JP2011212628A - 精製水製造装置 - Google Patents
精製水製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011212628A JP2011212628A JP2010085331A JP2010085331A JP2011212628A JP 2011212628 A JP2011212628 A JP 2011212628A JP 2010085331 A JP2010085331 A JP 2010085331A JP 2010085331 A JP2010085331 A JP 2010085331A JP 2011212628 A JP2011212628 A JP 2011212628A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- purified water
- membrane
- purified
- raw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
Abstract
【解決手段】原水をイオン交換樹脂によって軟水化する第1軟水化手段12と、原水を活性炭で濾過して残留塩素を除去する塩素除去手段13と、残留塩素が除去された原水を各種イオンの除去率が高いナノ濾過膜で濾過して軟水化する第2軟水化手段15と、原水を逆浸透膜で濾過して精製水を得る精製手段16と、前記逆浸透膜による濾過で前記精製水と共に得られる濃縮水を返送し、原水タンク11の原水と混合する濃縮水返送ライン59と、を有していることを特徴とする精製水製造装置1。
【選択図】図1
Description
(i)活性炭塔とRO膜を有する精製水製造装置(特許文献1)。
(ii)2つのRO膜を直列配置して原水を2度濾過する精製水製造装置(特許文献2)。
しかし、精製水製造装置(i)のような、RO膜を利用した従来の精製水製造装置では、精製水の回収率、すなわち原水量に対して得られる精製水量の割合が、約60〜70%と低く、原水の30〜40%が濃縮水として排水されている。また、精製水製造装置(ii)のような2つのRO膜で濾過する装置についても、得られる精製水の水質は向上するものの、それぞれのRO膜から濃縮水が排水されるため、精製水の回収率が50〜70%と低く、原水の約30〜50%が濃縮水として排水される。また、特に原水の水質が悪い場合には、精製水の回収率が40〜50%に低下することもある。このように、精製水の回収率が低いと、水道費用が増大するため、ランニングコストが高くなる。
(iii)原水を濾過する第1のRO膜と、第1のRO膜を透過しなかった濃縮水を濾過する第2のRO膜とを有する精製水製造装置(特許文献3)。
精製水製造装置(iii)では、第1のRO膜を透過しなかった濃縮水をさらに濾過して精製水を得るため、精製水の回収率が向上する。しかし、第2のRO膜は不純物が濃縮された濃縮水を濾過するため、負担が大きい。そのため、第2のRO膜の寿命(RO膜の寿命は通常3〜4年)が短くなるうえ、得られる精製水の水質も低下する。
また、RO膜を有する装置であって、該RO膜を透過しなかった濃縮水を返送し、原水と混合させて再利用する精製水製造装置も知られている。しかし、該精製水製造装置においても、濃縮水を混合することで原水中の不純物の濃度が約1.5〜2倍になり、RO膜にかかる負担が増大する。そのため、得られる精製水の水質の低下、RO膜の寿命の短縮の問題がある。
[1]原水をイオン交換樹脂によって軟水化する第1軟水化手段と、前記第1軟水化手段により軟水化された原水を活性炭で濾過して残留塩素を除去する塩素除去手段と、残留塩素が除去された原水を下記ナノ濾過膜で濾過して軟水化する第2軟水化手段と、前記第2軟水化手段により軟水化された原水をRO膜で濾過して精製水を得る精製手段と、前記RO膜を透過しなかった濃縮水を、前記第2軟水化手段の一次側の原水と混合する濃縮水返送ラインと、を有していることを特徴とする精製水製造装置。
(ナノ濾過膜)
濃度2000mg/LのNaCl水溶液を、運転圧力0.5MPa、温度25℃、pH6.5〜7.0、膜透過水の回収率15%の条件で30分間濾過したときのNaClの除去率が75〜95%であるナノ濾過膜。
[2]前記ナノ濾過膜が、濃度2000mg/LのMgSO4水溶液を、運転圧力0.5MPa、温度25℃、pH6.5〜7.0、膜透過水の回収率15%の条件で30分間濾過したときのMgSO4の除去率が99.5%以上のナノ濾過膜である、前記[1]に記載の精製水製造装置。
[3]前記濃縮水返送ラインにより前記濃縮水の90%以上が原水と混合される、前記[1]または[2]に記載の精製水製造装置。
本実施形態の精製水製造装置1は、図1に示すように、原水を貯留する原水タンク11と、原水タンク11から送られてくる原水をイオン交換樹脂によって軟水化する第1軟水化手段12と、第1軟水化手段12により軟水化された原水を活性炭で濾過して残留塩素を除去する塩素除去手段13と、原水の水質をチェックするチェックフィルタ14と、残留塩素が除去された原水を後述するナノ濾過膜(以下、「NF膜」という。)で濾過して軟水化する第2軟水化手段15と、第2軟水化手段15により軟水化された原水(以下、「NF水」という。)をRO膜で濾過して精製水を得る精製手段16と、精製水を貯留する精製水タンク17とを有している。
原水タンク11は、原水タンク11内の液面レベルを感知する図示しない液面感知手段が設けられており、原水量を調節できるようになっている。液面感知手段としては、例えば、レベルスイッチ、フロートセンサー、ボールタップなどが挙げられる。
また、原水タンク11には、原水の温度を所定の温度に調節する、図示しない加温ユニットが設けられている。加温ユニットとしては、例えば、電気ヒータや、給湯、蒸気などによる加温手段などが挙げられる。
第1軟水化手段12は、Mg2+、Ca2+などの硬度成分を除去することで、第2軟水化手段15にかかる負担(目詰まりなど)を軽減させ、その寿命をより長くする働きもある。
チェックフィルタ14は、原水の水質をチェックするフィルタであり、活性炭の微粉及び原水中の細かい浮遊物などを除去する役割を果たす。チェックフィルタ14は、精製水製造装置に通常用いられる公知のチェックフィルタを用いることができ、例えば、孔径が1〜5μmのチェックフィルタが挙げられる。
NF膜(A):濃度2000mg/LのNaCl水溶液を、運転圧力0.5MPa、温度25℃、pH6.5〜7.0、透過水の回収率15%の条件で30分間濾過したときのNaClの除去率(以下、「NaCl除去率」という。)が75〜95%のNF膜。ただし、前記運転圧力は、NF膜(A)にかかる圧力を意味する。また、前記回収率は、NF膜(A)に供給する前記NaCl水溶液の量に対する透過水の量の割合を意味する。
NF膜(A)を用いることにより、水質の良好な精製水を高い回収率で製造でき、RO膜の寿命の短縮も抑制できる。NF膜(A)は、前記NaCl除去率が85〜95%であることが好ましい。NaCl除去率が前記範囲内であれば、水質の良好な精製水を高い回収率で製造することが容易になり、RO膜の寿命の短縮を抑制する効果も向上する。
ただし、前記運転圧力は、NF膜(A)にかかる圧力を意味する。また、前記回収率は、NF膜(A)に供給する前記MgSO4水溶液の量に対する透過水の量の割合を意味する。
第2軟水化手段15は、塩素除去手段14から送られてくる残留塩素が除去された原水を、NF膜(A)を透過するNF水と、NF膜を透過しない濃縮水とに分離できるものであれば前記スパイラル型NF膜モジュールに限定はされない。
また、RO膜モジュールにおけるRO膜は、精製水製造装置に通常使用されるRO膜を用いることができる。RO膜の材質としては、例えば、ポリアミド、ポリスルホン、酢酸セルロース、ポリアクリロニトリルなどが挙げられる。
精製水タンク17には、精製水タンク17内の精製水を紫外線により殺菌処理する紫外線ランプ17aと、精製水タンク17内の精製水を加熱する加温手段17bと、精製水タンク17内の精製水温度を計測する温度センサ(図示せず)とが設けられている。加温手段17bとしては、電気ヒータなどが挙げられる。
また、精製水タンク17は、精製水タンク17内の液面レベルを感知する図示しない液面感知手段が設けられており、精製水量を調節できるようになっている。液面感知手段としては、例えば、レベルスイッチ、フロートセンサー、ボールタップなどが挙げられる。
送水ポンプ42がインバータ制御できるものであれば、精製水製造装置1の稼動を開始する際に、スロースタート方式(徐々に圧力を上昇させる方式)を採用することで、NF膜(A)に加わる負担を軽減することができる。同様に、送水ポンプ43がインバータ制御できるものであれば、精製水製造装置1の稼動を開始する際に、スロースタート方式を採用することで、RO膜に加わる負担を軽減できる。送水ポンプ44がインバータ制御できるものであれば、精製水を末端機器に送水する必要のない夜間、休日などににおいて、精製水が滞留して汚染されることを防ぐために精製水循環ライン57内で精製水を循環させる際、その圧力を末端機器に送水する際の圧力よりも低く設定することができる。
精製水の製造に用いる原水としては、例えば、水道水、地下水などの市水を用いることができる。
精製水の製造を停止している状態から精製水の製造を開始する際には、まず原水タンク11から第2軟水化手段15までに存在している水を抜水する(初期抜水工程)。排水ライン68の電動弁38を開き、その他の弁を閉じた状態として、送水ポンプ41、42を稼動させる。原水は、原水タンク11から送水され、第1軟水化手段12、塩素除去手段13、チェックフィルタ14及び第2軟水化手段15を順次通過した後、送水ライン55から排水ライン68を通じて排水される。それと同時に、精製水の製造停止時に原水タンク11から第2軟水化手段15までに存在していた水が、排水ライン68から排水される。この初期抜水工程は、3分程度行えばよい。
このような、初期抜水工程と一次抜水工程を行うことにより、仮に精製水の製造を停止していたときに、原水タンク11から精製手段16までの間で、滞留水に細菌が繁殖したとしても、その細菌が精製水タンク17に混入することを防止できる。
原水の温度は、得られる精製水の水質が向上する点から、20〜25℃が好ましい。原水の温度は、原水タンク11に設置された加温手段により調整できる。
原水タンク11から送水ライン51を通って供給される原水は、送水ポンプ41によって加圧された後、第1軟水化手段12、塩素除去手段13及びチェックフィルタ14に順次送られる。第1軟水化手段12では、イオン交換樹脂によりCa2+、Mg2+などが吸着され、代わりにNa+が放出されて軟水化される。塩素除去手段13では、第1軟水化手段12で軟水化された原水が活性炭で濾過され、残留塩素が除去される。チェックフィルタ14では、原水中に含まれている細かい浮遊物などが除去される。
NF膜(A)を透過する透過水の回収率(以下、「NF回収率」という。)、すなわち処理する原水量に対するNF水量の割合は、70〜85%が好ましい。精製水製造装置1では、第1軟水化手段15の前段に第1軟水化手段12が備えられているため、NF回収率を70%以上としてもNF膜(A)にかかる負担が大きくなりすぎることが抑制される。NF回収率が70%以上であれば、精製水の回収率、すなわち処理する原水量に対して得られる精製水量の割合が向上する。
精製手段16の運転圧力は、送水ポンプ43と、濃縮水返送ライン59に設けられた流量調整弁27によって調節できる。
また、前記のように、RO膜を透過しなかった濃縮水を原水タンク11に戻して混合することで原水タンク11内の原水の水質が向上するので、最終的に精製手段16のRO膜を透過して得られる精製水の水質も向上する。加えて、処理する原水の水質が向上することで、RO膜にかかる負担も軽減されるため、RO膜の寿命短縮も抑制できる。
該フラッシング工程では、電動弁21を閉じた状態でポンプ41、42を稼動させ、原水を原水タンク11から第1軟水化手段12、塩素除去手段13、チェックフィルタ14及び第2軟水化手段15へと送り、第2軟水化手段15を透過したNF水をNF水返送ライン61、濃縮水返送ライン59を通じて原水タンク11に戻す。第2軟水化手段をフラッシングして洗浄した洗浄水は、排水ライン67から排水する。フラッシング工程の実施時間は特に限定されず、10分程度行えばよい。
熱水処理工程は、精製水製造装置1内における下記経路(a)〜(d)のいずれかに精製水を循環させながら、精製水タンク17内の精製水を加温手段17bによって加熱することにより行われる。
(a)電動弁32によって精製水返送ライン62と精製水返送ライン63が連通され、電動弁33によって精製水返送ライン63と精製水返送ライン64が連通され、加熱した精製水が、精製タンク17から、精製水返送ライン62、精製水返送ライン63、精製水返送ライン64を通じて送水ライン51に送られ、第1軟水化手段12、塩素除去手段13、チェックフィルタ14、第2軟水化手段15及び精製手段16を通じて精製水タンク17に戻される経路。
(b)電動弁32によって精製水返送ライン62と精製水返送ライン63が連通され、電動弁33によって精製水返送ライン63と精製水返送ライン64が連通しないようにされ、加熱した精製水が、精製タンク17から、精製水返送ライン62、精製水返送ライン63を通じて送水ライン54に送られ、第2軟水化手段15及び精製手段16を通じて精製水タンク17に戻される経路。
(c)電動弁32によって精製水返送ライン62と精製水返送ライン63が連通しないようにされ、加熱した精製水が、精製タンク17から精製水返送ライン62を通じて送水ライン55に送られ、精製手段16を通じて精製水タンク17に戻される経路。
(d)加熱した精製水が、精製タンク17から精製水循環ライン57に取り出されて、再び精製水タンク17に戻される経路。
精製水の加熱は、各電動弁及び送水ポンプ、加温手段17bなどの駆動を制御することにより、5℃/分以下の速度で昇温させることが好ましい。精製水の加熱速度が5℃/分以下であれば、NF膜(A)、RO膜などが熱劣化することを抑制しやすい。
また、熱水処理工程では、精製水製造装置1内で加熱した精製水を透析装置などの末端機器に送水し、末端機器を熱水処理するようにしてもよい。これにより、透析装置内などで繁殖した菌や、エンドトキシン(発熱性物質)を低減することが容易になる。
前記制御部は、処理部と、インターフェイス部と、カレンダータイマとから概略構成される。制御部は、初期抜水工程、一次抜水工程、精製水製造工程、循環工程、フラッシング工程及び熱水処理工程の各工程を制御し、かつ、これらの工程をカレンダータイマに設定された任意の日時に実施できるものである。
前記インターフェイス部は、各ラインに設けられたすべての弁、送水ポンプと処理部との間を電気的に接続するものである。
前記処理部は、カレンダータイマからの電気信号や処理部に入力された操作信号に基づいて、各ラインに設けられた弁の開閉および送水ポンプの運転の開始、停止を制御するものである。
また、制御部には、周辺機器として、入力装置、表示装置などが接続される。ここで、入力装置とは、ディスプレイタッチパネル、スイッチパネル、キーボードなどの入力デバイスのことをいい、表示装置とは、CRTや液晶表示装置をいう。
例えば、チェックフィルタ14を有していない精製水製造装置であってもよい。また、透析機器などの末端機器と連動するようになっていてもよい。
本実施例における水質の測定は、以下に示す方法で行った。
[水質の測定]
水質の測定は、電気伝導度計により導電率(単位:mS/m)を測定することにより行った。
導電率とは電気の流れ易さを表す指標で、水中に各種イオンが多く含まれているほど導電率は高くなる。導電率が低ければ低いほど、不純物を含まない良質な水である。
図1に例示した精製水製造装置1を用いて、精製水を製造した。第1軟水化手段12として、軟水器(Na型樹脂40L)を用い、塩素除去手段13として活性炭フィルタ(濾過精度5μm以下、繊維状活性炭)を用い、チェックフィルタ14としてポアサイズ(濾過精度1μm、ポリプロピレン製)を用いた。また、第2軟水化手段15として、NF膜(A)(NaCl除去率85〜95%、MgSO4除去率99.5%、材質ポリアミド系)を有するスパイラル型NF膜モジュール(特開2009−39696号公報に記載のスパイラル型RO膜モジュールとほぼ同じ構造)を用い、精製手段16として、RO膜(NaCl除去率99.5%、材質ポリアミド系)を有するスパイラル型RO膜モジュール(特開2009−39696号公報に記載の構造)を用いた。
A=(B−C)/B (I)
前記式(I)中、Bは処理する原水量(L/時間)、Cは第2軟水化手段15から排水される排水量(L/時間)である。
なお、第2軟水化手段15において、NF膜(A)を透過しなかった濃縮水は、その一部を排水し、残りを濃縮水返送ライン58を通じて第2軟水化手段15の一次側に返送した。
D=(B−C−F)/(B−C) (II)
前記式(II)中、Bは処理する原水量(L/時間)、Cは第2軟水化手段15から排水される排水量(L/時間)、Fは精製手段16から排水される排水量(L/時間)である。
なお、精製手段16のRO膜を透過しなかった濃縮水は、一部を排水し、それ以外を濃縮水返送ライン59を通じて原水タンク11に返送した。
第2軟水化手段15を、NF膜(NaCl除去率50〜70%、MgSO4除去率98%、材質ポリアミド系)を有するスパイラル型NF膜モジュールに変更し、精製水製造装置1の運転条件を表1に示すように変更した以外は、例1と同様にして精製水を製造した。
第2軟水化手段15を、NF膜(NaCl除去率60〜70%、MgSO4除去率99%、材質ポリアミド系)を有するスパイラル型NF膜モジュールに変更し、精製水製造装置1の運転条件を表1に示すように変更した以外は、例1と同様にして精製水を製造した。
なお、表1中、全体回収率G(精製水の回収率)は、下式(III)で求められる。
G=(B−C−F)/B (III)
前記式(III)中、Bは処理する原水量(L/時間)、Cは第2軟水化手段15から排水される排水量(L/時間)、Fは精製手段16から排水される排水量(L/時間)である。
また、第2軟水化手段15の供給水は、チェックフィルタ14から送られてくる原水と、濃縮水返送ライン58を通じて返送するNF膜を透過しなかった濃縮水とを合わせたものである。
なお、第2軟水化手段15に供給される供給水の水質が31.25mS/mと悪くなっているのは、NF膜(A)を透過しなかった濃縮水を返送しているためである。
Claims (3)
- 原水をイオン交換樹脂によって軟水化する第1軟水化手段と、
前記第1軟水化手段により軟水化された原水を活性炭で濾過して残留塩素を除去する塩素除去手段と、
残留塩素が除去された原水を下記ナノ濾過膜で濾過して軟水化する第2軟水化手段と、
前記第2軟水化手段により軟水化された原水を逆浸透膜で濾過して精製水を得る精製手段と、
前記逆浸透膜を透過しなかった濃縮水を、前記第2軟水化手段の一次側の原水と混合する濃縮水返送ラインと、
を有していることを特徴とする精製水製造装置。
(ナノ濾過膜)
濃度2000mg/LのNaCl水溶液を、運転圧力0.5MPa、温度25℃、pH6.5〜7.0、膜透過水の回収率15%の条件で30分間濾過したときのNaClの除去率が75〜95%であるナノ濾過膜。 - 前記ナノ濾過膜が、濃度2000mg/LのMgSO4水溶液を、運転圧力0.5MPa、温度25℃、pH6.5〜7.0、膜透過水の回収率15%の条件で30分間濾過したときのMgSO4の除去率が99.5%以上のナノ濾過膜である、請求項1に記載の精製水製造装置。
- 前記濃縮水返送ラインにより前記濃縮水の90%以上が原水と混合される、請求項1または2に記載の精製水製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010085331A JP5582847B2 (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | 精製水製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010085331A JP5582847B2 (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | 精製水製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011212628A true JP2011212628A (ja) | 2011-10-27 |
JP5582847B2 JP5582847B2 (ja) | 2014-09-03 |
Family
ID=44942939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010085331A Active JP5582847B2 (ja) | 2010-04-01 | 2010-04-01 | 精製水製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5582847B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102897946A (zh) * | 2012-09-04 | 2013-01-30 | 宜兴市环球水处理设备有限公司 | 一种新型反渗透装置 |
JP2014171961A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Daicen Membrane Systems Ltd | 医療用精製水の製造装置の運転方法 |
WO2015126066A1 (ko) * | 2014-02-20 | 2015-08-27 | 주식회사 포스코건설 | 침지식 연속유동 막여과장치 및 그의 역세척방법 |
JP2017136541A (ja) * | 2016-02-03 | 2017-08-10 | 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社 | 医薬精製水製造装置および医薬精製水の製造方法 |
WO2017199996A1 (ja) * | 2016-05-18 | 2017-11-23 | オルガノ株式会社 | 水処理方法および装置ならびにイオン交換樹脂の再生方法 |
KR101898225B1 (ko) * | 2017-12-11 | 2018-10-29 | 주식회사 웰스글로벌 | 정수장치의 농축수 절감 시스템 |
WO2018225277A1 (ja) * | 2017-06-08 | 2018-12-13 | シャープ株式会社 | 浄水装置および家庭用浄水器 |
CN111533324A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-08-14 | 天津利成虹宇包装材料有限公司 | 一种肠衣膜生产用水净化循环方法 |
CN117582824A (zh) * | 2023-11-28 | 2024-02-23 | 武汉启诚生物技术有限公司 | 一种净水设备热消毒方法以及净水设备热消毒系统 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11277062A (ja) * | 1998-03-30 | 1999-10-12 | Toray Ind Inc | 精製水の製造装置および製造方法 |
JP2001219164A (ja) * | 2000-02-08 | 2001-08-14 | Toyobo Co Ltd | 純水製造器および純水製造装置 |
JP2003117553A (ja) * | 2001-10-16 | 2003-04-22 | Toray Ind Inc | 造水方法および造水装置 |
JP2004008958A (ja) * | 2002-06-07 | 2004-01-15 | Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd | 精製水製造装置 |
JP2005028220A (ja) * | 2003-07-08 | 2005-02-03 | Toray Ind Inc | 複合半透膜の製造方法および処理方法 |
JP2007277298A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Nitto Denko Corp | 複合ナノろ過膜 |
JP2008100220A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-05-01 | Toray Ind Inc | 造水方法 |
JP2010036160A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Kurita Water Ind Ltd | 排水から水を回収する方法および装置 |
-
2010
- 2010-04-01 JP JP2010085331A patent/JP5582847B2/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11277062A (ja) * | 1998-03-30 | 1999-10-12 | Toray Ind Inc | 精製水の製造装置および製造方法 |
JP2001219164A (ja) * | 2000-02-08 | 2001-08-14 | Toyobo Co Ltd | 純水製造器および純水製造装置 |
JP2003117553A (ja) * | 2001-10-16 | 2003-04-22 | Toray Ind Inc | 造水方法および造水装置 |
JP2004008958A (ja) * | 2002-06-07 | 2004-01-15 | Mitsubishi Rayon Eng Co Ltd | 精製水製造装置 |
JP2005028220A (ja) * | 2003-07-08 | 2005-02-03 | Toray Ind Inc | 複合半透膜の製造方法および処理方法 |
JP2007277298A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Nitto Denko Corp | 複合ナノろ過膜 |
JP2008100220A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-05-01 | Toray Ind Inc | 造水方法 |
JP2010036160A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-02-18 | Kurita Water Ind Ltd | 排水から水を回収する方法および装置 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102897946A (zh) * | 2012-09-04 | 2013-01-30 | 宜兴市环球水处理设备有限公司 | 一种新型反渗透装置 |
JP2014171961A (ja) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Daicen Membrane Systems Ltd | 医療用精製水の製造装置の運転方法 |
WO2015126066A1 (ko) * | 2014-02-20 | 2015-08-27 | 주식회사 포스코건설 | 침지식 연속유동 막여과장치 및 그의 역세척방법 |
JP2017136541A (ja) * | 2016-02-03 | 2017-08-10 | 三菱ケミカルアクア・ソリューションズ株式会社 | 医薬精製水製造装置および医薬精製水の製造方法 |
WO2017199996A1 (ja) * | 2016-05-18 | 2017-11-23 | オルガノ株式会社 | 水処理方法および装置ならびにイオン交換樹脂の再生方法 |
JP2017205703A (ja) * | 2016-05-18 | 2017-11-24 | オルガノ株式会社 | 水処理方法および装置ならびにイオン交換樹脂の再生方法 |
WO2018225277A1 (ja) * | 2017-06-08 | 2018-12-13 | シャープ株式会社 | 浄水装置および家庭用浄水器 |
KR101898225B1 (ko) * | 2017-12-11 | 2018-10-29 | 주식회사 웰스글로벌 | 정수장치의 농축수 절감 시스템 |
CN111533324A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-08-14 | 天津利成虹宇包装材料有限公司 | 一种肠衣膜生产用水净化循环方法 |
CN117582824A (zh) * | 2023-11-28 | 2024-02-23 | 武汉启诚生物技术有限公司 | 一种净水设备热消毒方法以及净水设备热消毒系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5582847B2 (ja) | 2014-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5582847B2 (ja) | 精製水製造装置 | |
JP2017518176A (ja) | 水を処理するためのシステム | |
CN102942265A (zh) | 全膜法水处理一体化装置 | |
WO2012100507A1 (zh) | 洗车和洗衣废水循环使用处理方法及其设备 | |
CN205295018U (zh) | 移动式深度水处理系统 | |
CN105540966A (zh) | 一种纯化水制备系统 | |
JP5584321B1 (ja) | 医療用精製水の製造装置の運転方法 | |
CN105776608A (zh) | 家用反渗透净水器 | |
JP6158658B2 (ja) | 精製水の製造装置 | |
CN205500954U (zh) | 家用反渗透净水器 | |
CN109336305B (zh) | 一种延时停机型家用净水装置以及家用纯水机 | |
KR101051597B1 (ko) | 인공신장기용 정수장치 | |
CN115676974A (zh) | 直饮水净化系统及直饮水净化系统的超滤膜组正反冲洗方法 | |
CN205442920U (zh) | 一种净水设备 | |
CN212403783U (zh) | 一种家用净水装置 | |
CN212403788U (zh) | 一种家用净水装置 | |
JP2009039696A (ja) | 精製水製造装置 | |
JP2013252505A (ja) | 透析用水製造装置 | |
JP2013066830A (ja) | 水処理装置 | |
JP2020110653A (ja) | 精製水供給システムおよびその運転方法 | |
CN210855611U (zh) | 一种医疗用无菌水的制备系统 | |
JP2009028600A (ja) | 精製水製造装置 | |
CN103979697B (zh) | 小型健康直饮水系统 | |
CN214497671U (zh) | 一种医院优先供水系统 | |
JP5164503B2 (ja) | 透析液調製用水製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140617 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140715 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5582847 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |