JP2011253286A - 位置検出装置、及び画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】イメージセンサから座標入力装置のコーナー部までの距離を短くしても動作可能で、コスト削減に寄与する位置検出装置、及びそれを有する画像処理システムを提供する。
【解決手段】本発明では、位置検出装置は座標入力装置の枠体の上面部に設置され、少なくとも2つのイメージセンサはそれぞれ、撮像範囲として枠体の側面部及び底面部のほぼ全域をカバーするための広角レンズを有している。少なくとも2つのイメージセンサは、制御デバイスに近接し、制御デバイスに固定して配置される。そして、位置検出装置は、座標入力装置の上面部のほぼ中央に設置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、位置検出装置、及び画像処理システムに関し、例えば、座標入力装置の入力面における指示物体の座標を検知して、指示物体の入力面上の軌跡を画像処理し、表示装置で表示する画像処理システム、及びそれに用いる位置検出装置に関するものである。
近年、電子黒板(IWB:Interactive White Board)の普及が進んでいる。IWBは、一般的な表示装置として用いられているPDP、LCD、プロジェクターなどの表示画面上に、あたかも黒板にチョークで入力するがごとく文字入力を可能とするシステムであって、当該システムでは、指や電子ペンなどの入力手段と位置検出装置を用い、入力情報をPCなどの演算装置で処理し、処理結果を表示装置に投影することにより文字入力を実現している。
位置検出技術を用いる座標入力装置として、タブレット、タッチパネルなどが普及し始めている。位置検出のための技術としては、電磁誘導方式、超音波方式など様々な方式を用いるものが実用化されている。また、イメージセンサによる画像処理を利用した位置検出装置は、描画応答性が良く、かつ、赤外線、太陽光線、温度変化などの外部ノイズに対する耐性が強いことから、利用数が年々増加し、普及しつつある。特許文献1及び2には、当該イメージセンサを利用する位置検出装置を有する画像処理システムの例が開示されている。
特許文献1及び2で開示される画像処理システムは、座標入力装置(電子黒板:入力面と反射テープを貼付された左右及び下側面を有する)と位置検出装置(イメージセンサとイメージセンサの取得画像を処理する制御デバイスで構成される)を有している。
位置検出装置では、入力位置(ペン等の指示手段(ポインティングデバイス)の位置)を検出するために、2つ以上設置されたイメージセンサを用いて、入力面上の指示手段の位置を複数の視野位置について検出し、三角法により計算することで、指示手段の指示位置を算出している。また、イメージセンサ近傍にはLEDなどの光を照射する光源が複数設置される。そして、このLEDにより入力面周囲を取り囲むように設置している反射枠に設置している反射テープに光を照射する。反射テープはコーナーキューブリフレクタなどの再帰反射性のある反射素材を使用しているため、LEDから照射された光線は再帰反射テープ上で入射と同方向に再帰反射される。イメージセンサはこの反射光を受光する。このように入力面上に光線を照射する環境を作成し、入力面上に指示物体が接近して光線を遮断することでイメージセンサ上に影が検出される。この位置を複数のイメージセンサにて取得し、制御デバイスにて座標を算出する。なお、座標入力装置の周囲にイメージセンサを取り付ける必要があるため、上述の位置検出装置の長手方向のサイズは、座標入力装置の横方向のサイズに依存する。
特許第3931030号公報 特許第3986710号公報
特許文献1及び2に開示の画像処理システムでは、イメージセンサ上に反射テープ全体からの反射光を受光するため、イメージセンサ上に撮像レンズを設置している。イメージセンサは数ミリ〜10数ミリ角程度の大きさしかないため、撮像レンズもそれに見合った大きさとする必要がある。また、位置検出用の撮像レンズは入手しやすい画角90度程度のものを用いることが一般的であるため、イメージセンサを座標入力装置(電子黒板)の左右コーナーに設置する必要がある。左上コーナーに設置したセンサは、座標入力面の右側面及び下面の反射テープを撮像することはできるが、左側面の反射テープは画角外となるため撮像できない。同様に右上コーナーのセンサは、入力面の左側面及び下面の反射テープを撮像することはできるが、右側面の反射テープは画角外となるため撮像できない。
また、特許文献1及び2に開示の画像処理システムでは、左右のイメージセンサを座標入力装置の左上及び右上コーナーに設置する必要があるため、座標入力装置の入力面の面積が大きくなると左右のイメージセンサ間の距離が大きくなってしまう。このため、位置検出装置のサイズが大型化するという問題がある。つまり、従来、座標入力装置のサイズごとに位置検出装置を作製しなければならなかった。
さらに、特許文献1及び2に開示の画像処理システムでは、配置された各イメージセンサからの距離は、座標入力装置の左下及び右下コーナー部において一番遠くなっている。また、イメージセンサ近傍にはLEDなどの光を照射する光源が複数設置され、このLEDにより入力面周囲を取り囲むように設置している反射枠に設置している反射テープに光を照射している。LEDから照射された光は再帰反射テープ上で入射と同方向に再帰反射され、イメージセンサはこの反射光を受光している。イメージセンサは光の強さを感度として捕らえるが、LEDからの光路が最も長いコーナー部の光が最も減衰することになり、このため感度が低くなってしまう。このように、コーナー部は他の部位と比較して相対的に感度が低いため、ボードが振動などをした際に光路も振動するためコーナー部の感度が瞬間的にゼロになる場合がある。この際にイメージセンサは物体を検出したと判断して誤作動が発生するという問題もある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、イメージセンサから座標入力装置のコーナー部までの距離を短くしても動作可能で、コスト削減に寄与する位置検出装置、及びそれを有する画像処理システムを提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明では、イメージセンサに取り付けられた撮像レンズに広角レンズを用いている。
即ち、本発明による画像処理システムは、座標入力装置と、位置検出装置と、演算装置と、表示装置を有している。座標入力装置は、指示物体によって座標を入力するための座標入力面と、当該座標入力面の少なくとも側面部と底面部を取り囲むように設けられた枠体と、を有し、枠体の側面部及び底面部に再帰反射性を有する反射部材が貼付されている。また、位置検出装置は、少なくとも2つのイメージセンサと、当該各イメージセンサの近傍に設けられた複数の光源と、制御デバイスと、を有し、複数の光源からの光が枠体に照射され、反射部材からの反射光をイメージセンサの受光素子が受光し、制御デバイスが受光した情報に基づいて指示物体の座標値を算出する。演算装置は、位置検出装置によって算出された指示物体の座標値を用いて画像処理を行う。そして、表示装置は、演算装置によって得られた画像処理結果を出力する。ここで、位置検出装置は、座標入力装置の枠体の上面部に設置される。また、少なくとも2つのイメージセンサはそれぞれ、撮像範囲として枠体の側面部及び底面部のほぼ全域をカバーするための広角レンズを有している。
少なくとも2つのイメージセンサは、制御デバイスに近接し、制御デバイスに固定して配置される。そして、位置検出装置は、座標入力装置の上面部のほぼ中央に設置される。
さらに、演算装置は、位置検出装置によって算出された指示物体の座標値を補正し、広角レンズの歪みの影響を除去する機能を有している。
また、座標入力装置の枠体の側面部には、反射率を向上させるためのリフレクトピースが設けられている。
さらなる本発明の特徴は、以下本発明を実施するための形態および添付図面によって明らかになるものである。
本発明によれば、位置検出装置をコンパクトに構成し、コスト削減に寄与する画像処理システムを提供することが可能となる。
一般的なイメージセンサ型位置検出装置を有する画像処理システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態による画像処理システムの概略構成を示す図である。 一般的な画像処理システムにおける、イメージセンサと制御デバイスの配置構成、座標入力装置の反射枠の構成を示す図である。 一般的なイメージセンサー型位置検出装置の位置検出方法を説明するための図である。 本発明の実施形態による位置検出装置の位置検出方法を説明するための図である。 本発明の実施形態による位置検出装置が、座標入力装置のサイズに関係なく共通に使えることを説明するための図である。 一般的なイメージセンサ型位置検出装置による位置検出の感度を示す図である。 本発明の実施形態の位置検出装置による位置検出の感度を示す図である。 座標入力装置の枠体(側面部)にリフレクトピースがない構成における、位置検出の感度を示す図である。 座標入力装置の枠体(側面部)の一部にリフレクトピースを設けた構成における、位置検出の感度を示す図である。 本発明の実施形態において、撮像レンズに広角レンズを用いた場合の問題点を説明するための図である。 座標入力装置上の実際の位置とイメージセンサ上の位置とのキャリブレーションについて説明するための図である。
本発明の実施形態は、イメージセンサ上に座標入力装置の側面・底面部に貼られた再帰反射テープを結像するため、イメージセンサ上に広角レンズを設置している。広角レンズを使用することで、左右イメージセンサの反射テープ撮像範囲を座標入力装置の(左)(下)(右)の3辺に広げることができる。そのためイメージセンサ間の設置位置を縮めることができ、座標入力装置の長さを短縮することが可能となる。
また、本実施形態による位置検出装置は、座標入力装置のサイズによらず、共通化が可能である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。ただし、本実施形態は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではないことに注意すべきである。また、各図において共通の構成については同一の参照番号が付されている。なお、以下では、一般的な画像処理システム、位置検出装置、及び座標入力装置の構成と、本発明の実施形態によるそれぞれの構成を対比しながら説明する。
<画像処理システムの構成>
(i)図1は、イメージセンサを使用した位置検出装置を有する一般的な画像処理システム10の概略構成を示す図である。
図1において、一般的な画像処理システム10は、座標入力装置11と、指示物体12と、指示物体12の座標位置を検出する位置検出装置13と、演算装置14と、表示装置15と、を有している。
位置検出装置13は、制御デバイス131と、イメージセンサ(左)132と、イメージセンサ(右)133と、を有している。イメージセンサ132及び133は受光した反射光(画像)を電気的信号に変換し、制御デバイス131に送信する。制御デバイス131は、受信した電気信号の強度により指示物体12の座標位置(X,Y)を演算し、座標情報をPC等の演算装置14に送信する。
演算装置14は、受信した座標情報を基に描画情報(文字や線図等)を生成し、表示装置15がその描画情報を例えば座標入力装置の入力画面上に表示する。
指示物体12として、例えば、指、棒等、赤外線等の通信機能を有する電子ペン等、或いは、制御デバイス131と連動する付加機能が追加された電子ペン等が考えられる。
また、表示装置15としては、図1のようなプロジェクターによる方式を用いるものや、PDPやLCDなどの表示画面を用いるものを適用することが可能である。
(ii)図2は、本発明の実施形態による画像処理システム20の概略構成を示す図である。図1で示された一般的な画像処理システム10との相違点は、座標入力装置21及び位置検出装置23の物理的構成と、演算装置24の内部構成である。
画像処理システム20の位置検出装置23では、左右のイメージセンサ232及び233が制御デバイス231に近接しており、図1における位置検出装置13と比べてコンパクトな構成となっている。図1の画像処理システム10では、左右のイメージセンサ132及び133が座標入力装置11の左右上コーナー部に設置されるため、座標入力装置11のサイズによって、制御デバイス131と左右のイメージセンサ132及び133との距離が異なり、位置検出装置13のサイズが変化するが、画像処理システム20の位置検査装置23のサイズは座標装置21のサイズに関係なく一定である。これを実現するために、イメージセンサ232及び233に使用する撮像カメラに広角レンズを用いている。詳細については、さらに後述する。
また、座標入力装置21では、後述するように、左右側面(下半分)に左右のリフレクトピースが配置され、再帰反射テープ上で再帰反射する光の反射効率を向上している。座標入力装置21の側面部では光の入射角度が大きくなると、再帰反射テープであっても反射効率が落ちるので、リフレクトピースを設けて反射効率が低下しないようにしている。リフレクトピースについては、さらに後述する。
さらに、画像処理システム20の演算装置24は、制御デバイス231が算出した指示物体12の位置(座標値)を補正するための座標補正部241を有している。この座標補正部241は、例えば、入力された算出座標値に対応した補正座標値をテーブルとして持っており、入力に対する補正値を出力する。本実施形態では、イメージセンサの撮像カメラに広角レンズを用いているが、レンズから反射テープへの角度が小さくなるに従って、広角レンズの周辺部で像を捕らえることになる。このため、レンズ端部の歪の影響を受けやすくなり、この歪による、算出された座標の誤差を補正するために、座標補正部241を設けている。
<イメージセンサの構成>
(i)図3は、一般的な画像処理システムで用いられる、位置検出装置13のイメージセンサの詳細構成を示す図である。図4はそのイメージセンサの機能について説明するための図である。
イメージセンサは、CCDやCMOSなどの受光素子を用い、撮像レンズを通して画像を取得している。また、イメージセンサ近傍にはLEDなどの光を照射する光源が複数設置されている。LEDから照射される光は後述する再帰反射テープ上で入射と同じ方向に反射され、反射光がイメージセンサ上に受光される。このため、座標読み取りの精度向上のためには、イメージセンサの光軸と光源からの光軸を一致させる必要がある。この精度向上策については、例えば特許文献1及び2に記載されている。
また、座標入力装置11では、入力面周囲を取り囲むように(側面部及び底面部に)反射枠が設けられ、その反射枠には再帰反射テープが貼られ、この反射テープに、イメージセンサの例えば上面部に設けられた複数のLEDからの光が照射される。この反射テープにはコーナーキューブリフレクタなどの再帰反射性のある反射素材が使用される。LEDから照射された光は再帰反射テープ上で入射と同方向に再帰反射され、イメージセンサはこの反射光を受光している。このように入力面上に光線を照射する環境を作成し、入力面上に指示物体が接近して光線を遮断することでイメージセンサ上に影が検出される。この位置を複数のイメージセンサ(左右のイメージセンサ132及び133)によって取得し、制御デバイス131が座標を算出する。このようにイメージセンサ方式を用いた位置検出装置13の場合、上述したように、カメラと光源の光軸を一致させさる、もしくは近づけることが必要である。このために特許文献1ではイメージセンサの上下左右近傍に光源を設置する方法をとっており、また特許文献2ではハーフミラーを用いてカメラと光源の光軸を一致させる方法をとっている
(ii)図5は、本発明の実施形態による位置検出装置23について説明するための図である。位置検出装置23では、イメージセンサ232及び233の撮像カメラに広角レンズを使用することで、左右のイメージセンサ232及び233を座標入力装置21の上部の中心近くに配置することが可能となる。このため位置検出装置のサイズをコンパクトにすることが出来る。なお、それぞれのイメージセンサは、反射テープ全域を撮像している。このように、本実施形態の位置検出装置23のそれぞれのイメージセンサは広角レンズを用いて反射テープが貼られている領域の全てを像として捕らえることができるため、図4の位置検出装置11とは異なり、左右のイメージセンサ232及び233を座標入力装置21の左右上コーナー部に設置する必要がない。
図6は、座標入力装置21の入力面のサイズが変化しても、位置検出装置23のサイズは不変で良いことを示すための図である。上述のように、位置検出装置23のイメージセンサ232及び233には広角レンズが設置されている。従って、イメージセンサ232及び233はそれぞれ、反射テープ(左右下)が貼られた領域の全てをカバーしている。従って、それぞれのイメージセンサ232及び233を座標入力装置21の左右上コーナー部に配置する必要がなくなり、座標入力装置21のサイズに関係なく、位置検出装置23のサイズを一定にすることができるようになっている。
<位置検出の感度について>
(i)図7は、一般的な画像処理システム10の位置検出装置13の感度について説明するための図である。
図7からも分かるように、左右下コーナー部は、それぞれのイメージセンサ132及び133から最も距離が遠い。このためLED光の強度が減衰し、イメージセンサ132及び133に届く光量(反射光量)が最も少ない。このため、イメージセンサの受光素子に届く光量少ないため、感度が低くなる。
このようにコーナー部は他の部位と比較して相対的に感度が低いため、ボードが振動などをした際に光路も振動するためコーナー部の感度が瞬間的にゼロになる場合がある。この場合、各イメージセンサは指示物体12を検出したと判断し、誤ってその座標値を算出してしまうこと(誤動作の発生)がある。
(ii)図8は、画像処理システム20の位置検出装置23の感度について説明するための図である。図8に示されるように、位置検出装置23の長手方向の長さが短くなることで、イメージセンサ232及び233から最も感度の低い左右下コーナー部214及びイ215までの距離を短くすることができる。このためイメージセンサ232及び233の受光素子上の感度を向上させることが可能となる。よって、ボードの振動等による誤動作に対しての耐性を向上させることが可能となる。
<感度向上(反射効率の向上)について>
図9は、画像処理システム20の座標入力装置21において、感度向上のための手段(リフレクトピース)を設けない場合と設けた場合の感度を比較するための図である。図9Aは、リフレクトピースを含まない座標入力装置21と位置検出装置23、及びこの場合の感度波形を示し、図9Bは、リフレクトピースを含む座標入力装置21と位置検出装置23、及びこの場合の感度波形を示している。
図9Bに示されるように、本実施形態による座標入力装置21における入力面の左右側面の下半分の部分に、ギザギザ形状であって、そのギザギザをなすそれぞれの面が位置検出装置のイメージセンサ232及び233の方向を向くリフレクトピースを設ける。理想的にはリフレクトピースの各面は、LED光の入射角が90度になすように構成されるのが好ましいが、反射テープ211乃至213は再帰反射テープであるため、各面を多少でもイメージセンサの方に向けるだけでも一定の効果があると言える。
図9A及びBの感度波形を比較すると、リフレクトピース216及び217からの信号強度(図9B)が、リフレクトピースがない場合(図9A)よりも大きくなり、感度が高くなっているのが分かる。従って、リフレクトピースを設けた場合の方が、設けない場合よりも指示物体12を誤検出する可能性が低くなるのである。
なお、座標装置21の入力面のアスペクト比が大きくなればリフレクトピースを設ける必要性は小さくなる。例えば、アスペクト比が4:3の場合には、側面におけるLED光の入射角度が大きくなるため、感度向上の度合いが大きくなるが、16:9の場合には、LED光の入射角度が4:3の場合よりも小さくなるため、感度向上の度合いは4:3の場合よりも小さい。
<算出座標値補正の必要性について>
図10は、指示物体12の算出した座標位置を補正する必要性があることについて説明するための図である。図10Bにおいて、指示物体12がT1点にある場合とT2点にある場合について考える。図10Bに示されるように、T1点とT2点の高さ(Y)方向の位置は同一であるが、T2点はT1点よりも座標入力装置21の入力面の外側にある。同じY座標を有する点に関しては、外側にある点であればあるほど、左右のイメージセンサ232及び233のレンズ(広角レンズ)からの角度が小さくなっていく。角度が小さくなるほど、レンズは、物体をレンズの周辺部で捕えることになり、レンズの端部の歪みの影響を受けやすくなる。このため、座標の読み取り誤差が大きくなってしまう。発明者が検討したところ、例えば、T2点において、対角77インチ(アスペクト比4:3)で5mm、88インチ(アスペクト比16:9)で10mm程度の読み取り誤差が発生する。
そこで、本実施形態では、画像処理システム20の演算装置24が座標補正部241を有し、レンズの歪みによる読み取り誤差(座標算出誤差)を補正する。例えば、歪み量に対応する誤差量を予め求め、歪みを含む場合に算出された座標値を、予め求められた誤差量で座標値を補正すればよい。
予めレンズによる誤差量を求めるためには次のように処理する。広角レンズは個々に歪みの特性が異なるため、例えば、図11に示すように、各座標にピンを立て、レンズを通したイメージセンサ232及び233上の位置との調整(キャリブレーション)を行う。この情報を基に、X軸及びY軸方向について最小自乗法を用いて最適値に近似する。この最適値と実際の測定値(制御デバイス231による演算値)とを比較することにより誤差量が求まり、補正値とすることができるようになる。なお、アスペクト比4:3よりも16:9の方が入力面のサイズが大きいため、位置決めピンの数も多くなる。
ここでは、演算装置24に座標補正部241を持たせるようにしているが、制御デバイス231に座標補正部241の機能を含めるようにしても良い。
<まとめ>
本発明の実施形態では、位置検出装置のイメージセンサ(少なくとも2つ)はそれぞれ、撮像範囲として枠体の側面部及び底面部のほぼ全域をカバーする(図5及び6参照)ための広角レンズを有している。広角レンズを用いると画角が広がるため、少なくとも2つのイメージセンサは、制御デバイスに近接し、制御デバイスに固定して配置される。そして、位置検出装置は、座標入力装置の上面部のほぼ中央に設置される。このようにすることにより、位置検出装置をコンパクトにすることができると共に、位置検出精度の向上を図ることも可能となる。また、コンパクトになることで位置検出装置の捩れや曲げ等によりイメージセンサ(左)(右)の位置ズレを少なくすることが可能となる。さらに、位置検出装置の長手方向の長さが短くなることで、イメージセンサから最も感度の低いコーナー部(座標入力装置の左右下コーナー部)までの距離を短くすることが出来る。このため、ボードの振動等による誤動作に対しての耐性を向上することができる。
また、コンパクト化することで配線やICなどを低減することが可能となる。イメージセンサは制御デバイスとケーブルでつながれており、毎秒60〜100コマの画像を制御デバイスに送信している。しかし、ケーブルの長さが数10センチメートル長いため、信号の減衰を考慮しなければならない。このために以前はLVDS等を使用して低電圧の信号に変換する方式を使用する必要があったが、コンパクト化することで信号減衰を考慮しなくても問題が無い。また、コンパクト化することで、ボードの振動等による誤動作に対しての耐性を向上することができる。
さらに、今までは座標入力装置のサイズごとに別々の位置検出装置を用意しなければならなかったが、本発明の実施形態によれば、座標入力装置のサイズに関係なく、位置検出装置を共通化することが可能となる。
広角レンズを用いると、レンズ周辺部では取得画像が歪む可能性がある。そこで、位置検出装置によって算出された指示物体の座標値を補正し、広角レンズの歪みの影響を除去する機能を設けても良い。このようにすることにより、より正確な指示物体の座標値を取得することができ、表示装置によって出力される画像が適正なものとなる。
また、座標入力装置の枠体の側面部には、反射率を向上させるためのリフレクトピースが設けられている。再帰性の反射テープを用いても光の入射角が大きくなる部分の画像を感度良く撮像できない場合もあるが、このようにすることにより反射効率を向上させ、イメージセンサにおける受光感度を上げることが可能となる。

Claims (5)

  1. 指示物体によって座標を入力するための座標入力面と、当該座標入力面の少なくとも側面部と底面部を取り囲むように設けられた枠体と、を有し、前記枠体の前記側面部及び前記底面部に再帰反射性を有する反射部材が貼付された座標入力装置と、
    少なくとも2つのイメージセンサと、当該各イメージセンサの近傍に設けられた複数の光源と、制御デバイスと、を有し、前記複数の光源からの光が前記枠体に照射され、前記反射部材からの反射光を前記イメージセンサの受光素子が受光し、前記制御デバイスが受光した情報に基づいて前記指示物体の座標値を算出する、位置検出装置と、
    前記位置検出装置によって算出された前記指示物体の座標値を用いて画像処理を行う演算装置と、
    前記演算装置によって得られた画像処理結果を出力する表示装置と、を含み、
    前記位置検出装置は、前記座標入力装置の前記枠体の上面部に設置され、
    前記少なくとも2つのイメージセンサはそれぞれ、撮像範囲として前記枠体の前記側面部及び前記底面部のほぼ全域をカバーするための広角レンズを有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1において、
    前記少なくとも2つのイメージセンサは、前記制御デバイスに近接して配置され、
    前記位置検出装置は、前記座標入力装置の前記上面部のほぼ中央に設置されることを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項2において、
    前記演算装置は、前記位置検出装置によって算出された前記指示物体の座標値を補正し、前記広角レンズの歪みの影響を除去することを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項2において、
    前記前記座標入力装置の前記枠体の側面部には、反射率を向上させるためのリフレクトピースが設けられていることを特徴とする画像処理システム。
  5. 座標入力装置に取り付けられる位置検出装置であって、
    少なくとも2つのイメージセンサと、
    前記イメージセンサのそれぞれの近傍に設けられた複数の光源と、
    制御デバイスと、を含み、
    前記少なくとも2つのイメージセンサは、前記制御デバイスに近接して固定設置され、
    前記イメージセンサは受光素子を有し、当該受光素子は、前記複数の光源からの光が物体に照射され、当該物体からの反射光を受光し、
    前記制御デバイスは、前記受光した反射光の情報に基づいて、前記座標入力装置の入力面上にある指示物体の座標値を算出し、
    前記少なくとも2つのイメージセンサはそれぞれ、撮像範囲として左右ほぼ180度の視野領域をカバーするための広角レンズを有することを特徴とする位置検出装置。
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