JP2011509049A - Cell_fach状態において拡張ランダムアクセスチャネルプロシージャを実行するための方法および装置 - Google Patents

Cell_fach状態において拡張ランダムアクセスチャネルプロシージャを実行するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

Cell_FACH状態において拡張ランダムアクセスプロシージャを実行するための方法および装置が、開示される。WTRU(無線送信/受信ユニット)が、ランダムアクセスのためにRACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルを送信する。このRACHプリアンブルに応じてACK(肯定応答)が受信された場合、WTRUは、競合解決段階に入り、E−DCH(拡張専用チャネル)を介してメッセージを送信する。競合解決が失敗した場合、RACHプリアンブルは、再送される。競合バックオフタイマが、再送のために使用されることが可能である。PRACH(物理ランダムアクセスチャネル)コードが、再選択されることが可能である。RACHプリアンブルは、衝突したWTRUにE−DCHリソースが割り当てられるように、予備のPRACHリソースを使用して再送されることが可能である。競合解決段階中に送信されたデータは、HARQ(ハイブリッド自動再送要求)バッファの中に留まることが可能である。MAC−i/isエンティティは、リセットされることが可能である。競合解決段階中に送られたすべてのデータは、一時バッファの中に格納されることが可能である。

Description

本出願は、無線通信に関する。
リリース7の3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)標準によれば、WTRU(無線送信/受信ユニット)は、アイドル状態または接続状態にあることが可能である。接続状態にある間のWTRU移動性およびWTRU活動に基づいて、UTRAN(ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク)は、いくつかの下位状態、すなわち、Cell_PCH状態、URA_PCH状態、Cell_FACH状態、およびCell_DCH状態の間で遷移するようWTRUを誘導することができる。WTRUとUTRANの間のユーザプレーン通信は、Cell_FACH状態にある間、およびCell_DCH状態にある間に限って可能である。Cell_DCH状態は、アップリンクとダウンリンクの両方における専用チャネルを特徴とする。WTRU側で、Cell_DCH状態は、連続的な送信、および連続的な受信に相当し、ユーザ電力要件が厳しい可能性がある。Cell_FACH状態は、専用チャネルを使用せず、このため、アップリンクスループットおよびダウンリンクスループットが低下するという犠牲を払って、より良好な電力消費を可能にする。
プレリリース8の3GPP標準において、アップリンク通信は、PRACH(物理ランダムアクセスチャネル)にマップされたRACH(ランダムアクセスチャネル)を介して達せられる。RACHは、競合ベースのチャネルであり、電力ランプアッププロシージャ(電力立ち上げ手順)が、チャネルを獲得し、送信電力を調整するのに使用される。RACHは、専用リソースを獲得する、または少量のデータを送信する初期アクセスのために使用される共有チャネルである。RACHは、共有され、さらにアクセスは、WTRUの間でランダムであるため、このチャネルに同時にアクセスしようと試みている2つ以上のWTRUの間で衝突の可能性が、存在する。
リリース7の3GPP仕様において、RACHプロシージャ(手続)は、以下の2つのステージ、すなわち、スロットアロハ機構を使用するチャネル獲得ステージと、その後に続く、RACHメッセージ送信ステージとを有する。或るチャネルにアクセスすることを所望するWTRUは、シグネチャをランダムに選択し、或る送信電力レベルで、ランダムに選択されたアクセススロット中にノードBにRACHプリアンブルを送信する。ノードBが、そのシグネチャを検出し、さらに関連するリソースが解放されている場合、ノードBは、AICH(獲得標識チャネル)上でACK(肯定応答)を送信する。AICH上でAI(獲得標識)(すなわち、ACK)を受信した後、WTRUは、RACHメッセージを送信する。関連するリソースが、利用できない場合、ノードBは、AICH上で、NACK(否定応答)で応答する。このことは、WTRUにおいてバックオフ機構をトリガする。WTRUは、バックオフタイマTBo1を開始する。このタイマが満了した後、プリアンブルランピングサイクルカウント(プリアンブルランピング投入回数)が、インクリメントされ、プロシージャ(手続)は、再び開始する。このことは、後の不定期な時点でRACHプロシージャを事実上、再スタートさせる。WTRUからのRACHプリアンブルが、ノードBにおいて検出されない場合、AICH上でAIは、全く送信されない。WTRUが、RACHプリアンブルの送信の後にAIを受信できない場合、WTRUは、最大回数まで、ランダムに選択されたシグネチャ、およびより高い送信電力を用いた後続のアクセススロットにおいて再び試みる。
シグネチャは、利用可能なシグネチャのリストからランダムに選択され、さらにRACHアクセスプロシージャは、匿名であるので、ノードBは、ノードBがRACHメッセージを復号するまで、いずれのWTRUが、そのチャネルにアクセスしているかを知らない。したがって、2つ以上のWTRUが、同一のアクセススロット内で同一のシグネチャを偶々、選択し、さらにこれらのWTRUの1つが、ノードBによって検出された場合、ノードBは、ACKを送信する。これらのWTRUはすべて、このことを、チャネルを獲得したものと解釈し、RACHメッセージを送信するようにチャネルに同時にアクセスする。このことは、RACHメッセージ上で衝突を生じさせる。衝突が生じると、RACHメッセージは、正しく復号されない可能性がある。衝突は、検出するのが困難であり、さらなる遅延を被る可能性がある。
RACHプロシージャ(手続)は、MAC(媒体アクセス制御)層と物理層の間で分担される。物理層は、プリアンブル送信、シグネチャ選択、アクセススロット選択、およびプリアンブル送信電力を制御する。他方、MAC層は、AICHの解釈(すなわち、ACK、NACK、または応答なし)を制御するとともに、物理層プロシージャの開始を制御する。MACプロシージャの送信失敗および正常な完了は、プリミティブ(RRC(無線リソース制御)の場合、CMAC−STATUS−Ind、またはRLC(無線リンク制御)の場合、MAC−STATUS−Ind)を使用して、各論理チャネルに関して個々に示される。
最近、RACHチャネル獲得ステージをE−DCH(拡張専用チャネル)と組み合わせることによって、Cell_FACH状態におけるアップリンク送信機構を変更することが、提案されている。この手続は、Cell_FACHモードおよびIDLEモードに関する拡張アップリンクとして知られている。ノードBは、すべてのWTRUの間で共有される共通E−DCHリソースのセットから或るE−DCHリソースを選択する。ノードBは、これらのリソースの1つを割り当てることによって、WTRUチャネルアクセス要求に応答する。次に、WTRUが、この割り当てられたE−DCHトランスポートチャネルを介して送信を開始する。
このアプローチは、より大きいデータメッセージが、従来のRACHの場合に可能な待ち時間より短い待ち時間で送信されることを可能にする。実際、E−DCHは、データ送信のために、より長い期間にわたって使用される可能性が高い。このことは、メッセージ衝突が、ユーザによって知覚される待ち時間、およびシステムのスペクトル効率に与える影響を増大させる。
3GPP TS 25.331
チャネル獲得段階(state)は、RACH機構のチャネル獲得段階と同一であるので、衝突は、依然として、可能である。衝突が生じた場合、アップリンクMAC PDU(プロトコルデータ単位)の送信は、不成功である。RRCメッセージの送信の事例において、第1のPDUが、衝突解決段階(phase)中に失敗した場合、RRCメッセージ全体の送信が失敗する。そのような場合、WTRUは、そのメッセージが再送されるのに長い時間(RRCタイマの満了を)待たなければならない。さらに、RLC SDU(サービスデータ単位)の1つのセグメントを伝送するUM(非確認モード)RLC(無線リンク制御)PDUが、衝突のために失敗した場合、このRLC SDUの残りのセグメントは、受信機が、このRLC SDUをもはや再組立てすることができないという事実のため、無効である。これらのシナリオは、RRCレベルとアプリケーションレベルの両方において、長い伝送遅延をもたらす。
したがって、衝突に関連する上位層遅延を最小限に抑える方法、および衝突の後のWTRUの振舞いを制御する方法が、提供されねばならない。
Cell_FACH状態において拡張ランダムアクセスプロシージャにおける衝突を扱うための方法および装置を、開示する。WTRUが、ランダムアクセスのためにRACHプリアンブルを送信し、AIおよびE−DCHリソースインデックスを待つ。UEにE−DCHリソースが割り当てられた場合、WTRUは、競合解決段階に入り、E−DCHを介してメッセージを送信する。競合解決が失敗した場合、競合バックオフタイマが、設定されることが可能であり、さらにRACHプリアンブルプロシージャが、この競合バックオフタイマの満了の後に、再スタートされる。代替として、RACHプリアンブルは、持続性試験を伴って、または伴わずに再送されてもよい。PRACHコードが、再選択されることが可能である。RACHプリアンブルは、ノードBが、衝突を解決し、衝突したWTRUにE−DCHリソースを割り当てることができるように、予備のPRACHリソースを使用して再送されることが可能である。
衝突を検出した後、WTRUは、E−DCH送信およびE−DCH受信を停止し、HARQ(ハイブリッド自動再送要求)バッファをフラッシュし、さらにMAC−i/isエンティティをリセットすることができる。
競合解決段階中に送信されたデータは、衝突の後に回復されることが可能である。元のデータは、HARQ(ハイブリッド自動再送要求)バッファの内容から再構築されることが可能である。代替として、このデータは、RLCまたはMACにおける一時バッファの中に格納されてもよい。HARQプロセスは、競合解決が失敗した場合、RLCエンティティに競合解決失敗の通知を送信することができ、さらにRLCエンティティは、このデータを回復することができる。この競合解決失敗の通知は、対応するPDU情報を含んでも、含まなくてもよい。対応するPDU情報が含められない場合、RLCエンティティは、確認される必要があるすべての未処理のデータを再送することが可能である。また、競合解決失敗の通知は、RRCに送られて、失敗したRRC送信を示して、WTRUが、タイマをリセットし、タイマの満了より前に再送を開始することを許すことも可能である。
添付の図面に関連して例示として与えられる、以下の説明から、より詳細な理解を得ることができる。
例示的なWTRUを示すブロック図である。 第1の実施形態によるランダムアクセスに関する例示的なプロセスを示す流れ図である。 第1の実施形態によるランダムアクセスに関する例示的なプロセスを示す流れ図である。
以下に言及される場合、「WTRU」という用語は、UE(ユーザ機器)、移動局、固定加入者ユニットもしくは移動加入者ユニット、ポケットベル、セルラ電話機、PDA(携帯情報端末)、コンピュータ、または無線環境において動作することができる他の任意のタイプのユーザデバイスを含むが、以上には限定されない。以下に言及される場合、「ノードB」という用語は、基地局、サイトコントローラ、AP(アクセスポイント)、または無線環境において動作することができる他の任意のタイプのインタフェースデバイスを含むが、以上には限定されない。以下に言及される場合、「拡張RACH」という用語は、CELL_FACH状態およびアイドルモードにおけるE−DCHの使用を指す。拡張RACH送信は、リリース6のMAC−e/esエンティティ、または「改良された層2」フィーチャの一環としてリリース8において導入されたMAC−i/isエンティティを使用することが可能である。「MAC−e/es PDU」および「MAC−i/is PDU」という用語は、MAC−e/esエンティティによって生成されたPDU、MAC−i/isエンティティによって生成されたPDU、またはCELL_FACH状態およびアイドルモードにおいてE−DCH送信を実行するのに使用されるMACエンティティによって生成された任意のPDUを含むが、以上には限定されない。以下に言及される場合、E−DCHリソースインデックスの受信は、拡張された捕捉通知セットにわたるインデックスに引き続いたAICH上のAICH上のACKを介するか、AICH上のNACKを介して、WTRUに対しE−DCHリソースを割り当てることを指す。以下に言及される場合、「物理層PRACH送信」または「RACHプリアンブル送信」という用語は、WTRUが、RACHプリアンブルを送り、E−DCHリソースインデックスを待つ、物理層プロセスを指す。
図1は、例示的なWTRU100のブロック図である。WTRU100は、物理層エンティティ110と、MAC(媒体アクセス制御)エンティティ120と、RLC(無線リンク制御)エンティティ130と、RRC(無線リソース制御)エンティティ140と、他のより高位の層のエンティティとを含む。物理層エンティティ110は、ランダムアクセスのためにRACHプリアンブル送信を実行し、さらにHARQ(ハイブリッド自動再送要求)機構を実施するデータを送信するように構成される。MACエンティティ120は、競合解決段階を実施すること、ならびにRLCエンティティ130やRRCエンティティ140などの、より高位の層のエンティティに競合解決の成功または失敗を示すことを含め、後段で詳細に説明されるE−RACH(拡張RACH)を実行するように構成される。MACエンティティ120は、E−DCH送信およびE−DCH受信のためのMAC−i/isエンティティ122を含む。
図2は、第1の実施形態によるランダムアクセスに関する例示的なプロセス200の流れ図である。MACエンティティ120が、RRCエンティティ140から、プリアンブル送信の最大回数(Mmax)、バックオフタイマTBOIに関するバックオフ間隔の範囲(NBOImaxおよびNBOImin)、およびASC(アクセスサービスクラス)パラメータのセットなどを含むRACH送信制御パラメータを受信する(ステップ202)。送信されるべきアップリンクデータが存在すると判定された場合(ステップ204)、MACエンティティ120は、ASCの利用可能なセットからASCを選択する(ステップ206)。ASCは、PRACHリソースの或る区画、および関連する持続値Piを定義する。この持続値Piに基づいて、PRACH送信プロシージャが開始することが可能であるかどうかが判定される。
RACHプリアンブル送信カウンタ(M)が、リセットされ、インクリメントされる(ステップ208、210)。RACHプリアンブル送信カウンタは、最大プリアンブル送信限度、Mmaxと比較される(ステップ212)。RACHプリアンブル送信カウンタが、Mmaxより大きい場合、MACエンティティ120は、RACHプリアンブル送信の最大回数に達したこと(すなわち、TXステータス「不成功」)を、より高位の層に示し(ステップ214)、プロセス200は、終了する。
RACHプリアンブル送信カウンタが、Mmax以下である場合、MACエンティティ120は、RACH送信制御パラメータを更新する(ステップ216)。MACエンティティ120が、タイマT2を設定する(ステップ218)。タイマT2は、相次ぐ持続性試験が、少なくとも所定の期間(例えば、10ミリ秒)だけ離隔されることを確実にする。MACエンティティ120が、ランダムな数を引き出し、このランダムな数を持続値Piと比較する(ステップ220、222)。引き出されたランダムな数が、持続値Piより大きい場合、MACエンティティ120は、ステップ224でタイマT2の満了を待ち、プロセス200は、ステップ216に戻る。
引き出されたランダムな数が、持続値以下である場合、MACエンティティ120は、物理層PRACH送信プロシージャを開始し(すなわち、RACHプリアンブルを送り)、E−DCHリソースインデックスを待つ(ステップ226)。ステップ228で、RACHプリアンブルに応じてAICH上で全く応答が受信されない場合、MACエンティティ120は、ステップ230でタイマT2の満了を待ち、プロセス200は、ステップ210に戻って、新たなRACHプリアンブルプロシージャを開始する。全くE−DCHリソース割り当てなしにNACK(否定応答)が受信された場合、MACエンティティ120は、ステップ232でタイマT2の満了を待つ。次に、MACエンティティ120は、バックオフに関するタイマTBOIを設定して、タイマTBOIの満了を待つ(ステップ234)。プロセス200は、タイマTBOIの満了時にステップ210に戻って、新たなRACHプリアンブルプロシージャを開始する。
E−DCHリソースインデックスが、受信された場合、MACエンティティ120は、割り当てられたE−DCHを介してデータ送信を開始し、(MACエンティティ120は、PHY−DATA−REQを介して物理層にデータ送信を要求し)、競合解決段階に入り、さらにノードBからのCR(競合解決)メッセージを待つ(ステップ236)。競合解決は、E−AGCH(E−DCH絶対グラントチャネル)(例えば、E−RNTI(E−DCH無線ネットワーク一時ID)特有のCRC(巡回冗長検査)付加を介してE−AGCH上でWTRUのE−RNTIを復号すること)を介して示されることが可能である。CRメッセージまたはCR通知を受信することによって競合解決が成功した場合、MACエンティティ120は、送信ステータスを「成功」として、より高位の層に示す(ステップ244)。
競合解決タイマ(Tcr)が満了した後、CRメッセージまたはCR通知が受信されていない場合、またはE−AGCH上で別のE−RNTIが復号されている場合(このことは、E−AGCH上のCRメッセージの最初の送信および受信に厳密なタイミング要件が適用される場合に、当てはまる)、衝突が生じており、競合解決は、失敗する。競合解決が失敗した場合、MACエンティティ120は、オプションとして、競合解決の失敗および/またはリソース解放を、より高位の層に示して、タイマT2の満了を待ち(ステップ239、240)、さらにその後、競合バックオフタイマTCBOIを(例えば、NCBOI×10ミリ秒に)設定して、タイマTCBOIの満了を待つことが可能である(ステップ242)。競合バックオフタイマTCBOIは、バックオフタイマTBOIと同一であってもよい。タイマTCBOIの満了の後、プロセス200は、例えば、ステップ210に戻ることによって、E−RACHプロシージャを再び始めることが可能である。
競合バックオフタイマTCBOIは、最小間隔から最大間隔までの間でランダムに引き出された、バックオフ間隔(例えば、10ミリ秒または2ミリ秒)の整数倍(NCBOI)に設定されることが可能である。最小間隔と最大間隔は、RRCエンティティ140によって構成されること、またはWTRU100において事前定義されることが可能である。NCBOIは、NBOIと等値であってもよい。代替として、固定の遅延が所望される場合(例えば、E−DCHリソースが、100ミリ秒にわたって常に確保されている場合)、最小間隔と最大間隔は、等しく設定されてもよい。
競合解決が失敗した場合、E−RACHメッセージの送信のために使用されるE−DCHリソースは、解放されなければならない。このため、E−DCH送信およびE−DCH受信は、停止し、さらにHARQ(ハイブリッド自動再送要求)プロセスが、フラッシュされる。さらに、MAC−i/isエンティティ122が、リセットされることが可能である。この場合、ノードBは、WTRU100のためのMAC−isエンティティが存在するSRNC(サービング無線ネットワークコントローラ)に、やはり、変数をリセットし、MAC−isの再組立てバッファの中のセグメントを破棄するよう通知することが可能である。
衝突障害が連続して生じる場合、競合バックオフタイマは、ある倍率で増加される(例えば、連続した衝突があるごとに、競合バックオフタイマが、2倍にされる)ことが可能である。例えば、最初の衝突の後、MACエンティティ120は、構成された競合バックオフタイマを使用するが、第2の衝突の後、競合バックオフタイマは、WTRU100において、またはネットワークによって事前構成された、またはSIBの中でブロードキャストされた係数を掛けられることが可能である。最大数の連続した衝突の後、WTRU100は、手続き200を終了して、以下の1つまたは組合せを実行することが可能である。すなわち、
(1)E−RACHアクセスを試みることを停止し、R99(リリース99)RACHアクセスを試みる、または
(2)E−RACHプロシージャを終了し、PRACHコード選択を再び開始し、ただし、WTRU100は、現在のPRACHコードを除外するオプションを有する。
第2の実施形態によれば、衝突が検出された後(すなわち、CRメッセージを受信できなかった、またはE−AGCH上で別のE−RNTIを復号したなど)、ステップ242で競合バックオフタイマを開始する代わりに、MACエンティティ120は、後続のRACHプリアンブル送信のために持続性試験を即時に開始することができる(すなわち、プロセス200は、タイマTCBOIを設定して、タイマTCBOIの満了を待つことなしに、ステップ210に戻る)。持続性試験が合格であった場合、物理層PRACHアクセスプロシージャが、開始する。持続値(Pi)が、ランダムアクセス試行の頻度を減らすように持続値(Pi)の初期値から低減されて、バックオフタイマと同一の効果が実現されることが可能である。例えば、衝突が生じるたびに(1回のアクセスが成功するまで)、持続値を2で割ることが可能である。
代替として、MACエンティティ120は、持続性試験を飛ばして、物理層PRACHアクセスプロシージャを即時に実行してもよい(すなわち、プロセス200は、ステップ226に戻る)。
物理層PRACHアクセスプロシージャを実行する際、MACエンティティ120は、衝突が生じたことを物理層110に通知して、衝突をもたらした、以前に使用されたシグネチャを供給することができる。物理層110は、WTRU100に関する利用可能なシグネチャのリストから、ビジーであると思われるE−DCHリソースに関連する所与のシグネチャ、またはシグネチャのセットを除去することができる。このシグネチャまたはシグネチャのセットは、WTRU100に関して、所定の期間にわたって除去されることが可能であり、またはその所与の時点における物理層PRACHアクセスプロシージャに関してだけ、除去されることが可能である。WTRU100が、後続の試みを行った場合、WTRU100は、それらの後続の試みに関して、そのシグネチャを使用することができる(すなわち、WTRUは、利用可能なシグネチャのリストをリセットする)。そのシグネチャは、同一のASC内、および同一のPRACHコード内の他のすべてのWTRUに関して選択可能であり得る。
代替として、そのシグネチャは、その選択されたPRACHコード内のすべてのWTRUに関して一時的に(所定の期間にわたって)利用できないことが可能である。このことは、新たなダウンリンクシグナリングを要求する。
第3の実施形態によれば、競合解決が失敗した後、WTRU100は、非特許文献1において規定されるPRACHコード選択プロシージャを再び開始することができる。このことは、WTRU100が、WTRU100による選択をさらにランダム化して、同一のリソースを選択する確率を低減することを可能にする。
第4の実施形態によれば、競合解決が失敗した後、ノードBが、衝突に関与していたWTRUを特定して、これらのWTRUのそれぞれに異なるE−DCHリソースを割り当てることを可能にするために、衝突解決プロシージャが、開始されることが可能である。このことは、衝突したWTRUだけのために使用されるべきPRACHリソースの予備のセットを保持することによって達せられることが可能である。これらの予備のPRACHリソースは、別個のPRACHコード、シグネチャの予備のセット、またはアクセスサブチャネルの予備のセットの形態であることが可能である。衝突したWTRUは、この予備のPRACHリソースを使用して物理層PRACHアクセスプロシージャ(または他の何らかの類似した手続き)を実行することができる。衝突したWTRUが特定されると、ノードBは、アップリンク伝送のために、衝突したWTRUにE−DCHリソースを割り当てる。
WTRU100は、競合解決段階中にE−DCHを介してデータ送信を開始することができる。競合解決が失敗した場合、競合解決段階中に送信されていたデータは、失われる可能性がある。競合解決段階が失敗した際のデータ回復およびE−DCHリソース管理のための実施形態が、後段で開示される。
第5の実施形態によれば、WTRU100は、競合解決段階中に送信されたデータを回復して、そのデータを再送しようと試みる。このことは、以下の方法の組合せの1つを使用して達せられることが可能である。
初期送信に関するHARQプロセスタイミングは、最初の送信と、衝突検出を解決するための時との間の時間が、すべてのHARQ再送を完了するのにかかる時間以下であるように設計することが可能である。このことは、WTRU100が、データが衝突したことを認識する時点で、元のデータが、依然として、HARQバッファの中にあることを意味する。WTRU100は、新たな物理層PRACHアクセスプロシージャが完了して、E−DCHリソースが受信されるまで、既にHARQプロセスの中にあるデータを保持する(すなわち、そのデータを破棄しない)。前の送信からのHARQプロセスの中に保持されたデータは、新たなデータと見なされ、そのようなデータとして扱われることが可能である(すなわち、RSN(再送シーケンス番号)は、「0」に設定される)。
代替として、WTRU100は、競合解決段階中にHARQプロセスに送られたすべてのデータを一時バッファの中に(すなわち、RLCまたはMACの中に)格納してもよい。格納されるデータは、RLC PDU、MAC−is PDU、またはMAC−i PDUを含むことが可能である。このデータは、競合解決が解決されるまで格納される。競合解決が成功した場合、このデータは、破棄され、WTRU110は、通常の動作を続ける。データが衝突した場合、WTRU100は、HARQプロセスをフラッシュし、オプションとして、MAC−i/isエンティティをリセットして、TSN(送信シーケンス番号)を再初期化し、さらに新たな物理層PRACHアクセスプロシージャが完了して、新たなE−DCHリソースインデックスが割り当てられるまで、そのデータを格納する。WTRU110は、前の競合解決段階中に格納されたデータを再送しようと試みる。WTRU100は、競合が再び解決されるまで、そのデータを格納することができる。WTRU100は、所定の最大回数まで、そのデータを再送しようと試みることができる。最大回数の後に再送が失敗した場合、WTRUは、そのデータを破棄して、そのデータを回復する、より高位の層の再送プロシージャを待つ。
代替として、競合解決が失敗した場合、HARQプロセスは、その失敗したHARQプロセス、および対応するPDUについてRLCエンティティ130に通知することができる。すると、RLCエンティティ130が、その失われたデータを回復して、そのデータを、次のE−RACH試行において送信することができる。UM(非確認モード)RLCの場合、RLCエンティティ130は、そのデータを送信バッファの中にRLC SDUとして格納することができる。HARQ通知が行われると、RLCエンティティ130は、いずれのRLC SDUに、失敗したPDUが対応するかを知り、それらのRLC SDUを再送する。
代替として、RLCエンティティ130に対する通知は、特定のHARQステータス情報を与えないことが可能である。この通知は、E−RACHアクセスの開始以来(すなわち、E−DCHリソースインデックスが割り当てられて以来)、より下位の層に送られたデータが不成功であったことを示すようにRLCエンティティ130によって使用されることが可能である。この通知は、RLCエンティティ130が、確認されるのを待っている未処理のRLC PDUの再送を開始する新たなトリガであることが可能である。MACエンティティ120は、MAC−STATUS−Indプリミティブを使用して、送信が、衝突のために不成功であったことを示すことが可能である。このプリミティブは、競合のためにもたらされた失敗を明示的に示すように拡張されることが可能であり、または代替として、このプリミティブは、変更されないままであり、「送信不成功」を示すだけであることが可能である。WTRU100は、E−RACHプロシージャの始めに送信成功が示され、その後に送信失敗メッセージが続く場合、衝突が生じたことを暗黙に知ることができる。
代替として、MACエンティティ120は、E−DCHリソースが割り当てられるとすぐに送信成功メッセージを送るわけではない可能性がある。MACエンティティ120は、送信成功メッセージを送るのに先立って競合解決を待ち、したがって、送信が失敗した場合、送信失敗メッセージだけがRLCエンティティ130に送られるようにすることが可能である。RLCエンティティ130には、E−RACHアクセス失敗の理由は、トランスペアレントなままであり、したがって、RLCエンティティ130は、利用可能な場合、確認されるのを待っている未処理のデータを再送することができる。
送信されたメッセージが、RRCメッセージである場合、RRCエンティティ140は、Cell_FACH状態において送信されたすべてのRRCメッセージを格納し、これらの格納されたRRCメッセージを再送することができる。RRCメッセージ再送は、HARQエンティティからの通知(HARQ失敗の通知)、またはRRCタイマの満了によってトリガされることが可能である。HARQエンティティは、HARQエンティティが最大回数の試みを行った後に、失敗したHARQプロセスについてRRCエンティティ140に通知する。HARQ失敗の通知が受信された場合、RRCタイマは、停止され、RRC140が、RRCメッセージを再送する。オプションとして、HARQ成功の通知が、RRCエンティティ140に送られることも可能であり、このことは、RRCエンティティ140にRRCタイマを停止させる。
代替として、HARQエンティティは、所定の回数にわたって、同一のRRCメッセージを再送しようと試みてから(すなわち、異なる物理層PRACHアクセス試行)、HARQ失敗の通知を送ってもよい。WTRU100が試みる回数は、WTRU100において事前定義されること、RRCメッセージによってシグナリングされること(すなわち、新たな値、またはN302と等しい値などとして)、またはSIB(システム情報ブロック)上でブロードキャストされることが可能である。
代替として、MACエンティティ120は、HARQバッファからパケットを抽出して、新たな物理層PRACHアクセス試行の際に新たなMAC PDUを再構築することができる。この再構築されたMAC PDUを再送するのに先立って、HARQバッファが、フラッシュされることが可能であり、さらに、オプションとして、MAC−i/isエンティティが、リセットされることが可能である。
代替として、WTRU100が、競合解決の失敗の後、HARQプロセスをフラッシュし、さらに、オプションとして、MAC−i/isエンティティをリセットしてもよい。データは、その後、より高位の層(例えば、RLC AM(確認モード)再送、RRCタイマ満了後のRRCメッセージ再送など)によって回復されることが可能である。
これらの実施形態は、競合解決の文脈において説明されるものの、前段で開示される実施形態は、WTRUがHARQ失敗を検出した場合の競合解決後の通常のE−RACH送信中にも適用可能である。
(実施形態)
1.Cell_FACH状態において拡張ランダムアクセスプロシージャを実行するための方法。
2.RACHプリアンブルを送信するステップを含む実施形態1の方法。
3.RACHプリアンブルに応じてE−DCHリソースインデックスを獲得するステップを含む実施形態2の方法。
4.競合解決段階に入り、割り当てられたE−DCHリソースを使用してメッセージを送信するステップを含む実施形態3の方法。
5.競合解決が失敗した場合、E−DCHリソースを解放し、MAC−i/isエンティティをリセットするステップを含む実施形態4の方法。
6.競合解決の失敗は、競合解決タイマが満了するまでに競合解決が示されない場合に検出される実施形態5の方法。
7.競合解決が失敗した場合、バックオフタイマをセットするステップをさらに含む実施形態5〜6のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
8.バックオフタイマの満了の後、新たな拡張ランダムアクセスプロシージャを開始するステップを含む実施形態7の方法。
9.このバックオフタイマは、RACHプリアンブルに応答して否定応答が受信された場合に設定されるレガシーRACHバックオフタイマと同一である実施形態7〜8のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
10.バックオフタイマが満了した後、PRACHコードを再選択するステップをさらに含む実施形態7〜9のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
11.再選択されたPRACHコードを使用してRACHプリアンブルを再送するステップを含む実施形態10の方法。
12.最大回数の連続した競合解決の失敗が生じた場合、PRACHコード選択を開始するステップをさらに含む実施形態4〜11のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
13.拡張ランダムアクセスプロシージャを再び開始するステップを含む実施形態12の方法。
14.競合解決が失敗した場合、競合解決の失敗をもたらしたRACHプリアンブルの送信のために使用されたシグネチャは、利用可能なシグネチャのリストから除去される実施形態4〜13のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
15.RACHプリアンブルは、競合解決が失敗した場合、予備のPRACHリソースを使用して再送される実施形態4〜14のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
16.競合解決が失敗すると、以下のアクション、すなわち、E−DCH送信を停止するアクション、E−DCH受信を停止するアクション、およびHARQバッファをフラッシュするアクションの少なくとも1つが実行される実施形態4〜15のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
17.競合解決段階中にHARQプロセスに送られたすべてのデータは、一時バッファの中に格納される実施形態4〜16のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
18.競合解決が失敗した場合、送信失敗通知をRLCエンティティに送るステップをさらに含む実施形態4〜17のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
19.RLCエンティティにおいてメッセージの再送をトリガするステップを含む実施形態18の方法。
20.競合解決失敗の通知は、E−DCHリソースインデックスを獲得した後の送信成功の通知の後に、競合解決の失敗の後の送信失敗通知が続くことによって暗黙に与えられる実施形態18〜19のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
21.送信成功の通知は、競合解決が成功するまで、RLCエンティティに送られない実施形態18〜20のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
22.物理層は、競合解決の失敗の後のRRCメッセージの再送を制御する実施形態4〜21のいずれか一実施形態におけるとおりの方法。
23.Cell_FACH状態において拡張ランダムアクセスプロシージャを実行するように構成されたWTRU。
24.RACHプリアンブルを送信するように構成された物理層を含む実施形態23のWTRU。
25.RACHプリアンブルに応じてE−DCHリソースインデックスを獲得し、割り当てられたE−DCHリソースを使用してメッセージが送信されると、競合解決段階に入り、さらに競合解決が失敗した場合、E−DCHリソースを解放して、MAC−i/isエンティティをリセットするように構成されたMACエンティティを含む実施形態24のWTRU。
26.競合解決の失敗は、競合解決タイマが満了するまでに競合解決が示されない場合に検出される実施形態25のWTRU。
27.MACエンティティは、競合解決が失敗した場合、バックオフタイマをリセットし、さらにバックオフタイマの満了の後、新たな拡張ランダムアクセスプロシージャを開始するように構成される実施形態25〜26のいずれか一実施形態におけるとおりのWTRU。
28.PRACHコードは、バックオフタイマが満了した後に再選択され、さらにRACHプリアンブルは、この再選択されたPRACHコードを使用して再送される実施形態25〜27のいずれか一実施形態におけるとおりのWTRU。
29.MACエンティティは、最大回数の連続した競合解決の失敗が生じた場合、PRACHコード選択を開始するように構成される実施形態25〜28のいずれか一実施形態におけるとおりのWTRU。
30.MACエンティティは、競合解決が失敗した場合、競合解決の失敗をもたらしたRACHプリアンブルの送信のために使用されたシグネチャを、利用可能なシグネチャのリストから除去する実施形態25〜29のいずれか一実施形態におけるとおりのWTRU。
31.MACエンティティは、競合解決が失敗した場合、予備のPRACHリソースを使用してRACHプリアンブルを再送するように構成される実施形態25〜30のいずれか一実施形態におけるとおりのWTRU。
32.競合解決段階中にHARQプロセスに送られたすべてのデータは、一時バッファの中に格納される実施形態25〜31のいずれか一実施形態におけるとおりのWTRU。
33.競合解決が失敗した場合、MACエンティティから競合解決失敗の通知を受信し、さらにそのメッセージを再送するように構成されたRLCエンティティをさらに備える実施形態25〜32のいずれか一実施形態におけるとおりのWTRU。
34.MACエンティティは、E−DCHリソースを獲得した後、RLCエンティティに送信成功の通知を送るように構成され、さらにRLCエンティティは、送信失敗通知が受信された場合、メッセージの送信が失敗したことを認識する実施形態33のWTRU。
35.MACエンティティは、競合解決が成功して初めて、RLCエンティティに送信成功の通知を送るように構成される実施形態33〜34のいずれか一実施形態におけるとおりのWTRU。
36.物理層は、競合解決の失敗の後のRRCメッセージの再送を制御するように構成される実施形態25〜35のいずれか一実施形態におけるとおりのWTRU。
特徴および要素は、前段において特定の組合せで説明されるものの、各特徴または各要素は、他の特徴、または他の要素を伴わずに単独で、または他の特徴、および他の要素を伴って、または伴わずに、様々な組合せで使用されることが可能である。本明細書で与えられる方法または流れ図は、汎用コンピュータまたはプロセッサによって実行されるようにコンピュータ可読記憶媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、またはファームウェアで実施されることが可能である。コンピュータ可読記憶媒体の例には、ROM(読み取り専用メモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスクやリムーバブルディスクなどの磁気媒体、光磁気媒体、ならびにCD−ROMディスクやDVD(デジタルバーサタイルディスク)などの光媒体が含まれる。
適切なプロセッサには、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに関連する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)回路、他の任意のIC(集積回路)、および/または状態マシンが含まれる。
ソフトウェアに関連するプロセッサが、WTRU(無線送受信ユニット)、UE(ユーザ機器)、端末装置、基地局、RNC(無線ネットワークコントローラ)、または任意のホストコンピュータにおいて使用するための無線周波数トランシーバを実施するのに使用されることが可能である。WTRUは、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話機、スピーカフォン、振動デバイス、スピーカ、マイク、テレビトランシーバ、ハンズフリーハンドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、FM(周波数変調)無線ユニット、LCD(液晶ディスプレイ)ディスプレイユニット、OLED(有機発光ダイオード)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、および/または任意のWLAN(無線LAN)モジュールもしくはUWB(超広帯域)モジュールなどの、ハードウェアおよび/またはソフトウェアで実施されるモジュールと連携して使用されることが可能である。

Claims (26)

  1. Cell_FACH状態において拡張ランダムアクセスプロシージャ(手続)を実行するための方法であって、
    RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルを送信するステップと、
    前記RACHプリアンブルに応じてE−DCH(拡張専用チャネル)リソースインデックスを獲得するステップと、
    競合解決段階に入り、割り当てられたE−DCHリソースを使用してメッセージを送信するステップと、
    競合解決が失敗した場合、前記E−DCHリソースを解放して、MAC−i/isエンティティをリセットするステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 競合解決の失敗は、競合解決タイマが満了するまでに競合解決が示されない場合に検出されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 競合解決が失敗した場合、バックオフタイマをセットするステップと、
    前記バックオフタイマの満了の後、新たな拡張ランダムアクセスプロシージャを開始するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記バックオフタイマは、前記RACHプリアンブルに応答して否定応答が受信された場合に設定されるレガシーRACHバックオフタイマと同一であることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記バックオフタイマが満了した後、PRACH(物理ランダムアクセスチャネル)コードを再選択するステップと、
    前記再選択されたPRACHコードを使用して前記RACHプリアンブルを再送するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 最大回数の連続した競合解決の失敗が生じた場合、PRACH(物理ランダムアクセスチャネル)コード選択を開始するステップと、
    拡張ランダムアクセスプロシージャを再び開始するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記競合解決が失敗した場合、競合解決の失敗をもたらした前記RACHプリアンブルの送信のために使用されたシグネチャが、利用可能なシグネチャのリストから除去されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記競合解決が失敗した場合、前記RACHプリアンブルが、予備のPRACH(物理ランダムアクセスチャネル)リソースを使用して再送されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記競合解決が失敗すると、以下のアクション、すなわち、E−DCH送信を停止するアクション、E−DCH受信を停止するアクション、およびHARQ(ハイブリッド自動再送要求)バッファをフラッシュするアクションの少なくとも1つが実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 競合解決段階中にHARQ(ハイブリッド自動再送要求)プロセスに送られたすべてのデータが、一時バッファの中に格納されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記競合解決が失敗した場合、RLC(無線リンク制御)エンティティに対して送信失敗通知を送るステップと、
    前記RLCエンティティにおいて前記メッセージの再送をトリガするステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 前記競合解決失敗の通知は、前記E−DCHリソースインデックスを獲得した後の送信成功の通知の後に、前記競合解決の失敗の後の送信失敗通知が続くことによって暗黙に与えられることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 送信成功の通知は、前記競合解決が成功するまで、前記RLCエンティティに送られないことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. 物理層は、前記競合解決の失敗の後のRRC(無線リソース制御)メッセージの再送を制御することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. Cell_FACH状態において拡張ランダムアクセスプロシージャを実行するように構成されたWTRU(無線送信/受信ユニット)であって、
    RACH(ランダムアクセスチャネル)プリアンブルを送信するように構成された物理層と、
    前記RACHプリアンブルに応じてE−DCH(拡張専用チャネル)リソースインデックスを獲得し、割り当てられたE−DCHリソースを使用してメッセージを送信するときに競合解決段階に入り、さらに競合解決が失敗した場合、前記E−DCHリソースを解放して、MAC(媒体アクセス制御)−i/isエンティティをリセットするように構成されたMACエンティティと
    を備えることを特徴とするWTRU。
  16. 競合解決の失敗は、競合解決タイマが満了するまでに競合解決が示されない場合に検出されることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
  17. 前記MACエンティティは、前記競合解決が失敗した場合、バックオフタイマをセットし、さらに前記バックオフタイマの満了の後、新たな拡張ランダムアクセスプロシージャを開始するように構成されていることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
  18. PRACH(物理ランダムアクセスチャネル)コードは、バックオフタイマが満了した後に再選択され、さらに前記RACHプリアンブルは、前記再選択されたPRACHコードを使用して再送されることを特徴とする請求項17に記載のWTRU。
  19. 前記MACエンティティは、最大回数の連続した競合解決の失敗が生じた場合、PRACH(物理ランダムアクセスチャネル)コード選択を開始するように構成されていることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
  20. 前記MACエンティティは、前記競合解決が失敗した場合、競合解決の失敗をもたらした前記RACHプリアンブルの送信のために使用されたシグネチャを、利用可能なシグネチャのリストから除去することを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
  21. 前記MACエンティティは、前記競合解決が失敗した場合、予備のPRACH(物理ランダムアクセスチャネル)リソースを使用して前記RACHプリアンブルを再送するように構成されていることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
  22. 競合解決段階中にHARQ(ハイブリッド自動再送要求)プロセスに送られたすべてのデータは、一時バッファの中に格納されることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
  23. 前記競合解決が失敗した場合、前記MACエンティティから競合解決失敗の通知を受信し、さらに前記メッセージを再送するように構成されたRLC(無線リンク制御)エンティティをさらに備えることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
  24. 前記MACエンティティは、前記E−DCHリソースを獲得した後、前記RLCエンティティに送信成功の通知を送るように構成され、さらに前記RLCエンティティは、前記送信失敗通知が受信された場合、前記メッセージの送信が失敗したことを認識することを特徴とする請求項23に記載のWTRU。
  25. 前記MACエンティティは、前記競合解決が成功して初めて、前記RLCエンティティに送信成功の通知を送るように構成されていることを特徴とする請求項23に記載のWTRU。
  26. 前記物理層は、前記競合解決の失敗の後でRRC(無線リソース制御)メッセージの再送を制御するように構成されていることを特徴とする請求項15に記載のWTRU。
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