JP2011235695A - Onboard device and method for estimation of gradient - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の走行地点の勾配を推定する装置および方法に関する。 The present invention relates to an apparatus and a method for estimating the gradient of a traveling point of a vehicle.
従来、車両の走行地点の勾配を推定し、その推定結果に基づいて車両の変速制御や駆動制御を行う技術が知られている。特許文献1には、エンジン回転数やスロットル開度などに基づいて出力軸トルクを推定し、推定した出力軸トルクから平地走行抵抗や加速抵抗の分を差し引いて勾配を推定することが記載されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, a technique for estimating a gradient of a traveling point of a vehicle and performing vehicle shift control and drive control based on the estimation result is known.
特許文献1に記載の方法では、ブレーキングによる車両の減速が考慮されていないため、ブレーキング中の出力軸トルクを正確に推定するのが困難である。したがって、車両のブレーキング中は正しい勾配が推定できない。
In the method described in
本発明による車載勾配推定装置は、第一の推定方法により車両の走行地点の勾配を推定する第一勾配推定手段と、第一の推定方法とは異なる第二の推定方法により走行地点の勾配を推定する第二勾配推定手段と、車両のブレーキが運転者によって操作されたか否かを判定するブレーキ判定手段と、ブレーキ判定手段により車両のブレーキが操作されていないと判定されたときには第一勾配推定手段を選択し、ブレーキ判定手段により車両のブレーキが操作されたと判定されたときには第二勾配推定手段を選択する推定方法選択手段とを備え、選択手段により選択された第一勾配推定手段または第二勾配推定手段を用いて、走行地点の勾配を推定するものである。
本発明による勾配推定方法は、車両に搭載された情報端末により車両の走行地点の勾配を推定する方法であって、情報端末により、車両のブレーキが運転者によって操作されたか否かに応じて、第一の推定方法、または第一の推定方法とは異なる第二の推定方法のいずれか一方を選択し、選択された第一の推定方法または第二の推定方法を用いて、走行地点の勾配を推定するものである。
The in-vehicle gradient estimation device according to the present invention includes a first gradient estimation means for estimating a gradient of a travel point of a vehicle by a first estimation method, and a gradient of the travel point by a second estimation method different from the first estimation method. Second gradient estimating means for estimating, brake determining means for determining whether or not the vehicle brake is operated by the driver, and first gradient estimation when the brake determining means determines that the vehicle brake is not operated. And an estimation method selection unit that selects a second gradient estimation unit when it is determined that the brake of the vehicle is operated by the brake determination unit, and the first gradient estimation unit or the second gradient selected by the selection unit The gradient of the travel point is estimated using the gradient estimation means.
The gradient estimation method according to the present invention is a method of estimating the gradient of a travel point of a vehicle by an information terminal mounted on the vehicle, and depending on whether the brake of the vehicle is operated by the driver by the information terminal, Select either the first estimation method or the second estimation method different from the first estimation method, and use the selected first estimation method or second estimation method to determine the gradient of the travel point Is estimated.
本発明によれば、車両がブレーキング中であっても正しい勾配を推定できる。 According to the present invention, a correct gradient can be estimated even when the vehicle is braking.
本発明の一実施の形態による勾配推定方法を適用したナビゲーション装置の構成を図1に示す。ナビゲーション装置1は、制御部10、振動ジャイロ11、気圧センサ12、ハードディスクドライブ(HDD)13、GPS(Global Positioning System)受信部14、表示モニタ15および入力装置16を備えている。
FIG. 1 shows the configuration of a navigation apparatus to which a gradient estimation method according to an embodiment of the present invention is applied. The
制御部10は、マイクロプロセッサや各種周辺回路、RAM、ROM等によって構成されており、HDD13に記録されている制御プログラムや地図データに基づいて、各種の処理を実行する。この制御部10により、自車両を目的地まで案内するための様々な処理が実行される。たとえば、目的地を設定する際の目的地の探索処理、設定された目的地までの推奨経路の探索処理、自車位置の検出処理、各種の画像表示処理、ルート案内時の音声出力処理などが実行される。
The
制御部10は、CAN(Controller Area Network)と接続されており、CANを介して車両内の各部と通信を行うことができる。たとえば、車両のエンジン制御装置から出力される駆動トルク情報、ブレーキ制御装置から出力されるブレーキ情報、車速センサから出力される車速情報などが、CANを介した通信により制御部10へ入力される。また、制御部10において求められた走行地点の勾配情報などが、CANを介した通信により制御部10から外部へ出力される。
The
なお、制御部10には、本発明による勾配推定方法を実行するための勾配推定部100が機能的に含まれている。勾配推定部100の詳細については、後で図2を用いて詳しく説明する。
The
振動ジャイロ11は、自車両の角速度を検出するためのセンサである。この振動ジャイロ11によって検出された角速度に基づいて、自車両の進行方向が求められる。
The
気圧センサ12は、自車両周囲の大気圧を計測するためのセンサである。この気圧センサ12によって検出された大気圧に基づいて、自車両が走行している地点の高度を算出することができる。気圧センサ12による検出結果は、気圧信号として制御部10へ出力される。
The
HDD13は不揮発性の記録媒体であり、制御部10において上記のような処理を実行するための制御プログラムや地図データなどが記録されている。HDD13に記録されているデータは、必要に応じて制御部10の制御により読み出され、制御部10が実行する様々な処理や制御に利用される。
The HDD 13 is a non-volatile recording medium, and records a control program, map data, and the like for executing the above processing in the
HDD13に記録された地図データは、経路計算データと、道路データと、背景データとを含む。経路計算データは、目的地までの推奨経路を探索する際などに用いられるデータである。道路データは、道路の形状や種別などを表すデータである。なお、地図データにおいて各道路の最小単位はリンクと呼ばれている。すなわち、地図データにおいて各道路は複数のリンクにより構成される。背景データは、地図の背景を表すデータである。なお、地図の背景とは、地図上に存在する道路以外の様々な構成物である。たとえば、河川、鉄道、緑地帯、各種構造物などが背景データによって表される。
The map data recorded on the
なお、上記ではナビゲーション装置1において地図データがHDD13に記録されている例を説明したが、これらをHDD以外の記録媒体に記録することとしてもよい。たとえば、CD−ROMやDVD−ROM、メモリカードなどに記録された地図データを用いることができる。すなわち、本実施の形態によるナビゲーション装置では、どのような記録媒体を用いてこれらのデータを記憶してもよい。
In the above description, the map data is recorded on the
GPS受信部14は、GPS衛星から送信されるGPS信号を受信して制御部10へ出力する。GPS信号には、自車両の位置を求めるための情報として、そのGPS信号を送信したGPS衛星の位置と送信時刻に関する情報が含まれている。したがって、所定数以上のGPS衛星からGPS信号を受信することにより、これらの情報に基づいて、自車位置を制御部10において算出することができる。このGPS信号に基づく自車位置の算出結果と、振動ジャイロ11による進行方向の検出結果、および前述のCANを介した通信によって取得される車速情報に基づいて、所定時間ごとに自車位置が検出される。なお、GPS信号に基づいて自車両の高度を求めることもできる。
The
表示モニタ15は、ナビゲーション装置1において様々な画面表示を行うための装置であり、液晶ディスプレイ等を用いて構成される。この表示モニタ15により、地図画面の表示などが行われる。表示モニタ15に表示される画面の内容は、制御部10が行う画面表示制御によって決定される。表示モニタ15は、たとえば自車両のダッシュボード上やインストルメントパネル内など、ユーザが見やすいような位置に設置されている。
The
入力装置16は、ナビゲーション装置1を動作させるための様々な入力操作をユーザが行うための装置であり、各種の入力スイッチ類を有している。ユーザは、入力装置16を操作することにより、たとえば、目的地に設定したい施設や地点の名称等を入力したり、予め登録された登録地の中から目的地を選択したり、地図を任意の方向にスクロールしたりすることができる。この入力装置16は、操作パネルやリモコンなどによって実現することができる。あるいは、入力装置16を表示モニタ15と一体化されたタッチパネルとしてもよい。
The
ユーザが入力装置16を操作して目的地を設定すると、ナビゲーション装置1は、前述のようにして検出された自車位置を出発地として、前述の経路計算データに基づいて所定のアルゴリズムの演算によるルート探索処理を行う。このルート探索処理により、出発地から目的地まで至る推奨経路が探索されると、探索された推奨経路にしたがってルート案内が行われ、自車両が目的地まで誘導される。
When the user operates the
次に、制御部10における勾配推定部100の詳細について説明する。図2は、勾配推定部100の機能ブロック図である。勾配推定部100は、車両情報取得部101、高度情報取得部102、走行地点情報取得部103、第一勾配推定部104、第二勾配推定部105、選択部106および記憶部107の各機能ブロックを有している。
Next, the detail of the
車両情報取得部101は、勾配推定を行うために必要な車両情報を取得する。車両情報取得部101によって取得される車両情報には、自車両の駆動トルク(トルク)、走行速度(車速)、重量(車重)などが含まれる。トルクと車速の情報は、前述のように自車両のエンジン制御装置や車速センサからCANを介して所定時間ごとに取得することができる。一方、車重の情報は、自車両において予め設定された情報として取得することができる。あるいは、他の方法で車重の情報を取得してもよい。たとえば、走行中の自車両の挙動に基づいて車重を推測したり、道路上などに設置された車重計測装置から送信される計測信号を受信したりしてもよい。車両情報取得部101によって取得されたこれらの車両情報は、第一勾配推定部104へ出力される。
The vehicle
高度情報取得部102は、自車両の走行地点の高度に関する高度情報として、気圧センサ12から出力される気圧信号とGPS受信部14から出力されるGPS信号とを取得する。これらの高度情報に基づいて、自車両の走行地点の高度が推定される。すなわち、気圧信号が表す大気圧と、GPS信号に基づいて算出されるGPS衛星からの距離とに基づいて、走行地点の高度を求めることができる。なお、気圧信号とGPS信号のいずれか一方のみを高度情報として取得してもよい。あるいは、これ以外の情報を高度情報として取得してもよい。たとえば、地図データにおいて各地点の高度を記録しておき、これに基づいて走行地点に対応する高度情報を取得してもよい。高度情報取得部102によって取得された高度情報は、第二勾配推定部105へ出力される。
The altitude
走行地点情報取得部103は、HDD13に記録されている地図データに基づいて、自車両の走行地点の様子を表す走行地点情報を取得する。たとえば、自車両が道路上を走行している場合は、そのときの走行地点すなわち自車位置を表す情報と共に、その道路の種類や形状などの情報が走行地点情報として取得される。また、自車両が道路から外れて何らかの施設内にいるような場合は、そのときの走行地点すなわち自車位置を表す情報と共に、その施設の種類や名称などに関する情報が走行地点情報として取得される。走行地点情報取得部103によって取得されたこれらの走行地点情報は、第二勾配推定部105へ出力される。
The travel point
第一勾配推定部104は、車両情報取得部101から出力された車両情報に基づいて、自車両の走行地点の勾配を推定するための演算を行う。すなわち、車両情報に含まれる自車両のトルクおよび車重に基づいて自車両の加速度を推定し、その加速度に対する車速の変化から自車両の走行地点の勾配を推定する。このとき、道路の走行抵抗や車重などを考慮に入れることが好ましい。
Based on the vehicle information output from the vehicle
なお、車両情報取得部101において、自車両におけるブレーキングの強さは車両情報として取得されない。したがって、第一勾配推定部104によって行われる車両情報に基づいた勾配の推定では、ブレーキングによる自車両の減速分を考慮に入れることができない。すなわち、ブレーキング中の勾配については、第一勾配推定部104において正しく推定することができない。
In the vehicle
第二勾配推定部105は、高度情報取得部102からの高度情報や、走行地点情報取得部103からの走行地点情報、記憶部107に記憶されている過去の勾配履歴などに基づいて、自車両の走行地点の勾配を推定するための演算を行う。このように、第二勾配推定部105において、車両情報以外の情報に基づいて、第一勾配推定部104とは別の方法により勾配推定を行うことで、自車両の挙動に関わらず走行地点の勾配を推定することができる。すなわち、ブレーキング中であっても正しい勾配を推定できる。なお、第二勾配推定部105による具体的な勾配推定の方法は、後で図3および4のフローチャートにより詳しく説明する。
The second
選択部106は、自車両のブレーキ制御装置からCANを介して送信されるブレーキ情報に基づいて、ブレーキのオン/オフ状態に応じたスイッチ切替動作を行う。ブレーキがオフである場合、すなわち車両のブレーキが運転者によって操作されていないときに、選択部106は、第一勾配推定部104を選択するようにスイッチを切り替える。他方、ブレーキがオンである場合、すなわち車両のブレーキが運転者によって操作されたときに、選択部106は、第二勾配推定部105を選択するようにスイッチを切り替える。こうして第一勾配推定部104または第二勾配推定部105のいずれか一方が選択部106により選択されると、選択された方において推定された走行地点の勾配の値が記憶部107へ出力される。
The
記憶部107は、選択部106の選択結果に応じて、第一勾配推定部104または第二勾配推定部105による勾配の推定結果を勾配履歴として記憶する。このとき、推定された勾配値と、その勾配値に対応する走行地点とを互いに関連付けて記憶しておく。これにより、過去に一度でも勾配を推定したことのある地点であれば、その地点における勾配値を記憶部107に記憶された勾配履歴の中から検索できるようにしておく。なお、記憶部107は、フラッシュメモリ等を用いて実現することができる。あるいは、HDD13の記憶領域の一部を記憶部107として利用してもよい。
The
以上説明したような各機能ブロックが行う動作により、勾配推定部100において、自車両の走行地点の勾配が推定される。この推定結果は、CANを介した通信により、勾配情報として制御部10から外部へ出力され、自車両における各種制御、たとえば変速制御や駆動制御などに用いられる。
By the operation performed by each functional block as described above, the
次に、勾配推定部100により行われる勾配推定処理について説明する。図3は、勾配推定処理のフローチャートである。このフローチャートに従って勾配推定処理が行われることにより、自車両の走行地点の勾配が制御部10(勾配推定部100)において推定される。
Next, the gradient estimation process performed by the
ステップS10において、勾配推定部100は、自車両の走行地点に関する走行地点情報を取得する。この走行地点情報は、前述のように自車両の走行地点と共に、その走行地点に対応する道路や施設の種類、形状、名称などを表している。走行地点情報の取得は、HDD13に記録されている地図データに基づいて、走行地点情報取得部103により行われる。
In step S10, the
ステップS20において、勾配推定部100は、自車両が立体駐車場に進入したか否かを判定する。ここでいう立体駐車場は、階層構造を有しており、自車両がその内部を上下方向に立体的に移動可能な駐車場を表している。典型的には、入口から上階へ向かって昇っていくタイプのものと、入口から地下へ向かって下っていくタイプのものとが判定対象の立体駐車場に含まれる。この立体駐車場への進入判定は、ステップS10で取得した走行地点情報に基づいて行われる。すなわち、取得した走行地点情報において、自車両の位置が道路上から立体駐車場内に移動したことが示されている場合は、自車両が立体駐車場へ進入したと判定する。それ以外の場合は、自車両が立体駐車場へ進入していないと判定する。
In step S20, the
上記のような立体駐車場への進入判定により、自車両が立体駐車場に進入したと判定された場合は、ステップS30へ進み、進入フラグの設定を行う。この進入フラグは、自車両が立体駐車場に進入していることを示すためのフラグ情報であり、勾配推定部100において内部的に設定されるものである。ステップS30において進入フラグを設定したら、勾配推定部100は次のステップS40へ進む。一方、ステップS20において自車両が立体駐車場に進入していないと判定された場合、勾配推定部100はステップS30を実行せずにステップS40へ進む。
When it is determined that the host vehicle has entered the multi-story parking lot as a result of the entry determination to the multi-story parking lot as described above, the process proceeds to step S30, and an entry flag is set. This approach flag is flag information for indicating that the host vehicle has entered the multistory parking lot, and is set internally in the
ステップS40において、勾配推定部100は、自車両のブレーキがオンであるか否かを判定する。この判定は、前述のように自車両のブレーキ制御装置からCANを介して送信されるブレーキ情報に基づいて行われる。ブレーキがオンである場合はステップS50へ進み、オフである場合はステップS70へ進む。
In step S40, the
ステップS50において、勾配推定部100は、ブレーキ前の勾配が所定値以上であったか否かを判定する。この判定は、ステップS40においてブレーキがオンであると判定される直前に推定されて記憶部107に記憶された勾配値に基づいて行われる。この勾配値が所定値、たとえば2°以上である場合はステップS60へ進み、所定値未満であればステップS70へ進む。
In step S50, the
ステップS60において、勾配推定部100は、ブレーキ中の勾配を推定するためのブレーキ中勾配推定処理を実行する。この処理は、勾配推定部100において第二勾配推定部105により実行される。ブレーキ中勾配推定処理の具体的な内容は、後で図4のフローチャートにより詳しく説明する。なお、ステップS60を実行する場合、選択部106において、前述したとおり第二勾配推定部105を選択するようにスイッチの切替が行われる。ステップS60を実行したらステップS80へ進む。
In step S60, the
ステップS70において、勾配推定部100は、車両情報取得部101において取得された車両情報に基づく勾配推定を行う。すなわち、前述のように車両情報に含まれる自車両のトルクおよび車重に基づいて自車両の加速度を推定し、その加速度に対する車速の変化から自車両の走行地点の勾配を推定する。この処理は、勾配推定部100において第一勾配推定部104により実行される。なお、ステップS70を実行する場合、選択部106において、前述したとおり第一勾配推定部104を選択するようにスイッチの切替が行われる。ステップS70を実行したらステップS80へ進む。
In step S <b> 70, the
ステップS80において、勾配推定部100は、進入フラグの設定があるか否かを判定する。この進入フラグの設定は、前述のとおりステップS20において自車両が立体駐車場に進入したと判定されたときに、ステップS30において行われるものである。進入フラグが設定されている場合はステップS90へ進み、設定されていない場合はステップS120へ進む。
In step S80, the
ステップS90において、勾配推定部100は、ステップS60またはS70のいずれかによる勾配の推定結果を、立体駐車場へ進入する際の勾配値である進入勾配値として、記憶部107に記憶する。これにより、ステップS20で自車両が立体駐車場に進入したと判定されると、そのときに第一勾配推定部104または第二勾配推定部105のいずれかによって推定された走行地点の勾配が、進入勾配値として記憶部107により記憶される。なお、この進入勾配値の記憶は、前述したように走行地点と関連付けて行われる。すなわち、自車両が立体駐車場に進入しているときには、その立体駐車場内における自車両の位置ごとに進入勾配値が記憶される。
In step S90, the
ステップS100において、勾配推定部100は、自車両が立体駐車場への進入を完了したか否かを判定する。この判定は、たとえば、自車両が駐車を完了したか否かを判定することによって行われる。すなわち、自車両が駐車を完了した場合は、立体駐車場への進入を完了したと判定してステップS110へ進み、進入フラグの設定を解除する。ステップS110を実行したら、勾配推定部100はステップS10へ戻る。一方、自車両がまだ駐車を完了していない場合は、立体駐車場への進入も未完了であると判定し、ステップS110を実行せずにステップS10へ戻る。なお、自車両が駐車を完了したか否かの判定は、たとえば、自車両のシフトレバーが「P」の位置に操作されたことを検出するなどの方法によって行うことができる。
In step S100, the
一方、ステップS80で進入フラグが設定されていないと判定してステップS120へ進んだ場合、ステップS120において、勾配推定部100は、ステップS60またはS70のいずれかによる勾配の推定結果を、通常の勾配値として記憶部107に記憶する。この勾配値の記憶も、ステップS90における進入勾配値と同様に、自車両の走行地点と関連付けて行われる。これにより、過去に推定された勾配値とその勾配値に対応する走行地点とを互いに関連付けた勾配履歴が記憶部107において記憶される。ステップS120を実行したら、勾配推定部100はステップS10へ戻る。
On the other hand, if it is determined in step S80 that the approach flag is not set and the process proceeds to step S120, the
なお、上記ステップS120において、既に勾配履歴が記録されている地点を自車両が再度走行し、新たに勾配値が推定された場合は、その勾配値に基づいて勾配履歴の内容を逐次更新することが好ましい。たとえば、これまでに推定された各勾配値の平均値や中央値等を用いて勾配履歴を更新することができる。 In step S120, when the vehicle travels again at a point where the gradient history is already recorded and a new gradient value is estimated, the content of the gradient history is sequentially updated based on the gradient value. Is preferred. For example, the gradient history can be updated using the average value or median value of the gradient values estimated so far.
勾配推定部100では、以上説明したような勾配推定処理が所定時間ごとに行われる。これにより、選択部106によって選択された第一勾配推定部104または第二勾配推定部105を用いて、自車両の走行地点の勾配が推定される。
In the
次に、図3のステップS60で実行されるブレーキ中勾配推定処理の内容について説明する。図4は、ブレーキ中勾配推定処理のフローチャートである。このフローチャートは、勾配推定部100において第二勾配推定部105により実行されるものである。
Next, the content of the brake gradient estimation process executed in step S60 of FIG. 3 will be described. FIG. 4 is a flowchart of the brake gradient estimation process. This flowchart is executed by the second
ステップS210において、第二勾配推定部105は、図3のステップS10で取得した走行地点情報および記憶部107に記憶されている勾配履歴に基づいて、現在の自車両の走行地点が過去の走行地点と一致するか否かを判定する。この判定は、自車両の走行地点に対応する勾配値が記憶部107の勾配履歴において記憶されているか否かを判定することによって行われる。すなわち、過去に実行された図3のステップS120の処理により、その走行地点に対応する勾配値が記憶部107において勾配履歴として記憶されている場合は、現在の自車両の走行地点が過去の走行地点と一致すると判定してステップS220へ進む。一方、走行地点に対応する勾配値が記憶部107において勾配履歴として記憶されていない場合は、現在の自車両の走行地点が過去の走行地点と一致していないと判定してステップS230へ進む。
In step S210, the second
ステップS220において、第二勾配推定部105は、自車両の走行地点に対応する勾配値を記憶部107から読み出す。すなわち、記憶部107において記憶されている勾配履歴の中から、自車両の走行地点に関連付けられた勾配値を検索し、これを記憶部107より読み出す。こうして読み出した勾配値は、当該走行地点における勾配の推定結果として用いられる。
In step S <b> 220, the second
現在の自車両の走行地点が過去の走行地点と一致する場合は、上記のようにしてステップS220の処理が実行されることにより、予め記憶部107に記憶された勾配履歴に基づいて、その走行地点の勾配が推定される。ステップS220を実行したら、第二勾配推定部105はブレーキ中勾配推定処理を終了し、図3のステップS80へ進む。
If the current travel point of the host vehicle matches the past travel point, the process of step S220 is executed as described above, so that the travel based on the gradient history stored in advance in the
ステップS230において、第二勾配推定部105は、図3のステップS10で取得した走行地点情報に基づいて、自車両が立体駐車場内を走行中であるか否かを判定する。立体駐車場内を走行中である場合、すなわち自車両が立体駐車場内にいることを示す情報が取得した走行地点情報の中に含まれていた場合はステップS240へ進み、そうでない場合はステップS270へ進む。
In step S230, the second
ステップS240において、第二勾配推定部105は、自車両が立体駐車場から退出中であるか否かを判定する。この判定は、たとえば、前述の進入フラグが設定されているか否かによって行うことができる。すなわち、図3のステップS110による進入フラグの解除がまだ行われておらず、進入フラグが設定された状態のままである場合は、自車両が立体駐車場内へ進入中であり、退出中ではないと判定する。この場合、ステップS270へ進む。一方、設定された進入フラグが図3のステップS110において既に解除されている場合は、自車両が立体駐車場から退出中であると判定する。この場合、ステップS250へ進む。なお、上記で説明した以外の方法によって自車両が立体駐車場から退出中であるか否かを判定してもよい。たとえば、立体駐車場内における自車両の走行軌跡に基づいて判定したり、立体駐車場に設けられた出口ゲートの通過を検出することで判定したりしてもよい。
In step S240, the second
ステップS250において、第二勾配推定部105は、図3のステップS90で記憶された進入勾配値を記憶部107から読み出す。ここでは、当該立体駐車場について記憶部107に記憶されている進入勾配値のうち、その立体駐車場内における自車両の位置に対応する進入勾配値を読み出すようにする。
In step S250, the second
ステップS260において、第二勾配推定部105は、ステップS250で記憶部107から読み出した進入勾配値に基づいて、自車両が当該立体駐車場から退出するときの勾配値である退出勾配値を算出する。すなわち、立体駐車場からの退出時は、進入時とは反対向きに自車両が走行していると考えられるため、読み出した進入勾配値の符号を反転させることにより、退出勾配値を算出する。
In step S260, the second
自車両が立体駐車場から退出する場合は、上記のようにしてステップS250およびS260の処理が実行されることにより、記憶部107に予め記憶された進入勾配値に基づいて、自車両の走行地点の勾配としての退出勾配値が推定される。ステップS260を実行したら、第二勾配推定部105はブレーキ中勾配推定処理を終了し、図3のステップS80へ進む。
When the host vehicle leaves the multistory parking lot, the processing of steps S250 and S260 is performed as described above, so that the travel point of the host vehicle is based on the approach gradient value stored in advance in the
ステップS270において、第二勾配推定部105は、図3のステップS10で取得した走行地点情報に基づいて、自車両の走行地点付近におけるマップマッチングの精度が所定の基準を満たすか否かを判定する。この判定は、たとえば、自車両の走行地点を含む道路区間の形状に基づいて行うことができる。すなわち、自車両の走行地点付近の道路区間がマップマッチングに適した形状、たとえばカーブやクランク状の特徴的な形状を有する場合には、マップマッチングの精度が所定の基準を満たすと判定する。この場合、ステップS280へ進む。一方、自車両の走行地点付近の道路区間が直線状などのマップマッチングが困難な形状である場合は、マップマッチングの精度が所定の基準を満たさないと判定する。この場合、ステップS320へ進む。
In step S270, the second
なお、上述した以外の方法によりステップS270の判定を行ってもよい。たとえば、GPS信号の受信状態、道路上の特定の位置において車両に送信される情報(ビーコンからのVICS情報、ETC(Electronic Toll Collection System)の料金所アンテナからの送信情報等)の受信状態、車載カメラによる撮像画像などに基づいて、自車両の走行地点付近におけるマップマッチングの精度を判断し、ステップS270の判定を行うことができる。 Note that the determination in step S270 may be performed by methods other than those described above. For example, the reception state of GPS signals, the reception state of information transmitted to a vehicle at a specific position on the road (VICS information from a beacon, transmission information from a toll gate antenna of ETC (Electronic Toll Collection System), etc. Based on the image captured by the camera or the like, the accuracy of map matching in the vicinity of the traveling point of the host vehicle can be determined, and the determination in step S270 can be performed.
ステップS280において、第二勾配推定部105は、自車両の車速に基づく実走行距離を算出する。すなわち、車両情報取得部101により車両情報の一部として取得された自車両の車速に基づいて、所定の道路区間を走行したときの自車両の実走行距離を算出する。なお、ここで実走行距離の算出対象とする道路区間は、ステップS270においてマップマッチング精度が基準を満たすと判定された道路区間と一致するか、少なくとも当該道路区間に含まれていることが好ましい。
In step S280, the second
ステップS290において、第二勾配推定部105は、ステップS280で実走行距離を算出した道路区間について、地図上の走行距離を算出する。ここでは、HDD13に記録されている地図データに基づいて、当該道路区間の地図上の距離、すなわち当該道路区間に対応するリンクの長さを求めることにより、地図上の走行距離を算出する。
In step S290, the second
ステップS300において、第二勾配推定部105は、実走行距離と地図上の走行距離との間における距離差を算出する。ここでは、ステップS280で算出した実走行距離と、ステップS290で算出した地図上の走行距離との差分を求めることで、これらの距離差を算出することができる。
In step S300, the second
ステップS310において、第二勾配推定部105は、ステップS300で算出した距離差に基づいて、自車両の走行地点における勾配値を算出する。すなわち、ステップS290で算出した地図上の走行距離は、勾配が0であるときの理論的な走行距離を表しているため、これと実走行距離との差から、走行地点における実際の勾配値を求めることができる。具体的には、実走行距離をR1、地図上の走行距離をR2、勾配値をθとすると、以下の式(1)により勾配値θを求めることができる。
θ=cos−1(R1/R2) ・・・(1)
In step S310, the second
θ = cos −1 (R1 / R2) (1)
自車両の走行地点付近におけるマップマッチングの精度が所定の基準を満たす場合は、上記のようにしてステップS280〜S310の処理が実行されることにより、HDD13に予め記憶された地図データに基づいて、自車両の走行地点の勾配が推定される。ステップS310を実行したら、第二勾配推定部105はブレーキ中勾配推定処理を終了し、図3のステップS80へ進む。
When the accuracy of the map matching in the vicinity of the traveling point of the host vehicle satisfies a predetermined standard, the processing of steps S280 to S310 is executed as described above, and based on the map data stored in advance in the
ステップS320において、第二勾配推定部105は、高度情報取得部102によって高精度の高度情報を取得可能であるか否かを判定する。この判定は、たとえば、高度情報として取得された気圧センサ12からの気圧信号やGPS受信部14からのGPS信号の精度が所定の水準を満たすか否かを判断することによって行われる。すなわち、気圧信号によって示された大気圧の変動が自車両の運動状態に応じた所定の範囲内である場合や、GPS信号を安定的に受信可能な状況である場合は、高精度の高度情報を取得可能であると判定してステップS330へ進む。一方、気圧信号によって示された大気圧の変動が所定範囲を超える場合や、GPS信号が受信可能でない状況、たとえばトンネル内や屋内を自車両が走行しているような状況の場合には、高精度の高度情報を取得可能でないと判定してステップS340へ進む。なお、これ以外の方法により高精度の高度情報を取得可能であるか否かを判定することとしてもよい。
In step S320, the second
ステップS330において、第二勾配推定部105は、高度情報取得部102により取得された高度情報に基づいて、自車両の走行地点における勾配値を算出する。すなわち、所定時間内における自車両の高度変化量を高度情報から求め、その高度変化量と自車両の走行距離との関係から、自車両の走行地点における勾配値を算出する。
In step S330, the second
高精度の高度情報を取得可能である場合は、上記のようにしてステップS330の処理が実行されることにより、取得された高度情報に基づいて自車両の走行地点の高度が求められ、これに基づいて自車両の走行地点の勾配が推定される。ステップS330を実行したら、第二勾配推定部105はブレーキ中勾配推定処理を終了し、図3のステップS80へ進む。
If high-accuracy altitude information can be acquired, the process of step S330 is performed as described above, and the altitude of the traveling point of the host vehicle is obtained based on the acquired altitude information. Based on this, the gradient of the traveling point of the host vehicle is estimated. If step S330 is performed, the 2nd
ステップS340において、第二勾配推定部105は、ブレーキ前勾配値、すなわち図3のステップS40でブレーキがオンであると判定される直前の勾配値を、記憶部107から読み出す。なお、ここで読み出されるブレーキ前勾配値は、ステップS40でブレーキがオンであると判定される直前に、図3のステップS70において第一勾配推定部104により推定され、ステップS90またはS120において記憶部107に記憶された勾配値である。こうして読み出したブレーキ前勾配値は、当該走行地点における勾配の推定結果として用いられる。
In step S340, the second
前述のステップS210〜S330で説明したようないずれの方法でも走行地点の勾配が推定できないような場合は、ステップS340の処理が実行されることにより、予め記憶部107に記憶されたブレーキ前勾配値に基づいて、その走行地点の勾配が推定される。ステップS340を実行したら、第二勾配推定部105はブレーキ中勾配推定処理を終了し、図3のステップS80へ進む。
If the gradient of the travel point cannot be estimated by any of the methods described in steps S210 to S330 described above, the pre-brake gradient value stored in the
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果を奏する。 According to the embodiment described above, the following operational effects are obtained.
(1)ナビゲーション装置1は、勾配推定部100において、第一勾配推定部104により自車両の走行地点の勾配を推定すると共に、第一勾配推定部104とは異なる方法で、第二勾配推定部105により自車両の走行地点の勾配を推定する。そして、自車両のブレーキが運転者によって操作されたか否かを判定し、その判定結果に応じて、選択部106により、第一勾配推定部104または第二勾配推定部105のいずれかを選択する。すなわち、自車両のブレーキが操作されていないと判定されたときには第一勾配推定部104を選択し、自車両のブレーキが操作されたと判定されたときには第二勾配推定部105を選択する。こうして選択された第一勾配推定部104または第二勾配推定部105を用いて、自車両の走行地点の勾配を推定することとした。このようにしたので、自車両がブレーキング中であっても正しい勾配を推定できる。
(1) The
(2)勾配推定部100において、車両情報取得部101は、自車両の駆動トルク、走行速度および重量を少なくとも含む車両情報を取得する。第一勾配推定部104は、こうして車両情報取得部101により取得された車両情報に基づいて、自車両の走行地点の勾配を推定する。一方、第二勾配推定部105は、この車両情報以外の情報に基づいて、自車両の走行地点の勾配を推定する。このようにしたので、自車両がブレーキング中でないときの勾配とブレーキング中の勾配とをそれぞれ正確に推定することができる。
(2) In the
(3)第二勾配推定部105は、車両情報以外の情報として、自車両の走行地点の高度、予め記憶された勾配値、および予め記憶された地図データのいずれか少なくとも一つに基づいて、自車両の走行地点の勾配を推定することができる。したがって、状況に応じて最適な方法を用いて、自車両がブレーキング中の勾配を推定することができる。 (3) Based on at least one of the altitude of the traveling point of the host vehicle, a prestored gradient value, and prestored map data as information other than the vehicle information, The gradient of the traveling point of the host vehicle can be estimated. Therefore, it is possible to estimate the gradient during braking of the host vehicle using an optimum method according to the situation.
(4)自車両の走行地点の高度に基づく勾配推定において、第二勾配推定部105は、高度情報取得部102により取得された高度情報に基づいて、自車両の走行地点の勾配を推定する(ステップS330)。このようにしたので、自車両の走行地点の高度に基づいてブレーキング中の勾配を正確に推定することができる。
(4) In the gradient estimation based on the altitude of the traveling point of the host vehicle, the second
(5)予め記憶された勾配値に基づく勾配推定において、勾配推定部100は、自車両が立体駐車場に進入したか否かを判定し(ステップS20)、進入したと判定されたときに、ステップS70で第一勾配推定部104により推定された勾配、またはステップS60で第二勾配推定部105により推定された勾配を、進入勾配値として記憶部107に記憶する(ステップS90)。そして、第二勾配推定部105により、自車両が当該立体駐車場から退出中であるか否かを判定し(ステップS240)、退出中であると判定されたときに、ステップS90で記憶部107に記憶された進入勾配値に基づいて、自車両の走行地点の勾配を推定する(ステップS250、S260)。このようにしたので、自車両が立体駐車場を退出する際のブレーキング中の勾配を正確に推定することができる。
(5) In the gradient estimation based on the gradient value stored in advance, the
(6)予め記憶された地図データに基づく勾配推定において、第二勾配推定部105は、所定の道路区間における自車両の実走行距離を算出し(ステップS280)、さらに、予め記憶された地図データに基づいて当該道路区間における自車両の地図上の走行距離を算出する(ステップS290)。こうして算出された実走行距離と地図上の走行距離との差分を算出し(ステップS300)、この差分に基づいて、自車両の走行地点の勾配を推定する(ステップS310)。このようにしたので、実走行距離と地図上の走行距離との間に差がある場合に、自車両がブレーキング中の勾配を正確に推定することができる。
(6) In the gradient estimation based on the map data stored in advance, the second
(7)なお、上記(6)の勾配推定を行う場合、第二勾配推定部105は、自車両の走行地点を少なくとも含む道路区間に対してマップマッチング精度が所定の基準を満たすか否かを判定する(ステップS270)。この判定によってマップマッチング精度が基準を満たすと判定された道路区間について、ステップS280およびS290において実走行距離および地図上の走行距離をそれぞれ算出して、自車両の走行地点の勾配を推定するようにした。このようにしたので、マップマッチング精度が低いために自車両の地図上の走行距離が正しく算出できないような状況において、不正確な勾配値が誤って求められてしまうのを防ぐことができる。
(7) When performing the gradient estimation of (6) above, the second
(8)また、予め記憶された勾配値に基づく勾配推定において、勾配推定部100は、第一勾配推定部104または第二勾配推定部105により過去に推定された勾配とその勾配に対応する走行地点とを互いに関連付けた勾配履歴を記憶部107に記憶する(ステップS120)。そして、第二勾配推定部105により、記憶部107に記憶された勾配履歴に基づいて、現在の走行地点が過去の走行地点と一致するか否かを判定し(ステップS210)、一致すると判定されたときに、その勾配履歴に基づいて、自車両の走行地点の勾配を推定する(ステップS220)。このようにしたので、過去に自車両が走行したことのある場所においてブレーキング中の勾配を正確に推定することができる。
(8) Further, in the gradient estimation based on the gradient value stored in advance, the
(9)さらに、予め記憶された勾配値に基づく勾配推定において、勾配推定部100は、ステップS40で自車両のブレーキが操作されたと判定される直前に第一勾配推定部104により推定された勾配を、ブレーキ前勾配値として記憶部107に記憶する(ステップS90、S120)。そして、第二勾配推定部105により、ステップS90またはS120で記憶部107に記憶されたブレーキ前勾配値に基づいて、自車両の走行地点の勾配を推定する(ステップS340)。このようにしたので、上記(4)〜(8)のような勾配推定方法を用いることができない状況であっても、自車両がブレーキング中の勾配を正確に推定することができる。
(9) Furthermore, in the gradient estimation based on the gradient value stored in advance, the
なお、以上説明した実施の形態では、上記(4)〜(9)で説明したいずれかの勾配推定方法を用いて、自車両がブレーキング中の勾配を推定することとした。すなわち、第二勾配推定部105において、高度情報取得部102により取得された高度情報、予め記憶部107に記憶された進入勾配値、実走行距離と地図上の走行距離との差分、予め記憶部107に記憶された勾配履歴、または予め記憶部107に記憶されたブレーキ前勾配値のいずれか少なくとも一つを勾配推定用情報として選択し、これに基づいて自車両の走行地点の勾配を推定するようにした。しかし、本発明では、これらの勾配推定方法を必ずしも全て適用する必要はなく、いずれか一つ以上の任意の勾配推定方法を選択的に適用してもよい。
In the embodiment described above, the vehicle's own vehicle is estimated to have a braking gradient using any one of the gradient estimation methods described in (4) to (9) above. That is, in the second
上記のように任意の勾配推定方法を選択的に適用する場合は、図3および4のフローチャートにおいて、適用外とした勾配推定方法に対応する処理を省略することができる。たとえば、(4)で述べた高度情報に基づく勾配推定方法を適用しない場合は、図4のフローチャートにおいて、ステップS320およびS330の各処理を省略することができる。また、(5)で述べた進入勾配値に基づく勾配推定方法を適用しない場合は、図3のフローチャートにおいて、ステップS20、S30、S80〜S110の各処理を省略できると共に、図4のフローチャートにおいて、ステップS230〜S260の各処理を省略することができる。これ以外の場合であっても同様に、適用外とした勾配推定方法に対応する処理を省略することができる。 When an arbitrary gradient estimation method is selectively applied as described above, the processing corresponding to the gradient estimation method that is not applicable in the flowcharts of FIGS. 3 and 4 can be omitted. For example, when the gradient estimation method based on altitude information described in (4) is not applied, the processes of steps S320 and S330 can be omitted in the flowchart of FIG. Further, when the gradient estimation method based on the approach gradient value described in (5) is not applied, in the flowchart of FIG. 3, each process of steps S20, S30, and S80 to S110 can be omitted, and in the flowchart of FIG. Each process of steps S230 to S260 can be omitted. Even in other cases, the processing corresponding to the gradient estimation method that is not applicable can be omitted.
あるいは、複数の勾配推定方法を同時に用いて勾配推定を行い、得られた複数の勾配値に基づいて、自車両がブレーキング中の勾配を推定することとしてもよい。すなわち、上記(4)〜(9)で説明した勾配推定方法のうち、そのときの状況に応じて適用可能な一つまたは複数の勾配推定方法を選択し、それぞれの方法に従って勾配推定方法を行う。こうして推定された各勾配値の統計値、たとえば平均値や中央値などを用いて、自車両がブレーキング中の勾配を推定することができる。 Alternatively, gradient estimation may be performed by simultaneously using a plurality of gradient estimation methods, and the vehicle may estimate the gradient during braking based on the obtained plurality of gradient values. That is, among the gradient estimation methods described in (4) to (9) above, one or more applicable gradient estimation methods are selected according to the situation at that time, and the gradient estimation method is performed according to each method. . Using the statistical values of the respective gradient values thus estimated, for example, the average value and the median value, the gradient during which the host vehicle is braking can be estimated.
また、以上説明した実施の形態では、自車両の走行地点に対応する勾配値が記憶部107の勾配履歴において記録されていれば、ステップS210で現在の自車両の走行地点が過去の走行地点と一致すると判定し、その勾配値をステップS220で読み出すこととした。すなわち、過去に一度でも勾配値が推定された地点であれば、その勾配値を用いて自車両がブレーキング中の勾配を推定することとした。しかし、これを所定回数以上、たとえば10回以上勾配値の推定が行われた地点に限って行うこととしてもよい。
In the embodiment described above, if the gradient value corresponding to the traveling point of the host vehicle is recorded in the gradient history of the
以上説明した実施の形態において、自車両に対して垂直方向に加わる加速度を加速度センサにより検出し、その検出値に基づいてブレーキング中の勾配を推定するようにしてもよい。このようにすれば、ブレーキングによって自車両に生じる減速度の大きさに関わらず、勾配の大きさに応じた重力加速度を加速度センサによって検出し、ブレーキング中の勾配を推定することができる。 In the embodiment described above, acceleration applied to the host vehicle in the vertical direction may be detected by an acceleration sensor, and the gradient during braking may be estimated based on the detected value. In this way, regardless of the magnitude of deceleration generated in the host vehicle due to braking, the acceleration during gravity according to the magnitude of the gradient can be detected by the acceleration sensor, and the gradient during braking can be estimated.
上記実施の形態では、本発明による勾配推定をナビゲーション装置1において実現する例を説明したが、ナビゲーション装置以外の車載装置を用いてこれを実現してもよい。あるいは、ナビゲーション装置とは別個に設けられた勾配推定装置や情報端末を用いてこれを行ってもよい。
In the above embodiment, the example in which the gradient estimation according to the present invention is realized in the
以上説明した実施の形態や各種の変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。 The embodiment and various modifications described above are merely examples, and the present invention is not limited to these contents as long as the features of the invention are not impaired.
1:ナビゲーション装置、10:制御部、11:振動ジャイロ、12:気圧センサ、
13:HDD、14:GPS受信部、15:表示モニタ、16:入力装置、
100:勾配推定部、101:車両情報取得部、102:高度情報取得部、
103:走行地点情報取得部、104:第一勾配推定部、105:第二勾配推定部、
106:選択部、107:記憶部
1: navigation device, 10: control unit, 11: vibration gyro, 12: barometric pressure sensor,
13: HDD, 14: GPS receiver, 15: display monitor, 16: input device,
100: Gradient estimation unit, 101: Vehicle information acquisition unit, 102: Altitude information acquisition unit,
103: traveling point information acquisition unit, 104: first gradient estimation unit, 105: second gradient estimation unit,
106: Selection unit, 107: Storage unit
Claims (14)
前記第一の推定方法とは異なる第二の推定方法により前記走行地点の勾配を推定する第二勾配推定手段と、
前記車両のブレーキが運転者によって操作されたか否かを判定するブレーキ判定手段と、
前記ブレーキ判定手段により前記車両のブレーキが操作されていないと判定されたときには前記第一勾配推定手段を選択し、前記ブレーキ判定手段により前記車両のブレーキが操作されたと判定されたときには前記第二勾配推定手段を選択する推定方法選択手段とを備え、
前記選択手段により選択された前記第一勾配推定手段または前記第二勾配推定手段を用いて、前記走行地点の勾配を推定することを特徴とする車載勾配推定装置。 First gradient estimating means for estimating the gradient of the travel point of the vehicle by the first estimation method;
Second gradient estimating means for estimating a gradient of the travel point by a second estimation method different from the first estimation method;
Brake determining means for determining whether the brake of the vehicle is operated by a driver;
The first gradient estimating unit is selected when the brake determining unit determines that the vehicle brake is not operated, and the second gradient is selected when the brake determining unit determines that the vehicle brake is operated. An estimation method selection means for selecting an estimation means,
A vehicle-mounted gradient estimation device that estimates the gradient of the travel point using the first gradient estimation unit or the second gradient estimation unit selected by the selection unit.
前記車両の駆動トルク、走行速度および重量を少なくとも含む車両情報を取得する車両情報取得手段をさらに備え、
前記第一勾配推定手段は、前記車両情報取得手段により取得された前記車両情報に基づいて前記走行地点の勾配を推定し、
前記第二勾配推定手段は、前記車両情報以外の情報に基づいて前記走行地点の勾配を推定することを特徴とする車載勾配推定装置。 The in-vehicle gradient estimation device according to claim 1,
Vehicle information acquisition means for acquiring vehicle information including at least the driving torque, traveling speed and weight of the vehicle;
The first gradient estimation means estimates the gradient of the travel point based on the vehicle information acquired by the vehicle information acquisition means,
The on-vehicle gradient estimation device, wherein the second gradient estimation means estimates the gradient of the travel point based on information other than the vehicle information.
前記車両情報以外の情報は、前記走行地点の高度、予め記憶された勾配値、および予め記憶された地図データのいずれか少なくとも一つを含むことを特徴とする車載勾配推定装置。 In the in-vehicle gradient estimation device according to claim 2,
The information other than the vehicle information includes at least one of an altitude of the travel point, a prestored gradient value, and prestored map data.
前記走行地点の高度に関する高度情報を取得する高度情報取得手段をさらに備え、
前記第二勾配推定手段は、前記高度情報取得手段により取得された前記高度情報に基づいて、前記走行地点の勾配を推定することを特徴とする車載勾配推定装置。 In the vehicle-mounted gradient estimation apparatus as described in any one of Claims 1-3,
Altitude information acquisition means for acquiring altitude information related to the altitude of the travel point is further provided,
The in-vehicle gradient estimation device, wherein the second gradient estimation unit estimates a gradient of the travel point based on the altitude information acquired by the altitude information acquisition unit.
前記車両が立体駐車場に進入したか否かを判定する進入判定手段と、
前記進入判定手段により前記車両が立体駐車場に進入したと判定されたときに、前記第一勾配推定手段または前記第二勾配推定手段により推定された前記走行地点の勾配を進入勾配値として記憶する第一記憶手段と、
前記車両が前記立体駐車場から退出中であるか否かを判定する退出判定手段とをさらに備え、
前記第二勾配推定手段は、前記退出判定手段により前記車両が前記立体駐車場から退出中であると判定されたときに、前記第一記憶手段に記憶された前記進入勾配値に基づいて、前記走行地点の勾配を推定することを特徴とする車載勾配推定装置。 In the vehicle-mounted gradient estimation apparatus as described in any one of Claims 1-4,
Entry determination means for determining whether or not the vehicle has entered the multi-story parking lot;
When it is determined by the entry determination means that the vehicle has entered the multilevel parking garage, the gradient of the travel point estimated by the first gradient estimation means or the second gradient estimation means is stored as an entry gradient value. First storage means;
An exit determination means for determining whether or not the vehicle is leaving the multi-story parking lot;
The second gradient estimating means, when the exit determining means determines that the vehicle is leaving the multistory parking lot, based on the approach gradient value stored in the first storage means, A vehicle-mounted gradient estimation device that estimates a gradient of a travel point.
所定の道路区間における前記車両の実走行距離を算出する実走行距離算出手段と、
予め記憶された地図データに基づいて前記道路区間における前記車両の地図上の走行距離を算出する地図走行距離算出手段と、
前記実走行距離と前記地図上の走行距離との差分を算出する差分算出手段とをさらに備え、
前記第二勾配推定手段は、前記差分算出手段により算出された前記差分に基づいて、前記走行地点の勾配を推定することを特徴とする車載勾配推定装置。 In the vehicle-mounted gradient estimation apparatus as described in any one of Claims 1-5,
An actual mileage calculating means for calculating an actual mileage of the vehicle in a predetermined road section;
Map travel distance calculating means for calculating a travel distance on the map of the vehicle in the road section based on map data stored in advance;
A difference calculation means for calculating a difference between the actual travel distance and the travel distance on the map;
The on-vehicle gradient estimation device, wherein the second gradient estimation unit estimates a gradient of the travel point based on the difference calculated by the difference calculation unit.
前記走行地点を少なくとも含む道路区間に対してマップマッチング精度が所定の基準を満たすか否かを判定するマッチング精度判定手段をさらに備え、
前記実走行距離算出手段および前記地図走行距離算出手段は、前記マッチング精度判定手段により前記マップマッチング精度が前記基準を満たすと判定された道路区間について、前記実走行距離および前記地図上の走行距離をそれぞれ算出することを特徴とする車載勾配推定装置。 The in-vehicle gradient estimation device according to claim 6,
A matching accuracy determination means for determining whether map matching accuracy satisfies a predetermined standard for a road section including at least the travel point;
The actual travel distance calculating means and the map travel distance calculating means are configured to calculate the actual travel distance and the travel distance on the map for a road section determined by the matching accuracy determination means that the map matching accuracy satisfies the criterion. A vehicle-mounted gradient estimation device that calculates each of them.
前記第一勾配推定手段または前記第二勾配推定手段により過去に推定された勾配と該勾配に対応する走行地点とを互いに関連付けた勾配履歴を記憶する第二記憶手段と、
前記第二記憶手段に記憶された前記勾配履歴に基づいて、現在の走行地点が過去の走行地点と一致するか否かを判定する一致判定手段とをさらに備え、
前記第二勾配推定手段は、前記一致判定手段により現在の走行地点が過去の走行地点と一致すると判定されたときに、前記第二記憶手段に記憶された前記勾配履歴に基づいて、前記走行地点の勾配を推定することを特徴とする車載勾配推定装置。 In the vehicle-mounted gradient estimation apparatus as described in any one of Claims 1-7,
Second storage means for storing a gradient history in which the gradient estimated in the past by the first gradient estimation means or the second gradient estimation means and the travel point corresponding to the gradient are associated with each other;
A match determination means for determining whether the current travel point matches a past travel point based on the gradient history stored in the second storage means;
The second gradient estimating unit is configured to determine the travel point based on the gradient history stored in the second storage unit when the coincidence determining unit determines that the current travel point matches a past travel point. An in-vehicle gradient estimation device characterized by estimating the gradient of the vehicle.
前記ブレーキ判定手段により前記車両のブレーキが操作されたと判定される直前に前記第一勾配推定手段によって推定された前記走行地点の勾配をブレーキ前勾配値として記憶する第三記憶手段をさらに備え、
前記第二勾配推定手段は、前記第三記憶手段に記憶された前記ブレーキ前勾配値に基づいて、前記走行地点の勾配を推定することを特徴とする車載勾配推定装置。 In the vehicle-mounted gradient estimation apparatus as described in any one of Claims 1-8,
And further comprising third storage means for storing the gradient of the travel point estimated by the first gradient estimating means as a pre-brake gradient value immediately before the brake determining means determines that the brake of the vehicle has been operated.
The on-vehicle gradient estimation device, wherein the second gradient estimation unit estimates the gradient of the travel point based on the pre-brake gradient value stored in the third storage unit.
前記走行地点の高度に関する高度情報を取得する高度情報取得手段と、
前記車両が立体駐車場に進入したか否かを判定する進入判定手段と、
前記進入判定手段により前記車両が立体駐車場に進入したと判定されたときに、前記第一勾配推定手段または前記第二勾配推定手段により推定された前記走行地点の勾配を進入勾配値として記憶する第一記憶手段と、
所定の道路区間における前記車両の実走行距離を算出する実走行距離算出手段と、
予め記憶された地図データに基づいて前記道路区間における前記車両の地図上の走行距離を算出する地図走行距離算出手段と、
前記実走行距離と前記地図上の走行距離との差分を算出する差分算出手段と、
前記第一勾配推定手段または前記第二勾配推定手段により過去に推定された勾配と該勾配に対応する走行地点とを互いに関連付けた勾配履歴を記憶する第二記憶手段と、
前記ブレーキ判定手段により前記車両のブレーキが操作されたと判定される直前に前記第一勾配推定手段によって推定された前記走行地点の勾配をブレーキ前勾配値として記憶する第三記憶手段と、
前記高度情報、前記進入勾配値、前記差分、前記勾配履歴または前記ブレーキ前勾配値のいずれか少なくとも一つを勾配推定用情報として選択する勾配推定用情報選択手段とをさらに備え、
前記第二勾配推定手段は、前記勾配推定用情報選択手段により選択された前記勾配推定用情報に基づいて前記走行地点の勾配を推定することを特徴とする車載勾配推定装置。 In the vehicle-mounted gradient estimation apparatus as described in any one of Claims 1-3,
Altitude information acquisition means for acquiring altitude information regarding the altitude of the travel point;
Entry determination means for determining whether or not the vehicle has entered the multi-story parking lot;
When it is determined by the entry determination means that the vehicle has entered the multilevel parking garage, the gradient of the travel point estimated by the first gradient estimation means or the second gradient estimation means is stored as an entry gradient value. First storage means;
An actual mileage calculating means for calculating an actual mileage of the vehicle in a predetermined road section;
Map travel distance calculating means for calculating a travel distance on the map of the vehicle in the road section based on map data stored in advance;
A difference calculating means for calculating a difference between the actual travel distance and the travel distance on the map;
Second storage means for storing a gradient history in which the gradient estimated in the past by the first gradient estimation means or the second gradient estimation means and the travel point corresponding to the gradient are associated with each other;
Third storage means for storing the gradient of the travel point estimated by the first gradient estimation means as a pre-brake gradient value immediately before it is determined by the brake determination means that the brake of the vehicle has been operated;
Gradient estimation information selection means for selecting at least one of the altitude information, the approach gradient value, the difference, the gradient history, or the pre-brake gradient value as gradient estimation information,
The on-vehicle gradient estimation device, wherein the second gradient estimation means estimates the gradient of the travel point based on the gradient estimation information selected by the gradient estimation information selection means.
前記勾配推定用情報選択手段は、
前記車両が前記立体駐車場から退出中であるときには、前記進入勾配値を前記勾配推定用情報として選択し、
前記道路区間におけるマップマッチング精度が所定の基準を満たすときには、前記差分を前記勾配推定用情報として選択し、
現在の走行地点が過去の走行地点と一致するときには、前記勾配履歴を前記勾配推定用情報として選択することを特徴とする車載勾配推定装置。 The in-vehicle gradient estimation apparatus according to claim 10,
The gradient estimation information selection means includes:
When the vehicle is leaving the multistory parking lot, the approach gradient value is selected as the gradient estimation information,
When the map matching accuracy in the road section meets a predetermined criterion, the difference is selected as the gradient estimation information,
An in-vehicle gradient estimation apparatus that selects the gradient history as the gradient estimation information when a current traveling point matches a past traveling point.
前記情報端末により、前記車両のブレーキが運転者によって操作されたか否かに応じて、第一の推定方法、または前記第一の推定方法とは異なる第二の推定方法のいずれか一方を選択し、
前記情報端末により、前記選択された前記第一の推定方法または前記第二の推定方法を用いて、前記走行地点の勾配を推定することを特徴とする勾配推定方法。 A method for estimating a gradient of a travel point of the vehicle by an information terminal mounted on the vehicle,
The information terminal selects either the first estimation method or the second estimation method different from the first estimation method, depending on whether the brake of the vehicle is operated by the driver. ,
A gradient estimation method, wherein the information terminal estimates a gradient of the travel point using the selected first estimation method or the second estimation method.
前記情報端末により、前記車両の駆動トルク、走行速度および重量を少なくとも含む車両情報を取得し、
前記情報端末により、前記第一の推定方法が選択された場合は前記車両情報に基づいて前記走行地点の勾配を推定し、前記第二の推定方法が選択された場合は前記車両情報以外の情報に基づいて前記走行地点の勾配を推定することを特徴とする勾配推定方法。 The gradient estimation method according to claim 12, wherein
With the information terminal, vehicle information including at least the driving torque, traveling speed and weight of the vehicle is acquired,
When the first estimation method is selected by the information terminal, the gradient of the travel point is estimated based on the vehicle information, and when the second estimation method is selected, information other than the vehicle information A gradient estimation method, wherein the gradient of the travel point is estimated based on
前記車両情報以外の情報は、前記走行地点の高度、予め記憶された勾配値、および予め記憶された地図データのいずれか少なくとも一つを含むことを特徴とする勾配推定方法。 The gradient estimation method according to claim 13,
The information other than the vehicle information includes at least one of the altitude of the travel point, a gradient value stored in advance, and map data stored in advance.
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