JP2011524586A - モバイル・テレビジョン及びマルチメディア・プレーヤ・キーの提示 - Google Patents

モバイル・テレビジョン及びマルチメディア・プレーヤ・キーの提示 Download PDF

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Abstract

テレビジョン及びマルチメディア・アプリケーションを制御するためにモバイル・デバイス・キーパッド上に直感的なユーザ・インターフェースを提供する方法及び装置は、ビデオ・アプリケーション・ソフトウェアとモバイル・デバイス・キーパッドとの間の標準的なインターフェースとしてキーパッド・プロトコルを使用する。キーパッド・プロトコルは、アプリケーションがフィールド化された後に開発される可能性があるキーパッドを含む、いろいろなキーパッドと互換性があるビデオ・アプリケーションの開発を容易にするために、インターフェース及びAPIの共通の組を提供し得る。ビデオ・アプリケーションは、ディスプレイ・キーパッド上に直感的な機能記述グラフィックを提示するグラフィックを提供することを含む、ビデオ機能をサポートするキーパッド構成をキーパッド・プロトコルに知らせ得る。ある実施形態では、モバイル・デバイスは、特定のキーに割当てられる割当て式マルチメディア・プレーヤ機能を示す直感的なグラフィックをキーパッド上に提示しながら、モバイル・デバイス内でエリア無線データリンク送受信機を使用して外部マルチメディア・プレーヤを制御するように構成され得る。

Description

本発明は、一般に、モバイル・コンピュータ・システムに関し、より詳細には、携帯電話などのモバイル・デバイス上で使用するための共通のキーパッド・インターフェース・ソフトウェア層に関する。
優先権の主張
本出願は、その全体の内容が参照により組み込まれる、「Dynamically Configurable Keypad」という名称の2007年7月16日に出願された米国特許仮出願番号第60/950,112号に対して優先権の利益を主張する。
携帯電話などのモバイル電子デバイス(モバイル・デバイス)の使用は、その可搬性、接続性、及び益々増加するコンピューティング・パワーのために益々増加している。モバイル・デバイスが洗練されるにつれて、アプリケーション・ソフトウェアの種類及び洗練度が増しつつあり、モバイル・デバイスを多目的生産性ツールに変える。しかし、モバイル・デバイス及びそのアプリケーションの有用性は、ユーザ・インターフェースに使用可能なエリアが小さいことによって制限される。従来の携帯電話は、固定構成の単純なキーパッドを含んでいた。最近、小型QWERTYキーボード、タッチ・スクリーン・インターフェース、及び再構成可能なキーを特徴とするモバイル・デバイスが発売されている。より良いユーザ・インターフェースを提供し、より有用なアプリケーションをサポートするさらなるキーパッド革新が予想される。
従来、キーパッドは、キーの押下を、モバイル・デバイス及びそのアプリケーション・ソフトウェアによって解釈され得る電気信号に変換することによって機能する。図1は、キー押下イベントがアプリケーション・ソフトウェアにどのように通信されるかを示す典型的なモバイル・デバイスのハードウェア/ソフトウェア・アーキテクチャを示す。従来の固定キーパッド5上でのキーの押下は、回路を閉じるか、または、静電容量もしくは抵抗を変化させ、それにより、ハードウェア・ドライバ4によって処理され得る電気信号が生じる。ハードウェア・ドライバ4は、特定のモバイル・デバイスに応じて、回路、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの混合物であってよい。ハードウェア・ドライバ4は、キーパッド5から受信される電気信号を、モバイル・デバイス上で実行されるソフトウェア・アプリケーションによって解釈され得る形式に変換する。この信号は、ソフトウェア・アプリケーションによってアクセス可能であるメモリテーブル内の割込み値または格納値の形態であってよい。メモリ内のこうした割込み値または格納値は、無線用バイナリランタイム環境(Binary Runtime Environment for Wireless)(BREW(登録商標))、Windows(登録商標)モバイル、Linux(登録商標)などのランタイム環境ソフトウェア層3によって受信される。ランタイム環境ソフトウェア層3の目的は、アプリケーション・ソフトウェアとモバイル・デバイスとの間の共通のインターフェースを提供することである。そのため、キー押下イベント信号は、キー押下イベント・メッセージの形態で、アプリケーション層2上で渡される。アプリケーション・ソフトウェアは、キー押下イベントの意味を理解できなければならず、したがって、基礎になるハードウェア・ドライバ4及びキーパッド・ハードウェア5に対処するように書かれなければならない。キー押下イベントはまた、特定のキーに関連する値を表示するなどのために、ユーザ・インターフェース層1に伝達されてもよい。
図1に示すような、過去に知られているシステム/ハードウェア・アーキテクチャを使用して、アプリケーション開発者は、アプリケーションがロードされる可能性があるモバイル・デバイスの各タイプに固有のキーパッド・レイアウト及び関連機能に対して開発者のソフトウェアを適合させなければならなかった。そのため、従来のキーパッド用に構成されたアプリケーションは、タッチ・スクリーン・キーパッドを有するモバイル・デバイス上で機能しない可能性があり、また、タッチ・スクリーンを装備したモバイル・デバイス用に書かれたアプリケーションは、従来のモバイル・デバイス上で動作しないことになる。アプリケーション開発者は、いくつかの種類のデバイス上で使用され得る単一アプリケーションを書きたいと思う場合、種々のモバイル・デバイス上で使用される可能性がある異なる種類のキーパッド全てを、ソフトウェアにおいて予想し、対処しなければならなかった。そのため、アプリケーション・ソフトウェアは、各タイプのデバイス・キーボード・レイアウト及びキー押下イベント信号と一緒に使えることが求められるコード及び情報を含まなければならないことになる。この要件は、ソフトウェアの複雑さを増加させ、アプリケーション開発者が、種々のデバイス上で実行され得る入手可能なアプリケーションを提供することを困難にしている。同様に、アプリケーション開発者は、まだ開発されていないキーパッドを採用する将来のモバイル・デバイス上で動作可能なアプリケーションを書くことができない。その結果、アプリケーション開発は、必然的にハードウェア開発より遅れている。さらに、異なる種類のデバイス上で使用される異なるキーパッド・レイアウト及び機能は、開発者が、種々のモバイル・デバイスにわたって共通のルック・アンド・フィール(外観と雰囲気)を有するアプリケーションを作成することを困難にしている。
種々の実施形態のシステム及び方法は、アプリケーション・ソフトウェアのために標準的なキーパッド・インターフェースを提供するモバイル・デバイスのソフトウェア・アーキテクチャ内でキーパッド・プロトコルインターフェースを提供する。キーパッド・プロトコルは、モバイル・テレビジョン及びマルチメディア・アプリケーションが、アプリケーションによって認識可能な標準的な形式でキー押下イベントを受信しながら、キー・イベント定義を指定し、メディア・プレーヤ機能と一貫性がある種々のキーパッドと共に使用するグラフィックを提供することを可能にする。共通のキーパッド・インターフェースを提供することによって、キーパッド・プロトコルは、ユーザ・インターフェースに関するモバイル・テレビジョン及びマルチメディア・アプリケーション開発プロセスを簡略化し、単一アプリケーションが、種々の異なるキーパッド構成を採用する種々の異なるタイプのモバイル・デバイス上で動作することを可能にする。キーパッド・プロトコルはまた、予測テキスト、翻訳、及びスペルチェック・ソフトウェアなどのキー・ストローク解釈アプリケーションに対するインターフェースとして役立つ可能性がある。テレビジョン及びマルチメディア・プレーヤに通常関連するキー機能シンボルを示すキーディスプレイを設けることによって、ユーザは、こうしたアプリケーションのためのより直感的なインターフェースを提供される。ある実施形態では、マルチメディア・プレーヤ・コントローラ・ソフトウェアは、モバイル・デバイスが、外部マルチメディア・プレーヤのための直感的なユーザ・インターフェースを提供しながら、ローカルエリア・データリンク送受信機を使用して外部マルチメディア・プレーヤを制御することを可能にする。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の例示的な実施形態を示し、また、先に与えた一般的な説明及び以下で与える詳細な説明と共に、本発明の特徴を説明するのに役立つ。
標準的な従来技術の携帯電話のハードウェア/ソフトウェア・アーキテクチャを示す図。 種々の実施形態によって有効になる携帯電話システムのシステム・コンポーネントを示す図。 ある実施形態によるハードウェア/ソフトウェア・アーキテクチャ図の一部分を示す図。 種々の実施形態に関し使用可能な典型的な携帯電話のコンポーネントを示すブロック図。 ある実施形態のハードウェア/ソフトウェア・アーキテクチャを示す図。 別の実施形態のハードウェア/ソフトウェア・アーキテクチャを示す図。 ある実施形態による、通信フローを示すソフトウェア・アーキテクチャ図の一部分を示す図。 ある実施形態によって有効になる機能の一部分のプロセス・フローを示す図。 図8に示すプロセス・ステップに関連するメッセージのメッセージ・フローを示す図。 ある実施形態の機能の一部分のプロセス・フローを示す図。 ある実施形態で使用するのに適したデータ構造を示す図。 ある実施形態によるキー翻訳テーブル用のデータ構造を示す図。 ある実施形態の機能の一部分のプロセス・フローを示す図。 ある実施形態によるキー押下イベント割込みのデータ構造を示す図。 ある実施形態の機能の一部分のプロセス・フローを示す図。 図15に示すプロセス・ステップに関連するメッセージのメッセージ・フローを示す図。 ある実施形態と組み合わせて、予測テキスト・アプリケーションを採用するある実施形態のプロセス・フローを示す図。 図17に示すプロセス・ステップに関連するメッセージのメッセージ・フローを示す図。 ディスプレイ・キーを採用するキーパッドの上面図。 ディスプレイ・キーを採用するキーパッドの断面図。 タッチ・スクリーン・ユーザ・インターフェースを含む携帯電話の図。 タッチ・スクリーン・ユーザ・インターフェースを含む携帯電話の図。 キーの上に配置されたディスプレイを含む携帯電話の図。 異なるキー値シンボルを提示するキーパッド・ディスプレイを採用するある実施形態の図。 異なるキー値シンボルを提示するキーパッド・ディスプレイを採用するある実施形態の図。 異なるキーパッド・シンボルを提示するタッチ・スクリーン携帯電話の図。 異なるキーパッド・シンボルを提示するタッチ・スクリーン携帯電話の図。 異なるキーパッド・シンボルを提示するキーディスプレイを含む携帯電話の図。 異なるキーパッド・シンボルを提示するキーディスプレイを含む携帯電話の図。 テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤ・アプリケーションが動作する従来の携帯電話の図。 テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤ・アプリケーションが動作するディスプレイ・キーを採用する携帯電話の図。 テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤが動作するタッチ・スクリーン・ユーザ・インターフェースを採用する携帯電話の図。 テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤ・アプリケーションが動作するキーディスプレイを採用する携帯電話の図。 テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤ・アプリケーションが動作するタッチ・スクリーン・ディスプレイ・インターフェースを有する携帯電話の図。
種々の実施形態について、添付図面を参照して詳細に述べる。可能である場合はどこでも、同じまたは同様な部品を参照するために、同じ参照数字が図面全体を通して使用されることになる。特定の実施例及び実施態様に対して行われる参照は、例示のためであり、本発明または特許請求の範囲を制限するものではない。
本明細書で使用されるように、用語「モバイル・ハンドセット(mobile handset)」及び「モバイル・デバイス(mobile device)」は、交換可能に使用され、種々の携帯電話、携帯情報端末(PDA)、パームトップ・コンピュータ、無線モデムを有するラップトップ・コンピュータ、無線電子メール受信機(たとえば、Blackberry(登録商標)及びTreo(登録商標)デバイス)、携帯電話、及びマルチメディアインターネット有効化携帯電話(たとえばiPhone(登録商標))、ならびに同様のパーソナル電子デバイスのうちの任意の1つを指す。モバイル・デバイスは、図4を参照して以下でより完全に述べるように、プログラマブル・プロセッサ及びメモリを含んでもよい。好ましい実施形態では、モバイル・デバイスは、携帯電話ネットワークを介して通信し得る携帯型手持ち式デバイス(たとえば携帯電話)である。
現代の携帯電話及び他のモバイル・デバイスは、ユーザ入力を受信するために種々の異なるキーパッドを利用する。より大きな柔軟性を提供する新しい種類のキーパッドが将来予想される。さらに、モバイル・デバイス10は、図2に示すように、キーボード、キーパッド、及び外部メディア・プレーヤなどの、外部ユーザ・インターフェース及びデバイスに接続され得るまたはインターフェースされ得る。そのため、モバイル・デバイス10は、本明細書に述べるようなキーパッド20またはタッチ・スクリーン・キーパッドを含み、FireWire(登録商標)またはUSBケーブルなどのケーブル52などによって外部キーボード50に接続されてもよい。モバイル・デバイス10はまた、ケーブル56によって、ドローイング・パッド54などのタッチ感応式ディスプレイまたはユーザ・インターフェースに接続されてもよい。モバイル・デバイス10はまた、種々の実施形態などに従って、ローカルエリア無線データリンク62を使用してDVD/CDプレーヤ58またはテレビジョン59などの外部メディア・プレーヤにインターフェースするように構成されてもよい。ケーブル接続の代わりに、または、それに加えて、キーボード60などの外部ユーザ入力デバイスが、Bluetooth(登録商標)無線データリンクまたは赤外線データリンク(たとえば、赤外線データ協会(Infrared Data Association)(IrDA)仕様による)などのローカルエリア無線データリンク62によってモバイル・デバイスに結合されてもよい。それほど多くの異なる種類のユーザ・インターフェースが消費者に利用可能である状態で、アプリケーション開発者は、新しいアプリケーション・ソフトウェアを書くときに難題に直面する。以前は、開発者は、アプリケーションに関連して使用される可能性がある各キーボードまたはキーパッドに関連する構成及びシグナリングを知り、アプリケーションがそのキーパッドに関して動作することを可能にするために必要なコード及び値を含めなければならなかった。
外部キーパッドに加えて、一部の現代のモバイル・デバイスは、デバイスに一体化された2つ以上のキーパッドを含む。たとえば、一部の携帯電話の設計は、電話をかけるときに使用するための数字キーパッド及びキーボードを露出させるように、電話の一部分を摺動させるか、開くか、または回転させることによってアクティブ化され得る小型キーボードを含む。別の実施例として、一部の携帯電話は、固定キーパッド、ならびに、ユーザ選択及びアプリケーション・ソフトウェアに応じて、受動ディスプレイとして動作してもよいタッチ・スクリーン・ユーザ・インターフェースまたはタッチ感応性インターフェースを含んでもよい。そのため、外部キーボードまたはインターフェースが取り付けられていないモバイル・デバイス10でさえ、アプリケーション・ソフトウェアにインターフェースする複数のキーパッドを含む可能性がある。
さらに、モバイル・デバイスは、今や、従来の携帯電話及びPDAのアプリケーションと非常に異なるアプリケーションをプログラムされ、デバイスをモバイル娯楽資源にする。たとえば、一部のモバイル・デバイスは、携帯サービス・プロバイダによって送信されるモバイル・テレビジョンプログラムを受信し表示し得る。同様に、一部のモバイル・デバイスは、記録されたムービー、フィルムクリップ、及び同様なマルチメディア素材を含むビデオファイルを提示し得る。モバイル・デバイス用のモバイル・テレビジョン及びマルチメディア・アプリケーションの成長が予想される。参照を容易にするために、こうしたモバイル・テレビジョン及びマルチメディア・アプリケーションは、本明細書でまた特許請求の範囲で「ビデオ・アプリケーション(video application)」と呼ばれてもよい。こうしたアプリケーションは、通常の電話キーパッドと整合しないコマンド機能(たとえば、再生、停止、早送り、巻き戻し、及び音量コントロール)の簡単な組を含む。従来のキーパッドを有するモバイル・デバイス上でこうしたアプリケーションを使用することは、ユーザがキー機能割当てを記憶することを必要とする。したがって、グラフィカルに表示することによって、キー上の直感的な機能シンボルは、ユーザの娯楽経験を改善させ得る。
種々の実施形態は、種々のキーパッドと共に動作するアプリケーション・ソフトウェアの開発を簡略化し得る、システム・ソフトウェア内のキーパッド・プロトコル層を利用する。図3に示すように、キーパッド・プロトコル100は、アプリケーション・ソフトウェア180と種々のキーパッド及びインターフェース50、60、122との間のインターフェース層として役立つ。実施形態では、キーパッド・プロトコルは、アプリケーション開発者が、予想し、標準的なソフトウェア命令で対処し得る標準的な形式で、キー・イベント通知をアプリケーション180に送出し得る。同様に、キーパッド・プロトコル100は、アプリケーション・プログラム・インターフェース(application program interface)(API)の標準的な組などの標準的な形式で、アプリケーション180からグラフィック及び構成コマンドを受信し得る。キーパッド・プロトコルのさらなる説明は、その全体の内容が参照により組み込まれる「Standardized Method and Systems for Providing Configurable Keypads」という名称の米国特許出願に提供されている。
キーパッド・プロトコルは、キーパッド内またはモバイル・デバイス自体の内のキーパッド・ドライバ126からキーパッド信号を受信し得る。同様に、キーパッド・プロトコル100は、キーパッド構成コマンドをキーパッド・ドライバ126に送出し得る。新しいタイプのキーパッド及びユーザ・インターフェースの開発を簡略化するために、キーパッド・プロトコル100は、キーパッド開発者が、対処されるべきハードウェア・インターフェースの標準的な組を有するために、キーパッド・プロトコル100が認識することになる標準的なデータ構造及び割込みなどの、インターフェースの標準的な組を提供し得る。同様に、キーパッド・プロトコル100は、キーパッド開発者が、開発者の製品が受信し処理できなければならないコマンド及び信号の標準的な組を有するように、キーパッド構成コマンドの標準的な組を提供し得る。したがって、キーパッド・プロトコル100はまた、新しいユーザ・インターフェースデバイス及び技術の開発を容易にする。
ある実施形態では、キーパッド・プロトコル100は、2つの基本コンポーネント、すなわち、キーパッド・プロトコル・ソフトウェア層102及びキーパッド・コントローラ層104を含んでもよい。キーパッド・プロトコル層102は、アプリケーション開発者が、アプリケーション・ソフトウェアを開発するときに利用し得るAPIの標準的な組を含んでもよい。そのため、キーパッド・プロトコル層102は、高レベル・ソフトウェア用の標準的なソフトウェア・インターフェースとして役立ち得る。キーパッド・コントローラ層104は、キーパッド・ドライバ110と直接インターフェースするように調節されたソフトウェアを含んでもよい。そのため、キーパッド・コントローラ層104は、特定のキーパッド・ドライバ110から受信されたキー・イベント信号に基づいて押下された特定のキーを識別する能力を含んでもよい。キーパッド機能及びインターフェース信号の性質が、異なるタイプのキーパッドの間で劇的に変わる可能性があるため、キーパッド・コントローラ層104は、こうした複雑さに対処し、アプリケーション層180から複雑さを隠蔽するソフトウェア層を提供する。
一部のキーパッド・デバイス122は、キーパッド上で起こるキー押下イベントに追従する状態機械128を含んでもよい。キーパッド・コントローラ層104は、キーパッド・プロトコル102によって解釈され、アプリケーション180に伝えられなければならないキー・イベントを判定するために、周期的に状態機械128にアクセスし得る。
本明細書で述べる実施形態は、種々のモバイル・デバイスのうちの任意のモバイル・デバイス上に実装されてもよい。通常、こうしたモバイル・デバイスは、図4に示すコンポーネントを共通に有することになる。たとえば、モバイル・デバイス10は、内部メモリ12及びディスプレイ13に結合されたプロセッサ11を含んでもよい。さらに、モバイル・デバイス10は、無線データリンクに接続される、電磁放射を送受信するアンテナ14及び/またはプロセッサ11に結合した携帯電話送受信機15を有することになる。一部の実施態様では、送受信機15ならびに携帯電話通信のために使用されるプロセッサ11及びメモリ12の所定部分は、無線データリンクを介したデータ・インターフェースを提供するため、集合的にエアインターフェースと呼ばれる。さらに、モバイル・デバイス10は、無線キーパッド60などの他のコンポーネントとの無線データリンクを確立するために、BlueTooth(登録商標)送受信機などの近・中距離無線データネットワーク送受信機16を含んでもよい。モバイル・デバイス10はまた、FireWireコネクタ17及び/またはUSBコネクタ18などの、データケーブルをプロセッサ11に接続するコネクタプラグ、ならびに、キーボード50、60またはタッチ・スクリーン54などの外部デバイスならびにDVD/CDプレーヤ58またはテレビジョン59などの外部メディア・プレーヤとのローカルエリア無線データリンク62を確立するためのプロセッサ11に接続される赤外線データリンク(たとえば、IRDA)送受信機19を含んでもよい。モバイル・デバイス10はまた、通常、ユーザ入力を受信するために、キーパッド20または小型キーボード及びメニュー選択ボタンまたはロッカー・スイッチ21を含み、また、アプリケーション・プログラマブル・ボタン22、23、24を含んでもよい。近・中距離無線データネットワーク送受信機16及びIRDA送受信機19は、制限された通信範囲を有するため、参照を容易にするために、これらの通信送受信機は、本明細書で集合的にまたは別法として、ローカルエリア無線データリンク送受信機と呼ばれる。
図5は、ある実施形態を実装するハードウェア/ソフトウェア・アーキテクチャを示す。示すように、キーパッド・プロトコル100は、種々のハードウェア・ドライバ110及びBREW(登録商標)層170などのランタイム環境ソフトウェアにリンクするシステム・ソフトウェアの一部として設けられる。従来の固定キーパッド20、外部キーパッド50、タッチ・スクリーン70、ディスプレイ・キーキーパッド80(以下でより詳細に述べられる)などのようなハードウェアユーザ・インターフェース120はそれぞれが、それ自体のそれぞれのハードウェア・ドライバ110を有してもよい。キー・イベント信号は、キーパッド120から関連するキーパッド・ハードウェア・ドライバ110に送出される。キーパッド・ドライバ110は、キー・イベント電気信号を、キーパッド・プロトコル100によって理解され得る形式に翻訳する(translate)。先に説明したように、この形式は、ハードウェア・ドライバ開発者が、全てのキーパッド・デバイス120用のドライバを開発するときに使用され得る共通のインターフェース仕様を有するように標準化されてもよい。
キーパッド・プロトコル100は、アプリケーション180によって解釈され得る、通知オブジェクトなどのキー押下イベント・メッセージを構成する。この構成されたキー押下イベント・メッセージ/通知オブジェクトは、ランタイム環境ソフトウェア層170を通してアプリケーション180に渡されてもよい。あるいは、キーパッド・プロトコル100は、キー押下イベント・メッセージ/通知オブジェクトをアプリケーション180に直接通信してもよい。アプリケーション180はまた、キー押下イベントをユーザ・インターフェース層190に通信してもよい。あるいは、キーパッド・プロトコル100は、ディスプレイ13上での提示のために、キー値をユーザ・インターフェース層190に通信してもよい。
ディスプレイ・キー及びタッチ・スクリーンを含むキーパッドなどのより大きな能力のキーパッドを十分利用するために、アプリケーション180は、キーパッドを構成するためのキーパッド定義コマンド及びグラフィックを提供できる必要がある。こうした定義及びグラフィック情報は、直接にまたはランタイム環境層170経由でキーパッド・プロトコル100に、アプリケーション180によって提供され得る。同様に、ユーザ・インターフェース・ソフトウェア190は、キーパッド定義及びグラフィック構成情報をキーパッド・プロトコル100に提供してもよい。キーパッド・プロトコル100は、その後、構成コマンドを関連ハードウェア・ドライバ110に提供することによって、選択されたキーパッド・デバイス20、50、70、80を構成するためにこうした定義及びグラフィック情報を使用する。グラフィックを表示し得るこれらのキーパッド・デバイスは、以下でより詳細に述べるように、そのハードウェア・ドライバ110からグラフィック・ファイル(または、グラフィック・ファイルに対するポインタ)を受信してもよい。
図5はまた、キーパッド・プロトコル100の別の利点を示す。モバイル・デバイス10は、任意の数の異なるキーパッド及び他のユーザ・インターフェースデバイスに接続されてもよい。アプリケーション180は、1つのキーパッドまたはユーザ・インターフェースデバイスを使用するだけであってもよい。アプリケーション層180とハードウェア・ドライバ110との間にキーパッド・プロトコル100を含むことによって、アプリケーション開発者は、アプリケーション・ソフトウェアが、利用可能なキーパッド120を識別し、使用するための特定のキーパッドを選択する単純な方法を提供され得る。そのため、モバイル・デバイス10はいくつかのキーパッド・インターフェースを含む可能性があるが、アプリケーション180は、キーパッド・インターフェース・コマンド及びAPIの共通の組を使用して、単一キーパッドを扱う必要があるだけである。同様に、アプリケーション180は、利用可能ないくつかのキーパッドから最適なキーパッドを選択してもよい。キーパッド・プロトコル100は、この選択及び選択されたキーパッドとの相互作用を簡略化する。
アプリケーション180と複数のキーパッド120との間のインターフェースを簡略化することに加えて、キーパッド・プロトコル100はまた、予測テキスト、スペルチェック、及び言語翻訳アプリケーションなどのキー入力解釈に関するアプリケーション・ソフトウェアと相互作用してもよい。このオプションは、図6に示すハードウェア/ソフトウェア・アーキテクチャ図に示される。キーパッド・プロトコル100が、各キー押下イベントに関連するキー値を決定するため、この情報は、キー入力アプリケーション106、107、108に送られ得る。図17及び18を参照して以下でより詳細に述べるように、予測テキスト・エンジン106などのキー入力アプリケーションがアクティブ化されると、キーパッド・プロトコル100は、各キー値を予測テキスト・エンジン106に送出し、その後、予測テキスト・エンジン106から受信される情報をアプリケーション180に転送する。キーパッド・プロトコル100内にキー入力アプリケーションインターフェースを含むことによって、全てのキー入力関連機能が、システム・ソフトウェアによって扱われ得る。こうして、キー入力アプリケーションによって生成された情報を、アプリケーション層180に渡すことができ、それにより、アプリケーション・ソフトウェアを簡略化する。
図6はまた、ランタイム環境層170が、モバイル・デバイスで使用するために利用可能な、知られているオペレーティング・システムの任意の1つまたは複数であってよいことを示す。たとえば、BREW(登録商標)ランタイム環境に加えて、Windows(登録商標)モバイル及びLinux(登録商標)オペレーティング・システムが、キーパッド・プロトコル100にインターフェースしてもよい。
種々の実施形態では、キーパッド・プロトコル100は、図7に示すように、複数のキーパッド20、50、70のうちの1つのキーパッドにインターフェースしてもよい複数のアプリケーション181、182、183用の共通のインターフェースとして役立ち得る。任意の所与の時間に、キーパッド・プロトコル100は、アプリケーション・スリー183などの、処理の制御下のアプリケーションにインターフェースしてもよく、キーパッド・ワン20などの特定のキーパッドがそのアプリケーションによって選択される。処理が、アプリケーション・ワン181などの別のアプリケーションにシフトする場合、同じキーパッド・プロトコル100が、キーパッド・スリー70などの、そのアプリケーションによって選択されたキーパッドに対するインターフェースとして役立つ。2つ以上のアプリケーション181、182、183が、キーパッド・ワン20などの特定のキーパッドを選択し構成した場合、キーパッド・プロトコル100は、アプリケーション181、182、183のそれぞれに関連するキーパッド構成及び定義に追従し得る。こうして、各アプリケーション181、182、183は、同じキーパッドを異なる方法で構成してもよく、一方、キーパッド・プロトコル100は、アプリケーション間の処理シフトとして再構成される必要がない共通のインターフェースとして役立つ。
アプリケーション180は、初めて始動されると、特定のキーパッドを選択し、選択されたキーパッドを、アプリケーション機能と一貫性があるオペレーション用に構成するために、キーパッド・プロトコル100と相互作用してもよい。このプロセスについての例示的なステップが図8に示される。キーパッド・プロトコル100は、キーパッド120またはキーパッド・ドライバ110に問い合わせることによって、モバイル・デバイス10に結合されるキーパッド120を周期的に判定してもよい(ステップ200)。アクティブ化されるか、または、モバイル・デバイス10に取り付けられるキーパッドは、その利用可能性を示す信号で応答してもよい。キーパッド・プロトコル100は、こうした信号を受信し、利用可能な各キーパッドにID(たとえば、シーケンシャルID番号)を割当ててもよい(ステップ200)。あるいは、キーパッド・プロトコル100は、キーパッドIDを割当て、その割当てられたIDを各キーパッド・ドライバに知らせてもよい。キーパッド・プロトコル100はまた、キーパッド能力に関する情報を要求し受信してもよい(ステップ204)。これは、それぞれのキーパッド・ドライバ110によって提供される標準的な情報信号の形態であってよい。あるいは、キーパッド120またはそのキーパッド・ドライバ110は、キーパッドのタイプの標準的な識別情報を提供し、キーパッド・プロトコル100が、メモリ内に維持される能力テーブルからその能力を判定することを可能にしてもよい。さらに、キーパッド・プロトコル100は、キーパッド・ドライバまたはキーパッド自体によって提供される可能性がある他のキーパッド情報を受信してもよい(ステップ206)。キーパッド・プロトコルはまた、ある構成情報をキーパッド120またはそのキーパッド・ドライバ110に提供してもよい(ステップ208)。この時点で、キーパッド・プロトコル100は、利用可能なキーパッド及びその能力をアプリケーション180に知らせるのに必要な情報を有する。
アプリケーション180は、ロードされるときか、そうでなければ、利用可能なキーパッド120及びその能力を判定する必要があるとき、APIを発行することなどによってキーパッド・プロトコル100からこの情報を求めてもよい(ステップ210)。例示のために、この機能を実施する「Query_Keypad」という名称の例示的なAPIが図に示される.このAPIは、使用のために利用可能なキーパッドならびにその種々の能力(たとえば、構成可能なキーパッドまたはタッチ・スクリーン)をアプリケーション180に知らせるために、キーパッド・プロトコル100に質問するだけであってよい。こうしたQuery_Keypad APIを受信すると、キーパッド・プロトコル100は、利用可能な(すなわち、アクティブ化され、かつ、接続された)キーパッド及びそれらの能力をアプリケーションに知らせてもよい(ステップ212)。あるいは、Query_Keypad APIの受信、ステップ210は、取り付けられるキーパッドを決定するプロセス、上述したステップ200〜208をキーパッド・プロトコル100が実行するように促してもよい。利用可能なキーパッドをアプリケーションに知らせる形式は、アプリケーション開発者のために共通のインターフェースを提供するために標準化されてもよい。情報の形式は、図11を参照して以下で述べるデータ構造などの任意の適したデータ構造であってよい。
キーパッド可用性及び構成情報を受信すると、アプリケーションは、特定のキーパッドを選択し、構成情報をキーパッド・プロトコルに提供してもよい(ステップ220)。この選択及び構成ステップは、アプリケーション開発者のために共通のアプリケーショインターフェースを提供するAPIの形態であってよい。例示のために、この機能を実施する「Key_Congfig」及び「Keypad_Config」という名称の例示的なAPIが図に示される。こうしたAPIは、選択されたキーパッドのインデックス数を指定し、キー構成情報をキーごとに提供してもよい。こうした構成情報は、アプリケーションが特定のキー・イベントのために使用する識別子、特定のキーまたはキー・イベントに関連するストリング、及びキー機能をグラフィック方式で表示するためにグラフィックキーパッドによって使用されてもよい情報を含んでもよい。こうしたキーごとの構成情報の形式及びコンテンツは、図12を参照して以下で説明される。
キーパッド・プロトコル100は、アプリケーション180からキーパッド選択を受信し(ステップ222)、選択されたキーパッドに関連する任意のグラフィック・ファイルまたは画像を受信する(ステップ224)。キーパッド・プロトコル100は、選択されたキーパッドに関連する翻訳テーブルを構成してもよい(ステップ226)。こうした翻訳テーブルは、各キー押下イベントに応答してアプリケーション180に提供する適切なコマンド・ストリングまたはアプリケーションキー識別子を決定するためにキーパッド・プロトコル100によって使用され得る。キーパッド・プロトコル100はまた、特定のキーに関連する任意のグラフィックを提供するために、関連するキーパッド・ドライバ110と通信してもよい(ステップ228)。アプリケーション180によって定義されるキー機能に関連する特定の画像を表示するために、キーパッド・ドライバ110が使用し得るこうしたグラフィックは、キーごとに提供されてもよい。さらに、キーパッド・プロトコル100は、さらに、必要である場合、アプリケーションの機能に一致するキーパッドを構成してもよい(ステップ230)。キーパッド構成オペレーションが終了すると、キーパッド・プロトコルは、キーパッドがオペレーションの準備ができていることをアプリケーション180に知らせてもよい(回答232)。
図8に示すプロセス・ステップは、図9に示すように、モバイル・デバイス10内の異なるハードウェア層及びソフトウェア層の間で伝えられるいくつかの電子メッセージで実装されてもよい。どのキーパッド120が利用可能であるかを判定するために、キーパッド・プロトコル100は、どのキーパッド120が利用可能であるかに関する返答を要求するクエリを、アクティブなキーパッド・ドライバ110に発行してもよい(メッセージ200)。このメッセージは、システム・ソフトウェアの主ループによってチェックされる、メモリにセットされたプロセスコール、割込み、またはフラグの形態であってよい。それに応答して、キーパッド・ドライバは、キーパッドが接続されかつアクティブであることを確認するために、その関連するキーパッドにピンを行って(ping)もよい(メッセージ201)。接続されている場合、キーパッド・ドライバ110は、キーパッドが接続されかつアクティブ化されていることを示す信号を返送してもよい(メッセージ202)。キーパッド・ドライバ110は、次に、キーパッドの識別子を含んでもよい、キーパッドがアクティブでありかつ接続されていることを示すメッセージをキーパッド・プロトコルに送出してもよい(メッセージ203)。キーパッド・ドライバ110はまた、その能力、構成、またはキーパッド開発者がモバイル・デバイスシステム・ソフトウェアに通信したいと思う可能性がある他の情報などの接続されたキーパッドに関する情報を提供してもよい(メッセージ204)。
アクティブ化されると、または、オペレーション中に、アプリケーション180は、Keypad_Query APIを発行することなどによって、利用可能でありかつアクティブ化されているキーパッドのリストを要求してもよい(メッセージ210a)。アプリケーションは、ランタイム環境と直接通信してもよく、ランタイム環境は、Keypad_Query APIをキーパッド・プロトコルに回送する(メッセージ210b)。一部の実施態様では、アプリケーションは、ランタイム環境層170を巻き込むことなく、Keypad_Query APIをキーパッド・プロトコル100に直接送信してもよい。Keypad_Queryを受信することに応答して、キーパッド・プロトコルは、利用可能なキーパッド及びその能力を送信する(メッセージ212a)。これは、ランタイム環境層170に送信されてもよく、ランタイム環境層170は、その情報をアプリケーション180に送信する(メッセージ212b)。一部の実施態様では、キーパッド・プロトコル100は、ランタイム環境層170をバイパスして、アプリケーション180に直接送信してもよい。図8を参照して先に説明したように、Keypad_Queryの受信は、接続されたキーパッドに問い合わせるようにキーパッド・プロトコル100を促してもよい(メッセージ200)。
キーパッド・プロトコル100から受信された情報を使用して、アプリケーション180は、使用するために特定のキーパッドを選択してもよい(メッセージ222a)。他のメッセージの場合と同様に、アプリケーション180は、ランタイム環境層170にキーパッド選択を送出してもよく(メッセージ222a)、ランタイム環境層170は、その選択をキーパッド・プロトコル100に回送する(メッセージ222b)。一部の実施態様では、アプリケーション180は、ランタイム環境層170をバイパスして、キーパッド選択を直接キーパッド・プロトコル100に送出してよい。アプリケーション180はまた、キーパッド構成情報及びグラフィック・ファイルをキーパッド・プロトコル100に送出してもよい(メッセージ220、224)。他のメッセージの場合と同様に、この情報は、示すように、ランタイム環境層170を経由してまたは直接、キーパッド・プロトコル100に送出されてもよい。アプリケーション180はまた、アプリケーション及び選択されたキーパッドと一貫性がある表示を提供するために、グラフィック・ファイルをディスプレイ層に提供してもよい(メッセージ234)。図24〜39に示す実施例を参照して以下でより完全に説明するように、アプリケーション180に関連する特定のディスプレイは、選択されたキーパッドに依存する可能性がある。
アプリケーション180によって提供されたキーパッド構成及びグラフィック・ファイルを使用して、キーパッド・プロトコル100は、翻訳テーブルを構成し、プロセス226、キーパッドを構成してもよい(メッセージ230)。さらに、キーパッド・プロトコル100は、いくつかのキーパッド・ディスプレイ・ファイルをディスプレイに提供してもよい(メッセージ228)。
図8及び9に示す処理はまた、新しいキーパッドがモバイル・デバイス10に接続されるときはいつでも始動されてもよい。たとえば、実行されている、したがって、選択されたキーパッドを既に構成したアプリケーション180は、新しいキーパッドがモバイル・デバイスに接続されたことを、システム・ソフトウェアによって通知されてもよい。この通知は、システム・ソフトウェアによってアプリケーション180に通信される割込み、または、アプリケーションが時折チェックする可能性がある、メモリにセットされたシステム・フラグの形態であってよい。アプリケーション180は、新しいキーパッドが接続されたことを学ぶと、新しく接続されたキーパッドの能力に関する情報を受信するために、再び、Keypad_Query APIを呼出してもよい(ステップ210)。アプリケーションは、その後、図8を参照して先に述べたように、新しく接続されたキーパッドを選択し構成してもよい(ステップ220)。こうして、キーパッドは、アプリケーション180の動作中の任意の時点で、アクティブ化されるかまたはモバイル・デバイス10に結合されてもよい。たとえば、アプリケーション180は、特定のキーパッドがアクティブ化されるかまたはモバイル・デバイスに接続される前に始動されてもよい。アクティブ化されると、アプリケーションは、目下のところ利用可能な最良のキーパッドを選択し構成する。その後、特定のアプリケーションにより適したキーパッドをユーザがアクティブ化するかまたは接続すると、アプリケーション180は、新しく接続されたキーパッドを選択し、そのキーパッドから受信されるユーザ入力を使用してオペレーションを継続し得る。こうして、キーパッド・プロトコル100は、柔軟性がある方法で、キーパッドの接続及び構成を容易にする。
アプリケーションはまた、選択を行うときに有用である可能性がある特定のキーパッドに関するより多くの情報を取得するために、キーパッド・プロトコル100にインターフェースしてもよい。たとえば、図10は、アプリケーション180が特定のキーパッドの能力に関する情報をそれによって取得する可能性があるプロセスを示す。アプリケーション180は、API210(たとえば、IDynKeyPad_GetCaps)などによってキーパッド・インデックスを識別し、その能力を要求することによって、特定のキーパッドの能力についての要求を発行してもよい。こうしたAPIを受信することに応答して、キーパッド・プロトコル100は、キーパッドIDに関連するキーパッド・ドライバ110から能力を要求してもよい(ステップ200)。キーパッド・プロトコル100は、その後、受信された能力情報をアプリケーションに提供してもよい(ステップ220)。示す実施例では、アプリケーションは、特定のキーパッド能力を求めており、選択されたキーパッドが、タッチ・スクリーン対応インターフェースであることを知らされる。
利用可能なキーパッド及びその能力に関する情報は、図11に示すように、標準的なデータ形式でキーパッド・プロトコル100によってアプリケーションに提供されてもよい。特定のキーパッドの識別及び能力は、インデックス302、キーパッド能力の要約304、キーパッドで利用可能なキーの識別306、及び表示能力を有する任意のキーの識別を含むデータ・レコードパケット310、312、314で送信されてもよい。別個のデータ・レコードパケットは、データ・レコード310、312、314などの利用可能な各キーパッドについて送信されてもよい。あるいは、キーパッド・プロトコル100は、利用可能な各キーパッドについてのデータ・レコード310、312、314を含むキーパッド能力データ・テーブル300を送信してもよく、各データ・レコードは、関連するキーパッドの識別及び能力を提供するデータ・フィールド302〜308を含む。示すデータ構造は、例として提供され、キーパッド・プロトコルによってアプリケーションに提供される可能性があるデータ形式または情報をいずれの点でも制限するものではない。
アプリケーション180に提供されるキーパッド情報は、標準化されたキーセット識別子の形態であってよく、また、特定のタイプのキーパッド及びその能力を通信するために、標準化されたキーパッド定義を使用してもよい。あるいは、キーパッド能力データ・テーブル300は、利用可能である個々のキーならびにその個々の能力及び構成を挙げてもよい。キーパッド能力データ・テーブル300に示す入力は、例示のために提供されるにすぎず、典型的な実施態様では、アプリケーション180によって認識され理解され得るバイナリコードの形態でデータを格納する可能性が高い。
アプリケーション180は、キー押下イベントを解釈し、それらのイベントを、アプリケーション180が処理し得る信号またはデータ構造に翻訳するときに使用するための種々のデータ及び構成パラメータをキーパッド・プロトコル100に提供してもよい。キーパッド・プロトコル100によって使用されるためのこうした情報を格納するデータ構造の実施例が図12に示される。こうしたデータ構造320は、種々のキーパッド上の各キーに関連する任意の数のデータ・レコード334〜342からなってもよい。参照を容易にするために、第1のデータ・フィールド322は、キーパッド・プロトコル100が個々のキーを識別するために使用し得るキーIDを含んでもよい。このキーIDは、ドライバとキーパッド・プロトコル100が、同じIDを使用してキー押下イベントに関して通信するように、特定のキーパッド120に関連するキーパッド・ドライバ110と通信してもよい。第2のデータ・フィールド324は、キーパッド・プロトコル100が、接続された種々のキーパッドの間でキー・イベントを区別するために使用し得るキーパッドIDを含んでもよい。キーパッドIDデータ・フィールド324は、接続されたキーパッドの単純なシリアル・リスティング(たとえば、0、1、2など)を含んでもよい。あるいは、キーパッドIDデータ・フィールド324は、キーパッド供給者または相手先ブランド製造(original equipment manufacturer)(OEM)によって、キーパッドモデルまたは個々のキーパッドに割当てられたグローバルに一意のキーパッドIDを格納してもよい。たとえば、キーパッドIDは、OEMによってキーパッドに割当てられたMAC IDであり得る。それでも、キーパッドIDとキーIDの組合せは、各キー押下イベントを一意に識別するために使用され得る。データ構造320はまた、データストリング326及びアプリケーションキーID328などの、特定のキーパッドを使用してアプリケーションによって提供される情報を含んでもよい。こうした情報は、特定のキー押下イベントに応答してアプリケーション180が受信する必要がある特定のデータストリングまたはキーIDをキーパッド・プロトコル100に知らせるために、アプリケーション180によって提供されてもよい。そのため、アプリケーション180は、プロトコルが、特定のキー押下イベントをアプリケーション180に適切に知らせ得るように、アプリケーション180が使用する任意の組のキーIDをその機能において定義し、それらの任意のキーIDをキーパッド・プロトコル100に提供してもよい。こうして、キーパッド・プロトコル100が、必要な翻訳を提供する状態で、アプリケーション・ソフトウェアは、キーパッド・レイアウト及び特定のキーがキーパッドごとに変わっても、標準的なプロセスによって機能するように書かれ得る。
グラフィック・ディスプレイ能力を含むキーパッドに対処するために、キーパッド翻訳データ構造320はまた、各キーに関連する位置(データ・フィールド330)及びグラフィック(データ・フィールド332)に関する構成情報を格納するデータ・フィールドを含んでもよい。キーパッドのタイプに応じて、アプリケーション180は、特定のキーを提示するためのロケーションを任意のインターフェース・ディスプレイ上で指定できてもよく、こうした情報はデータ・フィールド330に格納される。そのため、タッチ・スクリーン・ディスプレイでは、アプリケーション180は、特定のキーを配置するためにX−Y座標を指定してもよい。同様に、アプリケーション180は、アプリケーションによって割当てられたキー機能を表示するために、キーパッドによって使用されるグラフィック・ファイルを提供してもよい。キーパッド翻訳データ構造320内にグラフィックを格納するのではなく、データ・フィールドは、特定のキーに関連するグラフィック・ファイルを格納するメモリロケーションに対するポインタ(すなわち、メモリアドレス)を含んでもよい。
キーパッド・プロトコル100を使用してキーパッドを構成するために、アプリケーション180は、キーパッド翻訳データ構造320内に格納される情報の一部を、一連のデータ・レコードの形態で提供する必要があるだけである。こうしたデータ・レコードは、キーパッド・プロトコルが認識し得る標準的なキー識別子にリンクされてもよい。たとえば、構成されているキーパッドが標準的な12キー数字キーパッドである場合、アプリケーション180は、キーをその数値によって識別してもよい。その識別子を使用して、アプリケーション180は、ロケーション及びグラフィック・ファイル・ポインタ値などの他の構成情報と共に、キー押下イベントをアプリケーションに知らせるためにキーパッド・プロトコル100が使用し得るアプリケーション識別子及び/またはデータストリングを提供し得る。キーパッド・プロトコル100は、こうしたデータ・レコードを受信し、それらを図12に示すようなデータ・テーブルに格納し得る。
キーパッド翻訳及び構成データが、種々の異なるデータ構造でメモリに格納されてもよいことを当業者は理解するであろう。図12に示すデータ構造は、例示のためだけであり、本開示または特許請求の範囲をいずれの点でも制限するものではない。
キー押下イベントの処理フローが図13に示される。キーが押下されると、イベントが、キーパッド・ハードウェア120によって検出され、キーパッド・ハードウェア120は、キーパッド・ドライバ・ソフトウェア110に信号送信する。キーパッド・ドライバ110は、次に、キー押下イベントを、キーパッド・プロトコル100のキーパッド・コントローラ104部分に知らせる。これは、キーパッド・コントローラ104に送出される信号などによって直接的に、または、システム・ソフトウェアが周期的に認識し、キー押下イベント情報がキーパッド・ドライバによって提供されることを要求することになるコールバックフラグまたは割込みをセットすることなどによって間接的に達成されてもよい。
キーが特定のキーパッド上で押下されると、キーパッド120及びそのキーパッド・ドライバ110は、割込みを提供すること、あるいは、システム・フラグをセットするために使用される特定のレジスタまたはメモリの部分にデータを格納することなどによって、種々の方法でイベントをキーパッド・プロトコルに知らせ得る。たとえば、図14に示すように、キーが押下されたこと及び押下されたキーに関連する識別子を示すために、単純なデータ構造350がメモリに格納されてもよい。たとえば、こうしたデータ構造は、キー押下イベントがメモリに格納されているかどうかを判定するために、キーパッド・プロトコルが周期的にチェックできる1つまたは複数のフラグ352、354を含んでもよい。フラグ352などのフラグのうちの1つのフラグがセットされる(すなわち、メモリフィールド352に「1」が格納される)場合、これは、キー押下イベントが起こったこと、及び、対応するキーIDが、データ・フィールド356などの特定のメモリ・フィールドに格納されていることを示してもよい。複数のキーパッドの間でキー押下イベントを一意に識別するために、キーIDは、キーパッドIDまたはインデックス、データ・フィールド358に隣接して、データ・フィールド356に格納されてもよい。さらなるフラグが、キー押下イベントに関する他の情報を示すためにセットされてもよい。たとえば、フラグ(たとえばフラグ354)は、キー押下イベントが、shift、control、またはaltキー押下などの別のキーの同時押下をいつ含むか示すためにセットされてもよい。別の実施例として、フラグ(たとえばフラグ354)は、キー押下イベントがキーリリースによって先行されなかったことを示す(キーが、延長された期間の間、押さえつけられていることを示す)ためにセットされてもよい。任意の数のさらなるフラグ及びデータ・フィールドが、キーパッド・プロトコル100によって解釈され得るキー押下イベントに関する情報を通信するために、レジスタまたはデータ構造に含まれてもよい。
キーパッド・プロトコル100は、キー押下イベントを知らされると、キー押下イベントを、アプリケーションが解釈され得る情報に翻訳し得る。キー押下イベントを受信するときにキーパッド・プロトコル100によって実装されてもよい方法ステップの実施例が図15に示される。先に説明したように、キーが押下されると、イベントは、キーパッド・ハードウェアによって検知され、関連するキーパッド・ドライバに信号送信される(ステップ240)。キーパッド・ドライバは、キー押下イベントを、信号、割込み、格納データ、または他の形態の情報に翻訳し、キーパッド・プロトコルに提供する(ステップ242)。キーパッド・ドライバ110からキー押下イベント信号を受信すると、キーパッド・プロトコル100は、メモリから、または、キーパッド・ドライバによって提供された信号からキーパッドID及びキーIDを取り出してもよい(ステップ244)。キーID及びキーパッドIDを使用して、キーパッド・プロトコル100は、キー翻訳テーブル320内で対応するデータ・レコードを位置特定し得る(ステップ246)。対応するデータ・レコードに格納されたデータを使用して、キーパッド・プロトコル100は、特定のキー押下イベントに相当する、アプリケーションID及び/またはアプリケーション180によって指定されるコマンド・ストリングを取り出し得る(ステップ248)。その情報を使用して、キーパッド・プロトコルは、アプリケーション180に通信するための通知オブジェクトを作成し得る(ステップ250)。最後に、キーパッド・プロトコルは、キー押下通知オブジェクトをアプリケーション180に送出する(ステップ252)。通知オブジェクトを送出するとき、キーパッド・プロトコル100は、オブジェクトを、アプリケーション180に直接、または、オペレーティング・システムまたはランタイム環境170を経由して送出してもよい。
キー押下イベントを受信し処理するプロセスは、図16に示すように、モバイル・デバイス10内で異なるハードウェア層とソフトウェア層との間の一連のメッセージで達成されてもよい。キーが押下されると、キーパッドは、キー押下イベント信号をキーパッド・ドライバに送出することになる(メッセージ240)。次に、キーパッド・ドライバは、キーパッドID及びキーIDをキーパッド・プロトコルに送出する(メッセージ242)。先に説明したように、このメッセージは、キーパッド・プロトコルが、周期的にアクセスするか、あるいは、セットされたフラグを検出したときまたは割込みを受信したときアクセスしてもよいメモリロケーションにセーブされている情報の形態であってよい。この情報を使用して、キーパッド・プロトコルは、キー押下通知オブジェクトを生成し、処理ステップ246〜250、次に、メッセージ253でアプリケーション180に中継するために、キー値をランタイム環境に送信する(メッセージ252)。あるいは、キーパッド・プロトコルは、キー値をアプリケーション180に直接通信する。さらに、キーパッド・プロトコル100は、ディスプレイがキー押下イベントを反映し得る(たとえば、ディスプレイ上に押下されたキーの値を提示する)ようにキー値またはグラフィックをディスプレイに送出してもよい(ステップ254)。
その後のキー押下イベントは、メッセージ240a〜254aに示すように、同じ方法で扱われることになる。そのため、各キー押下イベントによって、キーパッド・プロトコル100は、キーパッド・ドライバ110からメッセージを受信し、翻訳されたキー値情報をアプリケーション180及びディスプレイに提供する。
状況によっては、キー押下イベントは、後続のキー押下についてキー値を再定義するようにアプリケーション180に促してもよい。たとえば、アプリケーション180がMP3プレーヤなどのメディア・プレーヤであり、第1のキー押下イベントがアプリケーションによってオーディオ再生の開始として解釈される(すなわち、第1のキー押下が、「再生(play)」機能を有した)場合、後続の押下が、メディア再生を一時停止すること、または、停止することとして解釈されることになるように、アプリケーションは、同じキーの機能を変更してもよい(すなわち、第2のキー押下が「停止(stop)」機能を有することになる)。図16は、アプリケーション180が、キー再定義コマンド(すなわち、新しい構成情報)をキーパッド・プロトコル100に送出してもよいことを例示することによってこの可能性を示す(メッセージ256)。このメッセージは、同様のキー再定義メッセージ257によって、ランタイム環境層170によってキーパッド・ドライバ110に中継されてもよい。キー再定義メッセージを受信すると、キーパッド・プロトコル100は、変更されたキー構成情報を反映するために、キー翻訳テーブル320を再構成し得る。そして、メッセージ240b及び242bでキーパッド・プロトコルに通信される後続のキー押下イベントは、改定されたキー翻訳テーブル320に従ってキーパッド・プロトコル100によって解釈されることになる、処理ステップ246〜250b。再定義されたキー値は、メッセージ252b及び253bでアプリケーションに送信されることになる。同様に、再定義されたキー値は、ディスプレイに送出されてもよい(メッセージ254b)。
上述したように、キーパッド・プロトコル100は、アプリケーション開発を簡略化するために、予測テキスト入力などのキー入力アプリケーションと相互作用してもよい。たとえば、種々の異なる予測テキスト・アプリケーションが、モバイル・デバイス上での使用に利用可能である。予測テキスト・アプリケーションとインターフェースする役割をキーパッド・プロトコル100に割当てることによって、アプリケーション・ソフトウェアの開発が簡略化され得る。アプリケーション開発者は、自分のアプリケーションを、種々の異なる予測テキスト・アプリケーションにインターフェースする必要がない。同様に、予測テキスト・アプリケーション開発者は、標準的なインターフェースまたはAPIコマンドを使用してキーパッド・プロトコルにインターフェースする必要があるだけである。
図17は、キーパッド・プロトコル100が予測テキスト・アプリケーション106にインターフェースするときに実装され得る例示的なステップを示す。先に説明したように、キーが押下されると、キーパッド・ハードウェアは、イベントをキーパッド・ドライバに信号送信し(ステップ240)、キー押下イベント通知をキーパッド・プロトコル100に送出するようにキーパッド・ドライバ110に促す(ステップ242)。次に、キーパッド・プロトコル100は、キーパッドID及びキーIDを取り出し(ステップ244)、翻訳テーブル内の適切なデータ・レコードを位置特定するためにこの情報を使用する(ステップ246)。キーパッド・プロトコルは、その後、適切なキー値を予測テキスト・アプリケーションに送出する(ステップ260)。予測テキスト・アプリケーションは、タイプされるワードを予測するためにキー値を使用し、予測を、予測が受信されるキーパッド・プロトコル100に送出する(ステップ262)。キーパッド・プロトコル100は、その後、検討及び受容のためにユーザに提示され得るように、予測テキストをディスプレイに送出してもよい(ステップ264)。次のキー押下イベントによって、これらのステップ242〜264は、次のレター(letter)の間繰り返される。同様に、予測されたワードをユーザが受容しなかったと仮定すると、次のキー押下イベントは、同じステップ242〜264を繰り返させ、このプロセスは、予測されたワードをユーザが選択するまで継続する。たとえば、ステップ240〜246にて処理された次のキー押下イベントが、予測されたテキストをユーザが受容したことを示すスペースまたは他のキーが押下されたと判定する場合、キーパッド・プロトコルは、次に、マルチキー通知オブジェクトを作成し(ステップ266)、このオブジェクトをアプリケーションに送出してもよい(ステップ268)。そのため、図17に示すステップにて、4つのキー押下イベントがキーパッド・プロトコル100によって処理されている間に、1つのマルチキー通知オブジェクトだけが、アプリケーション180に送信される。こうして、アプリケーション180は、少数の割込みによって短時間でキーパッド・プロトコル100からより多くの情報を受信し、したがって、アプリケーションが処理を能率的にすることを可能にする。
図17に示す処理ステップは、図18に示すように、モバイル・デバイス10において、異なるハードウェア層とソフトウェア層の間で送信される種々のメッセージで実装されてもよい。上述したように、キーパッドによって検出される第1のキー押下イベントは、キー・イベント・メッセージ240aでキーパッド・ドライバ110に通信されることになり、キーパッドID及びキーIDをキーパッド・プロトコル100に知らせるようにキーパッド・ドライバ110に促す(メッセージ242a)。キーパッド・プロトコル100は、処理ステップ246bにて、関連するキー値を決定し、メッセージ260aでその情報をキー入力アプリケーション106に提供する。キー入力アプリケーション106は、タイプされるワードを予測するために、キー値を処理し、プロセス261a、その予測を提供する信号をキーパッド・プロトコル100に送出する(メッセージ262a)。キーパッド・プロトコル100は、予測値をディスプレイに送出する(メッセージ264a)。このプロセスは、メッセージ240b〜264bを介して同様の方法で次のキー・イベントによって繰り返される。同様に、第3のキー押下イベントは、メッセージ240c〜264cを介してプロセスを再び繰り返させる。示す実施例では、メッセージ240d及び242dでキーパッド・プロトコル100に通信される第4のキー押下イベントは、ディスプレイに通信されたメッセージ264cの結果として表示された、予測されたテキストをユーザが受容したことを意味すると、処理ステップ246dにてキーパッド・プロトコル100によって解釈される。この時点で、キーパッド・プロトコル100は、マルチキー通知オブジェクトを生成し、プロセス266、マルチキー通知オブジェクトは、マルチキーストリング値メッセージまたは通知オブジェクトでアプリケーション180に通信される(メッセージ268)。同様に、キーパッド・プロトコル100は、受容されたテキストがユーザに対して表示され得るように、マルチキー・ストリング値メッセージをディスプレイに送出してもよい(メッセージ270)。
キーパッド・プロトコルの実施形態の利益は、将来のキーパッド技術が考慮されるときに特に明らかである。たとえば、開発されつつある(on the horizon)キーパッド技術が図19及び20に示されており、各キーには、キーに動的にラベル付けすることを可能にする小型ディスプレイが関連付けられている。こうしたディスプレイ・キーキーパッド400は、フレームワーク404内に配置されかつ支持構造406によって支持された透明キー402を含んでもよい。各透明キー402の下のディスプレイ408は、キー402を通して視認可能なフリーフォーム(free-form)画像を提示するために、モバイル・デバイスプロセッサ11によって制御され得る。ボタン構造410は、ディスプレイ408用の支持体ならびにディスプレイをプロセッサ11に結合する電気接続を提供してもよい。
ディスプレイ・キーキーパッド400は、個々のキー機能が、キー402自体上で提示される画像によってユーザに通信され得るため、モバイル・デバイスに多くの利点を提供し得る。そのため、ユーザは、特定のキーに割当てられた機能を判定するために、ディスプレイを一瞥する必要がない。代わりに、ワード、数、またはシンボルが、キーの機能が明確になるようにキー自体に表示され得る。こうしたキーパッドが容易に実装されることを可能にするために、アプリケーションは、各キー402に関連する機能を定義すると共に、キーディスプレイ408のそれぞれに提示されるグラフィックを提供しなければならない。このさらなる複雑さは、上述した実施形態を使用してキーパッド・プロトコル100によって容易にされ得る。
別の形態のモバイル・デバイス・キーパッド/ユーザ・インターフェースは、図21及び22に示すようなタッチ・スクリーンである。こうしたモバイル・デバイス10では、タッチ・スクリーン410は、完全に柔軟性があるキーパッド及びユーザ・インターフェースを提供する。キーは、タッチ・スクリーン410上のどこにでも設置され、その機能を定義するグラフィックを備えることができる。たとえば、小型キーボードは、「A」、「2」などのような小さなグラフィックによって識別される対応する意味を有する小さな仮想ボタン412を提示することによってタッチ・スクリーン410上に提示され得る。タッチ・スクリーン・ディスプレイは、アプリケーションによって完全に構成可能であるユーザ・インターフェースを作成するために大きな柔軟性を提供する。キーパッド・プロトコル100の利益がない場合、この柔軟性は、アプリケーション・ソフトウェアにさらなる複雑さを課すことになる。キーパッド・プロトコルの実施形態は、タッチ・スクリーン用のディスプレイ・キーパッド構成の開発を簡略化し得る。アプリケーション・ソフトウェア内で特定のタッチ・スクリーンを構成しなければならない代わりに、アプリケーション開発者は、種々のタッチ・スクリーン設計にインターフェースする複雑さをキーパッド・プロトコルに対して残したままで、標準的な形式及びAPIを使用してキーパッド・プロトコル100に記述的構成情報及びグラフィック・ファイルを提供し得る。
将来のモバイル・デバイス上で採用されてもよい第3の形態のキーパッドが図23に示される。このキーパッド構成では、キー機能定義が小さなディスプレイ上で提示され得るように、小さなディスプレイ420がハードキー422の上に、並んで、または下に配置される。小さなディスプレイ420は、モバイル・デバイス主ディスプレイ13と同様の液晶ディスプレイであってよい。こうしたキーパッド・ディスプレイの実施例は、その全体の内容が参照により組み込まれる米国特許番号第6,703,963号に開示される。小さなディスプレイ420は、ディスプレイがアプリケーション及びシステム・ソフトウェアによって制御され得るようにモバイル・デバイスプロセッサ11に結合される。このキーパッド設計は、キー機能が動的に割当てられることを可能にし、キー機能がグラフィックまたは英数字の形態でユーザに通信されるため、柔軟性が高い。図20及び21を参照して上述した他のディスプレイ概念の場合と同様に、アプリケーション・ソフトウェア内で小さなキーパッド・ディスプレイ420を構成しなければならない代わりに、アプリケーション開発者は、そのキーパッドにインターフェースする複雑さをキーパッド・プロトコルに対して残したままで、標準的な形式でキーパッド・プロトコル100に記述的構成情報及びグラフィック・ファイルを提供し得る。
種々の実施形態の利点は、図24〜39に示す一部の実施例によってさらに説明されてもよい。図24を参照して、図19及び図20を参照して上述したディスプレイ・キーパッド400を装備するモバイル・デバイス10は、多くのユーザのために適切である可能性がある数字0〜9を表示するディスプレイ・キー402を有する携帯電話であり得る。しかし、数字が異なるアルファベットで提示されることをユーザが選択する場合、その選択は、キーパッド・プロトコルによって容易に実装することができ、選択された数字ディスプレイが図25に示すようにキー402上に現れる。異なるスクリプトでの数字のこの提示は、モバイル・デバイス10上で動作する電話アプリケーションを実質的に変更する必要無しで、キーパッド・プロトコル実施形態を使用して達成され得る。変更は、たとえば、単にキー翻訳テーブル320に異なる組のキーグラフィックを格納することによって達成され得る。こうしたモバイル・デバイスは、異なる形式で数字が提示される世界の一部でより有用である可能性がある。
図26及び図27を参照して、タッチ・スクリーン・ユーザ・インターフェース410を装備するモバイル・デバイスは、同様に、携帯電話アプリケーション用の数字を有する仮想キー412を表示し得る。アラビア数字に親しんでいるユーザは、図26に示す文字を選択してもよい。しかし、異なる文字に親しんでいるユーザは、図27に示すように、ディスプレイ用に代替の文字を選択してもよい。
同様に、図28及び29を参照して、キー422の上に配置されたキーパッド・ディスプレイ420を装備したモバイル・デバイスは、図28に示すように、電話アプリケーションのためにキーの上にアラビア数字を提示するように、ユーザ選択によって構成され得る。異なる文字に親しんでいるユーザは、図29に示すように、ディスプレイ用に代替の文字セットを選択してもよい。
キーパッド・プロトコルの種々の実施形態は、図24〜図29に示す選択が、電話アプリケーションに対する修正無しで、種々のタイプの携帯電話のユーザによって行われることを可能にした。そのため、単一の電話アプリケーション・ソフトウェアが、携帯電話キーパッドの複数の構成をサポートし、アプリケーション・ソフトウェアを複雑にすることなく、ユーザが、自分の好ましい文字セットを選択することを可能にし得る。キーパッド上に表示される文字をユーザが制御することを可能にすることに加えて、ユーザはまた、キーパッド・ディスプレイ上に提示される文字のフォントサイズを制御し得る。
種々の実施形態の柔軟性及び有用性は、アプリケーションの動作をユーザにとってより直感的にするために、モバイル・デバイスが、非アルファベットユーザ・インターフェースを利用し得るアプリケーションを動作させるときに特に明らかである。たとえば、図30は、モバイル・テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤ・アプリケーションを実行するモバイル・デバイス10を示す。こうしたアプリケーションでは、キーパッドは、ボリュームを制御すること、メディアを再生すること、停止すること、または巻き戻すことなどのような、モバイル・テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤに関連するユーザコマンドを受信するように構成されてもよい。固定キー20を有する典型的なモバイル・デバイスでは、モバイル・テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤ・アプリケーションは、種々のキーに機能を割当てなければならない。キー割当てをユーザに知らせるために、キーを種々のアプリケーション機能に関連付けるディスプレイが提示される必要がある可能性がある。示す実施例では、キーメニューは、モバイル・デバイス・ディスプレイ13において提示される。この例示が示すように、キー機能のディスプレイは、かなりの量のディスプレイ13の面積を占め、したがって、ビデオ・ディスプレイの少なくとも一部分を妨害する。その結果、こうしたアプリケーションでは、ユーザは、キー機能割当てを記憶することを期待され、キー機能メニューが必要であるときに呼出し可能(recallable)である。
種々のキーパッド・プロトコル実施形態において各キーに関連するディスプレイを含むキーパッドを使用して、より直感的なモバイル・テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤユーザ・インターフェースが、図31に示すように提供され得る。示すように、モバイル・テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤ・アプリケーションは、キーパッド・プロトコル100と組み合わされて、各機能キー402上に直感的グラフィックを提示し得る。キー機能をキーディスプレイ402上のグラフィックとして提供することによって、モバイル・デバイス・ディスプレイ13は、目下アクセスされたメディアに関する情報を提供するために使用され得る。示す実施例では、モバイル・テレビジョンまたはマルチメディア画像は、ディスプレイ13上に提示され、一方、キーに割当てられたキー機能(ボリューム、再生、巻き戻し、停止、早送り、最後のセグメントへのスキップ、レコード、及び次のセグメントへのスキップ)は、直感的グラフィックを使用して提示される。そのため、この実施形態では、アプリケーションは、割当てられたキーが画像を表示することを可能にする機能グラフィックをキーパッド・プロトコルに提供し、割当てられたキーは、妨害なくビデオ画像を示すようにディスプレイを解放しながら、より直感的でかつ有用なユーザ・インターフェースを可能にする。
種々の実施形態を使用して、タッチ・スクリーン410を含むモバイル・デバイス10は、図32に示すように、メディア・プレーヤ・アプリケーションについて同様のユーザ・インターフェースを提供し得る。示すように、メディア・プレーヤは、キーパッド・プロトコル100と組み合わされて、モバイル・テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤ機能に関連する直感的仮想キー412を提示し得る。仮想キー412機能に関するグラフィックを提供するためにタッチ・スクリーンを使用することは、モバイル・デバイス・ディスプレイ13を、割込み無しでビデオ画像を表示するために利用可能なままにする。
同様に、キー422の上に配置されたキーパッド・ディスプレイ420を装備するモバイル・デバイス10は、図33に示すように、メディア・プレーヤ・アプリケーションについて同様のユーザ・インターフェースを提供し得る。示すように、モバイル・テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤ・アプリケーション・ソフトウェアは、キーパッド・プロトコル100と組み合わされて、キーディスプレイ420において直感的仮想キーのシンボルを提示し得る。キー機能に関するグラフィックを提供するためにキーディスプレイを使用することは、モバイル・デバイス・ディスプレイ13を、割込み無しでビデオ画像を表示するために利用可能なままにする。
同様に、タッチ・スクリーン・ディスプレイユーザ・インターフェース430を有するモバイル・デバイス10は、図34に示すように、直感的機能仮想キー432、433とモバイル・テレビジョンまたはマルチメディア・ビデオ用の大きなディスプレイの両方を提供し得る。示す実施例は、単一押下キー432とタッチスライド仮想キー433の両方を含む。例示的なタッチスライド仮想キー433は、仮想キー境界内で指をタッチさせ、左または右へ摺動させることによってボリュームを上げ下げし得る。
先に説明したように、各キー402、422または仮想キー412、432、433上でまたはそれによって表示されるグラフィック及びアプリケーションによって割当てられた各キー機能は、キーパッド・プロトコル100によって管理される。単一のモバイル・テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤ・アプリケーションは、アプリケーション・ソフトウェアを複雑にすることなく常に直感的なユーザ・インターフェースを提供する、従来のキーパッド20、ディスプレイ・キーパッド400、タッチ・スクリーン410、ディスプレイ420を有するキーパッド、及びタッチ・スクリーン・ディスプレイユーザ・インターフェース430、ならびに外部ユーザ・インターフェースを含むモバイル・デバイス及びキーパッドの複数の構成に関して機能し得る。示すように、単一のモバイル・テレビジョンまたはマルチメディア・プレーヤ・アプリケーションは、非常に似たキー機能グラフィックを含む非常に似たルック・アンド・フィールを提示しながら、種々の異なるデバイスに関して機能してもよい。
さらなる実施形態では、キーパッド・プロトコルによって有効にされるキーパッド構成の柔軟性は、モバイル・デバイスをテレビジョン及び/またはビデオプレーヤコントローラとして構成するアプリケーションをサポートするために、図4に示す赤外線IRDAエミッタ/送受信機19またはローカルエリア・ネットワーク送受信機16などのモバイル・デバイス送信コンポーネントと組合され得る。こうしたアプリケーションは、外部メディア・プレーヤを制御するために、キー押下イベントを、適切なモバイル・デバイス送信機、すなわち、IRDA送受信機19またはローカルエリア・ネットワーク送受信機16によって放出される信号に翻訳するようにモバイル・デバイスプロセッサ11を構成するソフトウェアで実装されてもよい。たとえば、モバイル・デバイスは、テレビジョン、DVDまたはCDプレーヤまたはビデオカセットレコーダ(VCR)、ケーブルボックスコンバータ、衛星テレビジョン受信機、または他の同様なメディア受信機/プレーヤ用のリモートコントローラとして働くように構成されてもよい。モバイル・デバイスは、こうした外部メディア受信機/プレーヤと通信するために、必要な送信機(IRDAまたはローカルエリア・ネットワーク)を既に含む可能性があるため、この実施形態は、よく知られている必要とされる制御シンボルを送信するソフトウェアを有するモバイル・デバイスを構成することを必要とするだけである。キーパッド・プロトコル実施形態を使用することによって、こうしたアプリケーションは、対応するプレーヤ機能をキーパッドに割当て、直感的グラフィックを使用してキー機能割当てをユーザに知らせ得る。そのため、この実施形態は、モバイル・デバイスのアクセス性−人々は、テレビジョンよりも自分の携帯電話を離れた所に置き間違える可能性が小さい−を、こうしたコントローラ上で使用される直感的ボタンと組み合わせる。図30〜34もまた、メディア・プレーヤ・キーの外観及び機能が、ビデオ画像がディスプレイ13上に提示されることを除いてこれらの図に示すのと同様であるため、この実施形態を示す。
種々の実施形態は、述べた方法の1つまたは複数を実装するように構成されたソフトウェア命令を実行するプロセッサ11によって実装されてもよい。こうしたソフトウェア命令は、デバイスのオペレーティング・システム・ソフトウェアとして、オペレーティング・システムによって実装される一連のAPIとして、または実施形態の方法を実装するコンパイルされたソフトウェアとしてメモリ12に格納されてもよい。さらに、ソフトウェア命令は、ランダムアクセス・メモリ12,SDメモリチップなどのモバイル・デバイス10に差し込まれる(plug)メモリモジュール、USB接続可能外部メモリ(たとえば、「フラッシュドライブ(flash drive)」)などの外部メモリチップ、読取り専用メモリ(EEPOMなど)、ハードディスクメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、及び/またはコンパクトディスクを含む任意の形態の触知可能プロセッサ読取り可能メモリ上に格納されてもよい。
本明細書で開示される実施形態と共に述べられる種々の例示的なロジカルブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両者の組合せとして実装されてもよいことを当業者は理解するであろう。ハードウェア及びソフトウェアのこの交換可能性を明確に示すために、種々の例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、及びステップが、それらの機能の点から一般に上述された。こうした機能が、ハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の用途及び全体システムに課される設計制約に依存する。当業者は、それぞれの特定の用途についていろいろな方法で、述べた機能を実装してもよいが、こうした実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱をもたらすものとして解釈されるべきでない。
本明細書で開示される実施形態と共に述べられる方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、または、2つの組合せで具現化されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取外し可能ディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体のいずれかであってよいプロセッサ読取り可能メモリ内に存在してもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが、記憶媒体から情報を読出し、記憶媒体に情報を書込むことができるようにプロセッサに結合される。代替法では、記憶媒体は、プロセッサと一体であってよい。プロセッサ及び記憶媒体は、ASIC内に存在してもよい。ASICは、ユーザ端末またはモバイル・デバイス内に存在してもよい。代替法では、プロセッサ及び記憶媒体は、ユーザ端末またはモバイル・デバイス内でディスクリートコンポーネントとして存在してもよい。あるいは、一部の態様では、方法及びアルゴリズムのステップ及び/または行為は、コンピュータプログラム製品に組み込まれてもよい、機械読取り可能媒体及び/またはコンピュータ読取り可能媒体上で、コード及び/または命令のうちの1つまたはその任意の組合せまたは組として存在してもよい。
種々の実施形態の先の説明は、当業者が本発明を作るかまたは使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態に対する種々の変更が、当業者に容易に明らかになることになり、また、本明細書で規定される一般的な原理が、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用されてもよい。したがって、本発明は、本明細書で示す実施形態に限定されるものでなく、代わりに、特許請求の範囲は、本明細書で開示される原理及び新規な特徴と矛盾しない最も広い範囲に一致すべきである。

Claims (52)

  1. モバイル・デバイス上で動作するビデオ・アプリケーション用のユーザ・インターフェースを提供する方法であって、
    キーパッド・プロトコルにおいて前記ビデオ・アプリケーションからキーパッド構成命令を受信すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいてキー押下イベント信号を受信すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいて前記受信されたキーパッド構成命令を使用して前記キー押下イベントに関連するキー値を決定すること、及び、
    前記ビデオ・アプリケーションに前記キー値を通信することを備える方法。
  2. キーパッド翻訳テーブル内に前記キーパッド構成命令を格納することをさらに備え、前記キー押下イベントに関連する前記キー値は、前記キーパッド翻訳テーブルを使用して決定される請求項1に記載の方法。
  3. 前記ビデオ・アプリケーションから、利用可能なキーパッドについての要求を、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、及び、
    前記ビデオ・アプリケーションから受信された前記要求に応答して、前記モバイル・デバイス上で利用可能なキーパッドのタイプを前記ビデオ・アプリケーションに知らせることをさらに備える請求項2に記載の方法。
  4. 前記キーパッド選択は、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)の形態で前記ビデオ・アプリケーションから受信される請求項3に記載の方法。
  5. 特定のキーに割当てられたビデオ・アプリケーション機能に関連する前記ビデオ・アプリケーションからグラフィックを、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、及び、
    前記受信されたグラフィック・ファイルを表示するように前記キーパッドを構成することをさらに備える請求項3に記載の方法。
  6. 前記受信されたグラフィックはグラフィック・ファイルである請求項5に記載の方法。
  7. 前記受信されたグラフィックは、前記モバイル・デバイスのメモリに格納されたグラフィック・ファイルに対するポインタである請求項5に記載の方法。
  8. モバイル・デバイスからマルチメディア・プレーヤを制御する方法であって、
    前記モバイル・デバイス上で動作するマルチメディア・コントローラ・アプリケーションからキーパッド構成命令を、キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、
    キーパッド翻訳テーブルに前記キーパッド構成命令を格納することであって、前記キー押下イベントに関連する前記キー値は前記キーパッド翻訳テーブルを使用して決定される、格納すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいてキー押下イベント信号を受信すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいて前記受信されたキーパッド構成命令を使用して前記キー押下イベントに関連するキー値を決定すること、
    前記マルチメディア・コントローラ・アプリケーションに前記キー値を通信すること、
    前記キー値に基づいて前記マルチメディア・プレーヤに送出されるようにコマンドを構成すること、及び、
    前記マルチメディア・プレーヤに前記コマンドを送信することと、
    を備える方法。
  9. 特定のキーに割当てられたマルチメディア・プレーヤ機能に関連する(related to)前記マルチメディア・コントローラ・アプリケーションからグラフィックを、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、及び、
    前記受信されたグラフィック・ファイルを表示するように前記キーパッドを構成することをさらに備える請求項8に記載の方法。
  10. 前記受信されたグラフィックはグラフィック・ファイルである請求項9に記載の方法。
  11. 前記受信されたグラフィックは、前記モバイル・デバイスのメモリに格納されたグラフィック・ファイルに対するポインタである請求項9に記載の方法。
  12. 前記コマンドは、前記モバイル・デバイス内で赤外線データリンク送信機を使用して前記マルチメディア・プレーヤに送信される請求項9に記載の方法。
  13. 前記コマンドは、前記モバイル・デバイス内で近・中距離無線データネットワーク送受信機を使用して前記マルチメディア・プレーヤに送信される請求項9に記載の方法。
  14. プロセッサと、
    前記プロセッサに結合したキーパッドと、
    前記プロセッサに結合したメモリと、を備えるモバイル・デバイスであって、
    前記プロセッサは、
    キーパッド・プロトコルにおいてビデオ・アプリケーションからキーパッド構成命令を受信すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいてキー押下イベント信号を受信すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいて前記受信されたキーパッド構成命令を使用して前記キー押下イベントに関連するキー値を決定すること、及び、
    前記ビデオ・アプリケーションに前記キー値を通信することと、
    を備えるステップを実施するソフトウェア命令によって構成されるモバイル・デバイス。
  15. 前記プロセッサは、キーパッド翻訳テーブルに前記キーパッド構成命令を格納することであって、前記キー押下イベントに関連する前記キー値は前記キーパッド翻訳テーブルを使用して決定される、格納することをさらに備えるステップを実施するソフトウェア命令によって構成される請求項14に記載のモバイル・デバイス。
  16. 前記プロセッサは、
    前記ビデオ・アプリケーションから、利用可能なキーパッドについての要求を、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、及び、
    前記ビデオ・アプリケーションから受信された前記要求に応答して、前記キーパッドのタイプを前記ビデオ・アプリケーションに知らせることと、
    をさらに備えるステップを実施するソフトウェア命令によって構成される請求項15に記載のモバイル・デバイス。
  17. 前記キーパッド選択は、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)の形態で前記ビデオ・アプリケーションから受信される請求項16に記載のモバイル・デバイス。
  18. 前記プロセッサは、
    特定のキーに割当てられたビデオ・アプリケーション機能に関連する前記ビデオ・アプリケーションからグラフィックを、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、及び、
    前記受信されたグラフィック・ファイルを表示するように前記キーパッドを構成することと、
    をさらに備えるステップを実施するソフトウェア命令によって構成される請求項16に記載のモバイル・デバイス。
  19. 前記プロセッサは、前記グラフィックをグラフィック・ファイルとして受信することを備えるステップを実施するソフトウェア命令によって構成される請求項18に記載のモバイル・デバイス。
  20. 前記プロセッサは、前記グラフィックを、前記モバイル・デバイスのメモリに格納されたグラフィック・ファイルに対するポインタとして受信することを備えるステップを実施するソフトウェア命令によって構成される請求項18に記載のモバイル・デバイス。
  21. プロセッサと、
    前記プロセッサに結合したキーパッドと、
    前記プロセッサに結合したローカルエリア無線データリンク送受信機と、
    前記プロセッサに結合したメモリと、を備えるモバイル・デバイスであって、
    前記プロセッサは、
    前記モバイル・デバイス上で動作するマルチメディア・コントローラ・アプリケーションからキーパッド構成命令を、キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、
    キーパッド翻訳テーブルに前記キーパッド構成命令を格納すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいてキー押下イベント信号を受信すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいて前記受信されたキーパッド構成命令を使用して前記キー押下イベントに関連するキー値を決定することであって、前記キー押下イベントに関連する前記キー値は前記キーパッド翻訳テーブルを使用して決定される決定すること、
    前記マルチメディア・コントローラ・アプリケーションに前記キー値を通信すること、
    前記キー値に基づいて前記マルチメディア・プレーヤに送出されるようにコマンドを構成すること、及び、
    前記ローカルエリア無線データリンク送受信機を使用して前記マルチメディア・プレーヤに前記コマンドを送信することと、
    を備えるステップを実施するソフトウェア命令によって構成されるモバイル・デバイス。
  22. 前記プロセッサは、
    特定のキーに割当てられたマルチメディア・プレーヤ機能に関連する前記マルチメディア・コントローラ・アプリケーションからグラフィックを、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、及び、
    前記受信されたグラフィック・ファイルを表示するように前記キーパッドを構成することをさらに備えるステップを実施するソフトウェア命令によって構成される請求項21に記載のモバイル・デバイス。
  23. 前記プロセッサは、前記グラフィックをグラフィック・ファイルとして受信することを備えるステップを実施するソフトウェア命令によって構成される請求項22に記載のモバイル・デバイス。
  24. 前記プロセッサは、前記グラフィックを、前記モバイル・デバイスのメモリに格納されたグラフィック・ファイルに対するポインタとして受信することを備えるステップを実施するソフトウェア命令によって構成される請求項22に記載のモバイル・デバイス。
  25. ローカルエリア無線データリンク送受信機は、赤外線データリンク送受信機である請求項21に記載のモバイル・デバイス。
  26. ローカルエリア無線データリンク送受信機は、近・中距離無線データネットワーク送受信機である請求項21に記載のモバイル・デバイス。
  27. キーパッド・プロトコルにおいてビデオ・アプリケーションからキーパッド構成命令を受信すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいてキー押下イベント信号を受信すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいて前記受信されたキーパッド構成命令を使用して前記キー押下イベントに関連するキー値を決定すること、及び、
    前記アプリケーションに前記キー値を通信することを備えるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を格納する触知可能記憶媒体。
  28. キーパッド翻訳テーブル内に前記キーパッド構成命令を格納することを備えるさらなるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を有し、前記キー押下イベントに関連する前記キー値は、前記キーパッド翻訳テーブルを使用して決定される請求項27に記載の触知可能記憶媒体。
  29. 前記ビデオ・アプリケーションから、利用可能なキーパッドについての要求を、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、及び、
    前記アプリケーションから受信された前記要求に応答して、前記モバイル・デバイスに接続されたアクティブ化されたキーパッドを前記ビデオ・アプリケーションに知らせることを備えるさらなるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を有する請求項28に記載の触知可能記憶媒体。
  30. 前記キーパッド選択が、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)の形態で前記ビデオ・アプリケーションから受信されるようなさらなるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を有する請求項27に記載の触知可能記憶媒体。
  31. 特定のキーに割当てられたビデオ・アプリケーション機能に関連する前記ビデオ・アプリケーションからグラフィックを、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、及び、
    前記受信されたグラフィック・ファイルを表示するように前記選択されたキーパッドを構成することを備えるさらなるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を有する請求項27に記載の触知可能記憶媒体。
  32. 前記受信されたグラフィックがグラフィック・ファイルであるようなさらなるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を有する請求項31に記載の触知可能記憶媒体。
  33. 前記受信されたグラフィックが、前記モバイル・デバイスのメモリに格納されたグラフィック・ファイルに対するポインタであるようなさらなるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を有する請求項31に記載の触知可能記憶媒体。
  34. 前記モバイル・デバイス上で動作するマルチメディア・コントローラ・アプリケーションからキーパッド構成命令を、キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、
    キーパッド翻訳テーブルに前記キーパッド構成命令を格納すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいてキー押下イベント信号を受信すること、
    前記キーパッド・プロトコルにおいて前記受信されたキーパッド構成命令を使用して前記キー押下イベントに関連するキー値を決定することであって、前記キー押下イベントに関連する前記キー値は前記キーパッド翻訳テーブルを使用して決定される決定すること
    前記マルチメディア・コントローラ・アプリケーションに前記キー値を通信すること、
    前記キー値に基づいて前記マルチメディア・プレーヤに送出されるようにコマンドを構成すること、及び、
    ローカルエリア無線データリンク送受信機を使用して前記マルチメディア・プレーヤに前記コマンドを送信することと、
    を備えるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を格納する触知可能記憶媒体。
  35. 特定のキーに割当てられたマルチメディア・プレーヤ機能に関連する前記マルチメディア・コントローラ・アプリケーションからグラフィックを、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信すること、及び、
    前記受信されたグラフィック・ファイルを表示するようにキーパッドを構成することをさらに備えるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を有する請求項34に記載の触知可能記憶媒体。
  36. 前記グラフィックをグラフィック・ファイルとして受信することを備えるさらなるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を有する請求項35に記載の触知可能記憶媒体。
  37. 前記グラフィックを前記モバイル・デバイスのメモリに格納されたグラフィック・ファイルに対するポインタとして受信することを備えるさらなるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を有する請求項35に記載の触知可能記憶媒体。
  38. 赤外線データリンク送受信機を使用して前記マルチメディア・プレーヤに前記コマンドを送信することをさらに備えるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を有する請求項34に記載の触知可能記憶媒体。
  39. 近・中距離無線データネットワーク送受信機を使用して前記マルチメディア・プレーヤに前記コマンドを送信することをさらに備えるステップを、モバイル・デバイスのプロセッサに実施させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令を有する請求項34に記載の触知可能記憶媒体。
  40. キーパッド・プロトコルにおいてビデオ・アプリケーションからキーパッド構成命令を受信するための手段と、
    前記キーパッド・プロトコルにおいてキー押下イベント信号を受信するための手段と、
    前記キーパッド・プロトコルにおいて前記受信されたキーパッド構成命令を使用して前記キー押下イベントに関連するキー値を決定するための手段と、
    前記ビデオ・アプリケーションに前記キー値を通信するための手段とを備えるモバイル・デバイス。
  41. キーパッド翻訳テーブルに前記キーパッド構成命令を格納するための手段をさらに備え、
    前記キー押下イベントに関連する前記キー値は前記キーパッド翻訳テーブルを使用して決定される請求項40に記載のモバイル・デバイス。
  42. 前記ビデオ・アプリケーションから、利用可能なキーパッドについての要求を、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信するための手段と、
    前記ビデオ・アプリケーションから受信された前記要求に応答して、前記モバイル・デバイス上で利用可能なキーパッドのタイプを前記ビデオ・アプリケーションに知らせるための手段と、
    をさらに備える請求項40に記載のモバイル・デバイス。
  43. 利用可能なキーパッドについての前記要求は、アプリケーション・プログラム・インターフェース(API)の形態で前記ビデオ・アプリケーションから受信される請求項42に記載のモバイル・デバイス。
  44. 特定のキーに割当てられたビデオ・アプリケーション機能に関連する前記ビデオ・アプリケーションからグラフィックを、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信するための手段と、
    前記受信されたグラフィック・ファイルを表示するように前記キーパッドを構成するための手段と、
    をさらに備える請求項42に記載のモバイル・デバイス。
  45. 前記キーパッド・プロトコルにおいてグラフィックを受信するための前記手段は、グラフィック・ファイルを前記キーパッド・プロトコルにおいて受信するための手段を備える請求項44に記載のモバイル・デバイス。
  46. グラフィックを前記キーパッド・プロトコルにおいて受信するための前記手段は、前記モバイル・デバイスのメモリに格納されたグラフィック・ファイルに対するポインタを、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信するための手段を備える請求項41に記載のモバイル・デバイス。
  47. 前記モバイル・デバイス上で動作するマルチメディア・コントローラ・アプリケーションからキーパッド構成命令を、キーパッド・プロトコルにおいて受信するための手段と、
    キーパッド翻訳テーブルに前記キーパッド構成命令を格納するための手段であって、前記キー押下イベントに関連する前記キー値は前記キーパッド翻訳テーブルを使用して決定される、格納するための手段と、
    前記キーパッド・プロトコルにおいてキー押下イベント信号を受信するための手段と、
    前記キーパッド・プロトコルにおいて前記受信されたキーパッド構成命令を使用して前記キー押下イベントに関連するキー値を決定するための手段と、
    前記マルチメディア・コントローラ・アプリケーションに前記キー値を通信するための手段と、
    前記キー値に基づいて前記マルチメディア・プレーヤに送出されるようにコマンドを構成するための手段と、
    前記マルチメディア・プレーヤに前記コマンドを送信するための手段と、
    を備えるモバイル・デバイス。
  48. 特定のキーに割当てられたマルチメディア・プレーヤ機能に関連する前記ビデオ・アプリケーションからグラフィックを、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信するための手段と、
    前記受信されたグラフィック・ファイルを表示するように前記キーパッドを構成するための手段と、
    をさらに備える請求項47に記載のモバイル・デバイス。
  49. グラフィックを前記キーパッド・プロトコルにおいて受信するための前記手段は、グラフィック・ファイルを前記キーパッド・プロトコルにおいて受信するための手段を備える請求項48に記載のモバイル・デバイス。
  50. グラフィックを前記キーパッド・プロトコルにおいて受信するための手段は、前記モバイル・デバイスのメモリに格納されたグラフィック・ファイルに対するポインタを、前記キーパッド・プロトコルにおいて受信するための手段を備える請求項48に記載のモバイル・デバイス。
  51. 前記マルチメディア・プレーヤに前記コマンドを送信するための前記手段は、赤外線データリンク送信機を備える請求項47に記載のモバイル・デバイス。
  52. 前記マルチメディア・プレーヤに前記コマンドを送信するための前記手段は、近・中距離無線データネットワーク送受信機を備える請求項48に記載のモバイル・デバイス。
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