JP2011248434A - データベース・レプリケーション・システム、データベース・レプリケーション方法、情報処理装置、及び、プログラム - Google Patents

データベース・レプリケーション・システム、データベース・レプリケーション方法、情報処理装置、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】VSAM編成ファイルにより構成されたデータベースにおけるレコードの変更をリアルタイムに他のデータベースに反映することが可能なデータベース・レプリケーション・システムを提供すること。
【解決手段】データベース・レプリケーション・システム300は、レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースに当該変更を反映する変更反映部301を備える。
【選択図】図19

Description

本発明は、データベースにおけるレコードの変更を他のデータベースに反映するデータベース・レプリケーション・システムに関する。
第1のデータベースにおけるレコードの変更を第2のデータベースに反映するデータベース・レプリケーション・システムが知られている。この種のデータベース・レプリケーション・システムの一つとして、特許文献1に記載のデータベース・レプリケーション・システムにおいて、第1のデータベース、及び、第2のデータベースのそれぞれは、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む。
上記データベース・レプリケーション・システムは、第1のデータベースが含む第1のテーブルに格納されているレコードを、第2のデータベースが含むテーブルであって、当該第1のテーブルに対応するテーブルである第2のテーブルに格納するための命令を生成する。データベース・レプリケーション・システムは、生成された命令に従って、レコードを第2のテーブルに格納する。
特開2006−293796号公報
ところで、データベースが、レコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成される場合がある。VSAM編成ファイルは、主にメインフレームにおいて利用されている。VSAM編成ファイルにより構成されたデータベースにおいては、例えば、COBOL(Common Business Oriented Language)におけるREDEFINES句を用いて複数のレコード形式が定義される。
ところで、上述したデータベース・レプリケーション・システムを用いた場合、VSAM編成ファイルにより構成されたデータベースにおけるレコードの変更を、他のデータベース(例えば、リレーショナル・データベース等)に反映することができない。また、ETL(Extract/Transform/Load)ツールを利用して、VSAM編成ファイルにより構成されたデータベースに蓄積されているレコードを抽出し、抽出したレコードを上記他のデータベースへ反映する場合、比較的長い時間を要するという問題があった。
即ち、上記データベース・レプリケーション・システムにおいては、VSAM編成ファイルにより構成されたデータベースにおけるレコードの変更をリアルタイムに他のデータベースに反映することができない場合が生じるという問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「VSAM編成ファイルにより構成されたデータベースにおけるレコードの変更をリアルタイムに他のデータベースに反映することができない場合が生じること」を解決することが可能なデータベース・レプリケーション・システムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるデータベース・レプリケーション・システムは、
レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースに当該変更を反映する変更反映手段を備える。
また、本発明の他の形態であるデータベース・レプリケーション方法は、
レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースに当該変更を反映する方法である。
また、本発明の他の形態である第2の情報処理装置は、
レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースを保持する第1の情報処理装置と通信可能に構成された第2の情報処理装置である。
更に、この第2の情報処理装置は、
1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースを保持するとともに、
上記第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、上記第1の情報処理装置から当該レコードの変更を表す変更ログ情報を受信する変更ログ情報受信手段と、
上記受信された変更ログ情報が表す上記レコードの変更を上記2のデータベースに反映する変更反映手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースを保持する第1の情報処理装置と通信可能に構成されるとともに、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースを保持する第2の情報処理装置に、
上記第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、上記第1の情報処理装置から当該レコードの変更を表す変更ログ情報を受信する変更ログ情報受信手段と、
上記受信された変更ログ情報が表す上記レコードの変更を上記2のデータベースに反映する変更反映手段と、
を実現させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、VSAM編成ファイルにより構成されたデータベースにおけるレコードの変更をリアルタイムに他のデータベースに反映することができる。
本発明の第1実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システムの概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システムの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る第1の情報処理装置がFD情報を第2の情報処理装置へ送信する際の第1の情報処理装置の作動を示したフローチャートである。 アプリケーション・プログラムのソースコードのうちの、FD句及びREDEFINES句として記述された部分を示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る第2の情報処理装置が分配条件及びテーブルを生成する際の第2の情報処理装置の作動を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る第2の情報処理装置が生成したDDL情報を示した説明図である。 本発明の第1実施形態に係る第2の情報処理装置が生成した分配条件を示したテーブルである。 本発明の第1実施形態に係る第1の情報処理装置が一時変更ログ情報を生成する際の第1の情報処理装置の作動を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る第1の情報処理装置が生成した一時変更ログ情報を示したテーブルである。 本発明の第1実施形態に係る第1の情報処理装置が変更ログ情報を第2の情報処理装置へ送信する際の第1の情報処理装置の作動を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る第2の情報処理装置が変更ログ情報を記憶する際の第2の情報処理装置の作動を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る第2の情報処理装置がレコードの変更を第2のデータベースに反映する際の第2の情報処理装置の作動を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る第2のデータベースに反映されるレコードの変更を示したテーブルである。 本発明の第2実施形態に係る、アプリケーション・プログラムのソースコードのうちの、FD句及びREDEFINES句として記述された部分を示した説明図である。 本発明の第2実施形態に係る第2の情報処理装置が生成したDDL情報を示した説明図である。 本発明の第2実施形態に係る第2の情報処理装置が生成した分配条件を示したテーブルである。 本発明の第2実施形態に係る第1の情報処理装置が生成した一時変更ログ情報を示したテーブルである。 本発明の第2実施形態に係る第2のデータベースに反映されるレコードの変更を示したテーブルである。 本発明の第3実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システムの機能の概略を表すブロック図である。
以下、本発明に係る、データベース・レプリケーション・システム、データベース・レプリケーション方法、情報処理装置、及び、プログラム、の各実施形態について図1〜図19を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図1に示したように、第1実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システム1は、第1の情報処理装置(第1のデータベース・サーバ装置)100と、第2の情報処理装置(第2のデータベース・サーバ装置)200と、を含む。第1の情報処理装置100及び第2の情報処理装置200は、通信回線(本例では、IP(Internet Protocol)網を構成する通信回線)NWを介して、互いに通信可能に接続されている。
第1の情報処理装置100は、図示しない中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)、及び、記憶装置(メモリ及びハードディスク駆動装置(HDD;Hard Disk Drive))を備える。第1の情報処理装置100は、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。
第2の情報処理装置200も第1の情報処理装置100と同様の構成を有する。
(機能)
図2は、上記のように構成されたデータベース・レプリケーション・システム1の機能を表すブロック図である。
第1の情報処理装置100の機能は、第1のデータベース部101と、アプリケーション実行部102と、一時変更ログ情報生成部103と、一時変更ログ情報記憶部104と、シーケンス情報記憶部105と、変更ログ情報生成部106と、変更ログ情報記憶部107と、FD(File Descriptor)情報取得部108と、FD情報記憶部109と、情報送信部110と、を含む。
第1のデータベース部101は、レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースを保持する。
アプリケーション実行部102は、第1のデータベース部101に蓄積されているレコードを用いた処理を行うアプリケーション・プログラムを実行する。アプリケーション実行部102は、アプリケーション・プログラムを実行することにより、第1のデータベース部101に蓄積されているレコードを変更(追加、削除、及び、更新)する。
このとき、アプリケーション実行部102は、レコードの変更をトランザクション処理として実行する。即ち、アプリケーション実行部102は、1つのトランザクション処理において、第1のデータベース部101に蓄積されているレコードを変更する旨を表す命令(変更命令)が生成された後に、コミット命令が生成された場合にのみ、当該変更命令を第1のデータベース部101へ出力する。これにより、当該変更命令に基づくレコードの変更が実際に第1のデータベースに反映される。
なお、アプリケーション実行部102は、複数のアプリケーション・プログラムを実行していてもよい。
一時変更ログ情報生成部103は、アプリケーション実行部102が、第1のデータベース部101に蓄積されているレコードを変更する旨を表す命令(変更命令)を生成した場合、一時変更ログ情報を生成する。一時変更ログ情報は、変更命令を生成したアプリケーション・プログラムを特定するためのアプリケーション特定情報と、当該変更命令に基づく変更後のレコードと、変更命令の種別(追加、削除、又は、更新)を特定するための命令種別情報と、を含む。
一時変更ログ情報記憶部104は、一時変更ログ情報生成部103により生成された一時変更ログ情報を記憶する。
シーケンス情報記憶部105は、シーケンス情報を記憶する。シーケンス情報は、コミット命令が生成された(即ち、コミット命令に基づく処理(コミット処理)が実行された)回数を表す情報である。本例では、シーケンス情報は、整数を表す。
変更ログ情報生成部106は、アプリケーション実行部102がコミット命令を第1のデータベース部101へ出力した(即ち、コミット命令を生成した)場合、変更ログ情報を生成する。
具体的には、変更ログ情報生成部106は、生成されたコミット命令の対象となったトランザクション処理において生成された変更命令に基づいて生成された一時変更ログ情報を一時変更ログ情報記憶部104から取得する。また、変更ログ情報生成部106は、シーケンス情報記憶部105に記憶されているシーケンス情報を取得する。更に、変更ログ情報生成部106は、シーケンス情報記憶部105に記憶されているシーケンス情報を、当該シーケンス情報が表す値に1を加えた値に更新する。
変更ログ情報記憶部107は、変更ログ情報生成部106により取得された変更ログ情報としての一時変更ログ情報と、変更ログ情報生成部106により取得されたシーケンス情報と、を対応付けて、当該変更ログ情報の基となった変更命令が生成された順に記憶する。
更に、変更ログ情報生成部106は、生成されたコミット命令を表すコミットログ情報を生成する。
変更ログ情報記憶部107は、変更命令に基づく変更ログ情報を記憶した後に、当該変更命令が生成されたトランザクション処理に対するコミット命令に基づいて変更ログ情報生成部106により生成された変更ログ情報としてのコミットログ情報と、変更ログ情報生成部106により取得されたシーケンス情報と、を対応付けて記憶する。
FD情報取得部108は、第1のデータベースに蓄積されているレコードが有するレコードの形式であるレコード形式を表すFD情報を取得する。本例では、FD情報取得部108は、アプリケーション実行部102が実行するアプリケーション・プログラムのソースコードを解析することによりFD情報を取得する。FD情報は、第1のデータベースにおけるレコード形式を定める第1の定義情報である。
本例では、アプリケーション実行部102が実行するアプリケーション・プログラムは、COBOL(Common Business Oriented Language)に従ったプログラムである。従って、FD情報取得部108は、ソースコードのうちのFD句として記述された部分に基づいてFD情報を取得する。
FD情報記憶部109は、FD情報取得部108により取得されたFD情報と、FD情報が取得される基となったアプリケーション・プログラムを特定するためのアプリケーション特定情報(本例では、アプリケーション名(AP名))と、を対応付けて記憶する。
情報送信部110は、予め設定された送信周期が経過する毎に、FD情報記憶部109に記憶されている、FD情報及びアプリケーション特定情報を第2の情報処理装置200へ送信する。更に、情報送信部110は、変更ログ情報記憶部107にコミットログ情報が記憶される毎に、変更ログ情報記憶部107に記憶されている、変更ログ情報及びシーケンス情報を、変更ログ情報記憶部107に記憶された順に第2の情報処理装置200へ送信する。
変更ログ情報記憶部107は、情報送信部110により送信された変更ログ情報及びシーケンス情報を消去する。
第2の情報処理装置200の機能は、第2のデータベース部201と、アプリケーション実行部202と、情報受信部(変更ログ情報受信手段)203と、FD情報解析部204と、テーブル生成部(テーブル生成手段)205と、分配条件記憶部(分配条件記憶手段)206と、反映処理部(変更反映手段)207と、を含む。
第2のデータベース部201は、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースを保持する。
アプリケーション実行部202は、第2のデータベース部201に蓄積されているレコードを用いた処理を行うアプリケーション・プログラムを実行する。
情報受信部203は、第1の情報処理装置100により送信された情報(FD情報並びにアプリケーション特定情報、及び、変更ログ情報及びシーケンス情報)を受信する。
FD情報解析部204は、情報受信部203により受信された、FD情報及びアプリケーション特定情報を受け付ける。FD情報解析部204は、受け付けたFD情報が表すレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを生成するためのDDL(Data Definition Language)情報(第2の定義情報)を生成する。本例では、DDL情報は、SQLに従った情報である。
テーブル生成部205は、FD情報解析部204により生成されたDDL情報が表すテーブルが、第2のデータベースに既に生成されている(即ち、第2のデータベースが当該テーブルを含む)か否かを判定する。テーブル生成部205は、当該テーブルが第2のデータベースに生成されていないと判定した場合、当該DDL情報に基づいて、第2のデータベースにテーブルを生成する。
FD情報解析部204は、受け付けたFD情報及びアプリケーション特定情報に基づいて分配条件を生成する。分配条件は、第2のデータベースに含まれるテーブルであり、且つ、第1のデータベースにおいて変更されたレコードが格納されるべきテーブルを変更ログ情報に基づいて特定するための情報である。
分配条件記憶部206は、FD情報解析部204により生成された分配条件を記憶する。
反映処理部207は、情報受信部203により受信された、変更ログ情報及びシーケンス情報を受け付ける。
反映処理部207は、受け付けた変更ログ情報及びシーケンス情報と、分配条件記憶部206に記憶されている分配条件と、に基づいて、第2のデータベースが含むテーブルであり、且つ、変更ログ情報が表すレコードの変更が反映されるべきテーブルを特定する。反映処理部207は、特定されたテーブルに、当該変更ログ情報が表すレコードの変更を反映する(即ち、レコードを追加する、レコードを削除する、又は、レコードを更新する)。
このとき、反映処理部207は、変更ログ情報とともに受け付けたシーケンス情報が表す値が小さいほど、当該変更ログ情報に基づく処理を早期に実行する。また、反映処理部207は、同一のシーケンス情報とともに受け付けた変更ログ情報に基づく処理を、情報受信部203により変更ログ情報が受信された順に実行する。
(作動)
次に、上記のように構成されたデータベース・レプリケーション・システム1の作動について説明する。
図3にフローチャートにより示したように、第1の情報処理装置100は、FD情報を取得し、取得したFD情報を第2の情報処理装置200へ送信する。
具体的に述べると、第1の情報処理装置100は、アプリケーション・プログラムのソースコードのうちの、FD句として記述された部分(図4の(A)〜(C))を抽出する(図3のステップS101)。次いで、第1の情報処理装置100は、抽出されたFD句のうちの、REDEFINES句として記述された部分(図4の(B)及び(C))を抽出する(図3のステップS102)。
第1の情報処理装置100は、FD句として抽出された部分、及び、REDEFINES句として抽出された部分、に基づいてFD情報を取得する。
次いで、第1の情報処理装置100は、取得されたFD情報と、FD情報が取得される基となったアプリケーション・プログラムを特定するためのアプリケーション特定情報(本例では、アプリケーション名(AP名))と、を対応付けて記憶装置に記憶させる(図3のステップS103)。
そして、第1の情報処理装置100は、予め設定された送信周期が経過する毎に、記憶装置に記憶されている、FD情報及びアプリケーション特定情報を第2の情報処理装置200へ送信する(図3のステップS104)。
また、図5にフローチャートにより示したように、第2の情報処理装置200は、FD情報を第1の情報処理装置100から受信し、受信したFD情報に基づいて分配条件及びテーブルを生成する。
具体的に述べると、第2の情報処理装置200は、第1の情報処理装置100からFD情報を受信するまで待機する(図5のステップS201)。そして、第2の情報処理装置200は、FD情報を受信すると、受信したFD情報が表すレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを生成するためのDDL情報(第2の定義情報、図6を参照)を生成する(図5のステップS202)。
更に、第2の情報処理装置200は、受信したFD情報及びアプリケーション特定情報に基づいて分配条件を生成する(図5のステップS203)。第2の情報処理装置200は、生成した分配条件を記憶装置に記憶させる。
分配条件は、図7に示したように、アプリケーション特定情報(AP名)と、レコード形式名と、テーブル名と、条件情報と、を含む。レコード形式名は、第1のデータベースにおけるレコード形式の名称である。テーブル名は、第2のデータベースにおけるテーブルの名称である。条件情報は、本例では、レコード内のカラムである「KEY」の値を定める情報である。
次いで、第2の情報処理装置200は、生成されたDDL情報が表すテーブルが、第2のデータベースに存在する(即ち、第2のデータベースが当該テーブルを含む)か否かを判定する(図5のステップS204)。
第2のデータベースが当該テーブルを含まない場合、第2の情報処理装置200は、「No」と判定して、当該DDL情報に基づいて、第2のデータベースにテーブルを生成する(図5のステップS205)。なお、第2のデータベースが当該テーブルを含む場合、第2の情報処理装置200は、図5のステップS205の処理を実行しない。
また、図8にフローチャートにより示したように、第1の情報処理装置100は、一時変更ログ情報を生成する。
具体的に述べると、第1の情報処理装置100は、第1のデータベース部101に蓄積されているレコードを変更する旨を表す命令(変更命令)がアプリケーション実行部102によって生成されるまで待機する(図8のステップS301)。
そして、第1の情報処理装置100は、変更命令がアプリケーション実行部102によって生成されると、一時変更ログ情報を生成する(図8のステップS302)。一時変更ログ情報は、図9に示したように、変更命令を生成したアプリケーション・プログラムを特定するためのアプリケーション特定情報(本例では、「AP01」)と、当該変更命令に基づく変更後のレコード(本例では、「01AAABB」等)と、変更命令の種別(追加、削除、又は、更新)を特定するための命令種別情報(本例では、「INSERT」)と、を含む。
そして、第1の情報処理装置100は、生成した一時変更ログ情報を記憶装置に記憶させる(図8のステップS303)。
そして、第1の情報処理装置100は、図8のステップS301へ戻り、ステップS301〜ステップS303の処理を繰り返し実行する。
また、図10にフローチャートにより示したように、第1の情報処理装置100は、変更ログ情報を第2の情報処理装置200へ送信する。
具体的に述べると、第1の情報処理装置100は、実行中のトランザクション処理に対するコミット命令がアプリケーション実行部102によって生成されるまで待機する(図10のステップS401)。
そして、コミット命令がアプリケーション実行部102によって生成されると、生成されたコミット命令の対象となったトランザクション処理において生成された変更命令に基づいて生成された一時変更ログ情報を記憶装置から取得する(図10のステップS402)。
次いで、第1の情報処理装置100は、記憶装置に記憶されているシーケンス情報を取得する(図10のステップS403)。そして、第1の情報処理装置100は、記憶装置に記憶されているシーケンス情報を、当該シーケンス情報が表す値に1を加えた値に更新する。
次いで、第1の情報処理装置100は、取得された変更ログ情報としての一時変更ログ情報と、取得されたシーケンス情報と、を対応付けて、当該変更ログ情報の基となった変更命令が生成された順に記憶装置に記憶させる(図10のステップS404)。
更に、第1の情報処理装置100は、生成されたコミット命令を表すコミットログ情報を生成する(図10のステップS405)。次いで、第1の情報処理装置100は、生成した変更ログ情報としてのコミットログ情報と、上記ステップS403にて取得されたシーケンス情報と、を対応付けて記憶装置に記憶させる(図10のステップS406)。
次いで、第1の情報処理装置100は、記憶装置に記憶されている、変更ログ情報及びシーケンス情報を、記憶装置に記憶された順に第2の情報処理装置200へ送信する(図10のステップS407)。そして、第1の情報処理装置100は、送信した変更ログ情報及びシーケンス情報を記憶装置から消去する。
そして、第1の情報処理装置100は、図10のステップS401へ戻り、ステップS401〜ステップS407の処理を繰り返し実行する。
即ち、コミット命令が生成されなかったトランザクション処理において生成された変更命令に基づく一時変更ログ情報は、第2の情報処理装置200へ送信されない。
また、図11にフローチャートにより示したように、第2の情報処理装置200は、変更ログ情報を第1の情報処理装置100から受信し、受信した変更ログ情報を格納すべきテーブル毎に記憶する。
具体的に述べると、第2の情報処理装置200は、第1の情報処理装置100から変更ログ情報を受信するまで待機する(図11のステップS501)。そして、第2の情報処理装置200は、末尾の変更ログ情報がコミットログ情報である複数の変更ログ情報を受信すると、受信した複数の変更ログ情報のそれぞれに対して、ステップS502〜ステップS504の処理を行う。このとき、第2の情報処理装置200は、受信した複数の変更ログ情報の先頭側から順に処理を行う。
そして、第2の情報処理装置200は、処理対象となる変更ログ情報がコミットログ情報であるか否かを判定する(図11のステップS502)。変更ログ情報がコミットログ情報でない(即ち、変更ログ情報が一時変更ログ情報である)場合、第2の情報処理装置200は、変更ログ情報と、記憶装置に記憶されている分配条件と、に基づいて、当該変更ログ情報が表すレコードの変更が反映されるべきテーブルを特定する。
次いで、第2の情報処理装置200は、変更ログ情報を、特定されたテーブルと対応付けて記憶装置に記憶させる。即ち、第2の情報処理装置200は、変更ログ情報を、当該変更ログ情報が表すレコードの変更が反映されるべきテーブル毎に、記憶する(図11のステップS504)。
そして、処理対象となる変更ログ情報がコミットログ情報になると、第2の情報処理装置200は、図11のステップS503及びステップS504の処理を実行することなく、ステップS501へ戻り、ステップS501〜ステップS504の処理を繰り返し実行する。
また、図12にフローチャートにより示したように、第2の情報処理装置200は、変更ログ情報が表すレコードの変更を第2のデータベースに反映する。
具体的に述べると、第2の情報処理装置200は、予め設定された反映周期が経過する毎に、記憶装置に変更ログ情報が記憶されているか否かを判定する。そして、記憶装置に変更ログ情報が記憶されている場合、第2の情報処理装置200は、テーブル毎に、変更ログ情報を並び替える(図12のステップS601)。
具体的には、第2の情報処理装置200は、より小さい値を表すシーケンス情報とともに受信された変更ログ情報ほど、先頭側に配置する。更に、第2の情報処理装置200は、同一のシーケンス情報とともに受信された変更ログ情報のうちの、受信された時点が早い変更ログ情報ほど、先頭側に配置する。
そして、第2の情報処理装置200は、テーブル毎に、先頭側に配置された変更ログ情報から順に、当該変更ログ情報が表すレコードの変更を反映する(即ち、レコードを追加する、レコードを削除する、又は、レコードを更新する)(図12のステップS602)。
これにより、第2のデータベースは、図13に示したように、テーブル毎に、レコードの変更が反映される。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システムによれば、VSAM編成ファイルにより構成されたデータベースにおけるレコードの変更をリアルタイムに他のデータベース(本例では、リレーショナル・データベース)に反映することができる。
更に、第1実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システムによれば、第1のデータベースにおいて、トランザクション処理にてレコードが変更された後にコミット処理が行われなかった場合に、当該レコードの変更が第2のデータベースに反映されることを防止することができる。即ち、第1のデータベースと第2のデータベースとを確実に同期させることができる。
加えて、第1実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システムによれば、第2の情報処理装置200において、レコード形式(テーブル)毎に並列して、レコードを変更するための処理を実行することができる。これにより、データベース・レプリケーション・システム1全体のスループットを向上させることができる。その理由は、レコード形式毎に、レコードの変更を表す情報を分割しているためである。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システムについて説明する。第2実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システムは、上記第1実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システムに対して、第1のデータベースに蓄積されているレコードがレコード毎に第1のレコード形式又は第2のレコード形式を有する点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
ところで、第2のデータベースを正規化するためには、VSAM編成ファイル内の1つのレコードに含まれる情報を複数のレコード形式(フォーマット)と対応付ける(マッピングする)必要がある。このため、第1の情報処理装置100において、レコードの変更を表す情報を、第2のデータベースにおけるレコード形式に変換した配信イメージを作成する処理を行う必要があった。
しかしながら、第1の情報処理装置100において配信イメージを作成する処理を行うようにデータベース・レプリケーション・システム1が構成された場合、元の(第1のデータベースにおける)レコード単位で、レコードの変更を表す情報を転送できないという問題がある。即ち、この場合、何らかの障害が発生することにより、レコードの変更を表す情報の転送処理が失敗したとき、レコードの変更を表す情報においてレコードの一部のみに相当する部分だけが転送されてしまう虞がある。その結果、第2のデータベースにおいてレコード間の整合性が取れなくなる虞がある。
そこで、第2実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システム1において、第1の情報処理装置100は、レコードの変更を表す情報を、第2のデータベースにおけるレコード形式に変換することなく第2の情報処理装置200へ送信する。第2の情報処理装置200は、受信した、レコードの変更を表す情報を、第2のデータベースにおけるレコード形式に変換し、変換した情報に基づいて、当該レコードの変更を第2のデータベースに反映する。
次に、第2実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システム1の作動について説明する。
本例では、第1のデータベース部101に蓄積されている各レコードは、第1のレコード形式又は第2のレコード形式を有する。具体的には、図14に示したように、第1のレコード形式は、「FORMAT01」により定義されるレコード内のカラムである「列3」のデータとして、「FORMAT02」により定義されるレコードが挿入されたレコード形式である。また、第2のレコード形式は、「FORMAT01」により定義されるレコード内のカラムである「列3」のデータとして、「FORMAT03」により定義されるレコードが挿入されたレコード形式である。
更に、第1のデータベース部101に蓄積されている各レコードは、当該レコードを特定するための情報としてのカラムである「PKEY」を、当該レコードの先頭に含む。第1の情報処理装置100は、アプリケーション実行部102が実行するアプリケーション・プログラムのソースコードを解析することによりFD情報を取得する。
そして、図15に示したように、第2の情報処理装置200は、カラムとして「PKEY」が存在する場合、「FORMAT02」及び「FORMAT03」に対応するテーブルのカラムとして、「FORMAT01」に対応するテーブルのレコードを参照するための「PKEY」を追加したDDL情報を生成する。
また、第2の情報処理装置200は、第1の情報処理装置100から受信したFD情報及びアプリケーション特定情報に基づいて、図16に示したように、分配条件を生成する。
第1の情報処理装置100は、変更命令がアプリケーション実行部102によって生成されると、図17に示したように、一時変更ログ情報を生成する。一時変更ログ情報は、図9に示したように、変更命令を生成したアプリケーション・プログラムを特定するためのアプリケーション特定情報(本例では、「AP01」)と、当該変更命令に基づく変更後のレコード(本例では、「00001AAABB02LLMMM」等)と、変更命令の種別(追加、削除、又は、更新)を特定するための命令種別情報(本例では、「INSERT」)と、を含む。
そして、第1の情報処理装置100は、生成された一時変更ログ情報を第2の情報処理装置200へ送信する。第2の情報処理装置200は、一時変更ログ情報を受信し、受信した一時変更ログ情報が表すレコードの変更を、第2のデータベースに反映する。
これにより、第2のデータベースは、図18に示したように、テーブル毎に、レコードの変更が反映される。
以上、説明したように、本発明の第2実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システム1によれば、第1実施形態と同様の作用及び効果を奏する。
更に、第2実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システム1によれば、第1の情報処理装置100が、レコードの変更を表す情報を、第2のデータベースにおけるレコード形式に変換することなく第2の情報処理装置200へ送信するので、変換する場合と比較して、送信されるデータ量を少なくすることができる。その理由は、カラム「PKEY」の値を重複して送信する必要がないからである。
加えて、第1の情報処理装置100から第2の情報処理装置200へ送信される、レコードの変更を表す情報は、1つのレコードである。即ち、元の(第1のデータベースにおける)レコード単位で、レコードの変更を表す情報を転送することができる。従って、データベースの状態の管理を簡素化することができる。更に、第2のデータベースにおいてレコード間の整合性が取れなくなることを回避することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システムについて図19を参照しながら説明する。
第3実施形態に係るデータベース・レプリケーション・システム300は、
レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースに当該変更を反映する変更反映部(変更反映手段)301を備える。
これによれば、VSAM編成ファイルにより構成されたデータベースにおけるレコードの変更をリアルタイムに他のデータベース(例えば、リレーショナル・データベース等)に反映することができる。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、上記各実施形態においてデータベース・レプリケーション・システム1の各機能は、CPUがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現されていたが、回路等のハードウェアにより実現されていてもよい。
また、上記各実施形態においてプログラムは、記憶装置に記憶されていたが、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースに当該変更を反映する変更反映手段を備えるデータベース・レプリケーション・システム。
これによれば、VSAM編成ファイルにより構成されたデータベースにおけるレコードの変更をリアルタイムに他のデータベース(例えば、リレーショナル・データベース等)に反映することができる。
(付記2)
付記1に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
前記第2のデータベースに含まれるテーブルであり、且つ、前記第1のデータベースにおいて変更されたレコードが格納されるべきテーブルを特定するための分配条件を記憶する分配条件記憶手段を備え、
前記変更反映手段は、前記記憶されている分配条件に基づいて特定されるテーブルに、前記変更を反映するように構成されたデータベース・レプリケーション・システム。
(付記3)
付記1又は付記2に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
前記第1のデータベースにおいて変更されたレコードが格納されるべきテーブルを前記第2のデータベースが含まない場合、当該第1のデータベースにおける前記レコード形式を定める第1の定義情報を取得し、当該取得した第1の定義情報に基づいて当該第2のデータベースにおいて当該テーブルを生成するテーブル生成手段を備えるデータベース・レプリケーション・システム。
(付記4)
付記3に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
前記第1の定義情報は、COBOL(Common Business Oriented Language)に従った情報であるデータベース・レプリケーション・システム。
(付記5)
付記3又は付記4に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
前記テーブル生成手段は、前記テーブルを生成するためのSQLに従った第2の定義情報を、前記取得された第1の定義情報に基づいて生成し、当該生成した第2の定義情報に基づいて前記テーブルを生成するように構成されたデータベース・レプリケーション・システム。
(付記6)
付記1乃至付記5のいずれか一項に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
前記変更反映手段は、前記第1のデータベースにおいてトランザクション処理におけるコミット処理が行われた場合に、当該トランザクション処理において行われたレコードの変更を前記第2のデータベースに反映するように構成されたデータベース・レプリケーション・システム。
これによれば、第1のデータベースにおいて、トランザクション処理にてレコードが変更された後にコミット処理が行われなかった場合に、当該レコードの変更が第2のデータベースに反映されることを防止することができる。即ち、第1のデータベースと第2のデータベースとを確実に同期させることができる。
(付記7)
付記1乃至付記6のいずれか一項に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
前記第1のデータベースを保持する第1の情報処理装置と、前記第2のデータベースを保持する第2の情報処理装置と、を含み、
前記第1の情報処理装置は、前記第1のデータベースにおけるレコードの変更を表す情報を、前記第2のデータベースにおけるレコード形式に変更することなく前記第2の情報処理装置へ送信するように構成されたデータベース・レプリケーション・システム。
これによれば、レコードの変更を表す情報を、第2のデータベースにおけるレコード形式に変換する場合と比較して、送信されるデータ量を少なくすることができる。更に、第1のデータベースにおけるレコード単位で、レコードの変更を表す情報を転送することができる。従って、データベースの状態の管理を簡素化することができる。更に、第2のデータベースにおいてレコード間の整合性が取れなくなることを回避することができる。
(付記8)
レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースに当該変更を反映する、データベース・レプリケーション方法。
(付記9)
付記8に記載のデータベース・レプリケーション方法であって、
前記第2のデータベースに含まれるテーブルであり、且つ、前記第1のデータベースにおいて変更されたレコードが格納されるべきテーブルを特定するための分配条件を記憶装置に記憶させるとともに、当該記憶装置に記憶されている分配条件に基づいて特定されるテーブルに、前記変更を反映する、データベース・レプリケーション方法。
(付記10)
付記8又は付記9に記載のデータベース・レプリケーション方法であって、
前記第1のデータベースにおいて変更されたレコードが格納されるべきテーブルを前記第2のデータベースが含まない場合、当該第1のデータベースにおける前記レコード形式を定める第1の定義情報を取得し、当該取得した第1の定義情報に基づいて当該第2のデータベースにおいて当該テーブルを生成する、データベース・レプリケーション方法。
(付記11)
レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースを保持する第1の情報処理装置と通信可能に構成された第2の情報処理装置であって、
1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースを保持するとともに、
前記第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、前記第1の情報処理装置から当該レコードの変更を表す変更ログ情報を受信する変更ログ情報受信手段と、
前記受信された変更ログ情報が表す前記レコードの変更を前記2のデータベースに反映する変更反映手段と、
を備える第2の情報処理装置。
(付記12)
付記11に記載の第2の情報処理装置であって、
前記第2のデータベースに含まれるテーブルであり、且つ、前記第1のデータベースにおいて変更されたレコードが格納されるべきテーブルを特定するための分配条件を記憶する分配条件記憶手段を備え、
前記変更反映手段は、前記記憶されている分配条件に基づいて特定されるテーブルに、前記変更を反映するように構成された第2の情報処理装置。
(付記13)
付記11又は付記12に記載の第2の情報処理装置であって、
前記第1のデータベースにおいて変更されたレコードが格納されるべきテーブルを前記第2のデータベースが含まない場合、当該第1のデータベースにおける前記レコード形式を定める第1の定義情報を受信し、当該受信した第1の定義情報に基づいて当該第2のデータベースにおいて当該テーブルを生成するテーブル生成手段を備える第2の情報処理装置。
(付記14)
レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースを保持する第1の情報処理装置と通信可能に構成されるとともに、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースを保持する第2の情報処理装置に、
前記第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、前記第1の情報処理装置から当該レコードの変更を表す変更ログ情報を受信する変更ログ情報受信手段と、
前記受信された変更ログ情報が表す前記レコードの変更を前記2のデータベースに反映する変更反映手段と、
を実現させるためのプログラム。
(付記15)
付記14に記載のプログラムであって、
前記第2の情報処理装置に、更に、
前記第2のデータベースに含まれるテーブルであり、且つ、前記第1のデータベースにおいて変更されたレコードが格納されるべきテーブルを特定するための分配条件を記憶装置に記憶させるとともに、
前記変更反映手段は、前記記憶されている分配条件に基づいて特定されるテーブルに、前記変更を反映するように構成されたプログラム。
(付記16)
付記14又は付記15に記載のプログラムであって、
前記第2の情報処理装置に、更に、
前記第1のデータベースにおいて変更されたレコードが格納されるべきテーブルを前記第2のデータベースが含まない場合、当該第1のデータベースにおける前記レコード形式を定める第1の定義情報を受信し、当該受信した第1の定義情報に基づいて当該第2のデータベースにおいて当該テーブルを生成するテーブル生成手段を実現させるためのプログラム。
本発明は、データベースにおけるレコードの変更を他のデータベースに反映するデータベース・レプリケーション・システム等に適用可能である。
1 データベース・レプリケーション・システム
100 第1の情報処理装置
101 第1のデータベース部
102 アプリケーション実行部
103 一時変更ログ情報生成部
104 一時変更ログ情報記憶部
105 シーケンス情報記憶部
106 変更ログ情報生成部
107 変更ログ情報記憶部
108 FD情報取得部
109 FD情報記憶部
110 情報送信部
200 第2の情報処理装置
201 第2のデータベース部
202 アプリケーション実行部
203 情報受信部
204 FD情報解析部
205 テーブル生成部
206 分配条件記憶部
207 反映処理部
300 データベース・レプリケーション・システム
301 変更反映部

Claims (10)

  1. レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースに当該変更を反映する変更反映手段を備えるデータベース・レプリケーション・システム。
  2. 請求項1に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
    前記第2のデータベースに含まれるテーブルであり、且つ、前記第1のデータベースにおいて変更されたレコードが格納されるべきテーブルを特定するための分配条件を記憶する分配条件記憶手段を備え、
    前記変更反映手段は、前記記憶されている分配条件に基づいて特定されるテーブルに、前記変更を反映するように構成されたデータベース・レプリケーション・システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
    前記第1のデータベースにおいて変更されたレコードが格納されるべきテーブルを前記第2のデータベースが含まない場合、当該第1のデータベースにおける前記レコード形式を定める第1の定義情報を取得し、当該取得した第1の定義情報に基づいて当該第2のデータベースにおいて当該テーブルを生成するテーブル生成手段を備えるデータベース・レプリケーション・システム。
  4. 請求項3に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
    前記第1の定義情報は、COBOL(Common Business Oriented Language)に従った情報であるデータベース・レプリケーション・システム。
  5. 請求項3又は請求項4に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
    前記テーブル生成手段は、前記テーブルを生成するためのSQLに従った第2の定義情報を、前記取得された第1の定義情報に基づいて生成し、当該生成した第2の定義情報に基づいて前記テーブルを生成するように構成されたデータベース・レプリケーション・システム。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
    前記変更反映手段は、前記第1のデータベースにおいてトランザクション処理におけるコミット処理が行われた場合に、当該トランザクション処理において行われたレコードの変更を前記第2のデータベースに反映するように構成されたデータベース・レプリケーション・システム。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のデータベース・レプリケーション・システムであって、
    前記第1のデータベースを保持する第1の情報処理装置と、前記第2のデータベースを保持する第2の情報処理装置と、を含み、
    前記第1の情報処理装置は、前記第1のデータベースにおけるレコードの変更を表す情報を、前記第2のデータベースにおけるレコード形式に変更することなく前記第2の情報処理装置へ送信するように構成されたデータベース・レプリケーション・システム。
  8. レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースに当該変更を反映する、データベース・レプリケーション方法。
  9. レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースを保持する第1の情報処理装置と通信可能に構成された第2の情報処理装置であって、
    1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースを保持するとともに、
    前記第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、前記第1の情報処理装置から当該レコードの変更を表す変更ログ情報を受信する変更ログ情報受信手段と、
    前記受信された変更ログ情報が表す前記レコードの変更を前記2のデータベースに反映する変更反映手段と、
    を備える第2の情報処理装置。
  10. レコードの形式であるレコード形式を複数有する複数のレコードを格納するVSAM(Virtual Storage Access Method)編成ファイルにより構成された第1のデータベースを保持する第1の情報処理装置と通信可能に構成されるとともに、1つのレコード形式を有するレコードを格納するテーブルを複数含む第2のデータベースを保持する第2の情報処理装置に、
    前記第1のデータベースが蓄積しているレコードが変更された場合、前記第1の情報処理装置から当該レコードの変更を表す変更ログ情報を受信する変更ログ情報受信手段と、
    前記受信された変更ログ情報が表す前記レコードの変更を前記2のデータベースに反映する変更反映手段と、
    を実現させるためのプログラム。
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