JP2011247983A - 表示装置及び表示方法 - Google Patents

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晃久 金子
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Abstract

【課題】表示装置においてユーザの相対位置や設置条件に応じて最適な表示制御が可能な技術を提供する。
【解決手段】テレビ10において、センサ処理部50は、人感センサ62又はCCDセンサ63の検出結果を基に、ユーザMとの相対的な位置関係を特定する。つまり、センサ処理部50は、テレビ10から見て、ユーザがどの方向に、また、どの程度離れた位置にいるかを判断する。そして、センサ処理部50は、ユーザMの位置に応じて、コンテンツ処理部16や出力部17に対して、映像出力や音声出力に対して所定の調整を行うように指示する。調整内容としては、映像出力であれば、輝度や明るさ、色合い、黒レベル等がある。音声出力であれば、高音、低音、バランス等がある。さらに、文字情報がOSD表示されているような場合、フォントサイズが調整される。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置及び表示方法に係り、特にセンサを備えセンサの検知結果に基づき出力態様を調整する表示装置及び表示方法に関する。
近年、表示装置において、省電力の為に、各種センサが搭載され、人の存在に応じて表示装置をオンオフさせる製品が市場に投入され、高機能のテレビにあっては当たり前の技術とも言えるようになってきた。
そのような技術は、従来より開示されており、例えば、人の存在を感知する人感センサが設置され、手動で電源オフを制御する通常モードと節電効果を奏し得る節電モードとが設定された人感センサ機能付きAV機器が開示されている(特許文献1参照)。このAV機器では、節電モードが設定されていれば、人感センサが規定された所定時間だけ人の存在を検知できないときには、自動で待機モードに切替え、更に待機モードが規定された所定時間経過したら電源を自動的にオフする。通常モードが設定された場合、人感センサが規定された所定時間だけ人の存在を検知できないときには自動的に節電モードに切替わる。
特開2007−96462号公報
ところで、人感センサの活用法として、節電に対してのみではなく、テレビの各種機能に対してセンサを用いることが求められている。センサは内蔵AV機器に対して、その検出範囲内の人の有無のみを検出して、電源オフ制御、節電/通常の待機モード制御を行っているのみで、センサ内蔵機器に対してのユーザの相対位置や機器自体の設置状況による制御技術は開示されてなく、新たな技術の導入が求められていた。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、表示装置においてユーザの相対位置や設置条件に応じて最適な表示制御が可能な技術を提供することにある。
本発明に係る装置は、ユーザの存在を検知するセンサを搭載した表示装置であって、前記センサの検出結果をもとに前記ユーザの位置を算出し、前記ユーザの位置に応じて出力態様を変更するセンサ処理手段を備える。
また、前記センサとして撮像手段を備え、前記センサ処理手段は、前記撮像手段が撮影した映像をもとに、出力態様を変更してもよい。
また、前記センサ処理手段は、前記撮像手段が撮影した映像をもとに算出した前記ユーザの位置に応じて、OSD表示する際の文字の大きさを変更してもよい。
また、前記センサ処理手段は、前記撮像手段が撮影した映像をもとに、設置態様を判定し、判定結果に応じて出力態様を変更してもよい。
また、タッチパネル式の操作手段を備え、前記センサ処理手段は、前記センサの検知結果から、前記ユーザがごく近くにいると判断した場合に、前記操作手段を表示パネルに表示してもよい。
また、表示パネルの周囲部分に操作手段を備え、前記センサ処理手段は、前記センサの検知結果から、前記ユーザが近くにいると判断した場合に、前記操作手段のボタンから吹き出すように所定の説明またはアイコンを表示パネルに表示してもよい。
また、前記センサ処理手段は、前記撮像手段が撮影した映像をもとに、所定のグループの属する人物又は動物であると判断したときに、前記出力態様を変更しなくともよい。
本発明の別の態様は、ユーザの存在を検知するセンサを搭載した表示装置の表示法であって、前記センサの検出結果をもとに前記ユーザの位置を算出する位置特定工程と、前記ユーザの位置に応じて出力態様を変更する出力調整工程と、を備える。
また、前記出力調整工程は、前記ユーザの位置に応じて、OSD表示する際の文字の大きさを変更してもよい。
また、前記センサの検知結果をもとに、表示装置の設置態様を判定する設置態様判定工程を備え、前記出力調整工程は、前記設置態様に応じて出力態様を調整してもよい。
また、前記表示装置はタッチパネル式の操作手段を備え、前記位置特定工程によって、前記ユーザが近くにいると判断された場合に、前記タッチパネル式の操作手段を表示パネルに表示する操作手段表示工程を備えてもよい。
また、前記表示装置は、表示パネルの周囲部分に操作手段を備えており、前記位置特定工程によって、前記ユーザが近くにいると判断された場合に、前記操作手段のボタンから吹き出すように所定の説明またはアイコンを表示パネルに表示する吹き出し表示工程を備えてもよい。
また、前記センサが検知した対象が、所定のグループの属する人物又は動物であるか否かを判断する対象特定工程を備え、前記出力調整工程は、前記所定のグループの属する人物又は動物である場合、それらの検知結果を出力調整に反映させなくともよい。
本発明によれば、表示装置においてユーザの相対位置や設置条件に応じて最適な表示制御が可能な技術を提供することができる。
本発明の実施形態に係る、テレビの概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係る、テレビとユーザ相対的な位置関係について3種類示す図である。 本発明の実施形態に係る、ユーザとテレビとの位置関係と表示されるフォントサイズの変化例の関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る、複数のユーザがテレビの前方に存在する場合の検知対象について説明する図である。 本発明の実施形態に係る、テレビの各種設置態様を示す図である。 本発明の実施形態に係る、テレビの各種設置態様とユーザの関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る、ユーザの位置によって操作ボタンの表示の有無が異なる状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る、ユーザがテレビに近づいた場合に、ボタンの位置から表示パネル上に吹き出し説明部を吹き出すようにOSD表示した画面例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を、図面を参照して具体的に説明する。本実施形態の概要は次の通りである。本実施形態では、従来技術と同様に、人感センサの検知結果をもとに、通常モードと節電モードを設定して、それぞれのモードで人感センサの機能を働かせることによって、きめ細かな節電を行う機能を有する。さらに、人の有無のみを検出するだけでなく、人との相対位置や機器自体の設置状況によって出力態様を変更する技術を、人感センサやCCDカメラ等を用いることによってテレビに付加する。具体的には、画面表示される文字情報の制御・映像調整・音声調整、タッチパネルでの操作アイコン表示など多彩なテレビ機能を、デフォルト値として設定した条件での自動制御及びユーザが任意にカスタマイズし、その設定に準じて機器を自動制御することができる。
昨今、液晶テレビ等の薄型表示装置は、大型化・薄型化の進展が一層進んでおり、大型化により、人の視聴位置によっては、諸情報を表示する文字情報OSDサイズや、映像・音声の設定条件を最適化する必要がある。また、薄型化により、機器の配置状況も「壁掛け」「壁立てかけ」「天吊り」「スタンドによる固定」が想定され、配置状況によっては、機器内蔵センサの検出環境が異なる。このような課題に考慮した技術を以下説明する。
図1は、本実施形態に係るテレビ10の概略構成を示す機能ブロック図である。テレビ10は、主制御部20と、ソース部30と、セレクタ14と、コンテンツ出力処理部16と、出力部17と、操作部である操作取得部26及び操作パネル部28と、センサ処理部50と、センサ群60とを備えている。
主制御部20は、テレビ10の各構成要素を統括的に制御する。この主制御部20やセンサ処理部50等の各構成要素は、例えば、CPU(中央演算装置)等のLSI(大規模集積回路)やメモリで構成され、そのメモリに記憶されたプログラムらが実行されることで、その機能が実現される。操作取得部26は、リモコン27や操作パネル部28によるユーザからのテレビ10への操作を受け付けるユーザ・インタフェイスである。操作取得部26は、リモコン27からの信号を取得するセンサとしてリモコン受信部29を有する。例えば、リモコン27は信号発信手段として赤外線LEDを備え、リモコン受信部29は赤外線信号を受信する赤外線センサを備える。
ソース部30は、コンテンツのソース機能として、チューナ32と、内蔵レコーダ34と、外部機器入出力部36とを備える。チューナ32は、アンテナに接続されており、例えば地上デジタル放送を受信し及び復調し、TS(Transport Stream)を出力する。内蔵レコーダ34は、例えば、BD(Blue-ray Disc)ドライブ、HDD(Hard disk drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等を記録ディバイスとして利用した装置である。この内蔵レコーダ34は、チューナ32や外部レコーダ70から取得したコンテンツを記録したり、また、記録されているコンテンツを再生し、セレクタ14を介してコンテンツ出力処理部16に出力する。
外部機器入出力部36は、DVDレコーダやBDレコーダ等の外部レコーダ70と接続する入出力インタフェイスである。ここでは、外部機器入出力部36と外部レコーダ70は、HDMIケーブルにて接続されている。また、外部機器入出力部36は、メモリカードやUSBメモリ等の外部メモリ75と接続する入出力インタフェイスとしても機能する。
セレクタ14は、ソース部30からユーザの指定等のソースを選択し、そのソースのコンテンツをコンテンツ出力処理部16に出力する。また、内蔵レコーダ34に記録する場合には、コンテンツ出力処理部16から記録するコンテンツを内蔵レコーダ34に出力する。
コンテンツ出力処理部16は、チューナ32から取得したTSを復号して画像データと音声データを抽出し、それらを同期させて表示部18に出力する。また、コンテンツ出力処理部16は、画像データを出力するときに、必要に応じてデータ放送の内容や、選択されているチャンネル番号、時刻などの表示を番組の画像データに追加したり加工したりする。
なお、TS中には、同期処理の為のタイムスタンプ(PTS)及びチャンネルや番組を特定するID(以下、単に「番組ID」という)が含まれている。例えば、イベントIDは、番組を特定するIDとしてEIT(Event Information Table)に記載されている。また、チャンネルを特定するIDとして、サービスIDがある。そして、コンテンツ処理部16は、EITやSDT(Service Description Table)等の番組やサービスの情報が記述されたデータが含まれるSIをセクションフィルタによって抽出する。抽出したSIは、EPG(Electric Program Guide)やデータ放送表示等に用いられる。
また、出力部17は、画像データを表示する表示部18や音声データを出力するスピーカ19を備える。表示部18は、例えば液晶表示パネルや駆動ドライバ等を備える。なお、以降の説明では、コンテンツの出力として映像について例示するが、当然に音声についても同様の処理がなされる。
センサ群60は、OPC(Optical Picture Control)センサ61と、人感センサ62と、CCDセンサ63とを備える。OPCセンサ61は、テレビ10の周囲の環境光の強さを検出する。人感センサ62は、温度センサ(赤外線センサ)であって、人間等が発生させる熱を検知する。撮像手段であるCCDセンサ63は、CCDカメラであって、所定方向の映像を取得する。なお、OPCセンサ61と、人感センサ62と、CCDセンサ63は、それぞれ複数設置されてもよい。複数設置することで、センシングの精度向上が実現でき、特に距離算出の精度向上が期待できる。また、CCDセンサ63の代わりに、CMOSセンサが用いられてもよく、撮像手段として所望の性能を実現できれば種類は限定しない。
センサ処理部50は、センサ群60の各センサ(OPCセンサ61、人感センサ62、CCDセンサ63)の検出結果をもとに、所望の処理を実行する。具体的には、センサ処理部50は、OPCセンサ61の検知結果、つまり検知した環境光の強さに応じて、表示部18で出力する輝度やコントラストを所定の特性に調整する。
つぎに、センサ処理部50の処理について、本実施形態で特徴的な処理に着目して説明する。なお、以降の図では、必要な構成に着目して符号をしており、説明に不要な構成、符号は適宜省略して示している。図2(a)〜(c)に、テレビ10とユーザMの相対的な位置関係について3種類示す。図2(a)はユーザMがテレビ10に近い位置にいる状態を、図2(c)はテレビ10から遠い位置にユーザMがいる状態を、図2(b)が丁度中間の位置にいる状態を示している。
センサ処理部50は、人感センサ62又はCCDセンサ63の検出結果を基に、ユーザMとの相対的な位置関係を特定する。つまり、センサ処理部50は、テレビ10から見て、ユーザがどの方向に、また、どの程度離れた位置にいるかを判断する。そして、センサ処理部50は、ユーザMの位置に応じて、コンテンツ出力処理部16や出力部17に対して、映像出力や音声出力に対して所定の調整を行うように指示する。調整内容としては、映像出力であれば、輝度や明るさ、色合い、黒レベル等がある。音声出力であれば、高音、低音、バランス等がある。さらに、文字情報がOSD表示されているような場合、フォントサイズが調整される。
例えば、図2(a)に示すように、ユーザMがテレビ10の近くにいると判断した場合、センサ処理部50は音を小さくしたり、輝度を低くしたりする。逆に、図2(c)に示すように、ユーザMがテレビ10から遠い位置にいると判断した場合、センサ処理部50は輝度を高くしたり、音を大きくしたりする。
図3に、ユーザとテレビ10との位置関係と表示されるフォントサイズの変化例の関係を示す。ここでは、テレビ10の画面右上にチャンネル番号として「8CH」が表示されている。そして、ユーザは、所定の設定画面において、ユーザMの距離と表示されるフォントサイズの関係を設定することができる。例えば、表示例1のようにユーザは、「近づけば縮小、離れれば拡大」と設定することができし、また、表示例2のように「近づけば拡大、離れれば縮小」と設定することもできる。さらに、「テレビに対して一定距離までサイズ変更しない」、「テレビに対して一定位置までサイズ変更する」等の設定をすることができ、所望の設定にカスタマイズできる。上述の輝度や音声の調整も同様である。
さらに、リモコン27の位置を特定可能であれば、センサ処理部50は、リモコン27を持っているユーザを検知対象として判断しても良い。図4に示すように、複数のユーザが検知された場合、例えば、リモコン27を持っていると想定されるユーザM1(リモコン27に最も近いユーザ)が検知対象として判断され、他のユーザM2は検知対象外として判断される。例えば、センサ処理部50は、リモコン受信部29で受信したリモコン27からの信号を操作取得部26から取得して、リモコン27の位置を特定する。また、リモコン27の信号送信手段が無線通信タイプであれば、無線信号の発信源を特定することで、リモコン27の位置を特定する。これらの技術は、公知の技術を用いることができ、特に限定はしない。また、求める精度に応じて、リモコン受信部29の数や配置を適宜調整すればよい。
ここで、どのようなユーザを優先的に検知するか、または、選択的に検知するかが、メニュー画面等においてユーザによって設定されてもよい。例えば、テレビ10からの距離が所定以上遠い位置のユーザの場合には、センサ処理部50は検知対象外のユーザと判断してもよい。
また、CCDセンサ63を用いて判断する場合に、予め登録したユーザであると判断した場合にのみ、センサ処理部50は検知対象のユーザと判断しても良い。その場合、ユーザはメニュー画面等によってCCDセンサ63を用いた画像を検知対象として登録する。また、ユーザは、外部メモリ75を用いて所定のメディアに記録されている画像を検知対象として登録してもよい。また、登録の有無に拘わらず、イヌやネコ等のペットや、操作をすることがない幼児等には反応しないように設定がなされてもよい。近年では、画像処理による認識技術が向上しており、公知の技術を用いることで、上述の認識は高い精度で実現できる。
また、検知対象のユーザが登録される場合、センサ処理部50は、認識したユーザによって表示態様を変更してもよい。具体的には、センサ処理部50は、フォントの大きさ、種類を変えたり、漢字表示が初期設定であればカタカナや平仮名、英語の表記に変更する。これによって、ユーザの年齢層、使用言語、操作に対して不慣れであるか否かにかかわらず、使い易いユーザインタフェイスを実現することができる。
つぎに、センサ群60を用いて、テレビ10の設置態様を判別する技術について説明する。図5(a)〜(h)にテレビ10の各種設置態様を示す。図5(a)では、テレビ10は床に直に置かれている。図5(b)では、テレビ10は台に置かれている。図5(c)では、テレビ10は壁に立てかけられている。図5(d)では、テレビ10は所定の治具(スタンド)によって壁に立てかけられている。図5(e)では、テレビ10は壁に固定状態に掛けられている。図5(f)では、テレビ10は可動状態で壁に掛けられている。図5(g)では、テレビ10は天井から吊り下げられている。図5(h)では、テレビ10はアームに固定されている。
センサ処理部50は、CCDセンサ63を用いて取得するテレビ10前方の映像をもとに、設置態様を判別する。例えば、CCDセンサ63で撮影した映像における人物の位置や大きさ等から設置高さが判別できる。具体的には、撮影した映像において、人物の顔の位置が、映像中の上側にあれば、人の顔はCCDセンサ63より上に位置している。そして、顔の大きさからユーザまでの距離を概算で算出することができる。そして図6に示すように、CCDセンサ63の検出結果や、リモコン27の位置の特定結果等から、テレビ10の設置態様を推定できる。
その結果、センサ処理部50は、算出されたテレビ10の高さと、あらかじめ記録されているテレビ10における配置寸法等の関係から、図5(a)のようにテレビ10が床に設置されていると判別したり、50cmの位置に設置されていると判別したりする。そして、テレビ10のスタンドの取り付け状態を判別でき、スタンドが取り付けられている状態であれば、センサ処理部50は、図5(b)のように床から所定高さの台にテレビ10が設置されていると判別することもできる。さらに、映像の仰視状態から図5(c)のように、テレビ10が壁に斜めに立てかけられていると判断することもできる。
上述の条件とは逆に、人の顔の位置がCCDセンサ63より下にあるときには、センサ処理部50は、テレビ10は高い位置に配置されていると判断する。そして、スタンドが取り付けられておらず且つ壁掛け用金具が取り付けられていると判断した場合には、センサ処理部50は、図5(e)や(f)のようにテレビ10が壁に掛けられていると判断する。さらに、壁掛け用金具が可動タイプであれば、可動状態で壁に掛けられていると判断することもできる。また、スタンドが取り付けられておらず且つ壁掛け用金具が取り付けられていないと判断した場合には、センサ処理部50は、天井に吊り下げられていると判断する。
なお、テレビ10のスタンドの取り付け有無や、背面の壁掛け用金具の有無の検知には、テレビ10に一般的なセンサ回路を設けることで実現できる。なお、上述の判定は、所定タイミング、例えば、数時間毎や数日毎に実行されてもよい。さらに、所定期間の判別傾向から学習することで、判別結果の精度を向上させることができる。なお、上記の判別のほかに、所定期間における設置高さの変動が大きいと判断し、かつ、背面に金具が取り付けられていると判断した場合、センサ処理部50は、図5(h)に示すように、アームに固定されていると判断してもよい。
そして、上下視野角によりユーザが感じる表示画質変化を改善するように、例えば、センサ処理部50は、出力部17に対してコントラストを高めたりする補正を映像に施すように指示する。
つぎに、ユーザがテレビ10に近づいたときに行う処理について説明する。図7は、ユーザの位置によって操作ボタンの表示の有無が異なる状態を示した図である。図示のように壁掛けや天吊りの態様で設置された場合、設置状態によってはテレビ10の操作パネル部28に対してユーザがアクセスできないときがある。ここでは、テレビ10の天板部分に操作パネル部28が配置されている。そのような場合、リモコン27で操作することになる。
しかし、リモコン27は常に身近にあるわけでない。そこで、テレビ10の表示パネルをタッチパネルとして機能させるとともに、ユーザが近づいたときに、図示のように、表示パネル18bの下側領域に操作ボタンBを操作可能に表示させる。
なお、上記タッチパネル式の操作ボタンBの表示が、設置態様にかかわらずユーザが所定距離まで近づいたときになされてもよい。所定距離として、例えば、CCDセンサ63が撮影する映像に含まれるユーザ(人)の比率が所定以上の場合に、センサ処理部50は、操作ボタンBを表示させるように制御する。
また、ペット等の動物や幼児・乳児のように操作することが想定されない対象を検知したときには、センサ処理部50は、それらを検知対象外として操作ボタンBを表示させないように制御する。検知対象外となる映像は所定の登録映像と比較することで判別する。なお、検知対象となる映像をあらかじめ登録するようにしてもよい。
つぎに、ユーザが近づいたときに操作ボタンの位置を吹き出しとして表示させる例について説明する。デザイン性を重視したテレビ10の場合において、操作パネル部28が表示パネル正面下側にタッチ式で配置され、かつ、操作内容を示す表記が見づらかったり、所定のマークのみの場合がある。この場合、操作パネル部28を操作しようとしても、ユーザはどのボタンを操作すべきか分かり難いことがある。
そこで、図8に示すように、ユーザがテレビ10に近づいた場合に、ボタン(操作パネル部28)の位置から表示パネル上にボタンの説明(以下、「吹き出し説明部21」)を吹き出すようにOSD表示によって示す。このとき、ユーザの指が近づいたと判断したときに、指を近づけているボタンの吹き出し説明部21を分かりやすく、より具体的には、拡大して表示するようにしてもよい。図示では、左から3番目の選局をプラスするボタンの吹き出し説明部21が拡大されている。なお、吹き出し説明部21として所定のアイコンが表示されてもよい。また、ユーザによって分かりやすい表示態様が選択されるように、ユーザによって変更されてもよい。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。たとえば、上記実施形態では、表示装置として液晶テレビを想定したが、その他に表示モニター、BDプレーヤ等にも適用できることは同様業者にとって理解されるとことである。
10 テレビ
16 コンテンツ出力処理部
17 出力部
18 表示部
19 スピーカ
20 主制御部
21 吹き出し説明部
27 リモコン
28 操作パネル部
29 リモコン受信部
30 ソース部
50 センサ処理部
60 センサ群
61 OPCセンサ
62 人感センサ
63 CCDセンサ

Claims (13)

  1. ユーザの存在を検知するセンサを搭載した表示装置であって、
    前記センサの検出結果をもとに前記ユーザの位置を算出し、前記ユーザの位置に応じて出力態様を変更するセンサ処理手段を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記センサとして撮像手段を備え、
    前記センサ処理手段は、前記撮像手段が撮影した映像をもとに、出力態様を変更することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記センサ処理手段は、前記撮像手段が撮影した映像をもとに算出した前記ユーザの位置に応じて、OSD表示する際の文字の大きさを変更することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記センサ処理手段は、前記撮像手段が撮影した映像をもとに、設置態様を判定し、判定結果に応じて出力態様を変更することを特徴とする請求項2または3に記載の表示装置。
  5. タッチパネル式の操作手段を備え、
    前記センサ処理手段は、前記センサの検知結果から、前記ユーザが近くにいると判断した場合に、前記操作手段を表示パネルに表示することを特徴とすることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の表示装置。
  6. 表示パネルの周囲部分に操作手段を備え、
    前記センサ処理手段は、前記センサの検知結果から、前記ユーザが近くにいると判断した場合に、前記操作手段のボタンから吹き出すように所定の説明またはアイコンを表示パネルに表示することを特徴とすることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の表示装置。
  7. 前記センサ処理手段は、前記撮像手段が撮影した映像をもとに、所定のグループの属する人物又は動物であると判断したときに、前記出力態様を変更しないことを特徴とする請求項2から6までのいずれかに記載の表示装置。
  8. ユーザの存在を検知するセンサを搭載した表示装置の表示法であって、
    前記センサの検出結果をもとに前記ユーザの位置を算出する位置特定工程と、
    前記ユーザの位置に応じて出力態様を変更する出力調整工程と、
    を備えることを特徴とする表示方法。
  9. 前記出力調整工程は、前記ユーザの位置に応じて、OSD表示する際の文字の大きさを変更することを特徴とする請求項8に記載の表示方法。
  10. 前記センサの検知結果をもとに、表示装置の設置態様を判定する設置態様判定工程を備え、
    前記出力調整工程は、前記設置態様に応じて出力態様を調整することを特徴とする請求項8または9に記載の表示方法。
  11. 前記表示装置はタッチパネル式の操作手段を備え、
    前記位置特定工程によって、前記ユーザが近くにいると判断された場合に、前記タッチパネル式の操作手段を表示パネルに表示する操作手段表示工程を備えることを特徴とすることを特徴とする請求項8から10までのいずれかに記載の表示方法。
  12. 前記表示装置は、表示パネルの周囲部分に操作手段を備えており、
    前記位置特定工程によって、前記ユーザが近くにいると判断された場合に、前記操作手段のボタンから吹き出すように所定の説明またはアイコンを表示パネルに表示する吹き出し表示工程を備えることを特徴とする請求項8から11までのいずれかに記載の表示方法。
  13. 前記センサが検知した対象が、所定のグループの属する人物又は動物であるか否かを判断する対象特定工程を備え、
    前記出力調整工程は、前記所定のグループの属する人物又は動物である場合、それらの検知結果を出力調整に反映させない
    ことを特徴とする請求項8から12までのいずれかに記載の表示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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