JP2011232986A - 情報処理装置及びメモリダンプ採取方法 - Google Patents

情報処理装置及びメモリダンプ採取方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011232986A
JP2011232986A JP2010103343A JP2010103343A JP2011232986A JP 2011232986 A JP2011232986 A JP 2011232986A JP 2010103343 A JP2010103343 A JP 2010103343A JP 2010103343 A JP2010103343 A JP 2010103343A JP 2011232986 A JP2011232986 A JP 2011232986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
interrupt
memory dump
issuing
reset
cpu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010103343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5609242B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
Shozo Watanabe
正三 渡邉
Nobuhiro Tsuchino
暢洋 刀野
Kenji Kaneshige
憲治 金重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2010103343A priority Critical patent/JP5609242B2/ja
Priority to US13/094,071 priority patent/US8489933B2/en
Publication of JP2011232986A publication Critical patent/JP2011232986A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5609242B2 publication Critical patent/JP5609242B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/0703Error or fault processing not based on redundancy, i.e. by taking additional measures to deal with the error or fault not making use of redundancy in operation, in hardware, or in data representation
    • G06F11/0766Error or fault reporting or storing
    • G06F11/0778Dumping, i.e. gathering error/state information after a fault for later diagnosis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

【課題】メモリダンプの採取に関する確実性及び汎用性を向上させること。
【解決手段】情報処理装置は、メモリダンプの採取指示の入力に応じ、第一の割り込みを発行する割り込み発行手段と、前記第一の割り込みに応じ、リセットベクタによって示されるアドレスに配置されているプログラムを実行させるための第二の割り込みを発行するリセット処理開始手段と、前記第二の割り込みに応じ、前記プログラムの実行過程においてメモリダンプを記憶手段に記録するメモリダンプ記録手段とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置及びメモリダンプ採取方法に関する。
コンピュータのOS(Operating System)に、これ以上動作を続けられないほど深刻な障害が発生した場合に、障害調査のための資料としてメモリの内容と動作していた全てのCPUのコンテキスト情報とが記憶装置に保存される。保存されたデータは、一般的にメモリダンプと呼ばれる。メモリダンプの代表的な採取方式には以下のものがある。
(1)障害の発生したOS自身がメモリダンプを記録する。
(2)障害の発生したOS自身がファームウェア等を経由せずに再度自分自身をブートし、新たに起動されたOSがデバイスの初期化を行い、メモリダンプを記録する。
(3)障害発生時にOSからファームウェア等のOS以外の実体に制御を移し、その実体によってメモリダンプを記録する。
(4)障害発生時にシステムリセットを行う。リセット処理の延長で、ファームウェア等のOS以外の実体が障害の発生を検出し、メモリダンプを記録する。
特開2007−94537号公報 特表2003−506776号公報
しかしながら、上記の既存の方式はいずれも不十分である。理由を以下に示す。
(1)の方式では、障害が発生して異常状態になったOS自身がメモリダンプを行うため、メモリダンプが採取されない可能性がある。
(2)の方式では、本来ファームウェアが行うべき初期化処理を省略してOSがデバイスの初期化を行うため、通常の初期化シーケンスでは発生しないトラブルがデバイスで発生する可能性がある。
(3)の方式は、特殊な割り込みであるNMI(Non Maskable Interrupt)やSMI(System Management Interrupt)の延長でメモリダンプの採取処理が実装されることが考えられる。しかし、NMIに対して既定の処理が実装されているOSは多い。したがって、NMIの延長でメモリダンプの採取処理を実装する場合、OSに対する汎用性を確保できないという問題がある。一方、SMIはファームウェアで占有できる割り込みだが、その延長で動作するSMM(System Management Mode)と呼ばれる特殊なモードには強い制限がある。例えば、アクセス可能なメモリが2MByteに制限され、SMM専用の特殊な16bit命令モードで動作することが強いられる。したがって、SMMにおいて任意のOSのメモリダンプを採取するのは困難である。
(4)の方式は、この中で最も信頼性が高い。しかし、x86アーキテクチャにおいては、リセットは常にメモリコントローラのリセットを引き起こし、これによりシステムメモリの内容が不定になるという問題がある。このため、x86アーキテクチャにおいては(4)の方式は採用できない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、メモリダンプの採取に関する確実性及び汎用性を向上させることのできる情報処理装置及びメモリダンプ採取方法の提供を目的とする。
そこで上記課題を解決するため、情報処理装置は、メモリダンプの採取指示の入力に応じ、第一の割り込みを発行する割り込み発行手段と、前記第一の割り込みに応じ、リセットベクタによって示されるアドレスに配置されているプログラムを実行させるための第二の割り込みを発行するリセット処理開始手段と、前記第二の割り込みに応じ、前記プログラムの実行過程においてメモリダンプを記憶手段に記録するメモリダンプ記録手段とを有する。
開示された技術によれば、メモリダンプの採取に関する確実性及び汎用性を向上させることができる。
本発明の実施の形態における情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における情報処理装置のソフトウェア構成例を示す図である。 通常のリセット時における情報処理装置の処理手順を説明するための図である。 メモリダンプの採取処理の処理手順を説明するための図である。 ダンプ制御情報記憶部の構成例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。図1の情報処理装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100と、補助記憶装置102と、RAM103と、フラッシュメモリ104と、CPU105−1〜CPU105−nの1以上のCPU105と、インタフェース装置106と、ダンプコントローラ107と等を有する。
情報処理装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出されRAM103に格納される。フラッシュメモリ104は、ファームウェアを記憶する。CPU105は、RAM103に格納されたプログラムに従って情報処理装置10に係る機能を実行する。本実施の形態において、CPU105は、Intelx86又はIntel64アーキテクチャに基づくCPUである。また、CPU105が複数の場合、複数のCPUによって一つのRAM103が共用される。インタフェース装置106は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
ダンプコントローラ107は、メモリダンプの採取指示を検知し、当該採取指示の検知に応じてメモリダンプの採取処理を開始させるためのプログラムが組み込まれた専用のコントローラである。
図2は、本発明の実施の形態における情報処理装置のソフトウェア構成例を示す図である。同図において、情報処理装置10は、SMI発行部11、OS12、ファームウェア13、ダンプ制御情報記憶部14、及びダンプ記憶部15等を有する。
SMI発行部11は、割り込み発行手段の一例であり、メモリダンプの採取指示に応じ、メモリダンプの採取処理を開始させるために、SMI(System Management Interrupt)と呼ばれる割り込みを全てのCPU105に発行する。SMIは、最高の優先度を有するハードウェア割り込みであり、x86又はintel64アーキテクチャにおいて使用可能である。本実施の形態において、メモリダンプの採取処理の契機としてSMIが発行されるのは、SMIは、NMI(Non-Maskable Interrupt)等と異なり、OS12に関して既定の処理が実装されていることがなく、任意の割り込み処理を実装できるからである。なお、最高の優先度を有する割り込みであることは、本実施の形態におけるメモリダンプの採取処理の開始の契機として必須の要件ではない。したがって、OS12の種別を問わず、任意の割り込み処理の実装の可能性が保証されている割り込みであれば、将来的に定義される割り込みも含めて、SMI以外の割り込みがメモリダンプの採取処理の契機として利用されてもよい。
本実施の形態において、SMI発行部11は、外部装置20よりメモリダンプの採取指示を受信する。外部装置20は、情報処理装置10とネットワークを介して接続されるコンピュータである。外部装置20は、例えば、Webサーバとしての機能を有し、メモリダンプの採取指示をユーザより受け付けるためのWebページを外部装置20又は外部装置20とネットワークを介して接続される非図示のPC等の端末に表示させる。当該Webページを介してメモリダンプの採取指示が入力されると、外部装置20は、メモリダンプの採取指示をSMI発行部11に対して送信する。SMI発行部11と外部装置20との間の通信は、例えば、IPMI(Intelligent Platform Management InterfaCe)に基づいて行われる。なお、SMI発行部11は、ダンプコントローラ107に組み込まれたプログラムがダンプコントローラ107に実行させる処理によって実現される。
OS12は、Windows(登録商標)、Linux(登録商標)、UNIX(登録商標)等のいわゆるOS(Operating System)である。OS12は、補助記憶装置102に保存され、実行時にRAM103にロードされる。
ファームウェア13は、例えば、BIOS(BasiC Input/Output System)である。ファームウェア13は、フラッシュメモリ104に保存され、実行時にRAM103にロードされる。同図に示されるように、ファームウェア13は、SMIハンドラ131及びリセット処理部132等を含む。SMIハンドラ131は、SMIの割り込みハンドラである。SMIハンドラ131は、リセット処理開始部133を含む。リセット処理開始部133は、メモリダンプの採取処理の指示に関するSMIが発行された際に、リセット処理を開始させるための割り込みを発生させる。リセット処理部132は、メモリダンプ記録手段の一例であり、リセットボタンが押下された際の初期化処理(リセット処理)を実行する。
なお、ファームウェア13及びOS12は、CPU105に処理を実行させる。
ダンプ制御情報記憶部14は、RAM103の一部の記憶領域を用いて、メモリダンプの採取処理を制御するための情報を記憶する。当該一部の記憶領域は、ファームウェア13によって決定されるメモリのレイアウト情報において、OS12にはアクセスが禁止されている領域である。
ダンプ記憶部15は、採取されたメモリダンプを記憶する。
以下、情報処理装置10の処理手順について説明する。まず、通常のリセット時の処理手順について説明する。通常のリセット時とは、OS12が障害(パニック)等を起こしておらず、正常に稼動中である状態をいう。
図3は、通常のリセット時における情報処理装置の処理手順を説明するための図である。
例えば、ユーザによって情報処理装置10のリセットボタンが押下されると、リセット割り込みが発行される(S101)。また、非図示のメモリコントローラによって、メモリ(RAM103)の内容が初期化される(S102)。その結果、RAM103の内容は不定となる。続いて、複数のCPU105の中で、BSP(Bootstrap ProCessor)及びAP(AppriCation ProCessor)が決定される(S103)。BSPとは、起動時のメイン処理を実行するCPUであり、複数のCPU105の中の一つがBSPとして選択される。従って、BSP以外のCPU105は、BSPに従って動作するAPとなる。
BSPとなったCPU105は、リセットベクタによって示されるアドレスに配置されているプログラムに従った制御を行う(S104)。本実施の形態において、当該プログラムは、リセット処理部132である。リセット処理部132は、通常のリセット時におけるBIOSの初期化手順を実行する(S105)。続いて、リセット処理部132は、OS12を起動させる(S106)。続いて、リセット処理部132は、SIPI(スタートアップIPI(Inter-ProCessor Interrupt))を全CPU105に発行する(S107)。SIPIは、マルチプロセッサ構成において、BSPがAPを起動するために使われる割り込みである。SIPI発行後、BSPであるCPU105は、OS12の制御に基づく処理を実行する(S108)。
一方、APとなったCPU105は、BSPによるSIPIの発行を待機している(S111)。SIPIの発行に応じ、当該CPU105は、OS12の制御に基づく処理を実行する(S112)。
続いて、情報処理装置10のOS12に障害(パニック)が発生した際において、メモリダンプの採取指示が入力された場合に実行されるメモリダンプの採取処理の処理手順について説明する。
図4は、メモリダンプの採取処理の処理手順を説明するための図である。
OS12に障害が発生している状態において、SMI発行部11は、外部装置20よりメモリダンプの採取指示を受信すると、全てのCPU105に対してSMIを発行する(S201)。また、SMI発行部11は、SMIの発行に伴い、SMIの発行要因が、メモリダンプの採取指示であることを示す情報をダンプ制御情報記憶部14に記録する。
図5は、ダンプ制御情報記憶部の構成例を示す図である。同図に示されるように、ダンプ制御情報記憶部14は、割り込み種別格納領域、レジスタ情報格納領域、及びメモリ管理テーブル等を含む。
割り込み種別格納領域は、SMIの発行要因がメモリダンプの採取指示であることを示す情報が記録される領域である。例えば、割り込み種別格納領域は、1ビットの領域でもよい。この場合、例えば、当該領域に「1」が記録された場合にSMIの発行要因がメモリダンプの採取指示であることを示すこととすればよい。レジスタ情報格納領域は、後段のステップにおいて、各CPU105のレジスタ情報(コンテキスト情報)が退避される領域である。メモリ管理テーブルは、情報処理装置10の起動時において、RAM103のレイアウト情報が記録される領域である。レイアウト情報は、RAM103の記憶領域(メモリ空間)において、OS12が使用可能な領域、OS12による使用が禁止されている領域等を示す情報である。
なお、SMIの発行を受けた各CPU105は、システムマネジメントモード(SMM)と呼ばれる動作モードに移行し、SMM移行時に既定の処理を実行する。例えば、各CPU105は、当該CPU105のレジスタ情報をメモリ空間上の所定の位置(SMRAM)に保存する。レジスタ情報は、CPU105の内部の記憶部に格納されている情報であり、CPU105が実行中の処理の状態を示す情報である。
続いて、各CPU105は、SMM用の割り込みベクタによって示されるアドレスに配置されているプログラムに従った割り込み処理を実行する。本実施の形態において、当該プログラムは、リセット処理開始部133である。
各CPU105に係るリセット処理開始部133は、各CPU105によってSMRAMに自動的に保存されたレジスタ情報をダンプ制御情報記憶部14のレジスタ情報格納領域に退避(移動又はコピー)する(S202)。ここで、CPU105によって保存されているレジスタ情報が改めて退避されるのは、CPU105によるレジスタ情報の保存先は固定的であり、再度SMIが発行された場合に、当該保存先に記録された情報が上書きされてしまう危険性が有るからである。なお、レジスタ情報格納領域に退避されたレジスタ情報は、後段の処理においてメモリダンプの一部とされる。その結果、安全に退避されたレジスタ情報を含むメモリダンプを採取することができる。
続いて、各CPU105に係るリセット処理開始部133は、当該CPU105がBSPであるかAPであるかを決定する(S203)。決定方法は、所定のものに限定されない。例えば、SMIを最初に受信したCPU105をBSPとしてもよいし、各CPU105に付与されている番号が最も若いCPU105をBSPとしてもよい。SMIを最初に受信したCPU105をBSPとする場合、例えば、各CPU105に係るリセット処理開始部133は、初期状態に「0」が記録されている所定のメモリ領域に対して「1」の記録を試みるようにすればよい。当該メモリ領域に既に「1」が記録されていれば、当該CPU105はAPとなり、「0」が記録されていれば、当該CPU105はBSPとなる。
APとしてのCPU105に係るリセット処理開始部133は、無限ループを実行し、待機する(S204)。一方、BSPとしてのCPU105に係るリセット処理開始部133は、全てのCPU105に対して、SIPIを発行する(S205)。SIPIの発行によって、各種の制限が課せられるSMMから抜けるためである。SIPIにはパラメタとして割り込みベクタのアドレスが指定可能とされている。BSPに係るリセット処理開始部133は、APに対するSIPIには無限ループ用の割り込みベクタを指定する。したがって、APであるCPU105は、SIPIの受信後も無限ループを継続する(S205)。APに無限ループを実行させるのは、BSPであるCPU105によるメモリダンプの採取処理に対して不都合となるような余計な処理を実行させないためである。
一方、BSPに係るリセット処理開始部133は、BSP(自分自身)に対するSIPIには、リセットベクタのアドレスを指定する。したがって、BSPに係るCPU105は、リセットベクタによって示されるアドレスに配置されているリセット処理部132に従った処理を実行する(S206)。なお、SIPIの受信により、SMMから脱出しているため、以降の処理においては、SMMにおける各種の制約から解放される。
続いて、BSPに係るリセット処理部132は、通常のリセット時におけるBIOSの初期化手順を実行する(S207)。すなわち、ステップS105と同様の処理が実行される。したがって、通常のリセット時と同様にデバイス等が初期化される。続いて、リセット処理部132は、メモリダンプをダンプ記憶部15に記録する(S208)。より詳しくは、リセット処理部132は、ダンプ制御情報記憶部14の割り込み種別記録領域を参照し、メモリダンプの採取指示が入力されていることを判断する。当該判断に応じ、リセット処理部132は、ダンプ制御情報記憶部14におけるメモリ管理テーブルを参照して、OS12が使用している領域を判定し、当該領域の内容をメモリダンプとして記録する。また、リセット処理部132は、ダンプ制御情報記憶部14のレジスタ情報格納部に退避されている、各CPU105のレジスタ情報も、メモリダンプに含めて記録する。
なお、図3では説明を省略したが、ステップS106において、リセット処理部132は、ダンプ制御情報記憶部14の割り込み種別記録領域を参照し、メモリダンプの採取指示が入力されていないことを確認して、OS12の起動(すなわち、通常のリセット処理)を実行する。
なお、上記では、SMI発行部11に対するメモリダンプの採取処理の開始指示は、外部装置20より送信される例について説明したが、例えば、情報処理装置10に対して備えられたボタン(ダンプ指示ボタン)等を介してメモリダンプの採取処理の開始指示が入力されてもよい。この場合、ダンプコントローラ107は、ダンプ指示ボタンに対応したコントローラとして実装されればよい。また、外部装置20及びダンプ指示ボタンの双方からメモリダンプの採取処理の開始指示の入力を可能としてもよい。この場合、情報処理装置10は、それぞれに対応するダンプコントローラ107を有していればよい。また、当該開始指示を受け付けるコントローラと、SMIを発行するコントローラとは別個であってもよい。この場合、前者のコントローラは、後者のコントローラに対して当該開始指示の入力を通知する。後者のコントローラは、当該通知に応じてSMIを発行する。
また、上記では、情報処理装置10が複数のCPU105を有する(すなわち、マルチプロセッサ構成を有する)例について説明したが、情報処理装置10が有するCPU105は一つであってもよい。この場合、当該一つのCPU105は、上記におけるBSPとしての処理を実行すればよい。
上述したように、本実施の形態によれば、障害が発生しているOS12以外の実体であるファームウェア13によってメモリダンプの採取処理が実行される。したがって、OS12の状態に拘わらず、当該採取処理の成功の可能性を高めることができる。すなわち、メモリダンプの採取処理の確実性を向上させることができる。
また、SMIを発行し、SMMとなっている状態においてSIPIを発行してBSPとしてのCPU105にリセットベクタを実行させることにより、メモリをクリアしない点を除いて通常のブートと同じように動作するウォームブートをエミュレートすることができる。すなわち、ウォームブート機能を有さないx86又はIntel64アーキテクチャに基づくCPUにおいて、ウォームブートと同様の動作を実現することができる。その結果、メモリは初期化されない状態で(すなわち、図3のステップS102が実行されない状態で)、各種のデバイスを確実に初期化でき、安全にメモリダンプを採取することができる。
また、SMI及びSIPIは、OS12の種別に依存しない割り込みである。したがって、斯かる割り込みに基づいてメモリダンプの記録を実現することにより、メモリダンプの採取に関してOS12の種別に対する依存度を低減させることができる。すなわち、メモリダンプの採取に関する汎用性を向上させることができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
メモリダンプの採取指示の入力に応じ、第一の割り込みを発行する割り込み発行手段と、
前記第一の割り込みに応じ、リセットベクタによって示されるアドレスに配置されているプログラムを実行させるための第二の割り込みを発行するリセット処理開始手段と、
前記第二の割り込みに応じ、前記プログラムの実行過程においてメモリダンプを記憶手段に記録するメモリダンプ記録手段とを有する情報処理装置。
(付記2)
複数のCPUを有し、
前記割り込み発行手段は、前記各CPUに前記第一の割り込みを発行し、
前記リセット処理開始手段は、前記第二の割り込みの発行を一つの前記CPUに実行させ、
前記メモリダンプ記録手段は、該一つのCPUに前記メモリダンプの記録を実行させる付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記リセット開始手段は、前記第二の割り込みの発行前にレジスタ情報を所定の記憶領域に退避し、
前記メモリダンプ記録手段は、前記所定の記憶領域に退避された前記レジスタ情報を含む前記メモリダンプを記録する付記1又は2記載の情報処理装置。
(付記4)
コンピュータが、
メモリダンプの採取指示の入力に応じ、第一の割り込みを発行する割り込み発行手順と、
前記第一の割り込みに応じ、リセットベクタによって示されるアドレスに配置されているプログラムを実行させるための第二の割り込みを発行するリセット処理開始手順と、
前記第二の割り込みに応じ、前記プログラムの実行過程においてメモリダンプを記憶手段に記録するメモリダンプ記録手順とを実行するメモリダンプ採取方法。
(付記5)
前記コンピュータは複数のCPUを有し、
前記割り込み発行手順は、前記各CPUに前記第一の割り込みを発行し、
前記リセット処理開始手順は、前記第二の割り込みの発行を一つの前記CPUに実行させ、
前記メモリダンプ記録手順は、該一つのCPUに前記メモリダンプの記録を実行させる付記1記載のメモリダンプ採取方法。
(付記6)
前記リセット開始手順は、前記第二の割り込みの発行前にレジスタ情報を所定の記憶領域に退避し、
前記メモリダンプ記録手順は、前記所定の記憶領域に退避された前記レジスタ情報を含む前記メモリダンプを記録する付記4又は5記載のメモリダンプ採取方法。
10 情報処理装置
11 SMI発行部
12 OS
13 ファームウェア
14 ダンプ制御情報記憶部
15 ダンプ記憶部
20 外部装置
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 RAM
104 フラッシュメモリ
105 CPU
106 インタフェース装置
107 ダンプコントローラ
131 SMIハンドラ
132 リセット処理部
133 リセット処理開始部
B バス

Claims (4)

  1. メモリダンプの採取指示の入力に応じ、第一の割り込みを発行する割り込み発行手段と、
    前記第一の割り込みに応じ、リセットベクタによって示されるアドレスに配置されているプログラムを実行させるための第二の割り込みを発行するリセット処理開始手段と、
    前記第二の割り込みに応じ、前記プログラムの実行過程においてメモリダンプを記憶手段に記録するメモリダンプ記録手段とを有する情報処理装置。
  2. 複数のCPUを有し、
    前記割り込み発行手段は、前記各CPUに前記第一の割り込みを発行し、
    前記リセット処理開始手段は、前記第二の割り込みの発行を一つの前記CPUに実行させ、
    前記メモリダンプ記録手段は、該一つのCPUに前記メモリダンプの記録を実行させる請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記リセット開始手段は、前記第二の割り込みの発行前にレジスタ情報を所定の記憶領域に退避し、
    前記メモリダンプ記録手段は、前記所定の記憶領域に退避された前記レジスタ情報を含む前記メモリダンプを記録する請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. コンピュータが、
    メモリダンプの採取指示の入力に応じ、第一の割り込みを発行する割り込み発行手順と、
    前記第一の割り込みに応じ、リセットベクタによって示されるアドレスに配置されているプログラムを実行させるための第二の割り込みを発行するリセット処理開始手順と、
    前記第二の割り込みに応じ、前記プログラムの実行過程においてメモリダンプを記憶手段に記録するメモリダンプ記録手順とを実行するメモリダンプ採取方法。
JP2010103343A 2010-04-28 2010-04-28 情報処理装置及びメモリダンプ採取方法 Active JP5609242B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010103343A JP5609242B2 (ja) 2010-04-28 2010-04-28 情報処理装置及びメモリダンプ採取方法
US13/094,071 US8489933B2 (en) 2010-04-28 2011-04-26 Data processing device and method for memory dump collection

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010103343A JP5609242B2 (ja) 2010-04-28 2010-04-28 情報処理装置及びメモリダンプ採取方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011232986A true JP2011232986A (ja) 2011-11-17
JP5609242B2 JP5609242B2 (ja) 2014-10-22

Family

ID=45322239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010103343A Active JP5609242B2 (ja) 2010-04-28 2010-04-28 情報処理装置及びメモリダンプ採取方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8489933B2 (ja)
JP (1) JP5609242B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10210057B2 (en) 2014-12-22 2019-02-19 Fujitsu Limited Information processing apparatus with memory backup function for power failure

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9286152B2 (en) 2013-06-14 2016-03-15 Microsoft Technology Licensing, Llc Securely obtaining memory content after device malfunction
GB2520712A (en) 2013-11-28 2015-06-03 Ibm Data dump method for a memory in a data processing system
JP6237230B2 (ja) * 2013-12-27 2017-11-29 富士通株式会社 メモリ管理プログラム、メモリ管理方法、及びメモリ管理装置
WO2015114741A1 (ja) * 2014-01-28 2015-08-06 富士通株式会社 情報処理装置の診断方法、情報処理装置の診断プログラムおよび情報処理装置
US9535783B2 (en) 2014-11-17 2017-01-03 International Business Machines Corporation Firmware dump collection from primary system dump device adapter
US9710321B2 (en) * 2015-06-23 2017-07-18 Microsoft Technology Licensing, Llc Atypical reboot data collection and analysis
KR102518881B1 (ko) 2017-01-09 2023-04-05 삼성전자주식회사 반도체 장치의 동작 방법

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07234808A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Toshiba Corp システムダンプ採取方式
JPH09101910A (ja) * 1995-10-04 1997-04-15 Hitachi Ltd 情報処理システム
JPH09223046A (ja) * 1996-02-20 1997-08-26 Nec Software Ltd ダンプ収集機能を持つコンピュータシステム
JP2000137630A (ja) * 1998-11-04 2000-05-16 Nec Corp メモリダンプシステム及びその方法
WO2000054133A1 (fr) * 1999-03-08 2000-09-14 Seiko Epson Corporation Dispositif de traitement de donnees, procede de sauvegarde/chargement de donnees et support de memorisation de donnees
JP2003506776A (ja) * 1999-07-28 2003-02-18 ユニシス コーポレーション クラスタ化マルチプロセッサシステム内でアプリケーションプロセッサの実行を開始する方法および装置
JP2004102395A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Hitachi Ltd メモリダンプデータの取得方法および情報処理装置、ならびにそのプログラム
JP2007094537A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Hitachi Ltd メモリダンプ装置及びメモリダンプ採取方法
JP2011070655A (ja) * 2009-08-24 2011-04-07 Toshiba Corp 情報処理装置、メモリダンプシステムおよびメモリダンプ方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6467007B1 (en) * 1999-05-19 2002-10-15 International Business Machines Corporation Processor reset generated via memory access interrupt
US6779132B2 (en) * 2001-08-31 2004-08-17 Bull Hn Information Systems Inc. Preserving dump capability after a fault-on-fault or related type failure in a fault tolerant computer system
US6772259B2 (en) * 2001-09-12 2004-08-03 International Business Machines Corporation Interrupt handlers used in different modes of operations
US7162560B2 (en) * 2003-12-31 2007-01-09 Intel Corporation Partitionable multiprocessor system having programmable interrupt controllers
JP4677214B2 (ja) * 2004-09-06 2011-04-27 富士通株式会社 パニックダンプ採取のためのプログラム、方法、及び機構
US7484127B2 (en) * 2005-01-13 2009-01-27 Nokia Siemens Networks Oy Method and system for preserving crash dump in a diskless system
US8122291B2 (en) * 2010-01-21 2012-02-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and system of error logging

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07234808A (ja) * 1994-02-24 1995-09-05 Toshiba Corp システムダンプ採取方式
JPH09101910A (ja) * 1995-10-04 1997-04-15 Hitachi Ltd 情報処理システム
JPH09223046A (ja) * 1996-02-20 1997-08-26 Nec Software Ltd ダンプ収集機能を持つコンピュータシステム
JP2000137630A (ja) * 1998-11-04 2000-05-16 Nec Corp メモリダンプシステム及びその方法
WO2000054133A1 (fr) * 1999-03-08 2000-09-14 Seiko Epson Corporation Dispositif de traitement de donnees, procede de sauvegarde/chargement de donnees et support de memorisation de donnees
JP2003506776A (ja) * 1999-07-28 2003-02-18 ユニシス コーポレーション クラスタ化マルチプロセッサシステム内でアプリケーションプロセッサの実行を開始する方法および装置
JP2004102395A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Hitachi Ltd メモリダンプデータの取得方法および情報処理装置、ならびにそのプログラム
JP2007094537A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Hitachi Ltd メモリダンプ装置及びメモリダンプ採取方法
JP2011070655A (ja) * 2009-08-24 2011-04-07 Toshiba Corp 情報処理装置、メモリダンプシステムおよびメモリダンプ方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10210057B2 (en) 2014-12-22 2019-02-19 Fujitsu Limited Information processing apparatus with memory backup function for power failure

Also Published As

Publication number Publication date
JP5609242B2 (ja) 2014-10-22
US8489933B2 (en) 2013-07-16
US20120102370A1 (en) 2012-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5609242B2 (ja) 情報処理装置及びメモリダンプ採取方法
US9158628B2 (en) Bios failover update with service processor having direct serial peripheral interface (SPI) access
US11126420B2 (en) Component firmware update from baseboard management controller
JP6124994B2 (ja) レガシーos環境から統合拡張可能ファームウェア・インターフェース(uefi)ブート前環境への復元を行うための方法およびシステム、ならびにコンピュータ・プログラム
US5748877A (en) Method for executing embedded diagnostics from operating system-based applications
US10387261B2 (en) System and method to capture stored data following system crash
US9240924B2 (en) Out-of band replicating bios setting data across computers
US8782469B2 (en) Request processing system provided with multi-core processor
US9529410B2 (en) Service processor (SP) initiated data transaction with BIOS utilizing power off commands
US9529750B2 (en) Service processor (SP) initiated data transaction with bios utilizing interrupt
US7783872B2 (en) System and method to enable an event timer in a multiple event timer operating environment
US10909247B2 (en) Computing device having two trusted platform modules
WO2016074127A1 (zh) 计算机设备及计算机设备内存启动的方法
US8918879B1 (en) Operating system bootstrap failure detection
US11704198B2 (en) Method and apparatus for providing recovery from a computing device boot up error
JP2005301639A (ja) Osの障害対応方法およびそのプログラム
US20060069944A1 (en) Program, method, and mechanism for taking panic dump
US7430683B2 (en) Method and apparatus for enabling run-time recovery of a failed platform
EP2869189A1 (en) Boot up of a multiprocessor computer
US20200218612A1 (en) Kernel reset to recover from operating system errors
US10635554B2 (en) System and method for BIOS to ensure UCNA errors are available for correlation
JP4269362B2 (ja) コンピュータシステム
JP5348120B2 (ja) パニックダンプ採取のためのプログラム、方法、機構
US10768940B2 (en) Restoring a processing unit that has become hung during execution of an option ROM
WO2012143978A1 (ja) 情報処理装置及び情報処理装置の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140805

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5609242

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150