JP2011199782A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信データ量を低減可能な通信装置を提供する。
【解決手段】通信装置は、元値と前記元値に対応する乱数値とが配列された乱数値テーブルを記憶する記憶部40と、送信対象データ値に一致する乱数値を前記乱数値テーブルから検索する検索部110と、前記送信対象データ値に一致する乱数値が検索されたならば、前記送信対象データ値を検索された乱数値に対応する元値を示す情報に変換し、変換情報を得る変換部120と、前記送信対象データ値の変換が有効であることを示す情報と、前記変換情報とを格納するパケットを生成する生成部130と、前記パケットを送信する送信部30,20,10とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信データ量の低減に関する。
近年、通信サービスの利用形態が多様化している。例えば、ユーザは、通信データ量に関わらず定額が課金される契約、所定のデータ量を上限とする無料通信、所定時間帯における無料通信などが付属する契約などを通信事業者と結ぶことができる。また、例えば第3世代携帯電話機のように、従来に比べて高速な通信を利用できる通信装置が一般化しつつある。このような経緯から、通信データ量が増加し、通信インフラの通信容量が不足する傾向にある。
従来、情報量を低減するために様々な技術が考案されている。例えば、可変長符号化は、出現頻度の高い情報に短い符号語を割り当てて、出現頻度の低い情報に長い符号語を割り当てることにより、情報を表現するために必要な符号語長の期待値を小さくする。可変長符号化は、例えば特許文献1などの様々な技術において広く応用されている。
特開2010−21620号公報
通信データ量が増加し、通信インフラの通信容量が不足する傾向が継続すると、様々な問題が生じ得る。例えば、通信インフラの通信容量が不足すると、たとえ通信装置が高性能であったとしても高速な通信を利用できないおそれがある。また、ユーザは、通信データ量に応じた利用料金が課金される契約を通信事業者と結ぶ場合もある。このような場合には、通信データ量を低減すれば利用料金を低減できる。
従って、本発明は、通信データ量を低減可能な通信装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る通信装置は、元値と前記元値に対応する乱数値とが配列された乱数値テーブルを記憶する記憶部と、送信対象データ値に一致する乱数値を前記乱数値テーブルから検索する検索部と、前記送信対象データ値に一致する乱数値が検索されたならば、前記送信対象データ値を検索された乱数値に対応する元値を示す情報に変換し、変換情報を得る変換部と、前記送信対象データ値の変換が有効であることを示す情報と、前記変換情報とを格納するパケットを生成する生成部と、前記パケットを送信する送信部とを具備する。
本発明の他の態様に係る通信装置は、元値と前記元値に対応する乱数値とが配列された乱数値テーブルを記憶する記憶部と、一連のデータ値を分割した複数の送信対象データ値のうち先頭の1個及び末尾の2個を除く送信対象データ値に一致する乱数値を前記乱数値テーブルから検索する検索部と、前記送信対象データ値に一致する乱数値が検索されたならば、前記送信対象データ値を検索された乱数値に対応する元値を示す情報に変換し、変換情報を得る変換部と、前記変換情報を格納するパケットを生成する生成部と、前記パケットを送信する送信部とを具備する。
本発明の他の態様に係る通信装置は、複数の参照値が配列された参照値テーブルと、少なくとも1つの演算方法が配列された演算方法テーブルとを記憶する記憶部と、送信対象データ値との誤差が最も小さい参照値を前記参照値テーブルから検索する検索部と、前記誤差が所定値以内であるならば、検索された参照値に基づいて前記送信対象データ値を演算するための演算方法を前記演算方法テーブルから選択する選択部と、前記検索された参照値を含む少なくとも1つの演算パラメータを導出する導出部と、前記送信対象データ値を前記少なくとも1つの演算パラメータと選択された演算方法とを示す情報に変換し、変換情報を得る変換部と、前記送信対象データ値の変換が有効であることを示す情報と、前記変換情報とを格納するパケットを生成する生成部と、前記パケットを送信する送信部とを具備する。
本発明の他の態様に係る通信装置は、参照値が配列された参照値テーブルと、前記参照値に等しい元値と前記元値に対応する乱数値とが配列された乱数テーブルと、複数の演算方法が配列された演算方法テーブルとを記憶する記憶部と、送信対象データ値との誤差が最も小さい参照値または乱数値を前記参照値テーブル及び前記乱数値テーブルから検索する検索部と、前記誤差が所定値以内であるならば、検索された参照値または検索された乱数値に対応する元値に基づいて前記送信対象データ値を演算するための演算方法を前記演算方法テーブルから選択する選択部と、前記検索された参照値または前記検索された乱数値に対応する元値を含む少なくとも1つの演算パラメータを導出する導出部と、前記送信対象データ値を前記少なくとも1つの演算パラメータと選択された演算方法とを示す情報に変換し、変換情報を得る変換部と、前記送信対象データ値の変換が有効であることを示す情報と、前記変換情報とを格納するパケットを生成する生成部と、前記パケットを送信する送信部とを具備する。
本発明によれば、通信データ量を低減可能な通信装置を提供できる。
第1の実施形態に係る送信装置を示すブロック図。 第1の実施形態に係る受信装置を示すブロック図。 パケットフォーマットを示す図。 乱数値生成の説明図。 乱数値テーブルを示す図。 第1の実施形態に係る変換が実行されない場合の一連のパケットを示す図。 第1の実施形態に係る変換が実行された場合の一連のパケットを示す図。 送信側及び受信側の階層モデルを示す図。 第1の実施形態に係る変換が無効な場合のパケットを示す図。 第1の実施形態に係る変換が有効な場合のパケットを示す図。 第1の実施形態に係る送信パケットの生成処理を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る受信対象データ値の抽出処理を示すフローチャート。 第1の乱数値生成方式の説明図。 第1の乱数値生成方式に適した状況の説明図。 第2の乱数値生成方式の説明図。 第2の乱数値生成方式に適した状況の説明図。 参照値テーブルを示す図。 演算方法テーブルを示す図。 第4の実施形態に係る変換が無効な場合のパケットを示す図。 第4の実施形態に係る変換が有効な場合のパケットを示す図。 乱数値テーブルを示す図。 演算方法テーブルを示す図。 第5の実施形態に係る変換が有効な場合のパケットを示す図。 第5の実施形態に係る送信パケットの生成処理を示すフローチャート。 第5の実施形態に係る受信対象データ値の抽出処理を示すフローチャート。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る送信装置は、アンテナ10、RF部20、信号処理部30、記憶部40、スピーカ51、マイクロホン52、表示制御部61、表示部62、I/F71、リムーバブルメディア72、入力部80及び制御部100を有する。図1の送信装置は、通信データ量を低減するための変換処理を実行する。一方、図2に示すように、本実施形態に係る受信装置は、図1の送信装置において制御部100を制御部160に置き換えた構成に相当する。図2の受信装置は、図1の送信装置によって実行された変換処理に対応する復元処理を実行する。図1の送信装置及び図2の受信装置の階層モデルを図7に例示する。尚、図2において図1と同一部分には同一符号を付して示している。また、以降の説明では、送信装置及び受信装置を便宜的に区別して記載するが、本実施形態に係る通信装置は図1の送信装置及び図2の受信装置の両方の機能を備えても勿論よい。即ち、単一の通信装置が変換処理及び復元処理の両方を実現することもできる。
RF部20は、制御部100からの指示に従って動作し、信号処理部30から出力される送信信号を無線周波数帯にアップコンバートし、アンテナ10を介して図示しない移動通信網に収容される基地局に送信したり、上記基地局から送信された無線信号をアンテナ10を介して受信してベースバンド信号にダウンコンバートしたりする。
信号処理部30は、制御部100からの指示に従って動作し、マイクロホン52から入力された音声信号を送信データに変換し、送信データに基づいて搬送波を変調した送信信号を生成したり、RF部20から入力されるベースバンド信号を復調して受信データを得て、受信データを復号して得た音声信号をスピーカ51より出力したりする。また、信号処理部30は、制御部100からの送信データ(パケット)に基づいて搬送波を変調した送信信号を生成したり、RF部20から入力されるベースバンド信号を復調して受信データ(パケット)を得て、制御部100に入力したりする。
記憶部40は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスクなどの記憶媒体を含む。記憶部40には、制御部100の制御プログラム、制御データ、ユーザが作成した各種データ、リムーバブルメディア72に関する制御データなどが記憶される。また、制御部100にプログラムを実行させることにより後述する各種機能を実現する場合には、対応するプログラムが例えば記憶部40またはリムーバブルメディア72に記憶される。I/F71は、リムーバブルメディア72を物理的及び電気的に接続して、データ交換を行うためのインタフェースであって、制御部100によって制御される。
表示制御部61は、制御部100からの指示に従って、表示部62を駆動制御し、制御部100から与えられる表示データに基づく画像信号を表示部62に表示させる。表示部62は、例えばLCD、OLED(Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイなどである。
入力部80は、複数のキースイッチ(例えば、いわゆるテンキー(numeric keypad))、タッチパネルなどの入力デバイスを用いてユーザからの要求を受理するユーザインタフェースを含む。
制御部100は、例えばCPUなどのプロセッサを備え、図1の送信装置の各構成要素を統括制御する。特に、制御部100は、本実施形態に係る変換処理のために、テーブル検索機能110、データ値変換機能120及びパケット生成機能130を実現する。尚、これらの機能は、制御部100に特定のプログラムを実行させることにより実現されてもよいし、制御部100の内部または外部のハードウェアによって実現されてもよい。
一方、制御部160は、制御部100と同様に、例えばCPUなどのプロセッサを備え、図2の受信装置の各構成要素を統括制御する。特に、制御部160は、本実施形態に係る変換処理に対応する復元処理のために、変換検出機能170、テーブル検索機能180及びデータ値復元機能190を実現する。尚、これらの機能は制御部160に特定のプログラムを実行させることにより実現されてもよいし、制御部160の内部または外部のハードウェアによって実現されてもよい。
以下、本実施形態に係る変換処理を説明する。図3は、本実施形態に係る通信装置が使用するパケットフォーマットを例示する。尚、図3のパケットフォーマットは、基本的にIEEE 802.3に準拠している。勿論、本実施形態に係る通信装置は、例えばUSBを含む任意の通信方式に準拠するパケットフォーマットを使用してもよい。図3のパケットフォーマットにおいて、「ヘッダ1」フィールドは宛先アドレスを格納し、「ヘッダ2」フィールドは送信元アドレスを格納し、「ヘッダ3」フィールドは長さ/タイプを格納し、「DATA」フィールド(可変長)はデータ値を格納し、「FCS」フィールドはフレームチェックシーケンスを格納する。尚、IEEE 802.3によれば、「ヘッダ3」フィールドの値が1500以下であれば「長さ」フィールド、1536以上であれば「タイプ」フィールドとして解釈することが定義されている。一方、「ヘッダ3」フィールドの値が1501以上1535以下である場合の解釈は未定義である。本実施形態では、変換処理の有効/無効を表示するためにパケットフォーマットにおける未定義の値を利用する。
本実施形態に係る変換処理及び復元処理は、乱数値テーブルを利用する。乱数値テーブルは、例えば記憶部40、リムーバブルメディア72などの記憶手段によって保持される。乱数値テーブルは、図5に示すように、元値とこの元値に対応する乱数値とが配列されている。乱数値は、例えば図4に示すように、元値に乱数値生成方式(乱数値生成関数)を適用することにより一意に生成される。尚、乱数値テーブルは、予め準備されていてもよいし、制御部100またはその他の構成要素が所定のタイミングで生成してもよい。
制御部100は、送信対象データ値に一致する乱数値を乱数値テーブルから検索する。この機能は、テーブル検索機能110に対応する。制御部100は、送信対象データ値に一致する乱数値を検索できたならば、送信対象データ値をこの検索された乱数値に対応する元値を示す情報(例えば、元値そのもの、元値を示すインデックスなど)に変換し、変換情報を得る。この機能は、データ値変換機能120に対応する。尚、この変換情報のデータ量(バイト数)は、送信対象データ値の最大のデータ量(図3の例では1500バイト)よりも小さいとする。簡単化のために、以降の説明において特に断りのない限り、変換情報は元値そのものを指すとする。制御部100は、送信対象データ値の変換が有効であることを示す情報と、変換情報とを格納するパケットを生成する。この機能は、パケット生成機能130に対応する。具体的には、制御部100は、パケットフォーマットにおいて未定義の値を設定する(例えば、図3における「ヘッダ3」フィールドに「1501」などを設定する)ことにより送信対象データ値の変換が有効または無効であることを受信側に通知する。また、制御部100は、送信対象データ値が本来格納されるフィールド(例えば、図3における「DATA」フィールド)に変換情報を格納する。図6Aは、一連のパケットを例示している。図6Aに示すように、通常の送信装置は、一連のデータ値を分割した複数の送信対象データ値を複数のパケットに格納して送信する。本実施形態に係る送信装置は、これら各パケットに格納される送信対象データ値に一致する乱数値を乱数値テーブルから検索できたならば、変換処理を行う。結果的に、図6Bに示すように、本実施形態に係る送信装置は、通常のパケット(変換が無効なパケット)と、変換が有効なパケットとの2種類のパケットを送信する。図6Bにおいて、先頭から2番目及び3番目(末尾から4番目及び3番目)のパケットは、変換が有効である。図6Bの例では、「ヘッダ3」フィールドにおける特定のビットを「1」に設定することにより、変換が有効であることを表示している。
制御部160は、受信パケットの変換が有効であるか否かを検出する。この機能は、変換検出機能170に対応する。制御部160は、乱数値テーブルなどの変換及び復元に必要な情報及び変換が有効または無効であることの表示方法を制御部100から事前に通知されている。故に、例えば、制御部160は、受信パケットにおいて特定のビットが「1」であったり、所定のフィールドに特定の値が設定されていたりすれば変換が有効または無効であることを検出できる。制御部160は、変換が有効な受信パケットに格納された変換情報を参照し、この変換情報の示す元値に対応する乱数値を乱数値テーブルから検索する。この機能は、テーブル検索機能180に対応する。制御部160は、受信パケット中の変換情報を検索された乱数値によって置き換えることにより、受信対象データ値として復元する。この機能は、データ値復元機能190に対応する。
以下、図10を用いて本実施形態に係る送信パケットの生成処理を説明する。尚、この処理は1パケット毎に行われる。また、制御部100は、乱数値テーブルなどの変換及び復元に必要な情報及び変換が有効または無効であることの表示方法を制御部160に事前に通知しているとする。
まず、制御部100は、送信対象データ値に一致する乱数値を乱数値テーブルから検索する(ステップS601)。検索に成功すれば処理はステップS603に進み、そうでなければ処理はステップS605に進む(ステップS602)。
ステップS603において、制御部100は送信対象データ値をステップS601において検索された乱数値に対応する元値を示す情報に変換し、変換情報を得る。次に、制御部100は、送信対象データ値の変換が有効であることを示す情報と、変換情報とを格納するパケットを生成し(ステップS604)、処理は終了する。一方、ステップS605において、制御部100は送信対象データ値そのものを格納するパケットを生成し、処理は終了する。
以下、図11を用いて本実施形態に係る受信対象データ値の抽出処理を説明する。尚、この処理は1パケット毎に行われる。また、制御部100は、乱数値テーブルなどの変換及び復元に必要な情報及び変換が有効または無効であることの表示方法を制御部160に事前に通知しているとする。
まず、制御部160は、処理対象の受信パケットは変換が有効であるか否かを検出する(ステップS701)。具体的には、制御部160は、受信パケット中の所定のビットの値、所定のフィールドの値などを参照する。処理対象の受信パケットの変換が有効であれば処理はステップS702に進み、そうでなければ処理はステップS704に進む。
ステップS702において、制御部160は受信パケットに格納された変換情報が示す元値に対応する乱数値を乱数値テーブルから検索する。次に、制御部160は受信パケット中の変換情報をステップS702において検索した乱数値に置き換えることにより受信対象データ値を復元し(ステップS703)、処理はステップS704に進む。
ステップS704において、制御部160は受信パケットに格納された受信対象データ値を抽出し、処理は終了する。
以下、乱数値テーブルに一致する乱数値が存在しないデータ値「00001111」を送信及び受信する場合のパケットと、乱数値テーブルに一致する乱数値が存在するデータ値「11110111」を送信及び受信する場合のパケットとを夫々説明する。
データ値「00001111」を送信する場合、制御部100は乱数値テーブルの検索(ステップS601)に失敗し、図8に例示するパケットを生成する(ステップS605)。図8のパケットは、「長さ/タイプ」フィールドにパケット長を示す値が格納され、「データ」フィールドに上記データ値「00001111」が格納される。一方、このパケットを受信する場合、制御部160は「長さ/タイプ」フィールドを参照することにより変換が無効であることを検出し(ステップS701)、図8の受信パケットから直接的に受信対象データ値「00001111」を抽出する(ステップS704)。
データ値「11110111」を送信する場合、制御部100は乱数値テーブルの検索(ステップS601)に成功するので、この送信対象データ値を検索された乱数値の元値「n」を示す情報に変換する(ステップS603)。そして、制御部100は図9に例示するパケットを生成する(ステップS604)。図9のパケットは、「長さ/タイプ」フィールドに変換が有効であることを表示する値「1501」が設定され、「データ」フィールドに上記元値「n」を示す情報が格納される。一方、このパケットを受信する場合、制御部160は「長さ/タイプ」フィールドを参照することにより変換が有効であることを検出し(ステップS701)、上記元値「n」に対応する乱数値「11110111」を乱数値テーブルから検索する(ステップS702)。制御部160は、受信パケット中の変換情報を上記乱数値「11110111」に置き換えることにより受信対象データ値を復元し(ステップS703)、この受信対象データ値を抽出する(ステップS704)。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態に係る通信装置は、送信対象データ値に一致する乱数値を乱数値テーブルから検索し、送信対象データ値を検索された乱数値に対応する元値を示す情報(変換情報)に変換する。この変換情報のデータ量は、送信対象データ値のデータ量に比べて小さくなるように定められている。従って、本実施形態に係る通信装置によれば、通信データ量を低減できる。
(第2の実施形態)
前述の第1の実施形態は、パケット中の特定のビット値、特定のフィールド値などによって変換の有効/無効を表示している。しかしながら、異なる方法によって変換の有効/無効を表示することも可能である。本発明の第2の実施形態では、パケット長によって変換の有効/無効を表示する方法を提案する。
本実施形態に係る送信装置は、図1の送信装置において制御部100を図示しない制御部200に置き換えた構成に相当する。制御部200は、テーブル検索機能210、データ値変換機能120及びパケット生成機能230を備える。一方、本実施形態に係る受信装置は、図2の受信装置において制御部160を図示しない制御部260に置き換えた構成に相当する。制御部260は、変換検出機能270、テーブル検索機能180及びデータ値復元機能190を備える。以降の説明では、本実施形態において第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して示し、異なる部分を中心に述べる。
制御部200は、例えば図6Aに示すような一連のデータ値を分割した複数の送信対象データ値を格納する複数のパケットのうち、先頭の1個及び末尾の2個を変換の対象から除外する。故に、先頭から1番目のパケット及び末尾から2番目のパケットはいずれも最大のパケット長を持つ。制御部200は、残りの送信対象データ値に一致する乱数値を乱数値テーブルから検索する。この機能は、テーブル検索機能210に対応する。制御部200は、変換情報を格納するパケットを生成する。この機能は、パケット生成機能230に対応する。具体的には、制御部200は、送信対象データ値が本来格納されるフィールド(例えば、図3における「DATA」フィールド)に変換情報を格納する。パケット生成機能230は、パケット生成機能130と異なり、変換の有効/無効を表示するための情報をパケットに格納させていない。しかしながら、変換が有効なパケットは受信側において一連のデータ値に基づく複数のパケットの長さを確認することにより明らかとなる。本実施形態において、一連のデータ値に基づく複数の送信対象データ値のうち先頭から2番目以降かつ末尾から3番目までの送信対象データ値が変換の対象となる。この範囲に含まれる送信対象データ値を格納するパケットは、変換が無効であれば最大のパケット長を持ち、変換が有効であれば最大値よりも小さなパケット長を持つ。即ち、最大長のパケットに挟まれた(最大長に満たない)パケットは、変換が有効である。尚、最大長のパケットに複数の最大長に満たないパケットが挟まれている場合には、これら複数のパケットは全て変換が有効である。制御部260は、このようなパケット長の性質を利用して、変換が有効であるか否かを検出する。この機能は、変換検出機能270に対応する。例えば、制御部260は、受信パケットのパケット長が最大値未満であり、かつ、最大長のパケットに挟まれているならば変換が有効であることを検出する。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態に係る通信装置は、一連のデータ値に基づく複数の送信対象データ値のうち、先頭の1個及び末尾の2個を変換の対象から除外している。結果的に、変換の有効なパケットは最大長のパケットに挟まれるので、受信側は各パケットの長さを確認すれば変換の有効/無効を検出できる。従って、本実施形態に係る通信装置によれば、パケット中に特定のビット値、特定のフィールド値などを設定することなく変換の有効/無効を表示できる。
(第3の実施形態)
前述の各実施形態において、複数の乱数値テーブルが使用されてもよい。本発明の第3の実施形態は、複数の乱数値テーブルから検索対象とする1つを選択する方法を開示する。
本実施形態に係る送信装置は、図1の送信装置において制御部100を図示しない制御部300に置き換えた構成に相当する。制御部300は、テーブル検索機能310、データ値変換機能120及びパケット生成機能130(または230)を備える。一方、本実施形態に係る受信装置は、図2の受信装置において制御部160を図示しない制御部360に置き換えた構成に相当する。制御部360は、変換検出機能170(または270)、テーブル検索機能380及びデータ値復元機能190を備える。以降の説明では、本実施形態において前述の各実施形態と同一部分には同一符号を付して示し、異なる部分を中心に述べる。
複数の乱数値テーブルは、複数の異なる乱数値生成方式を元値に適用することにより生成できる。例えば、図12に示すように第1の乱数値生成方式(F1)を元値に適用することにより第1の乱数値テーブルを生成できる。一方、図14に示すように第2の乱数値生成方式(F2)を元値に適用することにより第2の乱数値テーブルを生成できる。第1の乱数値テーブルは元値「0」、「1」を乱数値「E」、「G」に夫々対応付ける一方、第2の乱数値テーブルは元値「0」、「1」を乱数値「P」、「Q」に夫々対応付ける。
制御部300は、複数の乱数値テーブルから検索対象となる1つを選択し、選択した乱数値テーブルを用いて送信対象データ値に一致する乱数値を検索する。この機能は、テーブル検索機能310に対応する。尚、検索対象となる乱数値テーブルの選択のタイミングは、送信対象データの切り替え時、送信処理の開始時など任意である。また、制御部300は、選択した乱数値テーブルの情報を制御部360に事前に通知する。一般に、個々の送信対象データ値の発生確率の分布は非一様である。即ち、特定の送信対象データ値の発生確率は高く、別の送信対象データ値の発生確率が低い状況が想定される。尚、送信対象データ値の発生確率の分布は、送信対象データの種別(画像、音声、テキストなど)、符号化方式などを含む様々な要因で変動し得る。前述の各実施形態によれば、送信対象データ値は、一致する乱数値に対応する元値に変換される。即ち、送信対象データ値がより小さな元値に変換されるほど、通信データ量をより低減できる。例えば図13に示すように、送信対象データ値「E」、「G」の発生確率が高い状況には、これらに一致する乱数値を相対的に小さい元値「0」、「1」に対応付ける第1の乱数値テーブルが適している。一方、例えば図15に示すように、送信対象データ値「P」、「Q」の発生確率が高い状況には、これらに一致する乱数値を相対的に小さい元値「0」、「1」に対応付ける第2の乱数値テーブルが適している。故に、制御部300は、発生確率の相対的に高い送信対象データ値に一致する乱数値に対応する元値が相対的に小さくなるように、検索対象の乱数値テーブルを選択する。尚、送信対象データ値の発生確率の分布は、制御部300またはその他の要素が実際に計測してもよいし、送信対象データの種別、符号化方式などに応じて推定してもよい。
制御部360は、事前に通知された情報に従って検索対象となる乱数値テーブルを選択してから、受信パケットに含まれる元値に対応する乱数値を検索する。この機能は、テーブル検索機能370に対応する。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態に係る通信装置は、送信対象データ値の発生確率に応じて、検索対象となる乱数値テーブルを選択している。従って、本実施形態に係る通信装置によれば、送信対象データ値の発生確率を利用して効率よく通信データ量を低減できる。
(第4の実施形態)
前述の各実施形態は、送信対象データ値に一致する乱数値を乱数値テーブルから検索できた場合に変換を有効とし、通信データ量を低減する。しかしながら、異なる方法で送信対象データ値の変換を実現することも可能である。
本発明の第4の実施形態に係る送信装置は、図1の送信装置において制御部100を図示しない制御部400に置き換えた構成に相当する。制御部400は、テーブル検索機能410、データ値変換機能420、パケット生成機能130(または230)、演算方法選択機能440及び演算パラメータ導出機能450を備える。一方、本実施形態に係る受信装置は、図2の受信装置において制御部160を図示しない制御部460に置き換えた構成に相当する。制御部460は、変換検出機能170(または270)、テーブル検索機能480及びデータ値復元機能490を備える。以降の説明では、本実施形態において前述の各実施形態と同一部分には同一符号を付して示し、異なる部分を中心に述べる。
制御部400は、記憶部40などの記憶手段によって保持されている参照値テーブル及び演算方法テーブルを利用して、送信対象データ値の変換を実現する。参照値テーブルは、例えば図16に示すように、送信側及び受信側において予め準備されている参照値が配列される。演算方法テーブルは、例えば図17に示すように、送信側及び受信側において予め準備されている演算方法が配列されている。尚、各演算方法は1つ以上の演算パラメータを定義する。演算パラメータは、例えば関数f(a,・・・,z)に代入される変数a,・・・,zである。
制御部400は、送信対象データ値に近似した参照値を参照値テーブルから検索する。この機能は、テーブル検索機能410に対応する。ここで、近似した参照値とは、例えば送信対象データ値との誤差が最も小さい参照値を指す。尚、誤差が所定値を超えると後述する変換情報のデータ量が却って増大してしまうため、制御部400は送信対象データ値との誤差が所定値以内の参照値が検索できなければ変換を無効にしてよい。
制御部400は、送信対象データ値に近似した参照値が検索できたならば、この参照値に基づいて送信対象データ値を演算するための演算方法を演算方法テーブルから選択する。この機能は、演算方法選択機能440に対応する。具体的には、例えば検索された参照値に誤差を加算または検索された参照値から誤差を減算すれば送信対象データ値を演算できるので、制御部400は演算方法「x+y」または演算方法「x−y」を選択できる。複数の演算方法が選択できる場合には、制御部400は後述する変換情報のデータ量を最も小さくする演算方法を選択してもよい。
制御部400は、選択した演算方法の定義に従って、検索された参照値を含む少なくとも1つの演算パラメータを導出する。この機能は、演算パラメータ導出機能450に対応する。具体的には、制御部400は、演算方法「x+y」または演算方法「x−y」を選択する場合には、演算パラメータx,yを導出する必要がある。例えば、制御部400は、検索された参照値及び誤差を演算パラメータx,yとして夫々導出する。
制御部400は、送信対象データ値を、導出した演算パラメータと選択した演算方法とを示す情報(例えば、これらを示すインデックス)に変換する。この機能は、データ値変換機能420に対応する。
また、制御部400は、参照値テーブル及び演算方法テーブルなどの変換及び復元に必要な情報及び変換が有効または無効であることの表示方法を制御部460に事前に通知しているとする。
制御部460は、受信パケットに格納された変換情報に従って、演算方法を演算方法テーブルから検索し、演算パラメータの1つである参照値を参照値テーブルから検索する。この機能は、テーブル検索機能480に対応する。制御部460は、演算パラメータを用いて演算方法に従う演算を行い、変換情報を演算結果に置き換えることにより受信対象データ値を復元する。この機能は、データ値復元機能490に対応する。
以下、参照値テーブルに近似した参照値が存在しないデータ値「0000・・・1111」を送信及び受信する場合のパケットと、参照値テーブルに近似した参照値が存在するデータ値「1111・・・0111」を送信及び受信する場合のパケットとを夫々説明する。
データ値「0000・・・1111」を送信する場合、制御部400は参照値テーブルの検索に失敗し、図18に例示するパケットを生成する。図18のパケットは、「長さ/タイプ」フィールドにパケット長を示す値が格納され、「データ」フィールドに上記データ値「0000・・・1111」が格納される。一方、このパケットを受信する場合、制御部460は「長さ/タイプ」フィールドを参照することにより変換が無効であることを検出し、図18の受信パケットから直接的に受信対象データ値「0000・・・1111」を抽出する。
データ値「1111・・・0111」を送信する場合、制御部400は参照値テーブルの検索に成功するので、この送信対象データ値を検索された参照値「1111・・・0110」に基づいて演算するための演算方法「x+y」を演算方法テーブルから選択する。制御部400は、選択された演算方法「x+y」の定義に従って演算パラメータ「1111・・・0110」及び「1」を夫々導出し、送信対象データ値を演算パラメータ及び演算方法を示す情報に変換する。そして、制御部400は図19に例示するパケットを生成する。図19のパケットは、「長さ/タイプ」フィールドに変換が有効であることを表示する値「1502」が設定され、「データ」フィールドに上記演算方法を示す情報「1」、上記演算パラメータを示す情報「A」、「1」が格納される。一方、このパケットを受信する場合、制御部460は「長さ/タイプ」フィールドを参照することにより変換が有効であることを検出し、上記演算方法「1」に対応する演算方法「x+y」を演算方法テーブルから検索し、上記演算パラメータ「A」に対応する参照値「1111・・・0110」を参照値テーブルから検索する。制御部460は、演算パラメータ「1111・・・0110」、「1」を用いて演算方法「x+y」に従う演算を行い、変換情報を演算結果「1111・・・0111」に置き換えることにより受信対象データ値を復元し、この受信対象データ値を抽出する。
以上説明したように、本発明の第4の実施形態に係る通信装置は、参照値テーブルから送信対象データ値の近似値を検索し、この近似値に基づいて送信対象データ値を演算するための演算方法を選択する。そして、本実施形態に係る通信装置は、送信対象データ値を演算方法と演算パラメータを示す情報に変換する。従って、本実施形態に係る通信装置によれば、送信対象データ値が参照値と一致しない場合にも通信データ量を低減できる。
(第5の実施形態)
前述の第4の実施形態は、送信対象データ値に近似した参照値を参照値テーブルから検索できた場合に変換を有効とし、通信データ量を低減する。本発明の第5の実施形態に係る通信装置は、参照値に等しい元値に基づく乱数値テーブルを更に利用する。
本実施形態に係る送信装置は、図1の送信装置において制御部100を図示しない制御部500に置き換えた構成に相当する。制御部500は、テーブル検索機能510、データ値変換機能420、パケット生成機能130(または230)、演算方法選択機能540及び演算パラメータ導出機能550を備える。一方、本実施形態に係る受信装置は、図2の受信装置において制御部160を図示しない制御部560に置き換えた構成に相当する。制御部560は、変換検出機能170(または270)、テーブル検索機能580及びデータ値復元機能590を備える。以降の説明では、本実施形態において前述の各実施形態と同一部分には同一符号を付して示し、異なる部分を中心に述べる。
制御部500は、記憶部40などの記憶手段によって保持されている参照値テーブル、乱数値テーブル及び演算方法テーブルを利用して、送信対象データ値の変換を実現する。参照値テーブルは、前述の第4の実施形態と同様である。乱数値テーブルは、例えば図20に示すように、参照値に等しい元値に対応する乱数値が配列される。制御部500は、乱数値テーブルそのものまたは乱数値生成方式を制御部560に事前に通知する。演算方法テーブルは、送信側及び受信側において予め準備されている演算方法が配列されている。例えば図21に示すように、本実施形態に係る演算方法テーブルは、乱数値を含む演算パラメータを定義する演算方法も包含する。図21において、RAND(x)は元値(参照値)xに対応する乱数値を表す。尚、受信側は、送信側によって指定された元値から送信側と同じ乱数値を復元しなければならない。従って、RAND()などの本実施形態において利用可能な乱数値生成関数は、再現性のある乱数値を生成する必要がある。即ち、本実施形態において利用可能な乱数生成関数は、同一の元値xに対して同一の乱数値(疑似乱数値)を生成する。
制御部500は、送信対象データ値に近似した参照値または乱数値を参照値テーブル及び乱数値テーブルから検索する。この機能は、テーブル検索機能510に対応する。ここで、近似した参照値または乱数値とは、例えば送信対象データ値との誤差が最も小さい参照値または乱数値を指す。尚、誤差が所定値を超えると後述する変換情報のデータ量が却って増大してしまうため、制御部500は送信対象データ値との誤差が所定値以内の参照値または乱数値が検索できなければ変換を無効にしてよい。
制御部500は、送信対象データ値に近似した参照値または乱数値が検索できたならば、この参照値またはこの乱数値に対応する元値に基づいて送信対象データ値を演算するための演算方法を演算方法テーブルから選択する。この機能は、演算方法選択機能540に対応する。具体的には、例えば検索された参照値または乱数値に誤差を加算または検索された参照値または乱数値から誤差を減算すれば送信対象データ値を演算できる。従って、参照値が検索されたならば、制御部500は演算方法「x+y」または演算方法「x−y」を選択できる。一方、乱数値が検索されたならば制御部500は演算方法「RAND(x)+y」または演算方法「RAND(x)−y」を選択できる。複数の演算方法が選択できる場合には、制御部500は後述する変換情報のデータ量を最も小さくする演算方法を選択してもよい。
制御部500は、選択した演算方法の定義に従って、検索された参照値または検索された乱数値に対応する元値を含む少なくとも1つの演算パラメータを導出する。この機能は、演算パラメータ導出機能550に対応する。具体的には、制御部500は、演算方法「x+y」、演算方法「x−y」、演算方法「RAND(x)+y」または演算方法「RAND(x)−y」を選択する場合には、演算パラメータx,yを導出する必要がある。例えば、制御部500は、検索された参照値または検索された乱数値に対応する元値を演算パラメータx、誤差を演算パラメータyとして導出する。
制御部560は、受信パケットに格納された変換情報に従って、演算方法を演算方法テーブルから検索し、演算パラメータの1つである参照値または元値に対応する乱数値を参照値テーブルまたは乱数値テーブルから検索する。この機能は、テーブル検索機能580に対応する。制御部560は、演算パラメータを用いて演算方法に従う演算を行い、変換情報を演算結果に置き換えることにより受信対象データ値を復元する。この機能は、データ値復元機能590に対応する。
乱数値テーブルに近似した乱数値が存在するデータ値「1111・・・0111」を送信及び受信する場合のパケットを図22に例示する。データ値「1111・・・0111」を送信する場合、制御部500は乱数値テーブルの検索に成功するので、この送信対象データ値を検索された乱数値「1111・・・0110」に対応する元値「C」に基づいて演算するための演算方法「RAND(x)+y」を演算方法テーブルから選択する。制御部500は、選択された演算方法「RAND(x)+y」の定義に従って演算パラメータ「C」及び「1」を導出し、送信対象データ値を演算パラメータ及び演算方法を示す情報に変換する。そして、制御部500は図22に例示するパケットを生成する。図22のパケットは、「長さ/タイプ」フィールドに変換が有効であることを表示する値「1502」が設定され、「データ」フィールドに上記演算方法を示す情報「3」、上記演算パラメータを示す情報「C」、「1」が格納される。一方、このパケットを受信する場合、制御部560は「長さ/タイプ」フィールドを参照することにより変換が有効であることを検出し、上記演算方法「3」に対応する演算方法「RAND(x)+y」を演算方法テーブルから検索し、上記演算パラメータ「C」に対応する乱数値「1111・・・0110」を乱数値テーブルから検索する。制御部560は、演算パラメータ「C」、「1」を用いて演算方法「RAND(x)+y」に従う演算を行い、変換情報を演算結果「1111・・・0111」に置き換えることにより受信対象データ値を復元し、この受信対象データ値を抽出する。
以下、図23を用いて本実施形態に係る送信パケットの生成処理を説明する。尚、この処理は1パケット毎に行われる。また、制御部500は、参照値テーブル、乱数値テーブル及び演算方法テーブルなどの変換及び復元に必要な情報及び変換が有効または無効であることの表示方法を制御部560に事前に通知しているとする。
まず、制御部500は、送信対象データ値に近似した参照値または乱数値を参照値テーブル及び乱数値テーブルから検索する(ステップS801)。検索に成功すれば処理はステップS803に進み、そうでなければ処理はステップS807に進む(ステップS802)。
ステップS803において、制御部500はステップS801において検索された参照値または乱数値に対応する元値に基づいて送信対象データ値を演算するための演算方法を演算方法テーブルから選択する。次に、制御部500は、ステップS803において選択した演算方法の定義に従って、検索された参照値または検索された乱数値に対応する元値を含む少なくとも1つの演算パラメータを導出する(ステップS804)。次に、制御部500は送信対象データ値をステップS803において選択した演算方法とステップS804において導出した演算パラメータとを示す情報に変換し、変換情報を得る(ステップS805)。次に、制御部500は、送信対象データ値の変換が有効であることを示す情報と、変換情報とを格納するパケットを生成し(ステップS806)、処理は終了する。一方、ステップS807において、制御部500は送信対象データ値そのものを格納するパケットを生成し、処理は終了する。
以下、図24を用いて本実施形態に係る受信対象データ値の抽出処理を説明する。尚、この処理は1パケット毎に行われる。また、制御部500は、参照値テーブル、乱数値テーブル及び演算方法テーブルなどの変換及び復元に必要な情報及び変換が有効または無効であることの表示方法を制御部560に事前に通知しているとする。
まず、制御部560は、処理対象の受信パケットは変換が有効であるか否かを検出する(ステップS901)。具体的には、制御部560は、受信パケット中の特定のビットの値、特定のフィールドの値などを参照する。処理対象の受信パケットの変換が有効であれば処理はステップS902に進み、そうでなければ処理はステップS904に進む。
ステップS902において、制御部560は受信パケットに格納された変換情報が示す演算方法を演算方法テーブルから検索し、変換情報が示す演算パラメータを必要に応じて参照値テーブルまたは乱数値テーブルから検索する。次に、制御部560は、演算パラメータを用いて演算方法に従う演算を行い、変換情報を演算結果に置き換えることにより受信対象データ値を復元し(ステップS903)、処理はステップS904に進む。
ステップS904において、制御部560は受信パケットに格納された受信対象データ値を抽出し、処理は終了する。
以上説明したように、本発明の第5の実施形態に係る通信装置は、参照値テーブルまたは乱数値テーブルから送信対象データ値の近似値を検索し、この近似値に基づいて送信対象データ値を演算するための演算方法を選択する。そして、本実施形態に係る通信装置は、送信対象データ値を演算方法と演算パラメータを示す情報に変換する。従って、本実施形態に係る通信装置によれば、送信対象データ値が参照値及び乱数値と一致しない場合にも通信データ量を低減できる。
尚、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の態様を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記各実施形態に係る変換処理は、通信データ量の低減に有効であるものの、処理時間に応じた遅延を生じさせる。故に、上記各実施形態に係る通信装置を実装する場合には、通信速度が遅い状況、リアルタイム性の要求されないデータを送受信する状況などにおいて限定的に変換処理を実行するように制御してもよい。
また、上記各実施形態の処理を実現するプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に格納して提供することも可能である。記憶媒体としては、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリなど、プログラムを記憶でき、かつ、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体であれば、その記憶形式は何れの形態であってもよい。
また、上記各実施形態の処理を実現するプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク経由でコンピュータ(クライアント)にダウンロードさせてもよい。
10・・・アンテナ
20・・・RF部
30・・・信号処理部
40・・・記憶部
51・・・スピーカ
52・・・マイクロホン
61・・・表示制御部
62・・・表示部
71・・・インタフェース
72・・・リムーバブルメディア
80・・・入力部
100,200,300,400,500・・・制御部
110,210,310,410,510・・・テーブル検索機能
120,420・・・データ値変換機能
130,230・・・パケット生成機能
440,540・・・演算方法選択機能
450,550・・・演算パラメータ導出機能
160,260,360,460,560・・・制御部
170,270・・・変換検出機能
180,380,480,580・・・テーブル検索機能
190,490,590・・・データ値復元機能

Claims (5)

  1. 元値と前記元値に対応する乱数値とが配列された乱数値テーブルを記憶する記憶部と、
    送信対象データ値に一致する乱数値を前記乱数値テーブルから検索する検索部と、
    前記送信対象データ値に一致する乱数値が検索されたならば、前記送信対象データ値を検索された乱数値に対応する元値を示す情報に変換し、変換情報を得る変換部と、
    前記送信対象データ値の変換が有効であることを示す情報と、前記変換情報とを格納するパケットを生成する生成部と、
    前記パケットを送信する送信部と
    を具備する通信装置。
  2. 元値と前記元値に対応する乱数値とが配列された乱数値テーブルを記憶する記憶部と、
    一連のデータ値を分割した複数の送信対象データ値のうち先頭の1個及び末尾の2個を除く送信対象データ値に一致する乱数値を前記乱数値テーブルから検索する検索部と、
    前記送信対象データ値に一致する乱数値が検索されたならば、前記送信対象データ値を検索された乱数値に対応する元値を示す情報に変換し、変換情報を得る変換部と、
    前記変換情報を格納するパケットを生成する生成部と、
    前記パケットを送信する送信部と
    を具備する通信装置。
  3. 前記記憶部は、乱数値の生成方式が異なる複数の乱数値テーブルを記憶し、
    前記検索部は、発生確率の相対的に高い送信対象データ値に一致する乱数値に対応する元値が相対的に小さくなるように、検索対象の乱数値テーブルを選択する、
    請求項1または2記載の通信装置。
  4. 複数の参照値が配列された参照値テーブルと、少なくとも1つの演算方法が配列された演算方法テーブルとを記憶する記憶部と、
    送信対象データ値との誤差が最も小さい参照値を前記参照値テーブルから検索する検索部と、
    前記誤差が所定値以内であるならば、検索された参照値に基づいて前記送信対象データ値を演算するための演算方法を前記演算方法テーブルから選択する選択部と、
    前記検索された参照値を含む少なくとも1つの演算パラメータを導出する導出部と、
    前記送信対象データ値を前記少なくとも1つの演算パラメータと選択された演算方法とを示す情報に変換し、変換情報を得る変換部と、
    前記送信対象データ値の変換が有効であることを示す情報と、前記変換情報とを格納するパケットを生成する生成部と、
    前記パケットを送信する送信部と
    を具備する通信装置。
  5. 参照値が配列された参照値テーブルと、前記参照値に等しい元値と前記元値に対応する乱数値とが配列された乱数テーブルと、複数の演算方法が配列された演算方法テーブルとを記憶する記憶部と、
    送信対象データ値との誤差が最も小さい参照値または乱数値を前記参照値テーブル及び前記乱数値テーブルから検索する検索部と、
    前記誤差が所定値以内であるならば、検索された参照値または検索された乱数値に対応する元値に基づいて前記送信対象データ値を演算するための演算方法を前記演算方法テーブルから選択する選択部と、
    前記検索された参照値または前記検索された乱数値に対応する元値を含む少なくとも1つの演算パラメータを導出する導出部と、
    前記送信対象データ値を前記少なくとも1つの演算パラメータと選択された演算方法とを示す情報に変換し、変換情報を得る変換部と、
    前記送信対象データ値の変換が有効であることを示す情報と、前記変換情報とを格納するパケットを生成する生成部と、
    前記パケットを送信する送信部と
    を具備する通信装置。
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