JP2011207354A - Glide door closing structure of vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の乗降口の周縁に設けられたウエザーストリップを全周に亘ってほぼ同時に押圧して弾性変形させ、その乗降口をシール状態で閉鎖する車両のグライドドアの閉鎖構造に関する。 The present invention relates to a glide door closing structure for a vehicle in which a weather strip provided at the periphery of a vehicle entrance / exit is pressed almost simultaneously over its entire circumference to be elastically deformed and the entrance / exit is closed in a sealed state.
車両のグライドドア閉鎖構造に関する技術が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載のグライドドア100は、図9に示すように、車両の乗降口101の周縁に設けられたウエザーストリップ101wを全周に亘ってほぼ同時に押圧して弾性変形させ、その乗降口101をシール状態で閉鎖できるように構成されている。グライドドア100は、ドア移動機構104の動作により乗降口101の位置と乗降口開放位置(図示省略)との間で水平移動できるように構成されている。ドア移動機構104は、上下一対のメインリンク104rと補助リンク104sと駆動部104mとを備えており、前記メインリンク104rと補助リンク104sとにより車両に連結されている。
さらに、乗降口101の前後両側の支柱部には、グライドドア100が乗降口101を閉鎖した状態で、そのグライドドア100の前部、後部を乗降口101の前後の支柱部に連結するための閉ロック機構(図示省略)が設けられている。
上記構成により、グライドドア100がドア移動機構104の働きで所定の加速度で閉じられると、そのグライドドア100がウエザーストリップ101wを全周に亘ってほぼ同時に押圧して弾性変形させ、さらに前記閉ロック機構を動作させることで、前記乗降口101がシール状態で閉鎖される。
Japanese Patent Application Laid-Open No. H10-228667 describes a technique related to a vehicle glide door closing structure.
As shown in FIG. 9, the
Further, the struts on both the front and rear sides of the
With the above configuration, when the
上記したように、グライドドア100は、乗降口101の周縁のウエザーストリップ101wを全周に亘ってほぼ同時に押圧して弾性変形させ、さらに閉ロック機構を動作させてその乗降口101をシール状態で閉鎖する。このため、グライドドア100の閉鎖に大きな力が必要になる。前記グライドドア閉鎖構造では、ドア移動機構104がグライドドア100を閉鎖に必要な加速度で閉方向に移動させることで、そのグライドドア100が乗降口101を閉鎖する際の閉鎖力を確保している。このため、ドア移動機構104の駆動部104mを高出力にする必要があり、その駆動部104mが大型化するとともに、コスト高になる。
さらに、グライドドア100を閉方向に勢い良く移動させる必要があるため、そのグライドドア100と乗降口101の周縁間に物が挟まったことが検出されても、グライドドア100を速やかに停止、または反転作動させるのは難しい。
As described above, the
Furthermore, since it is necessary to move the
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ドア移動機構の駆動部を低出力にできるようにするとともに、物が挟まれたときにグライドドアを速やかに停止、または反転作動させられるようにすることである。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and the problem to be solved by the present invention is to enable the drive unit of the door moving mechanism to have a low output, and when an object is caught. The glide door can be quickly stopped or reversed.
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、車両の乗降口の周縁に設けられたウエザーストリップを全周に亘ってほぼ同時に押圧して弾性変形させ、その乗降口をシール状態で閉鎖するグライドドアと、そのグライドドアを前記乗降口の位置と乗降口開放位置との間で移動させるドア移動機構と、前記乗降口の位置で前記グライドドアをその乗降口の前後両側の支柱部に連結する閉ロック機構とを備える車両のグライドドア閉鎖構造であって、前記閉ロック機構は、前記乗降口の前後両側の支柱部に設けられた被係合部と、前記グライドドアの前部、後部に設けられた係合部と、前記係合部を前記被係合部と係合するロック位置とロック解除位置との間で回動させる回動機構とを備えており、前記グライドドアが前記乗降口の位置にあるときに、前記回動機構が前記係合部を前記ロック解除位置からロック位置まで回動させて、その係合部を前記被係合部に係合させる動作により、前記グライドドアが前記乗降口の周縁に押付けられて前記ウエザーストリップを弾性変形させ、前記乗降口をシール状態で閉鎖するように構成されていることを特徴とする。
The above-described problems are solved by the inventions of the claims.
According to the first aspect of the present invention, there is provided a glide door for elastically deforming a weather strip provided at a peripheral edge of a vehicle entrance / exit by substantially simultaneously pressing the entire circumference, and closing the entrance / exit in a sealed state, and the glide door A door moving mechanism for moving the doorway between the entrance / exit position and the entrance / exit opening position, and a closing lock mechanism for connecting the glide door to the struts on both sides of the entrance / exit at the entrance / exit position. A glide door closing structure for a vehicle, wherein the closing lock mechanism includes an engaged portion provided on a column portion on both front and rear sides of the entrance, and an engaging portion provided on a front portion and a rear portion of the glide door. And a rotation mechanism for rotating the engagement portion between a lock position and an unlock position for engaging the engaged portion, and the glide door is at the entrance / exit position In addition, the rotation mechanism is By rotating the joint portion from the unlocked position to the locked position and engaging the engaging portion with the engaged portion, the glide door is pressed against the periphery of the entrance / exit, and the weather strip is It is configured to elastically deform and to close the entrance / exit in a sealed state.
本発明によると、閉ロック機構の回動機構が係合部をロック解除位置からロック位置まで回動させて、その係合部を被係合部に係合させる動作により、グライドドアが乗降口の周縁に押付けられてウエザーストリップを弾性変形させ、前記乗降口をシール状態で閉鎖する。
このため、従来のように、ドア移動機構によってグライドドアを乗降口の閉鎖に必要な加速度で勢い良く閉方向に移動させる必要がなくなる。即ち、ドア移動機構は、グライドドアを乗降口の位置と乗降口開放位置間で移動させるのに必要な最小限の力があれば良くなる。このため、従来と比べてドア移動機構の駆動部の出力を小さくできる。さらに、グライドドアの移動速度を低速にできるため、物等が挟まれたことが検出されたときにグライドドアを速やかに停止、または反転作動させることができる。
According to the present invention, the glide door is opened and closed by an operation in which the turning mechanism of the closed lock mechanism turns the engaging portion from the unlocked position to the locked position and engages the engaging portion with the engaged portion. The weather strip is elastically deformed by being pressed against the periphery of the door, and the entrance is closed in a sealed state.
For this reason, unlike the prior art, it is not necessary to move the glide door in the closing direction with the acceleration required to close the entrance / exit by the door moving mechanism. That is, the door moving mechanism only needs to have a minimum force necessary to move the glide door between the entrance / exit position and the entrance / exit opening position. For this reason, the output of the drive part of a door moving mechanism can be made small compared with the past. Furthermore, since the moving speed of the glide door can be reduced, the glide door can be quickly stopped or reversed when it is detected that an object or the like has been caught.
請求項2の発明によると、グライドドアの端縁には、そのグライドドアの端縁と乗降口の周縁間に物が挟まれたことを検知できる挟み検知センサが設けられていることを特徴とする。
このため、乗降口がグライドドアによって閉じられる際、物が挟まれたことを運転席等で把握できるようになる。
According to the invention of
For this reason, when the entrance / exit is closed by the glide door, the driver's seat or the like can grasp that an object has been caught.
本発明によると、グライドドアにおけるドア移動機構の駆動部を従来よりも低出力にすることができる。さらに、グライドドアと乗降口の周縁間に物が挟まれたときに、グライドドアを速やかに停止、または反転作動させることができる。 According to the present invention, the drive unit of the door moving mechanism in the glide door can be made to have a lower output than before. Furthermore, when an object is sandwiched between the glide door and the periphery of the entrance / exit, the glide door can be quickly stopped or reversed.
[実施形態1]
以下、図1から図8に基づいて本発明の実施形態1に係る車両のグライドドア閉鎖構造の説明を行う。本実施形態は、バスの乗降口を開閉するグライドドアの閉鎖構造に関するものであり、図中における前後左右及び上下は、バスの前後左右及び上下に対応している。
[Embodiment 1]
Hereinafter, the glide door closing structure for a vehicle according to the first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. This embodiment relates to a closing structure for a glide door that opens and closes a bus entrance, and the front, rear, left, and right and up and down in the figure correspond to the front, rear, left, and right and up and down of the bus.
<乗降口50について>
前記バス3の車体4には、図1に示すように、左側の中央前寄りの位置に乗客が乗り降りするための乗降口50が形成されており、その乗降口50が平板状のグライドドア10によって開閉されるように構成されている。
乗降口50は、縦に長い長方形状に形成されており、その乗降口50の前後に前側支柱部51、後側支柱部53が立設されている。そして、前側支柱部51、後側支柱部53の下端が車両前後方向に延びるロッカー部(図示省略)に接続され、その上端が同じく車両前後方向に延びるルーフサイドレール部(図示省略)に接続されている。
前側支柱部51は、図3、図4等に示すように、インナパネル51eとアウタパネル51sとが互いのフランジ部51fで接合されることにより中空閉断面状に形成されている。即ち、前側支柱部51の前後にはフランジ部51fが上下方向に延びるように形成されている。そして、前側支柱部51の後側のフランジ部51fが、図3等に示すように、乗降口50の内側に突出して、グライドドア10の先端内側端縁14eを受けられるように構成されている。なお、前側支柱部51の前側のフランジ部は図示省略されている。
<About the
As shown in FIG. 1, the
The entrance /
As shown in FIG. 3, FIG. 4, etc., the front support |
後側支柱部53は、図3、図4に示すように、前側支柱部51と等しい構成であり、前側支柱部51と車両前後方向において対称に形成されている。即ち、後側支柱部53には、グライドドア10の後端内側端縁14bを受けるフランジ部53fが上下方向に延びるように形成されている。
さらに、前記ロッカー部、ルーフサイドレール部にも前側支柱部51、後側支柱部53のフランジ部51f,53fと連続するフランジ部が車両前後方向に延びるように形成されている。
そして、前側支柱部51、後側支柱部53、ロッカー部、及びルーフサイドレール部の各々のフランジ部51f,53fにゴム製のウエザーストリップ55が全周に亘って被せられている。即ち、ウエザーストリップ55は乗降口50を囲むようにその乗降口50の周縁に配置されている。
また、前側支柱部51と後側支柱部53のアウタパネル51s,53sには、図3、図4等に示すように、略台形状に形成された閉ロック機構30(後記する)のストライカ31が前側支柱部51、後側支柱部53の高さ方向略中央位置で、フランジ部51f,53fの外側に固定されている。
さらに、車体4の車室内には、図3、図4に示すように、乗降口50の内側にステップ57が設けられている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
Furthermore, the rocker portion and the roof side rail portion are formed such that flange portions that are continuous with the
A
Further, as shown in FIGS. 3 and 4,
Further, as shown in FIGS. 3 and 4, a
<グライドドア10の概要について>
グライドドア10は、図2に示すように、乗降口50の形状に合わせて縦に長い長方形状に形成されており、そのグライドドア10の中央部より上側に窓部10wが設けられている。グライドドア10は、後記するドア移動機構20と閉ロック機構30との働きで、乗降口50の周縁のウエザーストリップ55を全周に亘ってほぼ同時に押圧して弾性変形させ、その乗降口50をシール状態で閉鎖できるように構成されている(図2参照)。
グライドドア10は、図3、図4の平断面図に示すように、アウタパネル12とインナパネル14とから構成されており、インナパネル14の周縁部とアウタパネル12の周縁部とがヘミング加工等により接合されている。グライドドア10のインナパネル14は、図3等に示すように、その裏側周縁部(先端内側端縁14e、後端内側端縁14b等)が乗降口50の周縁に配置されたウエザーストリップ55に面接触できるように構成されている。
<About the outline of the
As shown in FIG. 2, the
3 and 4, the
グライドドア10の窓部10wの下側には、インナパネル14とアウタパネル12との間に空間Sが形成されている。そして、グライドドア10の空間S内であって、乗降口50の前側支柱部51と後側支柱部53とのストライカ31に対応する位置に、それぞれ閉ロック機構30の機構本体部32が収納されている。また、グライドドア10のインナパネル14には、そのグライドドア10が閉じられる過程で前側支柱部51のストライカ31と、後側支柱部53のストライカ31とがそれぞれ挿入可能に構成された開口(図示省略)が形成されている。
さらに、グライドドア10の前端縁には、図2に示すように、インナパネル14とアウタパネル12との接合部分に沿ってそのグライドドア10と乗降口50の前側支柱部51間に物が挟まれたのを検出する挟み検知センサ60(後記する)が前側に若干張出した状態で取付けられている。
A space S is formed between the
Further, as shown in FIG. 2, the front end edge of the
<ドア移動機構20について>
ドア移動機構20は、グライドドア10を乗降口50と重なる位置(以下、乗降口50の位置という)から乗降口50を完全に開放する位置(以下、乗降口開放位置という)まで水平に移動させる機構である。ドア移動機構20は、図3、図4に示すように、上下一対のメインリンク21と、補助リンク23と、駆動部25と、連結リンク27とから構成されている。
上下のメインリンク21は、グライドドア10の中央部と中央下部とをそのグライドドア10の裏側から支えるリンクであり、平面略C字形に曲げ成形されている。そして、上下のメインリンク21の基端部が水平回動可能な状態で乗降口50の側壁に固定された支持具58に連結されており、それらのメインリンク21の先端部がグライドドア10に設けられた連結部10uに同じく水平回動可能な状態で連結されている。
補助リンク23は、グライドドア10の移動軌跡を決めるための直線状リンクであり、その補助リンク23の基端部が乗降口50のステップ57の下側に設けられた受け具57xに水平回動可能な状態で連結されている。また、補助リンク23の先端部がグライドドア10の前端下部に形成された受け部10xに水平回動可能な状態で連結されている。
<About the
The
The upper and lower
The
駆動部25は、ドア移動機構20の駆動源であり、モータ(図示省略)と、歯車機構等からなる減速機(図示省略)とを備えており、その減速機の出力軸25pが駆動部ハウジング25hから上方に突出している。
連結リンク27は、駆動部25の出力軸25pの回転力を下側のメインリンク21に伝えるためのリンクである。
上記構成により、グライドドア10が乗降口50の位置にある状態、即ち、図3に示す状態で、駆動部25の出力軸25pが左回転すると、連結リンク27の働きで上下のメインリンク21が乗降口50の支持具58を中心に左回動してグライドドア10が左後方に移動する。このとき、補助リンク23の働きでグライドドア10は乗降口50とほぼ平行に左後方に移動するようになる。そして、駆動部25の出力軸25pが左限位置まで回転することで、グライドドア10が、図4に示すように、乗降口開放位置に到達する。また、グライドドア10が乗降口開放位置にある状態で、駆動部25の出力軸25pが右回転すると、連結リンク27を介して上下のメインリンク21が乗降口50の支持具58を中心に右回動してグライドドア10が乗降口50の位置まで戻されるようになる。
The
The
With the above configuration, when the
<閉ロック機構30について>
閉ロック機構30は、グライドドア10が乗降口50の位置にある状態で、そのグライドドア10を乗降口50の周縁に押付け、その乗降口50をシール状態で閉鎖するとともに、前記グライドドア10を閉鎖位置にロックする機構である。
前側の閉ロック機構30は、乗降口50の前側支柱部51のストライカ31とグライドドア10の前部に収納された機構本体部32とから構成されており、後側の閉ロック機構30は、後側支柱部53のストライカ31とグライドドア10の後部に収納された機構本体部32とから構成されている。なお、前後の閉ロック機構30は、等しい構成であるため、代表して前側の閉ロック機構30について説明する。
閉ロック機構30の機構本体部32は、図7、図8に示すように、ストライカ31に掛けられる鉤状のラッチ33と、そのラッチ33を回動可能に支持する支持金具34と、その支持金具34に取付けられて前記ラッチ33を回動させる回動機構36とから構成されている。
支持金具34は、機構本体部32をグライドドア10に取付けるための金具であり、その支持金具34の先端部分にラッチ33を回動可能に支持する縦板部34fが設けられている。そして、支持金具34の縦板部34fに、図7、図8に示すように、グライドドア10が閉じられる過程で乗降口50側のストライカ31が挿入される扁平略U字形の横向き切欠き部34yが形成されている。
<About the
The
The front
As shown in FIGS. 7 and 8, the mechanism
The
ラッチ33は、図8に示すように、略U字形に形成された平板であり、先端側で開放された切欠き部33cを備えている。そして、前記ラッチ33が支持金具34の縦板部34fに沿って回動可能なように、そのラッチ33の基端部が連結ピン35によってその縦板部34fに連結されている。ラッチ33は、図8(A)に示すように、切欠き部33cの開口を斜め下方に向けたロック解除位置から、図8(C)に示すように、切欠き部33cの開口を真下に向けたロック位置との間で約45°回動できるように構成されている。
ラッチ33の切欠き部33cの下側(図8(A)等において下側)は、ロック解除位置でストライカ31が当接するように構成されたストライカ当接部33wとなっている。また、ラッチ33の切欠き部33cの上側は、そのラッチ33がロック解除位置からロック位置まで回動する過程で、ストライカ31に掛けられ、そのストライカ31を支持金具34の横向き切欠き部34yに引き込むための鉤部33kとなっている。
前記回動機構36は、ラッチ33をロック解除位置とロック位置との間で回動させる機構であり、図7に示すように、モータ36mと、歯車等からなる減速機構36wとから構成されている。
即ち、前記ストライカ31が本発明の被係合部に相当し、前記ラッチ33が本発明の係合部に相当する。
As shown in FIG. 8, the
The lower side of the
The
That is, the
<挟み検知センサ60について>
挟み検知センサ60は、グライドドア10が閉じられる際にそのグライドドア10と乗降口50の前側支柱部51との間に物が挟まれたか否かを検出するセンサである。挟み検知センサ60は、グライドドア10と乗降口50の前側支柱部51との間に物が挟まれたときに、その物に押圧されて弾性変形し、内部抵抗が変化するように構成されている。このため、挟み検知センサ60の抵抗値を監視することでその挟み検知センサ60が弾性変形したか否か、即ち、物が挟まれたか否かを判定できるようになる。
前記挟み検知センサ60はリード線(図示省略)によってECU(制御装置)に接続されており、前記ECUによってその抵抗値が常時監視されている。前記ECUは、挟み検知センサ60の抵抗値の変化から物の挟まれを検知すると、ドア移動機構20の駆動部25に対して停止信号を出力するとともに、警報ランプを点灯させる。
<About the
The
The
<グライドドア10の開閉動作について>
図4に示すように、乗降口開放位置にあるグライドドア10を閉じる場合には、運転席の操作スイッチ(図示省略)を閉方向に操作する。これにより、先ず、ドア移動機構20の駆動部25が動作して出力軸25pが右回転する。これにより、連結リンク27を介して駆動部25の出力軸25pに連結された上下のメインリンク21が乗降口50の支持具58を中心に右回動する。これにより、グライドドア10が前方に移動するともに、補助リンク23がステップ57の下側に設けられた受け具57xを中心に右回動することで、グライドドア10は乗降口開放位置から平行に前方移動する。そして、グライドドア10が乗降口50の位置に到達する過程で、図5、図6に示すように、前側支柱部51のストライカ31と後側支柱部53のストライカ31とがグライドドア10の前後の開口から空間S内に挿入される。前記空間S内に挿入された前後のストライカ31は、図8(A)に示すように、それぞれの閉ロック機構30(機構本体部32)の支持金具34に設けられた横向き切欠き部34yに挿入される。そして、グライドドア10が乗降口50の位置に到達した段階で、前後のストライカ31が各々の閉ロック機構30(機構本体部32)のラッチ33に形成されたストライカ当接部33wに当接するようになる。また、グライドドア10が乗降口50の位置に到達した段階で、そのグライドドア10が乗降口50の周縁に設けられたウエザーストリップ55の全体に当接するようになる。
<About opening and closing operation of the
As shown in FIG. 4, when closing the
次に、前後の閉ロック機構30(機構本体部32)の回動機構36が動作して、図8(B)、(C)に示すように、それぞれのラッチ33が連結ピン35を中心にロック解除位置からロック位置まで左回動する。そして、各々のラッチ33が左回動する過程で、前記ラッチ33の鉤部33kがそれぞれ前後のストライカ31に掛けられて、それらのストライカ31が前後の閉ロック機構30(機構本体部32)の横向き切欠き部34yに引き込まれる。そして、前記ストライカ31が閉ロック機構30(機構本体部32)の横向き切欠き部34yに引き込まれることにより、グライドドア10が乗降口50の周縁を押圧し、ウエザーストリップ55を全周に亘って弾性変形させて、乗降口50をシール状態で閉鎖する。そして、各々のラッチ33がロック位置まで回動した段階で、グライドドア10は乗降口50を閉鎖する位置でロックされる。
この状態からグライドドア10を開く場合には、運転席の操作スイッチ(図示省略)を開方向に操作する。これにより、上記した手順と逆の手順で閉ロック機構30とドア移動機構20とが動作して、グライドドア10が乗降口50の位置から乗降口開放位置(図4参照)まで移動するようになる。
また、グライドドア10を閉じる過程で、そのグライドドア10と乗降口50の前側支柱部51間に物が挟まれると、挟み検知センサ60に物が当たることでその挟み検知センサ60が弾性変形する。これにより、挟み検知センサ60の抵抗値の変化がECUで検知され、ECUがドア移動機構20の駆動部25を停止させるように動作する。さらに、ECUは、警報ランプを点灯させる。
Next, the
When the
Further, in the process of closing the
<本実施形態に係るグライドドア10の閉鎖構造の長所について>
本実施形態に係るグライドドア10の閉鎖構造によると、閉ロック機構30の回動機構36がラッチ33(係合部)をロック解除位置からロック位置まで回動させて、そのラッチ33をストライカ31(被係合部)に係合させる動作により、グライドドア10が乗降口50の周縁に押付けられてウエザーストリップ55を弾性変形させ、前記乗降口50をシール状態で閉鎖する。
このため、従来のように、ドア移動機構20によってグライドドア10を乗降口50の閉鎖に必要な加速度で勢い良く閉鎖方向に移動させる必要がなくなる。即ち、ドア移動機構20は、グライドドア10を乗降口50の位置と乗降口開放位置間で移動させるのに必要な最小限の力があれば良くなる。このため、従来と比べてドア移動機構20の出力を小さくできる。さらに、グライドドア10の移動速度を低速にできるため、物等が挟まれたことが検出されたときにグライドドア10を速やかに停止、または反転作動させることができる。
また、グライドドア10の前端縁には、挟み検知センサ60が設けられているため、乗降口50がグライドドア10によって閉じられる際、物が挟まれたことを運転席等で把握できるようになる。
<Advantages of the closing structure of the
According to the closing structure of the
For this reason, unlike the prior art, it is not necessary to move the
Further, since a
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、ドア移動機構20の駆動部25をモータと歯車機構等からなる減速機により構成する例を示したが、前記駆動部25をエアーシリンダ等により構成することも可能である。また、ドア移動機構20にメインリンク21、補助リンク23を使用する例を示したが、メインリンク21、補助リンク23の代わりにグライドドア10をガイドするレール等を使用することも可能である。
また、挟み検知センサ60として弾性変形することで抵抗値が変化するセンサを使用する例を示したが、この代わりに、例えば、弾性変形することで内部圧力が変化するセンサを使用し、内圧変化を検知して挟まれを検出する構成でも可能である。
<Example of change>
Here, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be modified without departing from the gist of the present invention. For example, in the present embodiment, the
Moreover, although the example which uses the sensor which changes resistance value by elastically deforming as the pinching
20・・・・ドア移動機構
30・・・・閉ロック機構
31・・・・ストライカ(被係合部)
33・・・・ラッチ(係合部)
36・・・・回動機構
50・・・・乗降口
51・・・・前側支柱部
53・・・・後側支柱部
55・・・・ウエザーストリップ
60・・・・挟み検知センサ
20 ....
33... Latch (engagement part)
36... Rotating
Claims (2)
前記閉ロック機構は、前記乗降口の前後両側の支柱部に設けられた被係合部と、前記グライドドアの前部、後部に設けられた係合部と、前記係合部を前記被係合部と係合するロック位置とロック解除位置との間で回動させる回動機構とを備えており、
前記グライドドアが前記乗降口の位置にあるときに、前記回動機構が前記係合部を前記ロック解除位置からロック位置まで回動させて、その係合部を前記被係合部に係合させる動作により、前記グライドドアが前記乗降口の周縁に押付けられて前記ウエザーストリップを弾性変形させ、前記乗降口をシール状態で閉鎖するように構成されていることを特徴とする車両のグライドドア閉鎖構造。 A glide door that is elastically deformed by pressing weather strips provided at the periphery of the vehicle entrance / exit almost simultaneously over the entire circumference, and the entrance / exit is closed in a sealed state, and the glide door is located at the position of the entrance / exit A vehicle glide door closing structure comprising: a door moving mechanism that moves between a doorway opening position; and a closing lock mechanism that connects the glide door to the struts on both the front and rear sides of the doorway at the doorway position. There,
The closing lock mechanism includes an engaged portion provided on a column portion on both front and rear sides of the entrance, an engaging portion provided on a front portion and a rear portion of the glide door, and the engaging portion. A rotation mechanism that rotates between a lock position that engages with the joint portion and a lock release position;
When the glide door is at the entrance / exit position, the rotating mechanism rotates the engaging portion from the unlocked position to the locked position, and engages the engaging portion with the engaged portion. By closing the glide door, the glide door is pressed against a peripheral edge of the entrance / exit to elastically deform the weather strip, and the entrance / exit is closed in a sealed state. Construction.
前記グライドドアの端縁には、そのグライドドアの端縁と前記乗降口の周縁間に物が挟まれたこと検知できる挟み検知センサが設けられていることを特徴とする車両のグライドドア閉鎖構造。
The vehicle glide door closing structure according to claim 1,
A glide door closing structure for a vehicle, characterized in that a pinch detection sensor capable of detecting that an object has been pinched between an edge of the glide door and a peripheral edge of the entrance / exit is provided at an edge of the glide door. .
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