JP2011199697A - ヘッドフォン - Google Patents

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紀行 畑
Hideki Nakagawa
秀樹 中川
Masaharu Ono
正晴 大野
Satoshi Yoshiizumi
聡 吉泉
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田中  良
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Abstract

【課題】マイクで収音した外部音を、一体に装着されたスピーカから状況に応じた放音態様で放音できるヘッドフォンを実現する。
【解決手段】ヘッドフォン1は、右用接耳筐体10R、左用接耳筐体10L、本体部20を備える。右用接耳筐体10R、左用接耳筐体10Lは、外部収音用マイク、ヘッドフォン用スピーカ、ノイズキャンセル用マイクが備える。本体部20は、指向性付き収音信号生成部30R,30L、分析部40、放音用信号生成部50を備える。指向性付き収音信号生成部30R,30Lで生成された個別方位収音信号は、分析部40と放音用信号生成部50に出力される。分析部40は、個別方位収音信号に基づいて状況に応じた放音制御情報を生成する。放音用信号生成部50は、放音制御情報に基づいて、個別方位収音信号から放音用信号を生成する。
【選択図】図1

Description

収音機能を有し、収音音声を様々な態様で放音するヘッドフォンに関するものである。
従来、収音機能を有するヘッドフォンが各種考案されている。例えば、特許文献1に記載のヘッドフォンは、スピーカとマイクとを一対で備える、マイクはスピーカに対して移動可能に配置されている。そして、マイク、スピーカ、耳の順に並ぶ態様では外部音の収音用マイクとして機能し、スピーカ、マイク、耳の順に並ぶ態様ではノイズキャンセル用マイクとして機能する。
特開2009−65456号公報
しかしながら、特許文献1に記載のヘッドフォンでは、マイクが外部音の収音用マイクとして機能する態様の場合、マイクは単に外部音を収音するだけのものとして機能する。一方、マイクがノイズキャンセル用マイクとして機能する態様の場合、マイクは、スピーカから放音された音が耳に達するまでに含まれてしまうノイズを検出するだけのものとして機能する。
したがって、マイクで収音した外部音を、一体に装着されたスピーカから放音したり、マイクで収音した外部音に所定の加工を施して、当該スピーカから放音したりすることができない。また、他のソースからスピーカに入力される音と、マイクで収音した外部音とを、適宜組み合わせたり選択して、当該スピーカから放音させることもできない。さらには、外部音の収音を行っている間は、ノイズキャンセリングを行うこともできない。
この発明は、このような従来の各種問題を鑑み、マイクで収音した外部音を、状況に応じて適宜加工し、一体に装着されたスピーカから前記状況に応じた放音態様で放音できるヘッドフォンを実現することにある。
この発明は、それぞれにスピーカとマイクとが一つの筐体に備えられた一対のイヤフォン部を備えたヘッドフォンに関する。このヘッドフォンのイヤフォン部に備えられたマイクは、スピーカの背面側に所定パターンで配設された複数の外部収音用マイクを備える。ヘッドフォンは、指向性付き収音信号生成部、および放音用信号生成部を備える。指向性付き収音信号生成部は、複数の外部収音用マイクの収音信号を用いて、それぞれが所定の収音指向性を有する複数の指向性付き収音信号を生成する。放音用信号生成部は、複数の指向性付き収音信号を用いて、各イヤフォン部のスピーカに対する指向性付きの放音用信号を生成する。
この構成では、スピーカの背面側に設置された複数のマイクによる収音信号から、それぞれに異なる複数方位に指向性を有する複数の指向性付き収音信号が生成される。そして、このような複数の指向性付き収音信号を用いることで、状況に応じた特性や指向性を有する放音用信号が生成される。
また、この発明のヘッドフォンは、複数の指向性付き収音信号に含まれる雑音と有効音とを識別する音識別部を備える。放音用信号生成部は、音の識別結果に基づいて放音用信号を生成する。
この構成では、放音用信号の具体的形成方法の一例を示すものであり、放音用信号を形成するために、人の呼びかけ音声や放送音声等の有効音と雑音(白色雑音等)とを識別する。これにより、有効音と雑音とを区別して処理でき、放音用信号へ反映させることができる。
また、この発明のヘッドフォンの放音用信号生成部は、雑音を抑圧し、且つ、有効音を強調する処理を行うことで、放音用信号を生成する。
この構成では、雑音と有効音とを用いた放音用信号の具体的例を示しており、雑音を抑圧し、有効音を強調する。これにより、雑音を遮断し、人の呼びかけ音声や放送音声のような有効音だけがユーザに聞こえるようにできる。この際、有効音は、指向性を有するように形成されるので、有効音が到来した方向から聞こえるように放音できる。これにより、無音に近い状態で集中でき、呼びかけ等の自分に関係する音声のみを必要とするユーザに対して、定常的に集中できる環境を提供しながら、有効音のみを到来方向が分かるように聞かせることができる。
また、この発明のヘッドフォンの放音用信号生成部は、雑音のみから放音用信号を生成する。
この構成では、雑音と有効音とを用いた放音用信号の具体的例を示しており、逆に雑音のみを聞かせることができる。これにより、或程度の雑音環境に或る方が集中でき、且つ呼びかけ等を必要としないユーザに対して、所定レベルの雑音を放音しながら、他からの呼びかけ音声等を遮断でき、定常的に集中できる環境を提供できる。
また、この発明のヘッドフォンは、非音情報を取得する非音情報取得部を備える。放音用信号生成部は、非音情報に基づいて放音用信号を加工する。
この構成では、放音用信号を加工するための情報として、非音情報を用いる場合を示している。非音情報とは、後述の時刻や位置、さらにはヘッドフォンの姿勢や、外部通信機能を有すのであればデータ情報等が対象となる。このように、音以外の情報に基づいて、放音用信号を生成すれば、より様々な態様の放音用信号を生成することができる。
また、この発明のヘッドフォンは非音情報を取得する非音情報取得部を備える。放音用信号生成部は、非音情報と有効音とに基づいて放音用信号を生成する。
この構成では、上述の非音情報と有効音とを組み合わせて、放音用信号を生成することができる。
また、この発明のヘッドフォンの非音情報は位置情報を含み、放音用信号生成部は、位置情報と有効音とに基づいて放音用信号を生成する。
この構成では、位置情報と所定の音とを関連付けておけば、位置情報に関連付けられた音と有効音とを合成して、放音することができる。
また、この発明のヘッドフォンの放音用信号生成部は、放音用信号に対して周波数特性の加工処理を行う。
この構成では、放音用信号に対して周波数特性の加工が可能になる。例えば、低周波数帯域の信号のみから構成される放音用信号や、擬似的に可聴帯域が広くなったように加工された放音用信号を生成することができる。
この発明によれば、マイクを備えたヘッドフォンにおいて、マイクで収音した外部音を、状況に応じて適宜加工し、状況に応じた様々な放音態様でスピーカから放音することができる。
第1の実施形態に係るヘッドフォンの主要構成を示すブロック図である。 図1に示す指向性付き収音信号生成部30Rの具体的構成を示すブロック図である。 図1に示す放音用信号生成部50の具体的構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るヘッドフォン1Bの主要構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るヘッドフォン1Cの主要構成を示すブロック図である。 収音信号Smic0R,Smic1Rを用いた場合の全体調整部510”の構成を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態に係るヘッドフォンについて、図を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るヘッドフォン1の主要構成を示すブロック図である。
ヘッドフォン1は、右用接耳筐体10R、左用接耳筐体10L、本体部20を備える。右用接耳筐体10Rはユーザの右耳REに装着された状態で用いられ、左用接耳筐体10Lはユーザの左耳LEに装着された状態で用いられる。本体部20は、右用接耳筐体10Rおよび左用接耳筐体10Lと電気的に接続している。構造的には、例えば、本体部20は右用接耳筐体10Rおよび左用接耳筐体10Lを一体化するヘッドフォン1の筐体に内蔵されていたり、右用接耳筐体10Rや左用接耳筐体10Lとは別体で形成され、これらに対してコードで接続される構造であってもよい。
右用接耳筐体10Rは、ユーザの右耳REに装着されることで、固定される構造からなり、外部収音用マイク121RA,121RB、ヘッドフォン用スピーカ11R、ノイズキャンセル用マイク122Rを備える。
外部収音用マイク121RA,121RBは、ヘッドフォン用スピーカ11Rの背面側に配設されている。外部収音用マイク121RA,121RBは、例えば単一指向性マイクであり、それぞれの最大収音感度方向が平行にならないように、且つ所定の間隔を有するように、配置されている。
ノイズキャンセル用マイク122Rは、ヘッドフォン用スピーカ11Rの正面側に配設されている。ノイズキャンセル用マイク122Rは、収音方向がスピーカ11R方向となるように配置されている。
外部収音用マイク121RA,121RBは、外部音を収音して電気信号へ変換することで、収音信号Smic0R,Smic1Rを出力する。ノイズキャンセル用マイク122Rは、スピーカ11Rからの音および外部音を収音して電気信号に変換し、ノイズキャンセル用信号SmicnRを出力する。スピーカ11Rは、放音用信号SoutRで駆動されて放音する。
左用接耳筐体10Lは、ユーザの左耳LEに装着されることで、固定される構造からなり、外部収音用マイク121LA,121LB、ヘッドフォン用スピーカ11L、ノイズキャンセル用マイク122Lを備える。
外部収音用マイク121LA,121LBは、ヘッドフォン用スピーカ11Lの背面側に配設されている。外部収音用マイク121LA,121LBは、例えば単一指向性マイクであり、それぞれの最大収音感度方向が平行にならないように、且つ所定の間隔を有するように、配置されている。
ノイズキャンセル用マイク122Lは、ヘッドフォン用スピーカ11Lの正面側に配設されている。ノイズキャンセル用マイク122Lは、収音方向がスピーカ11L方向となるように配置されている。
外部収音用マイク121LA,121LBは、外部音を収音して電気信号へ変換することで、収音信号Smic0L,Smic1Lを出力する。ノイズキャンセル用マイク122Lは、スピーカ11Lからの音および外部音を収音して電気信号に変換し、ノイズキャンセル用信号SmicnLを出力する。スピーカ11Lは、放音用信号SoutLで駆動されて放音する。
本体部20は、指向性付き収音信号生成部30R、指向性付き収音信号生成部30L、分析部40、および放音用信号生成部50を備える。
指向性付き収音信号生成部30R、および指向性付き収音信号生成部30Lは、右耳側の収音信号に対する処理であるか、左耳側の収音信号に対する処理であるかの違いはあるものの、同じ構成からなる。したがって、ここでは、右耳側に対する指向性付き収音信号生成部30Rについてのみ具体的説明を行う。
図2は指向性付き収音信号生成部30Rの具体的構成を示すブロック図であり、図2(A)は指向性付き収音信号生成部30Rのブロック図、図2(B),(C)はそれぞれ個別方位収音信号生成部300Aのブロック図である。
指向性付き収音信号生成部30Rは、個別方位収音信号生成部300A〜300Nを備える。なお、ここでは、300A〜300Nに相当する個数の個別方位収音信号生成部を備える場合を示しているが、この個数は、必要とする方位分解能に応じて適宜設定すればよい。より具体的には、水平面における右耳側に対応する180°の角度範囲を方位分解するための所望とする角度毎に個別方位収音信号が生成されるように、設定すればよい。
各個別方位収音信号生成部300A〜300Nには、それぞれに、外部収音用マイク121RA,121RBからの収音信号Smic0R,Smic1Rが入力される。
各個別方位収音信号生成部300A〜300Nは、収音信号Smic0R,Smic1Rに基づいて、それぞれに異なる最大収音感度で指向性からなる指向性付き収音信号SchA〜SchNを生成する。
具体的には、各個別方位収音信号生成部300A〜300Nは、図2(B),(C)に示すような構成を備える。なお、個別方位収音信号生成部300A〜300Nは、形成する指向性が異なるのみで、構成は同じであるので、個別方位収音信号生成部300Aを例に説明する。
(i)収音信号の加算合成処理を用いる場合
個別方位収音信号生成部300Aは、フィルタ部311,312および加算器313を備える。フィルタ部311は、収音信号Smic0Rに所定のフィルタ処理を施し、加算器313へ出力する。フィルタ部312は、収音信号Smic0Rに所定のフィルタ処理を施し、加算器313へ出力する。フィルタ部311,312は、例えば所望の指向性を実現するための収音信号のゲイン調整やディレイ調整を行う。加算器313は、フィルタ処理後の収音信号Smic0R,Smic1Rを加算することで、個別方位収音信号SchAを生成する。
(ii)収音信号に基づく係数で加工処理を用いる場合
個別方位収音信号生成部300A’は、係数決定部314および乗算器315を備える。係数決定部314は、収音信号Smic0R,Smic1Rに基づいて、収音信号Smic0Rの指向性を加工するための係数を決定する。例えば、収音信号Smic0R,Smic1Rを用いて、異なる指向性の係数決定用信号を生成する。そして、これら係数決定用信号の比等を用いて、所望とする方位に急峻で且つ狭い範囲で高い感度が得られる係数を決定する。乗算器315は、収音信号Smic0Rに当該係数を乗算することで、所望とする方位に最大収音感度を有し狭指向性となる、個別方位収音信号SchA’を生成する。
指向性付き収音信号生成部30Rで生成された右用の個別方位収音信号SchA〜SchNは、放音用信号生成部50へ入力される。また、指向性付き収音信号生成部30Lで、指向性付き収音信号生成部30Rと同様の方法で生成された左用の個別方位収音信号SchA〜SchNも、放音用信号生成部50へ入力される。また、これらの右用および左用の個別方位収音信号SchA〜SchNは、分析部40へも入力される。
分析部40は、右用および左用の個別方位収音信号SchA〜SchNを分析する。具体的には、分析部40は、個別方位収音信号SchA〜SchNのレベルに対して閾値を設定しており、閾値以上のレベルであれば有効音と判断し、閾値未満のレベルであれば雑音と判断する。また、分析部40は、有効音と判断された個別方位収音信号SchA〜SchNのレベルに基づいて、当該有効音の到来方向を検出する。分析部40は、これらの判断結果や検出結果を分析結果とし、当該分析結果から放音制御情報を生成して、放音用信号生成部50へ出力する。
放音用信号生成部50は、右耳用の放音用信号生成部50Rと左耳用の放音用信号生成部50Lとを備え、右用および左用の個別方位収音信号SchA〜SchNと放音制御情報とに基づいて、放音用信号SoutR,SoutLを生成する。放音用信号生成部50Rは、右用の個別方位収音信号SchA〜SchNと放音制御情報とに基づいて、右用の放音用信号SoutRを生成する。放音用信号生成部50Lは、左用の個別方位収音信号SchA〜SchNと放音制御情報とに基づいて、左用の放音用信号SoutLを生成する。
なお、放音用信号生成部50Rにおける右耳側の音の処理と、放音用信号生成部50Lにおける左耳側の音の処理は、右耳用であるか左耳用であるかの違いはあるものの、ブロック構成は同じであるので、上述の指向性付き収音信号生成部の場合と同様に、放音用信号生成部50Rによる右耳側の音の処理のみを具体的に説明する。
図3は、放音用信号生成部50Rの具体的構成を示すブロック図である。図3(A)は放音用信号生成部50Rの構成を示すブロック図であり、図3(B)は図3(A)に示す個別調整部500の具体的構成を示すブロック図であり、図3(C)は図3(A)に示す全体調整部510の具体的構成を示すブロック図である。
放音用信号生成部50Rは、個別調整部500と全体調整部510とを備える。個別調整部500は、個別信号処理部501A〜501Nと、加算器502とを備える。個別信号処理部501A〜501Nは、設定されるパラメータが異なるのみで構成は同じであり、それぞれにEQ(イコライザ)、ゲイン調整部、およびディレイ処理部を備える。例えば、個別信号処理部501Aは、EQ(イコライザ)505A、ゲイン調整部506A、およびディレイ処理部507Aを備える。これらEQ(イコライザ)505A、ゲイン調整部506A、およびディレイ処理部507Aには、放音制御情報に基づく、個別方位収音信号SchA用のパラメータが設定されており、パラメータに応じた信号調整処理が実行される。
加算器502は、各個別信号処理部501A〜501Nで信号調整処理された個別方位収音信号SchA〜SchNを加算することで、ベース放音信号Scmを生成する。ベース放音信号Scmは、全体調整部510へ入力される。
全体調整部510は、イコライザ511(図中では、EQと記載している。)、ゲイン調整部512、およびノイズキャンセル処理部513(図中では、NC処理部と記載している。)を備える。イコライザ511およびゲイン調整部512には、個別調整部500と同様に、放音制御情報に基づくパラメータが設定されており、パラメータに応じた信号調整処理が実行される。
ノイズキャンセル処理部513は、イコライザ処理およびゲイン調整されたベース放音信号Scmと、ノイズキャンセル用マイク122Rからのノイズキャンセル用信号SmicnRとを用いて、既知のノイズキャンセル処理を行い、放音用信号SoutRを出力する。放音用信号SoutRは、右用接耳筐体10Rのヘッドフォン用スピーカ11Rに与えられ、当該ヘッドフォン用スピーカ11Rからユーザの右耳REに放音される。
このような構成を用いることで、次のような態様の放音用信号を生成することができる。
(使用態様A)
第1のモードでは、収音信号に含まれる、特定の音声等を指向性付きで放音する。
具体的には、分析部40は、個別方位収音信号SchA〜SchNのレベルに対して閾値を設定する。分析部40は、閾値以上のレベルの信号を有効音信号とし、閾値未満のレベルの信号を雑音信号と判断する。
分析部40は、有効音を強調して放音する設定がされていれば、有効音を強調し、雑音を抑圧するように、各タイミングでの有効音の到来方向を含む放音制御情報を設定し、放音用信号生成部50へ与える。放音用信号生成部50は、放音制御情報に基づいて、個別方位収音信号SchA〜SchNを適宜信号処理することで、雑音を抑圧し、有効音を強調した放音用信号SoutR,SoutLを生成する。この際、放音用信号生成部50は、放音用信号SoutR,SoutLが、前記到来方向から聞こえるように指向性制御された音信号として生成される。これにより、呼びかけ音や放送音等の有効音が無い期間には、雑音が抑圧された静かな環境を提供し、有効音が生じると、当該有効音が到来方向から聞こえるように、ユーザへ聞かせることができる。この際、当該処理を用いれば、通常耳たぶにより聞こえにくい後方からの有効音であっても、より確実にユーザへ聞かせることができる。
なお、分析部40に雑音のみを低レベルで放音する設定がされていれば、有効音が入力されても、当該有効音を抑圧するように、各タイミングでの有効音の到来方向を含む放音制御情報を設定し、放音用信号生成部50へ与える。放音用信号生成部50は、放音制御情報に基づいて、個別方位収音信号SchA〜SchNを適宜信号処理することで、雑音のみを所定レベルで残し、有効音を抑圧した放音用信号SoutR,SoutLを生成する。これにより、ユーザには、定常的に、低いレベルからなる所定レベルの雑音のみが提供されるので、完全な無音のような不自然な状況でなく、ユーザが集中しやすい環境を提供できる。この際、有効音が抑圧されるので、有効音が生じたとしてもユーザには殆ど聞こえず、定常的に集中できる環境を提供できる。
(使用態様B)
上述の分析部40において、所定の特殊音、例えば「風の音」のリファレンス特性を記憶しておく。そして、図示しない操作部により、第2のモードを実行する操作入力が行われ、分析部40がこれを受信すると、以下のような処理が実行される。
第2のモードを受け付けた場合、分析部40は、個別方位収音信号SchA〜SchNの特性を分析し、リファレンス特性と比較する。分析部40は、リファレンス特性と類似する特性の個別方位収音信号を検出すれば、当該個別方位収音信号を強調するように、放音制御情報を設定し、放音用信号生成部50へ与える。放音用信号生成部50は、放音制御情報に基づいて、指定された個別方位収音信号を強調するように信号処理することで、放音用信号SoutR,SoutLを生成する。この際、上述の有効音と同様に、到来方向が分かるように放音用信号SoutR,SoutLを生成する。これにより、特定音の到来方向や強さ、例えば風の到来方向と強さを、ユーザにより分かりやすく聞かせることができる。
(使用態様C)
図示しない操作部により、第3のモードを実行する操作入力が行われ、分析部40がこれを受信すると、次に示すような処理が実行される。
第3のモードを受け付けた場合、分析部40は、個別方位収音信号SchA〜SchNのレベルに対して閾値を設定する。分析部40は、閾値以上のレベルの信号を有効音信号とし、閾値未満のレベルの信号を雑音信号と判断する。
分析部40は、全ての有効音を所定レベル以上になるように増幅し、雑音を抑圧するように、放音制御情報を設定し、放音用信号生成部50へ与える。放音用信号生成部50は、放音制御情報に基づいて、個別方位収音信号SchA〜SchNを適宜信号処理することで、雑音を抑圧し、全ての有効音が略同等の振幅レベルまで強調された放音用信号SoutR,SoutLを生成する。
このような放音用信号では、有効音の音源位置が、ユーザの位置に近くても遠くても、音が略同レベルで聞こえるので、遠くの音まで聞こえるようになった感覚にさせることができる。これにより、通常の人の聴覚では体験不可能な非日常的な音をユーザに提供することができる。
さらに、放音用信号生成部50に、放音用信号の周波数特性を圧縮、シフトさせる機能を持たせれば、通常の人の聴覚では体験不可能な周波数領域の成分が重畳された音を提供することもできる。
(使用態様D)
図示しない操作部により、第4のモードを実行する操作入力が行われ、分析部40がこれを受信すると、次に示すような処理が実行される。
第4のモードを受け付けた場合、分析部40は、ユーザの前方方向に強い指向性を有するように放音制御情報を設定し、放音用信号生成部50へ与える。放音用信号生成部50は、放音制御情報に基づいて、個別方位収音信号SchA〜SchNを用いて、ユーザの前方方向に鋭く強い指向性を有し、雑音信号を抑圧した放音用信号SoutR,SoutLを生成する。
このような放音用信号とすれば、ユーザは目前からの音のみを聞くことができる。これにより、例えば、他者と向かい合って会話や議論をしている場合に、当該会話や議論の音声のみを、ユーザに聞かせることができ、会話や議論に集中することができる。
なお、この際、放音用信号の生成時に、イコライザ処理で、ユーザの耳たぶに依存する周波数特性を付加することもできる。これにより、ユーザは、ヘッドフォンを着けながらも、あたかも自身の耳で直接聞いているような感覚で、音を聞くことができる。
また、このモードでは、外部収音用マイク121RA,121RB,121LA,121LBを、自身の発声音の収音用マイクとして利用して、遠隔会議等に利用することもできる。この場合、個別方位収音信号SchA〜SchNに基づくユーザの前方方向特に口元方向に強い指向性を有するように、放音用信号を生成する。そして、当該放音用信号を、スピーカ11R,11Lから放音するのではなく、別途設けた外部通信用端子から外部へ送信する。一方で、スピーカ11R,11Lからは、外部通信用端子から入力された外部からの放音用信号を放音する。この際、雑音や他方位からの音を抑圧するように放音制御情報を設定しておけば、相手先には、ユーザの声のみからなる放音用信号を提供することができる。このように、当該モードは、外部との遠隔会議という形でのコミュニケーションにも利用することができ、この場合にもユーザの声のみを送受信することができ、集中して会話や議論を行うことができる。
なお、このモードの場合、上述の説明では、放音用信号を指向性制御する例を示したが、指向性付き収音信号生成部30R,30Lにおいて、上述のように、ユーザの前方方向に強い指向性を有する指向性付き収音信号だけを生成するようにしてもよい。これにより、所望とする放音用信号を生成する処理を、ヘッドフォンの回路全体として簡素化することができる。
次に、第2の実施形態に係るヘッドフォンについて、図を参照して説明する。図4は本発明の第2の実施形態に係るヘッドフォン1Bの主要構成を示すブロック図である。本実施形態のヘッドフォン1Bは、第1の実施形態に示したヘッドフォン1に対して、非音情報取得部として計時部71を備えた点で異なっている。したがって、以下では、異なる箇所のみを具体的に説明する。
計時部71は、時刻を計時し、時刻情報を分析部40へ与える。分析部40は、時刻情報に基づいて、放音制御情報を生成し、放音用信号生成部50へ与える。この場合の放音制御情報としては、例えば、音量を低下させたり、音量を高くすること等がある。放音用信号生成部50は、この放音制御情報に応じて、放音用信号SoutR、SoutLの音量(レベル)を小さくしたり、大きくしたりする制御を行う。
このような構成を用いることで、次のような態様の放音用信号を生成することができる。
(使用態様E)
図示しない操作部により、第5のモードを実行する操作入力が行われ、分析部40がこれを受信すると、次に示すような処理が実行される。
第5のモードを受け付けた場合、分析部40は、計時部71から時刻情報を取得する。分析部40は、スリープモードを受け付けた際等に設定された動作開始時刻および動作終了時刻の情報と、計時部71からの時刻情報とから、放音制御情報を生成する。この放音制御情報は、レベルの低下開始タイミングの情報と、レベルの低下率の情報と、放音終了タイミングの情報とを含む。
放音用信号生成部50は、放音制御情報に基づいて、ベース放音信号Scmのレベルを所定タイミングから徐々に低下させて、所定時間後に完全にレベルを抑圧させる処理を行う。これにより、放音用信号SoutR,SoutLのレベルが徐々に低下するように放音できる。
このような処理を行えば、ユーザには、周囲音が徐々に聞こえなくなるようにすることができ、擬似的な寝入り状態を提供することができる。
また、このような徐々にベース放音信号Scmのレベルを低下させる処理に反して、徐々にベース放音信号Scmのレベルを向上させる処理を行うこともできる。これにより、ユーザには、周囲音が徐々に大きく聞こえるようにすることができ、擬似的な寝起き状態を提供することができる。
さらには、放音用信号生成部50にフィルタ処理部を加えることで、徐々にレベルを低下させつつ、低周波数帯域の音がメインとなる放音用信号SoutR,SoutLを放音することができる。これにより、より擬似的な寝入り状態を提供することもできる。
また、上述の説明では、時刻情報のみから放音制御情報を設定する例を示したが、有効音の検出結果に基づいて、追加の処理を行ってよい。例えば、所定の方位から所定レベル以上の有効音を収音した場合には、当該有効音を割り込ませて放音させるようにしてもよい。この際、徐々に有効音の音量が大きくなるようにすると、よりよい。
次に、第3の実施形態に係るヘッドフォンについて、図を参照して説明する。図5は本発明の第3の実施形態に係るヘッドフォン1Cの主要構成を示すブロック図である。本実施形態のヘッドフォン1Cは、第1の実施形態に示したヘッドフォン1に対して、非音情報取得部としてセンサ72を備えた点で異なっている。したがって、以下では、異なる箇所のみを具体的に説明する。
センサ72は、位置情報やヘッドフォン1Bの姿勢等の非音情報をセンシングして、分析部40へ与える。分析部40は、非音情報に基づいて、放音制御情報を生成し、放音用信号生成部50へ与える。この場合の放音制御情報としては、例えば、非音情報に基づいて得られる音の加工情報やミキシング情報等がある。放音用信号生成部50は、この放音制御情報に応じて、ベース放音信号Scmを加工し、放音用信号SoutR,SoutLを出力する。
このような構成を用いることで、次のような態様の放音用信号を生成することができる。
(使用態様F)
図示しない操作部により、第6のモードを実行する操作入力が行われ、分析部40がこれを受信すると、次に示すような処理が実行される。以下では、非音情報として位置情報を用い、位置情報に応じて新たな音信号を生成する場合を例に説明する。
第6のモードを受け付けた場合、分析部40は、センサ72から位置情報を取得する。分析部40は、位置情報を取得すると、当該位置情報に対して予め関連付けされた音情報を取得する。この音情報は、予めヘッドフォン1Cに内蔵されたメモリに記憶させたものでも、外部通信手段を設けておき、外部からの情報通信により取得するものであってもよい。分析部40は、取得した音情報とともに、当該音情報をベース放音信号Scmに合成する内容の放音制御情報を放音用信号生成部50へ与える。
放音用信号生成部50は、放音制御情報に基づいて、ベース放音信号Scmに音情報を合成することで、放音用信号SoutR,SoutLを生成して出力する。これにより、位置に応じた特別な放音用信号SoutR,SoutLをユーザに提供することができる。すなわち、ユーザは、所在地に応じた音を楽しむことができたり、当該音により所在地に関する情報を把握することができる。
なお、上述の各実施形態では、ノイズキャンセル処理に、ノイズキャンセル用マイク122R、122Lからのノイズキャンセル用信号SmicnR,SmiccnLを用いているが、外部収音用マイク121RA,121RB,121LA,121LBからの収音信号Smic0R,Smic1R,Smic0L,Smic1Lを用いてもよい。図6は、収音信号Smic0R,Smic1Rを用いた場合の全体調整部510”の構成を示すブロック図である。図6でも、上述の説明と同様に右耳側の回路構成のみを図示し、以下では右耳側について説明する。なお、左耳側も同様の構成、処理を適用できる。
図6に示すように、この場合、全体調整部510”は、上述の全体調整部510に対して、ノイズキャンセル用信号生成部515(図中ではNC用信号生成部と記載している。)をさらに備える。ノイズキャンセル用信号生成部515は、収音信号Smic0R,Smic1Rを用いてノイズキャンセル用信号を生成する。ノイズキャンセル処理部513’は、収音信号Smic0R,Smic1Rに基づくノイズキャンセル用信号と、ノイズキャンセル用信号SmicnRとを用いて、ノイズキャンセル処理を実行する。
このような方法を用いても、確実にノイズキャンセル処理を実行することができる。
なお、上述の説明では、ノイズキャンセル処理を必ず行っているが、状況に応じてノイズキャンセル処理を行わない構成を用いてもよい。
また、上述の説明では、放音用信号SoutR,SoutLをスピーカ11R,11Lから放音する例を示しているが、別途、外部出力用ラインおよび外部出力用端子を備え、放音用信号SoutR,SoutLを外部へ出力するようにしてもよい。
また、さらには、放音用信号SoutR,SoutLや個別方位収音信号SchA〜SchN、収音信号Smic0R,Smic1R,Smic0L,Smic1Lを記録する機能をヘッドフォンに備えるようにしてもよい。これにより、さらにオフラインで放音用信号を生成することでき、さらに多様な音を得ることができる。
また、上述の説明では、外部収音用マイクを左右で二個ずつ用いた例を示したが、複数であればよく、さらに、三個以上にして、立体に配置すれば、空間的な方位分解能が得られる。
1−ヘッドフォン、10R−右用接耳筐体、10L−左用接耳筐体、20−本体部、30R,30L−指向性付き収音信号生成部、50−放音用信号生成部、71−計時部、311,312−フィルタ部、313−加算器、314−係数決定部、315−乗算器、500−個別調整部、510,510’,510”−全体調整部、

Claims (8)

  1. それぞれにスピーカとマイクとが一つの筐体に備えられた一対のイヤフォン部を備えたヘッドフォンであって、
    前記イヤフォン部に備えられたマイクは、前記スピーカの背面側に所定パターンで配設された複数の外部収音用マイクを備え、
    前記複数の外部収音用マイクの収音信号を用いて、それぞれが所定の収音指向性を有する複数の指向性付き収音信号を生成する、指向性付き収音信号生成部と、
    前記複数の指向性付き収音信号を用いて、各イヤフォン部のスピーカに対する指向性付きの放音用信号を生成する放音用信号生成部と、を備えたヘッドフォン。
  2. 請求項1に記載のヘッドフォンであって、
    前記複数の指向性付き収音信号に含まれる雑音と有効音とを識別する音識別部を備え、
    前記放音用信号生成部は、前記音の識別結果に基づいて前記放音用信号を生成する、ヘッドフォン。
  3. 請求項2に記載のヘッドフォンであって、
    前記放音用信号生成部は、前記雑音を抑圧し、且つ、前記有効音を強調する処理を行うことで、前記放音用信号を生成する、ヘッドフォン。
  4. 請求項2に記載のヘッドフォンであって、
    前記放音用信号生成部は、前記雑音のみから前記放音用信号を生成する、ヘッドフォン。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のヘッドフォンであって、
    非音情報を取得する非音情報取得部を備え、
    前記放音用信号生成部は、前記非音情報に基づいて前記放音用信号を加工する、ヘッドフォン。
  6. 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載のヘッドフォンであって、
    非音情報を取得する非音情報取得部を備え、
    前記放音用信号生成部は、前記非音情報と前記有効音とに基づいて前記放音用信号を生成する、ヘッドフォン。
  7. 請求項6に記載のヘッドフォンであって、
    前記非音情報は位置情報を含み、
    前記放音用信号生成部は、前記位置情報と前記有効音とに基づいて前記放音用信号を生成する、ヘッドフォン。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のヘッドフォンであって、
    前記放音用信号生成部は、前記放音用信号に対して周波数特性の加工処理を行う、ヘッドフォン。
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