JP2011233958A - 頭部装着型映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示部の幅間隔と傾斜角度の両方を容易に調節可能にする。
【解決手段】使用者の頭部に着脱可能に装着する装着部2と、該装着部2を使用者の頭部に装着した状態で、使用者の左右の眼前に対向して配置される左右一対の表示部3と、該各表示部3を、該表示部3同士の間隔方向に平行な軸線X−X’回りの表示部3同士の相対角度を一定に維持しつつ、間隔方向に移動可能に支持するガイドレール部材4a,4bと、該ガイドレール部材4a,4bを、軸線X−X’回りに揺動可能に、装着部2に取り付ける揺動機構5とを備える頭部装着型映像表示装置1を提供する。
1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、頭部装着型映像表示装置に関するものである。
従来、頭部装着型映像表示装置(HMD;Head Mounted Display)において、使用者の眼幅や視線方向に合わせて表示部同士の幅間隔と表示部の上下方向の傾斜角度とを調節する構成を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3298977号公報
しかしながら、特許文献1のHMDの場合、表示部の幅間隔と傾斜角度とを別々の操作で調節しなければならないので、手順が煩雑であるという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、表示部の幅間隔と傾斜角度の両方を容易に調節可能である頭部装着型映像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、使用者の頭部に着脱可能に装着する装着部と、該装着部を使用者の頭部に装着した状態で、前記使用者の左右の眼前に対向して配置される左右一対の表示部と、該各表示部を、該表示部同士の間隔方向に平行な軸線回りの前記表示部同士の相対角度を一定に維持しつつ、前記間隔方向に移動可能に支持するガイドレール部材と、該ガイドレール部材を、前記軸線回りに揺動可能に、前記装着部に取り付ける揺動機構とを備える頭部装着型映像表示装置を提供する。
本発明によれば、使用者は、装着部を頭部に装着することにより、外部から表示部に入力された映像を眼前で観察することができる。
この場合に、使用者は表示部を手で保持して、ガイドレール部材に沿って表示部を一方ずつ移動させることにより幅間隔を調節し、揺動機構により表示部を上下方向に揺動させることにより視線に対する傾斜角度を調節する。これにより、手を持ち替えることなく簡便な操作で幅間間隔と傾斜角度とを調節することができ、また、表示部の幅間隔を自身の眼幅に容易に一致させることができる。
上記発明においては、前記ガイドレール部材が、前記表示部を、該表示部が前記眼前に対向して配置されたときに上端側に配置される位置において支持してもよい。
このようにすることで、表示部の観察が不要なときなどに、表示部を上方に揺動させることにより、表示部を眼前から退かすことができる。
また、上記発明においては、前記揺動機構が、前記ガイドレール部材を、前記表示部が前記眼前に対向して配置されたときに前記表示部より高い位置に配置される前記軸線回りに揺動可能に、前記装着部に取り付けてもよい。
このようにすることで、表示部を上方に揺動させたときに使用者の眼より高い位置まで表示部が跳ね上げられる。これにより、表示部の観察が不要なときなどに、使用者の視界から表示部を外してより広い視野を確保することができる。
また、上記発明においては、前記ガイドレール部材が、互いに平行に配置され前記表示部をそれぞれ前記間隔方向に移動可能に支持する複数のレールを備えてもよい。
このようにすることで、簡便な構成で表示部同士の相対角度を同一に維持できるとともに、表示部を幅方向に移動させたときおよび揺動軸線回りに揺動させたときにかかる負荷を2本のレールに分配させて強度を向上することができる。
また、上記発明においては、前記表示部の前記間隔方向の移動に対して、前記表示部の光学瞳径以内の距離間隔で所定の大きさの抵抗力を発生させるスライドクリック機構を備えていてもよい。
このようにすることで、使用者が表示部を間隔方向に、該表示部の光学瞳径以内の距離移動させる毎にクリック感触が得られる。これにより、表示部の光学瞳全体が使用者の瞳に投影される位置に容易に表示部の幅方向の位置を調節することができる。
また、上記発明においては、前記表示部の前記間隔方向の移動に対して、所定の距離間隔で前記表示部の重量以上の抵抗力を発生させるスライドクリック機構を備えていてもよい。
このようにすることで、表示部の位置をその間隔方向に移動させたときに、表示部を自重に抗して所定の位置に十分に安定に保持することができる。
また、上記発明においては、前記表示部の前記軸線回りの揺動に対して、前記表示部の光学偏心許容値以内の角度間隔で所定の大きさの抵抗力を発生させる揺動クリック機構を備えていてもよい。
このようにすることで、使用者が表示部を、光学偏心許容値以内の角度揺動させる毎にクリック感触が得られる。これにより、使用者の視線方向に対して適切な角度に容易に表示部の傾斜角度を調節することができる。
また、上記発明においては、前記表示部の前記動軸線回りの揺動に対して、所定の角度間隔で前記表示部の重量以上の大きさの抵抗力を発生させる揺動クリック機構を備えていてもよい。
このようにすることで、表示部を軸線回りに揺動させたときに、表示部を自重に抗して所定の角度に十分に安定に保持することができる。
また、上記発明においては、前記装着部を前記頭部に装着した状態において、前記表示部が前記眼前に配置されたときの前記表示部と前記使用者の瞳との間の光路長をアイリリーフLer、前記表示部が前記眼前に配置されたときの前記表示部の上端位置Uの、前記瞳を中心とする俯角を観察角度θ1、前記表示部を前記使用者の視野の上方まで前記軸線回りに揺動させたときの、前記表示部の下端位置Dの前記瞳を中心とする仰角を跳ね上げ角度θ2、該跳ね上げ角度θ2の位置に配置された前記表示部の下端位置Dと前記瞳とを結ぶ線を第1の線l1、前記上端位置Uと前記瞳とを結ぶ線を第2の線l2、ならびに、前記第1の線l1および前記上端位置Uから等距離に存在する点が描く軌跡を軌跡Aとしたときに、前記軸線が、前記瞳から半径が前記アイリリーフLerの範囲内、かつ、前記第2の線l2より上方、かつ、前記軌跡Aより上方に配置されることが好ましい。
このようにすることで、表示部を上方に揺動させたときには視界から十分に外すことができるとともに、表示部を眼前に配置した状態においては使用者の視線に対する表示部の傾斜角度を微調整することができる。
この場合に、前記アイリリーフLerが10mm以上であり、前記観察角度θ1が5°以上であり、前記跳ね上げ角度θ2が5°以上であることがさらに好ましい。
本発明によれば、表示部の幅間隔と傾斜角度の両方を容易に調節可能であるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る頭部装着型映像表示装置の全体構成図である。 (a)揺動クリック機構と(b)スライドクリック機構との構成を示す図である。 図1の頭部装着型映像表示装置を頭部に装着した状態を示す図であり、(a)表示部を眼前に配置したときと(b)表示部を上方に退けたときとを示している。 図1の頭部装着型映像表示装置の変形例であり、1本のガイドレールで表示部を支持する構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る頭部装着型映像表示装置の全体構成図である。 図6の頭部装着型映像表示装置の揺動軸線の配置を説明する図である。 図6の頭部装着型映像表示装置において、(a)表示部を眼前に配置したときと(b)表示部を跳ね上げたときとを示す図である。 図5の頭部装着型映像表示装置の変形例を示す図である。
以下に、本発明の第1の実施形態に係る頭部装着型映像表示装置(HMD)1ついて図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態に係るHMD1は、図1に示されるように、使用者の頭部に装着される装着フレーム(装着部)2と、使用者の眼前に配置される左右一対の表示部3と、装着フレーム2を頭部に装着したときに略水平に配置され表示部3を水平方向に移動可能に支持する2本のガイドレール(ガイドレール部材、レール)4a,4bと、一方のガイドレール4aを装着フレーム2に揺動可能に取り付ける揺動機構5とを備えている。
なお、ここで、水平方向とは、左右方向、左右一対の表示部3の間隔方向、あるいは後述するジョイント2bに対して垂直な方向と略同一の方向である。
装着フレーム2は、使用者の前頭部から側頭部を囲むように形成されたフレーム本体2aと、該フレーム本体2aの略中央に設けられたジョイント2bとを有している。フレーム本体2aには、使用者の頭部の寸法に合わせて周方向の寸法を調節できるように、使用者の後頭部側に配置される位置に、図示しないベルトなどが設けられていてもよい。符号2cは、弾性材料からなるパッドを示し、使用者の前頭部の形状に合わせてパッドが変形することによりフレーム本体2aの位置が安定するようになっている。
表示部3は、図示しない配線を介して外部装置から入力された映像を表示する。各表示部3の背面には、その左右方向に沿って貫通穴が形成された2つの穴部3a,3bが上下方向に間隔を空けて設けられ、一方の穴部3aは表示部3の上端側に設けられている。
2本のガイドレール4a,4bにはそれぞれ、各表示部3の穴部3a,3bが水平方向に移動可能に挿入され、各ガイドレール4a,4bが互いに平行に配置されている。これにより、左右の表示部3は、その間隔方向(左右方向)に平行な軸の軸線回りの角度を同一に維持しながら、2本のガイドレール4a,4bに沿ってスライド可能になっている。なお、図1において、左右の表示部3の間隔方向は、ガイドレール4aの長軸方向と略同一である。また、ガイドレール4aは、細長い円柱形状である。一方、ガイドレール4bは、細長い多角柱形状(図示する例では、四角柱)である。
揺動機構5は、ジョイント2bの先端に装着フレーム2の左右方向に形成された貫通孔内に、表示部3の上端側に配置された一方のガイドレール4aが周方向に揺動可能に挿入されることにより構成されている。これにより、表示部3は、一方のガイドレール4aの幅方向の略中心軸線であり、表示部3同士の間隔方向に平行な軸線(以下、揺動軸線という。)X−X’回りに揺動可能に設けられている。ここで、ガイドレール4aの幅方向は、ガイドレールの4aの長軸方向と略同一である。
また、一方のガイドレール4aとジョイント2bとが接する位置には揺動クリック機構6が設けられ、他方のガイドレール4bと表示部3とが接する位置にはスライドクリック機構7が設けられている。
揺動クリック機構6は、図2(a)に示されるように、一方のガイドレール4aの外周面にその周方向に一定の周期で形成されたギア形状の溝6aと、該溝6a内にボール6bがはまるようにジョイント2bに設けられたボールプランジャ6cとから構成されている。スライドクリック機構7は、図2(b)に示されるように、他方のガイドレール4bの表示部3側の側面に一定の周期で形成されたギア形状の溝7aと、該溝7a内にボール7bがはまるように表示部3に設けられたボールプランジャ7cとから構成されている。各ボールプランジャ6c,7cは、その内部にボール6b,7bを外側に向かって付勢するバネ6d,7dを備えている。
これにより、使用者が表示部3を揺動させ、あるいは、スライドさせると、ボール6b,7bが溝6a,7a間の山を乗り越えるときに表示部3の揺動またはスライドに対して抵抗力が発生する。そして、使用者は、表示部3を一定の角度揺動させる、または、一定の距離スライドさせる毎にクリック感触を得られる。また、使用者が表示部3から手を離すと、ボール6b,7bが溝6a,7a内に落ち込む傾斜角度または幅方向位置に表示部3が安定に保持される。
ここで、揺動クリック機構6において、隣り合う溝6a間の角度間隔は、表示部3の光学偏心許容値以内に設計されている。このように、表示部3の傾斜角度を、その光学偏心許容値より小さい角度幅で調節可能にすることで、使用者の視線方向に対して適切な角度に容易に表示部3の傾斜角度を調節することができる。
また、スライドクリック機構7において、隣り合う溝7a間の距離間隔は、表示部3の光学瞳径以内に設計されている。本実施形態において、表示部3の光学瞳径は、例えば、4mmを想定している。このように、表示部3の水平方向位置を、その光学瞳径より小さい距離幅で調節可能にすることで、もし、表示部3の光学瞳が部分的にしか使用者の瞳に投影されない位置に配置されて、使用者には表示部3に表示されている像が一部欠けて見える状態になっても、光学瞳全体が使用者の瞳に投影される位置に容易に調節することができる。
また、揺動クリック機構6において、表示部3を揺動させたときに発生する抵抗力は、表示部3の重量より大きくなるように設計されている。一方、スライドクリック機構7において、表示部3をスライドさせたときに発生する抵抗力は、表示部3の重量とガイドレール4a,4bの重量との和より大きくなるように設計されている。本実施形態において、表示部3の重量は25g程度、表示部3とガイドレール4a,4bを合わせた重量は55g程度、揺動クリック機構6のクリック力量(抵抗力)は200g程度、スライドクリック機構7のクリック力量(抵抗力)は150g程度を想定している。
これにより、表示部3の位置を安定に保持することができる。もし、各クリック機構6,7の抵抗力が、表示部3の重量または表示部3とガイドレール4a,4bとを合わせた重量より小さい場合、表示部3が自重によって抵抗力に抗して移動してしまい、表示部3を適切な位置に安定に保持することが難しくなる。
このように構成されたHMD1を使用するには、使用者はまずフレーム本体2を、図3(a)に示されるように、頭部Bに装着する。そして、両眼の前方に配置された左右の表示部3をそれぞれ手で保持して左右方向に移動させることにより、表示部3同士の幅間隔を自身の眼幅に合わせるように調節する。
このときに、使用者は、先に一方の表示部3の表示画面を片方の目で覗きながら、映像を片方の目の瞳の位置に結像させ、他方の表示部3を他方の目で覗きながら左右に移動させて他方の瞳の位置に結像させることにより、表示部3の幅間隔を容易に自身の眼幅と一致する幅に調節することができる。このように、表示部3の表示面が最下位置に位置された状態、言い換えれば、表示部3の表示面と、使用者の瞳との距離が、アイリリーフに一致する状態を、「表示部が眼前に配置された状態」という。
次に、使用者は、表示部3を保持した手でそのまま表示部3をガイドレール4aの揺動軸線X−X’を基準に揺動させるだけで、両方の表示部3を同時に同一の角度だけ揺動させて表示部3に表示される映像全体が均一に見える傾斜角度に調節することができる。以上の操作により、表示部3に表示される映像を適切な状態で観察することができる。
このように、本実施形態によれば、簡便な操作で表示部3の幅間隔と傾斜角度とを調節することができる。また、2本のガイドレール4a,4bを設け、該ガイドレール4aをジョイント2bに取り付けただけの簡略な構成であるので、軽量化を図って使用者に与える装着感を軽減することができる。また、表示部3とその揺動の揺動軸線X−X’が近接して配置されているので、表示部3の傾斜角度の微調節を容易にできる。また、表示部3を揺動させたときの眼と表示部3との距離の変化が小さい範囲内に抑えられるので、表示部3の傾斜角度に依らず常に適切な距離で表示部3を観察することができる。
また、表示部3の観察が不要なときなどは、図3(b)に示されるように、表示部3を上方に約半回転揺動させて眼前から表示部3を退けることにより外界の視野が得られ、使用者に与える圧迫感を軽減することができる。また、表示部3を2本のガイドレール4a,4bで支持することにより、表示部3をスライドまたは揺動させたときの負荷を各ガイドレール4a,4bに分配させることができるため、強度を向上することができる。なお、図3(b)のように、表示部3の表示面が最上位置に配置された状態を「表示部を視野の上方まで揺動軸線回りに揺動させた状態」という。
なお、上記実施形態においては、表示部3を2本のガイドレール4a,4bで支持することとしたが、これに代えて、図4に示されるように、表示部3を1本のガイドレール4で支持し、該ガイドレール4をジョイント2bに揺動可能に取り付けてもよい。
この場合には、ガイドレール4の横断面と穴部3aの貫通穴との形状が多角形(図示する例では四角形)に形成される。これにより、ガイドレール4は、穴部3a内において周方向の回転が制限されて1本でも左右の表示部3の相対角度を同一に維持できるようになっている。ここで、ガイドレール4の長さ方向の略中央部分には、ガイドレール4の側面を周方向に囲むように円柱部が形成されている。該円柱部の中心軸とガイドレールの中心軸とは略一致することが好ましい。このようにすることで、該円柱部を介して、表示部3を揺動させることができる。また、表示部3を上方に揺動させたときに表示部3を眼前から退けられるように、ガイドレール4は表示部3を上端側において支持することが好ましい。
このようにすることで、構成をさらに簡略にして軽量化を図ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るHMD1について、図5〜図8を参照にして説明する。なお、本実施形態において、第1の実施形態と共通の構成については第1の実施形態と同一の符号を付して説明を省略し、第1の実施形態と異なる構成について主に説明する。
本実施形態に係るHMD1は、図5に示されるように、ガイドレール4が、眼前に配置された表示部3より高い位置においてジョイント2bに揺動可能に取り付けられ、揺動軸線X−X’が、眼前に配置された状態における表示部3よりも高い位置に配置されている。
ここで、揺動軸線X−X’は、図6に示されるように、以下の領域Y内に配置されている。
装着部2を頭部Bに装着した状態において、眼前に配置された表示部3と使用者の瞳Eとの間の光路長をアイリリーフLerとし、眼前に配置された表示部3の上端位置をUとし、上端位置Uの瞳Eを中心とする俯角を観察角度θ1とし、表示部3を使用者の視野の上方まで揺動軸線X−X’回りに揺動させて跳ね上げたときの、表示部3の下端位置をDとし、下端位置Dの瞳Eを中心とする仰角を跳ね上げ角度θ2とし、下端位置Dと瞳Eとを結ぶ線を第1の線l1とし、上端位置Uと瞳Eとを結ぶ線を第2の線l2とし、第1の線l1および上端位置Dから等距離に存在する点が描く軌跡を軌跡Aと定義する。
そして、瞳Eから半径がアイリリーフLerの範囲内、かつ、第2の線l2より上方、かつ、軌跡Aより上方であることを満たす領域Y(図においてハッチングで示される領域)内に揺動軸線X−X’が配置される。
より好ましくは、アイリリーフLerが10mm以上、観察角度θ1が5°以上、跳ね上げ角度θ2が5°以上に設定される。
なお、アイリリーフLerは、厳密には、使用者によって異なる。従って、平均的な値に基づいて定めることができる。
この場合に、本実施形態によれば、揺動軸線X−X’を中心とする表示部3の揺動半径が大きくなる。したがって、図7(a)に示されるように、表示部3を眼前に配置した状態から、図7(b)に示されるように、表示部3を上方に揺動させたときに、表示部3が使用者の頭頂側まで跳ね上げられる。これにより、表示部3の観察が不要なときには、表示部3を使用者の視界から排除して使用者の視野をさらに広く確保することができる。さらに、上述した領域Y内に揺動軸線X−X’を配置することにより、眼前において表示部3を比較的小さな角度だけ揺動させたときに、視線方向に対する表示部3の傾斜角度を十分に細かく調整することができる。
なお、上記実施形態においては、図8に示されるように、表示部3を2本のガイドレール4a,4bで支持してもよい。
1 HMD(頭部装着型映像表示装置)
2 装着フレーム(装着部)
2a フレーム本体
2b ジョイント
2c パッド
3 表示部
3a,3b 穴部
4,4a,4b ガイドレール(ガイドレール部材、レール)
5 揺動機構
6 揺動クリック機構
6a,7a 溝
6b,7b ボール
6c,7c ボールプランジャ
6d,7d バネ
7 スライドクリック機構
B 頭部
X−X’ 揺動軸線(軸線)

Claims (10)

  1. 使用者の頭部に着脱可能に装着する装着部と、
    該装着部を使用者の頭部に装着した状態で、前記使用者の左右の眼前に対向して配置される左右一対の表示部と、
    該各表示部を、該表示部同士の間隔方向に平行な軸線回りの前記表示部同士の相対角度を一定に維持しつつ、前記間隔方向に移動可能に支持するガイドレール部材と、
    該ガイドレール部材を、前記軸線回りに揺動可能に、前記装着部に取り付ける揺動機構とを備える頭部装着型映像表示装置。
  2. 前記ガイドレール部材が、前記表示部を、該表示部が前記眼前に対向して配置されたときに上端側に配置される位置において支持する請求項1に記載の頭部装着型映像表示装置。
  3. 前記揺動機構が、前記ガイドレール部材を、前記表示部が前記眼前に対向して配置されたときに前記表示部より高い位置に配置される前記軸線回りに揺動可能に、前記装着部に取り付ける請求項1に記載の頭部装着型映像表示装置。
  4. 前記ガイドレール部材が、互いに平行に配置され前記表示部をそれぞれ前記間隔方向に移動可能に支持する複数のレールを備える請求項1に記載の頭部装着型映像表示装置。
  5. 前記表示部の前記間隔方向の移動に対して、前記表示部の光学瞳径以内の距離間隔で所定の大きさの抵抗力を発生させるスライドクリック機構を備える請求項1に記載の頭部装着型映像表示装置。
  6. 前記表示部の前記間隔方向の移動に対して、所定の距離間隔で前記表示部の重量以上の抵抗力を発生させるスライドクリック機構を備える請求項1に記載の頭部装着型映像表示装置。
  7. 前記表示部の前記軸線回りの揺動に対して、前記表示部の光学偏心許容値以内の角度間隔で所定の大きさの抵抗力を発生させる揺動クリック機構を備える請求項1に記載の頭部装着型映像表示装置。
  8. 前記表示部の前記動軸線回りの揺動に対して、所定の角度間隔で前記表示部の重量以上の大きさの抵抗力を発生させる揺動クリック機構を備える請求項1に記載の頭部装着型映像表示装置。
  9. 前記装着部を前記頭部に装着した状態において、前記表示部が前記眼前に配置されたときの前記表示部と前記使用者の瞳との間の光路長をアイリリーフLer、前記表示部が前記眼前に配置されたときの前記表示部の上端位置Uの、前記瞳を中心とする俯角を観察角度θ1、前記表示部を前記使用者の視野の上方まで前記軸線回りに揺動させたときの、前記表示部の下端位置Dの前記瞳を中心とする仰角を跳ね上げ角度θ2、該跳ね上げ角度θ2の位置に配置された前記表示部の下端位置Dと前記瞳とを結ぶ線を第1の線l1、前記上端位置Uと前記瞳とを結ぶ線を第2の線l2、ならびに、前記第1の線l1および前記上端位置Uから等距離に存在する点が描く軌跡を軌跡Aとしたときに、
    前記軸線が、前記瞳から半径が前記アイリリーフLerの範囲内、かつ、前記第2の線l2より上方、かつ、前記軌跡Aより上方に配置される請求項3に記載の頭部装着型映像表示装置。
  10. 前記アイリリーフLerが10mm以上であり、前記観察角度θ1が5°以上であり、前記跳ね上げ角度θ2が5°以上である請求項9に記載の頭部装着型映像表示装置。
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