JP2011190844A - 軸受のスミアリング損傷防止装置および軸受のスミアリング損傷防止方法 - Google Patents

軸受のスミアリング損傷防止装置および軸受のスミアリング損傷防止方法 Download PDF

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Abstract

【課題】軸受の寿命または軸受使用機器の効率が改善された軸受のスミアリング損傷防止装置および軸受のスミアリング損傷防止方法を提供する。
【解決手段】軸受のスミアリング損傷防止装置は、軸受の保持器の実際の回転速度Ncを計測する保持器回転速度計測部206と、回転軸の回転速度Nsに基づいて保持器の理論回転速度Ntcを算出する保持器理論回転速度算出部204と、理論回転速度Ntcに対して保持器の実際の回転速度Ncの遅れが所定の判断基準よりも大きくなった場合に、軸受のスミアリングの発生が軽減するように回転軸の運転状態を変更する回転制御部210とを備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、軸受のスミアリング損傷防止装置および軸受のスミアリング損傷防止方法に関し、特に、転動体を含む軸受のスミアリング損傷を防止する技術に関する。
産業機械等に使用される軸受を高速・軽荷重の条件下で運転すると、円筒ころと内輪軌道面との間で相対的な滑り(スキッディング:skidding)が生じ、その結果、内輪軌道面やころ転動面にスミアリング(smearing)と呼ばれる損傷が発生する場合がある。スミアリングは、内輪軌道面やころ転動面に微小な溶着跡による荒れが生じることである。スミアリングの原因は、転動体の転がり運動中に滑りが生じており、これに対して潤滑剤の性能が不足していることである。
そこで、スミアリング損傷を防止するべく、滑りを発生させないように、運転条件、軸受寿命等を考慮し、円筒ころ軸受にラジアル方向の予圧を与えることが行われている。
特開2001−140877号公報(特許文献1)には、外輪の軌道面を楕円形状に形成したり、三角形状に形成したりすることで、円筒ころ軸受のラジアルすきまを部分的に負に設定したものが開示されている。このように、ラジアルすきまを負に設定した部分を設けると、その部分を円筒ころが通過することで予圧が与えられ、これにより、スキッディングが防止されるので、スミアリング損傷を防止することができる。
また、特開2009−92155号公報(特許文献2)には、軸とハウジングとの間に円筒ころ軸受を組み込む軸支持装置において、予圧の調整を外輪とハウジングの間で行なうことが開示されている。この軸支持装置では、ハウジングの内径面と軸受の外輪の外径面に互いに向き合う凹部を形成し、その凹部間に予圧調整部品を介在させて、ハウジングと外輪との間のラジアルすきまを負にしているので、スキッディングが防止される結果、スミアリング損傷を防止することができる。
特開2001−140877号公報 特開2009−92155号公報
しかしながら、特開2001−140877号公報および特開2009−92155号公報に開示されるスミアリング損傷対策方法は、いずれも軸受に部分的な予圧を付加するものであるため、予圧が付加されている部分の寿命低下をもたらす。
さらに、例えば、風力発電機の増速機等では、軸受荷重の増減があって大部分の運転条件では軸受に十分な荷重が付加されており、スキッディングが生じるのはごく限られた運転条件に過ぎない。このような機械で不要な予圧荷重を軸受に与えることは、大部分の運転条件において機械の運転効率を落としてしまう。
この発明の目的は、従来技術のような予圧を常時付与するスミアリング対策方法を適用しないで、軸受の寿命または軸受使用機器の効率が改善された軸受のスミアリング損傷防止装置および軸受のスミアリング損傷防止方法を提供することである。
この発明は、要約すると、軸受のスミアリング損傷防止装置であって、軸受の保持器の実際の回転速度を計測する計測部と、回転軸の回転速度に基づいて保持器の理論回転速度を算出する算出部と、理論回転速度に対して保持器の実際の回転速度の遅れが所定の判断基準よりも大きくなった場合に、軸受のスミアリングの発生が軽減するように回転軸の運転状態を変更する運転制御部とを備える。
好ましくは、運転制御部は、理論回転速度に対して保持器の実際の回転速度の遅れが所定の判断基準よりも大きくなった場合に、回転軸の回転抵抗が増大するように軸受が使用される機器を制御する。
より好ましくは、機器は、風力発電装置であり、軸受は、風力発電装置の増速機に使用される。運転制御部は、回転抵抗を増大させるために、発電機の発電電力を増加させる。
より好ましくは、機器は、風力発電装置であり、軸受は、風力発電装置の増速機に使用される。増速機は、入力軸と、出力軸と、入力軸の回転を出力軸に伝達する歯車機構とを含む。運転制御部は、回転抵抗を増大させるために、出力軸にブレーキをかける。
好ましくは、運転制御部は、理論回転速度に対して保持器の実際の回転速度の遅れが所定の判断基準よりも大きくなった場合に、回転軸の回転が停止するように軸受が使用される機器を制御する。
より好ましくは、機器は、風力発電装置であり、軸受は、風力発電装置の増速機に使用される。運転制御部は、風力発電装置の風車の回転を停止させる。
好ましくは、計測部は、軸受を使用する機器の振動を検出するための加速度センサと、加速度センサによって得られた振動信号の周波数分析を行なう周波数分析部とを含む。
好ましくは、計測部は、軸受に設置され保持器の実際の回転速度を検出するための近接センサ、光学式センサ、磁気センサのいずれかを含む。
この発明は、他の局面では、軸受のスミアリング損傷防止方法であって、軸受の保持器の実際の回転速度を計測するステップと、回転軸の回転速度に基づいて保持器の理論回転速度を算出するステップと、理論回転速度に対して保持器の実際の回転速度の遅れが所定の判断基準よりも大きくなった場合に、軸受のスミアリングの発生が軽減するように回転軸の運転状態を変更するステップとを備える。
好ましくは、運転状態を変更するステップは、理論回転速度に対して保持器の実際の回転速度の遅れが所定の判断基準よりも大きくなった場合に、回転軸の回転抵抗が増大するように軸受が使用される機器を制御する。
より好ましくは、機器は、風力発電装置であり、軸受は、風力発電装置の増速機に使用される。運転状態を変更するステップは、回転抵抗を増大させるために、発電機の発電電力を増加させる。
より好ましくは、機器は、風力発電装置であり、軸受は、風力発電装置の増速機に使用される。増速機は、入力軸と、出力軸と、入力軸の回転を出力軸に伝達する歯車機構とを含む。運転状態を変更するステップは、回転抵抗を増大させるために、出力軸にブレーキをかける。
好ましくは、運転状態を変更するステップは、理論回転速度に対して保持器の実際の回転速度の遅れが所定の判断基準よりも大きくなった場合に、回転軸の回転が停止するように軸受が使用される機器を制御する。
より好ましくは、機器は、風力発電装置であり、軸受は、風力発電装置の増速機に使用される。運転状態を変更するステップは、風力発電装置の風車の回転を停止させる。
本発明によれば、スミアリング損傷が発生し易い状態を検出し、この検出を利用してスミアリング損傷発生防止の方法を適用するため、軸受の寿命が延び、または軸受使用機器の効率が改善される。
本実施の形態の軸受のスミアリング損傷防止装置が使用される一例である風力発電装置を説明するための図である。 図1の風力発電装置のナセル部分を拡大して示した図である。 図2の増速機40の概略構成を示した断面図である。 図1のナセル内部の制御装置の構成を示したブロック図である。 近接センサや光学式センサ等を使用する場合の回転速度の検出例を説明するための図である。 振動センサを使用して保持器の実際の回転速度を求める場合の例を示した図である。 軸受に与えられる荷重について説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態の軸受のスミアリング損傷防止装置が使用される一例である風力発電装置を説明するための図である。
図1を参照して、風力発電装置10のタワー100の上端部には、ナセル90とロータヘッド20が設けられている。そして、ロータヘッド20には風力発電装置10の図示しない主軸の先端部分が接続されている。主軸はナセル90内部で支持され、図示しない増速機へと接続されている。また、ロータヘッド20には複数のブレード30が取り付けられている。
風力発電装置10は、風力の強さに応じてブレード30の風の方向に対する角度(以下、ピッチとする)を変化させることによって、適度な回転を得ている。また、風車の起動・停止を行なう場合にも同様に、ブレードピッチが制御される。このようにすることによって、風から得ることのできるエネルギーの量を調整することができる。強風時などでは、風車の回転を抑制するためにブレードの風受け面(翼面、羽面ともいう)を風の方向と平行にする。
図2は、図1の風力発電装置のナセル部分を拡大して示した図である。
図2を参照して、風力発電装置10は、主軸22と、ブレード30と、増速機40と、発電機50と、主軸用軸受60と、制御装置80とを備える。増速機40、発電機50、主軸用軸受60および制御装置80は、ナセル90に格納され、ナセル90は、タワー100によって支持される。制御装置80は、後に図4で説明するように、風力発電装置10がスミアリング損傷が発生しやすい状況となっていることを検出し、損傷を防止するように風力発電装置10を制御する。
主軸22は、ナセル90内に進入して増速機40の入力軸に接続され、主軸用軸受60によって回転自在に支持される。そして、主軸22は、風力を受けたブレード30により発生する回転トルクを増速機40の入力軸へ伝達する。ブレード30は、主軸22の先端に設けられ、風力を回転トルクに変換して主軸22に伝達する。
主軸用軸受60は、ナセル90内において固設され、主軸22を回転自在に支持する。主軸用軸受60は、転がり軸受によって構成され、たとえば、自動調心ころ軸受や円すいころ軸受、円筒ころ軸受、玉軸受等によって構成される。なお、これらの軸受は、単列のものでも複列のものでもよい。
増速機40は、主軸22と発電機50との間に設けられ、主軸22の回転速度を増速して発電機50へ出力する。一例として、増速機40は、遊星ギヤや中間軸、高速軸等を含む歯車増速機構によって構成される。
なお、後に図3で説明するように、この増速機40内にも、複数の軸を回転自在に支持する複数の軸受が設けられている。
発電機50は、増速機40の出力軸に接続され、増速機40から受ける回転トルクによって発電する。発電機50は、たとえば、誘導発電機によって構成される。なお、この発電機50内にも、ロータを回転自在に支持する軸受が設けられている。
ブレードピッチ可変機構は、ロータヘッド側に取り付けられたブレードピッチ変更用モータ24と、モータ24の回転軸に嵌合されたピニオンギヤによって回転されるリングギヤ26とを含む。リングギヤ26はブレード30に固定された状態に取り付けられている。
ブレードピッチ可変機構は、複数のブレード30を揺動(回動)させ、ブレード30のピッチを変更(調整)する。ここで、この複数のブレード30の基端部には、ブレード用軸受120が設けられており、ブレード30はブレード用軸受120によってそれぞれ支持され、ブレード用軸受120の回転軸を中心として回転する。
発電機50に負荷がかかっている場合には、風の方向とブレード30の風受け面とがなす角度が角度θ(≠0)となるようにブレード30のピッチが設定される。すると、ブレード30の風受け面は、風からのエネルギーを受ける。そして複数のブレード30は、ロータヘッド20に接続された主軸22を軸とし、ロータヘッド20と共にナセル90に対して回転する。この回転軸の回転は発電機へと伝達され、発電が行われる。
また強風時などには、風の方向とブレード30の風受け面とが平行となるようにブレード30のピッチが変更される。このように、風の方向とブレード30のピッチとが平行となる状態(フェザリング)では、ブレード30の風受け面は風からエネルギーをほとんど受けなくなる。このようにすることによって、ブレード30およびロータヘッド20の回転速度の異常上昇による風力発電装置10の破損を防止することができる。
上記以外でも、風力発電装置10には、発電しない状態で風力発電機のロータヘッド20が回る状態がある。発電機によって発電するほどの風は吹いていないが、風車の回転は維持できる程度の風が吹いているときに、風車の回転を完全に止めてしまうと、発電を再開する場合に効率が悪い。風車を静止させると、風車の回転を始動する際により強い風が必要であったり、電気エネルギーを使って風車に始動トルクを与える必要があったりするので効率が悪くなるからである。
このように、風力発電装置10では、各軸受に作用する荷重が増減する。特に、発電機を無負荷にして風車を回転させる場合、増速機に大きなトルクが作用しないため軸受に作用するラジアル方向の荷重が小さくなり、特に高速で回転する出力軸に用いられる軸受にスミアリング損傷が発生し易い。スミアリング損傷は、転動体が軌道輪の軌道面上を円滑に転がらず滑ることにより転動体と軌道面間の油膜破断を生じて発生する微小焼付きである。
図3は、図2の増速機40の概略構成を示した断面図である。
図3を参照して、増速機40は、主軸22に接続された(図2参照)入力軸91と、入力軸91から径方向に延びる腕部を介して入力軸91に接続され、軸方向に突出する遊星キャリア92と、遊星キャリア92の外周面を取り囲むように配置され、外周面にギヤ部93Aが形成された遊星ギヤ93とを含む。
増速機40は、さらに、遊星ギヤ93のギヤ部93Aに常時噛み合うギヤ部102Aが内周面に形成された外輪ギヤ102を含む。外輪ギヤ102は、ハウジング99に固定されている。
増速機40は、さらに、遊星ギヤ93のギヤ部93Aに常時噛み合うギヤ部94Aが外周面に形成された低速シャフト94と、円環状の形状を有し、低速シャフト94の外周面に固定され、外周面にギヤ部95Aが形成された低速ギヤ95とを含む。
増速機40は、さらに、低速ギヤ95のギヤ部95Aに常時噛み合うギヤ部96Aが外周面に形成された中速シャフト96と、円環状の形状を有し、中速シャフト96の外周面に固定され、外周面にギヤ部97Aが形成された中速ギヤ97と、中速ギヤ97のギヤ部97Aに常時噛み合うギヤ部98Aが外周面に形成された高速シャフト98とを含む。
入力軸91および遊星キャリア92は、外周面に対向するように配置されたハウジング99に対して、ころ軸受103により回転自在に支持されている。また、遊星キャリア92の支持軸と遊星ギヤ93との間には、2つのころ軸受103が軸方向に並べて配置されており、遊星キャリア92と遊星ギヤ93とは互いに相対的に回転可能となっている。さらに、低速シャフト94、中速シャフト96および高速シャフト98は、ハウジング99に対して、各一対のころ軸受103により回転自在に支持されている。
次に、増速機40の動作について説明する。図2の風力発電装置10のブレード30が風を受けてロータヘッド20が回転すると、主軸22が回転する。入力軸91は、この主軸22に接続されている。入力軸91が回転すると、低速シャフト94と、低速シャフト94を取り囲むように配置された外輪ギヤ102との間の空間を、遊星キャリア92が回転する。
そして、この遊星キャリア92の運動に伴い、遊星ギヤ93のギヤ部93Aが外輪ギヤ102のギヤ部102Aおよび低速シャフト94のギヤ部94Aの両方に噛み合いつつ、遊星ギヤ93が低速シャフト94のまわりを自転しつつ公転する。その結果、外輪ギヤ102のギヤ部102Aの歯数と低速シャフト94のギヤ部94Aの歯数との関係に応じて、低速シャフト94が軸まわりに回転する。
低速シャフト94が回転すると、低速ギヤ95が低速シャフト94と一体に回転し、これに伴い、低速ギヤ95のギヤ部95Aと噛み合うギヤ部96Aを有する中速シャフト96が回転する。このとき、中速シャフト96のギヤ部96Aの歯数に対する低速ギヤ95のギヤ部95Aの歯数の比に応じた増速比で、低速シャフト94の回転が増速されて、中速シャフト96に伝達される。
さらに、中速シャフト96が回転すると、中速ギヤ97が中速シャフト96と一体に回転し、これに伴い、中速ギヤ97のギヤ部97Aと噛み合うギヤ部98Aを有する高速シャフト98が回転する。このとき、高速シャフト98のギヤ部98Aの歯数に対する中速ギヤ97のギヤ部97Aの歯数の比に応じた増速比で、中速シャフト96の回転が増速されて、高速シャフト98に伝達される。
以上の説明のように、主軸22の回転は増速機40において増速され、高速シャフト98に接続された出力軸の回転として出力される。
図4は、図1のナセル内部の制御装置の構成を示したブロック図である。
図4を参照して、制御装置80は、回転軸回転速度検出部202と、保持器理論回転速度算出部204と、保持器回転速度計測部206と、回転速度遅れ検出部208と、回転制御部210とを含む。
回転軸回転速度検出部202は、図3の増速機40の入力軸91または高速シャフト98につながる出力軸の回転速度を検出し、対応する軸受の回転速度Nsを算出する。回転軸回転速度検出部202は、公知の回転速度センサ(エンコーダ、近接センサ、光センサ、レゾルバ等)を使用して増速機40の入力軸91または高速シャフト98につながる出力軸の回転速度を検出し、これに所定のギヤ比を掛けることで実現することができる。
保持器理論回転速度算出部204は、検出された回転軸の回転速度に基づいて、軸受の保持器の理論回転速度を算出する。軸受の保持器は、転動体が互いに所定の間隔を保ちつつ、外輪と内輪との間から脱落しないように、複数の転動体を保持する。回転軸および内輪が回転運動を行なうと、複数の転動体が公転運動を行なう。公転運動を行なう複数の転動体とともに、保持器も回転運動を行なう。
たとえば、単純な場合には、保持器の理論回転速度Ntcは、以下の式(1)で表わされる。
Ntc=(Ns/2)×(1−(dw/Dp)) ・・・(1)
ただし、Nsは回転軸の回転速度(内輪の回転速度)、Dpは転動体のピッチ円直径(円周上に配置された転動体の中心線が描く円の直径)、dwは転動体の直径である。
したがって、保持器理論回転速度算出部204は、たとえば式(1)に基づいて保持器の理論回転速度Ntcを算出する。なお、転動体のピッチ円直径や転動体の直径は固定値であるので、回転速度Nsに対応する保持器の理論回転速度Ntcをマップとして予め用意しておいてこのマップを参照しても良い。
また、保持器回転速度計測部206は、軸受の保持器の実際の回転速度(転動体の公転速度)を計測する。軸受の保持器の回転速度を検出する方法は、たとえば、保持器の幅面の一箇所〜数箇所に突起を設け、この突起を近接センサで検知してカウントすることによる方法や、レーザー等光学式のセンサで保持器幅面に設けた反射板を検出する方法などを用いることができる。なお、磁界の変化を検出するホール素子センサを用いて転動体の通過を検出しても良い。これらの場合、機械中に使用される複数個の軸受それぞれについてセンサの設置が必要となる。
図5は、近接センサや光学式センサ等を使用する場合の回転速度の検出例を説明するための図である。
図5を参照して、増速機中にある2つの軸受103A,103Bについて滑りを検出する場合を説明する。図5では、軸受103Aの保持器の回転速度NcA検出用にセンサ206Aが設けられ、軸受103Aの回転軸の回転速度NsA検出用にセンサ202Aが設けられる。
また、軸受103Bの保持器の回転速度NcB検出用にセンサ206Bが設けられ、軸受103Bの回転軸の回転速度NsB検出用にセンサ202Bが設けられる。
その他の方法として、軸受を内蔵する機械の内部または外部に加速度センサを設置し、軸受から発生する振動を検出する方法がある。増速機のように軸受が多く内蔵されている場合には、センサの数が多くなってしまう。そこで、好ましくは、加速度センサなどの振動センサを用いてセンサの数を減らしても良い。
図6は、振動センサを使用して保持器の実際の回転速度を求める場合の例を示した図である。
図6を参照して、保持器回転速度計測部206は、振動センサ302と、フィルタ部304と、周波数分析部306とを含む。振動センサ302は、たとえば加速度センサを用いることができる。フィルタ部304は、計測対象とする周波数以外のノイズ成分を除去する。周波数分析部306は、高速フーリエ変換によって周波数スペクトルを得てピーク周波数の位置から2つの軸受103A,103Bの保持器回転速度NcA,NcBをそれぞれ計測する。
軸受から発生する振動には保持器の回転速度に起因する振動も含まれるため、加速度センサで振動を計測して周波数分析を行なうことにより保持器の回転速度を知ることが出来る。
加速度センサは各軸受から発生している互いに異なった振動周波数を同時に検出可能である。この方法であれば、複数個の軸受の保持器の回転数を1個乃至少数の加速度センサで検出することが可能となる。
再び、図4を参照して、理論回転速度Ntcと実回転速度Ncとが得られると、これらを受けて回転速度遅れ検出部208が保持器の回転の遅れを検出する。たとえば、下式(2)によって、保持器すべり率Csを求めてすべりの指標とすることができる。
Cs=(1−(Nc/Ntc))×100 (%) ・・・(2)
なお、すべりの指標は式(2)に限られるものではなく、Nc/NtcやNtc−Ncなど種々の値であってもよい。そして、回転制御部210が回転速度遅れ検出部208の検出結果を受けて、これを所定の判断基準と比較する。このとき判断基準と比較してすべりが大きい場合には、軸受にスミアリング損傷が発生しにくくなるように、回転制御部210が回転軸を制御する。たとえば、回転制御部210は、発電機50の負荷を増加させたり、ブレーキ55を作動させたりして、回転軸の回転抵抗を増加させる。
すなわち、スミアリング損傷が発生する状況では、転動体が滑りを起こしているため、保持器の回転数が、回転軸の回転速度と軸受の内部設計情報とから算出できる理論回転数より遅くなる。このため、軸受使用機械中に使用されている軸受の保持器回転数をセンサで検出して理論回転速度と比較することにより、スミアリング損傷が発生し易い状態を検出することが出来る。
そして、損傷を防止するために、上記のセンサにて軸受保持器の回転速度を監視し、実回転速度が理論回転速度に対して遅くなった場合、風力発電機の駆動系統にブレーキを作用させる等(増速機と発電機の間に設けられているブレーキを作動させる等)、軸受に荷重を与えるための制御を風力発電機に実施する。
図7は、軸受に与えられる荷重について説明するための図である。
図7は、図4のギヤの一部の回転を示している。中速シャフト96とギヤ97とが一体的に矢印V1に示す向きに回転しており、高速シャフト98とギヤ部98Aが一体的に矢印V2に示す向きに回転しているとする。中速シャフト96は軸受103によってハウジングに回転可能に支持されている。発電機を無負荷状態にして運転している場合、ギヤ97とギヤ部98Aとの間に働く力は小さいので、軸受にはラジアル方向の力F2はほとんど働かない。したがって、軸受の転動体がすべりを発生しやすい条件、つまりスミアリング損傷が発生しやすい条件となっている。
ここで、ブレーキ55によって高速シャフト98にブレーキをかけたり、発電機によって負荷を増大させたりすると、ギヤ部98Aはギヤ97に対して回転を停止させる方向に力F1を及ぼす。この力F1によって、中速シャフト96にもラジアル方向の力F2が働くので、軸受103の転動体にも荷重がかかる。
これにより、予圧を与えておかなくても滑りを防止することができ、軸受のスミアリング損傷を予防することができる。また常時予圧を与える方法よりも通常時(発電時)の回転損失が少ないので、発電機の効率を下げずにスミアリング損傷の予防が可能になる。
また、回転抵抗を増加させる方法に代えて、回転制御部210が風力発電機を停止させることで軸受のスミアリング損傷を防止するようにしても良い。回転軸の回転が停止すれば転動体や回転軸が静止するので、軸受にスミアリング損傷が発生することもない。この場合には、好ましくは、図2のモータ24を用いてブレード30を風の方向と平行にして、風による回転力が発生しないように風力発電機を制御してもよい。
なお、本実施の形態では、軸受が使用される機器が風力発電装置である例について説明したが、軸受が使用される機器であれば他の機器にも本実施の形態を適用することができる。たとえば、回転軸がある産業機器や車両などにも適用することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、近接センサ、光学式センサ、加速度センサ等を用いることにより、スミアリング損傷が発生し易い状態を検出することができる。また、スミアリング損傷が発生し易い状態を検出することで、例えば風力発電機等、軸受を使用している機器を制御して軸受のスミアリング損傷を防止することが出来る。
最後に、本実施の形態について、再び図面を参照して総括する。図4を参照して、軸受のスミアリング損傷防止装置は、軸受の保持器の実際の回転速度Ncを計測する保持器回転速度計測部206と、回転軸の回転速度Nsに基づいて保持器の理論回転速度Ntcを算出する保持器理論回転速度算出部204と、理論回転速度Ntcに対して保持器の実際の回転速度Ncの遅れ(たとえばすべり率Cs)が所定の判断基準(たとえば、Yパーセントなど)よりも大きくなった場合に、軸受のスミアリングの発生が軽減するように回転軸の運転状態を変更する回転制御部210とを備える。
好ましくは、回転制御部210は、理論回転速度Ntcに対して保持器の実際の回転速度Ncの遅れが所定の判断基準よりも大きくなった場合に、回転軸の回転抵抗が増大するように軸受が使用される機器を制御する。
より好ましくは、機器は、図2の風力発電装置10であり、軸受は、風力発電装置の増速機40に使用される。回転制御部210は、回転抵抗を増大させるために、発電機50の発電電力を増加させる。
より好ましくは、機器は、図2の風力発電装置10であり、軸受は、風力発電装置の増速機40に使用される。図3に示すように、増速機40は、入力軸91と、高速シャフト98と、入力軸91の回転を高速シャフト98に伝達する歯車機構とを含む。回転制御部210は、図7に示すように、回転抵抗を増大させるために、高速シャフト98につながる出力軸にブレーキ55をかける。
好ましくは、回転制御部210は、理論回転速度Ntcに対して保持器の実際の回転速度Ncの遅れが所定の判断基準よりも大きくなった場合に、回転軸の回転が停止するように軸受が使用される機器を制御する。
より好ましくは、機器は、風力発電装置10であり、軸受は、風力発電装置10の増速機40に使用される。回転制御部210は、風力発電装置10の風車の回転を停止させる。
好ましくは、保持器回転速度計測部206は、図6に示すように、軸受を使用する機器の振動を検出するための加速度センサ(振動センサ302)と、加速度センサによって得られた振動信号の周波数分析を行なう周波数分析部306とを含む。
好ましくは、保持器回転速度計測部206は、図5に示すように、軸受に設置され保持器の実際の回転速度Ncを検出するための近接センサ、光学式センサ、磁気センサのいずれかのセンサ206A,206Bを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 風力発電装置、20 ロータヘッド、22 主軸、24 ブレードピッチ変更用モータ、26 リングギヤ、30 ブレード、40 増速機、50 発電機、55 ブレーキ、60 主軸用軸受、80 制御装置、90 ナセル、91 入力軸、92 遊星キャリア、93 遊星ギヤ、93A,94A,95A,96A,97A,98A,102A ギヤ部、94 低速シャフト、95 低速ギヤ、96 中速シャフト、97 中速ギヤ、98 高速シャフト、99 ハウジング、100 タワー、102 外輪ギヤ、103 ころ軸受、103A,103B,103A,103B 軸受、120 ブレード用軸受、202 回転軸回転速度検出部、202A,202B,206A,206A,206B,206B センサ、204 保持器理論回転速度算出部、206 保持器回転速度計測部、208 回転速度遅れ検出部、210 回転制御部、302 振動センサ、304 フィルタ部、306 周波数分析部。

Claims (14)

  1. 軸受の保持器の実際の回転速度を計測する計測部と、
    回転軸の回転速度に基づいて前記保持器の理論回転速度を算出する算出部と、
    前記理論回転速度に対して前記保持器の実際の回転速度の遅れが所定の判断基準よりも大きくなった場合に、前記軸受のスミアリングの発生が軽減するように前記回転軸の運転状態を変更する運転制御部とを備える、軸受のスミアリング損傷防止装置。
  2. 前記運転制御部は、前記理論回転速度に対して前記保持器の実際の回転速度の遅れが前記所定の判断基準よりも大きくなった場合に、前記回転軸の回転抵抗が増大するように前記軸受が使用される機器を制御する、請求項1に記載の軸受のスミアリング損傷防止装置。
  3. 前記機器は、風力発電装置であり、
    前記軸受は、前記風力発電装置の増速機に使用され、
    前記運転制御部は、前記回転抵抗を増大させるために、発電機の発電電力を増加させる、請求項2に記載の軸受のスミアリング損傷防止装置。
  4. 前記機器は、風力発電装置であり、
    前記軸受は、前記風力発電装置の増速機に使用され、
    前記増速機は、
    入力軸と、
    出力軸と、
    前記入力軸の回転を前記出力軸に伝達する歯車機構とを含み、
    前記運転制御部は、前記回転抵抗を増大させるために、前記出力軸にブレーキをかける、請求項2に記載の軸受のスミアリング損傷防止装置。
  5. 前記運転制御部は、前記理論回転速度に対して前記保持器の実際の回転速度の遅れが前記所定の判断基準よりも大きくなった場合に、前記回転軸の回転が停止するように前記軸受が使用される機器を制御する、請求項1に記載の軸受のスミアリング損傷防止装置。
  6. 前記機器は、風力発電装置であり、
    前記軸受は、前記風力発電装置の増速機に使用され、
    前記運転制御部は、前記風力発電装置の風車の回転を停止させる、請求項5に記載の軸受のスミアリング損傷防止装置。
  7. 前記計測部は、
    前記軸受を使用する機器の振動を検出するための加速度センサと、
    前記加速度センサによって得られた振動信号の周波数分析を行なう周波数分析部とを含む、請求項1に記載の軸受のスミアリング損傷防止装置。
  8. 前記計測部は、
    前記軸受に設置され前記保持器の実際の回転速度を検出するための近接センサ、光学式センサ、磁気センサのいずれかを含む、請求項1に記載の軸受のスミアリング損傷防止装置。
  9. 軸受の保持器の実際の回転速度を計測するステップと、
    回転軸の回転速度に基づいて前記保持器の理論回転速度を算出するステップと、
    前記理論回転速度に対して前記保持器の実際の回転速度の遅れが所定の判断基準よりも大きくなった場合に、前記軸受のスミアリングの発生が軽減するように前記回転軸の運転状態を変更するステップとを備える、軸受のスミアリング損傷防止方法。
  10. 前記運転状態を変更するステップは、前記理論回転速度に対して前記保持器の実際の回転速度の遅れが前記所定の判断基準よりも大きくなった場合に、前記回転軸の回転抵抗が増大するように前記軸受が使用される機器を制御する、請求項9に記載の軸受のスミアリング損傷防止方法。
  11. 前記機器は、風力発電装置であり、
    前記軸受は、前記風力発電装置の増速機に使用され、
    前記運転状態を変更するステップは、前記回転抵抗を増大させるために、発電機の発電電力を増加させる、請求項10に記載の軸受のスミアリング損傷防止方法。
  12. 前記機器は、風力発電装置であり、
    前記軸受は、前記風力発電装置の増速機に使用され、
    前記増速機は、
    入力軸と、
    出力軸と、
    前記入力軸の回転を前記出力軸に伝達する歯車機構とを含み、
    前記運転状態を変更するステップは、前記回転抵抗を増大させるために、前記出力軸にブレーキをかける、請求項10に記載の軸受のスミアリング損傷防止方法。
  13. 前記運転状態を変更するステップは、前記理論回転速度に対して前記保持器の実際の回転速度の遅れが前記所定の判断基準よりも大きくなった場合に、前記回転軸の回転が停止するように前記軸受が使用される機器を制御する、請求項9に記載の軸受のスミアリング損傷防止方法。
  14. 前記機器は、風力発電装置であり、
    前記軸受は、前記風力発電装置の増速機に使用され、
    前記運転状態を変更するステップは、前記風力発電装置の風車の回転を停止させる、請求項13に記載の軸受のスミアリング損傷防止方法。
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