JP2011250502A - Junction box for metal duct and method of fitting the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、金属ダクトに装着する金属ダクト用ジャンクションボックス及びその取付け方法に係り、特に金属ダクトを切断することなく装着可能な金属ダクト用ジャンクションボックス及びその取付け方法に関するものである。 The present invention relates to a junction box for a metal duct to be mounted on a metal duct and a mounting method thereof, and more particularly to a junction box for a metal duct that can be mounted without cutting the metal duct and a mounting method thereof.
配線工事において、金属ダクト(サイズにより二種金属製せんぴ又はレースウェイと称するが、以下、本発明ではこれらを含めて金属ダクトと称する)を使用して分岐配線する際に、ケーブルの接続部分を覆うジャンクションボックスが使用されている。このジャンクションボックスは、ケーブルの結合部分や分岐部分、中継部分などを囲って保護するもので、特に、金属ダクトを連結する際は、ジャンクションボックスの側面に、金属ダクトの口径に適応したソケットが形成されたものを使用している。 In wiring work, when branch wiring is performed using a metal duct (referred to as a two-type metal lead or raceway depending on the size, but hereinafter referred to as a metal duct in the present invention), the connecting portion of the cable A junction box is used. This junction box surrounds and protects the cable coupling, branching, and relaying parts. Especially when connecting metal ducts, a socket suitable for the diameter of the metal duct is formed on the side of the junction box. You are using what was done.
このジャンクションボックスと金属ダクトとの接続作業を合理化するため、当出願人は先に、特許文献1や特許文献2に記載のジャンクションボックス用の異径継ぎ金具を提案している。これらのジャンクションボックス用の異径継ぎ金具は、特に、口径の異なる金属ダクトを1つのジャンクションボックスに連結できるように改良したものである。 In order to rationalize the connection work between the junction box and the metal duct, the present applicant has previously proposed different diameter joints for junction boxes described in Patent Document 1 and Patent Document 2. These different-diameter joints for junction boxes are particularly improved so that metal ducts having different diameters can be connected to one junction box.
特許文献1や特許文献2のジャンクションボックス用異径継ぎ金具により、口径の異なる金属ダクトでも簡単に接続することが可能になり、ジャンクションボックスと金属ダクトとの接続作業を合理化することに成功した。ところが、これら特許文献1、2に記載のジャンクションボックスを含め、従来のジャンクションボックスに金属ダクトを装着する作業では、金属ダクトをジャンクションボックスの位置で切断し、この切断部分をジャンクションボックスのソケットに連結する作業が行われている。 With the different diameter joints for junction boxes of Patent Document 1 and Patent Document 2, it is possible to easily connect even metal ducts having different diameters, and succeeded in rationalizing the connection work between the junction box and the metal duct. However, in the work of attaching a metal duct to a conventional junction box including the junction box described in Patent Documents 1 and 2, the metal duct is cut at the position of the junction box, and this cut portion is connected to the socket of the junction box. Work is being done.
そのため、これまでの金属ダクト用ジャンクションボックスでは、金属ダクトの長さを調整して切断する作業に多くの手間を要するものであった。しかも、金属ダクトの端部にジャンクションボックスを連結しているので、金属ダクトの本体強度に比べて連結強度が低下する不都合もある。更に、改修工事や増設工事のごとく、既に金属ダクトに電線が収納されている状態では、この金属ダクトを切断することができず、ジャンクションボックスを後付けすることが不可能になっているため、改修工事等の作業効率を妨げる要因になっていた。 For this reason, conventional metal duct junction boxes have required a lot of work to adjust and cut the length of the metal duct. In addition, since the junction box is connected to the end portion of the metal duct, there is a disadvantage that the connection strength is lower than the strength of the main body of the metal duct. Furthermore, if the wire is already stored in the metal duct as in the case of renovation work or expansion work, the metal duct cannot be cut and the junction box cannot be retrofitted. It was a factor that hindered work efficiency such as construction.
そこで本発明は、従来の金属ダクト用ジャンクションボックスを改良することで金属ダクトを切断せずに装着することが可能になり、既設の金属ダクトでもジャンクションボックスを後付けすることができ、改修工事等の作業効率を合理化する金属ダクト用ジャンクションボックス及びその取付け方法の提供を目的とするものである。 Therefore, the present invention improves the conventional junction box for metal ducts, making it possible to install the metal ducts without cutting them, and the junction box can be retrofitted even with existing metal ducts. An object of the present invention is to provide a junction box for a metal duct that rationalizes work efficiency and an installation method thereof.
上述の目的を達成すべく本発明における第1の手段は、底板11と側板12とで構成される箱本体10と、該箱本体10の開口部を着脱自在に施蓋する蓋体20とを備え、箱本体10の側板12に金属ダクトRの端部口径に対応した矩形状の連結口13を有する金属ダクト用ジャンクションボックスにおいて、
箱本体10の相対向する側板12に金属ダクトRが貫通する一対の連結口13を形成すると共に、各連結口13の一部が底板11に隣接するように配置し、
側板12の底部に着脱自在に固定する底板11が、側板12を貫通した金属ダクトRの底部に重合するように箱本体10を設け、
金属ダクトRに沿って箱本体10を装着し、
該箱本体10内の金属ダクトRから引き出したケーブルの接続端部を金属ダクトRごと箱本体10に収容するように構成したことにある。
In order to achieve the above-mentioned object, the first means in the present invention includes a
A pair of
The
Attaching the
The connection end portion of the cable drawn from the metal duct R in the
第2の手段は、前記連結口13及び該連結口13に挿入した前記金属ダクトRの側面開口部を被覆する側面L字形状の補強体30を形成し、該補強体30を前記側板12と金属ダクトRとに連結し、該補強体30で箱本体10を貫通する金属ダクトRと箱本体10との固定状態を補強するように構成されている。
The second means forms the connecting
第3の手段は、前記箱本体10の側板12において、前記連結口13を形成していない他の側面に増設用の補助連結口14を形成するノックアウト線15が形成され、該補助連結口14がノックアウト方式で開口するように構成されたものである。
The third means is that a
第4の手段は、底板11と側板12とで構成される箱本体10と、該箱本体10の開口部を着脱自在に施蓋する蓋体20とを備え、箱本体10の側板12に金属ダクトRの端部口径に対応した矩形状の連結口13を有し、
箱本体10の相対向する側板12に金属ダクトRが貫通する一対の連結口13を形成すると共に、各連結口13の一部が底板11に隣接するように配置し、
側板12の底部に着脱自在に固定する底板11が、側板12を貫通した金属ダクトRの底部に重合するように箱本体10を設けた金属ダクト用ジャンクションボックスの取付け方法において、
金属ダクトRの直線部分に側板12の連結口13を嵌合し、金属ダクトRの底部側から底板11を側板12に連結して箱本体10を金属ダクトRに沿って固定し、
該箱本体10内部の金属ダクトRから引き出した接続端部を該金属ダクトRごと箱本体10内部に収納し、蓋体20で箱本体10を施蓋することを課題解消のための手段とする。
The fourth means includes a
A pair of
In the mounting method of the junction box for metal duct, in which the
The connecting
The connection end portion drawn out from the metal duct R inside the
本発明の請求項1の如く、箱本体10の相対向する側板12に金属ダクトRが貫通する一対の連結口13を形成すると共に、側板12の底部に着脱自在に固定する底板11が、側板12を貫通した金属ダクトRの底部に重合するように箱本体10を設け、金属ダクトRに沿って箱本体10を装着し、ケーブルの接続端部を金属ダクトRごと箱本体10に収容するように構成したことにより、金属ダクトを切断せずに装着することが可能になった。この結果、従来のジャンクションボックスのように、金属ダクトの長さを調整して切断する作業は一切不要になり、極めて合理的な配線作業が可能になった。また、金属ダクトRに沿って装着することにより、金属ダクトRの本体強度を本発明ジャンクションボックスの装着強度に利用でき、従来のように、金属ダクトRの端部に連結していたときのような強度低下を防止することができる。
According to the first aspect of the present invention, the pair of connecting
しかも、金属ダクトを切断せずに配線できるので、改修工事や増設工事のごとく、既に金属ダクトに電線が収納されている状態でも、ジャンクションボックスの後付けが可能になり、改修工事等の作業効率を飛躍的に高めることができる。 In addition, since the wiring can be done without cutting the metal duct, it is possible to retrofit the junction box even when the electric wire is already stored in the metal duct, such as renovation work or expansion work. It can be improved dramatically.
請求項2のように、箱本体10を貫通する金属ダクトRと箱本体10との固定状態を補強体30で補強することができる。更に、側面L字形状の補強体30を側板12の連結口13近傍に着脱自在に装着して金属ダクトRの開口部及び連結口13を被覆するように設けているので、箱本体10と金属ダクトRとの連結部分の隙間を無くすことができる。したがって、安全で且つ体裁の良い施工が可能になった。
As in claim 2, the fixed state between the metal duct R penetrating the
請求項3の如く、側板12に増設用の補助連結口14を形成したことで、新規工事及び改修工事等の区別なく、多くの状況に対応した配線が可能になる。しかも、補助連結口14は、ノックアウト方式で開口するので、工事の状況に応じて選択することができる。
According to the third aspect, by forming the auxiliary connecting
請求項4に記載の取付け方法によると、本発明のジャンクションボックスの取り付け作業が容易になり、しかも、従来では不可能とされていた既設の金属ダクトRでも、後付けでジャンクションボックスを装着することが可能になるので、配線作業を極めて合理的することができる。 According to the attachment method of the fourth aspect, it is possible to easily attach the junction box of the present invention, and it is possible to attach the junction box to the existing metal duct R which has been impossible in the past. Since it becomes possible, wiring work can be made extremely rational.
本発明によると、金属ダクトを切断せずに装着することが可能で、既設の金属ダクトでもジャンクションボックスを後付けすることができ、改修工事等の作業効率を合理化することができるなどといった当初の目的を達成した。 According to the present invention, it is possible to mount the metal duct without cutting, the junction box can be retrofitted even with the existing metal duct, and the initial purpose such as rationalization of work efficiency such as renovation work, etc. Achieved.
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。本発明は、金属ダクトRに装着する箱本体10と、この箱本体10を施蓋する蓋体20とを備えたジャンクションボックスである(図1参照)。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. The present invention is a junction box including a
箱本体10は、底板11と側板12とで構成されており、底板11は、側板12に対して着脱自在に設けられている(図1参照)。図示例の側板12は、平面正方形を成した環体状を成しているが、この形状に限定されるものではなく、平面円形状、長方形状、多角形状等への任意の変更が可能である。この場合、側板12や蓋体20は、側板12のそれぞれの開口形状に合わせた形状になる。
The
箱本体10の側板12には、金属ダクトRの端部口径に対応した矩形状の連結口13を形成する(図1参照)。この連結口13は、箱本体10を金属ダクトRが貫通するように相対向する側板12に一対形成されたもので、箱本体10を貫通する金属ダクトRに箱本体10を直接固定するように設けている。
A
すなわち、側板12の連結口13は、一部が底板11に隣接する位置に配置されており、底板11を側板12に連結したときに、この底板11が連結口13内の金属ダクトRの底部に重合するように箱本体10を構成している。そして、側板12に底板11を連結すると、連結口13を貫通した金属ダクトRと箱本体10とが一体化するものである(図2参照)。
That is, a part of the
この箱本体10は、通常の金属ダクト用ジャンクションボックスよりも大きく構成されている。その収納容積は、少なくとも、箱本体10内部の金属ダクトRから引き出したケーブルの接続端部を、箱本体10を貫通した金属ダクトRごと収容する容積を有するものとする。
The
蓋体20は、箱本体10の開口部を施蓋する部材で、図示例では、蓋体20の底板11と同形状を成しているが形状を変えることも可能である。これら蓋体20や底板11は、いずれも側板12に形成した連結片18に固定ネジ23にて固定するものである(図2参照)。また、蓋体20や底板11には、器具の取付け用に、ポンチ穴21を形成している。そして、このポンチ穴21を基準にして取付孔22などの加工が行われ、各種器具を取り付けることができる(図4参照)。図示例では、取付孔22に非常用照明器具Sや誘導灯Tを取付ける例を示している。
The
箱本体10の側板12に補強体30を設けている(図2参照)。この補強体30は、側面L字形状を成し、側板12と金属ダクトRとに着脱自在に連結することで、箱本体10の固定状態を補強すると共に、側板12の連結口13及び該連結口13に挿入した金属ダクトRの開口部を被覆するものである。
A reinforcing
図2に示す補強体30は、箱本体10の内側から連結口13を通して箱本体10の外側の金属ダクトRを被覆している。図示例では、金属ダクトRのリップ部R1内側に係止する係止ナット31にボルトを係止せしめる構造の蝶ネジ32を使用することで、補強体30の装着による補強作業を容易にしている。更に、補強体30は、側板12に開穿された連結孔16に連結ネジ17で止着する構成であるが、この連結孔16を上下二段の位置に配置することで、高さの異なる金属ダクトRに対応した使用が可能になる。
The reinforcing
また、図3に示す補強体30は、箱本体10の内側から箱本体10内部の金属ダクトRに連結している。この場合、蝶ネジ32の代わりに連結ネジ33を使用している。このように使用する場合は、特に、金属ダクトRを施蓋する専用カバー(図示せず)を、箱本体10の外側で側板12に近接するように設置することが可能になり、施工後の見栄えを良好にすることができる。
Further, the reinforcing
図5乃至図7は本発明の他の実施例及び使用例を示している。すなわち、図5は、箱本体10の側板12に、増設用の補助連結口14を設けたものである。この補助連結口14は、側板12の連結口13を形成していない他の側面に設けられるもので、予め補助連結口14を形成するノックアウト線15が形成されている。そして、必要に応じて補助連結口14をノックアウト方式で開口するように構成したものである。従来、アウトレット方式を採用している一般のアウトレットボックスによると、電線管を挿入するために開口されるものであるが、本発明では、金属ダクトRの端部を挿入できるように形成している。また、図示例の外、電線管を挿入するための円形の補助連結口(図示せず)をアウトレット方式等で形成することも可能である。更に、電線管U用のホルソーを使用して任意の位置に電線管U用の円形の補助連結口14を開穿しても良い(図8参照)。
5 to 7 show other embodiments and usage examples of the present invention. That is, FIG. 5 shows the
図6は、金属ダクトRに沿って装着した箱本体10の補助連結口14に他の金属ダクトRの端部を1本連結した状態を示している。この場合、例えば改装工事等で、既に設置されている金属ダクトRから、別の配線を行う際に利用できる。更に図7は、補助連結口14に金属ダクトRの端部を2本連結した状態を示している。このように、金属ダクトRに沿って装着した箱本体10に、他の金属ダクトR端部を任意の数だけ連結することができる。
FIG. 6 shows a state in which one end of another metal duct R is connected to the
本発明ジャンクションボックスは上述の如き構成を成しているため、金属ダクトRに装着するには、次のような取付け方法になる。まず、金属ダクトRの直線部分に側板12の連結口13を嵌合し、金属ダクトRに沿った装着位置を決定する。次に、金属ダクトRの底部側から箱本体10の底板11を側板12に連結する。金属ダクトRが連結口13に密接状態に嵌合した場合、この状態で、箱本体10は金属ダクトRに固定される。また、連結口13に余裕がある場合は、更に、側板12と金属ダクトRとに補強体30を固定することで、箱本体10と金属ダクトRとの固定状態を強化する。そして、接続配線が終了した接続端部を箱本体10の内部に収納し、蓋体20で箱本体10を施蓋することで取付け作業が完了する。
Since the junction box according to the present invention has the above-described configuration, the following attachment method is used to attach the junction box to the metal duct R. First, the
本発明は、箱本体10を金属ダクトRに沿って装着するものであるが、この他、金属ダクトRの端部に装着する従来の使用方法でも利用することが可能である。また、本発明ジャンクションボックスの各構成は図示例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で自由な変更が可能である。
In the present invention, the
R 金属ダクト
R1 リップ部
S 非常用照明器具
T 誘導灯
U 電線管
10 箱本体
11 底板
12 側板
13 連結口
14 補助連結口
15 ノックアウト線
16 連結孔
17 連結ネジ
20 蓋体
21 ポンチ穴
22 取付孔
23 固定ネジ
30 補強体
31 係止ナット
32 蝶ネジ
33 連結ネジ
R metal duct R1 lip portion S emergency lighting fixture T guide
Claims (4)
箱本体の相対向する側板に金属ダクトが貫通する一対の連結口を形成すると共に、各連結口の一部が底板に隣接するように配置し、
側板の底部に着脱自在に固定する底板が、側板を貫通した金属ダクトの底部に重合するように箱本体を設け、
金属ダクトに沿って箱本体を装着し、該箱本体内の金属ダクトから引き出したケーブルの接続端部を金属ダクトごと箱本体に収容するように構成したことを特徴とする金属ダクト用ジャンクションボックス。 A rectangular connection port corresponding to the end diameter of the metal duct on the side plate of the box body, comprising a box body composed of a bottom plate and a side plate, and a lid for detachably covering the opening of the box body In a junction box for a metal duct having
While forming a pair of connection ports through which the metal duct penetrates the opposing side plates of the box body, a part of each connection port is arranged adjacent to the bottom plate,
The box body is provided so that the bottom plate detachably fixed to the bottom of the side plate overlaps with the bottom of the metal duct penetrating the side plate,
A junction box for a metal duct, wherein a box body is mounted along a metal duct, and a connection end portion of a cable drawn from the metal duct in the box body is accommodated in the box body together with the metal duct.
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