JP2011244245A - 監視カメラ装置、ならびに、その制御プログラムおよび制御方法 - Google Patents

監視カメラ装置、ならびに、その制御プログラムおよび制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】監視カメラ装置において、監視性能を向上させる。
【解決手段】監視カメラ装置では、画策検出手段7は、画策により撮像面が移動される事態の発生を検出すると、その旨を指示手段8と第2検出手段6に通知する。これに応じて、指示手段8は、変更手段4に対し、撮像手段1の撮像面をチルト方向についての移動可能な範囲内での端部まで移動させるように指示する。第2検出手段6は、画策検出手段7から画策の発生を通知されると、撮像面の原点を簡易的に検出する。第2検出手段6は、たとえば、撮像面がチルト方向についての移動可能な範囲内での端部まで移動したことを検出することにより、当該撮像面の原点を簡易的に検出する。第2検出手段6により簡易的に原点が検出されると、変更手段4は、撮像面をパン方向に回転させる。このとき、パン方向に撮像面を回転させながら、撮像手段1は撮影を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視カメラ装置に関し、特に、パン方向およびチルト方向に撮像面を移動させることができる監視カメラ装置、ならびに、その制御プログラムおよび制御方法に関する。
この種の監視カメラ装置の一例が、特許文献1(特開2008−123356号公報)に開示されている。この背景技術によれば、閾値を上回る衝撃が監視カメラ装置に加えられると、制御信号が制御部からズーム駆動部に与えられる。ズーム駆動部は、レンズ装置に設けられたズームレンズ群を、制御部から与えられた制御信号に応答してワイド端側に移動させる。これによって、監視カメラ装置に対する妨害行為者を撮影ないし特定することができる。
特開2008−123356号公報
しかし、上記した背景技術では、レンズ装置が外部に露出している。このため、妨害行為者がレンズ装置に外力を加えると、レンズ装置の方向が設定方向と異なる方向に変更される。背景技術では、このような妨害行為を検出することが想定されておらず、監視性能に限界があった。
本発明は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、監視カメラ装置において、監視性能を向上させることである。
本発明に従った監視カメラ装置は、被写界を捉える撮像面を有する撮像手段と、撮像面をパン方向およびチルト方向に移動させる移動手段と、撮像面のパン方向およびチルト方向の回転位置を制御しながら撮像手段による撮影動作を制御する制御手段と、撮像面の移動に対して画策がなされたことを検出する検出手段とを備え、制御手段は、撮像面の回転位置の制御のために、当該撮像面のパン方向およびチルト方向の原点検出処理を実行し、検出手段が画策がなされたことを検出した場合には、撮像面を、チルト方向の可動範囲の端部まで移動させた後、チルト方向についての所定の角度でパン方向の可動範囲の全域に移動させながら撮像手段に撮影をさせる、画策時制御を実行する。
また、本発明の監視カメラ装置では、制御手段は、画策時制御を実行した後、原点検出処理を実行した後、撮像面のパン方向およびチルト方向の回転位置を制御しながら撮像手段による撮影動作を制御する。
また、本発明の監視カメラ装置は、制御手段に対して撮像面の移動内容を指示する指示手段をさらに備え、制御手段は、指示手段の指示に従って移動手段に撮像面を移動させ、検出手段は、撮像面の移動の有無を検出し、指示手段が指示をしていないときに撮像面の移動を検出した場合に、画策がなされたと判断する。
本発明に従った監視カメラ装置の制御プログラムは、被写界を捉える撮像面を有する撮像手段を備える監視カメラ装置を制御するプロセッサに、撮像面のパン方向およびチルト方向の回転位置を制御しながら撮像手段による撮影動作を制御するステップと、撮像面の回転位置の制御のために、当該撮像面のパン方向およびチルト方向の原点検出処理を実行するステップと、撮像面の移動に対して画策がなされたことを検出するステップと、画策がなされたことを検出した場合に、撮像面を、チルト方向の可動範囲の端部まで移動させた後、チルト方向についての所定の角度でパン方向の可動範囲の全域に移動させながら撮像手段に撮影をさせるステップとを実行させる。
本発明に従った監視カメラ装置の制御方法は、被写界を捉える撮像面を有する撮像手段を備える監視カメラ装置によって実行される監視制御方法であって、撮像面のパン方向およびチルト方向の回転位置を制御しながら撮像手段による撮影動作を制御するステップと、撮像面の回転位置の制御のために、当該撮像面のパン方向およびチルト方向の原点検出処理を実行するステップと、撮像面の移動に対して画策がなされたことを検出するステップと、画策がなされたことを検出した場合に、撮像面を、チルト方向の可動範囲の端部まで移動させた後、チルト方向についての所定の角度でパン方向の可動範囲の全域に移動させながら撮像手段に撮影をさせるステップとを備える。
本発明によれば、撮像面の移動態様について画策がなされたことが検出された場合には、撮像面が、チルト方向の移動可能な範囲の端部まで移動された後、チルト方向についての複数の角度において、撮像面がパン方向に移動される。
これにより、不審者によって撮像面の方向が強制的に変更されても、チルト方向の端部まで移動されることにより、簡易的にチルト方向についての原点を検出することができ、よって、撮像面の方向を速やかに調整することができる。そして、撮像面が当該簡易的な原点検出がなされた後パン方向に移動された状態で、撮影が行なわれることから、上記の強制的な変更のすぐ後に、広い範囲での画像を撮影することができる。このため、より高い確率で不審者を撮影することができる。したがって、監視カメラの監視性能を向上させることができる。
本発明の一実施の形態である監視カメラ装置の基本的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態である監視カメラ装置の監視カメラの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態である監視カメラ装置のコントローラの構成の一例を示すブロック図である。 図2の監視カメラの撮像面のパン/チルト動作の一例を説明するための図である。 (A)は、パン回転動作の一部を説明するための図であり、(B)は、チルト回転動作の一部を説明するための図である。 図2の監視カメラの側面図である。 図2の監視カメラの正面図である。 図2の監視カメラの上面図である。 図2の監視カメラのパン回転動作の一部を説明するための図である。 図2の監視カメラのチルト回転動作を説明するための図である。 図2の監視カメラに適用されるフォトインタラプタの構成の一例を示す斜視図である。 図2の監視カメラに適用される他のフォトインタラプタの構成の一例を示す斜視図である。 (A)は、図2の監視カメラのパン回転動作の他の一部を説明するための図であり、(B)は、図2の監視カメラのパン回転動作のその他の一部を説明するための図である。 (A)は、図2の監視カメラのチルト回転動作の他の一部を説明するための図であり、(B)は、図2の監視カメラのチルト回転動作のその他の一部を説明するための図である。 図3のコントローラのコントローラCPU(Central Processing Unit)の動作の一部を示すフローチャートである。 図2の監視カメラのメインCPUの動作の一部を示すフローチャートである。 図2の監視カメラのメインCPUの動作の他の一部を示すフローチャートである。 図2の監視カメラに適用されるメインCPUの動作のその他の一部を示すフローチャートである。 図2の監視カメラのメインCPUの動作のさらに他の一部を示すフローチャートである。 図2の監視カメラのメインCPUの動作の他の一部を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、各図において、同じ機能を奏する要素については、同一の参照符号を付し、その説明は繰返さない。
[基本的構成]
図1を参照して、本発明の一実施の形態である監視カメラ装置は、基本的に、撮像手段1と、第1検出手段3と、移動手段4と、第2検出手段6と、画策検出手段7と、指示手段8とを備える。
撮像手段1は、被写界を捉える撮像面を有する。第1検出手段3は、初期化操作に応答して、または、監視カメラ装置において実行される処理内容に従って、厳格に撮像面の原点を検出する。ここでいう厳格な原点検出が、本発明に係る監視カメラ装置における原点検出処理を構成する。
指示手段8は、初期化操作やその後の変更操作に応答して、当該変更操作の内容に応じた撮像面の移動についての指示を、移動手段4に対して出力する。移動手段4は、指示手段8からの指示に従って、撮像手段1の撮像面をパン方向およびチルト方向に回転移動させる。
画策検出手段7は、画策により撮像面が移動される事態の発生を検出する。なお、画策検出手段7は、たとえば、撮像手段1の撮像面の移動の有無を検出し、指示手段8が移動手段4に対して撮像面の移動を指示していないときに撮像面の移動があったことを検出したときに、画策による撮像面の変更が発生したことを検出する。画策検出手段7は、画策の発生を検出した場合、その旨を指示手段8および第2検出手段6に通知する。
指示手段8は、画策検出手段7から画策の発生を通知されると、移動手段4に対し、撮像面をチルト方向についての移動可能な範囲内での端部まで移動させるように指示する。
第2検出手段6は、画策検出手段7から画策の発生を通知されると、撮像面の原点を簡易的に検出する。第2検出手段6は、たとえば、撮像面がチルト方向についての移動可能な範囲内での端部まで移動したことを検出することにより、当該撮像面の原点を簡易的に検出する。
第2検出手段6により簡易的に原点が検出されると、移動手段4は、撮像面をパン方向に回転させる。このとき、パン方向に撮像面を回転させながら、撮像手段1は撮影を行なう。そして、当該パン方向に撮像面を回転させながらの撮影が終了すると、第1検出手段3は、厳格に撮像面の原点を検出する。その後、撮像手段1の撮像面は、指示手段8からの指示に基づき、移動手段4によって変更される。
本実施の形態の監視カメラ装置では、撮像面の移動についての画策が検出された場合には、簡易的にチルト方向についての原点が検出され、そして、撮像面をパン方向に回転させながら撮影が行なわれる。これにより、監視ゾーンに侵入した不審者によって撮像面の方向が強制的に変更されても、簡易的に撮像面の原点が検出された後、監視ゾーンの全体的な画像を撮影することができる。つまり、画策が検出された後、長時間を要する厳格な原点検出を行なうことなく、監視ゾーンの全体的な撮影を行なうことができる。したがって、より高い確率で、不審者の映像を撮影することができる。これにより、監視カメラ装置の監視性能を向上させることができる。
[実施例]
次に、本発明の監視カメラ装置の実施例について説明する。本実施例では、監視カメラ装置は、図2の監視カメラ10と図3のコントローラ40とから、主に構成される。
図2を参照して、本発明の一実施の形態である監視カメラ10は、屋内の天井に設置されて屋内を上方から監視するカメラであり、光学レンズ12およびイメージセンサ14を含む。監視ゾーンの一部である被写界を表わす光学像は、光学レンズ12を経てイメージセンサ14の撮像面に照射される。
電源投入操作が行なわれると、メインCPU30によって原点検出処理が実行される。そして、原点検出処理において検出された結果に基づいて、撮像面のパン角θpおよびチルト角θtが、それぞれパン方向の原点角度およびチルト方向の原点角度に設定される。なお、原点検出処理の詳細については、後述する。
カメラCPU28は、原点検出処理が完了した後、露光動作および電荷読出動作の繰返しをドライバ16に命令する。ドライバ16は、周期的に発生するタイミング信号に応答して、撮像面の露光とこれによって生成された電荷の読出とを実行する。イメージセンサ14からは、撮像面から読出された電荷に基づく生画像データが繰返し出力される。
カメラ処理回路18は、イメージセンサ14から出力された生画像データに色分離,白バランス調整,YUV(Yは輝度信号、Uは輝度信号と青色成分の差、Vは輝度信号と赤色成分の差をそれぞれ表わす)変換などの処理を施し、これによって生成されたYUV形式の画像データをメモリ制御回路20を介してSDRAM(Synchronous DRAM(Dynamic Random Access Memory))22に書込む。映像I/F(interface)24は、SDRAM22に格納された画像データをメモリ制御回路20を介して読出し、読出された画像データを図3に示すコントローラ40に向けて送出する。
図3を参照して、コントローラ40では、監視カメラ10から送出された画像データは、映像I/F44によって受信され、メモリ制御回路46によってDRAM48に書込まれる。映像出力回路54は、DRAM48に格納された画像データをメモリ制御回路46を介して読出し、読出された画像データに基づく画像を映像モニタ56に表示する。この結果、監視ゾーンを表わすリアルタイム動画像がモニタ画像に表示される。
操作パネル52には、監視カメラ10のパン回転および/またはチルト回転を指示するためのジョイスティック52jが設けられる。但し、パン回転および/またはチルト回転は、GUI(Graphical User Interface)操作によって指示するようにしてもよい。
操作者がジョイスティック52jを傾けると、コントローラCPU50は、ジョイスティック52jの傾斜方向に対応する方向パラメータとジョイスティック52jの傾斜角度に対応する速度パラメータとが記述されたパン/チルト操作情報を繰返し作成し、作成されたパン/チルト操作情報を通信I/F42を介して監視カメラ10に送出する。
操作者がジョイスティック52jを解放すると、ジョイスティック52jは復元力によって初期状態(スティックが正立する状態)に戻る。このとき、コントローラCPU50は、パン/チルト操作情報に代えてパン/チルト停止情報を1回だけ作成し、作成されたパン/チルト停止情報を通信I/F42を介して監視カメラ10に送出する。
図2に戻って、通信I/F36は、コントローラ40から送信されたパン/チルト操作情報,パン/チルト停止情報およびズーム操作情報を取り込み、パン/チルト操作情報およびパン/チルト停止情報をメインCPU30に与える。
メインCPU30は、パン/チルト操作情報に記述された方向パラメータおよび速度パラメータに沿うパン/チルト回転指示を、パン回転機構32および/またはチルト回転機構34に向けて発行する。パン/チルト回転指示にもまた回転方向および回転速度が記述され、この結果、撮像面の向きが所望の方向に所望の速度で変更される。なお、イメージセンサ14の撮像面は、パン回転機構32によってパン方向に、チルト回転機構34によってチルト方向に、回転される。
パン/チルト停止情報が与えられると、メインCPU30は、パン/チルト停止指示をパン回転機構32および/またはチルト回転機構34に向けて発行する。この結果、撮像面の向きの変更動作が停止される。メインCPU30は、さらに、パン/チルト停止指示に関連して現時点のパン角θpおよびチルト角θtを検出し、検出されたパン角θpおよびチルト角θtを“θp_R”および“θt_R”としてレジスタRGSTに登録する。
図4に示すゾーンが監視ゾーンに相当するとき、撮像面によって捉えられる被写界の画角は、このようなパン/チルト動作によって、たとえば「FP1」から「FP2」に遷移する。
図5(A)を参照して、パン角θpは、撮像面に直交する光軸の水平角を定義するパラメータであり、撮像面を真北に向けたときの水平角をパン方向の原点角度(=0°または360°)として、時計回り方向に沿って増大する。したがって、パン角θpが、真東,真南および真西に対応してそれぞれ90°,180°および270°を示す。なお、パン角θpの可変範囲に制限はなく、パン操作情報が与えられる限り、パン回転動作はエンドレスで実行される。
図5(B)を参照して、チルト角θtは、撮像面に直交する光軸の垂直角を定義するパラメータであり、イメージセンサ14の上端を上にして撮像面を水平方向に向けたときの垂直角をチルト方向の原点角度(=0°)として、下方向に沿って増大する。チルト角θtは、撮像面を真下に向けたとき90°を示し、イメージセンサ14の上端を下にして撮像面を水平方向に向けたとき180°を示す。なお、チルト角θtの可変範囲は−20°≦θt≦200°である。図5(B)では、イメージセンサ14の上下方向を示すために、その下端部分が、塗りつぶされて示されている。
監視カメラ10の外観を示す図6〜図8を参照して、カメラ筐体CB1の上面,左側面および右側面は、U字状に屈曲した板状のカバーCV1によって覆われる。カバーCV1の外側面のうちカメラ筐体CB1の上面を覆う面には、鉛直方向に延びるシャフトST1の一方端が結合される。シャフトST1はパン回転機構32を構成する部材の一部であり、シャフトST1の他方端は天井裏に設けられてパン回転機構32を構成する他の部材と結合される。
一方、カメラ筐体CB1の左側面および右側面には、光軸に直交するように水平方向に突出するシャフトST2およびST3が設けられる。シャフトST2およびST3はチルト回転機構34を構成する部材の一部であり、シャフトST2の先端はカバーCV1の内側面のうちカメラ筐体CB1の左側面を覆う面に結合される一方、シャフトST3の先端はカバーCV1の内側面のうちカメラ筐体CB1の右側面を覆う面に結合される。
リングRG1は、シャフトST1の長さ方向に直交する断面の中心(以下、単に「シャフトST1の断面中心」と呼ぶ)とリングRG1の厚み方向に直交する断面の中心とが互いに一致しかつシャフトST1の長さ方向とリングRG1の厚み方向とが互いに一致するように、天井に設けられる。
リングRG1の内側面には、互いに同じ寸法を有する短冊状のブレードBP1〜BP3が取付けられる。ブレードBP1〜BP3はいずれもパン回転機構32を構成する部材の一部であり、ブレードBP1〜BP3の長さ方向および幅方向が水平方向と一致し、かつブレードBP1〜BP3の高さ位置が互いに一致するようにリングRG1に取付けられている。
図9を参照して、シャフトST1の断面中心からブレードBP1の長さ方向の一方端に向かって延びる直線とシャフトST1の断面中心からブレードBP1の長さ方向他方端に向かって延びる直線とによって形成された角度は、“θp_1”に相当する。
シャフトST1の断面中心からブレードBP1の長さ方向他方端に向かって延びる直線とシャフトST1の断面中心からブレードBP2の長さ方向の一方端に向かって延びる直線とによって形成される角度は、“θp_2”に相当する。
シャフトST1の断面中心からブレードBP2の長さ方向一方端に向かって延びる直線とシャフトST1の断面中心からブレードBP2の長さ方向他方端に向かって延びる直線とによって形成される角度は、“θp_3”に相当する。
シャフトST1の断面中心からブレードBP2の長さ方向の他方端に向かって延びる直線とシャフトST1の断面中心からブレードBP3の長さ方向一方端に向かって延びる直線とによって形成される角度は、“θp_4”に相当する。
シャフトST1の断面中心からブレードBP3の長さ方向一方端に向かって延びる直線とシャフトST1の断面中心からブレードBP3の長さ方向他方端に向かって延びる直線とによって形成される角度は、“θp_5”に相当する。
シャフトST1の断面中心からブレードBP3の長さ方向他方端に向かって延びる直線とシャフトST1の断面中心からブレードBP1の長さ方向一方端に向かって延びる直線とによって形成される角度は、“θp_6”に相当する。
カバーCV1の外側面のうちリングRG1によって覆われる面には、ブレードBP1〜BP3の高さ位置に対応して、透過型のフォトインタラプタPIT1が設けられる。図11を参照して、フォトインタラプタPIT1は、パン回転機構32を構成する部材の一部であり、ブレードBP1〜BP3の厚みよりも大きい幅を有して水平方向に延びるギャップGP1を有する。発光素子EM1および受光素子RC1は、互いに対向するようにギャップGP1に設けられる。
シャフトST1を基準としてカメラ筐体CB1がパン方向に回転すると、ブレードBP1〜BP3がフォトインタラプタPIT1のギャップGP1を通過する。発光素子EM1から受光素子RC1に向かう光は、ブレードBP1〜BP3によって間欠的に遮断される。受光素子RC1の出力つまりフォトインタラプタPIT1の出力は、ブレードBP1〜BP3が光を遮断しないとき(たとえば図13(A))にHレベルを示し、BP1〜BP3が光を遮断するとき(たとえば図13(B))にLレベルを示す。
図6〜図8に戻って、カメラ筐体CB1の左側面には、互いに同じ寸法を有する短冊状のブレードBT1〜BT2が取付けられている。ブレードBT1〜BT2はいずれもチルト回転機構34を構成する部材の一部であり、シャフトST2の長さ方向に直交する断面の中心(以下、単に「シャフトST2の断面中心」と呼ぶ)からシャフトST2の径方向に向かって既定距離を隔てた位置に取付けられる。このとき、ブレードBT1〜BT2の各々の幅方向が、シャフトST2の周方向に一致する。
図10を参照して、チルト角θtの可変範囲を定義するV字状の直線を“VL1”と定義したとき、シャフトST2の断面中心からブレードBT1の長さ方向一方端に向かって延びる直線と直線VL1の一辺とによって形成される角度は“θt_1”に相当する。
シャフトST2の断面中心からブレードBT1の長さ方向一方端に向かって延びる直線とシャフトST2の断面中心からブレードBT1の長さ方向他方端に向かって延びる直線とによって形成される角度は、“θt_2”に相当する。
シャフトST2の断面中心からブレードBT1の長さ方向他方端に向かって延びる直線とシャフトST2の断面中心からブレードBT2の長さ方向一方端に向かって延びる直線とによって形成される角度は、“θt_3”に相当する。
シャフトST2の断面中心からブレードBT2の長さ方向一方端に向かって延びる直線とシャフトST2の断面中心からブレードBT2の長さ方向他方端に向かって延びる直線とによって形成される角度は、“θt_4”に相当する。
シャフトST2の断面中心からブレードBT2の長さ方向他方端に向かって延びる直線と直線VL1の他辺とによって形成される角度は“θt_5”に相当する。
カバーCV1の内側面のうちカメラ筐体CB1の左側面を覆う面には、シャフトST2の断面中心からブレードBT1〜BT2の各々までの距離に相当する位置に対応して、透過型のフォトインタラプタPIT2が設けられる。図12を参照して、フォトインタラプタPIT2はチルト回転機構34を構成する部材の一部であり、ブレードBT1〜BT2の厚みよりも大きい幅を有して水平方向に延びるギャップGP2を有する。発光素子EM2および受光素子RC2は、互いに対向するようにギャップGP2に設けられる。
シャフトST2を基準としてカメラ筐体CB1がチルト方向に回転すると、ブレードBT1〜BT2がフォトインタラプタPIT2のギャップGP2を通過する。発光素子EM2から受光素子RC2に向かう光は、ブレードBT1〜BT2によって間欠的に遮断される。受光素子RC2の出力は、ブレードBT1〜BT2が光を遮断しないときにHレベルを示し、ブレードBT1〜BT2が光を遮断するときにLレベルを示す。
したがって、撮像面が図14(A)に示す方向を向くとき、フォトインタラプタPIT2の出力はLレベルを示す。また、撮像面が図14(B)に示す方向を向くとき、フォトインタラプタPIT2の出力がHレベルを示す。
フォトインタラプタPIT1およびPIT2の出力レベルは、パン角θpおよびチルト角θtが原点角度に設定された時点で、CPU30によってレジスタRGSTに登録される。登録された出力レベルは、パン/チルト操作情報に従うパン/チルト動作が完了する毎にメインCPU30によって更新される。これによって、レジスタRGSTに登録された出力レベルは、基本的にフォトインタラプタPIT1およびPIT2の出力レベルと一致することとなる。
但し、監視ゾーンに侵入した不審者がカメラ筐体CB1に外力を加えてパン角θpおよび/またはチルト角θtを強制的に変更すると、変更量によっては、変更後のフォトインタラプタPIT1およびPIT2の少なくとも一方の出力レベルがレジスタRGSTに登録された出力レベルと相違する。
このような場合、メインCPU30は、画策の発生を検出し、画策処理を実行する。画策処理では、簡易的に原点検出処理が実行された後、緊急的な撮影が行なわれる。緊急的な撮影では、メインCPU30は、撮像面を、チルト方向の一方端(θt=−20°または200°)まで移動させた後、撮像面をチルト方向において一定角度ずつ移動させながら、各チルト角でパン方向一周分(撮像面のパン方向についての可動範囲の全域)の撮影を行なう。そして、予め定められたすべてのチルト角でパン方向一周分の撮影が行なわれると、電源投入時の厳格な原点検出処理が実行されて、通常の撮影動作が実行される。通常の撮影動作とは、上記したような、ジョイスティック52jに対する操作内容に応じて生成された、パン/チルト操作情報,パン/チルト停止情報およびズーム操作情報に基づいた動作を伴う、撮影動作である。
[コントローラにおける処理内容]
コントローラ40に設けられたコントローラCPU50は、図15に示すフローチャートに従う処理を実行する。なお、このフローチャートに対応する制御プログラムは、たとえばフラッシュメモリ58に記憶される。
まず、ステップS1で、フラグFLGptを“0”に設定する。フラグFLGptはジョイスティック52jが操作状態および解放状態のいずれにあるかを表明するためのフラグであり、“1”が操作状態を示す一方、“0”が解放状態を示す。
ステップS3では、ジョイスティック52jが操作状態にあるか否かを判別し、操作状態にあると判断すると(ステップS3でYES)、ステップS5でフラグFLGptを“1”に設定する。そして、続くステップS7では、ジョイスティック52jの操作状態に対応するパン/チルト操作情報を作成し、作成されたパン/チルト操作情報を監視カメラ10に向けて送出する。
ステップS3で操作状態にないと判別すると(NO判別時)、つまりジョイスティック52jが解放状態にあれば、フラグFLGptが“1”であるか否かをステップS9で判別する。ステップS9で解放状態にあると判別すると(YES判別時)、ステップS11でフラグFLGptを“0”に設定し、ステップS13でパン/チルト停止情報を監視カメラ10に向けて送出する。
ステップS7またはステップS13の処理が完了するか、あるいはステップS3およびステップS9のいずれもNOであれば、ステップS3の処理に戻る。
[監視カメラにおける処理内容]
監視カメラ10に設けられたメインCPU30は、図16〜図20に示すフローチャートに従う処理を実行する。なお、これらのフローチャートに対応する制御プログラムは、たとえばフラッシュメモリ26に記憶される。
図16を参照して、ステップS23では、原点検出処理を実行する。原点検出処理の詳細については、後述する。
次に、ステップS25では、パン回転機構32およびチルト回転機構34を駆動して、パン角θpおよびチルト角θtを、ステップS23で検出された原点角度に設定する。
ステップS27では、図17に示すフォトインタラプタ監視処理を起動し、そして、ステップS29でフラグFLGdtを“0”に設定する。フラグFLGdtは、パン/チルト動作が実行状態および停止状態のいずれにあるか識別するためのフラグであり、“1”が実行状態を示す一方、“0”が停止状態を示す。ステップS29の処理が完了すると、パン/チルト操作情報を受信したか否かをステップS31で判別し、パン/チルト停止情報を受信したか否かをステップS33で判別する。
ステップS31でパン/チルト操作情報を受信したと判別すると(YES判別時)、ステップS35でフラグFLGdtを“1”に設定し、ステップS37でパン/チルト回転指示をパン回転機構32および/またはチルト回転機構34に向けて発行する。ステップS37の処理が完了すると、ステップS31に戻る。
ステップS33でパン/チルト停止情報を受信したと判別すると(YES判別時)、ステップS39に進み、パン/チルト停止指示をパン回転機構32および/またはチルト回転機構34に向けて発行する。続くステップS41では、パン/チルト動作が停止された時点のパン角θpおよびチルト角θtを“θp_R”および“θt_R”としてレジスタRGSTに登録し、その後に、ステップS29に戻る。
図17は、フォトインタラプタ監視処理のフローチャートである。当該処理は、図16を参照して説明した方向制御処理のステップS27で起動され、当該方向制御処理のバックグラウンドで実行される。
図17を参照して、ステップS51では、フォトインタラプタPIT1およびPIT2の現時点の出力レベルをレジスタRGSTに登録する。ステップS53では、フォトインタラプタPIT1およびPIT2の少なくとも一方の出力レベルが変化したか否かをレジスタRGSTに登録された出力レベルを参照して判別する。判別結果がNOからYESに更新されると、パン/チルト操作情報を受信している途中であるか否かをステップS55で判別する。
パン/チルト操作情報の受信中であればステップS57に進み、上述のステップS39の処理に応答したパン/チルト動作の停止に備える。パン/チルト動作が停止すると、ステップS57でYESと判別し、ステップS63に進む。
ステップS63では、上述したステップS51と同様の処理を実行し、処理が完了した後に、ステップS53に戻る。
パン/チルト操作情報の受信中でなければステップS59に進み、フォトインタラプタ監視処理に向けて画策発生を発行する。ステップS61では、フォトインタラプタ監視処理から画策処理完了が通知されたか否かを判別し、判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS63に進む。
図18を参照して、ステップS70では、フォトインタラプタ監視処理から画策発生が発行されたか否かを判別する。ステップS70における判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS71で、撮像面をチルト方向の端点まで移動させる。チルト角θtの可変範囲は、上記したように−20°≦θt≦200°である。ステップS71では、撮像面のチルト角θtを−20°または200°にするように制御する。より具体的には、プラスまたはマイナスの回転方向が記述されたチルト回転指示をチルト回転機構34に向けて発行し、フォトインタラプタPIT2から出力されるパルスのエッジ数が閾値TH2を上回ったことを判別した後、チルト停止指示をチルト回転機構34に向けて発行する。そして、ステップS72に進む。
本画策処理では、複数のチルト角について、撮影が行なわれる。どのチルト角で撮影を行なうかは、フラッシュメモリ26に記憶されている。ステップS72では、チルト角θtを1つ目のチルト角に移動させる。ここでは、ステップS71と反対の回転方向が記述されたチルト回転指示をチルト回転機構34に向けて発行する。そして、フォトインタラプタPIT2から出力されるパルスのエッジ数がチルト端点から1つ目のチルト角に移動するのに相当する数に達したと判別すると、チルト停止指示をチルト回転機構34に向けて発行する。そして、ステップS73に進む。
ステップS73では、撮像面のパン方向での移動を開始させて、ステップS74に進む。具体的には、たとえば、プラスの回転方向が記述されたパン回転指示をパン回転機構32に向けて発行する。
ステップS74では、ステップS73で開始させたパン方向の移動が一周分に達したか否かを判別する。具体的には、フォトインタラプタPIT1から出力されるパルスのエッジ数がパン方向の一周分に相当する閾値を上回ったか否かを判別する。そして、判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS75に進む。
ステップS75では、パン停止指示をパン回転機構32に向けて発行することにより、撮像面のパン方向の移動を停止させて、ステップS76へ進む。
ステップS76では、上記した複数のチルト角の中の、すべてのチルト角において、ステップS73〜ステップS75におけるパン方向の移動をさせながらの撮影が行なわれたか否かを判断し、まだ行なわれていないチルト角があると判断するとステップS77へ進む。一方、すべてのチルト角について撮影が行なわれたと判断すると、ステップS78に進む。
ステップS77では、フラッシュメモリ26に記憶されている次のチルト角へ撮像面を移動させて、ステップS73に戻る。一方、ステップS78では、図19を参照して後述する原点検出処理を実行し、その後、ステップS79へ進む。
ステップS79では、フォトインタラプタ監視処理に向けて画策処理完了を発行して、画策処理を終了する。
図17を参照して、ステップS79で画策処理完了が発行されることにより、ステップS61ではフォトインタラプタ監視処理から画策処理完了が通知されたと判別し、ステップS63に進む。
ステップS63では、フォトインタラプタPIT1およびPIT2の現時点の出力レベルをレジスタRGSTに登録して、ステップS53に戻る。
図16に示すステップS23および図18に示すステップS78の原点検出処理は、図19〜図20に示すサブルーチンに従って実行される。
まずステップS91で、プラスの回転方向が記述されたパン回転指示をパン回転機構32に向けて発行する。パン角θpは増大方向に変化する。ステップS93では、フォトインタラプタPIT1の出力を取込み、ステップS95ではフォトインタラプタPIT1から出力されるパルスのエッジ数が閾値TH1を上回ったか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS91に戻り、判別結果がYESであればステップS99に進む。
ステップS99では、マイナスの回転方向が記述されたパン回転指示をパン回転機構32に向けて発行する。パン角θpは減少方向に変化する。ステップS101ではフォトインタラプタPIT1の出力を取込み、ステップS103ではフォトインタラプタPIT1から出力されるパルスのエッジ数が閾値TH1を上回ったか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS99に戻り、判別結果がYESであればステップS105に進む。
ステップS105では、ステップS93および/またはS101で取込まれたフォトインタラプタPIT1の出力に基づいてパン方向の原点角度を特定する。
ステップS107では、プラスの回転方向が記述されたチルト回転指示をチルト回転機構34に向けて発行する。チルト角θtは増大方向に変化する。ステップS109ではフォトインタラプタPIT2の出力を取込み、ステップS111ではフォトインタラプタPIT2から出力されるパルスのエッジ数が閾値TH2を上回ったか否かを判別し、ステップS113ではエッジ数が閾値TH2を上回ることなくタイムアウトとなったか否かを判別する。
ステップS111およびステップS113のいずれもNOであれば、そのままステップS109に戻り、ステップS113でYESであればステップS119に進む。
ステップS115では、ステップS107で発行したのとは逆の回転方向が記述されたチルト回転指示をチルト回転機構34に向けて発行する。ステップS115の処理を経ることなくステップS119に移行した場合、チルト角θtは減少方向に変化する。これに対して、ステップS115の処理を経てステップS119に移行した場合は、チルト角θtは増大方向に変化する。
ステップS121ではフォトインタラプタPIT2の出力を取込み、ステップS123ではフォトインタラプタPIT2から出力されるパルスのエッジ数が閾値TH2を上回ったか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS119に戻り、判別結果がYESであればステップS125に進む。
ステップS125では、ステップS109および/またはステップS121で取込まれたフォトインタラプタPIT2の出力に基づいてチルト方向の原点角度を特定する。ステップS125の処理が完了すると、上階層のルーチンに復帰する。
[変形例等]
以上説明した本実施の形態の画策処理では、撮像面を、チルト方向の一方端まで移動させた後、複数のチルト角において、パン方向についての可動範囲全域に移動させて、撮影を行なっている。これにより、チルト方向については簡易的に原点検出を行ない、パン方向については原点検出を行なう必要がないように可動範囲全域で撮影する。この場合、パン方向についての撮影範囲は、パン方向についての可動範囲全域であり、可動範囲が360°未満であれば、撮影範囲は360°未満となる。
以上説明した本実施例では、図2に示す通信I/F36は、コントローラ40から送信されたパン/チルト操作情報,パン/チルト停止情報およびズーム操作情報のうち、パン/チルト操作情報およびパン/チルト停止情報をメインCPU30に与える一方、ズーム操作情報をカメラCPU28に与える。しかし、パン/チルト操作情報,パン/チルト停止情報およびズーム操作情報のすべてをメインCPU30に与え、メインCPU30の制御の下でズーム処理を実行するようにしてもよい。
また、本実施例では、画策処理において、複数のチルト角について、撮像面をパン方向に一周回転させて、撮影が行なわれた。このときのチルト角は、1つであっても良い。なお、このときのパン方向の回転速度は、監視カメラ10のパン方向についての撮影画角とイメージセンサ14の記録レートとによって決めることができる。たとえば、撮影画角が40°であり、記録レートが10fps(frame per second)である場合には、回転速度は400°/secとすることにより、高速で、パン方向についての一周分の画像を記録することができる。
また、本実施例では、フォトインタラプタを用いて原点検出処理や撮像面の角度の検出を行なっているが、フォトインタラプタ以外のセンサ(たとえば、ホール素子を用いた磁気センサのような別のセンサ)によって角度の検出などが行なわれるようにされてもよい。
また、本実施の形態では、原点検出処理においてパン回転動作およびチルト回転動作を別々に実行するようにしているが、パン回転動作およびチルト回転動作は互いに並列して実行するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、原点検出や角度調整を含む監視動作をソフトウェア処理によって実行するようにしているが、監視動作はハードウェア処理によって実現するようにしてもよい。さらに、監視動作をソフトウェア処理によって実現する場合、単一のCPUによって処理を実行するのではなく、複数のCPUによって分散的に処理を実行するようにしてもよい。
なお、一般的傾向として、コンピュータのオペレーティングシステムの一部として様々なプログラムモジュールを用意しておき、アプリケーションプログラムはこれらモジュールを所定の配列で必要なときに呼び出して処理を進める方式が一般的である。そうした場合、本発明に係る監視カメラの制御方法を実現するためのソフトウェア自体にはそうしたモジュールは含まれず、監視カメラ10でオペレーティングシステムと協働してはじめて本発明に係る監視カメラの制御方法が実現することになる。しかし、一般的なプラットフォームを使用する限り、そうしたモジュールを含ませたソフトウェアを流通させる必要はなく、それらモジュールを含まないソフトウェア自体およびそれらソフトウェアを記録した記録媒体(およびそれらソフトウェアがネットワーク上を流通する場合のデータ信号)が実施の形態を構成すると考えることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、各実施の形態で説明された技術的思想は、単独で実施されても良いし、可能な限り組み合わされて実施されることも意図される。
10 監視カメラ、14 イメージセンサ、22 SDRAM、28 カメラCPU、30 メインCPU、32 パン回転機構、34 チルト回転機構、40 コントローラ、50 コントローラCPU。

Claims (5)

  1. 被写界を捉える撮像面を有する撮像手段と、
    前記撮像面をパン方向およびチルト方向に移動させる移動手段と、
    前記撮像面のパン方向およびチルト方向の回転位置を制御しながら前記撮像手段による撮影動作を制御する制御手段と、
    前記撮像面の移動に対して画策がなされたことを検出する検出手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記撮像面の回転位置の制御のために、当該撮像面のパン方向およびチルト方向の原点検出処理を実行し、
    前記検出手段が前記画策がなされたことを検出した場合には、前記撮像面を、チルト方向の可動範囲の端部まで移動させた後、チルト方向についての所定の角度でパン方向の可動範囲の全域に移動させながら前記撮像手段に撮影をさせる、画策時制御を実行する、監視カメラ装置。
  2. 前記制御手段は、前記画策時制御を実行した後、前記原点検出処理を実行した後、前記撮像面のパン方向およびチルト方向の回転位置を制御しながら前記撮像手段による撮影動作を制御する、請求項1に記載の監視カメラ装置。
  3. 前記制御手段に対して前記撮像面の移動内容を指示する指示手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記指示手段の前記指示に従って前記移動手段に前記撮像面を移動させ、
    前記検出手段は、
    前記撮像面の移動の有無を検出し、
    前記指示手段が前記指示をしていないときに前記撮像面の移動を検出した場合に、前記画策がなされたと判断する、請求項1または請求項2に記載の監視カメラ装置。
  4. 被写界を捉える撮像面を有する撮像手段を備える監視カメラ装置を制御するプロセッサに、
    前記撮像面のパン方向およびチルト方向の回転位置を制御しながら前記撮像手段による撮影動作を制御するステップと、
    前記撮像面の回転位置の制御のために、当該撮像面のパン方向およびチルト方向の原点検出処理を実行するステップと、
    前記撮像面の移動に対して画策がなされたことを検出するステップと、
    前記画策がなされたことを検出した場合に、前記撮像面を、チルト方向の可動範囲の端部まで移動させた後、チルト方向についての所定の角度でパン方向の可動範囲の全域に移動させながら前記撮像手段に撮影をさせるステップとを実行させるための、監視カメラ装置の制御プログラム。
  5. 被写界を捉える撮像面を有する撮像手段を備える監視カメラ装置によって実行される監視制御方法であって、
    前記撮像面のパン方向およびチルト方向の回転位置を制御しながら前記撮像手段による撮影動作を制御するステップと、
    前記撮像面の回転位置の制御のために、当該撮像面のパン方向およびチルト方向の原点検出処理を実行するステップと、
    前記撮像面の移動に対して画策がなされたことを検出するステップと、
    前記画策がなされたことを検出した場合に、前記撮像面を、チルト方向の可動範囲の端部まで移動させた後、チルト方向についての所定の角度でパン方向の可動範囲の全域に移動させながら前記撮像手段に撮影をさせるステップとを備える、監視カメラ装置の制御方法。
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