JP2011501814A - 可変な強さによる双方向画像形成 - Google Patents

可変な強さによる双方向画像形成 Download PDF

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Abstract

方法は、媒体が画像形成ヘッドに対して動かされる間にその媒体に画像を形成するために提供される。媒体は、レジストレーションサブ領域のパターンを含みうる。画像は、レジストレーションサブ領域のパターンと見当を合わせられ得る、例えば、色フィルタ特徴又は有色照射源等の、特徴のパターンを含みうる。画像形成方法は、媒体に画像を形成するよう媒体を走査しながら複数の独立制御可能な放射線ビームを発するように画像形成ヘッドを動作させるステップを有してよい。画像形成ヘッドの画像形成チャネルは、第1走査の間媒体を第1の方向で走査しながら第1の強さを有する放射線ビームを発し、第2走査の間媒体を反対の第2の方向で動作しながら異なる第2の強さを有する放射線ビームを発するよう動作することができる。

Description

本発明は、画像形成システム及び画像形成方法に関する。本発明は、例えば、電子ディスプレイ用の色フィルタの製造に適用されてよい。
通常、ディスプレイパネルで使用される色フィルタは、複数の色特徴(color features)を有するパターンを有する。色特徴には、例えば、赤、緑、及び/又は青の色特徴のパターンが含まれうる。色フィルタは、他の色の色特徴により生成されてよい。色特徴は、種々の適切な構成のいずれかで配置されてよい。先行技術による縞地構成は、図1Aに示されるように、赤、緑及び青の色特徴の交互の列を有する。
図1Aは、受取側要素(receiver element)18にわたって交互の列で夫々形成される複数の赤(R)、緑(G)及び青(B)の色特徴12、14及び16を有する先行技術の“縞地構成(stripe configuration)”色フィルタ10の一部を示す。色特徴12、14及び16は、色フィルタマトリクス20(マトリクス20とも呼ばれる。)の部分によって輪郭を描かれる。列は、マトリクスセル34(セル34とも呼ばれる。)によって個々の色特徴12、14及び16に細分されている細長い縞に像を描かれ得る。付随するLCDパネル(図示せず。)上のTFTトランジスタはマトリクス20の領域22によって隠されてよい。
図1Aに示される縞地構成は、色フィルタ特徴の構成の一例を表す。色フィルタは他の構成を有してよい。モザイク構成は、各色特徴が“島(island)”のようであるように、(例えば、列及び行に沿った)両方の方向で交互に現れる色特徴を有する。デルタ構成(図示せず。)は、お互いに三角形の関係で配置された赤、緑及び青の色特徴のグループを有する。モザイク構成及びデルタ構成はアイランド構成の例である。図1Bはモザイク構成で配置される先行技術の色フィルタ10の一部を示す。この構造で、色特徴12、14及び16は列に配置され、列の縦横両方向で交互に現れる。
他の色フィルタ構成も当該技術で知られている。示されている上記の例は長方形形状の色フィルタ要素のパターンを示しているが、他の形状の特徴を有するパターンも知られている。
図1Cは、赤(R)、緑(G)及び青(B)の三角形形状の色フィルタ12A、14A及び16Aの構成を有する先行技術の色フィルタ10の一部を示す。図1Cに表されるように、各色特徴の夫々は、列に沿って配置され、マトリクス20と整列している。
図1Dは、赤(R)、緑(G)及び青(B)の三角形形状の色フィルタ12A、14A及び16Aの構成を有する先行技術の色フィルタ10の一部を示す。図1Dに表されるように、各色特徴の夫々は、色フィルタ10の列及び行に沿って交互に現れる。図1C及び図1Dに示されるように、色特徴12A、14A及び16Aは、所与の行又は列内で異なる座標を有してよい。
図1Eは、赤(R)、緑(G)及び青(B)の山形形状の色特徴12B、14B及び16Bの構成を有する先行技術の色フィルタ10の一部を示す。図1Eに示されるように、各色特徴の夫々は、列に沿って配置され、マトリクス20と整列している。色特徴12B、14B及び16Bは、左右に屈曲する縞から形成され、色フィルタマトリクス20の部分によって輪郭を描かれている。
図1Fは、赤(R)、緑(G)及び青(B)の山形形状の色特徴12B、14B及び16Bの構成を有する先行技術の色フィルタ10の一部を示す。図1Fに示されるように、各色特徴の夫々は、色フィルタ10の列及び行に沿って交互に現れる。
色フィルタ特徴の形状及び構成は、例えば、より良い色混合又は増大した視角等、所望の色フィルタ特性を提供するよう選択される。
種々の画像形成方法が当該技術で知られており、媒体に様々な特徴を形成するために使用され得る。例えば、レーザ誘起の熱転写処理が、ディスプレイ及び特に色フィルタの製造における使用のために提案されている。幾つかの製造技術で、レーザ誘起の熱転写処理が色フィルタを生成するために使用される場合に、受取側要素としても知られる色フィルタ基板は提供側要素により覆われ、次いで、提供側要素は、提供側要素から受取側要素へ選択的に着色剤を移動させるよう露光される。好ましい露出方法は、受取側要素への着色剤の移動を引き起こすよう放射線ビーム(例えば、レーザビーム)を使用する。ダイオードレーザは、それらが低コスト且つ小サイズであるために、特に好まれる。
レーザ誘起の“熱転写”処理には、レーザ誘起の“転染”処理、レーザ誘起の“メルト転写”処理、レーザ誘起の“アブレーション転写”、及びレーザ誘起の“物質移動”処理が含まれる。レーザ誘起の熱転写処理の間に移動する着色剤は、適切な染料ベース又は顔料ベースの組成を有する。更なる要素(例えば、1又はそれ以上の結合剤)が移動してよい。
幾つかの従来の画像形成システムは、有限数の放射線ビームを放つ。他の従来のシステムは、数百の個別に変調される画像形成チャネルを制御して対応する放射線ビームを発することによって、画像を完成させるのに必要とされる時間を減らす。多数のこのようなチャネルを備える画像形成ヘッドは利用可能である。例えば、カナダ国ブリティッシュコロンビアにあるコダック・グラフィック・コミュニケーションズが製造するSQUARESPOT(登録商標)モデル熱画像形成ヘッドは、数百の独立したチャネルを有する。各チャネルは、25mWを超えて電力を有することができる。画像形成チャネルのアレイは、連続画像を形成するよう配置される一連の画像スワス(swath)を描くよう制御され得る。
放射線ビームは、様々な画像を形成するよう走査経路に沿って走査される。幾つかの場合に、放射線ビームは、第1走査の間は第1の方向で走査され、第2走査の間は、第1の方向とは異なる第2の方向で走査される。双方向画像形成とは、第2の方向が第1の方向と反対である場合をいう。双方向画像形成技術は、夫々の走査の開始が共通の位置で起こる必要がないので、画像形成処理の生産性を高めるために使用されてよい。
形成される画像の視覚品質は、特定の画像形成処理の選択において重要な検討材料でありうる。色フィルタ特徴の応用(例えば、レーザ誘起の熱転写)において、形成される色フィルタの品質は、実質的に同じ視覚特性を有する画像形成特徴に依存する。例えば、1つの特定の視覚特性には、濃度(例えば、光学濃度又は色濃度)が含まれうる。画像形成される色特徴の間の濃度ばらつきは、好ましくない画像アーティファクトをもたらすことがある。画像アーティファクトには、画像形成される特徴におけるバンディング(banding)又は色偏差が含まれうる。
他の画像アーティファクトには、起伏のあるエッジを有する特徴の形成が含まれうる。米国特許第6,242,140号明細書(特許文献1)には、複素レーザビームを用いる熱転写によって色フィルタを製造する方法が記載されている。特許文献1には、複素レーザビームが異なるエネルギ分布を有するユニットレーザビームから形成され得ることが記載されている。特許文献1には、複素レーザビームは、エッジで高いエネルギ強度を有する複数のユニットレーザビームと、中央で高いエネルギ強度を有するユニットレーザビームとを有してよいことが記載されている。特許文献1には、このような複素レーザビームは最小エネルギ伝達である閾値エネルギでのエネルギ分布のスロープを増大させるよう生成され得、これにより、境界は区別して移動し、素晴らしいエッジ特性を備える画像が得られることが記載されている。しかし、特許文献1は、双方向の走査によって引き起こされるスワス間の画像偏差の問題に対処していない。
米国特許第6,025,860号明細書(特許文献2)には、選択された画像を対象の表面に転写するためのデジタル装飾(decorating)システムが記載されている。システムは、プリントヘッドの表面上のピクセルの熱ラインへ熱を伝えるよう構成される複数の附勢可能なヒーター要素を有する熱プリントヘッドを有する。特許文献2には、マイクロコントローラが2次元画像を形成するよう様々なシステムを制御するために使用され得ることが記載されている。特許文献2には、コントローラは、画像に対応するピクセルを周囲ピクセル及び内側ピクセルに分類し、周囲ピクセル及び内側ピクセルで熱を生じさせるよう伝達されるエネルギレベルを制御可能であることが記載されている。特許文献2には、マイクロコントローラは最初の転写ピクセルを探し、エッジを形成するピクセルのためにより高いエネルギレベルを生成するエッジエンハンスメント技術が記載されている。エッジピクセルは、加熱領域と非加熱領域との間のエッジで温度勾配を生じさせるよう、内側ピクセルより高い温度を有するように制御される。特許文献2には、温度勾配は、明確な方法でフォイル(foil)上に残っている物質から移動物質を分離することを可能にすることが記載されている。特許文献2には、また、熱転写動作の方向に対して斜めにあるライン又はエッジの階段ステップ状の外観を除く“ラインスムージング”ルーチンが記載されている。特許文献2には、低レベルのエネルギがエッジピクセルの外向きにあるピクセル(すなわち、コンピュータにより生成される画像の部分として割り当てられないピクセル)に適用されることが記載されている。特許文献2には、小さくされた温度勾配は、それほど正確に定義されないラインを作るエッジで生じ、別なふうに階段ステップ状の外観を有するラインを有効に平滑化する。特許文献2はエッジのスムージングに対処するが、双方向の走査により引き起こされるスワス間の画像偏差の問題には対処しない。
米国特許第5,321,426号明細書(特許文献3)には、2つの外側寄りの“ダミー”チャネルを有するプリントヘッド配置が記載されている。プリントヘッドは熱転染処理で使用される。ダミーチャネルは、実際の描画のためでなく、バンディングを多少とも解決する働きをするよう内部走査ラインを予熱し又は後熱するために使用されるダミー走査ラインを生成する。特許文献3には、ダミーチャネルは、スワス間の濃度偏差を減らす働きをするよう転染の閾点近くの一定レーザ電力レベルで描画を行うよう動作することができると記載されている。しかし、特許文献3は、双方向チャネルによって引き起こされるスワス間の画像偏差の問題に対する解決法を提供しない。
例えばバンディング等のアーティファクトは、補正することが困難であり、通常は、実質的に同じ特性を有する隣接スワスの形成をもたらす画像形成パラメータの確立を必要とする。しかし、本発明者は、同じ画像形成パラメータが、第1走査の間は第1の方向で、及び第2走査の間は第1の方向とは異なる第2の方向で放射線ビームを走査するために用いられる場合に、種々の画像アーティファクトが依然として生じうることに気付いた。これは、例えば双方向画像形成等の画像形成方法の実用性に影響を与えうる。
米国特許第6,242,140号明細書 米国特許第6,025,860号明細書 米国特許第5,321,426号明細書
多数の走査方向で走査しながら特徴の高品質画像を作ることを可能にする有効且つ実際的な画像形成方法及びシステムが必要とされている。
双方向画像形成システムで特徴の高品質画像を作ることを可能にする有効且つ実際的な画像形成方法及びシステムが必要とされている。
第1走査の間第1の方向で走査される放射線ビームによって形成される画像の部分と、第2走査の間第1の方向と反対の第2の方向で走査される放射線ビームによって形成される画像の更なる部分との間の差を減らすために使用され得る画像形成方法が必要とされている。
正反対の走査方向で走査しながら実質的に同じ特性を有して複数の特徴を形成することができる改善された画像形成方法が必要とされている。
本発明は、媒体が画像形成ヘッドに対して動かされる間にその媒体に画像を形成するための方法に関する。媒体は、レジストレーションサブ領域(registration sub-regions)のパターン(例えば、マトリクス)を含みうる。画像は、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイの部分としての色フィルタ又は着色照射源のための特徴(例えば、色特徴)の1又はそれ以上のパターンを有してよい。特徴の1又はそれ以上のパターンは、レジストレーションサブ領域のパターンと見当を合わせられ得る。特徴はアイランド(island)特徴であってよく、この場合に、第1の複数の特徴の各特徴は、異なる色の特徴によって、第1の色の他の特徴の夫々と分離される。特徴は縞(stripes)であってよく、この縞は、1又はそれ以上の方向で途絶されても、又はされなくともよい。特徴のエッジは、画像形成チャネルの配置方向に対して斜めにされてよい。
画像は、例えば、レーザ誘起の転染処理やレーザ誘起の物質移動処理等の、レーザ誘起の熱転写処理によって、又は提供側要素から受取側要素へ物質を移動する他の手段によって、形成され得る。
画像形成方法は、媒体に画像を形成するよう前記媒体を走査しながら複数の独立制御可能な放射線ビームを発するように画像形成ヘッドを動作させるステップを有してよい。夫々のチャネルは放射線ビームを放つことができる。放射線ビームは、チャネルがオンされるたびに発せられる。このようにして、チャネルがオン及びオフをされる場合に、チャネルがオンされるたびに、新しい放射線ビームがそのチャネルから発せられる。
画像形成ヘッドの画像形成チャネルは、第1走査の間媒体を第1の方向で走査しながら第1の強さを有する放射線ビームを発し、第2走査の間媒体を第2の方向で走査しながら第2の強さを有する放射線ビームを発するよう動作することができる。第2の方向は第1の強さとは反対であり、第2の強さは第1の強さとは異なる。第3の強さを有する第3の放射線ビームは第3ピクセルを形成することができる。この放射線ビームは、第1の強さ及び第2の強さより大きい強さを有してよい。
第1ピクセルは、第1走査の間第1の強さを有する放射線ビームにより形成され得、第2ピクセルは、第2走査の間第2の強さを有する放射線ビームにより形成され得る。第1ピクセル及び第2ピクセルは異なる露出(exposures)により形成されてよい。第1の強さは、第2の強さより大きいか、又は小さくてよい。第1の強さを有する放射線ビームは、第2の強さを有する放射線ビームによって形成される露出とは異なる露出を形成してよい。これらの露出のいずれか一方又は両方は、媒体の露出閾値を上回り又は下回り、更に、画像形成チャネルが放射線ビームを発しないよう動作する場合に漏れ強さにより起こる露出より大きくてよい。
画像形成ヘッドは光弁を有してよく、その光弁のチャネルは、第2の強さを第1の強さとは異ならせるよう減衰してよい。他の実施形態で、光弁は、第2の強さを第1の強さとは異ならせるようパルス幅変調されてよい。更なる他の実施形態で、画像形成チャネルへ供給される電力は、第2の強さを第1の強さとは異ならせるよう変更されてよい。これらの強度変更方法は組み合わされて、同時に使用されてよい。
第1ピクセルは、特徴のエッジ部分又は内側部分の一部を形成してよい。同様に、第2ピクセルは、特徴又は更なる特徴のエッジ部分又は内側部分の一部を形成してよい。エッジ部分は、走査方向と交差する方向で延在してよく、又は走査方向に平行な方向で延在してよい。一実施形態で、画像形成方法は、媒体を走査しながら複数の放射線ビームを発するよう画像形成ヘッドの画像形成チャネルを動作させるステップを有する。画像形成チャネルに関連する強さ情報が保持され、この強さ情報は、第1の方向で媒体を走査しながら放射線ビームが発せられる場合に該放射線ビームに設定する第1の強さを特定し、反対の第2の方向で媒体を走査しながら放射線ビームが発せられる場合に該放射線ビームに設定する、第1に強さとは異なる第2の強さを特定する。走査の方向が決定され、画像形成チャネルは、決定された方向に対応する強さを有して放射線ビームを発するよう強さ情報に従って制御される。
一実施形態で、強さ情報は、第1の方向で走査しながら媒体に第1ピクセルを形成するよう放射線ビームが必要とされる場合に第1の強さを特定し、第2の方向で走査しながら媒体に第2ピクセルを形成するよう放射線ビームが必要とされる場合に第2の強さを特定する。方法は、第1ピクセルが、第1の方向での走査の間、媒体に形成されるべきかどうかを決定し、第2ピクセルが、第2の方向での走査の間、媒体に形成されるべきかどうかを決定するステップを有する。画像形成チャネルは、第1ピクセル又は第2ピクセルのいずれか一方を形成するよう放射線ビームを発するように制御される。
強さ情報は、第1ピクセルがエッジピクセルである場合に第1の強さを特定してよく、更に、第2ピクセルがエッジピクセルである場合に第2の強さを特定してよい。方法は、第1ピクセル及び第2ピクセルのいずれか一方又は両方がエッジピクセルであるかどうかを決定するステップを有する。ピクセルは、お互いに異なる露出により形成されてよい。夫々の強さは、媒体の露出閾値より大きいか若しくは該露出閾値と等しい露出を生成するために十分なレベルより小さいか、又は大きくてよい。
一実施形態で、画像形成ヘッドの画像形成チャネルは、媒体を走査しながら複数の放射線ビームを発するよう動作する。画像形成チャネルに関連する第1強さ情報が保持される。第1強さ情報は、第1の放射線ビームが第1の方向で媒体を走査される場合に該第1の放射線ビームに設定する第1の強さを特定する。画像形成チャネルに関連する第2強さ情報が保持される。第2強さ情報は、第2の放射線ビームが第1の方向と反対の第2の方向で媒体を走査させられる場合に第2の放射線ビームに設定する、第1の強さとは異なる第2の強さを特定する。第1の放射線ビームが第1の方向で走査されるべき場合が決定され、第1の放射線ビームの強さは第1強さ情報に従って設定される。第2の放射線ビームが第2の方向で走査されるべき場合が決定され、第2の放射線ビームの強さは第2強さ情報に従って設定される。
他の実施形態で、画像形成方法は、媒体に画像を形成するよう媒体を2方向で走査しながら複数の独立制御可能な放射線ビームを発するよう画像形成ヘッドを動作させるステップを有してよい。第1走査の間媒体を走査しながら、画像形成ヘッドの画像形成チャネルは、2又はそれ以上の強さ値の第1の組から選択される強さ値に対応する第1の強さを有する放射線ビームを発するよう制御され得る。第2走査の間媒体を走査しながら、画像形成ヘッドの画像形成チャネルは、2又はそれ以上の強さ値の第2の組から選択される強さ値に対応する第2の強さを有する放射線ビームを発するよう制御され得る。第1の組の中の少なくとも1つの強さ値は、第2の組の中の少なくとも1つの強さ値とは異なる。1又はそれ以上のピクセルは、第1の強さを有する放射線ビームの少なくとも1つにより形成されてよく、1又はそれ以上のピクセルは、第2の強さを有する放射線ビームにより形成されてよい。
一実施形態で、複数のピクセルは第1走査の間に形成される。複数のピクセルの中の第1ピクセルは、第1の強さを有する放射線ビームを発するよう画像形成チャネルを動作させることによって形成され、複数のピクセルの中の第2ピクセルは、第3の強さを有する放射線ビームを発するよう画像形成チャネルを動作させることによって形成される。第3の強さは、第1の組から選択される更なる強さ値に対応する。第1の組は、閾値を下回る強さに対応する少なくとも1つの強さ値を有しても、又は有さなくともよい。方法は、第1ピクセルが媒体に形成される特徴のエッジ部分に対応するかどうかを決定するステップを有してよく、第1の強さはこのエッジ部分について高められてよい。
本発明の種々の実施形態を実施するためにプログラムが使用されてよい。例えば、コンピュータ読出可能な信号の組を有するプログラムが使用されてよく、前記信号の組は、コントローラによって実行される場合に、そのコントローラに、媒体に画像を形成するよう媒体を走査しながら複数の独立制御可能な放射線ビームを発するよう画像形成ヘッドを動作させるステップを実行させる命令を有する。プログラムは、第1走査の間媒体を第1の方向で走査しながら第1の強さを有する放射線ビームを発するよう画像形成ヘッドの画像形成チャネルを動作させることができる。プログラムは、第2走査の間媒体を第2の方向で走査しながら第2の強さを有する放射線ビームを発するよう画像形成チャネルを動作させることができる。第2の方向は第1の方向とは反対であり、第2の強さは第1の強さとは異なる。
先行技術による色フィルタの一部の平面図である。 先行技術による他の色フィルタの一部の平面図である。 三角形形状の特徴を有する先行技術による色フィルタの一部の平面図である。 三角形形状の特徴を有する先行技術による他の色フィルタの一部の平面図である。 山形形状の特徴を有する先行技術による色フィルタの一部の平面図である。 山形形状の特徴を有する先行技術による他の色フィルタの一部の平面図である。 複数の走査の間因襲的に画像形成可能な媒体上に特徴のパターンを画像形成するマルチチャネルヘッドの略図である。 一例としての先行技術によるマルチチャネル画像形成ヘッドの光学系の略斜視図である。 本発明の実施例により第1走査の間画像の第1部分を形成する装置の略図である。 第2走査の間画像の第2部分を形成する図4Aの装置の略図である。 本発明の実施例により実施される方法を表すフローチャートである。 本発明の実施例に係る光弁ドライバシステムによって使用されるロジックを表す略ブロック図である。 本発明の実施例に係る光弁ドライバシステムによって使用されるロジックを表す略ブロック図である。 2方向で及び1方向で走査される媒体を比較する写真を示す。
本発明の実施形態及び応用を、添付の限定されない図面によって表す。添付の図面は、本発明の概念を表すためのものであり、実寸ではない。
以下の記載の全体を通して、特定の詳細が、より完全な理解を当業者に与えるよう提示されている。なお、よく知られている要素は、不必要に開示を明瞭にすることを避けるために、詳細には図示又は記載をされていない。然るに、本明細書及び図面は、限定の観点ではなく、例示の観点で考えられるべきである。
図2は、色フィルタ10を製造するために用いられる従来のレーザ誘起熱転写処理を示す。画像形成ヘッド26は、提供側要素(donor element)24から下にある受取側要素18へ画像形成物質(図示せず。)を移動させるよう設けられている。提供側要素24は、明瞭さのためだけに受取側要素18より小さいように図示される。提供側要素24は、必要に応じて、受取側要素18の1又はそれ以上の部分と重なってよい。画像形成ヘッド26は1又はそれ以上の画像形成チャネルを有してよい。この場合に、画像形成ヘッドは、個々にアドレス可能なチャネル40の配置(すなわち、チャネルアレイ43)を有する。
受取側要素18はレジストレーション領域を有してよく、これを用いて1又はそれ以上の特徴の画像をほぼ一直線に形成することが望ましい。受取側要素18はレジストレーションサブ領域のパターンを有してよく、これを用いて1又はそれ以上の特徴の画像をほぼ一直線に形成することが望ましい。この場合には、受取側要素18は、(粗い破線で概略的に表される)レジストレーション領域47を有する。この場合に、レジストレーション領域47は色フィルタマトリクス20を有する。マトリクス20はレジストレーションサブ領域のパターンの一例である。レーザ誘起の熱転写処理は受取側要素18でマトリクス20を形成するために用いられうるが、マトリクス20は一般的にリソグラフ技術によって形成される。
提供側要素24は画像形成物質(図示せず。)を有し、これは、画像形成ヘッド26によって発せられる放射線ビームが提供側要素24にわたって走査される場合に受取側要素18上へ転写される像様(image-wise)であってよい。フィルタ10の赤、緑及び青の部分は一般的に別々の画像形成ステップで画像形成される。夫々の画像形成ステップは、先行する色提供側要素を、画像形成される次の色提供側要素と置換するステップを有する。フィルタの赤、緑及び青の特徴の夫々は、一般的に、対応するマトリクスセル34とほぼ一直線上に受取側要素18へ移動する。色特徴が移動した後、画像形成された色フィルタは、画像形成された色特徴の1又はそれ以上の物理特性(例えば、硬度)を変化させるよう、例えば焼きなましステップ等の1又はそれ以上の更なる処理ステップを受ける。
従来のレーザ誘起マルチチャネル画像形成処理によって用いられる照射システムの一例が、図3に概略的に示されている。空間光変調器又は光弁が、複数の画像形成チャネルを生成するために使用されている。表される例では、線形光弁アレイ100は、半導体基板102上に製造される複数の変形可能なミラー要素101を有する。ミラー要素101は、例えば、変形可能なミラーマイクロ要素等のマイクロマシン(micro-electro-mechanical(MEMS))要素であってよい。レーザ104は、円筒レンズ108及び110を有するアナモルフィック・ビーム拡大器を用いて光弁100上に照射線106を発生させることができる。照射線106は、ミラー要素101の夫々が照射線106の一部によって照射されるように、複数の要素101にわたって横方向に広がっている。ゲルバート氏の米国特許第5517359号明細書には、照射線を形成する方法が記載されている。
通常、レンズ112は、要素101が非駆動状態にある場合に、開口絞り116にある開口114を通してレーザ照射の焦点を合わせる。駆動している要素からの光は、開口絞り116によって遮られる。レンズ118は、複数の個々の像様変調ビーム120を形成するよう光弁100を投影する。像様変調ビーム120は、画像スワスを形成するよう基板の領域にわたって走査され得る。ビームの夫々は要素101の1つによって制御される。各要素101は、マルチチャネル画像形成ヘッドの画像形成チャネルに対応する。
ビームの夫々は、対応する要素101の駆動状態に従って、画像形成される受取側要素上に“画像ピクセル”を投影するよう又は投影しないよう動作可能である。すなわち、画像データに従ってピクセルを画像形成するよう求められる場合に、所与の要素101は、基板にピクセル画像を形成するのに適した強度及び存続期間を有して対応する放射線ビームを生成するよう駆動される。画像データに従ってピクセルを画像形成しないよう求められる場合に、所与の要素101は放射線ビームを生成しないよう駆動される。ここで用いられるように、ピクセルは、組立ディスプレイ装置に表示される画像の一部と関連して語ピクセルの使用と区別されるように、基板上の画像の単一要素をいう。例えば、本発明が色表示のためのフィルタを生成するために用いられる場合は、本発明によって生成されるピクセルは、ディスプレイ装置に表示される画像の単一ピクセル(特徴とも呼ばれる。)を形成するよう、隣接するピクセルと組み合わされうる。
図2は、レーザ誘起熱転写処理において複数の赤色縞特徴30A及び30Bにより因襲的にパターン形成された色フィルタ受取側要素18の一部を示す。図2は、画像形成チャネル40と転写パターンとの間の対応を、破線41として表す。縞30A及び30Bのような特徴は、一般的に、画像形成チャネル40によって画像形成されるピクセルの幅より大きいサイズを有する。画像形成ヘッド26が発する放射線ビームは、書き込まれるべき特徴のパターンを示す画像データに従って像様変調される間、受取側要素18にわたって走査される。チャネル40のグループ48は、どこに画像形成することが望まれようとも、放射線ビームを生成するよう駆動される。特徴に対応しないチャネル40は、対応する領域を投影しないように制御される。
受取側要素18、画像形成ヘッド26、又はそれらの組合せはお互いに対して動かされ、一方、画像形成チャネル40は画像スワスを生成するよう画像データに応答して制御される。幾つかの場合に、画像形成ヘッド26は静止しており、受取側要素18は動かされる。他の場合に、受取側要素18は静止しており、画像形成ヘッド26は動かされる。更なる他の場合に、画像形成ヘッド26及び受取側要素18は両方とも動かされる。
画像形成チャネル40は、画像形成ヘッド26の走査の間、画像スワスを形成するようアクティブにされる。受取側要素18は、単一の画像スワス内に画像形成されることができないほど大きくてもよい。通常、画像形成ヘッド26の多数の走査が、受取側要素18に画像を完成させるために必要とされる。
副走査軸44に沿った画像形成ヘッド26の移動は、各スワスの画像形成が主走査軸42に沿って完了した後に起こりうる。代替的に、ドラム型画像形成装置を用いると、主走査軸42及び副走査軸44の両方に沿って相対的に画像形成ヘッド26を動かして、ドラムにらせん状に延在するスワスを有して画像を描くことが可能でありうる。図2で、画像形成ヘッド26と受取側要素18との間の相対運動は、主走査軸42と整列する経路に沿って提供される。この場合に、受取側要素18は、画像形成ヘッド26に対して前進方向42Aで及び逆方向42Bで移動可能である。前進方向42Aは逆方向42Bと反対である。受取側要素18は、前進方向42Aと逆方向42Bとの間で往復運動することができる。図2で、画像形成ヘッド26と受取側要素18との間の相対運動は、副走査軸44と整列された経路に沿って提供される。この場合に、画像形成ヘッド26は、アウェイ方向(away direction)44Aで及びホーム方向(home direction)44Bで動くことができる。アウェイ方向44Aはホーム方向44Bと反対である。
あらゆる適切なメカニズムが、受取側要素18に対して画像形成ヘッド26を動かすために適用されてよい。フラットベッド型画像形成装置は、通常、ディスプレイパネルの製造において一般的であるように、比較的硬い受取側要素18を投影するために使用される。フラットベッド型画像形成装置は、平坦な位置付けで受取側要素18を固定する支持体を有する。ゲルバート氏の米国特許第6957773号明細書には、ディスプレイパネルの画像形成に適した高速なフラットベッド型画像形成装置が記載されている。代替的に、柔軟な受取側要素18が、画像スワスの画像形成に作用するよう“ドラム型”の支持体の外面又は内面のいずれかに固定されてよい。
図2で、縞特徴30Aは、受取側要素18が逆方向42Bで動かされる場合に(第1部分38Aにある)画像形成ヘッド26が受取側要素18へ放射線ビームを向けるところの第1走査の間に、画像形成される。第1走査の完了時に、(第1部分38Aにある)画像形成ヘッド26は、副走査軸44に沿って(破線で示される)第2部分38Bへ動かされる。縞特徴30Bは、受取側要素18が前進方向42Bで動かされる場合に(新たな位置38Bにある)画像形成ヘッド26が受取側要素18へ放射線ビームを向けるところの第2走査の間に、画像形成される。縞特徴30A及び30Bは双方向走査技術によって画像形成される。双方向走査技術は、走査が前進走査方向及び逆走査方向の両方で行われることから、画像形成の生産性を高めることができる。
通常、バンディングは、画像スワスが延在する方向と交差する方向で繰り返す画像アーティファクトをいう。通常、幾つかのバンディング・アーティファクトは、画像スワスごとに繰り返す視覚的な差によって特徴付けられる。例えば、隣接する画像スワスがギャップによってお互いから分離される場合に、ギャップはバンディング・アーティファクトを生ずるよう繰り返しうる。隣接する画像スワスがお互いに重なる場合に、重なり合った領域はバンディング・アーティファクトを生ずるよう繰り返しうる。密度差が画像スワスの夫々にわたって繰り返し発生する場合に、繰り返し密度差はバンディング・アーティファクトを生じさせうる。バンディング・アーティファクトは、画像スワス間の境界に近い領域で画像変動から生じうる。バンディング・アーティファクトは、画像スワスごとに繰り返す画像スワス内の変化から生じうる。多くのバンディング・アーティファクトは、画像スワス幅に関連する間隔で繰り返す。
本発明は、意外にも、双方向画像形成技術が用いられる場合に他の画像アーティファクトが生じうることに気付いた。視覚的な差は、第1方向での走査によって形成される第1画像スワスが、第1方向と反対の第2方向での走査によって形成される第2画像スワスに対して比較される場合に、知られている。多くの画像スワスが、第1方向で画像形成される画像スワスが第2方向で画像形成される画像スワスと交互に起こるところの双方向走査技術を用いて形成される場合に、隣接するスワス間の視覚的な差は“バンディング状”のアーティファクトを生じさせるよう繰り返す。この場合に、差は、第1方向での走査によって形成される2つの画像スワスが第2方向での走査によって形成される第3画像スワスによってお互いから分離される場合に、2スワス幅ごとに繰り返す。視覚的な差は、密度(例えば、光学濃度又は色濃度)における差を含みうる。
再び図2を参照すると、視覚的な差は、縞特徴30A及び30Bが形状及びサイズにおいて略同じであったとしても、それらの間で生じうる。視覚的な差は、第1走査の間所与の縞30Aを画像形成するために用いられる同じグループ48の画像チャネルによって所与の縞30Bが第2走査の間画像形成される場合でさえ、起こりうる。この場合に、走査の双方向性は、それらの関連する画像形成特徴の間に可視的な差を与える。
図8は、従来の双方向技術及び単方向技術を用いて画像形成される画像の連続を比較する写真である。画像51Aは、複数の画像スワス55を有して一定方向に画像形成されている。画像スワス55の夫々は共通の方向に沿って走査されている。画像51Bは、複数の画像スワス57A及び57Bを有して双方向に画像形成されている。画像スワス57Aは、画像スワス57Bが走査された方向と反対の方向に沿って走査されている。画像51A及び51Bは両方とも、レーザ誘起の熱転写によって形成されている。ある重要でないスワス間バンディングが存在するとしても(この写真では明らかには見えない。)、画像51Aは、画像スワス55の夫々が同様の視覚特性を有することを示す。相対的に、画像51Bは、双方向に画像形成されたスワス57A及び57Bの間の視覚的な差を明らかに示している。2つのスワスごとに繰り返すバンディング・アーティファクトは可視的である。このアーティファクトは肉眼で明らかに見えるが、図8の写真は、ここでは、再現のために画質を高められている。
如何なる特定の理論によってありたくないとしても、本発明者は、双方向走査によって形成される様々な画像部分の間の視覚的な差に1又はそれ以上の種々の要因が寄与しうると考える。制限なく、1つの可能な要因は、放射線ビームと媒体自体との間の相互作用効果を含みうる。例えば、種々のレーザ誘起熱転写処理で、放射線ビームは、画像形成物質を提供側要素から分離させて受取側要素へ移動させるよう、媒体集合にわたって走査される。特定の走査方向に依存する種々の特性が、移動する画像形成物質内で現れてよい。例えば、画像形成物質の転写ピクセルの形状は走査方向に依存してよい。移動する画像形成物質の分布は、また、各方向で変化してよい。例えば反射率等の光学特性は、方向の関数として変化してよい。
露出Eは、時間にわたる強さの積分として光学では定義される。多くの画像形成可能な媒体は露出に応答する。露出は、放射線ビームの強さ及び放射線ビームの露出時間に関連する。露出は、放射線ビームの走査速度に関連しうる。幾つかの画像形成可能な媒体は“相互依存の法則”に従う。例えば、相互依存の法則に従う媒体は、存続期間tの間放射線強度Iを有して、又は同様の結果を伴う存続期間0.1tの間放射線強度10Iを有して、露出されてよい。いずれの場合にも、露出は同じである(すなわち、10I×0.1t=I×t)。フォトレジスト又は電子ビームレジストを有する幾つかの媒体は、実質的に相互依存法則に従って動作する媒体の例である。相互依存法則に従わない他の画像形成可能な媒体が存在する。相互依存法則に従わない媒体は、幾つかの熱画像形成物質を有する。ある媒体で、画像は、放射線ビームによって生成される露出がその媒体に付随する露出閾値レベルに達し又はそれを超える場合に、形成される。ある媒体で、露出閾値は強さに依存する。ある媒体で、最小強さ閾値は、画像を形成するために、等しく又は超えられるべきである。幾つかの場合に、媒体は、限られた強さ範囲にわたって実質的に相互依存法則に従って動作してよい。
図4A及び4Bは、本発明の実施例で使用される装置80を概略的に示す。装置80は、受取側要素18に画像を形成するよう動作可能である。本発明のこの実施例で、画像は、受取側要素18にわたって走査しながら放射線ビームを向けるよう画像形成ヘッド26を動かすことによって、受取側要素18に形成される。第1走査の間の装置80の動作は図4Aに示され、第2走査の間の装置80の動作は図4Bに示される。
装置80は、主走査軸42と整列する経路に沿って受取側要素18を運ぶよう動作可能な担体52を有する。本発明のこの実施例で、担体52は前進方向42Aで及び逆方向42Bで移動可能である。画像形成ヘッド26は、担体52をまたぐ支持体53に配置されている。画像形成ヘッド26は、副走査軸44と整列する経路に沿って移動するよう制御される。本発明のこの実施例で、画像形成ヘッド26は、支持体53に沿って移動するよう制御され得る。画像形成ヘッド26はアウェイ方向44で及びホーム方向44Bで移動可能である。装置80は、受取側要素18を双方向走査することによって画像を形成する。
本発明のこの実施例では、レーザ誘起熱転写処理が用いられる。画像形成ヘッド26は、画像形成物質(図示せず。)を提供側要素24から受取側要素18へ移動させるよう複数の放射線ビームにより媒体を走査するように制御される。画像形成エレクトロニクス(図示せず。)は、放射線ビームの放射を調整するよう画像形成チャネル40の作動タイミングを制御する。モーションシステム59(1又はそれ以上のモーションシステムを有してよい。)は、担体52の運動を引き起こすよう何らかの適切な原動力、伝達部材、及び/又はガイド部材を有する。本発明のこの実施例で、モーションシステム59は、画像形成ヘッド26の運動を制御するとともに、担体52の運動を制御する。当業者には明らかなように、別個のモーションシステムも装置80内の異なるシステムを動作させるために使用されてよい。
コントローラ60(1又はそれ以上のコントローラを有してよい。)は、担体52及び画像形成ヘッド26によって使用される様々なモーションシステム59を含む(しかし、これに限定されない。)装置50の1又はそれ以上のシステムを制御するために使用される。コントローラ60は、また、受取側要素18及び提供側要素24の荷重及び/又は除荷作用を示すことができる媒体ハンドリング機構を制御することもできる。コントローラ60は、また、画像データ240を画像形成ヘッド26へ提供し、このデータに従って放射線ビームを発するよう画像形成ヘッド26を制御することができる。様々なシステムが様々な制御信号を用いて及び/又は様々な方法を実施することによって制御され得る。コントローラ60は、適切なソフトウェアを実行するよう構成され得、一例として、アクセス可能メモリ、ロジック回路、ドライバ、増幅器、A/D及びD/A変換器、入出力ポート等を含む適切なハードウェアとともに、1又はそれ以上のプロセッサを有してよい。コントローラ60は、制限なく、マイクロプロセッサ、チップ上コンピュータ、コンピュータのCPU、又はその他の適切なマイクロコントローラを有してよい。
本発明は、画像形成ヘッド26によって生成される放射線ビームの強さが、双方向走査技術が用いられる場合に画像アーティファクトを低減するように調整されるシステム及び方法を提供する。図5は、本発明の実施例により図4A及び4Bに示される縞特徴30C及び30Dのような特徴のパターンを画像形成するためのフローチャートを示す。縞特徴30C及び30Dは、図2に示される縞特徴30A及び30Bと同じであり、集合的に縞特徴30と呼ばれる。特徴のパターンは複数の走査によって形成される。図5のフローチャートに係る以下の記載は、図4A及び4Bに概略的に示される装置80に言及するが、当然に、他の装置も、表される処理とともに使用されるのに適する。処理はステップ300で開始する。ステップ300で、画像形成ヘッド26は、受取側要素18に画像の第1部分71を形成する。本発明のこの実施例で、第1画像部分71は縞特徴30Cを有する。コントローラ60は、受取側要素18に第1画像部分71を形成するよう第1走査経路に沿って放射線ビームを方向付けるよう画像形成ヘッド26を制御する。
図4Aに概略的に示されるように、第1画像部分71は、画像形成ヘッド26が第1走査方向で放射線ビームのグループを走査するよう動作する第1走査の間に形成される。この実施例で、各縞特徴30Cは、第1走査の間、複数の放射線ビームによって画像形成される。第1走査の間、コントローラ60は、第1経路に沿って担体52を移動させるようモーションシステム59を制御する。この例で、担体52は逆方向42Bで動かされる。本発明のこの実施例で、担体52は、開始速度(ゼロ速度を有してよい。)から走査に適した速度へ加速することができる。本発明のこの実施例で、速度は、画像形成ヘッド26が第1画像部分71を形成するよう放射線ビームを方向付けるように、一定に保たれる。
第1画像部分71における縞特徴30Cは、画像部分71に対応する画像データ240に従って形成される。画像データ240はラスターデータを含みうる。コントローラ60は、画像データ240に従って画像形成ヘッド26から発せられる放射線ビームの作動を制御する。この実施例で、画像形成ヘッド26は複数の画像形成チャネル40を有し、各縞特徴30Cは画像形成チャネル40のグループ48によって画像形成される。この実施例で、各グループ48は、約5つの連続的な画像形成チャネル40から作られる。画像形成チャネル40はオンされて放射線ビームを放射する。画像形成チャネルがオンされるたびに、それは放射線ビームを放射する。この場合に、放射線ビームは、チャネルに対応する走査ラインに沿って提供側要素24から受取側要素18へ物質を移動させるために使用され得る。グループ48に含まれるチャネル(すなわち、画像形成チャネル45)がオンされる。画像形成チャネル40はまたオフされてよく、これにより、放射線ビームは放射されない。各ビームの強さは、画像形成チャネルがオフされる非アクティブ強さレベルから、チャネルがオンされるアクティブ強さレベルまで制御可能である。非アクティブ強さレベルは、様々な漏れ効果を表すゼロ又はある程度小さい強さレベルに等しい強さレベルを有してよい。本発明の幾つかの実施例(例えば、独立して変調されるレーザ源を用いるもの)は、ゼロに等しい非アクティブ強さレベルを有する。
画像形成ビームのアクティブ強さレベルはまた調整可能であり、一部の物質は、一定範囲の強さレベルにわたって提供側要素24と受取側要素18との間で移動しうる。強さの調整は、例えば、ビームの強さの変調を有してよい。強さの調整は、例えば、ビームの強さの減衰を有してよい。強さの調整は、例えば、ビームの電力の調整を有してよい。コントローラ60は、幾つかの要素に基づいて、画像ピクセルを形成するのに適した強さを有して放射線ビームを放射するよう、選択されている画像形成チャネル40を制御する。例えば、画像データ240に従って、画像形成チャネル45は、縞特徴30Aのうちの1つの一部を形成する画像ピクセルを形成するのに適した放射線ビーム(図示せず。)を放射する。放射線ビームの強さは、画像形成されるべき媒体の特性に部分的に基づく。本発明の幾つかの実施例で、画像形成チャネル45によって放射される放射線ビームの強さは、媒体に付随する露出閾値と等しく又はそれを超えるよう制御される。本発明の幾つかの実施例で、画像形成チャネル45によって放射される放射線ビームの強さは、媒体に付随する強さ閾値と等しく又はそれを超えるよう制御される。本発明の幾つかの実施例で、画像形成チャネル45によって放射される放射線ビームの強さは、所望の走査速度に関して変更される。
コントローラ60は、画像部分71における所望の可視特性の形成をもたらす画像ピクセルを形成するよう画像形成チャネル(例えば、画像形成チャネル45)を制御する。本発明のこの実施例で、画像形成チャネル45は、走査方向の関数としてその放射線ビームの強さを変更するよう制御される。コントローラ60は、種々の方法で画像部分71の形成中に必要とされる走査方向を決定することができる。一実施例で、画像形成ヘッド26は、画像形成チャネル40の作動タイミングを制御するクロック信号及び“画像形成(imaging)”と称されるデジタル実時間信号(図示せず。)を受信する。ピクセルデータは、画像形成ヘッド26によって受信され、内部メモリにバッファリングされる。画像形成信号及びクロック信号は、画像形成ヘッド26が媒体上に所与のピクセルを形成するための特定時間を決定する。画像形成信号は、画像スワスの形成の開始時にアクティブとなり、画像スワスが媒体に形成されている時間中はアクティブのままである。次いで、画像形成信号は、次の画像スワスの画像形成が始まるまで非アクティブとなる。この実施例で、画像形成信号のアクティブ化の夫々は、交互の走査方向のうち1つの間起こる。画像形成信号は、それによって、様々な画像部分の形成の間走査方向を決定するために使用される。当業者に明らかなように、走査方向を決定する他の方法が、容易に本発明によって使用され得る。
第1走査の完了時に、装置80は、ステップ310に示されるように、第2走査の間第2画像部分72を形成するよう準備される。本発明のこの実施例で、第2画像部分72は縞特徴30Dを有する。コントローラ60は種々の方法で第2走査のために装置80を準備することができる。本発明のこの実施例で、画像形成ヘッド26は、第1走査に関連する走査経路に沿って走査する間、第1の副走査位置(すなわち、位置38A)にあった。本発明のこの実施例で、コントローラ60は、モーションシステム59に、第1走査後に画像形成ヘッド26を副走査軸44に沿って第2の位置38Bへ移動させる。画像形成ヘッド26は、種々の方法で第1の位置38Aから第2の位置38Bへ動かされ得る。例えば、画像形成ヘッド26は、担体52が第1走査の間用いられる速度から減速する場合、及び/又は担体52がその後の走査で用いられる他の速度へ加速する場合に、2つの位置の間で移動することができる。担体52は、画像形成ヘッド26が2つの位置の間で動くように、ゼロ速度の点を通って移動することができる。担体52は、画像形成ヘッド26が2つの位置の間で動くように、止まることができる。本発明のこの実施例で、画像形成ヘッド26は、画像スワスの幅より小さい距離だけ第1の位置38Aから第2の位置38Bへ動く。幾つかの実施例で、第2の位置38Bは第1の位置38Aと同じである(すなわち、副走査方向にある)。
ステップ320で、画像形成ヘッド26は、受取側要素18に第2画像部分72を形成する。図4Bに概略的に示されるように、コントローラ60は、受取側要素18に第2画像部分72を形成するよう第2走査方向に放射線ビームを方向付けるよう画像形成ヘッド26を制御する。第2走査方向は第1走査方向と反対である。第2走査の間、コントローラ60は、第2経路に沿って担体52を移動させるようモーションシステム59を制御する。本発明のこの実施例で、モーションシステム59は、画像形成ヘッド26が第2画像部分72を形成する放射線ビームを方向付けるように、一定速度で担体52を移動させる。画像部分72及び71は双方向で画像形成される。
コントローラ60は、画像部分72を形成するのに適した強さを有して放射線ビームを放射するよう、選択されている画像形成チャネル40を制御する。本発明のこの実施例で、第2方向で走査する間所与のチャネルによって放射される放射線ビームの強さは、第1方向で走査する間同チャネルによって放射される放射線ビームの強さとは異なるよう制御される。例えば、画像データ240に従って、画像形成チャネル45は、第1走査及び第2走査の間、画像ピクセルを形成するよう選択されている。コントローラ60は、画像形成チャネル45を、第1走査の間、第1方向で走査しながら第1の強さを有して放射線ビームを放射するよう動作させた。第2走査の間、コントローラ60は、画像形成チャネル45を、第2方向で走査しながら第2の強さを有して放射線ビームを放射するよう動作させた。第2の強さは第1の強さとは異なり、第2画像部分72の画像形成を高めるよう選択される。第2の強さは、第1画像部分71の画像形成で用いられるのと同じパラメータを有して第2画像部分72が画像形成された場合に起こりうる第2画像部分72の視覚的特性の差を解消するよう選択される画像形成パラメータの設定の一部を形成する。本発明の幾つかの実施例で、第2の強さは、第1画像部分71の画像形成中に生ずる露出とは異なる露出を第2画像部分72の画像形成中に生じさせるよう選択される。本発明のこの実施例は、双方向走査に関連する生産性上昇の利益を享受しながら、実質的に同じ視覚的特性を有する画像形成された特徴を生成するために使用されてよい。
第2走査のために最適の強さは、トライアル・アンド・エラー試験によって決定され得る。例えば、様々なテストパターン画像は、異なる強さでの走査により形成され、視覚的特性における差を最小限とするよう最良の強さを決定すべく試験されてよい。
2つの画像形成された部分の視覚的特性を比較するために使用され得る指標の例は、CIE(Commission International de l’Eclairage)によって定義されるCIE1976L*,a*,b*(“CIELAB”)で色差を表す値ΔEである。幾つかの実施例で、強さにおける差は、3以下、2以下、及び望ましくは1以下の画像部分(例えば、縞特徴30C及び30D)の間でΔEを達成するのに十分である。厳しい用途で、ΔEは0.7以下(例えば、約1/2以下)であってよい。
色濃度は、画像形成部分71及び72の間で比較されうる他の視覚的特性である。様々な反射率及び透過率に係る指標が画像形成部分71及び72の間で比較されてよい。
第2画像部分72の形成後、画像形成処理は、ステップ330に示されるように停止してよい。代替的に、付加的な画像部分が、ステップ300、310及び320を繰り返すことによって、本発明の種々の実施例により形成されてよい。代替的に、付加的な画像部分が他の技術によって生成されてよい。
本発明の幾つかの実施例で、画像の様々な部分は、インターリーブ形式で形成され得る。例えば、第1画像部分は、1又はそれ以上の方向でお互いから分離される複数の画像サブ部分を含んでよい。画像サブ部分の夫々は、第1走査の間第1の方向で走査することによって形成される。第2画像部分は、第2走査の間第1の方向と反対の第2の方向で走査することによって、分離されているサブ部分の間で形成され得る。第1画像部分は、第2画像部分が重なってよい。第2画像部分で形成される特徴は、第1画像部分で形成される特徴と隣接しても又はいなくてもよい。
各画像形成チャネル40によって放射される放射線ビームの強さは、多種多様な方法で変更されてよい。本発明の幾つかの実施例で、画像形成ヘッド26は、定レーザ源によって照射される空間光変調器(光弁)を有する。レーザは、所望の総電力を維持するよう調整される定電流源によって駆動される。光弁は、光弁の各チャネルから放射される放射線ビームの強さを、そのチャネルについての所望の強さへと減衰するために使用される。各走査方向について、光弁ドライバは、各チャネルについて2つのレベル(1つは“オフ”のためのレベルであり、もう1つは“オン”のためのレベルである。)の間で切り替わる。第1の方向での走査中の“オン”のためのレベルは、第1の方向と反対の第2の方向での走査中の“オン”のためのレベルとは異なる。この実施例で、光弁は、チャネルごとに可変な減衰を供給することができるアナログ装置として働く。
他の実施例で、各画像形成チャネル40によって放射される放射線ビームの強さは、パルス幅変調光弁とともに定レーザ源を使用する画像形成ヘッド26によって変更され得る。レーザは、所望の総電力を維持するよう調整される定電流源を用いて駆動される。光弁は、光弁の各チャネルから放射される放射線ビームの強さを、そのチャネルについての所望の強さへと減衰するために使用される。第1の方向での走査中の“オン”のためのレベルは、第1の方向と反対の第2の方向での走査中の“オン”のためのレベルとは異なる。光弁は、所与のチャネルが“オン”又は“オフ”のいずれかであるが、デューティサイクルがそのチャネルから放射されるビームの所望の強さを制御するよう調整されるように、デジタル形式で使用される。
他の実施例で、各画像形成チャネル40によって放射される放射線ビームの強さは、可変減衰光弁とともにパルス幅変調レーザ源を使用する画像形成ヘッド26によって変更され得る。レーザは、デューティサイクルが所望の総電力を維持するよう調整されるパルス幅変調器により駆動される。光弁は、光弁の各チャネルから放射される放射線ビームの強さを、そのチャネルについての所望の強さへと減衰するために使用される。第1方向での走査中の“オン”のためのレベルは、第1の方向と反対の第2の方向での走査中の“オン”のためのレベルとは異なる。この実施例で、光弁は、チャネルごとに可変な減衰を供給することができるアナログ装置として働く。当業者には明らかなように、他の方法及び画像形成ヘッド構成が、画像形成チャネルによって放射される放射線ビームの強さを変更するために使用されてよい。幾つかの実施例で、画像形成ヘッドは光弁を含まない。幾つかの実施例で、画像形成チャネルは個々のレーザ源である。
図6は、本発明の実施例により光弁ドライバシステム200によって使用されるロジックを表す略ブロック図を示す。光弁ドライバシステム200は、画像形成ヘッドの光弁を動作させるために使用される。光弁ドライバシステム200は、光弁の多数のチャネルの作動を制御する。一例として、2つのドライバ200A及び200Bが示されており、各ドライバは光弁の対応するチャネル“A”及び“B”を制御する。各ドライバは、所望の出力電圧に比例するアナログ信号を生成するデジタル−アナログ変換器(DAC)204を有する。高電圧増幅器(AMP)206は、所望の出力範囲をカバーするよう信号を昇圧するために使用される。各チャネルについて、光弁ドライバシステム200は、対向する走査方向の夫々についての別個の“オン値”と、“オフ値”とを記憶するルックアップテーブル208を使用する。オン値の夫々は、対応するチャネルにその走査方向によって必要とされる強さを有して放射線ビームを放射させるのに適した駆動信号に対応する。あらゆるアップデート・クロックで、選択マルチプレクサ210は、画像データ240と関連する走査方向信号209を読み出し、その方向に対応する適切な“オン”値を割り当てる。選択マルチプレクサ212は、各チャネルが“オン”又は“オフ”のいずれに設定されるべきかを決定するために画像データ240を読み出す。この例で、ピクセルデータ240Aはチャネル“A”に対応し、ピクセルデータ240Bはチャネル“B”に対応する。そのチャネルについてピクセルデータ(すなわち、画像ピクセルが形成されるべきか否かを示す“オンデータ”又は“オフデータ”)に依存して、選択マルチプレクサ212は、走査方向信号209に対応する“オン値”又は“オフ値”を選択する。
本発明の幾つかの実施例で、所与の画像形成チャネル40によって放射される放射線ビームの強さは、他の形成される画像ピクセルに対してそのビームによって形成される画像ピクセルの位置に従って調整される。個々のピクセルは、画像形成される特徴の様々な部分を生成するようお互いに対して形成される。画像形成を高めるようお互いとは異なるように様々な画像ピクセルを形成することが望ましい。例えば、特徴のエッジ部分に対応する1又はそれ以上のピクセルは、特徴の他の部分を画像形成するために用いられる放射線ビームの強さとは異なる強さを有する放射線ビームにより画像形成されてよい。エッジ部分に対応する“エッジピクセル”は、画像形成される特徴の周囲ピクセルに制限される必要はなく、特徴の周囲を直接には形成しない1又はそれ以上の付加的なピクセルを有してよい。付加的なピクセルは、画像形成される特徴の選択内部ピクセル(select inboard pixels)を有してよい。本発明の一実施例で、特徴の対応するエッジ部分は、特徴の他の部分を画像形成するために用いられる放射線ビームの強さより高い強さを有する放射線ビームにより画像形成されてよい。エッジ部分は、第1又は第2の走査方向のうち1つに平行であってよく、あるいは、第1又は第2の走査方向のうち1つと交差する方向で延在してよい。画像形成される特徴のエッジ部分を形成するために用いられる様々な放射線ビームの強さの増大は、特徴の視覚的な特性を高めるとともに、エッジ不連続等のアーティファクトを低減するために使用されてよい。エッジ不連続は、例えば、画像形成される領域と画像形成されない領域との間の遷移の近くで起こりうる示差熱効果(differential thermal effects)を含む多数の理由のために起こりうる。熱転写の場合、機械的な効果(例えば、特徴のエッジへ転写される画像形成物質に関連する不十分な剥離強度、又は剥離速度、角度若しくは方向の不十分な制御)は、画像形成される提供側要素が剥離される場合に、エッジ不連続を引き起こすことがある。選択的に増大される強さは、エッジ不連続のような画像アーティファクトを軽減するのを助けるために使用されてよい。幾つかの実施例で、画像形成チャネルは、異なる強さの放射線ビームを夫々有して第1ピクセル及び第2ピクセルを形成してよい。第1ピクセル及び第2ピクセルの夫々は、2つの対向する走査方向のうち1つでの走査中に形成される。第1ピクセル及び第2ピクセルは、媒体に形成される1又はそれ以上の特徴の内側部分を形成するために使用されてよい。同じ画像形成チャネル、又は異なる画像形成チャネルが、第3ピクセルを形成するよう或る強さを有する放射線ビームを放射するように動作する。このとき、第3ピクセルは、1又はそれ以上の特徴のうち1つについてのエッジ部分の一部である。第3ピクセルを形成するために使用される放射線ビームの強さは、第1ピクセル及び第2ピクセルを形成するために用いられる放射線ビームの強さより大きくてよい。第3ピクセルは、第1ピクセル又は第2ピクセルのいずれか一方が形成される同じ走査の間に形成されてよい。
図7は、本発明の実施例により光弁ドライバシステム220によって使用される他のロジックを表す略ブロック図を示す。本発明のこの実施例で、所与の画像形成チャネル40によって放射される放射線ビームの強さは、他の形成される画像ピクセルに対してそのビームによって形成される画像ピクセルの位置と、走査の方向とに従って調整される。光弁ドライバシステム200のように、光弁ドライバシステム220は2つのドライバ220A及び220Bを有する。それらのドライバは、DAC204、AMP206、及び選択マルチプレクサ210を有する。光弁ドライバシステム220は、光弁の多数のチャネルの作動を制御する(先と同じく、単に一例として、2つのチャネル“A”及び“B”が示されている。)。この実施例で、ドライバ220A及び220Bの夫々は、走査方向の夫々についての別個の“オン値”と、“オフ値”とを記憶するルックアップテーブル208を使用する。あらゆるアップデート・クロックで、選択マルチプレクサ210は、読み出される画像データ240に関連する走査方向信号209を読み出し、その方向に対応する適切な“オン値”を割り当てる。選択マルチプレクサ212は、各チャネルが走査方向信号209に対応する“オン値”又は“オフ値”のいずれにより設定されるべきかを決定するよう画像データ240を読み出す。
ドライバ220A及び220Bの夫々は、画像データ240が画像形成される特徴の特定の部分に対応するかどうかを判断するために使用されるエッジエンハンスメント回路(EEC)222を更に有する。この例で、その特定の部分は特徴のエッジ部分である。色フィルタ特徴等の特徴は、通常、複数の連続する画像ピクセルによって形成される。本発明のこの実施例で、エッジエンハンスメント回路222は、ピクセルデータを見直し、現在のピクセル“n”が特徴の内部部分、特徴のエッジ部分、又は画像形成されない領域のいずれに対応するのかを判断する。例えば、ドライバ220Aを考えると、ピクセルデータ240Aは、2つの隣接するピクセルに相当する、そのデータのいずれか一方の側にあるデータ(すなわち、240An−2、240An−1及び240An+1、240An+2)に対して比較される。2ピクセルに相当するデータは、単に一例として選択されている。この実施例で、ピクセルデータ240An−2、240An−1、240A、240An+1及び240An+2の配置は単一次元に対応する(すなわち、走査方向又は走査方向に対する横断面にある)。ピクセルデータのストリームは、ピクセルを走査方向で連続して画像形成させるよう所与のチャネルへ連続して供給されるデータの配置に対応してよい。代替的に、ピクセルデータは、所与の時点でチャネルのグループにわたって供給されるピクセルデータの配置に対応してよい。この場合に、1つのチャネルに対応するピクセルデータは、他のチャネルに対応するピクセルデータと比較される。本発明の幾つかの実施例で、ピクセルデータは2次元で解析される。本発明のこの実施例で、ピクセルデータ240Aはそれが隣接するピクセルに対して比較され、そのピクセルデータ240Aが画像特徴のエッジ部分に対応すると判断される場合は、“オン値”は、更に、対応するチャネルに、特徴の内側部分を形成するために用いられるビームに対して増大され又は押し上げられた強さレベルを有して放射線ビームを放射させるよう調整される。ピクセルデータ240Aがエッジ部分に対応するかどうかの判断は、他のピクセルデータのうちどれが、画像形成されるピクセル範囲又は画像形成されないピクセル範囲を表すのか、を判断することによって、容易に行われる。ドライバ220Bは、ピクセルデータ240Bn−2、240Bn−1、240B、240Bn+1及び240Bn+2を解析することによって、同様に動作する。
本発明の幾つかの実施例で、所与の走査方向に対応する各“オン値”は、ピクセルデータが特徴のエッジに対応する場合に、同じ量だけ増大する。本発明の幾つかの実施例で、“オン値”の夫々は、異なる量だけ調整される。本発明の幾つかの実施例で、“オン値”は比例して増大される。本発明の幾つかの実施例で、“オン値”は同じ値へと調整される。
本発明の幾つかの実施例で、画像形成チャネル40は、チャネルがオフされる場合に生成される非アクティブ強さレベルより大きいアクティブ強さレベルを有する放射線ビームを放射するようオンされる。このアクティブ強さレベルは、画像ピクセルを媒体に形成することができなくてよい。本発明の幾つかの実施例で、ビームの強さレベルは強さ閾値を下回る。幾つかの実施例で、ビームの強さは、媒体の露出閾値より小さい露出を生ずるよう制御される。画像ピクセルを形成することができない強さレベルを有して放射線ビームを放射するよう画像形成チャネルを制御することは、閾値以下の画像形成(below-threshold imaging)と呼ばれる。閾値以下の画像形成は、画像特徴の視覚的な特性を高めるとともに、一部の画像アーティファクトを低減するのを助けるために使用されてよい。例えば、閾値以下の画像形成は、画像ピクセルの特定の特性を改善するよう、その画像ピクセルのある領域、又はその画像ピクセル近くでの熱特性を変化させるために使用されてよい。レーザ誘起熱転写の場合、閾値以下画像形成技術は、画像ピクセルの形成の間に提供側要素から受取側要素へ移動する画像形成物質の付着を進めるために使用されてよい。幾つかの実施例で、閾値以下の画像形成は、濃度等の所望の特性を達成するよう、所与のピクセル又は隣接する画像ピクセルへ移動する画像形成物質の量を変更するために使用される。
本発明の幾つかの実施例で、図7に示されるのと類似するロジック回路が、閾値以下の強さを有して様々な放射線ビームを形成するために使用される。これらの放射線ビームは、対応する画像形成チャネル40のオン及びオフを制御するために使用されるピクセルデータの“オフデータ”によって表される媒体の範囲を走査するために使用されてよい。幾つかの実施例で、これらの範囲は、画像形成されるピクセルの近くに位置付けられる。幾つかの実施例で、これらの範囲に対応する“オフ値”は、対応するチャネルに閾値以下の強さを有して放射線ビームを放射させるよう調整されてよい。幾つかの実施例で、画像形成されるピクセルは、閾値以下の強さを有する放射線ビームにより前露光又は後露光をされる。この閾値以下露出は媒体を予熱又は後熱することができる。幾つかの実施例で、閾値以下強さは走査方向の関数として変化してよい。
画像形成ヘッド26は、個々にアドレス可能な画像形成チャネルを有するマルチチャネル画像形成ヘッドを有してよく、各チャネルは、画像ピクセルを形成するよう動作可能な放射線ビームを生成することができる。画像形成ヘッド26は、画像形成チャネル40の1次元又は2次元の配列を含む画像形成チャネル40の様々な配置を有してよい。あらゆる適切なメカニズムが放射線ビームを生成するために使用されてよい。放射線ビームは、あらゆる適切な方法で配置されてよい。
本発明の幾つかの実施例は赤外線レーザを用いる。830nmの波長で約50Wの総出力を有する150μm放射体を用いる赤外線ダイオードレーザアレイは、レーザ誘起熱転写処理において本発明者によって使用されている。可視光レーザを含む代替のレーザも本発明を実施する際に使用されてよい。用いられるレーザ源の選択は、画像形成される媒体の特性が動機となりうる。
本発明の様々な実施例について、画像形成物質が受取側要素へ移動するところのレーザ誘起熱転写処理において記載してきた。本発明の他の実施例は、他の画像形成処理及び媒体とともに用いられてよい。画像は、本発明の適用範囲を逸脱することなく異なる処理によって媒体に形成されてよい。例えば、媒体は画像修正可能面(modifiable surface)を有してよく、修正可能面の性質又は特性は、画像を形成するよう放射線ビームによって照射される場合に変更される。放射線ビームは、画像を形成するよう媒体の表面を削磨するために使用されてよい。当業者には明らかなように、異なる画像形成処理が容易に用いられ得る。
プログラムプロダクト67は、装置80によって必要とされる様々な機能を実行するためにコントローラ60によって使用されてよい。かかる機能の1つは、画像形成ヘッド26がここで記載されるような略同じ視覚的特性を有して画像部分を形成するよう走査方向の関数として制御パラメータを設定することを含みうる。制限なく、プログラムプロダクト67は、コンピュータプロセッサによって実行される場合に、コンピュータプロセッサにここで記載されるような方法を実行させる命令を有するコンピュータ読取可能な信号の組を有するあらゆる媒体を有してよい。プログラムプロダクト67は、幅広い様々な形をとってよい。プログラムプロダクト67は、例えば、フロッピーディスク(登録商標)やハードディスクドライブを含む磁気記憶媒体、CD−ROMやDVDを含む光データ記憶媒体、ROMやフラッシュRAMを含む電子データ記憶媒体等の物理媒体を有してよい。命令は、任意で、媒体で圧縮され及び/又は暗号化されてよい。
本発明の一実施例で、プログラムプロダクト67は、画像形成チャネル40に第1走査の間第1の方向で受取側要素18にわたって走査しながら第1の強さを有する放射線ビームを放射させ、画像形成チャネル40に第2走査の間第1の方向と反対の第2の方向で走査しながら第1の強さと異なる第2の強さを有する放射線ビームを放射させるようコントローラ60を構成するために使用されてよい。様々な画像部分は、夫々の走査の間、放射線ビームによって形成されてよい。代替的に、又は更に、コントローラ60は、適切なユーザインターフェースを介してコントローラ60と通信を行うオペレータの指導の下に、放射線ビーム強さの手動の割り当て又は調整を可能にしてよい。強さの差の決定は、コントローラ60へ入力され又はプログラムプロダクト67内でプログラムされる適切なデータ及び/又はアルゴリズムに基づいて行われ得る。制御パラメータは、画像形成より前に決定されても、あるいは、画像形成処理とオンザフライで決定されてもよい。
幾つかの実施例で、コントローラ60は、走査方向の関数として各チャネルによって放射される放射線ビームに設定すべき異なる強さ値を特定する、各画像形成チャネル40に対する強さ情報224を保持する。画像形成チャネル40が、決定される走査方向で走査しながら放射線ビームを放射するよう求められると判断される場合に、コントローラ60は、強さ情報224によって特定される値にチャネルを自動で設定することができる。
幾つかの実施例で、コントローラ60は、異なる走査方向で走査しながら画像ピクセルを形成する間放射線ビームに設定すべき異なる強さ値を特定する、各画像形成チャネル40に対する強さ情報224を保持する。コントローラ60は、異なる走査方向で走査しながら異なる露出に媒体を露光するよう放射線ビームに設定すべき異なる強さ値を特定する、各画像形成チャネル40に対する強さ情報224を保持してよい。コントローラ60は、ビームが走査される方向の関数として放射線ビームに設定すべき様々な強さ値の組を特定する、各画像形成チャネル40に対する強さ情報224を保持してよい。これらの組の夫々は、他の組の強さ値とは異なる1又はそれ以上の強さ値を含みうる。
幾つかの実施例で、コントローラ60は、所与の走査方向で走査しながら画像形成特徴の特定の部分を形成するよう選択される放射線ビームの強さの引き上げを特定する、各画像形成チャネル40に対する強さ情報224を保持する。特徴の部分は、特徴のエッジ部分を含んでよい。引き上げられた強さ値は、対応する走査方向で走査しながら特徴の他の部分を形成するために用いられる放射線ビームの強さ値より大きい。様々なレベルの強さ引き上げが走査方向の夫々について設定されてよい。
幾つかの実施例で、コントローラ60は、所与の走査方向で走査しながら画像形成チャネル40によって放射される放射線ビームに設定すべき閾値以下強さを特定する、各画像形成チャネル40に対する強さ情報224を保持する。様々なレベルの閾値以下強さが走査方向の夫々について設定されてよい。
特徴のパターンは、ディスプレイにおける色特徴のパターンに関して記載されてきた。本発明の幾つかの実施例で、特徴はLCDディスプレイの部分であってよい。本発明の他の実施例で、特徴は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイの部分であってよい。OLEDディスプレイは異なった構成を有してよい。例えば、LCDディスプレイと同様に、異なる色特徴が、白色OLED源とともに使用される色フィルタの中に形成されてよい。代替的に、ディスプレイにおける異なる色照射源は、本発明の様々な実施例により異なるOLED材料を有して形成されてよい。これらの実施例で、OLEDに基づく照射源自体は、パッシブ形式の色フィルタを必ずしも必要とすることなく、着色光の放射を制御する。OLED材料は、適切な媒体へ移動することができる。OLED材料は、レーザ誘起熱転写技術により受取側要素へ移動することができる。
本発明の様々な実施例が、縞特徴の画像形成に関して記載されてきた。縞は、走査方向に並列に延在するエッジを有してよい。縞は、連続し又は中断されてよい。なお、本発明は、縞の画像形成に限られず、他の形状を含む特徴を画像形成するために使用されてよい。本発明は、また、島状の特徴を画像形成するために使用されてよい。
本発明は、ディスプレイ及び電子装置製造における応用例として記載されてきた、ここで記載される方法は、ラボチップ(lab-on-a-chip(LOC))製造のための生体医学画像形成で使用されるものを含む他の用途に直接に適用可能である。LOC装置は様々な特徴パターンを有してよい。本発明は、例えば、医療、印刷及び電子製造技術等の他の技術への応用を有しうる。
当然、実施例は単に本発明の例示にすぎず、上記実施例の多数の変形例が本発明の適用範囲を逸脱することなく当業者によって発明され得る。

Claims (60)

  1. 媒体上に画像を形成するよう前記媒体を走査しながら複数の独立制御可能な放射線ビームを発するように画像形成ヘッドを動作させるステップと、
    第1走査の間第1の方向で前記媒体を走査しながら第1の強さを有する放射線ビームを発するよう前記画像形成ヘッドの画像形成チャネルを動作させるステップと、
    第2走査の間第2の方向で前記媒体を走査しながら第2の強さを有する放射線ビームを発するよう前記画像形成チャネルを動作させるステップと
    を有し、
    前記第2の方向は前記第1の方向の反対であり、前記第2の強さは前記第1の強さとは異なる、画像形成方法。
  2. 前記第1走査の間前記第1の強さを有する放射線ビームにより第1ピクセルを形成し、前記第2走査の間前記第2の強さを有する放射線ビームにより第2ピクセルを形成するステップを有する、請求項1記載の画像形成方法。
  3. 第1露出により前記第1ピクセルを形成し、第2露出により前記第2ピクセルを形成するステップを有し、
    前記第2露出は前記第1露出とは違って形成される、請求項2記載の画像形成方法。
  4. 第1露出により前記第1ピクセルを形成し、第2露出により前記第2ピクセルを形成するステップを有し、
    前記第2露出は前記第1露出より大きい、請求項2記載の画像形成方法。
  5. 前記第1の強さ及び前記第2の強さの夫々は、前記第1走査及び前記第2走査の夫々の間、前記媒体の露出閾値より大きいか、又は該露出閾値と等しい露出を生成するのに十分である、請求項1記載の画像形成方法。
  6. 前記第1の強さ及び前記第2の強さの夫々は、前記画像形成チャネルが放射線ビームを発しないよう動作する場合に発生する漏れ強さより大きい、請求項1記載の画像形成方法。
  7. 前記画像を形成しながら前記画像形成ヘッドと前記媒体との間の相対運動を確立するステップを有する、請求項1記載の画像形成方法。
  8. 前記第1の強さを前記第2の強さとは異なるよう選択するステップを有する、請求項1記載の画像形成方法。
  9. 前記画像形成ヘッドは光弁を有し、
    当該方法は、前記第2の強さを前記第1の強さと異ならせるよう前記光弁のチャネルを減衰するステップを有する、請求項1記載の画像形成方法。
  10. 前記画像形成ヘッドは光弁を有し、
    当該方法は、前記第2の強さを前記第1の強さと異ならせるよう前記光弁のチャネルをパルス幅変調するステップを有する、請求項1記載の画像形成方法。
  11. 前記第2の強さを前記第1の強さと異ならせるよう前記画像形成チャネルへ供給される電力を変化させるステップを有する、請求項1記載の画像形成方法。
  12. 前記第1ピクセルは、前記媒体に形成される特徴のエッジ部分の一部を形成し、前記第2ピクセルは、前記媒体に形成される特徴の他のエッジ部分の一部を形成する、請求項2記載の画像形成方法。
  13. 前記第1ピクセルは、前記媒体に形成される特徴の内側部分を形成し、前記第2ピクセルは、前記特徴のエッジ部分を形成する、請求項2記載の画像形成方法。
  14. 前記第1ピクセルは、前記媒体に形成される特徴のエッジ部分の一部を形成し、前記第2ピクセルは、前記媒体に形成される更なる特徴の内側部分の一部を形成する、請求項2記載の画像形成方法。
  15. 前記第1ピクセル及び前記第2ピクセルの夫々は、前記媒体に形成される特徴のエッジ部分の一部を形成する、請求項2記載の画像形成方法。
  16. 前記エッジ部分の少なくとも1つは、前記第1の方向と交差する方向で延在する、請求項12記載の画像形成方法。
  17. 前記エッジ部分の少なくとも1つは、前記第1の方向に平行な方向で延在する、請求項12記載の画像形成方法。
  18. 前記第1ピクセル及び前記第2ピクセルの夫々は、前記媒体に形成される1又はそれ以上の特徴の内側部分の一部を形成し、
    当該方法は、第3ピクセルを形成するよう第3の強さを有する放射線ビームを発するように前記画像形成チャネルを動作させるステップを有し、
    前記第3ピクセルは、前記1又はそれ以上の特徴のエッジ部分の一部であり、前記第3の強さは、前記第1の強さ及び前記第2の強さの夫々より大きい、請求項2記載の画像形成方法。
  19. 前記第3ピクセルは、前記第1走査の間形成される、請求項18記載の画像形成方法。
  20. 前記エッジ部分は、前記第1の方向と交差する方向で延在する、請求項18記載の画像形成方法。
  21. 前記エッジ部分は、前記第1の方向に平行な方向で延在する、請求項18記載の画像形成方法。
  22. 前記第1の強さ及び前記第2の強さの夫々は、前記媒体の強さ閾値より小さい、請求項1記載の画像形成方法。
  23. 前記第1の強さ及び前記第2の強さのうち1つは、前記媒体の強さ閾値より大きい、請求項1記載の画像形成方法。
  24. 前記第1の強さ及び前記第2の強さの両方が、前記媒体の強さ閾値より大きい、請求項1記載の画像形成方法。
  25. 第3の強さを有する放射線ビームを発するよう前記画像形成ヘッドを動作させるステップを有し、
    前記第3の強さは、前記媒体の強さ閾値より小さい、請求項2記載の画像形成方法。
  26. 前記媒体は、レジストレーションサブ領域のパターンを有し、前記画像は、特徴の1又はそれ以上のパターンを有し、
    当該方法は、前記レジストレーションサブ領域のパターンと一直線上に前記特徴の1又はそれ以上のパターンを形成するステップを有する、請求項1記載の画像形成方法。
  27. 前記レジストレーションサブ領域のパターンは、マトリクスを有し、
    前記特徴の1又はそれ以上のパターンは、色特徴のパターンを有する、請求項26記載の画像形成方法。
  28. 前記画像は、特徴の1又はそれ以上のパターンを有する、請求項1記載の画像形成方法。
  29. 前記特徴の1又はそれ以上のパターンは、色特徴のパターンを有する、請求項28記載の画像形成方法。
  30. 前記色特徴のパターンは、色フィルタの一部を形成する、請求項29記載の画像形成方法。
  31. 前記色特徴のパターンは、有色照射源のパターンを形成する、請求項29記載の画像形成方法。
  32. 前記有色露出源は、OLED材を有する、請求項31記載の画像形成方法。
  33. 前記特徴の1又はそれ以上のパターンは、色特徴の複数のパターンを有し、前記色特徴の各パターンは、所与の色に対応し、
    当該方法は、前記色特徴のパターンの夫々を別々に画像化する、請求項28記載の画像形成方法。
  34. レーザ誘起の熱転写処理で前記画像を形成するステップを有する、請求項1記載の画像形成方法。
  35. 前記レーザ誘起の熱転写処理は、レーザ誘起の転染処理を有する、請求項34記載の画像形成方法。
  36. 前記レーザ誘起の熱転写処理は、レーザ誘起の物質移動処理を有する、請求項34記載の画像形成方法。
  37. 前記レーザ誘起の熱転写処理は、提供側要素から受取側要素への物質の移動を有する、請求項34記載の画像形成方法。
  38. 前記物質は、OLED材を有する、請求項37記載の画像形成方法。
  39. 前記特徴の1又はそれ以上のパターンは、アイランド特徴の繰り返しパターンを有する、請求項28記載の画像形成方法。
  40. 前記アイランド特徴の繰り返しパターンは、第1の色の第1の複数の特徴を有し、
    前記第1の複数の特徴の夫々は、異なる色の特徴によって前記第1の複数の特徴の他の夫々の特徴と分離される、請求項39記載の画像形成方法。
  41. 媒体を走査しながら複数の放射線ビームを発するよう画像形成ヘッドの画像形成チャネルを動作させるステップと、
    前記画像形成チャネルに関連する強さ情報であって、第1の方向で前記媒体を走査しながら放射線ビームが発せられる場合に該放射線ビームに設定する第1の強さを特定するとともに、前記第1の方向と反対の第2の方向で前記媒体を走査しながら放射線ビームが発せられる場合に該放射線ビームに設定する、前記第1の強さとは異なる第2の強さを特定する前記強さ情報を保持するステップと、
    走査の方向を決定するステップと、
    決定された前記走査の方向に対応する強さで放射線ビームを発するよう前記強さ情報に従って前記画像形成チャネルを制御するステップと
    を有する画像形成方法。
  42. 前記強さ情報は、前記第1の方向で走査しながら前記媒体に第1ピクセルを形成するために前記放射線ビームが必要とされる場合に前記第1の強さを特定し、前記第2の方向で走査しながら前記媒体に第2ピクセルを形成するために前記放射線ビームが必要とされる場合に前記第2の強さを特定し、
    当該方法は、
    前記第1ピクセルが、前記第1の方向での走査の間、前記媒体に形成されるべきかどうかを決定するステップと、
    前記第2ピクセルが、前記第2の方向での走査の間、前記媒体に形成されるべきかどうかを決定するステップと、
    前記第1ピクセル又は前記第2ピクセルのいずれか一方を形成するよう前記放射線ビームを発するように前記画像形成チャネルを制御するステップと
    を有する、請求項41記載の画像形成方法。
  43. 前記強さ情報は、前記第1ピクセルがエッジピクセルである場合に前記第1の強さを特定し、前記第2ピクセルがエッジピクセルである場合に前記第2の強さを特定し、
    当該方法は、前記第1ピクセル又は前記第2ピクセルのいずれか一方がエッジピクセルであるかどうかを決定するステップを有する、請求項42記載の画像形成方法。
  44. 前記第1の方向で走査しながら前記媒体に第1ピクセルを形成するよう前記画像形成チャネルを制御し、前記第2の方向で走査しながら前記媒体に第2ピクセルを形成するよう前記画像形成チャネルを制御するステップを有し、
    前記第1ピクセルは、第1露出により形成され、前記第2ピクセルは、前記第1露出とは異なる第2露出により形成される、請求項41記載の画像形成方法。
  45. 前記第1ピクセル及び前記第2ピクセルは、前記媒体に前記画像形成ヘッドによって形成される1又はそれ以上の特徴のエッジピクセルである、請求項44記載の画像形成方法。
  46. 前記第1ピクセル及び前記第2ピクセルは、前記媒体に前記画像形成ヘッドによって形成される1又はそれ以上の特徴の内側のピクセルである、請求項44記載の画像形成方法。
  47. 前記第1の方向で走査しながら第1露出により前記媒体を露光し、前記第2の方向で走査しながら第2露出により前記媒体を露光するよう前記画像形成ヘッドを制御するステップを有し、
    前記第2露出は、前記第1露出とは異なる、請求項41記載の画像形成方法。
  48. 前記第1の強さ及び前記第2の強さの夫々は、前記媒体の露出閾値より大きいか、又は該露出閾値と等しい露出を生成するのに十分である、請求項41記載の画像形成方法。
  49. 前記第1の強さ及び前記第2の強さの夫々は、前記媒体の強さ閾値より大きいか、又は該強さ閾値と等しい、請求項41記載の画像形成方法。
  50. 前記第1の強さ及び前記第2の強さの夫々は、前記画像形成チャネルがオフされる場合に発生する漏れ強さより大きい、請求項41記載の画像形成方法。
  51. 媒体を走査しながら複数の放射線ビームを発するよう画像形成ヘッドの画像形成チャネルを動作させるステップと、
    前記画像形成チャネルに関連する第1強さ情報であって、第1放射線ビームが第1の方向で前記媒体を走査される場合に前記第1放射線ビームに設定する第1の強さを特定する前記第1強さ情報を保持するステップと、
    前記画像形成チャネルに関連する第2強さ情報であって、第2放射線ビームが、前記第1の方向と反対の第2の方向で前記媒体を走査される場合に前記第2放射線ビームに設定する、前記第1の強さとは異なる第2の強さを特定する前記第2強さ情報を保持するステップと、
    前記第1放射線ビームが前記第1の方向で走査される場合を決定するステップと、
    前記第1強さ情報に従って前記第1放射線ビームの強さを設定するステップと、
    前記第2放射線ビームが前記第2の方向で走査される場合を決定するステップと、
    前記第2強さ情報に従って前記第2放射線ビームの強さを設定するステップと
    を有する画像形成方法。
  52. コントローラによって実行される場合に、該コントローラに、
    媒体上に画像を形成するよう前記媒体を走査しながら複数の独立制御可能な放射線ビームを発するように画像形成ヘッドを動作させるステップと、
    第1走査の間第1の方向で前記媒体を走査しながら第1の強さを有する放射線ビームを発するよう前記画像形成ヘッドの画像形成チャネルを動作させるステップと、
    第2走査の間、前記第1の方向と反対の第2の方向で前記媒体を走査しながら、前記第1の強さとは異なる第2の強さを有する放射線ビームを発するよう前記画像形成チャネルを動作させるステップと
    を実行させる命令を含むコンピュータ読出可能な信号の組を有するプログラム。
  53. コントローラによって実行される場合に、該コントローラに、
    媒体を走査しながら複数の放射線ビームを発するよう画像形成ヘッドの画像形成チャネルを動作させるステップと、
    前記画像形成チャネルに関連する強さ情報であって、第1の方向で前記媒体を走査しながら放射線ビームが発せられる場合に該放射線ビームに設定する第1の強さを特定するとともに、前記第1の方向と反対の第2の方向で前記媒体を走査しながら放射線ビームが発せられる場合に該放射線ビームに設定する、前記第1の強さとは異なる第2の強さを特定する前記強さ情報を保持するステップと、
    走査の方向を決定するステップと、
    決定された前記走査の方向に対応する強さで放射線ビームを発するよう前記強さ情報に従って前記画像形成チャネルを制御するステップと
    を実行させる命令を含むコンピュータ読出可能な信号の組を有するプログラム。
  54. 媒体に画像を形成するよう前記媒体を2方向で走査しながら複数の独立制御可能な放射線ビームを発するように画像形成ヘッドを動作させるステップと、
    第1走査の間前記媒体を走査しながら、2又はそれ以上の強さ値の第1の組から選択される強さ値に対応する第1の強さを有する放射線ビームを発するよう前記画像形成ヘッドの画像形成チャネルを制御するステップと、
    第2走査の間前記媒体を走査しながら、2又はそれ以上の強さ値の第2の組から選択される強さ値に対応する第2の強さを有する放射線ビームを発するよう前記画像形成ヘッドの前記画像形成チャネルを制御するステップと
    を有し、
    前記第1の組の中の少なくとも1つの強さ値は、前記第2の組の中の少なくとも1つの強さ値とは異なる、画像形成方法。
  55. 前記第1の強さを有する放射線ビーム及び前記第2の強さを有する放射線ビームのうち少なくとも1つによりピクセルを形成するステップを有する、請求項54記載の画像形成方法。
  56. 前記第1走査の間複数のピクセルを形成するステップを有し、
    前記複数のピクセルの中の第1ピクセルは、前記第1の強さを有する放射線ビームによって形成され、前記複数のピクセルの中の第2ピクセルは、前記第1の組から選択される更なる強さ値に対応する第3の強さを有する放射線ビームを発するよう前記画像形成チャネルを動作させることによって形成される、請求項54記載の画像形成方法。
  57. 前記第1の組は、閾値より小さい強さに対応する少なくとも1つの強さ値を有する、請求項54記載の画像形成方法。
  58. 前記第1の組の各強さ値は、前記媒体にピクセルを形成するために十分な強さに対応する、請求項54記載の画像形成方法。
  59. 前記第1ピクセルが前記媒体に形成される特徴のエッジ部分に対応するかどうかを決定するステップと、
    高められた強さを有する放射線ビームにより前記第1ピクセルを形成するステップと
    を更に有する、請求項2記載の方法。
  60. 前記第1の強さを有する放射線ビーム及び前記第2の強さを有する放射線ビームのうち少なくとも1つは、高められた強さを有する放射線ビームである、請求項2記載の画像形成方法。
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