JP2011243097A - Rfidタグの処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】処理時間が速く、移動体の通過中におけるRFIDタグとの交信回数が多く、交信すべきでないRFIDタグとの交信を皆無とし得るRFIDタグの処理システムを提供する。
【解決手段】近接して並設された複数の移動体通過経路R1 〜Rn の一側にアンテナA1 〜An を配設するとともに、該アンテナA1 〜An に当該移動体通過経路R1 〜Rn を介してほぼ対向し、かつ当該移動体通過経路R1 〜Rn を通過する移動体BによってアンテナA1 〜An からの読出信号が遮断される位置に、所要データを含まない識別情報が書き込まれた固定RFIDタグT1 〜Tn を配設する一方、移動体Bの、当該移動体通過経路R1 〜Rn に配設されたアンテナA1 〜An に対向する側に所要データを含む識別情報が書き込まれた移動RFIDタグ1を取り付けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のRFIDタグから識別情報を取得するRFIDタグの処理システムに関する。
RFID(Radio Frequency Identification)タグは、入出力装置(リーダ・ライタ)との間で電波を利用して非接触でコマンド,データ等の信号を送受信し得る機能を備えたデータキャリアであり、バーコードに比してデータの保存容量が大きく、セキュリティ性に優れ、データの書き換えが可能で汚れに強い等の特長を有する。特に、パッシブタイプのRFIDタグは、入出力装置側のアンテナが放射する電波を整流して電力を生成し、それを電源として動作状態となるため、電池レスで使用できる利便性があり、近年、物流分野,交通・レジャー分野,セキュリティー分野,工場生産分野,環境分野,その他の幅広い分野で導入されている。
かかるRFIDタグを用いたRFIDタグの処理システムにあって、近接した複数のゲートを通過するFRIDタグから識別情報を取得するRFIDタグの処理システムが知られている(特許文献1参照)。この処理システムは、RFIDタグがゲート内に進入すると、各ゲート毎に設置された入出力装置のアンテナから読出信号を送信し、該読出信号を受信した全てのRFIDタグからの応答信号により識別情報を取得するとともに、該識別情報から不要なRFIDタグの識別情報を除外するフィルタリングを行なうことにより所期の識別情報を得るようにしている。
上述した特許文献1に開示された先行技術にあっては、不要なRFIDタグの識別情報の受信は避けられないものとして受信し、受信した全ての識別情報から不要なRFIDタグの識別情報をフィルタリングによって除外するものであるため、処理制御手段の制御内容が複雑となり、市販されているパソコンを用いた制御手段では対応できないため、新たな制御装置の増設が必要であり、また、フィルタリングを行わない場合に比して処理時間が長くなるという問題点がある。
本発明の発明者らは、フィルタリングを行なう必要がないRFIDタグの処理システムの研究開発において、当初は図5に示すように、近接して並設された複数の移動体通過経路R1 〜Rn の一側に入出力装置のアンテナA1 〜An を夫々配設する一方、移動体通過経路R1 〜Rn を通過する移動体BにRFIDタグtを取り付け、一つのアンテナ(例えばアンテナA1 )から送信された読出信号に対するRFIDタグtからの応答信号受信後又は応答信号非受信時の所定待ち時間経過後に次のアンテナ(例えばアンテナA2 )から読出信号を送信させるように、各アンテナA1 〜An から順次読出信号を送信させることにより、RFIDタグtからの応答信号によって識別情報を取得する処理システムを構成してその有用性の検証を行っていた。
ここで、このRFIDタグの処理システムは、例えば、貨物コンテナにフォークリフトで貨物を積み込む際の誤配送防止を目的としたものであり、移動体Bとしてのフォークリフトの側面にRFIDタグtを着脱可能に取り付け、配送先が異なる複数の貨物コンテナへの搬入ゲートとしての移動体通過経路R1 〜Rn を近接して並設し、各移動体通過経路R1 〜Rn の一側に移動体BのRFIDタグtと対向させて入出力装置のアンテナA1 〜An を夫々配設したものである。RFIDタグtにはフォークリフトで搬入される貨物に関する所要データを含む識別情報が予め書き込まれており、該RFIDタグtが移動体通過経路R1 〜Rn を通過する際に、その識別情報を取得して搬入の是非をチェックするようになっている。
特開2009−276939号公報
ところで、現在市販されている入出力装置(リーダ・ライタ)は、アンテナから読出信号を送信した後、該読出信号に対するRFIDタグtからの応答信号を所定時間に亘って待つように構成されており、この応答待ち時間の最小値が100ms程度に設定されているのが一般的である。従って、検証に用いた処理システムのように、アンテナA1 〜An から順次読出信号を送信させる場合、一つのアンテナから送信された読出信号がRFIDタグtに受信され、該RFIDタグtから応答信号が返信される場合はよいのであるが、移動体通過経路にRFIDタグtが存在しない場合や、存在しても何らかの理由で有効な応答信号が返信されない場合には、アンテナから読出信号を送信した後、予め設定された応答待ち時間の間、入出力装置(リーダ・ライタ)がRFIDタグtからの応答信号を待ち続けることとなる。このため、読出信号の送信後、応答信号が受信できないアンテナがあると、その分、処理時間が長くなってしまい、各アンテナA1 〜An で応答信号を受信できるRFIDタグtが移動体通過経路R1 〜Rn に全くなかった場合には、n個のアンテナが順次読出信号を送信する作動が一巡するのに約100ms(設定された応答待ち時間)のn倍の時間が掛かるという問題点があった。
また、上記のようにn個のアンテナが順次読出信号を送信する作動が一巡するのに時間が掛かるため、移動体Bがアンテナの前を通過する間にRFIDタグtと交信できる回数が少なく、移動体Bが交信可能エリアを2秒程度で通過する場合には、1〜2回の交信回数となっていた。
さらに、検証環境によっては、隣の移動体通過経路を通過するRFIDタグtや、近くの机に不注意で置かれているRFIDタグt、或いは作業完了後にまだ移動体Bに取り付けられたままとなっている近くのRFIDタグt等、受信すべきでないRFIDタグtからの応答信号を受信してしまうことがあり、本当に誤配送が起きたのか、受信すべきでないRFIDタグtの応答信号を受信したのかの判断ができない状態となるという問題点もあった。
本発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、処理時間が速く、移動体の通過中におけるRFIDタグとの交信回数が多く、交信すべきでないRFIDタグとの交信を皆無とし得るRFIDタグの処理システムを提供することを目的とするものである。
上記課題の解決手段としての第一の発明は、近接して並設された複数の移動体通過経路の一側に夫々配設されたアンテナと、一つのアンテナから送信された読出信号に対するRFIDタグからの応答信号受信後又は応答信号非受信時の所定待ち時間経過後に次のアンテナから読出信号を送信させるように、各アンテナから順次読出信号を送信させる入出力装置と、該入出力装置による送受信処理を制御し、かつアンテナで受信したRFIDタグからの応答信号によって識別情報を取得する処理制御手段とを備えたRFIDタグの処理システムにおいて、移動体通過経路を通過する移動体の、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに対向する側に取り付けられ、所要データを含む識別情報が書き込まれた移動RFIDタグと、各移動体通過経路毎に、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに当該移動体通過経路を介してほぼ対向し、当該移動体通過経路を通過する移動体によってアンテナからの読出信号が遮断される位置に夫々配設された、所要データを含まない識別情報が書き込まれた固定RFIDタグとを備え、処理制御手段が、読出信号に対する移動RFIDタグ又は固定RFIDタグからの応答信号によって識別情報を取得し、該識別情報が所要データを含むものである場合には、該所要データを抽出することを特徴とするRFIDタグの処理システムである。
また、上記課題の解決手段としての第二の発明は、近接して並設された複数の移動体通過経路の一側に夫々配設されたアンテナと、一つのアンテナから送信された読出信号に対するRFIDタグからの応答信号受信後又は応答信号非受信時の所定待ち時間経過後に次のアンテナから読出信号を送信させるように、各アンテナから順次読出信号を送信させる入出力装置と、該入出力装置による送受信処理を制御し、かつアンテナで受信したRFIDタグからの応答信号によって識別情報を取得する処理制御手段とを備えたRFIDタグの処理システムにおいて、移動体通過経路を通過する移動体の、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに対向する側に取り付けられ、所要データを含む識別情報が書き込まれた移動RFIDタグと、各移動体通過経路毎に、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに当該移動体通過経路を介してほぼ対向する位置に夫々配設された、所要データを含まない識別情報が書き込まれた固定RFIDタグとを備え、処理制御手段が、読出信号に対する移動RFIDタグ又は固定RFIDタグからの応答信号によって識別情報を取得し、該識別情報が所要データを含むものである場合には、該所要データを抽出することを特徴とするRFIDタグの処理システムである。
上記両発明にあって、移動RFIDタグと固定RFIDタグは、少なくとも同程度の送受信性能を備えたものを用いることが好ましい。また、通信距離が2〜5m程度で比較的強い指向性を有するものが好ましく、これには、UHF帯域(860〜960MHz程度)の電波を使用するパッシブタイプのRFIDタグが好適に用いられ得る。
前記RFIDタグの処理システムにあって、処理制御手段が、抽出した所要データに基づいて所定の処理を実行する制御内容を備えている構成が提案される。
また、複数の移動体通過経路に夫々配設されるアンテナが単一の入出力装置に接続されている構成が提案される。
第一の発明は、上述したように、移動体通過経路を通過する移動体の、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに対向する側に取り付けられ、所要データを含む識別情報が書き込まれた移動RFIDタグと、各移動体通過経路毎に、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに当該移動体通過経路を介してほぼ対向し、当該移動体通過経路を通過する移動体によってアンテナからの読出信号が遮断される位置に夫々配設された、所要データを含まない識別情報が書き込まれた固定RFIDタグとを備え、処理制御手段が、読出信号に対する移動RFIDタグ又は固定RFIDタグからの応答信号によって識別情報を取得し、該識別情報が所要データを含むものである場合には、該所要データを抽出するRFIDタグの処理システムであるので、アンテナから読出信号が送信されると、移動RFIDタグを取り付けた移動体が存在しない移動体通過経路では、当該移動体通過経路のアンテナに対向する固定RFIDタグによって読出信号が受信され、該固定RFIDタグから応答信号が返信されるため、応答信号非受信時の所定待ち時間の経過を待たずに次のアンテナから読出信号が送信される。これにより、処理時間が速くなり、複数のアンテナが順次読出信号を送信する作動が一巡するのに要する時間が大幅に短縮されるため、移動体がアンテナの前を通過する間における移動RFIDタグとの交信回数が従来に比して格段に増加する。
また、移動RFIDタグを取り付けた移動体が存在しない移動体通過経路では、移動体通過経路のアンテナと該アンテナに当該移動体通過経路を介して対向する固定RFIDタグとの間での電波強度が最も強く優先的に交信が行われるため、隣の移動体通過経路を通過する移動RFIDタグ等の交信すべきでないRFIDタグとの交信が皆無となる。
また、移動体通過経路を通過する移動体によって当該移動体通過経路に配設されたアンテナからの読出信号が遮断される位置に固定RFIDタグを設けたことにより、移動体が電波遮蔽体である場合には、移動体がアンテナの前を通過する間、アンテナからの読出信号が移動体の移動RFIDタグに受信される一方、移動体によって読出信号が遮断される固定RFIDタグには受信されない。これにより、移動体通過経路を通過する移動体に取り付けられた交信すべき移動RFIDタグとの交信を確実に行わせることができる。
また、第二の発明は、移動体通過経路を通過する移動体の、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに対向する側に取り付けられ、所要データを含む識別情報が書き込まれた移動RFIDタグと、各移動体通過経路毎に、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに当該移動体通過経路を介してほぼ対向する位置に夫々配設された、所要データを含まない識別情報が書き込まれた固定RFIDタグとを備え、処理制御手段が、読出信号に対する移動RFIDタグ又は固定RFIDタグからの応答信号によって識別情報を取得し、該識別情報が所要データを含むものである場合には、該所要データを抽出するRFIDタグの処理システムであるので、第一の発明と同様に、アンテナから読出信号が送信されると、移動RFIDタグを取り付けた移動体が存在しない移動体通過経路では、当該移動体通過経路のアンテナに対向する固定RFIDタグによって読出信号が受信され、該固定RFIDタグから応答信号が返信されるため、応答信号非受信時の所定待ち時間の経過を待たずに次のアンテナから読出信号が送信される。これにより、処理時間が速くなり、複数のアンテナが順次読出信号を送信する作動が一巡するのに要する時間が大幅に短縮されるため、移動体がアンテナの前を通過する間における移動RFIDタグとの交信回数が従来に比して格段に増加する。
また、移動RFIDタグを取り付けた移動体が存在しない移動体通過経路では、移動体通過経路のアンテナと該アンテナに当該移動体通過経路を介して対向する固定RFIDタグとの間での電波強度が最も強く優先的に交信が行われるため、隣の移動体通過経路を通過する移動RFIDタグ等の交信すべきでないRFIDタグとの交信が皆無となる。
また、移動体通過経路に配設されたアンテナに当該移動体通過経路を介してほぼ対向する位置に固定RFIDタグを設けたことにより、移動体が電波遮蔽体でない場合には、移動体がアンテナの前を通過する間、該アンテナに近い移動体の移動RFIDタグによって読出信号が受信される。即ち、アンテナに対してより近い位置にある移動RFIDタグとの交信が電波強度の強さにより優先的に行われるため、アンテナの前を通過する移動体によって電波が遮断されなくても固定RFIDタグとの交信が行われることはなく、アンテナの前を通過する移動体に取り付けられた交信すべき移動RFIDタグとの交信を確実に行わせることができる。
前記RFIDタグの処理システムにあって、処理制御手段が、抽出した所要データに基づいて所定の処理を実行する制御内容を備えている構成にあっては、抽出した所要データに基づき外部の制御対象機器に対して移動RFIDタグの使用目的に応じた動作処理を行わせることができる。
また、複数の移動体通過経路に夫々配設されるアンテナが単一の入出力装置に接続されている構成にあっては、各移動体通過経路に夫々配設されるアンテナが一つであっても、該アンテナによって移動RFIDタグ又は固定RFIDタグからの識別情報を精度よく取得できるため、各移動体通過経路のアンテナ毎に入出力装置を配設する場合に比してコストが低減され、RFIDタグの処理システムを安価に提供することができる。
第一実施例にかかる移動体通過経路R1 〜Rn の構成図である。 本処理システムの機器構成を示すブロック回路図である。 制御装置3による処理内容を示すフローチャートである。 第二実施例にかかる移動体通過経路R1 〜Rn の構成図である。 従来の移動体通過経路R1 〜Rn の構成図である。
以下に、本発明にかかるRFIDタグの処理システムの第一実施例を、図1〜図3に基づいて説明する。
この第一実施例は、貨物コンテナにフォークリフトで貨物を積み込む際の誤配送防止を目的として構成されたものであり、図1に示すように、配送先が異なる複数の貨物コンテナへの搬入ゲートとしての移動体通過経路R1 〜Rn が近接して並設されている。尚、図1には複数の移動体通過経路として、四つの移動体通過経路R1 〜Rn が図示されているが、該移動体通過経路R1 〜Rn の並設数はこれに限定されるものではなく、さらに多くの移動体通過経路が並設される場合もある。各移動体通過経路R1 〜Rn の一側にはアンテナA1 〜An が夫々配設されており、各アンテナA1 〜An に当該移動体通過経路R1 〜Rn を介してほぼ対向する位置に固定RFIDタグT1 〜Tn が夫々配設されている。ここで、各固定RFIDタグT1 〜Tn は必ずしも夫々のアンテナA1 〜An の真正面にある必要はなく、当該移動体通過経路R1 〜Rn で相互に一対となるアンテナA1 〜An と良好に送受信可能な範囲で対向していればよい。また、各固定RFIDタグT1 〜Tn は、当該移動体通過経路R1 〜Rn を通過する移動体BとしてのフォークリフトによってアンテナA1 〜An からの読出信号が夫々遮断される位置に配設されている。一方、移動体Bには、各移動体通過経路R1 〜Rn に配設されたアンテナA1 〜An に対向する側に移動RFIDタグ1が着脱可能に取り付けられている。
前記移動RFIDタグ1と固定RFIDタグT1 〜Tn は、少なくとも同程度の送受信性能を備えており、UHF帯域(860〜960MHz程度)の電波を使用するパッシブタイプのRFIDタグが用いられている。尚、この第一実施例のように、移動体Bをフォークリフトとし、該フォークリフトの金属製車体によってアンテナA1 〜An からの読出信号を遮断させるようにした場合には、固定RFIDタグT1 〜Tn には可能な限り、移動RFIDタグ1に比してその送受信性能が高いものを選定することが好ましい。これにより、各アンテナA1 〜An からの読出信号が移動体Bによって遮断されない状態において、各固定RFIDタグT1 〜Tn からの応答信号を、対向配置されている各アンテナA1 〜An に優先的に受信させることができ、目的以外のRFIDタグからの応答信号を受信する誤読を防止することができる。
前記移動RFIDタグ1には、フォークリフトで搬入される貨物に関する所要データを含む識別情報が予め書き込まれており、固定RFIDタグT1 〜Tn には所要データを含まない識別情報が予め書き込まれている。ここで、前記所要データとは、配送品の通過を許容する搬入ゲート番号,配送品の品番,顧客コード,顧客の工場コード,その他の必要な情報を数字や文字によって表したデータであり、固定RFIDタグT1 〜Tn には、これらの情報を全て「0」等で表したデータが書き込まれる。
図2は、本システムの機器構成を示すブロック回路図であり、前記アンテナA1 〜An が単一の入出力装置(リーダ・ライタ)2に接続されている。これにより、各移動体通過経路R1 〜Rn のアンテナA1 〜An 毎に入出力装置2を夫々配設する場合に比してコストが低減され、RFIDタグの処理システムを安価に提供し得るものとなっている。また、前記入出力装置2はパソコン等からなる制御装置3にRS232C等のインターフェースを介して接続されている。制御装置3は各種の処理を実行するための主制御基板4を備えており、該主制御基板4の基板回路には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、本システムの作動に関する統括的な制御を処理実行するものである。また、該主制御用中央制御装置CPUを備えた主制御基板4によって本発明における処理制御手段が構成されている。
主制御用中央制御装置CPUには、記憶装置ROMと記憶装置RAMとが接続されている。記憶装置ROMには、演算処理に用いる動作プログラムや搬入ゲート毎に通過を許容する配送品の品番,顧客コード,顧客の工場コード等からなる固定データが格納されており、記憶装置RAMには、アンテナA1 〜An で受信した識別情報の所要データが一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。
また、主制御基板4の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして、主制御用中央制御装置CPUは、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理を順次実行する。また、前記クロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして時間を計測するタイマーTMも接続されている。このタイマーTMは、主制御用中央制御装置CPUから入出力装置2に向けて読出指令信号が送出されると、これと同期して計測を開始し、所定待ち時間に達してもアンテナA1 〜An が応答信号を受信しない場合に、主制御用中央制御装置CPUがアンテナ切換指令信号を出力するものである。尚、アンテナ切換指令信号が出力された場合、及びアンテナA1 〜An が応答信号を受信した場合、タイマーTMは初期化(リセット)される。
さらに、主制御基板4の基板回路には、キーボード5、マウス6、ディスプレー7が接続されており、また、光源制御基板8を介して複数の青パトライト9a 〜9n 及び赤パトライト10a 〜10n が接続されている。ここで、該青パトライト9a 〜9n 及び赤パトライト10a 〜10n は、図1に示すように、夫々一対で各移動体通過経路R1 〜Rn に配設されており、主制御用中央制御装置CPUが送出する制御指令信号に基づいて作動される。
次に、前記制御装置3による制御態様について説明する。
キーボード5またはマウス6の操作によって制御装置3に読出指示がなされると、主制御基板4の主制御用中央制御装置CPUから入出力装置2に向けて読出指令信号が送出される。この読出指令信号により入出力装置2は予め設定されている順序に従って最初のアンテナ(例えばアンテナA1 )から読出信号を送信する。ここで、例えばアンテナA1 から読出信号が送信されると、移動体通過経路R1 (図1参照)を移動体Bとしてのフォークリフトが通過中でない場合には、該アンテナA1 に対向配置されている固定RFIDタグT1 から識別情報を含む応答信号が返信され、また、移動体通過経路R1 を移動体Bが通過中の場合には、電波遮蔽体である移動体BによってアンテナA1 からの読出信号が遮断されることにより、固定RFIDタグT1 から応答信号が返信されることはなく、移動体Bに取り付けられた移動RFIDタグ1に読出信号が受信されて、該移動RFIDタグ1から識別情報を含む応答信号が返信される。そして、この応答信号をアンテナA1 が受信すると、入出力装置2を介して主制御基板4に入力され、主制御用中央制御装置CPUは入力された応答信号に含まれる識別情報に基づいて後述する所定の処理を実行する。この処理の終了後、主制御用中央制御装置CPUから入出力装置2に向けて新たな読出指令信号が送出される。この読出指令信号により入出力装置2は予め設定されている順序に従って次のアンテナ(例えばアンテナA2 )から読出信号を送信する。このように、各アンテナA1 〜An から順次読出信号が送信され、該読出信号に対する固定RFIDタグT1 〜Tn または移動RFIDタグ1からの応答信号によって固定RFIDタグT1 〜Tn または移動RFIDタグ1の識別情報が取得される。尚、各アンテナA1 〜An の何れかが読出信号を送信しても何らかの理由で応答信号を受信しない場合には、上述したように、タイマーTMによって計測される所定待ち時間(最小値が100ms程度)の経過後に主制御用中央制御装置CPUから出力されるアンテナ切換指令信号によって次のアンテナから読出信号が送信されることとなる。
次に、前記制御装置3による処理内容を、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
上述したように、順次読出信号を送信する各アンテナA1 〜An の何れかによって固定RFIDタグT1 〜Tn または移動RFIDタグ1の識別情報が取得されると(S101)、主制御用中央制御装置CPUによって該識別情報にフォークリフトで搬入される貨物に関する所要データが含まれているか否かが判定される(S102)。ここで、取得された識別情報に所要データが含まれていない場合、即ち、データが全て「0」等であった場合には、固定RFIDタグT1 〜Tn の識別情報であると判定され、ステップ101(S101)に戻り、次のアンテナによって識別情報が取得される。これにより、従来のように移動体通過経路R1 〜Rn の何れかに移動RFIDタグ1が存在しないことに起因して、各アンテナA1 〜An の何れかで応答信号が受信されない場合の所定待ち時間をなくすことができる。一方、ステップ102(S102)で識別情報に所要データが含まれていた場合には、移動RFIDタグ1の識別情報であると判定され、ステップ103(S103)で該識別情報取得時の応答信号の受信強度が判定される。該受信強度が所定の基準に満たない場合には、当該移動RFIDタグ1が通信許容領域内に存在せず、交信すべきでない移動RFIDタグ1であると判断されてステップ101(S101)に戻る。一方、該受信強度が所定の基準以上である場合には、その識別情報から所要データが抽出され、データ破損の有無等の精査が行われた後、記憶装置RAMに一時的に保存される(S104)。次いで、この所要データと記憶装置ROMに格納されている固定データとが一致しているか否かが判定され(S105)、一致していれば搬入可能な貨物であるとして、当該移動体通過経路に配設された青パトライトを作動させる制御指令信号が光源制御基板8に送出されるとともに、データベースが更新され、ログ書き出し等の正常時の処理が行われた後(S106)、ステップ101(S101)に戻る。
一方、ステップ105(S105)での判定の結果、データが一致していない場合には、搬入不可の貨物であり、誤配送が起きたとして、当該移動体通過経路に配設された赤パトライトを作動させる制御指令信号が光源制御基板8に送出されるとともに、データベースが更新され、ログ書き出し等の異常時の処理が行われた後(S107)、ステップ101(S101)に戻る。
かかる構成にあって、アンテナA1 〜An から読出信号が送信されると、移動RFIDタグ1を取り付けた移動体Bが存在しない移動体通過経路R1 〜Rn では、当該移動体通過経路R1 〜Rn のアンテナA1 〜An に対向する固定RFIDタグT1 〜Tn によって読出信号が受信され、該固定RFIDタグT1 〜Tn から応答信号が返信されるため、応答信号非受信時の所定待ち時間の経過を待たずに次のアンテナから読出信号が送信される。これにより、処理時間が速くなり、複数のアンテナA1 〜An が順次読出信号を送信する作動が一巡するのに要する時間が大幅に短縮されるため、移動体Bが各アンテナA1 〜An の前を通過する間における移動RFIDタグ1との交信回数を従来に比して格段に増加させることができる。即ち、移動体Bが交信可能エリアを2秒程度で通過する場合には、3〜5回の交信回数となる。
また、移動RFIDタグ1を取り付けた移動体Bが存在しない移動体通過経路R1 〜Rn では、移動体通過経路R1 〜Rn のアンテナA1 〜An と該アンテナA1 〜An に当該移動体通過経路R1 〜Rn を介して対向する固定RFIDタグT1 〜Tn との間での電波強度が最も強く優先的に交信が行われるため、隣の移動体通過経路R1 〜Rn を通過する移動RFIDタグ1等の交信すべきでないRFIDタグとの交信が皆無となる。
また、移動体通過経路R1 〜Rn を通過する電波遮蔽体からなる移動体Bによって当該移動体通過経路R1 〜Rn に配設されたアンテナA1 〜An からの読出信号が遮断される位置に固定RFIDタグT1 〜Tn を設けたことにより、移動体BがアンテナA1 〜An の前を通過する間、アンテナA1 〜An からの読出信号が移動体Bの移動RFIDタグ1に受信される一方、移動体Bによって読出信号が遮断される固定RFIDタグT1 〜Tn には受信されない。これにより、移動体通過経路R1 〜Rn を通過する移動体Bに取り付けられた交信すべき移動RFIDタグ1との交信を確実に行わせることができる。
図4は、第二実施例を示し、この第二実施例は、合成樹脂や木質材等で形成された移動体Bとしての非金属性箱体に配送品を入れて複数のベルトコンベアで出荷デッキへ搬送する際の誤配送防止を目的として構成されたものである。搬送先が異なる複数のベルトコンベアとしての移動体通過経路R1 〜Rn が近接して並設されており、各移動体通過経路R1 〜Rn の一側にはアンテナA1 〜An が夫々配設され、各アンテナA1 〜An に当該移動体通過経路R1 〜Rn を介してほぼ対向する位置に固定RFIDタグT1 〜Tn が夫々配設されている。また、移動体Bは非電波遮蔽体であり、該移動体Bには、各移動体通過経路R1 〜Rn に配設されたアンテナA1 〜An に対向する側に移動RFIDタグ1が着脱可能に取り付けられている。
前記移動RFIDタグ1と固定RFIDタグT1 〜Tn には、同程度の送受信性能を備えたものが用いられており、移動RFIDタグ1には、ベルトコンベアで搬送される配送品に関する所要データを含む識別情報が予め書き込まれており、固定RFIDタグT1 〜Tn には所要データを含まない識別情報が予め書き込まれている。
この第二実施例が前記第一実施例と異なる点は、移動体通過経路R1 〜Rn を通過する非電波遮蔽体からなる移動体BによってアンテナA1 〜An からの読出信号が遮断されない点にあり、システムの機器構成(図2参照)及び制御装置3による処理内容(図3参照)は第一実施例と同一であるため、重複説明を省略する。
かかる構成にあって、各アンテナA1 〜An から読出信号が順次送信されると、非電波遮蔽体からなる移動体BがアンテナA1 〜An の前を通過する間、該アンテナA1 〜An に近い移動体Bの移動RFIDタグ1によって読出信号が受信される。即ち、アンテナA1 〜An に対してより近い位置にある移動RFIDタグ1との交信が電波強度の強さにより優先的に行われるため、アンテナA1 〜An の前を通過する移動体Bによって電波が遮断されなくても固定RFIDタグT1 〜Tn との交信が行われることはなく、アンテナA1 〜An の前を通過する移動体Bに取り付けられた交信すべき移動RFIDタグ1との交信を確実に行わせることができる。
また、移動RFIDタグ1を取り付けた移動体Bが存在しない移動体通過経路R1 〜Rn では、当該移動体通過経路R1 〜Rn のアンテナA1 〜An に対向する固定RFIDタグT1 〜Tn によって読出信号が受信され、該固定RFIDタグT1 〜Tn から応答信号が返信されるため、応答信号非受信時の所定待ち時間の経過を待たずに次のアンテナから読出信号が送信される。これにより、処理時間が速くなり、複数のアンテナA1 〜An が順次読出信号を送信する作動が一巡するのに要する時間が大幅に短縮されるため、移動体BがアンテナA1 〜An の前を通過する間における移動RFIDタグ1との交信回数を従来に比して格段に増加させることができる。
尚、本発明にあって、電波の遮断とは、電波を反射または吸収する作用を意味し、電波遮蔽体とは、かかる作用を生じる物質を指す。第二実施例において、非電波遮蔽体からなる移動体Bの、固定RFIDタグT1 〜Tn に対向する側に電波遮蔽体を配設すれば、第一実施例と同様の作用効果を得ることができる。
1 移動RFIDタグ
2 入出力装置
4 主制御基板(処理制御手段)
A1 〜An アンテナ
B 移動体
R1 〜Rn 移動体通過経路
T1 〜Tn 固定RFIDタグ

Claims (4)

  1. 近接して並設された複数の移動体通過経路の一側に夫々配設されたアンテナと、一つのアンテナから送信された読出信号に対するRFIDタグからの応答信号受信後又は応答信号非受信時の所定待ち時間経過後に次のアンテナから読出信号を送信させるように、各アンテナから順次読出信号を送信させる入出力装置と、該入出力装置による送受信処理を制御し、かつアンテナで受信したRFIDタグからの応答信号によって識別情報を取得する処理制御手段とを備えたRFIDタグの処理システムにおいて、
    移動体通過経路を通過する移動体の、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに対向する側に取り付けられ、所要データを含む識別情報が書き込まれた移動RFIDタグと、
    各移動体通過経路毎に、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに当該移動体通過経路を介してほぼ対向し、当該移動体通過経路を通過する移動体によってアンテナからの読出信号が遮断される位置に夫々配設された、所要データを含まない識別情報が書き込まれた固定RFIDタグとを備え、
    処理制御手段が、読出信号に対する移動RFIDタグ又は固定RFIDタグからの応答信号によって識別情報を取得し、該識別情報が所要データを含むものである場合には、該所要データを抽出することを特徴とするRFIDタグの処理システム。
  2. 近接して並設された複数の移動体通過経路の一側に夫々配設されたアンテナと、一つのアンテナから送信された読出信号に対するRFIDタグからの応答信号受信後又は応答信号非受信時の所定待ち時間経過後に次のアンテナから読出信号を送信させるように、各アンテナから順次読出信号を送信させる入出力装置と、該入出力装置による送受信処理を制御し、かつアンテナで受信したRFIDタグからの応答信号によって識別情報を取得する処理制御手段とを備えたRFIDタグの処理システムにおいて、
    移動体通過経路を通過する移動体の、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに対向する側に取り付けられ、所要データを含む識別情報が書き込まれた移動RFIDタグと、
    各移動体通過経路毎に、当該移動体通過経路に配設されたアンテナに当該移動体通過経路を介してほぼ対向する位置に夫々配設された、所要データを含まない識別情報が書き込まれた固定RFIDタグとを備え、
    処理制御手段が、読出信号に対する移動RFIDタグ又は固定RFIDタグからの応答信号によって識別情報を取得し、該識別情報が所要データを含むものである場合には、該所要データを抽出することを特徴とするRFIDタグの処理システム。
  3. 処理制御手段が、抽出した所要データに基づいて所定の処理を実行する制御内容を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載したRFIDタグの処理システム。
  4. 複数の移動体通過経路に夫々配設されるアンテナが単一の入出力装置に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載したRFIDタグの処理システム。
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