JP2011205638A - フェムトセルにおける自動障害報告 - Google Patents
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Abstract
【課題】フェムトセルで発生する障害の報告及びそのような報告への関連応答に関する無線通信装置を提供する。
【解決手段】無線通信の構成は、無線通信機能の領域を確立するように動作可能、且つ、バックホールを経由して通信ハブとの通信を確立するように動作可能な装置を備える。この装置は、前記バックホールの通信設備の利用可能性を判断するように動作可能であり、さらに、前記無線通信機能の領域を用いて動作している通信デバイスによる要求に応じて、前記設備の提供における障害の存在を条件として、前記通信デバイスに前記バックホール実装通信設備を提供するように動作可能である。この装置は、障害の存在を検出するように動作可能な障害検出手段を含む。この装置は、障害が検出された場合には、前記通信デバイスに前記障害の前記存在を伝達する信号を発するように動作可能である。
【選択図】図1
【解決手段】無線通信の構成は、無線通信機能の領域を確立するように動作可能、且つ、バックホールを経由して通信ハブとの通信を確立するように動作可能な装置を備える。この装置は、前記バックホールの通信設備の利用可能性を判断するように動作可能であり、さらに、前記無線通信機能の領域を用いて動作している通信デバイスによる要求に応じて、前記設備の提供における障害の存在を条件として、前記通信デバイスに前記バックホール実装通信設備を提供するように動作可能である。この装置は、障害の存在を検出するように動作可能な障害検出手段を含む。この装置は、障害が検出された場合には、前記通信デバイスに前記障害の前記存在を伝達する信号を発するように動作可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は、フェムトセルで発生する障害の報告、及びそのような報告への関連応答に関する。
フェムトセル(ホームベースステーションともいう)は、スタンドアロンデバイスとして機能することができる或いは屋内環境での使用のためにホームゲートウェイに統合されることができる小規模セルラーホームアクセスポイントである。フェムトセルの採用が初期段階で残るが、それらは、カバレッジ及び容量の改善において有利であると既に認識されている。用語「フェムトセル」は、デバイス自体、及びそれによって生成される無線通信ゾーンの両方を記述するためにしばしば使用される。以下において、特定の場合におけるこの用語の意味は、文脈から明らかであろう。
フェムトセルは、まだ広くは市場に展開されていないので、このようなデバイスの影響のいくつかは、推測されているだけである。しかしながら、ネットワークオペレータ(即ち、マクロセル無線電気通信ネットワークのオペレータ)は、覆い隠されている若しくは無線電波を通さない(radio-opaque)環境の至る所においてマクロセルカバレッジに関する要求を低減するように、それらの配置を推進するだろう。ユーザがフェムトセルを配置するよう促進することによって、オペレータは、住宅又は小規模の商業用の環境内におけるマクロセルデッドゾーン(マクロセルによってカバーされない領域又は許容し得る範囲でない領域)の存在を克服することができる。これは、ユーザ経験の増進を促すために、マクロセルネットワークオペレータが追加のインフラストラクチャ又は追加の送信出力を提供する必要性を低減する。
住宅内にフェムトセルを配置する主な理由は、デッドゾーン(マクロセルによってカバーされない送信領域)の問題を解決すること、及びオペレータが(彼らの利益を増大するために)、以下においてユーザ機器(UE:User Equipment)と称されるセルラーデバイスに特別のデータサービス(例えば、インスタントメッセージ、ビデオ、インターネット等)を提供することを可能にすることである。そのような追加の強化なしにユーザにデータサービスを提供することは、既存のマクロセル通信技術の特性によって課される現実的な制約のために、困難とされる。フェムトセルの設置は、UEが住宅内のフェムトセルに接続し、有線のバックホールを使用してオペレータのコアネットワーク管理システムNMSと通信する機会を提供する。この解決策は、困難な無線伝搬条件のために、マクロセルからの信号が建物の内部へ達することができない状況に関して特に魅力的である。従って、このような状況では、UEは、遠くにある且つ場合によっては覆い隠されているマクロセルベースステーションを使用する代わりに、フェムトセルをベースステーションとして使用し、それにより、優れた接続を達成する。これは、マクロセルからトラフィックをオフロード(off-load)するだけでなく、追加のネットワーク容量を生み出す。
フェムトセルにトラフィックをオフロードすることによって、既存のマクロセルネットワークに関して削減された負荷は、マクロセルの動作の改善にも貢献することができる。加えて、資本的経費及び営業費に対するネットワークオペレータのコミットメントを低減することができる。さらに、そのような容量の向上は、オペレータが、例えば定額料金での無制限使用のように、固定回線ネットワークオペレータによって現今提供されている価格プランに肩を並べる競争力のある価格プランを展開することを可能にする。これは、より低い使用率及びより低下する可能性がある料金表を通じて、顧客又は消費者への低コストでよりよい動作(容量の改善)に帰着するので、セルラーネットワークオペレータは、通話料の低減又は通話料ゼロのように、フェムトセルの使用の動機を提供することができる可能性がある。
フェムトセルは、顧客構内設備であるように設計されている。数千ものそのようなデバイスが所定の場所に、特に、所定のマクロセル内にあるかもしれないので、また、配置の特徴がアドホックであるので、セルラーネットワークをしばしば連想させる緻密で複雑なネットワーク計画とは異なり、ネットワーク計画を実行することができない可能性がある。これを行う熟練した専門家の提供には、かなりの費用がかかるので、フェムトセルは、エンドユーザ(彼らの多くは特定の技術知識を有していない。)によって設置される可能性が高い。従って、フェムトセルは、「プラグアンドプレイ(plug and play)」であることが求められており、そのために、それらは、セットアップ及び動作中に自己設定して自己最適化する。フェムトセルに電源が供給されると、実行する必要がある複数のタスクがある。初めに、フェムトセルは、オペレータのネットワークを発見し、それ自身を登録する。登録処理は、フェムトセルが証明書を、その後にフェムトセルを認証するネットワーク認証サーバに送信することを含む。認証が成功した後に、オペレータのネットワークは、設定パラメータの初期値を送信する。“CPE WAN管理プロトコル”と(DSLフォーラムによって)題されたTR−069規格は、フェムトセルの実施に関して採用されている。
これが初期の運営上の設定に取り組む一方で、障害に関して採用されている報告手続きは、今のところ既存の公知の技術において考察されたものである。
フェムトセルは顧客の住宅及び他の制御されていない環境に配置されると予想される。オペレータによって制御されるものではなく、例えば、デバイスの作動及び停止、デバイスのリセット、DSL回線の切断等のような、フェムトセルの動作に影響を及ぼす複数の活動(activity)を顧客が実行することが期待されている。上述の規格においては、そのような活動に対応するためのメカニズム及び提案がある。しかしながら、UEが動作中であってフェムトセルが機能しない場合、障害が回復されるまでサービスの中断が起こる。
障害がフェムトセル内で発生する場合、それぞれの住宅内にあるUEは、オペレータのコアネットワークに接続することが不可能であり、マクロセルネットワークに関連するいかなるデッドゾーンもUEの動作に影響を与える可能性がある。即ち、フェムトセルがマクロセルカバレッジに関連する問題を解決するために配置される場合、この問題は、再び現れる。さらに、フェムトセルの提供に依存する向上されたサービスは、利用不可能になる。
オペレータのコアネットワークとの接続性を保持するいくつかの可能性のある方法は、事前同意がフェムトセル間に存在する場合において、隣接するフェムトセルへのハンドオーバー、又はマクロセルへのハンドオーバーを含む。マクロセルカバレッジは、UEの場所では不十分である可能性があるので、マクロセルへのハンドオーバーには問題がある可能性があるが、質の悪いQoSにもかかわらず、通信の少なくとも制限されたレベルをサポートすることができるかもしれない。
障害管理は、3つの面、即ち、障害識別、障害報告及び障害回復を含む。
UEがフェムトセルと通信することができない場合、障害は直ちに明らかになる。この障害は、障害が診断されて適切な回復処理が開始されることができるように、オペレータのコアネットワーク又はUEへ伝達される必要がある。
障害管理の手続き面をエンドユーザから隠れた状態にしておくことが望まれる。これは、ユーザが自動処理されるべきものに干渉する可能性を低減し、ユーザの不安も低減する。障害の回復が直ちに達成された場合、ユーザが障害の存在に気づくことさえも回避することができるかもしれない。
関連性のある分野における多くの公知の開示は、フェムトセルに関する自己管理及び自動障害回復メカニズムについて論じている。これの典型例は、米国特許出願US2008/0132239 A1、並びに、欧州特許出願EP 0656711 A1及びEP 2051547 A1である。しかしながら、ソフトウェア又はファームウェア自体に障害がある場合、或いは、オペレータのコアネットワークへのバックホールが切断される場合における障害を報告する手続きについての明確な議論がないことは、明らかである。フェムトセルに関する障害報告メカニズム又はオペレータのコアネットワークに障害を伝達するメカニズムについての明確な開示はない。EP 2051547 A1は、障害回復手続きの使用について記載されているが、これらの障害を報告するメカニズムについての言及はない。
本発明の一態様は、障害報告手続きをフェムトセルに提供し、ここにおいて、障害のあるフェムトセルは、隣接するフェムトセルを介して、フェムトセルに予め関連付けられているUE(即ち、UEがフェムトセルの加入者グループに属している。)によってオペレータのコアネットワークに報告される。
本発明の他の態様は、障害報告手続きをフェムトセルに提供し、ここにおいて、障害のあるフェムトセルは、UEとの通信設備を有するマクロセルを介して、そのフェムトセルに予め関連付けられているUE(即ち、UEがフェムトセルの加入者グループに属している。)によってオペレータのコアネットワークに報告される。
本発明の他の態様は、ローカルSMSを使用して、障害のある接続についてユーザに通知するよう意図されている通知方法を提供する。
本発明の他の態様は、長距離無線通信ゾーンを確立するように動作可能な第1ステーションと、短距離無線通信ゾーンを確立するように動作可能な第2ステーションと、を備える通信ネットワークにおいて障害を管理する方法であって、前記障害の特徴を判断し、前記障害を回避する代替の通信経路を探索し、代替の通信経路を発見した場合、該経路を示す情報を通信中の無線機器に伝達し、そうでなければ、そのような経路がないことを前記無線機器に伝達することを具備する方法を提供する。
本発明の他の態様は、無線通信機能の領域を確立するように動作可能、且つ、バックホールを経由して通信ハブとの通信を確立するように動作可能な無線通信装置であって、該装置は、前記バックホールの通信設備の利用可能性を判断するように動作可能であり、さらに、前記無線通信機能の領域を用いて動作している通信デバイスによる要求に応じて、前記設備の提供における障害の存在を条件として、前記通信デバイスに前記バックホール実装通信設備を提供するように動作可能であり、該装置は、障害の存在を検出するように動作可能な障害検出手段を含むことにより、該装置は、障害が検出された場合には、前記通信デバイスに前記障害の前記存在を伝達する信号を発するように動作可能である、無線通信装置を提供する。
本発明の他の態様は、無線通信機能の領域を確立するように動作可能、且つ、バックホールを経由して通信ハブとの通信を確立するように動作可能な無線通信装置であって、該装置が、前記バックホールの通信設備の利用可能性を判断するように動作可能であり、さらに、前記無線通信機能の領域を用いて動作している通信デバイスによる要求に応じて、前記設備の提供における障害の存在を条件として、前記通信デバイスに前記バックホール実装通信設備を提供するように動作可能であって、該装置が、障害の存在を検出するように動作可能な障害検出手段を含むことにより、該装置は、障害が検出された場合には、前記通信デバイスに前記障害の前記存在を伝達する信号を発するように動作可能である、無線通信装置を提供する。
本発明の他の態様は、長距離無線通信ゾーンを確立するように動作可能な第1ステーションとの通信リンクを確立するように動作可能な第1通信手段と、短距離無線通信ゾーンを確立するように動作可能な第2ステーションとの通信リンクを確立するように動作可能な第2通信手段と、を備える無線通信装置であって、該装置が、利用可能な通信設備を識別してそれらから1つを選定するように動作可能であり、該装置が、障害を識別し、そのような識別の際には、前記障害の管理を可能にするための情報を収集し、前記障害の影響を回避する方法を判断するように動作可能な障害管理手段を含む、無線通信装置を提供する。
本発明は、考え得るいかなる方法により実施されてもよいが、1つのアプローチは、上述の態様のうちのいずれか1つに従って、さもなければ、コンピュータ実装によって、本発明を実施することである。これは、コンピュータによって目的のために具体的に設計されてもよく、或いは、追加のハードウェア又はソフトウェア若しくはこれら2つの組み合わせによって目的に適合させてもよい。
ソフトウェアの採用は、発明全体の実施をもたらすように動作可能なコンピュータ実行可能コードを備える完全に設定されたソフトウェア製品、或いは、例えば汎用コンピュータデバイスに予め供給される要素のライブラリのように、既存のソフトウェア要素の使用を引き出すように動作可能な部分製品(partial product)を含んでもよい。この部分製品は、プラグインの形態とすることができる。いかなる構成であっても、ソフトウェア製品は、光学ディスク、大容量記憶装置等のコンピュータで読み取り可能な媒体で提供されることができ、或いは、適切なコンピュータで読み取り可能な信号で提供されることができる。
以下、(ほんの一例として提供される)本発明の特定の実施形態を添付の図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に従う配置に関するシステム構成図である。
図2は、特定の実施形態に従う障害検出及び管理手続きを示すフロー図である。
図3は、本発明の特定の実施形態の配置の概略図である。
以下の説明では、説明を簡単にするために、様々な仮定がなされている。これらの仮定は、フェムトセルネットワークの実施の予期される形態に基づいている。
フェムトセルネットワークでは、この特定の実施形態に従って、フェムトセルは、マクロセルに基づくネットワークとともに、通信の強化のために配置される。マクロセルは、マクロセルベースステーションにより規定されるものであって、そのベースステーションと携帯電話機等の互換性のある通信デバイスとの間での現実的な通信の範囲である。このような通信デバイスは、この説明を通して、ユーザ機器(UE:user equipment)と称される。
フェムトセルは、ユーザの選択に基づいて、マクロセル信号が弱いとそのユーザによって認識されている場所に物理的に設置される。このユーザの認識が実際の信号データに基づくものであってもよく、或いは、より多くの推論的な過程若しくは単に無作為の位置に基づくものであってもよいことは、読み手に理解されるだろう。
本実施形態では、フェムトセルは、特定のマクロセルネットワークオペレータによって提供される若しくは特定のマクロセルネットワークオペレータのために提供されるものと想定し、互換性のあるUEとの小さい通信範囲(マクロセルより小規模)を規定することができるデバイスである。マクロセルオペレータによるフェムトセルのこの提供にもかかわらず、配置方法が一般にマクロセルオペレータからのいかなる干渉も含まず、従って、フェムトセルの物理的な位置決めがマクロセルオペレータには制御不能であることを理解されたい。
マクロセルのカバレッジエリアが(使用される機器及び局所的な環境に応じて)数百メートルから数キロメートルである一方で、フェムトセルの通信のカバレッジエリアの規模は、数メートル程度であると見込まれる。
このような内容の他の開示との混同を回避するために、ここでの用語「フェムトセル」の使用は、カバレッジエリアを規定する装置を指し、カバレッジエリア自体を指すものではないということは、読み手に認識されるべきである。従って、ここで使用される用語「フェムトセル」は、前の開示に出ている用語「アクセスポイントベースステーション」とほとんど同じ意味であると見なすことができる。
本実施形態では、複数のフェムトセルが所定の一般のエリアに配置されると考えられる。そのため、隣接するフェムトセルは、互いの通信範囲内にあってもよい。これが起こる場合には、そのようなフェムトセルは、本実施形態に従って、マクロセルオペレータのコアネットワークにシグナリング情報を転送するよう互いに協調するように構成される。
本開示の目的のために、そのようなフェムトセルは、同じマクロセルオペレータに関連付けられていると仮定する。読み手は、異なるマクロセルオペレータが多くの管轄区に同時に存在し、異なるフェムトセル加入者グループが存在することを理解するだろう。
本実施形態では、UEの各々は、UEが関連付けられている加入者グループに関係がない隣接するフェムトセルを介して、特定のシグナリングメッセージを送信することができるように動作可能である。
本実施形態において配置されるフェムトセルの各々は、物理ネットワークを経由してマクロセルオペレータのコアネットワークに接続される。この物理ネットワークは、「バックホール」と称され、インターネットへのDSL接続を含み、マクロセルオペレータのコアネットワークへの通信経路を提供する。
これにより、マクロセルオペレータのコアネットワークは、隣接するフェムトセル又はバックホールを介して、フェムトセルを構成することができる。
本発明のこの実施形態に従うUEは、それの位置を特定することができる位置特定手段を備える。これにより、UEは、フォールスアラーム(false alarm)を回避するために、関連付けられているフェムトセルのカバレッジエリア内にいるか否かを判定するように、ローカルのフェムトセルと情報を交換する(interact)ことができる。
記述される実施形態の1つの構成では、マクロセルオペレータのコアネットワークは、報告された障害を処理する障害管理モジュールを備える。他の構成では、このモジュールは、フェムトセル集線装置(concentrator)に含まれる。
図1は、本実施形態のフェムトセルネットワークの構成図を示す。ネットワーク10は、DSL接続を介してフェムトセル集線装置30にそれぞれ接続されている複数のフェムトセル20を備える。フェムトセル集線装置30は、(図示されるネットワーク管理システム40を介して)フェムトセル20をネットワークオペレータのコアネットワークとインタフェースで接続し、ネットワークオペレータのコアネットワークをフェムトセル20とインタフェースで接続する中間エンティティ(intermediate entity)として機能する。
図2のフローチャートは、この障害報告メカニズムを説明する。このメカニズムは、次の3つの起こり得るシナリオに対応することを目的としている。即ち、
1.バックホールが遮断される場合
2.フェムトセルに障害があり、且つ、マクロセルがUEの近傍にない場合
3.フェムトセルに障害があり、且つ、マクロセルがUEの近傍にある場合
シナリオ1:バックホールにおける障害
バックホールに障害がある場合、UEがフェムトセルを介して通信するときには、フェムトセルは、ローカルSMSを用いてUEに応答して、フェムトセルバックホール接続に障害があることをUEに通知する。
1.バックホールが遮断される場合
2.フェムトセルに障害があり、且つ、マクロセルがUEの近傍にない場合
3.フェムトセルに障害があり、且つ、マクロセルがUEの近傍にある場合
シナリオ1:バックホールにおける障害
バックホールに障害がある場合、UEがフェムトセルを介して通信するときには、フェムトセルは、ローカルSMSを用いてUEに応答して、フェムトセルバックホール接続に障害があることをUEに通知する。
シナリオ2:フェムトセルに障害があり、近傍にマクロセルがない
フェムトセルに障害がある場合、UEがフェムトセルを介して通信しようと試みるが信号を得ることができないときには、UEは、まず、隣接するフェムトセルからのパイロット信号を探索し、その後、隣接するフェムトセルと結合する。次に、UEは、障害のあるデバイスの状態について、オペレータのコアネットワークに信号を送るために、この隣接するフェムトセルを使用する。この信号の一例は、SMSテキストメッセージでありうる。それに応じて、オペレータは、そのデバイスに対してテストを行い、障害を訂正する。
フェムトセルに障害がある場合、UEがフェムトセルを介して通信しようと試みるが信号を得ることができないときには、UEは、まず、隣接するフェムトセルからのパイロット信号を探索し、その後、隣接するフェムトセルと結合する。次に、UEは、障害のあるデバイスの状態について、オペレータのコアネットワークに信号を送るために、この隣接するフェムトセルを使用する。この信号の一例は、SMSテキストメッセージでありうる。それに応じて、オペレータは、そのデバイスに対してテストを行い、障害を訂正する。
シナリオ3:フェムトセルに障害があり、近傍にマクロセルがある
この場合、UEがフェムトセルを介して通信しようと試みるが信号を得ることができないときには、UEは、利用可能なマクロセルからのパイロット信号を探索する。この信号を受信すると、UEは、マクロセルと結合し、障害のあるデバイスの存在について、オペレータのコアネットワークに信号を送るために、マクロセルを使用する。例えば、信号は、SMSテキストメッセージでありうる。それに応じて、オペレータは、そのデバイスに対していくつかのテストを行い、障害を訂正する。
この場合、UEがフェムトセルを介して通信しようと試みるが信号を得ることができないときには、UEは、利用可能なマクロセルからのパイロット信号を探索する。この信号を受信すると、UEは、マクロセルと結合し、障害のあるデバイスの存在について、オペレータのコアネットワークに信号を送るために、マクロセルを使用する。例えば、信号は、SMSテキストメッセージでありうる。それに応じて、オペレータは、そのデバイスに対していくつかのテストを行い、障害を訂正する。
これらの障害診断及び回復作業がオペレータのコアネットワークによって若しくはフェムトセル集線装置内で処理されることができることを理解されたい。
従来のシステムは、フェムトセルのための障害報告手続きを特定していない。それらは、フェムトセルとの接続が断たれた場合、或いは、フェムトセルの電源が切られたり投入されたりする場合における自動復旧メカニズムについて記載しているだけである。開示される実施形態は、障害が識別されることができ、且つ、ほとんど或いは全くユーザ相互作用なしに、責任あるエンティティがすぐに通知されることができるように、通常に動作しているフェムトセルにおける障害の報告についてのこの問題を解決すると主張する。
開示される処理の第1部分は、障害の分類からなり、それは、デバイスに障害があるのか、或いは接続に障害があるのかである。接続に障害がある場合、この接続が第三者によって提供されるかもしれないので、オペレータに通知する必要がない。接続の不具合についてユーザに通知することは、ユーザがこの不具合を自ら訂正しようとすることを意味する。
次に、フェムトセル自体に障害がある場合、メッセージは、診断手続きを使用して障害を訂正するオペレータへ伝達されることができない。
デバイスが期待通りに動作しない場合、ユーザは、不満を抱くかもしれない。これは、例えば苦情の申し出で(complaints)、又はネットワークオペレーションとの拡張電話通信等のようなユーザ行動に頼ることになる。顧客サービス電話は、長期間の遅延を引き起こす可能性があり、オペレータの運営上の費用を増大させる可能性がある。目下記載される実施形態は、フェムトセル及びそれらのバックホール接続における障害に対応する自動的方法を提案する。
図3は、住宅(1及び2)内でのフェムトセル20の実施の一例を示す。フェムトセル20は、ゲートウェイへのバックホールDSL/ファイバリンクであるIPを介して、ゲートウェイ30に接続されている。住宅1のバックホールに障害があると想定するケース1では、UEが通信を試みる場合、フェムトセル20は、障害のあるバックホール接続についてUEに通知するために、UEにSMSを返す。
フェムトセル20自体に障害があるケース2では、UEは、フェムトセルと通信することができない。そうすると、UEは、マクロセル60を探索する。マクロセル60が利用可能である場合、UEは、オペレータのコアネットワークに、障害のあるフェムトセル20について信号を送るために、それを使用する。マクロセル60が利用可能でない場合、(隣接するフェムトセル20が同じオペレータに属し、UEが隣接するフェムトセル20をラッチすることができると仮定すると、)UEは、オペレータに、障害のあるフェムトセルについて信号を送るために、住宅2にあるフェムトセルを使用する。
本発明は、上述の実施形態により例示されているが、本発明がそれに制限されるという意味ではない。保護が求められる本発明の範囲は、後述する特許請求の範囲により定められるべきであり、特許請求の範囲は、上述の説明に特に制限されるわけではないが、添付の図面とともに上述の説明を考慮して読まれるべきである。
Claims (10)
- 長距離無線通信ゾーンを確立するように動作可能な第1ステーションと、短距離無線通信ゾーンを確立するように動作可能な第2ステーションと、を備える通信ネットワークにおいて障害を管理する方法であって、
前記障害の特徴を判断し、
前記障害を回避する代替の通信経路を探索し、
代替の通信経路を発見した場合、該経路を示す情報を通信中の無線機器に伝達し、そうでなければ、そのような経路がないことを前記無線機器に伝達することを具備する方法。 - 前記判断された障害の特徴が、前記短距離通信ステーションが機能できないことを含む場合には、前記方法は、前記短距離通信ステーションを使用せずに、前記長距離無線通信ステーションを使用する代替の通信経路を探索することを備える、請求項1に記載の方法。
- 前記通信ネットワークは、前記第2ステーションと、前記第1ステーションと通信している通信ハブとの間の通信を確立するバックホールをさらに備えており、前記判断された障害の特徴が、前記通信を確立するための前記バックホールの動作に存在する場合には、前記伝達することは、前記バックホールが十分には使用可能でないというメッセージを、前記第2ステーションから前記無線機器へ送信することを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記伝達することは、前記無線機器への直接又は間接の伝達のために、メッセージを発することを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記メッセージは、テキストメッセージを含む、請求項4に記載の方法。
- 前記メッセージは、SMS形式である、請求項4に記載の方法。
- 無線通信機能の領域を確立するように動作可能、且つ、バックホールを経由して通信ハブとの通信を確立するように動作可能な無線通信装置であって、該装置が、前記バックホールの通信設備の利用可能性を判断するように動作可能であり、さらに、前記無線通信機能の領域を用いて動作している通信デバイスによる要求に応じて、前記設備の提供における障害の存在を条件として、前記通信デバイスに前記バックホール実装通信設備を提供するように動作可能であり、該装置が、障害の存在を検出するように動作可能な障害検出手段を含むことにより、該装置は、障害が検出された場合には、前記通信デバイスに前記障害の前記存在を伝達する信号を発するように動作可能である、無線通信装置。
- 長距離無線通信ゾーンを確立するように動作可能な第1ステーションとの通信リンクを確立するように動作可能な第1通信手段と、短距離無線通信ゾーンを確立するように動作可能な第2ステーションとの通信リンクを確立するように動作可能な第2通信手段と、を備える無線通信装置であって、該装置が、利用可能な通信設備を識別してそれらから1つを選定するように動作可能であり、該装置が、障害を識別し、そのような識別の際には、前記障害の管理を可能にするための情報を収集し、前記障害の影響を回避する方法を判断するように動作可能な障害管理手段を含む、無線通信装置。
- 汎用コンピュータ化通信デバイス上で実行されたときに、該デバイスに請求項1に従う方法を実行させるコンピュータ実行可能な命令を備えるコンピュータプログラム製品。
- コンピュータで読み取り可能な記憶媒体を備える請求項9に記載のコンピュータプログラム製品。
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