JP2011217620A - 有害動物の撃退装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下端部が突き刺し部11aとして設けられている長尺の基体11と、一端部によって火薬を打撃する棒状のプッシュロッド20と、プッシュロッド20を移動可能に案内するガイド部30と、プッシュロッド20による火薬10への打撃を受ける打撃受部40と、プッシュロッド20に付勢力を与えるスプリング50と、一方側にプッシュロッド20の被係止部25に係止する係止部61が設けられ、中途部62で回動可能に軸着されていると共に、他方側に糸状材の装着部63が設けられているリリースレバー60と、リリースレバー60を係止部61が被係止部25に係止する方向へ付勢するセットスプリング70と、少なくとも火薬10が装填される部分を覆う外装部材80とを具備する。
【選択図】図1
Description
この装置の場合は、鳥獣の行動とは因果関係がなく爆裂音が発生するもので、鳥獣が慣れてしまい、持続的な効果に乏しかった。また、定期的に爆音が繰り返されることから、騒音の問題もあった。
そこで、本発明の目的は、号砲用の火薬を打撃・爆裂させて大きな爆音と火薬の硝煙を発生させることで有害動物を効果的に撃退できる合理的な構造の有害動物の撃退装置を提供することにある。
本発明にかかる有害動物の撃退装置の一形態によれば、号砲用の火薬を打撃・爆裂させて生じる爆発音によって有害動物を撃退させる有害動物の撃退装置であって、地面に突き刺して設置できるように下端部が突き刺し部として設けられている長尺の基体と、一端部によって前記火薬を打撃するように軸方向へ移動する棒状のプッシュロッドと、該プッシュロッドを軸方向へ移動可能に案内するように前記基体に設けられたガイド部と、前記基体に設けられて前記火薬が装填されると共に前記プッシュロッドによる前記火薬への打撃を受ける打撃受部と、前記プッシュロッドに付勢力を与えて前記打撃受部へ打ち付けるように配されたスプリングと、一方側に、前記プッシュロッドに設けられた被係止部に係止したときには前記スプリングを圧縮した状態で該プッシュロッドを保持し、前記被係止部への係止が解除されたときには前記スプリングによる前記プッシュロッドの打撃動作を許容するように係止部が設けられ、中途部で回動可能に前記基体に軸着されていると共に、他方側に有害動物が引っ掛かるように配される糸状材の装着部が設けられているリリースレバーと、該リリースレバーを前記係止部が前記被係止部に係止する方向へ付勢するように配されると共に前記糸状材が引っ張られた際には該リリースレバーの回動を許容して前記係止部の前記被係止部への係止を解除できるように設けられたセットスプリングと、少なくとも前記火薬が装填される部分を覆う外装部材とを具備する。
また、本発明にかかる有害動物の撃退装置の一形態によれば、前記打撃受部が、上部の被打撃部分と、該被打撃部分の下方に前記プッシュロッドの一端部の通過可能な透孔が設けられていると共に前記火薬が保持されるように設けられた受棚部分とを備えることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる有害動物の撃退装置の一形態によれば、前記基体が断面L字状の長尺部材で設けられて先端が尖った形状に形成されていることを特徴とすることができる。
本発明に係る有害動物の撃退装置は、号砲用の火薬10を打撃・爆裂させて生じる爆発音によって有害動物を撃退させるものである。なお、号砲用の火薬10とは、スタートピストルに利用されるものや、おもちゃの火薬ピストルに利用されるもの、或いはそれに類似するものが含まれる。
本形態例のプッシュロッド20では、現場に設置された状態で、一端部21が上端部となるように設けられ、下端部にセットレバー22が軸方向に直交する方向に延設された形状に設けられている。このセットレバー22を図3に示すように下方へ下げることで、後述する被係止部25に係止部61が係止されて、プッシュロッド20がセットされる。
本形態例のガイド部30では、コの字状の板部材の両端板面33、33にプッシュロッド20が挿通されて案内される貫通ガイド孔31、31が設けられている。このガイド部30は、基体11にスポット溶接などで容易且つ精度よく固定でき、安価に製造できる。なお、ガイド部30の形態はこれに限定されず、図5に示す形態のように基体11に形成されたスリットに板材を差し込んで固定した板面に貫通ガイド孔31を設けて形成してもよいし、基体11を構成する板部を折り曲げて形成した板面に貫通ガイド孔31を設けて形成してもよい。
本形態例では、打撃受部40が基体11の上端部に設けられ、プッシュロッド20によって下方から火薬10を打撃するように設けられている。これによれば、水の浸入を防止する構造にしやすい利点がある。なお、打撃受部40を本形態例より基体11の下方側に設け、上方から火薬10を重力の力を加えて打撃するように設けても火薬を好適に打撃・爆裂することができるなど、火薬10を打撃する方向については使用条件等によって適切に設定すればよい。
これによれば、火薬10を好適にセットして適切に爆裂させることができる。
また、上部の被打撃部分41の中央には下方に突起した凸部41aが設けられている。この凸部41aによれば、プッシュロッド20による打撃の力を集中して受けることができ、火薬10を適切に爆裂させることができる形状になっている。
なお、つる巻きバネに限定されず、例えばトーションバネなどの他の弾性手段を利用することも可能である。
なお、装着部63では、糸状材15を結び付けるなどして装着できればよく、図に示すように孔を設けてもよいし、フック状などに設けてもよい。
本形態例のセットスプリング70は、トーションバネによって構成されており、一端が基体11に係止・固定され、他端がリリースレバー60の他方側に係止・固定されている。これによれば、セットスプリング70が、コンパクト且つ適切に収納されている。
なお、セットスプリングは、これに限定されず、他の弾性手段を用いてもよい。
本形態例の外装部材80は、外装筒81とキャップ82によって構成されている。そして、外装筒81には、火薬10を装填用の開口81aと、爆発音が透過するための多数の透孔81bと、リリースレバー60の動作のためのスリット開口81cと、セットレバー22の動作のためのスリット開口81dとが設けられている。このような外装部材80によれば、内部機構を適切に保護することができる。
これによれば、火薬10を、カートリッジ方式で容易に装填でき、簡単に使用することができる。なお、火薬10は、防湿加工が施されたものを利用するとよい。
本発明にかかる有害動物の撃退装置では電源や動力の必要がないため、設置場所が限定されず、汎用性に富むものになっている。
また、恒常的な威嚇音を発生させるものと異なり、鳥獣に慣れが生じないため効果的であり、騒音の問題も少ないと共に、動物の動作に起因して威嚇音を発生できることから、鳥獣に限らず泥棒の侵入に対する防犯用としても効果があるものと考えられる。
さらに、火薬の爆発するエネルギーを利用して唐辛子粉などを飛散させることが可能であり、有害動物をより効果的に撃退できる。
本形態例は、以上に説明した形態例と同一の機能を有するものであるが、被打撃部分41、受棚部分42、ガイド部30を構成する両端板面33、33のいずれの部分も、基体11に形成されたスリットに板材を差し込んで固定することで形成されている。これによっても、有害動物の撃退装置を合理的に製造することができる。
11 基体
11a 先端
15 糸状材
20 プッシュロッド
21 一端部
22 セットレバー
25 被係止部
30 ガイド部
31 貫通ガイド孔
40 打撃受部
41 被打撃部分
42 受棚部分
42a 透孔
50 スプリング
60 リリースレバー
61 係止部
62 中途部
63 糸状材の装着部
70 セットスプリング
80 外装部材
81 外装筒
82 キャップ
90 火薬皿
Claims (5)
- 号砲用の火薬を打撃・爆裂させて生じる爆発音によって有害動物を撃退させる有害動物の撃退装置であって、
地面に突き刺して設置できるように下端部が突き刺し部として設けられている長尺の基体と、
一端部によって前記火薬を打撃するように軸方向へ移動する棒状のプッシュロッドと、
該プッシュロッドを軸方向へ移動可能に案内するように前記基体に設けられたガイド部と、
前記基体に設けられて前記火薬が装填されると共に前記プッシュロッドによる前記火薬への打撃を受ける打撃受部と、
前記プッシュロッドに付勢力を与えて前記打撃受部へ打ち付けるように配されたスプリングと、
一方側に、前記プッシュロッドに設けられた被係止部に係止したときには前記スプリングを圧縮した状態で該プッシュロッドを保持し、前記被係止部への係止が解除されたときには前記スプリングによる前記プッシュロッドの打撃動作を許容するように係止部が設けられ、中途部で回動可能に前記基体に軸着されていると共に、他方側に有害動物が引っ掛かるように配される糸状材の装着部が設けられているリリースレバーと、
該リリースレバーを前記係止部が前記被係止部に係止する方向へ付勢するように配されると共に前記糸状材が引っ張られた際には該リリースレバーの回動を許容して前記係止部の前記被係止部への係止を解除できるように設けられたセットスプリングと、
少なくとも前記火薬が装填される部分を覆う外装部材とを具備することを特徴とする有害動物の撃退装置。 - 前記打撃受部が前記基体の上端部に設けられ、前記プッシュロッドによって下方から前記火薬を打撃することを特徴とする請求項1記載の有害動物の撃退装置。
- 前記打撃受部が、上部の被打撃部分と、該被打撃部分の下方に前記プッシュロッドの一端部の通過可能な透孔が設けられていると共に前記火薬が保持されるように設けられた受棚部分とを備えることを特徴とする請求項2記載の有害動物の撃退装置。
- 前記火薬が、前記打撃受部に対して火薬皿に載せられて前記受棚部分に受けられて保持された状態で装填され、前記火薬皿を介して前記プッシュロッドによって打撃・爆裂されることを特徴とする請求項3記載の有害動物の撃退装置。
- 前記基体が断面L字状の長尺部材で設けられて先端が尖った形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の有害動物の撃退装置。
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