JP2011228547A - リアクトルの冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】リアクトルの周囲における冷却液の貯留量および流量を適切に制御できる、リアクトルの冷却構造を提供する。
【解決手段】リアクトル40はキャッチタンク30内に収容される。可動部材20aはオイル50をキャッチタンク30に流入させる。キャッチタンク30の排出口30bには開閉部材31が設けられる。開閉部材31は、キャッチタンク30内に貯留されたオイル50の圧力が所定の閾値未満である場合には閉じ(閉位置31a)、オイル50の圧力が所定の閾値を超える場合に開く(開位置31bまたは中間位置)ように構成される。
【選択図】図1

Description

この発明はリアクトルの冷却構造に関し、とくにキャッチタンクにリアクトルを収容する構成のものに関する。
ハイブリッド車両の電圧コンバータ等にはリアクトルが用いられる。リアクトルは様々な位置に設けることが可能であるが、たとえば冷却を考慮して、冷却液となるオイルの循環経路中に配置される。特許文献1にはこのような構成の例が記載される。特許文献1の段落[0099]、図10および図11に記載される構成では、リアクトルL1はオイル室216に収容されている。オイルは、オイル通路210からオイル室216に流れ込み、オイル抜き孔214から排出される。
特開2008−218732号公報
しかしながら、従来の技術ではリアクトルの周囲における冷却液の貯留量および流量を適切に制御できないという問題があった。
たとえば特許文献1の構成では、オイル室に流入したオイルはただちにオイル抜き孔から流出してしまう。このため、流入するオイルが少ない状態(低速走行時等)ではリアクトルの周囲にほとんどオイルが存在せず、熱交換の効率が低下する。
また逆に、常にリアクトルの周囲を冷却液で満たした構成、たとえばオイルのプールにリアクトルを沈める構成とすると、冷却液の循環が適度に行われないため、熱交換の効率が低下する。これはとくにリアクトルの発熱量が大きい状態(高速走行時等)において問題となる。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたものであり、リアクトルの周囲における冷却液の貯留量および流量を適切に制御できるリアクトルの冷却構造を提供することを目的とする。
この発明に係るリアクトルの冷却構造は、冷却液を用いてリアクトルを冷却する、リアクトルの冷却構造であって、冷却構造は、リアクトルを収容するとともに冷却液を貯留するキャッチタンクと、冷却液をキャッチタンクに流入させる可動部材とを備え、キャッチタンクは冷却液を排出する排出口を有し、排出口には所定の開閉条件に応じて開閉する開閉部材が設けられる。
この冷却構造では、所定の開閉条件に応じて開閉部材が開閉するので、ある条件のときには排出口を閉じて冷却液の貯留量を適正に保ち、別の条件のときには排出口を開いて冷却液の流量を適正に保つ。
所定の開閉条件は冷却液が開閉部材に及ぼす力に関する条件であり、開閉部材は力が所定の閾値を超える場合には開き、力が所定の閾値未満である場合には閉じてもよい。
所定の開閉条件はキャッチタンクに貯留された冷却液の量に関する条件であり、開閉部材は量が所定の閾値を超える場合には開き、量が所定の閾値未満である場合には閉じてもよい。
この発明に係るリアクトルの冷却構造によれば、冷却液の排出口に設けられた開閉部材が所定の開閉条件に応じて開閉するので、リアクトルの周囲における冷却液の貯留量および流量を適切に制御することができる。
この発明に係るリアクトルの冷却構造を概略的に示す図である。 図1の冷却構造の動作を説明する図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係るリアクトルの冷却構造を概略的に示す図である。このリアクトルの冷却構造は、オイルを冷却液として用いてリアクトルを冷却するものである。リアクトルの冷却構造はケース10を備え、ケース10の内部をオイル50が循環する。すなわち、ケース10はオイル50が循環する領域を画定する。
リアクトルの冷却構造はトランスアクスル20およびキャッチタンク30を備える。トランスアクスル20およびキャッチタンク30はケース10に収容されている。また、キャッチタンク30は、コア40aおよびコイル40bを含むリアクトル40を収容する。
なお、図示しないが、リアクトル40は電気回路の一部を構成するものである。この電気回路は、たとえばリアクトル40の他にモータジェネレータ等を含み、ハイブリッド車両に用いられる。
トランスアクスル20は可動部材20aを含む。可動部材20aはたとえばモータジェネレータのロータであり、その回転によってオイル50を流動させ、キャッチタンク30に流入させる。たとえば図1に示すように、可動部材20aが矢印Aの方向に回転すると、その周囲のオイル50が矢印Bに示すように跳ね上げられ、矢印Cに示すように導かれてキャッチタンク30の流入口30aに達し、流入口30aからキャッチタンク30に流入する。キャッチタンク30は、このようにして流入したオイルを内部に貯留する。
キャッチタンク30は、キャッチタンク30に貯留されたオイル50を外部に排出する排出口30bを有する。排出口30bはたとえば図1のようにキャッチタンク30の壁面に設けられるが、底面またはその他の位置に設けられてもよい。
排出口30bには開閉部材31が設けられる。開閉部材31は開閉可能であり、すなわち排出口30bを封止する閉位置31aと、排出口30bを開通させる開位置31bとの間で変位可能である。開閉部材31は周知の開閉部材によって構成することができ、たとえば排出口30bを塞ぐために十分な面積および形状を有する板部材と、板部材を閉位置31aに向けて付勢するバネ等の付勢部材とを用いて構成することができる。
開閉部材31は、所定の開閉条件に応じて開閉するよう構成される。
たとえば、開閉部材31は、キャッチタンク30内に貯留されたオイル50が開閉部材31に及ぼす圧力に応じて開閉する。この場合、オイル50の圧力が所定の閾値未満である場合には閉じ(閉位置31a)、オイル50の圧力が所定の閾値を超える場合に開く(開位置31bまたは中間位置)ように構成される。また、開閉条件の基準として、開閉部材31の単位面積当たりの圧力でなく、オイル50が開閉部材31全体に及ぼす力を用いてもよい。
開閉部材31が開いている場合には、キャッチタンク30内のオイル50は、排出口30bを介して、矢印Dに示すように排出される。
図2は、実施の形態1に係るリアクトルの冷却構造の動作を説明する図である。
図2(a)は、キャッチタンク30にオイル50が流入しない状態、または流入量が比較的小さい状態を示す。このような状態は、可動部材20aが停止している状態または比較的低速で運動している状態であり、たとえば車両の場合には低速で走行している状態に相当する。キャッチタンク30内のオイル50が開閉部材31に及ぼす圧力は比較的小さく、開閉部材31は閉位置31aにある。この状態では排出口30bは閉じられており、オイル50は排出されない。したがって、キャッチタンク30内のオイル50の貯留量はある限度以下に減少することがなく、リアクトル40を効率良く冷却できる量に保たれる。
図2(b)は、キャッチタンク30へのオイル50の流入量が比較的大きい状態を示す。このような状態は、可動部材20aが比較的高速で運動している状態であり、たとえば車両の場合には高速で走行している状態に相当する。キャッチタンク30内のオイル50が開閉部材31に及ぼす圧力は比較的大きく、開閉部材31はこの圧力によって開位置31bに維持される。この状態では排出口30bは開かれており、オイル50は排出口30bからキャッチタンク30の外部へと排出される。したがって、キャッチタンク30内のオイル50の流量を比較的大きくして循環効率を上げ、リアクトル40を効率良く冷却することができる。なお、この状態では開閉部材31は必ずしも特定の開位置31bにある必要はなく、オイル50を排出できる程度に排出口30bを開く位置であれば良い。
以上のように、実施の形態1に係るリアクトルの冷却構造によれば、開閉部材31が圧力に応じて開閉するので、キャッチタンク30へのオイル50の流入量が小さいときには排出口30bを閉じてオイル50の貯留量を適正に保ち、リアクトル40から周囲のオイル50に放熱させて熱を成立させることができる。また、キャッチタンク30へのオイル50の流入量が大きいときには排出口30bを開いてオイル50の流量を適正に保ち、リアクトル40の周囲により低温のオイル50を循環させて熱を成立させることができる。
上述の実施の形態1では、開閉部材31の開閉条件の基準として圧力を用いたが、他の基準を用いてもよい。たとえば、キャッチタンク30内のオイル50の量に応じて開閉部材31が開閉する構成としてもよい。この場合、キャッチタンク30内のオイル50の体積または重量が所定の閾値未満である場合には閉じ(閉位置31a)、オイル50の体積または重量が所定の閾値を超える場合に開く(開位置31bまたは中間位置)ように構成される。
また、実施の形態1では可動部材20aはモータジェネレータのロータであるが、これは他の部材であってもよい。たとえばモータジェネレータ自体であってもよく、モータジェネレータの作動に応じて運動する他の部材(ギヤ等)であってもよく、または、オイル50を流動させる作用を有するものであればどのような部材または構造であってもよい。とくに、オイル50を流動させる目的のみをもって設けられる部材に限らず、その動作の結果としてオイル50をキャッチタンク30に流入させる部材であれば良い。
10 ケース、20 トランスアクスル(20a 可動部材)、30 キャッチタンク(30a 流入口、30b 排出口)、31 開閉部材(31a 閉位置、31b 開位置)、40 リアクトル、50 オイル(冷却液)。

Claims (3)

  1. 冷却液を用いてリアクトルを冷却する、リアクトルの冷却構造であって、
    前記冷却構造は、
    前記リアクトルを収容するとともに前記冷却液を貯留するキャッチタンクと、
    前記冷却液を前記キャッチタンクに流入させる可動部材と
    を備え、
    前記キャッチタンクは前記冷却液を排出する排出口を有し、前記排出口には所定の開閉条件に応じて開閉する開閉部材が設けられる
    リアクトルの冷却構造。
  2. 前記所定の開閉条件は前記冷却液が前記開閉部材に及ぼす力に関する条件であり、前記開閉部材は前記力が所定の閾値を超える場合には開き、前記力が前記所定の閾値未満である場合には閉じる、請求項1に記載のリアクトルの冷却構造。
  3. 前記所定の開閉条件は前記キャッチタンクに貯留された前記冷却液の量に関する条件であり、前記開閉部材は前記量が所定の閾値を超える場合には開き、前記量が前記所定の閾値未満である場合には閉じる、請求項1に記載のリアクトルの冷却構造。
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