JP2011509778A - ブリスターストリップのコイル形成 - Google Patents
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Abstract
吸入機器への挿入のためのブリスターストリップを螺旋巻きする方法が開示される。当該方法は、その中に各ブリスターが使用者による吸入のためのある用量の薬剤を含む、あらかじめ形成されたブリスターストリップを服用するステップと、連続的な湾曲または一連の不連続なヒダをストリップに付けるようにストリップを操作するステップとを含み、これらはストリップがコイル形状を形成することを可能にする。当該方法によって螺旋巻きされたストリップも開示され、本発明によるブリスターストリップを螺旋巻きするための手段を組み込む吸入機器も同様である。
【選択図】なし
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Description
本発明は、多数のブリスターを有するストリップを螺旋巻きする方法に関し、当該ブリスターのそれぞれは、その中でストリップが螺旋巻きされた後で配置される吸入機器の使用者による吸入のための一回分の薬品を含む。本発明は、このようなストリップを螺旋巻きするための機器、および、当該方法により、および/または、本発明の機器を用いて螺旋巻きされているストリップを取り込む吸入機器にも関する。
本発明は、当該機器の内部で、本発明によるブリスターストリップの使用済み部分を螺旋巻きするための機器を組み込む吸入機器にも関する。
吸入機器を用いた薬品の経口運搬または経鼻運搬は、これらの機器が、患者が慎重にかつ公に用いることが比較的容易であるので、特に魅力的な薬物投与の方法である。気道の局所性疾患および他の呼吸障害を治療する薬品を運搬するのと同様、それらは最近になって、肺を通じた血流に薬物を運搬し、それによって皮下注射の必要性を回避するためにも用いられている。
個別の用量に、通常は、正確かつ連続して測定された単一用量の粉末をそれぞれ含むカプセルまたはブリスターの形態に、乾燥粉末調合物をあらかじめ包装することが一般的である。延性の積層薄片または塑性材料から形成されるブリスターは一般的に低温であり、製造の最中および当該ブリスターへの用量の導入の後に当該ブリスターの周辺の周りに熱封止される、穿刺可能または剥離可能な蓋を含む。薄片ブリスターは、ある用量が光または紫外線の照射に曝される場合、その全てが当該吸入器の運搬特性に有害な影響を与える光および紫外線の照射から遮蔽されることに加え、各用量が水の進入および酸素等の気体の浸透から保護されるので、重合体ブリスターまたはゼラチンカプセルの上方にあることが好ましい。それ故、ブリスターは各個別の薬物用量に対して優れた環境保護を提供する。
そのそれぞれが、あらかじめ軽量しかつ個別に包装した、運搬される薬物の用量を含む多数のブリスターを含む、ブリスターの結束体を受容する吸入機器が知られている。当該機器の作動は、患者が吸入する際に、その後ブリスターから当該機器を通じ、患者の気道を経て肺に運ばれるブリスター中の用量を輸送するブリスターを通じて空気が引き込まれるように、ブリスターを穿刺するか蓋を剥離することによって、ブリスターを機構に破壊または破裂させる。加圧空気または加圧気体または他の推進体も、ブリスターから用量を運び出すのに用いられてよい。代替的に、ブリスターを穿刺または開口する機構も、そこから用量がその後吸入され得る容器に、ブリスターから用量を押圧または排出し得る。
多数の用量を保持することができる吸入器が、当該機器が用いられる度にブリスターを当該機器に開口および/または挿入する必要なく、当該吸入器を繰り返しある期間にわたって用いることを可能にすることは好都合である。それ故、多くの従来の機器は、それぞれ個別用量の薬品を含む、多数または一片のブリスターを保存するための方法を含む。ある用量が吸入されることになる場合、指標付け機構は、新たなブリスターがその内容物の吸入のために開かれる準備ができている位置に移動されるように、前もって空にしたブリスターを開口機構から遠ざける。
上記種類の吸入器は、2004年10月18日に出願され、2003年10月17日に出願された英国出願第0324358.1号から優先権を主張している、本出願人自身の同時係属国際出願第PCT/GB2004/004416号から知られている。この国際出願は、国際特許出願公開第2005/037353 A1号として公開されている。
国際特許出願公開第2005/037353 A1号に記載および主張され、かつその添付図面の図1および2に例解されている1つの実施形態によれば、吸入器1は、ブリスター3の螺旋巻きしたストリップを含む外被2を有する。単一の作動レバー5を含む指標付け機構4は、作動器5が図1bにおける矢印「A」によって示された方向に枢動される際に、ブリスターがブリスター位置決定装置の外枠6の上方を通り、引き続きブリスター穿孔部7を通過するように、一度に1つのブリスターずつコイル3を解く。作動器5の各移動の際にブリスター穿孔部7に配置されたブリスター3aは、使用者が口金9を通じて吸入する際に、気流がブリスター3aの内部で発生され、その中に含まれる用量を輸送し、口金9を通じてブリスター3aから使用者の気道に運ぶように、作動器5自体にある穿孔要素8によって、(図1bにおける矢印「B」によって示された方向の)作動器5の戻り工程の際に穿孔される。
図1および2に示されているもの等の、一片のブリスターから形成されたコイルは、巻き付け装置内の紡錘の周辺に、実質的に平坦で伸長したストリップを巻くことによって従来通りに形成される。結果として得られたコイルはその後、当該機器の外被の内部に配置される。しかしながら、この既知の技術に関する問題は、このように巻かれたコイルが、結果として得られたコイル内の弾力または残留バネ張力が原因で、適所に保持されるか、当該コイルに作用するいくらかの外力によって抑制されない限り、自然にバネ開くか半径方向に伸張する傾向がある。図1および2で見ることができるように、コイル3は、外被の内部で利用可能な空間を実質的に占有するように伸張するか解れ、当該コイルのさらなる伸張は、当該機器の外被の壁によって妨害または抑制される。
従来のコイルが自然にバネ開く傾向の結果として、つまり、少なくとも、比較的きつく巻いたコイルがより緩く巻いたコイルを呈するように伸張する傾向は、任意の外力の非存在下で、完成したコイルを巻き付け装置から取り出す過程、および、製造の最中の吸入機器またはこのような機器の組立体に当該コイルを入れる過程をより複雑にするが、その理由は、完成したコイルをこの移動段階の最中にその綿密に巻かれた状態に保たなければならないからであるということを十分に理解されたい。コイルが外被の内部で占有する空間を満たすそれ自身の本来の弾力が原因で伸張するコイルが、当該コイルがストリップの詰め込みまたは他の機器の故障に潜在的に繋がり得る使用の最中に解れるので、さらなるコイルの制御上の問題点を引き起こすということも分かっている。それ故、コイルがきつくかつ可能な限り小型であり続けることが望ましいということを十分に理解されたい。コイルが機器の外被の内部で可能な限り小さい空間を占めることも望ましい。
本発明は、伸張に強いか、または、当該コイルをともにその初期の綿密に螺旋巻きした状態に保つ外力の非存在下で解ける小型のコイルを提供するために、上でより詳細に言及された不利点を克服または実質的に軽減する、ブリスターストリップを螺旋巻きする方法を提供することを努める。
本発明は、ブリスターストリップを螺旋巻きするための機器であって、その方法、および未使用ブリスターのこのような螺旋巻きしたストリップを取り込む吸入機器により、その使用の後で当該機器内の使用済みのブリスターストリップを螺旋状に巻き上げる方法による機器を提供することも目指す。
吸入機器への挿入の前に、記載されているように未使用ブリスターストリップを螺旋状に巻き上げることができるが、コイルがブリスター穿孔部の上方に、指標付け用輪の周辺、および外被の側の下に、未使用ブリスターコイルの下方にある使用済みのブリスターの閉じ込め領域へ導かれるので、コイルは少なくとも部分的に平板化または直線化されるということを、図1に示され、上により詳細に記載されている従来の機器を考慮することにより十分に理解されたい。これは、その中で使用済みのブリスターは外被の内部に保持されないが、外被から排出され、使用者がストリップの使用済み部分を周期的に分離および廃棄することを可能にする、このような機器で許容可能である。しかしながら、その中で全ての使用済みのブリスターがその内部に保持される、完全に統合した機器を提供することも望ましい。このような吸入機器の様々な実施形態は、本出願人自身の以前の欧州特許出願第07111996.0号および第07111998.6号から知られている。これらの出願で開示されている機器では、使用済みのブリスターは外被の内部で螺旋状に巻き上げられる。このような機器では、全体の機器の大きさを最小化するために、未使用コイルを外へ供給することによって開放された空間は、使用済みのコイルを中へ供給することによって再占有される。しかしながら、その弾力が原因で、未使用コイルが送り込まれて利用可能な空間を占有する際に未使用コイルが連続的に伸張する場合、これを行う能力を最大化することはできない。それはそれ故、ブリスターストリップが当該ストリップ内に残る残留バネ張力が全くないように螺旋巻きされているので、一度挿入したブリスターストリップの未使用部分が伸張するいかなる傾向も有さない機器の内部で整然と螺旋状に巻き上げられる吸入機器への挿入のために、螺旋状に巻いたブリスターストリップを調製する上記方法のさらなる利点である。
その上、未使用ブリスターの綿密に巻いたコイルを提供することに加え、ストリップの使用済み部分が、未使用部分が螺旋状に巻き上げられたのと同じまたは同様の方法で螺旋状に巻き上がるように働きかける機構または機器を有する機器を提供することは明らかに有利である。それ故、吸入機器への挿入のための、螺旋巻きしたブリスターストリップの調製への言及が上で為されているが、ブリスターストリップが全体に指標付けされる際に、ブリスターストリップの使用済み部分が当該機器の内部で整然と螺旋状に巻き上げられるように、本明細書に記載されているコイル形成技術および構成要素も吸入機器の中に直接組み込むことができるということも想定される。
本発明によれば、ブリスターストリップを螺旋巻きする方法が提供され、当該方法は、連続的な湾曲または一連の不連続な折り目を、ストリップがコイル形状を呈することを可能にするストリップに付けるように、ストリップを操作する手段の周辺またはその全体を通して、使用済みのブリスターストリップを供給するステップを含む。
当該ストリップはそれを変形させるように操作される。ストリップをコイル形状に形成するのは、ストリップの塑性変形である。その変形は、当該変形がストリップの全長に沿って伸びるという意味で連続的であるか、あるいは、不連続な変形の個別の領域がストリップの全長に沿って互いに間隔を空けて形成される。
1つの実施形態では、当該方法は前記ストリップをローラーの周辺に供給することを含む。
好ましくは、ストリップをローラーの周辺に供給するステップは、ストリップの反対側がそれぞれ圧縮状態および緊張状態に置かれるように、2つのローラーの曲面の間に当該ストリップを供給するステップを含む。
1つの実施形態では、当該方法は、その軸を平衡状態にしているが、互いに間隔を空けている2つのローラーの下に、および、当該2つの間隔を空けたローラーの間に配置した第3のローラーの上方にストリップを供給するステップを含む。
当該方法は、第1のローラーの下を通るストリップが第2のローラーの上方にある曲線経路を辿らざるを得ないように、その軸が第1のローラーおよび第2のローラーの軸の間に延在している直線から相殺されるように、第3のローラーを配置するステップを含み得る。
当該第3のローラーは、ストリップの端のみと接するように構成されてよい。
別の実施形態によれば、ストリップを操作する手段の周辺またはその全体を通して、使用済みのブリスターストリップを供給するステップは、ストリップの全体にわたって横方向に延在し、ストリップが前記折り目によってコイル形状を自然に呈することを可能にする、一連の不連続的な折り目、ヒダ、またはシワを付ける手段を通じて前記ストリップを供給することを含む。
ストリップに与えられた湾曲は、ストリップが縦方向に延在する弓形状または自然な曲線形状を呈するという意味で連続的であり得るが、ストリップの全体にわたって一連の不連続な折り目またはヒダを付けることによっても同じ効果を実現することができ、各折り目はその全長に沿って互いに間隔を空けられている。たとえ折り目の間にあるストリップの部分が比較的真っ直ぐに保たれている場合であっても、その繰り返した折り目はそれ自身をコイル形状に形成するストリップをもたらす。
1つの実施形態では、ストリップのブリスター、好ましくは全てのブリスターの間にヒダまたはシワを付けることができる。しかしながら、それらはブリスターの群の間にあるストリップに与えられ得るということも想定される。
1つの実施形態では、前記手段は成形顎部を備え、当該方法は、折り目が顎部によってストリップに与えられるように、ストリップ上で閉じるように顎部を制御することを含み、当該方法は、ストリップを顎部の間に供給することを可能にする顎部を開口することをさらに含む。
別の実施形態では、折り目を付ける手段は成形先端部を有するスポークを有するスポーク輪を含み、当該方法は、成形先端部がストリップに折り目を付けるように、輪が回転する際にスポーク輪の周辺にストリップを供給することを含む。
好ましくは、当該スポーク輪は、スポークが、スポークの成形先端部、および、折り目をストリップに付ける前記他の輪またはローラーの間に挟まれるように、別の輪またはローラーと係合する。
本発明の別の態様によれば、連続的な湾曲または一連の不連続なヒダをストリップに、前記ストリップが前記手段の周辺またはその全体を通じて供給される際に付けるように、ブリスターストリップを操作する手段を備える、ブリスターストリップを螺旋巻きするための機器が提供される。
当該手段は、その周辺にストリップが供給されるローラーを備えることが好ましい。代替的に、当該手段は、ストリップが前記ローラーの間を通る際にストリップが曲線経路を辿るように配置される2つのローラーを備え得る。
1つの実施形態では、当該第1のローラーと第2のローラーは、ストリップの移動方向に互いに平行な軸を間隔を空けた状態にし、当該第2のローラーはまた、ストリップの移動方向に実質的に直交する第2の方向にある当該第1の軸からその軸を相殺させる。
当該第2の軸は、当該第1の軸から、ローラーの半径より大きいがその直径より小さい距離で相殺され得る。
1つの実施形態では、当該機器は、第2のローラーが第1のローラーおよび第2のローラーの間に延在する線から相殺されるように、ストリップの移動方向にある第1のローラーおよび第2のローラーの軸に対してその軸を平衡にするが、これらの軸から間隔を空けた第3のローラーを備える。
当該ローラーは、ストリップの反対側をそれぞれ同時に圧縮状態および緊張状態に置くように有利に構成される。
1つの実施形態では、当該第3のローラーは、軸方向に互いに間隔を空けた2つの同軸ローラー部分を備える。
本発明の別の態様によれば、折り目をストリップに付けるための手段を備える、ブリスターストリップを螺旋巻きするための機器が提供され、各折り目は、ストリップが前記折り目によってコイル形状を呈するように、ストリップの全体を通して横方向に延在し、ストリップの全長に沿ってその隣接する折り目から間隔を空けられる。
1つの実施形態では、当該手段は成形顎部を備え、前記顎部は、折り目が顎部によってストリップに与えられるようにストリップ上で閉じるように構成され、ストリップを顎部の間に供給することを可能にするように開くように構成される。
別の実施形態では、当該第1の顎部は口部を備え、当該第2の顎部は、当該第1の顎部および第2の顎部が閉じられ、それによって折り目をストリップに付ける場合、顎部の間を通って前記第1の顎部の口部へ移動するストリップの一部を押圧する形成器を備える。
代替の一実施形態では、折り目を付ける手段は、ストリップに対して押圧するように構成された成形先端部を有するスポークを備えるスポーク輪を、輪が回転する際に成形先端部が折り目をストリップに付けるように、ストリップが前記スポーク輪の周辺に供給される際に含む。
好ましくは、当該スポーク輪は、別の輪、ローラー、または表面と、スポークの成形先端部、前記他の輪、ローラー、または表面の間に挟まれ、折り目をストリップに付けるように連携する。
別の態様によれば、本発明の方法に従って、好ましくは、本発明の機器を用いて螺旋巻きされるブリスターストリップが提供される。
本発明の別の態様によれば、連続的な湾曲または一連の不連続な折り目をストリップに、ストリップの使用済み部分が当該機器の内部でコイル形状を呈するように、前記ストリップが前記手段の周辺またはそれを通じて供給される際に付けるために、ブリスターストリップの使用済み部分を操作するための手段を組み込む吸入機器が提供される。
好適な一実施形態では、前記手段は、作動器の回転の際に各ブリスターをブリスター用穿孔部材と連続的に一列に並んで移動させるための指標付け用輪と、作動器の回転に応じて指標付け輪を回転させるために指標付け用輪に駆動して連結されるブリスター用ヒダ付け輪とを備え、当該指標付け輪は、指標付け用輪の周辺を通過するストリップをブリスター用ヒダ付け輪に対して係合させ、折り目をストリップに付けるように成形されたスポークを有する。
好ましくは、当該ブリスター用ヒダ付け輪は、ブリスター用ヒダ付け輪が、完全に開位置から閉位置まで作動器の回転に応じて回転し、ブリスターストリップに指標付けするように、クラッチ機構を通じて作動器に連結される。
1つの実施形態では、当該ブリスター用ヒダ付け輪は、指標付け用輪のスポークがストリップを切り欠きまたは窪みに押圧し、ストリップの全体にわたって折り目を創出するように、その中に形成された前記切り欠きまたは窪みを有する。
1つの実施形態では、当該ブリスター用ヒダ付け輪は、指標付け用輪のスポークがストリップを円柱面に対して押圧し、前記面をストリップに沿って変形してストリップの全体にわたって折り目を創出するように、適合した前記円柱面を有する。
本発明の実施形態は、ほんの一例として、かつ、添付図面の図3〜6を参照してここで描写される。
特定の種類の吸入機器への言及が上で為されているが、本発明は、それぞれある用量の吸入可能な薬品を含む、巻いたブリスターの螺旋巻きしたストリップを組み込む任意の吸入機器に対して適用可能であるということを十分に理解されたい。
外被によってそこに加えられる任意の外力、または何らかの他の強制力を伴うことなく、紡錘または糸巻の周辺に巻かれたブリスターコイルは、上記の通り、それからストリップが形成される材料の本来の弾力性または弾力が原因で、弛緩し、解け、および/または半径方向に伸張する。
本発明によれば、ブリスターストリップは、当該ストリップが、当該ストリップを開いた状態か解けた状態を保つことを欲する傾向がある材料の弾力または張力に対して巻き上げられるのではなく、自然にコイルを形成するように機器によって操作される。天然湾曲がコイルに与えられる場合、その後それは残留張力をほとんどまたは全く有さず、従って自己伸張するか解ける傾向を全く有さない。実際には、天然湾曲をストリップに与えた結果としてコイルが形成される場合、当該コイルが部分的に解かれその後開放される場合、当該コイルが跳ね返るか戻って閉じるように、当該コイルはそのコイル形状を保持しないだけでなく、当該コイルを中に保持する傾向がある、閉鎖状態またはコイル状態である弾性もまた示すということが分かっている。
ストリップが曲線形状またはコイル形状を呈する自然な傾向を与えるために、ストリップは、当該ストリップが当該経路を通じて供給される際にストリップを連続的な曲線形状に曲げるように、当該ストリップを機器のローラーの間の経路を通じて供給することによって操作されてよい。ローラーによってストリップにかかる荷重はストリップを丸まらせるのに十分でなければならないが、ストリップに損傷を引き起こすほど大きくあってはならない。当然ながら、1組のローラーまたは多数組のローラーを通じてストリップを供給すること、または、必要な緊張の小型コイルの形成をもたらす、十分な度合いの湾曲をストリップに与えるために、同じ組のローラーを通じて当該ストリップを多数回供給することが可能である。この形成過程は、当該ストリップを平坦または直線状に保つ傾向があるその弾性が除去されるように、天然湾曲をストリップに与えることを目的とするということを十分に理解されたい。
ブリスター形成装置のローラー10、11、12の間に供給される、伸長したブリスターストリップ3(ブリスターの空洞部は図示せず)の簡易側面図が図3に示される。明確にするために、ローラー10、11、12のみが示される。当該装置は、当該ストリップが当該ローラーの間に供給される際にストリップ3が曲線経路に曲げられるように、互いに列を離れているか相殺されて配列された3つのローラー10、11、12を備える。好ましくは、ローラー10、11、12のうち少なくとも2つは、図面上の矢印「C」によって示される一般的方向に貫通させるように駆動される。2つの相隔たるローラー10、11は、ストリップ3の外面と係合させるように配置される。これらのローラー10、11のそれぞれは、それらの軸「D」および「E」を互いに平行な状態にする。その軸「F」も最初の2つのローラーの軸に対して平行な状態にする中間ローラー12は、ストリップ3bの反対側と係合させるように最初の2つのローラー10、11の間に配置される。中間ローラー12の軸「F」は、図3に示されるように、矢印「H」によって示される方向および距離において、最初の2つのローラー10、11の軸DおよびEを通じて延在する平面から少なくとも部分的に相殺される。必要な度合いの湾曲をストリップ3に与えるように、ローラー10、11、12のそれぞれの正確な位置を調節することができるということを十分に理解されたい。ローラー10、11、12の全てが同じ直径を有するが、異なる直径のローラーも用いることができるということを十分に理解されたい。ストリップ3を2つのローラー11、12のみの間を通るようにローラー10を省略することができ、あるいは、当該ストリップが当該機器を通過する際に、それに対してストリップが滑動する何らかの他の面と入れ替えることができるだろうということも十分に理解されたい。
第1および第2のローラー10、11は、ストリップ3の前面3aの全体の幅にわたって横方向に延在することが好ましく、一方、中間ローラー12は、互いに相隔たるが同軸である2つのローラー部分を有する。1つのローラー部分12aの端面のみが図3に示される。これは、ストリップ3の後面3bの端部のみが中間ローラー12によって接触され、ブリスター空洞部(図示せず)が2つの間隔を空けたローラー部分の間を通る際にブリスター空洞部をそのままにすることを保証する。
ストリップ3がローラー10、11、12の間に供給される際、ストリップ3の前面3aは第1および第2のローラー10、11によって緊張状態に置かれ、一方、反対面3bは中間ローラー12によって圧縮状態に置かれる。渦巻き形状を呈するストリップ3をもたらすのはこの荷重である。ストリップ3がローラー10、11、12の間の経路を通過し続ける際、当該ストリップはローラー10、11、12によってストリップ3に与えられる湾曲によってそれ自体でコイルを形成する。
当該過程は連続的なものである(すなわち、全体のストリップ3はローラー10、11、12の間を通る)ことが想定される。しかしながら、ストリップ3の一部または切片のみをローラー10、11、12の間に供給することが可能である。例えば、ストリップ3が当該ローラーの間に供給され続け、それによってストリップ3の全長の一部を処理のみを行う一方、ローラー10、11、12のうち1つ以上を離すことができるだろう。ローラー10、11、12のうち1つ以上を他のローラー10、11、12から離し、新たなストリップ3を当該ローラーの間に容易に挿入することを可能にすることができる。例えば、中間ローラー12は、その中を直線状ストリップ3がローラー10、11、12の間を通ることができる位置へ可動可能であり得るだろう。配置についた時点で、図3に示されるように、ローラー経路を通じてストリップ3を供給する前に、中間ローラー12をその元の位置に戻すことができる。
当該ストリップにバネ開きするか伸張するその傾向を与えるストリップ3の弾性が除去され別の実施形態では、ストリップ3に自然湾曲を与えることは、ストリップ3が次の折り目に続くコイル形状を呈するように、一連の個別のヒダ、折り目、およびシワがそれぞれまたはいくつかのブリスターの間にあるストリップ3にわたって横方向に与えられる曲げるステップをストリップ3に行うことを含む。このことを実現することができる1つの方法が図4に示される。図4aは一対の顎部13、14の間にどのように通すことができるかを表し、そのうちの1つは金床形状であり、一方、他の顎部は、その中に金床形状の顎部の先端が、当該顎部の間に押圧されたストリップに折り目を付けるように受容される口部14aを画定する形成器である。形成器14および/または金床13の移動は、図4aで矢印Yによって示される。図4bに示されるように、すべてのブリスターの間に、または複数の群のブリスターの間に、螺旋巻きストリップ3を形成するのと同じ方法で折り目17を形成することができるように、ストリップ3を前方に(図4aで矢印「X」によって示される方向に)指標付けすることができる。
代替の一実施形態では、輪18のスポーク19がストリップ3の中に折り目17を形成するように、当該ストリップをスポーク輪18の周辺に(図5で「I」と印付けられた方向に)供給することによっても、折り目17をストリップ3の中に形成することができる。スポーク19は、ストリップ3に対して押圧し、ストリップ3にわたってヒダまたは折り目を創出するように、尖っているかその他の形状の先端部19aを有し得る。スポーク19は、ストリップ3をスポーク輪18の周辺に輸送するコンベヤーベルト36等の、別の面に対してストリップ3を押圧する。ストリップ3がスポーク19と前記面36との間に挟まれるので、折り目はそれによってストリップ3に付けられる。本実施形態は回転型であり、図4を参照して記載されている直線版とは対照的に、そこで当該仮定の自動化により容易に役立ち得るということを十分に理解されたい。
図5に示される通り、概して平坦で伸長したブリスターストリップ3はスポーク輪18の周辺に輸送される。コンベヤー36は、誘導輪20、21、およびコンベヤー用駆動輪21aの周辺に延在する。誘導輪20、21の位置は、ストリップ3がスポーク輪18の周辺に包まれる範囲を制御するように選択され、そこで、コンベヤー36が矢印「J」によって示される方向に駆動される際、スポーク輪18が回転し、各スポーク19の先端部19aが各ブリスターの間にあるストリップ3にわたって横方向に延在する曲がりまたは折り目を付け、そこで、折り目17に起因して図5に示されるように、折り目17ストリップがスポーク輪18からの出口上にコイル形状を呈する。
先行の記述は概して、吸入機器への挿入の前にブリスターストリップを螺旋巻きするための巻き付け装置を指すが、当該ストリップがブリスター用穿孔部の上方および指標付け輪の周辺を通過する際に螺旋巻きされたブリスターストリップの使用済み部分に、連続的な湾曲または一連の不連続な折り目を付けるように、記載されているコイル形成機器のうち1つを吸入装置に直接組み込むことができることが想定される。当該ストリップを自然に巻き上げさせるように、ブリスターストリップの使用済み部分を操作するための手段を組み込む吸入機器の一実施形態は、図6(a)および6(b)を参照してここで記載されている。
図6の実施形態は概して、当該実施形態が、口金9、作動器5、および、作動器5の作動に対応して、各ブリスター3aをブリスター用穿孔部材8と一列に並んで連続的に移動させるための指標付け機構4、または、作動器5に回転可能に連結されかつ口金9を被覆する先端部34を含むという点において、図1の従来の吸入器と同様である。図6(a)では、作動器5は口金9の上方にある先端部34とともにその閉位置に示され、図6(b)では、作動器5は先端部34が開かれた後のその開位置に示される。
図6の実施形態では、指標付け機構4は、ブリスター3aの間にあるストリップ3の全体にわたって横方向に延在するストリップ3に、個別の折り目またはシワを付けるように構成された指標付け輪30を含み、そこで、ストリップ3bの使用済み部分は、当該部分が指標付け輪30の外へ出て行く際に自然にコイルを形成する。
指標付け輪30がストリップ3の全体にわたって折り目またはヒダを形成するために用いられる場合、図1に示される従来の吸入機器と同様に、螺旋巻きする前に指標付け輪30から出現した後に、ストリップ3を真っ直ぐ伸ばしてはならないということを十分に理解されたい。それ故、図6に示される本発明の一実施形態による機器では、その配置は、使用済みコイル3bが未使用コイル3の上側にある機器の外被の内部に格納されかつその折り畳み機構に近い(すなわち、使用済みコイル3bは、指標付け輪30に隣接し、かつブリスター用穿孔部材8の直下で、かつブリスター用穿孔部材8と使用済みコイル3との間に格納される)ように整えられる。その後、当該コイルが未使用ブリスターコイル3からブリスター用穿孔部材8へ当該機器の側の上に移動する際に、矯正されるのは未使用コイル3のみである。
指標付け輪30に加え、本実施形態による機器は、指標付け輪30とヒダ付け輪31が回転する際に、その先端部31bが指標付け輪30のスポーク33の先端部33aと係合するスポーク31aを有するブリスター用ヒダ付け輪31を有する。示される型では、ブリスター用ヒダ付け輪31は、その周りで作動器5が回転する軸「K」と同軸に位置する。ブリスター用ヒダ付け輪31はクラッチ機構またはラチェット機構(図示せず)を通じて作動器5に連結され、そこで、作動器5が矢印「L」の方向にあるその閉位置に向かって戻されている時のみ(図6bを参照されたい)、ブリスター用ヒダ付け輪30が(時計回りに)回転する。ブリスター用ヒダ付け輪31は指標付け輪30に連結され、そこで、指標付け輪30はブリスター用ヒダ付け輪31の回転に対応して回転し、ブリスターストリップに指標付けする。従って、ブリスターストリップ3の指標付けは、当該作動器が閉位置から開位置へ移動される時ではなく、作動器5の戻り行程で(すなわち、その開位置からその閉位置において)起こる。クラッチ機構または他の機構は、そうでない場合に指標付け輪30を半時計回りの方向に回転させ、未使用のブリスターストリップチェンバーに向かって後方にストリップを押圧させるだろうその閉位置からその開位置において、当該作動器の回転の最中におけるブリスター用ヒダ付け輪31の回転を妨げる。
クラッチ機構または他の機構は、作動器5がその完全な開口制限に達した際に、ブリスター用ヒダ付け輪31と作動器5とを係合させる。これは、使用者が口金9の洗浄のためにほぼ完全に作動器5を開き、ストリップ3を指標付けすることなく再び当該作動器を閉じることができるという利点を有する。
図6に例解されているように、ストリップ3は、未使用ブリスター3のコイル(明確にするために不完全に示される)から当該機器の側壁の上へ(矢印「M」の方向に)、指標付け輪30の周辺に供給される前にブリスター用穿孔部材8を通過し、使用済みコイルの格納領域32へ供給される。指標付け輪30のスポーク33の先端部33a、および、ブリスター用ヒダ付け輪31のスポーク31aの先端部31bは、ストリップ3が指標付け輪30とブリスター用ヒダ付け輪31との間を通過する際、指標付け輪30のスポーク33の先端部33aがブリスター用ヒダ付け輪31のスポーク31aの先端部31bと係合するように成形され、そこで、図6の文字「F」によって最も明らかに示されるように、先端部31bおよび33aの間の接触点にて、折り目およびヒダが当該ストリップに付けられる。ブリスター用の指標付け輪30およびヒダ付け輪31の回転によって引き起こされる、ブリスターの間にある繰り返した折り目は、使用済みコイルの格納領域32へ供給されたストリップの使用済み部分3bによって示されるように、とぐろを巻いた形状を自然に呈させる。
1つの実施形態では、ブリスター用ヒダ付け輪31のスポーク31aの先端部31bは、その中へ当該ブリスターストリップが当該指標付け輪のスポーク33の先端部33aによって押圧され、折り目を当該ストリップに付けるその表面内に窪みまたは切り欠き37が形成される状態で(図6bを参照されたい)設けられてよく、指標付け輪30のスポーク33の先端部33aは、この目的のためにその端部に向かって先細になってよい。代替的または追加的に、当該ブリスター用ヒダ付け輪のスポーク31aまたは先端部31bは、柔軟ゴム材料から形成されてよい。
図6の実施形態は図4の実施形態の修正であり、実質的にその図6で同様の顎部の配置を用いるが、90°の間隔を置いて配置された4つの顎部を提供し、従って図4に例解されている線形型の回転型を提供するということを十分に理解されたい。
以下の特許請求の範囲の用語に含まれる本発明の多くの修正および変動は当業者にとって明白であり、先行の記述は本発明の好適な実施形態としてのみ見なされたい。例えば、別の例解されていない実施形態では、連続的な湾曲は、曲線導管を通じてストリップを供給することによってストリップに与えられ得、そこで、当該ストリップは当該導管からの出口上にコイル形状を呈する。本発明のコイル形成機器を組み込む吸入機器は、使用済みブリスターを必ずしも保持しないということも十分に理解されたい。それどころか、当該使用済みブリスターは、患者によって外被の中に残留するそうしたブリスターからの分離のために、当該機器の外被の中にある開口部を通過し得る。この場合には、当該ブリスターは、それらが外被を出て行く際に自身を螺旋巻きし得る。当該ブリスターストリップをブリスターの間にある弱め線とともに設け、それらをより容易に分離または引裂することを可能にし得るということも十分に理解されたい。この種類のブリスターストリップは、本出願人の以前の出願である、国際特許出願公開第2006/108876号から知られている。
様々な薬品が、本発明の吸入器を用いて単独で投与されてよい。用いられてよい特定の活性薬剤または活性薬物としては、以下に列挙されている次の種類のうち1つ以上の薬剤が挙げられるが、これらに限定されない。
1)例えば、アンフェタミン、アプラクロニジン、ビトルテロール、クロニジン、コルテロール、ドブタミン、ドーパミン、エフェドリン、エピネフリン、エチルノルエピネフリン、フェノテロール、フォルモテロール、グアナベンズ、グアンファシン、ヒドロキシアンフェタミン、イソエタリン、イソプロテレノール、イソタリン、メフェンテリン、メタラミノール、メタンフェタミン、メトキサミン、メトペンテルミン、メチルドーパ、メチルフェニデート、メタプロテレノール、メタラミノール、ミトドリン、ナファゾリン、ノルエピネフリン、オキシメタゾリン、ペモリン、フェニルエフリン、フェニルエチルアミン、フェニルプロパノールアミン、ピルブテロール、プロピルヘキセドリン、擬似エフェドリン、リトドリン、サルブタモール、サルメテロール、テルブタリン、テトラヒドロゾリン、トラマゾリン、チラミン、およびキシロメタゾリン等のアドレナリン作動薬。
2)例えば、アセブトロール、アルフゾシン、ブシンドロール、ブナゾシン、ブチロフェノン類、カルテオロール、カルベジロール、セリプロロール、クロルプロマジン、ドキサゾシン、エルゴットアルカロイド類、エスモロール、ハロペリドール、インドラミン、ケタンセリン、ラベタロール、レボブノロール、メドロキサロール、メチプラノロール、メトプロロール、ネビボロール、ナドロール、ナフトピジル、オクスプレノロール、ペンブトロール、フェノチアジン類、フェノキシベンズアミン、フェントールアミン、ピンドロール、プラゾシン、プロパフェノン、プロプラノロール、ソタロール、タムスロシン、テラゾシン、チモロール、トラゾリン、トリマゾシン、ウラピジル、およびヨヒムビン等のアドレナリン拮抗薬。
3)例えば、ベタニジン、デブリソキン、グアベンキサン、グアナドレル、グアナゾジン、グアネチジン、グアノクロル、およびグアノキサン等のアドレナリンニューロン遮断薬。
4)例えば、ブプレノルフィン等の、薬物依存治療のための薬物。
5)例えば、ジスルフィラム、ナロキソン、およびナルトレキソン等の、アルコール依存治療のための薬物。
6)例えば、ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、およびタクリン等のアセチルコリンエステラーゼ阻害剤を含む、アルツハイマー病管理のための薬物。
7)例えば、アメトカイン、ベンゾカイン、ブピバカイン、ヒドロコルチソン、ケタミン、リグノカイン、メチルプレドニゾロン、プリロカイン、プロキシメタカイン、ロピバカイン、およびチロスリシン等の麻酔薬。
8)例えば、エナラプリル、フォシノプリル、塩酸イミダプリル、リシノプリル、塩酸モエキシプリル、ペリンドプリル、キナプリル、ラミプリル、およびトランドラプリル等の、酵素阻害剤を転化させるアンジオテンシン。
9)例えば、カンデサルタン、シレキセチル、エプロサルタン、メドキソミル、オルメサルタン、テルミサルタン、およびバルサルタン等のアンジオテンシンII受容体遮断薬。
10)例えば、アデノシン、アミドダロン、ジソピラミド、酢酸フレカイニド、塩酸リドカイン、メキシレチン、プロカインアミド、プロパフェノン、およびキニジン等の抗不整脈薬。
11)例えば、アクラルビシン、アモキシシリン、アンフォテリシン、アジスロマイシン、アズトレオナム、クロルヘキシジン、クラリスロマイシン、クリンダマイシン、コリスチメテート、ダクチノマイシン、ジリスロマイシン、ドリペネム、エリスロマイシン、フサフンギン、ゲンタマイシン、メトロニダゾール、ムピロシン、ナタマイシン、ナイスタチン、オレアンドマイシン、ペンタミジン、ピマリシン、プロベネシド、ロキシスロマイシン、スルファジアジン、およびトリクロサン等の、(β−ラクタム類、フルオロキノロン類、ケトリド類、マクロリド類、スルホンアミド類、およびテトラシクリン類を含む)抗生剤および抗菌剤。
12)例えば、アブシキシマブ、アセノクマロール、アルテプラーゼ、アスピリン、ベミパリン、ビバリルジン、セルトパリン、クロピドグレル、ダルテパリン、ダナパロイド、ジピリダモール、エノキサパリン、エポプロステノール、エプチフィバチド、フォンダパリン、(低分子量ヘパリンを含む)ヘパリン、ヘパリンカルシウム、レピルジン、フェニンジオン、レテプラーゼ、ストレプトキナーゼ、テネクテプラーゼ、チンザパリン、チロフィバン、およびワルファリン等の抗凝固剤。
13)例えば、チアガビンおよびビガバトリンを含むGABA類似体、ペントバルビタルを含むバルビツレート類、アルプラゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、ジアゼパム、フルラゼパム、ロラゼパム、ミダゾラム、オキサゼパム、およびゾラゼパムを含むベンゾジアゼピン類、フェニトインを含むヒダントイン類、ラモトリギンを含むフェニルトリアジン類、および、アセタゾールアミド、カルバマゼピン、エトスクシミド、フォスフェニトイン、ガバペンチン、レベチラセタム、オクスカルバゼピン、ピラセタム、プレガバリン、プリミドン、バルプロ酸ナトリウム、トピラメート、バルプロ酸、およびゾニサミドを含む種々雑多な抗痙攣薬等の抗痙攣薬。
14)例えば、アミネプチン、アミトリプチリン(三環式および四環式のアミトリプチリン)、アモキサピン、ブトリプチリン、シアノプラミン、デメキシプチリン、デシプラミン、ジベンゼピン、ジメタクリン、ドスレピン、ドチエピン、ドキセピン、イミプラミン、イプリンドール、レボプロチリン、ロフェプラミン、マプロチリン、メリトラセン、メタプラミン、ミアンセリン、ミルタザピン、ノルトリプチリン、オピプラモール、プロピゼピン、プロトリプチリン、キヌプラミン、セチプチリン、チアネプチン、およびトリミプラミンを含む三環式および四環式の抗鬱薬、クロボキサミン、デュロキセチン、ミルナシプラン、およびベンラファキシンを含む選択的なセロトニンとノルアドレナリンの再摂取阻害剤類(SNRIs)、シタロプラム、エスシタロプラム、フェモキセチン、フルオキセチン、フルボキサミン、イフォキセチン、ミルナシプラン、ノミフェンシン、オキサプロチリン、パロキセチン、セルトラリン、シブトラミン、ベンラファキシン、ビクァリン、およびジメルジンを含む選択的セロトニン再摂取阻害剤類(SSRIs)、デメキシプチリン、デシプラミン、オキサプロチリン、およびレボキセチンを含む選択的ノルアドレナリン再摂取阻害剤類(NARIs)、ミルタザピンを含むノルアドレナリンおよび選択的セロトニン再摂取阻害剤類(NASSAs)、アミフラミン、ブロファロミン、クロルジリン、α−エチルトリプタミン、エトペリドン、イプロクロジド、イプロニアジド、イソカルボキサジド、メバナジン、メジフォキサミン、モクロベマイド、ニアラミド、パルギリン、フェネルジン、フェニプラジン、ピルリンドール、プロカルバジン、ラサギリン、サフラジン、セレギリン、トロキサトン、およびトラニルシプロミンを含むモノアミンオキシダーゼ阻害剤類(MAOIs)、ベナクチジンおよびジベンゼピンを含むムスカリン性拮抗薬、ブスピロン、ゲピロン、イプサピロン、タンドスピロン、およびチアスピロンを含むアザスピロン系、ならびに、アセタフェナジン、アデメチオニン、S−アデノシルメチオニン、アドラフィニル、アメセルギド、アミネプチン、アンペロジド、ベナクチジン、ベンモキシン、ビネダリン、ブプロピオン、カルバマゼピン、カロキサゾン、セリクラミン、コチニン、フェゾラミン、フルペンチキソール、イダゾキサン、キタンセリン、レボプロチリン、リチウム塩類、マプロチリン、メジフォキサミン、メチルフェニデート、メトラリンドール、ミナプリン、ネファゾドン、ニソキセチン、ノミフェンシン、オキサフロザン、オキシトリプタン、フェニヒドラジン、ロリプラム、ロキシンドール、シブトラミン、テニロキサジン、チアネプチン、トフェナシン、トラザドン、トリプトファン、ビロキサジン、およびザロスピロンを含む他の抗鬱薬等の抗鬱薬。
15)例えば、アトロピン、ベンズアトロピン、ビペリデン、シクロペントレート、グリコピロレート、ヒヨスチン、臭化イプラトロピウム、塩酸オルフェナジン、臭化オキシトロプリウム、オキシブチニン、ピレンゼピン、プロシクリジン、プロパンテリン、プロピベリン、テレンゼピン、チオトロピウム、トリヘキシフェニジル、トロピカミド、およびトロスピウム等の抗コリン剤。
16)例えば、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、およびトログリタゾン等の抗糖尿病薬。
17)例えば、デフェロキサミン、塩化エドロホニウム、フルマゼニル、ナルメフェン、ナロキソン、およびナルトレキソン等の解毒剤。
18)例えば、アリザプリド、アザセトロン、ベンズキナミド、ベスタヒスチン、ブロモプリド、ブクリジン、クロルプロマジン、シナリジン、クレボプリド、シクリジン、ジメンヒドリネート、ジフェンヒドラミン、ジフェニドール、ドムペリドン、ドラセトロン、ドロナビノール、ドロペリドール、グラニセトロン、ヒヨスチン、ロラゼパム、メトクロプラミド、メトピマジン、ナビロン、オンダンセトロン、パロノセトロン、ペルフェナジン、プロクロルペラジン、プロメタジン、スコポラミン、トリエチルペラジン、トリフルオペラジン、トリフルプロマジン、トリメトベンズアミド、およびトロピセトロン等の抗嘔吐薬。
19)例えば、アクリバスチン、アステミゾール、アザタジン、アゼラスチン、ブロムフェニラミン、カルビノキサミン、セチリジン、クロルフェニラミン、シナリジン、クレマスチン、シクリジン、シプロヘプタジン、デスロラタジン、デキスメデトミジン、ジフェンヒドラミン、ドキシラミン、フェキソフェナジン、ヒドロキシジン、ケトチフェン、レボカバスチン、ロラタジン、ミゾラスチン、プロメタジン、ピリラミン、テルフェナジン、およびトリメプラジン等の抗ヒスタミン剤。
20)例えば、アシクロビル、アデフォビル、アマンタジン、シドフォビル、エファビレンツ、ファミシクロビル、フォスカルネット、ガンシクロビル、イドクスウリジン、インジナビル、イノシンプラノベクス、ラミブジン、ネルフィナビル、ネビラピン、オセルタミビル、パリビズマブ、ペンシクロビル、プレコナリル、リバビリン、リマンタジン、リトナビル、ルプリントリビル、サキナビル、スタブジン、バラシクロビル、ザルシタビン、ザナミビル、ジドブジン、およびインターフェロン類を含む抗ウイルス薬(ヌクレオシド、および非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤、およびプロテアーゼ阻害剤を含む)、ダプソンを含むAIDS補助薬、トブラマイシンを含むアミノグリコシド類、アンフォテリシン、カスポファンギン、クロトリマゾール、硝酸エコナゾール、フルコナゾール、イトラコナゾール、ケトコナゾール、ミコナゾール、ナイスタチン、テルビナフィン、およびボリコナゾールを含む抗真菌剤、キニーネを含む抗マラリア剤、カプレオマイシン、シプロフロキサシン、エタムブトール、メロペネム、ピペラシリン、リファムピシン、およびバンコマイシンを含む抗結核薬、セファゾリン、セフメタゾール、セフォペラゾン、セフォキシチン、セファセトリル、セファレキシン、セファログリシン、およびセファロリジンを含むβ−ラクタム類、セファロスポリンCおよびセファロチンを含むセファロスポリン類、セファマイシンA、セファマイシンB、セファマイシンC、セファピリン、およびセフラジン等のセファマイシン類、クロファジミン等の抗らい薬、アモキシシリン、アンピシリン、アミルペニシリン、アジドシリン、ベンジルペニシリン、カルベニシリン、カルフェシリン、カリンダシリン、クロメトシリン、クロキサシリン、シクラシリン、ジクロキサシリン、ジフェニシリン、ヘプチルペニシリン、ヘタシリン、メタンピシリン、メチシリン、ナフシリン、2−ペンテニルペニシリン、ペニシリンN、ペニシリンO、ペニシリンS、およびペニシリンVを含むペニシリン類、シプロフロキサシン、クリナフロキサシン、ジフロキサシン、グレパフロキサシン、ノルフロキサシン、オフロキサシン、およびテマフロキサシンを含むキノロン類、ドキシサイクリンおよびオキシテトラサイクリンを含むテトラサイクリン類、リネゾリド、トリメトプリム、およびスルファメトキサゾールを含む種々雑多な抗感染薬等の抗感染剤。
21)例えば、ドロロキシフェン、タモキシフェン、およびトレミフェン等の抗腫瘍剤。
22)例えば、アマンタジン、アンドロピニロール、アポモルフィン、バクロフェン、ベンセラジド、ビペリデン、ベンズトロピン、ブロモクリプチン、ブジピン、カベルゴリン、カルビドーパ、エリプロジル、エンタカポン、エプタスチグミン、エルゴリン、ガランタミン、ラザベミド、レボドーパ、リスリド、マジンドール、メマンチン、モフェギリン、オルフェナドリン、トリヘキシフェニジル、ペルゴリド、ピリベジル、プラミペキソール、プロシクリジン、プロペントフィリン、ラサギリン、レマセミド、ロピネロール、セレギリン、スフェラミン、テルグリド、およびトルカポン等の抗パーキンソン病薬。
23)例えば、アセトフェナジン、アリザプリド、アミスルプリド、アモキサピン、アンペロジド、アリピプラゾール、ベンペリドール、ベンズキナミド、ブロムペリドール、ブラメート、ブタクラモール、ブタペラジン、カルフェナジン、カルピプラミン、クロルプロマジン、クロルプロチキセン、クロカプラミン、クロマクラン、クロペンチキソール、クロスピラジン、クロチアピン、クロザピン、シアメマジン、ドロペリドール、フルペンチキソール、フルフェナジン、フルスピリレン、ハロペリドール、ロキサピン、メルペロン、メソリダジン、メトフェナゼート、モリンドロン、オランザピン、ペンフルリドール、ペリシアジン、ペルフェナジン、ピモジド、ピパメロン、ピペラセタジン、ピポチアジン、プロクロルペラジン、プロマジン、ケチアピン、レモキシプリド、リスペリドン、セルチンドール、スピペロン、スルピリド、チオリザジン、チオチキセン、トリフルペリドール、トリフルプロマジン、トリフルオペラジン、ジプラシドン、ゾテピン、およびズクロペンチキソール、脂肪族化合物、ピペリジン類、およびピペラジン類を含むフェノチアジン類、チオキサンテン類、ブチロフェノン類、および置換ベンズアミド類等の抗精神病薬。
24)例えば、ジクロフェナク、ヘパリノイド、ヒドロキシクロロキンおよびメトトレキセート、レフルノミドおよびテリフルノミド等の抗リウマチ剤。
25)例えば、アジナゾラム、アルピデム、アルプラゾラム、アルセロクスロン、アンフェニドン、アザシクロノール、ブロマゼパム、ブロミソバルム、ブスピロン、カプトジアミン、カプリド、カルブクロラル、カルブロマル、クロラルベタイン、クロルジアゼポキシド、クロベンゼパム、エンシプラジン、フレシノキサン、フルラゼパム、ヒドロキシジン、イプサピラオン、レソピトロン、ロプラゾラム、ロラゼパム、ロキサピン、メクロカロン、メデトミジン、メタカロン、メトプリロン、メトミデート、ミダゾラム、オキサゼパム、プロパノロール、タンドスピロン、トラザドン、ゾルピデム、およびゾピクロン等の抗不安薬。
26)例えば、ドロナビノール等の食欲刺激薬。
27)例えば、フェンフルラミン、フェンテルミン、およびシブトラミン等の食欲抑制薬、ならびに、例えば、膵リパーゼ阻害剤、セロトニンとノルエピネフリンの再摂取阻害剤、および抗食欲減退剤等の抗肥満治療薬。
28)例えば、アルプラゾラム、ブロマゼパム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼペート、デモキセパム、ジアゼパム、エスタゾラム、フルニトラゼパム、フルラゼパム、ハラゼパム、ケタゾラム、ロプラゾラム、ロラゼパム、ロルメタゼパム、メダゼパム、ミダゾラム、ニトラゼパム、ノルダゼパム、オキサゼパム、プラゼパム、クアゼパム、テマゼパム、およびトリアゾラム等のベンゾジアゼピン類。
29)例えば、アレンドロン酸ナトリウム、クロドロン酸ナトリウム、エチドロン酸ジナトリウム、イバンドロン酸、パミドロン酸ジナトリウム、イセドロン酸ナトリウム、チルドロン酸、およびゾレドロン酸等のビスフォスフォネート類。
30)例えば、シロスタゾールおよびジピリダモール、ならびに血液因子等の血液調節剤。
31)例えば、アセブタロール、アデノシン、アミロリド、アミオダロン、アテノロール、ベナゼプリル、ビソプロロール、ブメタニド、カンデサルタン、カプトプリル、クロニジン、ジルチアゼム、ジソピラミド、ドフェチリド、ドキサゾシン、エナラプリル、エスモロール、エタクリン酸、フレカニド、フロセミド、ゲムフィブロジル、イブチリド、イルベサルタン、ラベトロール、ロサルタン、ロバスタチン、メトラゾン、メトプロロール、メキシレチン、ナドロール、ニフェジピン、ピンドロール、プラゾシン、プロカインアミド、プロパフェノン、プロプラノロール、キナプリル、キニジン、ラミプリル、ソタロール、スピロノラクトン、テルミサルタン、トカイニド、トルセミド、トリアムテレン、バルサルタン、およびベラパミル等の心臓血管剤。
32)例えば、アムロジピン、ベプリジル、ジルチアゼム、フェロジピン、フルナリジン、ガロパミル、イスラジピン、ラシジピン、レルカニジピン、ニカルジピン、ニフェジピン、ニモジピン、およびベラパミル等のカルシウムチャネル遮断薬。
33)例えば、アンフェタミン、ブルシン、カフェイン、デキスフェンフルラミン、デキストロアンフェタミン、エフェドリン、フェンフルラミン、マジンドール、メチフェニデート、モダフミル、ペモリン、フェンテルミン、およびシブトラミン等の中枢神経系刺激薬。
34)例えば、アシピモクス、アトルバスタチン、シプロフィブレート、コレスチポール、コレスチラミン、ベザフィブレート、エゼチミブ、フェノフィブレート、フルバスタチン、ゲムフィブロジル、イスパキュラ、ニコチン酸、ω−3−トリグリセリド類、プラバスタチン、ロスバスタチン、およびシムバスタチン等のコレステロール降下薬。
35)例えば、緑膿菌用感染ワクチン(例えば、Aerugen(商標))、α1−アンチトリプシン、アミカシン、セファドロキシル、デヌホソール、デュラマイシン、グルタチオン、マンニトール、およびトブラマイシン等の、嚢胞性線維症管理のための薬物。
36)例えば、アデノシンおよびアミノ馬尿酸等の診断用剤。
37)例えば、メラトニン、およびビタミンEを含むビタミン類等の食事補助剤。
38)例えば、アミロリド、ベンドロフルメチアジド、ブメタニド、クロルタリドン、シクロペンチアジド、フロセミド、インダパミド、メトラゾン、スピロノラクトン、およびトラセミド等の利尿薬。
39)例えば、アマンタジン、アポモルフィン、ブロモクリプチン、カベルゴリン、リスリド、ペルゴリド、プラミペキソール、およびロピネロール等のドーパミン作動薬。
40)例えば、アポモルフィン、二酢酸アポモルフィン、モキシシリト、フェントラミン、シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル等のホスホジエステラーゼ5型阻害剤、およびヨヒンビン等の、勃起機能障害を治療するための薬剤。
41)例えば、アトロピン、ヒヨスチアミン、ファモチジン、ランソプラゾール、ロペラミド、オメプラゾール、およびレベプラゾール等の胃腸剤。
42)例えば、コルチゾン、エピネフリン、エストラジオール、インスリン、オスタボリン−C、パラチロイドホルモン、およびテストステロン等のホルモン類および類似物。
43)例えば、デスモプレシン、ランレオチド、ロイプロリド、オクトレオチド、ペグビソマント、プロチレリン、サルコトニン、ソマトロピン、テトラコサクチド、チロキシン、およびバソプレシン等のホルモン薬。
44)例えば、グリベンクラミド、グリクラジド、グリメピリド、グリピジド、およびグリキドンを含むスルホニル尿素類、メトフォルミンを含むビグアニド類、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、ナテグリニド、レパグリニド、およびアカルボースを含むチアゾリジンジオン類等の血糖降下薬。
45)免疫グロブリン類。
46)例えば、インターフェロン(例えば、インターフェロンβ−1aおよびインターフェロンβ−1b)およびグラチラマー等の免疫調節剤。
47)例えば、アザチオプリン、シクロスポリン、ミコフェノール酸、ラパマイシン、シロリムス、およびタクロリムス等の免疫抑制薬。
48)例えば、クロモグリケート、ヨードキサミド、ネドクロミル、ケトチフェン、トリプターゼ阻害剤、およびペミロラスト等の肥満細胞安定剤。
49)例えば、アルモトリプタン、アルペロプリド、アミトリプチリン、アモキサピン、アテノロール、クロニジン、コデイン、コプロキサモール、シプロヘプタジン、デキストロプロポキシペン、ジヒドロエルゴタミン、ジルチアゼム、ドキセピン、エルゴタミン、エレトリプタン、フルオキセチン、フロバトリプタン、イソメテプテン、リドカイン、リシノプリル、リスリド、ロキサピン、メチセルギド、メトクロプラミド、メトプロロール、ナドロール、ナラトリプタン、ノルトリプチリン、オキシコドン、パロキセチン、ピゾチフェン、ピゾチリン、プロクロルペラジンプロパノロール、プロポキシフェン、プロトリプチリン、リザトリプタン、セルトラリン、スマトリプタン、チモロール、トルフェナミン酸、トラマドール、ベラパミル、ゾルミトリプタン、および非ステロイド系抗炎症薬等の、片頭痛治療のための薬剤。
50)例えば、ジフェンヒドラミン、プロメタジン、およびスコポラミン等の、乗り物酔い治療のための薬剤。
51)例えば、N−アセチルシステイン、アンブロキソール、アミロリド、デキストラン類、ヘパリン、脱ホスホン酸ヘパリン、低分子量ヘパリン、および組み換えヒトDNA分解酵素等の粘液溶解剤。
52)例えば、ベンシクラン、メチルプレドニゾロン、ミトキサントロン、およびプレドニゾロン等の、多発性硬化症管理のための薬物。
53)例えば、バクロフェン、クロルゾキサゾン、シクロベンザプリン、メトカルバモール、オルフェナドリン、キニーネ、およびチザニジン等の筋弛緩薬。
54)例えば、メメンチン等のNMDA受容体拮抗薬。
55)例えば、アセクロフェナク、アセタミノフェン、アルミノプロフェン、アンフェナク、アミノプロピロン、アミキセトリン、アスピリン、ベノキサプロフェン、ブロムフェナク、ブフェキサマク、カルプロフェン、セレコキシブ、コリン、シンコフェン、シンメタシン、クロメタシン、クロプリアク、ジクロフェナク、ジクロフェナクナトリウム、ジフルニサル、エテンザミド、エトドラク、エトリコキシブ、フェノプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェン、インドメタシン、メクロフェナメート、メフェナミン酸、メロキシカム、ナブメトン、ナプロキセン、ニメスリド、パレコキシブ、フェニルブタゾン、ピロキシカム、ピルプロフェン、ロフェコキシブ、サリチレート、スリンダク、チアプロフェン酸、トルフェナメート、トルメチン、およびバルデコキシブ等の非ステロイド系抗炎症剤。
56)例えば、オリゴヌクレオチド類、おとりヌクレオチド類、アンチセンスヌクレオチド類、および他の遺伝子系医薬品分子等の核酸医薬品。
57)例えば、アルフェンタニル、アリルプロジン、アルファプロジン、アニレリジン、ベンジルモルフィン、ベジトラミド、ブプレノルフィン、ブトルファノール、カルビフェン、シプラマドール、クロニタゼン、コデイン、リン酸コデイン、デキストロモラミド、デキストロプロポキシフェン、ジアモルフィン、ジヒドロコデイン、ジヒドロモルフィン、ジフェノキシレート、ジピパノン、フェンタニル、ヒドロモルフォン、L−α−アセチルメタドール、レボルファノール、ロフェンタニル、ロペラミド、メペリジン、メプタジノール、メタドン、メトポン、モルフィン、ナルブフィン、ナロルフィン、オキシコドン、パパベレツム、ペンタゾシン、ペチジン、フェナゾシン、フォルコデイン、レミフェンタニル、スフェンタニル、トラマドール、および抗嘔吐薬を伴うこれらの組み合わせ等の鎮静剤およびオピオイド。
58)例えば、ベタキソロールおよびケトチフェン等の眼科用調製物。
59)例えば、アレンドロネート、エストラジオール、エストロピテート、ラロキシフェン、およびリセドロネート等の骨粗しょう症用調製物。
60)例えば、アパゾン、ベンズピペリロン、ベンジダミン、カフェイン、カンナビノイド類、クロニキシン、エトヘプタジン、フルピルチン、ネフォパム、オルフェナドリン、ペンタゾシン、プロパセタモール、およびプロポキシフェン等の他の鎮痛薬。
61)例えば、B細胞阻害剤、p38−MAPキナーゼ阻害剤、およびTNF阻害剤等の他の抗炎症剤。
62)例えば、テオフィリン、テオブロミン、IBMX、ペントキシフィリン、およびパパベリンを含む非特異的ホスホジエステラーゼ阻害剤、ミルリノン、アムリノン、およびオルプリノン等のビピリジン類を含むホスホジエステラーゼ3型阻害剤、ピロキシモンおよびエノキシモン等のイミダゾロン類、イマゾダンおよび5−メチルイマゾダン等のイミダゾリン類、イミダゾキノキサリン類、ならびに、インドリダンおよびLY181512(5−(6−オキソ−1,4,5,6−テトラヒドロピリダジン−3−イル)−1,3−ジヒドロインドール−2−オン)等のジヒドロピリダジノン類、シロスタミド、シロスタゾール、およびベスナリノン等のジヒドロキノリノン化合物、モタピゾン、シロミラスト、エタゾレート、ロリプラム、オグレミラスト、ロフルミラスト、ONO-6126、トラフェントリン、およびザルダベリン等の、ニトラクアゾンおよびニトラクアゾン類似物等のキナゾリンジオン類を含むホスホジエステラーゼ4型阻害剤、デンブフィリンおよびアロフィリン等のキサンチン誘導体類、アチゾラム等のテトラヒドロピリミドン類、ならびに、フィラミナスト等のカルバミン酸オキシム類、ならびに、シルデナフィル、ザプリナスト、ジピリダモール、および、国際特許出願公開第01/19802号に記載されている化合物、具体的には、(S)−2−(2−ヒドロキシメチル−1−ピロリジニル)−4−(3−クロロ−4−メトキシベンジルアミノ)−5−[N−(2−ピリミジニルメチル)カルバモイル]ピリミジン、2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−1,7−ナフチリジン−7−イル)−4−(3−クロロ−4−メトキシベンジルアミノ)−5−[N−(2−モルホリノエチル)カルバモイル]ピリミジン、および、(S)−2−(2−ヒドロキシメチル−1−ピロリジニル)−4−(3−クロロ−4−メトキシベンジルアミノ)−5−[N−(1,3,5−トリメチル−4−ピラゾリル)カルバモイル]ピリミジンを含むホスホジエステラーゼ5型阻害剤等のホスホジエステラーゼ阻害剤。
63)例えば、クロマカリム、ジアゾキシド、グリベンクラミド、レブクロマカリム、ミノキシジル、ニコランジル、およびピナシジル等のカリウムチャネル調節薬。
64)例えば、アルプロスタジル、ジノプロストン、エポプロスタノール、およびミソプロストール等のプロスタグランジン類。
65)例えば、β2−作動薬(バンブテロール、ビトルテロール、ブロキサテロール、カルモテロール、クレンブテロール、フェノテロール、フォルモテロール、インダカテロール、レバルブテロール、メタプロテレノール、オルシプレナリン、ピクメテロール、ピルブテロール、プロカテロール、レプロテロール、リミテロール、サルブタモール、サルメテロール、テルブタリン、および同様のもの)、誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)阻害剤、抗ムスカリン薬(イプラトロピウム、臭化イプラトロピウム、オキシトロピウム、チオトロピウム、グリコピロレート、および同様のもの)、キサンチン類(アミノフィリン、テオフィリン、および同様のもの)、アデノシン受容体拮抗薬、例えば、インターロイキン類およびインターフェロン類等のサイトカイン類、サイトカイン合成阻害剤、エンドテリン受容体拮抗薬、プロスタシクリン類似物、およびアブルカスト、エフェドリン、エピネフリン、フェンロイトン、イロプロスト、イラルカスト、イソエタリン、イソプロテレノール、モンテルカスト、オンタゾラスト、プランルカスト、擬エフェドリン、シベナデト、テポキサリン、ベルルカスト、ザフィルルカスト、およびジロイトンを含むサイトカイン拮抗薬およびケモカイン拮抗薬等の気管支拡張剤を含む、呼吸器剤および呼吸器疾患治療のための薬剤。
66)例えば、アルプラゾラム、ブタルビタル、クロルジアゼポキシド、ジアゼパム、エスタゾラム、フルニトラゼパム、フルラゼパム、ロラゼパム、ミダゾラム、テマゼパム、トリアゾラム、ザレプロン、ゾルピデム、およびゾピクロン等の鎮痛剤および睡眠薬。
67)例えば、1−(4−ブロモ−2,5−ジメトキシフェニル)−2−アミノプロパン、ブスピロン、m−クロロフェニルピペラジン、シサプリド、エルゴットアルカロイド類、ゲピロン、8−ヒドロキシ−(2−N,N−ジプロピルアミノ)テトラリン、イプサペロン、リセルグ酸ジエチルアミド、2−メチルセロトニン、メザコプリド、スマトリプタン、チアスピロン、トラゾドン、およびザコプリド等のセロトニン作動薬。
68)例えば、アミトリプチリン、アザタジン、クロルプロマジン、クロザピン、シプロヘプタジン、デキスフェンフルラミン、R(+)−α−(2,3−ジメトキシフェニル)−1−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−4−ピペリジンメタノール、ドラセトロン、フェンクロニン、フェンフルラミン、グラニセトロン、ケタンセリン、メチセルギド、メトクロプラミド、ミアンセリン、オンダンセトロン、リスペリドン、リタンセリン、トリメトベンズアミド、およびトロピセトロン等のセロトニン拮抗薬。
69)例えば、アルコメタゾン、ベクロメタゾン、ジプロピオン酸ベクロメタゾン、ベタメタゾン、ブデソニド、ブチキソコルト、シクレソニド、クロベタゾール、デフラザコルト、ジフルコルトロン、デソキシメタゾン、デキサメタゾン、フルドロコルチゾン、フルニソリド、フルオシノロン、フルオメトロン、フルチカゾン、プロピオン酸フルチカゾン、ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、モメタゾン、デカン酸ナンドロロン、硫酸ネオマイシン、プレドニゾロン、リメキソロン、ロフレポニド、トリアムシノロン、およびトリアムシノロンアセトニド等のステロイド薬。
70)例えば、アドレナリン、デキサンフェタミン、ジピレフィン、ドブタミン、ドーパミン、ドペキサミン、イソプレナリン、ノラドレナリン、フェニレフリン、擬エフェドリン、トラマゾリン、およびキシロメタゾリン等の交感神経様作用薬。
71)例えば、三硝酸グリセリル、二硝酸イソソルビド、および一硝酸イソソルビド等の硝酸塩類。
72)例えば、ベルガプテン、イソトレチノイン、およびメトキサレン等の皮膚剤および粘膜剤。
73)例えば、ブプロピオン、ニコチン、およびバレニクリン等の禁煙補助薬。
74)例えば、ピモジド等の、トゥレット症候群治療のための薬物。
75)例えば、ダリフェニシン、オキシブチニン、臭化プロパンテリン、およびトルテリジン等の、尿路感染症治療のための薬物。
76)ワクチン。
77)例えば、ベタヒスチンおよびメクリジン等の、めまいを治療するための薬物。
78)例えば、アシル化インスリン、グルカゴン、グルカゴン様ペプチド類、エキセンジン類、インスリン、インスリン類似体、インスリンアスパルト、インスリンデテミル、インスリングラルギン、インスリングルリジン、インスリンリスプロ、インスリン亜鉛、イソファンインスリン類、中性インスリン、普通インスリン、および不溶性インスリン、ならびにプロタミン亜鉛インスリン等の治療用のタンパク質類およびペプチド類。
79)例えば、アントラシクリン類、ドキソルビシン、イダルビシン、エピルビシン、メトトレキセート、タキサン類、パクリタキセル、ドセタキセル、シスプラチン、ビンカアルカロイド類、ビンクリスチン、および5−フルオロウラシル等の抗癌剤。
80)前述のものの何れかの薬学的に許容可能な塩または誘導体。
特定の適応症または分類に従って上に列挙された薬物は、他の適応症においても有用であり得るということに留意されたい。本発明の実施においては、複数の活性薬剤を使用することができる。本発明による吸入器は、2つ以上の異なる活性薬剤または薬物の組み合わせを運搬するためにも用いられてよい。言及され得る2つの薬剤の特定の組み合わせとしては、ステロイド類とβ2−作動薬の組み合わせが挙げられる。このような組み合わせの例は、ベクロメタゾンとフォルモテロール、ベクロメタゾンとサルメテロール、フルチカゾンとフォルモテロール、フルチカゾンとサルメテロール、ブデソニドとフォルモテロール、ブデソニドとサルメテロール、フルニソリドとフォルモテロール、フルニソリドとサルメテロール、シクレソニドとフォルモテロール、シクレソニドとサルメテロール、モメタゾンとフォルモテロール、およびモメタゾンとサルメテロールである。厳密には、本発明による吸入器は、3つの異なる活性薬剤または薬物の組み合わせを運搬するためにも用いられてよい。
適切な場合には、当該活性薬剤または薬物が1つまたは複数の担体分子に結合されるか、および/または、プロドラッグ、塩の形態でエステルまたは溶媒和物として用いられ、当該活性薬剤または薬物の活性および/または安定性を最適化し得るということが当業者にとって明確となる。
抗コリン剤が上で言及されている(15番を参照されたい)。当該薬剤組成物が、1つ以上の、好ましくは1つの抗コリン剤1を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤と併用して含み得るということも想定される。
当該抗コリン剤1を、
a)チオトロピウム塩1aと、
b)化学式1cの化合物であって、
式中、
Aは、
の中から選択される二重結合基を示し、
X−は、単一負電荷を有する陰イオンを示し、好ましくは、フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、メタンスルホン酸イオン、硝酸イオン、マレイン酸イオン、酢酸イオン、クエン酸イオン、フマル酸イオン、酒石酸イオン、シュウ酸イオン、コハク酸イオン、安息香酸イオン、およびp−トルエンスルホン酸イオンから成る群から選択される陰イオンを示し、
同一でも異なってもよいR1およびR2は、ヒドロキシまたはフッ素によって随意に置換され得るメチル、エチル、n−プロピル、およびイソプロピル、好ましくは非置換メチルの中から選択される基を示し、
同一でも異なってもよいR3、R4、R5、およびR6は、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、−CN、−CF3、または−NO2を示し、
R7は、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、−CH2−F、−CH2−CH2−F、−O−CH2−F、−O−CH2−CH2−F、−CH2−OH、−CH2−CH2−OH、−CF3、−CH2−OMe、−CH2−CH2−OMe、−CH2−OEt、−CH2−CH2−OEt、−O−COMe、−O−COEt、−Q−COCF3、−Q−COCF3、フッ素、塩素、または臭素を示す化合物と、
c)化学式1dの化合物であって、
式中、
A、X−、R1、およびR2は上文で述べた通りの意味を有し得、式中、同一でも異なってもよいR7、R8、R9、R10、R11、およびR12は、R7、R8、R9、R10、R11、およびR12の基のうち少なくとも1つが水素でないという条件で、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、−CN、−CF3、または−NO2を示す化合物と、
d)化学式1eの化合物であって、
式中、AおよびX−は上文で述べた通りの意味を有し得、式中、
R15は、水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、−CF3、−CHF2、またはフッ素を示し、
同一でも異なってもよいR1’およびR2’は、−C3〜C6のシクロアルキル、ヒドロキシ、またはハロゲンによって随意に置換され得る−C1〜C5のアルキルを示すか、あるいは、
R1’およびR2’は、−C3〜C5のアルキレン橋をともに示し、
同一でも異なってもよいR13、R14、R13’、およびR14’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、またはハロゲンを示す化合物と、
e)化学式1fの化合物であって、
式中、X−は上文で述べた通りの意味を有し得、式中、
同一でも異なってもよく、好ましくは同一であり得るDおよびBは、−O−、−S−、−NH−、−CH2−、−CH=CH−、または−N(C1〜C4のアルキル)−を示し、
R16は、水素、ヒドロキシ、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、−C1〜C4のアルキレン−ハロゲン、−O−C1〜C4のアルキレン−ハロゲン、−C1〜C4のアルキレン−OH、−CF3、−CHF2、−C1〜C4のアルキレン−C1〜C4のアルキルオキシ、−O−CO−C1〜C4のアルキル、−O−CO−C1〜C4のアルキレン−ハロゲン、−C1〜C4のアルキレン−C3〜C6のシクロアルキル、−O−CO−CF3、またはハロゲンを示し、
同一でも異なってもよいR1”およびR2”は、−C3〜C6のシクロアルキル、ヒドロキシ、またはハロゲンによって随意に置換され得る−C1〜C5のアルキルを示すか、あるいは、
R1”およびR2”は、−C3〜C5のアルキレン橋をともに示し、
同一でも異なってもよいR17、R18、R17’、およびR18’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、またはハロゲンを示し、
同一でも異なってもよいRxおよびRx’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、またはハロゲンを示すか、あるいは、
RxおよびRx’はともに、−O−、−S−、−NH−、−CH2−、−CH2−CH2−、−N(C1〜C4のアルキル)−、−CH(C1〜C4のアルキル)−、および−C(C1〜C4のアルキル)2−の橋の中から選択される単結合または架橋基を示す化合物と、
f)化学式1gの化合物であって、
式中、X−は上文で述べた通りの意味を有し得、式中、A’は、
の中から選択される二重結合基を示し、
R19は、ヒドロキシ、メチル、ヒドロキシメチル、エチル、−CF3、−CHF2、またはフッ素を示し、
同一でも異なってもよいR1’”およびR2’”は、−C3〜C6のシクロアルキル、ヒドロキシ、またはハロゲンによって随意に置換され得る−C1〜C5のアルキルを示すか、あるいは、
R1’”およびR2’”は、−C3〜C5のアルキレン橋をともに示し、
同一でも異なってもよいR20、R21、R20’、およびR21’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、またはハロゲンを示す化合物と、
から成る群から選択することができる。
a)チオトロピウム塩1aと、
b)化学式1cの化合物であって、
Aは、
X−は、単一負電荷を有する陰イオンを示し、好ましくは、フッ化物イオン、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸イオン、リン酸イオン、メタンスルホン酸イオン、硝酸イオン、マレイン酸イオン、酢酸イオン、クエン酸イオン、フマル酸イオン、酒石酸イオン、シュウ酸イオン、コハク酸イオン、安息香酸イオン、およびp−トルエンスルホン酸イオンから成る群から選択される陰イオンを示し、
同一でも異なってもよいR1およびR2は、ヒドロキシまたはフッ素によって随意に置換され得るメチル、エチル、n−プロピル、およびイソプロピル、好ましくは非置換メチルの中から選択される基を示し、
同一でも異なってもよいR3、R4、R5、およびR6は、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、−CN、−CF3、または−NO2を示し、
R7は、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、−CH2−F、−CH2−CH2−F、−O−CH2−F、−O−CH2−CH2−F、−CH2−OH、−CH2−CH2−OH、−CF3、−CH2−OMe、−CH2−CH2−OMe、−CH2−OEt、−CH2−CH2−OEt、−O−COMe、−O−COEt、−Q−COCF3、−Q−COCF3、フッ素、塩素、または臭素を示す化合物と、
c)化学式1dの化合物であって、
A、X−、R1、およびR2は上文で述べた通りの意味を有し得、式中、同一でも異なってもよいR7、R8、R9、R10、R11、およびR12は、R7、R8、R9、R10、R11、およびR12の基のうち少なくとも1つが水素でないという条件で、水素、メチル、エチル、メチルオキシ、エチルオキシ、ヒドロキシ、フッ素、塩素、臭素、−CN、−CF3、または−NO2を示す化合物と、
d)化学式1eの化合物であって、
R15は、水素、ヒドロキシ、メチル、エチル、−CF3、−CHF2、またはフッ素を示し、
同一でも異なってもよいR1’およびR2’は、−C3〜C6のシクロアルキル、ヒドロキシ、またはハロゲンによって随意に置換され得る−C1〜C5のアルキルを示すか、あるいは、
R1’およびR2’は、−C3〜C5のアルキレン橋をともに示し、
同一でも異なってもよいR13、R14、R13’、およびR14’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、またはハロゲンを示す化合物と、
e)化学式1fの化合物であって、
同一でも異なってもよく、好ましくは同一であり得るDおよびBは、−O−、−S−、−NH−、−CH2−、−CH=CH−、または−N(C1〜C4のアルキル)−を示し、
R16は、水素、ヒドロキシ、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、−C1〜C4のアルキレン−ハロゲン、−O−C1〜C4のアルキレン−ハロゲン、−C1〜C4のアルキレン−OH、−CF3、−CHF2、−C1〜C4のアルキレン−C1〜C4のアルキルオキシ、−O−CO−C1〜C4のアルキル、−O−CO−C1〜C4のアルキレン−ハロゲン、−C1〜C4のアルキレン−C3〜C6のシクロアルキル、−O−CO−CF3、またはハロゲンを示し、
同一でも異なってもよいR1”およびR2”は、−C3〜C6のシクロアルキル、ヒドロキシ、またはハロゲンによって随意に置換され得る−C1〜C5のアルキルを示すか、あるいは、
R1”およびR2”は、−C3〜C5のアルキレン橋をともに示し、
同一でも異なってもよいR17、R18、R17’、およびR18’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、またはハロゲンを示し、
同一でも異なってもよいRxおよびRx’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、またはハロゲンを示すか、あるいは、
RxおよびRx’はともに、−O−、−S−、−NH−、−CH2−、−CH2−CH2−、−N(C1〜C4のアルキル)−、−CH(C1〜C4のアルキル)−、および−C(C1〜C4のアルキル)2−の橋の中から選択される単結合または架橋基を示す化合物と、
f)化学式1gの化合物であって、
R19は、ヒドロキシ、メチル、ヒドロキシメチル、エチル、−CF3、−CHF2、またはフッ素を示し、
同一でも異なってもよいR1’”およびR2’”は、−C3〜C6のシクロアルキル、ヒドロキシ、またはハロゲンによって随意に置換され得る−C1〜C5のアルキルを示すか、あるいは、
R1’”およびR2’”は、−C3〜C5のアルキレン橋をともに示し、
同一でも異なってもよいR20、R21、R20’、およびR21’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、またはハロゲンを示す化合物と、
から成る群から選択することができる。
化学式1cの化合物は当該技術で知られている(国際特許出願公開第02/32899号)。
本発明の好適な一実施形態では、当該方法は化学式1cの化合物の投与を含み、式中、
X−は臭化物イオンを示し、
同一でも異なってもよいR1およびR2は、メチルおよびエチルから選択される基、好ましくはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR3、R4、R5、およびR6は、水素、メチル、メチルオキシ、塩素、またはフッ素を示し、
R7は、水素、メチル、またはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに示す。
X−は臭化物イオンを示し、
同一でも異なってもよいR1およびR2は、メチルおよびエチルから選択される基、好ましくはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR3、R4、R5、およびR6は、水素、メチル、メチルオキシ、塩素、またはフッ素を示し、
R7は、水素、メチル、またはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに示す。
化学式1cの化合物は、個別の光学異性体、個別の鏡像異性体の混合物、またはこれらのラセミ化合物の形態で随意に投与されてよい。
本発明による方法の範囲内で特に重要であるのは、化学式1cの以下の化合物である:
トロペノール2,2−ジフェニルプロピオン酸エステルメトブロマイド、
スコピン2,2−ジフェニルプロピオン酸エステルメトブロマイド、
スコピン2−フルオロ−2,2−ジフェニル酢酸エステルメトブロマイド、および、
トロペノール2−フルオロ−2,2−ジフェニル酢酸エステルメトブロマイド。
トロペノール2,2−ジフェニルプロピオン酸エステルメトブロマイド、
スコピン2,2−ジフェニルプロピオン酸エステルメトブロマイド、
スコピン2−フルオロ−2,2−ジフェニル酢酸エステルメトブロマイド、および、
トロペノール2−フルオロ−2,2−ジフェニル酢酸エステルメトブロマイド。
化学式1dの化合物は当該技術で知られている(国際特許出願公開第02/32898号)。
本発明の好適な一実施形態では、当該方法は化学式1dの化合物の投与を含み、式中、
Aは、
の中から選択される二重結合基を示し、
X−は臭化物イオンを示し、
同一でも異なってもよいR1およびR2は、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR7、R8、R9、R10、R11、およびR12は、R7、R8、R9、R10、R11、およびR12の基のうち少なくとも1つが水素でないという条件で、水素、フッ素、塩素、または臭素、好ましくはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに示す。
Aは、
X−は臭化物イオンを示し、
同一でも異なってもよいR1およびR2は、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR7、R8、R9、R10、R11、およびR12は、R7、R8、R9、R10、R11、およびR12の基のうち少なくとも1つが水素でないという条件で、水素、フッ素、塩素、または臭素、好ましくはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに示す。
本発明による方法の範囲内で特に重要であるのは、化学式1dの以下の化合物である:
トロペノール3,3’,4,4’−テトラフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド、
スコピン3,3’,4,4’−テトラフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド、
スコピン4,4’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド、
トロペノール4,4’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド、
スコピン3,3’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド、および、
トロペノール3,3’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド。
トロペノール3,3’,4,4’−テトラフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド、
スコピン3,3’,4,4’−テトラフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド、
スコピン4,4’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド、
トロペノール4,4’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド、
スコピン3,3’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド、および、
トロペノール3,3’−ジフルオロベンジル酸エステルメトブロマイド。
本発明による薬剤組成物は、随意に個別の光学異性体、個別の鏡像異性体の混合物、またはこれらのラセミ化合物の形態で、化学式1dの化合物を含み得る。
化学式1eの化合物は当該技術で知られている(国際特許出願公開第03/064419号)。
本発明の好適な一実施形態では、当該方法は化学式1eの化合物の投与を含み、式中、
Aは、
の中から選択される二重結合基を示し、
X−は、塩化物イオン、臭化物イオン、およびメタンスルホン酸イオンから選択される陰イオン、好ましくは臭化物イオンを示し、
R15は、ヒドロキシ、メチル、またはフッ素、好ましくはメチルまたはヒドロキシを示し、
同一でも異なってもよいR1’およびR2’は、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを表し、
同一でも異なってもよいR13、R14、R13’、およびR14’は、水素、−CF3、−CHF2、またはフッ素、好ましくは水素またはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに表す。
Aは、
X−は、塩化物イオン、臭化物イオン、およびメタンスルホン酸イオンから選択される陰イオン、好ましくは臭化物イオンを示し、
R15は、ヒドロキシ、メチル、またはフッ素、好ましくはメチルまたはヒドロキシを示し、
同一でも異なってもよいR1’およびR2’は、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを表し、
同一でも異なってもよいR13、R14、R13’、およびR14’は、水素、−CF3、−CHF2、またはフッ素、好ましくは水素またはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに表す。
本発明の好適な別の実施形態では、当該方法は化学式1eの化合物の投与を含み、式中、
Aは、
の中から選択される二重結合基を示し、
X−は臭化物イオンを示し、
R15は、ヒドロキシまたはメチル、好ましくはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR1’およびR2’は、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを表し、
同一でも異なってもよいR13、R14、R13’、およびR14’は、水素またはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに表す。
Aは、
X−は臭化物イオンを示し、
R15は、ヒドロキシまたはメチル、好ましくはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR1’およびR2’は、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを表し、
同一でも異なってもよいR13、R14、R13’、およびR14’は、水素またはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに表す。
本発明による方法の範囲内で特に重要であるのは、化学式1eの以下の化合物である:
トロペノール9−ヒドロキシフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
トロペノール9−フルオロフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−ヒドロキシフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−フルオロフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
トロペノール9−メチルフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−メチルフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド。
トロペノール9−ヒドロキシフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
トロペノール9−フルオロフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−ヒドロキシフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−フルオロフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
トロペノール9−メチルフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−メチルフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド。
本発明による薬剤組成物は、随意に個別の光学異性体、個別の鏡像異性体の混合物、またはこれらのラセミ化合物の形態で、化学式1eの化合物を含み得る。
化学式1fの化合物は当該技術で知られている(国際特許出願公開第03/064418号)。
本発明の好適な別の実施形態では、当該方法は化学式1fの化合物の投与を含み、式中、
X−は、塩化物イオン、臭化物イオン、またはメタンスルホン酸イオン、好ましくは臭化物イオンを示し、
同一でも異なってもよく、好ましくは同一であり得るDおよびBは、−O−、−S−、−NH−、または−CH=CH−を示し、
R16は、水素、ヒドロキシ、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、−CF3、−CHF2、フッ素、塩素、または臭素を示し、
同一でも異なってもよいR1”およびR2”は、ヒドロキシ、フッ素、塩素、または臭素によって随意に置換され得る−C1〜C4のアルキルを示すか、あるいは、
R1”およびR2”は、−C3〜C4のアルキレン橋をともに示し、
同一でも異なってもよいR17、R18、R17’、およびR18’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、フッ素、塩素、または臭素を示し、
同一でも異なってもよいRxおよびRx’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、フッ素、塩素、または臭素を示すか、あるいは、
RxおよびRx’はともに、−O−、−S−、−NH−、および−CH2−の橋の中から選択される単結合または架橋基を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに示す。
X−は、塩化物イオン、臭化物イオン、またはメタンスルホン酸イオン、好ましくは臭化物イオンを示し、
同一でも異なってもよく、好ましくは同一であり得るDおよびBは、−O−、−S−、−NH−、または−CH=CH−を示し、
R16は、水素、ヒドロキシ、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、−CF3、−CHF2、フッ素、塩素、または臭素を示し、
同一でも異なってもよいR1”およびR2”は、ヒドロキシ、フッ素、塩素、または臭素によって随意に置換され得る−C1〜C4のアルキルを示すか、あるいは、
R1”およびR2”は、−C3〜C4のアルキレン橋をともに示し、
同一でも異なってもよいR17、R18、R17’、およびR18’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、フッ素、塩素、または臭素を示し、
同一でも異なってもよいRxおよびRx’は、水素、−C1〜C4のアルキル、−C1〜C4のアルキルオキシ、ヒドロキシ、−CF3、−CHF2、−CN、−NO2、フッ素、塩素、または臭素を示すか、あるいは、
RxおよびRx’はともに、−O−、−S−、−NH−、および−CH2−の橋の中から選択される単結合または架橋基を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに示す。
本発明の好適な別の実施形態では、当該方法は化学式1fの化合物の投与を含み、式中、
X−は、塩化物イオン、臭化物イオン、またはメタンスルホン酸イオン、好ましくは臭化物イオンを示し、
同一でも異なってもよく、好ましくは同一であり得るDおよびBは、−S−または−CH=CH−を示し、
R16は、水素、ヒドロキシ、またはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR1”およびR2”は、メチルまたはエチルを示し、
同一でも異なってもよいR17、R18、R17’、およびR18’は、水素、−CF3、またはフッ素、好ましくは水素を示し、
同一でも異なってもよいRxおよびRx’は、水素、−CF3、またはフッ素、好ましくは水素を示すか、あるいは、
RxおよびRx’はともに、単結合または架橋基−O−を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに示す。
X−は、塩化物イオン、臭化物イオン、またはメタンスルホン酸イオン、好ましくは臭化物イオンを示し、
同一でも異なってもよく、好ましくは同一であり得るDおよびBは、−S−または−CH=CH−を示し、
R16は、水素、ヒドロキシ、またはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR1”およびR2”は、メチルまたはエチルを示し、
同一でも異なってもよいR17、R18、R17’、およびR18’は、水素、−CF3、またはフッ素、好ましくは水素を示し、
同一でも異なってもよいRxおよびRx’は、水素、−CF3、またはフッ素、好ましくは水素を示すか、あるいは、
RxおよびRx’はともに、単結合または架橋基−O−を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに示す。
本発明の好適な別の実施形態では、当該方法は化学式1fの化合物の投与を含み、式中、
X−は臭化物イオンを示し、
DおよびBは−CH=CH−を示し、
R16は、水素、ヒドロキシ、またはメチルを示し、
R1”およびR2”はメチルを示し、
同一でも異なってもよいR17、R18、R17’、およびR18’は、水素またはフッ素、好ましくは水素を示し、
同一でも異なってもよいRxおよびRx’は、水素またはフッ素、好ましくは水素を示すか、あるいは、
RxおよびRx’はともに、単結合または架橋基−O−を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに示す。
X−は臭化物イオンを示し、
DおよびBは−CH=CH−を示し、
R16は、水素、ヒドロキシ、またはメチルを示し、
R1”およびR2”はメチルを示し、
同一でも異なってもよいR17、R18、R17’、およびR18’は、水素またはフッ素、好ましくは水素を示し、
同一でも異なってもよいRxおよびRx’は、水素またはフッ素、好ましくは水素を示すか、あるいは、
RxおよびRx’はともに、単結合または架橋基−O−を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに示す。
本発明による方法の範囲内で特に重要であるのは、化学式1fの以下の化合物である:
シクロプロピルトロピンベンジレートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピン2,2−ジフェニルプロピオネートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピン9−ヒドロキシキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピン9−メチルフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピン9−メチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピン9−ヒドロキシフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピンメチル−4,4’−ジフルオロベンジレートメトブロマイド。
シクロプロピルトロピンベンジレートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピン2,2−ジフェニルプロピオネートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピン9−ヒドロキシキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピン9−メチルフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピン9−メチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピン9−ヒドロキシフルオレン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
シクロプロピルトロピンメチル−4,4’−ジフルオロベンジレートメトブロマイド。
本発明による薬剤組成物は、随意に個別の光学異性体、個別の鏡像異性体の混合物、またはこれらのラセミ化合物の形態で、化学式1fの化合物を含み得る。
化学式1gの化合物は当該技術で知られている(国際特許出願公開第03/064417号)。
本発明の好適な別の実施形態では、当該方法は化学式1gの化合物の投与を含み、式中、
A’は、
の中から選択される二重結合基を示し、
X−は、塩化物イオン、臭化物イオン、またはメタンスルホン酸イオン、好ましくは臭化物イオンを示し、
R19はヒドロキシまたはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR1’”およびR2’”は、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを表し、
同一でも異なってもよいR20、R21、R20’、およびR21’は、水素、−CF3、−CHF2、またはフッ素、好ましくは水素またはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに表す。
A’は、
X−は、塩化物イオン、臭化物イオン、またはメタンスルホン酸イオン、好ましくは臭化物イオンを示し、
R19はヒドロキシまたはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR1’”およびR2’”は、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを表し、
同一でも異なってもよいR20、R21、R20’、およびR21’は、水素、−CF3、−CHF2、またはフッ素、好ましくは水素またはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに表す。
本発明の好適な別の実施形態では、当該方法は化学式1gの化合物の投与を含み、式中、
A’は、
の中から選択される二重結合基を示し、
X−は臭化物イオンを示し、
R19は、ヒドロキシまたはメチル、好ましくはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR1’”およびR2’”は、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを表し、
同一でも異なってもよいR3、R4、R3’、およびR4’は、水素またはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに表す。
A’は、
X−は臭化物イオンを示し、
R19は、ヒドロキシまたはメチル、好ましくはメチルを示し、
同一でも異なってもよいR1’”およびR2’”は、メチルまたはエチル、好ましくはメチルを表し、
同一でも異なってもよいR3、R4、R3’、およびR4’は、水素またはフッ素を、随意に薬学的に許容可能な賦形剤とともに表す。
本発明による方法の範囲内で特に重要であるのは、化学式1gの以下の化合物である:
トロペノール9−ヒドロキシキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−ヒドロキシキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
トロペノール9−メチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−メチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
トロペノール9−エチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
トロペノール9−ジフルオロメチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−ヒドロキシメチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド。
トロペノール9−ヒドロキシキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−ヒドロキシキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
トロペノール9−メチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−メチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
トロペノール9−エチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
トロペノール9−ジフルオロメチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド、
スコピン9−ヒドロキシメチルキサンテン−9−カルボキシレートメトブロマイド。
本発明による薬剤組成物は、随意に個別の光学異性体、個別の鏡像異性体の混合物、またはこれらのラセミ化合物の形態で、化学式1gの化合物を含み得る。
用いられるアルキル基は、他に明記しない限り、1〜5個の炭素原子を有する分岐および非分岐のアルキル基である。例としては、メチル、エチル、プロピル、またはブチルが挙げられる。メチル基、エチル基、プロピル基、またはブチル基は、Me、Et、Prop、またはBuという省略形によっても随意に言及され得る。他に明記しない限り、プロピルおよびブチルの定義は、全ての可能な問題の基の異性体も含む。従って、例えば、プロピルは、n−プロピルおよびイソプロピルを含み、ブチルは、イソブチル、sec−ブチル、およびtert−ブチルなどを含む。
用いられるシクロアルキル基は、他に明記しない限り、3〜6個の炭素原子を有する脂環式基である。これらは、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、およびシクロヘキシル基である。本発明によれば、シクロプロピルは本発明の範囲の中で特に重要である。
用いられるアルキレン基は、他に明記しない限り、1〜5個の炭素原子を有する分岐または非分岐の二重結合アルキル橋である。例としては、メチレン、エチレン、プロピレン、またはブチレンが挙げられる。
用いられるアルキレン−ハロゲン基は、他に明記しない限り、ハロゲンによって一置換、二置換、または三置換、好ましくは二置換され得る、1〜4個の炭素原子を有する分岐および非分岐の二重結合アルキル橋である。従って、他に明記しない限り、アルキレン−OH基という用語は、ヒドロキシによって一置換、二置換、または三置換、好ましくは一置換され得る、1〜4個の炭素原子を有する分岐または非分岐の二重結合アルキル橋を示す。
用いられるアルキルオキシ基は、他に明記しない限り、酸素原子を通じて結合される、1〜5個の炭素原子を有する分岐および非分岐のアルキル基である。例えば、以下のもの(メチルオキシ、エチルオキシ、プロピルオキシ、またはブチルオキシ)が言及され得る。メチルオキシ基、エチルオキシ基、プロピルオキシ基、またはブチルオキシ基は、MeO、EtO、PropO、またはBuOという省略形によっても随意に言及され得る。他に明記しない限り、プロピルオキシおよびブチルオキシの定義は、全ての可能な問題の基の異性体も含む。従って、例えば、プロピルオキシは、n−プロピルオキシおよびイソプロピルオキシを含み、ブチルオキシは、イソブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、およびtert−ブチルオキシなどを含む。アルコキシという語も、アルキルオキシという語の代わりに本発明の範囲の中でことによると用いられ得る。メチルオキシ基、エチルオキシ基、プロピルオキシ基、またはブチルオキシ基は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、またはブトキシとも随意に呼ばれ得る。
用いられるアルキレン−アルキルオキシ基は、他に明記しない限り、アルキルオキシ基によって一置換、二置換、または三置換、好ましくは一置換され得る、1〜5個の炭素原子を有する分岐および非分岐の二重結合アルキル橋である。
用いられる−O−CO−アルキル基は、他に明記しない限り、エステル基を通じて結合される、1〜4個の炭素原子を有する分岐および非分岐のアルキル基である。当該アルキル基は、エステル基のカルボニル炭素に直接結合される。−O−CO−アルキル−ハロゲン基という用語を類似的に理解されたい。−O−CO−CF3基はトリフルオロアセテートを示す。
本発明の範囲の中では、ハロゲンは、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素を示す。他に明記しない限り、フッ素および臭素が好適なハロゲンである。CO基はカルボニル基を示す。
本発明による吸入機器は、好ましくは薬学的に許容可能な賦形剤と混合され、粉末混合物を生成する化学式1の化合物を備える。以下の薬学的に許容可能な賦形剤は、本発明によるこうした吸入可能な粉末混合物を調製するために用いられてよい:単糖類(例えば、グルコースまたはアラビノース)、二糖類(例えば、ラクトース、サッカロース、マルトース、トレハロース)、オリゴ糖類および多糖類(例えば、デキストラン)、ポリアルコール類(例えば、ソルビトール、マンニトール、キシリトール)、塩類(塩化ナトリウム、炭酸カルシウム)、またはこれらの賦形剤の互いとの混合物。好ましくは、単糖類または二糖類が用いられる一方、ラクトースまたはグルコースの使用は、特に、しかしこれに限らず、その水和物の形態において好適である。本発明の目的のためには、ラクトースおよびトレハロースが特に好適な賦形剤である一方、好ましくはその一水和物の形態にあるラクトースが最も特に好適である。
化学式1の化合物は、そのラセミ化合物、鏡像異性体、またはこれらの混合物の形態で用いられてよい。ラセミ化合物からの鏡像異性体の分離は、当該技術で知られている方法を用いて(例えば、キラル相におけるクロマトグラフィーなどによって)行われてよい。
随意に、本発明による吸入機器は、1つの化学式1の化合物の傍に別の活性成分を含む、複数用量の粉末形態にある薬剤を含む。
好ましくは、当該追加の活性成分は、アルブテロール、バンブテロール、ビトルテロール、ブロキサテロール、カルブテロール、クレンブテロール、フェノテロール、フォルモテロール、ヘキソプレナリン、イブテロール、イソエタリン、イソプレナリン、レボサルブタモール、マブテロール、メルアドリン、メタプロテレノール、オルシプレナリン、ピルブテロール、プロカテロール、レプロテロール、リミテロール、リトドリン、サルメテロール、サルメファモール、ソテレノット、スルホンテロール、チアラミド、テルブタリン、トルブテロール、CHF-1035、HOKU-81、KUL-1248、3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチルフェニル)エチルアミノ]ヘキシルオキシ}ブチル)ベンゼンスルホンアミド、5−[2−(5,6−ジエチルインダン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシエチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン、4−ヒドロキシ−7−[2−{[2−{[3−(2−フェニルエトキシ)プロピル]スルホニル}エチル]アミノ}エチル]−2(3H)−ベンゾチアゾロン、1−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−2−[4−(1−ベンズイミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、1−[3−(4−メトキシベンジルアミノ)−4−ヒドロキシフェニル]−2−[4−(1−ベンズイミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンズオキサジン−8−イル]−2−[3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−ベンズオキサジン−8−イル]−2−[3−(4−メトキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンズオキサジン−8−イル]−2−[3−(4−n−ブチルオキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンズオキサジン−8−イル]−2−{4−[3−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−2−メチル−2−ブチルアミノ}エタノール、5−ヒドロキシ−8−(1−ヒドロキシ−2−イソプロピルアミノブチル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、1−(4−アミノ−3−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル−2−tert−ブチルアミノ)エタノール、および、1−(4−エトキシカルボニルアミノ−3−シアノ−5−フルオロフェニル−2−tert−ブチルアミノ)エタノールから成る群から選択されるβ2作動薬2であり、随意にラセミ化合物、鏡像異性体、ジアステレオマー、および、随意に薬理学的に許容可能な酸添加塩とその水和物の形態にある。
本発明によれば、より好適なβ2作動薬2は、バンブテロール、ビトルテロール、カルブテロール、クレンブテロール、フェノテロール、フォルモテロール、ヘキソプレナリン、イブテロール、ピルブテロール、プロカテロール、レプロテロール、サルメテロール、スルホンテロール、テルブタリン、トルブテロール、3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチルフェニル)エチルアミノ]ヘキシルオキシ}ブチル)ベンゼンスルホンアミド、5−[2−(5,6−ジエチルインダン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシエチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン、4−ヒドロキシ−7−[2−{[2−{[3−(2−フェニルエトキシ)プロピル]スルホニル}エチル]アミノ}エチル]−2(3H)−ベンゾチアゾロン、1−(2−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)−2−[4−(1−ベンズイミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、1−[3−(4−メトキシベンジルアミノ)−4−ヒドロキシフェニル]−2−[4−(1−ベンズイミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンズオキサジン−8−イル]−2−[3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンズオキサジン−8−イル]−2−[3−(4−n−ブチルオキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンズオキサジン−8−イル]−2−{4−[3−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−2−メチル−2−ブチルアミノ}エタノール、5−ヒドロキシ−8−(1−ヒドロキシ−2−イソプロピルアミノブチル)−2H−1,4−ベンズオキサジン−3(4H)−オン、1−(4−アミノ−3−クロロ−5−トリフルオロメチルフェニル−2−tert−ブチルアミノ)エタノール、および、1−(4−エトキシカルボニルアミノ−3−シアノ−5−フルオロフェニル−2−tert−ブチルアミノ)エタノールから成る群から選択され、随意にラセミ化合物、鏡像異性体、ジアステレオマー、および、随意に薬理学的に許容可能な酸添加塩とその水和物の形態にある。
より好ましくは、本発明による組成物の範囲内のものとして用いられるβ模倣薬2は、フェノテロール、フォルモテロール、サルメテロール、3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチルフェニル)エチルアミノ]ヘキシルオキシ}ブチル)ベンゼンスルホンアミド、5−[2−(5,6−ジエチルインダン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシエチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オン、1−[3−(4−メトキシベンジルアミノ)−4−ヒドロキシフェニル]−2−[4−(1−ベンズイミダゾリル)−2−メチル−2−ブチルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンズオキサジン−8−イル]−2−[3−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンズオキサジン−8−イル]−2−[3−(4−n−ブチルオキシフェニル)−2−メチル−2−プロピルアミノ]エタノール、1−[2H−5−ヒドロキシ−3−オキソ−4H−1,4−ベンズオキサジン−8−イル]−2−{4−[3−(4−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアゾール−3−イル]−2−メチル−2−ブチルアミノ}エタノールの中から選択され、随意にラセミ化合物、鏡像異性体、ジアステレオマー、および、随意にこれらの薬理学的に許容可能な酸添加塩、ならびにこれらの水和物の形態にある。上で述べたβ模倣薬の中でも、フォルモテロール、サルメテロール、3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチルフェニル)エチルアミノ]ヘキシルオキシ}ブチル)ベンゼンスルホンアミド、および、5−[2−(5,6−ジエチルインダン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシエチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オンといった化合物が特に好適であり、随意にラセミ化合物、鏡像異性体、ジアステレオマー、および、随意にこれらの薬理学的に許容可能な酸添加塩、ならびにこれらの水和物の形態にある。上で述べたβ模倣薬の中でも、フォルモテロールおよびサルメテロールといった化合物が特に好適であり、随意にラセミ化合物、鏡像異性体、ジアステレオマー、および、随意にこれらの薬理学的に許容可能な酸添加塩、ならびにこれらの水和物の形態にある。
本発明によるβ模倣薬2の薬理学的に許容可能な酸添加塩の例は、塩化水素酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、酢酸、フマル酸、コハク酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、1−ヒドロキシ−2−ナフタレンカルボン酸、4−フェニル桂皮酸、5−(2,4−ジフルオロフェニル)サリチル酸、およびマレイン酸の塩の中から選択される、薬学的に許容可能な塩である。所望であれば、上述の酸の混合物も塩2を調製するために用いられてよい。
本発明によれば、塩化水素酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、4−フェニル桂皮酸塩、5−(2,4−ジフルオロフェニル)サリチル酸塩、マレイン酸塩、およびキシナホ酸塩の中から選択されるβ模倣薬2の塩が好適である。特に好適であるのは、サルメテロールの場合、塩化水素酸塩、硫酸塩、4−フェニル桂皮酸塩、5−(2,4−ジフルオロフェニル)サリチル酸塩、およびキシナホ酸塩の中から選択される2の塩であり、その中でも、4−フェニル桂皮酸塩、5−(2,4−ジフルオロフェニル)サリチル酸塩、および殊にキシナホ酸塩が特に重要である。特に好適であるのは、フォルモテロールの場合、塩化水素酸塩、硫酸塩、およびフマル酸塩の中から選択される2の塩であり、その中でも、フマル酸フォルモテロール等の、塩化水素酸塩およびフマル酸塩が特に重要である。
サルメテロール、フォルモテロール、3−(4−{6−[2−ヒドロキシ−2−(4−ヒドロキシ−3−ヒドロキシメチルフェニル)エチルアミノ]ヘキシルオキシ}ブチル)ベンゼンスルホンアミド、および、5−[2−(5,6−ジエチルインダン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシエチル]−8−ヒドロキシ−1H−キノリン−2−オンの塩は、本発明によるβ模倣薬2として用いられることが好ましい。特に重要であるのは、サルメテロールとフォルモテロールの塩である。β模倣薬2という用語への任意の言及は、関連する鏡像異性体またはその混合物への言及を含む。本発明による薬剤組成物では、化合物2は、そのラセミ体、鏡像異性体、またはこれらの混合物の形態で存在し得る。ラセミ化合物からの鏡像異性体の分離は、当該技術で知られている方法を用いて(例えば、キラル相におけるクロマトグラフィーなどによって)行われてよい。化合物2がその鏡像異性体の形態で用いられる場合、R配置の鏡像異性体をC−OH基において用いることが特に好ましい。
随意に、本発明による吸入機器は、1つの化学式1の化合物の傍にステロイド3を別の活性成分として含む、複数用量の粉末形態にある薬剤を含む。
このような薬剤の組み合わせでは、ステロイド3は、プレドニゾロン、プレドニゾン、ブチキソコルトプロピオネート、RPR-106541、フルニソリド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン、ブデソニド、フルチカゾン、モメタゾン、シクレソニド、ロフレポニド、ST-126、デキサメタゾン、(S)−フルオロメチル−6α,9α−ジフルオロ−17α−[(2−フラニルカルボニル)オキシ]−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート、(S)−(2−オキソテトラヒドロフラン−3S−イル)−6α,9α−ジフルオロ−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−17α−プロピオニルオキシアンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート、およびジクロロ酢酸エチプレドノール(BNP-166)の中から選択されることが好ましく、随意にこれらのラセミ化合物、鏡像異性体、またはジアステレオマーの形態にあり、随意に塩およびその誘導体、溶媒和物および/またはその水和物の形態にある。
特に好適な薬剤の組み合わせでは、ステロイド3は、フルニソリド、ベクロメタゾン、トリアムシノロン、ブデソニド、フルチカゾン、モメタゾン、シクレソニド、ロフレポニド、ST-126、デキサメタゾン、(S)−フルオロメチル−6α,9α−ジフルオロ−17α−[(2−フラニルカルボニル)オキシ]−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート、(S)−(2−オキソテトラヒドロフラン−3S−イル)−6α,9α−ジフルオロ−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソ−17α−プロピオニルオキシアンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート、およびジクロロ酢酸エチプレドノールを含む群から選択され、随意にこれらのラセミ化合物、鏡像異性体、またはジアステレオマーの形態にあり、随意に塩およびその誘導体、溶媒和物および/またはその水和物の形態にある。
特に好適な薬剤の組み合わせでは、ステロイド3は、ブデソニド、フルチカゾン、モメタゾン、シクレソニド、(S)−フルオロメチル−6α,9α−ジフルオロ−17α−[(2−フラニルカルボニル)オキシ]−11β−ヒドロキシ−16α−メチル−3−オキソアンドロスタ−1,4−ジエン−17β−カルボチオネート、およびジクロロ酢酸エチプレドノールを含む群から選択され、随意にこれらのラセミ化合物、鏡像異性体、またはジアステレオマーの形態にあり、随意に塩およびその誘導体、溶媒和物および/またはその水和物の形態にある。
ステロイド3への任意の言及は、任意の塩または誘導体、水和物または存在し得るその溶媒和物への言及を含む。ステロイド3の考えられる塩および誘導体の例は、例えば、ナトリウム塩類またはカリウム塩類等のアルカリ金属塩類、スルホ安息香酸塩類、リン酸塩類、イソニコチン酸塩類、酢酸塩類、プロピオン酸塩類、リン酸二水素塩類、パルミチン酸塩類、ピバル酸塩類、または分岐酸塩類であり得る。
随意に、本発明による吸入機器は、1つの化学式1の化合物の傍に、上文で述べたβ模倣薬2の1つ、および上文で述べたステロイド3の1つを追加的に両方含む、複数用量の粉末形態にある薬剤を含む。
1つの態様によれば、それぞれのブリスターが粉末形態の薬剤組成物を含み、当該薬剤組成物が1つ以上の、好ましくは1つの化学式1の化合物を含む、本発明による吸入機器が提供される。
本発明による吸入可能な粉末の範囲内では、当該賦形剤は最大で250μm、好ましくは10〜150μm、最も好ましくは15〜80μmの最大平均粒径を有する。1〜9μmの平均粒径を有するより微細な賦形剤画分を上述の賦形剤に添加することは、時に適切であると思われ得る。これらのより微細な賦形剤も、上文で列挙した考えられる賦形剤の群から選択される。最後に、本発明による吸入可能な粉末を調製するために、好ましくは0.5〜1.0μm、より好ましくは1〜6μmの平均粒径を有する、微粉化した活性物質1、ならびに随意に2および/または3が賦形剤混合物に添加される。成分を粉砕し、微粉化し、最後にともに混合することによって本発明による吸入可能な粉末を製造するための方法は、先行技術から知られている。
粉末形状の薬剤組成物を調製する方法に関しては、例えば、国際特許出願公開第02/30390号、第03/017970号、または第03/017979号の開示に対して言及が行われてよい。国際特許出願公開第02/30390号、第03/017970号、または第03/017979号の開示は、参照することにより本特許出願に全体として本明細書によって盛り込まれる。
一例として、本発明による薬剤組成物は、以下に記載されている方法によって得られ得る。
最初に、当該賦形剤および当該活性物質は適切な混合容器内に入れられる。用いられる活性物質は0.5〜10μm、好ましくは1〜6μm、最も好ましくは2〜5μmの平均粒径を有する。当該賦形剤および当該活性物質は、0.1〜2mm、好ましくは0.3〜1mm、最も好ましくは0.3〜0.6mmの網目大を有する篩または造粒篩を用いて添加されることが好ましい。好ましくは、当該賦形剤が最初に加えられ、その後当該活性物質が混合容器に添加される。この混合過程の最中に、その2つの成分がバッチ内に添加されることが好ましい。互層におけるその2つの成分の中で篩過することが特に好適である。当該賦形剤の当該活性物質との混合は、その2つの成分が依然として添加されている間に行われてよい。しかしながら、その2つの成分が層ごとに篩過された時点でのみ混合が行われることが好ましい。
化学的に調製された後に、上記の方法において用いられる活性物質が既に先述の粒径を有する結晶形態で得られない場合、当該物質を上記のパラメーターに一致する粒径に挽砕することができる(いわゆる微粉化)。
Claims (39)
- ブリスターストリップを螺旋巻きする方法であって、前記方法は、連続的な湾曲または一連の不連続なヒダを、前記ストリップがコイル形状を呈することを可能にするストリップに付けるように、前記ストリップを操作する手段の周辺または前記手段を通じて、あらかじめ形成されたブリスターストリップを供給するステップを含む方法。
- 前記ストリップをローラーの周辺に供給するステップを含む、請求項1に記載のブリスターストリップを螺旋巻きする方法。
- 前記ストリップをローラーの周辺に供給するステップが、前記ストリップの反対側がそれぞれ圧縮状態および緊張状態に置かれるように配置された、2つのローラーの曲面の間に前記ストリップを供給するステップを含む、請求項2に記載のブリスターストリップを螺旋巻きする方法。
- その軸を互いに平行であるが間隔を空けた状態にする2つのローラーの下に、かつ、前記2つの間隔を空けたローラーの間に配置された第3のローラーの上方に前記ストリップを供給するステップを含む、請求項3に記載の方法。
- 前記第1のローラーの下を通るストリップが前記第2のローラーの上方にある曲線経路を辿らざるを得ないように、その軸が前記第1のローラーおよび前記第2のローラーの軸の間に延在している直線から相殺されるように、前記第3のローラーを配置するステップを含む、請求項4に記載の方法。
- 前記ストリップの端部のみと接触するように前記第3のローラーを構成するステップを含む、請求項4または5に記載の方法。
- 前記ストリップを操作する手段の周辺または前記手段を通じて、あらかじめ形成されたブリスターストリップを供給するステップが、前記ストリップの全体にわたって横方向に延在する一連の不連続なヒダを付ける手段を通じて前記ストリップを供給するステップと、前記一連の不連続なヒダによってコイル形状を前記ストリップに自然に呈することを可能にするステップとを含む、請求項1に記載の方法。
- 各前記ブリスターストリップの間に個別のヒダを付ける前記手段を用いるステップを含む、請求項7に記載の方法。
- いくつかの前記ブリスターストリップの間に個別のヒダを付ける前記手段を用いるステップを含む、請求項8に記載の方法。
- ブリスター群の間にヒダを付ける前記手段を用いるステップを含む、請求項8に記載の方法。
- 前記手段が成形顎部を供え、前記方法が、ヒダが前記ストリップに前記顎部によって付けられるように、前記顎部をストリップ上に閉鎖するように制御するステップを含み、前記方法が、前記ストリップを前記顎部の間に供給することを可能にするように前記顎部を開口するステップをさらに含む、請求項7〜10の何れかに記載の方法。
- ヒダを付ける手段が成形先端部を有するスポークを有するスポーク輪を含み、前記方法が、前記成形先端部が前記ストリップにヒダを付けるように、輪が回転する際に前記スポーク輪の周辺に前記ストリップを供給するステップを含む、請求項7〜10の何れかに記載の方法。
- 前記スポーク輪が、前記ストリップが前記スポークの成形先端部と、前記ストリップにヒダを与える前記他の輪またはローラーとの間に挟まれるように、別の輪またはローラーと係合する、請求項12に記載の方法。
- 前記ストリップを操作する手段の周辺または前記手段を通じて前記ストリップを供給するステップが、塑性変形を前記ストリップに与える手段を通じて前記ストリップを供給するステップを有する、任意の先行請求項に記載の方法。
- 連続的な湾曲または一連の不連続なヒダを前記ストリップに、前記ストリップが自然にコイル形状を呈するように、前記ストリップが前記手段の周辺または前記手段を通じて供給される際に付けるようにブリスターストリップを操作する手段を備える、ブリスターストリップを螺旋巻きするための機器。
- 前記手段がその周辺にストリップが供給されるローラーを備える、請求項14に記載の機器。
- 前記ストリップが前記ローラーの間を通る際に、前記ストリップが曲線経路を辿るように配置される2つのローラーを備える、請求項16に記載の機器。
- 前記第1のローラーと第2のローラーは、前記ストリップの移動方向に互いに平行な軸を間隔を空けた状態にし、前記第2のローラーはまた、前記ストリップの移動方向に実質的に直交する第2の方向にある第1の軸からその軸を相殺させる、請求項17に記載の機器。
- 前記第2の軸は、前記第1の軸から、前記ローラーの半径より大きいがその直径より小さい距離で相殺される、請求項18に記載の機器。
- 前記第2のローラーが前記第1のローラーおよび第2のローラーの間に延在する線から相殺されるように、前記ストリップの移動方向にある前記第1のローラーおよび第2のローラーの軸に対してその軸を平衡にするが、前記軸から間隔を空けた第3のローラーを備える、請求項17〜19の何れかに記載の機器。
- 前記ローラーは、前記ストリップの反対側をそれぞれ同時に圧縮状態および緊張状態に置くように構成される、請求項17〜20の何れかに記載の機器。
- 前記第3のローラーは、前記ストリップの境界部分と接触するように、軸方向に互いに間隔を空けた2つの同軸ローラー部分を備える、請求項21に記載の機器。
- 各ヒダは、前記ストリップが一連の不連続なヒダによってコイル形状を呈するように、前記ストリップの全体を通して横方向に延在し、前記ストリップの全長に沿ってその隣接するヒダから間隔を空けられる、前記一連の不連続なヒダを前記ストリップに付けるための手段を備える、ブリスターストリップを螺旋巻きするための機器。
- 前記手段が成形顎部を供え、不連続なヒダが前記顎部によって前記ストリップに付けられ、前記顎部の間に前記ストリップを供給することを可能にするように開口するように、前記顎部がストリップ上で閉鎖するように構成される、請求項23に記載の機器。
- 第1の顎部は口部を備え、第2の顎部は、前記第1の顎部および第2の顎部が閉じられ、それによってヒダを前記ストリップに付ける場合、前記顎部の間を通って前記第1の顎部の口部へ移動するストリップの一部を押圧する形成器を備える、請求項24に記載の機器。
- ヒダを付ける手段は、前記ストリップに対して押圧するように構成された成形先端部を有するスポークを備えるスポーク輪を、前記輪が回転する際に前記成形先端部がヒダを前記ストリップに付けるように、前記ストリップが前記スポーク輪の周辺に供給される際に含む、請求項23に記載の機器。
- 前記スポーク輪は、別の輪、ローラー、または表面と、前記スポークの成形先端部、前記他の輪、ローラー、または表面の間に挟まれ、ヒダを前記ストリップに付けるように連携する、請求項26に記載の機器。
- 前記ストリップを操作するための手段が、前記ストリップを塑性的に変形させるための手段を備える、請求項15〜27の何れかに記載の機器。
- 請求項1〜14の何れかに記載の方法に従って螺旋巻きされるブリスターストリップ。
- 請求項15〜28の何れかに記載の機器を用いて螺旋巻きされる、請求項29に記載のブリスターストリップ。
- 請求項29に記載のブリスターストリップを取り込む吸入機器。
- 前記ブリスターストリップが、請求項15〜28の何れかに記載の機器を用いて螺旋巻きされている、請求項31に記載の吸入機器。
- 連続的な湾曲または一連の不連続なヒダをストリップに、前記ストリップの使用済み部分がコイル形状を呈するように、前記ストリップが前記手段を通じて供給される際に付けるために、ブリスターストリップの使用済み部分を操作するための手段を組み込む吸入機器。
- 前記手段は、作動器の回転の際に各ブリスターをブリスター用穿孔部材と連続的に一列に並んで移動させるための指標付け用輪とブリスター用ヒダ付け輪を備え、前記指標付け用輪とブリスター用穿孔部材は、その間を通過するストリップに一連の不連続な折り目を付けるように係合する、請求項33に記載の吸入機器。
- 前記指標付け用輪とブリスター用ヒダ付け輪が成形先端部を有するスポークを有し、前記スポークの先端部が、その間に保持されるストリップにヒダを付けるように回転の最中に係合する、請求項34に記載の吸入機器。
- 前記ブリスター用ヒダ付け輪の各スポークの先端部は、切り欠きまたはその中に形成される窪みを有し、前記指標付け輪のスポークは、前記ストリップを前記切り欠きまたは窪みに押圧し、前記ストリップ内にヒダを形成する、請求項35に記載の吸入機器。
- 前記ブリスター用ヒダ付け輪は、前記作動器の回転に応じて前記指標付け輪を回転させるために前記指標付け用輪に駆動して連結される、請求項34〜36の何れかに記載の吸入機器。
- 前記ブリスター用ヒダ付け輪は、前記ブリスター用ヒダ付け輪が1つの方向における前記作動器の回転に応じて回転するように、クラッチ機構を通じて前記作動器に連結される、請求項37に記載の吸入機器。
- 前記ブリスター用ヒダ付け輪は、開口位置から閉鎖位置まで前記作動器の回転に応じて回転し、前記ブリスターストリップを指標付けする、請求項38に記載の吸入機器。
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