JP3085482U - 入力装置 - Google Patents

入力装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力が簡単で、安価で耐久性があり嵩張ら
ず、可動指示体の接触による表示画面の汚れを防止で
き、イメージセンサの撮影可能な範囲を表示画面に近接
した狭い範囲に限定して誤作動を起こすことを防ぐ入力
装置を提供すること。 【解決手段】 表示画面2及び扁平なレンズケース3,
4を基盤1に取り付け、レンズケース3,4の奥部にイ
メージセンサ5,6を設置し、レンズケース3,4の開
口面3’,4’の幅を、イメージセンサ5,6の視野内
に表示画面2の角部を構成する2辺が含まれる長さと
し、レンズケース3,4の内部に、その開口面3’,
4’の上端よりも高い位置からの光及び表示画面2に反
射した光がイメージセンサ5,6の受光面5’,6’に
達するのを阻止するレンズ7,8を配設し、イメージセ
ンサ5,6からの画像信号を解析手段に伝送する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、パーソナルコンピュータ、家電製品、ATM、券売機等の各種電子 機器に搭載するのに好適な入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器の入力装置としては、キーボード、マウス、トラック・ボール、タッ チパネル等が一般的に用いられている。 ところが、キーボード、マウス、トラック・ボールを操作するにはある程度の 習熟度が必要であり、機器の操作によって間接的に入力を行わなければならない という欠点があった。 一方、タッチパネルは、操作は簡単であるものの、構造が複雑で耐久性に劣り 、接触によって画面が汚れやすいものであった。
【0003】 そこで、特開平−32510号公報、特開平5−189137号公報等に記載 のもののように、スクリーン、液晶ディスプレイ等の画面に指標が映し出され、 指先等の指示体が画面上に触れたときに、ビデオカメラで画面を撮影し、ビデオ カメラからの画像信号によって、指示体が指し示す指標の画面における座標を得 て、入力を行う入力装置が提案されている。 これによれば、画面自体は簡単な構造で良く、様々な機器に応用可能で汎用性 に富み、操作の熟練度が要求されず、一定以上の耐久性も得られる。
【0004】 しかし、これらのものは、ビデオカメラが画面全面を撮影できるように、その 上方或いは側方の離れた位置に設置されるので、装置が複数のピースから構成さ れて嵩張るばかりか、取り付けが面倒であった。また、指先等で画面に触れるた め、画面が汚れやすいと言う欠点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案の目的は、特殊な技術が無くても簡単に入力可能であって、安価で耐久 性に富み、イメージセンサと表示画面とが同じ基盤に組み込まれているため嵩張 らず、可動指示体を直接表示画面に接触させる必要が無くて表示画面の汚れを防 止でき、イメージセンサの撮影可能な範囲を表示画面と平行な狭い範囲に限定す ることにより誤作動を起こしにくい入力装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の入力装置は、可動指示体で指示すべき角形状の表示画面を基盤に取り 付け、該表示画面の隣り合う角部に臨んで、表示画面と対向する面を開口した扁 平なレンズケースを前記基盤に取り付け、該レンズケースの奥部に表示画面及び その上方撮影範囲を撮影して画像信号を出力するイメージセンサをそれぞれ設置 し、該開口面の幅を、イメージセンサの視野内にそれぞれ表示画面の角部を構成 する隣接した2辺が含まれる長さとし、レンズケースの内部においてイメージセ ンサよりも開口面寄りに、開口面上端よりも高い位置からの光及び表示画面に反 射した光がイメージセンサの受光面に達するのを阻止するレンズを配設し、イメ ージセンサからの画像信号を、該画像信号によって表示画面及び上方撮影範囲に おける可動指示体の位置及び動作を解析する解析手段に伝送する。
【0007】 表示画面及びイメージセンサが組み込まれたレンズケースを同じ基盤に取り付 けたことによって、入力装置全体が一体化され嵩張らない。また、表示画面の上 方撮影範囲を撮影して、可動指示体の位置及び動作を解析するので、表示画面に 直接接触せずに済む。 レンズケースの内部に、その開口面上端よりも高い位置からの光及び表示画面 に反射した光がイメージセンサの受光面に達するのを阻止するレンズを配設した 構成により、イメージセンサの撮影可能範囲を表示画面に近接した狭い範囲に限 定し、高い位置からの影像或いは表示画面からの反射写り込みによって誤作動が 発生するのを防ぐ。
【0008】 レンズケースの内部において前記レンズよりも奥に、表示画面と平行にレンズ ケースへ進入した光のみをイメージセンサの受光面に向けて反射させる反射鏡を 設けても良い。 レンズケースの開口面上端よりも高い位置からの光及び表示画面に反射した光 が、万が一、レンズを通過した後にイメージセンサで受光可能な経路を通っても 、反射鏡がこの光をイメージセンサでは受光できない方向へ反射し、画像信号と して認識しないよう排除する。 基盤の周縁部に、レンズケースの上面を覆う枠を形成することもできる。 表示画面の上方撮影範囲以外から照射する光の一部を枠によって遮断し、レン ズケース内へ進入するのを阻止する。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1乃至図5は、本考案の第1の実施形態を示す。 図1乃至図3に示すように、本考案の入力装置は、基盤1に取り付けられた角 形状の表示画面2と、表示画面2の隣り合う角部a,bに臨んで基盤1に取り付 けられた第1のレンズケース3及び第2のレンズケース4と、第1のレンズケー ス3及び第2のレンズケース4の奥部にそれぞれ設置されて、表示画面2及びそ の上方撮影範囲Aを撮影して画像信号を出力する第1のイメージセンサ5及び第 2のイメージセンサ6と、第1のレンズケース3及び第2のレンズケース4の内 部において、第1のイメージセンサ5及び第2のイメージセンサ6よりも開口面 3’,4’寄りに配置される第1のレンズ7及び第2のレンズ8とを有する。
【0010】 基盤1は、搭載される電子機器が家電製品や音響機器の場合には、その本体ハ ウジングであることが多く、パーソナルコンピュータ、ATM、券売機の場合に は、入力操作部の基盤であることが多い。 また、基盤1の外周部は表示画面2の外縁よりも外方に延びており、この部分 に第1のレンズケース3及び第2のレンズケース4が取り付けられる。さらに、 基盤1の周縁部上面には、表示画面2よりも上方に起立した枠20が形成される 。この枠20は、第1のレンズケース3及び第2のレンズケース4の上面を完全 に覆ってその開口面3’,4’に達しており、第1のレンズケース3及び第2の レンズケース4は、上方から視ると完全に基盤1へ埋設された状態になっている 。従って、基盤1の外方から照射される光の一部は枠20に遮断されて、開口面 3’,4’からレンズケース3,4内へ進入することができない。
【0011】 表示画面2は、液晶ディスプレイ、ブラウン管等より成り、用途に応じた大き さの矩形に形成される。 また、表示画面2には、操作者の指、スティック等の可動指示体9が指示すべ き指標10を表示してある。指標10としては、数字、記号、文字、動作を表す 文章や図柄、地名、駅名等がある。 なお、表示画面2に常に一定の指標10を表示する場合には、表示画面2は、 単に指標10を塗料で描いた板の上に透明板を重ねたものであっても良い。
【0012】 第1のレンズケース3及び第2のレンズケース4は、表示画面2に交差する起 立部18と、起立部18の上端から基盤1の内周方向に延びる水平部19とを連 設した断面逆L字状の中空箱体より成る。 また、第1のレンズケース3及び第2のレンズケース4において、水平部19 の先端面(表示画面2に臨む面)が開口面3’,4’となっている。そして、こ れらレンズケース3,4は、開口面3’,4’の下端が表示画面2と一致するよ う基盤1に取り付けられる。
【0013】 水平部19の内部には第1のレンズ7及び第2のレンズ8が配設され、起立部 19の下端には、それぞれ視野角度が90度以上である第1のイメージセンサ5 及び第2のイメージセンサ6が、その受光面5’,6’を上に向けて設置される 。 また、第1のレンズケース3及び第2のレンズケース4は、その奥部に設置さ れた第1のイメージセンサ5の視野と、第2のイメージセンサ6の視野とが、9 0度の角度で交差するよう配置されている。
【0014】 第1のレンズケース3の開口面3’の幅は、第1のイメージセンサ5の視野内 に、角部aを構成する隣接した2辺である辺h1及び辺h2が含まれる長さとす る。 また、第2のレンズケース4の開口面4’の幅は、第2のイメージセンサ6の 視野内に、角部bを構成する隣接した2辺である辺h1及び辺h3が含まれる長 さとする。 なお、開口面3’,4’の高さは、表示画面2の大きさや必要な精度によって 変更することができる。
【0015】 第1のイメージセンサ5及び第2のイメージセンサ6は、CCDカメラ、CM OSカメラ等より成る。また、イメージセンサ5,6の受光素子郡30,40は 、受光面5’,6’の端部に近づくほど表示画面2から遠ざかって影像がぼやけ るのを防ぐために、長さ方向中央部を頂点として表示画面2側が凹になるよう屈 曲配置され、各受光素子から表示画面2の角部a,bまでの距離を均一化してあ る(図5,図6)。 第1のイメージセンサ5及び第2のイメージセンサ6は表示画面2の大きさに 応じた数の受光素子を有するが、その映像によって単に可動指示体9の位置及び 動作が解れば良いので、精密な解像度は要求されない。従って、素子密度は比較 的粗くすることができ、この結果、表示画面2が大型であっても受光素子の数が 膨大になることはない。 なお、イメージセンサ5,6の照準及び被写界深度は、表示画面2の大きさに 応じて任意に設定すると共に、シャッタースピードは1/10000秒〜1/1 5秒の範囲で可変とする。
【0016】 図1に示すように、第1のレンズケース3及び第2のレンズケース4の内部に おいて、起立部18と水平部19の角には反射鏡11を、その反射面がレンズケ ース3,4の開口面3’,4’及びイメージセンサ5,6の受光面5’,6’を 向くよう傾斜して設置してある。 この反射鏡11は、表示画面2と平行に第1のレンズケース3及び第2のレン ズケース4へ進入した光のみをイメージセンサ5,6の受光面5’,6’に向け て反射するようになっている。
【0017】 第1のレンズ7及び第2のレンズ8は、第1のレンズケース3及び第2のレン ズケース4の開口面3’,4’を遮るように配置され、レンズケース3,4に進 入した光を反射鏡11の反射面に向けて屈曲させる。 また、第1のレンズ7及び第2のレンズ8は、開口面3’,4’の上端よりも 高い位置からレンズケース3,4に進入した光或いは表示画面2に反射してレン ズケース3,4に進入した光が反射鏡11に反射して受光面5’,6’に達する のを阻止するようになっている。
【0018】 従って、イメージセンサ5,6による上方撮影範囲Aは、表示画面2から開口 面3’,4’上端までの、表示画面2と平行な狭い範囲に限定される。 さらに、開口面3’,4’の上端よりも高い位置からレンズケース3,4へ進 入した光、又は、表示画面2に反射してレンズケース3,4へ進入した光が、万 が一レンズ7,8を経て受光面5’,6’により受光可能な経路を通るようなこ とがあっても、これらの光は反射鏡11によってイメージセンサ5,6が受光で きない位置へ反射され、認識されることはない。
【0019】 なお、第1のレンズ7及び第2のレンズ8は、単一のレンズとすることも、複 数のレンズを組み合わせたレンズ系とすることもできる。 また、第1のレンズケース3及び第2のレンズケース4は、保守・点検等をし やすいように、基盤1に対して着脱できるようにすると便利である。 さらに、反射鏡11に代えてプリズムを配置し、このプリズムによって表示画 面2及び上方撮影範囲Aからの光を受光面5’,6’に向けて屈曲させても良い 。
【0020】 図4に示すように、第1のイメージセンサ5及び第2のイメージセンサ6から 出力された画像信号は、USBポート13等のインターフェースを経て、可動指 示体9の表示画面2及び上方撮影範囲Aにおける位置及び動作を解析する解析手 段14へ伝送される。 この時、第1のイメージセンサ5及び第2のイメージセンサ6からUSBポー ト13へ画像信号を伝送するには、図4の破線で示すように、それぞれメモリを モジュール15及びモジュール15’の別個のモジュールにしても、実線で示す ように一つのモジュール15としても良い。 さらに、USBポート13から解析手段14へは、第1のイメージセンサ5及 び第2のイメージセンサ6からの画像信号を、1つのフレームを上下に2分割し て同時に伝送すると良い。
【0021】 第1のイメージセンサ5及び第2のイメージセンサ6の画像信号により、次の ようにして可動指示体9が指し示した点の表示画面2における座標x,yを得る 。 図2に示すように、可動指示体9が表示画面2の何れかの指標10に接近する と、表示画面2及びその上方撮影範囲Aを撮影する第1のイメージセンサ5の受 光素子群30の複数個及び第2のイメージセンサ6の受光素子群40の複数個が 感光する(図5,図7)。 そして、第1のイメージセンサ5及び第2のイメージセンサ6からは、この画 像信号がUSBポート13を介して解析手段14に出力される。
【0022】 すると、解析手段14では、先ず、第1のイメージセンサ5及び第2のイメー ジセンサ6の各受光素子が感知した輝度Iに基づき、それぞれの画像の輝度重心 を求める次の数式によって、第1のイメージセンサ5の感光した受光素子値L及 び第2のイメージセンサ6の感光した受光素子値Rを決定する。
【0023】
【数1】
【0024】
【数2】
【0025】 S1は第1のイメージセンサ5の受光素子初期調整開始値で、S1≧0であり 、E1は第1のイメージセンサ5の受光素子初期調整最終値で、E1≦第1のイ メージセンサ5の受光素子数である。 また、S2は第2のイメージセンサ6の受光素子初期調整開始値で、S2≧0 であり、E2は第2のイメージセンサ6の受光素子初期調整最終値で、E2≦第 2のイメージセンサ6の受光素子数である。 なお、以下の式は、第1のレンズ7及び第2のレンズ8の種類、イメージセン サ5,6の受光素子数等によっても異なるが、第1のイメージセンサ5の受光素 子数及び第2のイメージセンサ6の受光素子数を352個として計算する。
【0026】 図5及び図6に示すように、角部aと可動指示体9の支持位置とを結ぶ線l1 と辺h1との交差角度をα1、角部aを通りその角度を2等分する線l2と線l 1との交差角度をβ1、角部bと可動指示体9の支持位置とを結ぶ線l3と辺h 1との交差角度をα2、角部bを通りその角度を2等分する線l4と線l3との 交差角度をβ2、第1のイメージセンサ5及び第2のイメージセンサ6の視野角 度の半分(角部a,bとイメージセンサ5,6の受光素子端部とを結ぶ線と線l 2の交差角度)をθとする。
【0027】 また、イメージセンサ5,6の最も端部に位置する受光素子を通って線l2, l4に直交する線と線l2,l4との交点P1から角部a,bまでの距離をA、 交点Pから受光素子郡の中央Oまでの距離をhw、受光素子値L,Rを通って線 l2,l4に直交する線と線l2,l4との交点P2から角部a,bまでの距離 をhl,hr、受光面5’,6’と線l2,l4に直交する線とのなす角度をr とする。なお、第1のイメージセンサ5と第2のイメージセンサ6は同じものを 用いており、その受光面5’,6’は線l2,l4に対して対称なので、図6に は、第1のイメージセンサ5について、その片側のみに符号を付して図示してあ る。 すると、上記各値の間には、
【0028】
【数3】
【0029】
【数4】 の関係が成り立つ。
【0030】 これにレンズ7,8の誤差角ψによる修正を加えると、
【数5】
【0031】
【数6】 となる。
【0032】 そして、可動指示体9の支持位置の座標x,yは
【数7】
【0033】
【数8】 によって得られる。 なお、hw=tanr×176、hr=tanr×(176−R)、hl=t anr×(176−L)である。
【0034】 これを予め記憶されているデータと照合して、可動指示体9がどのような命令 を指示したのか判別することができる。 なお、Dは表示画面2上の解像度数であって、表示画面2の大きさ、用途、指 標10の数等に応じて任意に決定される。 指示された指標10の座標以外に、可動指示体9の動作を実行命令として認識 する場合もある。
【0035】 例えば、可動指示体9が、表示画面2に対して、ドラッグ動作のように連続し て平行移動した場合には、解析手段14は、第1のイメージセンサ5及び第2の イメージセンサ6からの画像信号によって、可動指示体9がどの点からどの点ま で移動したかを解析し、記憶されているデータに基づいて、その移動動作がどの ような実行命令を示すのか判別する。 或いは、可動指示体9がマウスのボタンに相当する指標10を1回指示した場 合には、これをクリック動作と見なし、この指標10を短時間に2回連続して指 示した場合には、ダブルクリックとみなす。
【0036】 図8は、本考案の第2の実施形態を示す。 第1のレンズケース3及び第2のレンズケース4は、高さに比べて横幅が広い 扁平な箱型に形成される。 また、第1のレンズケース3及び第2のレンズケース4の奥面には、第1のイ メージセンサ5及び第2のイメージセンサ6が、それぞれ受光面5’,6’を表 示画面2と交差するようレンズケース3,4の開口面3’,4’に向けて配置さ れる。そして、レンズ7,8を通過した表示画面2及び上方撮影範囲Aからの光 を、イメージセンサ5,6の受光面5’,6’が反射鏡11或いはプリズムを用 いずに直接受けるようにする。
【0037】 イメージセンサ5,6の受光面5’,6’の前方にそれぞれ遮光体16が配置 され、この遮光体16に、表示画面2と平行にレンズケース3,4へ進入した光 のみの透過を許容する横長のスリット17が形成されている。 従って、開口面3’,4’の上端よりも高い位置からレンズケース3,4へ進 入した光、又は、表示画面2に反射してレンズケース3,4へ進入した光が、万 が一、レンズ7,8を経て受光面5’,6’により受光可能な経路を通るような ことがあっても、遮光体16によって遮蔽され、この結果、不適当な影像による 誤作動を確実に防止できる。 その他の構成及び作用は、第1の実施形態とほぼ同様なので、詳細な説明は省 略する。
【0038】 なお、反射鏡11を設置した第1の実施形態においても、イメージセンサ5, 6の受光面5’,6’の上方に、スリット17を有する遮光体16を設置するこ とが可能であり、第2の実施形態におけるレンズケース3,4の上面を、基盤1 の周縁部に形成した枠20で覆っても良い。 さらに、用途によっては、基盤1に第3のイメージセンサを取り付け、この第 3のイメージセンサによって、可動指示体9以外の通常のカメラ画像、例えば入 力操作者の顔等を取り込み、その画像信号をビデオ信号として扱うこともできる 。 また、表示画面2が暗い場合などには、赤外線LED等の補助光源を第1乃至 第3のイメージセンサの近くに設置することが可能である。
【0039】
【考案の効果】
請求項1に係る考案によれば、表示画面及びイメージセンサを同じ基盤に取り 付けたので、入力装置が1つのピースで構成され、このため、入力装置全体が嵩 張らず、取り付けも簡単である。 また、表示画面及びその上方撮影範囲を撮影した画像信号によって、可動指示 体の位置及び動作を解析するので、可動指示体で直接表示画面に触れる必要が無 く、接触による表示画面の汚れを防止できる。
【0040】 さらに、表示画面の縦辺及び横辺の全長に亘ってセンサを配置するよりも、セ ンサ部の長さが短くて済むと共に、表示画面の寸法が変化しても、それに応じて 高価なセンサを別のものに代える必要が無く、この結果、製造コストが非常に安 価となる。 また、レンズケースの開口面上端よりも高い位置からの光及び表示画面に反射 した光がイメージセンサの受光面に達することがないので、イメージセンサの撮 影可能な範囲が表示画面に近接した狭い範囲に限定され、このため、不適当な画 像信号によって誤作動が発生するのを防ぐことができる。
【0041】 請求項2に係る考案によれば、レンズケースの開口面上端よりも高い位置から の光及び表示画面に反射した光が、万が一、レンズを通過した後にイメージセン サで受光可能な経路を通っても、反射鏡がこの光をイメージセンサでは受光でき ない位置へ反射するので、いっそう認識精度を高めることができる。 請求項3に係る考案によれば、基盤の外方から照射される光の一部が、レンズ ケース内に進入しないよう枠で遮断されるため、不適当な画像信号による誤作動 をより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態を示す入力装置の要部
拡大断面図
【図2】同上の平面図
【図3】同上の全体断面面図
【図4】画像信号の伝送経路を示すブロック図
【図5】計算式に用いた符号の関係を示す図
【図6】図5の一部拡大図
【図7】イメージセンサの出力信号を示す図
【図8】第2の実施形態を示す入力装置の要部拡大断面
【符号の説明】
1 基盤 2 表示画面 3 第1のレンズケース 3’ 開口面 4 第2のレンズケース 4’ 開口面 5 第1のイメージセンサ 5’ 受光面 6 第2のイメージセンサ 6’ 受光面 7 第1のレンズ 8 第2のレンズ 9 可動指示体 10 指標 11 反射鏡 13 USBポート 14 解析手段 15,15’ モジュール 16 遮光体 17 スリット 18 起立部 19 水平部 20 枠 30 第1のイメージセンサの受光素子群 40 第2のイメージセンサの受光素子群

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動指示体で指示すべき角形状の表示画
    面を基盤に取り付け、該表示画面の隣り合う角部に臨ん
    で、前記表示画面と対向する面が開口した扁平なレンズ
    ケースを前記基盤に取り付け、該レンズケースの奥部に
    前記表示画面及びその上方撮影範囲を撮影して画像信号
    を出力するイメージセンサをそれぞれ設置し、該開口面
    の幅を、前記イメージセンサの視野内にそれぞれ前記表
    示画面の角部を構成する隣接した2辺が含まれる長さと
    し、前記レンズケースの内部において前記イメージセン
    サよりも開口面寄りに、前記開口面上端よりも高い位置
    からの光及び前記表示画面に反射した光が前記イメージ
    センサの受光面に達するのを阻止するレンズを配設し、
    前記イメージセンサからの画像信号を、該画像信号によ
    って前記表示画面及び上方撮影範囲における前記可動指
    示体の位置及び動作を解析する解析手段に伝送すること
    を特徴とした入力装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズケースの内部において前記レ
    ンズよりも奥に、前記表示画面と平行に前記レンズケー
    スへ進入した光のみを前記イメージセンサの受光面に向
    けて反射させる反射鏡を設けた請求項1に記載の入力装
    置。
  3. 【請求項3】 前記基盤の周縁部に、前記レンズケース
    の上面を覆う枠を形成した請求項1又は2に記載の入力
    装置。
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