JP2011235336A - Method of manufacturing spur - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は拍車の製造方法に関する。 The present invention relates to a spur manufacturing method.
データ記録装置の一例であるインクジェットプリンターにおいて、紙排出機構を構成する駆動ローラにより排出された印刷紙の表面に当接し、排紙動作に伴って回転する従動ローラに用いられる拍車としては、例えば図11に示すような形態のものが提供されている。
すなわち、薄い金属板を打ち抜きプレス加工等によりリング状の本体部12に打ち抜いた後、本体部12の外周縁に山型部14を形成し、さらには、本体部12の中央部分に回転軸を挿通させるためのスリーブ部18を合成樹脂により成形してなるものである。
In an ink jet printer which is an example of a data recording apparatus, as a spur used for a driven roller that abuts on the surface of a print paper discharged by a driving roller constituting a paper discharge mechanism and rotates in accordance with a paper discharge operation, for example, FIG. 11 is provided.
That is, after punching a thin metal plate into the ring-shaped
特許文献1に開示されている拍車10は、リング状の本体部12の外周縁に山型部14が所要間隔をあけて形成されている。このような山型部14は通常、図11に示すようなプレス金型100を用いた打ち抜きプレス加工の他、エッチング加工(図示せず)により形成されている。拍車10は、記録媒体の配送時に記録媒体表面上で転動するため、記録媒体の表面を傷付けないように山型部14の先端部分は尖鋭に形成されていることが望まれている。山型部14の先端部を尖鋭に形成するためにはプレス金型100の山型部形成部分110の加工精度を高める必要があり、プレス金型100の制作コストが高騰していた。
また、現状では、プレス金型100の山型部形成部分110における先鋭度(いわゆるアール寸法)はR=0.02〜0.025の範囲が限界であり、拍車10に要求されている山型部形成部分110先鋭度に対する要求への対応も困難になりつつある。
さらには、このような山型部形成部分110を有するプレス金型100は非常に寿命が短く、拍車10を大量生産するためには、プレス金型100の交換を頻繁に行う必要があり、拍車10の生産コスト低減を妨げてもいた。
In the
Further, at present, the sharpness (so-called radius dimension) in the chevron
Furthermore, the press die 100 having such a chevron
そこで出願人は、2回の打ち抜きプレス加工により拍車10の外周に山型部14を形成することで、低コストで製造が可能であり、寿命の長いプレス金型100で拍車10を製造する方法を図12に示すような方法で試みた。
この試作方法を実施するにあたっては、図12に示すように拍車10を2回の打ち抜きプレス加工により形成するため、2つのプレス金型100A,100Bが必要になる。
Therefore, the applicant can form the
In carrying out this trial production method, two press dies 100A and 100B are required because the
しかしながら、それぞれのプレス金型100A,100Bの製造コストは加工が容易であり、プレス金型100A,100Bの製作コストが低減し、プレス金型100の数が増えても、図11に示したプレス金型100の製造コストよりも大幅に低コストでのプレス金型100A,100Bの調達が可能である。また、山型部14の先端部形状は、従来技術における山型部14の先端形状に対してより先鋭な形状に形成することができ、しかも、プレス金型100A,100Bの寿命は長く、プレス金型100A,100Bの交換頻度も、図11に示すプレス金型100に比較して大幅に減少した。
However, the manufacturing cost of each of the press dies 100A and 100B is easy to process, and even if the manufacturing cost of the press dies 100A and 100B is reduced and the number of
図12に示すプレス金型100A,100Bを用いた山型部14の加工方法によると、1回目の打ち抜きプレス加工の際は、第1のプレス金型100Aの抜きカス喰い付き部の面積(図12(A)のハッチング部)が十分形成されているため、打ち抜きプレス加工を問題なく行うことができる。しかしながら、山型部14の先端を尖鋭に形成しようとすると、2回目の打ち抜きプレス加工に用いられるプレス金型100Bの抜きカスの喰い付き部の面積(図12(B)のハッチング部)が小さくなってしまうことが明らかになった。このような状態で2回目の打ち抜きプレス加工を行うと、ダイ部分から抜きカスを適切に排出処理することができず、抜きカスがダイ部分から飛散して(飛び出して)プレス加工中のプレス空間内に混入する等して、拍車10に損傷を生じるおそれがあり、製造効率が低下してしまうといった課題がある。
According to the processing method of the
そこで本願発明は、低コストで先鋭度の高い山型部を有する拍車の製造を可能にする拍車の製造方法の提供を目的としている。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a spur manufacturing method capable of manufacturing a spur having a mountain-shaped portion with high sharpness at low cost.
以上の目的を達成するため本願発明は以下の構成を有する。
すなわち、外周に、山型部と谷部とが交互に形成され、記録媒体の表面に接触し、前記記憶媒体の搬送動作に伴って転動する拍車の製造方法において、一つおきの谷部の対向する稜線部となる部位を形成する第1の打ち抜き工程と、残る一つおきの谷部の対向する稜線部となる部位を形成する第2の打ち抜き工程とを具備し、前記第2の打ち抜き工程で形成する稜線部が前記第1の打ち抜き工程で形成された稜線部と交差するように形成され、もって山型部の頂部が尖鋭に形成されることを特徴とする拍車の製造方法である。
In order to achieve the above object, the present invention has the following configuration.
That is, in the manufacturing method of a spur in which crests and troughs are alternately formed on the outer periphery, contact with the surface of the recording medium, and roll with the conveying operation of the storage medium, every other trough A first punching step for forming a portion to be a ridge line portion facing each other, and a second punching step for forming a portion to be a ridge line portion facing each other remaining trough portion, In the spur manufacturing method, the ridge line portion formed in the punching step is formed so as to intersect the ridge line portion formed in the first punching step, and the top portion of the peak portion is formed sharply. is there.
また、前記第1の打ち抜き工程および第2の打ち抜き工程において、前記谷部の底部に、所要幅を有し、入口側よりも奥側が広い形状の切欠部を形成するようにしてもよい。
また、前記第1の打ち抜き工程の前に、形成する拍車よりも大きな外周部を形成する工程を含めることが好適である。
Further, in the first punching step and the second punching step, a notch portion having a required width and a wider back side than the inlet side may be formed at the bottom of the valley portion.
Further, it is preferable to include a step of forming an outer peripheral portion larger than a spur to be formed before the first punching step.
本発明にかかる拍車の製造方法によれば、先鋭度の高い山型部を有する拍車を高効率かつ低コストで提供することが可能になる。 According to the spur manufacturing method of the present invention, it is possible to provide a spur having a mountain-shaped portion with high sharpness at high efficiency and at low cost.
以下、本発明にかかる拍車の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態における拍車の一部を示す正面図(A)および断面図(B)である。図2は、拍車の外周縁の一部を拡大した拡大平面図である。本実施形態においては、インクジェットプリンターにおける排紙機構の従動ローラの一部を構成している拍車10について説明をおこなう。
Embodiments of a spur according to the present invention will be described below with reference to the drawings.
本実施形態における拍車10は、ステンレス製の薄板(板厚は0.1mm〜0.15mm程度)により形成されている。拍車10は、図1(A)に示すように、ベース部となる本体部12と、本体部12の外周縁(外周上)に交互に形成された山型部14と谷部16と、本体部12の中央部に形成され、回転軸を挿通させるためのスリーブ部18とを有している。このようにして形成された拍車10の径寸法は、7mm〜10mm程度に形成されている。
The
山型部14は、図1(A)に示すように先端にアール部を有することのない、尖鋭な形状に形成されている。また山型部14は、図1(B)に示すように、本体部12側から先端部分に接近するにつれて徐々に肉厚が薄くなっている。すなわち、山型部14の断面形状がテーパ状に形成されている。このような山型部14の形状を採用することで、印刷紙を搬出する際に印刷面上を転動する拍車10の山型部14は、印刷紙と点接触になるため、印刷表面に傷をつけてしまうことがなく好都合である。
As shown in FIG. 1A, the mountain-
山型部14の間には谷部16が形成されており、谷部16の底部(本体部12の径方向内側の部分)には、本体部12の径方向内側に向かって所要範囲にわたって形成された切欠部17が設けられている。本実施形態においては、この切欠部17を形成するプレス金型の部位である谷部形成部17Zが抜きカス喰い付き部に該当している。後述する2回目の打ち抜きプレス金型において、抜きカスのダイへの喰い付き度を向上させるためには、抜きカス喰い付き部となる切欠部形成部17Zに所要の面積をもたせることが必要である。このため、本実施形態においては、図2に示すように、谷部16の底部には切欠部17は、切欠部17の入口側における離間距離(開口幅)寸法W1と、切欠部17の奥側における幅寸法W2を比較した際、W1≦W2となるような形状が採用されている。
A
切欠部17の深さ寸法Dについては特に限定されるものではないが、抜きカスをダイに喰い付かせるに充分な寸法を有していることが必要である。このような形状の切欠部17(切欠部形成部17Z)とすることで、山型部14を2回に分けて打ち抜きプレス加工する際において、2回目の打ち抜きプレス加工時におけるダイへの抜きカスの喰い付き度を向上させることができ、ダイ部分から抜きカスを飛散させることなく(舞い上がらせることなく)所定排出箇所に確実に排出(落下)させることが可能になる。
The depth dimension D of the
図1には、拍車10を軽量化するためにすべての谷部16の底部に対して切欠部17が形成されているが、切欠部17は2回目の打ち抜きプレス金型100Bによってのみ形成されるようにしてもよい。すなわち、拍車10の外周縁は、山型部14、谷部16、山型部14、底部に切欠部17が形成された谷部16、山型部14、谷部16、山型部14、底部に切欠部17が形成された谷部16、山型部14、谷部16、山型部14、底部に切欠部17が形成された谷部16、・・・といった形成順序となるように山型部14と、谷部16と、切欠部17とを形成することもできる。
In FIG. 1, in order to reduce the weight of the
また、本体部12には、必要に応じて曲折部19を形成してもよい。曲折部19は、図1(B)に示されているとおり、内周側の曲折部19がスリーブ部18の外周面に接近する方向に曲折され、外周側の曲折部19Aがスリーブ部18の外周面から離反する方向に曲折されている。山型部14に最も近い位置の(外周側)の曲折部19Aは、スリーブ部18の軸線方向(突出方向)におけるほぼ中央位置に形成されている。すなわち、山型部14は、スリーブ部18の軸線方向の中央部に位置するように形成されている。本体部12において、曲折部19Aより外周縁側の部分がスリーブ部18の軸線方向に対して直交方向に延伸するように曲折部19,19Aの曲折角度が適宜調整されている。
Further, the
次に、図1、図2に示す拍車10の製造工程について説明する。図3〜図8は、各製造工程における状態を示す平面図である。図4〜図8は、各製造工程における図3に示した右上部分についての状態のみを示しているが図示されていない拍車の右下部分と左側部分についても同様の加工が施されているのはもちろんである。
まず、図3に示すように、ステンレス製の薄板の所要位置に後述するスリーブ部18形成時のための下抜きプレス加工(粗抜きプレス加工ともいう)を行う。この下抜きプレス加工は、最終的に製品となる部位よりも大きな外周部を形成することができる所要位置に貫通孔11(ハッチング部分)を形成するものである。本実施形態では、円形の本体部12の外周縁に沿って3箇所に貫通孔11を形成した。本体部12は3箇所の吊部11Aにより吊られた状態になっている。
Next, the manufacturing process of the
First, as shown in FIG. 3, a lower punching process (also referred to as a roughing press process) for forming a
次に、本体部12の中央部分を所要範囲にわたって本体部12の面外方向にスリーブ部18を形成するために、本体部12の中央部が有底筒状を形成するように絞り加工を行う。そして本体部12中央部の有底筒状部の突出高さが所要の高さ寸法になった後、有底筒状部内底部を打ち抜き、筒状体をなすスリーブ部18を形成する。続いて、本体部12のスリーブ部18よりも外方部分を絞り加工により浅皿状に曲折して曲折部19,19Aを形成する。本実施形態では、2箇所に曲折部19,19Aを形成した。本体部12の外周縁側の曲折部19Aの位置は、図1(B)に示すようにスリーブ部18の軸線方向においてスリーブ部18のほぼ中央位置に対応する位置となっている。また、本体部12における曲折部19Aよりも外周縁側の部分は、スリーブ部18の軸線に対して直交する方向に曲折されている。この部分の製造工程は公知であるため各工程の状態の図示は省略した。スリーブ部18と曲折部19,19Aが形成された状態は図4以降に示されている。
Next, in order to form the
次に、図4に示すように、下抜きプレス金型200Aを用いて本体部12の外周縁を波型に打ち抜きプレス加工する。図4のハッチング部分が打ち抜きプレスされる部分である。この時点においては、本体部12の外周縁に形成された山型部分15は、拍車の最終形状における山型部(ここでは図示されていない)の形成位置よりもわずかに外方の位置に形成されている。またこの工程時においては山型部15の先端部は円弧状(いわゆるアール状)に形成されている。
次に、図5に示すように、山型部分15の先端部を所要範囲にわたって先端潰し用プレス金型200Bを用いてプレス加工する。このプレス加工は、図1(B)に示すように本体部12の中央部分側から山型部分15(山型部14)の先端部に近づくに伴って板厚(肉厚)寸法が徐々に薄くなるテーパ状部を形成するための鍛造プレス加工である。
Next, as shown in FIG. 4, the outer peripheral edge of the
Next, as shown in FIG. 5, the tip portion of the
この後、先に説明したように拍車10の本体部12の外周縁部分が先鋭形状をなす山型部14に形成すべく、2回の打ち抜きプレス加工が施される。具体的には、図10(A)に示す第1のプレス金型100Aを用いて、図6に示すように1回目の打ち抜きプレス加工がなされる。第1のプレス金型100Aには、本体部12の外周に沿って所要間隔をあけた谷部16のうち一つおきの谷部16の対向する稜線部14A,14Aとなる部位を形成する稜線部形成部14Xと、切欠部17を形成する切欠部形成部17Zが形成されている(図10(A)参照)。
Thereafter, as described above, punching press processing is performed twice so that the outer peripheral edge portion of the
切欠部形成部17Zは、本体部12の径方向内側に向かって所要範囲にわたって形成されている。本実施形態における稜線部形成部17Zは、抜きカス喰い付き部として機能するため、ダイへの抜きカスの喰い付き度を向上させるように稜線部形成部17Zに所要の面積をもたせている。具体的には、図10(A)に示すように、隣接する稜線部形成部14X,14Xの間に形成された切欠部形成部17Zは、切欠部形成部17の底部における幅寸法が、切欠部形成部17Zの入口側(稜線部形成部14X,14Xと切欠部形成部17Zとの交点間)における離間距離以上となる、平面視形状が巾着状に形成されている。
The
1回目の打ち抜きプレス加工後は、図6内のハッチング部が打ち抜かれた状態となる。第1のプレス金型100Aに形成された切欠部形成部17Zは、抜きカス喰い付き部としての機能も有しているが第1のプレス金型100Aにおいては、切欠部形成部17Zを省略しても何ら問題はない。これは、1回目の打ち抜きプレス加工で発生する抜きカスは大きく、十分な自重を有しているため、抜きカスは図示しないダイ部内から飛散する(舞い上がってダイ部から飛び出す)ことなく、所定箇所に排出する(落下させる)ことができるからである。
After the first punching press process, the hatched portion in FIG. 6 is punched out. The notch
次に、図10に示す第2のプレス金型100Bを用いて、図7に示すように2回目の打ち抜きプレス加工を行う。第2のプレス金型100Bは、図10(C)に示すように、第2のプレス金型100Bの外周縁を第1のプレス金型100Aの外周縁に重複(一致)させた状態で打ち抜きプレス加工をする。
Next, using the
図10(B)に示すように、第2のプレス金型100Bには、第1のプレス金型100Aにより打ち抜いた一つおきの谷部16において対向する稜線部14A,14Aとは異なる、残る一つおきの谷部16で対向する第2の稜線部14B、14Bを形成する第2稜線部形成部14Yと、切欠部17を形成する切欠部形成部17Zが形成されている。
また、第2のプレス金型100Bは、第1の打ち抜きプレス加工により形成された(第1の)稜線部14Aの中途部に対して第2稜線部形成部14Yの中途部が所要角度をなした状態で交差する金型形状に形成されている。第2のプレス金型100Bにおいては、抜きカス喰い付き部である切欠部形成部17Zの配設は必須である。第2のプレス金型100Bにおける切欠部形成部17Zもまた、第1のプレス金型100Aにおける切欠部形成部17Zと同様の形状に形成することが好適である。
2回目の打ち抜きプレス加工を終えた後、最後に図8に示す吊部11Aの一部(ハッチング部分)を打ち抜きプレス加工して個片化した拍車10(図1および図10(D)参照)を得ることができる。
As shown in FIG. 10B, the second press die 100B remains different from the opposing
In the second press die 100B, the midway part of the second ridge line
After the second punching press process is completed, a spur 10 (see FIG. 1 and FIG. 10 (D)) is finally obtained by punching and pressing a part (hatched part) of the hanging
このようにして形成された拍車10は、本体部12の外周縁に形成されている山型部14の先端が直線のみからなる切り立った状態に形成されているので、印刷紙表面上を転動しても印刷紙表面に転動跡を残しにくく、印刷紙を綺麗に排出することができる。
また、プレス金型100A,100Bには、打ち抜きプレス加工を施す際に抜きカスの飛散を防止するための抜きカス喰い付き部である切欠部形成部17Zがそれぞれ形成されている。これにより、打ち抜きプレス加工した際における抜きカスを所定の位置に排出することができ、打ち抜きプレスが行われるプレス加工空間への抜きカスの混入によるプレス不良品の発生を防ぐことができる。したがって、拍車10の効率的な製造が可能になる点においてきわめて好都合である。
The
The press dies 100A and 100B are each formed with a notch
以上に説明したようにして形成された拍車10は、図9に示すように、回転軸30に所要間隔をあけて装着され、これにより従動ローラ40が形成される。回転軸30には係合片32が予め所定位置に設けられていて、回転軸30の係合片32にスリーブ部18の先端部を係合させることで拍車10を回転軸30の所定位置に固定することができる。このようにして形成された従動ローラ40は、インクジェットプリンターの排紙側に回転軸30を排紙方向に直交させた状態で配設される。また、このような従動ローラ40に対して排出された印刷紙を挟んで対向する配置に他の従動ローラが配設される。他の従動ローラは、印刷紙の裏面(非印刷面)に当接するので、従動ローラ40に装着された拍車10とは異なり、所要幅で印刷紙に当節する円筒状のローラ体が回転軸に装着されている。
As shown in FIG. 9, the
インクジェットプリンター内の駆動ローラにより排出された印刷紙は、従動ローラ40と他の従動ローラとの間を通過して外部に排出される。また、回転軸30に挿通された拍車10は、山型部14がスリーブ部18の軸線方向の中央位置に位置しているので、印刷紙に山型部14の先端部が当接して転動する際に極めて安定した状態で転動し、排紙動作が円滑になると共に、印刷紙の印刷表面の汚染や破損を防ぐことができ好適である。
また、本実施形態における軽量で安価な拍車10を従動ローラ40に装着することにより、従動ローラ40の慣性モーメントを小さくすることができる。これにより、排出用駆動ローラに要求される回転トルクが小さくなり、小型の排出用駆動ローラを採用することができる。以上により、インクジェットプリンターを軽量化することができ、消費電力の削減にも貢献することができる。また、インクジェットプリンターを低コストで提供することも可能になる。
The printing paper discharged by the driving roller in the ink jet printer passes between the driven
In addition, by attaching the light and
以上に本願発明かかる拍車とこれを用いたデータ記録装置について説明をしてきたが、本願発明は、以上の実施形態に限定されるものではないのはもちろんである。例えば、本実施形態においては、抜きカス喰い付き部となる切欠部形成部17Zは内底面が平坦に形成されたいわゆる巾着形状をなしているが、内底面は巾着形状に限定されるものではなく、円弧状や他の形状に形成してもよい。要は、山型部14を2回の打ち抜きプレス加工で形成するにあたり、打ち抜きする肉部がわずかである2回目の打ち抜きプレス加工時の抜きカスを、第2のプレス金型100Bのダイ部に確実に喰い付かせる(ダイ部から外に飛散させない)ことが可能な切欠部形成部17Zが第2のプレス金型100Bに設けられていればよいのである。したがって、切欠部17の平面形状は特に限定されるものではなく、いかなる平面形状であっても本願発明の技術的範囲に属することはもちろんである。
Although the spur according to the present invention and the data recording apparatus using the spur have been described above, the present invention is not limited to the above embodiments. For example, in the present embodiment, the notch
10 拍車
11 貫通孔
11A 吊部
12 本体部
14 山型部
14A,14B 稜線部
14X,14Y 稜線部形成部
15 山型部分
16 谷部
17 切欠部
17Z 切欠部形成部
18 スリーブ部
19,19A 曲折部
30 回転軸
32 係合片
40 従動ローラ
100A,100B プレス金型
DESCRIPTION OF
Claims (3)
一つおきの谷部の対向する稜線部となる部位を形成する第1の打ち抜き工程と、
残る一つおきの谷部の対向する稜線部となる部位を形成する第2の打ち抜き工程とを具備し、
前記第2の打ち抜き工程で形成する稜線部が前記第1の打ち抜き工程で形成された稜線部と交差するように形成され、もって山型部の頂部が尖鋭に形成されることを特徴とする拍車の製造方法。 In the manufacturing method of the spur, which is alternately formed with chevron portions and valley portions on the outer periphery, contacts the surface of the recording medium, and rolls along with the transport operation of the storage medium.
A first punching step for forming a portion to be an opposite ridge line portion of every other valley portion;
A second punching step for forming a portion that becomes the opposite ridge line portion of every other valley portion,
A spur characterized in that the ridge line portion formed in the second punching step is formed so as to intersect the ridge line portion formed in the first punching step, and the top of the chevron portion is formed sharply. Manufacturing method.
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