JP2011253559A - 健康情報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】健康保険組合等の公的医療保険者とその被保険者との間において、特定健康診査の結果や健康管理に関する情報の共有を適切に行なうことができ、さらに、被保険者各人が日常の健康管理を行ない得る健康情報システムを実現する。
【解決手段】処理サーバー1の被保険者個人情報データベース1bに、被保険者ごとの特定健康診査結果の情報および日常の健康管理情報をIDと関連付けて記憶し、支援情報データベース1cに、健康に関するコンテンツを記憶する。公的医療保険者端末2および被保険者端末3a〜3nはいずれも、被保険者個人情報データベース1bおよび支援情報データベース1cの情報にアクセス可能とする。公的医療保険者および被保険者間の連絡は、連絡情報記憶部1dに連絡情報を記憶することにより行なう。
【選択図】図1

Description

この発明は、健康保険組合等の公的医療保険者とその被保険者との間における情報伝達および被保険者各人の日常の健康管理に資する健康情報システムに関する。
平成二十年四月から高齢者の医療の確保に関する法律により、健康保険組合等の公的医療保険者に対して、糖尿病やいわゆるメタボリックシンドローム等の生活習慣病に関する被保険者への健康診査(すなわち特定健康診査)、及び、特定健康診査の結果により健康保持に努める必要がある者への保健指導(すなわち特定保健指導)の実施が義務付けられている。
特定保健指導には、情報提供、動機付け支援、積極的支援との三種の保健指導が含まれる。情報提供とは、特定健康診査結果に基づいて対象者個人に合わせた情報の提供や、生活習慣の改善に関する一般的な情報を提供する保健指導を指す。また、動機付け支援とは、医師等の初回面接を伴って生活習慣改善の動機付けを対象者に与える、より個別具体的な保健指導を指す。また、積極的支援とは、医師等の初回面接を伴って三ヶ月以上の継続的な生活習慣改善の支援を対象者に行なう、さらに個別具体的な保健指導を指す。
この特定健康診査及び特定保健指導の実施に当たり、平成二十年一月十七日厚生労働省告示第九号において、IT(Information Technology)技術の活用が期待されている。具体的には例えば、特定保健指導の実施において電子メール等の活用が明記されている。
なお、一般的な健康診断情報の受診者への提供に関する先行技術文献情報として、次のものがある。
特開2002−215807号公報
公的医療保険者は、全ての被保険者の健康状況の全体的な改善を目指して特定保健指導の実施を行なう必要がある。そのためには、特定健康診査の結果や被保険者各人の日常の健康管理に関する情報を、被保険者自身が把握することはもちろん、被保険者側だけでなく公的医療保険者側も共有して、行動習慣や食習慣といった生活習慣の改善に結び付けてゆく必要がある。
特許文献1では、受診者への健康診断結果の提供に関する技術が記載されている。しかし、特許文献1に記載の技術では、健康診断結果に関する一般的な情報や医療関連商品情報を受診者に一方的に提供するのみであり、被保険者各人の日常の健康管理や、被保険者・公的医療保険者間における健康管理に関する情報の共有については考慮されてはいない。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、健康保険組合等の公的医療保険者とその被保険者との間において、特定健康診査の結果や健康管理に関する情報の共有を適切に行なうことができ、さらに、被保険者各人が日常の健康管理を行ない得る健康情報システムを提供することを目的とする。
本発明は、処理サーバーと、公的医療保険者に対応する公的医療保険者端末と、前記公的医療保険者所管の保険に加入する少なくとも一人の被保険者に対応する少なくとも一つの被保険者端末と、前記被保険者に健康管理に関する指導を行なう健康管理指導者に対応する健康管理指導者端末と、インターネットを用いたネットワークとを備え、前記被保険者端末と前記処理サーバーとは、前記ネットワークを介して通信可能であり、前記公的医療保険者端末と前記処理サーバーとは、前記ネットワークを介して通信可能であり、前記公的医療保険者端末と前記健康管理指導者端末とは、前記ネットワークを介して、または、専用回線を介して通信可能であり、前記処理サーバーと前記健康管理指導者端末とは、前記ネットワークを介して通信可能であり、前記処理サーバーは、制御部と、被保険者個人情報データベースと、支援情報データベースと、連絡情報記憶部とを含み、前記公的医療保険者端末は、制御部と、被保険者個人情報データベースとを含み、前記処理サーバーの前記被保険者個人情報データベースには、前記被保険者ごとの特定健康診査結果の情報および前記被保険者ごとの健康管理に関する健康管理情報が、前記被保険者ごとのID(Identification code)と関連付けて記憶され、前記健康管理情報は、前記被保険者端末から作成または改変可能であって、前記支援情報データベースには、健康に関するコンテンツが記憶され、前記連絡情報記憶部には、前記公的医療保険者および前記被保険者間の連絡に関する連絡情報が記憶可能であり、前記処理サーバーの前記制御部は、前記公的医療保険者端末からの要求に従って、前記被保険者個人情報データベースに記憶された前記特定健康診査結果の情報および前記健康管理情報の送信を前記公的医療保険者端末に対して行い、もしくは、前記被保険者端末からの要求に従って、要求した前記被保険者端末に対応する前記被保険者の前記特定健康診査結果の情報および前記健康管理情報の送信を前記被保険者端末に対して行い、前記処理サーバーの前記制御部は、前記被保険者端末からの要求に従って、要求した前記被保険者端末に対応する前記被保険者の前記健康管理情報の作成または改変を行い、前記処理サーバーの前記制御部は、前記被保険者端末からの要求に従って、前記被保険者が開示されたくない部分のデータを前記健康管理指導者が閲覧できないようにし、前記健康管理指導者端末からの要求に従って、前記被保険者の前記特定健康診査結果の情報および前記健康管理情報の送信を前記健康管理指導者端末に対して行い、前記公的医療保険者端末の前記制御部は、前記健康管理指導者端末からの要求に従って、前記被保険者の前記特定健康診査結果の情報の送信を前記健康管理指導者端末に対して行い、前記処理サーバーの前記制御部は、前記公的医療保険者端末からの要求に従って、前記公的医療保険者から任意の前記被保険者への連絡情報を作成して前記連絡情報記憶部に記憶させ、または、前記連絡情報記憶部に記憶された前記被保険者から前記公的医療保険者への連絡情報の送信を前記公的医療保険者端末に対して行い、もしくは、前記被保険者端末からの要求に従って、前記被保険者から前記公的医療保険者への連絡情報を作成して前記連絡情報記憶部に記憶させ、または、前記連絡情報記憶部に記憶された前記公的医療保険者から前記被保険者への連絡情報の送信を前記被保険者端末に対して行う健康情報システムである。
前記コンテンツは、前記公的医療保険者端末から作成または改変可能であって、前記コンテンツには、健康関連用語に関する情報、健康増進に関する情報、健康阻害要因に関する情報、および、健康関連施設に関する情報のうち少なくとも一つが含まれ、前記処理サーバーの前記制御部は、前記公的医療保険者端末からの要求に従って、前記コンテンツの作成または改変を行なう健康情報システムである。
本発明における前記健康情報システムは、前記特定健康診査の実施機関に対応する特定健康診査実施機関端末をさらに備え、前記公的医療保険者端末と前記特定健康診査実施機関端末とは、前記ネットワークを介して、または、専用回線を介して通信可能であり、前記公的医療保険者端末は、制御部と、被保険者個人情報データベースとを含み、前記特定健康診査結果の情報は、前記特定健康診査実施機関端末にて作成されて、前記特定健康診査実施機関端末から前記公的医療保険者端末に送信され、送信された前記特定健康診査結果の情報は、前記公的医療保険者端末の前記被保険者個人情報データベース内に、前記被保険者の前記IDと関連付けて記憶され、前記公的医療保険者端末の前記制御部は、前記公的医療保険者端末の前記被保険者個人情報データベース内に記憶された前記IDおよび前記特定健康診査結果の情報を、前記ネットワークを介して前記処理サーバーに送信し、前記処理サーバーの前記被保険者個人情報データベース内に記憶させる健康情報システムである。
本発明における前記健康情報システムは、前記被保険者に関する電子カルテを有する医療機関に対応する医療機関端末をさらに備え、前記公的医療保険者端末と前記医療機関端末とは、前記ネットワークを介して、または、専用回線を介して通信可能であり、前記公的医療保険者端末は、制御部と、被保険者個人情報データベースとを含み、前記電子カルテの情報は、前記医療機関端末にて作成されて、前記医療機関端末から前記公的医療保険者端末に送信され、送信された前記電子カルテの情報は、前記公的医療保険者端末の前記被保険者個人情報データベース内に、前記被保険者の前記IDと関連付けて記憶され、前記公的医療保険者端末の前記制御部は、前記公的医療保険者端末の前記被保険者個人情報データベース内に記憶された前記IDおよび前記電子カルテの情報を、前記ネットワークを介して前記処理サーバーに送信し、前記処理サーバーの前記被保険者個人情報データベース内に記憶させ、前記処理サーバーの前記制御部は、前記被保険者端末からの要求に従って、要求した前記被保険者端末に対応する前記被保険者の前記電子カルテの情報の送信を前記被保険者端末に対して行う健康情報システムである。
前記処理サーバーの前記制御部は、前記公的医療保険者端末からの要求に従って、前記被保険者個人情報データベースに記憶された前記特定健康診査結果の情報および/または前記健康管理情報のうちの任意の属性を有する被保険者を抽出し、前記公的医療保険者端末に対して、前記抽出の結果の情報の送信を行う健康情報システムである。
前記処理サーバーの前記制御部は、前記公的医療保険者端末からの要求に従って、前記被保険者個人情報データベースに記憶された前記特定健康診査結果の情報および/または前記健康管理情報のうちの任意の属性に関する統計処理を行い、前記公的医療保険者端末に対して、前記統計処理の結果の情報の送信を行う健康情報システムである。
本発明によれば、処理サーバーの制御部が、公的医療保険者端末からの要求に従って、被保険者個人情報データベースに記憶された特定健康診査結果の情報および健康管理情報の送信を公的医療保険者端末に対して行い、もしくは、被保険者端末からの要求に従って、要求した被保険者端末に対応する被保険者の特定健康診査結果の情報および健康管理情報の送信を被保険者端末に対して行う。また、処理サーバーの制御部が、公的医療保険者端末からの要求に従って、公的医療保険者から任意の被保険者への連絡情報を作成して連絡情報記憶部に記憶させ、または、連絡情報記憶部に記憶された被保険者から公的医療保険者への連絡情報の送信を公的医療保険者端末に対して行い、もしくは、被保険者端末からの要求に従って、被保険者から公的医療保険者への連絡情報を作成して連絡情報記憶部に記憶させ、または、連絡情報記憶部に記憶された公的医療保険者から被保険者への連絡情報の送信を被保険者端末に対して行う。よって、健康保険組合等の公的医療保険者とその被保険者との間において、特定健康診査の結果や健康管理に関する情報の共有を適切に行なうことができ、さらに、被保険者各人が日常の健康管理を行ない得る健康情報システムが得られる。
本発明によれば、健康管理情報は、被保険者端末から作成または改変可能であるので、被保険者各人が日常の健康管理を容易に行ない得る。
本発明によれば、コンテンツは、公的医療保険者端末から作成または改変可能であるので、被保険者に適した情報を容易に発信または更新できる。
本発明によれば、特定健康診査結果の情報は、特定健康診査実施機関端末にて作成されて、特定健康診査実施機関端末から公的医療保険者端末に送信され、さらに、処理サーバーの被保険者個人情報データベース内に記憶されるので、特定健康診査実施機関端末にて作成された特定健康診査結果の情報を、公的医療保険者端末及び処理サーバーにて再作成する必要がなく、そのまま流用できる。
本発明によれば、電子カルテの情報が、処理サーバーの被保険者個人情報データベース内に記憶されるので、被保険者各人が電子カルテの情報に容易にアクセスし得る。
本発明によれば、処理サーバーの制御部は、被保険者の特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報の送信を健康管理指導者端末に対して行うので、健康管理指導者が被保険者の特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報に容易にアクセスし得る。
本発明によれば、処理サーバーの制御部は、特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報のうちの任意の属性を有する被保険者を抽出するので、被保険者を選別することができる。
本発明によれば、処理サーバーの制御部は、特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報のうちの任意の属性に関する統計処理を行うので、被保険者の全部又は一部に関する傾向の把握や変化状況の観察を行なうことができる。
本発明の実施の形態に係る健康情報システムの構成を示す図である。 被保険者の個人情報の例を示す図である。 特定健康診査の診査項目を示す図である。 コンテンツの例を示す図である。 被保険者の健康管理情報を示す図である。 メタボリックシンドロームの要支援判定を示す図である。 連絡情報の例を示す図であって、(a)は公的医療保険者からの動機付け支援対象被保険者に対する支援開催通知であり、(b)は動機付け支援対象被保険者から公的医療保険者への生活習慣改善の報告であり、(c)は公的医療保険者からの動機付け支援対象被保険者に対する最終評価である。
本実施の形態は、処理サーバーの被保険者個人情報データベースに、被保険者ごとの特定健康診査結果の情報および日常の健康管理情報をID(Identification code)と関連付けて記憶させ、支援情報データベースには健康に関するコンテンツを記憶させ、公的医療保険者端末および被保険者端末いずれも、被保険者個人情報データベースおよび支援情報データベースの情報にアクセス可能とし、公的医療保険者および被保険者間の連絡も可能とした健康情報システムである。
図1は、本実施の形態に係る健康情報システムの構成を示す図である。この健康情報システムは、処理サーバー1と、公的医療保険者端末2と、被保険者端末3a〜3nと、特定健康診査実施機関端末4と、医療機関端末5と、健康管理指導者端末6と、ネットワークNTとを備える。
このうち処理サーバー1は、本システムの中核となる構成要素であって、ネットワークNTを介して各端末2,3a〜3n、4,5,6との間で通信可能であり、また、受信した情報の処理を行なうためのサーバーである。処理サーバー1は、CPU(Central Processing Unit)およびレジスタ、各種メモリ等で構成される制御部1aと、HDD(Hard Disk
Drive)等で構成される被保険者個人情報データベース1bと、HDD等で構成される支援情報データベース1cと、HDD等で構成される連絡情報記憶部1dとを含む。
また、公的医療保険者端末2は、健康保険組合や国民健康保険、政府管掌保険、共済組合等の公的医療保険者が使用する端末であって、具体的にはオフィスコンピュータやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。公的医療保険者端末2は、CPUおよびレジスタ、各種メモリ等で構成される制御部2aと、HDD等で構成される被保険者個人情報データベース2bとを含む。
また、被保険者端末3a〜3nは、本システムにおける公的医療保険者所管の保険に加入する各被保険者に対応する各端末であって、具体的にはパーソナルコンピュータやPDA(Personal
Digital Assistant)等の情報処理装置である。ここでは、被保険者がn(正の整数)人存在し、その各々が端末を有しているものとする。
また、特定健康診査実施機関端末4は、特定健康診査が行なわれる病院・診療所等の特定健康診査の実施機関が使用する端末であって、具体的にはオフィスコンピュータやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
また、医療機関端末5は、特定健康診査以外の健診(企業における定期健診等)や被保険者の病歴・診察結果・処方した薬の履歴等を記録した、被保険者に関する電子カルテを有する医療機関が使用する端末であって、具体的にはオフィスコンピュータやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
また、健康管理指導者端末6は、被保険者に運動や食事といった健康管理に関する指導を行なう健康管理指導者(本システムにおける公的医療保険者と連携した医師、保健師、管理栄養士、健康運動指導士やスポーツクラブ、等)が使用する端末であって、具体的にはオフィスコンピュータやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。
そして、ネットワークNTは、インターネットを用いた公衆通信網である。
なお、公的医療保険者端末2と、特定健康診査実施機関端末4、医療機関端末5および健康管理指導者端末6との間はそれぞれ、ネットワークNTを介して通信可能であるが、ネットワークNTとは別個に、公的医療保険者端末2と、特定健康診査実施機関端末4、医療機関端末5および健康管理指導者端末6とをそれぞれ結ぶ専用回線4a,5a,6aを設けて、各専用回線4a,5a,6aを介して通信可能としてもよい。
次に、本実施の形態に係る健康情報システムにおける各部の動作を説明する。
まず、予め公的医療保険者は、自己所管の保険に加入する各被保険者に対してIDおよびパスワードを割り振り、各被保険者が被保険者端末3a〜3nを介して処理サーバー1にアクセスしてログイン可能となるようにしておく。
そして、公的医療保険者は、各被保険者の住所、氏名、生年月日、性別、ID、パスワード、メールアドレスといった、図2に示すような個人情報のデータを作成し、公的医療保険者端末2を操作して、ネットワークNTを介して処理サーバー1に送信する。処理サーバー1の制御部1aは、受信した各被保険者の個人情報のデータを被保険者個人情報データベース1bに格納する。
なお、ここでは公的医療保険者が個人情報のデータを作成することとしたが、被保険者が各自で個人情報のデータを作成し、被保険者端末3a〜3nを操作して、ネットワークNTを介して処理サーバー1に送信することとしてもよい。また、個人情報保護の観点から住所等を個人情報データに含めないようにしても良い。その場合であっても、被保険者のIDは被保険者を特定するために必要となるので、少なくともIDは個人情報データに含まれる。
特定健康診査の実施機関は、公的医療保険者から委託を受けて各被保険者の特定健康診査を実施する。特定健康診査には、食生活や嗜好品摂取量といった食習慣及び労作、家事、運動などの身体活動、休養方法などの生活習慣に関する問診、理学的所見に基づく診察に加え、身長・体重・腹囲・肥満度・BMI(Body
Mass Index)といった身体計測、血圧測定、血液検査(中性脂肪、HDL・LDLコレステロール、GOT、GPT、γGTP、血糖値、ヘモグロビンA1c)などの、図3に示すような各診査項目が含まれる。
各被保険者の特定健康診査結果の情報は、XML(Extensible Markup Language)により規格化された電子データとなっており、特定健康診査実施機関端末4にて作成され、特定健康診査実施機関端末4からネットワークNTまたは専用回線4aを介して公的医療保険者端末2に送信される。送信された特定健康診査結果の情報は、公的医療保険者端末2の被保険者個人情報データベース2b内に、各被保険者のID等を記した図2の個人情報のデータと関連付けて記憶される(図2の下方に特定健康診査結果の情報が含まれているのはこのためである)。
また、医療機関は、特定健康診査以外の健診や病歴・診察結果等を記録した各被保険者に関する電子カルテを、医療機関端末5にて作成する。そして、作成された電子カルテの情報が、医療機関端末5からネットワークNTまたは専用回線5aを介して公的医療保険者端末2に送信される。送信された電子カルテの情報は、公的医療保険者端末2の被保険者個人情報データベース2b内に、各被保険者のID等を記した図2の個人情報のデータと関連付けて記憶される。
公的医療保険者端末2の制御部2aは、被保険者個人情報データベース2b内に記憶された、IDを含む図2の個人情報のデータおよび特定健康診査結果、電子カルテの情報を、ネットワークNTを介して処理サーバー1に送信し、処理サーバー1の被保険者個人情報データベース1b内に記憶させる。すなわち、処理サーバー1の被保険者個人情報データベース1bにおいても、被保険者ごとの特定健康診査結果および電子カルテの情報が、各被保険者のID等を記した図2の個人情報のデータと関連付けて記憶される。
処理サーバー1の支援情報データベース1cには、各被保険者がアクセス可能な健康に関するコンテンツが記憶される。図4は、そのようなコンテンツの一例を示すものであり、コンテンツには、健康関連用語に関する情報、健康増進に関する情報、および、健康関連施設に関する情報が含まれる。なお、コンテンツにはさらに、例えば喫煙等による健康への危害を説明する健康阻害要因に関する情報を含ませても良い。
このようなコンテンツは、公的医療保険者端末2からネットワークNTを介して作成または改変可能であって、処理サーバー1の制御部1aは、公的医療保険者端末2からの要求に従って、コンテンツの作成または改変を行なう。
各被保険者は、被保険者端末3a〜3nを操作することにより、ネットワークNTを介して処理サーバー1にアクセス可能である。より具体的には、各被保険者は処理サーバー1にアクセスして、被保険者個人情報データベース1bに格納された、自己の個人情報のデータおよび特定健康診査結果の情報および電子カルテの情報、並びに、図4に示した健康に関するコンテンツを、被保険者端末3a〜3nに送信させることができる。すなわち、処理サーバー1の制御部1aは、被保険者端末3a〜3nからの要求に従って、要求した被保険者端末3a〜3nに対応する被保険者の特定健康診査結果の情報および電子カルテの情報、並びに、健康に関するコンテンツの送信を被保険者端末3a〜3nに対して行う。これにより、被保険者は、公的医療保険者の有している有用なコンテンツや、各種の自己の健診情報、電子カルテの情報を共有することができる。
また、各被保険者は、自己の健康管理に関する健康管理情報を被保険者端末3a〜3nから作成または改変し、処理サーバー1内の被保険者個人情報データベース1b内に記憶させることができる。すなわち、処理サーバー1の制御部1aは、被保険者端末3a〜3nからの要求に従って、要求した被保険者端末に対応する被保険者の健康管理情報の作成または改変を行なう。
図5は、そのような健康管理情報の一例を示すものであり、健康管理情報には例えば、一定期間あたりのウォーキング量やジョギング量といった運動習慣に関する情報、乳製品や炭水化物等各種栄養素の摂取量といった食事習慣に関する情報、睡眠時間や趣味に没頭する時間といった休養習慣に関する情報、および、飲酒量や喫煙量といった嗜好品に関する情報などが含まれる。なお、健康管理情報には、動機付け支援や積極的支援における生活習慣改善計画(例えば一日あたり目標運動量1000kcal等)の情報を含めてもよい。このような健康管理情報を被保険者が閲覧・管理することにより、被保険者各人が日常の健康管理を行ない得る。
このような各被保険者ごとの健康管理に関する健康管理情報は、各被保険者のID等を記した図2の個人情報のデータと関連付けて、処理サーバー1の被保険者個人情報データベース1b内に記憶される(図2の下方に健康管理情報が含まれているのはこのためである)。各被保険者は、被保険者端末3a〜3nを操作することにより、ネットワークNTを介して処理サーバー1にアクセスし、被保険者個人情報データベース1bに格納された自己の健康管理情報を、被保険者端末3a〜3nに送信させることができる。すなわち、処理サーバー1の制御部1aは、被保険者端末3a〜3nからの要求に従って、要求した被保険者端末3a〜3nに対応する被保険者の健康管理情報の送信を被保険者端末3a〜3nに対して行う。
また、処理サーバー1の制御部1aは、各被保険者が入力した健康管理情報に基づいて、各被保険者ごとに健康状態の評価を行ってもよい。
具体的には、例えば図5に示した運動習慣、食事習慣、休養習慣および嗜好品摂取量等の健康管理情報の各項目についての、年代や性別ごとの基準値(例えば50歳代・男性の平均睡眠時間は7.5時間、60歳代・女性の平均アルコール摂取量は10g/日…など)を記録した基準値データテーブルと、健康管理情報の各項目の値に応じた評価コメント(例えば平均睡眠時間との差がマイナス1時間の場合は"平均よりも少ないが日中眠気を感じないのなら適切"、平均睡眠時間との差がマイナス3時間の場合は"少なすぎなのでより睡眠時間を確保すべき"…など)を記録したコメントテーブルとを、例えば支援情報データベース1c内に用意しておく。そして、処理サーバー1の制御部1aは、被保険者が入力した健康管理情報の各項目につき、基準値データテーブルを参照しつつ基準値との差を算出し、その値に応じたコメントをコメントテーブルから呼び出して、被保険者端末3a〜3nへの健康管理情報に付随して送信すればよい。
なお、評価コメントは上記のように健康管理情報の各項目ごとに用意してもよいし、あるいは、各項目ごとの基準値からの差を総合的に算出し(例えば睡眠時間についてはプラス2ポイント、アルコール摂取量はマイナス3ポイント…、各ポイントの総和はプラス4ポイント等)、その算出結果に応じて異なる評価コメントを用意してもよい。
また、公的医療保険者も、各被保険者の処理サーバー1へのアクセス状況および健康管理状況を知るために、公的医療保険者端末2を操作することにより、ネットワークNTを介して処理サーバー1にアクセスし、被保険者個人情報データベース1bに格納された各被保険者の個人情報のデータおよび特定健康診査結果の情報および電子カルテの情報、並びに、図5に示した健康管理情報を、公的医療保険者端末2に送信させることができる。すなわち、処理サーバー1の制御部1aは、公的医療保険者端末2からの要求に従って、任意の被保険者の個人情報のデータ、特定健康診査結果の情報、電子カルテの情報、および、健康管理情報の送信を公的医療保険者端末2に対して行う。これにより、公的医療保険者が被保険者とともに、健康管理情報等の共有を行なうことができる。
また、公的医療保険者は、処理サーバー1内の被保険者個人情報データベース1b内に個人情報が記憶された被保険者のうち、特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報に関して任意の属性を有する被保険者を抽出することができる。すなわち、処理サーバー1の制御部1aは、公的医療保険者端末2からの要求に従って、被保険者個人情報データベース1aに記憶された特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報のうちの任意の属性を有する被保険者を抽出し、公的医療保険者端末2に対して、抽出の結果の情報の送信を行う。このような抽出処理は、制御部1aにてメモリ等に蓄えられた所定のプログラムを実行することにより、容易に実行可能である。
このことを図6を用いて説明する。図6は、メタボリックシンドロームの要支援判定を示す図であり、この判定に基づいて各被保険者に情報提供、動機付け支援、積極的支援のいずれの特定保健指導が行なわれるかが決定される。
具体的には、特定健康診査結果において、例えば腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上であって、追加リスク(血糖値、脂質値(中性脂肪、コレステロール)、血圧値)のうち数値に問題のある項目が2つ以上認められ、喫煙暦を有している50歳代の被保険者は、積極的支援が必要と判定される。また、特定健康診査結果において、例えば腹囲が男性で85cm未満、女性で90cm未満であるが、BMI値が25以上あり、追加リスク(血糖値、脂質値、血圧値)のうち数値に問題のある項目が2つ認められ、喫煙暦を有していない50歳代の被保険者は、動機付け支援が必要と判定される。また、腹囲が男性で85cm未満、女性で90cm未満で、かつ、BMI値が25未満の被保険者には、情報提供のみが行なわれる。
上記の任意の属性として、このような腹囲や年齢、性別、血糖値等といった項目を公的医療保険者が任意に選択し、公的医療保険者端末2を介して処理サーバー1内の被保険者個人情報データベース1aより該当者を検索することにより、公的医療保険者が検索対象とする被保険者を抽出することができる。
そして、本システムにおいては、例えばこの抽出した各被保険者に対して、公的医療保険者から各種の連絡情報を送信することができる。また、各被保険者から公的医療保険者に対しても各種の連絡情報を送信することができる。
図7(a)〜(c)は、連絡情報の例を示す図である。ここでは例として公的医療保険者が、動機付け支援対象者に対して支援開催通知(図7(a))を送信し、動機付け支援が開始された被保険者が、公的医療保険者に生活習慣改善の報告(図7(b))を送信し、公的医療保険者が、動機付け支援対象者に対して六ヶ月後の最終評価(図7(c))を送信する場合が示されている。
公的医療保険者および被保険者間の連絡に関する連絡情報は、連絡情報記憶部1dに記憶可能であって、いわゆるウェブメール形式で公的医療保険者端末2および被保険者端末3a〜3nにて閲覧およびメール作成・送信が可能である。
すなわち公的医療保険者が、対象となる被保険者に連絡情報を送信する場合には、公的医療保険者端末2を操作し、処理サーバー1を介して対象となる被保険者に対して連絡情報(例えば図7(a))を送る。より具体的には、処理サーバー1の制御部1aが、公的医療保険者端末2からの要求に従って、公的医療保険者から任意の被保険者への連絡情報を作成して連絡情報記憶部1dに記憶させる。
そして、対象となる被保険者が例えば被保険者端末3aを操作し、処理サーバー1を介して自己宛の連絡情報を閲覧する。より具体的には、処理サーバー1の制御部1aが、被保険者端末3aからの要求に従って、連絡情報記憶部1dに記憶された公的医療保険者から被保険者への連絡情報の送信を被保険者端末3aに対して行う。
また、被保険者が公的医療保険者に連絡情報を送信する場合には、例えば被保険者端末3aを操作し、処理サーバー1を介して公的医療保険者に対して連絡情報(例えば図7(b))を送る。より具体的には、処理サーバー1の制御部1aが、被保険者端末3aからの要求に従って、被保険者から公的医療保険者への連絡情報を作成して連絡情報記憶部1dに記憶させる。
そして、公的医療保険者が公的医療保険者端末2を操作し、処理サーバー1を介して自己宛の連絡情報を閲覧する。より具体的には、処理サーバー1の制御部1aが、公的医療保険者端末2からの要求に従って、連絡情報記憶部1dに記憶された被保険者から公的医療保険者への連絡情報の送信を公的医療保険者端末2に対して行う。これにより、公的医療保険者と被保険者との間で連絡を行なうことができ、ひいては情報の共有を行なうことができる。
なお、処理済みの連絡情報は、処理サーバー1の制御部1aが適宜(例えば閲覧後、一定期間の経過があるとの条件下で)、連絡情報記憶部1dから削除する等の処置を行なえばよい。
また、公的医療保険者は、処理サーバー1内の被保険者個人情報データベース1b内に個人情報が記憶された被保険者のうち、特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報に関して任意の属性に関する統計をとることもできる。すなわち、処理サーバー1の制御部1aは、公的医療保険者端末2からの要求に従って、被保険者個人情報データベース1aに記憶された特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報のうちの任意の属性に関する統計処理を行い、公的医療保険者端末2に対して、統計処理の結果の情報の送信を行う。このような統計処理は、制御部1aにてメモリ等に蓄えられた所定のプログラムを実行することにより、容易に実行可能である。
例えば、図6に示した要支援判定に基づいて、動機付け支援対象者数及び積極的支援対象者数を統計処理により導き出すことが考えられる。そして、一定期間経過するごとに、支援対象者数の推移を観察することにより、公的医療保険者は支援効果を確認することができ、その結果に応じて支援内容の見直し等を行なえばよい。
また、公的医療保険者は、健康管理指導者端末6に対応する健康管理指導者とともに、各被保険者に対して動機付け支援等を行なうことができる。この場合、公的医療保険者だけでなく、健康管理指導者も各被保険者の健康管理情報の共有を行なうことが望ましい。
よって、健康管理指導者も、各被保険者の特定健康診査結果の情報や健康管理状況を知るために、健康管理指導者端末6を操作することにより、ネットワークNTを介して処理サーバー1にアクセスし、被保険者個人情報データベース1bに格納された各被保険者の個人情報のデータおよび特定健康診査結果の情報および電子カルテの情報、並びに、図5に示した健康管理情報を閲覧することができる。すなわち、処理サーバー1の制御部1aは、健康管理指導者端末6からの要求に従って、被保険者の個人情報のデータ、特定健康診査結果の情報、電子カルテの情報、および、健康管理情報の送信を健康管理指導者端末6に対して行う。
もしくは、特定健康診査結果の情報は公的医療保険者端末2の被保険者個人情報データベース2bにも格納されているので、健康管理指導者は、健康管理指導者端末6を操作することにより、ネットワークNTを介して、または、専用回線6aを介して公的医療保険者端末2にアクセスし、被保険者個人情報データベース2bに格納された各被保険者の個人情報のデータおよび特定健康診査結果の情報を閲覧できるようにしてもよい。すなわち、公的医療保険者端末2の制御部2aは、健康管理指導者端末6からの要求に従って、被保険者の個人情報のデータおよび特定健康診査結果の情報の送信を健康管理指導者端末6に対して行うようにしてもよい。これにより、健康管理指導者が被保険者とともに、健康管理情報等の共有を行なうことができる。
ただし、個人情報保護の観点から、全てのデータを健康管理指導者が閲覧できるとするのではなく、自己のデータを開示されたくないと考える被保険者により、被保険者端末から操作し、当該開示されたくない部分のデータを健康管理指導者が閲覧することができないようにしてもよい。
本発明によれば、処理サーバー1の制御部1aが、公的医療保険者端末2からの要求に従って、被保険者個人情報データベース1bに記憶された特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報の送信を公的医療保険者端末2に対して行い、もしくは、公的医療保険者端末2からの要求に従って、公的医療保険者から任意の被保険者への連絡情報を作成して連絡情報記憶部1dに記憶させ、または、連絡情報記憶部1dに記憶された被保険者から公的医療保険者への連絡情報の送信を公的医療保険者端末2に対して行う。また、処理サーバー1の制御部1aが、被保険者端末3a〜3nからの要求に従って、要求した被保険者端末3a〜3nに対応する被保険者の特定健康診査結果の情報および健康管理情報、並びに、健康に関するコンテンツのうち少なくとも一つの送信を被保険者端末3a〜3nに対して行い、もしくは、被保険者端末3a〜3nからの要求に従って、被保険者から公的医療保険者への連絡情報を作成して連絡情報記憶部1dに記憶させ、または、連絡情報記憶部1dに記憶された公的医療保険者から被保険者への連絡情報の送信を被保険者端末3a〜3nに対して行う。よって、健康保険組合等の公的医療保険者とその被保険者との間において、特定健康診査の結果や健康管理に関する情報の共有を適切に行なうことができ、さらに、被保険者各人が日常の健康管理を行ない得る健康情報システムが得られる。
また、本発明によれば、健康管理情報は、被保険者端末3a〜3nから作成または改変可能であるので、被保険者各人が日常の健康管理を容易に行ない得る。
また、本発明によれば、支援情報データベース1cに記憶されるコンテンツは、公的医療保険者端末2から作成または改変可能であるので、被保険者に適した情報を容易に発信または更新できる。
また、本発明によれば、特定健康診査結果の情報は、特定健康診査実施機関端末4にて作成されて、特定健康診査実施機関端末4から公的医療保険者端末2に送信され、さらに、処理サーバー1の被保険者個人情報データベース1b内に記憶されるので、特定健康診査実施機関端末4にて作成された特定健康診査結果の情報を、公的医療保険者端末2及び処理サーバー1にて再作成する必要がなく、そのまま流用できる。
また、本発明によれば、電子カルテの情報が、処理サーバー1の被保険者個人情報データベース1b内に記憶されるので、被保険者各人が電子カルテの情報に容易にアクセスし得る。
また、本発明によれば、処理サーバー1の制御部1aは、被保険者の特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報の送信を健康管理指導者端末6に対して行うので、健康管理指導者が被保険者の特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報に容易にアクセスし得る。
また、本発明によれば、処理サーバー1の制御部1aは、特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報のうちの任意の属性を有する被保険者を抽出するので、被保険者を選別することができる。
また、本発明によれば、処理サーバー1の制御部1aは、特定健康診査結果の情報および/または健康管理情報のうちの任意の属性に関する統計処理を行うので、被保険者の全部又は一部に関する傾向の把握や変化状況の把握、観察を行なうことができる。
以上説明したように、本発明の健康情報システムによれば、IT(Information Technology)技術の活用によって、公的医療保険者と被保険者との間の情報のやり取りを、インターネットを通じてスムーズに行なうことができる。また、公的医療保険者が被保険者端末3a〜3nに応じた多数の被保険者に対応することが可能であり、あらゆる年代(特に生活習慣が身につく16歳の発育期から、後期高齢者(70歳代)までを主対象とする)の被保険者を本システムに参加させることが可能である。
被保険者にとっては自己の健康情報にアクセスが容易で活用しやすく、コンテンツの活用、特に被保険者の属性・健康状態等に応じた個別的情報の活用により、健康増進に役立てることができる。
更に連絡情報により、公的医療保険者及びその指定するインストラクター等が被保険者の健康関連情報にアクセスし、活用することにより被保険者に適切な評価・助言を行なうことができる。このため被保険者の健康増進、管理に有用である。
本発明の健康情報システムによれば、特に生活習慣等の改善が強く望まれる、例えばメタボリックシンドロームの改善に効果的である。被保険者の、メタボリックシンドロームの改善指導において、単に腹囲・高血圧・高脂血症・高血糖を個々に治療するのではなく、生活習慣について本システムを通じて適切な指導をすることにより、バランスよく改善することができる。更に被保険者個人のみならず、被保険者の群別データ処理により改善度合いが把握できることにより、被保険者の健康状態の改善をより有効に行うことができる。
1 処理サーバー
1a 制御部
1b 被保険者個人情報データベース
1c 支援情報データベース
1d 連絡情報記憶部
2 公的医療保険者端末
2a 制御部
2b 被保険者個人情報データベース
3a〜3n 被保険者端末
4 特定健康診査実施機関端末
5 医療機関端末
6 健康管理指導者端末

Claims (7)

  1. 処理サーバーと、
    公的医療保険者に対応する公的医療保険者端末と、
    前記公的医療保険者所管の保険に加入する少なくとも一人の被保険者に対応する少なくとも一つの被保険者端末と、
    前記被保険者に健康管理に関する指導を行なう健康管理指導者に対応する健康管理指導者端末と、
    インターネットを用いたネットワークと
    を備え、
    前記被保険者端末と前記処理サーバーとは、前記ネットワークを介して通信可能であり、
    前記公的医療保険者端末と前記処理サーバーとは、前記ネットワークを介して通信可能であり、
    前記公的医療保険者端末と前記健康管理指導者端末とは、前記ネットワークを介して、または、専用回線を介して通信可能であり、
    前記処理サーバーと前記健康管理指導者端末とは、前記ネットワークを介して通信可能であり、
    前記処理サーバーは、制御部と、被保険者個人情報データベースと、支援情報データベースと、連絡情報記憶部とを含み、
    前記公的医療保険者端末は、制御部と、被保険者個人情報データベースとを含み、
    前記処理サーバーの前記被保険者個人情報データベースには、前記被保険者ごとの特定健康診査結果の情報および前記被保険者ごとの健康管理に関する健康管理情報が、前記被保険者ごとのID(Identification code)と関連付けて記憶され、
    前記特定健康診査結果の情報は、前記公的医療保険者端末の前記被保険者個人情報データベース内に、前記被保険者の前記IDと関連付けて記憶され、
    前記健康管理情報は、前記被保険者端末から作成または改変可能であって、
    前記支援情報データベースには、健康に関するコンテンツが記憶され、
    前記連絡情報記憶部には、前記公的医療保険者および前記被保険者間の連絡に関する連絡情報が記憶可能であり、
    前記処理サーバーの前記制御部は、前記公的医療保険者端末からの要求に従って、前記被保険者個人情報データベースに記憶された前記特定健康診査結果の情報および前記健康管理情報の送信を前記公的医療保険者端末に対して行い、もしくは、前記被保険者端末からの要求に従って、要求した前記被保険者端末に対応する前記被保険者の前記特定健康診査結果の情報および前記健康管理情報の送信を前記被保険者端末に対して行い、
    前記処理サーバーの前記制御部は、前記被保険者端末からの要求に従って、要求した前記被保険者端末に対応する前記被保険者の前記健康管理情報の作成または改変を行い、
    前記処理サーバーの前記制御部は、前記被保険者端末からの要求に従って、前記被保険者が開示されたくない部分のデータを前記健康管理指導者が閲覧できないようにし、前記健康管理指導者端末からの要求に従って、前記被保険者の前記特定健康診査結果の情報および前記健康管理情報の送信を前記健康管理指導者端末に対して行い、
    前記公的医療保険者端末の前記制御部は、前記健康管理指導者端末からの要求に従って、前記被保険者の前記特定健康診査結果の情報の送信を前記健康管理指導者端末に対して行い、
    前記処理サーバーの前記制御部は、前記公的医療保険者端末からの要求に従って、前記公的医療保険者から任意の前記被保険者への連絡情報を作成して前記連絡情報記憶部に記憶させ、または、前記連絡情報記憶部に記憶された前記被保険者から前記公的医療保険者への連絡情報の送信を前記公的医療保険者端末に対して行い、もしくは、前記被保険者端末からの要求に従って、前記被保険者から前記公的医療保険者への連絡情報を作成して前記連絡情報記憶部に記憶させ、または、前記連絡情報記憶部に記憶された前記公的医療保険者から前記被保険者への連絡情報の送信を前記被保険者端末に対して行う
    健康情報システム。
  2. 請求項1に記載の健康情報システムであって、
    前記個人情報データベースに格納される個人情報データには、前記被保険者ごとのIDが少なくとも含まれ、
    前記個人情報データは、前記被保険者端末からの入力に基づき作成され、
    前記処理サーバーの前記制御部は、前記被保険者端末からの要求に従って、前記被保険者端末から送信された前記IDを前記被保険者個人情報データベースに記憶する
    健康情報システム。
  3. 請求項1に記載の健康情報システムであって、
    前記コンテンツは、前記公的医療保険者端末から作成または改変可能であって、
    前記コンテンツには、健康関連用語に関する情報、健康増進に関する情報、健康阻害要因に関する情報、および、健康関連施設に関する情報のうち少なくとも一つが含まれ、
    前記処理サーバーの前記制御部は、前記公的医療保険者端末からの要求に従って、前記コンテンツの作成または改変を行なう
    健康情報システム。
  4. 請求項1に記載の前記健康情報システムであって、
    前記特定健康診査の実施機関に対応する特定健康診査実施機関端末をさらに備え、
    前記公的医療保険者端末と前記特定健康診査実施機関端末とは、前記ネットワークを介して、または、専用回線を介して通信可能であり、
    前記公的医療保険者端末は、制御部と、被保険者個人情報データベースとを含み、
    前記特定健康診査結果の情報は、前記特定健康診査実施機関端末にて作成されて、前記特定健康診査実施機関端末から前記公的医療保険者端末に送信され、
    送信された前記特定健康診査結果の情報は、前記公的医療保険者端末の前記被保険者個人情報データベース内に、前記被保険者の前記IDと関連付けて記憶され、
    前記公的医療保険者端末の前記制御部は、前記公的医療保険者端末の前記被保険者個人情報データベース内に記憶された前記IDおよび前記特定健康診査結果の情報を、前記ネットワークを介して前記処理サーバーに送信し、前記処理サーバーの前記被保険者個人情報データベース内に記憶させる
    健康情報システム。
  5. 請求項1に記載の前記健康情報システムであって、
    前記被保険者に関する電子カルテを有する医療機関に対応する医療機関端末をさらに備え、
    前記公的医療保険者端末と前記医療機関端末とは、前記ネットワークを介して、または、専用回線を介して通信可能であり、
    前記公的医療保険者端末は、制御部と、被保険者個人情報データベースとを含み、前記電子カルテの情報は、前記医療機関端末にて作成されて、前記医療機関端末から前記公的医療保険者端末に送信され、
    送信された前記電子カルテの情報は、前記公的医療保険者端末の前記被保険者個人情報データベース内に、前記被保険者の前記IDと関連付けて記憶され、
    前記公的医療保険者端末の前記制御部は、前記公的医療保険者端末の前記被保険者個人情報データベース内に記憶された前記IDおよび前記電子カルテの情報を、前記ネットワークを介して前記処理サーバーに送信し、前記処理サーバーの前記被保険者個人情報データベース内に記憶させ、
    前記処理サーバーの前記制御部は、前記被保険者端末からの要求に従って、要求した前記被保険者端末に対応する前記被保険者の前記電子カルテの情報の送信を前記被保険者端末に対して行う
    健康情報システム。
  6. 請求項1に記載の前記健康情報システムであって、
    前記処理サーバーの前記制御部は、
    前記公的医療保険者端末からの要求に従って、前記被保険者個人情報データベースに記憶された前記特定健康診査結果の情報および/または前記健康管理情報のうちの任意の属性を有する被保険者を抽出し、前記公的医療保険者端末に対して、前記抽出の結果の情報の送信を行う
    健康情報システム。
  7. 請求項1に記載の前記健康情報システムであって、
    前記処理サーバーの前記制御部は、前記公的医療保険者端末からの要求に従って、前記被保険者個人情報データベースに記憶された前記特定健康診査結果の情報および/または前記健康管理情報のうちの任意の属性に関する統計処理を行い、前記公的医療保険者端末に対して、前記統計処理の結果の情報の送信を行う健康情報システム。
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