以下の詳細な説明では、詳細な説明の一部をなす、付属の図面が参照される。図面中の類似のシンボルは、典型的には、文脈上別のものを示していない限り類似のコンポーネントを明示する。詳細な説明、図面、および請求項で説明されている例示的な実施形態は、制限することを意図されていない。他の実施形態も利用することができ、また本明細書に提示されている発明対象の精神または範囲から逸脱することなく、他の変更を加えることができる。本明細書で一般的に説明され、また図に例示されているような本開示の態様は、さまざまな異なる構成による配置、置換、組み合わせ、設計が可能であり、すべて明示的に考察され、本開示の一部をなす。
一般に、本明細書で説明されている実施形態は、ラップトップ・コンピュータに備えられるか、また内蔵されうる少なくとも1つの付加的ディスプレイ・デバイス、コンピュータ・システムに内蔵された少なくとも1つのディスプレイ・デバイス、コンピュータ周辺機器に内蔵された少なくとも1つのディスプレイ・デバイス、周辺機器それ自体としてのディスプレイ・デバイス、およびメディアを前記デバイスに伝送する方法、さらにはそのようなデバイスを備えるコンピュータおよびデバイスに対する機能に関係する。いくつかの実施形態では、デバイス、システム、および方法は、特に、「付加的」ディスプレイとして、デバイスのプライマリ・ディスプレイ、例えば、1つまたは複数のコンピュータ・モニタを除外することができる。
いくつかの実施形態は、設計全体において、例えば、限定はしないが、イメージ、デザイン、色、デジタル・コンテンツ、パターン、コンピュータ・ファイル、テキスト、スライドショー、ビデオ、動画、ソフトウェア・アプリケーション、オーディオ、サウンドを一体化したイメージ、アートワーク、ブロードキャスト、インターネット・ソースからのストリーミング・コンテンツ、インターネットまたはファイル・ソースからの静的コンテンツ、特定のパートナまたは指定されたアプリケーション・ソースからのコンテンツ、ビデオ・ゲーム機ソースからのコンテンツ、パーソナル・コンピュータ・ソースからのコンテンツ、携帯電話からのコンテンツ、他のコンピューティング・デバイスからのコンテンツ、および他の関連する同様のデータを含む、さまざまなメディアを取り出し、格納し、伝送し、投影し、表示し、再生することができるデバイスに関係する。
これらのデバイスを使用することで、ユーザは、1つまたは複数のメディア・スクリーンなどの周辺機器もしくはメディア対応領域に対する、ユーザの選択したメディア、例えば、インターネット・ソースから配信されうる、またはGIF、JPEG、BMP、WMV、MOV、AVI、MPEG、TIFFなどの共通コンピュータ・ファイル、またはMS Word(登録商標)、MS Excel(登録商標)、および他のアプリケーションからのドキュメントに格納されうるメディアを含む、メディアの挿入、またはメディアによる装飾、またはメディアによる個人化を行うことができる。
1つまたは複数のメディア・スクリーンおよび/またはディスプレイ対応領域は、所望の任意の形状をとることができ、例えば、正方形、長方形、円形、三角形、球形、立方体、ピラミッド形、ダイヤモンド形、星形、盛り上げた形、四面体、卵形、楕円形、台形、平行四辺形、五辺形、六辺形、七辺形、八辺形、九辺形、もしくは十辺形、または大きなデバイスの設計に適合する独自の形状に製作することができる。1つまたは複数の画面は、好適な表示技術の使用を可能にするような設計および構成するとすることができ、このような技術としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)、有機発光ダイオード(OLED)技術または他の投影/表示伝送技術が挙げられ、この技術は、ガラス、プラスチック、プラズマ、有機分子、有機化合物、ポリマーのうちの1つまたは複数を含む材料および/またはアクティブもしくはパッシブ・マトリックスによる表示または他の形態の画像表示を円滑に行わせることが可能な他の投影/表示可能材料を利用する技術を含む。これらの実施形態および他の実施形態は、当業者にとっては、添付の図面を参照している実施形態の以下の詳細な説明から容易に明らかになるものであり、本発明は開示されている特定の実施形態に限定されない。
図1において、「ディスプレイ・エンクロージャ」という用語は、メディア・マウス、メディア・キーボード、メディア・モニタ、および/またはメディア・メイトなどの周辺機器を指す。図1は、パーソナル・コンピュータ(PC)105を例示している。パーソナル・コンピュータが、説明のために使用されているが、携帯電話、スマートフォン、または他のタイプのコンピューティング・デバイスなどの他のコンピューティング・デバイスも使用できることは理解されるであろう。PC 105は、プロセッサ107を備える。プロセッサ107は、後述のように、コンテンツをユーザに対して表示する際に周辺機器を円滑に使用できるように構成されうる。プロセッサ107は、メモリ109に結合されている。メモリ109は、本明細書で説明されているさまざまな方法およびプロセスを使用可能にするためのコンピュータ実行可能命令を格納するように構成されうる。さらに、メモリ109は、例えば、本明細書で説明されているような1つまたは複数の周辺機器を含む、1つまたは複数のデバイス上に表示するさまざまな形態のメディアを格納するように構成されうる。他の実施形態では、後述のように、このメモリを使用してコンテンツおよび/またはブロードキャスト選択のためのユーザ設定を格納することができ、また特定のコンテンツおよび/またはブロードキャストを特定のユーザもしくは特定の周辺機器に関連付ける作業を円滑にすることができる。プロセッサ107は、入力デバイス111にさらに結合されうる。後述のように、入力デバイス111は、ユーザ入力およびさまざまなコンテンツ選択方式を円滑に行わせることができる。ユーザ入力111の機能は、後述の周辺機器の1つまたは複数でも実装されうることは理解されるであろう。プロセッサ107は、プライマリ・ディスプレイ(図示せず)にも結合されうる。本明細書で説明されているように、プライマリ・ディスプレイは、1つまたは複数の周辺機器または他のデバイスと併用することができる。PC 105は、1つまたは複数のコンテンツ・ソース131と通信することもできる。後述のように、コンテンツ・ソース131は、インターネット上のサーバ、コンピュータによってアクセス可能な物理的媒体、または他の情報ソースを含むこともできる。
図1は、一対の例示的な周辺機器、マウス115、およびキーボード119も例示している。周辺機器115、119はそれぞれ、本明細書で説明されている有用な機能に加えて従来の機能に基づく機能を有するものとすることができる。周辺機器115、119はそれぞれ、例えば、プロセッサ121を備えることができる。プロセッサは、周辺機器に関連付けられている従来の機能と併せて、本明細書で説明されている追加の機能をも円滑に働かせるように構成されうる。類似の機能が、PC 105のプロセッサ107上で実行されるソフトウェアによって実装することができる。これは、例えば、信号の多重化、またはPC 105と通信するための他の信号伝達方式を含むことができる。後述のように、プロセッサ121は、リンク117を介してコンテンツおよび他の情報をPC 105から受け取り、PC 105に伝送するように構成されうる。リンク117は、USB、RS232、PS2、または無線リンクなどのさまざまな通信リンクのうちのどれかとして構成されうることは理解されるであろう。周辺機器115、119は、メモリ123をさらに備える。後述のように、メモリ123は、表示すべきコンテンツ、コンテンツソース識別子、周辺機器と相互にやり取りするためのコンピュータ実行可能命令、および本明細書で説明されているプロセスを円滑に動作させるための他のタイプの情報を格納するように構成されうる。プロセッサ121は、ディスプレイ125にさらに結合することができる。後述のように、ディスプレイは、特定の周辺機器もしくはディスプレイにフィットする形状にされるか、またはそのように構成され、また、周辺機器は、特定のテーマに合わせた形状とすることができる。プロセッサ121は、キーボード119の入力デバイス127またはマウス115の入力デバイス129などの入力デバイスにさらに結合されうる。入力デバイス127、129は、周辺機器119、115のユーザによる対話操作を受け取るように構成されうる。後述のように、受け取ったユーザ対話操作を使用して、ディスプレイ125上に表示されるコンテンツに影響を与えることができる。あるいは、入力127、129を使用して、後述のパーソナル・コンピュータ105によるアクションをトリガーすることができる。例えば、入力127を介したユーザ入力を、プロセッサ121に伝送することができる。プロセッサ121は、現在のコンテンツがリンク117を介してPC 105に表示されているという指示とともにユーザ入力を伝送することができる。それに対する応答として、PC 105は、プライマリ・ディスプレイ上に現在のコンテンツを表示することができるか、または周辺機器119に伝送する代替ディスプレイ・コンテンツを決定することができる。
説明のため、図1に例示されているシステムのオペレーションを考察すると有益であると思われる。例えば、ユーザは、USB接続線などのリンク117を介してPC 105およびキーボード119を接続することができる。PC 105およびキーボード119は、接続を確立するために1つまたは複数の接続開始メッセージをやり取りすることができる。次いで、PC 105は、キーボード119に対する適切なディスプレイ・コンテンツを決定するステップに進むことができる。一実施例では、PC 105は、特定のコンテンツ・ソース131にコンテンツを要求する指示をキーボード119から受け取ることができる。他の実施例では、PC 105は、入力を、キーボード119から、または特定のユーザが使用している入力デバイス111を介して受け取ることができる。それに対する応答として、PCは、メモリ109にアクセスすることによって、異なるコンテンツ・ソース131または特定のコンテンツを決定することができる。PCは、後述の他の方法でキーボード119に対しコンテンツを選択することもできる。特定の一実施例では、PC 105は、キーボードが電子メール受信通知を表示するように決定することができる。したがって、PC 105がコンテンツ・ソース131から電子メールを受信するたび毎に、リンク117を介して電子メール受信の指示をキーボード119に出力することができる。この指示は、キーボード119で表示するためにPCによって前処理されるか、またはキーボード119でさらに処理するために未処理のまま残されるようにできる。指示を受け取った後、キーボード119は、指示をディスプレイ125に出力する。ユーザは、次いで、入力メカニズム127を介してこの指示を対話操作することができる。例えば、ユーザは、PC 105に関連付けられているプライマリ・ディスプレイ上に電子メールを表示することを望んでいることを示すボタンを押すことができる。あるいは、ユーザは、周辺機器のディスプレイ上に電子メールを表示することができる。ユーザが、PC 105に関連付けられているディスプレイ上に電子メールを表示したい場合、キーボード119は、リンク117を介して、ユーザ要求を、場合によっては、特定のメッセージを識別する識別子を、PC 105に送り返すことができる。次いで、PC 105は、電子メールをプライマリ・ディスプレイ上に表示することができる。
メモリ要素109、123は、例えば、異なるレベルが異なる容量およびアクセス速度を有するマルチレベル階層キャッシュを含むプロセッサ・キャッシュを備えることができることは理解されるであろう。メモリ要素109、123としては、例えば、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、他の揮発性記憶デバイス、または不揮発性記憶デバイスも挙げることができる。記憶装置としては、ハード・ドライブ、コンパクト・ディスク(CD)(登録商標)またはデジタル・ビデオ・ディスク(DVD) (登録商標)などの光ディスク、フラッシュ・メモリ、フロッピー(登録商標)・ディスク、磁気テープ、およびZipドライブなどが挙げられる。メモリ要素109、123には、例えば、ビデオ・バッファなども含めることができる。
PC 105およびプロセッサ107、121などの周辺機器115、119に関して説明されている機能ブロックのうちの1つまたは複数および/またはそのような機能ブロックの1つまたは複数の組み合わせは、汎用プロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、または他のプログラム可能論理デバイス、ディスクリート・ゲートまたはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア・コンポーネント、または本明細書で説明されている機能を実行するように設計されているこれらの任意の好適な組み合わせとして具現化されうる。説明されている機能ブロックのうちの1つまたは複数および/またはそのような機能ブロックの1つまたは複数の組み合わせは、コンピューティング・デバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSP通信機能と連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装することもできる。
周辺機器119および115は、キーボードおよびマウスとして説明されているが、メディア・ブック、PDA、ハンドヘルド機器、ビデオ・ゲーム機、ジョイスティックなどのビデオ・ゲーム周辺機器、テレビもしくはステレオなどの家庭用電子デバイス、および他のデバイスなどの周辺機器を含む、他のデバイスで類似の機能を実装することができることはさらに理解されるであろう。
図2Aは、3つの領域つまり3つの象限101、102、および103が明確に見えている、一実施形態によるコンピュータ・マウスの上面図を示している。第4象限104は、マークが付けられており、デバイスの前面領域を示し、そのピースが上部からテーブルトップなどの表面と同一の平面上に配置されている基部へ向かって離れる形で湾曲している。
図2Bは、セクション201、202、203、および204を別々に識別できるコンピュータ・マウスの斜上側面図を示している。
図3Aは、ポピュラーなダフィー・ダックのイメージを、シェルの本体部内の固定位置に埋め込まれている、表示画面、AKAメディア・スクリーンにダウンロードした後に示される、他の実施形態によるメディア・マウスの上面図である。
図3Bは、ポピュラーなダフィー・ダックのイメージをデバイス上の一領域303にダウンロードした後に示される他の実施形態によるコンピュータのメディア・マウスの上面図であり、この領域全体が表示の能力を有する、つまり、この実施形態では、ダウンロードと表示は、埋め込まれているフレーム付きメディア・スクリーンに限定されないということである。デバイスの構造は、他の定義されている領域301および302も同様に表示の能力を有するメディアを表示することができる表面で作られる。領域304は、デバイスの真ん前を指しており、そのピースが上部からテーブルトップなどの表面と同一の平面上に配置されている基部へ向かって離れる形で湾曲している。いくつかの実施形態では、表示は領域304内でも同様に行われうる。
図3Cは、シェル内に埋め込まれている固定位置のメディア・スクリーンとともに一実施形態の異なる機能および構成を示すメディア・マウスのいくつかのバージョンの上面図である。第1のデバイス305は、ダウンロード用のイメージを受け取る前に休止状態にある。第2のデバイス306は、ダフィー・ダックのイメージのみを受け取っている。デバイス307は、ダフィー・ダックのイメージを受け取っており、外部可視領域のすべてにおいて、陰影付き領域によって表されているような、着色プラスチックでも製作される。デバイス308では、そのデバイスの底部にスピーカが配置されているが、これは、オーディオおよび/またはビデオおよび/またはオーディオを備えるブロードキャスト・メディアが付随する音楽および/またはビデオを再生できることを意味する。示されているデバイスは、底部にスピーカを備えているものとして説明されているが、デバイス上のどこにでも1つまたは複数のスピーカを備えることができることは理解されるであろう。メディア・マウスは、配置されているディスプレイがバイオメトリック・スキャンによってコンピュータ・システムに対してユーザを識別することができる周辺機器であってもよい。例えば、イメージ305において、メディア・スクリーンは、ユーザの親指の指紋を読み取るバイオメトリック・スキャナなどのインターフェイスとすることができ、これはコンピュータ・システムに対する「ログイン」識別子と同等のものとすることができる。いくつかの実施形態では、バイオメトリックまたはアイデンティティ・スキャニング・デバイスを他のユニバーサル・コンピューティング・ユニット内に差し込むことができ、またバイオメトリックまたはアイデンティティ・スキャニングデバイスは、このユニットをユーザ設定、ファイル、および個人情報に合わせて構成することができる。他の実施形態では、メディア・スクリーンは、ユーザが所有する優先順位付けされたブラウザでユーザがコマンドをメディア・スクリーンから直接メイン・モニタに送信することを可能にするタッチスクリーン・コマンドを備えることも可能である。例えば、これは、電子メール、テキスト・メッセージ、または他の何らかの応答駆動形式のコンテンツとすることも可能である。
図3Dは、図3Bに表示されたメディア・マウスの機能を実証する2つのコンピュータ・マウスの上面図である。デバイス309は、デバイスが番号1、2、3、および4を振られている表示能力を有する領域に合わせて設計されていない、またはイメージを割り当てていない「前」である。図310に示されているデバイスは、デバイスがダウンロード、例えば、領域1、2、3、および4への陰影によって表されているような異なる色に合わせて設計され、および/または割り当てた「後」である。こぶ状領域、つまり象限3には、例えば、オレンジ色を割り当てることができる。左側クリック領域、つまり象限1には、例えば、青色を割り当てることができる。右クリック領域、つまり象限2は、それにダウンロードされた緑色を有することができ、前セクション、つまり象限4は、紫色とすることができる。もちろん、これらの象限のすべてに色を割り当てなければならないわけではない。これらは、他のメディアを表示することができる。
図3Eは、図2Bからの実施形態を示しているが、イメージ311はメディアがそれに割り当てられるか、またはダウンロードされる「前」であり、イメージ312は陰影付き領域で示されているようにメディアが関連する通信を介してデバイスの番号1、2、3、および4を振られている表示能力を有する4つの領域に割り当てられた「後」である「前と後の」シナリオによるものである。
図3Fは、図2Bからのと同じ実施形態であるが、表示能力を有する異なる領域に陰影で示されているようにコンテンツが表示される。イメージ313では、象限1および2に陰影があり、これは、ユーザがメディアをメディア・マウス上のこれら2つの領域にダウンロードすることを決定したことを示す。イメージ314では、2つの異なる領域が表示のためにメディアを割り当てられている。このデバイスは、313と314の両方に示されているように、4つの異なる象限にメディアを表示することができるが、ユーザがすべての利用可能な表示領域上に表示しないことを選択できることを示している。
図3Gは、デバイスが「スマイリー・フェイス」のダウンロードを受け取ったメディア・マウスの一実施形態を示しており、陰影付き領域は、4つすべての表示象限1、2、3、および4、またはその見える外部空間全体、アカウント管理ソフトウェアでデバイス・ユーザが選択できるオプション、に対するイメージを伴う黄色の背景色を表す。ダウンロードされたイメージは、例えば、各領域内で独立したイメージとして現れるように割り当てられうるか、または特定の領域内に現れるように制限されうるか、または表示能力を有する領域の組み合わせで表示される1つのイメージとしても割り当てられうる。
図4Aは、犬の前足に特に似せた形状のメディア・マウスの4つの異なるバージョンの上面図の図例であり、表示能力を有する画面、またはメディア・スクリーンが本体内部に埋め込まれる。イメージ400は、イメージがメディア・スクリーンにダウンロードされる「前の」デバイスである。イメージ401は、デバイス所有者が自分のセントバーナード犬「Mimosa」の写真をデバイスのメディア・スクリーン上にダウンロードした「後の」デバイスである。イメージ402は、埋め込まれているメディア・スクリーンを備えるデバイスであり、視覚訴求力を高めるために陰影付き領域によって表されるような着色プラスチックによって囲まれている。イメージ403は、デバイスの2つの他の特徴である、領域405内の外部表面に加えられる着色の増加および前足パッドとしてカモフラージュされるスピーカ404を示している。このデバイスのいくつかの実施形態では、セントバーナード犬「Mimosa」は、ミーティングなどのアポイントメントまたはカレンダー記載マイルストーンなどのユーザ識別イベントが発生したとき、または電子メールがオペレータの受信トレイに着信したときに、吠えるようにプログラムすることができる。吠え声は、メディア・マウスそれ自体にあるスピーカもしくはサウンド・システムから、または主コンピューティング装置/CPUのサウンド・システム内へメディア・マウス・デバイスの組み込みを介して、発することができる。図4Aに示されているデバイス内のメディア・スクリーンは、犬以外のメディアを表示することもできる。それに加えて、メディア・マウスの他の実施形態は、テーマに関してデバイスを個人化することができる他の認識可能な形状を反映する異なる外部シェルを有することもできる。この実施形態および他のすべての実施形態は、コンテンツ・プロバイダからもメディアをブロードキャストすることができる。例えば、このタイプのデバイスは、プロモーションの一環として、サンディエゴ・パドレスのホームである、ペトコ・パークに無料で提供することが可能であり、このデバイスは、ペトコおよびアイムスなどのベンダからメディアを送信することに加えてパドレスの野球試合(および関連するコンテンツ)をブロードキャストすることも可能である。必要に応じて、表示されるメディアに関係する、またはデバイスの形状と関連するサウンドを含む、他のサウンドも使用することができる。例えば、デバイスが自動車の形状をしていた場合、サウンドは、エンジン、クラクションなどのサウンドとすることも可能である。同様に、必要ならば、異なるイベントまたはタイプのメディアに対して、異なるサウンドを割り当てることもできる。
図5Aは、ロックバンドのローリングストーンズと交わした仮想的ライセンス契約による専用構成のマウスが、どのように見えるかを例示するメディア・マウスの上面図である。イメージ501は、「前の」画像であり、縮尺通りでなく、明るい陰影付き領域と暗い陰影付き領域はそれぞれ赤色および黒色を表し、502は、左クリック象限であり、503は、右クリック象限であり、504は、スピーカ506とともにサウンドについて有効化されうるメディア・ダウンロードを受け取る埋め込まれているディスプレイまたはメディア・スクリーン505を含むデバイスの本体部である。イメージ507は、リードシンガーのミック・ジャガーのイメージがダウンロードされ、デバイスのメディア対応画面505上に表示される場合に膨張している「後の」バージョンである。一実施形態では、ローリングストーンズのブランドの付いているデバイスの非メディア・スクリーンの態様は、メディア・スクリーンの周りに伝統的に赤色、白色、および黒色のプラスチックのロゴを配したものとすることができる。さらに他の実施形態では、デバイス全体がイメージを投影する能力を有するものとしてよく、また赤色、白色、および黒色の部分は、表示のための単なる色の投影もしくは透過である。このタイプのプロモーションを対象とする配置では、指定デバイスは、プロモーションおよびメディアのインベントリに加えて、アクセス可能なコンテンツに関する特別な配慮を有効に利用することができる。犬の前足および上述の他の実施形態と同様に、サウンドを使用して、例えば、周辺機器のイベントおよび/または性質に関係するミュージックもしくは他のオーディオ(例えば、ローリングストーンズの楽曲)などを使用して、イベントの発生を指定することができる。
表示技術は、メディア・キーボードと称される製品におけるキーボード環境にも応用することができ、コンピュータ・キーボードのフレームなどの領域は、1つまたは複数のメディア・スクリーン上にメディア・コンテンツを受け取って表示するように構成されうる。図6Aは、メディア・キーボードの実施形態の特徴を示す。第1のイメージ601は、番号1および2が振られている2つのメディア・スクリーン領域のうちのいずれかにおいてメディア・ダウンロードを割り当てられる前のメディア・キーボードを示している。イメージ602は、示されているメディア・スクリーン領域内のダウンロードされた2つのイメージ、つまり、メディア・スクリーン1に対しては有名なSTPロゴとメディア・スクリーン2に対してはデエィル・アーンハルトの有名なレースカーを飾ったおなじみの番号3で装飾されているメディア・キーボードを示している。イメージ603は、バックグラウンド・ダウンロード・オプションを示しており、これにより、ユーザ・オペレータは、イメージをデバイスにバックグラウンド・ダウンロードとして送信することができるが、この場合は、殿堂入りしたドライバー、リチャード・ペティの名高い#43 Plymouthである。この機能は、メディア・キーボードが、その本体部を、実際のキー指定をぼかすことなくメディアをデバイスにダウンロードする、バックグラウンド表示機能を持つように変貌させることができることを意味している。言い換えると、このバックグラウンド表示機能は、所望のメディアが現れるようにイメージを指定されている名称をぼかすことなく、実際のキーを含むキーボード・デバイスの大部分に広げるが、デバイスを圧倒したり、キーを遮ったり、キーボード操作を隠したり、または損なうことはまったくしない。他の実施形態と同様、メディア・キーボードは、図12Aのメディア・ブックなどの、他のデバイスに示されているカートリッジ・リリース式メディア・スクリーンのような主装置の4辺のどれかからスライドして出てくることができる、1つまたは複数のメディア・スクリーンを有することができる。これは、1つまたは複数のメディア・スクリーンを隠して見えなくすることができるが、いったん展開されると、ユーザの所望のメディアを娯楽または実用目的でアクティブ化することができることを意味している。さらに他の実施形態では、ユーザに向けて角度を決める、つまり調整する機能があっても、給電および定位置表示のために画面をメディア・キーボードのフレーム内に内蔵されているコンセントに取り付ける、つまり、デバイスに差し込むことができる。要するに、メディア・キーボードは、デスクトップ・コンピュータに関連して、またはドッキング・ステーション・デバイスまたはラップトップ・コンピュータへの取り付けに関連して、個人化機会だけでなくコンテンツ・プロバイダ配信機会を高める。さらに他の実施形態では、メディア・キーボードは、コンピュータ・ユーザを識別し、ユーザがコンピュータ・システムにアクセスできるようにするためにバイオメトリック・スキャニング機能を持つメディア・スクリーンを有することができ、また他の実施形態では、ユーザが単に触れるだけでコンピュータ・システムのメイン・モニタ上でその通信を最優先に選択できるようにするタッチスクリーン機能を有することも可能である。
図7Aは、本出願ではメディア・モニタと称されることが多いコンピュータ周辺機器の実施形態の3つのイメージを示している。イメージ701は、番号1、2、3、4、5、6、7、8、および9が振られている9つのメディア・スクリーンにアイテムがダウンロードされる前のメディア・モニタを示している。下側の2つのイメージ702および703は、いくつかのイメージがさまざまなメディア・スクリーンにダウンロードされた後のデバイスを示している。イメージ702は、自然または動物のテーマを示しており、イメージ703は、スポーツのテーマを反映している。図示されているように、ユーザは、メディア・モニタ上のいくつかの有効化されているメディア・スクリーンにイメージを表示することができるが、他のメディア・スクリーン上にはイメージを表示することができない。これにより、ユーザは、ユーザの選択に合わせて機能をセグメント化またはコンパートメント化する選択肢が与えられる。メディア・モニタは、いくつかの実施形態において、動画を撮影し、それらの動画を固定された場所に置くか、または情報もしくは画像を移動するリアルタイム・シーケンスでモニタの周囲に送ることができる。例えば、モニタ画面が十分なメディア表示素材またはコンポーネント、本質的にはモニタ画面の大半または全体を囲むメディア・スクリーンによって囲まれていた場合に、ニュース・ティッカー、またはストック・ティッカーが、メディア・モニタのフレーム内のあちこちを動き回ることができる。メディア・モニタを取り囲むことができるこのフレーム対応機能は、他のデバイスにも組み込むことができる。さらに他の実施形態では、メディア・モニタは、コンピュータ・ユーザを識別し、ユーザがタッチスクリーン機能を介してコンピュータ・システムにアクセスしたり、または特定のアプリケーションにアクセスしたりすることを可能にするためのバイオメトリック・スキャニング機能を持つメディア・スクリーンを有することができる。
図8Aは、メディア・メイトが取りうるさまざまな実施形態の正面図である。イメージ801は、曲がった辺とまっすぐな上辺とまっすぐな底辺とによって囲まれている4辺を持つメディア・スクリーンを示している。イメージ802は、埋め込まれている長方形の画面を持つ三角形のフレームを示している。イメージ803は、卵形のフレームと卵形の表示画面を持つデバイスを示している。イメージ804は、ハート形フレームとして特別にデザインされており、陰影1は、赤色のプラスチックまたは赤色に点灯することでき、長方形のメディア・スクリーンがデバイス内に埋め込まれているディスプレイを表している。ここに示されているようなメディア・メイト・デバイスは、十分に平たい厚みのある基部と、ここに示されている、つまり、平面に対して垂直な、またはデスクもしくはテーブルトップなどの平面上に置かれている、位置に支持するために約1/2インチから12インチまでの範囲内とすることができる平たい背部を備える。提案されている1つまたは複数のメディア・メイト・デバイスは、メディア・マウス、メディア・キーボード、メディア・モニタ、およびメディア・ブックを補完するか、または補強するか、または一体化するか、または完全に分離して動作することができる。これは、自立型の写真スクリーンまたはフレームさらには伝統的なペーパーウェイトなどのさまざまな形状を取りうる、つまり、伝統的なテーブル表面に対して縦置きにするか、または横置きにすることができる。いくつかのメディア・メイト・デバイスは、隠しコマンド、またはシェルデザインなどの、隠しておき使用時に展開することができるキーボード・コマンド・システムを有することもできる。イメージ804のハート形デザインで示されているように、メディア・メイトは、生物または無生物のテーマ・デザインを備え、消費者ならびにメーカおよびコンテンツ・プロバイダ向けの顧客提供物に対する個人化選択の範囲を高めることができる。それに加えて、コンピュータ・ユーザを識別し、ユーザがコンピュータ・システムおよびいくつかの実施形態ではタッチスクリーン機能にアクセスすることを可能にするバイオメトリック・スキャニング機能を持つメディア・スクリーンを有するメディア・メイトの実施形態も考えられる。
図9Aは、メディア・メイトの3つのイメージを示している。イメージ901では、デバイスは、テーブルトップなどの表面に垂直になるように、その基部を下にして立っており、メディア・スクリーン上に花の絵がある。イメージ902では、同じメディア・メイト・デバイスは、テーブルトップなどの表面と同一平面の表面上に横たえられており、画面にはセントバーナードの絵がある。絵901および902は、同じデバイスがいずれかの位置にも配備することができることを示しているが、それは、さまざまな実施形態が、表面に対して垂直にするか、または横たえる二重の機能を有することができ、この場合、背面は、テーブルトップ表面に対し平坦であり、同一平面の表面上にあるものとすることができるからである。イメージ903は、同じデバイスがテーブルトップなどの表面と同一平面の表面上に横たえられている側面図を示しており、画面の輪郭は見えるが、イメージは示されていない。いくつかの実施形態は、デバイスの背面にフレーム・スタンドを有することもでき、これらのフレーム・スタンドは、背面を下にして横たえるのを妨げないように中に埋め込まれるか、または水平なテーブルトップ表面に対して直立の、または垂直である、位置が好ましい配置となるように取り付けられる。また、メディア・メイトの実施形態は、バイオメトリック・スキャンによってコンピュータ・システムに対してユーザを識別することができるディスプレイを有することができる。次いで、この識別は、コンピュータへのユーザの「ログイン」として機能しうる。
図10Aは、メディア・メイトの異なる実施形態の2つ図面を示している。イメージ1001は、平坦な基部を有するメディア・メイトの側面図を示しており、そこではメディア・スクリーンは、ほとんどくさびのように、デバイスの基部が表面に対して同一平面上に置かれるようにデバイスが横たえられているときにユーザに向かって背後から前面へ角度が付けられている。イメージ1002は、同じくさび形のメディア・メイトの正面図を示している。いくつかの実施形態では、角度は、コントロールを介してユーザによって調整される、つまり傾けることができる。さらに、いくつかの実施形態では、必要な場合に清掃および/または交換のためにメディア・スクリーンを取り外すことができる。基部は中身の詰まっている、または中空の構造物とすることができ、コントロール・ボタンを、隠した状態でまたは露出させた状態でその基部に配置することができる。
図11Aは、メディア・スクリーンをマウス・パッド内にどのように埋め込めるか、つまり、メディア・メイトはどのようにしてマウス・パッドになりうるかを示している。本出願では、メディア・スクリーンは、マウス・パッドそれ自体に内蔵され、パッドの一端に埋め込まれ、メディア・マウスなどのポインティング・デバイスがスライドし、スクロールするのに十分な水平面を構成するなど、マウス操作に関連する作業を補助する関連する組み合わせで、ゴム、合成繊維、布、プラスチック、シリコンで作ることができる。イメージ1101は、画面上の「スマイリー・フェイス」の画像がマウス・パッドの上部にセットされた画面を示しており、画面は、背後から前面へ、またはユーザに向かって角度が付けられている。イメージ1102は、画面が角度を付けられていないことを除き「スマイリー・フェイス」の同じ画像を示しており、これはマウス・パッドの表面に対して平坦に、同一平面上に置かれる。いくつかの実施形態では、マウス・パッド全体が、メディアを受け取って表示することができ、マウスは、表面上をスライドし、表面に対してスクロールすることができる。本明細書で説明されている他のデバイスと同様に、図11Aに示されている実施形態は、電池式であるか、または無線通信するか、またはUSBなどの接続ケーブルを介して給電することができ、ディスプレイ・メディアは、本質的に、限定はしないが、イメージ、デザイン、色、デジタル・メディア、パターン、コンピュータ・ファイル、テキスト、スライドショー、ビデオ、デバイス内に組み込まれているサウンド・システムへのオーディオ、ホスト・コンピュータ装置/CPUに組み込まれているサウンド、アートワーク、ブロードキャスト、インターネット・ソースからのストリーミング・コンテンツ、インターネットまたはファイル・ソースからの静的コンテンツ、特定のパートナまたは指定されたアプリケーション・ソースからのコンテンツ、ビデオ・ゲーム機ソースからのコンテンツ、パーソナルコンピュータ・ソースからのコンテンツ、および他の関連するデータからなる。
図12Aは、拡張メディア機能をメディア・ブックで実装できる方法のうちの2つを表している。例えば、メディア・ブックは、イメージ1201、1203、1204で示されている埋め込みカートリッジ・メディア・スクリーン、およびデバイスが「開」位置にあるときにイメージ1202に示されているような内部の1つまたは複数の定位置メディア・スクリーンを有することができる。埋め込みカートリッジ・バージョンは、1つまたは複数のディスプレイ・メディア・スクリーンをCD(登録商標) ROMまたはDVD(登録商標)ドライブによく似たデバイスのハウジング内に格納され、ユーザがリリース・ボタンを押すか、または類似のメカニズムを用いて配備することができることを意味している。言い換えると、メディア・ブックは、その中間部分に少なくとも1つの横断孔を有するラップトップ・コンピュータとすることができ、少なくとも1つの付加的ディスプレイを格納し、ユーザにとって視覚的に有利な位置に配備することができる。いくつかの態様では、メディア・スクリーン・カートリッジは、メディア・ブックの上半分またはモニタの半分に配置されうる。いくつかの他の場合には、カートリッジは、メディア・スクリーンが配備される場所からメディア・ブックの底部またはキーボードの半分のところにさえ配置することができる。いくつかの実施形態では、メディア・スクリーンは、配備された後にちょうつがいまたは類似のメカニズムを用いてユーザに対して有利な角度をなすように調整することができる。いくつかの他のメディア・ブック実施形態では、ユーザは、メディア・ブックのケース内に組み込まれた状態の「設置時」はめ込み位置からメディア・スクリーン要素を広げるか、またはメディア・メイトをユニットへの事前作製済みのスロットに接続するか、またはメディア・スクリーン・アタッチメントをコンピュータそれ自体にスライドオンさせることもできる。それに加えて、メディア・マウスまたはメディア・メイトなどの他のデバイスを、ユニバーサル・シリアル・バスなどのケーブルもしくは電線を介してメディア・ブックに接続し、メディア・ブックから給電を受け、Bluetooth(登録商標)などの標準技術を介して無線通信することができる。
図12Aでは、イメージ1201は、メディアを受け取って表示することができるフリップアウトした、つまりカートリッジがリリースされた、1つまたは複数のメディア・スクリーンを示す「開いている状態の」メディア・ブック・デバイスである。イメージ1201は、3つの花の描画に対応している3つの有益な領域を示しており、そこからメディア・スクリーン・カートリッジがリリースされるか、またはデバイス内のキャビティからフリップアウトすることができる。図示されているように、イメージ1201における3つのメディア・スクリーンは、有利には、開いているラップトップの「上半分」と一般に称される、モニタ画面を備えるラップトップの半分の上側、右側、および左側から目に見えるようにすることを目的として配備することができる。イメージ1201は、言語翻訳、教育チュートリアルを閲覧すること、またはメディア・ブックのメイン・モニタ画面上で会議メモをファイルに書き写すこと、などの作業を円滑にし、影響を及ぼし、および/または作用しうる、配備されている1つまたは複数のメディア・スクリーン上の参照資料を個人が見ている場合において表示機能がどのように有用であるかを示している。図示されているように、メディア・ブックは、複数のメディア・スクリーンを有することができる。複数のメディア・スクリーンを備えるメディア・ブックの場合、ユーザは、複数のタスク、例えば、ファイル操作、コンテンツのブロードキャスト、双方向会話の実行、および参照情報の表示を同時に遂行することができる。
図12Aでは、イメージ1202は、番号1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、および11が振られている11カ所を示す「開いている」メディア・ブック・デバイスであり、埋め込まれたメディア・スクリーンがデバイス上に表示されうる。いくつかの実施形態では、メディア・ブックは、イメージ1201に示されているような開いているデバイスの上半分から配備されるフリップアウトまたはカートリッジ・リリースの1つまたは複数のメディア・スクリーンと、イメージ1202に示されているものなどにおける開いているデバイス上のどこかの埋め込まれている1つまたは複数のメディア・スクリーンの両方を備えることができる。それに加えて、いくつかの場合において、メディア・スクリーンは、メディア・ブック・ラップトップ・コンピュータの下半分からリリースされたカートリッジであり、デバイスの各部に埋め込まれたメディア・スクリーンを有することができる。それに加えて、いくつかのバージョンのメディア・ブックは、親指またはそれ以外の指の指紋を介してコンピュータ・ユーザを識別し、そのユーザがコンピュータ・システムに「ログイン」するか、または他の何らかの形でデバイスにアクセスできるようにするために、バイオメトリック・スキャニング機能を有するメディア・スクリーンを備えることができる。さらに、前述のタッチスクリーン機能は、さまざまなメディア・ブック実施形態に見られるメディア・スクリーンにも適用することができる。
図12Aでは、イメージ1203および1204は、1つまたは複数のカートリッジ・リリース式メディア・スクリーンがデバイス内に引っ込められるカートリッジ・ベースのメディア・スクリーン技術を有する閉じられているメディア・ブック・ラップトップ・コンピュータを示している。イメージ1203は、閉じられたメディア・ブックの正面図を示しており、メディア・スクリーンは、カートリッジ・メディア・スクリーンが「開」位置にある、CD(登録商標) Rom/DVD(登録商標)ドライブとまったく同様のボタンによってリリースされたときに、デバイスの上半分の中に、特に上半分の上側に、引っ込められる。イメージ1204は、引っ込められた位置にあるデバイスの側の一方の側に、カートリッジ/挿入メディア・スクリーンを備えるメディア・ブックを示している。これは、操作されたときに、ラップトップ・コンピュータのモニタの半分、または上半分の側にメディア・スクリーンを跳ね出させるリリース・ボタンも有する。リリース・ボタンは、バネ仕掛けのメカニズム、またはCD(登録商標) ROMもしくはDVD(登録商標)ドライブなどの類似のシステムに従来から備えられている他の何らかの張力で駆動されるロックして配置するシステムとすることができる。カートリッジ/挿入メディア・スクリーンの目的の1つは、洗練されたメディア表示機能を提供することとは別に、空間効率が高くなるように配備されない場合にメディア・スクリーンを保護することである。他のデバイスと同様に、メディア・ブックの1つまたは複数のメディア・スクリーンは、限定はしないが、イメージ、デザイン、色、パターン、コンピュータ・ファイル、テキスト、スライドショー、ビデオ、動画、ソフトウェア・アプリケーション、オーディオ、サウンドを一体化したイメージ、アートワーク、ブロードキャスト、インターネット・ソースからのストリーミング・コンテンツ、インターネットまたはファイル・ソースからの静的コンテンツ、特定のパートナまたは指定されたアプリケーション・ソースからのコンテンツ、ビデオ・ゲーム機ソースからのコンテンツ、パーソナル・コンピュータ・ソースからのコンテンツ、および他の関連するデータから本質的になるメディアを表示することができる。
図13Aは、開いているラップトップ・コンピュータ実施形態、メディア・ブックを示しており、二人の個人が会話をインターネット経由で行える機能性を高めるためにラップトップを使用して人のイメージを伝送し、場合によってはそれを別の場所の同様に有効化されているデバイスに送信できるようにラップトップの上部にカメラレンズが挿入されている。図の上部に示されているカートリッジ・リリース式またはフリップアウト式メディア・スクリーンは、この仮想的な例でコンピュータ・オペレータが話している相手を示している。メディア・モニタ、メディア・ブック、およびメディア・メイトなどのいくつかのデバイスは、向上された双方向の会話または通信連絡を円滑にすることができる埋め込まれたカメラ要素を備えることもできる。これらの場合において、カメラは、データ収集の場でイメージを取り込み、その情報を、1つまたは複数のメディア・スクリーンが専用アプリケーションまたはソフトウェア・プログラムを介してイメージを投影することができる場所を含む送信先に送信することができる。同時に、個人が、自分のメディア・スクリーン上に他の人のカメラまたはビデオ・キャプチャ要素によって取り込まれたイメージを表示することができるが、これは、二人の個人が会話ブロードキャストに参加することができることを意味している。これら双方向機能は、個人、グループ、または同様に有効化されているメディア機能を持つデバイスおよび/またはプログラムを有する個人とのさらに大きな「チャット」セッションとのやり取りを円滑化することができる。カートリッジ・リリースされる、またはフリップアウトする画面も、いくつかの実施形態においてデバイスの側部から配備することができる。カメラをデバイス内の別の場所に組み込むこともでき、これは開いているラップトップ・コンピュータの上半分の真ん中になくてもよく、またメディア・メイトなどの他のアタッチ・メントの一部であってもよい。カメラは、コンピュータ・システム・オペレータの識別子として使用することもできるが、これは、カメラ要素が親指もしくは指の指紋を読み取るメディア・スクリーンと連携して、またはそのメディア・スクリーンとは独立して、ユーザの顔をスキャンすることができることを意味している。
図14Aは、メディア・モニタの2つのイメージを示している。イメージ1401は、上部および2つの側部などのメディア・スクリーンが取りうる3つの場所を持つ標準デスクトップ・メディア・モニタを示しており、これらの位置はイメージ1401内の番号1、2、および3に対応している。これらのメディア・スクリーンは、カートリッジ挿入物、フリップアウト・モデル、または事前加工されているスロット内に差し込まれるアタッチメントとすることができる。いくつかの実施形態では、イメージをイメージ1401内の位置4、5、および/または6などの別の場所に伝送するためのカメラ技術を備えることができる。イメージ1402は、1つ、2つ、または3つのメディア・スクリーンを有することができるデスクトップ・メディア・モニタを拡大して示している。いくつかのメディア・モニタは、カートリッジ・リリース式メディア・スクリーンに加えて埋め込み定位置メディア・スクリーンも有することができる。また、いくつかの実施形態では、カートリッジ・リリース式メディア・スクリーン、フリップアウト式メディア・スクリーン、または埋め込みメディア・スクリーンを、メディアを表示するためにメディア・モニタの底部に最も近い位置にあるユーザ/オペレータに面する側である底部に、または底部の近くに、または底部の一点に貼り付けることができる。
メディア・モニタには他の実施形態もありうる。例えば、メディア・スクリーンを、メディア・モニタのフレーム内に組み込まれている、USBなどの事前製作されているコンセントに取り付けることができるが、これは、給電、接続、および定位置表示のためにデバイスに差し込まれることを意味する。このアタッチメント・タイプの構成のいくつかの実施形態では、メディア・スクリーンは、まっすぐな、または角度が付けられた、または曲げることができる延長装置の端部に貼り付けることができ、その際に一部が無線で通信することができ、他は前記装置を介して給電される。延長装置は、ホスト・デバイス内に接続する少なくとも1つの支柱を備えることができ、これは、全長の1/4インチから10インチまでの任意の長さ、またはそれらの間の任意の値とすることができる。いくつかの実施形態では、延長装置は伸縮自在であってすらよく、ユーザは接続されているメディア・スクリーンの長さ、さらには角度も変更することができる。さらに他の実施形態では、特別なメディア・メイトを正規のコンピュータ・モニタに、または誰かのデスク内またはその周りの他の場所、ワークステーション、またはコンピューティングの場所に、デバイスを各自の判断で何かに貼り付けることを可能にするクリップ、スリーブ、または連動アタッチメント・システムによって外付けすることができる。これらのアイテムは、無線で、またはケーブルもしくは電線を介してCPUまたはメイン・コンピューティング装置と通信することができる。例えばフラット・スクリーン・カテゴリでは、メディア・モニタ・デバイスもありえ、1つまたは複数のメディア・スクリーンは、見ることができるように、カートリッジ・リリース・タイプであるか、またはメイン・コンピュータ・モニタの背後のちょうつがいの付いている位置から「フリップアウト」する。
図15Aは、デバイスのケースの外側にあるメディア・スクリーンとともに使用可能にされている、ラップトップ・コンピュータ、メディア・ブックの3つのイメージを示している。イメージ1501は、メディア・スクリーン上に「$100 Rebate」と出ている閉じられたラップトップの上面図を示している。これは、メーカがユニットを小売店に送る仕方、または小売店が販売のためユニットを表示する仕方であるものとしてよく、これにより、棚にあるユニットに注意を引きつける。イメージ1502は、とりわけラップトップの外側にメディア・スクリーンを配置して企業ロゴをライトアップするためにメディア・スクリーン技術を仮想的にライセンスしたメーカDELLのロゴを持つ半開のメディア・ブック・ラップトップの上面図を示している。イメージ1503は、半開位置にあるメーカ・ブランドでないメディア・ブックの上面図を示している。これは、外部の外側ケースにメディア・スクリーンを配しており、ユーザが、スーパーマンのロゴをそこにダウンロードした。3つのイメージ1501、1502、および1503はすべて、メディアを表示することを目的としてメディア・スクリーンがメディア・ブックの外側に出現し、デバイスの外側の別の場所の、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、またはそれ以上の場所に埋め込むことができることを示している。使用時、輸送中、また通常の摩耗および破れでひどい傷が画面につかないように画面を保護するために、外付けされるメディア・スクリーンを表面と同一平面となるように挿入するか、またはメディア・ブックの硬質プラスチックもしくは保護外面の下にはめ込むか、または沈めることができる。あるいは、いくつかの実施形態では、目立たせるために少し高くすることできる外付けメディア・スクリーンを備えることができる。さらに、いくつかの実施形態では、調整可能なメディア・スクリーンもさらに備えることができ、これは、配置される場所からフレームの表面に関して盛り上げるか、または下げることができる。最後に、イメージ1501および1503内のメディア・スクリーンは、イメージ1502のとは異なる、イメージの配向、または回転を示している。特に、単語「rebate」がラップトップ・コンピュータのちょうつがいメカニズムのある側に最も近いと仮定すると、Dellのロゴのイメージの上部、イメージ1502は、イメージ1501内のメディア・スクリーンと回転に関して180度異なる。言い換えると、また本出願の別のところで指摘されているように、メディアは、1つまたは複数のメディア・スクリーン上に配置するためにユーザのコマンドまたは判断によって任意の方向に回転または配向されうる。
図16Aは、半開のメディア・ブックの上から見た4つのイメージを示している。イメージ1601は、番号1、2、3、4、5、6、7、8、および9が振られている9つの異なる場所を示しており、1つまたは複数のメディア・スクリーンをメディア・ブックの外部ケースの最もよく見える部分、または上半分もしくはカバー上にメディアを表示する目的で配置し、挿入し、および/または埋め込むことができる。イメージ1602は、番号1、2、3、および4が振られている4つの異なる場所を示しており、メディア・スクリーンをメディア・ブックの下半分の後ろ側に配置することができる。イメージ1602に示されているこれらのメディア・スクリーンは、製品シリアル番号およびデバイスの原産国および/または所有者もしくは発行者の素性に関係する他のデータなどの名前識別または所有権指定を含む、メディアの表示/再生/投影のいくつかの目的のために使用することができる。イメージ1603は、いくつかの実施形態において、メディア・ブックの外部シェルまたはケースの大半が、イメージ、色、および/またはメディア、この場合は、Hewlett-Packardのロゴを表示することができることを示している。これは、識別子メディア・スクリーンを有し、デバイスの後側の下半分の側部コーナーに「ID Here」と書かれている。イメージ1604は、識別を目的としてメディア・スクリーンを配備することができる他の方法を示しており、そこでは、電子メール・アドレス「JohnDoe@apple.com」がデバイスの背面に配置されている後部取り付けメディア・スクリーン上にリストされており、デバイス(1604)は、組み込まれており、選択された1つまたは複数のイメージ、この場合は、スーパーマンのロゴとその上にある星形のデザインを照らすことがきできる外側上半分にメディア・スクリーンを有している。また、イメージ1601、1602、1603、および1604に示されているメディア・ブックの1つまたは複数の可能なメディア・スクリーン配備/配置は、メディア・ブックの1つまたは複数の実施形態における可能な組み合わせのどれかで構成されうる。1つの潜在的デバイスは、メディア・ブックの内側と外側の両方に組み込まれた20個またはそれ以上の数のスクリーンを有することができる。例えば、1つまたは複数のメディア・スクリーンをメディア・ブックのキーボード、モニタ画面を囲む領域内、デバイスの外側カバーの両面、ちょうつがいが開閉するデバイスの後部の領域、およびメディア・ブックまたはラップトップ・デバイスが閉じられたときに見える3つの他の側部に貼り付けることができる。さらに、モニタ画面の周りでラップトップが開いているときに見えるフレームの大半または全体は、Marvel Comicsのような特定の事業体のブランドが付けられ、発行されているデバイスの場合などにおいて、選択された、または指定されたプロバイダからのダウンロードまたはストリーミング・コンテンツを割り当てられたさまざまなメディアで活気づけることができる。
説明されているように、イメージ1602、1603、および1604の要素は、メディア・スクリーンが個別のデバイス所有者、会社もしくは任意のタイプのブランドなどのデバイス発行者に対する識別マーカーとして働きうる。識別子メディア・スクリーンは、デバイスの底部などの離れているスポットに対して隠すことができるか、またはデバイスの上部、または最も処置されている側などに目立つように表示することができる。この目的のために使用される1つまたは複数のメディア・スクリーンを減光するか、またはオフにすることで、名前および/識別情報は、永久的に点灯しないか、またはデバイス所有者の選択、または特別なコマンド・キーのみによって点灯する。デバイスの他の実施形態の場合のように、メディア・スクリーンは、1/4インチ×1/4インチから1インチ、2インチ、3インチ、4インチ、5インチ、6インチ、7インチ、8インチまたはそれ以上の寸法を有するサイズまでの大きさとすることができる。他の出願の場合と同様に、表示する1つまたは複数のメディア・スクリーンは、任意の形状をとることができ、配置をしやすくするためにデバイスの表面から盛り上げるか、はめ込むか、またはオフセットすることができる。いくつかの場合において、アカウント管理システム、特別なコマンド、またはコマンド・キーを介してアクティブ化される関連するオーディオ機能を備えることができる。1つまたは複数のメディア・スクリーンをブレンドしてデバイスの設計に組み入れ、点灯していない場合にメディア・スクリーンの素性を隠すようにできる。ユーザは、ユニットの電池を介してディスプレイの1つまたは複数のメディア・スクリーンに給電するか、またはいくつかの実施形態では、この識別子メディア・スクリーンは、メディア・ブック内に隠されているが、ラップトップ・ユニットそれ自体が壁コンセントなどの外部電源から電気を引き込んでいるときに充電することができる独立した専用電池を備えることができる。それに加えて、特別な接続、ボタン、コマンド・キー、または挿入孔があってもよく、誰かがデバイスの残り部分に供給可能な電力の助けを借りずに1つまたは複数の識別子メディア・スクリーンをアクティブ化することができる。この独立の、および/または特別な状況のアクティブ化アクセスを行うことで、潜在的に、デバイスの素性が明確でない場合に個人がデバイスを管理している所有者、発行者、または事業体を判定することができる。識別子情報は、いくつかの態様において、その内容のアクセス、変更、または改変がデバイスの所有者にのみ許されるようにパスワードで保護されるか、または暗号化されうる。この保護された識別帰属は、アカウント管理システム、ソフトウェア・インストール/セットアップにおいて、デバイスの販売または保管の連鎖内にある発行者、メーカ、または任意の適切な当事者によってなされうる。
図16Aのイメージ1603は、メディア・スクリーン技術が再販売、バンドル、または他の商用業務を目的として他のメーカにライセンスされうることを示している。そのような場合、デバイスは、ロゴ配置、レタリング、特徴、またはカスタマイズもしくはブランド付きのコンテンツ配信の事項に関して、顧客の仕様書に従ってブランドを付けることができる。例えば、Hewlett Packardは、技術をライセンスし、ロゴを備えるメディア・スクリーンを製品に装備するか、ロゴの形状でメディア・スクリーンを製造してそれらを1つまたは複数のデバイスに取り付けることができる。この仮想的な関係において、Hewlett Packardは、電力を投入されたときに点灯するHPロゴの形状とり、同じラップトップ・コンピュータの内側にある、外付けされたメディア・スクリーンを有するメディア・ブック・ラップトップ・コンピュータを製造することができ、ユーザは、カートリッジ・リリース式メディア・スクリーン、さらにラップトップの内側フレーム内に埋め込まれている1つまたは複数のメディア・スクリーンにもアクセスすることができる。ライセンス供与および他の商業関係は、デバイス上の特徴の問題、さらにはデバイスのさまざまな実施形態について、対応するアカウント管理システムにおいて、開発されたアプリケーションに関連するものとしてよい。デバイスのバリエーションは、異なるタイプのマイクロ・プロセッサ、メモリ、表示解像度特性、および性能構成/基準に従って提供されうる。
メディア・ブックは、任意のサイズおよび形状ものとすることができ、論理的な実施形態は正方形および長方形である。いくつかの場合において、メディア・ブックは、卵形、またはそのデザインが美的であるか、人間工学的であるか、またはロゴ、イメージ、または見慣れた物体などのアイコンに似せてデザインされたものとすることができる多辺形とすることができる。メディア・スクリーンは、正方形、長方形、卵形、三角形、または図16Aに示されているようなロゴ、キャラクタ、もしくはアイコンの仕様で切断/デザイン/整形されるものとすることもできる。例えば、Dellは、NFL(National Football League)と提携し、さまざまなラップトップの、つまりメディア・ブックの製品上でフランチャイズおよびそのチーム・ロゴおよび/またはNFLシールド・ロゴの配色を特徴とした一連のフットボールをテーマとするメディア・ブックを製作することができる。1つの仮想的なDell-NFLメディア・ブックは、オークランド・レイダーズの有名な眼帯ロゴを表示することができるメディア・スクリーンがあり、および/またはメディア・スクリーンをメディア・ブックの外側カバーまたは内側開放部分のいずれかにチーム・ロゴの形状で製造することができる、銀色/黒色の配色を特徴とすることができる。レイダーズ-Dellのライセンス認可関係の例では、メディア・ブックまたはメディア・ブックの一部分の周に配された銀色と黒色のストライプである、または提案されているデバイス上に配置される他の類似のブランド設定成果であるメディア・スクリーンもありうる。
デバイスのメディア・スクリーンは、4辺すべてにおいて、1辺当たり1/4インチから1/2、3/4、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12インチまたはそれ以上の大きさ、また設計されたデバイスが対応できるようなその間に入るサイズ範囲のすべてとすることができる。例えば、図17Aでは、イメージ1701に示されているメディア・マウスは、3つのメディア・スクリーンを有する。1番の第1のメディア・スクリーンは、1/4インチの等しい4辺を持つ正方形である。2番の第2のメディア・スクリーンは、1/2インチの等しい4辺を備え、3番の第3のメディア・スクリーンは、1 1/2インチの等しい4辺を備える。メディア・スクリーンは、1つまたは複数のデバイスに貼り付けるか、または埋め込むことができ、メディア・スクリーンは、デバイスの輪郭またはデザインに合わせ平坦であるか、湾曲しているか、または丸みを帯びており、多くの場合、デバイスのプラスチック・シェルまたは支持フレームで囲まれている。1つまたは複数のメディア・スクリーンは、1/4インチから12インチまでの範囲の任意の長さ、幅、または高さを有することができ、LCD(液晶ディスプレイ)、LED(発光ダイオード)、OLED(有機発光ダイオード)技術または他の投影/表示伝送技術を利用することができ、この技術は、限定はしないが、ガラス、プラスチック、プラズマ、有機分子、有機化合物、ポリマー、および/またはアクティブもしくはパッシブ・マトリックスでの表示、または他の形態の画像表示を円滑にすることができる他の投影/表示能力を有する材料もしくはコンポーネントから本質的になる群から選ばれた材料を利用する。メディア・スクリーンは、正方形、長方形、円形、三角形、球形、立方体、ピラミッド形、ダイヤモンド形、星形、盛り上げた形、四面体、卵形、楕円形、台形、平行四辺形、五辺形、六辺形、七辺形、八辺形、九辺形、もしくは十辺形とすることができる。イメージ1702は、陰影で表されている、4番のプラスチック領域で囲まれている「停止」標識の、5番の8辺を持つメディア・スクリーンを備えるメディア・メイトを示している。イメージ1703では、月と日を表示する仮想的なメディア・モニタは、6番の月に対する長方形のメディア・スクリーンおよび7番のその月の各日のメディア・スクリーンを有する。イメージ1704は、メディア・キーボード上に示されているようなメディア・スクリーンの2つの他の形状、8番の有名なオリンピックの五輪および9番の三角形の「譲れ」標識を示している。
いくつかのメディア・ブック実施形態では、スクロール操作に使用されるマウス・タッチ・パッドはメディア表示空間でもありうる。メディア・コンテンツ表示機能も、キーボードの背景技術として特徴付けられうる。それに加えて、ユーザがメディア・スクリーン、またはメディア・ブックの他の部分を損傷した場合、いくつかの場合において、これを、コンピュータの他の機構部分を交換するのと同様にして交換することができる。例えば、メディア・スクリーンに段差ができたり、ひっかき傷がついたり、摩滅した場合に、洗浄、メンテナンス、交換、またはアップグレードのために取り外すことができる。
図18Aに示されているように、いくつかのデバイスは、メディア・モニタ、またはメディア・ブックなどの他のデバイス内に直接差し込むことができる。イメージ1801において、メディア・スクリーン・メディア・スクリーン1は、開いているメディア・ブック3の上半分の2に差し込まれる。イメージ1801において、接続は、例えば、USBによるものとすることができ、この場合、メディア・スクリーンは、ラップトップまたはメディア・ブック内への差し込みから電力を引き込み、接続を行うことができる。1つまたは複数のメディア・スクリーンは、メディア・ブック上の特定の配置に限定されず、任意の辺に配置することができ、また表面と同一平面内で差し込むか、基部から延長するか、または特定のメディア・スクリーンの設計に応じてまっすぐであるか、角度を付けられるか、または曲げられる延長支持構造物の端部に配置することもできる。いくつかの実施形態では、メディア・スクリーンは、交換可能なものであり、さらには使い捨てであってもよい。メディア・スクリーンは、Bluetooth(登録商標)などの技術を介して無線通信することもできる。イメージ1802において、メディア・スクリーン4は、その支持メディア・メイト基部6の5に差し込まれる。いくつかの実施形態では、このメディア・メイトは、USB、電池、または壁コンセントなどの独立の電源から電力の供給を受けることができ、またCPUおよび/または他のコンピューティング・デバイスと無線通信することができる。イメージ1803において、メディア・スクリーン7は、フラット・スクリーンのメディア・モニタ9の8に差し込まれる。デバイス内に差し込むことによって、新規デバイスは、他のデバイスから電力を引き込むことができ、また接続部を介した配置から剛性の高い構造支持をもたらし、これは類似の目的を達成する従来のUSBマルチピンまたは他の何らかのメス-オス・バージョンの接続であろうとなかろうと関係なくなされる。一方のデバイスを他方のデバイスにこのように差し込むことは、これらの図面に示されているデバイスに限定されず、また図18Aに示されているデバイスに示されている領域にも限定されない。メディア・スクリーンがデバイス、ラップトップ、およびコンピューティング・システム(ネットブック、ハンドヘルド、ビデオ・ゲーム・プレーヤ、PDA、および他の類似の製品を含む)に取り付けられるいくつかの実施形態では、これらは、他の設計における別の場所に配置され、ユーザにとって視覚的に有利な位置に配置できるように構造の末端にメディア・スクリーンが配置される拡張技術を備えることができる。例えば、画面を細長い延長部材の端部に取り付けることができる。画面は、任意の所望の方向に回転可能なように取り付けることもできる。
いくつかのメディア・スクリーンは、デバイスの利用可能な目に見える露出表面領域の全体を含むか、またはデバイスの目に見える露出表面の一部のみを含むことができる。いくつかのデバイスは、複数の領域、象限、またはターゲット表示領域に分割することができ、これらは特定のデザイン、ダウンロード、または個人化された表示もしくはコンテンツ配信のための他のタイプの伝送、ブロードキャスト、もしくはメディア選択に関してユーザによって選択される。
個人化の特定の例では、図2A、3E、および3Fに表されているデバイスは、例えば、4つの部分に分割され、左クリック・ボタン、右クリック・ボタン、基部、および左/右クリック・ボタンの真下のメイン・シェルは、4つの異なる表示領域であり、デバイスを個別にまたは任意の組み合わせでアクセス可能な4つの独立したメディア・スクリーン領域もしくは象限に効果的にコンパートメント化する。例えば、ユーザは、1つの異なる色を各象限に送ることによって多色デザインを作り、デバイス全体に「サイケデリック」な外観を与えることができる。他のオプションは、サイケデリックなテーマを表す既存のイメージまたはファイルにアクセスし、それをデバイス全体またはユーザが選択するメディア・スクリーンの任意の組み合わせに割り当てるか、またはダウンロードすることであるものとしてよい。サイケデリックなデザインをデバイス上に表示する他のオプションは、それを、ユーザが自分のアートワークに対するペイント、描画、アセンブル、混合、または他の何らかのデザインを行ってファイルまたはフォルダに保存し、次いで、ユーザの判断でターゲット・デバイス上に表示できるアプリケーションである、アカウント管理ソフトウェアの「作成」機能でデザインすることである。
デバイスのアカウント管理システムは、パスワード保護することができ、またデバイス・ユーザがメディア・ブック・ラップトップ・コンピュータまたはメディア・マウス、メディア・キーボード、メディア・モニタ、およびメディア・メイトなどのコンピュータ周辺機器に関係するワークスペースもしくは領域の個人化、装飾、もしくは飾り付けを行う機能を有利に改善することができる。同じアカウント管理システムは、オープンソース環境におけるユーザ・コミュニティ、ライセンスされている開発者、さらに、専用のアクセス可能な、ダウンロード可能なアプリケーションを書き、デバイスをユーザの管理下に置くための作業の組み合わせによってコンテンツを配信することを望んでいる会社によって有機的に作成されるアプリケーションを特徴付けることができる。例えば、eBayは、自社のユーザがオークション、入札、支払い、製品、取引、プロモーション、イベント、および他の企業特有の活動を追跡することができるようにするアプリケーションを開発することが可能である。eBayは、専有プロセスまたはコミュニティ・ベースの活動に合わせて特に構成されている自社の一連のライセンス付きデバイスを販売することする可能である。言い換えると、eBayは、デバイスに特定のアプリケーションをプリロードし、それらのアプリケーションを自社サイト上のダウンロードを介して提供し、eBayチャネルまたは提供物を通じてデバイスを取得していないデバイス所有者間の使用を促進することも可能である。同様に、他のサービスベースの企業およびコンテンツ・プロバイダは、プロセスを対応デバイスの1つによって提供される配信チャネルにマージする機会を利用することが可能である。システムは、表示対応エンティティを一緒に、または別々に管理することができる。いくつかの場合において、これを、オーディオなどのコンピュータ・システム上の機能に統合するか、またはMicrosoft Word(登録商標)、Photoshop(登録商標)、ビデオ・ゲーム、および他のソフトウェア・パブリッシャの提供物などの他のポピュラーなアプリケーション・プログラムに関して開発することもできる。ソフトウェアは、インターネット・ソースを介して、デバイスにバンドルされているCD(登録商標)を介して、またはドライバ、または関連するライセンス付きドライバがコンピュータのオペレーティング・センターおよび/またはCPU上にすでにインストールされているOEM関係から送ることができる。それに加えて、デバイスは、インターネット・ソースからの更新を介して、またはCDなどの従来の方法を用いて、利用可能な継続的リリースによって更新されうる。いくつかの場合において、デバイスはどれも、必要なソフトウェアおよび関係する更新を格納し、CPUによって接続され検出された後転送により対応するアカウント管理システムに送ることもできる。管理ソフトウェアは、ショートカットを含む、デスクトップ・アイコンでセットアップすることができ、および/またはオペレーティング・システムを実行するコンピュータの左下にあるMicrosoft(登録商標)の「スタート」アイコンでアクセスされるような、従来のオペレーティング・システムの管理カテゴリに配置されている。それに加えて、メディア・マウスも、「右クリック」コマンドキーにプログラムされているシステム管理コマンドを有することができる。
他の実施形態では、メディア対応デバイスは、CPUがコンテンツ表示のためにメディア・デバイスを自動的に構成できるようにする初期接続の後、情報をCPUに提供することができる。例えば、CPUは、デバイスから操作命令を受け取ることができる(オペレーティング環境と互換性のあるオブジェクト・コード、またはjavaもしくはC#などの高水準の、プラットホーム独立の命令セット、またはシステム側でサポートすることを選択しているさらに高水準の言語の形態で)。この実施形態では、ホストCPUとメディア・デバイスとの間の初回接続の後、ホスト・システムは、メディア・デバイスに命令を要求し、次いで、これは、メディア・デバイスによってホスト・システムに転送される。次いで、ホスト・システムがこれらの命令の実行を開始する。一実施形態では、これらの命令により、ホスト・システムは、メディア・ディスプレイに対するコンテンツを取り出し、それを適宜表示し始める。あるいは、これらの命令により、システムは、インターネット・サイトからより完全な命令セットを取り出すことも可能である(例えば、命令の中で指定されているURLを介して)。これにより、ホスト・システムは、例えば完全なアカウント管理システムをダウンロードすることができ、その後このシステムはホスト・デバイス上にインストールされる。次いで、アカウント管理システムは、前の実施形態と同様にメディア・デバイスを制御する。
代替実施形態では、メディア・デバイスそれ自体からは命令がダウンロードされないものとしてもよい。その代わりに、メディア・デバイスは、単純に、「ブートurl」をシステムに供給することができる。このブートurlは、システムが一番最近の命令セットを取り出せるロケーションを指定する。次いで、ホスト・システムは、そのurlで指定されたロケーションから命令をダウンロードすることができる。この実施形態は、メディア・デバイス上の静的にハードコーディングされている命令を排除し、メモリ空間を解放し、前の実施形態と比べてメディア・デバイスのコストを低減するという利点を有するものと考えられる。それに加えて、この実施形態では、一番最近のバージョンの命令が確実にダウンロードされるようにすることができるが(ブートurlで常に利用可能であるものとしてよいから)、メディア・デバイス上に静的に格納されている命令は古くなり、ユーザが命令におけるすでに知られている是正された製品欠陥に遭遇する可能性が高まる。この実施形態には、命令が取得されるようにメディア・デバイスが最初に接続されたときにインターネット接続が必要になるという不利な点がある。しかし、所与のほとんどのメディア・デバイス・コンテンツは、インターネットをソースとするものであり、これは比較的小さな不利な点である。
代替実施形態では、メディア・デバイスが接続後に「デバイス識別子」をホスト・システムに送信することを規定している。デバイス識別子は、メディア・デバイスの特定のモデル(例えば、Cyberdine Systems, Inc.社のT1000)、または特定のメディア・デバイスのいずれかを(シリアル番号または類似のものを含めることによって)一意に記述することができる。ホスト・システムには、独立した手段を通じて、デバイス識別子によって識別される特定のメディア・デバイスを管理するように特に設計されうるアカウント管理システムがインストールされている。初期接続後に、メディア・デバイスとその一致するアカウント管理システムとの間の関係を確立することができる。次いで、アカウント管理システムは、メディア・デバイス上へのコンテンツの表示を即座に開始することができる。いくつかの実施形態では、アカウント管理システムのインストールおよびホスト・システムへのメディア・デバイスの接続のシーケンスは重要でない場合があることに留意されたい。アカウント管理システムとその一致するメディア・デバイスとの間の接続は、アカウント管理システムが最初にインストールされるか、またはメディア・デバイスが接続され、次いでアカウント管理システムがインストールされる場合に、実行されうる。
アクセスされるか、または開かれた後、アカウント管理ソフトウェア・システムは、ユーザに対して、デバイスの特性、セキュリティ・データ、オプションを表示し、変更を行い、アプリケーションをオーダーし、アラートをスケジュールし、リストを管理し、機能を実装し、オファーとクエリに応答し、ファイルの作成および編集を行い、デバイスの能力の調査およびレビューを行い、そのオペレーションを使用し、および/または理解するうえでの助けを得る機会を提供することができる。いくつかの実施形態では、オペレータは、ユーザ・リファレンスまたはヘルプ・チュートリアルが特定のデバイス内または特定のデバイス上のメディア・スクリーンに表示されるよう指令することができる。デバイスのアカウント管理システムは、直観的であり、ユーザが行うデバイスのインストール、構成、プログラミング、および操作を補助するための視覚、テキスト、およびハイパーリンクによる混合ガイドを特徴とするものとすることができる。例えば、システム・ユーザがデバイスにアクセスすることを望んでいた場合、システム・ユーザは、オンライン・アカウントにログインするか、またはコンピュータにロードされているソフトウェア・プログラムを開き、次いで、表示されうる、メディア・マウス、メディア・キーボード、メディア・モニタ、メディア・ブック、メディア・スクリーン、および/またはメディア・メイトなどの、関連するアイコンから1つ選択することができる。アカウント管理システムにおいてデバイスを選択することができる他の方法は、「チェックボックス」システムを利用するものであり、そこでは、デバイス・ユーザ/オペレータは、単に、個人化作業、例えば、メディア割り当てまたはダウンロードまたはブロードキャスト有効化およびスケジューリングのために構成し、ターゲットにしたいデバイスの隣のボックスに「チェック」を入れるだけである。さらに、デバイスのビデオ・ユーザ命令を前記デバイスのうちの1つのデバイスのメディア・スクリーン上に表示し、その機能のプログラミング、操作、および/または利用を補助することができる。それに加えて、類似の命令機能を実行することができ、その場合、ユーザは、関係のないプログラムもしくはアプリケーション、例えばMicrosoft Excel(登録商標)の「テクニカル・サポート」を、メイン・コンピューティング装置上でMicrosoft Excel(登録商標)ファイルの作業を行いながら複数のデバイスのうちの1つのデバイスのメディア・スクリーン上に表示またはブロードキャストする。
アカウント管理システムで表示され、および/またはアクセスされる他の操作アイコンは、説明「統合システム」または何らかの類似のものとともにシステムと一緒にリンクされるデバイスを示すアイコンとすることができる。統合システム・アイコンが現れると、これは、オペレータが1つ、2つ、3つ、4つの接続されている同様に有効化されているデバイス、またはその任意の組み合わせに対する設計作業を開始することができる構成を選ぶことができることを意味する。この結果、ユーザはコンテンツ管理システムを介して周辺機器のすべてをテーマにそって統合することができる。例えば、タイガー・ウッズのファンは、メディア・モニタの使用可能にされている周囲に「パラパラ漫画」アプリケーションによるミスター・ウッズがゴルフ・クラブを振るメディア・ファイルを置き、メディア・キーボード上の背景としてタイガーの有名なガッツポーズの静止画を表示し、メディア・マウスのメディア・スクリーン上にタイガーのロゴを表示し、これまでのショットとパットのメディア・メイト・ストリーム・ハイライトを持つことができる。次に、タイガー・ウッズ、またはそのライセンシーの1人が、コンテンツをさまざまな表示対応デバイスに提供することが可能であり、さらには、コンテンツ形態と特別な配信機会の提案統合を行うことさえ可能である。他の抗しがたい個人化オプションにおいて、よく知られている愛国者のコラージュでメディア・モニタを縁取りすることによって7月4日を祝い、メディア・キーボードを背景表示機能を通じて星条旗のイメージに変えることができ、メディア・マウスは、その行事のために作成した愛国者イメージのスライドショーをメディア・メイトで実行しながらワシントン・モニュメントのイメージを表示することができる。他の機能としては、デバイスの任意の組み合わせをハローウィン・モード用に黒色とオレンジ色に、またはカリフォルニア大学バークレー校またはミシガン大学のファン用に濃紺色と金色に変えることができる。これらの色の組み合わせ技術は、デバイスのソフトウェア・オペレーティング管理システムでアクセスされ、いくつかのオプションからなるメニューにプリロードされるか、または作成およびデザイン・ツールを使ってユーザによってデザインされうる。
アカウント管理システムでは、デバイス・ユーザは、「作成」機能を利用することができ、この場合、イメージが描画され、編集され、考案され、またはデジタル処理で構成されうる。「作成」モードでは、ユーザは、既存の画像またはイメージ内に挿入されうる作品のファイルを設計または開発することができる。例えば、人は、撮像してイメージを形成し、そのイメージに背景色、またはテーマを適用し、本質的に、イメージ、ファイル、またはドキュメントを色、他のイメージ、挿入物、および/またはそのような追加の組み合わせで層化することができる。例えば、誰かがセントバーナード犬の写真を持っており、スイスにある有名なマッターホルンの山頂の背景イメージをその写真の背後に入れたい場合、マッターホルンの写真を新規イメージのベース写真として使用し、次いでセントバーナード犬の写真をその前に入れるか、またはその上に「置いて」、2つのイメージを効果的に層化して1つのイメージを作り出すことができる。それに加えて、樽の写真を見つけて、アイコンの犬の首の回りに「置かれる」ように編集し、これで、3つのイメージを層化して1つのイメージを生成することになる。言い換えると、ターゲット・デバイスの1つまたは複数のメディア・スクリーン上で表示/再生することができるアートワーク、イメージ、およびメディアに対する編集方法およびオプションが多数あるということである。イメージを選択し、イメージに追加物を挿入するか、またはそこから物を削除する機能は、いくつかの実施形態では、ソフトウェア・アカウント管理システムの「作成」および「編集」の両方のモードで実行されうる。「背景」および「前景」などの一般的な用語を使用して、デバイス・オペレータによってデバイスに適用されるメディアをユーザが編集するのを支援することができる。所望のイメージまたはメディアのクリップがデバイスに満足のゆく形で送られた後、ユーザは、それを、アカウント管理システムを介してアクセスされうる、またはふつうのテキスト、イメージ、またはメディア・フォルダに格納されうる別のフォルダもしくはファイルに保存することができる。
アカウント管理システムに入ると、ユーザは、特に、browse、create、design、write、access Internet、download to、download from、edit、save、store、save as、insert、view、options、preview、print、send toなどの各種のコマンドもしくは機能を選択することができる。アクションが選択された後、ユーザは、メディアをプレビューするか、または編集するか、または1つまたは複数のデバイスに送ることができる。それに加えて、1つのメディアに対する直接的デバイス送り先の指示をユーザに出すことができる特別な「ショートカット」機能がありうる。これにより、ユーザは、対応する「browse」ボックスに進み、ユーザのコンピュータ上のソース、例えば、任意のドライブ、フォルダ、ファイル、ドキュメント、またはウェブ・ページなどの他のアクセス可能なソースから選択し、所望のコンテンツを選択して、デバイスに送ることができる。さらに、1つのメディアが、デバイスへの伝送のために識別されるか、または選択された場合、ソフトウェアが、アカウント管理システムの一部である視覚的プレビュー・アイコンに送ることができる。そこで、ホスト・コンピューティング装置のメイン・コンピュータ画面上で、ユーザ/オペレータは、それがターゲット・デバイス上に現れるとともにメディアを表示することができる。次いで、ユーザは、その1つのメディアを受け入れるか、拒絶するか、編集するか、または修正することができる。ユーザは、「プレビュー」ステップをバイパスして、メディア・スクリーン上に保存されるべき選択されたメディアを直接所望のターゲット・デバイスに送ることができる。
いくつかの態様において、アカウント管理システムにおけるコマンドに関する特徴を説明することができる。例えば、デバイスは、イメージを「スライドショー」で、または「パラパラ漫画」スタイルで表示することができ、これは、移動するように見え、エッフェル塔の建造などの活動、偉業、またはスケジュールを反映することができる順序付けられた一連のイメージである。「コラージュ」は、ユーザが、複数のイメージをデバイスに、ときには所定のレイアウトで貼り付けることを可能にするデバイスのどれかでアクセスすることができるコマンド機能であるものとしてよい。これらのイメージは、コラージュの事前作成された輪郭に合う領域内に挿入されうるか、またはランダムなコラージュ・デザインを創出するために互いの上に層化されうる。また、「movie」または「film」コマンド・オプションを使用することで、ユーザは、適宜使用可能にされているデバイス上に表示するために動画のクリップをアセンブルし、作成し、または編集することができる。同様に、アカウント管理システムにおける「mash-up」コマンドを使用することで、別々の形態のメディアを1つのイメージ、ファイル、または1つのメディアに統合することができ、また適宜有効化されたデバイスにダウンロードすることができる。
ソフトウェア管理システムの1つの特徴では、デバイス所有者は、プリロードされたコンテンツのインベントリから、ポピュラーな文書処理、芸術、写真、デザイン、ならびにデスクトップ・パブリッシング・アプリケーションおよび他の関係するソフトウェアにおいて見つかる「クリップ・アート」に類似していると考えられるものを選択することができる。これは、デモンストレーション形態で、視覚的形態で、または「自然」、「建築」、「動物」、「花」、および他の類似の一般的用語などのポピュラーなトピックスまたはテーマに対応するアイコンを通じてアクセスし、ナビゲートすることができる。他のプリロードされたコンテンツも、「世界の七不思議」、「世界の旗」、「オリンピック・ヒーロー」、および他の関心のあるトピックスなどのより具体的な主題またはカテゴリに対応することができる。他の重要な機能としては、表示、再生、または使用に関して、メディア・コンテンツ、ユーザ・ヒント、デバイス・オペレーション、ファイル管理、およびメディア統合のヘルプを探し、ソートすることができる基本的検索メカニズムが挙げられる。
デバイスのアカウント管理システムを使用することにより、デバイス・ユーザは、ソースの外部から、つまり個人から特定のデバイスへのメディアの伝送を受け取ることができる。これらの場合において、アカウント管理システムにより、ユーザはデバイスからの特定のメディアの送り先をメイン・コンピューティング装置および/またはCPUに指定し、メディアをディスク、ドライブ、ファイル、フォルダ、またはホスト・コンピューティング・システムに接続して、または稼働中に存在する他の記憶エンティティに保存することができる。それに加えて、デバイス・ユーザは、スポーツ・イベント、ニュース・ヘッドライン、ストック・ティッカー、またはRSSなどのライブ・フィードをデバイス、複数のデバイス、またはデバイスの特定のメディア・スクリーンにブロードキャストすることができる。登録するサブスクリプションもありえ、これに対して、ブロードキャストおよび/または動的ストリーミング・コンテンツなどのメディアをそれらが発生したときに特定の1つまたは複数のデバイスに送信することができる。例えば、個人が、仲介サービス、つまりフィナンシャル・メディア事業体から、1時間毎、または2時間毎または市場の開場および閉場のベルがなったときなどのスケジュールに従ってデバイス上のメディア・スクリーンに送られる自分の株式ポートフォリオの更新を持つことができる。言い換えると、ユーザは、各個別の株式、またはファンド、またはポートフォリオがユーザの選択した時刻にどのように取引されているのかを確認することができるということである。さらに、表示対応デバイスは、重視されているこのアプリケーションで特に開発することができるが、これは、メディア・メイト、メディア・マウス、メディア・ブック、メディア・モニタ、またはメディア・キーボードは、クライアントの注目する投資を報告することを目的として金融サービス関係会社によって開発されうることを意味する。このサブスクリプション・サービスは、パッケージ配信ビジネスを含む、任意のコンテンツ、ニュース、または通知タイプ・エンティティに適用することができ、また1つまたは複数のデバイスのアカウント管理システムにおいて管理し、アクセスすることができる。
これらのデバイスは、カレンダー設定、アラート、アラーム、および認識機能を1つまたは複数のデバイスが備えることを可能にする統合機能またはアプリケーションを有することができる。言い換えると、ユーザは、ユーザがスケジューリング・データを入力してアポイントメント、ミーティング、および時間に関係する、また他の何かに関係する他のマイルストーンをデバイスがユーザに思い出させることができるようにタイムキーピング機能をデバイスにプログラムすることができる。例えば、ユーザは、バッディー・システム、つまり、このアラートを目的としてターゲット・デバイスを指定する人に電子メールを送信した個人を識別する優先ユーザ・リスト・メカニズムを作成することができる。アクティブ化されると、ターゲット・デバイスは、電子メールを送信した個人に対応するイメージまたは他のメディア(例えば、オーディオ・サウンド)を提供することができる。例えば、Mr. John Doeの娘のJaneが、父宛に電子メールを出す場合、Jane Doeの写真がメディア・ブック上の特定のメディア・スクリーンを含むMr. John Doeの選択した1つまたは複数のターゲット・デバイス上にポップアップし、Mr. John Doeに、娘からの電子メールが自分宛に届いたことをアラートするようにできる。Janeの電子メールの着信は、Mr. DoeがJaneからの通信連絡に関連するものとして選択したロゴ、写真、イメージ、テキスト、コンピュータ・ファイル、楽曲、サウンド、またはこれらの任意の組み合わせなどの異なるアイコンによって表すこともできる。それに加えて、Mr. Doeは、そのバッディー・リスト機能に関して自分の選好をフィルタ処理することによって電子メール表示機能を特定のアドレスおよびIDに制限することができる。Mr. Doeは、アプリケーションまたは機能を完全にオフにして、思い出したときに、熟考した後に、またはそうしたい場合に完全に有効にすることもできる。
実施形態の他の変更形態は、デバイス上のメディア・スクリーンに、自分の一番最近の電子メールがリストされている電子メール受信トレイのウィンドウを提供させるものとすることができる。このアプリケーションの重要性は、ユーザが友人および優先連絡先のやり取りによってユーザがアラートされる仕方に加えて、1つまたは複数のデバイスの所有者に電子メールを送るものの合図を個人化することができるという点である。例えば、バッディー通知リストに載っている1人の人は、個人写真によって識別され、他の個人は、スポーツ・チームのアイコン・ロゴによって識別され、3番目の人は、鳴っているベルのような音に関連付けられ、4番目の人は、グランドキャニオンなどの有名な風景画、音とイメージの組み合わせなどに関連付けられうる。
それに加えて、これらのデバイスは、フェイスブックなどのポピュラーなソーシャル・メディア・ネットワーク、またはツイッターなどのポピュラーな通信ツールと同期させることができ、この場合、通信、更新、およびコンテンツの送り先を、指定されたデバイスまたはデバイス上のメディア・スクリーンに設定することができる。ツイッター、フェイスブック、eBay、MySpace、LinkedIn、およびその他などのサービス提供会社は、ウィジェットおよびアプリケーションを介して自社のサービスおよび/または製品をデバイスにプッシュすることができるか、または開発者および個人が、ウィジェット、アプリケーション、およびそれらを作成し、アクセスする方法を用いてそれらに機能をプルすることができる。さらに、eBay、ツイッター、フェイスブック、同様のもの、および他のブランドなどの会社からの特定の製品およびサービス向けに、独自のデバイスおよび/またはアプリケーション全体および機能するウィジェットを作成し、書き、配布することができる。説明されている機能がどのように遂行されうるかを示す例については、本明細書の別のところでさらに詳しく説明されている。いくつかの態様において、1つまたは複数のデバイスに適用することが可能なウィジェットおよびアプリケーションは、フォルダに配置されるか、またはデスクトップ上に置かれるか、または直観的な検索読み出しシステムを介して利用されるか、またはアカウント管理システムのユーザ・インターフェイスもしくはアプリケーションの場において使いやすいように同期をとることができる。同期は、Microsoft(登録商標) Outlook、Outlook Expressなどのプログラム、およびGmail、Yahoo Mail、AOL、およびHotmailなどの個別のe-mailサービスにも適用される。他のタイプの機能は、携帯電話、ハンドヘルド、PDA、および類似のデバイスで使用されるふつうの方法を用いて「テキスティング」、つまり、テキスト・メッセージのポピュラーな伝送先を特定のデバイス上の1つまたは複数のメディア・スクリーンに指定することができる場合にありうる。
それに加えて、一実施形態は、アラートおよびバッディー・システム分類を、警察のパトロールカーの形状で組み込まれているメディア・マウスまたはメディア・メイトなどのテーマ・デザインに統合することができ、その場合、スケジュールされたミーティングは、点滅する赤色光と画像付きのサイレン音、画面に表示されている人の名前またはアイコン、さらには警察車両をテーマとするデバイスの後ウィンドウ内で知らせることができる。この警察車両実施形態の他のアプリケーションは、ユーザの受信トレイに着信する電子メール、および着信をアナウンスするための赤色光明滅/点滅および/またはサイレン音、またはメッセージの着信のアナウンスを表示するメディア・スクリーンであるウインド・シールドであってもよい。さらに、1つまたは複数のデバイスに関連付けられているカレンダー設定およびリマインダー・アプリケーションは、同じオプションを持っていてもよく、この場合、含めることと除外することは、マスター・アカウント管理プログラムを介してユーザによって決定され、これらの特性は、ユーザが所望の機能および機構に入るか、または出ることを選択することが許される理解可能な場において定義される。例えば、ユーザは、アカウント管理システムに入り、人々がメディア・コンテンツをユーザが操作するデバイスに直接送信する許可または権限をユーザが与える機能を利用する。これは、バッディー・リストまたは他のディレクティブを通じて行うことができ、この場合に、個人が、自分のインスタント・メッセージング、つまりテキスト・メッセージを受信する機能を、1つまたは複数のメディア・スクリーン宛て、また1つまたは複数のメディア・スクリーンを備えるターゲット・デバイス宛てにすることができる。他のコマンドは、Microsoft(登録商標)のMedia Playerなどの特定のプログラム・アプリケーションの出力先を特定のデバイスにすることを含みうる。
アカウント管理システムが提供することができる他のカレンダー設定機能は、ユーザが1つまたは複数のデバイス内にプログラムすることができる動的コンテンツにアクセスし、配信し、提供することである。例えば、メディア・キーボードは、1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間、10時間、11時間、12時間、13時間、14時間、15時間、16時間、17時間、18時間、19時間、20時間、21時間、22時間、23時間、24時間毎に、またはこれらの時間の範囲内の60分のうちのどれかでディスプレイ・イメージを変更するようにプログラムすることができる。例えば、1つのオプションでは、「今日の一言」機能をプログラムするものとすることができ、24時間間隔で異なる単語がデバイス上に表示される。ソースは、ファイル、ウェブ・サイト、電子メール配信、ドライブにロードされるプログラム、または類似のアプリケーションとすることができる。実装されると、毎日辞書から新しい単語を引いて画面に表示することができ、その際に、定義、語源、および他の解説も付随する。ユーザは、「今日の一言」が表示される時刻および表示されている時間をさらに選択することができる。他のオプションは、アイコンとともに毎日の出来事をプロンプトすることができる。例えば、日の出には、鳴いている雄鶏を対応させ、12:00 PMには、映画「ハイ・ヌーン」のゲイリー・クーパーの写真を対応させ、5:00 PMには、フレッド・フリントストーンが恐竜の背中を滑り降りて終了時間を知らせるアニメ・アイコンを対応させ、10:00 PMには、うたた寝している赤ちゃんを対応させることができる。デバイスのユーザは、特定の時刻表上の特定のフォルダ、またはユーザ指定表示リストからの新規イメージ、例えば、特定のリストまたはフォルダからの新規画像を4時間おきに選択するようにデバイスをプログラムすることもできる。この「4時間おき」の例では、ターゲット・デバイス上に表示するために選択されたフォルダ、または作成されたリストが、家族の写真を含んでいたと仮定すると、4時間おきに、そのフォルダまたはリストからの家族の新しい写真が、デバイス、またはユーザが選択したデバイスの指定された部分に表示される。示されているように、ユーザは、写真、イメージ、ビデオ、メディア、およびその統合された組み合わせのリストまたはファイルを作成し、さまざまな順序で、さらには所定の間隔で表示のためのアイテムを1つランダムに選択するオプションである、「シャッフル」モードで表示することもできる。
より一般化された実施形態では、ソフトウェア・アプリケーションは、その出力またはその一部を特定の有効化されたディスプレイから送り、または特定の有効化されたディスプレイからその入力またはその一部を受け取ることができる。例えば、メディア・スクリーンは、特定のユーザによって受信されるすべてのインスタント・メッセージング・トラヒックを表示することが可能である。あるいは、新規電子メールの通知をメディア・スクリーン上で受け取ることができ、ユーザはプライマリ・ディスプレイ上で電子メールに応答する。
他の実施形態では、アプリケーションが出力を目的としてメディア・スクリーンを使用している場合、メディア・スクリーンは、そのアプリケーション用の入力手段も備える。例えば、メディア・スクリーンは、タッチスクリーン技術を採用することが可能であり、電子メール通知がメディア・スクリーン上に表示された後、ユーザはメディア・スクリーンにタッチすることができる。一実施形態では、タッチすることで、コンピュータのプライマリ・ディスプレイ上にアプリケーション特有の応答が生じる。例えば、たぶん、電子メール・アプリケーションのメイン・ウィンドウがアクティブ化され、フォアグラウンドに表示される。受信された電子メールは、受信トレイ内でハイライト表示され、その内容は、電子メール・アプリケーションのプレビュー・ペイン内に表示される。このアクションにより、ユーザは、メディア・スクリーンの単純なタッチに基づいて、新規電子メールを読み、返信することを容易に行うことができる。
他の実施形態では、メディア・スクリーンのタッチにより、コンピュータのオペレーティング・システムに通知が送られる。オペレーティング・システムは、そのような通知に対して標準的な応答することができる(例えば、プライマリ・ディスプレイ上のアプリケーションのウィンドウをアクティブ化する)。この実施形態では、すべてのアプリケーションにわたってメディア・スクリーン入力に対し一貫した応答を行う。しかし、この実施形態であっても、オペレーティング・システムは、アプリケーション側でそのような通知に対する応答をカスタマイズするための手段を備えることも可能である。
他の実施形態では、メディア・スクリーンは、タッチスクリーンではない入力デバイスを備える。メディア・スクリーンは、ボタンを画面の近くに配置するか、さもなければメディア・スクリーンとの明確な関連付けを持つように製造することが可能である。メディア・スクリーンに関連付けられているボタンをタッチすると、タッチスクリーンが上記のように送信する仕方と同様にして通知を送信する。メディア・スクリーンの入力デバイスは、ボタンまたはタッチスクリーン技術に限定されず、専用タッチ・パッド、ポインティング・デバイス、個別のまたはグループの専用キーもしくはボタン、スライダー、つまみ、キーボード、ジョイスティックなどを組み込むことが可能である。入力デバイスと特定のメディア・スクリーンとの関連付けは、画面に物理的に近いことによるものとしてよいが、色、マーキング、ラベル、形状、または他の手段を介してユーザに対し明らかになるようにすることも可能であることにも留意されたい。
他の実施形態では、メディア・スクリーンの入力手段(ボタン、タッチスクリーンなど)により、代替入力デバイスがメディア・スクリーンに関連付けられているアプリケーションにリダイレクトされる。説明のため、特定のユーザによって受信されたインスタント・メッセージを表示するメディア・スクリーンを考える。それと同時に、ユーザはコンピュータのプライマリ・キーボードを使用しながらコンピュータのプライマリ・ディスプレイ上の異なるアプリケーション(例えば、電子メール)を対話操作している。メディア・スクリーンに表示されている特定のインスタント・メッセージに対する応答として、ユーザは、メディア・スクリーンの入力手段(タッチスクリーン、ボタンなど)にタッチする。ユーザがタッチすることで、コンピュータのプライマリ入力デバイス(この場合は、キーボード)がメディア・スクリーンを使用するインスタント・メッセージング・アプリケーションにリダイレクトされる。すると、キーボード上でのその後キー押下が、メディア・スクリーンそれ自体に表示される(電子メール・アプリケーションのプライマリ・ディスプレイ上には表示されない)。
ホスト電子デバイスが複数の入力デバイスを有している場合、メディア・デバイスからのリダイレクト信号によって、それらの入力デバイスのどれかのリダイレクトが行われうる。例えば、キーボードが上記の例において使用されているが、メディア・スクリーンのリダイレクト信号も、コンピュータのマウス、タッチ・パッド、ジョイスティック、カメラ、または他の任意の入力手段から入力をリダイレクトすることができる。どの入力デバイスがリダイレクトされるかは、いくつかの要因に基づくものとしてよい。例えば、メディア・スクリーンを使用するアプリケーションは、入力デバイスを指定することができる。キーボードは、キャラクタ・ベースのアプリケーションについてリダイレクトされうるが、ペン周辺機器は、グラフィックス指向アプリケーションがメディア・スクリーンを使用している場合にリダイレクトされうる。この実施形態をサポートするために、オペレーティング・システムまたは他のソフトウェア・アプリケーションは、特定のメディア・スクリーン入力手段がトリガーされたときにアプリケーションが必要な入力デバイスを設定できるようにするAPIを提供することができる。これにより、同じ入力デバイスを使用しようとするアプリケーション間の潜在的コンフリクトを低減することができる。
入力デバイスのリダイレクションを含む実施形態では、いくつかの代替入力手段(メディア・スクリーンまたは他のコンピュータ入力、例えば、キーボードそれ自体上のキーもしくはキーシーケンス、マウス入力など)を使用することで、ユーザがメディア・スクリーン・アプリケーションの対話操作を完了した後にリダイレクトされた入力デバイスを元の使用状況に復元することができる。オペレーティング・システムまたは他のソフトウェア・アプリケーションは、メディア・スクリーン・アプリケーションがリダイレクトされた入力デバイスを他のどのアプリケーションが現在再びそのデバイス(もしあれば)から入力を受け取るべきであるかを知ることを要求することなく、解放できるようにするAPIを提供することができる。あるいは、入力デバイスのリダイレクションは、メディア・スクリーン・アプリケーションに対して透過的であるものとしてよく、メディア・スクリーン入力手段はメディア・スクリーン・アプリケーションのアクティブ化および非アクティブ化を行うためのコンピュータのオペレーティング・システムへのシグナルとしてもっぱら使用される。したがって、メディア・スクリーン・アプリケーションの非アクティブ化は、既存のオペレーティング・システム・パラダイムを通じて達成される。
前の実施形態の構成は、さまざまな形態をとりうる。もちろん、すべての形態は、常にどのアプリケーションがどのメディア・ディスプレイおよび入力デバイスを使用するかを定義しなければならない。一構成実施形態において、アプリケーションは、出力デバイスを名前で要求する。例えば、メディア・スクリーンを使用してストック・ティッカーを表示する証券取引会社は、ソフトウェア・アプリケーションをパブリッシュすることが可能である。アプリケーションは、「Stock Trading Company ABC's ticker display」というデバイス識別子とともにティッカーをメディア・ディスプレイに出力する。このようなディスプレイがシステムに接続された場合、情報がデバイスに書き込まれ、コンテンツが表示され、あるいはさもなければ、情報は一切書き込まれない。
他の構成実施形態では、恐らくただし必ずというわけではないがコンピュータのオペレーティング・システムに含まれる、ディスプレイ構成サブシステムは、アプリケーションおよびディスプレイ・デバイスが「マッチ」している中央位置(例えば、「コントロールパネル」内の)を与える。例えば、ユーザは、新規電子メール通知がプライマリ・デバイスの上部に取り付けられているディスプレイに送られ、インスタント・メッセージはプライマリ・ディスプレイの右側に取り付けられているディスプレイに送られるように電子メール・アプリケーションを構成することが可能である。この実施形態では、アプリケーションは、プライマリ・ディスプレイとは別のディスプレイに情報を書き込むことのみを認識するが、特定のメディア・デバイスには書き込まない。
この実施形態を使用可能にするために、ディスプレイ認識アプリケーションとメディア・ディスプレイそれ自体と構成サブシステムとの間のいくつかのAPIが可能である。例えば、アプリケーションは、コンテンツをセカンダリー・ディスプレイに出力する機能を構成サブシステムに「登録」することが可能である。メディア・ディスプレイは、インストールされたときに構成サブシステムに登録することも可能であるか(デバイス・ドライバまたはアカウント管理ソフトウェアを介して)、またはオペレーティング・システムそれ自体が、初期接続後にメディア・ディスプレイによって構成サブシステムに供給されるデバイス識別子または「機能リスト」に基づいてメディア・ディスプレイを登録することができる。
ユーザが後から構成サブシステムのユーザ・インターフェイスに問い合わせしたときに、アプリケーションのリストおよびメディア・ディスプレイのリストが表示される。次いで、ユーザは、ディスプレイを各アプリケーションに割り当てることができる。
デフォルト構成も用意し、ユーザに対する構成の負担を軽減することができる。「スマート・デフォルト」は、アプリケーションによる「機能ニーズ」の登録によって有効化されるが、ディスプレイは(直接的にまたは間接的に)「機能リスト」を登録する。次いで、構成サブシステムは、アプリケーションのニーズとメディア・ディスプレイの機能とをよりよくマッチさせて、スマート・デフォルト機能を有効化することができる。
この実施形態では一般的に効率が悪いか、またはコンフリクトが生じる可能性がある、つまり、アプリケーションが実行していないときには、それに割り当てられているメディア・ディスプレイが遊休状態のままになる危険性があることに留意されたい。しかし、いくつかのアプリケーションが同じメディア・ディスプレイを使用できるようにすると、ディスプレイ・リソースに関するアプリケーション間のコンフリクトが生じる危険性がある。これらの課題を解決することはポリシーの問題であり、当技術分野では適切なトレードオフが理解されている。
1つまたは複数のメディア・スクリーンの表示技術およびアカウント管理システム・ソフトウェアは、印刷、スキャニング、およびファクス機にも適用可能である。例えば、1つまたは複数のメディア・スクリーンを、個人化および識別を目的として、また実行されている印刷、スキャン、またはファクスジョブのプレビューとしてこれらのタスクのうちの1つ、またはこれらのタスクのすべてを専門に実行するデバイスの外部ケース上に見えるように配設することができる。他のアプリケーションは、少なくとも1つの付加的ディスプレイ、またはメディア・スクリーンをテレビ受像機に適用するか、または少なくとも1つのメディア・スクリーンを他の家庭用電子デバイスに適用することを含む。
1つまたは複数のデバイスは、対話的であるものとしてよく、技術的アップグレード、プロモーション用オファー、特別な芸術的デザイン、ライセンス付きイメージ、およびインターネット・ソースまたは特別なCDなどの他のソースからのユーザ管理に関するヒントを受け取ることができる。これらは、無料で提供されるか、または購入用に提供されるか、またはサードパーティとの商業的関連品にバンドルされうる。例えば、デバイスは、指定されたライセンサまたは事業体がデバイスに表示され、「Hello,(デバイス所有者の名前). You have just won a $100 shopping spree at (スポンサー企業の名前).」と表示されうるサードパーティ・プロポーション契約を有することができる。これは、有名スポークスマンが「Happy Birthday, (デバイス所有者の名前)」または「Congratulations (デバイス所有者の名前). You have just won front row seats to my concert this Saturday night」と言うか、またはテキストに書くことであるものとしてよい。さらに、デバイスがスポーツ・チーム、運動選手、歌手、バンド、俳優、ライセンス付きイメージ、エンターテインメント・キャラクタ、映画、キャラクタ、有名人、漫画のキャラクタ、または一目でわかるアイコンなどの特定の特性から特定のメディア・コンテンツを目立たせるように製造され、設計されている特別なコンテンツ関係がありうる。例えば、メディア・マウスおよび/またはメディア・メイトもしくはこの技術に関連付けられている他の有効化されたメディア・スクリーンは、ダース・ベーダーがデバイス所有者に「(デバイス所有者の名前), you have e-mail.」と言うスター・ウォーズのテーマを有することができる。あるいは、ダース・ベーダーは、あの有名な口調で「(デバイス所有者の名前), you have a meeting.」とデバイス所有者に伝える。ユーザは、1つまたは複数のデバイスおよびその顧客ベースに固有のコンテンツを伴う可能性のある稼働中のアプリケーションまたは特別プロモーション提供物を選択するか、または見合わせることができる。これらのプロモーションおよび/または個人化活動は、デバイス所有者の選好に応じて選ぶか、または見合わせることができ、またデバイス所有者の選択のプロモーション活動に制限されうる。
テーマに関するデバイスは新規の商業マーケットを開き、そこで、前記デバイスはコンピュータ・ユーザへの新規コンテンツ配信または通信点として働くことによって、通常のコンピュータ・システムおよびコンピュータ周辺機器の通常使用標準を超える。例えば、図8Aのイメージ804などのメディア・メイト・デバイスは、ハートの形をとり、バレンタインまたは記念日またはロマンティックな記念のものとすることができる。個人は、バレンタイン/記念日/ロマンスのメディア・メイトを与えるか、または受け取ることができ、そこで、デバイス上に大切な相手の写真、さらには結婚式もしくは他の重要な関係マイルストーンからのビデオなどのさまざまなセンチメンタル・メディア・アイテムをプリロードしておくことができる。バレンタイン・メディア・メイト、または同様のテーマが付けられているメディア・マウスなどの他のデバイスは、特別なイメージ、メッセージ、およびコンテンツを、そのデバイスをその受取人に与えた人からデバイスに送ることができるアプリケーションを備えることもできる。通信連絡は、記念日および誕生日などの関係マイルストーン、または思い付きで送られたロマンティックなテキスト・メッセージなどの個人化されたコンテンツのカレンダー駆動リマインダーとすることができる。他のアプリケーションでは、デバイス保持者は、受信者がホスト・ウェブ・サイトに入力しなければならない特別なコードを介して、または他の安全な伝送媒体を介して、保持者に送られたコンテンツにアクセスして取得することができる。
他の有用な、新規性のあるデザイン実施形態では、デバイスに内蔵された情報応答機能もありうる。例えば、ウェブ・サイトまたはプログラム・アプリケーションを介してメイン・コンピューティング装置のモニタ画面上に質問が表示され、解答をメディア・マウス、または他の有効化されたデバイスに送り、ユーザは自分の手をその上にかざすか、単にプログラミング・コマンドによって、またはさらにはタッチするだけで暗くし、結局、解答を見る準備が整ったときに別のプログラミング・コマンドまたはタッチで明るくすることができる試験またはクイズを支援するデバイスがありうる。他のデバイスは、デバイスを伝統的なバースデイ・ケーキのような形状にし、「Happy Birthday」の曲が送った人によって受け取る人に対してアクティブ化され、他の関連する個人の誕生日およびマイルストーンを含む対応するメディア・コンテンツがデバイス上にプリロードされるか、または関連するウェブ・サイトで入力された、またはアカウント管理ソフトウェアで構成されうる特別なコードを介してアクセスすることができる「Happy Birthday」メディア・メイトとすることができる。他のバージョンでは、メディア・メイトがユーザのコンピュータの挙動を監視し、次いでその結果をデータ収集センターに送り返すか、または「Question & Answer」セッションを円滑にするポーリング目的に一実施形態を適合させることができる。視聴者が対話的要素を利用して出演者に投票し、質問をし、曲のリクエストをする「アメリカン・アイドル」などのテレビ番組のブランド付きのデバイスを作製することさえできる。つまり、デバイスは、特にサードパーティとの関係、プロモーション、および他の何らかの関係に関して、デバイスの個人化機能の延長であるものとしてよいメディアおよび他のコンテンツのダウンロードおよび表示を超えた対話性を備えることができる。
1つまたは複数のデバイスは、開いているブラウザを表示して、インターネットからライブ・コンテンツを受け取り、静的および動的な情報を表示することができる。1つの有用なアプリケーションは、特別な「ミーティング」または「プレゼンテーション」オプションとすることができ、プレゼンテーションは、個人が行うことができ、プレゼンテーションの一部の出力先がメイン・モニタ画面および/またはプレゼンテーションをブロードキャストすることができるウェブ・アドレスへの伝送および表示を行うものとして識別されているデバイス上のメディア・スクリーンに設定されうる。例えば、メディア・ブックを使用している個人は、デバイスのメディア・スクリーン上で、または大きなメディア・スクリーンを持つメディア・メイト上でミーティングを視聴することによって広告プレゼンテーションに参加し、そうしている間にメモを取り、メイン・モニタ画面上で開いているドキュメントに変更を加えることができる。あるいは、同じ個人が、メディア・ブックのメイン・モニタ画面上で開いているブラウザによりミーティングを見て、随伴するメディア・メイト上で議論されているブランドに対する仮想的広告キャンペーンなどの参照情報を閲覧することができ、その一方で、個人はメディア・ブック上に、またはメディア・ブック内に配置されている、またはメディア・ブックに取り付けられているメディア・スクリーン上でその同じミーティングの他の参加者からインスタント・メッセージを受け取る。ユーザがインスタント・メッセージに応答したい場合、ユーザは、そのアクションを許可/管理するデバイスのアカウント管理システム内にあるメイン・モニタ上で別のブラウザを開くことができる。「ミーティング」モードでは、個人は、あらかじめ特定のミーティング、講義、プレゼンテーション、またはデスティネーション・プログラミングのためにサイン・アップを済ませておくか、またはリアルタイムで入力し、ミーティングのストリーミング・コンテンツを特定のデバイスに割り当てるか、またはそれをコンピュータ装置上のメイン・モニタ上のブラウザで視聴し、その一方で、カメラが装着されているデバイスがあれば取り付けられているカメラを使って参加することができる。
ソフトウェアまたはアカウント管理システムも、さまざまなデバイスに対応する製品およびサービスに固有の「ストア」または電子商取引の態様を持つこともできる。これは、ユーザが周辺機器のどれか/すべてに表示することができるメディア商品を購入するか、取引をするか、さらには販売することさえするメディアであるものとしてよい。これらのアイテムは、デバイス特有のものであるか、または特定のデバイスの対応するモデルのカテゴリに分類することができる。このモードでは、「検索」および「ヘルプ」の機能が、ユーザのデバイスに対する基本的なオファー、アイデア、およびコンテンツのソート、整理、およびレビューのプロセスを実行するユーザを導くか、または支援することができ、携帯電話用の着信音が市販され、MP3プレーヤがデジタル音楽配信用に商品化されているのとまったく同様である。この電子商取引機能は、サードパーティ関係およびライセンス付き商品がフィーチャーされ、プロモーションされ、販売される場所であるものとしてよい。さらに、デバイス・ユーザは、特定のプロトコル、関係、またはコンテンツ・プロバイダを特定のデバイスに対して優先順位付けすることができる。例えば、ニューヨーク・ヤンキースをテーマとするメディア・ブック、メディア・マウス、メディア・キーボード、メディア・モニタ、またはメディア・メイトは、メディア・スクリーンまたはターゲット・デバイス上の特定の画面または領域をデフォルト設定とし、ニューヨーク・ヤンキースなどのライセンサが更新を送ることができる。更新は、スコアなどの試合速報、またはトレードまたは怪我のレポートなどの組織的新聞発表の形態をとりうる。ヤンキースは、1つまたは複数のデバイスへのブロードキャストを利用して、試合切符の販売などの業務またはプロモーションのアナウンス、またはサイン入り商品の特別チャリティー・オークションさえも行うことができる。ライセンス付きのデバイスの他の例と同様に、ニューヨーク・ヤンキースをテーマとするデバイスは、ベースボールの形状をとることができ、1つまたは複数のメディア・スクリーンの周り、または1つまたは複数のメディア・スクリーン上にピンストライプのデザインを投影するようにペイントまたは構成することができる。デバイス所有者向けの他のアプリケーションは、eBayなどの、関連する取引が重要である会社とのものである場合がある。この例では、個人は、eBay取引開発、またはさまざまなオークションのステータスのターゲットを1つまたは複数のデバイスにすることができる。会社eBayは、リアルタイム開発をデバイスに報告するeBay独自のデバイス、またはシステム固有ソフトウェアを配布し、および/または販売することさえできる。これは、金融サービス会社、情報サービス会社、さらには最新の情報の流れが重要である事業体に適用される。デバイス・ユーザは、「オンにする」、「オフにする」、および/またはこのような通信に関係する他のオプションに合わせて、リアルタイム開発の報告を構成することもできる。
他の実施形態では、メディア・スクリーンは、特定のコンテンツ・プロバイダまたはツイッターまたはフェイスブックなどのインターネット・サービスを対象とするデータ出力先とすることができる。このタイプのアプリケーションでは、表示画面は、更新などのプロバイダのデータおよび/またはデジタル・コンテンツにアクセスし、表示するためのインターフェイスとしてもよい。言い換えると、メディア・スクリーンまたは表示領域に特定のプロバイダのコンテンツを特集として表示することが可能なように特別なライセンス契約を交わすことも可能である。この例では、コンテンツ・プロバイダのサーバは、メディアマウス、メディア・キーボード、メディア・メイト、メディア・モニタ、メディア・ブック、および/または他の何らかの有効化されているデバイスなどのデバイス上のユーザ指定メディア・スクリーンに最終的に伝送されるメディア、データ、またはコンテンツのソースとすることが可能である。さらに、コンテンツを特集するように製造設計においてメディア・スクリーンの最も有利な形状を考慮している特別にブランドを付けられたデバイスを作製することも可能である。例えば、「Twitter Mate, Twitter Mouse, Twitter Board」、または「Tweetie Mouse, Tweetie Board or Tweetie Mate」と呼ばれる特別なデバイスがありえ、デバイスは、例えば140キャラクタ間隔または伝送でツイッターが専用配信する通信のタイプを目玉とするメディア・スクリーンまたはデザインで有効化される。関連する製品およびサービスを提供する会社の場合、有効化されたデバイスのメディア・スクリーンまたは表示領域を、前記製品およびサービスに合わせて手直しされた元のサーバから伝送を受け取り表示するように構成することが可能である。
説明されているように、デバイスは、確かな情報またはコンテンツをプリロードしておくことができる。このプリロードされる特徴的なものは、メーカ、技術ライセンス、または関連する当事者間で交渉されるプロモーション、契約、または独立の関係の結果で決まるものとしてよい。情報は、特定のデバイスに関して、音楽レーベルなどのエンターテインメント事業体またはコンテンツ・プロバイダ、音楽活動、放送局、知的財産権保有者、スポーツチーム、専門学校または大学、著名人、歴史上の人物または出来事、構造、またはディズニーなどの製作会社からの映画のキャラクタ、スター・ウォーズなどの映画フランチャイズ、または長編映画リリースからの操作支援またはプリロードされたライセンス付きコンテンツを含むことができる。発行元、教育者、公文書保管人、ならびにメディアおよび情報の制作者またはライセンサとの類似の関係もありうる。さらに、デバイスは、個別のファイル、関連するコンテンツを保管し、表示するために、またデバイスの必要な運用のために十分なメモリおよびマイクロ・プロセッサ・アーキテクチャを有することができる。
いくつかのデバイスは、脱着可能な構造を有することができ、デバイスの内部は、メンテナンス、洗浄、および/または部品交換を目的として外側シェルから分離することができる。これらのデバイスは、単一の投影メディア・スクリーン、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、または7つのメディア・スクリーンを有するか、または全体がデバイスの外面上にメディアを表示することができる一体化された表示要素からなるものとしてよい。例えば、この外部シェルは、伝統的なハンプバック形のマウスの形状、キーボードの長方形、またはモニタ・フレームの正方形とすることができる。また、これは、フットボール、ベビーベッド、犬の前足、ハート、自動車、またはメディア・マウスもしくはメディア・メイトなどのデバイスの他の形状などのテーマにそったデザインの一部とすることもできる。説明されているように、これは、さらに、メディア・ブックにおけるメディア・スクリーンに関係するものとしてよい。いくつかの脱着可能な実施形態では、デバイスの上半分は、保護外装をデバイスに関連付けられているタスクを実行するため必要なコンポーネントおよび回路を保持する下半分の支持フレームワークに一体化する。言い換えると、デバイスの一部分は、デバイスを動作させるために回路と、事前成形され位置を揃えた状態で交換する前に、取り外し、および維持がしやすいものとすることができる。取り外し可能な部分は、デバイスの固定部分に嵌合する硬質の成形プラスチックからなるものとすることができ、機能を実行するために再び取り付ける前に適切に洗浄し、乾燥させることができるように十分な温度および抗菌性を備えることができる。ユニットは、安全で操作しやすい留め金、ロック、ネジ、クリップ、ボルト、または連動継手などの簡単にロックを外せる部品で接続され、これにより、ユーザは、迅速に、また時間の経過とともに過剰な摩耗を誘発することなく、デバイスをパチンと、ポンと、またはカチリと開くことができる。これは、限定はしないが、溝を使うアライメント、指定接触点、または連動固定部品から本質的になるさまざまな方法を通じてデバイスの回路およびフレームに戻して貼り付けることができる。
これらのデバイスのうちのいくつかにおいて、デバイスとさらにはCPUの両方の機能に関係するさまざまなコントロール・ボタンをデバイス上に配置することができる。これらのコントロール・ボタンは、デバイスの側部、前部、底部、および上部に配置することができる。いくつかのラップトップまたはノートブックまたは「ミニ」コンピュータの実施形態、例えば、メディア・ブックでは、いくつかの有効化された表示領域またはメディア・スクリーンは、独立したボリュームまたは輝度関連コントロール、デバイスのアカウント管理システムを介してアクセスされるコントロール、ユニットに追加された特殊ボタン、および/またはコンピュータのメイン・ボリューム・コントロール・システムにつながっているサウンド機能を有することができる。いくつかの他の実施形態では、デバイスは、コントロール・パネルを保護し、隠し、遮蔽するカバー、間仕切り、セクション、または蓋を有することができる。これらの実施形態では、ちょうつがいで、または留め金を介して閉じているセクションを跳ね上げるように開き、キーボードまたは機能に関係する可能性のある他のそのようなコントロールを露わにすることができる。さらに、このデバイス・デザインにより、機能、ロゴ、マーカー、レタリング、三次元アイコン、または他の何らかの方法でさまざまなデバイスを装備し、および/またはラベル付けする作業の組み合わせに対するボタンを取り付けるための空間を設けることができる。これらの実施形態では、デバイスは、コンピュータの操作、モニタ調整、メディア・アクティブ化、および他の一般的なコマンドに関係する特徴的なボタンを含む、QWERTYおよび他の言語などのほとんどの市販のキーボードに見られる必要なキー、コマンド、および機能ボタン/メカニズムの全部または一部を備えることができる。他の機能としては、CPUに対して代替または「バックアップ」キーボードとしての機能を果たすものが挙げられる。
デバイスは、特別なフォーム・ファクタを持つことができ、メディア・モニタであってもそうである。例えば、ベースボールをテーマとするメディア・モニタを考えると、実際のモニタは、ベースボールのような形状をしており、フレームはメディア・スクリーンを収容することができ、より大きなモニタ・デバイスの構造内にメディア・スクリーンが埋め込まれる。他の実施形態も使用することが可能である。実質的にいかなるスポーツ活動(例えば、ベースボール、バスケットボール、フットボール、テニス、ホッケー、バレーボール)も、メディア・スクリーンのフォーム・ファクタとして使用されうる特定の機器を備える。そこで、このフォーム・ファクタは、表示される情報のタイプを指示する。例えば、ユーザがホッケーをテーマとするメディア・スクリーンをホスト・コンピュータにプラグインすると、メディア・スクリーンは一番最近のホッケー・ニュース、スコアなどを表示し始める。
可能なフォーム・ファクタは、スポーツの領域を超える。例えば、証券取引会社からの金融データのみを対象とするメディア表示に、ケースに印刷されている会社ロゴを入れることができる。表示は、ニューヨークの名高いタイムズスクエアのスクロールするストック・ティッカーに似るように寸法を決める、つまり、ちょうど高さ1文字分×長さ数文字分とすることができる。この表示には、専用のコンテンツの表示に合わせて手直しされた他の専用機能を入れることが可能である。例えば、専用のライトで、株式市場の上げ下げを示すことができるか、またはいくつかのイベントが生じた後に特別な記号を点灯させることができる(近頃の車のダッシュボードにあるインジケータ・ライトのように)。閉場のベルを、しかるべき時刻に、ディスプレイ上のベル・インジケータ・ライトの点滅ともに鳴るようにすることが可能である。したがって、メディア・スクリーンは、会社が形状、色、サイズ、特別な表示機能、ロゴなどを介して伝えることを望んでいるコンテンツ・タイプを伝達するようにカスタマイズすることができる。メディア・スクリーンのフォーム・ファクタも、メーカのブランド・イメージを伝達するように効果的に使用できる。
ユーザがメディア・スクリーンによって供給される情報をカスタマイズできるようにする措置も講じることができる。デバイスがコンピュータに接続されている場合のために、ユーザがデバイス上の表示情報をカスタマイズすることを可能にするアプリケーションをメーカ側で用意することができる。コンピュータとメディア・スクリーンとの間の接続性は、従来の手段を介して確立される。あるいは、デバイスは、ウェブ・ベースのインターフェイスを公開し、ユーザがデバイスを直接構成することができるようにすることができる(標準のウェブ・ブラウザを介して)。この技術は、当技術分野で知られており、ネットワーク・インフラストラクチャ・デバイスとともに頻繁に使用される。この技術には、デバイスそれ自体で必要とするソフトウェア・リソースが多い(したがって必要とするハードウェア・リソースも潜在的に多い)という不利点があり、コスト増大につながりうる。
それに加えて、これらのメディア・デバイスは、サポートのためインターネットに直接接続するのみで、他のコンピュータとは独立して動作するように設計することができる。このインターネット接続は、有線手段でも、無線手段でも行える。コンピュータ独立のメディア・スクリーンの構成は、メディア・スクリーンでウェブ・ベースのインターフェイスを公開しつつ、上述のように直接実行されうる。そこで、メディア・スクリーンは、ウェブ・ベースのサーバに問い合わせて表示すべきコンテンツを受け取る。
あるいは、すべての構成およびコンテンツ更新は、メーカによってメンテナンスされるウェブ・ベース・アプリケーションによって集中管理されうる。デバイス識別子、シリアル番号、または他の識別情報を使用することによって、ユーザは、「コンピュータ独立」メディア・スクリーンのメーカによってサポートされるウェブ・ベース・アプリケーションにログインすることができる。ログインした後、ユーザが表示される情報のタイプ(ニュースではなくスコア、スコアでなくニュースなど)をカスタマイズできるようにするオプションが表示される。ウェブ・アプリケーションを使用することで、ユーザは更新の頻度を設定することもできる。他の多くの機能も、ソフトウェアを介して可能であり、当技術分野で知られている。
この実施形態では、ウェブ・アプリケーション・サーバは、ユーザによって提供されるデバイスID(または他の情報)に基づいて「コンピュータ独立」メディア・スクリーンにリモート接続する仕方を認識する。メディア・スクリーンとウェブ・サーバとの間の接続を確立するためのいくつかのメカニズムが用意されている。最も効果的なのは、メディア・スクリーン側で、「ポーリング」要求内の識別情報を含めて、ウェブ・サーバを定期的に「ポーリングする」ことである。このメカニズムは、ウェブ・サーバのIPアドレスまたはホスト名がメディア・スクリーンの製造日に確定され、よく知られうるため最もよく機能する。したがって、これは、デバイス内に「ハード・コーディング」されうる。ポーリング・メカニズムは、多くの場合にウェブ・サーバとメディア・スクリーンとの間に置かれ、インターネット・サーバによって開始される接続を妨げる、ファイアウォールおよびプロキシ・サーバの問題を回避するという利点をさらに有する。大半のファイアウォールおよびプロキシ・サーバは、http要求メッセージ、特に「クライアント」側から開始されたhttp要求メッセージ(コンピュータ独立のメディア・スクリーンの位置)を可能にするように構成されるので、メディア・スクリーン開始接続が最もよく機能する。
メディア・スクリーンがサーバを「ポーリングする」と、サーバは、それが新しい構成情報を持っているかどうかをチェックして判定する。ユーザが、最後のポーリング要求が受信された以降に構成を更新している場合、ウェブ・サーバは、ポーリング応答を介して新規構成をデバイスに単純に配信するだけである。これらの構成更新ポーリングに、新規コンテンツに対するメディア・スクリーンの要求をピギーバック式に載せることで、ネットワーク効率を改善することもできる。
アカウント管理システム機能は、メディア・デバイスそれ自体の中に実装されうる。いくつかの実施形態では、アカウント管理システムのコンピュータ独立メディア・デバイスに対するアカウント管理システムは、ウェブ・ベースとすることができる。このウェブ・ベースのソフトウェアは、メディア・デバイスのメーカ、またはライセンスされた/認可されたサードパーティによってメンテナンスされ、パーソナル・コンピュータ・ベースのバージョンのすべての活動を実行することができる。しかし、プラグインを実装するためのアーキテクチャは、すでに説明されている実施形態と比べると異なる可能性がある。ウェブ・ベースのアプリケーションは、コンテンツ・プロバイダ(またはサードパーティ)がPC指向アプリケーションのものに似たやり方でウェブ・ベースのアプリケーションの機能を拡張することを可能にするウェブ・サービス・インターフェイスを備えることができる。例えば、フェイスブックのウェブAPIを介してコンテンツを収集し、プラグイン・インターフェイスを介してコンテンツをウェブ・ベースのアカウント管理システムに送信するフェイスブック・プラグインを開発することができる。次いで、ウェブ・ベースのアカウント管理システムは、メディア・デバイスからの次のポーリング要求のときにコンテンツをメディア・デバイスに転送する。ウェブ・ベースのアカウント管理システム用のプラグインは、eBay、ツイッターなどの他のウェブ・ベースのアプリケーションについても用意することができる。プラグイン・アーキテクチャは、追加アプリケーションが開発されたときにそのアプリケーションを将来もサポートすることができる。
他の実施形態では、ウェブ・ベースのアカウント管理システムは、プラグイン・ソフトウェアをホストし、プラグイン開発者が専用のウェブ・プレゼンスを維持する必要性を緩和することができる。これらのプラグインは、ウィジェットとして、またはインターネット・プログラミング・モデルの他の形態として実装することができる。プラグイン開発者は、プラグインが「登録」される前に実行可能ファイルを単純にアップロードすることができる。品質を保証するために、デバイス・メーカは、プラグインが品質標準を確実に満たし、メディア・デバイスの顧客に対して確実に機能を発揮するようにするプラグイン証明プロセスを実装することができる。
アフターマーケットの実施形態は、そのいくつかはメディア・メイトと称することができるが、コンピュータ・システムまたは提案されているデバイスのうちの1つとともに使用するように製造され、バンドルされるか、または個別に販売されうる。これらは、本質的に、1つまたは複数のメディア・スクリーン上にメディアを表示する、周辺機器の外部に、またはコンピュータ・システムに隣接して施すための、購入可能なアドオンとすることができる。いくつかのアフターマーケット・デバイスは、Velcroとして知られているアイテムによって、またはボルト、クリップ、ネジ、専用設計の継手、ちょうつがい、または連動スリーブ・メカニズムを介して、コンピュータもしくはワークステーションに施されるか、貼り付けられうる。いくつかの場合において、これらの実施形態により、デバイスを元々の構成通りの1つまたは複数のメディア・スクリーンを有していない既存の周辺機器またはコンピューティング・システムに施すことができる。これらのデバイスは、Bluetooth(登録商標)などの技術によって無線通信するか、またはUSBなどの電線もしくは接続ケーブルを介して電池によって、またはフレームに接続されるか、またはフレームの一部である挿入物、例えば、USBであってもよいマルチピンもしくは類似の接続部内に直接差し込むことによって、電力の供給を受けることができる。
表示機能を利用する他の周辺機器は、メディア・プロジェクタと呼ぶことができる。これは、メディア・ブックからカートリッジ式挿入物またはフリップ・アウト式デバイスであってよいか、またはいくつかの実施形態では、マルチピン接続部に差し込まれ、メディアを外部に対して投影するアタッチメントとすることが可能である。例えば、デバイスは、PowerPointなどのファイルをホワイトボード、壁、映写幕、または関連する表面などの適切な表面に投影することができる。他の実施形態では、このプロジェクタ・デバイスは、ホスト・ユニットに接続するスロットに、スリーブを介して取り付けられるか、またはクリップ式に留められるか、または中へ摺動する外部デバイスとすることもできる。立位型の周辺機器として、投影ビームの的をしかるべく定める調整可能な角度調整ダイヤルを使って投影の角度を操作することができる。デバイスがメディア・ブックまたはラップトップ・コンピュータの一部であるデバイスの場合、シェル・デザインが、メディア・プロジェクタを四方八方に角度調整するユーザ/オペレータの作業を助けることができる。さらに、組み込まれているソフトウェア機能を使用することで、デバイスは、室内で情報を共有し、および/または離れた場所にいるプレゼンテーションに参加している他の個人にブロードキャストすることを目的としてコンピュータのファイルに容易に、またシームレスにアクセスすることができる。これらのデバイスは、Bluetooth(登録商標)などの技術を介して無線通信することができ、またホスト・コンピュータへの接続、USBなどの電線もしくはケーブル、電池、壁コンセント、またはこれらの任意の組み合わせで電力の供給を受けることができる。
メディア・ブック、メディア・マウス、メディア・キーボード、メディア・モニタ、およびメディア・メイトのさまざまな実施形態が、ビデオ・ゲーム・プレーの向上またはビデオ・ゲーム・プレーヤへの接続を目的として設計され、製作され、装備されうる。例えば、ハイライト、ハイライトのファイル、ゲーム・プロモーションのブロードキャスト、ビデオ・ゲーム・コンテンツ・プロバイダからの他のブロードキャスト、またはビデオ・ゲームを行っている他者のアクションなどの特定のビデオ・ゲーム・コンテンツの出力先をデバイス上の1つまたは複数のメディア・スクリーンとすることができる。また、ゲーム・プレーに対するジョイスティックの特定の実施形態が、メディア・スクリーン表示技術で開発することができるが、これは、ビデオ・ゲーム・ジョイスティックが、少なくとも1つのディスプレイとメディアをその上に表示する、またはそれに表示するための手段を有することができることを意味する。特別なジョイスティック上のメディア・スクリーンは、リアルタイムで再生される実際のビデオ・ゲーム・アクションのハイライトを示すか、またはゲーム・プレー戦略および指図をプレーヤにブロードキャストするか、または人々がプレーする他のゲームをブロードキャストするか、またはスコア記録を表示するか、またはゲームの局面をデバイスにストリーミングするか、または関連するメディアを個別のタイトル、もしくは念頭にあるタイトルのカテゴリにまとめることができる。例えば、周辺機器は、John Madden FootballもしくはGrand Theft Autoなどの特定のゲームに関連付けられているテーマおよび品質に、またはスポーツ、ポーカー、戦争、歴史、トリビア、ファンタジー、サイエンス・フィクション、およびドライビングなどのオンライン・ゲームのカテゴリに合わせて変えることができる。例えば、John Madden Footballをプレーしているゲーマーは、John Madden、または個別のプレーヤから気の利いた言葉および論評を受け取ることができ、これはジョイスティックもしくは他のメディア・メイト上のメディア・スクリーンから発せられ、またメディア・スクリーンを通じて再生される。これらのゲーム対応デバイスは、それ独自のオーディオ機能を備えることもでき、John Madden、プレーヤ、または他のアナウンサーによる論評が、ゲーム・アクションに関係する他のオーディオに優先するか、またはゲームの他の関連するサウンドと継ぎ合わされるようにスピーカがデバイス上に配置されるか、またはゲーム機システム内に組み込まれている。言い換えると、ゲーム周辺機器は、パーソナル・コンピュータおよびPlayStation(登録商標)、Xbox、またはWiiなどの特定のビデオ・ゲーム機、および各プラットホームおよび関係するタイトルに対応するゲーム、タイトル、およびパブリッシャの要件に合わせて、メディア・スクリーンとともに専用に設計され、製作され、プログラムされうる。つまり、周辺機器は、メディア・スクリーンによって有効化され、機能を追加し、ゲーム体験を高めることができる。John Madden Footballの論評の例では、これは、ビデオ・ゲーム・プレーヤが「アナウンス」または「論評」機能を持つデバイスを有効化し、パーソナリティまたは代表がメディア・スクリーン上に現れ、その論評、観察結果、入力、および投稿が、オーディオを含む、メディア・スクリーン対応デバイスを通じてゲームに対応させる、機能がありうることを意味している。もちろん、ゲーム・プレーヤは、「論評」機能を有効化しないことを選択し、代わりに、John Madden Footballゲーム・アクションのリプレーまたはハイライトをストリーミングし、メディア・スクリーンを統計量またはデバイスのアカウント管理システムで利用可能な他のオプション専用とすることもできる。
この技術の他の態様は、ビデオ・ゲームのプレーに関係する場合、実際のゲーム・アクションに関連付けられている記録、アナウンス、および編集を目的として専用設計されたメディア・メイト周辺機器を開発することであるものとしてよい。デバイスは、「Press Box」のようものと呼ばれ、USBなどの電線またはケーブルを介してゲーム用パーソナル・コンピュータまたはゲーム機に接続し、Bluetooth(登録商標)または類似の技術を介して無線通信することができる。「Press Box」アプリケーションに入ると、ユーザは、ビデオ・ゲーム・イベントを実際のブロードキャストまたはビデオ・ハイライト・ショーに変えることができ、そこで、1人または複数の個人が、アナウンサーの役割を引き受け、アクションの説明およびアクションに関するコメントを出し、リプレーを行い、後から使用できるようにファイルを作成し、統計量を編集し、コマーシャルの中断を行い、経験を個人化された機能的ブロードキャストにすることができる。この実施形態では、メディア・スクリーンは、ゲーム・アクションの異なるカメラ・アングルなどに使用され、また編集タスクをレビューし、最終的なブロードキャストまたはファイルをアセンブルするために使用されうる。デバイスは、記録、プレー、および他の関連する機能コマンド用のコントロールボタンを配置することができるか、またはデバイスに直接接続することができるか、またはデバイスと無線通信することができるパーソナル・コンピュータ上のソフトウェア管理プログラムで実行されうる。ソフトウェア管理プログラムは、異なるゲームおよびタイトルに対する異なるテンプレートを格納し、アクションがビデオ・ゲーム機またはパーソナル・コンピューティング・デバイスを介して実行される論評またはブロードキャスト経験を有効化し、ブロードキャスト、共有、またはアーカイブの助けとなる仕方でファイルを格納することもできる。例えば、JohnとJane Doeが、John Madden Footballを互いにプレーしたい場合、兄弟のJackとJill Doeがアナウンサーの役を務め、その論評および個人化された生成局面を経験にまとめ、イベントを記録し、イベントをブロードキャストし、必要に応じて再ブロードキャストおよび編集のためにファイルに保存することができる。これは、Doe一家が、自分たちのゲームをアーカイブし、特別編集ファイルを作成し、後から見られるように個人化された記録をつけることができることを意味する。他の例は、「Press Box」周辺機器が、Guitar Hero(登録商標)用に開発され、これによりDoe家族の1人が制作者の役割を引き受けて、楽曲、および/またはゲームおよびGuitar Heroの経験の他の局面に対してゲーム・プレーヤの実際のビデオを作成することができた例である。彼らは、友人および家族の他のメンバーによる成績を判断するためにアナウンサーとして役割を果たし、ゲームを制作イベントにし、ゲームの局面の全部または一部を編集し、記録し、共有し、共通の記憶装置にアップロードするか、またはyoutube.comなどのビデオサービスを介して公開表示用に共有することができる。
メディア・スクリーン技術およびメディアを表示するためのその手段は、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、「Blackberry」などのデバイス、ならびに他のハンドヘルドおよびポケットサイズのコンピューティングおよび通信デバイスにも応用される。言い換えると、PDAデバイスは、メディア表示、識別マーカーの配置、またはディスプレイ識別もしくは個人化の他の作業を目的として1つまたは複数のメディア・スクリーンで有効化されうる。
他の実施形態では、テーマを、ユーザが直接作成する代わりに、インターネットからダウンロードすることができる。例えば、コンピュータ・メーカが、特定のコンピュータ構成に合わせて複数の「プレパッケージされた」テーマを供給することができる。購入した後、「デフォルト」の初期テーマがインストールされる。アカウント管理ソフトウェアを使用することで、ユーザは、メーカもしくはサードパーティによって提供されるリストから代替テーマを選択することができる。購入した後、メーカもしくはサードパーティは、新規の、または更新されたテーマを作成し、例えば、新規のアイデアまたはイベント(たぶん新しい映画公開に基づくテーマ)を反映させることができる。テーマはインターネットを介して入手可能であるため、これらは、ユーザによって手動で選択されるか、またはおそらく、ユーザが直接かかわることなくデバイス上に自動的にダウンロードされ表示されうる。自動的にダウンロードされる場合、ユーザ設定で、提供される自動テーマ選択のレベルを制御することができ、例えば、更新の頻度、または新規テーマを展開するときに選択する特定のテーマ・カテゴリ(スポーツ、サイエンス・フィクション、漫画など)を選択することができる。
単一のディスプレイのみを含み、他の機能をまったく含まないメディア・デバイスの実施形態では、最近のコンピュータ・オペレーティング・システムの既存のマルチ・ディスプレイ・サポートを利用することができる。そこで、ホスト・コンピュータは、プライマリ・ディスプレイだけでなく、メディア・デバイスのディスプレイをも含む。Microsoft Windows(登録商標) 2000、XP、Vista、およびWindows(登録商標) 7などの最近のオペレーティング・システムも、典型的には、多機能周辺機器をサポートしている。これらの機能を利用することで、プリンタ、スキャナ、ファクス機、およびモデムを一体化した複合機などのデバイス、またはスピーカとサウンド・ファイル用の大容量記憶装置システムを含むサウンド指向デバイスが、現在では容易にサポートされる。キーボードおよび1つまたは複数のディスプレイを備えるメディア・キーボードなどの複数の機能を備える開示されているメディア・デバイスは、これらの既存のオペレーティング・システム機能を介してオペレーティング・システムとインターフェイスすることができる。
図19は、メディア表示デバイスを含むコンピュータ構成を可能にする典型的なソフトウェア・アーキテクチャを示している。この実施形態では、従来のコンピュータ・ディスプレイとディスプレイの寸法が異なるにもかかわらず、メディア・ディスプレイはオペレーティング・システムによって典型的なコンピュータ・ディスプレイとして処理されることに留意されたい。また、物理デバイスと通信するために物理デバイス毎に1つのデバイスドライバ1901を使用することにも留意されたい。各デバイスが組み込む機能の数に応じて、デバイス毎に1つまたは複数の機能ドライバ1902が存在する。例えば、メディア・キーボードが7つのディスプレイを組み込んでいる場合、このアーキテクチャは、8つの機能ドライバ(キーボードに1つ、ディスプレイのそれぞれに対し1つである)からなるが、デバイス・ドライバは1つのみであり、これが物理メディア・キーボード・デバイスそれ自体との通信を管理する。このような構成は、既存の技術において容易にサポートされる。例えば、Windows(登録商標) Driver Model(WDM)またはWindows(登録商標) Driver Foundation(WDF)を参照されたい。また、USB(登録商標)の仕様についてはhttp://www.usb.orgも参照のこと。
Microsoft Windows(登録商標)などの典型的なオペレーティング・システムのマルチ・ディスプレイ環境も、複数の動作モードを備える。一実施形態では、オペレーティング・システムは、「スパニング」モードで構成することができ、メディア・ステーション・ディスプレイは、単に利用可能なディスプレイ空間の延長として処理される。この実施形態では、メディア・デバイスのディスプレイ・コンポーネントは、オペレーティング・システムには従来のセカンダリー・ディスプレイのように見える。ホスト・コンピュータの従来の「デスクトップ」は、プライマリ・ディスプレイからメディア・ディスプレイに「またがる」。スパニング・モードでは、従来のアプリケーションは、メディア・ディスプレイの存在を認識しないが、それでも、単純にデスクトップ上のその位置を介してそれらのデバイスに表示機能を提供する。スパニング・モードの実施形態では、アプリケーションは、メディア・ディスプレイ機能を備えることができる。この実施形態には、アプリケーションがそのコンテンツを表示するのに利用可能である限り、従来のイメージ・ファイル、ストリーミング・ビデオ、ウェブ・サイトから選択されたコンテンツ、未知のフォーマットの専有コンテンツなどを含む、無限に多くのコンテンツ・タイプを低コストでサポートするという利点がある。この実施形態の不利点は、使用されている特定のアプリケーションのネイティブの特徴に基づいてディスプレイをカスタマイズする能力が制限されている点である。
代替実施形態は、メディア・ディスプレイを認識し、その出力先を特定の1つまたは複数のメディア・ステーション・ディスプレイに設定するアプリケーションを提供する。この実施形態により、前の実施形態において使用されている一般的なアプリケーションに依存しない特有性の高いカスタマイズされたディスプレイ外観が可能である。この新しい実施形態では、メディア・ディスプレイ認識アプリケーション(MDAA)が、オペレーティング・システムのグラフィックス・サポートAPIを介して特定の出力デバイス/ディスプレイを識別する。例えば、Microsoft Windows(登録商標)では、GDI APIがこのような機能をサポートしている。
図20は、メディア・ディスプレイを認識するアカウント管理システムの可能な1つの実施形態を説明している(MDAA)。図20に示されているアーキテクチャは、ローカル・アプリケーションとウェブ・ベース・アプリケーションの両方によって生成されるコンテンツを含む、さまざまなディスプレイ・コンテンツ・タイプおよびソースをサポートする。このMDAAは、知られているグラフィックスおよびビデオ・ファイル・フォーマットなどのローカル・コンテンツ・タイプ、さらにはコンソール・アプリケーション出力をもネイティブ・サポートする。コンソール・アプリケーションは、今日の名言、時刻情報などの単純なディスプレイ出力を行うことができる。MDAAは、RSS、HTTP、およびPOP3(電子メール)などの標準的なインターネット・コンテンツ検索プロトコルもネイティブ・サポートする。ネイティブの標準プロトコルではアクセスできないコンテンツをサポートするために、MDAAでは、「プラグイン」APIを用意し、これによりプログラマは「非標準的」手段でのみアクセス可能なウェブ・アプリケーション・コンテンツを直接MDAAに供給することができる。このプラグイン・アーキテクチャは、ホストPC上で実行されている「ウェブ・ベース」アプリケーションまたはローカル・アプリケーションの両方からディスプレイ・コンテンツを読み込むために使用することができる。このアーキテクチャは、インターネット標準およびコンテンツ・タイプが進化し続けたときのMDAAの将来の拡張性にも対応している。
一実施形態では、フェイスブック、ツイッター、eBay、CNN、またはESPNなどのポピュラーなコンテンツ・プロバイダが、アカウント管理システム用に専用の「プラグイン」を開発する。プラグインは、メディア・デバイス・メーカ自体によって開発されるか、またはコンテンツ・プロバイダAPIにアクセスできるサード・パーティによって開発されうる。プラグインを使用することで、メディア・デバイス上にプロバイダからのコンテンツを表示することができる。ウェブ・アプリケーションは、ウィジェット技術または他のインターネット・プログラミング・モデルを使用して、この機能を実現することができる。インターネットが進化し続け、新しいウェブ・アプリケーションが人気を得たら、新しい「プラグイン」を開発して、メディア・デバイス・ディスプレイ機能を拡張することができる。
一実施形態では、MDAAは、接続されているメディア・ディスプレイの構成を管理するための対話的ユーザ・インターフェイス(2010)を備える。例えば、複数のメディア・ディスプレイが接続されている場合、ユーザは、MDAAユーザ・インターフェイスを介して、どの表示ソース(ファイル(2003)、(2004)、(2005)、プラグイン(2011)、RSSフィード(2007)、など)を接続されているディスプレイのそれぞれに表示すべきかを選択することができる。あるいは、ディスプレイ構成は、MDAAによって構成ファイル(2013)から読み取られ、これにより、完全自動化構成が可能になり、ユーザがかかわることなく典型的にはカスタマイズされる、プレパッケージされた製品において有用である。
他の実施形態では、ディスプレイ構成は、インターネット接続を介して定期的に更新される。MDAA(直接的に、またはヘルパー・アプリケーションを介して)は、コンピュータ・ベンダまたはサードパーティによって維持されているインターネット・サーバ(2014)に接続して、更新を取得する。これらの更新は、ディスプレイ・コンテンツとその構成の両方を指定することができる(コンテンツがホスト構成メディア・ディスプレイ上にどのようにレイアウトされるかを示す)。サーバが適切なディスプレイ構成を生成する能力を助長するために、MDAAは、更新を要求したときにローカル・ディスプレイ構成をインターネット・サーバに送信する。次いで、インターネット・サーバは、MDAAの特定のディスプレイ構成に対する適切な更新(コンテンツおよび構成を含む)を取り出すことができる。ディスプレイ・コンテンツは、コンテンツそれ自体(イメージまたはビデオ・ファイルの形態の)を含めるか、またはMDAAがディスプレイ・コンテンツを取り出すために使用することができるURLを介して指定することができる。この実施形態を使用することで、オリジナルのコンピュータ・ベンダまたはその譲受人は、販売取引が完了してからずっと後になってディスプレイのカスタマイズされた外観を制御することができる。
図21は、メディア・スクリーンの追加のいくつかの実施形態を説明している。この図において、位置決め部材2101、2105、および2108を介して、メディア・スクリーンをラップトップ・コンピュータの画面に取り付けることができる。位置決め部材は、支持部材と称することもできる。図21に示されているように取り付けると、メディア・スクリーンは完全に機能することができる。位置決め部材は、メディア・ディスプレイを構造的に支持するだけでなく、そうする必要があれば電気接続およびデジタル接続も行うことができる。メディア・スクリーンへの電力供給には、電池または別途用意される電源コードを使用することに留意されたい。このような実施形態では、電力は、位置決め部材によって供給されない。この実施形態におけるメディア・スクリーンのデジタル接続は、位置決め部材、別の配線接続、または無線接続を介して行うこともできる。プライマリ・ディスプレイと位置決め部材との間の接続は、USBなどの既存の標準を介して行うことができるが、USBのみに限定されるわけではない。いくつかの場合において、ディスプレイの重量によっては、適切な構造支持が確実に行われるように使用される電気/デジタル接続(USBなど)を他の機械的手段によって補強する必要がある場合がある。例えば、メディア・スクリーンをプライマリ・ディスプレイに取り付けるために、クリップまたはネジを追加して位置決め部材または関連するコネクタに組み込む。このようなアタッチメントは、本明細書では、例えば、1つまたは複数の定着部材と称することができる。
他の実施形態では、メディア・スクリーンは、ラップトップ・コンピュータに特に関連付けられているわけではない他のディスプレイに取り付けることができる。例えば、メディア・スクリーンは、図21の方法と同様に構成することが可能であるが、その代わりに、「デスクトップ」パーソナル・コンピュータのディスプレイに取り付けるか、またはコピー機もしくは他の大きな電子機器の管理ステーションまたはメディア・メイトなどのデバイスの基部に取り付けることができる。1つまたは複数のメディア・スクリーンを、計装デバイス、例えば、オシロス・コープ、プロトコル・アナライザなどに取り付けることもできる。メディア・スクリーンは、デジタル・テレビ受像機またはセットトップ・ボックスに取り付けることも可能である(例えば、テレビ視聴体験のフレキシビリティを高めるために、またはテレビ・コンテンツ・プロバイダが貴重なプライマリ・ディスプレイ画面領域を使用せずに視聴者にさらに多くのコンテンツを提供するために、ケーブル・プロバイダによって提供されもの)。
メディア・ディスプレイは、複数の位置決め部材によってプライマリ・ディスプレイ画面に取り付けることができることに留意されたい。例えば、メディア・スクリーンの重量によっては、1つのコネクタのみで可能な以上の支持が必要になることがある。これは、複数の位置決め部材(2105)が存在する、実施形態2104の場合である。この実施形態では位置決め部材は2つしか示されていないが、さらに多くが可能であり、3つ、4つ、5つ、6つ、7つなどの位置決め部材を含む実施形態が挙げられる。デバイスは、プライマリ・ディスプレイに接続するために少なくとも1つの支柱を有し、またコンピューティング・デバイスに接続する基部または定着要素に取り付けられた少なくとも1つの垂直な支柱もしくは位置決め/支持部材を有することもできる。メディア・スクリーンは、コンピューティング・デバイス側部2117および2118にも取り付けることができる。イメージ2107は、さらに別の異なるタイプの支持/接続装置2108を備えるメディア・スクリーン2110を示している。これは、メディア・スクリーンを携帯型コンピューティング・デバイスに接続する方法に合わせて交換可能な要素が多数あることを示している。メディア・スクリーン2110は、2119および2120などのデバイス上の他の場所にも取り付けることができる。
いくつかの実施形態では、位置決め部材は、一体化されたちょうつがいまたはたわみ継手(2102、2109)を備えることができ、これにより、メディア・スクリーンをユーザの都合のよいようにプライマリ・ディスプレイに関してさまざまな角度に位置決めすることができる。あるいは、位置決め部材は、「グースネック」技術、テレスコーピング技術、または他の技術を利用して、メディア・スクリーンをプライマリ・ディスプレイからさまざまな距離、さまざまな角度で位置決めできるように柔軟性を与えることができる。ディスプレイ、支持部材、およびコネクタは、互いに関して回転可能であるか、または調節可能である。
コンピュータへの接続部としての延長支持装置は、コンピューティング・デバイスのフレームとの接続部に対して同一平面である状態から長さ10インチまでの妥当な長さとすることができる。これは、剛性があり、曲げることができ、角度を付けることができ、伸縮自在で、および/またはいくつかの実施形態において少なくとも1つのちょうつがいまたは継手要素を有することができる。メディア・スクリーン2103は、開いているシェル2115の上に、または他方の側2116にUBSタイプの接続を介して取り付けることもできる。
イメージ2111は、アメリカ国旗に似たメディア・スクリーン2112のさらに他の実施形態を示している。これは、当然ながらどのようなデザインでもよく、基部2114および単一の垂直支柱タイプ片2113を備える装置によるプライマリ・ディスプレイへの接続によって支持される。プライマリ・ディスプレイ上の位置は、可変であるものとしてもよい。例えば、接続部は、2121および/または2122に配置することができる。すべての実施形態において、USBなどの電力を送る接続点が多数あり、また構造支持もありうる。このタイプのメディア・スクリーンの接続は、いくつかの実施形態でハンドヘルド機器およびPDAにも適用されうる。
本明細書で説明されている発明対象は、ときには、異なる他のコンポーネント内に収納されるか、または接続される異なるコンポーネントを例示する。このような示されているアーキテクチャは単に例示的であること、また実際に、同じ機能を達成する他の多くのアーキテクチャを実装できることは理解されるべきである。概念的な考え方として、同じ機能を達成するようにコンポーネントを配置することは、所望の機能が達成されるように実際に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するように組み合わされた本明細書の2つのコンポーネントは、アーキテクチャまたは中間コンポーネントに関係なく所望の機能が達成されるように互いに「関連付けられている」ものとみなせる。同様に、そのように関連付けられている2つのコンポーネントは、さらに、所望の機能を達成するように互いに「動作可能なように接続される」か、または「動作可能なように結合される」とみなせ、またそのように関連付けることができる2つのコンポーネントは、さらに、所望の機能を達成するように互いに「動作可能なように結合可能である」とみなせる。動作可能なように結合可能であることの具体例としては、限定はしないが、物理的に嵌合可能である、および/または物理的に相互にやり取りするコンポーネントが挙げられる。
本明細書における実質的に複数形および/または単数形の語の使用に関して、当業者であれば、背景状況および/またはアプリケーションに応じて適切に、複数形を単数形に、および/または単数形を複数形に変えることができる。さまざまな単数形/複数形の置き換えは、本明細書ではわかりやすくするために明示的に述べる場合がある。
当業者であれば、一般に、本明細書で使用されている、また特に付属の請求項(例えば、付属の請求項の本文)で使用されている言い回しは、「制約のない」言い回し(例えば、「含むこと」という言い回しは、「限定はしないが、含むこと」と解釈すべきであり、「有する」という言い回しは、「少なくとも有する」と解釈すべきであり、「含む」という言い回しは、「限定はしないが、含む」と解釈すべきである、など)として一般的に意図されていることを理解されるであろう。さらに、当業者であれば、導入される請求項列挙の特定の数が意図されている場合、そのような意図は、請求項内で明示的に記載され、そのような列挙がない場合は、そのような意図は存在しないことを理解するであろう。例えば、理解の助けとして、付属の請求項に、導入句「少なくとも1つの」および「1つまたは複数の」を入れて請求項列挙を導入することができる。しかし、英語原文において、このような語句を使用したとしても、不定冠詞「a」または「an」による請求項列挙の導入によって、たとえその請求項が導入句「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」、および「a」または「an」などの不定冠詞を含むとしても、そのような導入される請求項列挙を含む特定の請求項がそのような列挙を1つしか含まない実施形態に制限されることを意味すると解釈すべきではなく(例えば、「a」および/または「an」は、典型的には、「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味すると解釈されるべきである)、請求項列挙を導入するために使用される定冠詞の使用についても同じことが成り立つ。それに加えて、特定の数の導入される請求項列挙が明示的に記載されるとしても、当業者であれば、そのような列挙は、典型的には、少なくとも記載されている数を意味するものと解釈すべきであることを理解するであろう(例えば、ほかに修飾子を付けない「2つの列挙」という飾りのない列挙は、典型的には、少なくとも2つの列挙、または2つ以上の列挙を意味する)。さらに、「A、B、およびCなどのうちの少なくとも1つ」に類似の慣例的言い回しが使用される場合、一般的に、このような構文は、当業者がこの慣例的言い回しを理解するという意味で意図されたものである(例えば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定はしないが、Aだけ、Bだけ、Cだけ、AおよびBを一緒に、AおよびCを一緒に、BおよびCを一緒に、および/またはA、B、およびCを一緒に、などを有するシステムを含む)。「A、B、またはCなどのうちの少なくとも1つ」に類似の慣例的言い回しが使用される場合、一般的に、このような構文は、当業者がこの慣例的言い回しを理解するという意味で意図されたものである(例えば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定はしないが、Aだけ、Bだけ、Cだけ、AおよびBを一緒に、AおよびCを一緒に、BおよびCを一緒に、および/またはA、B、およびCを一緒に、などを有するシステムを含む)。さらに、当業者であれば、説明中であろうと、請求項中であろうと、図面中であろうと2つ以上の代替語を示す実質的に任意の離接語または語句は、複数の語のうちの1つ、複数の語いずれか、または両方の語を含む可能性を考えるものと理解されるべきであることを理解するであろう。例えば、語句「AまたはB」は、「A」または「B」または「AおよびB」の可能性を含むと理解される。
本明細書ではさまざまな態様および実施形態が開示されているが、他の態様および実施形態も当業者には明らかであろう。本明細書で開示されているさまざまな態様および実施形態は、例示することを目的としており、制限することを意図しておらず、真の範囲および精神は以下の請求項によって示される。
上述の説明では、さまざまな実施形態に適用されるような本発明の新規性のある特徴を示し、説明し、指摘しているが、例示されているデバイスまたはプロセスの形態および詳細のさまざまな省略、置換、および変更は、本発明の精神から逸脱することなく当業者によってなされうることは理解されるであろう。さらに、テーマに関する多くの変更形態をまだ思いついていないが、理解されるとおり、ある特徴は他の特徴と別に使用されるか、または実施されうるので、本発明は、本明細書で述べられている特徴および利点のすべてを備えているわけではない形態で具現化されうる。