JP2011235857A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両用空調装置15は、ヒートポンプ循環路21から分岐された温水ヒート吸熱路45と、エンジン11の熱が貯えられた冷却水が導かれる温水吸熱器47と、温水吸熱器47に冷媒を送る冷媒ポンプ46とを備えている。そして、冷媒ポンプ46で温水吸熱器47に冷媒を送り、送られた冷媒およびエンジン11の熱が貯えられた冷却水間で熱交換をおこない、熱交換で加熱された冷媒をヒータ23に導くように構成した。
【選択図】図1
Description
ハイブリッド自動車に備えられた車両用空調装置のなかには、エンジン駆動時にエンジンの排熱で空調用の冷媒を加熱し、エンジン停止時に圧縮機で空調用の冷媒を加熱するように切り替えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、エンジン停止時において、圧縮機で冷媒を加熱し、加熱した冷媒で空調用空気の温度を調整することができる。
このように、エンジン駆動時にエンジンの排熱を利用して冷媒を加熱することで電力消費を抑えることが可能になる。
このように、圧縮機で冷媒を循環するため、冷媒が圧縮機で圧縮されて圧縮機を駆動する際の負荷が大きくなる。
このため、圧縮機の駆動に比較的大きな電力消費が必要となり、この観点から改良の余地が残されていた。
そして、エンジンの作動中に、冷媒ポンプで温水吸熱器に冷媒を送るようにした。よって、温水吸熱器に送られた冷媒を、エンジンの排熱が貯えられた冷却水(すなわち、エンジンの排熱で加熱された冷却水)で加熱し、加熱した冷媒をヒータに導くようにした。
この冷媒ポンプで冷媒を送る場合、冷媒の圧縮状態を圧縮機と比較して低く抑えることができる。
これにより、エンジンの排熱を利用して空調用空気の温度を調整する際に電力消費を小さく抑えることができる。
よって、冷媒よりも高温の熱媒体および冷媒間で熱交換をおこなうことで、熱媒体の熱を冷媒に放熱して冷媒を加熱することができる。
このように、冷媒よりも高温の熱媒体の熱を用いて冷媒を加熱することで、冷媒よりも高温の熱媒体の熱を有効に利用することができ、車両用空調装置による車室内の暖房効果を一層高めることができる。
図1、図2に示すように、車両10は、駆動源として設けられたエンジン11およびモータと、モータに電圧を供給する二次電池(または、二次電池や燃料電池など)と、車室13内を空調可能な車両用空調装置15とを備えている。
この車両10は、エンジン11を駆動して走行する状態と、モータを駆動して走行する状態とを選択可能な、いわゆるハイブリッド自動車である。
ヒータ23は、ヒートポンプ循環路21に設けられ、圧縮機22から導かれた加熱状態の冷媒および空調用空気65(図5、図7および図9参照)間で熱交換をおこなうことで空調用空気65を加熱する機能を備えている。
空調用空気65を冷媒で加熱することで冷媒の熱が奪われて冷媒が液化(凝縮)する。
ダンパ62は、支軸62aを軸にしてスイング移動(揺動)可能に支持されている。
ダンパ62を揺動することで、エバポレータ31を通過した空調用空気65の流路を、ヒータ23やサブクーラ25に案内する流路(図5、図7および図9参照)と、ヒータ23やサブクーラ25を回避する流路(図3参照)とに変えることができる。
このレシーバタンク24は、ヒータ23から導かれた冷媒から塵埃を除去(分離)するとともに気化状態の冷媒を除去(分離)して液体状の冷媒を取り出すものである。
すなわち、サブクーラ25にレシーバタンク24から冷媒が導かれ、導かれた冷媒および空調用空気65間で熱交換をおこなうことで、ヒータ23で加熱する前の空調用空気65を予熱する。
この中間絞り弁26は、中間絞り弁26の開度を調整することにより、膨張弁28の調整範囲を超えた絞り量を可能とする。
このコンデンサ27によれば、ヒータ23から導かれた加熱状態の冷媒および外気66間で熱交換をおこなうことで冷媒を冷却することができる。
空調用空気65を冷却することで冷媒が加熱される。
空調用空気65を冷却することで冷媒が加熱される。
ここで、エバポレータ31を通過する空調用空気65は、サブクーラ25を通過する前の空調用空気である。
ここで、室内空気67は、例えば、車室13内にヒータ23から空調用空気65(図5、図7および図9参照)を吹き出すことにより冷媒より高い温度に保たれている。
よって、熱交換器33において室内空気67および冷媒間で熱交換をおこなうことで冷媒を加熱することができる。
温水ヒート吸熱路45およびヒートポンプ循環路21の一部流路21aで温水ヒート循環路44を形成する。
ヒートポンプ循環路21の一部循環路21aには、ヒータ23、レシーバタンク24およびサブクーラ25が含まれている。
この冷媒ポンプ46は、圧縮機22のように冷媒を圧縮させて高温に加熱する機能を備えていない。
よって、冷媒ポンプ46を駆動する際の負荷を、圧縮機22を駆動する際の負荷と比較して小さく抑えることができる。
エンジン11の冷却水は、車両10のエンジン11を冷却することで、エンジン11の排熱が貯えられて温水になるように加熱されている。
この温水吸熱器47は、冷却水(温水)および冷媒間で熱交換をおこなうことで冷媒を加熱する機能を備えている。
これにより、前述したように、冷媒ポンプ46で冷媒を送る際に、圧縮機22のように冷媒を圧縮させて高温に加熱する必要がない。
したがって、冷媒ポンプ46を駆動する際の負荷を、圧縮機22を駆動する際の負荷と比較して小さく抑えることができる。
すなわち、例えば、電磁弁の切り替えによりコンデンサ27や温水吸熱器47などに冷媒(液冷媒)が閉じ込められた状態(いわゆる、冷媒寝込み状態)になることが考えられる。
そこで、エンジン排熱空調系17やヒートポンプ空調系16に冷媒回収系18を設け、第6、第7の電磁弁(開閉弁)56,57を操作することで、冷媒寝込み状態の冷媒を作動回路内に循環させるようにした。
なお、図4、図6、図8および図10に示すモリエル(p−h)線図は冷媒の状態を示すグラフである。
各モリエル線図は、縦軸に「冷媒の圧力」を示し、横軸に「比エンタルピ(冷媒の熱量)を示す。各モリエル線図において、グラフ75は飽和液線、グラフ76は飽和蒸気線、点77は臨界点を示す。
比エンタルピとは、冷媒の単位質量当たりのエンタルピをいう。
図3に示すように、車両用空調装置15が冷房状態に切り替えられることにより、第1電磁弁35および第3電磁弁41を閉じるとともに、第5電磁弁51(図1参照)を閉じた状態に保つ。
一方、第2電磁弁36を開くことにより、ヒータ23のアウトレット23aおよびコンデンサ27のインレット27aを連通した状態に保つ。
この状態において、圧縮機22を通電して駆動させる。
ここで、圧縮機22で冷媒を圧縮することで、図4に示すように、冷媒が状態A1から状態B1に変化する。
すなわち、冷媒が圧縮されて、冷媒が圧力P1から圧力P2に上昇する(高くなる)。
このように、圧縮機22で冷媒を圧縮する際の冷媒の圧力上昇は、
圧力上昇Δ1=P2−P1
である。
ここで、外部から導入された外気66がコンデンサ27を通過している。
よって、コンデンサ27に加熱状態の冷媒が導かれることで、加熱状態の冷媒および外気66間で熱交換がおこなわれ、外気66で冷媒を冷却して液化(凝縮)する。
コンデンサ27で冷媒を冷却することで、図4に示すように、冷媒が状態B1から状態C1に変化して冷媒の熱量が比エンタルピQ1減少する。
膨張弁28に導かれた冷媒は、膨張弁28で膨張減圧され、膨張減圧された冷媒が第4電磁弁42を経てエバポレータ31に導かれる。
膨張弁28で冷媒を膨張減圧することで、図4に示すように、冷媒が状態C1から状態D1に変化する。
すなわち、冷媒が膨張減圧されて冷媒の圧力が圧力P2から圧力P1に下降する(低くなる)。
よって、冷媒および空調用空気65間で熱交換がおこなわれ、空調用空気65を冷却するとともに冷媒を加熱する。
図3に示すように、比エンタルピQ2増加した冷媒は、エバポレータ31のアウトレット31aから膨張弁28を経て圧縮機22に戻される。
また、空調用空気65がエバポレータ31を通過する際に、空調用空気65の水分をエバポレータ31で除去(分離)する。
これにより、車両10をエンジン11(図2参照)で走行させる場合や、モータで走行させる場合に車両用空調装置15で車室13(図2も参照)内を冷房状態に調整できる。
具体的には、冷媒回収系18の第6電磁弁56を開けて、第7電磁弁57を閉じることで、温水吸熱器47(図1参照)に残った冷媒(液冷媒)を第6電磁弁56および第4逆止弁58を経て圧縮機22に戻すことができる。
よって、冷房サイクル内の冷媒を不足なく循環させることができる。
図5に示すように、車両用空調装置15が暖房状態に切り替えられることにより、第2電磁弁36および第4電磁弁42を閉じるとともに、第5電磁弁51(図1参照)を閉じた状態に保つ。
一方、第1電磁弁35を開くことにより、サブクーラ25のアウトレット25aおよび中間絞り弁26を連通した状態に保つ。
この状態において、圧縮機22を通電して駆動させる。
ここで、圧縮機22で冷媒を圧縮することで、図6に示すように、冷媒が状態A2から状態B2に変化する。
すなわち、冷媒が圧縮されて、冷媒が圧力P1から圧力P2に上昇する(高くなる)。
このように、圧縮機22で冷媒を圧縮する際の冷媒の圧力上昇は、
圧力上昇Δ1=P2−P1
である。
この空調用空気65は、エバポレータ31を通過した空気である。
ヒータ23に導かれた冷媒および空調用空気65間で熱交換がおこなわれ、空調用空気65を加熱するとともに冷媒を冷却する。
図5に示すように、比エンタルピQ3減少した冷媒は、レシーバタンク24に導かれる。レシーバタンク24に導かれた冷媒から塵埃や気化状態の冷媒が除去(分離)され、レシーバタンク24から液体状の冷媒のみを取り出す。
レシーバタンク24から取り出された冷媒はサブクーラ25に導かれる。
よって、冷媒および空調用空気65間で熱交換がおこなわれ、ヒータ23を通過する前の空調用空気65を予熱する。
図5に示すように、比エンタルピQ4減少した冷媒は、第1電磁弁35を経て中間絞り弁26に導かれる。
中間絞り弁26に導かれた冷媒は第1逆止弁37を経て膨張弁28に導かれる。
中間絞り弁26および膨張弁28で冷媒を膨張減圧することで、図6に示すように、冷媒が状態C2から状態D2に変化する。
すなわち、冷媒が膨張減圧されて冷媒の圧力が圧力P2から圧力P1に下降する(低くなる)。
室内空気67は、例えば、車室13内にヒータ23から空調用空気65を吹き出すことにより冷媒より高い温度に保たれている。
よって、冷媒および室内空気67間で熱交換がおこなわれ、室内空気67の熱で冷媒を加熱する。
図5に示すように、比エンタルピQ5増加した冷媒は、第3電磁弁41および膨張弁28を経て圧縮機22に戻される。
室内空気67の熱を有効に利用することにより、車両用空調装置15による車室13内の暖房効果を一層高めることができる。
図7に示すように、車両用空調装置15が除湿暖房状態に切り替えられることにより、図5の暖房状態に加えて、エバポレータ31を冷媒で冷却するように第3電磁弁41を閉じた状態に保つ。
一方、第1電磁弁35を開くことにより、サブクーラ25のアウトレット25aおよび中間絞り弁26を連通した状態に保つ。
この状態において、圧縮機22を通電して駆動させる。
ここで、圧縮機22で冷媒を圧縮することで、図8に示すように、冷媒が状態A3から状態B3に変化する。
すなわち、冷媒が圧縮されて、冷媒が圧力P1から圧力P2に上昇する(高くなる)。
このように、圧縮機22で冷媒を圧縮する際の冷媒の圧力上昇は、
圧力上昇Δ1=P2−P1
である。
この空調用空気65は、エバポレータ31を通過した空気である。
ヒータ23に導かれた冷媒および空調用空気65間で熱交換がおこなわれ、空調用空気65を加熱するとともに冷媒を冷却する。
図7に示すように、比エンタルピQ6減少した冷媒は、レシーバタンク24に導かれる。レシーバタンク24に導かれた冷媒から塵埃や気化状態の冷媒が除去(分離)され、レシーバタンク24から液体状の冷媒のみを取り出す。
レシーバタンク24から取り出された冷媒はサブクーラ25に導かれる。
よって、冷媒および空調用空気65間で熱交換がおこなわれ、ヒータ23を通過する前の空調用空気65を予熱する。
図7に示すように、比エンタルピQ7減少した冷媒は、第1電磁弁35を経て中間絞り弁26に導かれる。
中間絞り弁26に導かれた冷媒は第1逆止弁37を経て膨張弁28に導かれる。
中間絞り弁26および膨張弁28で冷媒を膨張減圧することで、図8に示すように、冷媒が状態C3から状態D3に変化する。
すなわち、冷媒が膨張減圧されて冷媒の圧力が圧力P2から圧力P1に下降する(低くなる)。
室内空気67は、例えば、車室13内にヒータ23から空調用空気65を吹き出すことにより冷媒より高い温度に保たれている。
よって、冷媒および室内空気67間で熱交換がおこなわれ、室内空気67の熱で冷媒を加熱する。
図7に示すように、比エンタルピQ8増加した冷媒は、分岐路32を経てエバポレータ31に導かれる。
冷媒がエバポレータ31に導かれるとともに、空調用空気65がエバポレータ31を通過している。
よって、冷媒および空調用空気65間で熱交換がおこなわれ、空調用空気65を冷却するとともに冷媒を加熱する。
図7に示すように、比エンタルピQ9増加した冷媒は、エバポレータ31のアウトレット31aから膨張弁28を経て圧縮機22に戻される。
また、空調用空気65がエバポレータ31を通過する際に、空調用空気65の水分をエバポレータ31で除去(分離)する。
エバポレータ31を通過した空調用空気65がサブクーラ25およびヒータ23を通過する。
空調用空気65がサブクーラ25およびヒータ23を通過することで、通過する空調用空気65をサブクーラ25およびヒータ23で加熱する。
これにより、車両10をモータで走行させる場合に車両用空調装置15で車室13内を除湿暖房状態に調整できる。
室内空気67の熱を有効に利用することにより、車両用空調装置15による車室13内の除湿暖房効果を一層高めることができる。
図9に示すように、車両用空調装置15がエンジン11の排熱を利用する状態に切り替えられることにより、第1電磁弁35および第2電磁弁36を閉じた状態に保つ。
一方、第5電磁弁51を開くことにより、サブクーラ25のアウトレット25aおよび冷媒ポンプ46を連通した状態に保つ。
ヒートポンプ循環路21の一部循環路21aには、ヒータ23、レシーバタンク24およびサブクーラ25が含まれている。
冷媒ポンプ46を駆動することで、温水ヒート循環路44内の冷媒が温水吸熱器47に導かれる。
冷媒ポンプ46で冷媒を温水吸熱器47に導くことで、図10に示すように、冷媒が状態A4から状態B4に変化する。
すなわち、冷房回路の抵抗分だけ冷媒が圧縮されて、冷媒が圧力P2から圧力P3に上昇する(高くなる)。
よって、冷媒ポンプ46で冷媒を温水吸熱器47に導く(送る)際の冷媒の圧力上昇は、
圧力上昇Δ2=P3−P2
である。
この圧力上昇Δ2は、圧縮機22で冷媒を圧縮する際の冷媒のΔ1と比較して小さく抑えることができる。
よって、冷媒および冷却水(温水)71間で熱交換がおこなわれ、冷却水(温水)71の熱で冷媒を加熱する。
図9に示すように、温水吸熱器47で加熱された冷媒は、第3逆止弁52を経てヒータ23に導かれる。
この空調用空気65は、エバポレータ31を通過した空気である。
ヒータ23に導かれた冷媒および空調用空気65間で熱交換がおこなわれ、空調用空気65を加熱するとともに冷媒を冷却する。
図9に示すように、比エンタルピQ11減少した冷媒は、レシーバタンク24に導かれる。レシーバタンク24に導かれた冷媒から塵埃や気化状態の冷媒が除去(分離)され、レシーバタンク24から液体状の冷媒のみを取り出す。
レシーバタンク24から取り出された冷媒はサブクーラ25に導かれる。
よって、冷媒および空調用空気65間で熱交換がおこなわれ、空調用空気65を加熱するとともに冷媒を冷却する。
図9に示すように、比エンタルピQ12減少した冷媒は、第5電磁弁51を経て冷媒ポンプ46に導かれる。
空調用空気65がサブクーラ25およびヒータ23を通過することで、通過する空調用空気65をサブクーラ25およびヒータ23で加熱する。
これにより、車両10をエンジン11で走行させる場合にエンジン11の排熱71で車室13内を暖房状態に調整できる。
よって、冷媒ポンプ46で冷媒を温水吸熱器47に導く(送る)際の冷媒の圧力上昇Δ2を、圧縮機22で冷媒を圧縮する際の冷媒のΔ1と比較して小さく抑えることができる。
よって、冷媒ポンプ46を駆動する際の負荷を、圧縮機22を駆動する際の負荷と比較して小さく抑えることができる。
これにより、エンジン11の排熱を利用して空調用空気65の温度を調整する際に電力消費を小さく抑えることができる。
具体的には、冷媒回収系18の第7電磁弁57を開いて、第6電磁弁56を閉じた状態で、圧縮機22を駆動することによりコンデンサ27に残った冷媒(液冷媒)を第7電磁弁57、第4逆止弁58および圧縮機22を経て温水ヒート循環路44に戻すことができる。
よって、例えば温水吸熱器47内の冷媒の不足を防止して循環させることができる。
例えば、前記実施例では、「車両10の内外から導かれて冷媒よりも高温の熱媒体」として車室13内の室内空気67を例示したが、冷媒よりも高温の熱媒体はこれに限定するものではない。
例えば、冷媒よりも高温の熱媒体として、モータ類の放熱、バッテリの放熱、内燃機関の放熱や外気熱などを適用することも可能である。
この場合、例えばヒータ23の機能を調整することにより同様の効果を得ることが可能である。
Claims (2)
- 圧縮機により冷媒を循環させるヒートポンプ循環路に設けられ、前記圧縮機から導かれた前記冷媒および空調用空気間で熱交換をおこなうヒータと、
前記ヒータの下流側に設けられ、前記冷媒および外気間で熱交換をおこなうコンデンサと、
前記コンデンサまたは前記ヒータから導かれた前記冷媒を膨張減圧する膨張弁と、
前記膨張弁から導かれた前記冷媒および前記ヒータを通過する前の空調用空気間で熱交換をおこなうエバポレータと、を備えた車両用空調装置において、
前記ヒートポンプ循環路から分岐された温水ヒート吸熱路と、
前記温水ヒート吸熱路に設けられ、車両のエンジンを冷却することで前記エンジンの熱が貯えられた冷却水が導かれる温水吸熱器と、
前記温水吸熱器に前記冷媒を送る冷媒ポンプと、を備え、
前記冷媒ポンプで前記温水吸熱器に前記冷媒を送り、送られた冷媒および前記エンジンの熱が貯えられた冷却水間で熱交換をおこない、熱交換で加熱された冷媒を前記ヒータに導くことを特徴とする車両用空調装置。 - 前記ヒートポンプ循環路から分岐された分岐路と、
前記分岐路に設けられ、車両の内外から導かれて前記冷媒よりも高温の熱媒体および前記冷媒間で熱交換をおこなう熱交換器と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
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