JP2011504617A - デジタルコンテンツを配信する方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ウォーターマーク、デジタル署名、及び/又は暗号化を含むオーディオファイルが配信されるシステムを提供する。ファイルは、消費者に付加価値コンテンツ及びサービスを提供し、かつMP3プレーヤのような既存のデジタルファイルプレーヤに対する下位互換性を維持しながら、ある程度の再生制御をコンテンツ所有者に提供することができる。購入した曲と共に付加価値コンテンツ及びサービスで消費者を誘うことにより、消費者は、参加小売業者からこれらのファイルを取得し、準拠プレーヤを使用してファイルを再生するように促される。
【選択図】図1B
【選択図】図1B
Description
本発明は、デジタルコンテンツを備えたファイルを交換又は配信するための装置及び方法に関する。ファイルは、部分的に暗号化されて一意的にファイルを識別する様々な情報を含む見出し(heading)を含む。また、デジタルコンテンツを強化又は増強し、又はユーザに追加のコンテンツ、商品、又はサービスを取得させる任意的なデータを含めることもできる。
音楽のようなデジタルコンテンツは、現在、多くの異なるフォーマットで多くの異なるソースから利用可能である。この目的のための1つの一般的なフォーマットは、MP3フォーマットである。このフォーマットは、MPEG1(「モーション・ピクチャーズ・エキスパーツ・グループ」によって普及されている共通ビデオ圧縮規格)の「オーディオレイヤ」を指し、再生された時に音声品質のオリジナルレベルを維持しながら音声シーケンスを非常に小さなファイル(オリジナルファイルの約1/12のサイズ)に圧縮するための公知のアルゴリズムを使用する。MP3フォーマットで音楽を配信することは、多くの音楽デバイス及びオンライン小売業者間の相互運用性のようないくつかの利点を提供する。従って、この処理は、ユーザのためのより良い体験を供給し、潜在的にデジタルコンテンツを販売するための市場サイズを増大する。
しかし、標準的MP3フォーマットで音楽を販売することは、以下のようないくつかの欠点も有する。
1.コンテンツプロバイダのためのコピー保護機能又はいずれか他の再生制御機構の欠如。
2.どの消費者がMP3ファイルを購入したかを識別する堅牢な方法の欠如。購入者の電子メールアドレスのような購入者のIDが、ファイル(例えば、MP3ヘッダ)に含まれている場合でも、ファイルは、この情報が保護されていないので依然として容易に変更される可能性がある。
3.購入者又は消費者は、違法なソースから劣悪にリッピングされるのとは逆に、MP3ファイルが本物であり高品質であることを知るすべがない。
4.コンテンツの著作権を主張し、かつコンテンツフィルタリングを有効にする堅牢な方法がない。
本発明は、オーディオファイルを配信するためのシステムを提供する。このシステムの一部として、全ての現在のMP3プレーヤと下位互換性(backward compatibility)があり、標準的MP3ファイルと同じデータ圧縮及びヘッダフォーマットを使用する以下SB3ファイルと呼ぶ新しいタイプのデジタルファイルを呈示する。代替的に、SB3ファイルは、MPEG−AACフォーマットのような他の公知のデジタルオーディオフォーマットにコンテンツを組み込むことができる。このフォーマットでのSB3ファイルは、付加価値コンテンツ及びサービス(VACS)を消費者に提供することができる。更に、これらのファイルは、任意的に、ウォーターマーク、デジタル署名、及び暗号化の組合せを通じて再生制御をコンテンツ所有者に提供することができる。消費者が新しいSB3オーディオファイルを購入すると、消費者は、1組の再生制御規則に従うそれぞれの準拠メディアプレーヤ上で再生することができるVACSを受け取ることができる。この目的は、消費者が準拠していないMP3プレーヤからの切り換えを選択することになるほど抑えきれないVACSを提供する(それを作成し、提携し、又は取得することにより)ことである。
より具体的に、本出願は、分散ネットワークを使用してサーバからユーザにデジタルファイルを配信する方法及び装置に関する。装置及び方法は、デジタルコンテンツとヘッダとを含むデジタルファイルを提供する。ヘッダは、2つの部分、すなわち、クリアテキスト部分と暗号化部分に区分されている。ヘッダは、デジタルファイルを一意的に識別する情報を含む。例えば、一実施形態では、ヘッダは、デジタルファイルのそれぞれのユーザに関する情報を含む。ヘッダはまた、コンテンツ、コンテンツプロバイダ、再販業者、デジタルファイルが取得された取引の詳細などに関する情報を含むことができる。このデジタルファイルは、分散ネットワーク上でユーザに送信される。
ユーザは、受信したデジタルファイルをヘッダに関して検査する準拠プレーヤを有することが好ましい。ヘッダが見つかった場合、更に別の処理が行われる。ヘッダが見つからなかった場合、一実施形態では、プレーヤは、レガシーファイル(すなわち、非準拠ファイル)を受信したと仮定し、ファイルは、記憶されるか又は必要に応じてユーザに呈示される。別の実施形態では、ウォーターマークが、ファイルに、例えば、デジタルコンテンツに埋め込まれる。ウォーターマークは、ファイルのヘッダ(あるとすれば)が本物であることを確認するのに使用される。
トークン、リンク、又は他の手段によって識別される追加のマテリアル(コンテンツ、商品、及びサービスを含む)を提供することができる。追加のマテリアルは、コンテンツを増強することができ、又は販売促進のための商品又はサービスを含むことができる。ユーザは、コンテンツ及び追加の情報を維持することができ、及び/又は追加のマテリアルのプロバイダによって設定された規則に応じて他者とこれらを共有する場合がある。
商品及びサービスは、メッセージで提供することができ、又は追加のコンテンツを供給する1つ又はそれよりも多くのウェブサイトに対して特別なリンクを設けることができる。代替的に、リンク又はトークンは、追加のマテリアルに対する要求を含む準拠プレーヤからのメッセージをトリガすることができ、サーバは、この要求をコンテンツプロバイダ又は他のソースに向けることができる。追加のコンテンツは、要求側準拠プレーヤに送信される。
本発明の1つの態様では、ユーザは、ファイルを購入し、ファイルプロバイダ(例えば、小売業者又はコンテンツプロバイダ)は、次に、取引データ及び/又はユーザID又はユーザの電子メールのようなユーザに関連付けられた他の情報のような1つ又はそれよりも多くのデータフィールドを組み込むヘッダを含むファイルを生成する。少なくともヘッダの一部は、暗号化される。データフィールドの一部は、ヘッダの暗号化部分とプレーンテキスト部分の両方に組み込むことができる。
ユーザがデジタルファイルを受信すると、ユーザの準拠プレーヤは、ヘッダ及びウォーターマークを検査し、認証に対しても同じものを使用する。ヘッダ又はウォーターマークが検出されない場合、ファイルは、標準的又は従来のコンテンツファイルとして呈示される。
本発明の別の態様では、本出願は、デジタルコンテンツとヘッダとを含むデジタルファイルが提供されたデジタルコンテンツファイルを配信する方法及び装置を提供する。ヘッダは、2つの部分、すなわち、クリアテキスト部分と暗号化部分に区分されており、かつデジタルファイルのそれぞれのユーザを識別する情報及びコンテンツソースを識別するリンクを含む。デジタルファイルは、分散ネットワーク上でユーザの1人に送信される。デジタルファイルを受信した状態で、それは、随意に記憶されるか又は再生することができる。更に、デジタルファイルは、他の類似のユーザによって共有される。ヘッダは、追加のコンテンツ及び推薦などを受け取るためにユーザのいずれによっても使用することができるリンクを含む。リンクは、動的及び静的リンクとすることができ、かつ新しいファイルを生成するか又はコンテンツをストリームするコンテンツソースに誘導することができる。
本発明の別の態様では、リンクは、新しいコンテンツに対する推薦を提供する推薦サーバに誘導する。
本発明の別の態様では、デジタルコンテンツとヘッダとを含むデジタルファイルを提供することにより、分散ネットワークを使用してサーバからユーザへデジタルコンテンツファイルを配信する方法及び装置を呈示し、ヘッダは、2つの部分、すなわち、クリアテキスト部分と暗号化部分に区分されており、ヘッダは、デジタルファイルのそれぞれのユーザを識別する情報とコンテンツソースを識別するリンクとを含む。
本発明の別の態様では、トークンが、ヘッダに設けられる。トークンは、様々な販売促進商品及びサービスのような追加のマテリアルを取得するために使用することができる。トークンは、お客様感謝プログラムの一部として使用される場合がある。
上述のように、本発明は、デジタルファイルを配信するためのシステムを提供する。各デジタルファイルは、暗号化部分とクリアテキスト部分を備えたヘッダと、MP3圧縮フォーマット又はMPEG−AACなどのような他の公知のフォーマットのいずれかを使用して圧縮されたデジタルコンテンツとを含む。ファイルは、本明細書ではSB3ファイルと呼び、以下に更に詳しく説明するように、従来の又はレガシープレーヤ(MP3プレーヤなど)と下位互換性がある。任意的に、SB3ファイルは、付加価値コンテンツ及びサービス(VACS)を供給することができる。更に、任意的に、再生制御が、ウォーターマーク、デジタル署名、及び暗号化の組合せを通じてコンテンツ所有者に供給される。
オーディオウォーターマーク付けの概要
オーディオウォーターマークは、オーディオ信号自体に直接埋め込まれるデータである。オーディオウォーターマークは、人間によって感知できないものであるが、コンピュータソフトウエアによって読むことができる。オーディオウォーターマーク付け技術を供給する多くの会社が存在する。本発明のシステムは、(i)視聴者によって認知できず、(ii)取り除くのが困難であり、かつ(iii)本発明者の特定の必要性に対してウォーターマークペイロードにおいて利用可能な十分なビットが存在する限り、あらゆるオーディオウォーターマーク付けを使用することができる。
オーディオウォーターマークは、オーディオ信号自体に直接埋め込まれるデータである。オーディオウォーターマークは、人間によって感知できないものであるが、コンピュータソフトウエアによって読むことができる。オーディオウォーターマーク付け技術を供給する多くの会社が存在する。本発明のシステムは、(i)視聴者によって認知できず、(ii)取り除くのが困難であり、かつ(iii)本発明者の特定の必要性に対してウォーターマークペイロードにおいて利用可能な十分なビットが存在する限り、あらゆるオーディオウォーターマーク付けを使用することができる。
現在、2つのグループ、すなわち、静的及び取引的に広く分類される利用可能な様々なタイプのオーディオウォーターマークが存在する。
静的ウォーターマークは、オンライン小売業者又はCDレプリケータ(replicator)に送信される前に通常はコンテンツ所有者又はプロバイダによって1つのマスターコピー当たり一回埋め込まれる。静的ウォーターマークは、いくつかのフィールドを含むことができ、各フィールドは、以下のようなある一定の情報に専用である。
・コンテンツID:配給業者によって所有されているISRC、パレンタルコントロール、及び主張(assert)を含む。コンテンツフィルタリングアプリケーションは、ファイルが著作権で保護されているか否かを判断するためにこのウォーターマークを検索することができる。
・製品ID:このウォーターマークフィールドは、ファイルが、本来、CD、DVD、デジタルダウンロード、デジタルストリームなどで販売されたか否かを識別する。このようなファイルが違法のチャンネルで見つかった場合、ウォーターマークは、リークの初期ソースを特定することができる。
・小売業者ID:このウォーターマークフィールドは、ファイルを配信した小売業者の名前(例えば、Amazon、iTunes、Napster)を識別する。
・SB3ヘッダ存在:この1ビットウォーターマークは、SB3ヘッダがオーディオデータに添付されなくてはならないことを主張する。オーディオファイルがこのフィールドによってウォーターマークされているが、SB3ヘッダ存在が存在しない場合、ヘッダは、違法に取り去られていることになり、オーディオファイルを再生してはならない。
取引ウォーターマークは、最終消費者への販売の時点でオーディオファイル内に小売業者によって動的に生成されて埋め込まれる。潜在的な取引ウォーターマークフィールドは、以下の1つ又はそれよりも多くを含む。
ユーザID:コンテンツを購入する個々のユーザに対応する固有のID。理想的には、各エンドユーザは、全ての小売業者にわたって単一のユーザIDを有するが、これは、商業的に実行可能でない場合がある。代替的に、各エンドユーザは、特定のオンライン小売業者に対して1つのユーザIDを有する。言い換えると、各小売業者は、その購入者全てに対して同じユーザIDを提供する。ユーザIDは、ユーザの電子メールアドレスを含むことができる。
・日付/時間:ユーザがコンテンツを取得した日付及び時間。
・取引ID:この取引を一意的に識別するID。小売業者は、販売するコンテンツのあらゆるものに対して固有の取引IDを生成しなくてはならない。理想的には、取引IDは、全ての小売業者にわたって固有であるが、これは、商業的に実行可能でない場合がある。取引の詳細(小売価格、クライアントソフトウエアバージョン、IPアドレス、ISRC、ユーザID、日付/時間など)は、データベースに記憶され、取引IDによって参照される。
勿論、他の情報も同様にウォーターマークに含めることができる。
SB3ファイルフォーマット
この節は、全ての従来のMP3プレーヤにわたって相互運用性を達成する「SB3」フォーマットを説明する。SB3フォーマットは、付加価値コンテンツ及びサービスを得るための機能をユーザに供給し、コンテンツ所有者にある一定のコンテンツ保護を供給することができる。
この節は、全ての従来のMP3プレーヤにわたって相互運用性を達成する「SB3」フォーマットを説明する。SB3フォーマットは、付加価値コンテンツ及びサービスを得るための機能をユーザに供給し、コンテンツ所有者にある一定のコンテンツ保護を供給することができる。
追加の情報を帯域内(in-band)オーディオウォーターマーク及び/又は帯域外(out-of-band)ヘッダに含めることができる。情報をウォーターマークに収める主な利点は、オーディオウォーターマークが堅牢である(すなわち、他者が情報を取り除くのが非常に困難である)ということである。欠点は、ウォーターマークに堅牢にかつ聞こえないように埋め込むのに利用可能な多くのビットがない点である。更に、オーディオウォーターマーク付けは、特に、ウォーターマークが取引方式で埋め込まれる場合、時間、コスト、及びコンピュータの観点から高価になる。
他方、取引ベースでも、オーディオファイルのヘッダ内に大量の情報を含むことは非常に簡単で廉価である。上述のように、ヘッダの欠点は、他者がオーディオファイルのヘッダを取り除き、これを異なるヘッダで置換することが比較的簡単であり、結果生じたオーディオファイルをあらゆるMP3プレーヤにおいても再生することができることである。
SB3ファイルフォーマットは、オーディオファイル及び取引に関する情報(例えば、エンドユーザ、小売業者、時間/日付、曲の名前、その他)をヘッダファイルに含める。SB3ファイルフォーマットは、ヘッダが本来はファイルに添付されていたことを意味する1ビットウォーターマークも含む。
この設計に対する1つの欠点は、オーディオファイルのヘッダが取り除かれた場合、システムは、取引について何も知らないことである(例えば、曲を購入した人、曲が購入された時間、どの小売業者によるか、その他)。システムは、1ビットウォーターマークの形跡により、かつてヘッダが添付されていたことだけを知る。
他の構成では、ある一定のフィールドがヘッダから複製され、ヘッダはまた、埋め込まれたウォーターマークにこれらを入れる。例えば、コンテンツ所有者は、各オーディオファイルが特定の小売業者(例えば、Amazon、Apple、その他)に送信される前に、各オーディオファイルの小売業者IDウォーターマーク及びヘッダを含めることができる。更に、小売業者は、オーディオファイルが消費者に送信される直前に最終顧客の固有のユーザIDをオーディオファイルに埋め込むことができる。ウォーターマークにこの特別な情報を追加することは、追加のコンピュータリソース及び費用を必要とするが、そのヘッダが違法に取り除かれている場合にファイルの起源について多くを知る機能に値する。
ファイルフォーマットの概要
SB3ファイルは、SB3ヘッダにオーディオファイルに関する関連の情報を記憶する。ヘッダは、「デジタル署名」(以下の節、「ヘッダセキュリティ」に説明する暗号化方法)されることになり、これは、SB3ヘッダ又はオーディオデータが変更された場合に確実にメディアプレーヤクライアントに教えることになる。SB3ファイル内のオーディオデータは、ファイルが添付された準拠SB3ヘッダを持たなければならないことを主張する簡単な1ビット静的ウォーターマークを埋め込まれる。この1ビット静的ウォーターマークは、「SB3ヘッダ存在」ウォーターマークと呼ばれる。準拠メディアプレーヤが、埋め込まれた「SB3ヘッダ存在」ウォーターマークを有するがファイルに添付されたSB3ヘッダのないファイルを見た場合、プレーヤは、ヘッダが違法に取り除かれていることを知り、再生されることはない。SB3ヘッダのある一定の部分だけが、準拠プレーヤによって見ることができ、ヘッダの他の部分は、全てのMP3プレーヤによって見ることができる。
SB3ファイルは、SB3ヘッダにオーディオファイルに関する関連の情報を記憶する。ヘッダは、「デジタル署名」(以下の節、「ヘッダセキュリティ」に説明する暗号化方法)されることになり、これは、SB3ヘッダ又はオーディオデータが変更された場合に確実にメディアプレーヤクライアントに教えることになる。SB3ファイル内のオーディオデータは、ファイルが添付された準拠SB3ヘッダを持たなければならないことを主張する簡単な1ビット静的ウォーターマークを埋め込まれる。この1ビット静的ウォーターマークは、「SB3ヘッダ存在」ウォーターマークと呼ばれる。準拠メディアプレーヤが、埋め込まれた「SB3ヘッダ存在」ウォーターマークを有するがファイルに添付されたSB3ヘッダのないファイルを見た場合、プレーヤは、ヘッダが違法に取り除かれていることを知り、再生されることはない。SB3ヘッダのある一定の部分だけが、準拠プレーヤによって見ることができ、ヘッダの他の部分は、全てのMP3プレーヤによって見ることができる。
ヘッダ情報
従来のMP3ファイルの構造が図1Aに示されており、ここで、ヘッダは、MP3圧縮オーディオデータファイルの最初に添付されている。ヘッダは、通常はビットレート、サンプルレート、コーデックバージョン、ステレオモードなどのような技術的な属性に加えて、タイトル、アーティスト、アルバム、年、ジャンルのようなMP3オーディオファイルを記述する静的メタデータを収容する。
従来のMP3ファイルの構造が図1Aに示されており、ここで、ヘッダは、MP3圧縮オーディオデータファイルの最初に添付されている。ヘッダは、通常はビットレート、サンプルレート、コーデックバージョン、ステレオモードなどのような技術的な属性に加えて、タイトル、アーティスト、アルバム、年、ジャンルのようなMP3オーディオファイルを記述する静的メタデータを収容する。
SB3ファイルフォーマットは、MP3ヘッダフォーマットに適合するが、アプリケーションに応じて数バイトから数メガバイトに及ぶある一定の追加の情報をそのヘッダに含める。標準的MP3メディアプレーヤがSB3ファイル内のある一定のフィールドを認識した場合、標準的MP3メディアプレーヤは、これを省略してオーディオの再生を続けることになる。しかし、準拠SB3メディアプレーヤは、追加の情報を認識し、それに応じて作動することになる。
各SB3ファイルに対するヘッダは、小売業者が販売する特定の曲に関連付けられるある一定の静的メタデータフィールドのようないくつかのフィールドを収容することができる。これらのフィールドは、以下の1つ又はそれよりも多くを含むことができる。
・タイトル、アーティスト、アルバム、年、ジャンル、トラック数、カバーアート。
・ビットレート、サンプルレート、コーデックバージョン、ステレオモード。
・コンテンツID/レコーディング情報(上述のように、フォレンジック追跡に対する追加の必要性が存在する場合に(例えば、ヘッダが取り去られている場合)、レコーディング/製品/小売業者情報を静的ウォーターマークに埋め込むことができる)、ISRC、パレンタルコントロール。
・製品情報:電子的ダウンロード、ストリーム、CD、ラジオなどのようなオリジナル配信媒体を識別する。
・小売業者:オンライン小売業者の名前(例えば、Amazon)を含む。
・ユーザ情報:ユーザID及び/又はユーザの電子メールアドレスを含む。
本発明により小売業者によってSB3ファイルを準備する方法が図1Cに示されている。
オンライン小売業者が特定の消費者に曲をダウンロードするように準備する場合、オンライン小売業者は、従来の静的メタデータ102を含む様々なヘッダ情報、並びにSB3「ヘッダ存在」ウォーターマーク104を含む追加の情報、並びに以下のような他の追加の取引メタデータフィールドを作成する。
特定のユーザ及び購入者に関するユーザデータ108は、以下の情報を含むことができる。
a.ユーザの名前。
b.ユーザの電子メールアドレス。
c.購入の日付/時間。
d.ユーザを識別する固有のユーザID。このユーザIDは、様々なオンライン小売業者間で調整することができる場合、全ての小売業者にわたって一意的とすることができる。そうでなければ、ユーザIDは、特定のオンライン小売業者での特定の消費者に対してのみ一意的になる。
取引データ110は、以下の情報を含むことができる。
a.特定の曲の特定のコピーを識別する固有の取引ID。この取引IDは、ヘッダ内の他の情報の全てと組み合わされ、集中化データベース(図示せず)に記憶される。
b.「付加価値コンテンツ及びサービス」節で以下に説明するように、曲のストリームバージョン、追加の曲を購入するためのオンライン小売業者、トークンを商品と引き換えるためのウェブサイト、及び多くの他のもののような様々なアプリケーションを提供することができるウェブページに準拠メディアプレーヤを案内することができるいくつかのウェブリンク。
静的及び取引メタデータに加えて、着信音又は追加の音声/視覚データのような付加価値コンテンツ(VAC)112は、特定のユーザに対する特定のファイルのヘッダに動的に挿入することができる。更なる詳細については、「付加価値コンテンツ及びサービス」節を参照されたい。
SB3ヘッダがアセンブルされる(段階12)。この構造は、図1Bに示されている。
図1Bでは、SB3ヘッダデータの一部が暗号化され、別の部分が暗号化されていない点に注意すべきである。本明細書では「クリアテキストヘッダ」と呼ぶ非暗号化データは、あらゆる従来のMP3プレーヤによってもビュー可能である。本明細書では「セキュアヘッダ」と呼ぶ暗号化ヘッダデータは、データを見るのに必要な解読キーを有する準拠プレーヤによってのみ見ることができる。本発明のシステムは、ある一定のヘッダデータフィールドが、クリアテキストヘッダ、セキュアヘッダ、又はこれらの両方にあるべきか否かを判断する柔軟性を有する。クリアテキスト及びセキュアヘッダの両方にユーザの電子メールアドレスのようなある一定のフィールドを含むことは有利になる。この特定の場合、公衆にビュー可能なユーザの電子メールアドレスを有することで、抑止的な要因を有することができる。更に、セキュアヘッダに電子メールアドレスを有することにより、このデータに対する保護の別のレベルを可能にする。他のデータフィールドは、クリアテキスト及びセキュアヘッダの両方に見つけることができる。これらのフィールドは、小売業者名、コンテンツが本来記録されていたか又はユーザに送信されたメディアのタイプ、トークンなどを含むことができる。更に、オーディオファイル100は、ウォーターマーク104をそこに埋め込み(段階14)、ウォーターマークされたオーディオファイル128をもたらすことによって修正される。
ヘッダ及びウォーターマークされたオーディオファイルの全てが、セキュア及びクリアテキストヘッダとウォーターマークされたオーディオファイルとを含む中間ファイル114に組み合わされる。
ヘッダセキュリティ
SB3ファイルがそのヘッダに非常に重要な情報を保持するので、ヘッダがエンドユーザに到達する前のいずれかの時点でそれが変更されたか否かを知ることは不可欠である。
SB3ファイルがそのヘッダに非常に重要な情報を保持するので、ヘッダがエンドユーザに到達する前のいずれかの時点でそれが変更されたか否かを知ることは不可欠である。
小売業者が配信用ファイルをパッケージ化すると、図1Cに見られるように以下の段階が取られる。
・公開鍵暗号法を使用して、1つ又はそれよりも多くの公開/秘密ヘッダ鍵の対116が、オンライン小売業者(例えば、Amazon)又は物理的小売業者を含む各正規の小売業者に対する中央の信頼できる局(例えば、Verisign)によって生成される。
・ファイル114からのセキュアヘッダが、暗号化ヘッダ118を生成するために暗号化される(段階16)。
・小売業者は、その顧客がSB3ファイルを購入した場合に、その顧客の全てに公開鍵を送信する。
暗号化ヘッダ118及び中間ファイル114の残りは、メッセージダイジェスト120で使用されるハッシュを取得するためにハッシュ関数発生器に送られる(段階18)。
次に、メッセージダイジェスト120は、デジタル署名124を作成するためにメッセージキー122を使用して暗号化される(段階22)。デジタル署名124、暗号化ヘッダ118、クリアテキストヘッダ126、及びウォーターマークされたオーディオデータ128は、次に、SB3ファイル130を生成するために組み合わされる(段階23)。
代替的に、段階16及び18は組み合わされ、メッセージダイジェストのためのハッシュが、ヘッダキーを使用して全中間ファイル114を暗号化し、次に、デジタル署名を生成するためにこの暗号化ファイルにハッシュ関数を加えることによって生成される。
CD−リッピング拡張
準拠メディアプレーヤは、オンラインで電子的に購入されたSB3ファイルと同じ機能を有するCDからSB3ファイルを生成することができるCD−リッピングアプリケーションを有することができる。従来のCDは、埋め込みウォーターマークを持たないが、本発明では、使用されるCDは、上述の「SB3ヘッダ存在」ウォーターマークのような埋め込みウォーターマークを有する。
準拠メディアプレーヤは、オンラインで電子的に購入されたSB3ファイルと同じ機能を有するCDからSB3ファイルを生成することができるCD−リッピングアプリケーションを有することができる。従来のCDは、埋め込みウォーターマークを持たないが、本発明では、使用されるCDは、上述の「SB3ヘッダ存在」ウォーターマークのような埋め込みウォーターマークを有する。
図2は、このような方法50を示している。本方法では、準拠CD200は、準拠CD−リッピングアプリケーションによってリッピングされる(段階52)。段階52の一部として、ユーザが初めてこのアプリケーションを使用しているかを判断するために試験が行われる。初めてこのアプリケーションを使用している場合、段階54で、ユーザは、アプリケーションに登録し、個人情報を中央サーバ(図示せず)に好ましくはオンラインで提供する。段階56で、登録処理中に取得されたユーザデータ202は、ユーザデータベース58に保存される。
ユーザが以前に登録している場合(段階52)、段階60で、ユーザは、ユーザ名及びパスワードを使用してログインする。段階62で、ユーザデータ202がデータベース58から検索される。
準拠アプリケーションは、段階50で、リッピング処理の一部としてオーディオデータ204及び付加価値コンテンツ206を生成する。アプリケーションは、段階64で、「インターネット」アクセスを有するか否かを判断する。「インターネット」アクセスがない場合、アプリケーションは、ユーザ及び/又はローカルデータベースから静的オーディオメタデータ208を取得する(段階66)。「インターネット」アクセスがある場合(段階64)、静的オーディオメタデータ208が、Gracenotesのようなリモートソースから取得される(段階68)。代替的に、メタデータがユーザによって提供される。
段階70で、様々なデータが取引データ210として組み合わされる。
段階72で、SB3ヘッダ存在ウォーターマーク212が、オーディオデータ204に埋め込まれる。段階74で、様々なデータが、セキュアヘッダ、クリアテキストヘッダ、及びウォーターマークされたデジタルデータを有する中間ファイルに組み合わされる。段階76及び78で、図1Cの装置及び方法のように、それぞれセキュアヘッダが暗号化されデジタル署名が作成される。段階80で、デジタル署名及びファイル214は、図1Cのファイル130と同じ構成要素を有する最終SB3ファイル216を取得するために組み合わされる。
本方法は、以下の特徴を備えたSB3ファイルを作成する。
・リッピングされたSB3ファイルが、あらゆるMP3プレーヤで再生可能である。
・リッピングされたSB3ファイルが、あらゆる準拠メディアプレーヤで再生可能である。
・リッピングされたSB3ファイルが、ユーザ(例えば、アリス)の識別子、ファイルヘッダに含まれたユーザID(アリス)、並びに他の個人情報を含む。これは、準拠プレーヤ内のCD−リッピングファイルに対する再生制御を有効にする。
・ユーザが、従来のCDからリッピングされたSB3ヘッダを不法に取り去った場合、ユーザは、あらゆる準拠プレーヤでファイルを再生することができる。しかし、ユーザが新しくウォーターマークされたCDからリッピングされたSB3ヘッダを取り去った場合、準拠プレーヤは、ファイルを再生しない。
・ユーザが、ユーザがあたかも電子的にSB3ファイルを購入しているように追加のVACSに対して同じトークンを受け取る。単一のユーザ(例えば、アリス)だけがCDからのあらゆる所定の曲に対して単一のトークンを確実に受け取ることを可能にするために予防措置が取られる。例えば、アリスが新しく購入したCDを10回リッピングした場合、アリスだけが、新しいCDからの1つの曲当たり1つのトークンを受け取る。
非準拠MP3アプリケーションが、ウォーターマークされたCDをリッピングするのに使用される場合、非準拠MP3アプリケーションは、SB3ヘッダ存在はないが、オーディオに埋め込まれた1ビットウォーターマークが存在するので、準拠メディアプレーヤで再生できないMP3ファイルを作成する(以下に説明する)。
図7は、本発明が実施される一般的なシステムを示している。システム700は、1つ又はそれよりも多くのコンテンツプロバイダ702、1つ又はそれよりも多くの物理的小売業者704、分散コンピュータネットワーク706、及びマスターサーバを含むことができる。マスターサーバは、集中化ユーザIDサーバ710、集中化メタデータサーバ712、集中化キーサーバ714、集中化ストリーミングサーバ716、及び集中化トークン引き換えサーバ718のようないくつかの要素を含む。物理的小売業者に加えて、システムは、1つ又はそれよりも多くのオンライン小売業者720を含むことができる。
最後に、システムは、アリス、ボブ、及びチャーリーのような幾人かのユーザを含む。各ユーザは、1つ又はそれよりも多くのデスクトップPC722、1つ又はそれよりも多くの携帯式デバイス724、及び1つ又はそれよりも多くの携帯電話726を有することができる。これらのデバイスの各々は、ネットワーク化されており、SB3のようなデジタルオーディオファイルを受け取るプレーヤを組込み、音声プログラムの通りにそのオーディオデータを選択的に再生する。ここで、一部の典型的な作動モードを図面と共に説明する。
本発明によって構成された準拠プレーヤ740のブロック図が図7Aに示されている。このプレーヤ740は、1つ又はそれよりも多くのデバイス722、724、726に埋め込まれる。プレーヤ740は、マイクロプロセッサ742、ユーザにメッセージ及び他の情報を提供するためのディスプレイ744、及びユーザから指令及び他の情報を受け取るための実際の又は仮想のキー及び/又はキーボードのような1つ又はそれよりも多くのユーザ入力746を含む。マイクロプロセッサは、本明細書に説明する様々な機能を実行するためにソフトウエアによって作動される。プレーヤ740は、準拠デジタルオーディオファイルSB3又は従来のデジタルファイルのいずれかを受け取るファイル入力を更に含む。プレーヤは、更に、ヘッダ検出器750、ヘッダ解読器752、ウォーターマーク検出器754、オーディオファイル解凍器756、メモリ758、D/Aコンバータ760、「インターネット」ポート762、ハッシュ発生器764、及びメッセージダイジェスト発生器766を含む。プレーヤの様々な要素は、分かり易いように別々の要素として呈示されているが、プレーヤは、組込みプレーヤ又は独立型プレーヤのいずれかとしてソフトウエアによって実施され、ウィジェット、アプリケーション、プラグ−イン、及びサイドバーのようないくつかのフォーマットを有することができ、更に、ブロガー、マイスペース、フェースブック、及び他のアプリケーションのような第三者ウェブサイトに関連付けられたリンクに埋め込まれることが好ましいことは理解されるものとする。
ここで、プレーヤ740の作動を図3、4、5、7A、及び8の流れ図と共に説明する。SB3ファイルがプレーヤ740のような準拠プレーヤによって受信されると、プレーヤは、最初に、ファイルが本物であるか否かを検査する。この処理300は、図3に説明されている。顧客、例えば、アリスが、コンテンツプロバイダ702、物理的小売業者704、又はオンライン小売業者720からSB3ファイルをダウンロード又はインポートする。ファイルが、ファイル入力748によって受信される。エンドユーザ(アリス)がSB3ファイルを受信した状態で、以下の段階が図3に見られるようにマイクロプロセッサ742によって取られる。
1.アリスの準拠メディアプレーヤのマイクロプロセッサ742が、ヘッダ検出器750を使用して、SB3ヘッダファイル存在があるか否かを最初に検査する(段階304)。
a.SB3ヘッダ存在がある場合、下の段階320及び322に移る。
b.SB3ヘッダ存在がない場合、マイクロプロセッサ742は、ウォーターマーク検出器754を使用してファイルに埋め込まれた「SB3ヘッダ存在」ウォーターマークがあるか否かを検査する(段階306、308)。
i.ウォーターマークが検出された場合、SB3ヘッダが取り除かれ、ファイルは再生されない(段階312)。代替実施形態では、ウォーターマークは、そこに埋め込まれたデータを取得するために復号され、ヘッダからの情報の少なくとも一部(この情報は、暗号化部分、クリアテキスト部分、又は両方のいずれかからとすることができる)と比較される。情報とデータが適合した場合、ヘッダは、本物であると判断され、ユーザは、以下に説明するように提供された様々なVACSへのアクセスを取得することができる。情報とデータが適合しなかった場合、ヘッダは、違法に修正又は改悪されており、VACSへのアクセスは許可されない。
ii.オーディオファイルに「SB3ヘッダ存在」ウォーターマークがない場合、ファイルは、従来のものか又はレガシーMP3ファイルのはずであり、再生されることになる(段階310)。オーディオファイルは、メモリ758に記憶され、及び/又は解凍器756によって解凍される。いずれの場合にもファイルを再生することができる(段階313)。この処理の一部として、解凍されたオーディオファイルは、2つ又はそれよりも多くのスピーカ(図示せず)によって複製することができる対応するアナログ信号を生成するD/Aコンバータ760に送られる。
2.マイクロプロセッサ742は、計算されたメッセージダイジェストを取得するために段階320でSB3ファイル130のその固有のハッシュを計算する(ハッシュマーク発生器764において)。メディアプレーヤは、メッセージダイジェスト発生器766を使用して受信したメッセージダイジェスト360(図1Cにおけるメッセージダイジェスト120と同一になるはずである)を生成するためにメッセージキー122を使用してファイル130から受信したデジタル署名を解読する(段階322)。
3.マイクロプロセッサ742は、受信したメッセージダイジェスト120を計算されたメッセージダイジェスト360と比較する(段階324)。
a.これらが等しい場合、マイクロプロセッサ742は、SB3ファイル内のビットが変更されておらず、従って、SB3ファイルが本物であることを保証され(段階326)、更に、SB3ファイルを記憶及び/又は再生することができ、他の機能を以下に説明するようにこれと共に実行することができる。
b.これらが等しくない場合、マイクロプロセッサは、ファイルが修正されていることを知り(段階328)、ファイルが変更されており記憶又は再生されないというメッセージをユーザにディスプレイ744上に呈示する(段階330)。
小売業者720のような特定の小売業者からコンテンツを購入する全ての消費者は、その固有のヘッダの信頼性を検査するために同じ公開鍵を使用する。例えば、アリスとボブが小売業者720からファイルを買った場合、アリスとボブは、2人とも受信したファイルのデジタル署名を解読するために同じ公開鍵を使用する。アリスは、ボブにSB3ファイルのコピーを送信したいが、アリスがボブに読ませたくない一部の情報がアリスのSB3ヘッダに存在する可能性がある。更に、オンライン小売業者720は、例えば、アリスのクレジットカード番号のようなアリスによる以外は読むことのできないアリスの曲のセキュアヘッダ内のある一定の情報を欲しい可能性がある。従って、アリスに対してだけ固有でありアリスだけが解読することができるSB3ヘッダにおける暗号化の別のレベルが存在することができる。例えば、小売業者は、そのSB3ファイル全てのデジタル署名をセキュアにするために1つの公開/秘密鍵の対を使用し、全てのユーザに対してセキュアヘッダの一部分をセキュアにするために別の公開/秘密鍵対を使用することができ、各エンドユーザに対して個々にセキュアヘッダの残りをセキュアにするために異なる暗号化鍵方式を使用することができる。
ファイルが変更されているか否かを見るためにハッシュを検査するこの処理は、「認証」と呼ばれる。認証は、ファイルにおける違法な変更を検出するためにのみ重要であるわけではない。SB3ファイルが変更されていないと確認することができる場合、消費者は、SB3ファイルが信頼できる小売業者からの「本物である」高品質オーディオファイルであることを知る。場合によっては、多くの違法な小売業者が、低品質のMP3ファイルを販売している可能性がある。ファイルが本物である場合に、ディスプレイ744上に小さなアイコン(認証されたウェブサイトが訪問されている場合のウェブブラウザ上の黄色いロックアイコンに類似)を表示することにより、ユーザは、ファイルが、未知の品質を有する未知のソースからのMP3ファイルと対比して高品質の合法的なSB3トラックであることを知る。
図3Aは、準拠プレーヤ740のディスプレイ744上に示されている一般的な画像を示している。画像は、停止、早送り、繰り出しなどのようなSB3ファイルのオーディオ部分を再生するための様々な標準的な制御372を含む。代替的に、プレーヤは、ユーザからの指令及び他の情報を受け取るのに使用される別々の物理キー又はユーザ入力の他のタイプ746を有することができる。更に、ヘッダからの静的又は動的リンク又はトークンを起動するために、又は説明するように他者とのコンテンツの共有を開始するように選択することができるいくつかのハード又はソフトキー374、376、377を有することができる。これらのキーを起動することで、指示された目的に対するそれぞれのウィジェットをトリガすることができる。一実施形態では、準拠プレーヤは、デジタルコンテンツに関する様々な情報(例えば、タイトル、アーティスト、長さ、アルバムの名前、アルバムアートワーク、その他)を表示するのに使用されるディスプレイ744のためのサイドバーを開くようなっている。キー374、376、377は、サイドバーの一部とすることができる。
代替実施形態では、ファイルSB3は、ウォーターマークを持たず、準拠プレーヤは何も要求しない。この場合、図3の流れ図では、段階304で、署名又はヘッダが存在しない場合、マイクロプロセッサ742は、ファイルが認証されていないと仮定する(段階312)。代替的に、マイクロプロセッサは、ファイルがレガシーオーディオファイルであると仮定する(段階312)。
再生制御
本発明のシステムにより、ユーザは、限界(limit)までSB3ファイルを送信し、小さな組の友人と共有することができる。この限界に達した状態で、ユーザは、これらに対して支払いすることなしにいずれの他の人々からも曲を受信できない。全SB3ファイルを友人に送信する処理は、「音楽共有」節で以下に説明する曲のストリームプレビューバージョンへのリンクを友人に送信する機能とは別の機能である。
本発明のシステムにより、ユーザは、限界(limit)までSB3ファイルを送信し、小さな組の友人と共有することができる。この限界に達した状態で、ユーザは、これらに対して支払いすることなしにいずれの他の人々からも曲を受信できない。全SB3ファイルを友人に送信する処理は、「音楽共有」節で以下に説明する曲のストリームプレビューバージョンへのリンクを友人に送信する機能とは別の機能である。
小売業者から直接ではなく別の顧客から受信したSB3ファイルを再生するための処理400を図4に関してここで説明する。ユーザ(例えば、ボブ)が準拠メディアプレーヤで別のユーザ(通常、友人、例えば、アリス)から新しいSB3ファイル130を受信した場合、暗号化ヘッダ118が、最初にヘッダ検出器750(図7A)によってヘッダキー116を使用して解読される(段階404)。次に、ユーザID462が、合成セキュアヘッダ460から抽出される(段階406)。このユーザIDは、SB3ファイルをそこから取得した他の顧客を識別する。段階408で、ローカルデータベース450が、他のSB3ファイルが同じユーザ(アリス)から受信されているかを判断するために検査される。次に、ファイルが以前に同じユーザから受信されているか否かの判断が行われる(段階410)。答えが「イエス」である場合、段階412でプレーヤが有効にされ、通常方式でデジタルオーディオファイルを再生することに進むことができる。これが新しいファイルソースである場合、段階414で、オーディオファイルをボブに提供したユーザの数を指示する数字Mがローカルデータベース450から検索される。一実施形態では、同じローカルユーザIDデータベース450を共有している所定の顧客の1つ又は複数の準拠プレーヤは、他の顧客の所定の数Nからだけオーディオファイルを受信して再生することができる。Nは、例えば、5とすることができる。
従って、図4では、段階414で数Mがデータベース450から検索される。段階416で、閾値Nに到達しているかを判断するために検査が行われる。M=Nである場合、マイクロプロセッサ742は、ファイルの再生を拒否し、適切なメッセージがディスプレイ744上で段階418においてユーザ(ボブ)に示される。M<Nである場合、段階420で、アリスのユーザIDがデータベース450に追加され、Mが1だけ増分される。段階422で、プレーヤが有効にされ、オーディオデータ128を再生することができるようなる。
より具体的には、アリスが購入したSB3ファイルの全てが、ヘッダ内に彼女のユーザID(アリス)を有する。同様に、ボブは、ボブが購入したSB3ファイルの全てのヘッダ内に彼のユーザID(ボブ)を有する。アリスは、ボブにアリスが購入した曲を送信することができ、ここで、ボブは、データベース450に固有のユーザIDを有する(ボブ固有のものに加えて)。本発明のシステムが5人の固有のユーザの制限値を設定している場合、ボブは、ボブの準拠メディアプレーヤが、他の誰かからボブがコンテンツを受け取ることを阻止する前に、4人の友人から購入コンテンツを受け取ることができる。
ウォーターマーク拡張
上述のように、ある一定の情報は、帯域内ウォーターマークにセキュア及び/又はクリアテキストヘッダから含めることができ、これは、違法に修正されたファイルの起源を追跡するためのある程度のフォレンジック機能を提供する。以下の実施例では、コンテンツ所有者は、オーディオウォーターマークに小売業者ID(ファイルを販売した小売業者を識別する)を含め、小売業者は、販売及び配信される直前にウォーターマークに個々の消費者のユーザID(ファイルを購入したユーザを識別する)を含める。理想的には、小売業者及びコンテンツ所有者は、同じ技術を使用してウォーターマークを作成して挿入する。しかし、小売業者IDウォーターマークを生成して埋め込むために1つの技術がコンテンツ所有者によって使用され、ファイルにユーザIDウォーターマークを生成して埋め込むために別の技術が小売業者によって使用される可能性がある。
上述のように、ある一定の情報は、帯域内ウォーターマークにセキュア及び/又はクリアテキストヘッダから含めることができ、これは、違法に修正されたファイルの起源を追跡するためのある程度のフォレンジック機能を提供する。以下の実施例では、コンテンツ所有者は、オーディオウォーターマークに小売業者ID(ファイルを販売した小売業者を識別する)を含め、小売業者は、販売及び配信される直前にウォーターマークに個々の消費者のユーザID(ファイルを購入したユーザを識別する)を含める。理想的には、小売業者及びコンテンツ所有者は、同じ技術を使用してウォーターマークを作成して挿入する。しかし、小売業者IDウォーターマークを生成して埋め込むために1つの技術がコンテンツ所有者によって使用され、ファイルにユーザIDウォーターマークを生成して埋め込むために別の技術が小売業者によって使用される可能性がある。
図8を見て分るように、本発明のシステムは、最初に、SB3ヘッダの存在を検査する(段階802)。SB3ヘッダが存在しない場合、1ビットウォーターマークを検査する(段階804)。1ビットウォーターマークはあるが、SB3ヘッダが存在しない場合、誰かがウォーターマークされたファイルからSB3ヘッダを違法に取り除いていることになる。本発明のシステムは、オーディオデータからユーザID及び小売業者IDウォーターマークを検索し(段階806)、この情報を更に別のフォレンジック試験のために中央サーバに送信する(段階808)。本発明のシステムは、更に、デジタル署名に対応するハッシュを生成し(段階810)、次に、それを認証する。ハッシュが認証されていない場合、受信したファイル(又は少なくともそのヘッダ)が修正される。この情報は、中央フォレンジック調査に供給される。
ハッシュが段階812で本物である場合、許容可能なユーザの数(例えば、ファイルのソース)を超えているか否かを判断するために試験が行われる。超えている場合、段階814で、ファイルが有効ではなくオーディオデータが再生されないというメッセージがユーザに呈示される。
段階812で、Nを超えていないことが見つかった場合、システムは、段階816に進み、このファイルに対するアダルト制御フラグがオンであるかを判断する。オンでない場合、SB3は再生可能になり、準拠プレーヤが有効にされる(段階818)。段階816でアダルトコンテンツフラグがオンである場合、子供がデバイスを操作しているかを判断するために更に別の試験が行われる。クレジットカードを要求する段階を含むこの判断を実行するためのいくつかの公知の技術が存在する。ユーザが子供であると判断された場合、ファイルが再生されないというメッセージが再度示される(段階814)。
付加価値コンテンツ及びサービス
SB13は、ファイルと共に束ねられた任意的な付加価値コンテンツ及びサービス(VACS)を含むことができ、ユーザが受け取るために準拠メディアプレーヤ(一部の再生制限を有する)に切り換えたいと思わせるようにすることが好ましい。付加価値コンテンツは、ヘッダ自体内に記憶でき(例えば、追加の曲、着信音、ビデオ、クーポン)、又はVACSは、SB3ヘッダに記憶されているウェブリンクによって参照することができる。
SB13は、ファイルと共に束ねられた任意的な付加価値コンテンツ及びサービス(VACS)を含むことができ、ユーザが受け取るために準拠メディアプレーヤ(一部の再生制限を有する)に切り換えたいと思わせるようにすることが好ましい。付加価値コンテンツは、ヘッダ自体内に記憶でき(例えば、追加の曲、着信音、ビデオ、クーポン)、又はVACSは、SB3ヘッダに記憶されているウェブリンクによって参照することができる。
SB3ヘッダは、主なMP3メディアプレーヤ(例えば、ウィンドウズ(登録商標)メディアプレーヤ、iTunes、Winamp)の全てに対して広く使用されるMP3ヘッダフォーマットであるID3v2ヘッダフォーマットを使用することが好ましい。SB3が異なるオーディオ圧縮フォーマット(例えば、MPEG−AAC)を使用する場合、SB3は、そのオーディオ圧縮フォーマットと同じヘッダフォーマット(例えば、ADTS)を使用することができる。レガシーの非準拠MP3プレーヤが、そのヘッダ内のセキュアにされた付加価値コンテンツの2MBを収容したSB3ファイルを再生しようとする場合、MP3プレーヤは、殆どの主なMP3復号器を使用するID3v2ヘッダフォーマットに規定されているようにコンテンツのセキュリティを処理できないので、データのこの2MBを単純に省略する。ID3v2ヘッダは、256メガバイトまで保持するほど十分に柔軟であるが、特定のMP3復号器実施に利用可能なメモリリソースは、最終的なSB3ヘッダのサイズを実質的に制限する可能性がある。
上述のように、付加価値コンテンツ及びサービスは、SB3ヘッダで直接又はセキュアウェブリンクを通じて間接的に提供される。
音楽共有
多くの消費者が望む1つの付加価値サービスは、自分のコンテンツを友人と共有する機能である。アリスが曲を購入し、この曲を彼女の友人のボブと共有したいとする。上述のように、アリスがこれを実行することができる1つの方法は、対応するSB3ファイルを送信することである。別の方法をここで呈示する。この実施形態によると、アリスのSB3ファイルのヘッダのセキュア部分の内側に、ボブの準拠メディアプレーヤにセキュアに送信されるいくつかのウェブリンクが存在する。以前は、このようなリンクは、アリスがダウンロードしたばかりの曲のストリームをホストする集中化サーバ716(図7)に向けることができた。代替的に、集中化した共有は、それぞれのストリームを提供する別のサイトにアクセスするためのリンクに向けることができる。アリスは、図3Aの377のような適切なボタンを選択することによってこのリンクをボブに送信することができ、このリンクにより、ボブは、集中化サーバ716からボブの準拠メディアプレーヤにアリスの曲のバージョン(「共有ストリーム」リンク)をストリームすることができるようなる。別のリンク(「曲購入」リンク)は、ボブが自分のために曲を購入したい場合に使用するオンライン小売業者720に関する。この処理を図5と共に説明する。ボブの準拠メディアプレーヤは、ボブの携帯電話726、ボブの独立型PC722の1つにおけるアプリケーションを含むボブのネットワーキングデバイスのいずれかに存在することができ、又はボブのソーシャルネットワークプロフィールウェブページ内のウィジェット埋め込みアプリケーションとすることができる。
多くの消費者が望む1つの付加価値サービスは、自分のコンテンツを友人と共有する機能である。アリスが曲を購入し、この曲を彼女の友人のボブと共有したいとする。上述のように、アリスがこれを実行することができる1つの方法は、対応するSB3ファイルを送信することである。別の方法をここで呈示する。この実施形態によると、アリスのSB3ファイルのヘッダのセキュア部分の内側に、ボブの準拠メディアプレーヤにセキュアに送信されるいくつかのウェブリンクが存在する。以前は、このようなリンクは、アリスがダウンロードしたばかりの曲のストリームをホストする集中化サーバ716(図7)に向けることができた。代替的に、集中化した共有は、それぞれのストリームを提供する別のサイトにアクセスするためのリンクに向けることができる。アリスは、図3Aの377のような適切なボタンを選択することによってこのリンクをボブに送信することができ、このリンクにより、ボブは、集中化サーバ716からボブの準拠メディアプレーヤにアリスの曲のバージョン(「共有ストリーム」リンク)をストリームすることができるようなる。別のリンク(「曲購入」リンク)は、ボブが自分のために曲を購入したい場合に使用するオンライン小売業者720に関する。この処理を図5と共に説明する。ボブの準拠メディアプレーヤは、ボブの携帯電話726、ボブの独立型PC722の1つにおけるアプリケーションを含むボブのネットワーキングデバイスのいずれかに存在することができ、又はボブのソーシャルネットワークプロフィールウェブページ内のウィジェット埋め込みアプリケーションとすることができる。
図5に示すように、アリスは、上述のように本物であるSBファイル130Aを受け取る。ヘッダのフィールドの1つ、例えば、暗号化ヘッダに埋め込まれて、共有リンク、購入リンク、及びこれらのリンクの使用を判断する1組の規則のような1つ又はそれよりも多くのリンクの形式で付加価値コンテンツ及びサービスを構成するVACSフィールド562が存在する。このフィールドは、段階502で抽出される。アリスがストリームドデジタルファイル又は購入機会のいずれかとしてオーディオファイルを共有することができることをアリスに示すための情報がアリスに示される。例えば、アリスにこの利用可能なオプションを指示するために、ボタン374が、タイトル「共有(SHARE)」と共にプレーヤ画面(図3A)上に表示される。
アリスがボタン374を選択又はアクティベートすると(段階503)、データフィールド562は、電子メール、IM、ブログ、ウィジェット、又は他の類似の電子手段の一部としてボブのプレーヤに送信される。フィールドは、段階504で受信される。
フィールド562を受信した状態で、ボブには、1つ又はそれよりも多くのオプションが例えばボブのプレーヤ画面(図示せず)上に提供される。1つのオプションは、ボブがアリスによって試聴又は購入された曲を購入することができることである。ボブがこのオプションを選択した場合(段階508)、ボブのプレーヤ又は他のデバイスが、購入リンク562Aとしてアリスからの情報によって識別された小売業者のウェブサイトにコンタクトする。リンク562Aは、直接又は間接リンクとすることができる。次に、ボブのデバイスは、小売業者704又は720からの購入を実行し、新しいファイルSB3がボブに送信される。ボブは、ここで準拠又はレガシープレーヤにおいていつでも購入したファイルを再生することができる。
代替的に、利用可能な場合、ボブは、共有ストリームオプションを選択する。この場合、段階506で、ボブのユーザID564が検索される。段階510で、そのリンク562Bによって識別されたストリームサーバが、アリス及び(任意的に)ボブのユーザID、及び共有規則562Cによってフラグを立てられたコンテンツに対する要求によってアクセスされる。ストリームサーバ716は、段階512でこの要求を受け取る。段階514で、サーバは、ローカルデータベース540からボブの過去の履歴(ローカルデータベース540からのデータフィールド518)と共にその固有の使用規則を検索する。代替的に、ボブは、ボブが登録しておらず、従って、ボブの過去の履歴が知られていない場合でもストリームを試聴することができる。段階516で、サーバ規則及びストリーム規則562が比較され、更新された共有規則570を作成するために相互に関連付けられる。
次に、段階518で、デジタルオーディオデータの適切な共有バージョンがサーバ716から取得される。段階520で、ボブのデータレコードが更新され、データベース540に送信される。
次に、段階522で、共有データコンテンツ572が、要求及び言及された規則に基づいて選択され、ボブに配信される。ボブは、コンテンツを受信し、これを再生する(段階524)。小売業者又はコンテンツプロバイダによって設定された規則及び多くの条件に応じて、コンテンツは、それぞれの性能のショートクリップ、全デジタルオーディオコンテンツ、公知のコメンテーターによるコメントなどである。
一実施形態では、図5に示す全処理は、図4と共に上述した再生規則に従う。すなわち、ボブが4人の他者と以前にコンテンツを共有していた場合、図5の処理は、開始されない。勿論、ボブが、レガシー非準拠MP3プレーヤを使用している場合、ボブは、いずれの再生制御規則にも従わない。
SB3ファイルに「共有ストリーム」リンクを埋め込む目的は、合法的にユーザが互いにコンテンツを共有することを容易かつ迅速にすることである。ユーザは、電子メール又はp2pネットワーク上でマルチメガバイトファイルを移動させてまわる必要はなく、逆に、ユーザは、ユーザの準拠メディアプレーヤの中から友人の名前及びアドレス、並びにユーザが共有したい曲を容易に選択することができる。
共有ストリームリンクに加えて、共有ストリームをどのようにレンダリングすることができるかを指示する1組の規則(購入された曲のコンテンツ所有者によって設定された)が、アリスのヘッダに存在するであろう。この使用規則の組は、共有ストリームリンクと共にアリスからボブに送信される。例えば、規則は、ボブによって試聴される共有ストリームをオリジナル曲の30秒セグメントだけに制限すると記述することができる。規則は、代わりに、オリジナル曲の全曲を10回まで又は次の5日間に無制限の回数だけ無料で試聴することができると記述することができる。ボブに対して共有ストリーム522をホストする集中化サーバ716は、アリスによって購入されたファイルにおける規則の組を補足又は修正することができるコンテンツ所有者によって設定された規則の組のその固有の組を有することができる。それによってコンテンツ所有者は、アリスがアリスのオリジナル曲を購入した時間の後に共有ストリームに対する許容可能な規則を柔軟に修正することができる。
本発明のシステムは、複数の友人が異なる小売業者から購入された同一の曲からの共有ストリームをボブに送信し、ボブが複数の準拠メディアプレーヤからこの曲を試聴する場合でも、ボブが適正な使用規則に従うことを保証することができる。例えば、アリスが、Amazonから新しいビヨンセの曲を購入し、ボブがこの共有ストリームを聞くことのできるリンクが、ボブに送信されたとする。コンテンツ所有者は、新しいビヨンセの曲の共有ストリームバージョンが全曲で10回試聴することができるという使用規則を設定している。10回目の再生の後、ボブは、30秒のクリップだけを聞くことができる。ボブに送信された共有ストリームをホストする集中化サーバ716は、この新しいビヨンセの曲をボブが何回聞いたかを追跡する。次の1週間の間、ボブは、アリスのビヨンセの曲の共有ストリームの全曲をボブの様々な準拠メディアプレーヤの3つから総合的に10回聞く。11回目にボブが同じ曲を聴くことを要求した場合、サーバは、ボブがボブの許容可能な10回の全曲再生を既に超えていることを知り、それによってサーバは、代わりに30秒のバージョンをボブに送信する。2週間後、アリスが購入した同じビヨンセの曲をチャーリーが買う。チャーリーは、Amazonの代わりにグーグルから曲を購入している。チャーリーは、ボブにチャーリーの新しいビヨンセの曲へのリンク、並びにビヨンセの曲のアリスのコピーにおける使用規則と同一の使用規則を送信する。ボブがビヨンセの曲のチャーリーのバージョンを聞くことを要求した場合、集中化サーバは、ボブが同じビヨンセの曲(アリスから)を既に10回聞いていることを認識し、それによってボブは、ボブがビヨンセの曲のアリス又はチャーリーの共有ストリームリンクのいずれをクリックしても、曲の30秒バージョンしか聞けない。コンテンツ所有者が、恐らくボブが最近多くの曲を購入しており、コンテンツ所有者がボブに報酬を与えたいと選択した場合、ボブにビヨンセの曲の更に10個の全曲ストリームを許可するために、ビヨンセの曲の共有ストリームの使用規則を集中化サーバで更新することができる。
好ましくは、共有ストリームにアクセスするために、いずれの準拠メディアプレーヤも、ストリームをホストする同じ集中化サーバ(又は様々な分散サーバ)にアクセスする必要がある点に注意すべきである。この集中化サーバは、準拠メディアプレーヤを使用している消費者のユーザID、及びいずれかの特定のユーザがいずれかの特定の共有ストリームを聞いた回数(及び日数)を知っている。これは、単一の消費者(アリス)が小売業者及び準拠メディアプレーヤにわたって同じユーザIDを使用すると仮定している。同じ曲(新しいビヨンセの曲)の全てのコピーは、曲を販売した小売業者に関係なく、同じ集中化サーバに向う同じ共有ストリームリンクを有し、これらは全て、コンテンツ所有者によって設定された同じ使用規則を有する。アリスが様々な小売業者で様々なユーザIDを有する場合、集中化サーバは、これに応じて調整することができる。
ユーザが仮にSB3ファイルからヘッダを剥ぎ取る場合、ユーザは、いずれの他のユーザとも共有ストリームとして曲を共有できなくなるであろう。ユーザは、別のユーザにレガシー非準拠MP3プレーヤで依然として再生することができる全SB3ファイルを電子メールすることができるが、その意図は、準拠プレーヤと共有することが、より単純かつより柔軟であり、彼らの準拠メディアプレーヤ内により良く統合されると考えられるということである。
オーディオストリームを受け取る一方で、ボブは、曲を購入するオプションを呈示される。ボブが曲を(小売業者段階508の1つから)購入した状態で、ボブは、いくつかのオプションを有することができる。1つのオプションは、ボブに非制限的時間量で再生の非制限的回数で曲の全曲毎にストリーム(ダウンロードではなく)を許可することである。別のオプションは、ボブに対して固有のヘッダを備えたダウンロード可能なSB3ファイルを作成することである。ボブの準拠プレーヤは、本来はアリスによって送信されたビヨンセの曲を収容するファイル562から曲購入リンク562Aを取得し、オンライン小売業者にアクセスし、適切な支払いを提供し、及び新しいSB3ファイルを受け取る。
集中化ストリーミングサーバ716は、アリスが友人と共有する曲の数を追跡し、どのくらいの数の曲がアリスの共有の結果として最終的に購入されたか追跡することができる。アリスは、アリスが共有して購入したトラックの数を公に表示することを選択することができ、これは共有又は購入のいずれの高い数字も、アリスを「流行製造者」として公に指名することができるからである。アリスには、流行製造者であることに対して無料コンテンツ及び/又はサービスが報酬として与えられる。例えば、アリスの友人の十分な数が特定の曲を買った場合、アリスは、以下に更に詳しく説明するようにトークンを取得する。
共有ストリームリンク562B及び曲購入リンク562Aは、アリスのSB3ヘッダ内にセキュアに記憶され、ボブの準拠メディアプレーヤにセキュアに転送されることが好ましい。SB3ファイルのヘッダ内のリンクがセキュアに添付されていない場合、心ないユーザが、初期小売業者ウェブリンクをスパムウェブサイト、ウイルス、又は他の望ましくない及び/又は有害なコンテンツに向うリンクで置換する可能性がある。ウェブリンクがアリスの認証されたヘッダファイルに埋め込まれているので、ボブは、アリスからのあらゆるものが認証された合法的で安全な音楽へのリンクとして信頼できることを知っている。ボブは、リンクが送信中にセキュアであることを保証するためにウェブリンクを受け取る準拠メディアプレーヤを使用しなくてはならない。
共有ストリームリンク562B及び曲購入リンク562Aに加えて、いくつかの他のセキュアにされたリンクは、ユーザの好み、友人の好み、又はユーザの購入履歴、又はSB3ファイルにおけるアーティスト専用ウェブサイトに基づいて推薦された曲に対する共有ストリームリンクをプッシュすることができるウェブサイトのような様々な目的のためにSB3ヘッダに含めることができる。
本明細書に説明する様々なリンク(あらゆる購入、共有ストリーム、推薦リンクなどを含む)は、静的又は動的のいずれかとすることができる。静的リンクは、ユーザに配信する時又はその前に設定される。動的リンクは、それぞれのファイルがユーザに送信された後に変更することができるリンクである。この後者の場合、動的リンクは、それぞれの集中化サーバのロケーションに向う。コンテンツ又はVACSの実際のアドレスは、サーバに記憶され、コンテンツプロバイダ、小売業者などによって任意に変更することができる。
本発明の別の実施形態では、様々なプログラム及び他のコンテンツを記憶するか又はこれらへのアクセスを有する推薦サーバ719を提供する。推薦サーバ719は、静的又は動的リンクによってアクセス可能であり、このリンクは、SB13ファイルの見出しに埋め込まれる。ユーザ、例えば、アリスがSB3ファイルを取得した場合、推薦が利用可能であることを示すために、別のボタンがディスプレイ730上に示される。アリスがこのボタンを起動すると、メッセージが、アリスが購入したコンテンツファイル、プレーヤメモリに記憶されている他のデジタルファイルのタイトル又はジャンル、及びアリスの好みを示す他の類似のデータのような様々な情報と共にアリスの準拠プレーヤによって推薦サーバ719に送信される。この情報に基づいて、推薦サーバは、他の類似のプログラム又はデジタルコンテンツを選択し、これらをアリスに送信する。これらの推薦は、アリスが推薦されたコンテンツをそこからダウンロードすることができ、コンテンツのレビュー、共有リンクを取得し、コンテンツの小さなクリップを取得することなどができる更に他のリンクとすることができる。
トークン
本発明はまた、ユーザにトークンを配信する段階を伴っている。これらのトークンは、1人又はそれよりも多くのユーザに、良い顧客であることに対する報酬として様々な商品及びサービスを含む追加のマテリアルを得る資格を与える。これらのトークンは、SB3ファイルの一部として提供されることが好ましい。例えば、購入されたSB3ファイルは、無料着信音、無料の曲、コンテンツに結び付けられた実際の製品(例えば、絵、ロゴ及び/又は曲のタイトルを備えたマグ又はTシャツ)のような付加価値コンテンツ及びサービス(VACS)、又は無料対話式音楽サービスへのアクセスを受け取るために引き換えて収集されるトークンとして作用し、又はそれを含むことができる。
本発明はまた、ユーザにトークンを配信する段階を伴っている。これらのトークンは、1人又はそれよりも多くのユーザに、良い顧客であることに対する報酬として様々な商品及びサービスを含む追加のマテリアルを得る資格を与える。これらのトークンは、SB3ファイルの一部として提供されることが好ましい。例えば、購入されたSB3ファイルは、無料着信音、無料の曲、コンテンツに結び付けられた実際の製品(例えば、絵、ロゴ及び/又は曲のタイトルを備えたマグ又はTシャツ)のような付加価値コンテンツ及びサービス(VACS)、又は無料対話式音楽サービスへのアクセスを受け取るために引き換えて収集されるトークンとして作用し、又はそれを含むことができる。
本発明のこの態様を図6に示している。この図では、アリスがAmazonのような小売業者からSB3ファイルを備えた新しいビヨンセの曲を購入する。言い換えると、アリスは、段階602で、ファイル650をインポート又はそうでなければダウンロードする。前の処理のように、ファイル650は、デジタル署名650A、暗号化ヘッダ650B、クリアテキストヘッダ650C、及び新しいビヨンセの曲として再生することができるオーディオデータ650Dを含む。暗号化ヘッダ650Bは、セキュアヘッダファイル654を取得するためにヘッダキー652を使用して段階604で解読される。段階606で、アリスの準拠プレーヤは、デジタルオーディオファイルを識別するコンテンツID654A、アリスのユーザID654B、取引ID654C、及びトークン引き換えリンク654Dを含むファイル654を検索する。その後又は代わりにアリスが初めて曲を再生した時に、プレーヤの画面上にアリスがトークンを得る資格を与えられたことを示すボタン376が表示される。
アリスは、好ましくは、アリスの準拠プレーヤを通じて、トークン引き換えサービス718にアクセスするためのボタン376を起動することができる。アリスが段階608でボタン376を起動すると、トークン引き換えリンク654Dによって識別されたURLアドレスを備えたウェブサイトとして作動することができるトークン引き換えサーバ718との間にコンタクトが確立される。段階610で、サーバは、コンテンツID、ユーザID、取引IDなどのようなアリス及びアリスのSB3ファイルを識別する様々な情報を要求する。準拠メディアプレーヤは、それぞれのフィールドをサーバ718にセキュアに送信する。サーバは、アリスが本物のユーザであることを集中化ユーザIDサーバ710によって検査する(段階612)。サーバは、アリス又はそれぞれのSB3ファイルが、コンテンツID又は取引ID、又はある他の条件のいずれかに基づいていずれかのVACSに対応するトークンに関連付けられるか、又はトークンを得る資格を与えられているか否かをメタデータサーバ712及び/又はその内部データベース640のような他のデータベースによって検査する。例えば、所定のビヨンセの曲のこの特定のコピーは、同じ曲又は異なる曲のストリーミングビデオを得る資格をアリスに与えるトークンと共に発行される。
次に、アリスにトークンを得る資格が与えられている場合、サーバは、アリスが実際に以前トークンを引き換えているか否かを検査する(段階614)。引き換えていない場合、トークン引き換えサーバは、適切なVACSを検索し、これをアリスのプレーヤに配信する(段階620)。アリスは、次に、VACCSを利用することができる(段階622)。更に、ウェブサイトは、アリスが購入したこの特定のSB3の曲がトークンを商品と引き換えるために再度使用できないように、そのデータベースを更新する(段階618)。段階614で、アリスがトークンを使用したと判断された場合、アリスは、アリスがもはやトークンを得る資格がないことを示すメッセージを受け取る(段階616)。次に、アリスが、アリスの購入した(及び以前に引き換えたことのある)ビヨンセのSB3ファイルのコピーをボブに電子メールした場合、ボブは、曲内のトークンを商品と引き換えることはできない。ボブがこれをしようとする場合、トークン引き換えウェブサイトが、そのコンテンツID及び取引IDによって識別されたSB3ファイルを認識し、アリスが既にトークンを引き換えたことを認識することになる。例えば、以下のようにトークンに対する多くの潜在的な用途が存在する。
1.アリスが購入した各SB3ファイルに対して、アリスは、トークンを受け取り、アリスが9つのSB3ファイルを購入し、9つのトークンを積み上げた後に、アリスは、無料のSB3曲をダウンロードするためにトークンを交換することができる。
2.アリスが所定の月に10個のSB3ファイルを買った場合、アリスは、プレミアム音楽加入サービスの30日間の無料使用を獲得する。
3.アリスが1カ月に少なくとも3つのSB3ファイルを買った場合、アリスは、30日間無料で対話式ラジオサービスを使用することができる。
4.アリスが少なくとも5つのビヨンセのファイルを買った場合、アリスは、準拠ユーザにのみ利用可能なある一定のコンテンツを備えたビヨンセのウェブサイトのVIP部分へのアクセスを獲得する。
5.各トークンは、アリスに1つよりも多い製品又はサービスを得る資格を与えることができる。例えば、トークンは、アリスが5つの新しい曲、Tシャツ、ポスター、マグ、及び1カ月間のファンクラブへの無料会員権を得る資格が与えられていることを指示することができる。アリスがトークンと共にファイルを受け取った場合、アリスは、これらの商品及びサービスのリストを示される。アリスは、次に、一度に商品及びサービスの全てを商品と引き換える機会を与えられるか、又はアリスは、これらの一部だけを商品と引き換えることを選択することができる。アリスがそれぞれのSB3ファイルを他者と共有する場合、トークンは、アリスがトークンを保持して他者と共有できないように設定することができる。代替的に、アリスは、トークンを他者と共有することができる。この後者の場合、引き換えサーバ718は、特定のトークンに対して既に引き換えられている商品又は製品を追跡する。各次のユーザは、次に、前のユーザによって引き換えられていない商品又は製品だけを商品と引き換えることができる。
6.トークンに関連付けられた実際の商品及びサービスは、トークンがアリスに送られた後でも変更することができる。例えば、段階612で、商品及び/又はサービスが変更されているか否かの追加の検査を実行することができ、新しい商品及びサービスをアリスに呈示することができる。従って、アリスは、2月にビヨンセによる曲を買うことができ、アリスが5月にアリスのトークンを商品と引き換えるまで待っている場合、アリスは、4月に公開されたビヨンセのショーのポスターを得る資格が与えられているという通知を取得することができる。
付加価値コンテンツ
上述のように、付加価値コンテンツ及びサービスは、ヘッダに埋め込まれたリンクを通じてユーザに利用可能にされる。本発明の別の実施形態では、SB3ヘッダで参照されるサイトに連結することによって提供されるサービスに加えて、ID3v2タグ付けシステムの要件に準拠する方式でSB3ヘッダ自体に付加価値コンテンツを含むことができる。この付加価値コンテンツは、SB3ファイルのセキュアヘッダ部分内で暗号化されるのが好ましく、これは、適切なヘッダキー(図1Cに見られるような)によって準拠プレーヤによってのみ見ることができる。理論的には、MP3ID3v2ヘッダは、256メガバイトまでの追加のコンテンツを含むことができる。しかし、上述のように、SB3ファイルは、現在使用中の全てのMP3復号器と下位互換性がなくてはならず、更に、全ての現在のMP3実施は、このような大きなヘッダをサポートできないので、SB3ヘッダのサイズに制限が存在することがある。
上述のように、付加価値コンテンツ及びサービスは、ヘッダに埋め込まれたリンクを通じてユーザに利用可能にされる。本発明の別の実施形態では、SB3ヘッダで参照されるサイトに連結することによって提供されるサービスに加えて、ID3v2タグ付けシステムの要件に準拠する方式でSB3ヘッダ自体に付加価値コンテンツを含むことができる。この付加価値コンテンツは、SB3ファイルのセキュアヘッダ部分内で暗号化されるのが好ましく、これは、適切なヘッダキー(図1Cに見られるような)によって準拠プレーヤによってのみ見ることができる。理論的には、MP3ID3v2ヘッダは、256メガバイトまでの追加のコンテンツを含むことができる。しかし、上述のように、SB3ファイルは、現在使用中の全てのMP3復号器と下位互換性がなくてはならず、更に、全ての現在のMP3実施は、このような大きなヘッダをサポートできないので、SB3ヘッダのサイズに制限が存在することがある。
SB3に直接記憶することができる他の付加価値コンテンツは、以下を含むことができる。
1.購入された128kbpsファイルのオーディオ品質を192kbpsに上げる:増分64kbpsが、ヘッダにセキュアに記憶され、再生の時に準拠プレーヤによって128kbpsファイルに組み合わされる。非準拠プレーヤは、より高いオーディオ品質バージョンへのアクセスを有することができない。
2.標準的な2チャンネルオーディオファイルを5.1チャンネルバージョンに拡張する。追加の3.1チャンネルのためのデータは、SB3ヘッダにセキュアに記憶され、再生の時に準拠プレーヤによってのみ2チャンネルバージョンと結合することができる。非準拠プレーヤは、5.1チャンネルバージョンへのアクセスを持たず、2チャンネルバージョンを再生することができる。
3.SB3ファイルは、ヘッダのセキュアにされた部分に購入された曲の歌詞、着信音、音楽ビデオ、及び/又はカバーアートを含むことができる。
4.SB3ヘッダは、追加のオーディオファイルの追加のDRMセキュアバージョンを含むことができる。これらのDRMセキュアファイルは、SB3ペイロードにおける非暗号化MP3オーディオデータとは異なり、準拠プレーヤでしか再生できない。これらのDRMファイルは、上述のように共有ストリームと類似の規則を有することができ、それによってこれらのDRMファイルは、ある一定の回数又は制限された量の時間においてのみ再生することができる。
コンテンツをヘッダにおいて既に利用可能にした利益は、SB3ファイルが購入された状態で付加価値コンテンツの全てがユーザに利用可能になるということである。ユーザは、トークンを商品と引き換えるためにオンラインである必要はない。更に、VACSは、このような引き換えサイトが作動的になる前にエンドユーザに呈示することができる。
本発明の説明は、一般的に、デジタルオーディオファイル又はクリップであるとして各SB3ファイル内のコンテンツに言及するものである。勿論、SB3ファイルは、同じくビデオファイルも収容することができる。
添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲から逸脱することなく、本発明に対して多く修正を行うことができる。
Claims (32)
- 分散ネットワークを使用してサーバからユーザにコンテンツを配信する方法であって、
デジタルコンテンツと、2つの部分、すなわち、クリアテキスト部分及び暗号化部分に区分され、かつデジタルファイルを一意的に識別する情報を含むヘッダとを含むデジタルファイルを準備する段階と、
前記デジタルファイルを分散ネットワーク上でユーザの1人に送信し、該ユーザの1人に該デジタルファイルを受信させて該デジタルコンテンツを該1人のユーザに呈示する段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記デジタルファイルは、前記1人のユーザとの取引に応答して準備され、前記ヘッダは、該取引に関連する取引データを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記ヘッダは、ユーザID、ユーザ電子メールアドレス、及び取引データのうちの1つであるユーザ情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
- 前記ヘッダが存在していることを示すウォーターマークを前記デジタルファイルに挿入する段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 共有制御パラメータに従って前記1人のユーザが前記デジタルコンテンツに関連するデータを他のユーザと共有できるように、前記ヘッダ内に組み込まれる前記共有制御パラメータを前記デジタルファイルに設ける段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 共有サーバを使用してユーザ間のファイルの共有をモニタする段階を更に含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 各ユーザが所定数の他のユーザからコンテンツを受信できるようにすることを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 前記ユーザの1人に利用可能な追加コンテンツ及び追加サービスのうちの少なくとも一方を示すトークンを前記見出しに設ける段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 追加のコンテンツ及びサービスのうちの一方を前記ユーザに供給することができるコンテンツサーバのアドレスを提供するリンクを前記ヘッダに設ける段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
- デジタルファイルを一意的に識別する情報を含み、かつ暗号化部分を有するヘッダと、デジタルコンテンツとを有するデジタルファイルをユーザによって処理する方法であって、
デジタルコンテンツを記憶又は呈示する段階と、
ヘッダを検出する段階と、
ヘッダの存在下で、追加のコンテンツ、製品、及びサービスの少うちのなくとも1つを含む追加のマテリアルをユーザに提供する段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記暗号化部分を解読する段階を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
- ウォーターマークが、前記デジタルファイルに設けられ、
前記ヘッダが検出されなかった場合に前記ウォーターマークを検査する段階と、
前記デジタルコンテンツの呈示を禁止する段階と、
を更に含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。 - 前記デジタルコンテンツは、オーディオクリップであり、前記ウォーターマークは、オーディオウォーターマークであることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 第2のユーザを識別する修正されたヘッダを生成する段階と、
前記修正されたヘッダを送信する段階と、
を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。 - 別のユーザから前記デジタルファイルを受信する段階を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
- 前記ユーザは、所定数の他のユーザだけからデジタルファイルを受信するように制限されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記ユーザは、ユーザの前記所定数に到達した場合に異なるコンテンツを受信するように制限されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
- 異なるコンテンツが、前記デジタルコンテンツの短縮された形式、商業広告を含む変更されたデジタルコンテンツ、及び該デジタルコンテンツのストリームバージョンのうちの1つを含むことを特徴とする請求項17に記載の方法。
- 前記ヘッダは、動的リンク及び静的リンクの一方であるリンクを含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
- 分散ネットワークを使用してサーバからユーザにデジタルコンテンツファイルを配信する方法であって、
デジタルコンテンツと、2つの部分、すなわち、クリアテキスト部分及び暗号化部分に区分され、かつデジタルファイルを一意的に識別する情報を含むヘッダとを含むデジタルファイルを準備する段階と、
前記デジタルファイルを分散ネットワーク上でユーザの1人に関連付けられたデバイスに送信して、該デバイスが該デジタルコンテンツを該1人のユーザに呈示できるようにし、かつ該ユーザが、リンクを通じて該コンテンツを受信することができる別のユーザと該リンクを共有できるようにする段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記デジタルファイルは、要求に応答して準備され、該要求は、前記1人のユーザのIDを含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
- 前記要求は、前記1人のユーザの好みを示す情報を含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
- 分散ネットワークを使用してサーバからユーザにデジタルコンテンツファイルを配信する方法であって、
デジタルコンテンツと、該デジタルコンテンツに関連付けられた追加のマテリアルに関連する情報を受信者に提供するトークンを含むヘッダとを含むデジタルファイルを準備する段階と、
前記デジタルファイルを分散ネットワーク上でユーザの1人に送信して、該1人のユーザが前記デジタルコンテンツを再生し、かつ追加のマテリアルを得るために前記トークンを引き換えることができるようにする段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - 前記トークンは、追加のマテリアルに対して引き換えられることを特徴とする請求項23に記載の方法。
- 前記トークンは、追加のコンテンツ、いくつかの物品及びサービスに対応し、
各ユーザが前記トークンを通じて前記物品及びサービスのうちの少なくとも一方と引き換えることを許された幾人かのユーザ間で前記デジタルファイルを共有する段階、
を更に含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。 - デジタルコンテンツをユーザに対して再生するための装置であって、
追加のマテリアルと受信したデジタルコンテンツとを識別する情報を含み、かつ暗号化部分を含むヘッダを含むデジタルファイルを受信する受信機と、
前記ヘッダを検出するようなったマイクロプロセッサと、
前記受信したコンテンツをユーザに呈示することを可能にされ、更に、前記ヘッダが検出された場合に追加のマテリアルが利用可能であるという指示を該ユーザに呈示することを可能にされたコンテンツ表示器と、
を含むことを特徴とする装置。 - 前記デジタルファイルのウォーターマークを検出するウォーターマーク検出器を更に含み、前記コンテンツ表示器は、前記ウォーターマークが存在し、かつヘッダが検出されなかった場合に前記指示を呈示できないようにされることを特徴とする請求項26に記載の装置。
- 前記コンテンツ表示器は、前記ヘッダに前記暗号化部分が欠如している場合に前記コンテンツを呈示することを特徴とする請求項26に記載の装置。
- コンテンツを別の装置と共有するためにユーザによって作動される共有セレクタを更に含むことを特徴とする請求項26に記載の装置。
- 前記受信機は、中央サーバ及び他のユーザのうちの1つからコンテンツを受信するようなっていることを特徴とする請求項26に記載の装置。
- 前記受信機は、制限された数の他のユーザだけからコンテンツを受信することを許可されることを特徴とする請求項30に記載の装置。
- 暗号化部分とクリアテキスト部分とを有するヘッダと、デジタルコンテンツとを含むデジタルファイルを受信する段階、
前記デジタルファイルが前記ヘッダを有するかを検出する段階、
ヘッダが検出されなかった場合に前記デジタルファイルを従来のファイルとして処理する段階、及び
ヘッダが検出された場合、追加のマテリアルが前記デジタルファイルから利用可能であるという指示をユーザに呈示する段階、
を実施するためにマイクロプロセッサによって順次的に実行することができる、媒体に埋め込まれたコンピュータ可読ソフトウエア。
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