JP2011237497A - 演出方法及び演出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鮮明な映像を表示可能なスクリーンを実現できる演出方法によって、高い演出効果や広告効果を達成する。
【解決手段】その直径が所定範囲内であるマイクロバブル3を水中に供給し、その膜厚が所定範囲内である白色のスクリーン4を水面に形成する。水面に形成された白色のスクリーン4にプロジェクタ2で映像を投影することで、水面への映像投影を実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は演出方法及び演出装置に関する。詳しくは、液体に映像を投影する演出方法及び液体に映像を投影するための演出装置に係るものである。
人工河川等の水景設備を利用した演出方法として、様々な技術が提案されている。
例えば、(1)水中から霧状に水を噴き上げて霧状のスクリーンを形成した上で、こうした霧状のスクリーンにプロジェクタ等で映像を投影したり、(2)水中にスクリーンを配置した上で、こうした水中に配置されたスクリーンにプロジェクタ等で映像を投影したりする技術が提案されている。
しかし、上記(1)の霧状スクリーンを利用した演出方法の場合には、スクリーンが霧状に吹き上げられた水によって形成されているために、明瞭な映像を実現することが困難であり、遠方からの視認は可能であるが、近距離では視認性が充分ではなかった。
また、上記(2)の水中に配置されたスクリーンを利用した演出方法の場合には、スクリーンが水中に配置されているが故に映像が見えづらく、また、水流等の影響を受けてしまうために、充分な演出効果を実現することが困難であった。
こうした点に鑑みて、特許文献1には、水面に多数の気泡を連続的に供給し、気泡により水面に映写用スクリーンを形成するといった技術が開示されている。
なお、特許文献1に記載の技術では、映写用スクリーン(気泡スクリーン)の表面の平滑化を図ると共に、その表面密度を増大して映し出される映像の表示を鮮明にすべく、気泡の大きさは小さい方が好ましいとされている(特許文献1の段落番号[0019]参照)。
また、特許文献1に記載の技術では、映写用スクリーン(気泡スクリーン)は白色ではなく透明であることが前提とされている(特許文献1の段落番号[0033]参照)。
特開2005−300561号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術における映写用スクリーン(気泡スクリーン)は白色ではないために、投影された映像がはっきりとした色調とはならず、鮮明な映像の実現が難しい。そのため、充分な演出効果を達成し難かった。
ところで、上述の様に、映写用スクリーン(気泡スクリーン)の表面の平滑化及び表面密度の増大に重点をおいて、特許文献1に記載された技術では「気泡の大きさは小さい方が好ましい」とされているが、気泡の大きさが小さすぎる場合には、気泡スクリーンは白色とはならずに透明となってしまう。ただし、特許文献1に記載された技術においては、気泡スクリーンは透明であることを前提としているために、気泡を極力小さくしたとしても、問題が生じるものではないと考えられる。
なお、着色料等を用いて液体を白色化した場合であっても、投影された映像をはっきりとした色調で表示することができるものの、水景設備としての美観を損なう恐れがあったり、環境破壊の恐れがあったりするために、妥当な対策とは言い難い。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、鮮明な映像を表示可能なスクリーンを実現できる演出方法及び演出装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明に係る演出方法では、その直径が所定範囲内の気泡を略透明の液体の中に供給し、前記液体の少なくとも表層領域を白色化せしめると共に、前記液体に映像を投影する工程を備える。
ここで、液体の少なくとも表層領域を白色化せしめることによって、投影された映像をはっきりとした色調で表示することができるスクリーンを液体に形成することができる。
また、液体を白色化することではっきりとした色調が実現することとなるために、気泡の直径には上限及び下限がある。即ち、気泡の直径が大きすぎても小さすぎても液体を白色化することができないことから、液体の中に供給する気泡の直径については、液体の白色化が実現可能な範囲に制限されることとなる。
更に、気泡は浮力によって必然的に液体の表層領域に集合することとなり、表層領域から白色化されるために、気泡の供給量が少量であったとしてもスクリーンとして充分に機能する。
なお、スクリーンの厚さ(白色化された液体の厚さ)が小さすぎる場合には、白色化が充分では無く、投影された映像をはっきりとした色調で表示できない場合があり得る。一方、スクリーンの厚さ(白色化された液体の厚さ)を大きくしようとすると、気泡の供給量が多くなり、過大なコストが必要となる。
そのため、コスト面を重視する場合には、投影された映像をはっきりとした色調で表示可能な程度の白色化を実現できる最低限のスクリーン厚さとする方が好ましい。一方で、スクリーン厚さを大きくすると、より一層の白色化が進み、より一層投影された映像をはっきりとした色調で表示することができるため、映像品位を重視する場合には、スクリーン厚さは大きい方が好ましく、液体の深さ方向における略全領域を白色化した方が好ましい。
なお、「略透明の液体」とは、着色料等を用いて着色した液体を排除する意図であり、自然河川の水や、特に着色していない水景設備の水等は含む。
また、本発明に係る演出方法では、その直径が所定範囲内の気泡を略透明の液体の中に供給し、前記液体の少なくとも表層領域をスクリーンとして機能可能な状態にすると共に、前記液体に映像を投影する工程を備える。
ここで、液体の少なくとも表層領域をスクリーンとして機能可能な状態にすることによって、投影された映像をはっきりとした色調で表示することができるスクリーンを液体に形成することができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明に係る演出装置では、その直径が所定範囲内の気泡を略透明な液体の中に供給し、前記液体の少なくとも表層領域を白色化せしめる気泡生成装置と、該気泡生成装置により白色化した液体に映像を投影する映像投影装置とを備える。
ここで、その直径が所定範囲内の気泡を略透明な液体の中に供給し、液体の少なくとも表層領域を白色化せしめる気泡生成装置によって、投影された映像をはっきりとした色調で表示することができるスクリーンを液体に形成することができる。
また、本発明に係る演出装置では、その直径が所定範囲内の気泡を略透明な液体の中に供給し、前記液体の少なくとも表層領域をスクリーンとして機能可能な状態にする気泡生成装置と、該気泡生成装置によりスクリーンとして機能可能な状態とした液体に映像を投影する映像投影装置とを備える。
ここで、その直径が所定範囲内の気泡を略透明な液体の中に供給し、前記液体の少なくとも表層領域をスクリーンとして機能可能な状態にする気泡生成装置によって、投影された映像をはっきりとした色調で表示することができるスクリーンを液体に形成することができる。
本発明を適用した演出方法及び演出装置では、鮮明な映像を表示可能なスクリーンを実現でき、こうしたスクリーンに映像を投影することによって、液体に鮮明な映像を表示することが可能となる。
本発明を適用した演出装置の一例を説明するための模式図である。 マイクロバブルの直径とマイクロバブルが供給された水の白色化の度合いの関係を示すグラフである。 マイクロバブルによって白色化されることで形成されたスクリーンの厚さと白色化の度合いの関係を示すグラフである。 スクリーン厚さの変形例を説明するための模式図である。 本発明を適用した演出方法を説明するための模式図(1)である。 本発明を適用した演出方法を説明するための模式図(2)である。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」と称する)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.演出装置の説明
2.第1の演出方法の説明
3.第2の演出方法の説明
<1.演出装置の説明>
図1は本発明を適用した演出装置の一例を説明するための模式図であり、ここで示す演出装置は、水中に配置されたマイクロバブル発生装置1と、プロジェクタ2を備えている。
マイクロバブル発生装置1は、水中に多数のマイクロバブル3を連続的に供給可能に構成されている。そして、マイクロバブル発生装置1により供給したマイクロバブル3によって、水を白色化できる様に構成されている。なお、図中符号4はマイクロバブル3によって白色化され、スクリーンとして機能する領域を示している。
ところで、通常の気泡(例えば直径が50μm超の気泡)の場合には、水中に供給されると急激に水中を上昇して最終的には水面で破裂することとなる。しかし、気泡の直径が小さくなると(例えば、直径が50μm以下の気泡)、通常の気泡とは異なりその直径が極めて小さく、気泡体積が微細であるために水中での上昇速度が遅く、長期間水中に滞在することとなる。
なお、マイクロバブル3は水面へ上昇する前に消滅することも考えられ、その場合には、表面近傍にはスクリーン4が形成されないこととなる。ただし、図示の便宜上図1や図4では最表面までスクリーン4を図示している。
図2はマイクロバブル3の直径とマイクロバブル3が供給された水の白色化の度合い(白色度)の関係を示すグラフである。図2からも明らかな様に、マイクロバブル3の直径が大きすぎても小さすぎても白色化の度合いが充分でないことが分かる。
即ち、マイクロバブル3の直径が大きすぎる場合(マイクロバブル3の直径が図2中符号cで示す範囲に属する場合)には、気泡体積が大きすぎることとなり水中での上昇速度が速くなってしまい、長期間水中に滞在することが困難になる。そして、マイクロバブル3の水中での滞在期間が短いことに起因して、水の白色化が不充分となってしまう。
一方で、マイクロバブル3の直径が小さすぎる場合(マイクロバブル3の直径が図2中符号aで示す範囲に属する場合)には、気泡体積は充分に微細であり水中での上昇速度が遅く、長期間水中に滞在することは可能である。しかし、マイクロバブル3の直径が小さすぎる場合には、水中に滞在しているマイクロバブル3を視認することができず、マイクロバブル3を視認できないことに起因して、水の白色化が不充分となってしまう。
これに対して、マイクロバブル3の直径が図2中符号bで示す範囲に属する場合には、気泡体積が微細であるために水中での上昇速度が遅く、長期間水中に滞在することが可能であると共に、水中に滞在しているマイクロバブル3を視認できる程度の大きさを有することとなる。そのため、マイクロバブル3の直径が図2中符号bで示す範囲に属する場合には、充分な白色化が実現することとなる。
上記したマイクロバブル発生装置1では、図2中符号bで示す範囲に属する直径を有するマイクロバブル3を水中に供給できるように構成されている。
また、マイクロバブル発生装置1により水中に供給されたマイクロバブル3は、その浮力によって上昇し、表層領域近傍に集まってくることとなる。即ち、マイクロバブル3が供給された水は、その表層から白色化されていくこととなる。
図3はマイクロバブル3によって白色化されることで形成されたスクリーン4の厚さと白色化の度合いの関係を示す模式的なグラフである。図3からも明らかな様に、スクリーン4の厚さと白色化の度合いとは一定の関係を有している。
そして、スクリーン4の厚さが小さすぎる場合(スクリーン4の厚さが図3中符号dで示す範囲に属する場合)には、水の白色化が不充分となってしまう。一方で、スクリーン4の厚さが一定以上の大きさとなると(スクリーン4の厚さが図3中符号fで示す範囲に属する場合)、白色化の度合いの変化量が小さくなり、スクリーン4の厚さを増大させたとしても、それほど白色化の度合いに変化が見られないこととなる。なお、スクリーン4の厚さを増大させるためには、マイクロバブル発生装置1から水中に供給するマイクロバブル3の分量を増大させる必要があり、マイクロバブル3の供給量に伴って、コストが増大することとなる。
なお、マイクロバブル3の供給量についてはスクリーン4の面積によって異なることとなるのは勿論である。即ち、同一のスクリーン4の厚さを実現しようとした場合に、スクリーン4の面積が大きくなるにつれてマイクロバブル発生装置1から水中に供給するマイクロバブル3の量を増大させる必要がある。
ここで、マイクロバブル発生装置1によって白色化する対象物については、商業施設等における人工運河や人工河川等の水景設備、水泳用プール、浴槽、湖沼、池、河川等、いかなるものであっても良い。
また、本実施の形態では水を白色化する場合を例に挙げて説明を行っているが、液体を白色化することでスクリーンとして機能させることができれば充分であり、対象となる液体については必ずしも水に限定されるものではない。
以下、上記の様に構成された演出装置による演出方法について説明を行う。即ち、本発明を適用した演出方法について説明を行う。なお、以下では2つの演出方法(第1の演出方法、第2の演出方法)について説明を行う。
<2.第1の演出方法の説明>
本発明を適用した演出方法の一例である第1の演出方法では、先ず、マイクロバブル発生装置1でマイクロバブル3を水中に供給し、マイクロバブル3によって水を白色化してスクリーン4を形成する。
ここで、マイクロバブル発生装置1からは、マイクロバブル3の直径が図2中符号bで示す範囲に属する直径を有するマイクロバブル3が供給されると共に、スクリーン4の厚さが図3中符号eで示す範囲に属する厚さとなる様にマイクロバブル3が供給されることとなる(図1参照)。そのため、充分に白色化されたスクリーン4が形成されることとなる。
なお、第1の演出方法では、余分なコストを費やすことなく、スクリーンの白色化を実現すべく、スクリーン4の厚さが図3中符号eで示す範囲に属する厚さとなる様にマイクロバブル3を供給する場合を例に挙げて説明を行っている。しかし、上記した図3からも明らかな様に、スクリーン4の厚さが大きくなるにつれて、白色化の度合いの変化量は小さくなるものの、より一層白色化することとなる。そのため、スクリーン4をより一層白色化し、より一層投影された映像をはっきりとした色調で表示する必要がある場合には、図4で示す様に、スクリーン4の厚さを図3中符号eで示す範囲を超えて図3中符号fで示す範囲に属する程度に大きくしても良い。
続いて、スクリーン4にプロジェクタ2によって映像を投影することによって、図5A(a)で示す様に、水面に映像(例えば、「Merry Christmas」なる文字)5を表示することが可能となる。
本発明を適用した第1の演出方法では、充分に白色化したスクリーン4に映像を投影しているために、極めて鮮明な映像を水面に表示することが可能であり、充分な演出効果を実現することができる(参考図として提出するカラー写真を参照)。
なお、投影された映像をはっきりとした色調で表示し、鮮明な映像を実現するためには、スクリーンが白色であることが技術的に極めて重要であり、スクリーンが透明である場合(例えば、特許文献1に記載された映写用スクリーン)と比較すると、極めて鮮明な映像を実現することができる。
また、水面をスクリーンとして利用し、水面に対して映像を投影しているために、周辺方向への光の拡散が生じ、通常のスクリーン(水面をスクリーンとしていないスクリーン)では実現することができない立体的な映像の表示が可能であり、幻想的な演出効果を実現することができる。
更に、白色化した水面をスクリーンとして映像を投影し、しかも極めて鮮明な映像を表示しているために、人々の目を引きつけ、充分に高い演出効果や広告効果を期待することができる。
また、鮮明な映像を表示することができる領域が水面にまで広がることによって、公共空間において映像コンテンツが機能する場所を拡張することができ、より多くの視聴者に対して高い訴求効果のある演出や広告を提供することができる。
また、マイクロバブルを水に供給することによってスクリーンを形成しており、着色料等によって白色スクリーンを形成する場合と異なり環境への悪影響がなく、湖、池、川といった自然の水場での演出にも対応が可能である。
同様に、マイクロバブルを水に供給することによってスクリーンを形成しており、水中に映像スクリーンとして機能する構造物(例えば、スクリーンとして機能する布の幕、アクリルやガラス等の半透明建材等)を配置していないために、本来の水場のデザインや環境に悪影響を及ぼすことがない。なお、水中に構造物を配置した場合には、水流や水圧、水中におけるゴミ問題等から水場や水景設備に悪影響を及ぼすことが懸念されると共に、水中への構造物の配置については施工コストが極めて大きい。
また、マイクロバブルの水への供給を停止することで、白色化した水は透明に戻ることとなるために、スクリーンを活用した演出を行わない場合にはマイクロバブルの水への供給を停止するのみで良く、本来の水景設備のデザイン性等を損なうことがない。
同様に、マイクロバブルの水への供給を停止するのみでスクリーンを消失せしめることが可能であるために、マイクロバブルの水への供給のオン/オフ制御のみで、映像スクリーンとし水場が機能する場合と、透明な水場として機能する場合とを容易に切り替えることができ、多種多様な演出を実現することができる。
<3.第2の演出方法の説明>
本発明を適用した演出方法の他の一例である第2の演出方法では、上記した第1の演出方法と同様に、先ず、マイクロバブル発生装置1でマイクロバブル3を水中に供給し、マイクロバブル3によって水を白色化してスクリーン4を形成する。
なお、スクリーン4の厚さについては、図3中符号eで示す範囲に属する厚さであっても良いし(図1参照)、図3中符号eで示す範囲を超えて図3中符号fで示す範囲に属する厚さであっても良い(図4参照)点については、上記した第1の演出方法と同様である。
ここで、第2の演出方法では、スクリーン4を形成した水面の近傍に体感者6(例えば、商業施設に遊びに来ている人)が近づくまでは、スクリーン4には何らの映像も投影しない。
そして、スクリーン4を形成した水面の近傍に体感者6が近づいたことを汎用の検知手段が検知すると、スクリーン4にプロジェクタ2によって映像を投影することによって、水面に映像を表示する。
ここで、検知手段の一例としては、図5A(b)で示す様に、水面の近傍に赤外線LED8を並べて、各赤外線LED8から上方に向けて赤外線を出射しておき、赤外線の遮断状態を検知することで、体感者6の位置を検知することが挙げられる(例えば、特開2009−104835号公報参照)。
即ち、赤外線LED8から出射される赤外線は体感者6には視認できないために、水面の近傍に体感者6が近づいた場合には、赤外線が体感者6によって遮断されることとなる。そのため、こうした赤外線の遮断状態を検知することで、水面の近傍に体感者6が位置したことを検知できるのである。
本発明を適用した第2の演出方法では、第1の演出方法で得られる効果に加えて、体感者6の動きに応じた映像を水面に表示することができ、より一層幻想的な、また、エンターテイメント性の高い演出効果を実現することができる。
例えば、体感者6が水面の近傍に近づいた場合に、図5B(c)、図5B(d)で示す様に、体感者6に魚7が近寄ってくる様な映像を投影することで、あたかも、体感者6の存在に気がついて魚7が近寄ってくるかの様な演出が実現することができる。
なお、マイクロバブル3を供給することで水面(スクリーン)が白色化しており、そのことによって、水面らしさが損なわれ、魚7の映像を投影したとしても、リアリティに欠ける場合があり得る。しかし、そうした場合には、スクリーン4に魚7の映像と共に水面の映像をも投影することで、充分にリアリティのある映像を実現することができる。
即ち、スクリーン4が白色であるが故に、いかなる映像についても鮮明に表示することができるため、スクリーン4の白色が映像の表示において演出を阻害すると考えられる場合には、スクリーン4にスクリーンが形成される前の映像を投影すれば充分であると考えられる。
また、第2の演出方法では、体感者6が水面の近傍に近づいたことを検知した後に映像を表示しているために、体感者6が水面の近傍に近づくまではスクリーン4は利用されないこととなる。そのため、体感者6が水面の近傍に近づいたことを検知してからスクリーン4を形成しても良い。具体的には、体感者6が水面の近傍に近づいてからマイクロバブル発生装置1でマイクロバブル3を水中に供給しても良い。
但し、水の白色化には一定の時間を要すると考えられ、即ち、スクリーン4の形成には一定の時間を要すると考えられる。そのため、体感者6の動きと連動した演出を確実に実現するためには、事前にスクリーン4を形成しておく方が演出上は好ましいと考えられる。
ここで、第2の演出方法では、プロジェクタ2によって映像を投影することで、視覚的な演出を実現することについて説明を行っているが、プロジェクタ2による映像の投影に併せてスピーカ等の音声出力装置(図示せず)から効果音を出力することで聴覚的な演出をも実現しても良い。
例えば、体感者6が水面の近傍に近づいた場合に、魚7が近寄ってくる様な映像を投影すると共に、魚7が近寄ってくる様な効果音(例えば、水しぶきの音)を出力することで、より一層リアルに魚7が近寄ってきている状況を創り出すことができる。
なお、魚7が近寄ってくる映像に併せて、汎用の造波装置(例えば空気圧の振幅原理を利用して人工的な波を造り出す装置)を利用して波を発生させることで、更に一層リアルに魚7が近寄ってきている状況を創り出すことができる。
ここで、第2の演出方法では、スクリーン4を形成した水面の近傍に体感者6が近づくまでは、スクリーン4には何らの映像も投影しない場合を例に挙げて説明を行っているが、スクリーン4を形成した水面の近傍に体感者6が近づくことによって、投影する映像を変化させるといった演出でも良い。
例えば、体感者6がスクリーン4を形成した水面の近傍に近づくまでは「黒い画面」を投影したり、「波の映像」を投影したりしておき、体感者6がスクリーン4を形成した水面に近づいたタイミングで、「魚の映像」を投影しても良い。
なお、第2の演出方法では、プロジェクタ2で魚7の映像を投影する場合を例に挙げて説明を行っているが、投影される映像は魚7に限定されるものではなく、水の波紋や花火等であっても良いのは勿論である。
1 マイクロバブル発生装置
2 プロジェクタ
3 マイクロバブル
4 スクリーン
5 映像
6 体感者
7 魚
8 赤外線LED

Claims (6)

  1. その直径が所定範囲内の気泡を略透明の液体の中に供給し、前記液体の少なくとも表層領域を白色化せしめると共に、前記液体に映像を投影する工程を備える
    演出方法。
  2. 前記気泡により前記液体の表層領域のみを白色化せしめる
    請求項1に記載の演出方法。
  3. 前記気泡により前記液体の深さ方向における略全領域を白色化せしめる
    請求項1に記載の演出方法。
  4. その直径が所定範囲内の気泡を略透明な液体の中に供給し、前記液体の少なくとも表層領域を白色化せしめる気泡生成装置と、
    該気泡生成装置により白色化した液体に映像を投影する映像投影装置とを備える
    演出装置。
  5. その直径が所定範囲内の気泡を略透明の液体の中に供給し、前記液体の少なくとも表層領域をスクリーンとして機能可能な状態にすると共に、前記液体に映像を投影する工程を備える
    演出方法。
  6. その直径が所定範囲内の気泡を略透明な液体の中に供給し、前記液体の少なくとも表層領域をスクリーンとして機能可能な状態にする気泡生成装置と、
    該気泡生成装置によりスクリーンとして機能可能な状態とした液体に映像を投影する映像投影装置とを備える
    演出装置。
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