JP2011505732A - 周波数帯域の認識方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

通信システムにおいてサービスを受けていないユーザ装置(UE)が、UEによりサポートされている周波数帯域内における可能性のある下りリンク搬送波上で、UEにより受信される帯域幅での無線周波数(RF)電力を測定する。帯域幅は通常、通信システムにおける通信チャネルの帯域幅である。UEが2つ以上の周波数帯域をサポートしていれば、UEはそれらの周波数帯域のうちの2つ以上を走査する場合がある。UEは雑音低減強調技術、例えばメジアン・フィルタを用いて測定結果を処理し、その後、処理結果を特定のスペクトル形状、例えば、セル信号に相当する形状に対して検査する。

Description

本発明は電子通信システムに関し、より詳しくは無線通信システムに関するものである。
無線電気通信システムの導入以来、移動ユーザの数が増大してきており、特に3重のモバイル使用(移動電話、移動ブロードバンド、及び移動テレビ(TV)の組み合わせ)を大衆市場に取り込んで、大いに成長し続けると期待されている。ユーザ数の増大及びより速いデータ速度に対して増大するユーザの需要が周波数帯域の追加、及び複数の周波数帯域をサポートするユーザ装置、例えば移動電話機及び他の遠隔端末に対する必要性を創造している。
移動通信システムには、時分割多元接続(TDMA)システム、例えばGSM電気通信標準及びGSM/EDGEのような標準の機能拡張に準拠するセルラ無線電話システム、及び符号分割多元接続(CDMA)システム、例えばIS−95、cdma2000、及び広帯域CDMA(WCDMA)電気通信標準に準拠するセルラ無線電話システムがある。デジタル通信システムはまた、TDMAとCDMAとを“融合した”システム、例えば汎用移動電気通信システム(UMTS)を含み、UMTSは国際電気通信連合のIMT−2000フレームワーク内の欧州電気通信標準化機構により開発された第3世代(3G)移動システムである。第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)は、UMTSシステム及びWCDMAシステムに対する仕様書を公布している。
無線アクセス技術(RAT)としてWCDMAに基づく3G移動通信システムが、世界中に配備されつつある。高速下りリンク・パケット接続(HSDPA)は、高次変調、複数の拡散符号、及び下りリンク・チャネル・フィードバック情報を用いることにより、より高いビット速度を提供するWCDMAの進化である。WCDMAの別の進化は、拡張上りリンク(EUL)、すなわち高速上りリンク・パケット接続(HSUPA)であり、HSUPAは、高速のパケット・データが逆方向、すなわち上りリンク方向に送ることができるようにする。新しいRATsは、進化版3G及び第4世代(4G)の通信システムに向けて検討されつつあるが、しかしながらそのようなシステムの構造及びそのようなシステムで実行される機能は一般に以前のシステムのそれらと同じようになるであろう。
WCDMA通信システムは現行、850メガヘルツ(MHz)、1700MHz(日本及び米国内)、1800MHz、及び2100MHz(米国内)辺りの周波数帯域で動作する。将来、容量及びサービス範囲の可能性を高めるために、WCDMAシステムは900MHz及び2500MHz辺りの周波数帯域まで拡大しつつある。図1は、いくつかのWCDMA周波数帯域に対してバンド識別番号(縦軸)対周波数(横軸)のプロット図である。この配置の詳細は、例えば、3GPP技術仕様書(TS)25.101 V7.7.0、ユーザ装置(UE)無線送信及び受信(FDD)(リリース7)2007年3月に記述されている。図1から、周波数帯域の一部が、例えば869MHzから915MHzまでのバンドV、バンドVI及びバンドVIIIが、そして1710MHzから1785MHzまででバンドIII、バンドIV及びバンドIXが重複していることが分かるであろう。
結果として、いくつかの周波数帯域をサポートしているUEは、適正な周波数帯域においてセル/サービスをサーチする課題に対処しなければならず、適正な周波数帯域はUEが位置する地理的地域に依存する。セルは公衆陸上移動通信網(PLMN)に属し、そしてセル/PLMN選択には多くの目的があり、当該目的には、最高のサービス品質(QoS)を提供し、UEが消費する電力を最小にできるようにし、及び/又は発生する干渉を最小にするであろう(複数の)セル/(複数の)PLMNにUEを接続することがある。セル/PLMN選択は通常、候補セルの信号強度(信号対混信比(SIR)又は信号対雑音比(SNR))に基づいている。3GPPに準拠した移動通信システムに対して、PLMN選択処理は、3GPP技術仕様書(TS)23.122、アイドル・モードの移動機(MS)に関する非アクセス層(NAS)機能(リリース7)、V7.5.0(2006年6月)の節4.4に仕様化されている。
従来のUEに電源が入っているか又はUEがサービスを受けていない場合、UEは通常、最後に電源が切れたか又はサービスを受けなくなった場合にいたと同じ地理的地域内にいると考える。これは、セルサーチ手順を最適化する方法として行われる。このように、セル/サービスのサーチは、サービスが利用できていた最後の既知の周波数/複数の周波数で始められる。そのようなサーチが無駄であると分かると、典型的なUEは、選択された事業者、すなわちPLMNの適切なセルを見つけるために利用できるとUEが確信する(複数の)周波数帯域内のすべてのRF搬送波の走査を伴う“初期セルサーチ”手順を始める。RF搬送波の各々について、UEは少なくとも最も強力なセルをサーチする。
現行の典型的な動作の例に対して、WCDMA 2100MHzの周波数帯域(すなわち、図1のバンドI)を扱うことができるUEが、2100MHz帯が実際にWCDMAに対して使われている地理的地域(例えばスウェーデンのような国)内で、電源が切られたと仮定する。また、UEがセル上に位置し(camp)、そしてUEの電源が切れる前にはサービスが利用できていたと仮定する。UEに再び電源が入る場合、UEは地理的には移動していないと考えて、そしてしたがって、2100MHz帯内の最後に既知の搬送波で最後のセル又は別のセルを見つけようとする。UEが移動していたか、又は何らかの他の理由で2100MHz帯内にセルを見つけることができないと、UEは2100MHz帯内の可能性のある各搬送波上で受信電力を測定しながら、2100MHz帯を走査し始める。
走査手順は、受信信号強度指標(RSSI)走査と呼ばれる場合があり、2100MHz帯内のおおよそ300の可能性のある搬送波上で関連性のあるチャネル帯域幅(例えば、5MHz)内の測定結果をもたらす。RSSI走査は通常高速であることがあり、UEが2100MHz帯内の300の搬送波を走査するのに約300ミリ秒(ms)を要する場合がある。図2は、RSSI走査の結果の例を受信エネルギ対周波数のプロット図として示しており、2100MHz帯内でUEにより測定されたエネルギのピークを示している。この段階では、受信エネルギの知的処理は行われてきておらず、すなわち受信エネルギは雑音からセル送信まで何でもありえよう。
典型的なUEは、普通最高エネルギの周波数辺りから始めて、そしてWCDMAセルが待機中であることが分かるまで周波数の残り部分を一通り稼動して、閾値以上のエネルギを有する周波数の各々を徹底的に詳しく調べる(すなわち、セルサーチを行う)。セルサーチはUEにとって、時間及びエネルギを費やす手順であり、例えば各セルサーチは最大400ミリ秒までかかる場合がある。より効率のよいサーチのために、一部のUEsは、PLMNが通常どのように計画されているかに関する情報を含んでおり、そしてセルサーチを当該情報に基づいて始めるが、しかしながらこれは、ネットワーク事業者が、搬送波が分配される方法を計画し直すと欠点となることがある。
セルサーチは伝統的に、候補セルの信号強度又はSNRに基づいている。例えば、“高速下りリンク・パケット接続通信システムにおけるセルサーチ”に対する、B.Lindoffにより2005年11月29日に出願された米国特許出願No.1は、参照することにより本明細書に組み込まれ、通信チャネルの遅延拡散をまた考慮に入れるセル選択処理を記載している。
現存するセルサーチ手法に付随する問題の一部を説明するために、UEが図1に描かれているバンドI、バンドIII及びバンドVをサポートすること、電源が切れる直前にUEがバンドIにおいてセルに待機中であったこと、そしてバンドIIIがWCDMAに対して使用されている地理的地域にUEが移動されていることを仮定する。従来のセルサーチアルゴリズムを用いて、電源が入れられる場合に、UEは同じ地理的地域にまだいると考える。最後に待機中であった周波数上でのセルサーチが失敗に終わった後に、UEはバンドIの下りリンク部分でRSSI走査を行い、その後バンドI内で実施したセルサーチが無益になった末にやっと、この帯域には利用できるセルがないことを最終的に理解する。多くのエネルギ及び時間が、存在しないバンドIのセルのサーチに浪費され、そしてバンドIが適正な帯域でないことをUEが最終的に決定しても、UEはサポートしている他の帯域(この例ではバンドIII及びバンドV)のうちのいずれが適正であるかを知らない。このようにして、UEは別の無益なサーチを行うことになろう。
別の例として、バンドIで動作しているUEが突然、電波の不感地帯にいる(例えば、UEが地下に入り込む又はトンネルに突っ込む)ことが分かり、サービスを受けられないことになると仮定する。電波の不感地帯で十分長い期間経過後に、UEがバンドIのRSSI走査を実行し、そして利用できるセルがないと決定する。UEはそれから、サポートしている他の2つの帯域(この例ではバンドIII及びバンドV)をサーチし、エネルギ及び時間を浪費する場合がある。UEが他の2つの帯域でセルサーチをしている時間中に、無線環境が改善する(例えば、UEが地下又はトンネルを離れる)と、UEは、他の帯域に掛かりきりであるので気付かず、そしてUEがバンドIで再びサービスを見つけるまで、ユーザにサービスを提供しない場合がある。もちろん、そのような動作はユーザにはあまり受け入れられない。
不適正な周波数帯域でサーチすることは、相当量の電力を浪費し、電力は電池駆動のUEにとって懸念材料であって、そして相当量の時間、ユーザをサービスのない状況におくことになる。UEは、他のリソースから受信したエネルギが候補セル(無線基地局(RBSs))から受信していると誤って思い込みさえする場合があり、そしてしたがって騙されてセルサーチをして無駄になる場合がある。これは特に、周波数帯域が互いに重複している場合(例えば、図1の1900MHzあたりのバンドI及びバンドII、参照)にありそうである。したがって、マルチバンドのUEが知的サーチ方策を用いることは非常に重要である。
欧州特許出願1 367 844号明細書A1及び米国特許出願2003/0236079号明細書は、周波数帯域全体のうちの分割した帯域部分で受信したベースバンド信号の電力レベルを測定するためのRSSI測定回路、分割した帯域部分を電力レベルの降順に基づいて並べ替えるバンド・ソーティング回路、分割した各帯域部分の搬送波をソーティングの結果順にサーチし、それによって仮の待ちセルを決定するセルサーチ回路を含むセルラ電話を記述している。
“効率のよいPLMNサーチ順序”に対する、Joachim Ramkull等による米国特許出願11/615,162号明細書は、知的サーチ順序を用いることにより、UEがセル、例えば適切な又は容認できるセルを見つけるに必要な時間をどのように短縮できるかを記述している。
本発明の態様に従って、通信システムにおいて、信号測定結果に基づいて送信機の存在を認識する方法が提供される。本方法には、周波数帯域に含まれている複数の異なる周波数で受信エネルギを測定する測定ステップ、測定した受信エネルギ内の雑音が減じるように測定した受信エネルギを強調する強調処理ステップ、及び測定した受信エネルギが特定のスペクトル形状を含むかどうかを判定し、当該判定結果により送信機の存在を認識する判定ステップを含む。
本発明のさらなる態様に従って、通信システムにおいて、信号測定結果に基づいて送信機の存在を認識するための装置が提供される。本装置には、周波数帯域に含まれている複数の異なる周波数で受信エネルギを測定するように構成されたデバイスと、測定した受信エネルギ内の雑音が減じるように構成されたエンハンサーと、測定した受信エネルギが特定のスペクトル形状を含むかどうかを判定し、当該判定結果により送信機の存在を認識するように構成されたプロセッサとを備える。
本発明の様々な目的、特徴、及び長所が、図面と併せて本明細書を読むことにより理解されるであろう。
通信システムに対する周波数帯域を示す図である。 2100MHzの周波数帯域に含まれている受信エネルギ走査の結果の例を示す図である。 送信機の存在を認識する方法のフローチャートである。 2100MHz帯における受信エネルギ走査の結果の別の例であり、RBS信号に相当する4つのスペクトル形状を示す図である。 周波数帯域の認識方法を示すフローチャートである。 信号認識の方法を示すフローチャートである。 通信システムにおけるユーザ装置のブロック図である。 通信システムのブロック図である。
本明細書は、説明を簡略化するためにWCDMA通信システムに焦点を合わせているが、しかし当然のことながら、本明細書で説明している原理は他の通信システムに実装できる。
発明者らは、周波数帯域の受信エネルギ走査(例えば、RSSI走査)を行ってから、サービスを受けていないUEが、あるチャネル帯域幅(例えば、WCDMAシステムに対しては5MHz)で送信された信号に特有なスペクトル形状に対して走査結果を調べた末にやっと、UEはさらに、当該帯域を詳しく調べる、すなわちUEは、受信エネルギのピークが走査結果に現われるセルをサーチすべきであるということを認識している。1つ以上のそのようなスペクトル形状を含む周波数帯域が、サービスが見つけられることができる帯域であるとUEにより考えられることができ、そして、UEはさらに、改善されたサービスサーチにおいて1つ以上の形状の受信エネルギのピークを詳しく調べることができる。
2つ以上の周波数帯域からの受信エネルギ走査結果が、適切なスペクトル形状を含んでいると、UEは最も多くそのようなスペクトル形状を有する周波数帯域を、サービスが最も見つけられやすい帯域と見なすことができる。別の方法として、UEは適切なスペクトル形状を含むすべての周波数帯域を、サービスが見つけられやすい帯域と見なすことができ、そしてそのような帯域における受信エネルギのピークを任意の適切な方法で詳しく調べることができる。例えば、ピークはラウンドロビン法で、すなわちUEが最後にサービスを受けていた所に地理的に最も近くにある周波数帯域から始めて、詳しく調べられることができる。
簡単のために、以下の明細書では、UEが(全地球測位システム(GPS)、位置測定システム又は同様なもののような)位置決定機能を欠いているためか、又はUEの位置決定機能が、利用できないか又は時間、電池残量、等の観点からコストが掛かりすぎるネットワーク・サービスに依存しているためかのいずれかのために、UEは容易には、地理的位置を決定できないということを仮定している。さらに、自身が地理的にどこにいるかをユーザが知っていても、ユーザは、いる位置をUEに特定できないか、又はしたくないということを仮定している。
ある時点で、例えば、セルサーチが無駄になった後、サービスを受けていないUEは少なくとも1回の受信エネルギ走査、例えばRSSI走査を行い、つまりUEは、UEによりサポートされている周波数帯域において可能性のある下りリンク搬送波上で、UEにより受信される帯域幅内の無線周波数(RF)電力を測定する。これは図3にステップ302により示されており、図3は送信機の存在を認識する方法のフローチャートである。帯域幅は通常、通信システムにおける通信チャネルの帯域幅、例えばWCDMAシステムにおける5MHzである。UEが2つ以上の周波数帯域をサポートしていると、UEは2つ以上のそれらの周波数帯域のRSSI走査を行う場合がある。UEは、ステップ304により示されているように雑音低減強調技術(例えば、メジアン・フィルタ)でRSSI走査の結果を処理し、その後、既知のスペクトル形状、例えば、ステップ306により示されているように、RBS信号に相当するスペクトル形状を探して、処理したRSSI走査結果を調べる。
発明者らは、恐らく最も簡単な形式で、RBS信号に相当するスペクトル形状がピークであり、ピークの高さは無線環境に依存し、そしてピークの幅はRBS信号とUE受信フィルタの伝達関数との畳み込みに依存するということを認識している。畳み込みの近似は、RBS信号の帯域幅とUE受信フィルタの帯域幅との和である。例えば、UEが5MHzの帯域幅を有する受信フィルタを所有し、そしてUEが5MHzの帯域幅を有するRBS信号を受信すると、ピークの幅は約10MHzである。
図4は、受信エネルギ(単位dBm)対2100MHz帯における周波数の測定結果のプロット図であり、そしてRBS信号に相当する4つのそのようなスペクトル形状が、図4に見ることができる。注目すべきは、RBS信号に相当する3つのそのようなスペクトル形状が図2に現われていることであり、図2は図4の地域とは異なる地理的地域におけるRSSI走査の結果である。RBS信号に相当するスペクトル形状は一般に、上述のように畳み込みの結果であるスペクトル幅を有しているけれども、当然のことながら、スペクトル帯域は、以下でより詳しく説明するように、異なるスペクトル幅を有するスペクトル形状に対して検査されうる。
RBS信号に相当するスペクトル形状の特性(例えば、スペクトル幅)は、本発明に従って様々な方法で、UEにおいて識別可能である。例えば、特性は、シミュレーション又は様々な環境における実証試験により前もって決定でき、その後、製造中に又はコンピュータ・サーバからUEにダウンロードされてから、UE内の適切なメモリに記憶されることができる。特性はまた、UEの経験から決定される場合があり、及び/又はいくつかのUE間で共有される場合がある。UEは、UEの経験に基づいてそのような特性を自ら決定可能であり、そしてセルサーチ手順の成功及び失敗の後に特性を更新可能である。したがって、ユーザが様々な地理的地域に立ち寄ることが多ければ多いほど、UEはより多く“経験する”ようになり、そして特性は、ユーザのあちこちへの移動の仕方に、より多く適応されるようになる。もちろん、UEが適正な地理的地域にいるとの確信が持ててから、UEは特性を更新するであろう。
上述のように、そのようなスペクトル形状の一致が見つけられる(複数の)周波数帯域が、UEが位置する(複数の)周波数帯域であるとUEにより考えられており、そしてこのようにしてUEは、不適正な周波数帯域に含まれているセルサーチで時間及びエネルギを浪費することなく、そのような(複数の)周波数帯域でセルサーチを行うことができる。
RBS信号に相当するスペクトル形状がUEにより見つけられないと、UEは都合よく、タイマ(ハードウェア・タイマ又は期間が可変のソフトウェア・タイマが可能である)を起動する。タイマが切れると、UEはサーチ処理を、例えば、RSSI走査を行うことにより再開する。タイマの使用は、様々な状況で、例えば、UEが電波の不感地帯に、例えばトンネル内にいる場合に、起きる可能性がある。タイマの継続時間は、毎回のセルサーチ失敗後に、増大する場合がある。このようにして、UEは無駄なセルサーチ及び電池残量の浪費を回避できる。
図5及び図6A、図6B、図6Cは、本発明の実施形態において、UEにより実行できる方法のフローチャートである。
図5は、周波数帯域の認識方法を示しており、当該方法ではRSSI走査が複数の周波数帯域で行われ、RSSI走査の結果が処理されて、そしてタイマが方法の動作を監視し、タイマは通常、UEが“所在不明(lost)”である、すなわち完全な帯域走査をする必要があると決定する場合に起動されるであろう。当然のことながら、その時点で、UEは既に、最後に既知の良好な帯域をサーチしている。1帯域ずつそうするよりもむしろ、サポートしている帯域のすべてについてRSSI走査を行う理由の1つは、RSSI走査は“安上がり”であり、すなわちRSSI走査は大して時間又は電力を消費しないことである。また、いくつかの搬送波が様々な帯域で見つけられる場合、最も確からしい帯域がより早く認識できよう。例えば、UEが1帯域ずつ走査し、そして1つの疑似搬送波(suspected carrier(s))を見つけ、これが後で結局“誤った”搬送波であることになると、その場合、多くの時間が当該帯域でのセルサーチに浪費されるであろう。対照的に、すべての帯域でRSSI走査を行い、そして他の帯域に4つの搬送波があることが分かると、UEに当該他帯域をよりもっともらしい候補と認定させ、この例ではセルサーチのコストを低減する。
図5に示すように、本方法は、タイマをゼロ秒以上である期間Xに初期化する(ステップ502)ことにより始めることができ、タイマはソフトウェア・タイマかハードウェア・タイマのいずれかであってよい。UEはそれから、RSSI走査又は他の受信エネルギ走査をすべてのサポートしている周波数帯域で行い(ステップ504)、そして走査結果を収集してから、UEは図6A、図6B、図6Cと併せて以下でより詳しく説明する信号認識方法を実行する(ステップ506)。信号認識方法は、サポートしている各周波数帯域からの走査結果に関して好適に実行される。Xタイマの結果として、セルが少しも見つからないと、アルゴリズムが再び実行されるが、しかし直ぐにではなく、そして実行と実行の間で、アルゴリズムは、要因Yが付加される(ステップ528参照)につれて徐々にそれほど頻繁ではなく実行される。このようにして、UEがサービス範囲を長い間有しない場合、電力は恒常的なサーチで浪費されない。
信号認識方法が可能性のある搬送波を見つけないと(ステップ508において否定の場合)、Xタイマが始動される(ステップ510)。信号認識方法が可能性のある搬送波を見つけると(ステップ508において肯定の場合)、UEは、1つ以上の疑似搬送波が2つ以上の周波数帯域に見つけられているかどうかを判定する(ステップ512)。1つ以上の疑似搬送波が2つ以上の周波数帯域に見つけられていないと(ステップ512において否定の場合)、セルサーチが(複数の)疑似搬送波を有する帯域で実施される(ステップ514)。セルサーチが(複数の)疑似搬送波辺りで開始され、そしていくつかの疑似搬送波が見つけられていると、サーチは、測定された信号強度が最も高いレベルを有する搬送波から始めることができる。セル又はより一般的にはサービスがセルサーチで見つからないと(ステップ516において否定の場合)、Xタイマが始動される(ステップ510)。サービスが見つかると(ステップ516において肯定の場合)、プログラム・フローはUEの他の動作を継続する。
1つ以上の疑似搬送波が2つ以上の周波数帯域で見つけられていると(ステップ512において肯定の場合)、UEは最も多くの疑似搬送波を有する帯域でセルサーチを実施する(ステップ518)。いくつかの帯域が同量の疑似搬送波を含むと、その場合それらの帯域のうちの1つが、任意の適切な方法で最初に取り上げることができる。例えば、地理的に最も近い帯域が最初に取り上げることができる。いずれにしても、セルサーチは、見つけた(複数の)疑似搬送波辺りで好適に開始され、そしていくつかの疑似搬送波が見つけられていると、セルサーチは測定された信号強度が最も高いレベルを有する搬送波から始める場合がある。セル又はより一般的にはサービスがセルサーチにより見つからないと(ステップ520において否定の場合)、UEは、疑似搬送波を含むいくつかの帯域のいずれかがまだサーチされていないかどうかを判定する(ステップ522)。1つ以上の帯域が残っていると(ステップ522において肯定の場合)、丁度サーチされた帯域がいくつかの帯域のリストから取り除かれ(ステップ524)、そしてプログラム・フローがステップ518に戻る。丁度サーチされた帯域が取り除かれて、(複数の)疑似搬送波を有する(複数の)帯域のうち別の帯域が、上述のように取り上げられる。それ以上帯域が残っていないと(ステップ522において否定の場合)、Xタイマが始動される(ステップ510)。サービスが見つけられると(ステップ520において肯定の場合)、プログラム・フローはUEの他の動作を継続する。
本方法の過程で、タイマが切れると(ステップ526)、UEは、受信エネルギ走査ステップ504から始まる本方法を繰り返す。タイマ期間に適切な期間Yを加えた(ステップ528)後に、UEは本方法から抜けることができる。
図6A、図6B、図6Cは、受信エネルギ走査、例えばRSSI走査の結果を、図5で示すような周波数帯域の認識方法からの入力として、都合よく有する信号認識の方法を描いている。1つの観点から考えて、本方法は、識別されるべきスペクトル形状がRBS信号と受信フィルタ関数との畳み込みであるとの仮定から始まるが、しかしそれから、パラメータ、例えばBWAccの効果によって形状を変える。前もって雑音を減じるように強調されていないと、入力データは、スパイクを取り除いて入力データを平滑化するメジアン・フィルタリングのような強調技術により好適に処理される。当然のことながら、メジアン・フィルタはスパイクを取り除き、そしてUEに実装し易く、そしてしたがってメジアン・フィルタは強調技術の有用な例であるが、しかし他のフィルタもまた使用できよう。何らかの種類の強調が、図6A、図6B、図6Cに示すように、RSSI走査結果を調べるのに必要であると現在考えられている。
図6Aで示しているように、カウンタIndxがゼロに初期化される(ブロック602)。差分パラメータDiffが非常に高い数値に初期化され、そしてカウンタMatchEndIndxが無効値に初期化される(ブロック604)。ステップ606において、Indx値での受信エネルギ値が最小の必要閾値MinReqThresh以上であるかどうかが判定され、MinReqThreshは通信システムにおいて必要な最小の必要信号レベルである。例えば、WCDMA通信システムではMinReqThresh=−116dBmである。受信エネルギが少なくとも閾値でないと(ステップ606において否定の場合)、カウンタIndxが1だけ加算され(ブロック608)、そして走査結果の最後に達しているかどうか、又はより一般的にはさらなる比較が最早できないであろうかどうかが判定される(ステップ610)。走査結果の最後に到達していると(ステップ610において肯定の場合)、(複数の)疑似搬送波を識別する情報が戻され(ブロック612)、そしてプログラム・フローは(複数の)疑似搬送波に基づいて、例えば図5に示すステップ508に続く。走査結果の最後に達していないと、又はさらなる比較が可能であると(ステップ610において否定の場合)、プログラム・フローはブロック604に戻り、そして次のIndx値での受信エネルギ値がMinReqThresh値と比較される(ステップ606)。
受信エネルギ値が最小の必要閾値MinReqThresh以上であると(ステップ606において肯定の場合)、InBandEndIndx変数が、Indx値、CarrBandWidth値、及びFilterBandwidth値の和に設定される(ステップ614)。CarrBandWidth値は、搬送波帯域幅、例えば、WCDMAシステムでは5MHzに相当する信号配列におけるインデックスの数であり、そしてFilterBandwidth値は、受信フィルタ帯域幅に相当する信号配列におけるインデックスの数である。
ステップ616において、Signal[Indx]で昇順からZ個の標本の配列が、Signal[InBandEndIndx]で降順からZ個の標本の対応する配列と比較される。当然のことながら、この長さZの配列の比較処理において、配列のうちの1つが水平にミラーされる必要がある。受信エネルギ値の数Zがゼロより大きく、そしてZ=1はSignal[Indx]を意味する。配列内のZ個の標本は、連続している必要はなく、そしてすべてのステップで、変数Zは、比較でミラーされる場合に標本が重複しないように選ばれる。
ステップ618において(図6B参照)、配列内の数値間の差分がDiffThresh値及びDiff値と比較され、DiffThresh値は比較される受信エネルギ標本間の最大許容差分である。差分がDiffThresh値とDiff値の双方より小さいと(ステップ618において肯定の場合)、MatchEndIndx値はInBandEndIndx値に設定され、そしてDiff値はループ中の最小差分に設定される(ブロック620)。そうでなければ(ステップ618において否定の場合)、InBandEndIndx値が、CarrBandWidth値及びFilterBandwidth値の和を要因BWAcc倍した値と、Indx値との和より大きいかどうかが判定される(ステップ622)。要因BWAccは都合よく、疑似搬送波の存在を決定するのに多少の融通性を提供し、そして例えば、パーセントで表わされる、搬送波帯域幅の精度により決定される場合がある。
InBandEndIndx値が上記和より大きいと(ステップ622において肯定の場合)、InBandEndIndx値は減じられ(ステップ624)、そしてプログラム・フローはステップ616(図6A参照)から続ける。InBandEndIndx値が上記和より大きくないと(ステップ626において否定の場合)、MatchEndIndx値が無効値であるかどうかが判定される(ステップ626)。無効値であると(ステップ626において肯定の場合)、プログラム・フローはステップ608(図6A参照)に戻る。無効値でないと(ステップ626において否定の場合)、MatchStartIndx値がIndx値に設定される(ブロック628)。
ブロック630において、MatchStartIndx値がZだけ加算され、そしてMatchEndIndx値がZだけ減算される。ブロック632(図6C参照)において、Signal[MatchStartIndx]から昇順でZ個の標本が、Signal[MatchEndIndx]から降順で対応するZ個の標本と比較される。重ねて、注目すべきは、この長さがZの配列の比較処理において、配列のうちの1つが水平にミラーされる必要があることである。また、上で注目したように、Z>0、Z=1はSignal[Indx]を意味し、Z個の標本は連続している必要はなく、そしてすべてのステップで、変数Zは、比較でミラーされる場合に標本が重複しないように選ばれる。
ステップ634において、差分がDiffTresh値より小さいかどうかが判定される。小さくないと(ステップ634において否定の場合)、プログラム・フローはステップ608(図6A参照)に戻る。小さいと(ステップ634において肯定の場合)、MatchEndIndx−MatchStartIndx≦1かどうかが判定される(ステップ636)。上式が成り立たないと(ステップ636において否定の場合)、プログラム・フローはブロック630(図6B参照)に戻り、そしてMatchStartIndx値がZだけ加算され、そしてMatchEndIndx値がZだけ減算される。上式が成り立つと(ステップ636において肯定の場合)、Indx値からMatchEndIndx値までの受信エネルギ値の勾配(inclination)又は傾き(slope)が勾配の閾値InclThreshより大きいかどうかが判定され(ステップ638)、InclThreshは、疑似搬送波のエッジから疑似搬送波のピークまでの最小必要勾配である。
勾配が、勾配の閾値より大きくないと(ステップ638において否定の場合)、Indx値は、CarrBandWidth値及びFilterBandwidth値の和の半分と、MatchStartIndx値との和に設定される(ステップ640)。勾配が、勾配の閾値より大きいと(ステップ638において肯定の場合)、疑似搬送波が見つけられており、そして疑似搬送波についての情報、例えば周波数又は周波数レンジが、ステップ612(図6A参照)により最終的に戻されるために、記憶される(ステップ642)。
図5及び図6A、図6B、図6Cから、受信エネルギ測定結果の集積を図2及び図4に示すように配置して考え、そして各測定結果を帯域幅の2倍離れたところまで対応する測定結果と比較して、集積を始めから終わりまで詳しく検討することにより、疑似搬送波信号がRSSI走査結果の中に認識されるということが理解できる。1対の測定結果が同じ値か又は殆んど同じ値を有すると、アルゴリズムは、測定結果対を調べることにより、測定結果対が出会うまで内側方向に詳しく検討し続ける。もちろん当然のことながら、図5及び図6A、図6B、図6Cに描かれている特定の方法のフローに関する変形が用いられることができる。
例えば、図6A、図6B、図6Cの方法は2100MHzで採られた測定結果から始まると想定する。そのような測定結果が、2110MHzで採られた測定結果と比較される。双方の測定値が同じか又は十分に同じであると、本方法は次に、例えば、2101MHz及び2109MHzでの測定結果を比較する。それらの値が同じか又は十分に同じであると、本方法は次に、2102MHz及び2108MHzでの測定結果を比較する、など。対のすべてにおける標本が互いに似ており、そして最初に類似が認められるところからピークまでの勾配が“満足できる”、すなわち勾配が閾値を超えると、その場合、信号認識(形状適合)が断言される。
信号認識方法は常に、周波数帯域の一方の端で始めることが可能であるが、しかし当然のことながら、アルゴリズムはその代わりに、周波数帯域に含まれている中央又は別の箇所で始めることができる。始める箇所の選択は、それまでの経験に基づくことができる。
当然のことながら、値が“十分に同じ”であるかどうかは、実験的に決めることができる。工場から出荷されたばかりのUEは通常、パラメータBWAcc、InclThreshなどの設定値を有しているであろうし、そしてそれらのパラメータは、UEが他の設定値を経験する(例えば、搬送波を他の設定値で見つける)につれて適応されるであろう。パラメータを経験に基づいて適応することにより、探し出された特定の形状が、経験に基づいてそれ自身で調整されうる。その上、当然のことながら、ピークまでの“満足できる勾配”は、チャネル及び受信フィルタの相対的な幅に依存する。典型的な受信フィルタの5MHzチャネルに対する幅は、実装に基づいて変わることがある。例えば、現代の典型的なフィルタ幅は5MHzである場合があるが、しかし他の幅が可能で、例えば、200KHzである。
図6A、図6B、図6Cでは、Z個の標本が互いに比較され、そして標本が対で(勿論Z=1でなければ)比較される必要はない。Z>1の場合、標本の配列は都合よく、対でよりはむしろ対になるように比較される。配列を比較するステップは、1つの標本が(適用される強調技術に係わらず)突出している場合に、有益であることがある。
図6A、図6B、図6Cは、UEが疑似搬送波をサーチするのに試みることのできるいくつかのパラメータ(例えば、InclThresh、BWAccなど)を示す。例えば、UEは、国又は地域におけるそれまでの経験に基づいてそのようなパラメータを思い出すことができる。UEが他のUEとその経験を共有することは、必ずしも必要ではないが、勿論有益であろう。そのような共有することの格好な1つの例として、経験はユーザの古いUEからユーザの新しいUEに転送できよう。
その上、前述の明細書は、2100MHzで始めて、標本が2110MHzで相手と比較されることを提示しているけれども、注目すべきは、図6A、図6B、図6Cでは、パラメータBWAccはより一般的に、最もよく適合する標本を2110MHz辺りでサーチできるようにすることである。このようにして、2100MHzでのZ個の標本が2110MHz辺りのZ個の標本と比較され、そして最も少ない差分を有する周波数が、例えば2109MHzと仮定される。
本発明に従って機能するUEは、(伝統的なセルサーチアルゴリズムを有するUEと比較して)、適正な周波数帯域を見つけるのに費やす時間及びエネルギが遥かに少ないであろう。これは、異なる周波数帯域が通信に採用されている地理的地域間を移動後に、UEがサービスを取り戻す必要のある状況において、UEのPLMN走査及び性能を著しく改善する。
1つの観点から考察して、本発明の実施形態は3つの処理ループを備えることができ、処理ループは、UEがサポートする周波数帯域のいずれか又はすべてで実行できる。ループ1は、帯域のエネルギ走査、例えばRSSI走査を得るステップを含む。ループ2は、帯域に対するエネルギ走査値を“プロットする”ことにより可能性のある搬送波を識別しようとするステップ、帯域の“部分”を“典型的な形状”と比較するステップ、及び見つけたいずれかの可能性のある搬送波を識別できるようにするデータを保存するステップを含む。ループ3は、見つけた可能性のある搬送波に対するセルサーチを行うステップを含む。
図7は、上述した本方法を実装するのに相応しいUE700の一部分のブロック図である。簡単のために、UE700の一部だけが図に示されている。当然のことながら、UEは、他の装置、及び図7に示す機能ブロックの組み合わせにより実装できる。
RBSsにより送信される信号は、アンテナ702を通して受信され、そしてフロントエンド受信機(Fe RX)704によりベースバンド信号にダウンコンバートされる。すべての検出したセルに対して定期的に、受信信号符号電力(RSCP)が推定され、そして受信信号強度指標(RSSI)がパスサーチ器706により計算される。RSCPは、例えば、セルに対応するスクランブリング符号(及び共通パイロット・チャネル(CPICH)チャネライゼーション符号)で、検出したセルからのベースバンド信号を逆拡散することにより推定できる。RSSIsを計算する方法は、当業者には周知である。適切な通信システムでは、例えば、RSSIは所定の期間、例えば1タイムスロット(例えば、0.67ミリ秒)にわたって受信信号の分散を計算することにより推定できる。パスサーチ器706からの情報が制御ユニット 708に提供され、制御ユニットは上述の本方法に従ってRSSIで適切な形状をサーチするのに、パスサーチ器からの情報を用いる。そのようなサーチの結果及び他の要因に基づいて、制御ユニット708はFe RX704の動作を制御する。UE700はまた通常、アンテナ702を通してRBSsに送信するために、変調信号をアップコンバートするか、又はそうでなければ変換するフロントエンド送信機(Fe TX)710を含む。
UE700の制御ユニット708及び他のブロックは、1つ以上のメモリ 714に記憶されている情報を処理する、1つ以上の適切にプログラム化された電子プロセッサ、論理ゲートの集積などにより実装できる。上述したように、記憶している情報には、RBS信号に対応する形状の特性、及び利用できる及び隣接するPLMNs及び直前に用いた周波数及び周波数帯域の各リストを含む場合があり、制御ユニット708は本発明の特徴に従ってセルを判定し、そして選択するのにリストを使用できる。当然のことながら、制御ユニットは通常、動作を促進するタイマ、等を含む。
図8は、PLMN800の図であり、PLMNは、例えば、WCDMA通信システムであってもよい。無線ネットワーク制御装置(RNC)802a、RNC802bは、例えば無線アクセス・ベアラ設定、ダイバーシティ・ハンドオーバ、等を含めて、様々な無線ネットワーク機能を制御する。より一般的には、各RNCは、適したRBSsによってUE呼を管理し、RBSsは下りリンク(すなわち、基地局から移動機へ、又は順方向)及び上りリンク(すなわち、移動機から基地局へ、又は逆方向)を通してUE700a、UE700bと通信する。RNC 802aは、RBS804a、RBS804b、RBS804cと連結して示しており、そしてRNC802bは、RBS804d、RBS804e、RBS804fと連結して示している。各RBSは、3GPP専門用語ではノードBと呼ばれ、1つ以上の(複数の)セルに分割できる地理的地域を在圏とする。RBS804fは、5つのアンテナ・セクタ S1からS5までを有するように示しており、アンテナ・セクタのすべて又は一部が、RBS804fのセルを作り上げてる。RBSsは、専用電話線、光ファイバ・リンク、マイクロ波リンク、等により、対応するRNCsと連結されている。RNC802a、RNC802bの双方は通常、PSTN、インターネット、等のような外部ネットワークと、1つ以上のコア・ネットワーク・ノード、例えばMSC及び/又はパケット無線サービス・ノード(図示していない)を通して接続されている。当業者は、図8に示す構成要素及び装置は例であり、そして実際の通信システムの構成要素及び装置を限定すると解釈されるべきではないということを理解するであろう。
本発明が例えば移動通信デバイスを含めて、様々な環境下で実装できると期待される。当然のことながら、上述した手順は必要に応じて繰り返し実行される。理解を容易にするために、本発明の多くの態様が、例えば、プログラムできるコンピュータ・システムの要素により行われることができる一連の動作の観点から説明する。様々な動作が、専用回路(例えば、専用機能を行うように相互接続された離散論理ゲート、又は特定用途向け集積回路)により、1つ以上のプロセッサにより実行されるプログラム命令により、又は双方の組み合わせにより行うことが可能であろうということが認識されるであろう。多くの通信デバイスは容易に、プログラムできるプロセッサ及び特定用途向け集積回路を用いて本明細書で説明した計算及び判定を実行できる。
さらに、本明細書で説明した本発明はその上、命令実行システム、装置、又はデバイス、例えばコンピュータに基づくシステム、プロセッサ内蔵システム、又は記憶媒体から命令をフェッチし、そして命令を実行できる他のシステムにより又はそれらと併せて、用いる適切な一連の命令をその中に記憶している任意の形式のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体内に完全に実装されると考えることができる。本明細書で用いるように、“コンピュータで読み取り可能な記憶媒体”は、命令実行システム、装置、又はデバイスにより又はそれらと併せて、用いるプログラムを含み、記憶し、通信し、広め、又は運ぶことができる任意の手段であることがある。コンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、例えばしかし限定しないが、電子の、磁性の、光学式の、電磁気の、赤外線の、又は半導体のシステム、装置、デバイス、又は伝搬媒体であることがある。コンピュータで読み取り可能な記憶媒体のより固有の例(限定的なリスト)には、1つ以上の有線、可搬型フロッピー・ディスク、RAM、ROM、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュ・メモリ)、及び光ファイバがある。
このようにして、本発明は多くの種々の形式で、実装可能であり、形式の全てが上述されているとは限らず、そしてすべてのそのような形式は、本発明の範囲内にあると考えられる。本発明の様々な態様の各々に対して、任意のそのような形式は、説明した動作を行う“ように構成された論理”と、又はその代わりに、説明した動作を行う“ような論理”と呼ばれる場合がある。
用語“備える”及び“備えている”は、本明細書で用いる場合、提示した特徴、整数、ステップ、又は構成要素の存在を指定し、そして1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、構成要素、又はそれらの集まりの存在又は追加を排除しないことが強調される。
上述した特定の実施形態は、単に実例であり、そして決して限定的と考えられるべきではない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲により決定され、そして本請求項の範囲に含まれる全ての変形及び均等物は本発明に包含されることが意図されている。

Claims (22)

  1. 信号測定結果に基づき送信機の存在を認識するための通信システムにおいて実行される方法であって、
    周波数帯域に含まれている複数の異なる周波数で受信エネルギを測定する測定ステップと、
    前記測定した受信エネルギ内の雑音を減じるように、該測定した受信エネルギを強調する強調処理ステップと、
    前記測定した受信エネルギが特定のスペクトル形状を含むかどうかを判定し、当該判定結果によって前記送信機の存在を認識する判定ステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記測定ステップは、前記複数の異なる周波数のそれぞれでUEによって受信された帯域幅における無線周波数電力を測定するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記強調処理ステップは、前記測定された受信エネルギをフィルタリングするステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記判定ステップは、少なくとも1つの前記測定した受信エネルギと、少なくとも1つの他の前記測定した受信エネルギとを比較するステップを含み、
    前記測定した受信エネルギ及び他の前記測定した受信エネルギは、異なる周波数で測定されたものであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記測定した受信エネルギの最初の組み合わせの比較が前記測定した受信エネルギと、他の前記測定した受信エネルギとが実質的に同一であることを示す場合に、前記判定ステップは、
    連続したより近い周波数間で前記測定した受信エネルギの組み合わせを継続的に比較するステップと、
    最初の前記測定された受信エネルギからピーク受信エネルギまでの勾配と、閾値とを比較するステップと、
    それらの比較結果に基づき、前記特定のスペクトル形状が含まれるかどうかを判定するステップと
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記特定のスペクトル形状は、フィルタ帯域幅と送信機帯域幅との畳み込みに相当するスペクトル幅を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記測定された受信エネルギが前記特定のスペクトル形状を有していないと判定されると、前記測定ステップ、前記強調処理ステップ、及び前記判定ステップを繰り返すステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記測定ステップ、前記強調処理ステップ、及び前記判定ステップは、所定の時間が経過した後に繰り返されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記測定された受信エネルギが前記特定のスペクトル形状を有していると判定されると、前記特定のスペクトル形状の周辺の周波数で前記送信機をサーチするステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記測定された受信エネルギが2つ以上の前記特定のスペクトル形状を有していると判定されると、最も高い前記測定した受信エネルギを有する前記送信機をサーチすることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 経験に基づいて前記特定のスペクトル形状を調整するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 信号測定結果に基づき送信機の存在を認識するための通信システムにおける装置であって、
    周波数帯域に含まれている複数の異なる周波数で受信エネルギを測定するように構成されるデバイスと、
    前記測定した受信エネルギ内の雑音が減じるように構成されるエンハンサーと、
    前記測定した受信エネルギが特定のスペクトル形状を含むかどうかを判定し、当該判定結果によって前記送信機の存在を認識するプロセッサと
    を備えることを特徴とする装置。
  13. 前記デバイスは、前記複数の異なる周波数のそれぞれでUEによって受信された帯域幅における無線周波数電力を測定することを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記エンハンサーはメジアン・フィルタであることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  15. 前記プロセッサは、少なくとも1つの前記測定した受信エネルギと、少なくとも1つの他の前記測定した受信エネルギとを比較し、
    前記測定した受信エネルギ及び他の前記測定した受信エネルギは、異なる周波数で測定されたものであることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  16. 前記測定した受信エネルギの最初の組み合わせの比較が前記測定した受信エネルギと他の前記測定した受信エネルギとが実質的に同一であることを示す場合に、前記プロセッサは、
    連続したより近い周波数間で前記測定した受信エネルギの組み合わせを継続的に比較し、
    最初の前記測定された受信エネルギからピーク受信エネルギまでの勾配と、閾値とを比較し、
    それらの比較結果に基づき、前記特定のスペクトル形状が含まれるかどうかを判定することを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記特定のスペクトル形状は、フィルタ帯域幅と送信機帯域幅との畳み込みに相当するスペクトル幅を有することを特徴とする請求項12に記載の装置。
  18. 前記プロセッサが前記測定された受信エネルギが前記特定のスペクトル形状を有していないと判定すると、前記受信エネルギの新たな組み合わせが測定され、
    前記プロセッサは、前記測定された受信したエネルギの前記新たな組み合わせが特定のスペクトル形状を有するかどうかを判定することを特徴とする請求項12に記載の装置。
  19. 前記受信エネルギの前記新たな組み合わせは、所定の時間が経過した後に測定され、強調されることを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 前記特定のスペクトル形状の周辺の周波数で前記送信機をサーチする装置をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の装置。
  21. 前記プロセッサが前記測定された受信エネルギが2つ以上の前記特定のスペクトル形状を有していると判定すると、前記サーチする装置は、最も高い前記測定した受信エネルギを有する前記送信機をサーチすることを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 前記プロセッサは、経験に基づいて前記特定のスペクトル形状を調整するように構成されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
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