JP2011219994A - Portable machine for vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用携帯機に関するものである。 The present invention relates to a portable device for a vehicle.
近年の四輪自動車等の車両では、その利便性及びセキュリティレベルの向上が強く求められている。このため、車両と運転者に携帯される携帯機(電子キー)との間の無線通信を利用して、運転者が車両に近づくだけで自動的にドアの解錠を行ったり、車両に乗り込んでエンジンの始動を行ったりする電子キーシステムの採用が積極的に行われている。 In recent years, vehicles such as four-wheeled vehicles are strongly required to improve convenience and security level. For this reason, using the wireless communication between the vehicle and the portable device (electronic key) carried by the driver, the driver automatically unlocks the door or gets into the vehicle just by approaching the vehicle. The electronic key system that starts the engine is actively adopted.
このような携帯機は、内蔵バッテリーにより動作するが、このバッテリーが消耗した際にも、車両の施錠及び解錠や、エンジンの始動が行えるように、携帯機にはメカニカルキーが着脱可能に収容されている。運転者は、このメカニカルキーによってその車両における全ての施錠及び解錠やエンジン始動を行うことができる。また、バレットパーキングを利用する際に、運転者が携帯機からメカニカルキーを取り外すことによって、運転者(メカニカルキーの所有者)以外の者は、グローブボックスやトランクの開閉を行うことができなくなる。 Such a portable device operates with a built-in battery, but even when this battery is depleted, a mechanical key is detachably housed in the portable device so that the vehicle can be locked and unlocked and the engine can be started. Has been. The driver can perform all locking and unlocking of the vehicle and engine starting with this mechanical key. Further, when using the valet parking, the driver removes the mechanical key from the portable device, so that a person other than the driver (owner of the mechanical key) cannot open or close the glove box or the trunk.
このバレットパーキング等の際において、メカニカルキーが外された携帯機を管理者が管理しやすくするために、携帯機に吊環を設ける、あるいは携帯機本体に貫通孔を形成することが行われている。これにより、管理者は、携帯機を例えば略U字のフック等に引っかけることができるので管理しやすくなる。 At the time of this valet parking etc., in order to make it easy for the administrator to manage the portable device from which the mechanical key has been removed, a suspension ring is provided on the portable device or a through hole is formed on the portable device body. . Accordingly, the administrator can easily manage the portable device because the portable device can be hooked on, for example, a substantially U-shaped hook.
しかし、携帯機は、通常の使用において、運転者のポケットやハンドバック等に収容されていることが多いため、このような吊環や貫通孔は、洋服や他の所有物と干渉するおそれがある。また、携帯機の意匠面からしても、このような吊環や貫通孔は好ましいものではなかった。 However, since the portable device is often housed in a driver's pocket, handbag, or the like in normal use, such a hanging ring or through hole may interfere with clothes or other belongings. Further, even from the design side of the portable device, such a hanging ring and a through hole are not preferable.
そこで、特許文献1,2に示すように、携帯機からメカニカルキーを外した際にバレットリングが携帯機から突出する構造が従来提案されている。
特許文献1では、携帯機の内部に収容されたバレットリングは、メカニカルキーの抜き外される方向に付勢手段により付勢されるとともに、同メカニカルキーの頭部によってその移動が規制されている。そして、メカニカルキーが抜き外された場合に、バレットリングは、付勢手段の付勢力により、メカニカルキーの頭部のあったところに突出する。なお、メカニカルキーを携帯機に挿入して収容する際には、バレットリングは、メカニカルキーの頭部と当接することによって、該メカニカルキーと一緒に付勢手段の付勢力に抗して携帯機の内部へ収容される。
Therefore, as shown in
In
特許文献2では、携帯機にはバレットリング(吊環)が突設されるとともに、携帯機に収容されるメカニカルキーの頭部にはバレットリングを収容する凹部が形成されている。このため、携帯機にメカニカルキーが収容されている場合には、バレットリングは凹部に収容されるので外部からはその形状が見えない。そして、携帯機からメカニカルキーを抜き外した場合に、バレットリングが現れる。
In
ところで、近年、更なる利便性向上のため、携帯機には薄型化が望まれている。しかしながら、特許文献1,2の携帯機では、その薄型化に限界があった。すなわち、特許文献1の携帯機では、メカニカルキーを収容した際に、該メカニカルキーが携帯機から抜けるのを防止するためのロックパウルが設けられている。このロックパウルは、メカニカルキーのキープレートの厚み部分(側縁部)と弾性的に係合する。そして、前述のバレットリングは、携帯機の厚み方向から見たとき、ロックパウルに重なるように配置されている。さらに特許文献1の携帯機では、これらバレットリング及びロックパウルは、キーレスモジュールにも重なっている。特許文献2の携帯機では、携帯機の厚み方向から見たとき、バレットリングとキープレートとが重なるように配置されている。
By the way, in recent years, in order to further improve convenience, it is desired that the portable device be made thinner. However, the portable devices disclosed in
このように、特許文献1,2の携帯機では、バレットリングとロックパウル、あるいはメカニカルキー等の他の部材とを携帯機の厚さ方向に重ねて配置する構成されている。そして、これが、携帯機の薄型化を阻害する一因となっていた。
As described above, the portable devices of
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、バレットリングと他の部材との重なりを排除することによって、携帯機を薄型化できる構造を提供することにある。 The present invention has been made to solve the above problems, and an object of the present invention is to provide a structure that can reduce the thickness of the portable device by eliminating the overlap between the bullet ring and other members. is there.
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は通信対象と無線通信を行う通信部と、該通信部を外部環境から保護するケースと、該ケースの内部に設けられてメカニカルキーを着脱可能に収容するキー収容部と、前記ケースの内部に設けられて前記キー収容部から前記メカニカルキーが離脱することにより前記ケースの外部に突出可能としたリング状部材と、を備えた携帯機において、前記ケースの厚み方向から見たとき、前記リング状部材は、前記メカニカルキー及び前記通信部と重ならないように配設されてなることを要旨とする。
In order to solve the above problems, the invention described in
同構成によれば、前記ケース内において、前記リング状部材と前記メカニカルキー及び前記通信部とが前記ケースの厚さ方向に重ならないため、その分、前記ケースを薄型化することができる。従って、携帯機を運転者のポケットやハンドバック等に入れた際にも、ケースによって嵩張ることを防ぐことができるので使用勝手が向上する。また、前記リング状部材と前記通信部とが重ならないように配置するため、前記リング状部材に金属材料を用いた場合であっても、該リング状部材によって前記通信部と通信対象との通信が阻害されることを抑制することができる。 According to this configuration, in the case, the ring-shaped member, the mechanical key, and the communication unit do not overlap with each other in the thickness direction of the case, so that the case can be made thinner accordingly. Therefore, even when the portable device is put in a driver's pocket or handbag, it can be prevented from being bulky by the case, so that the usability is improved. In addition, since the ring-shaped member and the communication unit are arranged so as not to overlap each other, even when a metal material is used for the ring-shaped member, communication between the communication unit and the communication target is performed by the ring-shaped member. Can be inhibited.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯機において、前記メカニカルキーと前記リング状部材との間には、同リング状部材と一体的、あるいは連動して変位する係合部材とを設け、この係合部材は、前記キー収容部に収容された前記メカニカルキーの一部分に係合することによりその変位が規制される一方、前記キー収容部から前記メカニカルキーが離脱したときには、前記メカニカルキーとの係合が解除されることにより、その変位が許容されることを要旨とする。 According to a second aspect of the present invention, in the portable device according to the first aspect, between the mechanical key and the ring-shaped member, an engagement member that is displaced integrally with or in conjunction with the ring-shaped member. The engagement member is restricted in its displacement by engaging with a part of the mechanical key housed in the key housing portion, while when the mechanical key is detached from the key housing portion, The gist is that the displacement is allowed by releasing the engagement with the mechanical key.
同構成によれば、前記メカニカルキーがキー収容部に収容されているとき、前記係合部材の変位が規制されることにより、前記リング状部材の変位、すなわちケースの外部への突出が規制されているため、リング状部材によって運転者のポケットや、ハンドバックの内容物等に引っかかることを抑制することができる。 According to this configuration, when the mechanical key is accommodated in the key accommodating portion, the displacement of the engagement member is restricted, so that the displacement of the ring-shaped member, that is, the protrusion to the outside of the case is restricted. Therefore, it is possible to prevent the ring-shaped member from being caught in the driver's pocket, the contents of the handbag, or the like.
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の携帯機において、前記係合部材は、前記ケースの厚み方向から見たとき、前記リング状部材、前記メカニカルキー、及び前記通信部が重ならないように設けられてなることを要旨とする。 According to a third aspect of the present invention, in the portable device according to the second aspect, when the engagement member is viewed from the thickness direction of the case, the ring-shaped member, the mechanical key, and the communication unit overlap each other. The gist is that it is provided so as not to become.
同構成によれば、携帯機の厚みを増大させることなく、前記メカニカルキーの前記キー収容部への収容時に前記リング状部材の前記ケースの外部への突出を抑制することができる。 According to this configuration, the ring-shaped member can be prevented from protruding outside the case when the mechanical key is accommodated in the key accommodating portion without increasing the thickness of the portable device.
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の携帯機において、前記ケースの外部からの操作を通じて前記メカニカルキーの一部に係合することにより同メカニカルキーの変位を規制する位置と、前記メカニカルキーとの係合が解除される位置との間を変位するロック部材を備え、前記ロック部材は、ケースの厚み方向から見たとき、前記リング状部材、前記メカニカルキー、前記通信部、及び前記係合部材と重ならないように設けられてなることを要旨とする。 According to a fourth aspect of the present invention, in the portable device according to the second or third aspect, the displacement of the mechanical key is regulated by engaging a part of the mechanical key through an operation from the outside of the case. And a position where the engagement with the mechanical key is released, and the locking member, when viewed from the thickness direction of the case, the ring-shaped member, the mechanical key, and the communication The gist is that it is provided so as not to overlap the part and the engaging member.
同構成によれば、携帯機の厚みを増大させることなく、前記メカニカルキーの前記ロック部材を設けることができる。 According to this configuration, the lock member of the mechanical key can be provided without increasing the thickness of the portable device.
本発明では、バレットリングと他の部材との携帯機の厚さ方向における重なりを排除することによって、携帯機を薄型化できる構造を提供することができる。 In the present invention, it is possible to provide a structure that can reduce the thickness of the portable device by eliminating the overlap in the thickness direction of the portable device between the bullet ring and other members.
以下、本発明を具体化した携帯機の第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1(a)(b)に示すように、携帯機(電子キー)1は、樹脂からなる略直方体状のケース2と、該ケース2の正面(表面)の幅方向に並列するように配設されたロックボタン3とアンロックボタン4とを有する。また、図1(b)に示すように、ケース2には、外部から操作可能とされたロック部材5と、ケース2の外部に突出可能とされたリング状部材及び係合部材としてのバレットリング6と、ケース2に対し抜挿可能とされたメカニカルキー7とが収容されている。通常、メカニカルキー7は、ロック部材5により、ケース2に対して抜け止め状態に保持される。ロック部材5の操作を通じて、メカニカルキー7の抜け止め状態が解除されることにより、メカニカルキー7は、ケース2から引き抜き可能となる。そして、メカニカルキー7がケース2から引き抜かれることにより、バレットリング6が、ケース2の外部に突出する。ロック部材5及びバレットリング6は、キー収容部8に隣接するように配置されているが、ケース2の厚さ方向においては異なる位置に配置されている。
Hereinafter, a first embodiment of a portable device embodying the present invention will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 (a) and 1 (b), a portable device (electronic key) 1 is arranged so as to be arranged in parallel in a width direction of a substantially rectangular
また、携帯機1は、運転者がロックボタン3、あるいはアンロックボタン4を押圧操作することにより図示しない車両ドアのロック/アンロックを遠隔操作することのできる、いわゆるリモートコントロール機能(電子キー機能)を有している。なお、ケース2の正面には、ロックボタン3及びアンロックボタン4の上方に携帯機1の車両や会社等を表すエンブレム9が固着されている。
The
図2に示すように、ケース2内には、車両との無線通信を可能とする通信回路等が設けられる基盤10が配設されている。この通信部としての基盤10上には、プッシュスイッチ10a,10bがロックボタン3、アンロックボタン4(図1参照)に対応して設けられている。そしてロックボタン3、アンロックボタン4が押圧されることにより、プッシュスイッチも押圧されるようになっている。
As shown in FIG. 2, in the
また、ケース2の上部には、L字状のキー収容部8が設けられている。キー収容部8は、ケース2の表面と裏面との間に形成された略直方体状の開口部11、及び開口部11のケース2の左側の側面と基盤10との間に形成されて長さ方向に伸びる溝部12からなる。
Further, an L-shaped key
メカニカルキー7は、略板状に形成された金属製のキープレート21と、該キープレート21の基端部に固着された頭部22とからなる。頭部22は、樹脂により略直方体状に形成されている。そして、メカニカルキー7は、キープレート21側からキー収容部8へ挿入される。このとき、溝部12にはキープレート21が、開口部11には頭部22がそれぞれ収容される。なお、頭部22は、開口部11に収容された際に、ケース2の上面に凹凸ができないように形成されている。
The
図2に示すように、ケース2の上部において、開口部11の右側にはロック部材収容部31が形成されている。また、ケース2には、開口部11とロック部材収容部31とを連結する連結孔32が形成されている。この連結孔32は、ロック部材収容部31よりもケース2の長手方向(紙面上下方向)の距離が短くなるように形成されている。これにより、ケース2の内部には、ロック部材収容部31と開口部11との間において上下方向に突出する中間壁部33,34が形成される。また、ケース2には、ロック部材収容部31から上方へ伸びて外部に開放された摺動溝36が形成されている。この摺動溝36は、ロック部材収容部31よりもケース2の幅方向にあたる距離が短くなるように形成されている。
As shown in FIG. 2, a lock
ロック部材収容部31には、ロック部材5が収容されている。このロック部材5は、ロック部材収容部31内をケース2の幅方向へ摺動する略板状の本体部41と、該本体部41から開口部11側へ突出する係合片42と、本体部41から上方へ突出するリリースノブ43とを備えてなる。係合片42の先端には、下方へ傾斜する傾斜面44が形成されている。そして、係合片42は連結孔32に、リリースノブ43は摺動溝36にそれぞれ収容されている。リリースノブ43は、摺動溝36に沿って摺動するとともに、外部から操作することが可能とされている。
The
また、本体部41の係合片42と反対側の部位には、幅方向に凹設されたばね収容部45が形成されている。ばね収容部45には、コイルばね46が収容されている。コイルばね46の一端は、ばね収容部45の底部に係止され、他端はロック部材収容部31の壁部(ケース2)に係止されている。そして、本体部41は、コイルばね46の弾性力によって開口部11側へ常時付勢される。この本体部41の開口部11側への変位は、本体部41が中間壁部33,34に当接することにより規制される。このとき、係合片42は、開口部11の内部に突出する。
Further, a
メカニカルキー7の頭部22において、メカニカルキー7がキー収容部8に収容された際に連結孔32と対応する部位には、連結孔32側に開口する係止凹部22aが形成されている。そして、メカニカルキー7がキー収容部8に収容された状態において、係止凹部22aには連結孔32から突出する係合片42が挿入されている。そして、係合片42の下面に頭部22が係止されることにより、メカニカルキー7がキー収容部8から抜けることが防止される。
In the
図3に示すように、ケース2の上部において、開口部11の右側には、該開口部11と連続するバレットリング収容部51が形成されている。図1(a)に示すように、バレットリング収容部51は、ロック部材収容部31の下側に設けられている。また、ケース2には、バレットリング収容部51から上方へ伸びて外部に開放された摺動溝52が形成されている。摺動溝52は、開口部11とバレットリング収容部51との間に設けられた係止壁部53と、ケース2の上壁における開口部11と反対側の部分である係止壁部54とからなる。これら係止壁部53,54間の距離、すなわち、摺動溝52におけるケース2の幅方向の距離は、バレットリング収容部51よりも短く設定されている。
As shown in FIG. 3, in the upper part of the
バレットリング収容部51には、金属製のバレットリング6がケース2の長さ方向へ摺動可能に収容されている。詳述すると、バレットリング6は、矩形板状の本体部61と、本体部61の下部において、ケース2の幅方向両側へ突出する2つの係合突部64,65とからなる。本体部61の上部には、ケース2の厚さ方向に貫通する略正方形状の貫通孔63が形成されている。本体部61の先端部62は、摺動溝52に収容されている。また、開口部11側の係合突部64は、開口部11の内部に突出している。さらに、本体部61の貫通孔63と反対側の部位には、ケース2の長さ方向に凹設されたばね収容部67が形成されている。このばね収容部67には、コイルばね68が挿入されている。なお、バレットリング6は、フック等に引っかけられる部分であるので、ある程度の強度が必要となる。このため、バレットリング6は金属材料により形成するのが望ましい。
In the bullet
コイルばね68の一端は、ばね収容部67の底部に係止され、他端はバレットリング収容部51の底壁部に係止されている。本体部61(バレットリング6)は、コイルばね68の弾性力により常時上方へ付勢されている。このバレットリング6の上方への変位は、メカニカルキー7がキー収容部8に収容された状態では係合突部64が頭部22の一部分に係合することにより、またメカニカルキー7がキー収容部8から引き抜かれた状態では、係合突部64,65が係止壁部53,54に当接することにより、それぞれ規制される。
One end of the coil spring 68 is locked to the bottom of the
すなわち、メカニカルキー7の頭部22の下部右側には、係合突部64を係止する係止溝22bが形成されている。そして、メカニカルキー7がキー収容部8に収容された状態では、係合突部64が係止溝22bに当接する。そして、係合突部64と係止溝22bとが係合した状態において、バレットリング6の先端面とケース2の外面とが面一となるように、バレットリング6の長手方向の長さ等が設定されている。また、メカニカルキー7は、キー収容部8に収容された状態においては、ロック部材5によってキー収容部8から抜けることが防止されている(図2参照)。このため、係合突部64と係止溝22bとが係合することにより、バレットリング6の上方への変位、すなわち、バレットリング6が摺動溝52から外部へ突出することが規制される。
That is, a locking
以上説明したように、バレットリング6、メカニカルキー7、及び基盤10はケース2の厚さ方向に重ならないように配置されている。すなわち、ケース2をその厚み方向からみた場合の、バレットリング6、メカニカルキー7、及び基盤10の投影領域が互いに重ならないように、バレットリング6、メカニカルキー7、及び基盤10は設けられている。
As described above, the
次に、このように構成された携帯機1の動作について説明する。まず、メカニカルキー7をケース2から外す際の動作を説明する。
この場合、図2に示すように、運転者は、リリースノブ43をコイルばね46の弾性力に抗して右側へスライド移動させる。すると、これに伴い係合片42も右側へ移動する。そして、図2に2点鎖線で示すように、係合片42の先端が、連結孔32に収容されると、係合片42と係止凹部22aとの係合が解除される。こうして、メカニカルキー7は、ケース2に対してその上方への相対移動が可能になる。
Next, the operation of the
In this case, as shown in FIG. 2, the driver slides the release knob 43 to the right against the elastic force of the coil spring 46. As a result, the engagement piece 42 also moves to the right. Then, as shown by a two-dot chain line in FIG. 2, when the tip of the engagement piece 42 is accommodated in the connection hole 32, the engagement between the engagement piece 42 and the locking recess 22a is released. Thus, the
このとき、図3に示すように、係止溝22bと係合突部64とは互いに係合した状態に維持されている。コイルばね68の弾性力によってバレットリング6は常に上方へ付勢されている。そして、この弾性力は、係合突部64を介してメカニカルキー7にも伝達される。従って、係合片42と係止凹部22aとの係合が解除された際には、メカニカルキー7及びバレットリング6は、コイルばね68の弾性力によってケース2の上方へ押し出される。
At this time, as shown in FIG. 3, the locking
図3に2点鎖線で示すように、その係合突部64,65が係止壁部53,54に当接することにより、その上方への移動が停止する。これに伴い、メカニカルキー7の移動も停止する。このとき、メカニカルキー7は、その頭部22が十分にケース2の上方へ突出しているため、運転者は、容易にメカニカルキー7を引き抜くことが可能となっている。また、バレットリング6は、コイルばね68の弾性力により、貫通孔63がケース2(係止壁部53,54)の上方へ突出した状態に維持される。
As indicated by a two-dot chain line in FIG. 3, the engagement protrusions 64 and 65 abut against the locking
このため、メカニカルキー7を抜き取られた携帯機1(ケース2)は、バレットリング6の貫通孔63にU字フック等を引っかけることが可能になっている。
次に、メカニカルキー7をケース2に収容する際の動作を説明する。
For this reason, the portable device 1 (case 2) from which the
Next, the operation when housing the
メカニカルキー7をキー収容部8に挿入すると、係止溝22bと係合突部64が係合する。運転者は、係合突部64を介して伝達されるコイルばね68の弾性力に抗してメカニカルキー7を更に下方(図示下側)へ押圧する。すると、頭部22の下面と係合片42とが当接する。このとき、傾斜面44によりメカニカルキー7の挿入力がロック部材収容部31側への力に変換されて係合片42に作用する。従って、本体部41は、メカニカルキー7挿入に伴いコイルばね46の弾性力に抗して右側へ移動する。係合片42が連結孔32内に収容されることにより、メカニカルキー7の更なる下方への移動が許容される。
When the
そして、更にメカニカルキー7が下方へ挿入されてキープレート21が溝部12に、頭部22が開口部11にそれぞれ収容されることによって、メカニカルキー7は、ケース2(携帯機1)へ完全に収容される。なお、このとき、係合片42がコイルばね68の弾性力により左方へ変位して係止凹部22aに挿入される。この係合片42に係止凹部22aが係止されることによって、メカニカルキー7の抜け止めが防止される。なお、これと同時にバレットリング6もその先端部62がケース2の上面に対して面一をなすようにバレットリング収容部51内に収容される。
Further, the
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ケース2内において、バレットリング6、メカニカルキー7、及び基盤10がケース2の厚さ方向に重ならないため、その分、ケース2を薄型化することができる。従って、携帯機1を運転者のポケットやハンドバック等に入れた際にも、ケースによって嵩張ることを防ぐことができるので使用勝手が向上する。また、バレットリング6と基盤10とが重ならないように配置するため、バレットリング6に金属材料を用いた場合であっても、バレットリング6によって基盤10と車両との通信が阻害されることを抑制することができる。
As described above in detail, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1) Since the
(2)メカニカルキー7をケース2に挿入する際、頭部22と係合突部64との係合を通じて、バレットリング6はケース2の内方に変位する。従って、運転者は、メカニカルキー7をケース2に収容させるという一操作のみでバレットリング6もケース2の内部に収容させることができる。
(2) When the
(3)メカニカルキー7をケース2から取り外した際、係合突部64を係止壁部53に係合させるという簡易な構成により、バレットリング6の貫通孔63は外部に突出した状態を維持することができる。
(3) When the
(4)メカニカルキー7をケース2から取り外した際、バレットリング6は、ケース2からその長手方向へ突出する。このため、例えば貫通孔63をU字フック等に引っかけた際に、ケース2は重力によってその長手方向が地面の鉛直方向と一致するようにぶら下がりやすくなる。従って、ケース2に固着されたエンブレム9の上下及び左右が反転しないため、ケース2をU字フック等に引っかけた際でもエンブレム9を正確な状態で人々に認識させることができる。
(4) When the
(5)キー収容部8が、ケース2の表面と裏面との間に形成されていることにより、メカニカルキー7の抜き取り後の意匠性が確保される。
(第2の実施形態)
以下、本発明の携帯機の第2の実施形態を図面に従って説明する。本実施形態は、基本的には、先の図1〜図3に示す携帯機と同様の構成を備えている。そして、本例は、バレットリングの配置及びその周辺の機構の点で第1の実施形態と異なる。従って、説明の便宜上、前記第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
(5) Since the key
(Second Embodiment)
Hereinafter, a second embodiment of the portable device of the present invention will be described with reference to the drawings. The present embodiment basically has the same configuration as the portable device shown in FIGS. This example is different from the first embodiment in terms of the arrangement of the bullet ring and the surrounding mechanism. Therefore, for convenience of explanation, the same components as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and a part of the explanation is omitted.
図4(a)(b)に示すように、携帯機70のケース2の内部には、ケース2の厚さ方向に伸びる回転軸71が設けられている。この回転軸71は、開口部11の右側に設けられている。この回転軸71には、ケース2の長手方向に伸びる回転棒72が回転可能に設けられている。また、ケース2の内部において、回転軸71の右側には、ケース2の厚さ方向に伸びる回転軸73を中心に自由回転するローラ74が配設されている。そして、ケース2の内部には、ローラ74の更に右側において、バレットリング収容部75が形成されている。このバレットリング収容部75は、ケース2の右側へ延びて外部に開放されている。
As shown in FIGS. 4A and 4B, a rotating shaft 71 extending in the thickness direction of the
バレットリング収容部75には、バレットリング76がケース2の幅方向に摺動可能に収容されている。このバレットリング76の右側の端部には、ケース2の厚さ方向に貫通する貫通孔77が形成されている。また、バレットリング76の左側の端部とバレットリング収容部75の左側の端部との間には、コイルばね78が配設されている。そして、バレットリング76はコイルばね78の弾性力により右側へ常時付勢される。さらにバレットリング76の左側の端部には、回転棒72の上側の端部にその一端が取着されるとともに、ローラ74及びコイルばね78の中心を通るワイヤ79の他端が取着されている。このコイルばね78の弾性力は、ワイヤ79を介して回転棒72にも伝達される。そして、回転棒72は回転軸71を中心に時計まわりに回転しようとする。しかし、このとき、回転棒72の下部がメカニカルキー7の頭部22に下方から当接する。これにより、バレットリング76の右方への変位が規制される。バレットリング76は、ケース2に収容された状態に維持される。
A
そして、図4に示すように、本例においても、メカニカルキー7、基盤10、及びバレットリング76は、ケース2の厚さ方向に重ならないように配置されている。
このように構成された携帯機70では、前記第1の実施形態と同様に、コイルばね46の弾性力に抗してリリースノブ43をスライド移動させることにより、メカニカルキー7は、ケース2から取り外し可能となる。頭部22には、時計方向へ回転しようとする回転棒72が下方から係合しているので、メカニカルキー7は、コイルばね78の弾性力により上方へ変位する。メカニカルキー7の上方への変位、すなわち、回転棒72の時計方向への回転に伴い、バレットリング76は、ケース2の外方向へ向けて変位する。この変位に伴い、回転棒72はワイヤ79に引っ張られて、その長手方向がバレットリング76の突出方向と一致する。この位置で、回転棒72はその回転を停止する。従って、バレットリング76もその移動が停止される。このとき、貫通孔77はケース2の外部に突出した状態に維持される。なお、回転棒72のワイヤ79が取り付けられていない側の端部は、開口部11に突出した状態となっている。また、図4に2点鎖線で示すように、メカニカルキー7もその頭部22が回転棒72のワイヤ79が取り付けられていない側の端部に押圧されて外部に突出している。こうして、運転者は、メカニカルキー7をケース2から簡単に引き抜くことができる。
And also in this example, as shown in FIG. 4, the
In the
一方、メカニカルキー7をケース2に収容する場合は、メカニカルキー7をキー収容部8に挿入することにより、頭部22と回転棒72が係合する。そして、さらにメカニカルキー7をキー収容部8に挿入すると、回転棒72は、回転軸71を中心に反時計回り方向へ回転する。このとき、ワイヤ79を介してバレットリング76には、これをバレットリング収容部75内に引き込む方向の力が作用する。こうして、メカニカルキー7をキー収容部8に挿入するのに従ってバレットリング76もケース2内へ収容される。メカニカルキー7が完全にキー収容部8に収容された際には、前記第1の実施形態と同様に、係合片42が係止凹部22aに係合することにより、メカニカルキー7のケース2からの脱落が抑制される。そして、バレットリング76は、ケース2内に収容された状態に維持される。
On the other hand, when the
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)〜(3),(5)と同様の効果が得られるようになる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の携帯機の第3の実施形態を図面に従って説明する。なお、前記第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
As described above in detail, according to this embodiment, the same effects as (1) to (3) and (5) in the first embodiment can be obtained.
(Third embodiment)
Hereinafter, a third embodiment of the portable device of the present invention will be described with reference to the drawings. In addition, about the structure similar to the said 1st Embodiment, the same code | symbol is attached | subjected and the description is partially abbreviate | omitted.
図5(a)(b)に示すように、本例では、メカニカルキー7は下方へ引き抜き可能とされている。また、ロック部材5等もケース2の下部に設けられている。そして、図5(a)に示すように、携帯機80は、ケース2のキー収容部8の先端部に連続する略直方体状の収容部81を有している。キー収容部8に収容されたメカニカルキー7の先端部は、収容部81に突出する。この収容部81は、その右側が、ケース2の長手方向に伸びて外部に開放されている。収容部81の内部には、ラック82が収容されている。ラック82は、溝部12(キープレート21)に対応する。ラック82は、ラック歯を右側に向けた状態でケース2の長手方向に摺動可能に配置されている。このラック82は、そのケース2の幅方向における大きさが、溝部12よりも大きく形成されている。また収容部81の内部において、ラック82のキー収容部8と反対側の端部と収容部81(ケース2)の壁部との間にコイルばね83が配設されている。ラック82は、コイルばね83の弾性力により常時下方に向かって付勢されている。ラック82の下方への変位は、その下面が、キープレート21の先端に当接することにより規制される。メカニカルキー7は、ラック82を介してコイルばね83の弾性力により常時下方に向かって付勢される。メカニカルキー7の下方への変位は、係合片42と係止凹部22aとが係合することにより規制される。
As shown in FIGS. 5A and 5B, in this example, the
また、収容部81の内部には、ラック歯に噛合する歯車84が配設されている。歯車84は、ケース2の厚さ方向に伸びる回転軸85を中心に回転可能に支持されている。歯車84の右側には、これに噛合する長尺状のバレットリング86が配設されている。また、バレットリング86は、ケース2の長手方向に摺動することが可能とされており、その先端がケース2の外部に突出する図5の2点鎖線で示される位置と、その先端が外面と面一となる図5の実線で示される位置との間を変位する。なお、バレットリング86の先端部には、ケース2の厚さ方向に貫通する貫通孔87が形成されている。
Further, a
そして、図5に示されるように、本例においても、メカニカルキー7、基盤10、及びバレットリング86は、ケース2の厚さ方向に重ならないように配置されている。
このように構成された携帯機80では、前記第1の実施形態と同様に、コイルばね46の弾性力に抗してリリースノブ43をスライド移動させることにより、メカニカルキー7は、ケース2から取り外し可能となる。このとき、コイルばね83の弾性力によってラック82と一緒にメカニカルキー7は下方に移動して、ケース2から外部へ突出する。このラック82の移動によって、歯車84は、回転軸85を中心に反時計回りに回転する。これに伴い、バレットリング86は上方、すなわちメカニカルキー7(ラック82)が突出する方向とは反対方向に変位する。ラック82が、収容部81の壁部と当接することによりバレットリング86の上方への移動が停止される。このとき、バレットリング86の貫通孔87はケース2の外部に突出する。また、メカニカルキー7も外部に突出しているため、運転者は、メカニカルキー7をケース2から簡単に引き抜くことができる。
As shown in FIG. 5, also in this example, the
In the
一方、メカニカルキー7をキー収容部8に挿入すると、キープレート21の先端がラック82の先端に当接する。コイルばね83の弾性力に抗してメカニカルキー7が更に挿入されると、ラック82は上方へ移動する。これに伴い、歯車84が時計回りに回転することにより、バレットリング86は下方へ変位する。そして、メカニカルキー7がキー収容部8に完全に収容されると、バレットリング86も収容部81(ケース2内)に収容される。メカニカルキー7が完全にキー収容部8に収容された際には、上記第1の実施形態と同様に、係合片42と係止凹部22aとが係合することにより、メカニカルキー7のケース2からの脱落が抑制される。
On the other hand, when the
以上詳述したように、本実施形態によれば、前記第1の実施形態における(1)〜(5)の効果に加えて以下の効果が得られるようになる。
(6)バレットリング86(貫通孔87)をケース2から突出させて、例えばU字フック等に引っかけた際に、メカニカルキー7が収容されていたキー収容部8は、鉛直下向きに開口する状態となる。従って、このとき、キー収容部8へ埃やごみ等が意図せずに入り込んでしまうことを抑制するとともに、キー収容部8に入り込んでいる埃やごみ等を重力によって落下させることができる。これにより、キー収容部8には、埃やごみ等が少ない状態となるので、再びメカニカルキー7をキー収容部8に収容する際に、埃やごみ等によってその収容が阻害されることを抑制することができる。
As described above in detail, according to the present embodiment, in addition to the effects (1) to (5) in the first embodiment, the following effects can be obtained.
(6) When the bullet ring 86 (through hole 87) protrudes from the
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記各実施形態では、係合片42と係止凹部22aとを係合させることにより、メカニカルキー7の抜け止めを行うようにしたが、次のようにしてもよい。すなわち、図6に示すように、ロック部材90は、キー収容部8の先端部と左側の外部とを連結するロック部材収容部91に配設されている。ロック部材90は、ロック部材収容部91の略中央に位置してケース2の厚さ方向に伸びる円柱状の軸部92と、ケース2のロック部材収容部91を塞ぐかたちで配設される回動部材93とを備えている。回動部材93は、その中央の部分が軸部92により回転可能に支持されている。また、回動部材93の軸部92に軸支されている部分からキー収容部8の開口部11側に延設される一方の延設部93aの先端部には、溝部12内に突出する突起部93bが形成されている。キープレート21の先端部には、突起部93bが嵌合する貫通孔94が形成されている。この貫通孔94に突起部93bが嵌合することでメカニカルキー7のキー収容部8からの離脱が防止される。一方、回動部材93の軸部92に軸支されている部分から一方の延設部93aと反対側に延設される他方の延設部93cの内面には、軸部92に巻回される捩りコイルばね95の一方の端部95aが当接している。この捩りコイルばね95の他方の端部95bは、溝部12の回動部材93に対向する面に当接している。そして、この捩りコイルばね95の弾性力により回動部材93の一方の延設部93aが時計回りの方向に常時付勢される。すなわち、このロック部材90では、捩りコイルばね95の弾性力により突起部93bが貫通孔94に嵌合した状態に維持される。これにより、メカニカルキー7のロック状態が維持される。
In addition, you may change the said embodiment as follows.
In each of the above embodiments, the
このように構成することにより、メカニカルキー7のケース2からの脱落を防止するロック部材90と、バレットリングとのケース2の厚さ方向における重なりが排除されるので、携帯機の一層の薄型化が図られる。
Such a configuration eliminates the overlap in the thickness direction of the
・前記各実施形態では、ケース2を直方体状にしたが、この形状は適宜変更してもよい。例えば、図7に示すように、ケース97は略円形の箱形としてもよい。
・前記各実施形態では、キー収容部8の開口部を、ケース2の厚さ方向内、すなわちその表面と裏面との間に形成したが、図8及び図9に示すように、開口部98,99によって表面、裏面、あるいは両面の意匠面を欠くように形成してもよい。このとき、メカニカルキー7がキー収容部8に収容された際に、頭部22が開口部98,99によって欠かれたケース2の意匠面を構成するように頭部22を形成する。なお、図8の構成を採用した場合、一方の意匠外形が存在することにより、メカニカルキー7の抜き取り後の意匠性が確保される。
In each of the above embodiments, the
In each of the above embodiments, the opening of the key
・前記各実施形態では、キー収容部8は、ケース2の長手方向に沿って形成したが、その方向はこれに限らない。
・前記各実施形態では、バレットリング6(76,86)を、外部に突出させるためにコイルばね46(68,78)を用いたが、他の付勢手段でもよいし、コイルばね46(68,78)を省略させてもよい。コイルばねを省略させる場合には、バレットリング6(76,86)をケース2の外部から手動で外部に突出させたり、逆にケース2内へ収容させたりすることができるような操作部材をケース2に設けることが考えられる。
In each of the above embodiments, the key
In each of the above embodiments, the coil spring 46 (68, 78) is used to project the bullet ring 6 (76, 86) to the outside, but other biasing means may be used, and the coil spring 46 (68). 78) may be omitted. When the coil spring is omitted, an operation member that allows the bullet ring 6 (76, 86) to be manually protruded from the outside of the
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)請求項2〜4のいずれか一項に記載の携帯機において、前記メカニカルキーが前記キー収容部から引き抜かれて、且つ前記リング状部材が、前記ケースの外部に突出する状態とされたとき、前記係合部材は前記キー収容部内に突出する一方、前記メカニカルキーが前記キー収容部に収容される際に、前記メカニカルキーの前記一部分との係合を通じて変位し、これに伴い、前記リング状部材は前記ケース内に収容されることを特徴とする携帯機。
Next, the technical idea that can be grasped from the above embodiment and other examples will be described below.
(A) In the portable device according to any one of
同構成によれば、前記メカニカルキーを前記ケースに収容する一操作のみで、前記リング状部材も前記ケースに収容することができる、すなわち手作業で外部に突出したリング状部材を前記ケース内に収容する必要がないので便利である。 According to this configuration, the ring-shaped member can also be accommodated in the case by only one operation of accommodating the mechanical key in the case. That is, the ring-shaped member that protrudes to the outside manually is placed in the case. It is convenient because it does not need to be accommodated.
(ロ)請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯機において、前記リング状部材が突出する方向は、前記メカニカルキーを前記キー収容部に対して着脱する方向と同じ方向であることを特徴とする携帯機。
(B) In the portable device according to any one of
同構成によれば、力の伝達方向が同じ方向になることで、前記リング状部材と前記メカニカルキーとの連動をさせやすくなるので、前記係合機構を簡易な構成とすることができる。 According to this configuration, since the force transmission direction is the same direction, the ring-shaped member and the mechanical key can be easily interlocked with each other, so that the engagement mechanism can have a simple configuration.
(ハ)請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯機において、前記ケースは、直方体状に形成されており、前記リング状部材の突出方向は、前記ケースの長手方向であることを特徴とする携帯機。
(C) In the portable device according to any one of
同構成によれば、前記リング状部材を前記ケースから突出させて、例えばU字フック等に引っかけた際に、前記ケースはその長手方向が地面の鉛直方向と一致するようにぶら下がりやすくなる。従って、前記ケースに上下や左右が設定されているエンブレム等が、前記リング状部材の突出方向に設定されている場合、同エンブレムの上下及び左右が反転しないため、前記ケースをU字フック等に引っかけた際でもエンブレム等を正確な状態で人々に認識させることができる。 According to this configuration, when the ring-shaped member is protruded from the case and hooked on, for example, a U-shaped hook, the case is easily hung so that the longitudinal direction thereof coincides with the vertical direction of the ground. Therefore, when an emblem or the like in which the upper and lower sides and the right and left are set in the case is set in the protruding direction of the ring-shaped member, the upper and lower sides and right and left of the emblem are not reversed. Even when hooked, people can recognize the emblem etc. in an accurate state.
(ニ)請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯機において、前記リング状部材の突出する方向は、前記メカニカルキーが前記ケースから離脱する方向と反対側であることを特徴とする携帯機。
(D) In the portable device according to any one of
同構成によれば、前記リング状部材を前記ケースから突出させて、例えばU字フック等に引っかけた際に、前記メカニカルキーが収容されていた前記キー収容部は、鉛直下向きとなる。従って、前記ケースがフック等に引っかかっている場合に、前記キー収容部へ埃やごみ等が意図せずに入り込んでしまうことが抑制される。また、前記キー収容部に入り込んでいる埃やごみ等を重力の力によって落下させて同キー収容部を埃やごみ等が少ない状態にすることができる。これにより、再び前記メカニカルキーを前記キー収容部に収容する際に、埃やごみ等によってその収容が阻害されることを抑制することができる。 According to this configuration, when the ring-shaped member protrudes from the case and is hooked on, for example, a U-shaped hook, the key storage portion in which the mechanical key is stored is vertically downward. Therefore, when the case is caught by a hook or the like, it is possible to prevent dust and dirt from entering the key housing portion unintentionally. In addition, dust, dust, etc. entering the key housing portion can be dropped by the force of gravity, so that the key housing portion can be reduced in dust, dust, etc. Accordingly, when the mechanical key is accommodated again in the key accommodating portion, it is possible to prevent the accommodation of the mechanical key from being hindered by dust, dust, or the like.
(ホ)請求項2〜4のいずれか一項に記載の携帯機において、前記リング状部材をその突出する方向へ常時付勢する弾性部材が設けられてなることを特徴とする携帯機。
同構成によれば、前記係合部材の変位が許容された際、前記リング状部材は、前記弾性部材の弾性力により自動的にケースの外部に突出することができる。
(E) The portable device according to any one of
According to this configuration, when the displacement of the engaging member is allowed, the ring-shaped member can automatically protrude outside the case by the elastic force of the elastic member.
1,70,80…携帯機、2,97…ケース、3…ロックボタン、4…アンロックボタン、5,90…ロック部材、6,76,86…バレットリング(リング状部材、係合部材)、7…メカニカルキー、8…キー収容部、9…エンブレム、10…基盤(通信部)、10a,10b…プッシュスイッチ、11,98,99…開口部、12…溝部、21…キープレート、22…頭部、22a…係止凹部、22b…係止溝、31,91…ロック部材収容部、32…連結孔、33,34…中間壁部、36,52…摺動溝、41,61…本体部、42…係合片、43…リリースノブ、44…傾斜面、45,67…ばね収容部、46,68,78,83,95…コイルばね、51,75…バレットリング収容部、53,54…係止壁部、62…先端部、63,77,87,94…貫通孔、64,65…係合突部、71,73,85…回転軸、72…回転棒、73…回転軸、74…ローラ、75…バレットリング収容部、77…貫通孔、79…ワイヤ、81…収容部、82…ラック、84…歯車、85…回転軸、87…貫通孔、92…軸部、93…回動部材、93a,93c…延設部、93b…突起部、95a,95b…端部。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記ケースの厚み方向から見たとき、前記リング状部材は、前記メカニカルキー及び前記通信部と重ならないように配設されてなることを特徴とする携帯機。 A communication unit that performs wireless communication with a communication target, a case that protects the communication unit from the external environment, a key storage unit that is provided inside the case and that detachably stores a mechanical key, and is provided inside the case A ring-shaped member that can be projected to the outside of the case by detaching the mechanical key from the key housing portion,
When viewed from the thickness direction of the case, the ring-shaped member is disposed so as not to overlap the mechanical key and the communication unit.
前記メカニカルキーと前記リング状部材との間には、同リング状部材と一体的、あるいは連動して変位する係合部材とを設け、
この係合部材は、前記キー収容部に収容された前記メカニカルキーの一部分に係合することによりその変位が規制される一方、前記キー収容部から前記メカニカルキーが離脱したときには、前記メカニカルキーとの係合が解除されることにより、その変位が許容されることを特徴とする携帯機。 The portable device according to claim 1,
Provided between the mechanical key and the ring-shaped member is an engaging member that is displaced integrally with or in conjunction with the ring-shaped member,
The engagement member is restricted in its displacement by engaging with a part of the mechanical key housed in the key housing portion, and when the mechanical key is detached from the key housing portion, Displacement is permitted by releasing the engagement of the portable device.
前記係合部材は、前記ケースの厚み方向から見たとき、
前記リング状部材、前記メカニカルキー、及び前記通信部が重ならないように設けられてなることを特徴とする携帯機。 The portable device according to claim 2, wherein
When the engagement member is viewed from the thickness direction of the case,
A portable device comprising the ring-shaped member, the mechanical key, and the communication unit so as not to overlap each other.
前記ケースの外部からの操作を通じて前記メカニカルキーの一部に係合することにより同メカニカルキーの変位を規制する位置と、前記メカニカルキーとの係合が解除される位置との間を変位するロック部材を備え、
前記ロック部材は、ケースの厚み方向から見たとき、前記リング状部材、前記メカニカルキー、前記通信部、及び前記係合部材と重ならないように設けられてなることを特徴とする携帯機。 The portable device according to claim 2 or 3,
A lock that is displaced between a position that restricts the displacement of the mechanical key by engaging with a part of the mechanical key through an operation from the outside of the case and a position where the engagement with the mechanical key is released. Comprising a member,
The portable device, wherein the lock member is provided so as not to overlap the ring-shaped member, the mechanical key, the communication unit, and the engagement member when viewed from the thickness direction of the case.
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Cited By (2)
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CN103198537A (en) * | 2012-01-06 | 2013-07-10 | 现代摩比斯株式会社 | Card key for a vehicle |
JP2018162646A (en) * | 2017-03-27 | 2018-10-18 | アルプス電気株式会社 | Key device |
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2010
- 2010-04-09 JP JP2010090361A patent/JP2011219994A/en active Pending
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