JP2011186188A - 画像表示装置および画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源アレイを用いた画像表示装置における不要輻射ノイズのレベルを抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】プロジェクター10は、スクリーン90の水平方向D1に対応して複数の光源素子250を配列した光源アレイ50と、光源アレイ50から放射される放射光をスクリーン90の垂直方向D2に走査する走査部64と、複数の光源素子250の各々に駆動電流を供給するタイミングを、少なくとも二つの光源素子の間でずらして制御する発光制御部32とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を表示する画像表示装置に関する。
画像表示装置としては、表示面の第1方向(例えば、水平方向または垂直方向)に対応して複数の光源素子を配列した光源アレイを備え、光源アレイから放射される放射光を表示面の第2方向(例えば、垂直方向または水平方向)に走査することによって、表示面に画像を表示するものが知られている(特許文献1,2を参照)。このような画像表示装置における光源アレイの光源素子には、レーザーダイオード(Laser Diode:LD)、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode:OLED)などを使用することができる。一般的に、光源素子を駆動する際には、光源素子を駆動する駆動回路から不要輻射ノイズが発生する場合がある。
特開平7−20794号公報 特開2006−350108号公報
光源アレイを用いた画像表示装置では、光源アレイに配列された複数の光源素子を駆動させるにもかかわらず、不要輻射ノイズを低減させるための電磁気妨害(Electro Magnet Interference:EMI)対策について十分な検討がなされていなかった。
本発明は、上記した課題を踏まえ、光源アレイを用いた画像表示装置における不要輻射ノイズのレベルを抑制することができる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1] 適用例1の画像表示装置は、表示面に画像を表示する画像表示装置であって、前記表示面へと光を放射する複数の光源素子を前記表示面の第1方向に対応して配列した光源アレイと、前記光源アレイから放射される放射光の進行方向を変更することによって、前記表示面において前記第1方向に交差する第2方向に前記放射光を走査する走査部と、表示に用いる画像の入力を受け付ける画像入力部と、前記画像入力部に入力された画像を構成する複数の画素列に対応して、前記画素列ごとに、前記光源アレイにおける前記複数の光源素子の各々を駆動する駆動電流を制御する発光制御部とを備え、前記発光制御部は、前記画像入力部に入力された画像における一つの画素列に対応する前記光源素子の駆動電流を制御する際、前記複数の光源素子の各々に駆動電流を供給するタイミングを、少なくとも二つの光源素子の間でずらして制御することを特徴とする。適用例1の画像表示装置によれば、複数の光源素子を配列した光源アレイの駆動に必要な電流量が時間的に分散されるため、光源アレイにおける光源素子の全てに同じタイミングで駆動電流を供給する場合に比べて、光源アレイに供給される供給電流のピーク値を低減させることができる。これに伴って、光源アレイに供給される供給電流の時間変化量が縮小するため、光源アレイを駆動する際に発生する不要輻射ノイズのレベルを抑制することができる。
[適用例2] 適用例1の画像表示装置において、前記発光制御部は、前記画像入力部に入力された画像における一つの画素列に対応する前記光源素子の駆動電流を制御する際、前記光源素子に対する駆動電流の供給開始および供給終了のタイミングを、前記光源素子ごとに異なるタイミングで制御することによって、前記複数の光源素子の各々に駆動電流を供給するタイミングを、少なくとも二つの光源素子の間でずらして制御しても良い。適用例2の画像表示装置によれば、光源アレイに供給される供給電流を時間的に平準化させることができる。これに伴って、光源アレイに供給される供給電流の時間変化量が更に縮小するため、光源アレイを駆動する際に発生する不要輻射ノイズのレベルを更に抑制することができる。
[適用例3] 適用例2の画像表示装置において、前記光源素子ごとに異なるタイミングは、前記複数の光源素子において隣接する光源素子ごとに一定時間遅延したタイミングであっても良い。適用例3の画像表示装置によれば、光源素子ごとの駆動電流のタイミングのズレに起因する表示画質の劣化を抑制することができる。
[適用例4] 適用例1の画像表示装置において、前記複数の光源素子は、複数の光源素子群に区分され、前記発光制御部は、前記画像入力部に入力された画像における一つの画素列に対応する前記光源素子の駆動電流を制御する際、前記光源素子に対する駆動電流の供給開始および供給終了のタイミングを、前記光源素子群ごとに異なるタイミングで制御することによって、前記複数の光源素子の各々に駆動電流を供給するタイミングを、少なくとも二つの光源素子の間でずらして制御しても良い。適用例4の画像表示装置によれば、複数の光源素子に対する駆動電流のタイミングのズレを光源素子群ごとに容易に制御することができる。
[適用例5] 適用例4の画像表示装置において、前記光源素子群に属する複数の光源素子は、前記光源アレイ上に一定個数おきに配置された光源素子であっても良い。適用例5の画像表示装置によれば、光源素子群ごとの駆動電流のタイミングのズレに起因する表示画質の劣化を抑制することができる。
[適用例6] 適用例4または適用例5の画像表示装置において、前記発光制御部は、前記画素列を構成する複数の画素の各々に対応する複数の記憶領域に、前記画素列を表現する画素データを格納するラインバッファーと、前記ラインバッファーにおける前記複数の記憶領域を選択的に第1電路に接続する第1スイッチ回路と、前記第1電路に接続された記憶領域に格納された画素データに応じて、前記光源素子の発光量を制御する制御信号を生成し、該制御信号を第2電路に出力する信号生成回路とを含み、前記光源アレイは、前記複数の光源素子の各々に対応して設けられ、前記第2電路に選択的に接続され、前記第2電路に出力される制御信号に応じた駆動電流を前記光源素子に供給する複数の電流供給回路と、前記複数の電流供給回路を選択的に前記第2電路に接続する第2スイッチ回路とを含み、前記発光制御部は、更に、前記複数の光源素子群に対応して、前記第1スイッチ回路および第2スイッチ回路における接続を選択的に順次切り換えるタイミング信号を生成するタイミング生成回路を含むとしても良い。適用例6の画像表示装置によれば、ラインバッファーにおける複数の記憶領域の各々と、光源アレイにおける複数の光源素子の各々との間に、複数の信号生成回路がそれぞれ直接的に接続されている場合に比べ、発光制御部と光源アレイとの間の配線を簡素化することができる。
[適用例7] 適用例4または適用例5の画像表示装置において、前記発光制御部は、前記画素列を構成する複数の画素の各々に対応する複数の記憶領域に、前記画素列を表現する画素データを格納するラインバッファーと、前記ラインバッファーにおける複数の記憶領域の各々に対応して設けられ、前記記憶領域に格納された画素データに応じて、前記光源素子の発光量を制御する制御信号を生成し、該制御信号を第1電路に出力する複数の信号生成回路と、前記複数の信号生成回路に接続された第1電路の各々に接続され、前記複数の信号生成回路を選択的に第2電路に接続する第1スイッチ回路とを含み、前記光源アレイは、前記複数の光源素子の各々に対応して設けられ、前記第2電路に選択的に接続され、前記第2電路に出力される制御信号に応じた駆動電流を前記光源素子に供給する複数の電流供給回路と、前記複数の電流供給回路を選択的に前記第2電路に接続する第2スイッチ回路とを含み、前記発光制御部は、更に、前記複数の光源素子群に対応して、前記第1スイッチ回路および第2スイッチ回路における接続を選択的に順次切り換えるタイミング信号を生成するタイミング生成回路を含むとしても良い。適用例7の画像表示装置によれば、ラインバッファーにおける複数の記憶領域の各々と、光源アレイにおける複数の光源素子の各々との間に、複数の信号生成回路がそれぞれ直接的に接続されている場合に比べ、発光制御部と光源アレイとの間の配線を簡素化することができる。
[適用例8] 適用例8の画像表示方法は、表示面に画像を表示する画像表示方法であって、表示に用いる画像の入力を受け付ける画像入力工程と、前記表示面へと光を放射する複数の光源素子を前記表示面の第1方向に対応して配列した光源アレイを駆動するために、前記画像入力工程で入力された画像を構成する複数の画素列に対応して、前記画素列ごとに、前記複数の光源素子の各々を駆動する駆動電流を制御する発光制御工程と、前記光源アレイから放射される放射光の進行方向を変更することによって、前記投射面において前記第1方向に交差する第2方向に前記放射光を走査する走査工程と、を備え、前記発光制御工程は、前記画像入力工程で入力された画像における一つの画素列に対応する前記光源素子の駆動電流を制御する際、前記複数の光源素子の各々に駆動電流を供給するタイミングを、少なくとも二つの光源素子の間でずらして制御することを特徴とする。適用例8の画像表示方法によれば、複数の光源素子を配列した光源アレイの駆動に必要な電流量が時間的に分散されるため、光源アレイにおける光源素子の全てに同じタイミングで駆動電流を供給する場合に比べて、光源アレイに供給される供給電流のピーク値を低減させることができる。これに伴って、光源アレイに供給される供給電流の時間変化量が縮小するため、光源アレイを駆動する際に発生する不要輻射ノイズのレベルを抑制することができる。
本発明の形態は、画像表示装置および画像表示方法に限るものではなく、光源アレイを駆動する駆動装置、光源アレイを駆動する駆動方法など他の形態に適用することもできる。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
プロジェクターの構成を示す説明図である。 プロジェクターの光源アレイおよび合成光学系の詳細構成を示す説明図である。 光源素子に用いられる赤色レーザーダイオードの発光特性として駆動電流と発光光量との関係を示す説明図である。 光源素子に用いられる赤色レーザーダイオードの発光特性として駆動電流と素子電圧との関係を示す説明図である。 光源素子に用いられる赤色レーザーダイオードの発光デューティーに応じた発光特性を示す説明図である。 光源素子の発光デューティーを33.3%に設定した場合の画素形状を示す説明図である。 光源素子の発光デューティーを100%に設定した場合の画素形状を示す説明図である。 発光制御部および光源アレイの回路構成を示す説明図である。 プロジェクターの発光制御部が実行する発光制御処理を示すフローチャートである。 光源アレイの光源素子に供給される駆動電流を示す説明図である。 第2実施例における発光制御部および光源アレイの回路構成を示す説明図である。 第2実施例におけるプロジェクターの発光制御部が実行する発光制御処理を示すフローチャートである。 第2実施例における光源アレイの光源素子に供給される駆動電流を示す説明図である。 第2実施例における光源アレイの発光態様を示す説明図である。 第3実施例における発光制御部および光源アレイの回路構成を示す説明図である。 他の実施形態における光源アレイの光源素子に供給される駆動電流を示す説明図である。 他の実施形態における光源アレイの構成を示す説明図である。
以上説明した本発明の構成および作用を一層明らかにするために、以下本発明を適用した画像表示装置であるプロジェクター(投影装置)について説明する。
A.第1実施例:
A1.プロジェクターの構成:
図1は、プロジェクター10の構成を示す説明図である。プロジェクター10は、スクリーン90に投影された映像として画像910を表示する画像表示装置である。スクリーン90は、画像910が表示される表示面であり、映写幕であっても良いし、壁面であっても良い。本実施例では、スクリーン90は、プロジェクター10とは別体であるが、他の実施形態において、プロジェクター10と一体であっても良い。本実施例では、プロジェクター10によって表示される画像910は、1080プログレッシブの映像信号に基づくHDTV(High Definition TeleVision)規格の画像であり、第1方向である水平方向D1に1920個の画素、第2方向である垂直方向D2に1080個の画素で構成される。
プロジェクター10は、画像入力部22と、ユーザーインターフェース24と、表示制御部30と、電源部40と、光源アレイ50R,50G,50Bと、合成光学系62と、走査部64と、結像部70と、投射光学系80とを備える。プロジェクター10のユーザーインターフェース24は、プロジェクター10のユーザーとの間で情報のやり取りを実行する。プロジェクター10の電源部40は、プロジェクター10の各部に電力を供給する。
図2は、プロジェクター10の光源アレイ50R,50G,50Bおよび合成光学系62の詳細構成を示す説明図である。プロジェクター10の光源アレイ50Rは、赤色の光を放射する複数の光源素子520Rを配列した光源であり、スクリーン90に表示される画像910を表現する光の赤色成分を生成する。プロジェクター10の光源アレイ50Gは、緑色の光を放射する複数の光源素子520Gを配列した光源であり、スクリーン90に表示される画像910を表現する光の緑色成分を生成する。プロジェクター10の光源アレイ50Bは、青色の光を放射する複数の光源素子520Bを配列した光源であり、スクリーン90に表示される画像910を表現する光の青色成分を生成する。光源アレイ50R,50G,50Bの構成は、異なる色の光を放射する光源素子を備える点を除き同様であり、本実施例の説明では、光源アレイ50R,50G,50Bを総称する場合には符号「50」を用い、光源素子520R,520G,520Bを総称する場合には符号「520」を用いるものとする。
光源アレイ50における複数の光源素子520は、スクリーン90に表示される画像910における水平方向D1に並ぶ一行分の画素列に対応して配列されている。本実施例では、光源アレイ50における複数の光源素子520は直線上に配列されている。本実施例では、1080プログレッシブの水平画素数に対応して、1920個の光源素子520が光源アレイ50に配列されている。本実施例では、光源素子520は、レーザーダイオードであるが、他の実施形態において、発光ダイオードや有機発光ダイオードであっても良い。本実施例では、プロジェクター10で表示可能な光量を2000ルーメンとするために、光源アレイ50における一つの光源素子250は、1mW(ミリワット)程度の光量で発光可能に構成されている。
図3Aは、光源素子520Rに用いられる赤色レーザーダイオードの発光特性として駆動電流と発光光量との関係を示す説明図である。図3Bは、光源素子520Rに用いられる赤色レーザーダイオードの発光特性として駆動電流と素子電圧との関係を示す説明図である。図4は、光源素子520Rに用いられる赤色レーザーダイオードの発光デューティーに応じた発光特性を示す説明図である。図3Aに示すように、レーザーダイオードは、閾値電流Cth以上の駆動電流を流さなければ発光しない。図3Aおよび図3Bに示すレーザーダイオードの発光特性から、瞬時発光量を増加させ発光デューティーを低減すると、図4に示すように、平均電力消費効率を向上させることができる。この効果は、赤色レーザーダイオードに限らず、緑色レーザーダイオードや青色レーザーダイオードについても同様である。そのため、光源素子250の発光デューティーは比較的に短くすることが好ましく、本実施例では、光源素子250の発光デューティーは33.3%に設定されている。
図2の説明に戻り、プロジェクター10の合成光学系62は、光源アレイ50R,50G,50Bから放射される各色の放射光を合成する光学系である。本実施例では、合成光学系62は、四つの三角プリズムを張り合わせた直方体のダイクロイックプリズムであり、四つのプリズム側面621,622,623,624を備える。光源アレイ50R,50G,50Bからそれぞれ放射される放射光Lr,Lg,Lbは、合成光学系62のプリズム側面622,623,624にそれぞれ入射した後、合成光学系62の内部で合成され、合成光学系62のプリズム側面621から放射光Lsとして出射する。
図1の説明に戻り、プロジェクター10の走査部64は、合成光学系62から出射された放射光Lsの進行方向を変更することによって、スクリーン90における垂直方向D2に放射光Lsを走査する。本実施例では、走査部64は、往復回転可能に構成されたハーフミラーであるが、他の実施形態において、多角柱状に複数のミラーを設け回転可能に構成された多角柱状ミラーであっても良いし、回転可能に設けられたプリズムであっても良い。
図5Aは、光源素子250の発光デューティーを33.3%に設定した場合の画素形状PXを示す説明図である。図5Bは、光源素子250の発光デューティーを100%に設定した場合の画素形状PXを示す説明図である。図5Aおよび図5Bの各々には、画素列ごとに明暗を変化させた画像910の一部分として、第m(mは自然数)画素列、第(m+1)画素列、第(m+2)画素列における画素形状PXを図示し、明るい画素を表現する画素形状PXにはハッチングを施した。光源素子250からの放射光Lsによるスポット光PLは、慣性によって連続的に動作する走査部64によって垂直方向D2へと走査されるため、スポット光PLの軌跡である画素形状PXは、スポット光PLを垂直方向D2に伸張した形状となる。図5Aおよび図5Bに示すように、発光デューティー33.3%の画素形状PXは、発光デューティー100%の場合よりも、垂直方向D2への伸張比率が少なくなり、垂直方向D2の解像度が向上する。このように、解像度向上の観点からも、光源素子250の発光デューティーは比較的に短くすることが好ましい。
図1の説明に戻り、プロジェクター10の結像部70は、画像910の中間像として走査部64によって走査される放射光Lsを一旦結像させる光学系である。プロジェクター10の投射光学系80は、結像部70に結像された中間像をスクリーン90に投射する。本実施例では、投射光学系80は、フロントレンズ,ズームレンズ,マスタレンズ,フォーカスレンズなどの複数のレンズを配列した投射レンズユニットであるが、投射レンズユニットに限るものではなく、非球面レンズ,拡大レンズ,拡散ガラス,非球面ミラー,反射ミラーの少なくとも一つを用いて、光源アレイ50からの放射光をスクリーン90に反射させる光学系であっても良い。また、プロジェクター10は、結像部70や投射光学系80を備えることなく、走査部64によって走査される放射光Lsを直接的にスクリーン90に投射する構成であっても良い。
プロジェクター10の画像入力部22は、表示に用いる画像の入力を受け付け、入力された画像に基づく映像信号を表示制御部30に出力する。本実施例では、画像入力部22は、DVDを始めとする記録媒体の再生信号に基づく入力画像や、放送局からの放送信号に基づく入力画像、データ通信による通信信号に基づく入力画像など種々の入力画像を受け付け可能である。本実施例では、画像入力部22は、入力画像に基づく1080プログレッシブの映像信号を表示制御部30に出力する。
プロジェクター10の表示制御部30は、光源アレイ50および走査部64を制御することによって、画像入力部22から出力される映像信号に基づく画像910をスクリーン90に描画する。表示制御部30は、発光制御部32と、走査制御部38とを備える。表示制御部30の発光制御部32は、画像入力部22から出力される映像信号に基づいて、画像910を構成する水平方向D1に沿った複数の画素列に対応して、画素列ごとに、光源アレイ50における複数の光源素子250の各々を駆動する駆動電流を制御する。表示制御部30の走査制御部38は、画像910における画素列の位置に対応してスクリーン90における垂直方向D2の適切な位置に光源アレイ50からの放射光が走査されるように、画像入力部22から出力される映像信号に基づいて、合成光学系62の回転位置を制御する。本実施例では、表示制御部30における発光制御部32および走査制御部38の各機能は、表示制御部30の電子回路がその物理的な回路構成に基づいて動作することによって実現されるが、他の実施形態において、CPUがソフトウェアに基づいて動作することによって実現されても良い。
図6は、発光制御部32および光源アレイ50の回路構成を示す説明図である。発光制御部32は、ラインバッファー322と、タイミング生成回路324と、複数のD/A変換回路327とを備える。発光制御部32のラインバッファー322は、画像910の一行分の画素列を構成する複数の画素の各々に対応する複数の記憶領域323を備え、画像入力部22から出力される映像信号に基づいて、画像910の一行分の画素列を表現する画素データを複数の記憶領域323に格納する。本実施例では、1080プログレッシブの水平画素数に対応して、1920個の記憶領域323がラインバッファー322に設けられている。本実施例では、画像入力部22から出力される映像信号には、映像データと、画素クロックと、水平同期信号とが含まれ、ラインバッファー322は、水平同期信号を契機に、画素クロックのタイミングに応じて、映像データとして連続的に出力される複数の画素データを複数の記憶領域323に順次格納する。
発光制御部32における複数のD/A変換回路327は、ラインバッファー322における複数の記憶領域323の各々に対応して設けられ、スイッチ321を介して電気的に開閉可能にそれぞれ接続されている。D/A変換回路327は、スイッチ321によって記憶領域323と電気的に接続されると、記憶領域323に格納された画素データに応じて光源アレイ50における光源素子520の発光量を制御する制御信号を生成する信号生成回路である。本実施例では、光源アレイ50における光源素子520には、光源素子520に流れる駆動電流を調整可能なMOSトランジスタ510が電気的に直列に接続され、そのMOSトランジスタ510のゲート端子には、発光制御部32のD/A変換回路327が電気的に接続されており、D/A変換回路327は、記憶領域323に格納された画素データに応じて、MOSトランジスタ510のゲート電圧を制御する制御信号を生成する。発光制御部32のタイミング生成回路324は、記憶領域323とD/A変換回路327との間に設けられたスイッチ321の各々に電気的に接続され、スイッチ321の開閉動作を指示するタイミング信号をスイッチ321毎に出力する。
A2.プロジェクターの動作:
図7は、プロジェクター10の発光制御部32が実行する発光制御処理(ステップS100)を示すフローチャートである。発光制御処理(ステップS100)は、画像910における一行分の画素列に対応する光源素子520の駆動電流を制御する処理である。本実施例では、画像入力部22から出力される映像信号に含まれる水平同期信号を契機に、発光制御部32は、発光制御処理(ステップS100)を開始する。プロジェクター10の発光制御部32は、発光制御処理(ステップS100)を開始すると、画像910における一行分の画素列に対応する画素データをラインバッファー322に格納する(ステップS102)。一行分の画素列に対応する画素データをラインバッファー322に格納した後(ステップS102)、発光制御部32は、タイミング生成回路324を用いて、光源素子520に対する駆動電流の供給開始および供給終了のタイミングを、光源素子520毎に異なるタイミングで制御する(ステップS104)。
図8は、光源アレイ50の光源素子520に供給される駆動電流を示す説明図である。図8には、複数の光源素子520の各々に供給される駆動電流の時間変化を、光源アレイ50における複数の光源素子520の配列順に上段から図示した。図8には、複数の光源素子520の総数を「n」(本実施例では、n=1920)として、第1駆動電流から第n駆動電流を図示した。図8の最下段には、電源部40から光源アレイ50全体に供給される電源電流SC1の変化を図示し、比較例として、複数の光源素子520の全てに同じタイミングで駆動電流を供給した場合の電源電流SC2の変化を併せて図示した。図8に示す例では、第m画素列の表示期間に供給される駆動電流は、第(m+1)画素列の表示期間に供給される駆動電流よりも大きく、一行分の画素列毎に、複数の光源素子520の全てに同じ大きさの駆動電流が供給される様子を示すが、実際には、映像データに基づいて各駆動電流の大きさは決定される。本実施例では、一行分の画素列の表示期間は、表示モードに応じて6〜12マイクロ秒の間に設定される。
図8に示すように、複数の光源素子520の各々に対する駆動電流の供給開始のタイミングTs1,Ts2,Ts3,…,Ts(n−1),Tsnは、複数の光源素子520において隣接する光源素子520毎に一定時間遅延したタイミングである。複数の光源素子520の各々に対する駆動電流の供給終了のタイミングTe1,Te2,Te3,…,Te(n−1),Tenについても、複数の光源素子520において隣接する光源素子520毎に一定時間遅延したタイミングである。本実施例では、タイミングTs1は、一行分の画素列の表示期間の開始タイミングと同じであり、タイミングTenは、その表示期間の終了タイミングと同じであり、光源素子250の発光デューティーは33.3%に設定されているため、図8に示すように、少なくとも、第1駆動電流の供給タイミングと、第n駆動電流の供給タイミングとは、重なることなく時間的にずれる。本実施例では、発光制御部32は、光源素子520に対する駆動電流の供給開始および供給終了のタイミングを、複数の光源素子520において隣接する光源素子520毎に一定時間遅延したタイミングで制御するが、他の実施形態において、二つ以上の光源素子520毎に一定時間遅延したタイミングで制御しても良い。
A3.効果:
以上説明した第1実施例のプロジェクター10によれば、図8の電源電流SC1のように、複数の光源素子250を配列した光源アレイ50の駆動に必要な電流量が時間的に分散されるため、図8の電源電流SC2のように、光源アレイ50における光源素子250の全てに同じタイミングで駆動電流を供給する場合に比べて、光源アレイ50に供給される供給電流のピーク値を低減させることができる。これに伴って、光源アレイ50に供給される供給電流の時間変化量が縮小するため、光源アレイ50を駆動する際に発生する不要輻射ノイズのレベルを抑制することができる。また、電源部40の電力負荷を低減させることができるため、電源部40の回路構成を簡素化することができる。
また、発光制御部32は、光源素子250に対する駆動電流の供給開始および供給終了のタイミングを、光源素子250ごとに異なるタイミングで制御することから、光源アレイ50に供給される供給電流を時間的に平準化させることができる。これに伴って、光源アレイ50に供給される供給電流の時間変化量が更に縮小するため、光源アレイ50を駆動する際に発生する不要輻射ノイズのレベルを更に抑制することができる。
また、発光制御部32は、光源素子250に対する駆動電流の供給開始および供給終了のタイミングを、複数の光源素子250において隣接する光源素子ごとに一定時間遅延したタイミングで制御することから、スクリーン90において隣接する各画素間の表示タイミングのズレが抑制されるため、光源素子250ごとの駆動電流のタイミングのズレに起因する表示画質の劣化を抑制することができる。このように駆動電流を光源素子ごとに一定時間遅延したタイミングで制御する場合、スクリーン90における画像910が水平方向D1に対して傾斜するが、光源アレイ50、合成光学系62、走査部64の相対的な取り付け角度を調整することによって、画像910の傾斜を補正することができる。
B.第2実施例:
第2実施例のプロジェクター10は、発光制御部32および光源アレイ50の回路構成が異なる点、光源アレイ50における複数の光源素子250を発光させるタイミングが異なる点を除き、第1実施例と同様である。
図9は、第2実施例における発光制御部32および光源アレイ50の回路構成を示す説明図である。第2実施例における発光制御部32および光源アレイ50の回路構成は、ラインバッファー322、タイミング生成回路324、D/A変換回路327、MOSトランジスタ510の電気的な接続構成が異なる点を除き、第1実施例と同様である。
第2実施例では、発光制御部32における複数のD/A変換回路327の第1電路326は、第1スイッチ回路325を介して、ラインバッファー322における四つの記憶領域323に接続されている。第1スイッチ回路325は、四つの記憶領域323の各々に対応して設けられた四つのサブスイッチS11,S12,S13,S14を備え、これらのサブスイッチは、D/A変換回路327の第1電路326に電気的に接続されている。第1スイッチ回路325は、サブスイッチS11,S12,S13,S14に接続された四つの記憶領域の一つを、D/A変換回路327の第1電路326へと選択的に接続する。
第2実施例では、発光制御部32における複数のD/A変換回路327の出力が接続される第2電路328は、光源アレイ50において第2スイッチ回路505を介して四つのMOSトランジスタ510に接続されている。第2スイッチ回路505は、四つのMOSトランジスタ510の各々に対応して設けられた四つのサブスイッチS21,S22,S23,S24を備え、これらのサブスイッチは、D/A変換回路327の第2電路328に電気的に接続されている。第2スイッチ回路505は、D/A変換回路327の第2電路328を、サブスイッチS21,S22,S23,S24に接続された四つのMOSトランジスタ510の一つへと選択的に接続する。
第2実施例では、発光制御部32のタイミング生成回路324は、四つのタイミング信号線C1,C2,C3,C4に対応して四相のタイミング信号をそれぞれ出力する。四つのタイミング信号線C1,C2,C3,C4は、第1スイッチ回路325および第2スイッチ回路505の全てに共通して電気的に接続されている。タイミング信号線C1のタイミング信号は、第1スイッチ回路325のサブスイッチS11および第2スイッチ回路505のサブスイッチS21の開閉動作を指示する信号であり、タイミング信号線C2のタイミング信号は、第1スイッチ回路325のサブスイッチS12および第2スイッチ回路505のサブスイッチS22の開閉動作を指示する信号であり、タイミング信号線C3のタイミング信号は、第1スイッチ回路325のサブスイッチS13および第2スイッチ回路505のサブスイッチS23の開閉動作を指示する信号であり、タイミング信号線C4のタイミング信号は、第1スイッチ回路325のサブスイッチS14および第2スイッチ回路505のサブスイッチS24の開閉動作を指示する信号である。
第2実施例では、図9に示す電気的な接続構成によって、光源アレイ50における複数の光源素子520は、第2スイッチ回路505のサブスイッチS21に接続された第1光源素子群、サブスイッチS22に接続された第2光源素子群、サブスイッチS23に接続された第3光源素子群、サブスイッチS24に接続された第4光源素子群で構成される四つの光源素子群に区分される。本実施例では、一つの光源素子群に属する複数の光源素子520は、光源アレイ50上に四つおきに配置されている。光源アレイ50における複数の光源素子520の区分数は、四つに限るものではなく、二つ以上の光源素子群に区分しても良い。
図10は、第2実施例におけるプロジェクター10の発光制御部32が実行する発光制御処理(ステップS120)を示すフローチャートである。発光制御処理(ステップS120)は、画像910における一行分の画素列に対応する光源素子520の駆動電流を制御する処理である。本実施例では、画像入力部22から出力される映像信号に含まれる水平同期信号を契機に、発光制御部32は、発光制御処理(ステップS120)を開始する。プロジェクター10の発光制御部32は、発光制御処理(ステップS120)を開始すると、画像910における一行分の画素列に対応する画素データをラインバッファー322に格納する(ステップS122)。一行分の画素列に対応する画素データをラインバッファー322に格納した後(ステップS122)、発光制御部32は、タイミング生成回路324を用いて、光源素子520に対する駆動電流の供給開始および供給終了のタイミングを、四つの光源素子群毎に異なるタイミングで制御する(ステップS124)。
図11は、第2実施例における光源アレイ50の光源素子520に供給される駆動電流を示す説明図である。図11には、第1実施例の図8と同様に、複数の光源素子520の各々に供給される駆動電流の時間変化を、光源アレイ50における複数の光源素子520の配列順に上段から図示し、図11の最下段には、電源部40から光源アレイ50全体に供給される電源電流SC1の変化を図示した。図11に示すように、第2実施例では、光源素子250の発光デューティーは25%に設定され、四つの光源素子群に対応して一行分の画素列の表示期間を四つに分割し、第1光源素子群(タイミングTs1〜Te1)、第2光源素子群(タイミングTs2〜Te2)、第3光源素子群(タイミングTs3〜Te3)、第4光源素子群(タイミングTs4〜Te4)の順に、駆動電流が供給される。図11に示すように、四つの光源素子群毎に、駆動電流の供給タイミングは、重なることなく時間的にずれる。
図12は、第2実施例における光源アレイ50の発光態様を示す説明図である。図12には、光源アレイ50の発光態様を上段から時系列順に図示した。図12に示すように、第2実施例では、光源アレイ50は、一行分の画素列の表示期間毎に、第1光源素子群に属する光源素子520が発光する第1発光態様、第2光源素子群に属する光源素子520が発光する第2発光態様、第3光源素子群に属する光源素子520が発光する第3発光態様、第4光源素子群に属する光源素子520が発光する第4発光態様で構成される四つの発光態様を繰り返す。
以上説明した第2実施例のプロジェクター10によれば、第1実施例と同様に、光源アレイ50に供給される供給電流のピーク値を低減させることができる。これに伴って、光源アレイ50に供給される供給電流の時間変化量が縮小するため、光源アレイ50を駆動する際に発生する不要輻射ノイズのレベルを抑制することができる。また、発光制御部32は、光源素子520に対する駆動電流の供給開始および供給終了のタイミングを、四つの光源素子群ごとに異なるタイミングで制御するため、複数の光源素子520に対する駆動電流のタイミングのズレを光源素子群ごとに容易に制御することができる。また、一つの光源素子群に属する複数の光源素子250は、光源アレイ50上に一定個数おきに配置された光源素子であるため、光源素子群ごとの駆動電流のタイミングのズレに起因する表示画質の劣化を抑制することができる。また、第2実施例の回路構成(図9)によれば、第1実施例の回路構成(図6)と比べ、四つの光源素子250に対して同一の配線を共有して使い回すことにより、発光制御部32と光源アレイ50との間の配線数を減らして簡素化することができる。
C.第3実施例:
第3実施例のプロジェクター10は、発光制御部32および光源アレイ50の回路構成が異なる点を除き、第2実施例と同様である。
図13は、第3実施例における発光制御部32および光源アレイ50の回路構成を示す説明図である。第3実施例における発光制御部32は、D/A変換回路327に代えて、PWM制御回路329を備える点を除き、第1実施例と同様であり、第3実施例における光源アレイ50は、MOSトランジスタ510に代えて、スイッチ513を備える点を除き、第1実施例と同様である。発光制御部32のPWM制御回路329は、記憶領域323に格納された画素データに応じて、スイッチ513の開閉状態を制御する制御信号をパルス幅変調することによって、光源アレイ50に供給される駆動電流を制御する信号生成回路である。
以上説明した第3実施例のプロジェクター10によれば、第2実施例と同様に、光源アレイ50に供給される供給電流のピーク値を低減させることができる。これに伴って、光源アレイ50に供給される供給電流の時間変化量が縮小するため、光源アレイ50を駆動する際に発生する不要輻射ノイズのレベルを抑制することができる。また、第3実施例の回路構成(図13)によれば、第1実施例の回路構成(図6)と比べ、発光制御部32と光源アレイ50との間の配線を簡素化することができる。
D.その他の実施形態:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。例えば、第1実施例では、図8に示すように、一つの画素列を表示する表示期間を終えた後に、後続の画素列を表示する表示期間を開始したが、他の実施形態において、図14に示すように、一つの画素列を表示する表示期間を終える前に、後続の画素列を表示する表示期間を開始しても良い。図14に示す例では、先行する画素列における第n駆動電流と同じタイミングで、後続の画素列における第1駆動電流が供給される。
また、第2実施例の発光制御部32および光源アレイ50の回路構成において、第1スイッチ回路325とD/A変換回路327との位置関係を入れ替えても良い。具体的には、ラインバッファー322における記憶領域323の各々の出力にD/A変換回路327を設け、これらのD/A変換回路327の出力に第1スイッチ回路325の四つのサブスイッチS11,S12,S13,S14に接続し、D/A変換回路327の出力を第2電路328に接続する。これによっても、第2実施例と同様に、発光制御部32と光源アレイ50との間の配線を簡素化することができる。
また、第3実施例の発光制御部32および光源アレイ50の回路構成において、第1スイッチ回路325とPWM制御回路329との位置関係を入れ替えても良い。具体的には、ラインバッファー322における記憶領域323の各々の出力にPWM制御回路329を設け、これらのPWM制御回路329の出力に第1スイッチ回路325の四つのサブスイッチS11,S12,S13,S14に接続し、D/A変換回路327の出力を第2電路328に接続する。これによっても、第3実施例と同様に、発光制御部32と光源アレイ50との間の配線を簡素化することができる。
また、第2実施例および第3実施例における光源アレイ50には、第1実施例と同様に、複数の光源素子520を直線上に配列されていたが、他の実施形態において、図15に示すように、駆動電流の供給タイミングに応じて垂直方向D2に対応する位置に複数の光源素子520を配置しても良い。これによって、スクリーン90において隣接する各画素間の表示位置のズレが抑制されるため、光源素子群ごとの駆動電流のタイミングのズレに起因する表示画質の劣化を抑制することができる。
10…プロジェクター
22…画像入力部
24…ユーザーインターフェース
30…表示制御部
32…発光制御部
38…走査制御部
40…電源部
50,50R,50G,50B…光源アレイ
62…合成光学系
64…走査部
70…結像部
80…投射光学系
90…スクリーン
250…光源素子
321…スイッチ
322…ラインバッファー
323…記憶領域
324…タイミング生成回路
325…第1スイッチ回路
326…第1電路
327…D/A変換回路
328…第2電路
329…PWM制御回路
505…第2スイッチ回路
513…スイッチ
520,520R,520G,520B…光源素子
621,622,623,624…プリズム側面
910…画像

Claims (8)

  1. 表示面に画像を表示する画像表示装置であって、
    前記表示面へと光を放射する複数の光源素子を前記表示面の第1方向に対応して配列した光源アレイと、
    前記光源アレイから放射される放射光の進行方向を変更することによって、前記表示面において前記第1方向に交差する第2方向に前記放射光を走査する走査部と、
    表示に用いる画像の入力を受け付ける画像入力部と、
    前記画像入力部に入力された画像を構成する複数の画素列に対応して、前記画素列ごとに、前記光源アレイにおける前記複数の光源素子の各々を駆動する駆動電流を制御する発光制御部と
    を備え、
    前記発光制御部は、前記画像入力部に入力された画像における一つの画素列に対応する前記光源素子の駆動電流を制御する際、前記複数の光源素子の各々に駆動電流を供給するタイミングを、少なくとも二つの光源素子の間でずらして制御する、画像表示装置。
  2. 前記発光制御部は、前記画像入力部に入力された画像における一つの画素列に対応する前記光源素子の駆動電流を制御する際、前記光源素子に対する駆動電流の供給開始および供給終了のタイミングを、前記光源素子ごとに異なるタイミングで制御することによって、前記複数の光源素子の各々に駆動電流を供給するタイミングを、少なくとも二つの光源素子の間でずらして制御する、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記光源素子ごとに異なるタイミングは、前記複数の光源素子において隣接する光源素子ごとに一定時間遅延したタイミングである、請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記複数の光源素子は、複数の光源素子群に区分され、
    前記発光制御部は、前記画像入力部に入力された画像における一つの画素列に対応する前記光源素子の駆動電流を制御する際、前記光源素子に対する駆動電流の供給開始および供給終了のタイミングを、前記光源素子群ごとに異なるタイミングで制御することによって、前記複数の光源素子の各々に駆動電流を供給するタイミングを、少なくとも二つの光源素子の間でずらして制御する、画像表示装置。
  5. 前記光源素子群に属する複数の光源素子は、前記光源アレイ上に一定個数おきに配置された光源素子である、請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の画像表示装置であって、
    前記発光制御部は、
    前記画素列を構成する複数の画素の各々に対応する複数の記憶領域に、前記画素列を表現する画素データを格納するラインバッファーと、
    前記ラインバッファーにおける前記複数の記憶領域を選択的に第1電路に接続する第1スイッチ回路と、
    前記第1電路に接続された記憶領域に格納された画素データに応じて、前記光源素子の発光量を制御する制御信号を生成し、該制御信号を第2電路に出力する信号生成回路と
    を含み、
    前記光源アレイは、
    前記複数の光源素子の各々に対応して設けられ、前記第2電路に選択的に接続され、前記第2電路に出力される制御信号に応じた駆動電流を前記光源素子に供給する複数の電流供給回路と、
    前記複数の電流供給回路を選択的に前記第2電路に接続する第2スイッチ回路と
    を含み、
    前記発光制御部は、更に、前記複数の光源素子群に対応して、前記第1スイッチ回路および第2スイッチ回路における接続を選択的に順次切り換えるタイミング信号を生成するタイミング生成回路を含む、画像表示装置。
  7. 請求項4または請求項5に記載の画像表示装置であって、
    前記発光制御部は、
    前記画素列を構成する複数の画素の各々に対応する複数の記憶領域に、前記画素列を表現する画素データを格納するラインバッファーと、
    前記ラインバッファーにおける複数の記憶領域の各々に対応して設けられ、前記記憶領域に格納された画素データに応じて、前記光源素子の発光量を制御する制御信号を生成し、該制御信号を第1電路に出力する複数の信号生成回路と、
    前記複数の信号生成回路に接続された第1電路の各々に接続され、前記複数の信号生成回路を選択的に第2電路に接続する第1スイッチ回路と
    を含み、
    前記光源アレイは、
    前記複数の光源素子の各々に対応して設けられ、前記第2電路に選択的に接続され、前記第2電路に出力される制御信号に応じた駆動電流を前記光源素子に供給する複数の電流供給回路と、
    前記複数の電流供給回路を選択的に前記第2電路に接続する第2スイッチ回路と
    を含み、
    前記発光制御部は、更に、前記複数の光源素子群に対応して、前記第1スイッチ回路および第2スイッチ回路における接続を選択的に順次切り換えるタイミング信号を生成するタイミング生成回路を含む、画像表示装置。
  8. 表示面に画像を表示する画像表示方法であって、
    表示に用いる画像の入力を受け付ける画像入力工程と、
    前記表示面へと光を放射する複数の光源素子を前記表示面の第1方向に対応して配列した光源アレイを駆動するために、前記画像入力工程で入力された画像を構成する複数の画素列に対応して、前記画素列ごとに、前記複数の光源素子の各々を駆動する駆動電流を制御する発光制御工程と、
    前記光源アレイから放射される放射光の進行方向を変更することによって、前記投射面において前記第1方向に交差する第2方向に前記放射光を走査する走査工程と、
    を備え、
    前記発光制御工程は、前記画像入力工程で入力された画像における一つの画素列に対応する前記光源素子の駆動電流を制御する際、前記複数の光源素子の各々に駆動電流を供給するタイミングを、少なくとも二つの光源素子の間でずらして制御する、画像表示方法。
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