JP2011188425A - 無線送受信システム、無線送受信方法、及び無線送受信システム用制御プログラム - Google Patents

無線送受信システム、無線送受信方法、及び無線送受信システム用制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線での送受信時に多量のデータが入力された際に、高速通信に要する時間を最小限にし効率的にデータを送受信することができる無線送受信システムを提供する。
【解決手段】無線通信により通信するデータの量を判定するデータ量判定部5とデータ量が予め入力された判定基準以下の場合にデータを低速で送信する低速送受信部2と前記データ量が前記判定基準より多い場合にデータを高速で送信する高速送信部3とを有するデータ入力変換部1を有する無線送受信システムであって、データ入力変換部1の高速送信部3が、空き周波数帯を検索する空き周波数帯検索機能3Bと空き周波数帯の内で多量データの送信時間を最小とする周波数帯を使用する周波数帯として決定する周波数帯決定機能3Dと、この周波数帯に対応して前記多量データを送信する高速送信機能3Aとを備える構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線での送受信システムに係り、特に、データの送信に際し、伝送周波数帯を適宜選択することにより送信時間を有効に低減し効率の良い無線送受信を行うようにした無線送受信システム、無線送受信方法、及び無線送受信プログラムに関する。
無線送受信システムにかかる関連技術の一例を図5に示す。
この図5に示す無線送受信システムは、一系統の送受信部でデータの送受信を行うように構成されており、入力されるデータを無線通信により外部に対して送信するデータ入力変換手段101と、このデータ入力変換手段101から送信されるデータを予め併設された被制御装置本体121を駆動するためのデータとして受信するデータ入力変換手段101とを備えて構成されている。
この内、データ入力変換手段101は、前述した送信用のデータを入力する情報入力部104と、この情報入力部104で入力した送信用のデータを所定周波数の搬送波で変調しアンテナ101aを介して外部へ送信する無線送受信部102と、この無線送受信部102の動作を制御する制御部103とを備えている。
ここで、この制御部103は、予め装備したクロック部105の出力であるクロック信号に同期して、その制御動作が実行されるようになっている。
又、データ入力変換手段101は、外部から所定の情報を受信して処理する送受信機能を備えたものとなっている。
更に、データ出力変換手段111は、前述したデータ入力変換手段101から無線送信されるデータをアンテナ111aを介して受信し復調して前記データを取り出す無線通信部112を備えている。そして、この復調された前記データは、前述した被制御装置本体121へと送られ、駆動用として利用されるようになっている。
又、前記無線送受信システムに関する他の関連技術としては、下記特許文献1乃至特許文献4が知られている。
この内、特許文献1には、大容量コンテンツを蓄積した高速配信コンテンツサーバと、この高速配信コンテンツサーバと接続された専用線と、前記コンテンツサーバに接続されたインターネットバックボーンと、加入者が使用する端末と、端末に接続された高速通信路及び低速通信回線と、高速付加サービスセンタとを備え、高速付加サービスセンタは専用線及びインターネットバックボーンから伝送された下りデータを、データのヘッダによる属性及び/又はデータ容量、データ量等に関する振分け条件に従い、高速通信路又は低速通信回線のいずれかに伝送することを特徴とするシステムが開示されている。
特許文献2には、常時接続されている低コストな低速通信方式および接続コストの高い高速通信方式との2種類の通信方式を有する端末装置の通信制御方式が開示されている。この通信制御方式は、低速通信制御手段は低速通信方式により通信を行い、高速通信制御手段は高速通信方式により通信を行い、通信データ量計測手段は一定時間当たりの通信データ量を測定し、回線制御手段は通信データ量に応じて高速通信方式による通信の接続と切断とを行うことを特徴としている。
特許文献3には、アンテナスイッチが複数のダイオードからなる高周波スイッチであり、切替制御信号により無線通信方式Aまたは無線通信方式Bのいずれかを選択し、アンテナを介して基地局との間でメッセージの送受信を行うシステムが開示されている。この特許文献3の記載にあって、CPU(中央演算装置)は、通常ダイオードをオフ(OFF)とするアンテナスイッチの制御を行い、各無線通信方式の受信電界のモニターレベルが所定のレベル未満の時にのみ、当該無線通信方式を選択する切り替え制御を行うできることを特徴としている。
特許文献4には、空中線と、第1の無線部と、第1の無線部からの第1の低周波信号を入力して音声信号を処理する音声信号処理部と、第2の無線部と、第2の無線部からの第2の低周波信号を入力して音声信号を処理する音声信号処理部と、空中線からの高周波信号を第1の無線部に接続するか第2の無線部に接続するかを選択する切替回路とを備えることにより、2つの無線通信方式の送受信を1台の無線通信機で行うので、1台で2役の有効利用ができるシステムが開示されている。
特開2002−27009 特開平5−114913 特開2005−20444 特開平5−304495
しかしながら、図5に示した無線通信に関する技術では、無線通信が行える距離は、アンテナを含めた送信パワー、受信感度及び搬送波の周波数で決定される。その中で搬送波の周波数が低い場合は、低い送信パワーで通信距離を長くすることができる反面、変調して送ることができるデータ量が少ないという欠点がある。これに対して、同じ距離を高い周波数での搬送波を使って通信する場合は、データ通信速度を速くできるという利点があるが反面、送信パワーを高くする必要があり、消費電力が多くなるという欠点がある。
上記の欠点を解決する技術として、特許文献1と特許文献2には、データに関する振分け条件に従い、入力されたデータに最適な通信路である高速通信回線又は低速通信回線のいずれかを用いて前記データを伝送することを特徴とするシステムが開示されている。しかし、高速通信回線の単位時間当たりに通信できる情報量が固定されているため、大量データの高速送信に際しては、データ量に比例した送信時間を要することとなり、効率的に送受信することができないという不都合があった。
又、特許文献3と特許文献4に関しては、振り分け条件により、二つの通信回線の内、一つを選択する技術が開示されており、前述した図5の関連技術が備えている不都合を、そのまま備えたものとなっている。
[発明の目的]
本発明は、上記課題を改善するために成されたもので、特に、多量のデータの無線送信に際し、データ受信側が短時間で当該多量のデータを利用できるようにするために、高速通信回線を利用して当該多量のデータを短時間で効率的に送受信することを可能とする無線送受信システム、無線送受信方法、及び無線送受信プログラムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる無線送受信システムは、
外部入力されるデータを無線通信により送信するデータ入力変換部と、このデータ入力変換部から送信される前記データを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部とを備えて成る無線送受信システムにおいて、前記データ入力変換部が、データの量の大小を予め設定された判定基準に基づいて判定するデータ量判定部と、前記データ量が前記判定基準以下である旨前記データ量判定部が判断した場合に前記データを低速で送信する低速送受信部と、前記データ量が前記判定基準より多いと前記データ量判定部が判断した場合に前記データを高速で送信する高速送信部とを備えた構成とし、前記データ出力変換部が、前記低速送受信部と通信する低速通信部と、前記高速送信部と通信する高速通信部とを備えた構成とし、前記データ入力変換部の前記高速送信部が、複数の空き周波数帯を検索する空き周波数帯検索機能と、前記複数の空き周波数帯の内の前記データの送信時間を最小とする周波数帯を特定する周波数帯決定機能とを備えていることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる無線送受信方法は、
外部入力されるデータを無線通信により送信するデータ入力変換部と、このデータ入力変換部から送信される前記データを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部とを備えて成る無線送受信システムにあって、前記データの量の大小を前記データ入力変換部のデータ量判定部が予め設定された判定基準に基づいて判定し、前記データ量が前記判定基準以下と判定された場合に前記データを低速で前記データ入力変換部の低速送受信部がデータ出力変換部へ低速で送信し、前記データ量が前記判定基準より多いと判定された場合に前記データを前記データ入力変換部の高速送信部がデータ出力変換部へ高速で送信し、前記高速送信部による前記データの高速送信に先立って、前記高速通信に使用する空き周波数帯を前記高速送信部が検索し、この検索により前記複数の空き周波数帯が検索された場合には、その内で前記データの送信時間を最小とする周波数帯を使用周波数帯として高速送信部が特定することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる無線送受信システム用制御プログラムは、
外部入力されるデータを無線通信により送信するデータ入力変換部と、このデータ入力変換部から送信される前記データを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部とを備えて成る無線送受信システムにあって、前記データの量の大小を予め設定された判定基準に基づいて判定するデータ量判定機能、前記データ量が前記判定基準以下と判定された場合に、前記データを前記データ入力変換部に予め設定された低速送受信部を介して前記データ出力部へ低速送信するデータ低速送信制御機能、前記データの量が前記判定基準より多いと判定された場合に前記データを前記データ入力変換部に予め設定された高速送信部を介して前記データ出力部へ高速送信するデータ高速送信制御機能、前記データ高速送信制御機能による前記データの高速通信に際しては、予め前記高速通信に使用する空き周波数帯を当該高速送信部を介して検索する空き周波数帯検索制御機能、およびこの検索により複数の空き周波数帯が検索された場合に、その内で前記データの送信時間が最小となる周波数帯を使用周波数帯として特定する使用周波数帯特定機能、をプログラム化しコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする。
本発明は、多量のデータを対象とした高速通信に際し、上述したように送信時間を最小にする周波数帯を選定し使用するようにしたので、高速通信に要する時間を有効に低減することができ、周波数帯の有効利用を可能とすることができ、更に消費電力を少なくすることができるという優れた効果を有する無線送受信システム、無線送受信方法、及び無線送受信プログラムを提供できる。
本発明にかかる無線送受信システムの第1の実施の形態を示すブロック図である。 図1に開示した第1実施形態における無線送受信システムの動作を示すフローチャートである。 図1に開示した第1の実施形態の製品での実施例を示すブロック図である。 本発明の無線送受信システムの第2の実施形態を示すブロック図である。 本発明の無線送受信システムの第3の実施形態を示すブロック図である。 関連技術における一系統の送受信部でデータの送受信を行う無線送受信システムの例を示すブロック図である。
[第1の実施形態]
以下、本発明に係る無線送受信システムの第1実施形態を、図1乃至図2に基づいて説明する。
(全体の構成)
まず、本発明の第一の実施形態について、その基本的構成内容を説明する。
本第1実施形態の無線送受信システムは、図1に示すように、データが入力されると共にこのデータを無線通信で送信するデータ入力変換手段1と、このデータ入力変換手段1からの前記データを受信する送受信機能を備えたデータ出力変換手段11とを備えている。このデータ出力変換手段11には、当該データ出力変換手段11が受信した前記データを有線通信を介して取り込み利用する被制御装置本体21とが併設されている。
このデータ出力変換手段11が受信するデータは、例えば、音声、画像といったデータである。前述したデータ入力変換手段1は、例えば、音声と画像を発信可能な携帯プレーヤであり、データ出力変換手段11は、例えばこの音声と画像を受信する受信機であり、被制御装置本体21は、テレビ受像機である。
この内、データ入力変換部1は、無線通信により通信するデータの量を判定するデータ量判定部5と、前記データ量が予め設定された判定基準以下と前記データ量判定部5が判断した場合に前記データを低速で送信する低速送受信部2と、前記データ量が前記判定基準より多いと前記データ量判定部5が判断した場合に前記データを高速で送信する高速送信部3とを備えている。又、データ出力変換部11は、前記低速送受信部2と通信する低速通信部12及び前記高速送信部3と通信する高速通信部13を備えている。
更に、前記データ入力変換部1の前記高速送信部3が、空き周波数帯を検索する空き周波数帯検索機能3Bと、前記空き周波数帯の内で前記多量データの送信時間を最小とする周波数帯を使用する周波数帯として決定する周波数帯決定機能3Dと、前記周波数帯に対応して前記多量データを送信する高速送信機能3Aとから構成されている。
以下、これをさらに詳細に説明する。
データ入力変換手段1は、前述したように外部入力されるデータを取り込む情報入力部6と、この入力されるデータのデータ量の大小を予め特定された判定基準に従って判定するデータ量判定部5と、このデータ量が判定基準より少ない場合に稼動する低速送受信部2と、このデータ量が判定基準以上の場合に稼動する高速送信部3と、この各送受信部を選定しその動作を指令する主制御部4とを備えている。
即ち、主制御部4は、データ量が判定基準よりも少ない旨前記データ量判定部5によって判定された場合に前述した低速送受信部2にその動作を指令し、データ量が判定基準以上である旨前記データ量判定部5によって判定された場合に前述した高速送信部3にその動作を指令する送受信部用動作指令機能を備えている。
ここで、低速送受信部2は、前述したように主制御部4の動作指令によって稼動し、送信データ(少量データ)を所定周波数の搬送波で変調しアンテナ1aを介して外部へ発信(送信)する機能を備えている。又、高速送信部3は、前述したように主制御部4の動作指令によって稼動し、送信データ(大量データ)を所定の高い周波数の搬送波で変調しアンテナ1bを介して外部へ発信(送信)する機能を備えている。
前述した主制御部4は、予め併設されたクロック部7から出力される所定周期のクロックに同期して作動し、この同期速度に基づいて前述した各構成要素を同一のタイミングで駆動制御するように構成されている。
これにより、上記データ入力変換手段1は、入力されたデータ量のが少ない場合は低速で、又多い場合は高速で、それぞれデータ出力変換手段11と無線通信によりデータの送受信を相互に可能とする構成となっている。
ここで、前述した送信するデータとこのデータの量が少ないか多いかの判定基準については、これをオペレータによって外部入力するように構成してもよい。又、このデータの量の判定基準は、データを低速送受信部2で送信に要すると想定される時間が許容されうる範囲であるか否かを基準にしてもよい。更に、この情報入力部6については、具体的には、オペレータが直接操作するキーボードやマウスと入力状況を表示する液晶ディスプレイ、及び大規模のデータを記録している光ディスク機器や磁気記憶ディスク機器の入力デバイスおよび他のコンピュータへと接続できる機器により構成するようにしてもよい。これにより、送信するデータを入力し、データ量を判定する判定基準を容易に可変設定することができる。
ここで、主制御部4は、使用する搬送波の周波数帯の情報を高速送信部3から受け取り低速送受信部2へ送る。これにより、前記データを実際に低速送信するか高速送信するかの指示がそれぞれの送受信部へ自動的に伝達されるようになっている。
ここで、前述した各送受信部2,3について、更に詳述する。
低速送受信部2は、主制御部4の動作指示と前記データを受け、前記データを所定の周波数の搬送波で変調し低速送受信アンテナ1aを介してデータ出力変換手段11へ送信する低速送受信機能2Aと、高速送信部3が動作する場合に、高速送信部3が決定した搬送波の使用周波数帯の情報をデータ出力変換手段11へ送信する周波数帯情報送信機能2Bとを有している。データ出力変換手段11は、この決定された周波数帯の情報に基づいて、前記データを受信する準備を行う。
この内、低速送受信機能2Aは、主制御部4の動作指示と前記データを受け、前記データを所定の周波数の搬送波で変調し低速送受信アンテナ1aを介してデータ出力変換手段11へ送信する。又、周波数帯情報送信機能2Bは、高速送信部3が動作する場合に、高速送信部3が決定した搬送波の使用周波数帯の情報をデータ入出力変換手段11へ送信する。これにより、前記少量データは、低速通信で無線送信され、前記使用周波数帯の情報がデータ出力変換手段11に送付される。
高速送信部3は、主制御部4の動作指示と前記データを受け、前記データを所定の周波数の搬送波で変調し高速送信アンテナ1bを介してデータ出力変換手段11へ送信する。
高速送信部3は、高速でデータを送受信する高速送信機能3Aと、利用可能な複数の周波数帯を検索する空き周波数帯検索機能3Bと、前記多量データの送信にかかる算定時間を前記空き周波数帯の情報に基づいて算定する送信時間算定機能3Cと、前記複数の周波数帯の内、算定された送信時間が最小な周波数帯を使用周波数帯として決定する機能を有する周波数帯決定機能3Dとから構成されている。これにより、前記多量データを送信する送信時間を最小にする使用周波数帯を決定することができる。
この内、空き周波数帯検索機能3Bは、現在利用可能な空き周波数帯を検索する。検索された複数の周波数帯の情報は、伝送時間算定機能3Cへ伝達される。
送信時間算定機能3Cは、空き周波数帯検索機能3Bにより検索された複数の周波数帯における前記データを送信するに要する時間を、前記空き周波数帯の情報から単位時間に送信可能な情報量を算定し、前記空き周波数帯での前記データの送信時間を前記情報量に基づいて算定する。そして、この算定した時間を周波数帯決定機能3Dに伝達する。
周波数帯決定機能3Dは、前記空き周波数帯の内、送信に要する時間を最小とする周波数帯を選定し、この使用する周波数帯として決める。又、使用する周波数帯の情報を制御部5を通して低速送受信部2Bへ送る。これにより、前記多量データを送信する送信時間を最小にする周波数帯を決定することができる。
高速送信機能3Aは、周波数帯決定機能3Dで決定された使用する周波数帯で前記データを所定の周波数の搬送波で変調し高速送信アンテナ1bを介してデータ出力変換手段11へ送信する。これにより、前記多量データは、高速通信で無線送信される。
クロック部7は、主制御部4を低速送受信部2と高速送信部3とを同期させる。これにより、主制御部4は低速送受信部2及び高速送信部3と、同期して情報のやり取りを行うことができる。
一方、データ出力変換手段11は、低速通信アンテナ11aを介して受信した前記データを取り出す低速通信部12と、高速通信アンテナ11bを介して受信した信号を復調して前記データを取り出す高速通信部13と、高速通信部13に受信動作を制御する動作制御部14とを有している。
この内、低速通信部12は、低速送受信部2から前記データが送信された際には、低速通信アンテナ11aを介して受信した信号を復調して前記データを取り出して、当該データを動作制御部14を通して被制御装置本体21に送信する。又、低速通信部12は、データ入力変換手段1の低速送受信部2から送信された前記使用周波数帯の情報を受信し、動作制御部14に送信する(周波数帯使用情報伝達機能)。これにより、動作制御部14は、この情報に基づいて高速通信部13に高速受信の指示を出し、高速通信部13は、高速受信の待ち受け状態に入ることができる。
又、高速通信部13は、データ入力変換手段1の高速送信機能3Aと高速通信する。そのため、高速送信機能3Aが送信する前記多量のデータを、高速送信機能3Aが使用する周波数帯に合わせて高速通信する機能を備えている。この高速通信部13は、動作制御部14から受信する前記周波数帯の情報に基づいて、高速送信機能3Aから送信される前記データを受信する準備を行う(周波数帯可変設定機能)。そして、高速受信アンテナ11bを介して受信した前記信号を復調して前記データを取り出して、動作制御部14を通して被制御装置本体21に送信する。これにより、データ出力変換手段11は、高速通信により、前記多量のデータをより迅速に受信することができる。
低速通信アンテナ11aは低速送受信アンテナ1aから発信された信号を受信する。又、高速通信アンテナ11bは高速送信アンテナ1bから発信された信号を受信する。これにより、データ出力変換部11は前記データ入力変換部1から出力される信号を受信することができる。
動作制御部14は、データ出力変換部11側にあって、低速通信部12及び高速通信部13の各動作を制御し、低速通信部12と高速通信部13とにより復調された前記データを被制御装置本体21へ送信する。又、動作制御部14は、低速通信部12から前記周波数帯の情報を受けそれを高速通信部13に伝達する。これにより、低速通信部12、高速通信部13と被制御装置本体21とのそれぞれの間での情報のやり取りを行うことができるようになる。
被制御装置本体21は、データ出力変換手段11の動作制御部14から前記データを受け取り、このデータを利用する。この被制御装置本体21は、受信したデータ、例えば、映像を表示し音楽を発信するディスプレイやスピーカで構成されている。これにより、オペレータにより、データ入力変換手段1に入力された前記データを、被制御装置本体21で利用することができるようになる。
(全体の動作)
次に、本実施形態の全体的な動作を、図2に基づいて説明する。ここで、図2は、図1に開示した本実施形態における動作を示すフローチャートである。
最初に、本実施形態における基本的な動作を説明し、続いて、全体的な動作を説明する。
データ入力変換部1は、情報入力部6が送信用のデータを入力し(データ入力工程)、無線通信により、データ入力変換部1の低速送受信部2からデータ出力変換部11の低速通信部12へ少量のデータを低速で送信する(ステップS202/少量データ送信工程)。又、データ入力変換部1の前記高速送信部3は、データ出力変換部11の高速通信部13へ多量のデータを高速で送信する(ステップS113/多量データ送信工程)。
上記の各データの送信を行うため、前記データを前記データ入力変換部が入力した際に(データ入力工程)、入力されたデータの量を、データ入力変換部1のデータ量判定部4が判定し(ステップS102/データ量判定工程)、前記データ量が予め入力された判定基準以下と前記データ量判定部4が判断した場合には前記データを低速でデータ入力変換部1の低速送受信部2が送信する(ステップS202/少量データ送信工程)。又、前記データ量が前記判定基準より多いと前記データ量判定部4が判断した場合には、空き周波数帯を前記高速送信部3の空き周波数帯検索機能3Bが検索し(ステップS104/周波数帯検索工程)、前記空き周波数帯の内で前記多量データの送信時間を最小とする周波数帯を使用周波数帯として前記高速送信部3の周波数帯決定機能3Dが特定し(ステップS106/周波数帯決定工程)、前記周波数帯に対応して前記多量データを前記データ入力変換部1の前記高速送信部3が送信する(ステップS112/多量データ送信工程)。
次に、全体的な動作を図2に基づいて詳細に説明する。
データ入力変換部1とデータ出力変換部11との間で前記データの通信を行う前に、予め、データ入力変換部1とデータ出力変換部11との間及び低速送受信部2と低速通信部12との間で同期を取り、データ出力変換部11の低速通信部12を、待ち受け状態に設定する。
次に、上述したように、データ入力変換部1の情報入力部6に、前記データが入力される(ステップS101/データ入力工程)。そして、この入力されたデータの量が、予め設定された判定基準以下(少量データ)であるか或いは判定基準より多い(多量データ)かをデータ量判定部5が判定する(ステップS102/データ量判定工程)。
次に、入力されたデータをデータ量判定部5が、多量データと判断した場合は、高速通信の準備を行う(ステップS103からステップS110まで)。その各ステップを説明する。
入力されたデータが多量データである場合、このデータ量判定部5による判定結果を主制御部4が受ける。そして、この判定結果を基に主制御部4が、高速送信部3に動作指令を出し、高速送信部3が動作工程に入る(ステップS103/高速送信部動作工程)。
そして、高速送信部3内の空き周波数帯検索機能3Bが稼動し、複数の空き周波数帯を検索する。(ステップS104/周波数帯検索工程)。この検索された複数の各空き周波数帯において送信に要する時間をそれぞれの前記空き周波数帯の情報に基づいて送信時間算定機能3Cが算定する(ステップS105/送信時間算定工程)。そして、これら複数の周波数帯の内、送信時間が最小となる周波数帯を使用周波数帯として周波数帯決定機能3Dが決定する(ステップS106/周波数帯決定工程)。
この使用周波数帯の情報を高速送信部3が主制御部4へ送信し、高速送信部3は、非同期の待ち受け状態に入る(ステップS107/非同期待ち受け工程)。
主制御部4が、低速受信部2の周波数帯情報送信機能2Bへ、高速送信部3が使用する周波数帯の情報を送る(ステップS108/周波数帯送信準備工程)。
この使用周波数帯の情報を、主制御部4からの指令により低速送受信部8がデータ出力変換部11へ送信する(ステップS109/周波数帯情報送信工程)。
データ出力変換部11の低速通信部12は、前記使用周波数帯の情報を受信し動作制御部14を通して高速通信部13へ送る。そして、この使用周波数帯で、高速通信部13と高速送信部3とが同期状態に入り、お互いに通信することが可能な状態に入る(ステップS110/高速通信同期工程)。
そしてデータ量判定部5が、多量データを高速送信部3へ送る(ステップS111/多量データ送信準備工程)。
即ち、高速送信部3は、多量データを、高速送信アンテナ1bを介してデータ出力変換部11へ送信する。(ステップS112/多量データ送信工程)。
この電波をデータ出力変換部11側では、高速通信部13がデータ入力変換手段1から発信される信号を高速通信アンテナ11bを介して受信し前記データに復調し、動作制御部14を通して被制御装置本体21へ有線通信で前記データを送る(ステップS113/多量データ受信工程)。
そして、高速通信終了後、高速用送受信部3と高速通信部13は、通信動作を完了する(ステップS114/通信終了工程)。そして、前記データは、動作制御部14を通して被制御装置本体21へ有線で送信され、このデータは、被制御装置本体21で活用される。
一方、入力されたデータをデータ量判定部5が、ステップS102のデータ量判定工程で前記判定基準以下の少量のデータと判断した場合は、この情報に基づいて主制御部4が低速送受信部2に動作指令を出し、低速送受信部2を動作させる(ステップS201/低速送受信部動作工程)。
主制御部4から動作指令を受けた低速送受信部2は、その低速送受信機能2Aが稼動して前述した少量のデータを低速送受信アンテナ1aを介してデータ出力変換部11へ送信する(ステップS202/少量データ送信工程)。
そして、前記データを、データ出力変換部11側では、低速通信部12が低速通信アンテナ11aを介して前述したデータを受信する(ステップS203/少量データ受信工程)。この受信されたデータは、動作制御部14を通して被制御装置本体21へ有線で送信され被制御装置本体21で活用される。
ここで、上述した動作説明において各工程で実行される内容を、プログラム化しコンピュータに実行させるようにしてもよい。
尚、本第1実施形態では、データ出力変換手段11は、データ入力変換手段1の代わりにデータ入力変換手段1が行う前記使用する周波数帯の検索、決定、及びこの周波数帯の情報の送信機能を有していてもよい。それと同時に、データ入力変換手段1は、データ出力変換手段11の代わりにこの周波数帯の情報を受信する機能を有していてもよい。これにより、データ入力変換手段1は、空き周波数帯を検索するために必要な高速通信用の電波を受信する機能を保持する必要がなく、データ出力変換手段11の構成がさらに簡素化される。
〔実施例〕
実際の製品では、本発明は、受像リモートコントローラ(以下、受像リモコンという)システムに適用できる。図3は、この受像リモコンのシステムを示すブロック図である。データ入力変換手段を内臓したリモコン1A(以下、リモコン1Aという)が、音声データ、チャンネル切り替え情報と画像データを所持し、音声データ、チャンネル切り替え情報と画像データをデータ出力変換手段11Aを通して受像機21Aに送り、受像機21Aでこれらの情報を利用する。
以下、図3に基づいて具体的に説明する。
この受像リモートコントローラ(以下、受像リモコンという)システムは、データ入力変換手段を内臓したリモコン1A((以下、リモコン1Aという)とデータ出力変換手段11Aと受像機21Aから構成されている。リモコン1Aは、たとえば半導体メモリカードを挿入できる携帯電話である。受像機21Aは、たとえば家庭用TVモニタであり、データ出力変換手段11Aは、無線送受信機能を持った機器であり、有線で家庭用TVモニタに接続されている。
リモコン1Aは、低速送受信部2、高速送信部3、低速送受信アンテナ1a及び高速送信アンテナ1bを有している。それぞれ図1の第一実施形態のブロック図での低速送受信部2、高速送信部3、低速送受信アンテナ1a及び高速送信アンテナ1bと同等の機能を有している。その他の構成もデータ入力変換手段1と同等であり同じ動作をする。リモコン1Aは、音声と受像機21Aのチャンネル切り替え情報及び画像を送信する。
データ出力変換手段11Aは、低速通信部12と高速通信部13と低速通信アンテナ11aと高速通信アンテナ11bを有している。それぞれ図1の第一実施形態のブロック図での低速通信部12、高速通信部13、低速通信アンテナ11a及び高速通信アンテナ11bと同等の機能を有している。その他の構成もデータ出力変換手段11と同じである。その他の構成もデータ出力変換手段11と同等であり同じ動作をする。
又、受像機21Aは、被制御装置本体21に相当する。
動作としては前述した全体の動作と同じ動作を行う。リモコン1Aが、音声データ及びチャンネル切り替え情報を送る場合は、低速信号にて送り、画像データを受像機21Aに送る場合は、高速信号で送る。
音声データ及びチャンネル切り替え情報を低速信号で送信することにより、消費電力を低減できる。又、画像データを送信時間を最小にする周波数帯で高速信号で送信することにより、画像データをリモコン1Aが送信してから、受像機21A長時間待たずに当該多量のデータを利用することができるという優れた効果を得ることができる。
(第1実施形態の効果)
本第1実施形態は、上述したように構成され機能するので、これによると、多量のデータを対象とした高速通信する際には、送信時間が最小になるように周波数帯決定機能3Dが複数の空き周波数帯の内より使用周波数帯を選定し決定するようにしたので、高速通信時間を有効に低減することができ、周波数帯の有効利用をすることができる。更に、少量データを対象とした低速通信では、消費電力を少なくすることができる。
このように、本実施形態は、データを無線送信する際に、消費電力を少なくすることができ高速通信時間を有効に低減することができるという優れた効果を得ることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明にかかる第2の実施の形態を図4に基づいて説明する。
図4は、本発明による無線送受信システムの第2の実施形態を示すブロック図である。この図4では、前述した第1の実施形態における図1と同一部分には同一符号を付している。本第2の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は下記である。
高速送信機能3Aの代わりに、高速送信機能3Aが有する高速送信機能に加えて高速で受信する機能を備えた高速送受信機能31Aが設置され、それに伴い高速送信部3に代わり、高速送受信機能31Aを備えた高速送受信部31が設置されている。
高速通信部13の代わりに、高速通信部13が有する高速受信機能に加えて高速で送信する機能を備えた高速通信部13Aが設置されている。
それ以外の構成は、図1の第1の実施形態と同じとなっている。
これにより、本第2実施形態では、前記データ出力変換手段1が前述したデータ入力変換手段11と同等の送信機能を有すると共に前記データ入力変換手段1が前述したデータ出力変換手段11と同等の受信機能を有するようにしたので、相互にデータを送受信することができるようになり、お互いが保持するデータを送受信し各々が利用することが可能となるという優れた効果を有する。
その他の構成及び作用効果は前述の第1実施形態と同等となっている。
[第3の実施形態]
次に、本発明にかかる第3の実施の形態を図5に基づいて説明する。
図5は、本発明による無線送受信システムの第3の実施形態を示すブロック図である。この図5では、前述した第1の実施形態における図1と同一部分には同一符号を付している。本第3の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は下記である。
本第3の実施形態では、低速送受信アンテナ1aと低速通信アンテナ11aの間の無線電波が通過する空間に、導電体部30が配置されている。それ以外の構成は、図1の第1の実施形態と同じとなっている。
この導電体部30が、低速用電波を案内し伝播するようにする。これにより伝送中の電波の損失が低減され、低速通信中の消費電力を非常に低減することができるという優れた効果を有する。
その他の構成及び作用効果は前述の第1実施形態と同等となっている。
上述した各実施形態については、その新規な技術的内容の要点をまとめると、以下のようになる。
尚、上記の実施形態の一部又は全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1)
外部入力されるデータを無線通信により送信するデータ入力変換部と、このデータ入力変換部から送信される前記データを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部とを備えて成る無線送受信システムにおいて、
前記データ入力変換部が、データの量の大小を予め設定された判定基準に基づいて判定するデータ量判定部と、前記データ量が前記判定基準以下である旨前記データ量判定部が判断した場合に前記データを低速で送信する低速送受信部と、前記データ量が前記判定基準より多いと前記データ量判定部が判断した場合に前記データを高速で送信する高速送信部とを備えた構成とし、
前記データ出力変換部が、前記低速送受信部と通信する低速通信部と、前記高速送信部と通信する高速通信部とを備えた構成とし、
前記データ入力変換部の前記高速送信部が、複数の空き周波数帯を検索する空き周波数帯検索機能と、前記複数の空き周波数帯の内の前記データの送信時間を最小とする周波数帯を特定する周波数帯決定機能とを備えていることを特徴とする無線送受信システム。
(付記2)
付記1に記載の無線送受信システムにおいて、
前記高速送信部が、前記周波数帯の特定に際しては、前記各空き周波数帯の情報に基づいて単位時間に送信可能な情報量をそれぞれ算定すると共に、これに基づいて前記送信データの送信時間を各周波数帯毎に算定する送信時間算定機能を有することを特徴とする無線送受信システム。
(付記3)
付記2に記載の無線送受信システムにおいて、
前記データ入力変換部の低速送受信部は、前記高速送信部が使用する周波数帯の情報を前記データ出力変換部の前記低速通信部へ送信する周波数帯情報送信機能を有し、
前記データ出力変換部の前記低速通信部は、前記高速送信部が使用する周波数帯の情報を受信すると共に予め装備した動作制御部へ伝達する周波数帯使用情報伝達機能を有し、
前記動作制御部から伝達された前記使用周波数帯を、前記高速通信部が前記高速送信部と通信する周波数として可変設定する周波数帯可変設定機能を有することを特徴とした無線送受信システム。
(付記4)
付記1乃至3の何れか1つに記載の無線送受信システムにおいて、
前記データ出力変換手段が前記データ入力変換手段と同等の送信機能を有すると共に、前記データ入力変換手段が前記データ出力変換手段と同等の受信機能を備えた構成とし、相互にデータを送受信することができる双方向通信機能を備えていることを特徴とした無線送受信システム。
(付記5)
付記1乃至4の何れか1つに記載の無線送受信システムにおいて、
前記データ入力変換手段と前記データ出力変換手段との間における低速通信側の通信空間に、前記低速送受信部と前記低速通信部との間で送受信用の電波の伝播を案内する導電体部を配設したことを特徴とする無線送受信システム。
(付記6)
外部入力されるデータを無線通信により送信するデータ入力変換部と、このデータ入力変換部から送信される前記データを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部とを備えて成る無線送受信システムにあって、
前記データの量の大小を前記データ入力変換部のデータ量判定部が予め設定された判定基準に基づいて判定し、前記データ量が前記判定基準以下と判定された場合に前記データを低速で前記データ入力変換部の低速送受信部がデータ出力変換部へ低速で送信し、前記データ量が前記判定基準より多いと判定された場合に前記データを前記データ入力変換部の高速送信部がデータ出力変換部へ高速で送信し、
前記高速送信部による前記データの高速送信に先立って、
前記高速通信に使用する空き周波数帯を前記高速送信部が検索し、この検索により前記複数の空き周波数帯が検索された場合には、その内で前記データの送信時間を最小とする周波数帯を使用周波数帯として高速送信部が特定することを特徴とする無線送受信方法。
(付記7)
付記6に記載の無線送受信方法において、
前記空き周波数帯の特定に際しては、
前記各空き周波数帯の情報に基づいて単位時間に送信可能な情報量を空き周波数帯毎にそれぞれ算定し、この算定結果に基づいて前記送信データの送信時間を各空き周波数帯毎に算定し、これらの各算定を前記高速送信部が実行することを特徴とする無線送受信方法。
(付記8)
データ入力変換部から送信されるデータを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部とを備えて成る無線送受信システムにあって、
前記高速送信部で特定された使用周波数帯に係る情報を、前記低速送受信部が前記データ出力変換部へ送信し、この情報を受信した前記データ出力変換部の前記低速通信部はこの情報を予め装備された前記データ出力変換部の動作制御部へ伝達し、前記動作制御部に伝達された前記情報に基づいて前記高速通信部が、前記高速送信部との通信を実行することを特徴とする無線送受信方法。
(付記9)
外部入力されるデータを無線通信により送信するデータ入力変換部と、このデータ入力変換部から送信される前記データを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部とを備えて成る無線送受信システムにあって、
前記データの量の大小を予め設定された判定基準に基づいて判定するデータ量判定機能、前記データ量が前記判定基準以下と判定された場合に、前記データを前記データ入力変換部に予め設定された低速送受信部を介して前記データ出力部へ低速送信するデータ低速送信制御機能、
前記データの量が前記判定基準より多いと判定された場合に前記データを前記データ入力変換部に予め設定された高速送信部を介して前記データ出力部へ高速送信するデータ高速送信制御機能、
前記データ高速送信制御機能による前記データの高速通信に際しては、予め前記高速通信に使用する空き周波数帯を当該高速送信部を介して検索する空き周波数帯検索制御機能、
およびこの検索により複数の空き周波数帯が検索された場合に、その内で前記データの送信時間が最小となる周波数帯を使用周波数帯として特定する使用周波数帯特定機能、
をプログラム化しコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする無線送受信システム用制御プログラム。
(付記10)
付記9に記載の無線送受信システム用制御プログラムにおいて、
前記空き周波数帯の特定に際しては、前記各空き周波数帯の情報に基づいて単位時間に送信可能な情報量を空き周波数帯毎に算定する送信情報量算定機能、
およびこの算定結果に基づいて前記送信データの送信時間を各空き周波数帯毎に算定する送信時間算定機能を設け、
これらをプログラム化し前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする無線送受信システム用制御プログラム。
(付記11)
データ入力変換部から送信されるデータを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部を備えて成る無線送受信システムにあって、
前記使用周波数帯にかかる情報が前記データ出力変換部へ送られてきた場合に予め装備された低速通信部を介してこれを受信する使用周波数帯情報受信処理機能、
およびこの受信された使用周波数帯にかかる情報を予め装備された動作制御部を介して予め装備された高速通信部へ伝送し当該高速通信部と前記高速送信部との無線通信を実行可能状態に設定する通信可能状態設定機能を設け、
これらをコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする無線送受信システム用制御プログラム。
本発明は、映像と音声データを所有している家庭内の一映像プレイヤがこのデータを無線で送信し、家庭内の各部屋に設置された各受信機が前述したデータを受信し、このデータを各々の受像機が設置されている部屋の各テレビ受像機に有線で送信し、このテレビ受像機で再生するといったシステムに利用できる。
1 データ入力変換部
2 低速送受信部
3 高速送信部
5 データ量判定部
11 データ出力変換部
12 低速通信部
13 高速通信部
2A 低速送受信機能
2B 周波数帯情報送信機能
3A 高速送信機能
3B 空き周波数帯検索機能
3C 送信時間算定機能
3D 周波数帯決定機能
41A 導電体部

Claims (10)

  1. 外部入力されるデータを無線通信により送信するデータ入力変換部と、このデータ入力変換部から送信される前記データを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部とを備えて成る無線送受信システムにおいて、
    前記データ入力変換部が、データの量の大小を予め設定された判定基準に基づいて判定するデータ量判定部と、前記データ量が前記判定基準以下である旨前記データ量判定部が判断した場合に前記データを低速で送信する低速送受信部と、前記データ量が前記判定基準より多いと前記データ量判定部が判断した場合に前記データを高速で送信する高速送信部とを備えた構成とし、
    前記データ出力変換部が、前記低速送受信部と通信する低速通信部と、前記高速送信部と通信する高速通信部とを備えた構成とし、
    前記データ入力変換部の前記高速送信部が、複数の空き周波数帯を検索する空き周波数帯検索機能と、前記複数の空き周波数帯の内の前記データの送信時間を最小とする周波数帯を特定する周波数帯決定機能とを備えていることを特徴とする無線送受信システム。
  2. 請求項1に記載の無線送受信システムにおいて、
    前記高速送信部が、前記周波数帯の特定に際しては、前記各空き周波数帯の情報に基づいて単位時間に送信可能な情報量をそれぞれ算定すると共に、これに基づいて前記送信データの送信時間を各周波数帯毎に算定する送信時間算定機能を有することを特徴とする無線送受信システム。
  3. 請求項2に記載の無線送受信システムにおいて、
    前記データ入力変換部の低速送受信部は、前記高速送信部が使用する周波数帯の情報を前記データ出力変換部の前記低速通信部へ送信する周波数帯情報送信機能を有し、
    前記データ出力変換部の前記低速通信部は、前記高速送信部が使用する周波数帯の情報を受信すると共に予め装備した動作制御部へ伝達する周波数帯使用情報伝達機能を有し、
    前記動作制御部から伝達された前記使用周波数帯を、前記高速通信部が前記高速送信部と通信する周波数として可変設定する周波数帯可変設定機能を有することを特徴とした無線送受信システム。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載の無線送受信システムにおいて、
    前記データ出力変換手段が前記データ入力変換手段と同等の送信機能を有すると共に、前記データ入力変換手段が前記データ出力変換手段と同等の受信機能を備えた構成とし、相互にデータを送受信することができる双方向通信機能を備えていることを特徴とした無線送受信システム。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の無線送受信システムにおいて、
    前記データ入力変換手段と前記データ出力変換手段との間における低速通信側の通信空間に、前記低速送受信部と前記低速通信部との間で送受信用の電波の伝播を案内する導電体部を配設したことを特徴とする無線送受信システム。
  6. 外部入力されるデータを無線通信により送信するデータ入力変換部と、このデータ入力変換部から送信される前記データを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部とを備えて成る無線送受信システムにあって、
    前記データの量の大小を前記データ入力変換部のデータ量判定部が予め設定された判定基準に基づいて判定し、前記データ量が前記判定基準以下と判定された場合に前記データを低速で前記データ入力変換部の低速送受信部がデータ出力変換部へ低速で送信し、前記データ量が前記判定基準より多いと判定された場合に前記データを前記データ入力変換部の高速送信部がデータ出力変換部へ高速で送信し、
    前記高速送信部による前記データの高速送信に先立って、
    前記高速通信に使用する空き周波数帯を前記高速送信部が検索し、この検索により前記複数の空き周波数帯が検索された場合には、その内で前記データの送信時間を最小とする周波数帯を使用周波数帯として高速送信部が特定することを特徴とする無線送受信方法。
  7. 請求項6に記載の無線送受信方法において、
    前記空き周波数帯の特定に際しては、
    前記各空き周波数帯の情報に基づいて単位時間に送信可能な情報量を空き周波数帯毎にそれぞれ算定し、この算定結果に基づいて前記送信データの送信時間を各空き周波数帯毎に算定し、これらの各算定を前記高速送信部が実行することを特徴とする無線送受信方法。
  8. データ入力変換部から送信されるデータを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部とを備えて成る無線送受信システムにあって、
    前記高速送信部で特定された使用周波数帯に係る情報を、前記低速送受信部が前記データ出力変換部へ送信し、この情報を受信した前記データ出力変換部の前記低速通信部はこの情報を予め装備された前記データ出力変換部の動作制御部へ伝達し、前記動作制御部に伝達された前記情報に基づいて前記高速通信部が、前記高速送信部との通信を実行することを特徴とする無線送受信方法。
  9. 外部入力されるデータを無線通信により送信するデータ入力変換部と、このデータ入力変換部から送信される前記データを被制御装置駆動用として受信するデータ出力変換部とを備えて成る無線送受信システムにあって、
    前記データの量の大小を予め設定された判定基準に基づいて判定するデータ量判定機能、前記データ量が前記判定基準以下と判定された場合に、前記データを前記データ入力変換部に予め設定された低速送受信部を介して前記データ出力部へ低速送信するデータ低速送信制御機能、
    前記データの量が前記判定基準より多いと判定された場合に前記データを前記データ入力変換部に予め設定された高速送信部を介して前記データ出力部へ高速送信するデータ高速送信制御機能、
    前記データ高速送信制御機能による前記データの高速通信に際しては、予め前記高速通信に使用する空き周波数帯を当該高速送信部を介して検索する空き周波数帯検索制御機能、
    およびこの検索により複数の空き周波数帯が検索された場合に、その内で前記データの送信時間が最小となる周波数帯を使用周波数帯として特定する使用周波数帯特定機能、
    をプログラム化しコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする無線送受信システム用制御プログラム。
  10. 請求項9に記載の無線送受信システム用制御プログラムにおいて、
    前記空き周波数帯の特定に際しては、前記各空き周波数帯の情報に基づいて単位時間に送信可能な情報量を空き周波数帯毎に算定する送信情報量算定機能、
    およびこの算定結果に基づいて前記送信データの送信時間を各空き周波数帯毎に算定する送信時間算定機能を設け、
    これらをプログラム化し前記コンピュータに実現させるようにしたことを特徴とする無線送受信システム用制御プログラム。
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