JP2011194161A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大当たりにおいてラウンドが続くことを遊技者に期待させる表示をタイミング良く効果的に行う。
【解決手段】メイン制御部は、大当たり抽選に当選した場合に、大入賞口開閉手段を制御して、大入賞口を少なくとも1回開放してから閉塞するラウンドを実行させる大入賞口制御手段と、大入賞口制御手段によって大入賞口を閉塞させるタイミングで当該閉塞を通知するクローズコマンドを送信するコマンド送信手段とを備える。サブ制御部は、クローズコマンドを受信するコマンド受信手段と、コマンド受信手段によってクローズコマンドが受信された時点で、遊技者に対してラウンドの継続を期待させる情報を報知する報知手段とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、大当たり抽選に当選した場合に大入賞口が開放されて遊技者が多数の賞球を得ることが可能な大当たり状態となるパチンコ遊技機に関する。
従来のパチンコ遊技機(いわゆるデジパチ)では、所定の始動入賞口に遊技球が入って入賞したことを契機として大当たり抽選が実行され、例えば、横方向に並んだ3列の図柄が上から下へ流れるように変動表示される。そして、予め設定された変動時間が経過すると、大当たり抽選の結果を示す3つの図柄が停止表示される。その際、例えば或るライン上に関連性のある3つの図柄が揃って大当たり抽選に当選したことが報知されると、大入賞口が開放され、遊技者は、多量の賞球を得ることが可能な大当たり遊技を楽しむことができる。
非特許文献1に記載の従来のパチンコ遊技機は、遊技者の指示に応じて遊技球を発射し、遊技領域の中央付近に設けられている始動入賞口に遊技球が入って入賞すると、大当たり抽選を行う。この大当たり抽選に当選した場合、遊技領域の中央下部に配置された大入賞口を開放してから閉塞するラウンドが、10回又は16回繰り返される。このラウンドにおいて、大入賞口は、所定時間(例えば30秒間)を上限として所定数量(例えば10個)の遊技球が入賞するまで開放した後、閉塞する。そして、遊技者は、大入賞口に遊技球を入賞させることで、多量の賞球を得ることができる。
ここで、上記したラウンドが10回繰り返される大当たりは、比較的ラウンド数が少ないために、上記したラウンドが16回繰り返される大当たりよりも、遊技者が獲得する賞球数が少ない。このことから、遊技者は、ラウンドが10回繰り返される大当たりではなく、ラウンドが16回繰り返される大当たりに当選することを期待する。
このことを利用して、上記したタイプのパチンコ遊技機において、大当たりした場合に、遊技者に対して、いずれの大当たりなのかを敢えて報知しない演出を行い、大当たり遊技中に、ラウンドが続くことを遊技者に期待させる表示(例えば「ラウンド継続??」という表示;以下、R継続期待表示という)を行うものがある。
「パチンコ必勝ガイド」、株式会社白夜書房、2010年2月21日発行、2010年2月21日号、ページ4、CRルパン三世
上記した従来のパチンコ遊技機では、大当たり中において、大当たり抽選等を行うメイン制御部から送信される大入賞口を開放させるオープンコマンドを契機として、演出制御を行うサブ制御部がR継続期待表示を開始していた。このことから、上記した従来のパチンコ遊技機では、10ラウンドにおいて、大入賞口の開放を開始した時点からR継続期待表示が為されていた。
しかしながら、従来のパチンコ遊技機において、例えば、画像表示部にストーリー性のある一連の演出表示が行われる場合等には、この演出表示とR継続期待表示とが同時に行われる期間が長いために、遊技者がこの演出表示に集中できず、また、R継続期待表示によるラウンド継続の期待感も減少してしまう場合があった。つまり、従来のパチンコ遊技機において、R継続期待表示は、必ずしもタイミング良く効果的に行われているとはいえなかった。
それ故に、本発明の目的は、大当たり中において、ラウンドが続くことを遊技者に期待させる表示(R継続期待表示)をタイミング良く効果的に行うことができるパチンコ遊技機を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、本欄における括弧内の参照符号や補足説明等は、本発明の理解を助けるために後述する実施形態との対応関係を示したものであって、本発明を何ら限定するものではない。
大当たり抽選を実行して当該抽選結果に関連するコマンドを送信するメイン制御部と、当該メイン制御部から送信されたコマンドに基づいて遊技者に対する演出を制御するサブ制御部とを備えるパチンコ遊技機(1)であって、前記メイン制御部(51)は、前記大当たり抽選に当選した場合に、大入賞口開閉手段(116)を制御して、大入賞口(23)を少なくとも1回開放してから閉塞するラウンド(図5参照)を実行させる大入賞口制御手段(108)と、前記大入賞口制御手段によって大入賞口を閉塞させるタイミングで当該閉塞を通知するクローズコマンドを送信するコマンド送信手段(110)とを備え(図11のS620及びS622)、前記サブ制御部(52)は、前記クローズコマンドを受信するコマンド受信手段(135)と、前記コマンド受信手段によって前記クローズコマンドが受信された時点で、遊技者に対してラウンドの継続を期待させる情報(R継続期待表示が示す情報)を報知する報知手段(138)とを備える(図14のS111及びS112)。
また、前記メイン制御部は、少なくとも、第1のラウンド回数(15回)から成る第1の大当たり(図5の15R大当たり)の抽選と当該第1のラウンド回数よりも少ない第2のラウンド回数(5回)から成る第2の大当たり(図5の5R大当たり)の抽選とを実行してもよい。
また、前記メイン制御部は、前記第1の大当たり及び前記第2の大当たりにおける前記第2のラウンド回数に対応する分岐ラウンド(図5参照)において、前記大入賞口の閉塞を通知するクローズコマンドを送信してもよい(図11のステップS621及びS622)。
また、前記報知手段は、ラウンドの継続を期待させる前記情報を、画像表示手段(6)に表示させることによって遊技者に報知してもよい。
また、前記報知手段は、ラウンドの継続を期待させる前記情報を、音声発生手段(35)に音声を出力させることによって遊技者に報知してもよい。
また、前記コマンド送信手段は、前記大入賞口制御手段によって大入賞口を開放させるタイミングで当該開放を通知するオープンコマンドを送信し(図11のS609及びS611)、前記コマンド受信手段は、前記オープンコマンドを受信し(図15のS113)、前記報知手段は、ラウンドの継続を期待させる前記情報が遊技者に対して報知中である場合(図15のS114でYES)、前記コマンド受信手段によって前記オープンコマンドが受信された時点で、ラウンドの継続を期待させる当該情報の報知を終了してもよい(図15のS115)。
また、前記コマンド送信手段は、前記大当たりの終了を遊技者に報知するためのエンディングコマンドを送信し(図11のS629)、前記コマンド受信手段は、前記エンディングコマンドを受信し(図15のS116)、前記報知手段は、ラウンドの継続を期待させる前記情報が遊技者に対して報知中である場合(図15のS118でYES)、前記コマンド受信手段によって前記エンディングコマンドが受信された時点で、ラウンドの継続を期待させる当該情報の報知を終了すると共に前記大当たりの終了を遊技者に報知してもよい(図15のS119)。
本発明によれば、大当たり中において、ラウンドが続くことを遊技者に期待させる表示(R継続期待表示)をタイミング良く効果的に行うことができるパチンコ遊技機を提供できる。
パチンコ遊技機1の概略正面図 パチンコ遊技機1の一部を示す概略平面図 パチンコ遊技機1が備える制御装置の構成の一例を示すブロック図 遊技制御部100によって行われる主要動作の一例を示すフローチャート 5R大当たり中及び15R大当たり中の大入賞口23の開閉動作及びR継続期待表示の表示タイミングを例示する図 分岐ラウンド(図5の5R)終了時に開始される画像表示器6によるR継続期待表示の一例を示す図 パチンコ遊技機1の機能構成の一例を示す機能構成図 図4のステップS2における始動口スイッチ処理の詳細フローチャート 図4のステップS4における特別図柄処理の詳細フローチャート 図9のステップS56における停止中処理の詳細フローチャート 図4のステップS6における大入賞口処理の詳細フローチャート 図4のステップS6における大入賞口処理の詳細フローチャート 演出制御部130によって行われるタイマ割込処理の一例を示すフローチャート 図13のステップS10におけるコマンド受信処理の詳細フローチャート 図13のステップS10におけるコマンド受信処理の詳細フローチャート
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機1ついて説明する。
[パチンコ遊技機1の概略構成]
図1は、パチンコ遊技機1の概略正面図である。以下に、図1を用いて、パチンコ遊技機1の概略構成及び動作について説明する。パチンコ遊技機1は、発射装置(図示せず)から打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されている。パチンコ遊技機1は、遊技球が打ち出される遊技盤2と、遊技盤2を囲む枠部材5とを備えている。枠部材5は、遊技盤2に対して蝶番(図示せず)を介して開閉可能に構成されると共に、遊技盤2に対して着脱可能に構成されている。
遊技盤2の中央部には、各種演出画像を表示する画像表示器6が設けられている。画像表示器6は、本実施形態では一例として液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成されているが、例えばEL(Electro Luminescence:電界発光)表示装置等の他の表示装置によって構成されてもよい。画像表示器6は、遊技者によるゲームの進行に応じて、例えば、装飾図柄を表示することによって大当たり抽選の結果を遊技者に報知したり、大当たり中に各種演出画像や情報を表示したりする。
遊技盤2の前面側には、遊技球によって遊技を行うための遊技領域20が設けられている。遊技者がハンドル31を握ってレバー32を時計方向に回転させると、皿39(図2参照)に貯められた遊技球が発射装置へと供給されて、所定の時間間隔で遊技領域20に発射される。遊技盤2には、この発射装置から供給された遊技球を案内するガイド部材(図示なし)が設けられており、遊技球は、このガイド部材によって遊技領域20の上部位置へ案内される。遊技球は、遊技領域20に配置された遊技クギや風車等(図示なし)に接触することでその移動方向を変化させながら、遊技盤2の前面に沿って下方へと落下する。
遊技領域20には、第1始動口21、第2始動口22、及び普通入賞口24が配置されている。
第1始動口21及び第2始動口22は、第1始動口21を第2始動口22の上側として所定の間隔を隔てて上下二段に配置されている。パチンコ遊技機1では、第1始動口21又は第2始動口22に遊技球が入って入賞すると、一定個数(例えば4個)の遊技球が払い出されると共に、大当たり抽選が実行される。すなわち、第1始動口21及び第2始動口22は、大当たり抽選を実行させるための始動入賞口である。なお、以下の説明では、第1始動口21への遊技球の入賞を契機として行われる大当たり抽選を第1特別図柄抽選と呼び、第2始動口22への遊技球の入賞を契機として行われる大当たり抽選を第2特別図柄抽選と呼び、また、第1特別図柄抽選及び第2特別図柄抽選を総称して特別図柄抽選と呼ぶ。
第1始動口21と第2始動口22との間には、電動チューリップ27が配置されている。電動チューリップ27は、チューリップの花を模した一対の羽根部材を有しており、一対の羽根部材が閉じた姿勢(図1参照)と、一対の羽根部材が開いた姿勢(図示なし)との間で姿勢変化可能に構成されている。一対の羽根部材は、電動ソレノイドの駆動によって姿勢変化すると共に、姿勢変化に伴って点灯又は点滅する。第2始動口22への進入路は、電動チューリップ27の羽根部材が閉じた姿勢においては、電動チューリップ27及び第1始動口21によって閉じられている。そして、第2始動口22への進入路は、後述する普通図柄抽選に当選することによって、電動チューリップ27の羽根部材が開いた状態となって開放される。
普通入賞口24は、遊技球の入賞によって一定個数(例えば10個)の遊技球が払い出される入賞口である。なお、第1始動口21及び第2始動口22とは異なり、普通入賞口24に遊技球が入賞しても抽選が行われることはない。
普通入賞口24の上方には、ゲート25が配置されている。遊技球がゲート25を通過した場合、遊技球の払い出しは行われないものの、普通図柄抽選(電動チューリップ27の開閉抽選)が行われる。この普通図柄抽選に当選すると、電動チューリップ27の一対の羽根部材が規定時間(例えば6秒間)開いた状態を維持した後に閉じる動作が規定回数(例えば3回)繰り返される。このように、普通図柄抽選に当選することで第2始動口22が一時的に開放されて、遊技球が第2始動口22に進入可能となる。すなわち、第2特別図柄抽選の実行が可能となる。
第2始動口22の下方には大入賞口23が配置されている。大入賞口23は、特別図柄抽選の結果に応じて開放される。大入賞口23の開口部には、大入賞口23を開閉するプレートが設けられている。大入賞口23は、通常はこのプレートが遊技盤2と同一平面を形成する姿勢となっているために遊技球が入らない状態となっている。そして、特別図柄抽選に当選して大当り状態になると、プレートの上端側が遊技盤2の前面側へ傾倒(開口)して遊技球が進入可能な開放状態に所定回数(例えば5回又は15回)なる。この開放状態は、所定条件を満たすまで(例えば、30秒間を上限として10個の遊技球が入るまで)維持された後、プレートが閉じられることで終了する。なお、大入賞口23に1個の遊技球が入賞する毎に例えば13個の賞球が払い出されるので、遊技者は、大当たり中に大入賞口23を狙って遊技球を打ち出すことで、多量の賞球を得ることが可能な大当たり遊技を楽しむことができる。
大入賞口23の下方には排出口26が設けられている。第1始動口21、第2始動口22、大入賞口23、又は普通入賞口24のいずれにも入らなかった遊技球は、この排出口26を通じて遊技領域20の外へと排出される。
遊技盤2の前面の画像表示器6と近接する位置には、各種の演出に用いられる盤ランプ8、可動役物7が配置されている。盤ランプ8は、遊技者によるゲームの進行に応じて発光することによって光による各種の演出を行う。可動役物7は、例えば発光しながら遊技盤2に対して回転することにより、各種の演出を行う。
遊技盤2における遊技領域20の外側には、表示器4が配置されている。表示器4は、上述した特別図柄抽選や普通図柄抽選の結果、及びこれらの抽選の保留数等に関する情報を表示する。図示されていないが、表示器4は、第1始動口21への遊技球の入賞を契機として特別図柄を変動表示して第1特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器、第1特別図柄抽選の保留数を表示する第1特別図柄保留表示器、第2始動口22への遊技球の入賞を契機として特別図柄を変動表示して第2特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器、第2特別図柄抽選の保留数を表示する第2特別図柄保留表示器、遊技球がゲート25を通過したことを契機として普通図柄を変動表示して普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器、普通図柄抽選の保留数を表示する普通図柄保留表示器、及びパチンコ遊技機1の電源投入時点における遊技状態(例えば、通常遊技状態、確変遊技状態、時短遊技状態、潜伏遊技状態)を表示する遊技状態表示器から構成されている。
図2は、パチンコ遊技機1の一部を示す概略平面図である。図1及び図2に示すように、枠部材5には、上記したハンドル31及びレバー32の他に、停止ボタン33、取り出しボタン34、スピーカ35、枠ランプ36、演出ボタン37、演出キー38、及び皿39が設けられている。
皿39は、枠部材5からパチンコ遊技機1の正面側へ突出するように設けられており、上述の発射装置へ供給される遊技球を一時的に溜めるものである。皿39には、上述のように払い出された遊技球(賞球)が排出される。遊技者がハンドル31を握ってレバー32を時計回りに回転させると、皿39に溜められた遊技球が発射装置へ供給されて遊技領域20へ発射される。取り出しボタン34は、皿39が設けられた位置近傍の前面に設けられている。遊技者が取り出しボタン34を操作することによって皿39の下面の一部が開口され、皿39の下方に配置された箱(図示なし)へ皿39に溜まった遊技球を落下させることができる。
停止ボタン33は、ハンドル31の下部側面に設けられている。遊技者がハンドル31を時計方向に回転させたままの状態で停止ボタン33を押下することによって、遊技球の発射が一時的に停止される。遊技者は、停止ボタン33を操作することによって、いわゆる止め打ちを行うことができる。
演出ボタン37は、皿39の上面に設けられる。演出キー38は、中央キーと中央キーの周辺に配列された複数(ここでは4つ)の周辺キーとを有し、演出ボタン37に隣接して設けられる。パチンコ遊技機1では、遊技者が演出ボタン37又は演出キー38を押下することで、所定の演出が行われる。
スピーカ35及び枠ランプ36は、パチンコ遊技機1の遊技状態等を報知するための各種演出を行う。具体的には、スピーカ35は、楽曲や音声、効果音等を出力して音による演出を行い、枠ランプ36は、点灯又は点滅のパターンの変更、発光色の変更、光の照射方向の変更等の光による演出を行う。
[パチンコ遊技機1の制御装置の構成]
図3は、パチンコ遊技機1が備える制御装置の構成の一例を示すブロック図である。遊技盤2の裏面側には、賞球として払い出される遊技球を溜めておく球タンクの他、パチンコ遊技機1の動作を制御する制御装置が配置される。この制御装置は、メイン制御部51を構成するメイン基板と、サブ制御部52を構成するサブ基板とを有する。メイン基板は、特別図柄抽選の実行やその抽選結果に基づくコマンドをサブ制御部52側へ送信する処理等を制御する遊技制御部100として機能する遊技制御基板と、賞球の払い出しを制御する払出制御部120として機能する払出制御基板とを含む。一方、サブ基板は、遊技制御部100から送信されたコマンドに基づいて演出を統括的に制御する演出制御部130として機能する演出制御基板と、画像や音による演出を制御する画像音響制御部140として機能する画像音響制御基板と、各種のランプ(枠ランプ36や盤ランプ8)や可動役物7による演出を制御するランプ制御部150として機能するランプ制御基板等とから構成される。
以下、図3を用いて、パチンコ遊技機1の制御装置の構成について説明する。図3に示すように、メイン制御部51は、遊技制御部100と払出制御部120とを備え、サブ制御部52は、演出制御部130と画像音響制御部140とランプ制御部150とを備える。
遊技制御部100は、CPU101とROM102とRAM103とを備える。CPU101は、ROM102に記憶されたプログラムに基づいて、内部抽選や当選の判定等の払い出し賞球数に関連する各種の演算処理を行う。ROM102には、上記プログラムの他に、第1特別図柄抽選の最大保留数Umax1、第2特別図柄抽選の最大保留数Umax2、特別図柄抽選に使用される乱数(当選値)、大当たり中の各ラウンドにおいて大入賞口23が閉塞されるタイミングを規定する最大遊技球数Cmax、大当たりの種類毎の最大ラウンド数Rmax、各種演出に係る設定時間等が記憶されている。RAM103は、CPU101が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理等の作業領域として使用される。RAM103には、パチンコ遊技機1の状態(通常遊技状態、大当たり遊技状態等)を示す遊技状態情報、第1特別図柄抽選の保留数U1、第2特別図柄抽選の保留数U2、遊技球が第1始動口21又は第2始動口22に入賞したタイミングで取得された各種乱数、1つのラウンド中に大入賞口23に入賞した遊技球数C、大当たり中のラウンド数R等が一時的に記憶される。以下、遊技制御部100の主な機能について説明する。
遊技制御部100は、第1始動口21に遊技球が入賞すると第1特別図柄抽選を実行し、第2始動口22に遊技球が入賞すると第2特別図柄抽選を実行する。そして、これらの抽選結果を示すデータを演出制御部130へ送信する。
遊技制御部100は、電動チューリップ27の羽根部材が開状態となる開時間、羽根部材が開閉する回数、及び羽根部材が閉じてから次に開くまでの開閉時間間隔を制御する。また、遊技制御部100は、遊技球が第1始動口21へ入賞したことによる第1特別図柄抽選の保留数U1、遊技球が第2始動口22へ入賞したことによる第2特別図柄抽選の保留数U2、遊技球がゲート25を通過したことによる普通図柄抽選の保留数等を管理する。
遊技制御部100は、第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口23の開閉動作を制御する。例えば、所定条件(例えば、大入賞口23が開いてから30秒が経過、又は大入賞口23への10個の遊技球の入賞)を満たすまで、大入賞口23のプレートが突出傾倒して大入賞口23の開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば、5回又は15回)繰り返すように制御する。また、遊技制御部100は、大入賞口23が閉じてから次のラウンドで開くまでのインターバル期間を制御する。
遊技制御部100は、第1始動口21、第2始動口22、大入賞口23、及び普通入賞口24に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部120に遊技球の払出しを指示する。例えば、遊技制御部100は、第1始動口21又は第2始動口22に遊技球が1個入賞すると4個の賞球、大入賞口23に遊技球が1個入賞すると13個の賞球、普通入賞口24に遊技球が1個入賞すると10個の賞球を払い出すように、払出制御部120へコマンドを送信する。なお、遊技制御部100は、ゲート25を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しを払出制御部120に指示しない。払出制御部120が遊技制御部100の指示に応じて賞球の払い出しを行った場合、払出制御部120から払い出した賞球の個数に関する情報が遊技制御部100へ送られる。そして、遊技制御部100は、払出制御部120から取得した情報に基づいて、払い出す賞球の個数を管理する。
これらの機能を実現するために、遊技制御部100には、第1始動口スイッチ(SW)111、第2始動口スイッチ(SW)112、電動チューリップ開閉部113、ゲートスイッチ(SW)114、大入賞口スイッチ(SW)115、大入賞口開閉部116、及び普通入賞口スイッチ(SW)117が接続されている。
第1始動口スイッチ111は、第1始動口21に遊技球が入賞したことを検出し、その検出信号を遊技制御部100へ送る。第2始動口スイッチ112は、第2始動口22に遊技球が入賞したことを検出し、その検出信号を遊技制御部100へ送る。電動チューリップ開閉部113は、例えば電動ソレノイドから成り、普通図柄抽選に当選した場合に、遊技制御部100の制御に従って電動チューリップ27の一対の羽根部材を開閉する。ゲートスイッチ114は、ゲート25を遊技球が通過したことを検出し、その検出信号を遊技制御部100へ送る。大入賞口スイッチ115は、大入賞口23に遊技球が入賞したことを検出し、その検出信号を遊技制御部100へ送る。大入賞口開閉部116は、例えば電動ソレノイドから成り、特別図柄抽選に当選した場合に、遊技制御部100の制御に従って、大入賞口23を開放してから閉塞するラウンドを繰り返す。普通入賞口スイッチ117は、普通入賞口24に遊技球が入賞したことを検出し、その検出信号を遊技制御部100へ送る。
また、遊技制御部100には、上述した表示器4が接続されている。遊技制御部100は、第1始動口21への遊技球の入賞によって始動した第1特別図柄抽選の結果を表示器4の第1特別図柄表示器に表示させる。遊技制御部100は、第1特別図柄抽選の保留数を表示器4の第1特別図柄保留表示器に表示させる。遊技制御部100は、第2始動口22への遊技球の入賞によって始動した第2特別図柄抽選の結果を表示器4の第2特別図柄表示器に表示させる。遊技制御部100は、第2特別図柄抽選の保留数を表示器4の第2特別図柄保留表示器に表示させる。遊技制御部100は、ゲート25への遊技球の通過によって始動した普通図柄抽選の結果を、表示器4の普通図柄表示器に表示させる。遊技制御部100は、普通図柄抽選の保留数を表示器4の普通図柄保留表示器に表示させる。遊技制御部100は、パチンコ遊技機1の遊技状態を表示器4の遊技状態表示器に表示させる。
払出制御部120は、CPU121とROM122とRAM123とを備える。CPU121は、ROM122に記憶されたプログラムに基づいて、賞球の払い出しを制御する際の演算処理を行う。RAM123は、CPU121が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。
払出制御部120は、遊技球が入賞した場所に応じた所定数の賞球の払い出しを指示するコマンドを遊技制御部100から受信する。そして、払出制御部120は、コマンドによって指定された数だけ賞球を払い出すように払出モータ125を制御する。ここで、払出モータ125は、遊技盤2の裏面側に配置された球タンクから皿39へ遊技球を送り出す駆動モータである。
払出制御部120には、払出モータ125の他に、払出検出部126と球あり検出部127と満タン検出部128とが接続されている。払出検出部126は、払出モータ125によって球タンクから皿39へ払い出された賞球の数を検出する。球あり検出部127は、球タンクにおける遊技球の有無を検出する。満タン検出部128は、発射装置へ供給される遊技球や球タンクから払い出された賞球によって皿39が満タンになったことを検出する。そして、払出制御部120は、払出検出部126、球あり検出部127、及び満タン検出部128の検出結果に応じて所定の処理を実行する。
演出制御部130は、CPU131とROM132とRAM133とRTC(リアルタイムクロック)134とを備える。CPU131は、ROM132に記憶されたプログラム及び各種データに基づいて、演出を制御する際の演算処理を行う。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。RTC134は、現時点の日時を計測したり、時間(期間)を計測するために用いられる。
演出制御部130は、遊技制御部100から送られる各種コマンド等に基づいて、パチンコ遊技機1で行われる演出を統括的に制御する。具体的には、演出制御部130は、遊技制御部100から受信したコマンドに基づいて演出内容を設定し、設定した演出内容の演出の実行を指示するコマンドを画像音響制御部140やランプ制御部150へ送信する。
画像音響制御部140は、CPU141とROM142とRAM143とを備える。CPU141は、ROM142に記憶されたプログラムに基づいて、演出内容を表現する画像及び音響を制御する際の演算処理を行う。ROM142には、上記プログラムの他に、画像表示器6において遊技中に表示される各種画像の画像データと、スピーカ35から出力される楽曲や音声と、効果音等の音響データとが記憶されている。RAM143は、CPU141が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。
画像音響制御部140は、演出制御部130から送られたコマンドに基づいて、画像表示器6に表示する画像及びスピーカ35から出力する音を制御する。具体的には、CPU141は、ROM142に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部130から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、CPU141は、読み出した画像データを用いて画像処理を行い、画像処理後の画像データに対応する画像を画像表示器6に表示させる。また、CPU141は、読み出した音響データを用いて音声処理を行い、音声処理後の音響データに対応する音響をスピーカ35に出力させる。
ランプ制御部150は、CPU151とROM152とRAM153とを備える。CPU151は、盤ランプ8と枠ランプ36と可動役物7とを制御する際の演算処理を行う。ROM152には、CPU151によって実行されるプログラムや各種データ等が記憶されている。RAM152は、CPU151が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記憶する記憶領域又はデータ処理などの作業領域として使用される。
ランプ制御部150は、演出制御部130から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ8と枠ランプ36と可動役物7の点灯及び点滅や発光色等を制御する。具体的には、ランプ制御部150のROM152には、演出制御部130において設定される演出内容に応じた盤ランプ8、枠ランプ36、及び可動役物7での点灯(及び点滅)パターンデータ及び発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU151は、ROM152に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部130から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、CPU151は、読み出した発光パターンデータに基づいて、盤ランプ8や枠ランプ36、及び可動役物7の発光を制御する。
また、ランプ制御部150は、演出制御部130から送られたコマンドに基づいて、可動役物7の動作を制御する。具体的には、ROM152には、演出制御部130において設定される演出内容に応じた可動役物7の動作パターンデータが記憶されている。CPU151は、ROM152に記憶された動作パターンデータの中から、演出制御部130から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、CPU151は、読み出した動作パターンデータに応じたパルス信号を駆動回路(図示せず)へ出力する。これにより、パルス信号に応じた励磁信号が駆動回路から可動役物7と連結されたステッピングモータへ出力されて、可動役物7の動きが制御される。
[各部の主要動作]
図4は、遊技制御部100によって行われる主要動作の一例を示すフローチャートである。以下に、図4を参照して、遊技制御部100において行われる主要動作について説明する。遊技制御部100は、電源投入時や電源断時等の特殊な場合を除く通常の動作時において、図4に示す一連の処理を一定時間(例えば4ミリ秒)毎に繰り返し実行する。なお、図4以降のフローチャートに基づいて説明する遊技制御部100で行われる処理は、ROM102に記憶されているプログラムに基づいて、CPU101自身によって実行され又はCPU101が発行する命令に従って実行される。
まず、ステップS1において、遊技制御部100は、大当たり乱数、図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数等の各種の乱数の更新を行う乱数更新処理を実行する。ここで、大当たり乱数は、特別図柄抽選の当選又は落選を決定する(つまり、特別図柄抽選を行う)ための乱数である。図柄乱数は、特別図柄抽選に当選した場合に大当たりの種類(図5を用いて後に説明する5R大当たり、15R大当たり)を決定するための乱数である。リーチ乱数は、特別図柄抽選に落選した場合にリーチ演出を行うか否かを決定するための乱数である。変動パターン乱数は、特別図柄の変動パターンを決定するための乱数である。ステップS1の乱数更新処理において、大当たり乱数、図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数等は、それぞれ、1ずつ加算されて更新される。つまり、カウントアップされる。そして、ステップS2の始動口スイッチ(SW)処理やステップS3のゲートスイッチ(SW)処理において各抽選が行われて各乱数が取得され、後述するステップS4の特別図柄処理やステップS5の普通図柄処理で使用される。なお、このステップS1の処理を行うカウンタには典型的にはループカウンタが使用されており、設定されている乱数の最大値(例えば大当たり乱数では399)に達した後は、再び0に戻る。
次に、ステップS2において、遊技制御部100は、第1始動口スイッチ111及び第2始動口スイッチ112の状態を監視し、いずれかのスイッチがONとなった時点(第1始動口スイッチ111又は第2始動口スイッチ112から検出信号が出力された時点)で、第1特別図柄抽選の保留数U1や第2特別図柄抽選の保留数U2に関する処理や乱数を取得する処理を行う始動口スイッチ処理を実行する。この始動口スイッチ処理の詳細については、図8を用いて後に詳述する。
次に、ステップS3において、遊技制御部100は、ゲートスイッチ114の状態を監視し、ゲートスイッチ114がONとなった時点(ゲートスイッチ114から検出信号が出力された時点)で普通図柄抽選の保留数が上限値未満か否かを判断し、保留数が上限値未満であると判断した場合、後述するステップS5の普通図柄処理に使用される乱数を取得するゲートスイッチ処理を実行する。
次に、ステップS4において、遊技制御部100は、第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選を実行し、画像表示器6に特別図柄を変動表示した後にこれらの抽選の結果を示す停止図柄を表示等するための特別図柄処理を実行する。この特別図柄処理については、図9及び図10を用いて後に詳述する。
次に、ステップS5において、遊技制御部100は、ステップS3のゲートスイッチ処理で取得された乱数が所定の当たり乱数と一致するか否かを判定する普通図柄処理を実行する。そして、遊技制御部100は、表示器4の普通図柄表示器に普通図柄を変動表示させた後に判定処理の結果を示す普通図柄を表示させる。
次に、ステップS6において、遊技制御部100は、特別図柄抽選に当選して大当たり中となっている場合、この大当たり中の各状態に応じて、大入賞口開閉部116を制御して大入賞口23の開閉動作を行わせたり、演出制御部130へコマンドを送信等する大入賞口処理を実行する。この大入賞口処理については、図11及び図12を用いて後に詳述する。
次に、ステップS7において、遊技制御部100は、ステップS5の普通図柄処理によって普通図柄表示器に表示された普通図柄が所定の当たり図柄である場合に、電動チューリップ27を作動させる電動チューリップ処理を実行する。なお、電動チューリップ27が作動することによって第2始動口22に遊技球が入賞可能な状態となり、第2始動口22に遊技球が入賞することで、第2特別図柄抽選が行われることとなる。
次に、ステップS8において、遊技制御部100は、遊技球の入賞個数の管理及び入賞に応じた賞球の払出しを制御する賞球処理を実行する。
次に、ステップS9において、遊技制御部100は、ステップS2の始動口スイッチ処理やステップS4の特別図柄処理、ステップS6の大入賞口処理等でRAM103にセットされた各種コマンドや演出に必要な情報を演出制御部130又は払出制御部120へ出力する出力処理を実行する。
[大当たり中の大入賞口23の開閉動作及びR継続期待表示]
図5は、5R大当たり中及び15R大当たり中の大入賞口23の開閉動作及びR継続期待表示の表示タイミングを例示する図である。以下に、図5を用いて、5R大当たり中及び15R大当たり中の大入賞口23の開閉動作及びR継続期待表示の表示タイミングについて説明する。
大当たりは、1つ以上のラウンドを含む。図5では、5個のラウンドを含む5R大当たりと15個のラウンドを含む15R大当たりとを、一例として示している。ここで、ラウンドとは、大当たりにおいて、所定時間内に少なくとも1回行われる大入賞口23の開閉動作又はこの動作期間を意味する。図5では、1回目のラウンドを1Rと表し、同様に、2回目〜15回目のラウンドを、それぞれ、2R〜15Rと表している。各ラウンドにおいては、遊技制御部100の制御の下に大入賞口開閉部116によって、大入賞口23が開放されてから30秒が経過するまでに大入賞口23に入賞した遊技球の入賞数Cが10個(Cmaxの一例)に到達したタイミング、又は大入賞口23が開放されてから10個の遊技球が入賞することなく30秒が経過したタイミングで大入賞口23が閉塞される。
ラウンドとラウンドとの間には、インターバル期間が設けられている。インターバル期間において、大入賞口23は、閉塞された状態となる。また、最終ラウンド(5R大当たりでは5R、15R大当たりでは15R)が終了してから所定時間を経過した後には、エンディングが設けられている。エンディングには、例えば、パチンコ遊技機1のメーカの名称等を含む所定のエンディング画面を画像表示器6に表示するといった、エンディング演出が行われる。
ここで、パチンコ遊技機1は、少なくとも5R大当たりのエンディング開始以前及び15R大当たりの6R開始以前には、5R大当たりであるのか15R大当たりであるのかを遊技者に敢えて報知しない演出を行う。このことによって、遊技者は、図5に示す15R大当たりの6Rが開始して初めて今回の大当たりが15R大当たりであったこと認識し、一方で、図5に示す5R大当たりのエンディングが開始して初めて今回の大当たりが5R大当たりであったこと認識する。この結果として、遊技者は、スリルを楽しむことができる。なお、以下では、大当たり中の演出において、図5に示す15R大当たりであったことを遊技者が認識するラウンド(6R)の手前のラウンド(5R)を分岐ラウンドと呼ぶ場合がある。
パチンコ遊技機1は、図5に示すように、5R大当たりにおいては、分岐ラウンド(5R:即ち、最終ラウンド)の終了時点でR継続期待表示を開始し、エンディングの開始時点でこのR継続期待表示を終了する。また、パチンコ遊技機1は、図5に示すように、15R大当たりにおいては、分岐ラウンド(5R)の終了時点でR継続期待表示を開始し、次のラウンド(6R)の開始時点でこのR継続期待表示を終了する。なお、R継続期待表示とは、既に説明したように、ラウンドが続くことを遊技者に期待させる表示である。図6は、分岐ラウンド(図5の5R)終了時に開始される画像表示器6によるR継続期待表示の一例を示す図である。なお、図6において、大当たり中の演出表示の図示は、省略している。
以上に説明したタイミングでR継続期待表示を開始することによって、本実施形態のパチンコ遊技機1は、遊技者が5R大当たりであったのか15R大当たりであったのかを認識する直前の比較的短期間において簡潔にR継続期待表示を行うことができる。このことから、本実施形態のパチンコ遊技機1は、例えば画像表示部6にストーリー性のある一連の演出表示を行う場合であっても、遊技者がこの演出表示に集中できなくなることを回避し、また、R継続期待表示によって遊技者のラウンド継続の期待感が減少することを回避することができる。
また、以上に説明したタイミングでR継続期待表示を終了することによって、本実施形態のパチンコ遊技機1は、遊技者が5R大当たりであったのか15R大当たりであったのかを認識した時点で、R継続期待表示を終了できる。
以下、このようなR継続期待表示を行う制御を実現するためのパチンコ遊技機1の機能構成、及びパチンコ遊技機1で行われる処理について詳細に説明する。
[パチンコ遊技機1の機能構成]
図7は、パチンコ遊技機1の機能構成の一例を示す機能構成図である。以下に、図7を用いて、パチンコ遊技機1の機能構成について説明する。図7に示すように、遊技制御部100のCPU101は、機能的に、入賞検出部105と、乱数取得部106と、特別図柄処理部107と、大入賞口制御部108と、送信制御部109と、コマンド送信部110とを備えている。一方、演出制御部130のCPU131は、機能的に、コマンド受信部135と、表示制御部136と、報知部138とを備えている。
遊技制御部100のCPU101は、ROM102に記憶されているプログラムを実行することによって、入賞検出部105と、乱数取得部106と、特別図柄処理部107と、大入賞口制御部108と、送信制御部109と、コマンド送信部110として機能する。また、演出制御部130のCPU131は、ROM132に記憶されているプログラムを実行することによって、コマンド受信部135と、表示制御部136と、報知部138として機能する。
入賞検出部105は、第1始動口スイッチ111から出力される検出信号に基づいて、第1始動口21への遊技球の入賞を検出する。同様に、入賞検出部105は、第2始動口スイッチ112から出力される検出信号に基づいて、第2始動口22への遊技球の入賞を検出する。
乱数取得部106は、ステップS1(図4参照)の乱数更新処理を行う。具体的には、乱数取得部106は、特別図柄抽選に当選したか否かを判定する処理等に使用する大当たり乱数、図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数等のカウントを行う。例えば大当たり乱数に関して、特別図柄抽選に当選する確率が1/300に設定されている場合、乱数取得部106は、パチンコ遊技機1が起動している間、ステップS1の乱数更新処理によって0〜299の間で1ずつカウントアップし、カウント値が299に到達した後は、再度0からカウントアップを行う。そして、乱数取得部106は、第1始動口21又は第2始動口22に遊技球が入賞したことを入賞検出部105が検出した時点のカウント値を、特別図柄抽選に使用する大当たり乱数として取得する。図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数についても同様にして取得される。上述のようなカウントアップが行われることを理由に、乱数取得部106によって取得される乱数は、それぞれ、第1始動口21又は第2始動口22に遊技球が入賞したタイミングによって異なることとなる。乱数取得部106によって取得された乱数は、RAM103の所定領域に格納される。
特別図柄処理部107は、乱数取得部106によって取得された乱数に基づいて特別図柄抽選を実行する。具体的には、特別図柄処理部107は、ROM102に格納されているテーブルから大当たりの当選値を読み出し、乱数取得部106によって取得された大当たり乱数がいずれかの当選値と一致するか否かに基づいて、特別図柄抽選に当選したか否かを判定する。また、特別図柄処理部107は、特別図柄抽選の結果が大当たりである場合に、大当たり乱数と一緒に取得された図柄乱数に基づいて、大当たりの種類(図5を用いて説明した、5R大当たり、15R大当たり)を判定する。また、特別図柄処理部107は、特別図柄抽選の結果がハズレである場合に、大当たり乱数及び図柄乱数と一緒に取得されたリーチ乱数に基づいて、リーチ有りの演出を行うかリーチ無しの演出を行うかを判定する処理を行う。さらに、特別図柄処理部107は、大当たり乱数、図柄乱数、及びリーチ乱数と一緒に取得された変動パターン乱数に基づいて、特別図柄抽選の結果である停止図柄の表示に先立って画像表示器6に変動表示される特別図柄の変動パターン、及び特別図柄が変動表示される時間に相当する変動時間を決定する。
大入賞口制御部108は、特別図柄処理部107によって特別図柄抽選に当選したと判定された場合、大入賞口23の開放を大入賞口開閉部116に指示する。これに応じて、大入賞口開閉部116は、大入賞口23のプレートを動作させる電動ソレノイドを作動させて大入賞口23を開放させる。その後、大入賞口制御部108は、大入賞口23を開放してから大入賞口スイッチ115によって検出された遊技球の入賞数Cを示す情報、及び大入賞口23を開放してからの経過時間を取得する。そして、大入賞口制御部108は、大入賞口23を開放してから30秒が経過するまでに大入賞口23に入賞した遊技球の入賞数Cが10個に達したタイミング、又は、遊技球の入賞数Cが10個に達することなく30秒が経過したタイミングで、大入賞口23の閉塞を大入賞口開閉部116に指示する。これに応じて、大入賞口開閉部116は、大入賞口23のプレートを動作させる電動ソレノイドを作動させて大入賞口23を閉塞させる。そして、以上の処理が大当たりの種類に応じて5回又は15回繰り返されることによって、5回又は15回のラウンドが実行されることとなる。
コマンド送信部110は、変動開始コマンド、変動停止コマンド、オープンコマンド、クローズコマンド、及びエンディングコマンド等を演出制御部130のコマンド受信部135へ送信する。ここで、変動開始コマンドは、演出制御部130に対して画像表示器6による特別図柄の変動表示の開始を指示するコマンドである。変動停止コマンドは、演出制御部130に対して画像表示器6による特別図柄の変動表示の終了を指示するコマンドである。オープンコマンドは、大入賞口制御部108が大入賞口開閉部116に対して大入賞口23の開放開始を指示したことを、演出制御部130に対して通知するコマンドである。クローズコマンドは、分岐ラウンド(図5参照)において大入賞口制御部108が大入賞口開閉部116に対して大入賞口23の開放終了(閉塞)を指示したことを、演出制御部130に対して通知するコマンドである。エンディングコマンドは、エンディング演出の開始を演出制御部130に対して指示するコマンドである。
送信制御部109は、コマンド送信部110によるコマンドの送信を制御する。具体的には、送信制御部109は、変動開始コマンド、変動停止コマンド、オープンコマンド、クローズコマンド、又はエンディングコマンドをRAM103にセットして、コマンド送信部110に対してコマンドの送信を指示する。このことから、大当たり中において、コマンド送信部110からコマンド受信部135に、オープンコマンドがラウンド毎に送信され、クローズコマンドが分岐ラウンド終了時点に送信され、最後ラウンドが終了した後にエンディングコマンドが送信されることとなる。
コマンド受信部135は、コマンド送信部110から送信された変動開始コマンド、変動停止コマンド、オープンコマンド、クローズコマンド、及びエンディングコマンドを受信する。
報知部138は、コマンド受信部135によってクローズコマンドが受信されたタイミングで、R継続期待表示を、後述する表示制御部136を介して画像表示器6に開始させる(図5及び図6参照)。その後、報知部138は、コマンド受信部135によってオープンコマンド又はエンディングコマンドが受信されたタイミングで、R継続期待表示を、後述する表示制御部136を介して画像表示器6に終了させる(図5参照)。
表示制御部136は、コマンド受信部135によって変動開始コマンドが受信されたタイミングで画像音響制御部140へ所定のコマンドを送信して、画像表示器6による特別図柄の変動表示を開始する。また、表示制御部136は、コマンド受信部135によって変動停止コマンドが受信されたタイミングで画像音響制御部140へ所定のコマンドを送信して、画像表示器6による特別図柄の変動表示を終了する。また、表示制御部136は、大当たり終了時にコマンド受信部135によってエンディングコマンドが受信されたタイミングで画像音響制御部140へ所定のコマンドを送信して、画像表示器6に所定のエンディング画面を表示するエンディング演出を開始する。また、表示制御部136は、報知部138の指示に応じて画像音響制御部140へ所定のコマンドを送信して、画像表示器6によるR継続期待表示を開始又は終了させる。
[始動口スイッチ処理]
図8は、図4のステップS2における始動口スイッチ処理の詳細フローチャートである。以下に、図4のステップS2における始動口スイッチ処理について、図8を用いて説明する。
まず、ステップS21において、入賞検出部105は、第1始動口スイッチ111からの検出信号の有無に基づいて、第1始動口21に遊技球が入賞して第1始動口スイッチ111がONになったか否かを判定する。第1始動口スイッチ111がONになったと判定された場合(ステップS21でYES)、処理はステップS22に移る。一方、第1始動口スイッチ111がONになっていないと判定された場合(ステップS21でNO)、処理はステップS25に移る。
ステップS22において、乱数取得部106は、ROM102から第1特別図柄抽選の保留数の上限値Umax1(本実施形態では「4」)を読み出し、RAM103に記憶されている第1特別図柄抽選の保留数U1が上限値Umax1未満であるか否かを判定する。この保留数U1が上限値Umax1未満であると判定された場合(ステップS22でYES)、処理はステップS23に移る。一方、この保留数U1が上限値Umax1未満ではないと判定された場合(ステップS22でNO)、処理はステップS25に移る。
ステップS23において、乱数取得部106は、RAM103に格納されている保留数U1の値を、1加算した値に書き換える。その後、処理はステップS24に移る。
ステップS24において、乱数取得部106は、ステップS23の処理によって保留した第1特別図柄抽選等に使用される乱数(大当たり乱数、図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数)を取得して、RAM103の所定領域に格納する。その後、処理はステップS25に移る。
ステップS25において、入賞検出部105は、第2始動口スイッチ112からの検出信号の有無に基づいて、第2始動口22に遊技球が入賞して第2始動口スイッチ112がONになったか否かを判定する。第2始動口スイッチ112がONになったと判定された場合(ステップS25でYES)、処理はステップS26に移る。一方、第2始動口スイッチ112がONになっていないと判定された場合(ステップS25でNO)、処理は図4のステップS3(ゲートスイッチ処理)に移る。
ステップS26において、乱数取得部106は、ROM102から第2特別図柄抽選の保留数の上限値Umax2(本実施形態では「4」)を読み出し、RAM103に記憶されている第2特別図柄抽選の保留数U2が上限値Umax2未満であるか否かを判定する。この保留数U2が上限値Umax2未満であると判定された場合(ステップS26でYES)、処理はステップS27に移る。一方、この保留数U2が上限値Umax2未満ではないと判定された場合(ステップS26でNO)、処理は図4のステップS3(ゲートスイッチ処理)に移る。
ステップS27において、乱数取得部106は、RAM103に格納されている保留数U2の値を、1加算した値に書き換える。その後、処理はステップS28に移る。
ステップS28において、乱数取得部106は、ステップS27の処理によって保留した第2特別図柄抽選等に使用される乱数(大当たり乱数、図柄乱数、リーチ乱数、及び変動パターン乱数)を取得して、RAM103の所定領域に格納する。その後、処理は図4のステップS3(ゲートスイッチ処理)に移る。
[特別図柄処理]
図9は、図4のステップS4における特別図柄処理の詳細フローチャートである。以下に、図4のステップS4における特別図柄処理について、図9を用いて説明する。
まず、ステップS41において、特別図柄処理部107は、RAM103に記憶されている情報に基づいて、パチンコ遊技機1の現在の状態が大当たり中であるか否かを判定する。大当たり中であると判定された場合(ステップS41でYES)、特別図柄の変動表示を開始することなく特別図柄処理を終了し、処理は図4のステップS5(普通図柄処理)に移る。一方、大当たり中ではないと判定された場合(ステップS41でNO)、処理はステップS42に移る。
ステップS42において、特別図柄処理部107は、表示器4の第1特別図柄表示器又は第2特別図柄表示器による特別図柄の変動表示中であるか否かを判定する。特別図柄の変動表示中であると判定された場合(ステップS42でYES)、処理はステップS52に移る。一方、特別図柄の変動表示中ではないと判定された場合(ステップS42でNO)、処理はステップS43に移る。
ステップS43において、特別図柄処理部107は、RAM103に記憶されている保留数U2が1以上であるか否か(第2特別図柄抽選が保留されているか否か)を判定する。保留数U2が1以上であると判断された場合(ステップS43でYES)、処理はステップS44に移る。一方、保留数U2が1以上ではないと判断された場合(ステップS43でNO)、処理はステップS45に移る。
ステップS44において、特別図柄処理部107は、RAM103に記憶されている保留数U2を、1減算した値に書き換える。その後、処理はステップS47に移る。
一方、ステップS45において、特別図柄処理部107は、RAM103に記憶されている保留数U1が1以上であるか否か(第1特別図柄抽選が保留されているか否か)を判定する。保留数U1が1以上であると判定された場合(ステップS45でYES)、処理はステップS46に移る。一方、保留数U1が1以上ではないと判定された場合(ステップS45でNO)、特別図柄の変動表示を開始することなく特別図柄処理を終了し、処理は図4のステップS5(普通図柄処理)に移る。
ステップS46において、特別図柄処理部107は、RAM103に記憶されている保留数U1を、1減算した値に書き換える。その後、処理はステップS47に移る。
ステップS47において、特別図柄処理部107は、大当たり判定処理を実行する。具体的には、特別図柄処理部107は、ステップS44の処理に続いてステップS47の処理を実行する場合、第2始動口22への遊技球の入賞を契機として図8のステップS28の処理で取得された大当たり乱数をRAM103から読み出し、この大当たり乱数がROM102に記憶されている大当たりの当選値と一致するか否かに基づいて、第2特別図柄抽選の結果が大当たりであるかハズレであるかを判定する。一方、ステップS46の処理に続いてステップS47の処理を実行する場合、特別図柄処理部107は、第1始動口21への遊技球の入賞を契機として図8のステップS24の処理で取得された大当たり乱数をRAM103から読み出し、この大当たり乱数がROM102に記憶されている大当たりの当選値と一致するか否かに基づいて、第1特別図柄抽選の結果が大当たりであるかハズレであるかを判定する。
その後、ステップS47において、特別図柄処理部107は、第1特別図柄抽選又は第2特別図柄抽選の結果が大当たりである場合、2種類の大当たり(5R大当たり、15R大当たり)のそれぞれに割り当てられた図柄乱数をROM102から読み出す。そして、特別図柄処理部107は、上述した当選値と一致するか否かの判定に使用した大当たり乱数と一緒に取得された図柄乱数をRAM103から読み出し、読み出した図柄乱数が、この2種類の大当たりに割り当てられた図柄乱数のいずれと一致するかに応じて、大当たりの種類を判定する。そして、特別図柄処理部107によって大当たりと判定された場合、送信制御部109は、判定された大当たりの種類に応じた図柄を設定情報としてRAM103にセット(格納)する。一方、大当たりの判定結果がハズレである場合には、特別図柄抽選に外れたことを表すハズレ図柄を設定情報としてRAM103にセットする。その後、処理はステップS48に移る。
ステップS48において、特別図柄処理部107は、変動パターン選択処理を実行する。具体的には、特別図柄処理部107は、ステップS47の大当たり判定処理で大当たりしたと判定した場合、大当たり用の変動パターンテーブルをROM102から読み出してRAM103にセットする。一方、ハズレと判定した場合、特別図柄処理部107は、大当たり判定処理に使用した大当たり乱数及び図柄乱数と一緒に取得されたリーチ乱数をRAM103から読み出し、読み出したリーチ乱数がROM102に格納されているリーチ乱数と一致するか否かに基づいて、遊技者に大当たりを期待させるためのリーチ演出を行うか否かを決定する。そして、特別図柄処理部107は、リーチ演出を行うと判定した場合、リーチ有りのハズレ用の変動パターンテーブルをROM102から読み出してRAM103にセットし、リーチ演出を行わないと判定した場合、リーチなしのハズレ用の変動パターンテーブルをROM102から読み出してRAM103にセットする。ここで、変動パターンテーブルとは、予め用意されている複数の変動パターン(変動時間10秒、30秒、60秒、90秒など)と変動パターン乱数の乱数値とを対応付けたテーブルである。
その後、ステップS48において、特別図柄処理部107は、セットした変動パターンテーブルを参照して、ステップS47の大当たり判定処理に使用した大当たり乱数及び図柄乱数と一緒に取得された変動パターン乱数に対応する変動パターンを選択することによって特別図柄の変動パターン及び変動時間を決定する。このようにして選択された変動パターン等は、設定情報としてRAM103にセットされる。その後、処理はステップS49に移る。
ステップS49において、送信制御部109は、ステップS47の大当たり判定処理によってセットされた図柄の設定情報、及びステップS48の変動パターン選択処理によってセットされた変動パターン等の設定情報を含む変動開始コマンドを生成してRAM103にセットする。この変動開始コマンドは、コマンド送信部110によって実行される図4のステップS9における出力処理によって演出制御部130のコマンド受信部135へ送信される。その後、処理はステップS50に移る。
ステップS50において、特別図柄処理部107は、ステップS49の処理でセットされた変動開始コマンドに含まれている設定情報に基づいて、表示器4の第1特別図柄表示器又は第2特別図柄表示器による特別図柄の変動表示を開始する。その後、処理はステップS51に移る。なお、ステップS50における特別図柄の変動表示は、ステップS44の処理の後に行われる場合には第2特別図柄表示器を用いて行われ、ステップS46の処理の後に行われる場合には第1特別図柄表示器を用いて行われる。
ステップS51において、特別図柄処理部107は、ステップS50で開始した特別図柄の変動表示の変動時間の計測を開始する。この変動時間を示す情報は、RAM103に一時的に格納される。その後、処理はステップS52に移る。
ステップS52において、特別図柄処理部107は、ステップS51における変動時間計測の開始時点から、ステップS48の変動パターン選択処理で設定された変動パターンに対応する変動時間が経過したか否かを判定する。変動時間が経過したと判定された場合(ステップS52でYES)、処理はステップS53に移る。一方、変動時間が経過していないと判定された場合(ステップS52でNO)、処理は図4のステップS5(普通図柄処理)に移る。
ステップS53において、送信制御部109は、画像表示器6による特別図柄の変動表示の終了を指示する変動停止コマンドをRAM103にセットする。その後、処理はステップS54に移る。なお、ステップS53でセットされた変動停止コマンドは、コマンド送信部110による図4のステップS9の出力処理によって演出制御部130のコマンド受信部135へ送信される。
ステップS54において、特別図柄処理部107は、ステップS50の処理で開始した第1特別図柄表示器又は第2特別図柄表示器による特別図柄の変動表示を終了する。その後、処理はステップS55に移る。
ステップS55において、特別図柄処理部107は、ステップS51で計測を開始した変動時間をリセットする。その後、処理はステップS56に移る。
ステップS56において、特別図柄処理部107は、後述する停止中処理を実行する。その後、処理は図4のステップS5(普通図柄処理)に移る。
[停止中処理]
図10は、図9のステップS56における停止中処理の詳細フローチャートである。以下に、図9のステップS56における停止中処理について、図10を用いて説明する。
まず、ステップS5601において、特別図柄処理部107は、今回の特別図柄抽選(図9のステップS47)で大当たりしたか否かを判定する。大当たりしたと判定された場合(ステップS5601でYES)、処理はステップS5602に移る。一方、大当たりしていないと判定された場合(ステップS5601でNO)、処理は図4のステップS5(普通図柄処理)に移る。
ステップS5602において、特別図柄処理部107は、大当たりを開始させる。具体的には、特別図柄処理部107は、RAM103に格納されている大当たり中か否かを示すフラグをONにすることによって、パチンコ遊技機1の遊技状態を大当たり遊技状態に設定する。その後、処理はステップS5603に移る。
ステップS5603において、送信制御部109は、演出制御部130に対して大当たりの開始を通知する情報、及び大当たりの種類を示す情報を含む大当たり演出開始コマンドをRAM103にセットする。その後、処理は図4のステップS5(普通図柄処理)に移る。なお、ステップS5603でセットされた大当たり演出開始コマンドは、コマンド送信部110による図4のステップS9の出力処理によって演出制御部130のコマンド受信部135へ送信される。
[大入賞口処理]
図11及び図12は、図4のステップS6における大入賞口処理の詳細フローチャートである。以下に、図4のステップS6における大入賞口処理について、図11及び図12を用いて説明する。
まず、ステップS601において、大入賞口制御部108は、RAM103に格納されている大当たり中であるか否かを示す情報に基づいて、パチンコ遊技機1の現在の状態が大当たり中であるか否かを判定する。大当たり中であると判定された場合(ステップS601でYES)、処理はステップS602に移る。一方、大当たり中ではないと判定された場合(ステップS601でNO)、処理は図4のステップS7(電動チューリップ処理)に移る。
ステップS602において、大入賞口制御部108は、現在の状態が大当たり中のどの状態であるかを示すRAM103に記憶されている情報に基づいて、大当たりのオープニング中であるか否かを判定する。オープニング中であると判定された場合(ステップS602でYES)、処理はステップS603に移る。一方、オープニング中ではないと判定された場合(ステップS602でNO)、処理はステップS612に移る。
ステップS603において、大入賞口制御部108は、図10のステップS5603の処理でセットされた大当たり演出開始コマンドがコマンド送信部110によって送信された時点から予め設定された設定オープニング時間が経過したか否かを判定する。設定オープニング時間が経過したと判定された場合(ステップS603でYES)、処理はステップS604に移る。一方、設定オープニング時間が経過していないと判定された場合(ステップS603でNO)、オープニングは終了していないので、処理は図4のステップS7(電動チューリップ処理)に移る。
ステップS604において、大入賞口制御部108は、RAM103に格納されている情報を参照して、今回の大当たりが15R大当たりであるか否かを判定する。今回の大当たりが15R大当たりである場合(ステップS604でYES)、処理はステップS605に移る。一方、今回の大当たりが15R大当たりではない場合(つまり、5R大当たりである場合;ステップS604でNO)、処理はステップS606に移る。
ステップS605において、大入賞口制御部108は、大当たり中の全ラウンド数Rmaxとして、15R大当たりに含まれるラウンドの数量「15」を設定し、その設定情報をRAM103に格納する。また、ステップS605において、大入賞口制御部108は、15R大当たりの動作パターンを設定し、その設定情報をRAM103に格納する。これらの処理によって、15R大当たり中の全ラウンド数Rmax、ラウンドとラウンドとの間のインターバル期間、15R大当たり終了後にエンディング演出を行う時間である設定エンディング時間等が決定される。その後、処理はステップS607に移る。
ステップS606において、大入賞口制御部108は、大当たり中の全ラウンド数Rmaxとして、5R大当たりに含まれるラウンドの数量「5」を設定し、その設定情報をRAM103に格納する。また、ステップS605において、大入賞口制御部108は、5R大当たりの動作パターンを設定し、その設定情報をRAM103に格納する。これらの処理によって、5R大当たり中の全ラウンド数Rmax、ラウンドとラウンドとの間のインターバル期間、5R大当たり終了後にエンディング演出を行う時間である設定エンディング時間等が決定される。その後、処理はステップS607に移る。
ステップS607において、大入賞口制御部108は、RAM103に格納されている大入賞口23への遊技球の入賞数Cをリセットする。その後、処理はステップS608に移る。
ステップS608において、大入賞口制御部108は、RAM103に格納されている大当たり中のラウンド数Rを、1加算した値に書き換える。その後、処理はステップS609に移る。
ステップS609において、大入賞口制御部108は、大入賞口開閉部116を制御して大入賞口23の開放制御を開始する。この処理によって、ラウンドが開始され、大入賞口23の開放が開始される。その後、処理はステップS610に移る。
ステップS610において、大入賞口制御部108は、大入賞口23が開放されてからの経過時間の計測を開始する。その後、処理はステップS611に移る。
ステップS611において、送信制御部109は、オープンコマンドをRAM103にセットする。このオープンコマンドは、コマンド送信部110によって実行される図4のステップS9における出力処理によって演出制御部130のコマンド受信部135へ送信される。その後、処理はステップS618に移る。
ここで、ステップS609の大入賞口23を開放する処理、ステップS611のオープンコマンドをセットする処理、及び図4のステップS9の当該オープンコマンドを送信する出力処理は、遊技制御部100による一連の主要動作として連続して瞬間的に実行される。このため、オープンコマンドは、大入賞口制御部108の制御によって大入賞口23が開放されたタイミングでコマンド受信部135へ送信される。
ステップS612において、大入賞口制御部108は、RAM103に格納された現在の状態が大当たり中のどの状態であるかを示す情報に基づいて、インターバル中であるか否かを判定する。インターバル中であると判定された場合(ステップS612でYES)、処理はステップS613に移る。一方、インターバル中はないと判定された場合(ステップS612でNO)、処理はステップS614に移る。
ステップS613において、大入賞口制御部108は、前回のラウンド終了時に大入賞口23が閉塞された時点から、ステップS605又はステップS606の処理で決定された設定インターバル期間が経過したか否かを判定する。設定インターバル期間が経過したと判定された場合(ステップS613でYES)、次のラウンドを開始するタイミングになっているので、処理は既に説明したステップS607に移る。一方、設定インターバル期間が経過していないと判定された場合(ステップS613でNO)、次のラウンドを開始するタイミングになっていないので、処理は図4のステップS7(電動チューリップ処理)に移る。
以上に説明したように、ステップS603でオープニングが終了したと判定された場合、及びステップS613で設定インターバル期間が経過して次のラウンドを開始するタイミングになった場合に、ステップS607に続くステップS610へ処理が進められる。このことから、パチンコ遊技機1では、大入賞口制御部108によってラウンドが開始される度に、大入賞口23の開放開始を通知するオープンコマンドがコマンド送信部110によってコマンド受信部135へ送信される。
ステップS614において、大入賞口制御部108は、RAM103に格納された現在の状態が大当たり中のどの状態であるかを示す情報に基づいて、最終ラウンドにおいて大入賞口23が閉塞された時点から大当たりが終了してエンディング画面が画像表示器6に表示されるまでに行われる最終ラウンド演出の実行中であるか否かを判定する。最終ラウンド演出の実行中であると判定された場合(ステップS614でYES)、処理は図12のステップS627に移る。一方、最終ラウンド演出の実行中ではないと判定された場合(ステップS614でNO)、処理はステップS615に移る。
ステップS615において、大入賞口制御部108は、RAM103に格納された現在の状態が大当たり中のどの状態であるかを示す情報に基づいて、最終ラウンド演出が終了してから開始されるエンディング演出の実行中であるか否かを判定する。エンディング演出の実行中であると判断された場合(ステップS615でYES)、処理は図12のステップS631に移る。一方、エンディング演出の実行中ではないと判断された場合(ステップS615でNO)、処理はステップS616に移る。
ステップS616において、大入賞口制御部108は、現在の状態がラウンド中であると判断して、大入賞口スイッチ115からの検出信号の有無に基づいて、大入賞口スイッチ115がONになったか否かを判定する。大入賞口スイッチ115がONになったと判定された場合(ステップS616でYES)、処理はステップS617に移る。一方、大入賞口スイッチ115がONになっていないと判定された場合(ステップS616でNO)、処理はステップS618に移る。
ステップS617において、大入賞口制御部108は、大入賞口23への遊技球の入賞を検出したと判断して、RAM103に格納されている遊技球の入賞数Cを、1加算した値に書き換える。大入賞口制御部108は、ステップS617の処理を大入賞口スイッチ115がONになる毎に実行することで、1回のラウンド中に大入賞口23に入賞した遊技球の総数(入賞数C)をRAM103に累積記憶させる。その後、処理はステップS618に移る。
ステップS618において、大入賞口制御部108は、大入賞口23が開放された時点から規定の開放時間が経過したか否かを判定する。具体的には、大入賞口制御部108は、ステップS610の処理で計測が開始された大入賞口23の開放時間が規定時間(本実施形態では30秒)に達したか否かを判定する。規定の開放時間が経過したと判定された場合(ステップS618でYES)、処理はステップS620に移る。一方、規定の開放時間が経過していないと判定された場合(ステップS618でNO)、処理はステップS619に移る。
ステップS619において、大入賞口制御部108は、今回のラウンドにおける遊技球の入賞数Cが、大入賞口23が閉塞されるタイミングを規定する上限遊技球数Cmax(本実施形態では10個)となったか否かを判定する。入賞数CがCmaxになったと判定された場合(ステップS619でYES)、処理はステップS620に移る。一方、入賞数CがCmaxになっていないと判定された場合(ステップS619でNO)、大入賞口処理は終了し、処理は図4のステップS7(電動チューリップ処理)に移る。
ステップS620において、大入賞口制御部108は、大入賞口開閉部116を制御して大入賞口23の開放制御を終了し、その旨を送信制御部109に通知する。この結果として大入賞口23は閉塞される。このように、ラウンドにおいて、大入賞口制御部108は、大入賞口23を開放してから30秒が経過するまでに大入賞口スイッチ115によって検出された遊技球の総数(入賞数C)が10個(Cmax)に達したこと、又は大入賞口23を開放してから10個の遊技球が入賞することなく30秒が経過したことを条件として大入賞口23を閉塞する。その後、処理はステップS621に移る。
ステップS620において、大入賞口制御部108は、RAM103に格納されている大当たり中のラウンド数Rが5であるか否かを判定する。言い換えると、大入賞口制御部108は、図5を用いて説明した分岐ラウンド(5R)が終了した時点か否かを判定する。ラウンド数Rが5であると判定された場合(ステップS620でYES)、処理はステップS622に移る。一方、ラウンド数Rが5ではないと判定された場合(ステップS620でNO)、処理はステップS623に移る。
ステップS622において、送信制御部109は、ステップS620における大入賞口制御部108からの通知に応じて、クローズコマンドをRAM103にセットする。このことから、クローズコマンドは、図5を用いて説明した分岐ラウンド(5R)が終了した時点で、コマンド受信部135へ送信される。その後、処理はステップS623に移る。
ここで、ステップS620において分岐ラウンド(5R)の大入賞口23を閉塞する処理、ステップS622におけるクローズコマンドをセットする処理、図4のステップS9におけるこのクローズコマンドをコマンド受信部135へ送信する出力処理は、遊技制御部100による一連の主要動作として連続して瞬間的に実行される。このことから、クローズコマンドは、分岐ラウンド(5R)において大入賞口23が閉塞されたタイミングで、コマンド受信部135へ送信される。なお、本実施形態では、大入賞口23の開放時間が規定の開放時間(30秒)に達するか又は入賞数Cが上限遊技球数Cmaxに達したことを条件として、ステップS620以降の処理が実行される。このことから、クローズコマンドがコマンド受信部135へ送信されるタイミングは、分岐ラウンド(5R)において、大入賞口23の開放時間が規定の開放時間に達するか又は入賞数Cが上限遊技球数Cmaxに達したタイミングとも言える。
ステップS623において、大入賞口制御部108は、RAM103に格納されている現在のラウンド数Rが、ステップS605又はステップS606の処理で設定された大当たり中の最大ラウンド数Rmaxに達したか否かを判定する。Rmaxに達したと判定された場合(ステップS623でYES)、処理は図12のステップS627に移る。一方、Rmaxに達していないと判定された場合(ステップS623でNO)、処理はステップS624に移る。
ステップS624において、大入賞口制御部108は、次のラウンドを開始するタイミングを制御するために、インターバル期間の計測を開始する。その後、処理は図4のステップS7(電動チューリップ処理)に移る。
一方、図12のステップS627において、大入賞口制御部108は、最終ラウンド演出が終了したか否かを判定する。具体的には、大入賞口制御部108は、最終ラウンドにおいて大入賞口23が閉塞されてから予め設定された最終ラウンドの演出時間が経過したか否かを判定する。この処理によって、最終ラウンドの演出を終了してエンディング演出を開始するタイミングになったか否かが判定される。最終ラウンド演出が終了したと判定された場合(ステップS627でYES)、処理はステップS628に移る。一方、最終ラウンド演出が終了していないと判定された場合(ステップS627でNO)、処理は図4のステップS7(電動チューリップ処理)に移る。
ステップS628において、大入賞口制御部108は、RAM103に格納されているラウンド数Rをリセットする。その後、処理はステップS629に移る。
ステップS629において、送信制御部109は、演出制御部130にエンディング演出の開始を指示するエンディングコマンドをRAM103にセットする。この処理でセットされたエンディングコマンドは、コマンド送信部110による出力処理(図4のステップS9)によってコマンド受信部135へ送信される。すなわち、最終ラウンドの演出が終了したタイミングで、エンディングコマンドがコマンド受信部135へ送信される。その後、処理はステップS630に移る。
ステップS630において、送信制御部109は、エンディング時間の計測を開始する。その後、処理はステップS631に移る。
ステップS631において、大入賞口制御部108は、ステップS630におけるエンディング時間の計測開始時点からステップS605又はS606の処理で設定された設定エンディング時間が経過したか否かを判定する。設定エンディング時間が経過したと判断された場合(ステップS631でYES)、処理はステップS632に移る。一方、設定エンディング時間が経過していないと判断された場合(ステップS631でNO)、処理は図4のステップS7(電動チューリップ処理)に移る。
ステップS632において、大入賞口制御部108は、大当たりを終了する。具体的には、大入賞口制御部108は、RAM103に格納されている大当たり中であることを示すフラグをOFFに設定して大当たりを終了する。その後、処理は図4のステップS7(電動チューリップ処理)に移る。
以上に図11及び図12を用いて説明したように、15R大当たり及び5R大当たりの各ラウンドにおいて、大入賞口23が開放されるタイミングでオープンコマンドが遊技制御部100のコマンド送信部110から演出制御部130のコマンド受信部135へ送信される。また、15R大当たり及び5R大当たりの分岐ラウンド(5R)において、大入賞口23が閉塞されるタイミングでクローズコマンドが遊技制御部100のコマンド送信部110から演出制御部130のコマンド受信部135へ送信される。そして、最終ラウンドの演出が終了した時点で、エンディング演出の開始を指示するエンディングコマンドが遊技制御部100のコマンド送信部110から演出制御部130のコマンド受信部135へ送信される。
[タイマ割込処理]
図13は、演出制御部130によって行われるタイマ割込処理の一例を示すフローチャートである。以下では、図13を用いて、メイン制御部51のコマンド送信部110から送信されたコマンドに基づいてサブ制御部52で行われる処理について説明する。サブ制御部52の演出制御部130は、メイン制御部51の遊技制御部100で行われる主要動作(図4参照)と同様に、図13に示す一連の処理を一定時間(例えば4ミリ秒)毎に繰り返し実行する。なお、図13以降のフローチャートに基づいて説明する演出制御部130で行われる処理は、ROM132に記憶されているプログラムに基づいて、CPU131自身によって実行され又はCPU131が発行する命令に従って行われる。
まず、ステップS10において、演出制御部130は、コマンド送信部110から送信されたコマンドを受信した場合に、コマンド受信処理を行う。このコマンド受信処理の詳細については、図14及び図15を用いて後に説明する。その後、処理はステップS11に移る。
ステップS11において、演出制御部130は、遊技者による演出ボタン37又は演出キー38の操作入力に基づく演出上の効果を実現するための演出ボタン処理を行う。その後、処理はステップS12に移る。
ステップS12において、演出制御部130は、ステップS10のコマンド受信処理でRAM133にセットされたコマンドを、画像音響制御部140又はランプ制御部150へ送信するコマンド送信処理を行う。このコマンド送信処理が行われることによって、画像表示器6における画像表示やスピーカ35からの音声出力等による演出が画像音響制御部140に指示され、また、盤ランプ8、及び枠ランプ36の点灯や可動役物7の動作等による演出がランプ制御部150に指示される。
[コマンド受信処理]
図14及び図15は、図13のステップS10におけるコマンド受信処理の詳細フローチャートである。以下に、図14及び図15を用いて、コマンド受信処理について説明する。
まず、ステップS101において、コマンド受信部135は、画像表示器6における特別図柄の変動表示を伴う演出が実行中であるか否かを、画像音響制御部140から取得した情報に基づいて判定する。実行中であると判定された場合(ステップS101でYES)、処理はステップS106に移る。一方、実行中ではないと判定された場合(ステップS101でNO)、処理はステップS102に移る。
ステップS102において、コマンド受信部135は、図9のステップS49でセットされた変動開始コマンドを受信したか否かを判定する。受信したと判定された場合(ステップS102でYES)、処理はステップS103に移る。一方、受信していないと判定された場合(ステップS102でNO)、処理はステップS109に移る。
ステップS103において、表示制御部136は、ステップS102でコマンド受信部135が受信した変動開始コマンドを解析する。その後、処理はステップS104に移る。
ステップS104において、表示制御部136は、変動開始コマンドに含まれている変動パターンの設定情報(図柄、変動パターン等)に基づいて演出パターンを決定する。その後、処理はステップS105に移る。
ステップS105において、表示制御部136は、変動パターンの設定情報に基づいて画像表示器6に特別図柄を変動表示させると共に、ステップS104で決定した演出パターンの演出を開始する。具体的には、表示制御部136は、決定した演出パターンの演出の実行を指示するコマンドをRAM133にセットする。このコマンドは、図13のステップS12におけるコマンド送信処理によって、画像音響制御部140及びランプ制御部150へ送信される。このことによって、画像表示や音声出力、各種ランプの点灯等による演出が開始される。
一方、ステップS106において、コマンド受信部135は、図9のステップS53の処理でセットされた変動停止コマンドを受信したか否かを判定する。受信したと判定された場合(ステップS106でYES)、処理はステップS107に移る。一方、受信していないと判定された場合(ステップS106でNO)、処理はステップS109に移る。
ステップS107において、表示制御部136は、画像表示器6による特別図柄の変動表示を終了して特別図柄抽選の結果を示す停止図柄を画像表示器6に表示させると共に、ステップS105の処理で開始した演出を終了する。その後、処理はステップS109に移る。
ステップS109において、コマンド受信部135は、図10のステップS5603の処理でセットされた大当たり演出開始コマンドを受信したか否かを判定する。受信したと判定された場合(ステップS109でYES)、処理はステップS110に移る。一方、受信していないと判定された場合(ステップS109でNO)、処理はステップS111に移る。
ステップS110において、表示制御部136は、大当たり演出開始コマンドに含まれている情報に基づいて、大当たりの種類(5R大当たり又は15R大当たり)を判別し、その大当たりに応じた大当たり演出を開始する。このことによって、大当たりの開始を示すオープニング演出、大当たり中にラウンド数や演出画像を画像表示器6に表示する演出、スピーカ35、盤ランプ8、可動役物7等による演出が開始される。なお、図5を用いて説明したように、少なくとも5R大当たりのエンディング開始以前の演出及び15R大当たりの6R開始以前の演出は、遊技者が5R大当たりであるのか15R大当たりであるのかを認識できない演出である。その後、処理はステップS111に移る。
ステップS111において、コマンド受信部135は、図11のステップS622の処理でセットされたクローズコマンドを受信したか否かを判定する。受信したと判定された場合(ステップS111でYES)、処理はステップS112に移る。一方、受信していないと判定された場合(ステップS112でNO)、処理は図15のステップS113に移る。
ステップS112において、報知部138は、表示制御部136に指示して、画像音響制御部140を介して画像表示器6にR継続期待表示(図6参照)を開始させる。具体的には、報知部138の指示に応じて表示制御部136は、R継続期待表示を画像表示器6に開始させるためのコマンドをRAM133にセットする。このコマンドは、図13のステップS12のコマンド送信処理によって画像音響制御部140へ送信される。そして、このコマンドを受信した画像音響制御部140の制御に基づいて、画像表示器6によってR継続期待表示が開始される。なお、ステップS111のクローズコマンドを受信したか否かを判定する処理およびステップS112のR継続期待表示を開始させる処理は、演出制御部130による一連の動作として連続して瞬間的に実行される。ここで、既に説明したように、大入賞口23が閉塞されるタイミングと、クローズコマンドがコマンド送信部110から送信されるタイミングとは、同時とみなすことができる。そして、クローズコマンドがコマンド送信部110から送信されるタイミングと、クローズコマンドがコマンド受信部135で受信されてステップS112においてR継続期待表示が開始されるタイミングとは、同時とみなすことができる。このことから、大入賞口23が閉塞されるタイミングと、ステップS112においてR継続期待表示が開始されるタイミングとは、同時とみなすことができる。その後、処理は図15のステップS113に移る。
ステップS111及びS112の処理によって、5R大当たり及び15R大当たりの分岐ラウンド(図5参照)において大入賞口23が閉塞した時点で、R継続期待表示が開始することとなる。
ステップS113において、コマンド受信部135は、図11のステップS611の処理でセットされたオープンコマンドを受信したか否かを判定する。受信したと判定された場合(ステップS113でYES)、処理はステップS114に移る。一方、受信していないと判定された場合(ステップS113でNO)、処理はステップS116に移る。
ステップS114において、表示制御部136は、ステップS112の処理で開始したR継続期待表示が実行中であるか否かを判定する。R継続期待表示が実行中であると判定された場合(ステップS114でYES)、処理はステップS115に移る。一方、R継続期待表示が実行中ではないと判定された場合(ステップS114でNO)、処理はステップS116に移る。
ステップS115において、報知部138は、表示制御部136に指示して、ステップ112の処理で開始させたR継続期待表示を終了させる。具体的には、報知部138の指示に応じて表示制御部136は、R継続期待表示を終了させるためのコマンドをRAM133にセットする。このコマンドは、図13のステップS12のコマンド送信処理によって画像音響制御部140へ送信される。そして、このコマンドを受信した画像音響制御部140の制御に基づいて、画像表示器6によるR継続期待表示が終了される。なお、ステップS113のオープンコマンドを受信したか否かを判定する処理およびステップS115のR継続期待表示を終了させる処理は、演出制御部130による一連の動作として瞬間的に実行される。ここで、既に説明したように、大入賞口23が開放されるタイミングと、オープンコマンドがコマンド送信部110から送信されるタイミングとは、同時とみなすことができる。そして、オープンコマンドがコマンド送信部110から送信されるタイミングと、オープンコマンドがコマンド受信部135で受信されてステップS115においてR継続期待表示が終了されるタイミングとは、同時とみなすことができる。このことから、大入賞口23が開放されるタイミングと、ステップS115によってR継続期待表示が終了されるタイミングとは、同時とみなすことができる。その後、処理はステップS116に移る。
ステップS113〜S115の処理によって、15R大当たりの分岐ラウンド(5R)の次のラウンド(6R)のみにおいて(図5参照)、大入賞口23が開放した時点で、R継続期待表示が終了することとなる。
ステップS116において、コマンド受信部135は、図12のステップS629の処理でセットされたエンディングコマンドを受信したか否かを判定する。受信したと判定された場合(ステップS116でYES)、処理はステップS117に移る。一方、受信していないと判定された場合(ステップS116でNO)、処理は図13のステップS11(演出ボタン処理)に移る。
ステップS117において、表示制御部136は、図14のステップS110で開始した大当たり演出を終了して、画像表示器6によるエンディング画面の表示を開始する。具体的には、表示制御部136は、画像音響制御部140に対して大当たり演出を終了してエンディング画面の表示を指示するコマンドを、RAM133にセットする。このコマンドは、図13のステップS12のコマンド送信処理によって画像音響制御部140へ送信される。そして、このコマンドを受信した画像音響制御部140の制御に基づいて、画像表示器6による大当たり演出を終了してエンディング画面の表示が開始される。このように、表示制御部136は、エンディングコマンドがコマンド受信部135によって受信されたタイミングで、大当たり演出を終了してエンディング画面の表示を開始させる。その後、処理はステップS118に移る。
ステップS118において、表示制御部136は、図14のステップS112の処理で開始したR継続期待表示が実行中であるか否かを判定する。R継続期待表示が実行中であると判定された場合(ステップS118でYES)、処理はステップS119に移る。一方、R継続期待表示が実行中ではないと判定された場合(ステップS118でNO)、処理は図13のステップS11(演出ボタン処理)に移る。
ステップS119において、報知部138は、表示制御部136に指示して、ステップ112の処理で開始させたR継続期待表示を終了させる。具体的には、報知部138の指示に応じて表示制御部136は、R継続期待表示を終了させるためのコマンドをRAM133にセットする。このコマンドは、図13のステップS12のコマンド送信処理によって画像音響制御部140へ送信される。そして、このコマンドを受信した画像音響制御部140の制御に基づいて、画像表示器6によるR継続期待表示が終了される。なお、ステップS116のエンディングコマンドを受信したか否かを判定する処理およびステップS118のR継続期待表示を終了させる処理は、演出制御部130による一連の動作として瞬間的に実行される。ここで、既に説明したように、大入賞口23が閉塞されるタイミングと、エンディングコマンドがコマンド送信部110から送信されるタイミングとは、同時とみなすことができる。そして、エンディングコマンドがコマンド送信部110から送信されるタイミングと、エンディングコマンドがコマンド受信部135で受信されてステップS119においてR継続期待表示が終了されるタイミングとは、同時とみなすことができる。このことから、大入賞口23が閉塞されるタイミングと、ステップS119によってR継続期待表示が終了されるタイミングとは、同時とみなすことができる。その後、処理は図13のステップS11(演出ボタン処理)に移る。
ステップS116〜S119の処理によって、5R大当たりの最終ラウンド(5R;分岐ラウンド)において(図5参照)、エンディング演出が開始した時点で、R継続期待表示が終了することとなる。また、ステップS116〜S119の処理によって、15R大当たりの最終ラウンド(15R)において(図5参照)、エンディング演出が開始することとなる。
以上に図13〜図15を用いて説明したように、サブ制御部52の演出制御部130は、5R大当たりの場合、クローズコマンドを受信するとR継続期待表示を開始し、その後エンディングコマンドを受信するとR継続期待表示を終了する。また、サブ制御部52の演出制御部130は、15R大当たりの場合、クローズコマンドを受信するとR継続期待表示を開始し、その後オープンコマンドを受信するとR継続期待表示を終了する。
[本実施形態の作用効果]
以上に説明したように、本実施形態によれば、遊技者が5R大当たりであったのか15R大当たりであったのかを認識する直前の比較的短期間において簡潔にR継続期待表示を行うことができる。このことから、例えば画像表示部6にストーリー性のある一連の演出表示を行う場合であっても、遊技者がこの演出表示に集中できなくなることを回避し、また、R継続期待表示によって遊技者のラウンド継続の期待感が減少することを回避することができる。
[本実施形態の変形例]
なお、本実施形態では、画像表示器6によってR継続期待表示が成される場合について説明した(図6参照)。しかし、本実施形態において、R継続期待表示は、音声を用いてスピーカ35から遊技者に対して報知されてもよい。この場合、図14のステップS112においてスピーカ35による報知が開始され、図15のステップS115又はS119においてスピーカ35による報知が終了することとなる。また、更には、本実施形態において、R継続期待表示は、画像表示器6に表示されると共に、音声を用いてスピーカ35から遊技者に対して報知されてもよい。
また、本実施形態では、大当たりの種類を、一例として、5R大当たりと15R大当たりの2種類で説明した。しかし、本実施形態において、大当たりの種類の種類は、3種類以上であってもよい。
また、本実施形態では、分岐ラウンドを、一例として、5Rとした。しかし、本実施形態において、分岐ラウンドは、他のラウンドであってもよい。
また、本実施形態では、分岐ラウンドにおいて大入賞口23が閉塞した時点でクローズコマンドが送信されることとした(図11のステップS620〜S622参照)。しかし、本実施形態において、全てのラウンドにおいて大入賞口23が閉塞した時点でクローズコマンドが送信されることとしてもよい。この場合、図11のステップS621は削除され、図15のステップS113とステップS114との間にラウンド数をカウントアップする処理が挿入される。そして、図14のステップS111とステップS112との間に分岐ラウンド中であるか否かを判定する処理が挿入され、分岐ラウンド中である場合ステップS112に移り、分岐ラウンド中ではない場合図15のステップS113に移ることとなる。
また、上述したパチンコ遊技機1に設けられている各構成要素の形状、数、および設置位置等は、単なる一例に過ぎず他の形状、数、および設置位置であっても、本発明を実現できることは言うまでもない。また、上述した処理で用いられている数値等は、単なる一例に過ぎず他の数値であっても、本発明を実現できることは言うまでもない。
以上、本発明を実施形態を用いて詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。また、本明細書において使用される用語は、特に言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味で用いられることが理解されるべきである。したがって、他に定義されない限り、本明細書中で使用される全ての専門用語および技術用語は、本発明の属する分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。矛盾する場合、本明細書(定義も含めて)が優先する。
1 パチンコ遊技機
2 遊技盤
4 表示器
5 枠部材
6 画像表示器
7 可動役物
8 盤ランプ
20 遊技領域
21 第1始動口
22 第2始動口
23 大入賞口
24 普通入賞口
25 ゲート
26 排出口
27 電動チューリップ
31 ハンドル
32 レバー
33 停止ボタン
34 取り出しボタン
35 スピーカ
36 枠ランプ
37 演出ボタン
38 演出キー
39 皿
51 メイン制御部
52 サブ制御部
100 遊技制御部
101、121、131、141、151 CPU
102、122、132、142、152 ROM
103、123、133、143、153 RAM
105 入賞検出部
106 乱数取得部
107 特別図柄処理部
108 大入賞口制御部
109 送信制御部
110 コマンド送信部
111 第1始動口スイッチ(SW)
112 第2始動口スイッチ(SW)
113 電動チューリップ開閉部
114 ゲートスイッチ(SW)
115 大入賞口スイッチ(SW)
116 大入賞口開閉部
117 普通入賞口スイッチ(SW)
120 払出制御部
125 払出モータ
126 払出検出部
127 球あり検出部
128 満タン検出部
130 演出制御部
134 RTC
135 コマンド受信部
136 表示制御部
138 報知部
140 画像音響制御部
150 ランプ制御部

Claims (7)

  1. 大当たり抽選を実行して当該抽選結果に関連するコマンドを送信するメイン制御部と、当該メイン制御部から送信されたコマンドに基づいて遊技者に対する演出を制御するサブ制御部とを備えるパチンコ遊技機であって、
    前記メイン制御部は、
    前記大当たり抽選に当選した場合に、大入賞口開閉手段を制御して、大入賞口を少なくとも1回開放してから閉塞するラウンドを実行させる大入賞口制御手段と、
    前記大入賞口制御手段によって大入賞口を閉塞させるタイミングで当該閉塞を通知するクローズコマンドを送信するコマンド送信手段とを備え、
    前記サブ制御部は、
    前記クローズコマンドを受信するコマンド受信手段と、
    前記コマンド受信手段によって前記クローズコマンドが受信された時点で、遊技者に対してラウンドの継続を期待させる情報を報知する報知手段とを備える、パチンコ遊技機。
  2. 前記メイン制御部は、少なくとも、第1のラウンド回数から成る第1の大当たりの抽選と当該第1のラウンド回数よりも少ない第2のラウンド回数から成る第2の大当たりの抽選とを実行する、請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記メイン制御部は、前記第1の大当たり及び前記第2の大当たりにおける前記第2のラウンド回数に対応する分岐ラウンドのみにおいて、前記大入賞口の閉塞を通知するクローズコマンドを送信する、請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記報知手段は、ラウンドの継続を期待させる前記情報を、画像表示手段に表示させることによって遊技者に報知する、請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記報知手段は、ラウンドの継続を期待させる前記情報を、音声発生手段に音声を出力させることによって遊技者に報知する、請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記コマンド送信手段は、前記大入賞口制御手段によって大入賞口を開放させるタイミングで当該開放を通知するオープンコマンドを送信し、
    前記コマンド受信手段は、前記オープンコマンドを受信し、
    前記報知手段は、ラウンドの継続を期待させる前記情報が遊技者に対して報知中である場合、前記コマンド受信手段によって前記オープンコマンドが受信された時点で、ラウンドの継続を期待させる当該情報の報知を終了する、請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  7. 前記コマンド送信手段は、前記大当たりの終了を遊技者に報知するためのエンディングコマンドを送信し、
    前記コマンド受信手段は、前記エンディングコマンドを受信し、
    前記報知手段は、ラウンドの継続を期待させる前記情報が遊技者に対して報知中である場合、前記コマンド受信手段によって前記エンディングコマンドが受信された時点で、ラウンドの継続を期待させる当該情報の報知を終了すると共に前記大当たりの終了を遊技者に報知する、請求項1に記載のパチンコ遊技機。
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