POINT”列(1086)は、任意のレイヤで見えるようにするかあるいは隠すようにするポイントデータを選択するために使用することができる。“TEXT”列(1088)は、任意のレイヤで見えるようにするかあるいは隠すようにするテキストデータを選択するために使用することができる。“EVENT”列(1090)は、任意のレイヤで見えるようにするかあるいは隠すようにする事象情報を選択するために使用することができる。
説明(legend)ウィンドウ(1092)は、データ木(224)からどのカテゴリおよび概念を見えるようにするか、あるいは隠すかをユーザが迅速かつ容易に選択することを可能にするために使用することができる。この実施形態では、説明は、地図領域(1000)の右下の従来の位置に示されている。説明タイトル(1094)は、どのデータレイヤまたはデータサブレイヤが表示されているのかを正確に示すために特徴付けることができる。データレイヤ内に複数のサブレイヤがある場合には、ユーザは、あるサブレイヤから次のサブレイヤに循環するために何度も適当なデータレイヤボタン(1062−1080)を簡単にクリックすることができ、選択したサブレイヤの詳細なタイトルが説明ウィンドウ(1092)に説明タイトル(1094)として現われることとなる。説明木(1096)は、どのカテゴリが開かれたか、または閉じられたか、どれを見えるようにするか、または隠すか、どの色彩が地図上でそれらを表すのかを示すために使用することができる。
この図10Aの最初の例においては、地図領域(1000)およびタイムライン(1010)が、知的生命体と文明のサインを探索して、我々が氷河時代の地球のまわりの仮想軌道にいることを示している。読者は、その時にアラスカとシベリアを結んでいたランドブリッジの存在に注目するであろう。レイヤ選択ウィンドウ(1060)は、都市が存在していた場合に都市を必ず含むこととなる土地利用データサブレイヤ(216B)上のポイントデータ(1086)を探索していることを示している。しかしながら、ニュースティッカー(1026)が示すように、氷河時代はまさに今終了するところであり、よってこの時点では文明の証拠を見つけていない。階層的説明木のより深いインタラクティブの性質は、本明細書の動作説明セクションにおいて十分詳細に検討することとする。
また、読者は、図10Aが、符号1000〜1096に及ぶ多数の部分を含むことに注目するであろう。このため、図l0B乃至図10Vの符号は、符号1100から始まる必要があり、1140まで続く。これに沿って、図11Aの符号は、符号1150から始まり、1188まで続くこととなる。図12は、予想通りに、符号1200から始まることとなる。最大限明確とするために、上述した符号の完全なリストを読者が参照することを勧める。
図10B乃至図10Vは、この実施形態で詳述されるすべてのデータレイヤおよびデータサブレイヤのための出力の基本的な導入例を示す一連のスクリーンショットを示している。それら例において、地図領域(1000)およびタイムライン(1010)は、北アフリカおよび西ユーラシア上にズームインして、現代に向かって、紀元後1950年に進んだことを示している。レイヤ選択ウィンドウ(1060)は、各データレイヤ上のポリゴンデータまたはゾーンデータ(1082)を順番に(202−220B)探索していることを示している。各図と、新しい各例とにより、ニュースティッカー(1026)は、特定のデータレイヤに関連するタイムリーなニュース記事を与える。
それら図面は、様々なカラーパレットを説明木(1096)に使用でき、様々なパレットが様々なタイプのデータに最適となることを示している。先ず、説明は、歴史的関連性またはどこでも適当に記憶を助ける工夫、例えば、イスラム教に緑、仏教にオレンジ、君主制に紫、共産主義に赤をそれぞれ用いて、最も良くカテゴリを示すために選択された色彩を使用するパレットを使用することができる。また、国際的なユーザに対して文化的に特有のカラーパレットを選択するオプションもあり、例えば、ローマの皇帝によって着用されたテーマカラーであった紫色ではなく、中国の皇帝によって着用されたテーマカラーであった黄色を、君主制を示す中国に使用するためのオプションもある。
自然界のある態様を示すレイヤは、自然的カラーパレットを使用して、海洋を青、氷河を白、森林を様々な緑の色合いで示すようにしてもよい。単純な一次元の測定値として数値データを示すレイヤは、モノクロで簡素に示すようにしてもよく、様々なチャネルを特徴的なモノクロ色、例えば、気温を赤、海水位を青、温室効果ガスを緑で示すようにしてもよい。
代替的には、どのレイヤも、赤からオレンジ、黄、緑、青、インジゴ、バイオレットに至るスペクトルを使用する標準デフォルトカラーパレットを使用することができる。もっと多くの色彩が必要な場合には、スペクトルのパレットが、赤の前のグレーおよび茶色から始まり、バイオレットの後の紫およびマゼンタで終わるようにすることもできる。慣例により、歴史上最初に生じたカテゴリが先頭、その後で生じたカテゴリが最後となるように、説明を並べるようにしてもよい。慣例により、最も古いカテゴリをスペクトルの赤の端で示し、最新のカテゴリをバイオレットの端に配置するようにしてもよい。
代替的には、上述した任意のカラーパレットは、主なカテゴリの各々が特徴的な色相を有し、その様々な多くのカテゴリがその色相の徐々に暗くなる色合いで示されるように、配列することができる。代替的には、説明のためのカラーパレットは、それら慣例の何れかとは逆にしたり、あるいは任意の様々な異なる慣例を使用するようにしてもよい。
図10Bは、地図の一例(1100A)および説明の一例(1100B)と共に、文明データレイヤ(202)の一例を示している。この図は、中東のような大きな文明ゾーンが中規模の領域に分割されて、その後にさらに小さい国々に分割されることを示している。
図10Cは、地図の一例(1102A)および説明の一例(1102B)と共に、宗教データレイヤ(204)の一例を示している。この図は、同じ地域または国に共存する複数の異なるタイプを表すために、縞模様を使用できることを示している。
図10Dは、地図の一例(1104A)および説明の一例(1104B)と共に、政治データレイヤ(206)の一例を示している。この図は、あるタイプと別のタイプとの間で紛争中で、不確かで、遷移状態にあることを表すために、縞模様を使用できることを示している。このレイヤは、データが存在する場合には何年間も地方選挙結果を示すために使用することもできる。
図10Eは、地図の一例(1106A)および説明の一例(1106B)と共に、経済データレイヤ(208)の一例を示している。この図は、特徴的な色相のより暗い色合いが社会カテゴリ内の激しさの増加を明確に表すために如何に使用できるのかを、最も明確に示している。例えば、共産主義を原色の赤で示す一方で、社会主義を中間色のピンクで示すようにしてもよい。産業化時代においては、支配的な産業は、その産業から生じるGNPまたはGDPの割合ではなく、その産業で働く人口の割合の観点から示すようにしてもよい。それは単に、前者の統計の方が、20世紀の終わる前の歴史上の期間について推定するのが、歴史家にとって遙かに容易であるためである。
図10Fは、地図の一例(1108A)および説明の一例(1108B)と共に、科学技術レイヤ(210)の食糧生産データサブレイヤ(210A)の一例を示している。この図は、赤からバイオレットの範囲のデフォルトのスペクトルパレットを使用していることを示している。
図10Gは、地図の一例(1110A)および説明の一例(1110B)と共に、科学技術レイヤ(210)の工業生産データサブレイヤ(210B)の一例を示している。この図は、赤からバイオレットまでのなだらかな範囲のデフォルトのスペクトルパレットを使用していることを示している。
図10Hは、地図の一例(1112A)および説明の一例(1112B)と共に、言語レイヤ(212)の母国語データサブレイヤ(212A)の一例を示している。この図は、赤からバイオレットの範囲のデフォルトのスペクトルパレットを使用していることを示している。また、この図に示される説明例(1112B)が簡略化されるとともに、それが印刷ページ上に適合することを可能にするために、複数のカテゴリが取り除かれていることに留意されたい。コンピュータ化されたバージョンでは、説明ウィンドウ(1092)内で水平および垂直スクロールを容易に行うことができ、それにより、何百あるいは何千にもおよぶカテゴリを完全かつ適切に示すことが可能である。
図10Iは、地図の一例(1114A)および説明の一例(1114B)と共に、言語レイヤ(212)の公用語データサブレイヤ(212B)の一例を示している。この図は、赤からバイオレットの範囲のデフォルトのスペクトルパレットを使用していることを示している。また、この図に示される説明例(1114B)が簡略化されるとともに、それが印刷ページ上に適合することを可能にするために、複数のカテゴリが取り除かれていることに留意されたい。コンピュータ化されたバージョンでは、説明ウィンドウ(1092)内で水平および垂直スクロールを容易に行うことができ、それにより、何百あるいは何千にもおよぶカテゴリを完全かつ適切に示すことが可能である。
図10Jは、地図の一例(1116A)および説明の一例(1116B)と共に、遺伝学レイヤ(214)のミトコンドリアDNAデータサブレイヤ(214A)の一例を示している。なお、このデータセットが、最も明瞭な提示のためのポイントデータとして示されている。必要に応じて、ポイントの相対密度の計算によりポイントデータをポリゴンまたはゾーンのレイヤに自動的に変換するために、標準アルゴリズムを使用することができる。また、この図に示される説明例(1116B)が簡略化されるとともに、それが印刷ページ上に適合することを可能にするために、複数のカテゴリが取り除かれていることに留意されたい。コンピュータ化されたバージョンでは、説明ウィンドウ(1092)内で水平および垂直スクロールを容易に行うことができ、それにより、何百あるいは何千にもおよぶカテゴリを遺伝学発展の我々の知識として完全に示すことが可能である。
図10Kは、地図の一例(1118A)および説明の一例(1118B)と共に、遺伝学レイヤ(214)のY染色体DNAデータサブレイヤ(214B)の一例を示している。なお、このデータセットが、最も明瞭な提示のためのポイントデータとして示されている。必要に応じて、ポイントの相対密度の計算によりポイントデータをポリゴンまたはゾーンのレイヤに自動的に変換するために、標準アルゴリズムを使用することができる。また、この図に示される説明例(1118B)が簡略化されるとともに、それが印刷ページ上に適合することを可能にするために、複数のカテゴリが取り除かれていることに留意されたい。コンピュータ化されたバージョンでは、説明ウィンドウ(1092)内で水平および垂直スクロールを容易に行うことができ、それにより、何百あるいは何千にもおよぶカテゴリを遺伝学発展の我々の知識として完全に示すことが可能である。
図10Lは、地図の一例(1120A)および説明の一例(1120B)と共に、生物学レイヤ(216)のバイオームデータサブレイヤ(216A)の一例を示している。この図は、容易な解釈を考慮して天然色パレットを使用していることを示している。
図10Mは、地図の一例(1122A)および説明の一例(1122B)と共に、生物学レイヤ(216)の土地利用データサブレイヤ(216B)の一例を示している。この図は、容易な解釈を考慮して天然色とスペクトル色とを混合したパレットを使用していることを示している。
現時点では、人口密度の表示を含むデータレイヤを設けることもできる。これは、ホモサピエンス種の生息範囲と個体数密度を基本的に示すとともに、その他の自然環境に与える人間の住居の影響をユーザが強調することを可能にするので、5番めの生物学データレイヤとして挿入することができる。20世紀のように正確な人口調査または個体数密度データが利用可能である任意の歴史上の期間または領域については、確認された情報をデータレイヤに単純に加えることができる。さらに、20世紀の終わり前の歴史上の多くの期間においては個体数密度データがすぐに利用可能であるわけではないという事実を克服するために、個体数密度データレイヤは、基礎的なテンプレートとして土地利用データレイヤ(216B)を使用して、合成することができる(図5Mおよび図10Mを参照されたい)。コンピューターが、土地利用、環境バイオーム、気温、年間降水量、食糧生産に使用された農業技術、および各領域についての文明を分類する適当なデータを有している場合には、個体数密度の極めて正確な推定を行うのに十分なデータを持つこととなる。これは任意の歴史的期間において行うことができる。先ず、食糧生産のための各タイプの農業技術について、1平方キロメートル当たりの人間の最大人数を推定する(図5Fを参照)。次に、各タイプの環境バイオーム、気温および年間降水量に乗率を割り当てる(図5L、図5Pおよび図5Qを参照)。最後に、あるフェーズ中、特に、新しい領土への植民地主義のフェーズ中に、幾つかの文明が拡大するより大きな望みが感じられるという事実を説明するために、発展の各フェーズについて各文明に一意的な乗率を割り当てる。最終的に、それら推定の精度は、実際の人口調査データが利用可能となった任意の歴史上の期間、例えば、ローマ帝国によって記録された毎年の人口調査またはフィールド人類学者により取得された同時代の狩猟採取社会の人口調査を有する任意の歴史上の期間に対して確認することができる。この確認されたデータは、同様の環境に住み、同様のカテゴリの科学技術を食糧生産に使用する任意の文明のデータを較正および修正するために、使用することができる。このように、大昔の辺鄙な地域にある狩猟採取社会を含む文明の相対的な個体数密度の極めて正確な推定を示すデータ適用範囲を自動的に生成することができる。
図10Nは、地図の一例(1124A)および説明の一例(1124B)と共に、生物学レイヤ(216)の植物相データサブレイヤ(216C)の一例を示している。なお、このデータセットが、最も明瞭な提示のためのポイントデータとして示されている。必要に応じて、ポイントの密度の使用によりポイントデータをポリゴンまたはゾーンのレイヤに自動的に変換するために、標準アルゴリズムを使用することができる。なお、ユーザは、所望の任意のデータのサブセットに注目するように、見えるようにする複数のカテゴリと、隠すようにする複数のカテゴリとを選択することもできる。また、この図に示される説明例(1124B)が簡略化されるとともに、それが印刷ページ上に適合することを可能にするために、複数のカテゴリが取り除かれていることに留意されたい。コンピュータ化されたバージョンでは、説明ウィンドウ(1092)内で水平および垂直スクロールを容易に行うことができ、それにより、何百あるいは何千にもおよぶカテゴリを完全かつ適切に示すことが可能である。
図10Oは、地図の一例(1126A)および説明の一例(1126B)と共に、生物学レイヤ(216)の動物相データサブレイヤ(216D)の一例を示している。なお、このデータセットが、最も明瞭な提示のためのポイントデータとして示されている。必要に応じて、ポイントの密度の使用によりポイントデータをポリゴンまたはゾーンのレイヤに自動的に変換するために、標準アルゴリズムを使用することができる。なお、ユーザは、所望の任意のデータのサブセットに注目するように、見えるようにする複数のカテゴリと、隠すようにする複数のカテゴリとを選択することもできる。また、この図に示される説明例(1126B)が簡略化されるとともに、それが印刷ページ上に適合することを可能にするために、複数のカテゴリが取り除かれていることに留意されたい。コンピュータ化されたバージョンでは、説明ウィンドウ(1092)内で水平および垂直スクロールを容易に行うことができ、それにより、何百あるいは何千にもおよぶカテゴリを完全かつ適切に示すことが可能である。
図10Pは、地図の一例(1128A)および説明の一例(1128B)と共に、気候レイヤ(218)の気温データサブレイヤ(218A)の一例を示している。なお、このレイヤは、その特徴的なモノクロの色相として赤を使用するようにしてもよい。
図10Qは、地図の一例(1130A)および説明の一例(1130B)と共に、気候レイヤ(218)の年間降水量データサブレイヤ(218B)の一例を示している。なお、このレイヤは、その特徴的なモノクロの色相としてシアンを使用するようにしてもよい。
図10Rは、地図の一例(1132A)および説明の一例(1132B)と共に、気候レイヤ(218)の海面温度データサブレイヤ(218C)の一例を示している。なお、このレイヤは、その特徴的なモノクロの色相としてバイオレットを使用するようにしてもよい。
図10Sは、地図の一例(1134A)および説明の一例(1134B)と共に、気候レイヤ(218)の海および湖水位データサブレイヤ(218D)の一例を示している。なお、このレイヤは、その特徴的なモノクロの色相として青を使用するようにしてもよい。
図10Tは、地図の一例(1136A)および説明の一例(1136B)と共に、気候レイヤ(218)のCO2濃度データサブレイヤ(218E)の一例を示している。なお、このレイヤは、その特徴的なモノクロの色相として緑を使用するようにしてもよい。
図10Uは、地図の一例(1138A)および説明の一例(1138B)と共に、地質学レイヤ(220)の地形学データサブレイヤ(220A)の一例を示している。このレイヤは、三次元で提供することができる地形学的および等深線データを含んでいる。
図10Vは、地図の一例(1140A)および説明の一例(1140B)と共に、地質学レイヤ(220)の地質年代データサブレイヤ(220B)の一例を示している。このレイヤは、三次元で提供することができる地形学的および等深線データを含んでいる。
[カスタマイズ]
図11A乃至図11Eは、本実施形態におけるカスタマイズサブフェーズの工程(246)を示している。
図11Aは、本実施形態における詳細にカスタマイズされた出力の一例を示すスクリーンショットである。これは、教育、ジャーナリズム、政治、国際ビジネスおよび国際関係において使用される可能性のある出力タイプのロバストで高度な例を示している。
図11Aでは、地図領域(1000)およびタイムライン(1010)が、2008年の中東に焦点を合わせていることを示している。この例において、レイヤ選択ウィンドウ(1060)は、政治データレイヤ(206)を前面に持ってきていて、そのレイヤについて、ポリゴンデータまたはゾーンデータ(1082)、ポイントデータ(1086)および事象データ(1090)を選択していることを示している。また、文明データレイヤ(202)、宗教データレイヤ(204)、経済データレイヤ(208)およびまた科学技術データレイヤ(210A−B)についてポリゴンデータまたはゾーンデータ(1082)を加えるために選択していることも示している。それらデータレイヤは、同時に画面上に1レイヤのポリゴンデータまたはゾーンデータしか見ることができないため、カラーアイコンとして示すようにしてもよい。
繰り返して言うが、政治データレイヤ(206)のために、カスタマイズされた地図例(1150A)と、それに対応する説明例(1150B)とが設けられ、この説明例が前面に持ってくるように現在選択されている。図面から、地図例(1150A)上の色彩が説明木の例(1150B)の色彩と完全に対応していることがはっきりと分かる。複数レイヤのポリゴンまたはゾーンデータを加えているため、地図は文明バナー(1152)を特徴付けることができ、そのバナーが国の名称および旗を示して、その隣に、全画面表示のために対応レイヤを前面に持ってきていた場合にその国に現れることとなるすべてのカテゴリを示すアイコンが並ぶようにしてもよい。アイコンの色彩は、それらの対応するレイヤ上のゾーンデータに通常使用される色彩と一致させるようにしてもよい。このように、アイコンを、前面のレイヤの後ろにあるデータレイヤへの小さなウィンドウとして機能させるようにしてもよい。また、インターフェースのショートカットとして、ユーザはそれらアイコンの何れか1つをクリックすることができ、その操作により、全画面表示のために、対応するポリゴンまたはゾーンデータレイヤを前面に瞬時に持ってくることができ、その後に、ユーザがマウスボタンを再び放したときにそのレイヤが定位置に自動的に戻ることを許容することができる。
この実施例において、ポリゴンまたはゾーンデータを表すアイコンには、
“イスラム”宗教のための緑の三日月アイコン(1154)、
“紛争が生じている”政府のためのアイコン(1156)、
“王国”政府のためのアイコン(1158)、
“独裁主義”政府のためのアイコン(1160)、
“共和国”政府のためのアイコン(1162)、
“神権”政府のためのアイコン(1164)、
“資本主義”経済のためのアイコン(1166)、
“動物の力を用いた灌漑”食糧生産のためのアイコン(1168)、
“機械力を用いた灌漑”食糧生産のためのアイコン(1170)、
“鉱業”工業生産のためのアイコン(1172)、
“精錬”工業生産のためのアイコン(1174)、
“製造”工業生産のためのアイコン(1176)、
が含まれるが、それらに限定されるものではない。
この実施例において、ポイントデータには、
暴力または戦闘のための爆発アイコン(1182)、
現代陸軍のためのアイコン(1184)、
現代海軍のためのアイコン(1186)、
現代空軍のためのアイコン(1188)、
が含まれるが、それらに限定されるものではない。
また、事象データは、正確な日付に現れて、地図上の正確な位置を指し示すようなポップアップバブルとして特徴付けることもできる。この図において、このタイプの地理的および時間的に参照された事象ポップアップバブル(1178)の一例を見ることができる。事象ポップアップバブルは、より深い情報のために、内部百科事典あるいは選択された外部情報源へのハイパーリンク(1180)を特徴とすることもできる。
図11B乃至図11Eは、本実施形態で説明するように、“WorldView 360°”可視化の一例を示すスクリーンショットである。この図は、このシステムおよび方法を使用して達成することができる、特有の高度な三次元可視化の別の例を示している。
この可視化を与えるために、ユーザは、検討されている文明、地域または国の首都のような、地図上のポイントを単に選択するだけであってもよい。1回のクリックで、ユーザは、プログラムに、そのポイントにおける地表面の近傍にズームインさせるとともに、仮想カメラに、ゆっくりと360°パンさせて、その1の視点から所望の地図情報のすべてを表示させることができる。このようにして、ユーザまたはインストラクタは、文明または帝国の市民またはリーダーが彼らの首都の塔より、彼ら自身の地理的、歴史的および文化的視点から世界を眺めたとしたら彼らが見たであろうものを、聴衆に見せることができる。ユーザは、その時に中心の文明により未だ知られていないか、あるいは接触が持たれていない任意の近隣の文明が視界から隠れるようにするオプションを選択することもできる。この可視化は、この実施例にあるように、アニメーションとして、あるいは一連の静止画として与えることができる。図11A乃至図11Eは、中東に中心がある例を示しており、この例では、北向きから始めて時計回りに進み、宗教データレイヤのポリゴンまたはゾーンデータを示している。この例では、このポイントと空間および時間的に最も関連のある宗教グループに焦点を合わせるために、説明木を選択的に開くことができる。
図11Bは、北を向く第1静止フレームを示している。この図は、地図の一例(1190A)および説明の一例(1190B)を掲載している。
図11Cは、東を向く第2静止フレームを示している。この図は、地図の一例(1192A)および説明の一例(1192B)を掲載している。
図11Dは、南を向く第3静止フレームを示している。この図は、地図の一例(1194A)および説明の一例(1194B)を掲載している。
図11Eは、西を向く第4静止フレームを示している。この図は、地図の一例(1196A)および説明の一例(1196B)を掲載している。
これは、以前は完全に不可能であった独特で革新的な可視化方法である。それは、ジャーナリズム、政治、国際ビジネスおよび国際関係に加えて、教育環境において最も有意義なものであることを約束することができる。
[公開]
図12は、この実施形態における公開サブフェーズの工程(248)を示している。この図は、複数タイプの有効な出力を作成するために使用されるデータタイプを示すマトリックスである。なお、このシステムおよび方法がほぼ無限の出力形態を許容するものであり、本願の請求項が本明細書に与えられた実施例に限定されるべきではないことに留意されたい。各列は、図2に紹介した出力のフォーマットを一覧にしたものである。
この実施形態において、出力の詳細なフォーマットには、
全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図の出力(250)
図表およびスライドショーの出力(252)
アニメーションおよびビデオの出力(254)
ボックスアイテムおよびカリキュラムモジュールの出力(256)
学術的論文の出力(258)
カスタマイズ可能なテキストブックの出力(260)
が含まれるが、それらに限定されるものではない。
マトリックスの行は、様々なフォーマットの出力を与えるか、動画とするために符号化が必要とされる付加パラメータまたはコマンドのタイプを示している。ナビゲータツール(1102)のためのコマンドまたはパラメータは、緯度境界制御(1202)、経度境界制御(1204)、高度制御(1206)、角度調整(1208)、空間方向制御(1210)および空間速度制御(1212)のためのツールを含むようにしてもよい。タイムラインツール(1010)のためのコマンドまたはパラメータは、年/月/日付制御(1012)、時間方向制御(1214)および時間速度制御(1216)のためのツールを含むようにしてもよい。また、コマンドまたはパラメータは、予め設定されて予めプログラムされたグレードレベルの設定(504)、事象の重要性の強調するための予め設定されたレベル(618)、専門知識ベースのデータを調査するための予め設定されたレベル(622)を特定するために使用することもできる。また、コマンドまたはパラメータは、追加的テキストまたは対話型キャプション(1218)、追加的オーディオまたは対話型のチュートリアル(1220)を含む追加情報(1200)を符号化するために使用することもできる。
[動作説明]
図2は、この実施形態に係る完全なシステムおよび方法の序論および概要を時間的順序で示している。この図は、本明細書の静的部分の説明セクションにおいて詳細に説明した通りである。
[入力]
図3は、本実施形態の入力フェーズの工程(226)の序論および概要を手続き順に示し、地理的に参照された歴史的データを入力するための革新的なプロセスを詳述している。提供され分類されるデータレイヤおよび提供され分類されるデータ木と関連して使用されるとき、この手順は、誘導グラフィックユーザインターフェースを使用する、視覚的なテンプレートベースのデータ入力のための手段を提供することができる。また、提供され分類されるデータレイヤおよび提供され分類されるデータ木と関連して使用されるとき、この手順は、すべての入力データが汎用的なデータフォーマットに確実に従うようにするための手段も提供することができる。このシステムと方法を使用して、地図データベースは、生きたドキュメントおよび協調の成果として構築することができ、その地図は、第1コントリビュータの入力をテンプレートとして使用し、追加的な事象を追加し、データ木上の概念およびカテゴリを使用して各領域の空のデータを埋め、独特で革新的な“paint−by−numbers”アプローチを使用することにより、連続的に編集および更新することができる。
フローチャートは左上(300)から始まる。コントリビュータ(702)は、データが入力される文明を選択することにより開始する(302)。ユーザは、文明の創立日および終末日を入力する(304)。また、選択される日付は、時系列に続く文明の特定のフェーズまたは期間をマークすることもでき、何人かのコントリビュータ(702)は、連続する歴史上の期間を協調して入力することができる。代替的には、1のコントリビュータは、基礎的なタイムラインを定めることができ、その他のコントリビュータは、詳細を加えるために、あるいは様々な学術的な領域または専門に関連する情報を加えるために、後で戻ることができる。情報のこれら基本的な断片のみが入力された場合にも、文明を従来の棒形式でマスタタイムライン上に示して提示することができ、データベースコーディネータ(706)は、必要とされるデータを埋めるのを助けるためにユーザコミュニティ内の適切な専門家の捜索を実行することができる。
その後、コントリビュータは、その時代の文明に対して、適切な旗、紋章または識別可能な記章を割り当てる(306)。旗または紋章が歴史上知られていない場合には、コントリビュータは適切な画像または標章を割り当てるようにしてもよい。その後、コントリビュータは、その文明のために特徴となる色相を割り当てる(308)。視認性と明瞭な視覚的表示のために、どの文明にも真黒または真白の色相を割り当てないようにしてもよい。文明が地図上に現われるときには、それはデフォルトで割り当てられた色相で彩色するようにしてもよく、また、文明が領域または領土まで詳細に描画されて示されるときには、それらは、最も明確な提示のために同じ特徴的な色相の様々な色合いとして示すようにしてもよい(図10Bを参照)。多数の領土を有する領域については、隣接する領域が同じ色彩とならないように地図を彩色するためのある色相の5つの異なる色合いを典型的に使用する共通の地図カラーリングアルゴリズムを使用するようにしてもよい。
データを入力する際に、コントリビュータは、予め設定された開始日、例えば、文明の創立日から始める(310)。その後、コントリビュータは、首都の創立位置を見付けて、それをポイントデータおよび事象データとして入力する(312)。次いで、コントリビュータは、地図上で文明の最初の領土をトレースする(314)。領土と領域はこの方法で描画することもできる。その後、コントリビュータは、データ木から、文明の創立時に存在していた宗教、政治、経済、科学技術、言語および遺伝群または民族の最初のタイプを選択する(316)。次いで、コントリビュータは、その文明に重要な事象が起きた次の日付までスクロールまたはジャンプし(318)、その日付をマークし(320)、その事象の位置を特定し(322)、その事象を説明する適当なテキストを入力し(324)、必要に応じて、写真または映像ファイルを入力する(326)。事象の正確な日付が未知の場合には、放射性炭素年代測定サンプルの平均日付を使用するようにしてもよい。
各事象について、コントリビュータは、さらに、予めプログラムされたグレードレベル設定(504)(図6Aも参照)のためにその事象について学習する用意ができている適切な最小グレードレベルの推定と(328)、事象の重要性の強調(618)(図6Bも参照)のために事象の相対的で世界的な重要性の推定(330)とを入力するようにしてもよい。専門知識ベースのデータ調査のために、事象はすべて、最初のコントリビュータの専門知識レベルに当初は適合させるようにしてもよい。その後でデータがより高いレベルの専門家によって調査され、綿密に調べられ、承認された場合には、そのデータの専門知識ランキングは、その調査を終えたそのより高いレベルの専門家のレベルに上昇されることとなる(図6Cも参照)。
次のステップでは、丁度入力された事象を吟味して、それが社会のどの態様をもたらしたのかを判定し、それがポリゴンデータレイヤの何れかの様子を変えたかどうかを判定する。その事象がポリゴンデータレイヤの様子を直接的に変えなかった場合には、適当なレイヤに関連するポップアップ事象として単に分類されるものであってもよい(332)。その事象が1またはそれ以上のポリゴンデータレイヤのステータスおよび視覚的外観を実際に変えた場合には、コントリビュータは、影響を受けた1または複数の領域を選択して更新することができるように、インターフェースは影響を受けた各データレイヤを順番に表示するようにしてもよい。領土が拡大または縮小した場合には、コントリビュータは、画面上に新しい境界を引くことができる。ポリゴンデータレイヤの外観に影響を与える社会の変化を領土が受けた場合には、コントリビュータは、画面上にインタラクティブに表示された適切なデータ木から新しいカテゴリを選択することができる(344)。例えば、その事象が領域における政府タイプの変化をもたらす革命であった場合には、コントリビュータは、政治データ木から新政府タイプを選ぶことができる(図5Cも参照)。変更が選択されていない場合には、コンピュータは、状況が同じままであると常に仮定することとなる。
コントリビュータは、フローチャート上に示されるようように、文明の終末日または文明のフェーズに至るまで、それらステップを繰り返し続けるようにしてもよい(336)。データ入力が完全なときには、プログラムは、すべての線が適切に繋がり、かつすべての領域が埋まるようにするために、標準GISアルゴリズムを使用してポリゴンレイヤをきれいにするようにしてもよい(338)。地図上に新しいデータと古いデータが重なり合う領域がある場合には、コンピュータが、図8に詳述する手順に従って、重複領域の適切なステータスを示すようにコントリビュータに促すようにしてもよい(340)。その後、プログラムは、短い時間の各々について、そのデータをGISカバレッジ(GIS coverage)に編集するようにしてもよい(342)。
領土の境界が不意に変わったときはいつでも、領土の変化をより円滑に動画表示するために、標準形状モーフィングアルゴリズムを使用するようにしてもよい。激しいまたは穏やかな拡大を表すために、様々なスタイルの境界変化のアニメーションを使用することができる。異なるスタイルの境界は、様々なタイプの土地利用、または様々なフェーズの文明を表すために使用することができる。例えば、採集狩猟生活者のために曖昧な境界を使用するようにしてもよい。最終的に、例えば採集狩猟生活者社会のように、社会または文明の境界が正確に知られていない場合には、社会および文明は最も一般的に境界を引く尾根のような地形にある領域を特定するために、標準GISアルゴリズムを使用するようにしてもよい。
[構造化]
図4は、本実施形態における構造化サブフェーズの工程(228)を示している。この図は、この実施形態のすべてのデータレイヤにどの情報タイプが含まれるのかを示すテーブルである。この図は、本明細書の静的部分の説明セクションにおいて詳細に説明した通りである。
[分類]
図5A乃至図5Vは、この実施形態の分類サブフェーズの工程(230)を示している。それら図面は、この実施形態のデータレイヤすべての構造を示す分類木である。
図5Aは、この実施形態のデータレイヤすべての一般構造を示している。この図は、本明細書の静的部分の説明セクションにおいて詳細に説明した通りである。
図5B乃至図5Vは、この実施形態における個別の各データレイヤおよびサブレイヤの具体的構造を示す一連の図面である。図5Bにおいては、殆どの領域の名称の後に、角括弧で1またはそれ以上のラベルが続くことに留意されたい。これらは、木の個々の領域またはカテゴリに付されるデータタグの例である。それらタグは、UN、G8、G20、EU、OPEC、ASEAN、NAFTAおよびMercoSurのような大きな国際的なグループに、どの国家が属するのかを示すために使用することができる。それらタグは、枝上の国のすべてではなく一部のメンバーを含むグループ、あるいは複数の枝の国々をまとめたグループを示すのに必要とされることとなり、よって、木構造に完全に一致することはない。また、それらデータタグは、歴史上の時間の任意の日付に特定グループのすべてのメンバーを強調ようにインストラクタがコンピュータに命じることを可能にするために使用することができる。このメンバーシップは、そのグループが討論に選択されるときはいつでもメンバー国を一時的または永続的に強調する、記章として、太い境界線として、あるいは恐らく強烈なハローとして示されるものであってもよい。
文明データレイヤについては、データタグはさらに“国際連盟”、“国連安全保障理事会の常任理事国”、“UNの保護領”などを含むようにしてもよい。宗教データレイヤについては、タグはさらに“豊穣の女神崇拝”、“一神教”、“神聖ローマ帝国”、“第1次十字軍の同盟”などを含むようにしてもよい。政治データレイヤについては、タグはさらに“枢軸国”、“連合軍”、“国際多国籍軍”、“2008年に選ばれた共和党”、“2008年に選ばれた民主党”などを含むようにしてもよい。経済データレイヤについては、タグはさらに“奴隷所有US州”、“東側ブロック”、“欧州連合”、“OPEC”、“NAFTA”などを含むようにしてもよい。科学技術データレイヤについては、タグはさらに“肥沃な三日月地帯の栽培化または家畜化”、“アフリカの栽培化または家畜化”“コメ農業”、“トウモロコシ農業”、“電気”、“蒸気力”、“機械化軍隊”、“核保有能力”、“細菌戦能力”、“京都議定書メンバー”などを含むようにしてもよい。言語データレイヤについては、タグはさらに“有史以前の文明/無文字の文明”、“歴史上の文明/文字を使用する文明”などを含むようにしてもよい。遺伝学データレイヤについては、タグは“アメリカ先住民”、“インドヨーロッパ語族”、“ポリネシア人/オセアニア人”、“アシュケナージ系ユダヤ人”などをさらに含むようにしてもよい。生物学データレイヤについては、タグはさらに“絶滅危惧種”、“絶滅の危機にある種”、“野生絶滅種”、“絶滅種”などを含むようにしてもよい。
上記静的部分の説明セクションにおいて述べたように、人口密度を示すデータレイヤを設けることもできる。これは、ホモサピエンス種の生息範囲と個体数密度を基本的に示すとともに、その他の自然環境に与える人間の住居の影響をユーザが強調することを可能にするので、5番めの生物学データレイヤとして挿入することができる。20世紀のように正確な人口調査または個体数密度データが利用可能である任意の歴史上の期間または領域については、確認された情報をデータレイヤに単純に加えることができる。さらに、20世紀の終わり前の歴史上の多くの期間においては個体数密度データがすぐに利用可能であるわけではないという事実を克服するために、個体数密度データレイヤは、基礎的なテンプレートとして土地利用データレイヤ(216B)を使用して、合成することができる(図5Mおよび図10Mを参照されたい)。コンピューターが、土地利用、環境バイオーム、気温、年間降水量、食糧生産に使用された農業技術、および各領域についての文明の種類を分類する適当なデータを有している場合には、個体数密度の極めて正確な推定を行うのに十分なデータを持つこととなる。これは任意の歴史的期間において行うことができる。先ず、食糧生産のための各タイプの農業技術について、1平方キロメートル当たりの人間の最大人数を推定する(図5Fを参照)。次に、各タイプの環境バイオーム、気温および年間降水量に乗率を割り当てる(図5L、図5Pおよび図5Qを参照)。最後に、あるフェーズ中、特に、新しい領土への植民地主義のフェーズ中に、幾つかの文明が拡大するより大きな望みが感じられるという事実を説明するために、発展の各フェーズについて各文明に一意的な乗率を割り当てる。最終的に、それら推定の精度は、実際の人口調査データが利用可能となった任意の歴史上の期間、例えば、ローマ帝国によって記録された毎年の人口調査またはフィールド人類学者により取得された同時代の狩猟採取社会の人口調査を有する任意の歴史上の期間に対して確認することができる。この確認されたデータは、同様の環境に住み、同様のカテゴリの科学技術を食糧生産に使用する任意の文明のデータを較正および修正するために、使用することができる。このように、大昔の辺鄙な地域にある狩猟採取社会を含む文明の相対的な個体数密度の極めて正確な推定を示すデータ適用範囲を自動的に生成することができる。
さらに、データベースは、典型的には最近の数十年間のみ利用可能となっている種々様々の社会経済的データを特徴とすることもでき、それには、GNP、GDP、一人当たりGNP、一人当たりGDP、購買力平価で調整したGNP、購買力平価で調整したGDP、成人識字能力、乳児死亡率、平均寿命、HIV/AIDSの存在、地方選挙結果、投票者人口統計、市民人口統計などが含まれる。この種のデータは、数多くの公有財産マッピングユーティリティとともにあるため、非常に容易に入力して表示することができる。それは、最も適切なデータレイヤ内のタグとして符号化するか、あるいはボーナスデータの付加的レイヤとして加えるようにしてもよく、それにはメニューオプションからアクセスすることができる。
[ソート]
図6Aは、この実施形態のソートサブフェーズの工程(232)を示している。この図は、この実施形態における予めプログラムされたグレードレベル設定用の推奨デフォルトオプションを示すテーブルである。分類されたデータ木とともに、この手順は、予めプログラムされたグレードレベル設定のための手段を提供することができる。これは、聴衆が理解する用意ができているデータまたは理解することができるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すのを可能にすることとなる。
なお、各データレイヤは、図6Aに示すように、レイヤが見えるようになり、かつディレクトリツリーのルートがアクセス可能となる推奨グレードレベルと、高度な専門用語が見えるようになる推奨グレードレベルとを有することに留意されたい。さらに、図5B乃至図5Vに詳述されるように、各データ木内の個々のカテゴリおよび概念はすべて、推奨デフォルトグレードレベルに割り当てられている。また、推奨グレードレベルは、図3に詳述されるように、事象、テキスト、ポイントデータ、ラインデータ、ポリゴンまたはゾーンデータを含むすべての形式のデータに割り当てることもできる。このように、ユーザは予めプログラムされたグレードレベルを簡単に選択することができ、システムは、聴衆が学習していて理解する用意ができているデータレイヤ内の事象、テキスト、ポイント、ライン、データレイヤ、並びにカテゴリおよび概念のみを自動的に示し、聴衆にとって難しすぎると示唆されるデータ、カテゴリおよび概念をすべて自動的に隠すことができる。これは教室設定に非常に役立つことがある。
当然のことながら、ユーザは、彼らが望む任意の方法で設定を調整するオプションも持つことができる。これには、任意の可能な組合せの中で選択または除外することにより、まさにどの具体的なデータタイプを彼らが示すことあるいは隠すことを望むのかをカスタマイズすることも含まれる。より微細な意味合いを持つ予めプログラムされたグレードレベル設定を設けることができ、それには、本明細書で述べた幼稚園レベルよりも僅かに困難な第1グレードレベル(506)、第1グレードレベルよりも僅かに困難であるが、本明細書で述べた第3グレードレベルよりも僅かに容易な第2グレードレベル(508)などを始め、想像し得るその他の任意のグレードレベルが含まれる。また、予めプログラムされた主題設定や、ある主題領域で非常にレベルが高いがその他の主題領域において非常に限られた知識しか有していない、モンテッソーリの学生、優等学位を持つ学生、アドバンストプレースメントの学生または大学生に、特別に合わせてカスタマイズされた予め設定されたグレードレベル設定を設けるようにしてもよい。
また、データ分類木それ自体がカリキュラムを編成および先導する完全なシステムおよび方法を構成しており、それを、州政府、国および教育組織により提示されるガイドラインおよび基準に簡単に関連付けることができる点についても留意されたい。それらデータ分類木の構造は、既存システムの新規かつ有用で非自明な新用途であり、よって、この特許明細書の不可欠な部分とみなされなくてはならず、請求項において保護されるものである。
[フィルタリング]
図6Bは、この実施形態のフィルタリングサブフェーズの工程(234)を示している。この図は、この実施形態における事象の重要性強調のための推奨事象レベルを示すテーブルである。分類されたデータ木とともに、この手順は、事象の重要性強調のための手段を提供することができる。これは、聴衆が十分に重要であると考えるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すのを可能にすることとなる。
このシステムおよび方法が、事象、テキスト、ポイントデータ、ラインデータ、ポリゴンまたはゾーンデータを含む複数形式のデータに、推奨重要レベルを割り当てることを可能にすることに留意されたい。このように、ユーザは事象の重要レベルを簡単に選択することができ、システムは、ユーザまたはインストラクタが重要と考える事象、テキスト、ポイント、ライン、データレイヤのみを自動的に示し、重要ではないと考えられるすべてのデータを自動的に隠すこととなる。当然のことながら、これは、歴史家によって非常に良く文書化される世界の領域を示すときや、ユーザが現代に近づき入るに連れて、数多くの歴史的に知られた事象が驚くべき圧倒的な速度で幾何学的に増加し始めるときに、非常に有用な場合がある。
繰り返しになるが、ユーザは、彼らが望む任意の方法でそれら設定を調整するオプションも持つことができる。これには、任意の可能な組合せの中で選択または除外することにより、まさにどの具体的な事象の重要性ランキングを彼らが示すことあるいは隠すことを望むのかをカスタマイズすることも含まれる。また、より微細に等級付けされた事象の重要性ランキングや、ある主題領域で非常にレベルが高いがその他の主題領域において非常に限られた知識しか有していない、モンテッソーリの学生、優等学位を持つ学生、アドバンストプレースメントの学生または大学生向けにカスタマイズされた予め設定された事象の重要性ランキング設定を設けるようにしてもよい。
[検証]
図6Cは、この実施形態の検証サブフェーズの工程(236)を示している。この図は、この実施形態における専門知識ベースのデータ調査のための推奨レベルを示すテーブルである。分類されたデータ木とともに、この手順は、専門知識ベースのデータ調査のための手段を提供することができる。これは、適当な分野で所望レベルの専門性に達した人々によって提供されるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すのを可能にすることとなる。
このシステムおよび方法が、事象、テキスト、ポイントデータ、ラインデータ、ポリゴンまたはゾーンデータを含む複数形式のデータに、専門知識ベースのデータ調査ランキングを割り当てることを可能にすることに留意されたい。このように、ユーザは専門知識ベースのデータ調査レベルを簡単に選択することができ、システムは、ユーザが十分に精通していると感じる人物によって提供または検証された事象、テキスト、ポイント、ライン、データレイヤ等のみを自動的に示すこととなる。一方、ユーザが十分に精通していると感じる人物によって未だ調査されていないすべてのデータを自動的に隠すこととなる。当然のことながら、この特徴は、上級ユーザおよび政策立案者にとって非常に有用となる場合がある。
繰り返しになるが、ユーザは、彼らが望む任意の方法でそれら設定を調整するオプションも持つことができる。これには、任意の可能な組合せの中で選択または除外することにより、まさにどの具体的な調査レベルを彼らが示すことあるいは隠すことを望むのかをカスタマイズすることも含まれる。また、より微細に等級付けされた専門知識ベースのデータ調査ランキングを設けるようにしてもよい。
当然のことながら、コントリビュータは、データの情報源を特定し、十分な学術水準を維持し、調査を促進するために、データに引用を加えるようにしてもよい。それらの引用に、外部情報源へのハイパーリンクを張るようにしてもよい。さらに、コントリビュータは、彼らの貢献を確認し調査をさらに促進する可能性のある、より簡潔な拡張伝記の作成を選択することもできる。
最後に、静的部分の説明セクションにおいて述べたように、より高い信用が与えられたユーザは、より低くランクされたデータを見直し、綿密に調査して、彼らの公認を与えることができ、それにより、そのデータのデータ調査ランクを向上させることができる。このシステムおよび方法を使用して、ユーザは、彼らより1または2ランク下のレベルに上昇したデータを周期的に調査し、それを綿密に調べて、それを検証し、そのランクを上昇させることができる。これを何回か繰り返した後に、低位にランクされたユーザにより正確かつ適切に入力されたデータが、最高レベルに上昇することとなる。このように、その分野において最も権威のある専門家であると考えられる人々は、時間を消費するタスクまたは数年毎に発生する印刷テキストブックの再発行から解放され、既にレベル8または9に上昇されているデータの吟味、調査、検証および追加に費やす時間を最小限とすることができる。これは、より少ない誤りおよびより少ない反復的な試みで、従来よりも迅速かつ安価に入手できる、より百科事典的で、統合された、カスタマイズ可能で、更新可能で、拡張可能で、伝達可能な人間知識のリポジトリを作成することができる。
[保存]
図7は、この実施形態の保存フェーズの工程(238)の序論および概要を時間的順序で示している。この図は、この実施形態におけるデータ管理のための協調的な手順を示している。次の2セクションは、地図データ(222)および木データ(224)を管理するための手順に、より詳細に焦点を合わせることとなる。
[編集]
図8は、この実施形態の編集サブフェーズの工程(240)を示している。この図は、地図上の不一致および重複を解決するためのプロセスを示すフローチャートである。この手順を使用して、地図データベースを統合されたドキュメントに編集することができる。
フローチャートは先頭(800)から始まる。矛盾するデータが重複する領域が検出される場合、コントリビュータ(702)は、それが地図データ上の単純更新であるのかどうかを最初に判定する(802)。そうである場合には、新しいデータが古いデータの上に入力される(804)。そうでなければ、コントリビュータは、その後に、それが近隣文明への完全な併合または拡大を表わしているのかどうかを判定しなければならない(806)。そうである場合には、拡大する文明のデータカテゴリはすべて、新しく獲得された領域の上にコピーされる(808)。そうでなければ、コントリビュータは、その後に、それが成功した植民地化または従属国の生成を表わしているのかどうかを判定しなければならない(810)。そうである場合には、コントリビュータは、修正データカテゴリを知的に選択して、新たに支配された領域にコピーすることとなる(812)。そうでなければ、コントリビュータは、その後に、それが軍事侵略または占領地を表わしているのかどうかを判定しなければならない(814)。そうである場合には、コントリビュータは、すべてのデータレイヤが両文明を示す重複ストライプを示すべきであることを示すこととなる(816)。そうでなければ、コントリビュータは、その後に、それが軍事的退却または譲渡された領土(818)を表わしているのかどうかを判定しなければならない。そうである場合には、再拡大した文明のすべてのデータカテゴリは、新たに再獲得された領域にコピーし戻すこととなる(820)。重複がそれらのシナリオの何れをも明らかに示していない場合には、コントリビュータは、領域をより新しい文明に割り当てるか、その領域を古い文明に割り当てるか、あるいはコンピュータに標準アルゴリズムを使用してそれを2つに分割するように命じるかを決定することにより、若しくは、より高い専門知識ベースのデータ調査ランクを有するコントリビュータによって入力されたデータに従うことにより、知的に重複を解決しなければならない(822)。
[更新]
図9は、この実施形態の更新サブフェーズの工程(242)を示している。この図は、データ木内のカテゴリを更新するためのプロセスを示すフローチャートである。データ木とともに、この手順は、データ木を将来継続的に更新するための手段を提供することができる。この手順は、基本的に、生物学者が系統樹に種を割り当てるために使用し、言語学者が発生樹に言語を割り当てるために使用し、遺伝学者がDNAサンプルをハプログループに割り当てるために使用する方法に基づくものであるが、それは、任意の階層データ木についても同様にうまく機能する。
フローチャートは左上から始まる(900)。コントリビュータ(702)が新たに発見されたデータ、概念またはカテゴリを調べて、それがデータ木の既存のカテゴリのうちの1つにきれいに収まると判定した場合には(902)、彼らは、それをその分類グループに単純に入れることとなる(904)。そうでなければ、彼らは、その後に、データ木のルートを起点として、そのデータ木について枝のまさに最初のレベルを調べる(906)。その際に適切な選択がなければ、彼らは、新しいカテゴリを作成して、それをデータ木のルートに直接付ける(908)。その際に明白な選択がある場合には、彼らはその枝に続いて、次の枝のレベルを調べる(910)。その次の時点で明白な選択がなければ、彼らは、新しいカテゴリを作成して、それをデータ木の特定の枝に直接付ける(912)。この時点で明白な選択がある場合には、彼らはこの次の枝をさらに追求し、枝のその後のレベルを調べ(914)、彼らが満足できるカテゴリに同意するか、あるいは彼らが新たなカテゴリを作成するまで、そのプロセスを繰り返す(912)。結果が何であっても、新しい情報が明るみに出た場合には、フローチャートの全プロセスを、スタート(900)から、必要な場合には複数回繰り返すことができ、データベースの最初の公開またはリリースの後であっても遡及的に木を変更することができる。カテゴリは、複数回、追加、削除、互いに結合または分割することができる。カテゴリに対する変更がなされたときはいつでも、カテゴリのすべてのメンバーは、新しい1または複数のカテゴリに自動的に再割り当てされることとなるが、決定が撤回されたときに備えて、それらが移動されたことを示すタグでマークされることとなる。
また、データ木とともに、この手順は、将来継続的に既存の出力モジュールを更新するための手段を提供することができる。特に、データ木のマスター構造が公式に更新されるときはいつでもに、ユーザは、前から存在する予め構成されている地図およびカスタマイズされた出力モジュールセットの一部またはすべてを新規の正確な情報で自動的かつ適切に更新するオプションを有することができる。このように、インストラクタは、正確さを期すために地図、説明および講義のすべてが絶えず自動的に更新されることを保証することができる。また、定義または用語の変更があるときや、新しい情報が明るみに出たときにはいつでも、全ユーザコミュニティを更新することができる。これは、知識の状態が絶えず急速に拡張している生物学と遺伝学において最も重要である可能性がある。また最終的には、宗教、ガバナンス、経済政策および社会的相互関係の完全に新しい概念が、遠い将来に人類によって生み出されたとしても、彼らは容易に一連の知識に加えることができる。
[出力]
図10A乃至図10Vは、この実施形態の出力フェーズの工程(244)の導入と概要を時間的順序で示している。これら図面は、この実施形態に詳述されるデータレイヤおよびデータサブレイヤのすべての実施例を含んでいる。
図10Aは、この実施形態におけるメイン画面とインタフェース要素のスクリーンショットを示しており、これには、この実施形態における出力フェーズの工程(244)の間に使用されるすべてのメニューオプションが含まれる。この図は、本明細書の静的部分の説明セクションにおいて詳細に説明した通りである。
上述したように、読者は、図10Aが、多数の部分を含むことに注目するであろう。このため、図l0B乃至図10Vの符号は、符号1100から始まらなくてはならず、1140まで続く。これに沿って、図11Aの符号は、符号1150から始まる。図12は、予想通りに、符号1200から始まることとなる。最大限明確とするために、上述した符号の完全なリストを読者が参照することを勧める。
図l0B乃至図10Vは、この実施形態で詳述されるすべてのデータレイヤおよびデータサブレイヤのための基本的な初期の出力例のスクリーンショットを示している。生物学、気候および地質学データレイヤを与えるための手順を詳述して、ここで幾つかの追加的ポイントを説明する必要がある(図10L乃至図10Vを参照)。
生物学データレイヤは 図10L乃至図10Oを含んでいる。生物学データレイヤ(216)は、予め与えられたグラフィックのパターン、手続き的な生成、またはその他のコンピュータアルゴリズムを使用して、実際の衛星を利用した環境地図の外観に現実的に近似させることにより、提供することができる。このデータは、北極氷原コア、地質学的土壌コアなどからの既知の気候データを使用して、遠い過去の期間にわたり、モデル化して、合成して、再形成することもできる。このように、データは、地球の歴史の長い期間にわたり、提供して動画で表示することができる。時間を進行させながら、それらレイヤは、一連の氷河時代中の氷河の前進または後退、砂漠およびその他の環境ゾーンの拡大または縮小、地球の地質年代のすべてに亘る種の起源および絶滅についての正確な表示を示すことができる。
気候データレイヤは図10P乃至図10Tを含んでいる。気候データレイヤ(218)は、予め与えられたグラフィックのパターン、手続き的な生成、またはその他のコンピュータアルゴリズムを使用して、実際の衛星を利用した天気図の外観に現実的に近似させることにより、提供することができる。このデータは、北極氷原コア、地質学的土壌コアなどからの既知の気候データを使用して、遠い過去の期間にわたり、モデル化して、合成して、再形成することもできる。このように、データは、地球の歴史の長い期間にわたり、提供して動画で表示することができる。時間を進行させながら、それらレイヤは、一連の氷河時代中の世界的な海水位の上昇および下降、気候変化による湖水位の上昇および下降、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素を含む温室効果ガスの濃度の変動、地球の地質年代のすべてに亘る任意のその他の気候インジケータについての正確な表示を示すことができる。
地質学レイヤは図10Uおよび図10Vを含んでいる。地質学データレイヤ(220)は、予め与えられたグラフィックのパターン、手続き的な生成、またはその他のコンピュータアルゴリズムを使用して、正確な紙ベースまたは衛星を利用した地質学的、地形学的または等深線の地図の外観に現実的に近似させることにより、提供することができる。このデータは、測量、リモートセンシング、掘削、地質学的ボアホール、等深線のマッピングなどからの既知のデータを使用して、遠い過去の期間にわたり、モデル化して、合成して、再形成することもできる。先ず、すべての事象および化石サイトを、現代の大陸の岩盤上のそれらの現在の位置に合わせ、その後に、大陸の位置および形状を、プレートテクトニクス運動の既知のベクトルに沿ってそれらの元の位置へ視覚的に移動させるようにしてもよい。このように、データは、地球の歴史の長い期間にわたり、提供して動画で表示することができる。時間を進行させながら、それらレイヤは、パンゲアの分離、構造プレートの動作、何百万年もの未来の太平洋における大陸の終局的な再衝突について正確な表示を示すことができる。
エンドユーザのコンピュータ上でより円滑にプログラムを実行させるために、地質学、気候および生物学のレイヤ上のすべてのポリゴンおよびゾーンは、要求に応じてすべてのデータを与えるのではなく、アニメーション映画の予め与えられたフレームとして伝送するようにしてもよい。
[カスタマイズ]
図11A乃至図11Eは、本実施形態におけるカスタマイズサブフェーズの工程(246)を示している。
図11Aは、本実施形態における詳細にカスタマイズされた出力の一例を示すスクリーンショットである。この図は、出力データの提供およびカスタマイズに関連する幾つかの追加の手続き的ポイントを示す助けとなる。
最初のいくつかのポイントはポリゴンデータまたはゾーンデータに関連する。ユーザが従来の歴史地図帳の外観に馴染みがあれば、縞模様のゾーンの外見は直ぐに見慣れたものとなるであろう。しかしながら、今まで、それらの意味または使用上の確固たるガイドラインは存在していなかった。このシステムおよび方法を使用すると、一定の割合の複数の共存タイプは、領域へと符号化することができる。この実施形態およびその図面例において、カテゴリの色彩は、それが総計の少なくとも33.4%に相当する場合にのみ描かれる。この慣例の使用によって、僅か二色がストライプとして一緒に示されることがあり、それにより、容易に判読可能な地図が作成される。ユーザは、所望の場合には、ストライプを禁じるために、この閾値を上げたり、あるいは、多数の色彩がストライプとして示されるのを許容するために、この閾値を下げることができる。
また、ポリゴンまたはゾーンデータにより、ユーザは、全体地図について、または選択された国または地域内で、詳細レベルを増加または低下させることができる。説明ボックス(1150B)内で、ユーザが木構造の任意のノードをクリックすれば、コンピュータは、自動的にそのカテゴリを開いたり閉じたりすることができるとともに、必要に応じて地図上の色彩を自動的に変更することができる。したがって、説明中のデータ木のカテゴリの詳細度の深さを増加させることにより、そのカテゴリ内の地図上のすべてのポリゴンを、より詳細な範囲の予め設定されたカテゴリに対応するより詳細な範囲の予め設定された色彩で自動的に示されるようにすることができる。代替的には、ユーザが地図領域(1150A)のゾーンを選択して、マウスホイールを上下に回転させた場合に、コンピュータは、同じ方法で区別されるデータカテゴリの深さを増加および低下させることができる。パレットを任意の数の予め設定または選択されたパラメータに変えることをユーザは選ぶことができるが、特徴的な色相の様々な色合いを使用して類似カテゴリを彩色することにより、地図は直観的に最も読み易く見えるだろう。データ木とともに、この手順は、無限にカスタマイズ可能な方法で詳細度の深さを増加させる手段を提供することができる。
ユーザが地図領域(1150A)の文明バナー(1152)内の任意のアイコンをクリックすると、コンピュータは該当するデータレイヤを前面に持ってくることができ、その後、ユーザがマウスボタンを放したときに、それを後ろに戻すことができる。また、ユーザが文明バナー(1152)内の任意の文明の名称をクリックすると、コンピュータは内蔵百科事典をその場所に関する記事へと自動的に開くことができる。説明箱(1150B)内で、ユーザが任意のカテゴリまたは概念のためのカラーボックスをクリックすると、コンピュータはその色彩と概念を有する地図上のゾーンのすべてを簡易的に強調することができる。また、ユーザが任意のカテゴリまたは概念の名称をクリックすると、コンピュータは百科事典(1054)をその概念の定義へと自動的に開くことができる。百科事典内では、記事のホームページ上のタイトルをクリックすることにより、その文明のクイックアニメーションまたは全体の歴史またはそのトピックに関連するすべての事象をコンピュータに表示させることができる。また、ユーザは、任意のキーワード(1052)を検索して、歴史が進行するに連れて、選択したキーワードに関連する事象のみを示すことを選択することができる。
次のポイントはラインデータに関連するものである。ラインデータも任意のレイヤに加えることができるが、目標が、あまりにも多くの矢印で地図に視覚的に過度の負荷をかけることではなく、歴史的な動きをリアルタイムのアニメーションで示すことにあるので、ラインデータは最小限とすることが望ましい。移住、交易路および同盟関係は、伝統的に、印刷された地図上にラインデータおよび矢印として示されるが、歴史が現代に近付くに連れて、地図は直ぐに読取り不能になる。その代わりに、殆どのラインデータはボックスアイテムのために確保されている。ボックスアイテムは、通常は雑誌中の記事、あるいは印刷されたテキストブックのテキスト本体から離れたグレイのボックスセットとして示される、同様の地域トピック、歴史的場面または主要な探検隊を強調するために使用することができる。それらは、通常の日付参照され地理的に参照された事象ポップアップ(1178)と類似したものとすることができるが、それらは、特有の外観を有し、適当な時間ブラケットを通じて適当な地域の重心上に現れるものであってもよい。ユーザは、図12に詳述される追加情報のタイプとともに、既存のポイント、ライン、ゾーンおよびテキストデータを使用して、動画を用いたボックスアイテムを構成するツールを有することとなる。
次の幾つかのポイントはポイントデータと事象データに関連するものである。戦闘アイコン(1182)は、暴力的な事象に付随する特別な分類のポイントデータとすることができる。そのようなアイコンは、印刷された歴史地図帳においては標準的なものである。戦闘は、それらの事象のポップアップで見られるようにしても、あるいは見る人が文明の衝突および戦争の進行の純粋に視覚的な印象を得ることができるように、テキスト無しで見られるようにしてもよい。また、軍隊(1184,1186,1188)は、歴史上の時間において正確に地図上を横切るようにベクターでプログラムされるものであってもよく、それにより、完全に視覚的に提供される戦争の再演を可能とすることができる。また、アイコンは軍隊のタイプ、歴史上の期間または文化と一致するように変えることができる。さらに、DNAデータ標本ポイントを表わす動物、人々および天気の事象を含む、その他のタイプのポイントデータは、ベクターでプログラムされて地図上を横断し、それにより、戦争または平和の任意の科学的または歴史的シナリオを視覚的に再現することができる。
また、都市は、ポイントまたはアイコンとして地図上に示すことができ、推計人口データで符号化することにより、地図上に適当なサイズで表示されるものであってもよい。主要都市については、それらの文明の文化および建築に固有の特別なアイコンによって表わすようにしてもよい。文明が農業革命に入ったときは、歴史地図帳においては古くから行われているように、その境界を曖昧な状態から明確な状態に変えるようにしてもよい。また、地球は、様々な地図投影法を使用するとともに、産業革命に入ったときは暖炉の火から電灯に切り替えながら、世界中のすべての都市を宇宙空間から光の点として見ることができるように、現実的な昼および夜のイルミネーションを使用して、提供するようにしてもよい。
最終的には、万里の長城を最も明白に含む、世界の不思議および多くのその他の主要な業績を、それらが作られた年から、小さい三次元オブジェクトとして、地図上の正確な位置に表すようにしてもよい。
図11B乃至図11Eは、本実施形態で説明するように、“WorldView 360°”可視化の一例を示すスクリーンショットである。これら図は、三次元出力データの提供およびカスタマイズに関連する幾つかの追加のポイントを示す助けとなる。
3Dレンダリングの使用は様々な利益を可能とするであろう。それは、先ず、領土サイズの最も正確な表示を可能とする。それは、水平線に沿って隣接する文明とともに、文明が最前面で検討されていることを、ユーザが示すことを可能にする。また、それは、文明がその最も重要な敵対者の方に向くように、あるいは最も重要な拡大方向を向くように、ユーザが地図を向けることを可能にする。それは、航空地図あるいは宇宙からの地図としてではなく、産業革命前の人間が世界を見るような自然な方法で示し、それにより、正確な地図の作成および宇宙からの地球の最初の画像が現代の世界観にとって如何に重要であったのかを強調することができる。最後に、それは、図11B乃至図11Eに示すように、任意の選択点からスクロールするパノラマのような景色を示すことができる“WorldView 360°”可視化を人が実行することを可能にする。これは、その時に既知の世界で外に目を向けながら、人が非常に高い塔の頂上から何を見ていたのかを示すことができる。それは、そのときに本拠地の文明に未知の領域を霧で覆うようにするか、あるいは隠すようにプログラムすることができる。視界半径または接触可能性は、地球の通信技術の発展に連れて、増加させることもできる。これは、個々の人間が開始して個々の社会が実生活の世界観を知覚する方法の最も正確で可能性のある表現である。それは、何れの本またはソフトウェアでもこれまで完全に視覚化されることはなかったものであり、この種の百科事典的なデータベースによってのみ達成できるものである。それは、教室および資金集めのプレゼンテーションで示されるときに、間違いなく極めて強力で、視覚的で、非常に印象的なものとなるであろう。
最終的に、このシステムおよび方法は、分類されたデータ木とともに、音声に反応するインタフェース制御のための手段を提供することができる。データ木が明確に分類された構造中のすべての歴史上の概念を符号化する場合、ユーザは、上述した機能、手順、パラメータまたはカスタマイゼーションの何れかに直接的に対応する一連の音声コマンドを使用して、コンピュータに命じることができ、それは通常は、1またはそれ以上のマウスクリックで実行されるものとなるであろう。音声コマンドは、予め設定された地理的な領域、予め設定された時間ブラケット、指定されたデータレイヤ、指定されたデータサブレイヤ、予め設定され予めプログラムされたグレードレベル設定、予め設定された事象重要性レベル、予め設定された専門知識ベースの調査ランキング、本明細書に記載した任意の機能のための予め設定されたパラメータに対応させるために、規定することができる。したがって、この開示のすべての利益が与えられれば、グループを率いる人が、宇宙船エンタープライズのブリッジのキャプテンのように起立して、“コンピュータ、紀元前13,000から、1秒千年で世界を見せてくれ。さあ早く!”、あるいは“コンピュータ、6番目のグレードレベルで、紀元前300から1秒1世紀で中国の政府を見せてくれ。さあ早く!”、あるいは“コンピュータ、9番目のグレードレベルで、レベル10の世界的な重要な事象のみに限定するとともに、レベル10の専門知識で調査されたデータのみに限定して、紀元後600年から1秒十年進めながら、中東の宗教を見せてくれ。さあ早く!”と言うことを可能にするインターフェースを作ることもできる。
[公開]
図12は、この実施形態における公開サブフェーズの工程(248)を示している。この図は、複数タイプの有効な出力を作成するために使用されるデータタイプを示すマトリックスである。なお、このシステムおよび方法がほぼ無限の出力形態を許容するものであり、本願の請求項が本明細書に与えられた実施例に限定されるべきではないことに留意されたい。
このシステムと方法を使用して、ユーザはいつでも、任意の所望のアニメーションの最新版および更新版を与えるようにコンピュータに命じることができる。パラメータとコマンドの予め設定されたセットを選ぶと、コンピュータは、利用可能な最新で最良のデータを使用して、所望のアニメーションを再現することができる。この特徴は、ジャーナリストと政府を含む最新のデータを必要とする機関にとって最も強力で効果的なものとなり得るとともに、国際ビジネス、国際関係および教育で働く人々を含むすべてのユーザが、全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図データに従来よりも迅速かつ安価に、より少ない誤りおよびより少ない反復的な試みにより、アクセスできるようにすることを保証することができる。
地図を構成および印刷するために提供される数多くのツールを設けることもできる。ユーザは図表を作成して、それらを印刷またはオンライン公開する準備のできているフォーマットでエクスポートするか、プリントショップに高品質ポスターとしてそれらを印刷させることができる。より経済的な方法でインクを使用するとともに、シートに適当な穴を空けて、大きなファイルをユーザが印刷することを可能にするカスタマイズされたプリンタを設けることもできる。
しかしながら、データベースの分配用のメインチャンネルがオンラインとなることが想定される。確かに、このシステムおよび方法が政府、国際的な資金提供機関および政策立案部門により採用されれば、間違いなく、ログオンおよび貢献することを望む数多くの人が存在することとなるであろう。成功すれば、このシステムおよび方法は、インターネット上のコア基準サイトのうちの1つとなる可能性がある。
[代替的な実施形態]
この開示のすべての利益が与えられれば、多くのその他の効果および変形が当業者にとって明らかとなり、それには、例えば、様々な種類のデータの包含または排除、データの入力の変更、データ構造の変更、データの保存の変更、データの出力の変更、データの提示の変更、外国語へのデータベースの翻訳、より若い学生およびインストラクタのための単純化されたインターフェース、さらに上級の学生およびインストラクタのためのより複雑なインターフェース、出力を選択およびカスタマイズするための音声作動のインタフェース、ユーザが追加のレイヤを加える機能、内部使用のみとするために追加のレイヤを制限または暗号化する機能、マウスの1クリックのみまたはユーザからの最小限の入力のみで実行される自動バージョンの地図の視覚化、地理学的に参照された地図データおよび領域をパンゲアを含む以前のそれらのテクトニクス位置に視覚的に戻す機能を含むことができる過去の地質時代のデータ、過去の事象についての仮定シナリオ、過去の事象についての複数の同時仮定シナリオ、将来の事象についての仮定シナリオ、将来の事象についての複数の同時仮定シナリオ、宗教的歴史を示す代替的シナリオ、神話的歴史を示す代替的シナリオ、様々な歴史的または宗教的世界観を有するユーザのためのデータベース構造の変更、様々な歴史的または宗教的世界観を有するユーザのためのデータベース内容の変更、特別なメガネを含むことができる3Dバージョン、ツーリストおよび旅行者のための可動式バージョン、最新のニュース供給のデータベースへの統合、ゲームおよびアクティビティの開発、カリキュラムの一部としてこの方法の任意の要素を学生が使用することを可能にする教材と、コンピュータベースまたは非コンピュータベースのフォーマットでこの方法の任意の要素を学生が使用することを可能にする教材とを含むすべてのフォーマットの教材の開発が含まれる。
[結論、効果および範囲]
よって、本発明の一実施形態によれば、本明細書が、任意の数の歴史的または科学的主題に関連するデータを入力し、協調フォーマットでデータを保存し、任意の数の静的または動的なフォーマットのデータを出力するのに使用できる革新的なシステムおよび方法を提示することが分かるであろう。様々な実施形態では、この方法は、地球の全歴史を符号化し、人間文化の全歴史を符号化し、すべての入力データが汎用データフォーマットに確実に従うようにする革新的な手段を提供することができる。それは、データを入力、保存、分類、ソート、フィルタリング、検証、編集、更新、カスタマイズおよび公開するための数多くの革新的で協調的な手順を提供および明示する。また、それは、画期的な形式の全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図を作成するための手段を提供することができる。それは、限定される訳ではないが、教育、ジャーナリズム、政治、国際ビジネスおよび国際関係を含む様々な応用において広く使用することができる。
また、それは、視覚的なテンプレートベースのデータ入力のための手段に、誘導グラフィックユーザインタフェース、分類されたデータ木、カスタマイズ可能な詳細さの深度、予めプログラムされたグレードレベル設定、事象の重要性の強調表示および専門知識ベースのデータ調査を提供する誘導グラフィックユーザインタフェースを含むことができる。それは、カリキュラム開発用ツール、または多種多様なインタラクティブマルチメディアプレゼンテーションを作成するために使用することができる。
これらの技術革新は、焦点となる領域を選び、または任意の期間を選び、または任意の研究のカテゴリを選択し、または詳細の任意のインタラクティブレベルに任意のタイプの情報を示す能力により、または任意の所望のグレードレベルで、または任意の特定レベルの歴史的重要性の範囲内で、または科学的正確さのために専門化による十分なレベルの調査により、インストラクタまたはユーザが、容易に視覚化および研究することができる仮想的な地球上の人類についての歴史上の知識の全体を見ることを許容することができる。
それは、様々な実施形態にある方法により、様々なパラメータを使用して、より少ない誤りおよびより少ない反復的な試みで、以前よりも正確に、より視覚的に、より直観的に、より理解可能に、より保持可能に、より教示可能に、より知識の広い、よりグローバル化され、よりカスタマイズ可能に、より統一され、より更新可能に、より拡張可能に、より伝達可能に、より迅速でより安価に入手可能に、現代世界のすべての市民が知る必要のある情報を提示することができる。
このデータベースは、学究的な調査に常に開放され、常に拡張しており、常により正確でより詳細なものとされる協調的なドキュメントとすることができる。成功すれば、このシステムと方法は、インターネット上のコア基準サイトの1つとなる可能性がある。地球のすべての場所とすべての千年間の歴史を埋めるのにある程度の時間がかかるかもしれないが、一度完成したら、それは、国際的な歴史家および環境科学者にとってヒトゲノム計画に匹敵するものとなる可能性がある。
それは、従来のGISまたは地理情報システム、主に、都市計画および環境影響評価のために、地理的に参照されるデータベースを作成するために典型的に使用されるプラットフォームに基づくものであってもよいが、それは、これまではそのようなシステムに適切に体系化されていない数多くの追加事項および改善を含む可能性がある。現代の標準的なGISベースのシステムはすべて、地図データの要素を取得し、それらを関連するテキストとともにポリゴンデータ、ラインデータおよびポイントデータのレイヤに配列し、正確な表示のために仮想的な地球の周囲をそれらで包み、データの様々な種類の空間的分析を行うように設計されている。それらシステムは、多くの場合、単純化されたインターフェースにより、近年非常に一般的なものとなってきている。GISベースのシステムはすべて、仮想空間における地図データの操作を含み、それらの多くが、異なる時間のデータの操作も可能とする。その殆どすべてが、複数のデータレイヤを含むが、それらの中で、教育、ジャーナリズム、政治、国際ビジネスおよび国際関係で使用される完全に機能的なツールを作成するために必要とされることとなる、特定の種類のデータ、特定のデータ構造および特定のデータ管理プロトコルを可能とするものは存在しない。
上記記載は多くの細部構成を含むものとなっているが、それらは本発明または任意の実施形態の範囲の限定と解釈すべきではなく、現時点で好ましい実施形態の例示と解釈すべきである。多くのその他の変形および変更が当業者に可能であり、それには、例えば、様々な種類のデータの包含または排除、データの入力の変更、データ構造の変更、データの保存の変更、データの出力の変更、データの提示の変更、外国語へのデータベースの翻訳、より若い学生およびインストラクタのための単純化されたインターフェース、さらに上級の学生およびインストラクタのためのより複雑なインターフェース、出力を選択およびカスタマイズするための音声作動のインタフェース、ユーザが追加のレイヤを加える機能、内部使用のみとするために追加のレイヤを制限または暗号化する機能、マウスの1クリックのみまたはユーザからの最小限の入力のみで実行される自動バージョンの地図の視覚化、地理学的に参照された地図データおよび領域をパンゲアを含む以前のそれらのテクトニクス位置に視覚的に戻す機能を含むことができる過去の地質時代のデータ、過去の事象についての仮定シナリオ、過去の事象についての複数の同時仮定シナリオ、将来の事象についての仮定シナリオ、将来の事象についての複数の同時仮定シナリオ、宗教的歴史を示す代替的シナリオ、神話的歴史を示す代替的シナリオ、様々な歴史的または宗教的世界観を有するユーザのためのデータベース構造の変更、様々な歴史的または宗教的世界観を有するユーザのためのデータベース内容の変更、特別なメガネを含むことができる3Dバージョン、ツーリストおよび旅行者のための可動式バージョン、最新のニュース供給のデータベースへの統合、ゲームおよびアクティビティの開発、カリキュラムの一部としてこの方法の任意の要素を学生が使用することを可能にする教材と、コンピュータベースまたは非コンピュータベースのフォーマットでこの方法の任意の要素を学生が使用することを可能にする教材とを含むすべてのフォーマットの教材の開発が含まれる。
よって、本発明および実施形態の範囲は、添付の請求項およびその均等物によって判断されるべきであり、提示した実施例に限定されるべきではない。
発明者:Douglas Michael Blash

Claims (116)

  1. データベースの作成方法であって、
    a)1またはそれ以上の歴史的または科学的主題に関連するデータを入力するステップと、
    b)協調的な形式でデータを保存するステップと、
    c)1またはそれ以上の静的な形式または動画による形式でデータを出力するステップとを備えることを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    データを入力するステップが、地球の全歴史を符号化するための手段を提供することができることを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、
    データを入力するステップが、人間文化の全歴史を符号化するための手段を提供することができることを特徴とする方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、
    データを入力するステップが、誘導グラフィックユーザインターフェースでデータを入力する手段を提供することを特徴とする方法。
  5. 請求項1に記載の方法において、
    データを保存するステップが、データが確実に汎用形式に従うようにする手段を提供することを特徴とする方法。
  6. 請求項1に記載の方法において、
    データを保存するステップが、更新能力を向上させる1またはそれ以上の手順を提供することを特徴とする方法。
  7. 請求項1に記載の方法において、
    データを保存するステップが、カスタマイズ能力を向上させる1またはそれ以上の手順を提供することを特徴とする方法。
  8. 請求項1に記載の方法において、
    データを出力するステップが、静的な地図を作成するための手段を提供することを特徴とする方法。
  9. 請求項1に記載の方法において、
    データを出力するステップが、動画を使った地図を作成するための手段を提供することを特徴とする方法。
  10. 請求項1に記載の方法において、
    データを出力するステップが、カスタマイズされた地図を作成するための手段を提供することを特徴とする方法。
  11. 請求項1に記載の方法において、
    前記方法が、全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図を作成するための手段を提供することを特徴とする方法。
  12. 請求項11に記載の方法において、
    前記方法が、前記全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図をユーザがカスタマイズするための手段を提供することを特徴とする方法。
  13. 請求項1に記載の方法において、
    前記方法が、図表、スライドショー、アニメーション、ビデオ、ボックスアイテム、カリキュラムモジュール、ニュース記事、教育的ゲーム、標準化されたテキストブック、カスタマイズ可能なテキストブックおよび学術的論文を含むセットから選択される1またはそれ以上の出力タイプを作成するための手段を提供することを特徴とする方法。
  14. 請求項1に記載の方法において、
    すべての入力データが確実に汎用データ形式に従うようにする手段を提供するインターフェースをさらに含むことを特徴とする方法。
  15. 請求項14に記載の方法において、
    前記インターフェースが、予め提供され分類されたデータレイヤ上にデータを与えるための手段を提供することを特徴とする方法。
  16. 請求項14に記載の方法において、
    前記インターフェースが、予め提供され分類されたデータ木からデータを選択するための手段を提供することを特徴とする方法。
  17. 請求項14に記載の方法において、
    前記インターフェースが、本明細書で記載した手段と実質的に同様の方法で、テンプレートベースのデータ入力を行うための手段を提供することを特徴とする方法。
  18. 請求項1に記載の方法において、
    分類されたデータレイヤをさらに含むことを特徴とする方法。
  19. 請求項18に記載の方法において、
    前記データレイヤが、文明、宗教、政治、経済システム、言語データ、民族データ、遺伝学データ、生物学データ、気候データおよび地質データを備えるセットから選択される1またはそれ以上のデータタイプを含むことを特徴とする方法。
  20. 請求項18に記載の方法において、
    ユーザが追加のデータレイヤを作成するための手段をさらに含むことを特徴とする方法。
  21. 請求項20に記載の方法において、
    ユーザがアクセスを制限するためにデータレイヤを隠して暗号化するための手段をさらに含むことを特徴とする方法。
  22. 請求項1に記載の方法において、
    分類されたデータ木をさらに含むことを特徴とする方法。
  23. 請求項22に記載の方法において、
    前記データ木が、文明、宗教、政治、経済システム、言語データ、民族データ、遺伝学データ、生物学データ、気候データおよび地質データを備えるセットから選択される1またはそれ以上のデータタイプを含むことを特徴とする方法。
  24. 請求項22に記載の方法において、
    前記データ木が地図用の説明として使用されることを特徴とする方法。
  25. 請求項22に記載の方法において、
    前記画面上のデータ木のカテゴリの最小化および最大化が前記地図データの外観に同時に反映されることを特徴とする方法。
  26. 請求項25に記載の方法において、
    前記画面上のデータ木のカテゴリの詳細の深さを増加させることにより、そのカテゴリにおける地図上のすべてのポリゴンが、予め設定されたカテゴリのより詳細な範囲に対応する予め設定された色合いのより詳細な範囲で、自動的に示されることを特徴とする方法。
  27. 請求項26に記載の方法において、
    前記方法が、本明細書で記載した方法と実質的に同様の方法で、詳細の深さをカスタマイズ可能とする手段を使用することを特徴とする方法。
  28. 請求項22に記載の方法において、
    前記データ木を将来、連続的に更新するための明確な方法および手順をさらに含むことを特徴とする方法。
  29. 請求項28に記載の方法において、
    前記データ木のマスタ構造を更新することにより、既存の静的地図および既存の動画を使用した地図が、新しい正確な情報により、自動的に適切に更新されることを特徴とする方法。
  30. 請求項29に記載の方法において、
    前記方法が、本明細書で記載した方法と実質的に同様の方法で、データ木内の議論を解決するための手順を使用することを特徴とする方法。
  31. 請求項22に記載の方法において、
    学生が前記データ木の具体的構造および内容をカリキュラムの一要素として学習することを特徴とする方法。
  32. 請求項1に記載の方法において、
    データタイプについての予め設定された推奨グレードレベルの具体的な指定をさらに含むことを特徴とする方法。
  33. 請求項32に記載の方法において、
    聴衆が理解する用意ができているデータまたは理解することができるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すための手段を、前記予め設定された推奨グレードレベルが提供することを特徴とする方法。
  34. 請求項33に記載の方法において、
    前記方法が、本明細書で記載した方法と実質的に同様の方法で、前記予めプログラムされたグレードレベル設定のための手段を使用することを特徴とする方法。
  35. 請求項1に記載の方法において、
    データタイプについての予め設定された事象の重要性のレベルの具体的な指定をさらに含むことを特徴とする方法。
  36. 請求項35に記載の方法において、
    聴衆が十分に重要と考えるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すための手段を、前記予め設定された事象の重要性のレベルが提供することを特徴とする方法。
  37. 請求項36に記載の方法において、
    前記方法が、本明細書で記載した方法と実質的に同様の方法で、事象の重要性を強調表示するための手段を使用することを特徴とする方法。
  38. 請求項1に記載の方法において、
    コントリビュータに対する予め設定された専門知識レベルの具体的な指定をさらに含むことを特徴とする方法。
  39. 請求項38に記載の方法において、
    適当な分野において専門知識が所望のレベルに達した人々によって調査されたデータのみをユーザまたはインストラクタが示すための手段を、前記予め設定された専門知識レベルが提供することを特徴とする方法。
  40. 請求項39に記載の方法において、
    前記方法が、本明細書で記載した方法と実質的に同様の方法で、専門知識ベースのデータ調査を行うための手段を使用することを特徴とする方法。
  41. 請求項1に記載の方法において、
    複雑な歴史的な相互作用をより容易に示すための明確な方法および手順をさらに含むことを特徴とする方法。
  42. 請求項41に記載の方法において、
    前記方法が、本明細書で記載した方法と実質的に同様の方法で、データレイヤ内の議論を解決するための手順を使用することを特徴とする方法。
  43. 請求項1に記載の方法において、
    話し声の命令でコマンドを実行するための明確な方法および手順をさらに含むことを特徴とする方法。
  44. 請求項43に記載の方法において、
    前記方法が、本明細書で記載した方法と実質的に同様の方法で、音声作動インターフェース制御のための手順を使用することを特徴とする方法。
  45. 請求項1に記載の方法において、
    仮想的な過去のデータをさらに含むことを特徴とする方法。
  46. 請求項45に記載の方法において、
    前記方法が、複数の仮想的な過去のシナリオを同時に保存するための手段を提供することを特徴とする方法。
  47. 請求項1に記載の方法において、
    仮想的な将来のデータをさらに含むことを特徴とする方法。
  48. 請求項47に記載の方法において、
    前記方法が、複数の仮想的な将来のシナリオを同時に保存するための手段を提供することを特徴とする方法。
  49. 請求項1に記載の方法において、
    宗教の歴史をさらに含むことを特徴とする方法。
  50. 請求項49に記載の方法において、
    前記方法が、前記宗教の歴史を科学の歴史と同じ方法で保存するための手段を提供することを特徴とする方法。
  51. 請求項1に記載の方法において、
    神話の歴史をさらに含むことを特徴とする方法。
  52. 請求項51に記載の方法において、
    前記方法が、前記神話の歴史を科学の歴史と同じ方法で保存するための手段を提供することを特徴とする方法。
  53. 請求項1に記載の方法において、
    前記データが、過去または現在の人間文明の可視化を含むことを特徴とする方法。
  54. 請求項53に記載の方法において、
    前記可視化が、文明自体の視点からの表示を含むことを特徴とする方法。
  55. 請求項54に記載の方法において、
    前記可視化が、地面またはその近傍からのスクロールまたは静止するパノラマのような表示を含むことを特徴とする方法。
  56. 請求項55に記載の方法において、
    前記可視化が、マウスの1クリックのみで、あるいはユーザからの最小限の入力のみで、自動的に実行可能となっていることを特徴とする方法。
  57. 請求項1に記載の方法において、
    前記データが、過去または現在の自然環境の可視化を含むことを特徴とする方法。
  58. 請求項57に記載の方法において、
    前記可視化が、過去の地質時代の風景の正確な表示を含むことを特徴とする方法。
  59. 請求項58に記載の方法において、
    前記可視化が、地殻運動の正確な表示を含むことを特徴とする方法。
  60. 請求項59に記載の方法において、
    前記可視化が、パンゲアを含む以前の地殻位置に、地理的に参照された地図データを視覚的に移動させて戻すことにより、自動的に形成可能となっていることを特徴とする方法。
  61. コンピュータデータベース製品であって、
    a)1またはそれ以上の歴史的主題に関連するデータを協調的な形式で保存するデータ保存手段と、
    b)1またはそれ以上の静的な形式または動画による形式でデータを出力するデータ出力手段とを備えることを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  62. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    地球の全歴史を符号化するためのデータ入力手段をさらに備えることを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  63. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    人間文化の全歴史を符号化するためのデータ入力手段をさらに備えることを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  64. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    誘導グラフィックユーザインターフェースでデータを入力するためのデータ入力手段をさらに備えることを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  65. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記データ保存手段が、データが確実に汎用形式に従うようにする手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  66. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記データ保存手段が、更新能力を向上させる1またはそれ以上のプロトコル手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  67. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記データ保存手段が、カスタマイズ能力を向上させる1またはそれ以上のプロトコル手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  68. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記データ出力手段が、静的な地図を作成するための手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  69. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記データ出力手段が、動画を使った地図を作成するための手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  70. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記データ出力手段が、カスタマイズされた地図を作成するための手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  71. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記コンピュータデータベース製品が、全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図を作成するための手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  72. 請求項71に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記コンピュータデータベース製品が、前記全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図をユーザがカスタマイズするための手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  73. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記コンピュータデータベース製品が、図表、スライドショー、アニメーション、ビデオ、ボックスアイテム、カリキュラムモジュール、ニュース記事、教育的ゲーム、標準化されたテキストブック、カスタマイズ可能なテキストブックおよび学術的論文を含むセットから選択される1またはそれ以上の出力タイプを作成するための手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  74. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    すべての入力データが確実に汎用データ形式に従うようにする手段を提供するインターフェースをさらに含むことを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  75. 請求項74に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記インターフェースが、予め提供され分類されたデータレイヤ上にデータを与えるための手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  76. 請求項74に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記インターフェースが、予め提供され分類されたデータ木からデータを選択するための手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  77. 請求項74に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記インターフェースが、本明細書で記載した手段と実質的に同様の方法で、テンプレートベースのデータ入力を行うための手段を提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  78. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    データタイプについての予め設定された推奨グレードレベルの具体的な指定をさらに含むことを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  79. 請求項78に記載のコンピュータデータベース製品において、
    聴衆が理解する用意ができているデータまたは理解することができるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すための手段を、前記予め設定された推奨グレードレベルが提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  80. 請求項79に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記コンピュータデータベース製品が、本明細書で記載した手段と実質的に同様の方法で、前記予めプログラムされたグレードレベル設定のための手段を使用することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  81. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    データタイプについての予め設定された事象の重要性のレベルの具体的な指定をさらに含むことを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  82. 請求項81に記載のコンピュータデータベース製品において、
    聴衆が十分に重要と考えるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すための手段を、前記予め設定された事象の重要性のレベルが提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  83. 請求項82に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記コンピュータデータベース製品が、本明細書で記載した手段と実質的に同様の方法で、事象の重要性を強調表示するための手段を使用することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  84. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    コントリビュータに対する予め設定された専門知識レベルの具体的な指定をさらに含むことを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  85. 請求項84に記載のコンピュータデータベース製品において、
    適当な分野において専門知識が所望のレベルに達した人々によって調査されたデータのみをユーザまたはインストラクタが示すための手段を、前記予め設定された専門知識レベルが提供することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  86. 請求項85に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記コンピュータデータベース製品が、本明細書で記載した手段と実質的に同様の方法で、専門知識ベースのデータ調査を行うための手段を使用することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  87. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    複雑な歴史的な相互作用をより容易に示すための明確なフローチャートおよび手順をさらに含むことを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  88. 請求項87に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記コンピュータデータベース製品が、本明細書で記載した手段と実質的に同様の方法で、データレイヤ内の議論を解決するための手順を使用することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  89. 請求項61に記載のコンピュータデータベース製品において、
    話し声の命令でコマンドを実行するための明確な方法および手順をさらに含むことを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  90. 請求項89に記載のコンピュータデータベース製品において、
    前記コンピュータデータベース製品が、本明細書で記載した手段と実質的に同様の方法で、音声作動インターフェース制御のための手順を使用することを特徴とするコンピュータデータベース製品。
  91. 教育手段であって、
    a)1またはそれ以上の分類されたデータ木と、
    b)カリキュラムの開発のために前記データ木を利用する手段とを備えることを特徴とする教育手段。
  92. 請求項91に記載の教育手段において、
    前記データ木が、文明、宗教、政治、経済システム、言語データ、民族データ、遺伝学データ、生物学データ、気候データおよび地質データを備えるセットから選択される1またはそれ以上のデータタイプを含むことを特徴とする教育手段。
  93. 請求項91に記載の教育手段において、
    前記データ木の個々の要素に対して予め設定された推奨グレードレベルを割り当てることをさらに含むことを特徴とする教育手段。
  94. 請求項93に記載の教育手段において、
    聴衆が理解する用意ができているデータまたは理解することができるデータのみをユーザまたはインストラクタが示すための手段を、前記予め設定された推奨グレードレベルが提供することを特徴とする教育手段。
  95. 請求項94に記載の教育手段において、
    前記教育手段が、本明細書に記載したものと実質的に同様のデータ木を使用することを特徴とする教育手段。
  96. 請求項91に記載の教育手段において、
    前記データ木が、地球の全体の歴史を教えるための手段を提供可能となっていることを特徴とする教育手段。
  97. 請求項91に記載の教育手段において、
    前記データ木が、人間文化の全体の歴史を教えるための手段を提供可能となっていることを特徴とする教育手段。
  98. 請求項91に記載の教育手段において、
    前記データ木が、より視覚的な方法で特定の主題を教えるための手段を提供可能となっていることを特徴とする教育手段。
  99. 請求項91に記載の教育手段において、
    前記データ木が、地図上の説明として使用されることを特徴とする教育手段。
  100. 請求項91に記載の教育手段において、
    前記データ木が、静的な地図を作成する手段を提供することを特徴とする教育手段。
  101. 請求項91に記載の教育手段において、
    前記データ木が、動画を用いた地図を作成する手段を提供することを特徴とする教育手段。
  102. 請求項91に記載の教育手段において、
    前記データ木が、カスタマイズされた地図を作成する手段を提供することを特徴とする教育手段。
  103. 請求項91に記載の教育手段において、
    前記データ木が、全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図を作成する手段を提供することを特徴とする教育手段。
  104. 請求項103に記載の教育手段において、
    前記データ木が、前記全世界の歴史的で協調的な動画を使った地図をユーザがカスタマイズするための手段を提供することを特徴とする教育手段。
  105. 請求項91に記載の教育手段において、
    前記データ木が、図表、スライドショー、アニメーション、ビデオ、ボックスアイテム、カリキュラムモジュール、ニュース記事、教育的ゲーム、標準化されたテキストブック、カスタマイズ可能なテキストブックおよび学術的論文を含むセットから選択される1またはそれ以上の出力タイプを作成するための手段を提供することを特徴とする教育手段。
  106. ビジネス方法であって、
    a)専用のデータサービスの会員のために最適に設計可能な専用のハードウェアを提供するステップと、
    b)前記専用のデータサービスの会員のみに前記専用のハードウェアを提供するステップと、
    c)前記専用のハードウェアおよび関連する供給品を、市場で入手できるであろうコストよりも低いコストで提供するステップとを備えることを特徴とするビジネス方法。
  107. 請求項106に記載のビジネス方法であって、
    前記データサービスの会員のみにモニタが利用可能とされることを特徴とするビジネス方法。
  108. 請求項107に記載のビジネス方法であって、
    前記データサービスの会員により低いコストで前記モニタが提供可能となっていることを特徴とするビジネス方法。
  109. 請求項106に記載のビジネス方法であって、
    前記データサービスの会員のみにプロジェクタが利用可能とされることを特徴とするビジネス方法。
  110. 請求項109に記載のビジネス方法であって、
    前記データサービスの会員により低いコストで前記プロジェクタが提供可能となっていることを特徴とするビジネス方法。
  111. 請求項106に記載のビジネス方法であって、
    前記データサービスの会員のみにプリンタが利用可能とされることを特徴とするビジネス方法。
  112. 請求項111に記載のビジネス方法であって、
    前記データサービスの会員により低いコストで前記プリンタが提供可能となっていることを特徴とするビジネス方法。
  113. 請求項111に記載のビジネス方法であって、
    前記プリンタが、前記データサービスからの承認されたファイルのみを印刷する手段を提供可能となっていることを特徴とするビジネス方法。
  114. 請求項111に記載のビジネス方法であって、
    前記プリンタが、前記データサービスを十分に利用するように、大量の印刷されたデータを綴じるか、それに穴を空ける手段を提供可能となっていることを特徴とするビジネス方法。
  115. 請求項111に記載のビジネス方法であって、
    前記プリンタが、専用のインクカートリッジを利用することができ、それが、前記データサービスの会員のみに利用可能とされることを特徴とするビジネス方法。
  116. 請求項115に記載のビジネス方法であって、
    前記専用のインクカートリッジが、前記ビジネスの方法に従って、前記データサービスの会員により低いコストで提供可能となっていることを特徴とするビジネス方法。
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