JP2011210849A - 電子回路モジュール部品 - Google Patents

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修一 滝澤
Morikazu Tajima
盛一 田島
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茂 浅見
Hiroki Hara
浩樹 原
Kenichi Kawabata
賢一 川畑
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Abstract

【課題】リフローによる電子回路モジュール部品の変形を抑制する手段を提供する。
【解決手段】電子回路モジュール部品10は、基板11と、基板11に設けられる電子部品と、電子部品を覆う封止樹脂部材16と、基板11との間で封止樹脂部材16を挟む第2板状部材17とを含む。基板11は、第1ガラスクロス及び樹脂材をそれぞれ含むコア材12とプリプレグ13とが積層されて形成される。第2板状部材17は、第2ガラスクロス及び樹脂材を含む。ここで、基板11に含まれる複数の第1ガラスクロスに含まれる縦繊維の各ベクトルを合成したものを合成ベクトルとする。また、第2ガラスクロスに含まれる縦繊維のベクトルを第2板状部材ベクトルV7とする。電子回路モジュール部品10は、合成ベクトルと第2板状部材ベクトルV7とがXY平面内で成す角度が0°以上90°未満となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品がリフローにより基板にはんだ付けされる電子回路モジュール部品に関するものである。
従来、電子部品がリフローにより基板にはんだ付けされる電子回路モジュール部品がある。電子回路モジュール部品は、基板や、電子部品や、電子部品を覆う封止樹脂部材等の複数の部材を含む。このような電子回路モジュール部品は、複数の部材の線膨張率の違いに起因して、リフローを施されている際に反りやねじれ等変形することがある。このような変形を抑制する技術として、例えば特許文献1には、封止樹脂部材上に基板と線膨張率が略等しいガラスエポキシ板を積層する技術が開示されている。
特開2000−124363号公報
しかしながら、電子回路モジュール部品は、高性能化にともなって自身(電子回路モジュール部品)に含まれる部材の数が増加している傾向にあり、すべての部材の線膨張率の統一化が困難になっている。また、電子回路モジュール部品は、小型化が図られており、電子回路モジュール部品に含まれる部材の大きさも微小となっている。各部材の微小な領域での線膨張率を明確に求めることは困難である。このため、電子回路モジュール部品は、各部材の線膨張率が不明となる場合もある。このような電子回路モジュール部品では、特許文献1の技術のように各部材の線膨張率を統一することが困難であり、自身(電子回路モジュール部品)の変形を抑制できない場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、リフローによる電子回路モジュール部品の変形を抑制することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電子回路モジュール部品は、第1ガラスクロス及び樹脂材を含む複数の第1板状部材が、前記第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向が交差するように積層されている基板と、前記基板に設けられる電子部品と、第2ガラスクロス及び樹脂材を含み、前記複数の第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルの合成ベクトルと、前記第2ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルと、が前記複数の第1板状部材の積層方向に直交する平面内で成す角度が−45°より大きく、かつ、45°以下となるように設けられる第2板状部材と、前記基板と前記第2板状部材との間に設けられ、前記電子部品を覆う封止樹脂部材と、を備えることを特徴とする。
特許文献1の技術では、各部材の線膨張率を統一することが困難な場合、電子回路モジュール部品の変形を抑制できない。しかしながら、本発明に係る電子回路モジュール部品は、上記構成により、第2板状部材が電子回路モジュール部品の変形を抑制する。結果として、本発明に係る電子回路モジュール部品は、各部材の線膨張率を統一できなかったとしても、自身(電子回路モジュール部品)のリフローによる変形を抑制できる。以下の発明でも同様である。
本発明の好ましい態様としては、前記角度は、−22.5°以上45°以下であることが望ましい。上記構成により、本発明に係る電子回路モジュール部品は、第2板状部材が電子回路モジュール部品の変形を抑制する。結果として、本発明に係る電子回路モジュール部品は、自身(電子回路モジュール部品)のリフローによる変形を好適に抑制できる。
本発明のより好ましい態様としては、前記角度は、0°以上45°以下であることが望ましい。上記構成により、本発明に係る電子回路モジュール部品は、第2板状部材が電子回路モジュール部品の変形を抑制する。結果として、本発明に係る電子回路モジュール部品は、自身(電子回路モジュール部品)のリフローによる変形をより好適に抑制できる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電子回路モジュール部品は、第1ガラスクロス及び樹脂材を含む複数の第1板状部材が、前記第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向が平行となるように積層されている基板と、前記基板に設けられる電子部品と、第2ガラスクロス及び樹脂材を含み、前記複数の第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルの合成ベクトルと、前記第2ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルと、が前記複数の第1板状部材の積層方向に直交する平面内で成す角度が0°より大きく、かつ、90°以下となるように設けられる第2板状部材と、前記基板と前記第2板状部材との間に設けられ、前記電子部品を覆う封止樹脂部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成により、本発明に係る電子回路モジュール部品は、第2板状部材が電子回路モジュール部品の変形を抑制する。結果として、本発明に係る電子回路モジュール部品は、自身(電子回路モジュール部品)のリフローによる変形を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記角度は、22.5°以上90°以下であることが望ましい。上記構成により、本発明に係る電子回路モジュール部品は、第2板状部材が電子回路モジュール部品の変形を抑制する。結果として、本発明に係る電子回路モジュール部品は、自身(電子回路モジュール部品)のリフローによる変形を好適に抑制できる。
本発明のより好ましい態様としては、前記角度は、45°以上90°以下であることが望ましい。上記構成により、本発明に係る電子回路モジュール部品は、上記構成により、第2板状部材が電子回路モジュール部品の変形を抑制する。結果として、本発明に係る電子回路モジュール部品は、自身(電子回路モジュール部品)のリフローによる変形をより好適に抑制できる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電子回路モジュール部品は、第1ガラスクロス及び樹脂材を含む第1板状部材が複数積層されている基板と、前記基板に設けられる電子部品と、前記電子部品を覆う封止樹脂部材と、第2ガラスクロス及び樹脂材を含み、前記複数の第1板状部材のうち前記封止樹脂部材に最も近い第1板状部材の前記第1ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向と、前記第2ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向と、が前記複数の第1板状部材の積層方向に直交する平面内で成す角度が0°より大きく、かつ、90°以下となるように、前記基板との間に前記封止樹脂部材を挟むように設けられる第2板状部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成により、本発明に係る電子回路モジュール部品は、第2板状部材が電子回路モジュール部品の変形を抑制する。結果として、本発明に係る電子回路モジュール部品は、自身(電子回路モジュール部品)のリフローによる変形を抑制できる。
本発明の好ましい態様としては、前記角度は、22.5°以上90°以下であることが望ましい。上記構成により、本発明に係る電子回路モジュール部品は、第2板状部材が電子回路モジュール部品の変形を抑制する。結果として、本発明に係る電子回路モジュール部品は、自身(電子回路モジュール部品)のリフローによる変形を好適に抑制できる。
本発明のより好ましい態様としては、前記角度は、45°以上90°以下であることが望ましい。上記構成により、本発明に係る電子回路モジュール部品は、第2板状部材が電子回路モジュール部品の変形を抑制する。結果として、本発明に係る電子回路モジュール部品は、自身(電子回路モジュール部品)のリフローによる変形をより好適に抑制できる。
本発明は、リフローによる電子回路モジュール部品の変形を抑制できる。
図1は、製造途中の電子回路モジュール部品を基板に直交する平面で切って示す断面図である。 図2は、ガラスクロスの構成を模式的に示す説明図である。 図3は、実施形態1の電子回路モジュール部品に含まれる各縦繊維のベクトルを示す斜視図である。 図4は、実施形態1の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。 図5は、実施形態2の電子回路モジュール部品に含まれる各縦繊維のベクトルを示す斜視図である。 図6は、実施形態2の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。 図7は、実施形態3の電子回路モジュール部品に含まれる各縦繊維のベクトルを示す斜視図である。 図8は、実施形態3の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。 図9は、比較例の電子回路モジュール部品と、実施形態1、実施形態2、実施形態3の各電子回路モジュール部品とを用いた試験結果を示す図表である。 図10は、コア材ベクトルとプリプレグベクトルとが直交する場合の試験結果を角度θ1別に示す図表である。 図11は、実施形態4の電子回路モジュール部品に含まれる各縦繊維のベクトルを示す斜視図である。 図12は、実施形態4の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。 図13は、実施形態5の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。 図14は、実施形態6の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。 図15は、実施形態7の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。 図16は、実施形態8の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。 図17は、実施形態4〜実施形態8の各電子回路モジュール部品を用いた試験結果を示す図表である。
以下、本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態は、本発明を限定するものではない。また、下記の実施形態で開示された構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記の実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態1)
図1は、製造途中の電子回路モジュール部品を基板に直交する平面で切って示す断面図である。図1に示すように、電子回路モジュール部品10は、複数の第1板状部材が積層されて成る基板11と、電子部品15と、封止樹脂部材16と、第2板状部材17とを含む。基板11は、例えばガラスエポキシの板状部材である。基板11は、集積回路 (IC:Integrated Circuit)などの電子部品が内蔵されている。本実施形態の基板11は、例えば、複数の集積回路を含む。また、基板11は、第1板状部材としてのコア材12及びプリプレグ13と、樹脂部材14とを含む。コア材12及びプリプレグ13は、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)の溶液を第1ガラスクロスに含浸させたものである。
コア材12とプリプレグ13とは、平行になるように積層される。樹脂部材14は、コア材12とプリプレグ13との間に設けられる。このように、基板11は、コア材12と、樹脂部材14と、プリプレグ13とが積層されることにより形成される。基板11の厚さ(コア材12と樹脂部材14とプリプレグ13とが積層される方向の寸法)は、例えば、0.2mm〜0.4mmである。以下、コア材12と樹脂部材14とプリプレグ13とが積層される方向を積層方向という。
電子部品15は、基板11に設けられる。本実施形態では、電子部品15は、表面実装部品(SMD:Surface Mount Device)である。封止樹脂部材16は、シリカフィラー含有エポキシ樹脂である。封止樹脂部材16は、厚さ(積層方向の寸法)が例えば0.6mm〜1.5mmのシート状部材である。封止樹脂部材16は、基板11に配置された電子部品15を覆うように設けられる。これにより、電子部品15は、基板11と封止樹脂部材16との間に封止される。
第2板状部材17は、例えばガラスエポキシの板状部材である。第2板状部材17は、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)の溶液を第2ガラスクロスに含浸させたものである。本実施形態の第2板状部材17は、コア材12又はプリプレグ13と同一の材料である。第2板状部材17は、基板11と平行に設けられる。第2板状部材17は、基板11との間に電子部品15及び封止樹脂部材16を挟み込むように設けられる。
電子回路モジュール部品10は、まず、基板11に電子部品15が配置される。そして、電子回路モジュール部品10は、電子部品15を覆うようにシート状の封止樹脂部材16が基板11に設けられる。次に、電子回路モジュール部品10は、基板11との間で封止樹脂部材16を挟み込むように第2板状部材17が配置される。第2板状部材17がコア材12と同一の材料である場合、第2板状部材17は、硬化済みの状態で封止樹脂部材16上に配置される。第2板状部材17がプリプレグ13と同一の材料である場合、第2板状部材17は、半硬化の状態で封止樹脂部材16上に配置される。ここで、本実施形態の電子回路モジュール部品10は、基板11に対する第2板状部材17の配置に特徴がある。この点に関しては後に詳細に説明する。
次に、電子回路モジュール部品10は、プリプレグ13の表面から積層方向の寸法が、例えば0.5mmになるように、スペーサーと共に真空プレス機内に配置される。そして、電子回路モジュール部品10は、封止樹脂部材16が軟化する温度(例えば80℃)となるように真空中で加熱され、例えば3Mpaでプレスされる。次に、電子回路モジュール部品10は、例えば150℃〜180℃となるように加熱されて、封止樹脂部材16が硬化される。この後、電子回路モジュール部品10は、ダイシングにより個片化される。次に、基板11に対する第2板状部材17の配置について説明する。
図2は、ガラスクロスの構成を模式的に示す説明図である。図2に示すガラスクロスは説明の便宜上簡略化して示すものであり、実際は、一般的に複数の繊維がまとめられたものが織り込まれている。図1に示すコア材12と、プリプレグ13と、第2板状部材17とは、それぞれ、図2に示すガラスクロス18を含む。さらに、ガラスクロス18は、縦繊維19と、横繊維19aとの2種類の繊維を含む。ガラスクロス18は、縦繊維19に横繊維19aが織り込まれている。ここでは、湾曲が小さい方の繊維を縦繊維19とし、湾曲が大きい方の繊維を横繊維19aとする。
図2に示すVは、縦繊維19のベクトルである。ベクトルVの方向は縦繊維19が延在する方向であり、ベクトルVの大きさは縦繊維19の線膨張率の大きさである。以下、図1に示すコア材12に含まれるガラスクロス18の縦繊維19のベクトルをコア材ベクトルとし、プリプレグ13に含まれるガラスクロス18の縦繊維19のベクトルをプリプレグベクトルとし、第2板状部材17に含まれるガラスクロス18の縦繊維19のベクトルを第2板状部材ベクトルとする。
図3は、実施形態1の電子回路モジュール部品に含まれる各縦繊維のベクトルを示す斜視図である。図4は、実施形態1の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。以下の説明では、各ベクトル(コア材ベクトルV2、プリプレグベクトルV3、第2板状部材ベクトルV7、後述する合成ベクトルV1)を1つの平面内で取り扱う。前記平面を以下XY平面という。XY平面は、積層方向と直交する仮想の平面である。なお、XY平面は、図4の紙面と一致するものとする。XY平面に含まれ、かつ、互いに直交する方向をX方向とY方向とする。また、図4に示すように、コア材ベクトルV2とプリプレグベクトルV3とが合成されたベクトルを合成ベクトルV1とする。なお、以下では、基板11の構成の一例として、コア材ベクトルV2の大きさとプリプレグベクトルV3の大きさとが一致する場合を説明する。但し、コア材ベクトルV2の大きさとプリプレグベクトルV3の大きさとは一致しなくてもよい。
図3及び図4に示すように、本実施形態の基板11は、コア材ベクトルV2とプリプレグベクトルV3とが直交する。ここでは、コア材ベクトルV2がX方向に沿い、プリプレグベクトルV3がY方向に沿うものとする。本実施形態の第2板状部材17は、第2板状部材ベクトルV7が図4に示すように合成ベクトルV1と一致するように設けられる。これにより、合成ベクトルV1と、第2板状部材ベクトルV7とが成す角度(狭角)θ1は0°となる。また、複数の第1板状部材(コア材12、プリプレグ13)のうち封止樹脂部材16に近い方の第1板状部材(プリプレグ13)に含まれるガラスクロス18の縦繊維19のベクトル、すなわちプリプレグベクトルV3と、第2板状部材ベクトルV7とが成す角度(狭角)θ2は45°となる。以下、実施形態2と実施形態3との各電子回路モジュール部品について説明し、その後に各実施形態の電子回路モジュール部品が奏する効果について説明する。なお、以下の実施形態2及び実施形態3では、本実施形態と同様に、コア材ベクトルV2とプリプレグベクトルV3とが直交し、コア材ベクトルV2がX方向に沿い、プリプレグベクトルV3がY方向に沿うものとする。
(実施形態2)
図5は、実施形態2の電子回路モジュール部品に含まれる各縦繊維のベクトルを示す斜視図である。図6は、実施形態2の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。図5及び図6に示すように、本実施形態の電子回路モジュール部品20は、合成ベクトルV1と、第2板状部材ベクトルV7とが成す角度(狭角)θ1が45°となる。また、複数の第1板状部材(コア材12、プリプレグ13)のうち封止樹脂部材16に近い方の第1板状部材(プリプレグ13)に含まれるガラスクロス18の縦繊維19のベクトル、すなわちプリプレグベクトルV3と、第2板状部材ベクトルV7とが成す角度(狭角)θ2は0°となる。
(実施形態3)
図7は、実施形態3の電子回路モジュール部品に含まれる各縦繊維のベクトルを示す斜視図である。図8は、実施形態3の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。図7及び図8に示すように、本実施形態の電子回路モジュール部品30は、第2板状部材ベクトルV7と、合成ベクトルV1とが成す角度(狭角)θ1が45°となる。また、複数の第1板状部材(コア材12、プリプレグ13)のうち封止樹脂部材16に近い方の第1板状部材(プリプレグ13)に含まれるガラスクロス18の縦繊維19のベクトル、すなわちプリプレグベクトルV3と、第2板状部材ベクトルV7とが成す角度(狭角)θ2は90°となる。
(試験結果1)
図9は、比較例の電子回路モジュール部品と、実施形態1、実施形態2、実施形態3の各電子回路モジュール部品とを用いた試験結果を示す図表である。本試験では、実施形態1と、実施形態2と、実施形態3との各電子回路モジュール部品を試験対象として、各電子回路モジュール部品の変形量を測定した。なお、本試験では、比較例として、第2板状部材17を備えない電子回路モジュール部品も試験対象に加えている。なお、本試験での試験対象である各電子回路モジュール部品は、以下の構成で統一されている。基板11のコア材12及びプリプレグ13は、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)を第1ガラスクロスに含浸させたものである。また、基板11の封止樹脂部材は、エポキシ樹脂である。さらに、基板11は、1mm×0.5mm×0.5mmのチップ型電子部品が10個搭載されている。各電子回路モジュール部品のサイズは、10mm×10mm×厚み(0.7mm+基板0.3mm)である。
本試験は、AKROMETRIX社製PS400を用いて鉛フリーはんだ用プロファイルにおける電子回路モジュール部品の変形量を電子回路モジュール部品の温度別に測定した。なお、鉛フリーはんだ用プロファイルでは、電子回路モジュール部品の温度が30℃から260℃まで変化する。以下、電子回路モジュール部品の温度を単に温度という。また、図9の図表に記載されているタテとは、コア材12のX方向を軸として積層方向に変形する現象をいう。また、ヨコとは、プリプレグ13のY方向を軸として積層方向に変形する現象をいう。また、等方とは、X方向とY方向との両方とも中心から積層方向に変形する現象をいう。また、ツイストとは、板状の電子回路モジュール部品10の2つの対角線が相反する方向に反り返る現象をいう。
図9に示すように、比較例の電子回路モジュール部品は、温度がT1(30℃)の時に−55μm等方向に変形している。ここでは、基準となる平面の一方側を+とし、他方側を−とする。前記基準となる平面は、積層方向と直交する。本試験では、前記基準となる平面からの電子回路モジュール部品の変形量を測定した。比較例の電子回路モジュール部品は、加熱されて温度がT2(260℃)となった時に121μmタテ方向に変形した。比較例の電子回路モジュール部品は、放熱されて温度がT3(30℃)となった時に−114μmヨコ方向に変形した。結果として、比較例の電子回路モジュール部品は、温度T2の時の変形量から温度T3の時の変形量を減算した変形量が235μmとなった。
実施形態1の電子回路モジュール部品10は、温度がT1(30℃)の時に−68μmヨコ方向に変形した。電子回路モジュール部品10は、加熱されて温度がT2(260℃)となった時に53μmツイスト方向に変形した。電子回路モジュール部品10は、放熱されて温度がT3(30℃)となった時に−84μmヨコ方向に変形した。結果として、電子回路モジュール部品10は、温度T2の時の変形量から温度T3の時の変形量を減算した変形量が137μmとなった。
実施形態2の電子回路モジュール部品20は、温度がT1(30℃)の時に−62μmヨコ方向に変形した。電子回路モジュール部品20は、加熱されて温度がT2(260℃)となった時に69μmツイスト方向に変形した。電子回路モジュール部品20は、放熱されて温度がT3(30℃)となった時に−87μmヨコ方向に変形した。結果として、電子回路モジュール部品20は、温度T2の時の変形量から温度T3の時の変形量を減算した変形量が156μmとなった。実施形態3の電子回路モジュール部品30は、温度がT1(30℃)の時に−85μmツイスト方向に変形した。電子回路モジュール部品30は、加熱されて温度がT2(260℃)となった時に125μmツイスト方向に変形した。電子回路モジュール部品30は、放熱されて温度がT3(30℃)となった時に−76μm等方向に変形した。結果として、電子回路モジュール部品30は、温度T2の時の変形量から温度T3の時の変形量を減算した変形量が201μmとなった。
以上のように、実施形態1、実施形態2、実施形態3の各電子回路モジュール部品10、20、30は、いずれも比較例の電子回路モジュール部品よりも、リフローが施される際の自身(電子回路モジュール部品)の変形を抑制できている。以下、リフローが施される際の電子回路モジュール部品自身の変形を単に変形という。また、実施形態1、実施形態2、実施形態3の各電子回路モジュール部品10、20、30の中では、実施形態1の電子回路モジュール部品10が最も好適に変形を抑制できている。すなわち、電子回路モジュール部品は、図4に示すように、合成ベクトルV1と第2板状部材ベクトルV7とが一致すると好ましい。
また、実施形態2の電子回路モジュール部品20と、実施形態3の電子回路モジュール部品30とは、合成ベクトルV1と第2板状部材ベクトルV7とが成す角度θ1は同一の45°であるが、電子回路モジュール部品20の方が変形を抑制できている。これらの結果からわかるように、電子回路モジュール部品は、プリプレグベクトルV3と第2板状部材ベクトルV7とが成す角度θ2が90°よりも0°である方が、好適に変形を抑制できる。次に、角度θ1と角度θ2とがそれぞれ他の値である場合の試験結果を説明する。
図10は、コア材ベクトルとプリプレグベクトルとが直交する場合の試験結果を角度θ1と角度θ2との組み合わせ別に示す図表である。図10では、試験結果を×、◎で示す。◎は、×よりもより好適に変形を抑制できた結果であることを示す。ここでは、変形量が200μmを超えた結果には×を、変形量が150μm以下の結果には◎を付している。また、電子回路モジュール部品にツイスト方向の変形が生じた結果には、図表に「ツイスト」と記載する。また、角度θ1は、合成ベクトルV1とプリプレグベクトルV3とが成す角度よりも大きい場合に正の値とし、合成ベクトルV1とプリプレグベクトルV3とが成す角度よりも小さい場合に負の値とする。
図10に示すように、電子回路モジュール部品は、角度θ1が、−45°より大きく(角度θ1≠−45°)、かつ、45°以下で、変形を抑制できている。さらに、電子回路モジュール部品は、角度θ1が、−22.5°以上45°以下で、変形を好適に抑制できている。さらに、電子回路モジュール部品は、角度θ1が、0°以上45°以下で、ツイスト方向の変形も抑制できている。また、電子回路モジュール部品は、角度θ2が、0°より大きく(角度θ2≠0°)、かつ、90°以下で、変形を抑制できている。さらに、電子回路モジュール部品は、角度θ2が、22.5°以上90°以下で、変形を好適に抑制できている。さらに、電子回路モジュール部品は、角度θ2が、45°以上90°以下で、ツイスト方向の変形も抑制できている。
ここで、第2板状部材17の基板11に対する配置が角度θ1に基づいて決定される場合、合成ベクトルV1を算出する必要がある。合成ベクトルV1を算出するためには、コア材ベクトルV2の方向及びコア材ベクトルV2の大きさと、プリプレグベクトルV3の方向及びプリプレグベクトルV3の大きさとが必要である。よって、電子回路モジュール部品は、第2板状部材17の基板11に対する配置が「ベクトル」に基づいて決定される。しかしながら、第2板状部材17の基板11に対する配置が角度θ2のみに基づいて決定される場合、合成ベクトルV1は必要とされない。よって、この場合、各ベクトルの大きさは考慮されなくてよい。すなわち、電子回路モジュール部品は、第2板状部材17の基板11に対する配置が「ベクトル」ではなく「方向」に基づいて決定されることができる。
(実施形態4)
図11は、実施形態4の電子回路モジュール部品に含まれる各縦繊維のベクトルを示す斜視図である。図12は、実施形態4の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。以下の実施形態4〜実施形態8では、図11〜図16に示すように、コア材ベクトルV2とプリプレグベクトルV3とが一致する。合成ベクトルV1がプリプレグベクトルV3と一致するため、以下の実施形態では、角度θ1と角度θ2とが一致する。以下の説明では、コア材ベクトルV2及びプリプレグベクトルV3がX方向に沿うものとする。
本実施形態の電子回路モジュール部品40は、図12に示すように、複数の第1板状部材(コア材12、プリプレグ13)のうち封止樹脂部材16に近い方の第1板状部材(プリプレグ13)に含まれるガラスクロス18の縦繊維19のベクトル、すなわちプリプレグベクトルV3と、第2板状部材ベクトルV7とが成す角度(狭角)θ2が0°となる。つまり、電子回路モジュール部品40は、プリプレグ13に含まれるガラスクロス18の縦繊維19の繊維方向と、第2板状部材17に含まれるガラスクロス18の縦繊維19の繊維方向とが一致する。以下、実施形態5と実施形態6と実施形態7と実施形態8との各電子回路モジュール部品について説明し、その後に各実施形態の電子回路モジュール部品が奏する効果について説明する。
(実施形態5)
図13は、実施形態5の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。本実施形態の電子回路モジュール部品50は、図13に示すように、複数の第1板状部材(コア材12、プリプレグ13)のうち封止樹脂部材16に近い方の第1板状部材(プリプレグ13)に含まれるガラスクロス18の縦繊維19のベクトル、すなわちプリプレグベクトルV3と、第2板状部材ベクトルV7とが成す角度(狭角)θ2が22.5°となる。
(実施形態6)
図14は、実施形態6の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。本実施形態の電子回路モジュール部品60は、図14に示すように、複数の第1板状部材(コア材12、プリプレグ13)のうち封止樹脂部材16に近い方の第1板状部材(プリプレグ13)に含まれるガラスクロス18の縦繊維19のベクトル、すなわちプリプレグベクトルV3と、第2板状部材ベクトルV7とが成す角度(狭角)θ2が45°となる。
(実施形態7)
図15は、実施形態7の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。本実施形態の電子回路モジュール部品70は、図15に示すように、複数の第1板状部材(コア材12、プリプレグ13)のうち封止樹脂部材16に近い方の第1板状部材(プリプレグ13)に含まれるガラスクロス18の縦繊維19のベクトル、すなわちプリプレグベクトルV3と、第2板状部材ベクトルV7とが成す角度(狭角)θ2が67.5°となる。
(実施形態8)
図16は、実施形態8の各縦繊維のベクトルがXY平面内で成す角度を示す説明図である。本実施形態の電子回路モジュール部品80は、図16に示すように、複数の第1板状部材(コア材12、プリプレグ13)のうち封止樹脂部材16に近い方の第1板状部材(プリプレグ13)に含まれるガラスクロス18の縦繊維19のベクトル、すなわちプリプレグベクトルV3と、第2板状部材ベクトルV7とが成す角度(狭角)θ2が90°となる。
(試験結果2)
図17は、実施形態4〜実施形態8の各電子回路モジュール部品を用いた試験結果を示す図表である。本試験では、実施形態4〜実施形態8の各電子回路モジュール部品を試験対象として、各電子回路モジュール部品の変形量を測定した。本試験は、AKROMETRIX社製PS400を用いて鉛フリーはんだ用プロファイルにおける電子回路モジュール部品の変形量を電子回路モジュール部品の温度別に測定した。本試験では、温度が260℃の時の電子回路モジュール部品の変形量から、放熱されて温度が30℃になった時の電子回路モジュール部品の変形量を減算した値に基づいて、実施形態4〜実施形態8の各電子回路モジュール部品が奏する効果を評価した。図17では、試験結果を×、◎で示す。×、◎のそれぞれの閾値は、上述の試験結果1で説明したものと同一である。また、電子回路モジュール部品にツイスト方向の変形が生じた結果には、「ツイスト」と記載する。なお、角度θ1と角度θ2とは一致する。
図17に示すように、電子回路モジュール部品は、角度θ2が、0°より大きく(角度θ2≠0)、かつ、90°以下で、変形を抑制できている。さらに、電子回路モジュール部品は、角度θ2が、22.5°以上90°以下で、変形を好適に抑制できている。さらに、電子回路モジュール部品は、角度θ2が、45°以上90°以下で、ツイスト方向の変形も抑制できている。
以上の試験結果1及び試験結果2に基づくと、電子回路モジュール部品は、コア材ベクトルV2とプリプレグベクトルV3とが交差(本実施形態では直交)する場合、合成ベクトルV1と第2板状部材ベクトルV7とが成す角度θ1が0°以上45℃以下であることが好ましく、さらに、プリプレグベクトルV3と第2板状部材ベクトルV7とが成す角度θ2が45°以上90°以下であることが好ましい。また、電子回路モジュール部品は、コア材ベクトルV2とプリプレグベクトルV3とが平行である(交差しない)場合、プリプレグベクトルV3と第2板状部材ベクトルV7とが成す角度θ2が45°以上90°以下であることが好ましい。すなわち、コア材ベクトルV2とプリプレグベクトルV3とが交差するか否かを問わず、プリプレグベクトルV3と第2板状部材ベクトルV7とが成す角度θ2は、45°以上90°以下であることが好ましい。
また、電子回路モジュール部品は、第2板状部材17のガラスクロス18の密度が高いほど変形をより抑制できるという結果が得られた。具体的には、第2板状部材17は、厚さ(積層方向の寸法)1mmにおけるガラスクロス18の縦繊維19及び横繊維19aの本数を第2板状部材17の厚さで除算した値が0.05以上であると好ましい。以上の各実施形態に基づき、下記の電子回路モジュール部品製造方法が考えられる。
(付記項1)
第1ガラスクロス及び樹脂材を含む複数の第1板状部材をが、前記第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向が交差するように積層されている基板に電子部品を配置する第1手順と、
前記電子部品を封止樹脂部材で覆う第2手順と、
第2ガラスクロス及び樹脂材を含む第2板状部材を、前記複数の第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルの合成ベクトルと、前記第2ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルと、が前記複数の第1板状部材の積層方向に直交する平面内で成す角度が−45°より大きく、かつ、45°以下となるように、かつ、前記基板との間に前記封止樹脂部材を挟むように設ける第3手順と、
を含むことを特徴とする電子回路モジュール部品製造方法。
(付記項2)
前記角度は、−22.5°以上45°であることを特徴とする付記項1に記載の電子回路モジュール部品製造方法。
(付記項3)
前記角度は、0°以上45°以下であることを特徴とする付記項1に記載の電子回路モジュール部品製造方法。
(付記項4)
第1ガラスクロス及び樹脂材を含む複数の第1板状部材をが、前記第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向が平行となるように積層されている基板に電子部品を配置する第1手順と、
前記電子部品を封止樹脂部材で覆う第2手順と、
第2ガラスクロス及び樹脂材を含む第2板状部材を、前記複数の第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルの合成ベクトルと、前記第2ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルと、が前記複数の第1板状部材の積層方向に直交する平面内で成す角度が0°より大きく、かつ、90°以下となるように、かつ、前記基板との間に前記封止樹脂部材を挟むように設ける第3手順と、
を含むことを特徴とする電子回路モジュール部品製造方法。
(付記項5)
前記角度は、22.5°以上90°以下であることを特徴とする付記項4に記載の電子回路モジュール部品製造方法。
(付記項6)
前記角度は、45°以上90°以下であることを特徴とする付記項4に記載の電子回路モジュール部品製造方法。
(付記項7)
第1ガラスクロス及び樹脂材を含む第1板状部材が複数積層されている基板に電子部品を配置する第1手順と、
前記電子部品を封止樹脂部材で覆う第2手順と、
第2ガラスクロス及び樹脂材を含む第2板状部材を、前記複数の第1板状部材のうち前記封止樹脂部材に最も近い第1板状部材の前記第1ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向と、前記第2ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向と、が前記複数の第1板状部材の積層方向に直交する平面内で成す角度が0°より大きく、かつ、90°以下となるように、かつ、前記基板との間に前記封止樹脂部材を挟むように設ける第3手順と、
を含むことを特徴とする電子回路モジュール部品製造方法。
(付記項8)
前記角度は、22.5°以上90°以下であることを特徴とする付記項7に記載の電子回路モジュール部品製造方法。
(付記項9)
前記角度は、45°以上90°以下であることを特徴とする付記項7に記載の電子回路モジュール部品製造方法。
以上のように、本発明に係る電子回路モジュール部品は、リフローによって電子部品が基板にはんだ付けされる技術に有用であり、特に、リフローによる電子回路モジュール部品の変形を抑制することに適している。
10〜80 電子回路モジュール部品
11 基板
12 コア材
13 プリプレグ
14 樹脂部材
15 電子部品
16 封止樹脂部材
17 第2板状部材
18 ガラスクロス
19 縦繊維
19a 横繊維
T1、T2、T3 温度
V ベクトル
V1 合成ベクトル
V2 コア材ベクトル
V3 プリプレグベクトル
V7 第2板状部材ベクトル
θ1、θ2 角度

Claims (3)

  1. 第1ガラスクロス及び樹脂材を含む複数の第1板状部材が、前記第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向が交差するように積層されている基板と、
    前記基板に設けられる電子部品と、
    第2ガラスクロス及び樹脂材を含み、前記複数の第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルの合成ベクトルと、前記第2ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルと、が前記複数の第1板状部材の積層方向に直交する平面内で成す角度が−45°より大きく、かつ、45°以下となるように設けられる第2板状部材と、
    前記基板と前記第2板状部材との間に設けられ、前記電子部品を覆う封止樹脂部材と、
    を備えることを特徴とする電子回路モジュール部品。
  2. 第1ガラスクロス及び樹脂材を含む複数の第1板状部材が、前記第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向が平行となるように積層されている基板と、
    前記基板に設けられる電子部品と、
    第2ガラスクロス及び樹脂材を含み、前記複数の第1ガラスクロスに含まれるそれぞれの縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルの合成ベクトルと、前記第2ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向及び線膨張率に基づくベクトルと、が前記複数の第1板状部材の積層方向に直交する平面内で成す角度が0°より大きく、かつ、90°以下となるように設けられる第2板状部材と、
    前記基板と前記第2板状部材との間に設けられ、前記電子部品を覆う封止樹脂部材と、
    を備えることを特徴とする電子回路モジュール部品。
  3. 第1ガラスクロス及び樹脂材を含む第1板状部材が複数積層されている基板と、
    前記基板に設けられる電子部品と、
    前記電子部品を覆う封止樹脂部材と、
    第2ガラスクロス及び樹脂材を含み、前記複数の第1板状部材のうち前記封止樹脂部材に最も近い第1板状部材の前記第1ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向と、前記第2ガラスクロスに含まれる縦繊維の方向と、が前記複数の第1板状部材の積層方向に直交する平面内で成す角度が0°より大きく、かつ、90°以下となるように、前記基板との間に前記封止樹脂部材を挟むように設けられる第2板状部材と、
    を備えることを特徴とする電子回路モジュール部品。
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JP2017117918A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 株式会社デンソー 回路基板

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