JP2011228928A - 立体映像信号処理装置 - Google Patents

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Hiroshi Mitani
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Abstract

【課題】インターレース信号による立体映像を精細度が高いプログレッシブ信号に変換することが求められている。
【解決手段】立体映像の左右映像信号のいずれか一方のインターレース映像信号と、前後のインターレース映像信号と、を用いて一方のインターレース映像信号の動きを示す動き判別信号を出力する動き判別部と、一方のインターレース映像信号と、他方のインターレース映像信号と、から両映像信号間の視差を検出する視差検出部と、視差と、他方のインターレース映像信号とから、一方の側の視差補償インターレース映像信号を生成する視差補償部と、動き判別信号、一方のインターレース映像信号、該インターレース映像信号とは時間的に異なるインターレース映像信号、視差補償インターレース映像信号と、を用いてインターレース映像信号をプログレッシブ映像信号に変換する補間部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、立体映像信号のIP変換機能を有する立体映像信号処理装置に関する。
飛び越し走査信号(以下インターレース信号)を順次信号(以下プログレッシブ信号)に変換するインターレース・プログレッシブ変換(以下IP変換)においては、画質改善のため、複数のフィールドに渡る映像信号から映像の動きを検出してその結果に基づいて走査線の補間を行う、動き適応インターレース・プログレッシブ変換(以下、動き適応IP変換)と呼ばれる方法が用いられる(特許文献1、特許文献2)。
図7のように立体映像信号として左眼用と右眼用の2系統のインターレース信号が並列に伝送される場合のIP変換においても、画質改善のために動き適応IP変換を用いることが望ましい。
図8は立体映像信号に対応した従来のIP変換システムの構成例である。図8において、801と802、と811と812は各々入力されるインターレース信号の1フィールド遅延信号を生成するフィールドメモリであり、803と813は立体映像信号の左右各々1フィールド前信号と1フィールド後信号を入力として動きのある映像か静止している映像かを判別して動き判別信号を出力する動き判別回路であり、804と814は各々現フィールド信号と1フィールド後信号と1フィールド前信号と前記動き判別信号を入力としてプログレッシブ信号を出力する補間回路である。
また図9は前記補間回路804と814における補間動作を示す。図8の従来のIP変換システムの動作を、図9を用いて説明する。まず右眼用現フィールド(nフィールド)ので第mラインを(以下、位相(n,m)とする)を補間する場合を考える。位相(n,m)に対応する右眼用1フィールド後信号(n+1,m)と右眼用1フィールド前信号(n−1,m)が動き判別回路803へ入力され両信号の差分等により動き判別が行われる。前記動き判別回路803で静止している映像と判別された場合は補間回路804において図9(a)のように前後フィールドの同じ位相にある信号から右眼用現フィールドの補間(フィールド間補間)が行われて右眼用プログレッシブ信号が出力される。反対に、前記動き判別回路803で動きのある映像と判別された場合は補間回路804において図9(b)のように現フィールドの上下位相にある信号から右眼用現フィールドの補間(フィールド内補間)が行われる右眼用プログレッシブ信号が出力される。
後者の場合は、同じフィールド内でその上下に位置する2つのラインの画像データから生成するため、生成された画素データに時間のずれが生じにくくなり、動画表示の際に適切な画素の補間ができる。
前記動き判別回路803の出力は、静止している映像か、又は、動きのある映像の2値判別とは限らず、動きの大きさに応じて多値で出力されることがある。この場合は動きの大きさに応じて前記フィールド間補間と前記フィールド内補間で生成される映像の双方を用いて右眼用プログレッシブ信号が出力され、動きが大きいほど前記フィールド内補間で生成される映像が支配的であり、動きが小さいほど前記フィールド間補間で生成される映像が支配的となるように合成される。左眼用信号に対する処理も右眼用と同様であるのでここでは説明を省略する。
図10は立体映像信号に対応した従来のIP変換システムの別の構成例である。図10において、1001と1002、と1011と1012は各々入力されるインターレース信号の1フィールド遅延信号を生成するフィールドメモリであり、1003と1013は各々2フィールド前信号と現フィールド信号を入力として動きのある映像か静止している映像かを判別して動き判別信号を出力する動き判別回路であり、1004と1014は各々現フィールド信号と1フィールド前信号と前記動き判別信号を入力としてプログレッシブ信号を出力する補間回路である。
また図11は前記補間回路1004と1014における補間動作を示す。図10の従来のIP変換システムの動作を図11を用いながら説明する。まず右眼用現フィールドで補間される位相(n、m)の動き判別を行うため前記位相近傍に対応する右眼用2フィールド前信号(n−2,m−1)および(n−2,m+1)と右眼用現フィールド信号(n,m−1)および(n,m+1)が動き判別回路403へ入力され近傍位相(n,m−1)および(n,m+1)の動きから位相(n、m)の動き判別が行われる。例えば(n,m−1)および(n,m+1)が共に静止している映像であれば(n、m)も静止している映像と判別される。
前記動き判別回路1003で静止している映像と判別された場合は補間回路1004において図11(a)のように右眼用1フィールド前信号の同じ位相にある信号から右眼用現フィールドの補間(フィールド間補間)が行われて右眼用プログレッシブ信号が出力される。また前記動き判別回路1003で動きのある映像と判別された場合は補間回路1004において図11(b)のように現フィールドの上下位相にある信号から右眼用現フィールドの補間(フィールド内補間)が行われる右眼用プログレッシブ信号が出力される。左眼用信号に対する処理も右眼用と同様であるのでここでは説明を省略する。
特開平10−112845号公報 特開2005−277523号公報
前記従来の技術によれば、静止している映像においては現フィールド信号では欠落している信号と相関が高い前後フィールドの信号により補間されるため垂直方法の精細度が高いプログレッシブ信号を生成可能となるが、動きのある映像では垂直方向の精細度が劣るプログレッシブ信号を生成してしまいフィールド間補間に比較して画質を損なう場合がある。
本出願の立体映像信号処理装置は、立体映像の左眼用、または、右眼用映像信号のいずれか一方のインターレース映像信号と、該インターレース映像信号と時間的に異なる別のインターレース映像信号と、の少なくとも一つを用いて該一方のインターレース映像信号の動きを示す動き判別信号を出力する動き判別部と、一方のインターレース映像信号と、他方のインターレース映像信号と、から両映像信号間の視差を検出する視差検出部と、視差に基づいて、他方のインターレース映像信号から、一方の側のインターレース映像信号である視差補償インターレース映像信号を生成する視差補償部と、動き判別信号に基づいて、前記一方のインターレース映像信号と、該インターレース映像信号とは時間的に異なる別のインターレース映像信号と、視差補償インターレース映像信号と、を用いてインターレース映像信号をプログレッシブ映像信号に変換する補間部と、を備える
上記において、動き判別部は、立体映像の左眼用、または、右眼用映像信号のいずれか一方のインターレース映像信号と、該インターレース映像信号より時間的に2フィールド前のインターレース映像信号と、を用いて該一方のインターレース映像信号の動きを示す動き判別信号を出力し、補間部は、前記動き判別信号に基づいて、一方のインターレース映像信号と、該インターレース映像信号より時間的に2フィールド前のインターレース映像信号と、前記視差補償インターレース映像信号と、を用いて前記インターレース映像信号をプログレッシブ映像信号に変換する、ものであってもよい。
上記において、動き判別部は、立体映像の左眼用、または、右眼用映像信号のいずれか一方のインターレース映像信号より時間的に1フィールド前のインターレース映像信号と、該一方のインターレース映像信号より時間的に1フィールド後のインターレース映像信号と、を用いて該一方のインターレース映像信号の動きを示す動き判別信号を出力し、補間部は、動き判別信号に基づいて、一方のインターレース映像信号と、該インターレース映像信号より時間的に1フィールド前のインターレース映像信号または1フィールド後のインターレース映像信号との少なくとも一つと、視差補償インターレース映像信号と、を用いてインターレース映像信号をプログレッシブ映像信号に変換する、ものであってもよい。
また、視差検出部は、左眼用のインターレース映像信号と右眼用のインターレース映像信号とで表示される同一の表示物の左右の表示位置の相違に基づいて視差を検出する際に、左眼用のインターレース映像信号で表示される表示物と、該表示物が左眼用のインターレース映像表示面で表示されている位置を基準位置として、右眼用のインターレース映像表示面における該基準位置から左側に表示される表示物と、を同一の表示部として視差を検出する、ことが好ましい。
上記解決手段により、動きのある映像であっても精細度が高いプログレッシブ信号を生成するIP変換機能を備える立体映像信号処理装置を提供することが可能である。
実施の形態1におけるIP変換システムの構成例を示す図 実施の形態1における視差検出動作の例を示す図 実施の形態1におけるIP変換システムの補間方法選択動作の例を示す図 実施の形態1における視差情報の確からしさ情報に基づいて補間方法を選択する方法の例を示す図 実施の形態1におけるIP変換システムの補間動作の例を示す図 実施の形態2におけるIP変換システムの構成例を示す図 立体映像信号の並列伝送の例を示す図 従来の立体映像信号に対応した従来のIP変換システムの構成例を示す図 従来のIP変換システムの補間動作の例を示す図 従来の立体映像信号に対応した従来のIP変換システムの構成例を示す図 従来のIP変換システムの補間動作の例を示す図
(実施の形態1)
図1は本実施の形態におけるIP変換システム(立体映像信号処理装置)の構成例を示す図である。図1において、101は右眼用第nフィールドのインターレース信号を入力して右眼用第n−1フィールドのインターレース信号を出力するフィールドメモリであり、102は前記右眼用第n−1フィールドのインターレース信号を入力して右眼用第n−2フィールドのインターレース信号を出力するフィールドメモリであり、111は左眼用第nフィールドのインターレース信号を入力して左眼用第n−1フィールドのインターレース信号を出力するフィールドメモリであり、112は前記左眼用第n−1フィールドのインターレース信号を入力して左眼用第n−2フィールドのインターレース信号を出力するフィールドメモリであり、103は前記右眼用第nフィールドのインターレース信号と前記右眼用第n−2フィールドのインターレース信号を入力して動きのある映像か静止している映像かを判別して右眼用動き判別信号を出力する右眼用動き判別回路であり、105は前記右眼用第nフィールドのインターレース信号と前記左眼用第nフィールドのインターレース信号を入力して前記右眼用第nフィールドのインターレース信号に対する前記左眼用第nフィールドのインターレース信号の視差を検出して右眼用視差情報と前記右眼用視差情報の確からしさ情報を出力する右眼用視差検出回路であり、106は前記左眼用第nフィールドのインターレース信号と前記右眼用視差情報を入力して前記右眼用第nフィールドのインターレース信号に相当する映像位置に調整された前記左眼用第nフィールドのインターレース信号を出力する右眼用視差補償回路であり、104は前記右眼用第nフィールドのインターレース信号と前記右眼用第n−1フィールドのインターレース信号と前記右眼用第nフィールドのインターレース信号に相当する映像位置に調整された前記左眼用第nフィールドのインターレース信号と前記右眼用動き判別信号と前記右眼用視差情報の確からしさ情報を入力して右眼用プログレッシブ信号を出力する補間回路であり、113は前記左眼用第nフィールドのインターレース信号と前記左眼用第n−2フィールドのインターレース信号を入力して動きのある映像か静止している映像かを判別して左眼用動き判別信号を出力する左眼用動き判別回路であり、115は前記左眼用第nフィールドのインターレース信号と前記右眼用第nフィールドのインターレース信号を入力して前記左眼用第nフィールドのインターレース信号に対する前記右眼用第nフィールドのインターレース信号の視差を検出して左眼用視差情報と前記左眼用視差情報の確からしさ情報を出力する左眼用視差検出回路であり、116は前記右眼用第nフィールドのインターレース信号と前記左眼用視差情報を入力して前記左眼用第nフィールドのインターレース信号に相当する映像位置に調整された前記右眼用第nフィールドのインターレース信号を出力する左眼用視差補償回路であり、114は前記左眼用第nフィールドのインターレース信号と前記左眼用第n−1フィールドのインターレース信号と前記左眼用第nフィールドのインターレース信号に相当する映像位置に調整された前記右眼用第nフィールドのインターレース信号と前記左眼用動き判別信号と前記前記左眼用視差情報の確からしさ情報を入力して左眼用プログレッシブ信号を出力する補間回路である。
以上のように構成された映像信号補正システムについて以下その動作説明を図1から図5を参照して行う。図1のフィールドメモリ101、フィールドメモリ102、フィールドメモリ111、フィールドメモリ112、動き判別回路103、動き判別回路113は各々図10のフィールドメモリ1001、フィールドメモリ1002、フィールドメモリ1011、フィールドメモリ1012、動き判別回路1003、動き判別回路1013と同様であるので説明を省略する。
視差検出回路105では、右眼用のインターレース信号に相当する映像位置に調整された左眼用のインターレース信号を生成するために必要な左右映像信号の視差を検出する。第nフィールドにおいては第mラインの左眼用のインターレース信号は存在しているが、第mラインの右眼用のインターレース信号は欠落しているため、直接に第mラインの左眼用のインターレース信号と第mラインの右眼用のインターレース信号を用いて視差を検出することができない。そのため例えば隣接する第m−1ラインおよび第m+1ラインの右眼用のインターレース信号から視差検出のための映像信号を生成して、この視差検出のための信号と第mラインの左眼用のインターレース信号から視差を検出する。
図2は第mラインにおける視差情報についての説明図である。図2(a)は右眼用第nフィールドのインターレース信号の第m−1ラインと第m+1ラインの映像信号から画素ごとに上下2画素の平均値を算出して生成した視差検出のための映像信号であり、図2(b)は左眼用第nフィールドのインターレース信号の第mラインの映像信号である。
視差情報を検出する具体的な方法として、例えば右眼用視差検出のための映像信号の第k番目の画素R(k)と前後3画素を含む映像信号と、左眼用映像信号の第x番目の画素L(x)と前後3画素を含む映像信号と、の各画素について差分の絶対値の総和S(x)を算出してS(x)が最小となるxを探索することで視差情報x−kを検出する。
このときS(x)は、
S(x)=Σ{|L(k−i)−R(x−i)|}
(ただしi=−3、−2、−1、・・・、3)
である。
特にレンズ光軸を平行に保つ平行法で撮像された立体映像信号である場合には、右眼用インターレース信号における映像に対応する左眼用インターレース信号における映像の表示位置xは、前記右眼用インターレース信号における映像の表示位置kよりも右側にある。よってxの探索範囲はk<xとするのが処理速度向上の観点から効果的である。
図2において右眼用映像信号の第k番目の画素に対応する左眼用映像信号は第k+2番目の画素であり、その視差情報は+2となる。視差情報に少数点以下の情報が含まれる場合は整数に丸めることができる。なお、ここで述べた視差情報検出手段は一例であり、たとえば別の手法としてブロックマッチングの手法を用いて視差を算出しても良い。
また視差検出回路105はこのS(x−k)の値を前記視差情報の確からしさ情報として出力する。このときS(x−k)が小さいほど前記視差情報の確からしさは高くなり、左右映像信号の間の相関が高いことを意味する。反対にS(x−k)が大きいほど前記視差情報の確からしさは低くなり、左右映像信号の間の相関が低いことを意味する。
視差補償回路106では、前記視差情報に基づいて右眼用のインターレース信号に相当する映像位置に調整された左眼用のインターレース信号を生成する。すなわち第mラインにおいて、右眼用映像信号の第k番目の画素における視差情報が+2であるとき、右眼用映像信号の第k番目の画素に対応する左眼用のインターレース信号として左眼用映像信号の第k+2番目の画素の映像信号を出力する。
補間回路104は、前記動き判別回路103の出力である動き判別信号と前記視差検出回路105の出力である視差情報の確からしさ情報を入力として補間方法を選択して右眼用プログレッシブ信号を出力する。
図3は補間方法選択動作の例を示す。図3(a)は従来の補間方法選択動作であり、図3(b)は本実施の形態における補間方法選択動作である。従来は前記動き判別信号に基づいて、静止している映像と判別された場合は右眼用インターレース信号を用いてフィールド間補間を行い、動きのある映像と判別された場合は右眼用インターレース信号を用いてフィールド内補間を行うものであった。
本実施の形態では、まず前記動き判別信号に基づいて静止している映像と判別された場合は図11(a)のように右眼用インターレース信号を用いてフィールド間補間を行い、動きのある映像と判別された場合は、次に前記視差情報の確からしさ情報に基づいて、図11(b)のように右眼用インターレース信号を用いてフィールド内補間を行うか、右眼用のインターレース信号に相当する映像位置に調整された左眼用のインターレース信号を用いて補間を行うかを選択する。
図4は視差情報の確からしさ情報に基づいて補間方法を選択する方法の例である。視差情報の確からしさ情報S(x−k)が予め設定される視差情報の確からしさの閾値Tより小さい場合は、左右映像信号の間の相関が高いため右眼用のインターレース信号に相当する映像位置に調整された左眼用のインターレース信号を用いて補間を行う。反対に、視差情報の確からしさ情報S(x−k)が予め設定される視差情報の確からしさの閾値T以上の場合は、左右映像信号の間の相関が低いため右眼用インターレース信号を用いてフィールド内補間を行う。
図5は右眼用のインターレース信号に相当する映像位置に調整された左眼用のインターレース信号を用いて補間を行う場合の補間動作を示す。左右映像信号の間の相関が高い場合(視差情報の確からしさ情報S(x−k)の値が所定の閾値Tより小さい場合)は、従来の図11(b)のフィールド内補間に比較して精細度の高いプログレッシブ信号を生成することができる。
左眼用信号に対する処理も右眼用と同様であるのでここでは説明を省略する。
以上のように、視差検出手段と視差補償手段を備え左右映像信号の間の相関が高い場合に左眼用のインターレース信号を用いて右眼用のインターレース信号に欠落した情報を補間することによって動きのある映像であっても精細度が高いプログレッシブ信号を生成するIP変換機能を備える立体画像処理装置を提供することが可能である。
(実施の形態2)
図6は本実施の形態におけるIP変換システムの構成例である。図6において、601は右眼用第n+1フィールドのインターレース信号を入力して右眼用第nフィールドのインターレース信号を出力するフィールドメモリであり、602は前記右眼用第nフィールドのインターレース信号を入力して右眼用第n−1フィールドのインターレース信号を出力するフィールドメモリであり、611は左眼用第n+1フィールドのインターレース信号を入力して左眼用第nフィールドのインターレース信号を出力するフィールドメモリであり、612は前記左眼用第nフィールドのインターレース信号を入力して左眼用第n−1フィールドのインターレース信号を出力するフィールドメモリであり、603は前記右眼用第n+1フィールドのインターレース信号と前記右眼用第n−1フィールドのインターレース信号を入力して動きのある映像か静止している映像かを判別して右眼用動き判別信号を出力する右眼用動き判別回路であり、605は前記右眼用第nフィールドのインターレース信号と前記左眼用第nフィールドのインターレース信号を入力して前記右眼用第nフィールドのインターレース信号に対する前記左眼用第nフィールドのインターレース信号の視差を検出して右眼用視差情報と前記右眼用視差情報の確からしさ情報を出力する右眼用視差検出回路であり、606は前記左眼用第nフィールドのインターレース信号と前記右眼用視差情報を入力して前記右眼用第nフィールドのインターレース信号に相当する映像位置に調整された前記左眼用第nフィールドのインターレース信号を出力する右眼用視差補償回路であり、604は前記右眼用第nフィールドのインターレース信号と前記右眼用第n−1フィールドのインターレース信号と前記右眼用第n+1フィールドのインターレース信号と前記右眼用第nフィールドのインターレース信号に相当する映像位置に調整された前記左眼用第nフィールドのインターレース信号と前記右眼用動き判別信号と前記前記右眼用視差情報の確からしさ情報を入力して右眼用プログレッシブ信号を出力する補間回路であり、613は前記左眼用第n+1フィールドのインターレース信号と前記左眼用第n−1フィールドのインターレース信号を入力して動きのある映像か静止している映像かを判別して左眼用動き判別信号を出力する左眼用動き判別回路であり、615は前記左眼用第nフィールドのインターレース信号と前記右眼用第nフィールドのインターレース信号を入力して前記左眼用第nフィールドのインターレース信号に対する前記右眼用第nフィールドのインターレース信号の視差を検出して左眼用視差情報と前記左眼用視差情報の確からしさ情報を出力する左眼用視差検出回路であり、616は前記右眼用第nフィールドのインターレース信号と前記左眼用視差情報を入力して前記左眼用第nフィールドのインターレース信号に相当する映像位置に調整された前記右眼用第nフィールドのインターレース信号を出力する左眼用視差補償回路であり、614は前記左眼用第nフィールドのインターレース信号と前記左眼用第n−1フィールドのインターレース信号と前記左眼用第n+1フィールドのインターレース信号と前記左眼用第nフィールドのインターレース信号に相当する映像位置に調整された前記右眼用第nフィールドのインターレース信号と前記左眼用動き判別信号と前記前記左眼用視差情報の確からしさ情報を入力して左眼用プログレッシブ信号を出力する補間回路である。
以上のように構成された映像信号補正システムについて以下その動作説明を、図6を参照して行う。図6のフィールドメモリ601、フィールドメモリ602、フィールドメモリ611、フィールドメモリ612、動き判別回路603、動き判別回路613は各々図8のフィールドメモリ801、フィールドメモリ802、フィールドメモリ811、フィールドメモリ812、動き判別回路803、動き判別回路813と同様であるので説明を省略する。
また、図6の視差検出回路605、視差検出回路615、視差補償回路606、視差補償回路616、補間回路604、補間回路614は各々図1の視差検出回路105、視差検出回路115、視差補償回路106、視差補償回路116、補間回路104、補間回路114と同様であるので説明を省略する。
以上のように、視差検出手段と視差補償手段を備え右眼用動き判別信号から左眼用動き判別信号を生成することによって左右表示画像間に不整合が少ないIP変換機能を有する立体画像処理装置を提供することが可能である。
以上のように本発明の表示装置は、前記した方式により動きのある映像であっても精細度が高いプログレッシブ信号を生成するIP変換機能を備える立体画像処理装置を提供することが可能となり、その実用的効果は大きい。
なお、実施の形態1、及び、2のいずれにおいもて、インターレース・プログレッシブ変換を実現する具体的な構成の一例として回路構成を用いた場合を示したが、本発明はこれに限定するものではない。上記回路構成の一部、又は、全部をソフトウェア等による処理で実現することも可能である。上記の回路構成を機能単位で実現する場合には、「動き判別回路」、「補間回路」、「視差検出回路」、「視差補償回路」はそれぞれ、「動き判別部」、「補間部」、「視差検出部」、「視差補償部」として構成される。
101、102、111、112、601、602、611、612 フィールドメモリ
103、113、603、613 動き判別回路
104、114、601、614 補間回路
105、115、605、615 視差検出回路
106、116、606、616 視差補償回路

Claims (4)

  1. インターレース信号により構成される立体映像の左右の映像信号を、それぞれプログレッシブ信号に変換する立体映像信号処理装置であって、
    前記立体映像の左眼用、または、右眼用映像信号のいずれか一方のインターレース映像信号と、該インターレース映像信号と時間的に異なる別のインターレース映像信号と、の少なくとも一つを用いて該一方のインターレース映像信号の動きを示す動き判別信号を出力する動き判別部と、
    前記一方のインターレース映像信号と、他方のインターレース映像信号と、から両映像信号間の視差を検出する視差検出部と、
    前記視差に基づいて、前記他方のインターレース映像信号から、一方の側のインターレース映像信号である視差補償インターレース映像信号を生成する視差補償部と、
    前記動き判別信号に基づいて、前記一方のインターレース映像信号と、該インターレース映像信号とは時間的に異なる別のインターレース映像信号と、前記視差補償インターレース映像信号と、を用いて前記インターレース映像信号をプログレッシブ映像信号に変換する補間部と、
    を備える立体映像信号処理装置。
  2. 前記動き判別部は、前記立体映像の左眼用、または、右眼用映像信号のいずれか一方のインターレース映像信号と、該インターレース映像信号より時間的に2フィールド前のインターレース映像信号と、を用いて該一方のインターレース映像信号の動きを示す動き判別信号を出力し、
    前記補間部は、前記動き判別信号に基づいて、前記一方のインターレース映像信号と、該インターレース映像信号より時間的に2フィールド前のインターレース映像信号と、前記視差補償インターレース映像信号と、を用いて前記インターレース映像信号をプログレッシブ映像信号に変換する、
    請求項1に記載の立体映像信号処理装置。
  3. 前記動き判別部は、前記立体映像の左眼用、または、右眼用映像信号のいずれか一方のインターレース映像信号より時間的に1フィールド前のインターレース映像信号と、該一方のインターレース映像信号より時間的に1フィールド後のインターレース映像信号と、を用いて該一方のインターレース映像信号の動きを示す動き判別信号を出力し、
    前記補間部は、前記動き判別信号に基づいて、前記一方のインターレース映像信号と、該インターレース映像信号より時間的に1フィールド前のインターレース映像信号または1フィールド後のインターレース映像信号との少なくとも一つと、前記視差補償インターレース映像信号と、を用いて前記インターレース映像信号をプログレッシブ映像信号に変換する、
    請求項1に記載の立体映像信号処理装置。
  4. 前記視差検出部は、左眼用のインターレース映像信号と右眼用のインターレース映像信号とで表示される同一の表示物の左右の表示位置の相違に基づいて視差を検出する際に、左眼用のインターレース映像信号で表示される表示物と、該表示物が左眼用のインターレース映像表示面で表示されている位置を基準位置として、右眼用のインターレース映像表示面における該基準位置から左側に表示される表示物と、を同一の表示部として視差を検出する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の立体映像信号処理装置。
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