JP2011221839A - 情報処理装置、および、プログラム - Google Patents

情報処理装置、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顔の方向を配慮して、従来よりも赤目検出に要する時間を短縮する技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置100は、画像データを入力する入力手段と、入力された画像データ内に顔が存在するか否か判定する顔有無判定手段と、顔有無判定手段で顔が存在すると判定された場合には、少なくとも1つ以上の顔についての方向を判定する顔方向判定手段と、顔方向判定手段で判定された顔の方向に応じて、赤目検出する方向を決定する赤目検出方向決定手段と、顔有無判定手段で顔が存在しないと判定された場合には全方向
の赤目検出を行い、顔有無判定手段で顔が存在すると判定された場合には、赤目検出方向決定手段で決定された方向の赤目検出を行う赤目検出手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、および、プログラムに関する。
カメラなどの撮像装置によって撮影された画像に赤目が発生することがある。従来から
、撮影画像に発生する赤目を検出(以下では「赤目検出」とよぶ)し、これを補正(以下
では「赤目補正」とよぶ)する技術がある(例えば、特許文献1)。
特開2005−322220号
しかし、画像内における顔の方向は様々なので、顔の方向ごとに異なる辞書を使用して
赤目検出を行う。そのため、多くの辞書を使用することとなり、赤目検出に多大な時間を
要する。
本発明は、顔の方向を配慮して、従来よりも赤目検出に要する時間を短縮する技術を提
供することを目的とする。
上記課題を解決するための本願発明は、赤目を検出する機能を有する情報処理装置であ
って、画像データを入力する入力手段と、入力された前記画像データ内に顔が存在するか
否か判定する顔有無判定手段と、前記顔有無判定手段で顔が存在すると判定された場合に
は、少なくとも1つ以上の顔についての方向を判定する顔方向判定手段と、前記顔方向判
定手段で判定された顔の方向に応じて、赤目検出する方向を決定する赤目検出方向決定手
段と、前記顔有無判定手段で顔が存在しないと判定された場合には全方向の赤目検出を行
い、前記顔有無判定手段で顔が存在すると判定された場合には、前記赤目検出方向決定手
段で決定された方向の赤目検出を行う赤目検出手段と、を備える。
本発明の情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 (A)顔の方向が上方向と判定される画像データの例を示す図である。(B)顔の方向が下方向と判定される画像データの例を示す図である。(C)顔の方向が左方向と判定される画像データの例を示す図である。(D)顔の方向が右方向と判定される画像データの例を示す図である。 赤目検出処理について説明するためのフローチャートである。 全方向赤目処理、特定方向赤目処理、選択方向赤目処理について説明するためのフローチャートである。 印刷実行処理について説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された情報処理装置100の機能構成の一例を示す
ブロック図である。図示するように、情報処理装置100には、例えば、LAN等のコン
ピューターネットワーク(以下では「ネットワーク」とよぶ)やUSBケーブルを介して
通信可能に、プリンター200が接続されている。
情報処理装置100は、プリンター200のホストコンピューターとして機能する。ま
た、情報処理装置100は、入力された画像データに対して、赤目検出、赤目補正するこ
とができる。
情報処理装置100は、不図示の、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(R
andom Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、ハードディスクと、ディス
プレイ等からなる出力装置と、キーボード、マウス等からなる入力装置と、プリンター2
00とデータの送受信を行う通信インターフェイスと、を備える一般的なコンピューター
である。
そして、情報処理装置100には、図示するように、データ入力部101と、赤目検出
方向決定部102と、赤目検出部103と、補正処理部104と、印刷処理部105と、
辞書データベース120と、が構築される。各ユニット101〜105は、情報処理装置
100が備えるROMなどからRAMにロードされたコンピュータプログラムを、CPU
が実行することにより構築される。また、辞書データベース120は、ROMやハードデ
ィスクなどの記憶装置により構築される。
データ入力部101は、カメラなどを用いて撮影された画像データを情報処理装置10
0に入力する。具体的には、データ入力部101は、ユーザーからの指示に基づいて、画
像データをハードディスクなどの記憶装置に格納する。
赤目検出方向決定部102は、撮影された画像データ内の顔の方向に応じて、赤目検出
の方向を決定する。
具体的には、赤目検出方向決定部102は、以下のように赤目検出の方向を決定する。
まず、赤目検出方向決定部102は、データ入力部101によって入力された画像デー
タ内に顔が存在するか否か判定する。
ここで、顔が存在するか否かの判定方法については、本願発明では特に限定するもので
はないが、例えば、赤目検出方向決定部102は、データ入力部101によって入力され
た画像データから、人間の目、鼻、口、輪郭、肌の色といった顔の特徴を抽出して顔を検
出できる。そして、赤目検出方向決定部102は、1つも顔が検出できない場合には、画
像データ内に顔は存在しないと判定し、少なくとも1つ以上の顔が検出できた場合には、
画像データ内に顔が存在すると判定する。
次に、赤目検出方向決定部102は、画像データ内に顔が存在すると判定された場合に
は、検出された顔が複数個あるか否か判定する。そして、画像データ内に複数個の顔が存
在しない(すなわち、1つの顔のみが存在する)と判定された場合には、検出された顔の
方向を判定する。
ここで、顔の方向の判定方法については、本願発明では特に限定するものではないが、
例えば、顔として検出(認識)された領域(以下では、「顔領域400」とよぶ)の中心
からみて頭部の方向が、画像データの上下左右いずれの方向に一致する(或いは、近い)
のか特定し、特定した方向を顔の方向とする。なお、画像データには方向を示すデータが
予め付加されており、画像データの上下左右は予め定められているものとする。
図2(A)は、顔の方向が上方向と判定される画像データの例を示す図である。図示す
るように、顔領域400の中心からみて頭部の方向が、画像データの上方向(紙面の上方
向)に一致する場合には、顔の方向は上方向と判定される。
また、図2(B)は、顔の方向が下方向と判定される画像データの例を示す図である。
図示するように、顔領域400の中心からみて頭部の方向が、画像データの下方向(紙面
の下方向)に一致する場合には、顔の方向は下方向と判定される。
また、図2(C)は、顔の方向が左方向と判定される画像データの例を示す図である。
図示するように、顔領域400の中心からみて頭部の方向が、画像データの左方向(紙面
の左方向)に一致する場合には、顔の方向は左方向と判定される。
また、図2(D)は、顔の方向が右方向と判定される画像データの例を示す図である。
図示するように、顔領域400の中心からみて頭部の方向が、画像データの右方向(紙面
の右方向)に一致する場合には、顔の方向は右方向と判定される。
そして、赤目検出方向決定部102は、判定された顔の方向(上下左右いずれかの方向
)を、赤目検出する方向として決定する。なお、赤目検出する方向については後述する。
一方、赤目検出方向決定部102は、画像データ内に複数の顔が存在すると判定された
場合には、検出された全ての顔について、顔の方向を判定する。
そして、赤目検出方向決定部102は、それぞれの顔について判定された顔の方向(上
下左右いずれかの方向)のうち、少なくともいずれか1つの顔の方向を、赤目検出する方
向として選択(決定)する。
図1に戻り、赤目検出部103は、画像データに発生している赤目を検出する。例えば
、赤目検出部103は、辞書データ(例えば、顔画像のテンプレート)を用いて赤目検出
を行う。
辞書データベース120は、辞書データを格納する。図示するように、辞書データには
、上方向の顔の赤目検出に用いられる上方向辞書データ121と、下方向の顔の赤目検出
に用いられる下方向辞書データ122と、左方向の顔の赤目検出に用いられる左方向辞書
データ123と、右方向の顔の赤目検出に用いられる右方向辞書データ124と、が含ま
れる。
そして、赤目検出部103は、赤目検出方向決定部102で決定された方向(赤目検出
する方向)に対応する辞書データを用いて赤目検出を行う(後述する、特定方向赤目処理
、選択方向赤目処理)。すなわち、赤目検出方向決定部102によって赤目検出する方向
が上方向と決定された場合には、赤目検出部103は、上方向辞書データ121を画像デ
ータに重ねて目の位置(領域)を特定し、赤目検出する。同様に、赤目検出方向決定部1
02によって赤目検出する方向が下方向と決定された場合には下方向辞書データ122、
赤目検出する方向が左方向と決定された場合には左方向辞書データ123、赤目検出する
方向が右方向と決定された場合には右方向辞書データ124、を画像データに重ねて目の
位置(領域)を特定し、赤目検出する。
ただし、赤目検出部103は、赤目検出方向決定部102によって画像データ内に顔は
存在しないと判定されている場合には、全方向の辞書データ(121〜124)を用いて
赤目検出を行う(後述する全方向赤目処理)。
補正処理部104は、画像データに対して各種補正を行う。例えば、補正処理部104
は、赤目検出部103によって赤目を検出する処理がされた画像データに対して、赤目を
除去する赤目補正を施す。また、補正処理部104は、赤目補正の他に、明るさ、彩度な
どを補正する処理を行う。
印刷処理部105は、プリンター200で印刷可能な形式の印刷データを生成し、プリ
ンター200に送信する。例えば、印刷処理部105は、補正処理部104で赤目補正や
各種補正(明るさ、彩度などの補正)がされた画像データから印刷データを生成する。ま
た、印刷処理部105は、通信インターフェイスを介して印刷データをプリンター200
に送信する。
本実施形態が適用された情報処理装置100は、以上のような構成からなる。ただし、
情報処理装置100の構成はこれに限定されない。
また、上記した各構成要素は、情報処理装置100の構成を理解容易にするために、主
な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発
明が制限されることはない。情報処理装置100の構成は、処理内容に応じて、さらに多
くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行
するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実
行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
次に、上記構成からなる情報処理装置100の特徴的な動作について説明する。
<赤目検出処理>
図3は、本実施形態の情報処理装置100で実行される赤目検出処理の一例を説明する
ためのフローチャートである。
情報処理装置100は、所定のタイミングで本フローを開始する。例えば、情報処理装
置100に電源が投入されるタイミング、画像を撮影するためのカメラなどの電子機器が
情報処理装置100に接続されるタイミング、画像データを格納する可搬型メモリー(U
SBメモリーなど)が接続されるタイミング、画像データを通信(無線、有線)を介して
受信するタイミング、ユーザーからの指示を受け付けるタイミング、で本フローを開始す
る。
本フローを開始すると、情報処理装置100のデータ入力部101は、カメラなどを用
いて撮影された画像データを情報処理装置100に入力する(ステップS101)。具体
的には、データ入力部101は、画像データを格納している装置(例えば、カメラ、可搬
型メモリー)から情報処理装置100に画像データを入力する指示を、ユーザー(入力装
置)から受け付けると、画像データをハードディスクなどの記憶装置に格納する。
次に、赤目検出方向決定部102は、ステップS101で入力された画像データ内に顔
が存在するか否か判別する(ステップS102)。例えば、赤目検出方向決定部102は
、ステップS101で入力された画像データに所定の処理(特徴抽出を行うための前処理
など)を施し、人間の目、鼻、口、輪郭、肌の色といった顔の特徴について抽出を試みる
。このとき、赤目検出方向決定部102は、顔の特徴が抽出された場合には、画像データ
内に顔が存在すると判定する。なお、赤目検出方向決定部102は、画像データ内で検出
された顔の個数をカウントし、そのカウント値を所定のメモリーに記憶しておく。一方、
顔の特徴が抽出されない場合には、画像データ内に顔は存在しないと判定する。
そして、赤目検出方向決定部102は、画像データ内に顔は存在しないと判定された場
合には(ステップS102;No)、処理をステップS103に移行する。また、画像デ
ータ内に顔が存在すると判定された場合には(ステップS102;Yes)、処理をステ
ップS104に移行する。
処理がステップS103に移行すると、赤目検出部103は、ステップS102で顔は
検出されなかったものの画像データ内に顔が存在する可能性はあるため、全方向の辞書デ
ータを用いて全方向赤目処理を行う(ステップS103)。なお、全方向赤目処理の詳細
については後述する。
一方、処理がステップS104に移行すると、赤目検出方向決定部102は、ステップ
S102で検出された顔が複数個あるか否か判別する(ステップS104)。具体的には
、赤目検出方向決定部102は、ステップS102で所定のメモリーに記憶しておいた顔
の個数(カウント値)を読み出して、顔が複数個あるか否か判別する。
ここで、赤目検出部103は、画像データ内に複数の顔が存在しない、すなわち、1つ
の顔のみ存在すると判定された場合には(ステップS104;No)、ステップS102
で検出された1つの顔の方向に対応する辞書データを用いて特定方向赤目処理を行う(ス
テップS105)。これにより、不要な辞書データを用いずに赤目検出できるため、従来
よりも赤目検出に要する時間が短縮される。なお、特定方向赤目処理の詳細については後
述する。
一方、赤目検出部103は、画像データ内に複数の顔があると判定された場合には(ス
テップS104;Yes)、ステップS102で検出されたそれぞれの顔の方向のうち、
選択された顔の方向に対応する辞書データを用いて選択方向赤目処理を行う(ステップS
106)。これにより、赤目検出に用いる辞書データを効果的に減らすことができるため
、従来よりも赤目検出に要する時間が短縮される。なお、選択方向赤目処理の詳細につい
ては後述する。
以下に、ステップS103の全方向赤目処理、ステップS105の特定方向赤目処理、
ステップS106の選択方向赤目処理、の詳細について説明する。
図4は、全方向赤目処理、特定方向赤目処理、選択方向赤目処理について説明するため
のフローチャートである。
<全方向赤目処理>
図示(左図)するように、処理がステップS103に移行すると、赤目検出部103は
、全方向(すなわち、上下左右の方向)の辞書データ(上方向辞書データ121、下方向
辞書データ122、左方向辞書データ123、右方向辞書データ124)を、辞書データ
ベース120から読み込む(ステップS1031)。
それから、赤目検出部103は、ステップS101で入力された画像データを、記憶装
置から読み込む(ステップS1032)。
続いて、赤目検出部103は、全方向の赤目検出を行う(ステップS1033)。具体
的には、赤目検出部103は、ステップS1032で読み込んだ画像データについて、ス
テップS102で顔と検出(認識)された顔領域400に、ステップS1031で読み込
んだ上方向辞書データ121を重ねて目のおおよその位置を特定する。そして、特定した
位置の画素の輝度値を参照して赤目を検出する。同様に、赤目検出部103は、ステップ
S1032で読み込んだ画像データにおける顔領域400に、ステップS1031で読み
込んだ下方向辞書データ122、左方向辞書データ123、右方向辞書データ124を、
それぞれ重ねて目のおおよその位置を特定し、特定した位置の画素の輝度値を参照して赤
目を検出する。
そして、赤目検出部103は、全方向の赤目検出によって赤目が検出された場合には、
検出した位置(領域)をメモリーなどに登録する。
ステップS1033の処理が終了すると、赤目検出部103は、全方向赤目処理(ステ
ップS103)を終了し、赤目検出処理(図3に示すフロー)も終了する。

<特定方向赤目処理>
また、図示(中央図)するように、処理がステップS105に移行すると、赤目検出方
向決定部102は、赤目検出する方向を決定する(ステップS1051)。
具体的には、まず、赤目検出方向決定部102は、ステップS102で検出された1つ
の顔の方向を判定する。顔の方向の判定方法としては、例えば、顔領域400の中心から
みて頭部の方向が、画像データの上下左右いずれの方向に一致する(或いは、近い)のか
特定し、特定した方向を顔の方向とすればよい。
次に、赤目検出方向決定部102は、判定された顔の方向(上下左右いずれかの方向)
に応じて、赤目検出する方向を決定する。具体的には、赤目検出方向決定部102は、判
定された顔の方向を、そのまま赤目検出する方向として決定する。その後、赤目検出方向
決定部102は、処理をステップS1052に移行する。
処理がステップS1052に移行すると、赤目検出部103は、ステップS1051で
決定された方向の辞書データ(例えば、上方向辞書データ121、下方向辞書データ12
2、左方向辞書データ123、右方向辞書データ124のいずれかの辞書データ)を、辞
書データベース120から読み込む(ステップS1052)。ここで、赤目検出部103
は、ステップS1051で決定された方向の辞書データ以外の辞書データは読み込まない
。そのため、辞書データの読み込み時間を従来よりも大幅に短縮することができる。
それから、赤目検出部103は、ステップS101で入力された画像データを、記憶装
置から読み込む(ステップS1053)。
続いて、赤目検出部103は、ステップS1051で決定された方向の赤目検出を行う
(ステップS1054)。具体的には、赤目検出部103は、ステップS1052で読み
込んだ画像データについて、ステップS102で顔と検出(認識)された顔領域400に
、ステップS1052で読み込んだ辞書データを重ねて目のおおよその位置(領域)を特
定する。そして、特定した位置の画素の輝度値を参照して赤目を検出する。ここで、赤目
検出部103は、ステップS1051で決定された方向以外の赤目検出は行わない(すな
わち、ステップS1052で読み込んだ辞書データ以外の辞書データを用いた赤目検出を
行わない)ため、赤目検出の処理時間を従来よりも大幅に短縮することができる。
そして、赤目検出部103は、ステップS1051で決定された方向の赤目検出によっ
て赤目が検出された場合には、検出した位置(領域)をメモリーなどに登録する。
ステップS1054の処理が終了すると、赤目検出部103は、特定方向赤目処理(ス
テップS105)を終了し、赤目検出処理(図3に示すフロー)も終了する。
<選択方向赤目処理>
また、図示(右図)するように、処理がステップ106に移行すると、赤目検出方向決
定部102は、赤目検出する方向を選択(決定)する(ステップS1061)。
具体的には、まず、赤目検出方向決定部102は、ステップS102で検出された複数
の顔について、それぞれの顔の方向を判定する。それぞれの顔の方向の判定方法としては
、ステップS1051と同様に、例えば、顔領域400の中心からみて頭部の方向が、画
像データの上下左右いずれの方向に一致する(或いは、近い)のか特定し、特定した方向
を顔の方向とすればよい。
次に、赤目検出方向決定部102は、それぞれの顔について判定された顔の方向(上下
左右いずれかの方向)のうちいずれかの顔の方向を、赤目検出する方向として選択する。
具体的には、赤目検出方向決定部102は、上下左右いずれかの方向に判定された顔の個
数を、上下左右の方向ごとにカウントし(多数決をとり)、顔の総数が最も多い方向を、
赤目検出する方向として選択(決定)する。その後、赤目検出方向決定部102は、処理
をステップS1062に移行する。
処理がステップS1062に移行すると、赤目検出部103は、ステップS1061で
選択(決定)された方向の辞書データ(例えば、上方向辞書データ121、下方向辞書デ
ータ122、左方向辞書データ123、右方向辞書データ124のいずれかの辞書データ
)を、辞書データベース120から読み込む(ステップS1062)。ここで、赤目検出
部103は、ステップS1061で選択(決定)された方向の辞書データ以外の辞書デー
タは読み込まない。そのため、辞書データの読み込み時間を従来よりも大幅に短縮するこ
とができる。
それから、赤目検出部103は、ステップS101で入力された画像データを、記憶装
置から読み込む(ステップS1063)。
続いて、赤目検出部103は、ステップS1061で選択(決定)された方向の赤目検
出を行う(ステップS1064)。具体的には、赤目検出部103は、ステップS106
2で読み込んだ画像データについて、ステップS102で顔と検出(認識)されたそれぞ
れの顔領域400に、ステップS1062で読み込んだ辞書データを重ねて目のおおよそ
の位置(領域)を顔ごとに特定する。そして、特定した位置の画素の輝度値を参照して赤
目を検出する。ここで、赤目検出部103は、ステップS1061で選択(決定)された
方向以外の赤目検出は行わない(すなわち、ステップS1062で読み込んだ辞書データ
以外の辞書データを用いた赤目検出を行わない)ため、赤目検出の処理時間を従来よりも
大幅に短縮することができる。
そして、赤目検出部103は、ステップS1061で選択(決定)された方向の赤目検
出によって赤目が検出された場合には、検出した位置(領域)をメモリーなどに登録する
ステップS1064の処理が終了すると、赤目検出部103は、選択方向赤目処理(ス
テップS106)を終了し、赤目検出処理(図3に示すフロー)も終了する。
以上のように、本実施形態の情報処理装置100は、画像データ内の顔の方向に応じて
、赤目検出に用いる辞書データを効率良く選択しているため、不要な辞書データの読み出
しや辞書データの回転などの処理を省くことができ、その結果、従来よりも赤目検出に要
する時間を短縮することができる。
なお、赤目検出処理が終了した後、情報処理装置100は、赤目が検出された画像デー
タに対して各種処理を施すことができる。例えば、情報処理装置100は、画像データ内
の赤目を除去(赤目補正)してから印刷を行うことができる(以下では、「印刷実行処理
」とよぶ)。
<印刷実行処理>
図5は、本実施形態の情報処理装置100で実行される印刷実行処理について説明する
ためのフローチャートである。
情報処理装置100は、例えば、ユーザーから印刷の指示を受け付けるタイミングで本
フローを開始する。
本フローを開始すると、情報処理装置100の補正処理部104は、印刷対象の画像デ
ータを読み込む(ステップS201)。
そして、補正処理部104は、ステップS201で読み込まれた画像データに対して、
赤目補正を行う(ステップS202)。本願発明は、赤目補正の方法について限定するも
のではないが、例えば、ステップS1033、ステップS1054、或いは、ステップS
1064で検出された赤目の位置(領域)に対応する画素の色(輝度値)を補正する。そ
れから、補正処理部104は、処理をステップ203に移行する。
処理がステップS203に移行すると、補正処理部104は、印刷対象の画像データに
対して、明るさ、彩度を補正する処理を行う(ステップS203)。もちろん、ステップ
S203では、それ以外の各種補正を画像データに施すようにしてもよい。
それから、印刷処理部105は、印刷処理を行う(ステップS204)。具体的には、
印刷処理部105は、ステップS202およびステップS203で補正された画像データ
に基づいて、プリンター200で印刷可能な形式の印刷データを生成し、プリンター20
0に送信する。
その後、印刷処理部105は、本フローを終了する。
なお、上記した各フローの各処理単位は、情報処理装置100を理解容易にするために
、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によ
って、本願発明が制限されることはない。情報処理装置100が行う処理は、さらに多く
の処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処
理を実行してもよい。
また、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するも
のではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
例えば、上記実施形態では、画像データ内に複数の顔が存在する場合、上下左右いずれ
かの方向に判定された顔の個数を、上下左右の方向ごとにカウントし、顔の総数が最も多
い方向を、赤目検出する方向として選択(決定)している(ステップS1061)。しか
し、本発明は、これに限定されない。
例えば、赤目検出方向決定部102は、ステップS1061において、上下左右いずれ
かの方向に判定された顔の面積(画素数)を、上下左右の方向ごとにカウント(総和)し
、顔の面積の総和(総面積)が最も大きい方向を、赤目検出する方向として選択(決定)
するようにしてもよい。
また、赤目検出方向決定部102は、ステップS1061において、画像データ内の中
央に存在する顔の方向を、赤目検出する方向として選択(決定)するようにしてもよい。
また、赤目検出方向決定部102は、ステップS1061において、判定された全ての
顔の方向を、赤目検出する方向として選択(決定)するようにしてもよい。
また、上記実施形態や変形例においては、情報処理装置100で上記の処理が実行され
る。しかし、本発明は、これに限定されず、プリンター200で上記の処理が実行されて
もよい。また、プリンター200は、複合機、コピー機などであってもよい。
100・・・情報処理装置、101・・・データ入力部、102・・・赤目検出方向決定
部、103・・・赤目検出部、104・・・補正処理部、105・・・印刷処理部、12
0・・・辞書データ、200・・・プリンター、400・・・顔領域

Claims (10)

  1. 赤目を検出する機能を有する情報処理装置であって、
    画像データを入力する入力手段と、
    入力された前記画像データ内に顔が存在するか否か判定する顔有無判定手段と、
    前記顔有無判定手段で顔が存在すると判定された場合には、少なくとも1つ以上の顔に
    ついての方向を判定する顔方向判定手段と、
    前記顔方向判定手段で判定された顔の方向に応じて、赤目検出する方向を決定する赤目
    検出方向決定手段と、
    前記顔有無判定手段で顔が存在しないと判定された場合には全方向の赤目検出を行い、
    前記顔有無判定手段で顔が存在すると判定された場合には、前記赤目検出方向決定手段で
    決定された方向の赤目検出を行う赤目検出手段と、を備える、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記顔方向判定手段は、
    入力された前記画像データ内に複数の顔が存在する場合には、上下左右のいずれかの方
    向を向いている顔の個数を上下左右の方向ごとにカウントし、
    前記赤目検出方向決定手段は、
    前記顔方向判定手段でカウントされた顔の総数が最も多い方向を、赤目検出する方向と
    して決定する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記顔方向判定手段は、
    入力された前記画像データ内に複数の顔が存在する場合には、上下左右のいずれかの方
    向を向いている顔の面積を上下左右の方向ごとに総和し、
    前記赤目検出方向決定手段は、
    前記顔の面積の総和が最も大きい方向を、赤目検出する方向として決定する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記赤目検出方向決定手段は、
    入力された前記画像データ内に複数の顔が存在する場合には、当該画像データ内におい
    て中央に存在する顔の方向を、赤目検出する方向として決定する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記赤目検出方向決定手段は、
    入力された前記画像データ内に複数の顔が存在する場合には、前記顔方向判定手段で判
    定された全ての顔の方向を、赤目検出する方向として決定する、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. コンピューターを、赤目を検出する機能を有する情報処理装置として機能させるための
    プログラムであって、
    画像データを入力する入力ステップと、
    入力された前記画像データ内に顔が存在するか否か判定する顔有無判定ステップと、
    前記顔有無判定ステップで顔が存在すると判定された場合には、少なくとも1つ以上の
    顔についての方向を判定する顔方向判定ステップと、
    前記顔方向判定ステップで判定された顔の方向に応じて、赤目検出する方向を決定する
    赤目検出方向決定ステップと、
    前記顔有無判定ステップで顔が存在しないと判定された場合には全方向の赤目検出を行
    い、前記顔有無判定ステップで顔が存在すると判定された場合には、前記赤目検出方向決
    定ステップで決定された方向の赤目検出を行う赤目検出ステップと、を前記コンピュータ
    ーに実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムであって、
    前記顔方向判定ステップでは、
    入力された前記画像データ内に複数の顔が存在する場合には、上下左右のいずれかの方
    向を向いている顔の個数を上下左右の方向ごとにカウントし、
    前記赤目検出方向決定ステップでは、
    前記顔方向判定ステップでカウントされた顔の総数が最も多い方向を、赤目検出する方
    向として決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  8. 請求項6に記載のプログラムであって、
    前記顔方向判定ステップでは、
    入力された前記画像データ内に複数の顔が存在する場合には、上下左右のいずれかの方
    向を向いている顔の面積を上下左右の方向ごとに総和し、
    前記赤目検出方向決定ステップでは、
    前記顔の面積の総和が最も大きい方向を、赤目検出する方向として決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  9. 請求項6に記載のプログラムであって、
    前記赤目検出方向決定ステップでは、
    入力された前記画像データ内に複数の顔が存在する場合には、当該画像データ内におい
    て中央に存在する顔の方向を、赤目検出する方向として決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
  10. 請求項6に記載のプログラムであって、
    前記赤目検出方向決定ステップでは、
    入力された前記画像データ内に複数の顔が存在する場合には、前記顔方向判定ステップ
    で判定された全ての顔の方向を、赤目検出する方向として決定する、
    ことを特徴とするプログラム。
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