JP2011189101A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者に十分な満足を与えると共に安定かつ健全な遊技店の経営を実現するための遊技機を提供する。
【解決手段】遊技領域11に打ち出された遊技球が最初の落下過程で何れの入賞口18,19等にも入賞しなかった場合に、当該遊技球をアウト口20に入る前に受けて所定の高さ位置まで導き再び落下させるレール22と、このレール22の内側近傍に沿って複数配置され、該レール22上に導かれた遊技球が入賞可能で、遊技球の入賞を有効と認識する有効状態と有効と認識しない無効状態にそれぞれ選択される賞球付与手段30とを有する。各賞球付与手段30における遊技球の入賞し易さの度合に応じて、各賞球付与手段30ごとに割り当てられる遊技球の賞出数を異ならせる。また、遊技球に関して予め設定される貸し出し単価に応じて、各賞球付与手段30のうち有効状態に選択するものを定める。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技領域に、打ち出された遊技球が落下過程で入賞可能な各種の入賞口と、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収するアウト口と、を有する遊技機に関して、特に1台の遊技機で、遊技球の貸し出し単価の変化に応じた適正な遊技を行なうことを可能とする遊技機に関するものである。
最近では、パチンコ機において通常1個4円の遊技球の貸し出し単価を1円に引き下げて、新しい遊技客の獲得を狙う「1円パチンコ機」が知られている。1円パチンコ機は、従来のパチンコ機に比べて安く長く遊べるため遊技客の遊技時間が長くなり、他の機種にも遊技客がつくという理由で急増しているが、1円の遊技球を4円の台で使われると遊技店にとっては多大な損失になる等の問題があった。
前述した問題を解決するために、例えば1円パチンコ機を設置するエリアを、通常のパチンコ機のフロアから隔離するような対応が考えられるが、遊技店にとっては余計な設備投資を強いられることになる。また、今までの1円パチンコ機は、その遊技内容に関しては通常のパチンコ機と全く同一の機種であり、単に遊技球の貸し出し単価を1円に引き下げたものであったが、1台のパチンコ機で遊技球の貸し出し単価に応じて、異なる遊技を行えるようにすることが切望されていた。
ところで、従来のパチンコ機において、例えば同じ遊技球が2回遊技に使用される場合があるとすると、遊技球の貸し出し単価が2分の1に減じると考えることができる。ここで同じ遊技球が2回遊技に使用されるための構成としては、打ち出された遊技球を遊技領域に誘導するためのレールを工夫することが考えられる。
かかるレールとしては、通常の誘導レールの他に、例えば特許文献1に開示されているように、遊技盤の左脇にも弾道レールを設けて、これら左右の弾道レールの上流部分に、遊技球の発射方向を切り替えるための弾道切替レールを設けて、遊技球を遊技盤の左右どちらから側でも発射できるように構成したものが既に知られている。
実開昭52−57781号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、左右の弾道レールは何れも遊技球の発射時のみに遊技球の弾道をなすものであり、前述したように同じ遊技球を2回遊技に使用することを実現して、遊技球の貸し出し単価に影響を及ぼすものではない。よって、1台の遊技機で遊技球の貸し出し単価に応じて異なる遊技を可能とするものでもなかった。
ところで、1台のパチンコ機で遊技球の貸し出し単価に応じて異なる遊技を実現させる場合に、遊技が難しいにも拘わらず遊技球の貸し出し単価を高くすると、遊技者の客足が遠のいてしまい、結局技店側の損失を導いたり、逆に遊技者を遊技店に惹き付けるべく、遊技が易しいにも拘わらず遊技球の貸し出し単価を低くすると、遊技店の売上げが過度に低くなる等という問題が想定される。
すなわち、従来は1台のパチンコ機で遊技球の貸し出し単価に応じて異なる遊技を可能とし、遊技店側と遊技者側との利益配分のバランスをうまくとり、結果として遊技店側の利益増大を招くことができるようなパチンコ機は存在せず、遊技業界内においては、安定かつ健全な経営状態を維持できるような従来にない斬新なパチンコ機の出現が切望されていた。
本発明は、以上のような従来技術の有する問題点に着目してなされたものであり、1台の遊技機において打ち出される遊技球ごとの単価価値を遊技に基づき変えることができ、遊技球の貸し出し単価に応じて異なる遊技を実行可能とし、遊技店側と遊技者側との利益配分のバランスをうまくとることができ、遊技者に十分な満足を与えると共に安定かつ健全な遊技店の経営を実現するための遊技機を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]遊技領域(11)に、打ち出された遊技球が落下過程で入賞可能な各種の入賞口(18,19等)と、何れの入賞口(18,19等)にも入賞しなかった遊技球を回収するアウト口(20)と、を有する遊技機(10)において、
遊技球が最初の落下過程で何れの入賞口(18,19等)にも入賞しなかった場合に、当該遊技球を前記アウト口(20)に入る前に受けて所定の高さ位置まで導いてから再び落下させるレール(22)と、
前記レール(22)の内側近傍に沿って複数配置され、該レール(22)上に導かれた遊技球が入賞可能で、遊技球の入賞を有効と認識する有効状態と有効と認識しない無効状態にそれぞれ選択され、前記有効状態における遊技球の入賞に基づき遊技球を賞出する賞球付与手段(30)と、
前記各賞球付与手段(30)における遊技球の入賞し易さの度合に応じて、各賞球付与手段(30)ごとに割り当てられる遊技球の賞出数を異ならせる賞出制御手段と、
遊技球に関して予め設定される貸し出し単価に応じて、前記各賞球付与手段(30)のうち有効状態に選択するものを定める有効設定手段と、を有することを特徴とする遊技機(10)。
[2]前記レール(22)の上端側に、当該位置まで到達した遊技球が当たって該遊技球がレール(22)上から飛び出すのを防止する止釘(22b)を設けたことを特徴とする[1]に記載の遊技機(10)。
[3]前記レール(22)の下端側に、該レール(22)上をそのまま流下して前記アウト口(20)に向かう遊技球を受け取り、前記入賞口(18,19等)の一つに強制的に導く入賞補助具(32)を設けたことを特徴とする[1]または[2]に記載の遊技機(10)。
[4]前記遊技領域(11)に、落下過程のある遊技球を受け入れて、前記レール(22)上に導くための導入口(23)および通路(24)を配設したことを特徴とする[1],[2]または[3]に記載の遊技機(10)。
[5]前記遊技領域(11)に、前記アウト口(20A)とは別に、前記導入口(23)に入らなかった遊技球を回収する第2アウト口(20B)を設けたことを特徴とする[4]に記載の遊技機(10)。
[6]前記遊技領域(11)に、前記アウト口(20A)および前記第2アウト口(20B)とは別に、前記導入口(23)に入らなかった遊技球を回収する第3アウト口(20C)を設けたことを特徴とする[5]に記載の遊技機(10)。
前記本発明は、次のように作用する。
前記[1]に記載の遊技機(10)によれば、遊技球が遊技領域(11)に打ち出されて、最初の落下過程で何れの入賞口(18,19等)にも入賞しなかったとしても、当該遊技球がアウト口(20)に入る前にレール(22)によって、所定の高さ位置まで導かれる場合がある。
ここで「所定の高さ位置」とは、具体的には例えば各種の入賞口(18,19等)のうち少なくとも何れか一つが存在する高さ位置である。遊技球が前記レール(22)によって所定の高さ位置まで導かれることにより、同じ遊技球が2回遊技に使用されることになる。言い換えれば、遊技球の通常の単価が2分の1に減じると考えることができる。
また、レール(22)の内側近傍に沿って賞球付与手段(30)を複数配置したことにより、レール(22)上から落下する遊技球は入賞口(18,19等)のみならず、特に賞球付与手段(30)に入賞し易い。かかる賞球付与手段(30)への遊技球の入賞に基づいても、遊技球が賞出されるため、遊技者の遊技に対する期待感を高めることができる。ここで各賞球付与手段(30)は、遊技球の入賞を有効と認識する有効状態と有効と認識しない無効状態とに、それぞれ選択できる。
さらに、前記各賞球付与手段(30)における遊技球の入賞し易さの度合に応じて、賞出制御手段により各賞球付与手段(30)ごとに割り当てられる遊技球の賞出数を異ならせる。これにより、遊技上の興趣を高めることができる。具体的には例えば、各賞球付与手段(30)のうち遊技球が入賞し易い順に、遊技球の賞出数を少なく設定すれば、要するに入賞が困難なほど逆に遊技者への見返りが大きくなるので、遊技者の射幸心を高めることができる。
そして、遊技機(10)で使用する遊技球の貸し出し単価は任意に定めた複数の単価の中から予め設定されるが、ここで定められた貸し出し単価に応じて、各賞球付与手段(30)のうち有効状態に選択するものを有効設定手段によって定める。例えば、貸し出し単価が高いほど有効状態に選択する賞球付与手段(30)の数を多くしたり、賞出数の多い賞球付与手段(30)を有効状態に選択することで、遊技店側と遊技者側との利益配分のバランスをうまくとることがでる。
このように、遊技球の貸し出し単価に応じて、各賞球付与手段(30)のうち何れかを有効状態とするものを定めることにより、1台の遊技機(10)で異なる遊技を実現することができる。ここで例えば、貸し出し単価が安い場合は、有効状態である各賞球付与手段(30)を少なくして遊技店の利益を保護する一方、貸し出し単価が高い場合は、有効状態である各賞球付与手段(30)を多くして遊技者の利益を保護することにより、遊技者を惹き付ける魅力ある遊技店の経営が可能となる。
前記[2]に記載の遊技機(10)によれば、レール(22)の上端側に、当該位置まで到達した遊技球が当たって該遊技球がレール(22)上から飛び出すのを防止する止釘(22b)を設ける。これにより、レール(22)の上端側まで到達した遊技球は止釘(22b)に当たって勢いが減殺されて、遊技球はレール(22)上を1回に限り所定の高さ位置まで導かれることになる。
前記[3]に記載の遊技機(10)によれば、前記レール(22)の下端側に、該レール(22)上をそのまま流下してアウト口(20)に向かう遊技球を受け取り、入賞口(18,19等)の一つに強制的に導く入賞補助具(32)を設けたから、前記レール(22)で受けれられた遊技球をなおさら遊技上有効に活用することができる。
このように、遊技球が遊技領域(11)を流下してレール(22)の下端側にて拾われ、該拾われた遊技球を強制的に入賞口(18,19等)に導く入賞補助具(32)を用いると共に、該入賞補助具(32)の駆動を調整することによって、より精緻に遊技店側と遊技者側との利益配分のバランスをとることができる。
前記[4]に記載の遊技機(10)によれば、より多くの落下途中の遊技球を、導入口(23)より受け入れて通路(24)を介して前記レール(22)上に強制的に導くことができる。これにより、同じ遊技球が2回遊技に使用される可能性も高くなり、遊技球の単価が2分の1に減じる確率を高くすると共に、導入口(23)および通路(24)を介して落下する遊技球に勢いを付けることができ、前記レール(22)自体の距離をより長く設定することが可能となる。
前記[5]に記載の遊技機(10)によれば、遊技領域(11)に、アウト口(20A)とは別に、導入口(23)に入らなかった遊技球を回収する第2アウト口(20B)を設ける。これにより、導入口(23)に入らなかった遊技球は、アウト口(20A)あるいは第2アウト口(20B)の何れかに導かれ、確実にアウト球とすることができる。
前記[6]に記載の遊技機(10)によれば、遊技領域(11)に、アウト口(20A)および第2アウト口(20B)とは別に、導入口(23)に入らなかった遊技球を回収する第3アウト口(20C)を設ける。これにより、導入口(23)に入らなかった遊技球は、アウト口(20A)、第2アウト口(20B)、あるいは第3アウト口(20C)の何れかに導かれ、素早くアウト球として処理することができる。
本発明に係る遊技機によれば、1台の遊技機において打ち出される遊技球ごとの単価価値を遊技に基づき変えることができ、遊技球の貸し出し単価に応じて異なる遊技を実行可能とし、遊技店側と遊技者側との利益配分のバランスをうまくとることができ、遊技者に十分な満足を与えると共に安定かつ健全な遊技店の経営を実現することができる。
本発明の第1実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の第2実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の第3実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の第4実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の第5実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の第6実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の第7実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の第8実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。
以下、図面に基づき、本発明を代表する各種実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施の形態に係る遊技機10を示している。
遊技機10は、遊技領域11上に遊技球を打ち出して遊技を行うパチンコ機である。遊技機10は、遊技球が落下して遊技を進行させる各種役物が取り付けられた遊技領域11を成す遊技盤12と、遊技領域11の正面を覆うガラスを固定するガラス枠13等を有している。ガラス枠13には、装飾装置であるランプ・LED等が組み付けられている。なお、図示省略したが遊技機10には、有価価値カードの挿入により遊技球を貸し出すためのカードユニット(CR球貸機)が付設されている。
ガラス枠13の下方には、遊技球である貸球や賞球を貯留する上受け皿14、上受け皿14から溢れた遊技球を貯留する下受け皿15、遊技球の打ち出し操作を遊技者が行うためのハンドル16等が設けられている。遊技領域11の左端縁には、打ち出された遊技球を上方へ導くための誘導レール21が設けられている。また、遊技領域11の随所に、落下する遊技球の経路に変化を与えるための遊技釘や風車、遊技球を受け入れる各種の入賞口、表示遊技を行う可変表示装置17、何れの入賞口にも入らずに落下した遊技球を排出するためのアウト口20等が設けられている。
各種入賞口には、遊技球の入賞により可変表示装置17で表示遊技を実行する権利を確保する始動入賞口18、特別遊技状態として開閉動作を行う大入賞口19等がある。遊技球が各種入賞口に入賞すると、それぞれの入賞口に付設されたスイッチにより入賞球が検出され、入賞球が検出される度に、それぞれの入賞口に割り当てられた所定数の遊技球が賞出されるように設定されている。なお、始動入賞口18も開閉可能であり、所定の条件下で通常の閉状態から開状態に一時的に変位するように設定されている。
可変表示装置17は、表示遊技の結果に関係する識別情報(例えば数字)や、表示遊技の演出表示に関係する各種画像(例えば背景)を変動表示させるものである。前記始動入賞口18に遊技球が入賞すると、可変表示装置17における表示遊技の権利が獲得され、表示遊技が実行される。表示遊技では、複数種類の識別情報が変動表示され、最終的に停止した識別情報の組み合わせが、予め定められた特定の組み合わせ(例えば「777」とぞろ目に揃った場合等)である特定表示態様(以下「大当たり」とも言う。)に確定すれば、特別遊技状態が発生する。
表示遊技の結果が、識別情報のうち確変図柄(例えば奇数図柄「1」、「3」、「5」、「7」、「9」)の何れかで全て同一種類に揃う特定表示態様(確率変動大当たり)に確定した場合には、確率変動状態を伴う特別遊技状態が発生することになる。すなわち、確変図柄で揃った特定表示態様(確率変動大当たり)が確定すると、これに基づき発生した特別遊技状態が終了した後、次回の特別遊技状態が発生するまで、表示遊技の結果が特定表示態様に確定する大当たり確率が高確率に変化する。
確率変動状態中には、可変表示装置17における表示遊技の変動時間が短縮される時間短縮状態も併せて発生するように設定しても良い。なお、表示遊技の結果が、識別情報のうち非確変図柄(例えば偶数図柄「0」、「2」、「4」、「6」、「8」)の何れかで全て同一種類に揃う特定表示態様(非確率変動大当たり)に確定した場合には、確率変動状態を伴わない特別遊技状態が発生することになる。この特別遊技状態が終了した後、所定回数(例えば100回)を限度に、次回以降の表示遊技における変動時間が短縮されるように設定しても良い。
表示遊技の実行中あるいは特別遊技状態の発生中に、始動入賞口18に遊技球が入賞した場合には、表示遊技を実行する権利が保留として獲得され、現在進行中の表示遊技等が終了した後、保留されていた権利が順次消化されるようになっている。前記表示遊技の保留数は、例えば最大で4個と設定されている。
大入賞口19は、遊技球が入賞し易い開状態と、遊技球が入賞できない通常の閉状態とに変化するように構成されている。大入賞口19は、前記表示遊技の結果が特定表示態様となった場合に、特別遊技状態を形成するように開閉制御される。特別遊技状態は、大入賞口19の扉が開いて遊技球が入賞し易い開状態となり、所定時間(例えば30秒)の経過または遊技球の所定個数(例えば10個)の入賞により扉が閉鎖されて入賞し難い閉状態となる動作が、所定の回数(例えば15回)を上限に繰り返す状態である。
また、遊技機10には、遊技全体の制御を掌る制御手段が設けられている。かかる制御手段は、図示省略したがインターフェース、CPU、RAM、ROM等から構成されたマイクロコンピューターから成る。制御手段は、各種入賞口18,19等に遊技球が入賞した際に賞出信号を機内部にある計数機に出力して、各種入賞口18,19等ごとに予め割り当てられている所定数の遊技球を計数機から上受け皿14に払い出させる機能の他、様々な機能を有している。その詳細については順次後述する。
さらに、遊技領域11には、前記誘導レール21とは別に、その内側に沿ってレール22が設けられている。かかるレール22は、遊技球が最初の落下過程で何れの入賞口18,19等にも入賞しなかった場合に、当該遊技球を前記アウト口20に入る前に受けて所定の高さ位置まで導いてから再び落下させるためのものである。ここで「所定の高さ位置」とは、具体的には例えば各種の入賞口18,19のうち少なくとも何れか一つが存在する高さ位置である。
レール22は、前記誘導レール21と同様に細幅状に湾曲して延びる薄板材からレール状に形成されており、その上端は誘導レール21の上端よりもさらに上方まで延されて配置され、下端はアウト口20の真上の位置まで延びている。ここでレール22の下端は、レール22上にて落下時の勢いが減殺されて滞留する遊技球を下方へ落下させるための球出口22aとなっている。また、レール22の上端側には、当該位置まで到達した遊技球が当たって該遊技球がレール22上から飛び出すのを防止する止釘22bが設けられている。
また、前記レール22の内側近傍に沿って、該レール22上に導かれた遊技球が入賞可能であり、該入賞に基づき遊技球を賞出するための複数の賞球付与手段30a,30b…が配設されている。各賞球付与手段30は、前記レール22の内側に沿って、本実施の形態では5個がほぼ等間隔に配設されている。詳しく言えば賞球付与手段30は、遊技球が単に通過するゲート状のいわゆるスルーチャッカーとして構成されている。
各賞球付与手段30は、最初に落下した遊技球やレール22上に導かれた遊技球が入賞(通過)し得るものであるが、遊技球の入賞を有効と認識する有効状態と、遊技球の入賞を有効と認識しない無効状態とにそれぞれ選択され、前記有効状態における遊技球の入賞に基づき遊技球を賞出するように設定されている。ここで「無効状態」とは、賞球付与手段30に遊技球が入賞できない状態か、あるいは入賞したとしても賞球を払い出さない状態をいう。
すなわち、有効状態における各賞球付与手段30に遊技球が入賞すると、前記制御手段によって検出される度に、各賞球付与手段30ごとに割り当てられた所定数の賞球が払い出されるようになっている。ここで前記制御手段の機能である賞出制御手段によって、各賞球付与手段30における遊技球の入賞し易さの度合に応じて、各賞球付与手段30ごとに割り当てられる遊技球の賞出数は異なるように制御される。かかる制御について詳しくは後述する。
また、前記制御手段の機能である有効設定手段によって、各賞球付与手段30は、遊技球の入賞を有効と認識する有効状態と、遊技球の入賞を有効と認識しない無効状態とに、それぞれ切り換え可能に設定されている。ここでの有効状態ないし無効状態の選択は、遊技球に関して予め設定される貸し出し単価に応じて行われる。かかる制御についても詳しくは後述する。
さらに、本遊技機10では、遊技領域11に、落下過程のある遊技球を受け入れて、前記レール22上に導くための導入口23および通路24が設けられている。本実施の形態では、レール22を配設した位置とは左右反対側となる遊技領域11の右側に、導入口23および通路24を配設している。導入口23および通路24は、釘の配置によって構成しても良く、その他合成樹脂、金属の板材等により構成しても良い。
導入口23および通路24を設ける位置は、遊技領域11にて最も遊技球が落下し易い箇所に設定すると良い。なお、導入口23および通路24の具体的な形状や位置、ならびに数は、それそれ適宜変更し得る設計事項であり、例えば図1に示したものより、幅を広くして構成しても良く、あるいは全長を長くしたり、2つ平行に並ぶように設けてもかまわない。
次に、本実施の第1実施の形態に係る遊技機10の作用について説明する。
図1において、遊技者が遊技球の貸し出しを受けてハンドル16を回転操作すると、遊技球が1個ずつ遊技領域11上に打ち出される。遊技球は落下しながら何れかの入賞口18,19等に入賞するか、あるいは何れかの入賞口18,19等にも入賞しなかった場合は最終的にアウト口20に入り回収される。
遊技球が何れかの入賞口18,19等に入賞すると、各種入賞口18,19等ごとに予め割り当てられている所定数の遊技球が賞出される。また、遊技球が始動入賞口18に入賞すると、遊技球が賞出される他、可変表示装置17において表示遊技が開始される。この表示遊技の結果が特定表示態様(大当たり)に確定すると、大入賞口19が所定回数を限度に繰り返し開閉する特別遊技状態が形成される。
本遊技機100によれば、遊技球が遊技領域11上に打ち出されて、最初の落下過程で何れの入賞口18,19等にも入賞しなかったとしても、当該遊技球がアウト口20に入り回収される前にレール22上に落下すると、このレール22によって、再び何れか少なくとも一つの入賞口18,19等が存在する高さ位置まで導かれる場合がある。これにより、同じ遊技球が2回遊技に使用されることになり、言い換えれば、遊技球の通常の単価が2分の1に減じると考えることができる。
このように、アウト球を受けて有効球に変換するレール22によって、アウト球を拾い直接有効球に変換することができる。ここで「アウト球」とは、遊技領域11上に打ち出された遊技球がそのまま落下し、その落下先に入賞口18,19等がなく、レール22のみを目指す遊技球という意味である。また、「有効球」とは、一旦は前記アウト球となった遊技球が、前記レール22によって最初に打ち出された遊技球に近い効力を持つに至った遊技球のことである。
レール22の上端側には、当該位置まで到達した遊技球が当たって該遊技球がレール22上から飛び出すのを防止する止釘22bがある。これにより、レール22の上端側まで到達した遊技球は止釘22bに当たって勢いが減殺されて、遊技球はレール22上を1回に限り所定の高さ位置まで導かれることになる。なお、レール22に止釘22bを設けない構成であっても、有効球は摩擦抵抗その他の抵抗を受けてレール22に至るスピードは順々に低下し、数回有効球に変換後はスピードがゼロになるので、何回も有効球になることはない。
このようなレール22によって遊技球が再び入賞口18,19等が存在する高さ位置まで導かれて、2回遊技に使用されるだけでなく、レール22の内側近傍に沿って賞球付与手段30を複数配置したことにより、レール22上から落下する遊技球は入賞口18,19等のみならず、特に賞球付与手段30に入賞し易い。かかる賞球付与手段30への遊技球の入賞に基づいても、遊技球が賞出されるため、遊技者の遊技に対する期待感を高めることができる。
レール22に沿って上下に並ぶ各賞球付与手段30は、レール22の上側に位置するものほど、遊技球がレール22に沿って高い位置までは誘導されにくい関係上、入賞し難く、レール22の下側に位置するものほど遊技球が入賞し易い。そこで、各賞球付与手段30について、遊技球の入賞し易いものほど、すなわち下側に位置するものほど、賞出数を少なく設定すれば、遊技店側と遊技者側との利益配分のバランスをうまくとることができる。
前記賞出制御手段によって、具体的には例えば、次のように賞出数を設定すると良い。1番上の賞球付与手段30Aに遊技球が入賞すると12個の遊技球を賞出する。2番目に上の賞球付与手段30Bに遊技球が入賞すると9個の遊技球を賞出する。3番目に上の賞球付与手段30Cに遊技球が入賞すると6個の遊技球を賞出する。4番目に上の賞球付与手段30Dに遊技球が入賞すると2個の遊技球を賞出する。5番目に上すなわち一番下の賞球付与手段30Eに遊技球が入賞すると1個の遊技球を賞出する。
本遊技機10において、遊技に使用する遊技球の貸し出し単価は、予め定められた複数の単価の中から任意に選択される。具体的には例えば、遊技球の貸し出し単価として、1個1円、1個2円、1個3円、1個4円の中から任意に設定することができる。ここで、有効球はレール22*上にて一番上の賞球付与手段30Aまで到達すると仮定すると共に、例えば300個の有効球が各賞球付与手段30A〜Eに均等に入賞すると仮定した場合に、前記有効設定手段によって、遊技球の貸し出し単価に応じて、各賞球付与手段30のうち次のように有効状態を選択すると良い。
これにより、1台の遊技機10で異なる遊技を実現することができる。ここで、貸し出し単価が安い場合は、有効状態にある各賞球付与手段30を少なくして遊技店の利益を保護する一方、貸し出し単価が高い場合は、有効状態にある各賞球付与手段30を多くして遊技者の利益を保護することにより、遊技者を惹き付ける魅力ある遊技店の経営が可能となる。
具体的には例えば、遊技球の貸し出し単価が1個1円の場合は、各賞球付与手段30のうち1番上から3番目までの賞球付与手段30A〜Cを無効状態として、上から4番目と5番目の賞球付与手段30D,Eを有効状態とする。かかる場合には、5番目の賞球付与手段30Eに、300個のうち150個が入賞したと想定すれば、この150個に賞出数1個を積算して150個の賞出球が得られ、4番目の賞球付与手段30Dにも、300個のうち残り150個が入賞したと想定すれば、この150個に賞出数2個を積算して300個の賞出球が得られる。従って、遊技球の貸し出し単価が1個1円の場合は、合計で150+300=450個の賞出球を得ることができる。
遊技球の貸し出し単価が1個2円の場合は、各賞球付与手段30のうち1番上と2番目の賞球付与手段30A,Bを無効状態として、上から3番目から5番目の賞球付与手段30C〜Eを有効状態とする。かかる場合には、5番目の賞球付与手段30Eに、300個のうち100個が入賞したと想定すれば、この100個に賞出数1個を積算して100個の賞出球が得られ、4番目の賞球付与手段30Dにも、300個のうち100個が入賞したと想定すれば、この100個に賞出数2個を積算して200個の賞出球が得られる。
3番目の賞球付与手段30Cにも、300個のうち残り100個が入賞したと想定すれば、この100個に賞出数6個を積算して600個の賞出球が得られる。従って、遊技球の貸し出し単価が1個2円の場合は、有効状態に選択された3つの賞球付与手段30C〜Eの合計として、100+200+600=900個の賞出球を得ることができる。この900個を球数450個で割れば、遊技球1個当たりの単価は2円となる。
遊技球の貸し出し単価が1個3円の場合は、各賞球付与手段30のうち1番上の賞球付与手段30Aだけを無効状態として、上から2番目から5番目の賞球付与手段30B〜Eを有効状態とする。かかる場合には、5番目の賞球付与手段30Eに、300個のうち75個が入賞したと想定すれば、この75個に賞出数1個を積算して75個の賞出球が得られ、4番目の賞球付与手段30Dにも、300個のうち75個が入賞したと想定すれば、この75個に賞出数2個を積算して150個の賞出球が得られる。
3番目の賞球付与手段30Cにも、300個のうち75個が入賞したと想定すれば、この75個に賞出数6個を積算して450個の賞出球が得られ、2番目の賞球付与手段30Bにも、300個のうち残り75個が入賞したと想定すれば、この75個に賞出数9個を積算して675個の賞出球が得られる。従って、遊技球の貸し出し単価が1個3円の場合は、有効状態に選択された4つの賞球付与手段30B〜Eの合計として、75+150+450+675=1350個の賞出球を得ることができる。この1350個を球数450個で割れば、遊技球1個当たりの単価は3円となる。
遊技球の貸し出し単価が1個4円の場合は、全ての賞球付与手段30A〜Eを有効状態とする。かかる場合には、5番目の賞球付与手段30Eに、300個のうち60個が入賞したと想定すれば、この60個に賞出数1個を積算して60個の賞出球が得られ、4番目の賞球付与手段30Dにも、300個のうち60個が入賞したと想定すれば、この60個に賞出数2個を積算して120個の賞出球が得られる。
3番目の賞球付与手段30Cにも、300個のうち60個が入賞したと想定すれば、この60個に賞出数6個を積算して360個の賞出球が得られ、2番目の賞球付与手段30Bにも、300個のうち60個が入賞したと想定すれば、この60個に賞出数9個を積算して540個の賞出球が得られる。一番上の賞球付与手段30Aにも、300個のうち残り60個が入賞したと想定すれば、この60個に賞出数12個を積算して720個の賞出球が得られる。従って、遊技球の貸し出し単価が1個4円の場合は、有効状態に選択された全て賞球付与手段30A〜Eの合計として、60+120+360+540+720=1800個の賞出球を得ることができる。この1800個を球数450個で割れば、遊技球1個当たりの単価は4円となる。
作用
また、遊技領域11上に、落下過程のある遊技球を受け入れて、前記レール22上に導くための導入口23および通路24を配設したから、より多くの落下途中の遊技球を、導入口23より受け入れて通路24を介して前記レール22上に強制的に導くことが可能となる。これにより、同じ遊技球が2回遊技に使用される可能性も高くなり、遊技球の単価が2分の1に減じる確率を高くすると共に、導入口23および通路24を介して落下する遊技球に勢いを付けることができ、前記レール自体の距離をより長く設定することが可能となる。
図2は、本発明の第2形態に係る遊技機10を示している。
本遊技機10では、前記レール22の下端側に、該レール22上をそのまま流下して前記アウト口20に向かう遊技球を受け取り、傍らにある入賞口33に強制的に導く入賞補助手段32を有している。入賞補助手段32は、レール22の下流端まで流下した遊技球を随時受け取り、回転駆動に伴って当該位置の傍らにある入賞口33に遊技球を入れる水車形状の部材である。
入賞補助手段32は、その外周に等間隔に並ぶ羽根を有しており、この羽根の部分に遊技球を受け取ることができる。入賞補助手段32は、図2中において時計回り方向へ回転駆動される。入賞補助手段32における羽根の数や回転数(rpm)によって、入賞口33への遊技球の入賞率を適宜調整することができる。
入賞補助手段32の羽根の数に関しては、羽根が多いほど入賞口33に入賞する遊技球の数が多くなり、逆に羽根が少ないほど入賞口33に入賞する遊技球の数が少なくなる。また、入賞補助手段32の回転数に関しては、回転数が速いと、入賞補助手段32にて拾う有効球が多くなると共に、レール22からこぼれてアウト球となる有効球が少くなくなる。すなわち、入賞口33に入賞する遊技球が多くなる。逆に回転数が遅いと、入賞補助手段32にて拾う有効球が少なくなると共に、レール22からこぼれてアウト球となる有効球が多くなる。すなわち、入賞口33に入賞する遊技球が少なくなる。
このような第2形態に係る遊技機10によれば、前記レール22上をそのまま流下してアウト口20に向かう遊技球を、前記レール22より受け取り入賞口33に強制的に導く入賞補助手段32を有するから、前記レール22で受けれられた遊技球をなおさら遊技上有効に活用することができる。そして、入賞補助手段32の羽根の数や回転数(rpm)によって、入賞口33への遊技球の入賞率を適宜調整し、前述した遊技球の貸し出し単価に対応させることができる。
具体的には例えば、遊技球の貸し出し単価が1個1円であり、各賞球付与手段30のうち1番上から3番目までの賞球付与手段30A〜Cを無効状態として、上から4番目と5番目の賞球付与手段30D,Eを有効状態とした場合には、入賞補助手段32の回転数を2rpmとする。
また、遊技球の貸し出し単価が1個2円であり、各賞球付与手段30のうち1番上と2番目の賞球付与手段30A,Bを無効状態として、上から3番目から5番目の賞球付与手段30C〜Eを有効状態とした場合には、入賞補助手段32の回転数を3rpmとする。
また、遊技球の貸し出し単価が1個3円であり、各賞球付与手段30のうち1番上の賞球付与手段30Aだけを無効状態として、上から2番目から5番目の賞球付与手段30B〜Eを有効状態とした場合には、入賞補助手段32の回転数を4rpmとする。
さらに、遊技球の貸し出し単価が1個4円であり、全ての賞球付与手段30A〜Eを有効状態とした場合には、入賞補助手段32の回転数を4rpmと最も速く設定する。以上のように入賞補助手段32の回数を、遊技球の貸し出し単価に応じて変化させることによって、遊技球の貸し出し単価として1円〜4円により精緻に対応することができる。
図3は、本発明の第3実施の形態に係る遊技機10を示している。
本遊技機10では、前記第1実施の形態に係る遊技機10における導入口23の傍らに、発射された遊技球の全てが導入口23に導かれるか、または始動入賞口18に入賞するように、前記止釘22bに加えて障害釘25を配置したものである。なお、第1実施の形態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略する。
図4は、本発明の第4実施の形態に係る遊技機10を示している。
本遊技機10では、前記第1実施の形態に係る遊技機10における通路24の傍らに、導入口23または始動入賞口18に入らない遊技球はできる限りアウト球となるように、前記止釘22bに加えて障害釘26を配置したものである。なお、第1実施の形態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略する。
図5は、本発明の第5実施の形態に係る遊技機10を示している。
本遊技機10では、前記第1実施の形態に係る遊技機10と同様の構成において、レール22の上端側に止釘22bを設けることなく、代わりに有効球用の障害釘群27を配置しものである。
このような第5実施の形態に係る遊技機10によれば、止釘22bの代わりに設けた障害釘群27によって、有効球の飛ぶ力を抑えることにより、有効球が再度導入口23に入ることを防止することができる。なお、第1実施の形態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略する。
図6は、本発明の第6実施の形態に係る遊技機10を示している。
本遊技機10では、前記第2実施の形態に係る遊技機10と同様の構成において、レール22の上端側に止釘22bを設けることなく、代わりに有効球用の障害釘群27を配置しものである。
このような第6実施の形態に係る遊技機10によれば、前記第5実施の形態に係る遊技機10と同様に、止釘22bの代わりに設けた障害釘群27によって、有効球の飛ぶ力を抑えることにより、有効球が再度導入口23に入ることを防止することができる。なお、第2実施の形態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略する。
図7は、本発明の第7実施の形態に係る遊技機10を示している。
本遊技機10では、遊技領域11に、他の実施の形態と同様のアウト口20に相当する第1アウト口20Aとは別に、前記導入口23に入らなかった遊技球を回収する第2アウト口20Bを設けている。
このような第7実施の形態に係る遊技機10によれば、前記導入口23に入らなかった遊技球は、第1アウト口20Aあるいは第2アウト口20Bの何れかに導かれ、確実にアウト球とすることができる。なお、第1実施の形態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略する。
図8は、本発明の第8実施の形態に係る遊技機10を示している。
本遊技機10では、遊技領域11に、前記第7の実施の形態と同様の第1アウト口20Aおよび第2アウト口20Bとは別に、さらに前記導入口23に入らなかった遊技球を回収する第3アウト口20Cを設けている。
このような第8実施の形態に係る遊技機10によれば、前記導入口23に入らなかった遊技球は、第1アウト口20A、第2アウト口20B、あるいは第3アウト口20Cの何れかに導かれ、素早くアウト球として処理することができる。なお、第1実施の形態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略する。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。また、前述した実施の形態では、本発明に係る遊技機1をパチンコ機に適用した場合について説明したが、遊技機1はパチンコ機に限られず、プログラム制御されるスマートボールゲーム機、アレンジボールゲーム機といった他の遊技機にも同様に本発明を適用することができる。
また、前記実施の形態では、何れもレール22を遊技領域11の左端縁に沿って設けたが、右端縁に沿って湾曲するように配設しても良い。このように、レール22の具体的な配置レイアウトは適宜変更することができる。さらに、レール22を遊技領域11の左右の片側だけではなく、両側に一対配設しても良い。
また、前記実施の形態では、各賞球付与手段30をスルーチャッカーとして構成したが、入賞した遊技球を取り込む入賞口であって、いわゆるチューリップ型の開閉可能な賞球付与手段として構成しても良い。このように賞球付与手段の具体的な構成は、遊技球が入賞し得る形態であれば、どのようなものでも良く、何れの構成であっても、入賞が検出されると、検出される度に所定数の賞球が払い出されることになる。
また、前記各実施の形態における制御に加えて、他に例えば、前述した可変表示装置17での表示遊技における大当たり確率、大当たり時の賞球数、大当たり時の入賞個数、あるいは可変表示装置17において可変表示する図柄の個数等の調整を加味して、遊技店側と遊技者側との利益配分のバランスをうまくとることができる。
例えば、遊技球の貸し出し単価が1個4円の場合は、可変表示装置17における表示遊技の大当たり確率を250分の1と高く設定する一方、遊技球の貸し出し単価が1個1円の場合は、可変表示装置17における表示遊技の大当たり確率を350分の1と低く設定すると良い。
また、遊技球の貸し出し単価が1個4円の場合は、表示遊技で大当たりとなった際の大入賞口19の開閉により得られる賞球数を1700個と少なく設定する一方、遊技球の貸し出し単価が1個1円の場合は、表示遊技で大当たりとなった際の大入賞口19の開閉により得られる賞球数を2400個と多く設定すると良い。
1台の遊技機において、遊技球の貸し出し単価を1個1円から1個4円と変更した場合に、この遊技球の貸し出し単価に応じた複数の遊技を実現する場合に、特に適用することができる。
10…遊技機
11…遊技盤面
12…遊技盤
13…ガラス枠
14…上受け皿
15…下受け皿
16…ハンドル
17…可変表示装置
18…始動入賞口
19…大入賞口
20…アウト口
20A…第1アウト口
20B…第2アウト口
20C…第3アウト口
21…誘導レール
22…レール
22a…球出口
22b…止釘
23…導入口
24…通路
25…障害釘
26…障害釘
27…障害釘群
30…賞球付与手段
32…入賞補助手段
33…入賞口

Claims (6)

  1. 遊技領域に、打ち出された遊技球が落下過程で入賞可能な各種の入賞口と、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収するアウト口と、を有する遊技機において、
    遊技球が最初の落下過程で何れの入賞口にも入賞しなかった場合に、当該遊技球を前記アウト口に入る前に受けて所定の高さ位置まで導いてから再び落下させるレールと、
    前記レールの内側近傍に沿って複数配置され、該レール上に導かれた遊技球が入賞可能で、遊技球の入賞を有効と認識する有効状態と有効と認識しない無効状態にそれぞれ選択され、前記有効状態における遊技球の入賞に基づき遊技球を賞出する賞球付与手段と、
    前記各賞球付与手段における遊技球の入賞し易さの度合に応じて、各賞球付与手段ごとに割り当てられる遊技球の賞出数を異ならせる賞出制御手段と、
    遊技球に関して予め設定される貸し出し単価に応じて、前記各賞球付与手段のうち有効状態に選択するものを定める有効設定手段と、を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記レールの上端側に、当該位置まで到達した遊技球が当たって該遊技球がレール上から飛び出すのを防止する止釘を設けたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記レールの下端側に、該レール上をそのまま流下して前記アウト口に向かう遊技球を受け取り、前記入賞口の一つに強制的に導く入賞補助手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技領域に、落下過程のある遊技球を受け入れて、前記レール上に導くための導入口および通路を配設したことを特徴とする請求項1,2または3に記載の遊技機。
  5. 前記遊技領域に、前記アウト口とは別に、前記導入口に入らなかった遊技球を回収する第2アウト口を設けたことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記遊技領域に、前記アウト口および前記第2アウト口とは別に、前記導入口に入らなかった遊技球を回収する第3アウト口を設けたことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
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