JP2011206347A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特定の大当り演出画像と小当り演出画像とを同一にした演出の効果を、嫌悪感を感じさせるなどの逆効果を生じずに遊技者が安心して楽しめるようにする。
【解決手段】 遊技球が始動口に入球して取得した当否判定用乱数が大当り乱数と一致した場合に大当り演出画像が表示され、取得したその当否判定用乱数が大当り乱数と一致せず小当り乱数と一致した場合に小当りとなって小当り演出画像が表示される弾球遊技機で、大当り後の所定期間に限って大当りとなる確率が通常より高確率な特定の大当りを含む複数種類の大当りを備え、特定の大当り演出画像と小当り演出画像とが同一で、さらに、その際のその他の遊技演出も同一にされたものにおいて、小当りの回数を計数する小当り計数手段を設け、小当り計数手段の計数値が所定回数に達していないことを条件として、特定の大当り演出画像と同一の画像を、小当り演出画像として演出用表示装置に表示させる。
【選択図】 図13

Description

この発明は弾球遊技機に関するもので、とくに、演出用表示装置において、大当り演出画像を表示し、また小当り演出画像を表示するものに関する。
従来から、弾球遊技機においては、遊技球が始動口に入球すると当否判定用乱数が取得され、その乱数が予め定められた大当り決定用乱数と一致していると大当りとなり、大当り決定用乱数と一致せずハズレとなった乱数については別に定められた小当り決定用乱数と照合されて、小当り決定用乱数と一致していると小当りとなるものがある。
ここでいう大当りとは、条件装置の作動により大入賞口(特別電動役物)を作動させて遊技者に賞球を与えるものであり、大当り遊技後に大当りした図柄の種類により遊技状態を設定することができる特徴がある。遊技状態とは確率変動機能の作動、未作動、時短状態の作動、未作動の組み合わせであり、これらの組み合わせにより遊技者へ複数段階の有利度を与えることを可能としている。
一方小当りとは、条件装置は作動させずに直接大入賞口を開放動作させるものであり、規則により極短時間の開放時間でしか作動することができない。また、条件装置が作動していないため、小当り遊技後に遊技状態を設定することはできず、小当り前の遊技状態に復帰することしかできない。
そして、これらの大当りや小当りの場合には、演出用表示装置に大当り演出画像や小当り演出画像を表示して乱数の抽選結果が大当りあるいは小当りであることを遊技者に報知するようにしている。
さらに、これらの大当り演出画像と小当り演出画像とを同一にし、また大入賞口の開放動作や装飾ランプの点灯状況などのその他の遊技演出をも同一にすると共に、大当り後に確率変動が作動する可能性があるように構成しておけば、遊技者はその演出画像が特定の大当りであるのか小当りであるのかが分からず、遊技価値の高い大当りであることを期待してのドキドキ感を楽しめるようにしたものがある。
このような遊技演出はいわゆる潜伏演出というものであるが、とくに確率変動のようにその大当り後に遊技状態が遊技者にとって有利な状態に変化する特定の大当りを対象として行われることが多い(例えば、特許文献1)。
特開2009−89832号公報
ところで、前記のように特定の大当り演出画像と小当り演出画像とを同一にして、遊技者にドキドキ感を楽しめるようにしたとしても、遊技者がその演出を楽しめず、逆にその演出により嫌悪感を感じてしまうなど不都合なときもある。
本願発明者らの知見によると、とくに、長時間に渡って大当りが生じない(いわゆる大はまり状態)場合には、小当りの際に特定の大当り演出画像と同じ演出画像を用いることは遊技者心理からみてかえって逆効果である。
つまり、本来は賞球を獲得できなくても、「確率変動が作動したのかもしれない。」という遊技に期待感を持たせるように作用していても、何度もその期待を裏切られることによるストレスの蓄積、長時間大当りが生じないために遊技を終了したいのだが、正確な遊技状態が把握できないため「実は確率変動が作動しているのかもしれない。」という期待感のせいで遊技の終了タイミングを困難にし、たとえ終了したとしても「確率変動を残したままではないのか。」という不安感を抱えての終了となってしまう。このように、小当りを用いることにより、確率変動への期待するタイミングを増大する方向へ作用するものが、一転して上記のような不安や不満を募らせる要因と成り得てしまっていた。
この発明は、このような事情に基づいてなされたもので、特定の大当り演出画像と小当り演出画像とを同一にした演出の効果を、嫌悪感を感じさせるなどの逆効果を生じずに遊技者が安心して楽しめるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
遊技球が始動口に入球して取得した当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致した場合に、大当りとなって演出用表示装置に大当り演出画像が表示され、取得したその当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致せず小当り決定用乱数と一致した場合に、小当りとなって演出用表示装置に小当り演出画像が表示され、
前記大当り後に当選確率を低確率とするか高確率とするか決定する遊技状態決定手段と、
前記小当り後に前記小当り前の遊技状態に復帰させる遊技状態復帰手段を備える弾球遊技機であって、
該弾球遊技機は、大当り後の所定期間に限って前記高確率な状態となる特定の大当りを含む複数種類の大当りを備えるとともに、前記特定の大当り演出画像と前記小当り演出画像とが同一に設定され、さらに、その際のその他の遊技演出も同一に設定されたものにおいて、
前記小当りの回数を計数する小当り計数手段を設け、
該小当り計数手段の計数値が所定回数に達していないことを条件として、前記特定の大当り演出画像と同一の画像を、前記小当り演出画像として演出用表示装置に表示させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
前記小当り計数手段は、大当りの確率が高確率でない通常の確率の状態で発生した場合に限って小当りを計数するものとし、また、前記小当り計数手段の計数値は、前記特定の大当り以外の大当りが決定した場合にクリアされることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機である。
請求項3に記載の発明は、
前記小当り計数手段の計数値が所定回数に達した状態であることを条件として、前記大当り演出画像または前記小当り演出画像のすくなくとも一方を異ならせ、互いに他方と異なる表示を行うことを特徴とする請求項1または2記載の弾球遊技機である。
請求項4記載の発明は、
前記小当り計数手段の計数値が所定回数に達した状態であることを条件として、前記特定の大当りが発生したときは、前記特定の大当り演出画像と、当該大当り遊技の終了後に大当りの高確率状態が生じることを告知する告知画像とをあわせて表示することを特徴とする請求項3記載の弾球遊技機である。
請求項5記載の発明は、
前記小当り計数手段の計数が所定回数に達した状態であることを条件として、サブ統合制御装置が主制御装置から前記小当り図柄指定コマンドを受信した時は、前記変動パターン指定コマンドで指定された変動時間と前記小当り遊技の時間とを内容とする擬似ハズレ演出データにしたがって、ハズレ変動表示と同一内容の特別ハズレ演出データを表示させることを特徴とする請求項3記載の弾球遊技機である。
請求項6に記載の発明は、
遊技球が始動口に入球して取得した当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致した場合に、大当りとなって演出用表示装置に大当り演出画像が表示され、取得したその当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致せず小当り決定用乱数と一致した場合に、小当りとなって演出用表示装置に小当り演出画像が表示される弾球遊技機であって、
該弾球遊技機は、大当り後の所定期間に限って大当りとなる確率が通常より高確率な状態となる特定の大当りを含む複数種類の大当りを備えるとともに、前記特定の大当り演出画像と前記小当り演出画像とが同一に設定され、さらに、その際のその他の遊技演出も同一に設定されたものにおいて、
前記当否判定用乱数が小当り決定用乱数と一致するか否かの判定を小当り当否判定手段により行わせるとともに、前記小当りの回数を計数する小当り計数手段を設け、
該小当り計数手段の計数値が所定回数に達した状態であることを条件として、前記小当り当否判定手段の当選確率を低下させあるいは判定作動を停止させて、小当り自体の発生を抑制・防止することを特徴とする弾球遊技機である。
請求項7記載の発明は、
遊技球が始動口に入球して取得した当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致した場合に、大当りとなって演出用表示装置に大当り演出画像が表示され、取得したその当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致せず小当り決定用乱数と一致した場合に、小当りとなって演出用表示装置に小当り演出画像が表示される弾球遊技機であって、
該弾球遊技機は、大当り後の所定期間に限って大当りとなる確率が通常より高確率な状態となる特定の大当りを含む複数種類の大当りを備えるとともに、前記特定の大当り演出画像と前記小当り演出画像とが同一に設定され、さらに、その際のその他の遊技演出も同一に設定されたものにおいて、
弾球遊技機の全体を統括する主制御装置は、
前記当否判定用乱数が小当り決定用乱数と一致するか否かの判定を行う小当り当否判定手段と、前記小当りの回数を計数する小当り計数手段を有し、
前記小当り計数手段の計数が所定回数に達しない状態であるか、所定回数に達した状態であるかの情報を、演出に関する動作を行うサブ制御装置に、演出図柄の変動時間を指定するための変動パターン指定コマンドにて認識可能に送信し、
前記サブ制御装置は、
前記変動パターン指定コマンドを受信することにより、前記特定大当り遊技が行われる際に、
前記小当り計数手段の計数が所定回数に達しない状態である場合には、前記小当り遊技なのか前記特定の大当りなのかの判別を困難な状態に演出表示し、
前記小当り計数手段の計数が所定回数に達した状態である場合には、前記特定の大当り遊技の終了後に、所定期間に限って大当りとなる確率が通常より高確率な状態となることの告知演出を表示することを特徴とする弾球遊技機である。
請求項1記載の発明によれば、演出用表示装置にその演出画像が表示された際に、遊技者がその演出画像やその他の遊技演出から特定の大当りであるのか小当りであるのかが分からない状態が所定回数に達しない範囲内に限って生じるので、過度に発生することにより遊技者が心理的に疲弊することを軽減することができ、遊技者における嫌悪感の発生が抑制されて遊技演出を十分に楽しむことができる。
請求項2記載の発明によれば、遊技者が心理的に疲弊するのは、大当りの確率が高確率の状態のときではなく、通常の確率の状態での遊技の際であるから、計数対象とする小当りを、通常の確率の状態で発生したものに限定してある。
そして、大入賞口の動作態様が多くの賞球数を獲得可能である大当りがあれば遊技者のストレスが大幅に改善されるものであるため、大入賞口の動作態様が多くの賞球数を獲得可能である大当りの発生が決定した場合に計数値をクリアすることによって、遊技者の心理的な疲弊状態に一層適切に合致させて処理を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、小当り計数手段の計数値が所定回数に達した状態のときには、前記特定の大当り演出画像と前記小当り演出画像とを互いに他方と異なる表示を行うので、両者の区別ができないことに伴うドキドキ感が生じず、遊技者がある程度心理的に疲弊した状態下において、さらに心理的な疲弊を重ねて過度の疲弊からくる嫌悪感などの発生を軽減することができる。
請求項4記載の発明によれば、小当り計数手段の計数値が所定回数に達した状態のときに、前記特定の大当りが発生したときは、前記特定の大当り演出画像と、当該大当り遊技の終了後に大当りの高確率状態が生じることを告知する告知画像とをあわせて表示することによって、早急に特定の大当りが発生した旨を遊技者に知らせて、遊技者を心理的な疲弊から早期に回復させることができる。
請求項5記載の発明によれば、小当り計数手段の計数値が所定回数に達した状態のときに、擬似ハズレ演出データにしたがって、ハズレ変動表示と同一内容の特別ハズレ演出データを表示させるので、外観上ハズレ変動表示と同一となり、前記大当り演出画像と前記小当り演出画像との区別ができないことに伴うドキドキ感が生じず、ハズレ変動表示の場合には遊技状態の変化や賞球の払い出しなどが無い点も同様であるので遊技者は小当りがあったことにも気づきにくく、違和感を持たずにそのまま遊技を継続することができる。
請求項6記載の発明によれば、小当り計数手段の計数値が所定回数に達した状態のときに、小当り当否判定手段の当選確率を低下させあるいは判定作動を停止させて、小当り自体の発生を抑制・防止するので、ドキドキ感の原因となる特定の大当り演出画像と小当り演出画像との区別ができないことの発生そのものが抑制・防止され、遊技者の心理的な疲弊の増大が緩和される。
請求項7記載の発明によれば、主制御装置が行った小当りの回数が所定回数に達しているか否かの判定を、サブ制御装置は変動パターン指定コマンドから把握できるので、小当りの停止または小当り確率の低減変更にあわせて特定の大当りの大当り演出画像を別の演出画像に切り換えることが可能となる。
パチンコ機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 パチンコ機の全体的ブロック図である。 主制御装置における主制御MPUのブロック図である。 サブ統合制御装置におけるサブ統合制御MPUのブロック図である。 演出図柄制御装置における演出図柄制御MPUのブロック図である。 主制御装置のメインルーチンを示すフローチャートである。 主制御装置における始動入賞処理のフローチャートである。 第1実施例における当否判定処理のフローチャートの一部である。 第1実施例における当否判定処理のフローチャートの一部である。 第1実施例における当否判定処理のフローチャートの一部である。 第1実施例における当否判定処理のフローチャートの一部である。 (a)は、第1実施例における、図柄と、大当り又は小当り遊技と、各遊技内容との対応表であり、(b)は第1実施例における、大当り又は小当りについて、小当りリミッタの作動時又は未作動時における演出内容の対応表である。 第1実施例における大当り遊技処理のフローチャートの一部である。 第1実施例における大当り遊技処理のフローチャートの一部である。 第1実施例における大当り遊技処理のフローチャートの一部である。 第1実施例における小当り遊技処理のフローチャートである。 第1実施例における潜伏演出処理のフローチャートである。 第1実施例において図18に示した潜伏演出処理と代替可能な第1の変形例のフローチャートである。 第1実施例において実施可能な第2の変形例であるカウンタクリア処理1のフローチャートである。 第1実施例において実施可能な第3の変形例であるカウンタクリア処理2フローチャートである。 第1実施例において実施可能な第4の変形例であるカウンタクリア処理3のフローチャートである。 第2実施例における当否判定処理のフローチャートの一部である。 第2実施例における当否判定処理のフローチャートの一部である。 第2実施例における当否判定処理のフローチャートの一部である。 第2実施例における潜伏演出処理のフローチャートである。 第2実施例において、図21に示した部分に代替可能な変形例のフローチャートである。 画面上の表示例を示し、(a)は小当り演出画像に小当りである旨を明確に告知する告知画像を付加した状態の画像、(b)は潜伏演出時の画像、(c)は特別ハズレ演出の画像である。
次に、図面により発明の実施の形態を説明するが、まず図1から図22に基づいて第1実施例を詳しく説明する。
なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
第1実施例は、弾球遊技機の一種であるパチンコ機50であって、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造である。
外枠51の左側上下には、ヒンジ53が設けられており、該ヒンジ53を介して不図示の内枠が取り付けられており、内枠は外枠51に対して開閉可能になっている。
前枠52には、板ガラス61が取り外し自在に設けられており、板ガラス61の奥には図2に示す遊技盤1が内枠に着脱可能に取り付けられており、遊技盤1は交換式となっている。
前枠52の上側左右には、スピーカ66が設けられており、パチンコ機50から発生する遊技音などが出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また、前枠52に枠側装飾ランプ65が複数設けられていて、発光することで、遊技者の趣向性を向上させる。
前枠52の下方には、上皿55と下皿63が一体に形成されている。下皿63の右側には発射ハンドル64が取り付けられており、該発射ハンドル64を時計回りに回動操作することによって発射装置(不図示)を駆動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63の左側には、遊技者が操作可能な演出ボタン67が備えられており、遊技者が所定期間中に、該演出ボタン67を操作することで後述する演出図柄表示装置6に表示される内容が変化したり、スピーカ66より出力される遊技音が変化したりする。
また、このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うCRユニット56が付属しており、パチンコ機50には、球貸スイッチ57、精算スイッチ58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備えられている。
図2に示すように遊技盤1には、ガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が設けられている。この遊技領域3には多数の遊技釘(不図示)が打ち付けられていて、遊技領域3のほぼ中央部には、センターケース5が配されている。
センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6(液晶表示装置であり疑似図柄を表示する)の画面6aを臨ませる窓5a等を備えている。
窓5aの左下側には、普通図柄表示装置7と4個のLEDからなる普通図柄保留数表示装置8と、特別図柄表示装置9と4個のLEDからなる特別図柄保留数表示装置18とが設置されている。
また、センターケース5の下方には可変部材を有しない入賞口として構成された始動口11が設置され、その始動口11の下方には可変部材を備えた普通電動役物16が設置されている。
始動口11は、いわゆるチャッカーであり、常時入球可能であって、遊技球がここへ入賞すると、当否判定用乱数が取得されて大当りや小当りの抽選が行われる。
センターケース5の左方には普通図柄作動ゲート17が配置されている。遊技球が普通図柄作動ゲート17を通過すると行われる普通図柄抽選で当り、普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、普通電動役物16の可変部材が開放されて入球が容易になる。
普通電動役物16は、周知の電動チューリップで構成されていて開閉変化する。図示の閉鎖状態では、上方に始動口11があるために遊技球を入球させることができないが、上述したように普通図柄表示装置7に当りの普通図柄が確定表示されると、可変部材が開放されて入球が容易になる。普通電動役物16は始動口として備えられており、始動口11と同様に入賞すると当否判定量乱数が取得されて大当りや小当りの抽選が行われる。なお、普通電動役物16の始動口は、始動口11と異なる抽選手段としても良いし(いわゆる特1、特2の構成。従来技術のため詳細は省く)、共通の抽選手段を用いる構成としても良い。本実施例では共通の抽選手段の構成を用いて説明する。そのため以後の記載で始動口11と記載ある場合は普通電動役物16に設けられた始動口をも指す。
そして、この普通電動役物の下方にはアタッカー式の大入賞口14が配置され、この大入賞口14の下方にはアウト穴15が設けられている。
外観的に概ね前記のように構成されているパチンコ機50は、図3から図6に示す電気的構成を有している。
図3は、概ねパチンコ機全体の電気的構成を示すものであり、このパチンコ機50は、主に、主制御装置80、払出制御装置81、サブ統合制御装置83、演出図柄制御装置82を有し、これらはいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。
主制御装置80は、パチンコ機50の全体を統括制御するもので、遊技盤中継端子板74を介して、遊技盤からの各種信号が入力されるようになっている。すなわち、主制御装置80には、始動口11、普通電動役物16に入球した遊技球を検出する特別図柄始動スイッチ11a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、大入賞口14に入球した遊技球を計数するためのカウントスイッチ14aなどの検出信号が入力される。なお、始動口11と普通電動役物16は抽選手段が共通でもスイッチは各々備える構成でも良いし、スイッチを共用する構成でも良い。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81やサブ統合制御装置83等に出力する。
また、主制御装置80は、遊技盤中継端子板74を介して大入賞口ソレノイド14bを制御することで大入賞口14の開閉を制御し、普通電動役物(以下、普通電役と記す)ソレノイド12bを制御することで普通電動役物12の開閉を制御する。
さらに、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている特別図柄表示装置9及び普通図柄表示装置7の表示、特別図柄(以下、特図と記す)保留数表示装置18及び普通図柄(以下、普図と記す)保留数表示装置8の点灯を制御する。
主制御装置80からの出力信号は、上記のほかにも試験信号端子や、図柄変動や大当たり等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
ここで、この主制御装置80内の主制御MPU101の内容を、図4によりもう少し詳しく説明する。
主制御MPU101内には、CPU102,内蔵ROM103,内蔵RAM104,カウンタ回路105,タイマ回路106および外部バスインターフェイス107が構成されていて、内部バス108を介して互いに接続されている。
この実施例においては、後述する各処理を実行するために、内蔵ROM103に、特別図柄用変動パターン103a,特別図柄用図柄データ103b,通常確率時大当り判定テーブル103c,確率変動時大当り判定テーブル103d,小当り判定テーブル103eがそれぞれ書き込まれている。
内蔵RAM104には、特別図柄用保留記憶領域104a,保留順番記憶領域104b,確率変動(以下、確変と記す)カウンタ104c,時間短縮(以下、時短と記す)カウンタ104dが設けられ、それぞれの情報がそれぞれ専用の記憶領域に記憶されるようになっている。
また、タイマ回路106には、変動時間タイマ106aが内在されている。
先に触れた、特別図柄始動スイッチ11aや、特別図柄表示装置9、さらに特別図柄保留数表示装置18は、外部バスインターフェイス107を介して内部バス108に接続されて、前記の内蔵ROM103や内蔵RAM104等に関係して所要の処理が実行される。
所要の出力は、内部バス108を介して外部バスインターフェイス107から行われるが、演出に関する指示は演出中継端子板86を介してサブ統合制御装置83に向けてコマンドにて指示する。
図3に戻って、サブ統合制御装置83は、音や光、画像など主に遊技演出に関係する対象をまとめて制御するものである。
すなわち、サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、それぞれ送信する。
演出表示制御用のコマンド等は、別体に形成されて交換可能とした遊技盤1の裏面に設置されている演出図柄制御装置82に向けて送信され、この演出図柄制御装置82においては、コマンドの指示に従って必要な処理が行われて演出図柄表示装置6に図柄などの画像を表示する。
また、音や装飾ランプに関する演出については、サブ統合制御装置83自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部、不図示)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LEDや各種ランプを制御するようになっている。
以下において、図5によりサブ統合制御装置83内のサブ統合制御MPU201の内容を、また図6により演出図柄制御装置82内の演出図柄制御MPU301の内容を、それぞれもう少し詳しく説明する。
図5に示すサブ統合制御MPU201には、CPU202,内蔵ROM203,内蔵RAM204,カウンタ回路205,タイマ回路206および外部バスインターフェイス207が構成されていて、内部バス208を介して互いに接続されている点は先に述べた主制御MPU101と同様である。
この実施例においては、内蔵ROM203には、演出図柄変動データ203a,モード演出データ203b,大当り遊技演出データ203c,小当り遊技演出データ203d,擬似ハズレ演出データ203eがそれぞれ書き込まれている。ここで、演出データとは、各演出時に使用される音,ランプの点灯パターン等のデータである。
内蔵RAM204には、遊技状態記憶部204a,特別図柄保留数記憶部204b,小当りカウンタ部204cが、それぞれ専用の記憶領域に記憶するように設定されている。
遊技状態記憶部204aは、主制御装置80から状態指定コマンドにより指示された遊技状態を記憶保持する部分である。また、小当りカウンタ部204cは、小当りの回数を計数するカウンタ回路とその計数結果を記憶保持する部分であり、この小当りカウンタ部204cは、本願発明の小当り計数手段にあたる。
主制御装置80から送信されて来た各種コマンドは、外部バスインターフェイス207を経由し内部バス208を介して、前記の内蔵ROM203や内蔵RAM204等に関係して所要の処理が実行され、所要の出力が内部バス208を介して外部バスインターフェイス207から演出図柄制御装置82に向けて送信されることになる。
次に、図6により演出図柄制御MPU301の内容を説明する。
図6に示す演出図柄制御MPU301も、CPU302,内蔵ROM303,内蔵RAM304,カウンタ回路305,タイマ回路306および外部バスインターフェイス307が構成されていて、内部バス308を介して互いに接続されている点は先に述べた主制御MPU101などと同様である。
この実施例においては、内蔵ROM303には、演出図柄表示データ303a,演出図柄変動表示データ303b,モード演出表示データ303c,大当り遊技演出表示データ303d,小当り遊技演出表示データ303e,特別ハズレ演出表示データ303fがそれぞれ書き込まれている。ここで、表示データとは、演出表示装置6の画面6aに表示されるデータのことである。
内蔵RAM304には、遊技状態記憶部304a,特別図柄保留数記憶部304bが、それぞれ専用の記憶領域に記憶されるように設定されている。
サブ統合制御装置83から送信されて来た各種コマンドは、外部バスインターフェイス307を経由し内部バス308を経て、前記の内蔵ROM303や内蔵RAM304等に関係して所要の処理が実行され、所要の出力が内部バス308を介して外部バスインターフェイス307から演出図柄表示装置6に向けて送信されて、演出図柄表示装置6の画面6a上に所要の図柄などの画像が表示される。
以上のような機械的および電気的構成の下、第1実施例のパチンコ機50は、次に図7から図22に示すフローチャート等に従って、主制御装置80とサブ統合制御装置83および演出図柄制御装置82によって制御されて画像表示等の所定の作動を行う。
まず、図7にしたがって主制御装置80が行うメインルーチンを説明する。
図7に記すフローチャートは、主制御MPU101により実行されるメイン処理を表したものであり、約2mS毎のハード割り込みにより定期的に実行される処理である。本実施形態では、S100〜S160までの各処理は割り込み処理において1回だけ実行される処理であって「本処理」と称し、この本処理を実行して次の割り込みがされるまでの余った時間内に繰り返し実行されるS165の処理を「残余処理」と称する。
割り込みが実行されると、まずS100で正常割り込みであるか否かが判断され、noならば、S105で初期設定がなされて、S165の初期値乱数更新に進む。
S100でyesならば、S110で初期値乱数更新処理が、S115で大当り決定用乱数更新処理が、それぞれ実行される。
その後、S120で大当り図柄決定用乱数1更新処理、S125で大当り図柄決定用乱数2更新処理を実行し、S130で当り決定用乱数更新、S135でリーチ決定用乱数更新処理、S140で変動パターン決定用乱数更新処理をそれぞれ実行する。
ここで、大当り決定用乱数は特別図柄の抽選で大当りを特定するための乱数であり、当り決定用乱数は普通図柄の抽選で当りを特定するための乱数である。その他、初期値乱数、大当り図柄決定用乱数1,2、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数はいずれも特別図柄の抽選に付随して使用するものである。
これらの種々の乱数についての更新処理の後、S145では入賞確認処理が実行される。この入賞確認処理では、始動口11への入賞の確認および大入賞口14そのほか一般入賞口への入賞状況を確認する。
その後、S150では、当否判定処理が行われる。
この当否判定処理は、普通図柄の当りかハズレか、特別図柄の大当りか、小当りか、ハズレかを判定する条件成立判定手段としての処理であり、特に特別図柄の当否判定は本願において重要であるので詳しくは後述する。
この当否判定処理(S150)が終了すると、続いてS155で各出力処理が実行される。
各出力処理(S155)では、大当り図柄指定コマンド、小当り図柄指定コマンド、ハズレ図柄指定コマンド、変動パターンコマンドなどがサブ統合制御装置83に送信される。
また、遊技の進行に応じて、主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81、発射制御装置84、大入賞口ソレノイド14b等に対しても各々必要な出力処理を実行する。
その後、S160では不正監視処理が行われ、普通入賞口に対する不正が行われていないかを監視する。所定時間内における入賞口への遊技球の入球が予め決定された規定数よりも多いか否かを判断して、多かった場合には不正と判定し、その旨を報知する処理である。
以上の後、残余処理としての初期値乱数更新処理(S165)に進む。なお、この処理は前述したS110と全く同じ処理である。
このメインルーチンのS145で行われる入賞処理においては、先にも触れたように始動口11への遊技球の入賞確認が行われるが、その処理内容は図8の始動入賞処理に示すように次のとおりである。
始動入賞処理においては、まずS201で始動口11に遊技球が入球したか否かが判定され、noであればリターンされ、yesであればS202に進む。
S202では、特別図柄の保留記憶数が上限値未満であるか否かが判定され、noであれば上限値に達しているのでリターンされ、yesであればS203に進む。
S203では抽出乱数保留記憶処理が行われる。この処理は、始動口11への入球に伴って当否判定用乱数が抽出取得されているが、その当否判定用乱数を内蔵RAM104の特別図柄用保留記憶領域104aに記憶するものである。
この後、S204に進んで保留数指示信号送信処理が行われるが、この処理は先に記憶されている保留数に今回の入賞に伴って+1を加算してデータを更新するものであり、この処理の後リターンされる。
このような始動入賞処理の後、始動口11への入賞に伴って記憶されている当否判定用乱数については、メインルーチンのS150で当否判定処理が行われるのは先に触れたとおりであるが、その当否判定処理の詳細な内容は図9から図12に示すとおりであり、以下に詳しく説明する。
まず、図9に示す流れを先に説明し、別図に渡る処理の流れは後から説明することとする。
図9において、特別図柄の当否判定処理はS301で大入賞口14が作動中であるか否かが判定され、yesであればリターンされ、noであればS302に進む。
S302では、特別図柄が変動中であるか否かが判定され、noであるとS303に進み、yesであると別図に記載したS321に進む(後述する)。
S303では、確定図柄表示中であるか否かが判定され、noであるとS304に進み、yesであると別図に記載したS341に進む(後述する)。
S301でno、S302でno、S303でnoという3つの条件は、いずれも大当り遊技または小当り遊技中でないことを意味するものであり、これらの遊技中に新たな当否判定を行って結果を出すことは処理の円滑の面で好ましくないからである。
次にS304では、特別図柄の保留記憶数が0であるか否かが判定され、yesであれば処理対象が存在しないのでリターンされ、noであればS305に進む。
S305では、確変フラグが1であるか否かが判定され、noであればS306に進んで通常確率時大当り判定テーブル103cにより、またyesであればS307で確変時大当り判定テーブル103dにより、記憶されていた最先の当否判定用乱数についての当否判定が行われる。
S306またはS307の後、S308では当否判定の結果が大当りであるか否かが判定され、yesであればS309に進み、noであればS310に進む。
S309では、大当り図柄の決定処理が行われ、S311で変動パターン決定処理が行われる。
なお、大当り図柄を決定することにより大当り遊技内容、大当り遊技後の遊技状態も決定する構成である。大当り図柄と遊技内容との対応についての具体例は、図13により後から説明する。
大当り遊技内容としては、大当り遊技開始前の待機時間(大当りオープニング時間)、大当り遊技後の待機時間(大当りエンディング時間)、大当り遊技のラウンド数、大入賞口14の開放パターンが決定される。
大当り遊技後の遊技状態としては、特図の確率変動機能、時短機能(普通電動役物の開放延長機能)の作動が決定される。
S310では、その当否判定用乱数が小当り判定テーブル103eと照合されて小当りであるか否かが判定され、yesであればS312で小当りの変動パターンが決定され、noであればS313でハズレの変動パターンが決定される。なお、本実施形態では、小当り、ハズレ時の図柄は1種類であるため図柄を決定する処理は行なわれないが、小当り時の遊技内容の具体例についても、後述する図13に併せて列記してある。また、小当り、ハズレいずれかで複数図柄を持つ構成の場合は必要に応じて図柄決定処理が設けられることになる。
これらのS311、S312、S313の後は、いずれの場合もS314に進んで、サブ統合装置83に向けてのいずれかに対応した変動コマンドの送信処理が行われてリターンする。
以下、前記図9の説明において、後述するとした処理の流れについての説明を行う。
まず、前記S302において、yesと判定されて図10のS321に進んだ場合の説明を行う。
この場合は、前記S301で大入賞口14が作動中ではなく、S302で図柄変動中であるという判定で、S321に進んだものである。
そして、これに続いてS321では、図柄変動時間が経過したか否かが判定され、yesであれば、S322に進んで図柄停止コマンドをサブ統合制御装置83への送信処理が行われ、noであるとリターンする。
S322が済むと、S323で停止した図柄の組み合わせが大当りになる組み合わせか否かが判定され、yesであればS324に進み、noであれば図11のS330に進む(このS323でnoとなった場合の処理の流れは後述する)。なお、S323の判定は、当否判定は変動開始時に行われていることから、その判定結果を再度参照する処理となる。実際に図柄の並びを参照して決定する構成も考えられる。
S323でyesで大当りになる組み合わせであると判定された場合、S324では確定図柄表示設定処理が行われ、その後S325で条件装置作動開始処理が行われてS326に進む。
S326では、確変フラグが1であるか否かが判定され、yesであればS327で確変フラグを0としてリターンされ、noであればS328に進む。
S328では、時短フラグが1であるか否かが判定され、yesであればS329に進んで時短フラグを0にしてリターンされ、noであればそのままリターンされる。
前記S323でnoとされて大当りになる組み合わせではないと判定された場合は、図11のS330に進むが、S330では図柄が小当りになる組み合わせか否かが判定され、yesであればS331に進んで小当りとしての確定図柄表示設定処理が行われ、noであればハズレの確定図柄表示設定処理が行われる。
これらのS331、S332の後、S333では時短フラグが1であるか否かが判定され、yesであればS334で普通電動役物16の開放延長回数から1を差し引いて開放延長回数を更新してS335に進み、noであればリターンする。
S335では、大入賞口の開放延長回数が0であるか否かが判断され、yesであればS336で時短フラグを0にしてリターンし、noであればそのままリターンする。
次に、図9の説明において後述するとした、S303でyesとなった場合の処理の流れを図12で説明する。
この場合は、前記S301からS303の判定により、大入賞口作動中でなく、また図柄変動中でもなく、確定図柄表示中ということであるから、S341で確定図柄表示時間が終了したか否かが判定され、yesの場合にはS342に進んで確定図柄表示終了処理を行ってリターンし、noの場合にはそのままリターンする。
以上のような処理が主制御装置80で行われて、必要な信号やコマンドが、サブ統合制御装置83などに送信されて、パチンコ機50の制御が行われるが、処理手順の説明に先立って、図13によりこの実施例における大当りまたは小当り時の遊技内容および演出内容を説明する。
図13(a)には、図柄(本図柄)と、大当りまたは小当りの種類と、それらの遊技内容とを対照させて表示してある。
図柄1、図柄2および図柄3はいわゆる大当り図柄であり、図柄4は小当り図柄である。
図柄1は、大当りAに対応するもので、大当りラウンド数が15ラウンドに設定されて、ラウンド毎の大入賞口開放時間は28秒に設定されている。そして、この大当りAの終了後には、遊技状態が確率変動状態および時間短縮(時短)状態となる。
図柄2は、大当りBに対応するもので、大当りラウンド数や大入賞口開放時間は、前記大当りAと同様であるが、大当り後の遊技状態は確率変動状態とはならず、時間短縮状態だけである点で大当りAと相違している。
図柄3は大当りCに対応するもので、大当りラウンド数が2ラウンドに設定されているとともに、ラウンド毎の大入賞口開放時間も0.6秒に設定されている。しかし、大当りC後の遊技状態は、時間短縮状態とはならないが確率変動状態となるものであり、その後の遊技での賞球獲得の可能性が大きいものである。
図柄4は小当りに対応するもので、大入賞口の開放時間が0.6秒で開放回数が2回に設定されていて、確率変動状態や時間短縮状態のいずれにもならないものである。
このように図柄を決定することにより、大当り遊技内容や小当り遊技を行うことが決定する。
なお、これらの設定データは、主制御装置80に記憶保持され、必要なタイミングのときにサブ統合制御装置83にコマンド送信するものであり、前記のほか、大当りオープニング時間や大当りエンディング時間なども設定されている。
図13(b)には、後述する小当りリミッタの作動・未作動時における前記大当りまたは小当り遊技時の演出内容を表示してある。
前記大当りAの場合、小当りリミッタが作動・未作動のいずれであっても、確率変動突入演出が行われる。
前記大当りBの場合、小当りリミッタが作動・未作動のいずれであっても、通常遊技演出が行われる。
前記大当りCの場合、小当りリミッタが作動時には確率変動突入演出が行われるが、小当りリミッタが未作動の時には潜伏演出が行われる。
前記小当りの場合、小当りリミッタの作動時には小当り演出が行われるが、小当りリミッタの未作動時には潜伏演出が行われる。ここで、潜伏演出とは、確率変動を伴った大当り(特定の大当りという)の演出と外見上で区別がつかない小当りの演出のことである。
なお、小当りリミッタの作動時に小当り演出を行う場合には、当該遊技が小当りであることを報知するだけでなく、現在の遊技状態を報知する演出を行うことも考えられる。そのようにすると、確率変動が潜伏していた場合、小当りリミッタが作動することにより遊技者にそれがわかることになる。
次に、図14から図16により大当り遊技処理の処理手順をフローチャートに沿って説明する。この、大当り遊技処理は、前記メーンルーチンの各出力処理(S155)において行われるものである。
なお、以下の説明においては、図14に示す流れを先に説明することとし、別図に渡る処理の流れは後から説明することとする。
図14の大当り遊技処理においては、まず、S1101で条件装置が作動中であるか否かが判定され、yesならばS1102に進み、noならば小当り遊技処理(図17)に進む。
S1102では大入賞口が開放中であるか否かが判定され、yesならばS1103に進み、noならばS1109に進む。
S1103では、遊技中の遊技が15R(ラウンド)遊技であるか否かが判定され、yesならばS1104に進み、noならば図15のS1121に進む(後述する)。
S1104では、大入賞口への遊技球の入球個数が10個に達したか否かが判定され、noならばS1105に進み、yesならばS1105を迂回してS1106に進む。
S1104でnoでS1105に進むと、大入賞口の開放時間が28秒に達したか否かが判定され、yesならばS1106に進み、noならばS1104に戻る。
要は、S1104、S1105のいずれかを満たすまで、この部分を循環し、いずれかを満たすとS1106に進んで大入賞口閉鎖処理が行われることになる。
S1106の後、S1107では遊技中の遊技が最終ラウンドであるか否かが判定され、noならばS1108に進んで大当りインターバル処理が行われ、yesならば図16のS1131に進む(後述する)。
一方、S1102でnoと判定されて、S1109に進んだ場合、大当り開始演出中であるか否かが判定され、yesならば小当り遊技処理に進み、noならばS1110に進んでインターバル中であるか否かが判定される。
S1110でyesならば小当り遊技処理に進み、noならばS1111に進んで大当り終了演出中であるか否かが判定される。
S1111でyesならば小当り遊技処理に進み、noならばS1112に進んで大当り図柄記憶処理が行われて、その後、S1113で大当り開始コマンドのサブ統合制御装置への送信を含む大当り開始演出処理が行われて、小当り遊技処理に進む。
続いて、図14のS1103でnoと判定された場合の処理を図15により説明する。
S1103でnoということは、遊技中の遊技が2R遊技であるから、S1121で大入賞口に入球した遊技球が3個に達したか否かが判定され、noならばS1122に進んで大入賞口の開放時間が0.6秒に達したか否かが判定されて、yesならばS1123で大入賞口の閉鎖処理が行われる。
S1121でyesの場合には、S1122を迂回してS1123に進み大入賞口の閉鎖処理が行われる。
要は、S1121、S1122のいずれかを満たすまで、この部分を循環し、いずれかを満たすとS1123に進んで大入賞口閉鎖処理が行われることになる。
S1123の後、S1124では、遊技中の遊技が最終ラウンドであるか否かが判定され、yesならば図16のS1131に進み(後述する)、noならばS1125で大当りインターバル処理が行われて、小当り遊技処理に進む。
また、続いて、図14のS1107でyesと判定された場合、および図15のS1124でyesと判定された場合の処理を、図16で説明する。
これらの場合は、いずれも最終ラウンドの遊技中であるから、S1131では大当り終了演出処理が行われた後、S1132で条件装置停止処理が行われる。
その後、S1133に進んで、表示されている大当り図柄が確率変動(確変)図柄であるか否かが判定される。
S1133でyesと判定されると、S1134で確変フラグを1とし、noと判定されるとS1135で時短フラグを1として、いずれも次にS1136に進み大当り終了コマンドの送信処理を行った後、小当り遊技処理に進む。
以上の大当り遊技処理に続いて、図17に示す小当り遊技処理が行われる。
小当り遊技処理は、まず、S1141で大入賞口が開放中であるか否かが判定され、yesならばS1142に進み、noならばS1149に進む(後述する)。
S1141でyesで大入賞口が開放中であると判定された場合、S1142で大入賞口に入球した遊技球が10個に達したか否かが判定され、noならばS1143に進み、yesならばS1143を迂回してS1144に進む。
S1143では、大入賞口の開放時間が終了したか否かが判定され、yesならばS1144に進んで大入賞口の閉鎖処理が行われ、noならばリターンする。
S1144の後、S1145に進んで遊技中の遊技が最終ラウンドであるか否かが判定され、yesならばS1146で小当り終了演出処理が行われ、続いてS1147で小当り終了コマンドの送信処理が行われてリターンし、noならばS1148で小当りインターバル処理が行われてリターンする。
一方、前記S1141でnoと判定された場合は、S1149で小当り開始演出中であるか否かが判定され、noであるとS1150でインターバル中であるか否かが判定され、またnoであるとS1151で小当り終了演出中であるか否かが判定され、またnoであるとS1152に進む。なお、前記のS1149、S1150およびS1151の各ステップでyesと判定されると、いずれの場合もリターンされる。
前記のS1149、S1150およびS1151の各ステップでいずれもnoとなってS1152に進むと、S1152では小当り図柄記憶処理が行われ、その後、S1153で、小当り開始コマンドの送信を含む小当り開始演出処理が行われてリターンする。
この小当り開始コマンドにおいて、この小当り遊技の演出が、図13(b)に示すように、小当りリミッタ作動時には小当り演出とし、あるいは小当りリミッタ未作動時には潜伏演出とする旨のコマンドがサブ統合制御装置に送信されることになる。
前記のようにして主制御装置から送信される小当り開始コマンドを受信したサブ統合制御装置において行われる潜伏演出処理について、図18に示すフローチャートに沿って説明する。
図18の潜伏演出処理は、S401で主制御装置80から小当り図柄指定および変動パターン指定コマンドを受信したか否かが判定され、noであればリターンし、yesであればS402に進む。
S402では、通常遊技状態であるか否かが判定され、yesであればS403に進み、noであればS404に進む。
S403では、時短状態であるか否かが判定され、noであればS405で小当りカウンタに1を加算してS407に進み、yesであればS404に進む。
S404では、S402で通常遊技状態とは判定されない確変状態の場合や、S403で時短状態であると判定された場合を受けて、小当りカウンタが0であるか否かを判定し、yesである場合にはS409に進むが、noの場合にはS406で小当りカウンタの計数値を0にクリアしてS409に進む。要は、遊技が、通常遊技ではなく、確変状態や時短状態にある場合、小当りカウンタの計数値は0という状態に維持される。なお、この点は請求項2に相当する部分である。
S407では、小当りカウンタの計数値において、小当り回数が10以上であるか否かが判定され、yesの場合にはS409に進み、noの場合にはS408に進む。
S408では、小当り回数が10に達していないことを条件に潜伏演出設定処理を行いリターンする。この点は請求項1に相当する部分である。
一方、S409では、S402で通常遊技状態とは判定されない確変状態の場合や、S403で時短状態であると判定された場合、および前記S407で小当り回数が10に達している場合には、前記特定の大当りとは外観的に区別が可能な小当り演出設定を行ってリターンする。
この点は請求項3に相当する部分であり、図28(a)に、小当り回数が所定回数に達した後に小当り演出画像に小当りであることを明確に告知するためにキャラクタ(熊の達吉)と共に「残念小当り!」という告知画像を付加して特定の大当りの演出画像との区別を可能にした状態の画像の表示例を示すが、図28(c)のようにハズレ時の画面表示と同様な特別ハズレ演出の画像を表示させても区別が可能となる。
前記図28(a)は、潜伏演出の小当り演出に告知画像を付加して区別を明確にするものであるが、逆に、特定の大当りの大当り演出画像に、例えば「確変確定!」などの告知画像を付加して区別を明確にしても良い。なお、この点は請求項4に関係している。
次に、前記した潜伏演出処理についての代替可能な第1の変形例を、図19に示すフローチャートに沿って説明する。
この第1の変形例の場合、小当りが上限値の10に達しているときには、確変が作動していれば確変確定である旨の告知を伴った確変確定演出を行い、時短状態であれば小当りカウンタの計数値を0クリアをするようになっている。
図19の潜伏演出処理においては、先の図13と同様にS1001で主制御装置80から小当り図柄指定および変動パターン指定コマンドを受信したか否かが判定され、noであればリターンし、yesであればS1002に進んで通常遊技状態であるか否かが判定される。
S1002でyesであればS1003に進み、noであればS1004に進む。
S1003では、時短状態であるか否かが判定され、noであればS1005で小当りカウンタに1を加算してS1009に進み、yesであればS1006に進む。
S1009では小当り回数が上限値の10以上であるか否かが判定され、yesならばS1013に進み、noならばS1011に進んで潜伏演出処理が行われてリターンする。
一方、前記S1002でnoとされた場合、S1004では時短状態であるか否かが判定され、yesならばS1006に進み、noならばS1007で小当りカウンタに1を加算してS1008に進んで小当り回数が上限値の10以上であるか否かが判定される。
S1008でyesならばS1012に進んで確変確定演出処理が行われてリターンする。確変確定演出処理とは、大当り演出画像の他に確変確定の旨を告知する告知画像をも画面にあわせて表示する表示演出である。
S1008でnoならばS1011に進んで潜伏演出処理が行われてリターンする。
また、前記S1003でyesとされた場合、およびS1004でyesとされた場合を受けるS1006では、小当りカウンタの計数値が0であるか否かが判定され、noであるとS1010で小当りカウンタの計数値を0クリアしてS1013に進み、yesであるとそのままS1013に進む。
S1013では、特定の大当りの大当り演出との区別が可能な小当り演出設定処理が行われてリターンする。
次に、カウンタクリア処理を潜伏演出処理から独立させて構成した第2〜第4の変形例を、それぞれ図20から図22に示すフローチャートに沿って説明する。
まず、図20に示す第2の変形例であるカウンタクリア処理1は、S701で大当り図柄指定および変動指定コマンドを受信したか否かが判定され、noであればリターンされ、yesであればS702に進んでその大当りが2ラウンドの大当り以外であるか否かが判定される。
これは、大当りであっても、2ラウンドの大当りでは遊技者が十分な賞球を獲得することが難しく、ストレスが発散されないので、2ラウンドの大当り以外の場合にのみ小当りカウンタの計数値を0クリアして当初のように潜伏演出を出現させるためである。
S702でnoと判定されて2ラウンドの大当りの場合には前記のように小当りカウンタの計数値を0クリアすることが妥当でないのでそのままリターンし、yesと判定されて2ラウンドの大当りではない大当りの場合には、S703に進む。
S703では、小当りカウンタの計数値が0以外であるか否かが判定され、yesであればS704で小当りカウンタの計数値を0にクリアしてリターンし、noであればそのままリターンする。
次に、図21に示す第3の変形例であるカウンタクリア処理2について説明する。
この第3の変形例は、2ラウンドの大当り以外の確変図柄での大当り時に小当りカウンタの計数値を0クリアするものであり、確変図柄ではない通常図柄での当りの場合は大当り後にまた通常確率状態の遊技が始まるため、小当りカウンタの計数値を0クリアすることなく、小当りカウンタの計数値をそのまま引き継ぐことにしている。
図21のカウンタクリア処理2においては、S1021で、先の図18と同じように、大当り図柄指定および変動指定コマンドを受信したか否かが判定され、noであればリターンされ、yesであればS1022に進んでその大当りが2ラウンドの大当り以外であるか否かが判定される。
S1022でnoと判定されると、先に記載したように小当りカウンタの計数値を0クリアすることが妥当でないのでそのままリターンし、yesと判定されて2ラウンドの大当りではない大当りの場合には、S1023に進んで確変図柄での大当りであるか否かが判定される。
S1023でnoであれば、通常図柄による大当りでありその大当り後は通常の遊技状態が続くので、小当りカウンタの計数値を0クリアを行わないこととしてリターンする。
他方、S1023でyesであれば、その大当り後に確変状態となって高い確率で大当りが期待できるので、S1024で小当りカウンタが0以外か否かを判定して、yesであればS1025で小当りカウンタの計数値を0にクリアしてリターンし、S1024でnoであればそのままリターンする。
次に、図22に示す第4の変形例であるカウンタクリア処理3について説明する。
この第4の変形例は、2ラウンド大当り以外で大当りをした時に、小当りカウンタの計数値が上限値20回に達していると、小当りカウンタの計数値を0にクリアするものである。
この第4の変形例は、例えば、小当りが10回までの間は潜伏演出を表示し、小当りが10回に達すると潜伏演出を小当り演出に切替えて、小当りが20回に達するまでの残りの範囲では小当り演出を表示するというような演出の組立を可能にするものであり、遊技者を飽きさせない小当りに伴う画像演出をすることが可能となる。
図22のカウンタクリア処理3は、S1031で、先の変形例と同じように、大当り図柄指定および変動指定コマンドを受信したか否かが判定され、noであればリターンされ、yesであればS1032に進んでその大当りが2ラウンドの大当り以外であるか否かが判定される。
S1032でnoと判定されるとそのままリターンし、yesと判定されて2ラウンドの大当りではない大当りの場合には、S1033に進んで、小当りカウンタの計数値が上限値の20に達しているか否かを判定し、yesであればS1034で小当りカウンタの計数値を0にクリアしてリターンし、S1033でnoであればそのままリターンする。
次に、図23から図27により第2実施例を説明するが、この第2実施例は、先に説明した第1実施例と図1から図8および図13から図17が共通であり、当否判定処理の一部と、潜伏演出処理とが相違している。また、小当りカウンタについてのカウンタクリア処理については、第1実施例で変形例として述べた独立した処理となっているものを用いることとしている。
以下の第2実施例の説明においては、前記第1実施例と重複する説明は基本的に省略することとして、主に相違点について説明することとする。
以下、第2実施例の当否判定処理を、まず、図23に示す流れを先に説明し、別図に渡る処理の流れは後から説明することとする。なお、図23に示すS501からS508は、第1実施例のS301からS308とほとんど同一である。
すなわち、図23において、当否判定処理はS501で大入賞口14が作動中であるか否かが判定され、yesであればリターンされ、noであればS502に進む。
S502では、特別図柄が変動中であるか否かが判定され、noであるとS503に進み、yesであると第1実施例で図10に記載したS321に進む(後述する)。
S503では、確定図柄表示中であるか否かが判定され、noであるとS504に進み、yesであると図24のS521に進む(後述する)。
S501でno、S502でno、S503でnoという3つの条件は、いずれも大当り遊技または小当り遊技中でないことを意味するものであり、これらの遊技中に新たな当否判定を行って結果を出すことは処理の円滑の面で好ましくないからである。
次にS504では、特別図柄の保留記憶数が0であるか否かが判定され、yesであれば処理対象が存在しないのでリターンされ、noであればS505に進む。
S505では、確変フラグが1であるか否かが判定され、noであればS506に進んで通常確率時の大当り判定テーブル103cにより、また、yesであればS507で確変時の大当り判定テーブル103dにより、記憶されていた最先の当否判定用乱数についての当否判定が行われる。
S506またはS507の後、S508では当否判定の結果が大当りであるか否かが判定され、yesであればS509に進み、noであれば図16のS801に進む(後述する)。
S508で大当りであると判定されてS509に進むと、S509で大当り図柄が決定され、S510で遊技状態決定処理が行われ、S511で変動パターンが順に決定されて、S512において、これらで決定された情報を内容とする変動コマンドが、サブ統合制御装置83に向けての送信処理がされた後、リターンする。なお、遊技状態決定処理S510は、第1実施例では図9の大当り図柄決定S309で行っている。
以下、前記図23の説明において、後述するとした処理の流れについての説明を行う。
まず、前記S502において、yesと判定された場合は第1実施例の図10と同一の処理が行われる。
すなわち、図10のS321に進む場合は、前記S501で大入賞口が作動中ではなく、S502で図柄変動中であるという判定である。S321では、図柄変動時間が経過したか否かが判定され、S322で図柄停止コマンドをサブ統合制御装置83への送信処理が行われ、S323で停止した図柄の組み合わせが大当りになる組み合わせか否かが判定される。
そして、このS323で、yesであればS324に進み、noであれば図25のS801に進む。(このS323でnoとなった場合の処理の流れは図25により後述する)。
S323でyesで大当りになる組み合わせであると判定された場合、S324では確定図柄表示設定処理が行われ、その後S325で条件装置作動開始処理が行われて、S326で、確変フラグが1であるか否かが判定され、yesであればS327で確変フラグを0としてリターンされる。S326でnoであれば、S328で時短フラグが1であるか否かが判定され、yesであればS329に進んで時短フラグを0にしてリターンされ、noであればそのままリターンされる。
次に、図23の説明において後述するとした、S503でyesとなった場合の処理の流れを図24で説明する。
この場合は、前記S501からS503の判定により、大入賞口作動中でなく、また図柄変動中でもなく、確定図柄表示中ということであるから、S521で確定図柄表示時間が終了したか否かが判定され、yesの場合にはS522に進んで確定図柄表示終了処理を行って、S523で状態指定コマンドの送信処理を行ってリターンし、noの場合にはそのままリターンする。
次に、図23の説明において後述するとした、S508でnoとなった場合、および、この第2実施例においても同一の処理が行われる第1実施例の図10におけるS323でnoとなった場合の処理手順は図25のフローチャートに示すとおりである。
ここで、小当りリミッタフラグが1とは、小当りカウンタ部204cの計数値が上限である所定回数(この実施例では10回)に達していることを意味するものである。
また、第1小当り判定テーブルとは、小当りカウンタ部204cの計数値が上限である所定回数に達していない場合に使用される判定テーブルであり、例えば、当選確率が1/100である。
他方、第2の小当り判定テーブルとは、計数値が上限の所定回数10回に達している場合に限って用いられる判定テーブルで例えば、当選確率が1/800である。
図25においては、前記のいずれの場合も大当りではないので、まず、S801では小当りリミッタフラグが1であるか否かが判定され、yesならばS803に進んで第2小当り判定テーブルで判定が行われ、noならばS802に進んで第1小当り判定テーブルで判定が行われる。
その後、S804で小当りであるか否かが判定され、noならばS809に進んでハズレ図柄の変動パターンが決定され、yesならばS805に進んで小当りリミッタフラグが1であるか否かが判定される。
S805でyesならば、小当りカウンタの計数値が上限値の10であるので、S811に進んで第2小当り変動パターンが決定され、noならばS806に進んで小当り回数に1を加算して、S807に進む。
S807では、小当り回数が上限値の10であるか否かを判定し、yesならばS808で小当りリミッタフラグを1として、S810に進み、noならばS808を迂回してS810に進む。
S810では、第1小当り変動パターンが決定される。
前記S809、S810、S811の後は、図23のS512で、これらの制御ステップで決定された変動パターンの変動コマンドにつきサブ統合制御装置に向けての送信処理が行われて、リターンする。
以上のように主制御装置80にて小当り回数をカウントし、変動パターンで小当り演出を行うのか潜伏演出を行うのかを指定する。また、小当りカウンタクリアのためのコマンドが潜伏演出のコマンドとは別に適時に送信されて、サブ統合制御装置83では、例えば図20に示したカウンタクリア処理1により行われる。
このサブ統合制御装置83で行われる潜伏演出処理は、図26に示すとおりである。
図26の潜伏演出処理は、S601で主制御装置80から小当り図柄指定および変動パターン指定コマンドを受信したか否かが判定され、noであればリターンし、yesであればS602に進み、送信されてきた変動パターン指定コマンドが図25のS810による第1小当り変動パターンであるか否かが判定され、yesであればS603で潜伏演出が設定され、noであればS604で特定の大当りの大当り演出との区別が可能な小当り演出が設定されるが、特定ハズレ演出303fを行うよう設定しても良く、その後リターンされる。
次に、この第2実施例の当否判定処理についての変形例を図27で説明するが、この変形例は先に図25に示した部分と代替可能なものである。
なお、図27においては、制御ステップ番号を900番台を用いるが、制御ステップ番号の末尾2桁は、先の図25において相当する制御ステップについての末尾2桁の番号と一致させてある。
図27においては、図25の場合と同様に、S508でnoとなった場合、および、この第2実施例においても同一の処理が行われる第1実施例の図10におけるS323でnoとなった場合が、S901に進むことになり、いずれの場合も大当りでないと判定されたものである。
S901では、まず小当りリミッタフラグが1であるか否かが判定され、yesならばそのままS911に進んで、先のS809のハズレの変動パターンに相当する、変動パターンが決定され、noならばS902に進んで先のS802の第1小当り判定テーブルに相当する、小当り判定テーブルで判定が行われる。
その後、S904ではS804と同様に小当りであるか否かが判定され、noならばS911に進んでハズレ図柄の変動パターンが決定され、yesならばS906に進んで小当り回数に1を加算して、次のS907に進む。
S907では、小当り回数が上限値の10であるか否かを判定し、yesならばS908で小当りリミッタフラグを1として、S910に進み、noならばS908を迂回してS910に進む。
S910では、先のS810における第1小当り変動パターンに相当する変動パターンが決定される。
前記S910、S911の後は、図23のS512で、これらの制御ステップで決定された変動パターンが変動コマンドとしてサブ統合制御装置に送信される。
この図27に示す変形例の場合には、小当り回数が上限値の10回に達した後は、小当りの当否判定を行わずにハズレとして処理するものであり、小当りの演出が必要を感じない状態の時は小当り遊技自体を停止して遊技者にストレスを与えることを防ぐことができる。また、制御手順が簡素化できる利点がある。
1 遊技盤
2a,2b ガイドレール
3 遊技領域
5 センターケース
5a 窓
6 演出図柄表示装置
6a 画面
7 普通図柄表示装置
8 普通図柄保留数表示装置
9 第1特別図柄表示装置
11 始動口
11a 特別図柄始動スイッチ
12b 普通電動役物ソレノイド
14 大入賞口
14a カウントスイッチ
14b 大入賞口ソレノイド
15 アウト穴
16 普通電動役物
17 普通図柄作動ゲート
17a 普通図柄作動スイッチ
18 特別図柄保留数表示装置
50 パチンコ機
51 外枠
52 前枠
53 ヒンジ
55 上皿
56 CRユニット
57 球貸スイッチ
58 精算スイッチ
59 残高表示器
61 板ガラス
63 下皿
64 発射ハンドル
65 枠側装飾ランプ
66 スピーカ
67 演出ボタン
70 内枠
74 遊技盤中継端子板
80 主制御装置
81 払出制御装置
82 演出図柄制御装置
83 サブ統合制御装置
86 演出中継端子板
87 ホールコンピュータ
90 図柄表示装置中継端子板
101 主制御MPU
102 CPU
103 内蔵ROM
103a 特別図柄用変動パターン
103b 特別図柄用図柄データ
103c 通常確率時大当り判定テーブル
103d 確率変動時大当り判定テーブル
103e 小当り判定テーブル
104 内蔵RAM
104a 特別図柄用保留記憶領域
104b 保留順番記憶領域
104c 確率変動カウンタ
104d 時間短縮カウンタ
105 カウンタ回路
106 タイマ回路
106a 変動時間タイマ
107 外部バスインターフェイス
108 内部バス
201 サブ統合制御MPU
202 CPU
203 内蔵ROM
203a 演出図柄変動データ
203b モード演出データ
203c 大当り遊技演出データ
203d 小当り遊技演出データ
203e 擬似ハズレ演出データ
204 内蔵RAM
204a 遊技状態記憶部
204b 特別図柄保留数記憶部
204c 小当りカウンタ部
205 カウンタ回路
206 タイマ回路
207 外部バスインターフェイス
208 内部バス
301 演出図柄制御MPU
302 CPU
303 内蔵ROM
303a 演出図柄表示データ
303b 演出図柄変動表示データ
303c モード演出表示データ
303d 大当り遊技演出表示データ
303e 小当り遊技演出表示データ
303f 特別ハズレ演出表示データ
304 内蔵RAM
304a 遊技状態記憶部
304b 特別図柄保留数記憶部
305 カウンタ回路
306 タイマ回路
307 外部バスインターフェイス
308 内部バス

Claims (7)

  1. 遊技球が始動口に入球して取得した当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致した場合に、大当りとなって演出用表示装置に大当り演出画像が表示され、取得したその当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致せず小当り決定用乱数と一致した場合に、小当りとなって演出用表示装置に小当り演出画像が表示され、
    前記大当り後に当選確率を低確率とするか高確率とするか決定する遊技状態決定手段と、
    前記小当り後に前記小当り前の遊技状態に復帰させる遊技状態復帰手段を備える弾球遊技機であって、
    該弾球遊技機は、大当り後の所定期間に限って前記高確率な状態となる特定の大当りを含む複数種類の大当りを備えるとともに、前記特定の大当り演出画像と前記小当り演出画像とが同一に設定され、さらに、その際のその他の遊技演出も同一に設定されたものにおいて、
    前記小当りの回数を計数する小当り計数手段を設け、
    該小当り計数手段の計数値が所定回数に達していないことを条件として、前記特定の大当り演出画像と同一の画像を、前記小当り演出画像として演出用表示装置に表示させることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記小当り計数手段は、大当りの確率が高確率でない通常の確率の状態で発生した場合に限って小当りを計数するものとし、また、前記小当り計数手段の計数値は、前記特定の大当り以外の大当りが決定した場合にクリアされることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記小当り計数手段の計数値が所定回数に達した状態であることを条件として、前記大当り演出画像または前記小当り演出画像のすくなくとも一方を異ならせ、互いに他方と異なる表示を行うことを特徴とする請求項1または2記載の弾球遊技機。
  4. 前記小当り計数手段の計数値が所定回数に達した状態であることを条件として、前記特定の大当りが発生したときは、前記特定の大当り演出画像と、当該大当り遊技の終了後に大当りの高確率状態が生じることを告知する告知画像とをあわせて表示することを特徴とする請求項3記載の弾球遊技機。
  5. 前記小当り計数手段の計数が所定回数に達した状態であることを条件として、サブ統合制御装置が主制御装置から前記小当り図柄指定コマンドを受信した時は、前記変動パターン指定コマンドで指定された変動時間と前記小当り遊技の時間とを内容とする擬似ハズレ演出データにしたがって、ハズレ変動表示と同一内容の特別ハズレ演出データを表示させることを特徴とする請求項3記載の弾球遊技機。
  6. 遊技球が始動口に入球して取得した当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致した場合に、大当りとなって演出用表示装置に大当り演出画像が表示され、取得したその当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致せず小当り決定用乱数と一致した場合に、小当りとなって演出用表示装置に小当り演出画像が表示される弾球遊技機であって、
    該弾球遊技機は、大当り後の所定期間に限って大当りとなる確率が通常より高確率な状態となる特定の大当りを含む複数種類の大当りを備えるとともに、前記特定の大当り演出画像と前記小当り演出画像とが同一に設定され、さらに、その際のその他の遊技演出も同一に設定されたものにおいて、
    前記当否判定用乱数が小当り決定用乱数と一致するか否かの判定を小当り当否判定手段により行わせるとともに、前記小当りの回数を計数する小当り計数手段を設け、
    該小当り計数手段の計数値が所定回数に達した状態であることを条件として、前記小当り当否判定手段の当選確率を低下させあるいは判定作動を停止させて、小当り自体の発生を抑制・防止することを特徴とする弾球遊技機。
  7. 遊技球が始動口に入球して取得した当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致した場合に、大当りとなって演出用表示装置に大当り演出画像が表示され、取得したその当否判定用乱数が大当り決定用乱数と一致せず小当り決定用乱数と一致した場合に、小当りとなって演出用表示装置に小当り演出画像が表示される弾球遊技機であって、
    該弾球遊技機は、大当り後の所定期間に限って大当りとなる確率が通常より高確率な状態となる特定の大当りを含む複数種類の大当りを備えるとともに、前記特定の大当り演出画像と前記小当り演出画像とが同一に設定され、さらに、その際のその他の遊技演出も同一に設定されたものにおいて、
    弾球遊技機の全体を統括する主制御装置は、
    前記当否判定用乱数が小当り決定用乱数と一致するか否かの判定を行う小当り当否判定手段と、前記小当りの回数を計数する小当り計数手段を有し、
    前記小当り計数手段の計数が所定回数に達しない状態であるか、所定回数に達した状態であるかの情報を、演出に関する動作を行うサブ制御装置に、演出図柄の変動時間を指定するための変動パターン指定コマンドにて認識可能に送信し、
    前記サブ制御装置は、
    前記変動パターン指定コマンドを受信することにより、前記特定大当り遊技が行われる際に、
    前記小当り計数手段の計数が所定回数に達しない状態である場合には、前記小当り遊技なのか前記特定の大当りなのかの判別を困難な状態に演出表示し、
    前記小当り計数手段の計数が所定回数に達した状態である場合には、前記特定の大当り遊技の終了後に、所定期間に限って大当りとなる確率が通常より高確率な状態となることの告知演出を表示することを特徴とする弾球遊技機。
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